令和2年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月11日(木) 一般質問
森原 陽子 議員
(1)新型コロナウイルス感染症の対策について
①市立医療センターの対策について
②特別定額給付金について
③全世帯型の支援について
④保育について
⑤福祉現場での対策について
⑥DV等の被害の状況と対策について
(2)学校・幼稚園の再開と今後の対策について
◆8番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。どうぞよろしくお願いします。
先日、近所の老婦人にお会いいたしましたら、10万円の申請がわからなくて窓口に行ったところ、職員さんがとても親切に対応していただいたと、お礼言うといてくださいと声をかけていただきました。また、特別定額給付金にしましても、迅速な対応で届けていただいております。コロナのさなかにありましてセーフティーネットの申請手続業務初め子どもの在宅応援金の申請書送付など、一日でも早く届けようと市民の経済的な危機に対応していただいていること、また医療センターでの感染の最前線での治療、各種窓口での対応など、日々奮闘してくださっている職員の皆さんに心から感謝申し上げます。
では、質問に入ります。
初めに、新型コロナウイルス感染症の対策について質問いたします。
まず初めに、市立医療センターの対策について。
医療センターでは、現在窓口のビニールカーテンは設置されていますが、玄関での来院者の検温及び記名、待合スペースの椅子を1人置きにするなどの対策が行われておりません。先日来、いろいろな対策についてはお伺いしたのですけれども、市民からは不安の声を聞いております。
これらの疫学的根拠と来院者の感染予防の対策についてお伺いいたします。
それから、医療センターの職員は希望すればPCR検査が受けられますでしょうか。
次に、市の第1次対策の医療従事者に対する支援について質問します。
救急外来及び感染症病棟において、新型コロナウイルス感染症陽性患者及び疑い患者の診療行為に従事する職員に対して最大日額3,000円の手当を支給しますとありますが、対象者の詳しい条件についてお尋ねします。どのような勤務で給付されるのでしょうか。
コロナ感染患者に対応した看護師が自宅以外の宿泊施設の利用を希望した場合、どのように対応することになっていますか。マンション等は確保されているでしょうか。
全国的に防護服の不足が問題になりました。補正予算で補充されることになりましたが、その後、医療センターの備蓄はどのような状況ですか。
また、感染症対応の職員のメンタルケアの対策について質問いたします。
続いて、特別定額給付金について質問いたします。
現在の申請者数と給付数についてお伺いいたします。
申請手続には、高齢者のみ世帯や障害者、ひとり暮らしの人などに対して自治会や民生委員の支援をしてもらうと臨時議会のときにはご回答いただきました。
実際、どのように支援されていますか。また、一定期間が過ぎても申請がなされない場合の確認と支援の手だてについてお伺いいたします。
次に、全世帯型の支援についてお伺いいたします。
水道料の減免を求める市民の声があります。今後の対策をお考えでしょうか。水道料金の減免については、既にお伺いいたしましたので、今後の対策としてまた再問させていただきます。
次、保育につきまして質問いたします。
学童保育は国から損失補填されるとのことですが、保育園、こども園の場合はどのようになっていますか。国からの補填がない場合、損失について市はどのようにお考えでしょうか。
自粛によって休業を要請された民間保育園やこども園の職員の休業補償がない場合がありますが、市は把握されているでしょうか。また、どのように対策されているでしょうか。
続きまして、福祉現場での対策について。
介護や障害者施設での現場でコロナウイルスの感染者が発生した場合、休業や検査、再開など、市の基準はどのように定められているでしょうか。
介護や障害者施設の現場では、利用者との濃厚接触をせざるを得ない状況です。これまでどのような支援をされ、今後どのように対策されているか、お伺いいたします。
次に、DV等の被害について質問いたします。
世界的にもコロナ感染対策のステイホームにより虐待やDV被害が増加の傾向と報道されております。本市の実態は前年に比べてどのような状況でしょうかということで質問させていただきましたが、さきの議員の皆さんへの回答がありましたので、今後どのように手だてを打っていかれるのかについて質問をさせていただきたいと思います。
以上、初問といたします。よろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
江南副市長。
〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 森原議員の特別定額給付金に係るご質問にお答えをいたします。
まず、現在の申請者数と給付数でございますが、令和2年6月10日現在で、郵送、オンライン申請、窓口申請によります申請者数は3万1,496件、これは給付対象の3万4,235件の92%でございます。
そのうち申請件数の99.3%に当たる3万1,287件について、審査及び支払い手続を終えております。
昨日の新聞報道におきまして、全国の特別定額給付金の給付率について21.4%であることが掲載されておりましたが、本市においては本日の振り込み分を含めまして給付済みの特別定額給付金の総額は76億6,320万円、これは給付予定額の93.2%と、早期の審査、給付に努めているところでございます。
次に、高齢者のみ世帯や障害のある方、またひとり暮らしの方などに対する申請手続における自治会や民生委員の支援についてですが、現在のところは申請手続の案内についてZTVでの案内、市ホームページの掲載により申請方法などの周知を行っております。
既に現在までに給付対象の9割を超える方々から申請をいただいており、今後申請状況を注視しながら、自治会や民生委員などのご協力もいただきながら、申請が漏れることがないよう工夫してまいりたいと考えております。
その他5月25日付で障害のある方や介護が必要な方で独居などにより家族の支援が受けられない方への対応として、日中活動事業所、短期入所事業所、障害者生活ホーム、グループホームや居宅介護等事業所様宛てに手続に関する支援のご協力を依頼させていただいているところでございます。
次に、一定期間過ぎても申請がなされない場合の確認、また支援の手だてにつきましては、この給付金はあくまでも申請主義によるものとされております。一定期間経過した後に未提出者の方には再案内を行うとともに、自治会や民生委員等による啓発支援のご協力をいただきながら、申請漏れがないように努めてまいりたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 森原議員の新型コロナウイルス感染症の対策についてのご質問のうち、福祉現場での対策についてお答えします。
新型コロナウイルスの感染者が発生した場合の休業及び再開の判断につきましては、感染状況や施設の状況などさまざまな要件から県が判断され、保健所により要請されます。
また、検査についても同様に、その必要性については保健所において判断されることとなっています。
市としましては、各施設の状況把握に努めるとともに、県と連携を密にし、対応してまいります。
次に、各施設に対する支援につきましては、先日の岡山議員のご質問に対してお答えしましたとおり、事業所等での感染症予防対策として、国や県からの通知により予防対策、感染拡大防止、緊急事態宣言による事業所への要請などをお願いするとともに、必要な衛生用品の調査や各事業所の対応状況、利用者状況についての把握を行っております。
また、衛生用品につきましては、今般購入しますマスクは納入後、各事業所において感染拡大防止に活用いただく予定としております。
今後につきましても、現状把握に努めながら、引き続きマスクの着用、消毒の徹底、利用者や職員の健康管理などの感染予防対策の徹底を図りながら、事業実施に向け取り組みを進めてまいります。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
青木子ども健康部長。
〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 森原議員の新型コロナウイルス感染症の対策についてのご質問についてお答えいたします。
まず初めに、保育についてですが、就学前施設におきましては、2月27日の安倍首相の小学校等の臨時休校要請の発表を受け、本市では幼稚園を小・中学校と同じ文教施設として捉え、市独自に3月2日から子どもの安全を最優先として休園措置をとりました。
保育所及びこども園については、政府からの休園要請外の施設であり、保護者の就労等から保育が必要であることから、感染防止を図り、安全面に留意して原則開所といたしました。
さらに、特措法に基づく緊急事態宣言が本県にも出されたことにより、県知事からの休園要請を踏まえ、4月17日からはこども園短時部の休園並びに保育所及びこども園長時部については休園要請外施設ではありますが、制限下の情勢を踏まえて家庭保育の協力要請を行ったところでございます。
その後、措置の延長を経て、5月14日の本県における緊急事態宣言並びに県知事の休園要請の解除を受け、県内及び本市での感染状況等も踏まえて、5月25日から幼稚園及びこども園短時部は段階的に、保育所及びこども園長時部は通常保育としたところです。
そこで議員お尋ねの民間保育所、こども園の休業による損失については発生しない仕組みとなっております。内閣府子ども・子育て本部から発出された新型コロナウイルス感染症により保育所等が臨時休園した場合の子育てのための施設等利用給付などの取り扱いについての通知で、公定価格においては新型コロナウイルス感染症の影響で臨時休園等をしている場合においても、通常どおり給付を行い、施設の収入を保障することとしておられます。人件費の支出についても、これを踏まえて適切にご対応をいただくべきと考えておりますと示されております。
また、小・中、高の全国一斉休業の要請を踏まえて、学校の休校に伴い、保護者である保育士が出勤できなかった場合等が保育士の給与はどのようになるのでしょうかの問いに対しては、保育所等に対しては、通常どおり給付費を支給しますと回答されていることから、国通知に基づき、市は民間施設に減額することなく通常どおりの給付費を支払っていますので、民間施設においては休業に伴う収入減はなく、また職員の休業補償も当然適正にされているものと考えております。
なお、新型コロナウイルス感染症に関する国からの各種通知については、その都度各園所に周知していることから、各園所では通知に基づき正しく対応いただいているものと考えておるところであり、職員の休業補償に特化した実態把握はしておりません。
なお、もしも不適正な対応をされている園所を議員が把握されておられるんであれば、お教えいただければ直ちに行政指導に参りますのでよろしくお願いいたします。
次に、DV等の被害の状況と対策についてのご質問にお答えいたします。
一部了解いただいた部分もございますので、お尋ねの部分だけお答えをいたします。
本市におきましては、岩崎議員のご質問にお答えしましたとおりでございますが、この間数件の相談はありましたが、いずれもコロナ禍によるステイホームが直接原因となった新たなDVや児童虐待の相談はありませんでした。
しかし、児童虐待やDVに関する相談件数は、これまでもお答えしてきたとおり、年々増加傾向にあります。
感染状況下において、厚生労働省が児童相談所に確認した1月から3月の児童虐待件数では、前年比1割から2割強の増加となっていたという報道もある一方で、逆に減少している地域もあって、休校の長期化で発見する機会が減って、通報や情報が出にくくなっているのではないかと分析する意見もございました。
また、DVや児童虐待の増加が世界的な傾向にあるとして、国連も危機感を表明しておられます。
休業、在宅勤務、学校休校等で家族が一緒にいる時間が長くなり、先行きが見通せない中でいらついたり、長期化して終わりが見えないことから、やるせなさが高まったり、行動を制限されることでストレスがたまりやすくなり、感染への心配や、あるいは収入減少により不安が募ったり、そのはけ口として暴力が立場の弱い妻や子どもに向かいかねず、また家庭内の暴力は目が届きにくく、潜在化しやすいため、被害を深刻化させないために、感染防止対策を十分しつつ、これまでの取り組みの継続が重要と考えております。
また、過去の児童虐待による死亡事件から、DVと児童虐待には密接な関係があることも指摘されており、相談体制を拡充するため、内閣府が民間団体に委託して新たに始められたDV相談+(プラス)では、24時間体制の電話相談に加え、メール相談や初めてSNS会員制交流サイトを活用した相談もできるようになりました。
市としては、これらの相談窓口の周知やこれまでどおり感染状況下にあっても必要な相談窓口を維持して相談を受け続けることや、学校や児童相談所との連携も強め、それぞれが必要な訪問活動を引き続き行うことで、外部の人が問題を抱える家庭へのアプローチをして、早期発見、早期対応していくことが重要だと考えております。
あわせて、人との接触を極力減らすことが求められている今だからこそ、地域の連携が大切であり、日ごろから子どもたちと接してきた地域の人々のご協力が不可欠と考えておりますので、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
〔総合医療センター事務長 井田喜之君 登壇〕
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の新型コロナウイルス感染症の対策につきまして、回答させていただきます。
まず、1つ目の当院玄関での検温及び記名、待合スペースでの椅子の対応など、来院者の感染対策についてのご質問にお答えします。
当院の外来患者数ですが、これまでの平均では1日当たり900名を超える患者様が来院しておられます。
本年4月は、小児科の新規外来の受け入れを約2週間停止したことに加え、患者様ご自身が外出を控えられたこともあり、1日平均725名にまで減少いたしました。
しかし、患者様に付き添われるご家族や入院患者様の着がえを届けに来られるご家族、そして取引業者など、少なくとも1日当たり1,000名を超える方々の出入りがございます。
ご来院には、それぞれ時間差があるものの、これだけの方々が全てに当院の入り口で記名、検温いただくことや待合スペースの椅子を1つ飛ばしにご利用いただくことは、非現実的であると考えております。
新型コロナウイルス感染症の感染対策につきましては、手指衛生及びマスクの着用と3密を避けることであります。昨日の冨士谷議員のご質問でもお答えしたとおり、外来ブロックの診療科を4月に再編し、3密の緩和や患者様の間隔をあけていただくために足形マークをつけることや各受付窓口には飛沫感染防止のためのビニールカーテンの設置、椅子や手すりの清拭回数をふやしたこと、また発熱のある方や呼吸器症状のある患者様には一般の方とは別のブースでお待ちいただくことにより、感染防止に努めてきたところです。
当院がこれまで院内感染を起こすことなく来られたのは、患者様を初め当院にかかわる全ての方々の感染防止に対するご協力のおかげであると改めて感謝を申し上げます。
次に、2つ目のセンター職員が希望すればPCR検査を受けられるのかというご質問でございますが、センター職員であっても一般の方々同様、帰国者・接触者相談センターに相談の上で必要に応じて検査を行う流れとなっています。
次に、3つ目の医療センターの医療従事者に対する支援についてでございますが、これは新型コロナウイルス感染症の陽性患者及び疑い患者に接触した職員に対する特殊勤務手当として支給するもので、気管挿管や気管切開術などのエアロゾルの発生する可能性のある処置を実施した場合には、高リスクとして1日当たり3,000円を、それ以外の接触、例えばCTやレントゲン撮影、ベッドの移送などに携わった場合は低リスクとして1日当たり1,000円の手当を支給するものです。
なお、5月の支給対象としましては、高リスクの接触を行った職員が延べ152人、低リスクの接触を行った職員が延べ66人おり、支給予定総額は52万2,000円でございます。
次に、4つ目のコロナ感染患者に対応した看護師が宿泊施設を利用したいと申し出があった場合の対応についてでございますが、当院では宿泊施設にかわる施設として、職員寮である美郷寮を用意しております。
現在入居中の部屋を除き、14の部屋を一時的な宿泊施設として使うことができるように準備をしておりますが、5月末までの利用実績はございませんでした。
次に、5点目の防護服の備蓄状況でございますが、防護服、N95マスク、ゴーグル、手袋等の防護衣セットは現在約2,300の在庫があり、去る5月臨時議会においてご可決いただきました補正予算により、新たに1,700セットを購入する予定でございます。
当院は感染症指定病院であるため、国、県を通して優先的に現物が支給されていますが、油断を許さない状況であります。
最後に、感染者対応の職員メンタルケアの対策についてでございますが、総務課より看護部において相談を受けております。
具体的な相談内容としましては、感染者と接したことに対することではなく、自分が医療センターの職員であること、または感染病棟で勤務していることなどを理由に差別的な発言を受けている事案があるようで、これまでに3件の相談を受けております。
総務課、看護部で相談対応できない内容につきましては、市のこころのほっと相談や県の医療従事者専用のこころのケア専用電話などによる相談窓口を紹介し、相談していただくこととしております。
また、6月から当院独自で心理カウンセラーと委託契約を結び、職員が専門の相談員と直接相談できる体制を整えたところでございます。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
質問の途中ですが、ここで休憩します。
午前11時56分 休憩
~~~~~~~~~~~
午後1時1分 再開
○議長(片岡信博君) では、再開いたします。
質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) では、医療センターの関係について再問をさせていただきます。
現在、市内及び県内のほかの病院において、今も玄関での検温や問診をされているところもございます。常識的な対応だと考えますが、県内のほかの病院の緊急事態時における実施状況について等、ご存じでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の再問にお答えします。
県内の他の病院の検温等の状況を知っているかとの再問でございますが、当然、県内の他の病院の状況について情報等も得ていますし、当院と同規模の県内の300床以上の新型コロナ感染症陽性患者を受け入れている8病院に確認をさせていただいたところ、7病院が実施し、1病院については実施していないということでした。
実施している7病院のうち、来院者全員に検温を実施している病院については5病院で、面会者のみに実施している病院が2病院という結果でありました。
当然、全員に検温を実施している5病院のうち問診を実施しているのは4病院でありました。
当院についても、実施について検討を行いましたが、その時点では非接触型の体温計の入手のめどが立たないことと、あわせまして初問でもお答えしましたとおり、1,000名の来院者全員に検温、記名を実施するとなると、実施する場所、人の配置、それから実施することによる3密の懸念など、さまざまな課題があることから、実施については見送らせていただいたところです。
来院者の手指衛生とせきエチケットの徹底による感染防止を図ってきたところでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 私が伺った介護事業者の方のことなんですけれども、退院患者さんの迎えに入院されている階まで迎えに行った、行ってほしいと職員に言われたけれども、感染のことが心配になって玄関まで連れてきてもらったということでした。
もしも自分が無症状であるために、知らなかったら、感染源となって入ってしまったらどうするのか、また院内で図らずも無症状であるので保菌者である方と出会って自分が感染し、また自分の事業所で利用されている方に感染を広げることになったらどうするのか、そうなったら自分が事業所をやめないといけないと、物すごく怖かったというふうに言われました。
ほかにも何人かの方から、医療センターの様子が無防備で心配である、それから今回職員さんの感染が出たことに対しても、そういうことにつなげて考えるようなご発言もあったりしましたので、すごくやっぱり今の8病院のうち7病院が実施されているという検温とかの体制については、実施していただけたらというふうに思いました。
多分実施されてなかったのは一番大きい796床の病院だと思うんですけれども、ほかは医療センターと同程度のところも幾つもありました。その事業者さんとかの中には、以前の新型インフルエンザのときには陰圧テントを立てて検温されていたと。現在、それよりも厳しい状況なのになぜされないのかということで、すごく不安に映っております。
この信頼が揺らいでいるということが問題かなと思うのですけれども、病院の信頼についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
宮下総合医療センター事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明君) 私、前回の新型インフルエンザのときに発熱外来ということで陰圧テントの中で業務をしておりましたが、今回のコロナウイルスと違いまして、前回の場合は全員に非接触型体温計で検温せずに、今のような発熱がある方、自己申告等含めてですけども、そういう形で発熱者をそちらへ誘導したということはございます。
ただ、今回は他病院が行っている全員の発熱のチェックでございますが、当然腋窩の体温計とかは使えませんし、非接触型体温計は非常に品薄でございましたので、その当時は、人員のこととかは別にしてもそれはできない状況でございましたが、先週非接触型体温計が入手できましたので、まず病棟の面会者に関しては今検温して記名をしていただいて、その上で発熱の場合にはお断りするという形をとっておりますが、病院の入り口のところでの仕分けに関しましては、議員がおっしゃるように、前回の新型インフルエンザのときとはちょっと状況が違いまして、余りにも対応しなくちゃならない人数が多いということで、今現在のところは考えてはおりますけども、まだ実行できていないという状況でございます。
今現在、各部署でどのようにしたら、今現在ちょっと小康状態でございますが、第2波に備えて対応策を練っているところでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ただいま非接触型の体温計が入手できたということで、事情はわかりました。本当にきのうも子ども健康部長からも一人一人の感染予防で医療崩壊を防がないといけない、また教育長からもクラスター対策として感染源を断つ、感染経路を断つ、3密を避けるという回答をいただいておりますので、当然医療センターも考えてくださっていると思います。
ぜひ風評被害を退けるためにも、また今後の第2波、第3波に備えまして、どのような対応ができるのか、真剣にまた考えていただいた対応をお願いしたいなと思います。
はっきりと市が、医療センターが対策をされているということが市民の目にもっとはっきりわかると、安心感を持っていただけると思いますので、もしも何かあったときにもあんだけやってはったんやのになという形で見てもらうのか、やっぱりあれでは甘かったなというふうになるのかというところをぜひ何とか今後見直していただきたいなというふうに考えております。
可能な限りの予防体制を強化していただくことを要望いたしまして、次の質問に入らせていただきます。
職員のPCR検査についてお聞きいたします。
100例目は医療センターの職員でした。濃厚接触者にPCR検査を実施されたとのことですが、濃厚接触者とはどのような接触の状況の方を指し、いつ何人実施されたのか、またどのような結果であったのかをお聞きします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の再問にお答えします。
濃厚接触者の定義ですけども、こちらについては、国立感染症研究所で定義がされていまして、感染可能期間に接触した者で次の条件に該当する者ということで、感染可能期間につきましては発症2日前から陽性患者の隔離開始までの期間ということになります。
その条件につきましては、患者と同居または長時間接触のあった者、それから2つ目が適切な防護なしに診療看護等を行った者、それから3つ目が患者の汚染物質に直接触れた可能性が高い者、それからもう一つが必要な感染予防なしで患者と15分以上の接触があった者というふうになっています。
当院の看護師から感染者が出たわけですけども、その看護師についてはサージカルマスク、手袋、それからフェースシールドマスクを患者に対応するときについては常時はめていたということで、基本的には濃厚接触者となる職員、患者はいなかったということでありますが、念のためということで食事をともにしていたときに接触の可能性があったということで、2名の看護師と1名の事務員が濃厚接触者の可能性があるということでPCR検査を実施して、陰性という結果をいただきました。
それは感染が確定した22日、23日に感染が確定したと思うんですけども、5月24日にその3名の職員のPCR検査を実施して、陰性ということでありました。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 緊急事態宣言の解除近くになって本市では98、99、100例目の感染がありました。98、100例目の方の感染経路は、今ちょっとその後どうなったかわからないんですが、私がこの原稿をつくっていたときにはまだ不明でございました。職員の皆さんからの私も検査をしてほしいという要望などはなかったのでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の再問にお答えします。
今職員からPCR検査を実施してほしいという要望がなかったのかということでございますが、これまた日本環境感染学会で医療機関における濃厚接触者と感染リスクのガイドラインというか、が示されています。
マスクを着用している新型コロナウイルス感染症患者と感染可能期間中に接触のあった者ということで、についてどういう評価をするのかというところでガイドラインとして示されているんですけども、医療従事者のPPEですね、防護状態等に応じてそれぞれリスクが決められています。
陽性患者がサージカルマスクをしていた場合については、医療従事者がサージカルマスクのみをしている状態であれば低リスクで、健康観察についても自己の健康観察でいい。それから、就労制限についてはなしということで、定められていますんで、それに基づいて判断すると、ほかの職員については濃厚接触者に該当しないということでPCR検査の実施も行っておりませんし、要望についても聞いてはいませんでした。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 特別に要望はなかったということですけれども、非常に感染の不安であるとか、ある中で、その不安の状態であるとか検査を要望するとかという調査などは行われましたでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の再問にお答えします。
職員に対する調査は行っていないため、要望があったかどうかについては把握をしておりませんし、先ほども申しましたように、濃厚接触に該当する職員についてはPCR検査を実施していますので、それ以外の職員については検査の必要はなかったというふうに思っております。
○議長(片岡信博君) 再問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 現在、スポーツ選手など感染者が発生した集団においては、全員PCR検査を実施される方向にあります。来院者と職員の安心のためには感染症病棟や救急外来及び外来担当職員は一定期間ごとにPCR検査あるいは抗体検査等を受けられることが原則となるべきではないかと私は考えております。
6月8日現在、県内のPCR検査数は3件でした。今のタイミングであれば検査は可能と考えるんですけれども、せめて希望する職員は検査を受けられることが必要ではないかと思います。このことにつきましてどのようにお考えでしょうか。
○議長(片岡信博君) 宮下総合医療センター事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明君) 再問にお答えいたします。
当院では、感染症のコントロールをする医師、ICDがおりまして、厳密な判断をしております。職員に対する検査体制も、その医師を中心とした感染制御でコントロールしておりまして、必要のある者には適切に検査を受けるような指示をしておりますが、不安というだけで検査をする必要はないという判断をしております。
もちろん、職員も一般市民の方と同じで、感染に対しては不安を持っておるのは当然でございますが、我々は医療者でございます。消防士が火を怖がらないように、我々は疾病に対しては適切な対応をしていくのが当然でございますし、先ほど言われましたPCRの検査を定期的に関係部署の者全てにするとなりますと、職員数の点でも線引きが非常に難しいところもございます。
間隔にしても、PCR検査を一体どのぐらいの期間ごとに繰り返していくのか、今後ずっと、例えば2週間に1回800人をやっていくというようなことはとても物理的には無理なことでございますので、ここはちゃんと医学的な根拠に基づいて適正に必要な者に検査を受けさせるという形にしております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) では、ICDの先生の指示に従って必要のある場合に迅速に、また検査していただきますようによろしくお願いいたします。
今、PCR検査については、岩手、愛知、広島の知事など18の県の知事が早期のPCR検査をもって感染の閉じ込めをすることが有効だということを緊急提言をされております。また、私たちもそういうことについて勉強していかねばならないと思いますけれども、職員の皆さんの安全対策について今後もよろしくお願いいたします。
続きまして、新生児病棟がございます。妊婦さんのPCR検査も必要と思いますが、その点についての見解をお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
宮下総合医療センター事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明君) 新生児関連の妊婦さんのPCR検査に関してお答えいたします。
これは婦人科学会等でも必要性を言われておりまして、既に滋賀県の健康医療福祉部を中心に全県で調整中でございます。
私どもの病院は、県内にある4つの周産期母子医療センターとして、妊婦に関するPCR検査に関しては積極的に行っていこうという考えを持っております。
当然、NICU、GCU、この間できましたGCUもございますし、県も私たちも当医療センターをそういう周産期の中心的な病院であるというふうに考えておりますので、積極的に実施する方向で今後も進めていっている途中でございます。
以上です。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ありがとうございます。ぜひ早い時期に実施されることを望みます。
続きまして、市の第1次対策の医療従事者に対する支援についてお伺いいたします。
先ほど初問でお答えいただきました危険手当と言っていいのかわかりませんけれども、最大3,000円という中身についてもう少し詳しく教えてください。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の再問にお答えします。
初問でもお答えしましたとおり、救急外来におきまして、また感染症病棟におきましてCOVID-19陽性患者及び疑い患者に対する高リスクとなる処置並びに診療またはその介助を行った職員に対しまして、特別勤務手当として3,000円と1,000円を支給することとしています。
高リスクとは、エアロゾルを生じる処置をした場合やこれらの処置を実施中の病室内におおむね15分以上滞在した場合に高リスクの処置をしたということで3,000円の手当を支給することとしています。
それから、それ以外の新型コロナ陽性患者に対応した職員については1,000円を支給するということで、5月から支給をさせていただいています。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) この場合、新型コロナの患者さんに対応したということは防護服を1回着たら感染患者さんに対応したというふうに考えてよろしいでしょうか。
また、今の低リスクの方においても防護服を着てコロナの感染患者さんに対応されているということで理解はよろしいですか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
宮下総合医療センター事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明君) 新型コロナウイルス感染症患者もしくは疑い患者に対応する方法につきましては、検体をとるような非常に危険のある処置から患者さんの搬送業務、それからレントゲン撮影等、いろんなかかわりがございますが、全てがフル装備の防護服を着ているということではございません。状況にあわせて変えております。
まず、検体採取等は非常にリスクが高いため、あるいは入院患者に対する看護師とかが処置をする場合にはフル防護服で、N95マスクをしましてゴーグルもしくはフェースシールドをして、手袋は二重にしましてガウンを着て行います。
これがいわゆる完全な状態でございますが、低リスクの場合にはサージカルマスク、フェースシールド、手袋、ガウン、若干違いますけども、これで対応しております。
ということでございますが、済いません、質問はどうでした。それでよかったでしょうか。
○議長(片岡信博君) 森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) CT検査であるとかレントゲン検査の技師の方が低リスクということについてはわかりましたが、例えば4床の感染症のベッドのところに行かれる看護師さん、医師の方々は皆防護服で行かれて、それは全て高リスクと考えてよろしいでしょうか。
○議長(片岡信博君) 宮下総合医療センター事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明君) 直接患者の診療、それから看護に当たる者についてはフル装備の防護服を着ておりまして、1患者につき脱ぎ捨てで行っております。1患者について複数回、例えば1人入院していて看護師が1時間後にまた行くような場合とかは同じ服を着ていきます。処置をするたびに手袋に関しては二重手袋にしておりまして、どの処置をするにしても1処置ごとに取りかえております。
以上です。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 今、防護服の使い方についてはわかりましたけれども、フル装備で行った場合はいつでも1日当たり3,000円という理解でよろしいですか。
○議長(片岡信博君) 井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 陽性患者の入院患者に関しては、当然毎回、行くたびにフル装備の防護服を着て病室に入りますんで、高リスクということになると思います。
○議長(片岡信博君) 質問はありますか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) この特別手当の財源はどこから出ているものでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 病院事業会計の当然給与費から捻出をしております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 先日、県に問い合わせをしたんですけれども、今県が特別手当を出しておられるんです、財源として。それを出しておられるので、どの、フル装備で行かれた場合のことですけれども、低いとか高いとかを考えずにコロナ患者さんに対応された方は全て、例えば滋賀医大なら4,000円、県立総合医療センターも4,000円、彦根市の市民病院3,000円というふうに一律の対応をされているんです。
なぜこの特別手当に軽重をつけられているのかということについて、ちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の再問にお答えします。
当院でこの手当の検討をした時点ではまだ県の制度そのものができていないときでしたんで、当院でこれまでの感染症に関する特別勤務手当については290円と、1回、1日当たり290円ということで、看護師、それも看護師と看護助手のみに支給するという制度でございました。
当然、ほかの職種の方も対応に当たっていただいているんで、全職種に拡大した中で手当を創設しようということで始めましたんで、始めた、検討したときにはまだ県の制度はなかったので、こういう手当の支給形態とさせていただきました。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) わかりました。ぜひ、今県が手当てをすると言われていまして、県の職員さんもその危険手当の説明の折に、何で八幡だけこんなふうにしてはるんかなということも言っておられました。
やはり重症化したら死ぬ場合もあるという状況で、最前線で対応していただいていますので、県も手当てをすると言ってはりますので、ぜひこれは市として今まで考えていただいたことに対しては本当によかったと思いますが、ぜひ県の制度を使っていただいて、遡及していただけないかと思いますが、その点いかがでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 遡及については県にも確認をさせていただきますけども、当院で誰がいつ手当の対象となる処置を行ったかというのをさかのぼって支給するというのはちょっと今の時点では困難かなというふうに思っていますんで、5月からの分についてはそういうことが可能かどうか、県ともお話をさせていただいて、遡及できるようであれば検討していきたいというふうに思っています。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 県の制度では、確かに制度ができたのは5月28日だったと思うんですけれども、4月1日にさかのぼって皆さんの奮闘に報いるという形で遡及をすることにされていますので、ぜひ県と話し合っていただきまして、危険な中で奮闘していただいた職員の皆さんに納得できる危険手当をつけていただきますようによろしくお願いします。
再問でさせていただこうと思いましたけれども、多分3月から患者さんに対応していただいていると思いますので、ぜひこのことにつきまして4月1日から対応、その危険手当と、それからこの低リスクとか高リスクと言わずに、県の制度を利用していただいて、きちっと対応していただきますようにお願いします。
本当に大きな不安がつきまとっていたと思いますし、特に初期は防護服を脱ぐときが一番危険だというふうに私も伺っているんですけれど、着脱の仕方も十分わからず、本当に恐怖と闘って勤務されていたと伺っております。
また、県内の看護師さんの中には、常に自分が感染していないか、院内感染を起こさへんのか、家族を感染させてしまったらどうしようということで非常に緊張が続いて、すごくストレスであったということもお伺いしております。
どうか、医療も守っていただくことが必要ですが、医療従事者が身を守れるようにしてほしいという声をしっかり受けとめていただきまして、またその危険な中でモチベーションが保てるように手当てしていただきますようによろしくお願いいたします。
次に、ストレスの問題についてお伺いいたします。済いません、もう一つ戻ります。
感染病棟に応援に行った看護師の方にはこのような特別手当が出るということは当然なんですけれども、担当部署に残った看護師さんも応援に行った看護師さんの分までお仕事が残ると。医療センター全体でこのコロナ感染対策に対して頑張ってくださっているわけですけれども、その点について配慮がされているのか。部署全体に何らかの手当てがされるべきと思うんですけれども、医療センターとしてはどのように処遇されていますでしょうか。教えてください。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 再問にお答えさせていただきます。
応援に出した部署の職員に対しても何らかの手当を出される必要があるんではないかということでありますが、当院の感染症病床につきましては4床でありまして、基本的には4人以上の患者が入院されることはございません。
入院患者があった場合については、あらかじめ当番制で決めている担当の部署から1名のみを応援を出していただいていることから、応援を出した部署において多忙化するというようなことはないというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ないと思われるということもお伺いしましたが、今後また職員の意見を十分に聞いていただきたいなと思います。
続きまして、これまでに宿泊施設のことは利用がなかったというふうにお伺いいたしました。先ほど紹介していただきましたこの美郷寮というのは、ビジネスホテル程度の設備は整っているのでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 森原議員の再問にお答えします。
ビジネスホテル程度の部屋になっているのかということでございますが、基本的にはこれまで看護師の寮として使用していた部屋になりますんで、エアコンについては設置されていますが、その他の冷蔵庫なりテレビというのはございませんが、当然無料で使っていただきますんで、そこは各自で用意をしていただくというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありますか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 居住空間として整備されていたもので、しかも長い間空き室になっているという状況です。本当にくたびれて感染症の方に対応して帰ってこられる場所として適切かどうか、またこの辺についてもぜひ職員の皆さんの意見を聞いていただきまして、県においても宿泊費を含めて1日1万円までは手当てするというふうになっていると思いますので、ぜひ前向きな検討をお願いいたします。
続きまして、これまでのメンタルケアについてお伺いいたしました。
相談体制もとっていただき、また心理カウンセラーの配置を考えていただいているということで、大変うれしく思います。
心理カウンセラーの勤務条件はどのようになっていますでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 6月からということで、ちょっと日程については覚えておりませんが、6月については2回、午後から来ていただく予定をしています。
1人当たりの相談時間については、基本的に50分ということで考えております。3人から4人、1日に3名から4名の相談を受けていただくということで契約を結ばさせてもらっています。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) このように勤務していただけるということはありがたいことですけれども、まだまだたくさんの職員がいらっしゃる中では十分でない面もあるかと思います。担当部署とかで不安とか、また不満に対してもあるかと思うんですけれども、そういうことを表出できて共有できる場所とかはつくっておられるのでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 再問にお答えします。
相談できる場所の設定ということであろうかと思いますけども、基本的には看護部の職員それぞれ担当部署に看護長がおりますので、それぞれの部署ごとに月1回なり詰所会というのを実施していただいています。
そうした中で、悩みの相談であったり日々の業務の中で看護長がスタッフからいろんな相談を受けているというふうに伺っていますんで、改めてそういった場所を設けるということも必要かと思いますけども、今後この心理カウンセラーさんについてはずっと、今だけではなくて今後も来ていただくというふうに考えていますんで、そういった場を利用していただければというふうに思っております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 相談機能もつくっていただいていて、詰所の会議も持っていただいているということでした。きっとまた、カウンセラーさんがおいでになったら、こういう危険な場所での働き方についてどのような体制が必要かなどアドバイスをしていただけるものと思いますので、ぜひまた心のケアを広げていただきますようにお願いします。
医療センターの職員の安全を守るということでは、市民の安全を守るということでありますし、今後検査体制の確立や資機材の確保、納得のいく勤務条件の整備を求めまして、次の質問に移ります。ありがとうございました。
続きまして、特定定額給付金について先ほどご回答いただきました。今までお願いをいろいろさせていただいていましたけれども、さまざまな方法で周知していただき、また迅速に給付していただいていること、また申請主義であるということですけれども、未提出の方に対してきめ細やかな手だてを打っていただいていることについて、大変安心いたしました。近江八幡市の本当に迅速な対応に対して市民の一人として感謝申し上げたいと思います。
再度、申請書の郵送をするというふうに先ほどご回答いただきましたが、いつごろを今のところ予想されているかだけお伺いしてもよろしいでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
益田総務部長。
◎総務部長(益田卓弥君) 森原議員の再問にお答えをいたします。
前回の議会でもお答えをいたしましたように、申請期間は3カ月ということでございますので、先ほど副市長からも答弁ありましたが、既にもう9割以上申請をなされております。
日ごとに郵送申請も届いておりますので、まだ実際のところ5月25日から、まだ2週間、3週間程度でございますので、ラスト1カ月ぐらいまでは一旦申請状況を注視した中で、それを見た中で再案内を出したいというように思っております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ありがとうございます。
申告が困難な方ほど給付を必要とされているとも考えられます。どうか最後の一人まで受け取っていただけますように、今後ともよろしくお願いいたします。
続きまして、全世帯型の支援について。
水道料金の減免については先日来お伺いいたしました。再問につきましては、今私たち日本共産党といたしまして県水の購入の単価を下げるように県に交渉しております。残念ながら、減額には至っていませんけれども、もしも県水の単価が下がったというようなことになりました場合、水道料金の引き下げということは可能でしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
乾水道事業所長。
◎水道事業所長(乾直樹君) 森原議員の再問にお答えいたします。
本市におきましては、配水量の7割弱を県企業庁から受水で賄っておりまして、受水料金を支払っております。
仮に県企業庁が受水料金を減免等されるようなことがありましたら、本市といたしましても当然減免等については検討していかなければならないと考えます。
ただし、ちょっと減免等実施するに当たりましては、料金システムの一部改修などに少し時間をいただくことになりますので、直ちに実施することはできませんのでご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ありがとうございます。その折にはどうかよろしくお願いします。
続きまして、保育現場については回答ありがとうございました。安心いたしました。
続きまして、福祉現場の対応について再問させていただきます。
保育と並び大きな社会福祉の場所なんですけれども、介護や障害者施設では感染対策としての利用抑制や自粛のために多くの事業所が減収になっています。国や県からの補填はあるのでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 森原議員の再問にお答えをいたします。
現状を申し上げさせていただきます。
障害福祉施設につきましては、今般の新型コロナウイルスの対応に伴いまして、感染拡大予防の観点から、事業所に通所することが困難で在宅による支援がやむを得ないと市町村が判断した場合は、在宅ワークでの支援についても通常提供しているサービスと同等のサービスを提供しているものとして報酬の対象となるということになっておりまして、この部分につきましては減収とはならないということになります。
しかしながら、短期入所や居宅介護につきましては、サービスを提供して初めて報酬が得られるというものでございますので、新型コロナウイルスの拡大によりまして減収となる場合もあろうかと思います。
次に、介護保険サービスの事業所につきましては、感染拡大予防の観点から、通所介護事業所等に通所しないでご自宅への訪問によるサービス提供や電話による安否確認などを行われた場合はサービス提供となるということで、介護報酬の対象となりますので、こちらにつきましても減収ということにはなりません。
なお、6月1日付の厚生労働省の通知では、通所サービスや短期入所等では、特例として介護報酬の算定について上乗せができるという仕組みの通知も出されているところでございます。
しかしながら、議員のご質問にもありましたように、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴います利用者の減少に対する補填という、国の補填という制度はございません。
しかしながら、高齢者や障害者の方、ご本人の心身の維持、それからそのご家族の生活を継続していくということの観点から、事業所の継続的な運営ができるよう、国や県に対しまして制度についての要望をしていきたいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 感染予防のマスクとか消毒液等の購入、また確保にすごく苦心をしておられます。特に、訪問介護などでは利用者さんへの訪問ごとにマスクや手袋が必要ということで、衛生用品の資材費の負担が大きくなっております。
今回、市の購入のマスクは配付していただくというふうに伺っておりますけれども、マスクだけではありませんので、何とかこの減収になっている事業所さんへの補助金等の支給はできないものかと考えますが、この辺についていかがでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 森原議員の再問にお答えをいたします。
障害福祉施設のうち地域活動支援センターと日中一時支援事業所につきましては、国の1次補正におきまして両事業所の受け入れ態勢強化等事業ということで、新型コロナウイルス感染拡大予防のための消毒液などの経費を補助するということになっておりまして、市としても対応しているところでございます。
また、介護サービス事業所につきましては、入手が困難となっていますアルコール消毒液につきまして、介護サービス事業所が優先購入できるようにということで、県が各事業所の必要数を調査しておりまして、市が取りまとめて報告しているところでございます。
また、マスクや手袋につきましては、4月、5月に県からも配付がされておるところです。
また、県におきまして、今後マスクや手指用アルコール消毒液等の衛生用品を購入された際の補助を検討されていると伺っておりますので、県と連携の上、事業所等へ情報提供していきたいというふうに考えております。
今、国の第2次補正予算案の中にも、介護サービス事業所、それから障害福祉サービス事業所に対しまして感染対策を徹底した上でのサービス提供ができるよう、感染症対策に要する物品購入支援等が示されておりますので、詳細については今後注視してまいりたいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ありがとうございます。
本当に今社会インフラとして危険な中頑張っておられますので、どうかまた各事業所への市からの支援も考慮していただいて、対策を検討していただきますようによろしくお願いいたします。
続きまして、DV等の被害についてはお伺いいたしましたので、今後学校や職場が再開する中で、被害を受けている方からのSOSが発信しやすくなると考えられておりますが、今後の対策についてお伺いしたいと思います。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
初問でもお答えしましたように、いかなる感染下におきましても、そういう虐待であったりとかDVというのは未然の防止、また起こった場合については適切に速やかに対応するということが大原則でございますので、命に直結する極めて重要な問題でございますので、引き続き関係機関と連携をとりながら、今まで以上に連携をとりながら取り組んでいくとともに、この環境下におきましても国からも都度通知が出ています。
そのことも踏まえまして、関係機関だけじゃなくて、初問でもお答えしましたが、地域も含めていろんな外部の方の目がやっぱり非常に重要やと思っていますんで、その部分も含めて地域全体でそういうことをなくしていく、起こらないように取り組んでいくということが大事やと思っていますので、国のアクションプランにも基づきましてしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ありがとうございます。緊密な連携でぜひよろしくお願いいたします。
続きまして、2問目であります。学校・幼稚園の再開と今後の対策について質問させていただきます。
まず、3密を避けるために少人数での学習が必要です。学校園での対策をお伺いしますと申し上げましたが、さきの議員への回答によってお伺いいたしましたので、大まかなことについてはここは省略させていただきます。
少人数学習や少人数学級にするためには、教員の増員が必要です。文科省は最高学年である中3、小6を中心に全国で3,100人の教員を配置すると報道していますが、本市の配置はどのようになるかということについてお伺いします。
次に、全ての学年で3カ月の休業ということはかつてない規模であり、支援が必要です。とりわけ入学式後登校できていない小学校1年生は学習の保障が最重要と考えます。教職員を増員して対応すべきと考えますが、市としての対策をお伺いします。
小1すこやかサポーターの配置は例年4月から9月までですが、コロナ禍のことしについて、今後の配置についてどのようにお考えでしょうか。
感染予防のための消毒など教職員の負担が大きく増しています。人的支援が必要と考えますが、どのようにお考えでしょうか。
以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
日岡教育長。
〔教育長 日岡 昇君 登壇〕
◎教育長(日岡昇君) 森原議員ご質問の学校の再開と今後の対策についてお答えします。
まず、1点目の文部科学省の小6、中3を少人数指導するための加配措置ですが、県の教育委員会からは1学級当たり平均30人以上を超える学校で、加配措置をするかどうかのニーズ調査がありました。要望はもちろんしましたが、まだ具体的なことは県から連絡はありません。
引き続き、早急な配置を要望していきたいと思います。
2点目の小学校1年生の教員の増員ですが、現時点では学校に配置している担任外の教員や市費講師、小1すこやかサポーター等を活用し、学習支援に取り組んでいます。
ただ、担任外の教員数にも限りがありますので、小1に限らず、3密を回避するために少人数指導することを考えている学校に市費講師を追加で配置することを考えています。
3点目の小1すこやかサポーターの配置ですが、年度当初は9月末までの期間で上限90日間の配置としていましたが、4月、5月を休校したことや、また今後第2波、第3波が想定されることから、日数の上限は変わりませんが、今年度末までの期間を延長させていただきました。
4点目の消毒など人的支援ですが、国、県の補助作業であるスクール・サポート・スタッフを現在8校に配置していますが、感染症予防の観点から残り8名を増員し、1校1名の配置を考えています。
健康観察や消毒作業、給食の配膳補助、手洗い、うがいの指導など学校生活のあらゆる場面での活用し、教職員の負担を少しでも減らしたいと考えていますので、議員のご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) では、再問させていただきます。
今、教育長から少人数学級を実施できるところには市費講師の配置ということをお伺いしました。
市内で何名を考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 各校に調査をしました。校長先生も先生方も多いほどいいということで、たくさんの学校が希望していただきましたが、状況的に教室が実際にあるのかどうか、それから新しい学校については、ご存じのようにオープンスペースもありますので、それが使える学校、使えない学校、議員の質問にもありましたように、一番大切な学年である1年生あるいは国が今度補助していただくであろう中学3年生、小学6年生の最終学年等々を考えて、今のところ2名前後かなと思っています。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) 確かに、2つの学級に分けるとなればそれなりに教室という場所も必要です。ただ、私も資料をいただいて調べたんですけれども、31人以上のクラスが市内でどれだけあるかというのを調べましたところ、小学校では、私のざっと計算したので間違っていたら申しわけないですが、小学校が74学級、中学校では63学級のうち55学級ということで、大変多いです。
中学校は教科担任制ですので、組みかえ等があるので早々に簡単には分けられないと思うんですが、小学校の場合、学校でいうたら八幡小学校、岡山小学校、金田小学校、馬淵小学校、武佐小学校、桐原小学校、桐原東小学校、安土小学校とあるわけですが、壁が外せない学校もあるので、その場合、2つに分けなくても複数の先生で見ていただくということが非常に大事かなと思います。
ぜひ、また市費の講師の先生を今後も増員を考えていただきたいなと思います。
もう一つは、放課後の消毒についてなんですけれども、幼稚園の先生にもちらっと伺ったら、おもちゃを消毒するだけでも三、四十分かかるというふうにおっしゃっていました。小学校におきましてはやっぱり30人のクラスでしたら椅子、机、ロッカー、手洗い場、ドアノブというふうに消毒していきますと多分1時間近い時間が要るのではないかと思います。
買い物のときに出会った元同僚の方がほんまに手間かかるわって、何も聞いてないうちから言われたところを見ると、本当に毎日の消毒が負担になっていることが考えられます。
ぜひ、スクール・サポート・スタッフを8名つけていただくということですけれども、既に8名配置されている学校はもともとフリーの先生とかが少ないために配置されているとも考えられますので、できればここの増員についてとか、あるいはまた消毒作業についてはシルバー人材センター等にお願いしていただくとか、そういうことについては検討していただけないでしょうか。
また、給食の配膳等についても要望があるように聞いているんですけれども、そのあたり今後どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
おっしゃったように、子どもたちが頻繁に使うドアとかスイッチ等のいわゆる消毒は絶対必要やと思うので、各校いろんな形でやっていただいています。
先ほど申しましたスクール・サポート・スタッフが全小・中学校につくということも1点ですし、市からいつも依頼している出張等についてもこちらは極力減らそうとは思っています。
また、県が毎年悉皆研修等で初任者研修とか、あるいは10年研修とか等々についても、ことしの状況から考えて最小限に抑えるように県に要望しましたところ、回答が返ってきて、ことしはできるだけ少なくしていくというようなこともありました。
いろんなこともあるんですが、先生方の出張も随分少なくなるということを踏まえて、現段階は全教職員等、スクールスタッフの先生方あるいはボランティアに助けていただく方もいるやもしれませんが、議員がおっしゃったように、今後の対応をもう少し見させていただいて、必要とあれば検討していきたいと考えています。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。
今回、夏休みについて基準日を設けて10日ほど登校日を設けられたということをきのうお伺いいたしました。
そうなると、本当に一番暑い季節、また帰り道は一番暑い時間帯となります。3キロメートル以内は徒歩通学になっておりますし、熱中症の危険とか考えられるかなと思います。今まででも、子どもたちはお昼ごろになると家から凍らせて持ってきた水筒が空になるような状況ですので、この点について、熱中症対策とかについてお茶の確保とかはどのように考えておられるでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 再問にお答えします。
おっしゃるように、とても暑い夏がやってくる可能性は極めて高いので、本当にきのうまで申しました基準日に子どもたちを登校させていいのかということも私自身も今考えているところです。
子どもたちの教育課程のおくれに、授業時数の確保のできないことについては、この1年でクリアというのはやや難しいかなと思います。
いろいろ学校では夏期休業を利用したり、冬期も私は考えているんですが、おっしゃるように、何よりも子どもたちの健康、安全が一番ですので、場合によっては基準日と設けていても、これは校長先生等々と相談させていただいて、当初予定して、また変更する可能性もあります。
それから、マスクが子どもたちにとっては大変苦痛なようで、特に登下校に行くときもマスクが汗でどぼどぼになっているという状況もあるということもお聞きしています。
ひとつ愛知県の豊田市で登下校に、雨傘なんですけど、雨傘を差して等間隔を少しでも守っていこうということでうまくやっておられたもんで、これを校長先生に提案させていただいたら、きのう、おとといですか、おとといは全校が子どもたちがその登校したようです。実際うまくいったようなんですけども、その間だけ傘の幅というのは知れていますけど、少なくても1メール50ぐらいあくので、その間マスクなしでもいいかなと思ったりもしています。
いろんな手だてを考えていかんならんと思いますが、お茶の確保、おっしゃるようにいろんな状況があると思います。恐らくこういうふうに教室でエアコンをかけて窓をあけっ放し、きのう冨士谷議員がおっしゃったように、そこへまた虫がやってくるので、網戸とかいろんなことを考えていきたいと思いますので、とりあえず子どもたちの健康、安全を一番に考えていきたいし、何よりも近江八幡の子どもたちの中からコロナウイルスの感染症を出してはいけないと私は思っていますので、その2点を最重点で考えていかせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
森原陽子君。
◆8番(森原陽子君) ありがとうございます。
本当にかつてない感染症での災害事態に陥っている中で、どうしていいのか、その場にならないとわからないこともたくさんあると思います。
今、おっしゃっていただいた教育長の言葉、また先日もICTの整備についても、ICTは日常的なツールの一つで、学ぶ力を育てるのはオンライン学習だけではない、対面の学習が大事である。まずは、一人一人に応じた支援をしていくことを大事にしてたくましく生き抜く力を育てたいというふうに回答いただきました。
困難な現場にある教職員にとって、心のよりどころとなる言葉であると感じております。
また、基準日につきましても、暑さ等の状況を見て、子どもたちの状況を一番に考えていただけるということで、ぜひ現場の声を十分聞き取っていただきまして、教職員の負担を減らし、また子どもたちの学習についても充実していけますようによろしくお願いいたします。
これから本当にいろんなことが起こります。新型コロナの感染はくしくも現代社会の脆弱さや弱い立場の方ほど大切にされていない状況であるということをあぶり出しております。これからのこのコロナを乗り越えて市民が幸せに生きていく道をつくっていくということで、頑張っていかねばならないと思います。
市におかれましては、きょういろいろと施策についてお伺いいたしましたが、ハートフル市政の立場で今後も市民の困難に寄り添って対策をしていただきますようにお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 以上で森原陽子君の個人質問を終わります。