録画中継

令和2年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月8日(火) 一般質問
平井 偗治 議員
(1)河川改良整備事業について
(2)桐原東こども園について
(3)安土町総合支所施設の耐震化について
◆20番(平井せい治君) 新政会の平井せい治です。議長より許可をいただきましたので、分割で3点ほど質問しますので、よろしくお願いします。
 1つ目、河川改修整備事業について。
 今回の補正予算に緊急河川災害防止対策事業となっていますが、日野川石亀樋門無動力フラップゲート化事業とはどのような事業ですか。また、樋門フラップゲートは一般的にあまり聞かれない言葉ですので、それも説明してください。
 なお、市内の樋門数と場所もお答えください。よろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 江南副市長。
 〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 平井議員ご質問の河川改良整備事業で日野川石亀新樋門無動力化フラップゲート事業についてお答えをいたします。
 日野川石亀新樋門は、日野川の古川橋から桐原橋の左岸に設置されておりまして、日野川の水位上昇時において日野川からの逆流による安養寺町、篠原町の冠水被害を防ぐため、現場で樋門の操作を行っております。しかしながら、危険と隣り合わせの作業であるため、無動力化フラップゲートにすることにより、現場に行くことなく樋門が自動的に開閉操作されるため、安全確実に安養寺町、篠原町の冠水被害を防ぐことができるようになります。
 このフラップゲートとは、鋼製の扉をヒンジでぶら下げまして、水が流れていないときには閉じた状態になっております。また、住宅地側から水が流れているときは、水圧で扉が開いて住宅地側からの水を日野川に流し、また日野川の水位上昇時には日野川の水圧で扉が閉まり、水の逆流を防止できます。
 次に、ご質問の本市の樋門数、場所についてお答えをいたします。
 日野川の石亀新樋付近には、そのほかに2か所の樋門があります。具体的な場所は、安養寺町地先の日野川左岸、古川橋から桐原橋間にある石亀古樋、それから日野川左岸JR東海道新幹線軌道付近にあるたぬじ樋で、当市において管理をいたしております。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問ありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) 再問します。
 この樋門の、以前は安養寺地先の自治会で大雨とか台風のときには開閉をしてましたので、今回は1つは自動になりますけども、あとまだほかに残ってますので、今後これ安養寺自治会と話合いして、大分前ですけど、安養寺自治会から市に要望書が出てると思いますんで、管理と安全対策のことで何年か前に安養寺地先から要望書が出てると思いますが、どうなってますか、それは。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 平井議員の再問にお答えをいたします。
 平井議員ご指摘の石亀古樋の分やと思うんですけども、これにつきましては、現在フラップゲート化できております。もう一つのたぬじ樋でございますけれども、これは以前地元で操作をお願いしていたところでございますが、現在は市で操作を行っております。ただ、一級河川の二重川に架かる樋門でございますので、現在滋賀県に対しましてフラップゲート化をお願いしているところでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) それともう一か所ですね、篠原公園の近くに樋門がもう一個あるんです。それは子どもたちが公園からすぐに行ける場所ですので、万が一の危険がありますので、何かいろんな看板とか危険防止をしてほしいと思いますけど、どうでしょうか。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 平井議員の再問にお答えをいたします。
 ご指摘の部分につきまして、一応現場を確認をさせていただきまして、適切に対応させていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) もう一か所の新幹線の向こう側ですが、今県が管理しているということで聞きましたけども、そこもちょっと、普通一般の人が通りますので、看板とか、いろんな安全の啓発をお願いしたいんですが、どうでしょうか。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 栄畑都市整備部長。
◎都市整備部長(栄畑隆夫君) 再問にお答えいたします。
 そちらにつきましても、先ほど同様で、一旦現場確認させていただきまして、適切な管理をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) 先ほどの逆流の川は、下ノ水所自治会と篠原自治会の真ん中を通ってますので、早急に工事をお願いします。
 それと、今後も日野川の改修については継続的によろしくお願いします。この質問はこれで終わります。
 2つ目です。桐原東こども園について。
 桐原学区におきましては2つの小学校があり、本市の中でも人口が最も多く、保育ニーズの高い地域であるにもかかわらず、幼稚園及び保育所がそれぞれ1か所しかありません。待機児童も多く、学区外に多くの児童が通園している状況であります。平成26年に地元自治会とまちづくり協議会が各学校に1つずつの就学前施設を整備していただくことを要望を出しましたが、本市においては待機児童解消のため、積極的に就学前施設の整備に取り組んでこられました。
 当初の予定より少し遅れましたが、昨年4月に桐原小学校区できりはら遊こども園が開園し、現在桐原東小学校においても桐原東認定こども園の整備が来年4月の開園に向けて進められていますが、ようやく地元の悲願である各小学校区に就学前施設が整備される見込みとなりました。
 特に桐原東認定こども園整備につきましては、担当部署である子ども施設整備推進室の皆さんのご苦労がありました。難航していた整備地の問題等を解決するため、場所の選定から地権者との交渉、収用事業や開発申請等に尽力され、設置運営事業者をサポートして整備に取り組まれたことに対しては、この場をお借りして感謝します。
 さて、そこでまず1つ目の質問ですが、桐原東認定こども園整備につきまして、来年4月の開園に向けて現在の進捗状況についてお答えいただきたいと思います。
 2つ目に、この整備地については、自然と田んぼに囲まれ、就学前教育施設としては静かで大変よい環境でありますが、整備するに当たって周辺農地等への配慮をどのようにお考えか、お聞かせください。
 3つ目に、一番大切なことです。このこども園は総合医療センターの外周道路に出入口が面しており、通勤や抜け道として車の通行が多く、スピードも出しやすい状況となっております。通園や散歩に出かける際の子どもの安全確保についてどのようにお考えか、お聞かせください。よろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 平井議員の桐原東こども園についてのご質問にお答えを申し上げます。
 まず1点目の桐原東認定こども園整備の進捗状況につきましては、設置運営事業者である社会福祉法人こころざしが整備工事を順調に進められており、8月末に造成工事が完了いたしました。既に一般競争入札により建築業者も決定され、9月から本体建築工事が始まっております。
 具体的には、木造平家建ての園舎建築工事については、3つの棟に分けて施工されます。9月中旬から10月下旬にかけて基礎工事を行い、10月下旬から棟上げが始まり、12月中旬までに屋根工事、外装工事を進め、11月中旬から1月下旬まで内装工事、12月初旬から2月にかけて外構工事、園庭工事等を並行して進められる予定となっております。
 以上のように、2月末竣工の予定で、4月開園に向けて計画どおり工事を進めていくと報告を受けております。
 次に、2つ目の周辺環境への配慮につきましては、地元土地改良区や農地の地権者、農地の耕作者と協議を進められ、整備地に隣接する農地の耕作者が歩けるスペースを擁壁の外側に設けるとともに、用水路に面する部分は、除草作業の必要がないよう、のり面をコンクリートで固めること、また街灯による害虫が集まることのないよう、農地に面する部分に街灯を極力設置しないよう配慮すると聞いております。
 最後に、3つ目の安全対策につきましては、県の公安委員会と市担当課、総合医療センター等の間で協議を行い、こども園の入り口周辺に横断歩道を設置するとともに、新たにキッズゾーンの設定及び「歩行者あり」のペイント等を施工する等の対策を講じ、走行する車両に対してこども園及び病院事業者等の歩行者への注意喚起ができるよう検討してまいります。
 また、園児たちが通行すると考えられる歩道部分にはガードパイプの設置を行いますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) ありがとうございました。
 来年4月に桐原東こども園が開園すれば、昨年開園したきりはら遊こども園とともに桐原学区において就学前施設が2つできることになり、昨年10月から始まった保育料の無償化の影響がどれぐらいになるかは未知数でありますが、待機児童の問題もかなり改善できるものと期待しております。地元桐原学区の願いが実現することを心から感謝し、引き続き桐原東こども園の整備事業を確実に進めていただくようお願い申し上げまして、この質問は終わります。ありがとうございました。
 3点目、安土町総合支所施設の耐震化について。
 旧近江八幡市と旧安土町の合併に当たり、平成21年5月に策定されました新市基本計画には、支所として本庁などの情報システムによるネットワークを整備し、地域住民に最も身近な市民サービスを提供するための拠点施設とするとともに、地域の活性化や市民活動に資する機能を有する施設として有効に活用するという支所機能の考えが示されています。このことを継承し、新庁舎整備に合わせた支所の耐震改修を行うことが必要なため、耐震改修工事設計業務委託などの補正予算案が計上されているところです。
 そこで、お尋ねします。今後も安土町総合支所を有効活用されるということですが、おおむね20年間使用することができるでしょうか、お答えください。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 川端安土総合支所長。
〔安土町総合支所長 川端勝彦君 登壇〕
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 平井議員の安土町総合支所施設の耐震化についてのご質問にお答えします。
 日本建築学会による鉄筋コンクリート構造の標準の計画供用年数は60年とされています。安土町総合支所の庁舎は昭和55年(1980年)の建築で、今年で40年目となります。今後、施設の耐震強度向上を図り、必要最低限の維持管理を行いながら、引き続き、今後20年間の使用は可能と考えております。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) 再問します。
 今年度の耐震設計及び令和3年度に予定されている耐震改修工事によってどの程度の震度に耐えられることがあるでしょう。現在、本庁舎に置かれている耐震化工事と同様の耐震性能があるのか、お尋ねします。よろしく。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 川端安土総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 平井議員の安土町総合支所施設の耐震化についての再問にお答えをいたします。
 震度6強から7程度の規模の大地震発生時に安全なレベルは、耐震指標でありますIs値0.6と考えられております。国土交通省の官庁施設の総合耐震計画基準の耐震安全性分類の3類では、構造体の安全性能をIs値が0.6以上で、大地震により構造体の部分的な損傷は生じるが、建築物全体の耐力の低下は著しくないことを目標とし、人命の安全確保が図られているとなっております。
 また、避難所として位置づける安土町総合支所につきましては、耐震安全性分類2類の基準が適用になりまして、3類のIs値0.6の1.25倍となりますIs値は0.75以上が必要とされております。このIs値は、大地震後、構造体の大きな補修をすることなく建物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加え、機能確保が図られるとなっておりますことから、今般の耐震性能の目標をIs値0.75としているところでございます。
 また、現在工事が進められておりますこの庁舎の耐震性能につきましては、0.6を求めているところでございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) 耐震工事はするけども、あとのもろもろの工事は20年間でないと思いますか。これちょっとそこのところを言ってください。
○議長(片岡信博君) 川端安土総合支所長。
◎安土町総合支所長(川端勝彦君) 平井議員の再問にお答えをさせていただきます。
 安土町総合支所につきましては、今現在仮庁舎化ということで、新しい庁舎が建設までの間、ほか2部が仮住まいをしているところでございます。予定では、令和5年度中頃に新しい庁舎が完成の折に、現在仮庁舎におります2部につきましては本庁舎に戻ります。その段階で、今後決定をさせていただきます仕様に基づきます一定の改修をさせていただいた後に、20年に向けました必要最小限の年次計画に基づきます工事をさせていただきまして、使用を継続させていただきたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 平井せい治君。
◆20番(平井せい治君) 一連の回答、ありがとうございました。
 せっかく支所の耐震改修工事を実施されるのですから、安土地域の住民のみならず、市全体のプラスになるように、庁舎内外の広く意見を取りまとめながら、支所が有効に活用できるようお願いいたしまして、この質問は終わります。ありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 以上で平井せい治君の個人質問を終わります。
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