録画中継

令和2年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月7日(月) 一般質問
南 祐輔 議員
(1)日野川、白鳥川の河川整備状況について
(2)新市庁舎建設に伴う周辺の歩行空間の整備について
(3)市内の雑草の草刈りについて
◆4番(南祐輔君) 皆様こんにちは。創政会の南祐輔でございます。
 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、個人質問に入らせていただきます。
 大きく3つの質問を分割方式にてさせていただきます。
 大きく1つ目は、日野川、白鳥側の河川整備状況についてお聞きしたいと思います。
 主に、河川内や堤防の雑木や竹やぶの伐採についてお聞きします。
 まず1つ目です。前定例会でも日野川の堤外民地での大木の群生、雑木林、竹やぶの問題についての質問が出ておりました。
 木の伐採について、流れが阻害されているならば対応するというのが県の考えであり、市としては現場の確認をした上で対応していただけるよう要望していきたいというご回答でした。
 その後、どうなったのか、経過についてお伺いします。
 2つ目、馬淵学区の浄土寺、新巻付近の日野川では、竹やぶが非常に生い茂っており、イノシシがその中に住み着いていて、堤防を掘り返したりしている状況だそうです。イノシシが堤防に穴を掘ることで崩れやすくなり、水防上、危険性が高まります。
 この状況について、県や市は把握しておられるでしょうか。また、どのように対処しようと考えておられますか。お聞かせください。
 3つ目、同様に白鳥川についても河川内に雑木が生い茂っている状況を見かけますが、これらの伐採はどれくらいの頻度で行われていますでしょうか。
 また、県や市としては、今ぐらいならまだ水の流れを阻害するほどではなく、増水時でもそれほど危険な状態にはならないというご認識なのか、お伺いします。
 以上、初問といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 南議員のご質問の日野川、白鳥川の河川整備状況についてお答えします。
 まず、日野川の堤外民地における樹木の伐採についてですが、今後用地買収が完了した後に整備される見込みです。早期に事業が実施されますよう、国、県に対して、引き続き沿線市町で構成する期成同盟会を通じて要望してまいります。
 次に、馬淵学区でのイノシシによる堤防の掘り返しについては、地元自治会からも要望をいただき、県、市で現場確認もさせていただいております。
 掘り返しと降水による掘削が進む前に、適宜整地対応いただいております。
 白鳥川におきましては、通水上、支障となる河川内樹木を下流側から順次伐採いただいており、本年度は小船木町地先からJR橋梁までの間を予定していると伺っております。
 なお、当該区間以外におきましても、適宜現場確認をいただき、ご対応いただいているところです。
 本市としましても、近年これまでにない雨の降り方により、急激に水位が上昇することがあり、河川の通水を阻害するものについては危惧しているところであり、河川内樹木の伐採と併せて、しゅんせつについても要望してまいります。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 南祐輔君。
◆4番(南祐輔君) ご回答ありがとうございました。
 ただいま3つ目の白鳥川について、小船木、JR橋のところまでが今伐採を行われているということで、それ以外に関しても随時行われるというご回答をいただきました。
 それでは、ちょっと再問を少し確認といいますか、させていただきます。
 この順番として、県で増水時に危険な状態になるところからやっていっているというか、その順番としてはどのような順序で進められているのか、市としてちょっと把握しておられるかどうか、お答えできるならばよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 南議員の再問にお答えします。
 順番としては、具体的な把握はしておりませんけども、順次実施していただけるところについては、県から情報収集し、また地元調整しながら連絡をさせていただいている状況でございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 南祐輔君。
◆4番(南祐輔君) ご回答ありがとうございました。
 というわけで、竹やぶを根っこから伐採して完全にきれいにしていただきたいという声とかもあるんですが、あまりに完全にしてしまうと、それでまた堤防が弱くなるということもあるそうですので、加減が難しいということもあるようなのですが、今お答えしていただきましたように、県からも順次その危ないところから恐らくしていただけるということなので、いずれにしましても適切な河川の維持管理がなされますよう、県に対してもこれから市と共に歩調を合わせて、また要望なりさせていただきたいと思っております。
 以上で1つ目の大きな質問を終わらせていただきます。
 次に、大きな2つ目の質問に移ります。
 新市庁舎建設に伴う周辺の歩行空間の整備について、お聞きしたいと思います。
 現在、新市庁舎整備事業の基本設計について検討が進められている真っ最中です。建物の配置をどうするか、各階の部署や部屋の配置をどうするかなどがメインになってくると思いますが、今回は周辺の歩道の整備をどうされるかについて質問したいと思います。
 今回の新市庁舎整備事業には、庁舎敷地に直接隣接している歩道部分についても景観や予算に組み込まれているのでしょうか。お聞かせ願います。
 以上、初問といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 南議員お尋ねの新庁舎整備建設に伴う周辺の歩行空間の整備についてのご質問にお答え申し上げます。
 現庁舎敷地に接する道路は3路線ございます。官庁街道路と呼ばれている庁舎前面の市道黒橋八木線、敷地南側の南別館との間にある市道区整東11条線、敷地西側の市道区整東3号線でございます。このほか、道路ではございませんけれども、文化会館と三明川の間を八幡商業高校生のほか歩行者や自転車が通行されているというのが現状でございます。
 このうち前面の市道黒橋八木線は、既に6メートルの歩道が整備されておりますけれども、敷地南側の市道区整東11条線については、歩道幅が1.5メートルと狭く安全な歩行空間が確保できていないことから、敷地の境界線を内側に後退させることで歩道の拡幅整備を行う予定でございます。また、敷地西側の市道区整東3号線については、車の乗り入れ等がなく、税務署部分の用地確保が困難であることから、歩道の計画はいたしておりません。
 そして、敷地東側には、庁舎敷地内を地域の方や高校生の通学の際に南北に安全に通り抜けが可能となるよう、遊歩道の整備を計画しておりますので、ご理解賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 南祐輔君。
◆4番(南祐輔君) ご回答ありがとうございました。
 敷地の南側の歩道についての拡幅整備、それと東側文化会館の遊歩道の整備を行う予定であるとのご回答でした。
 そこでちょっと再問させていただきます。
 予算としては、市庁舎整備とは別枠の予算になるということでよろしいのでしょうか。お聞かせください。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) お答えさせていただきます。
 ただいまご質問のありました歩道整備について、庁舎に接する部分につきましては、新庁舎整備工事の中で外構工事と併せ実施する予定としておりますので、含まれているとご理解いただければ結構でございます。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 南祐輔君。
◆4番(南祐輔君) ご回答ありがとうございました。
 市庁舎の整備事業に含まれていることでしたら、あまりすごい整備をし過ぎると、またそれはそれで市庁舎の金額が上がっていくということで、なかなか難しいとは思うのですが、どうせその整備を行うということであれば、従来より歩道の高さが低いセミフラットタイプにして車椅子が通行しやすくするとか、あるいは歩道の傾斜勾配を高齢者や車椅子の方に配慮したものにしたり、あるいは溝蓋を粗いものではなく歩きやすいような目の細かいものにするなど、障害のある方や高齢者、子どもなどにも優しいバリアフリーな歩行空間にすればいいかと思うんですが、いかがでしょうか。ご所見をお聞かせください。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 新庁舎周辺の歩道整備に際しましては、障害のある方や高齢者の方にも優しいバリアフリーに対応した歩道整備を考えております。
 詳細につきましては、今後設計を進める中で関係部局とも協議を重ね、既存計画との整合も図りながら、適切に進めてまいりたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 南祐輔君。
◆4番(南祐輔君) ありがとうございました。
 今日は市庁舎に隣接している歩道についてお聞きしましたが、新庁舎の建設後には、市民広場の整備も予定されております。その際には、官庁街全体としての歩行空間の整備を考えていただきたいです。
 市庁舎とその周辺は、その町の顔とも言うべきものですし、町の印象面だけでなく、市民が利用しやすいように歩道を整備することは重要なことであると考えます。よろしくお願いいたします。
 引き続きまして、3つ目の大きな質問に入らせていただきます。
 市内の雑草の草刈りについてお尋ねいたします。
 1つ目は、市内の道路の脇や公園あるいは河川の土手、堤防の雑草は市により定期的に草刈りが行われていると思いますが、外部に委託されている予算は年間どれぐらいでしょうか。
 2つ目、市の職員が直接草刈りをされている箇所もあるかと思います。全体の中ではその割合はどれくらいでしょうか。大まかでよろしいのでお答えください。
 以上、初問といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
 福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 南議員ご質問の外部委託している道路の脇、河川の土手、堤防の除草に係る年間予算額についてお答えいたします。
 市道における植樹帯及びのり面、河川の土手、堤防等の除草作業については、植樹帯のある幹線市道や地域住民による除草作業が困難な路線を外部委託しており、令和2年度予算額は約800万円となっております。
 次に、外部委託している公園の草刈りの年間予算額についてのご質問にお答えします。
 現在、市内には児童遊園として位置づけている公園は220か所、また市立運動公園や安土文芸の郷公園、健康ふれあい公園を除く都市公園は22か所あります。
 各地域に存在する児童遊園については、地域の身近な公共空間、地域コミュニケーションの醸成の場でもありますので、日常の草刈りや清掃、遊具のペンキ塗りなどについては地元自治会でご協力をいただき、作業が困難な高木の剪定、遊具の部品の欠損による修繕、専門的な遊具点検などは市で対応するなど、協働による維持管理に努めておりますことから、児童遊園の草刈りについての外部委託予算はございません。
 一方、都市公園については、市が都市計画法に基づき設置していることから、地元自治会等との業務委託による維持管理を行っており、令和2年度の都市公園維持管理委託予算額は約600万円になっております。
 次に、市の職員が直接草刈りをしている割合についてのご質問でございますが、市道及び河川敷等については、雑草が繁茂する6月から10月にかけて、平均で週に2日程度は除草作業を実施しております。除草面積全体に対する直営での割合は、おおむね2割程度となっております。
 また、公園につきましては、現在段階的に整備中の健康ふれあい公園用地を除き、市の職員が直接草刈りを実施している公園はございません。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 南祐輔君。
◆4番(南祐輔君) ご回答ありがとうございました。
 思ったよりもっとたくさんの費用がかかっているのかなと思ったので、割と意外な気がしております。
 なぜこんなことを聞いたかといいますと、私の地元でも公園の草刈りや、あと溝の泥さらいなどを地域住民で行っております。また、日野川や白鳥川など河川の周辺住民の方は堤防や土手の草刈りも河川愛護の形でやっていただいています。
 これから、人口減少や住民の高齢化あるいは自治会に加入する人の減少が進んでいるという現状の中、自治会の自助で取り組んでもらっているこれらの活動が今後維持できなくなっていくことも考えられると思います。
 そうなった場合に、代わりに外部に業務を委託するとか、あるいは職員の労働力を確保するとなったときに、どれぐらいのお金がかかるのかなと思ってちょっとご質問させていただきました。
 このような、今まで、今ご質問したように児童遊園を主に地元の方がやっていただいている、あるいは都市公園は地元の方に委託をして、これは600万円かかっているということで、今地域住民の方が主に刈っている児童遊園の草刈りが、今ただで済んでいるのですが、これがほかのところのようにお金がかかるようになってしまうと、大きな財政的負担が生じてくると思います。
 この問題に対して、今後予想されるわけですが、行政としてどう対処されていくのか、何かご所見があればお聞かせください。よろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 南議員の再問にお答えします。
 児童遊園の草刈り等含めてでございますが、除草作業の今後の地域の協働の在り方という部分でのご質問かと思います。
 市内の道路及び河川敷等の除草作業については、市が業者へ業務委託して発注している部分と市職員直営による除草作業を実施している部分、そして自治会等の地域住民の皆さん方のご協力をいただき実施している部分とがあります。
 議員ご指摘のように、今後人口減少、住民の高齢化等により現在の地域での除草作業、活動の維持が憂慮される状況ではありますが、地域で取り組んでいただいている除草作業を外部委託した場合、多額の財政的負担が生じることは明らかであります。
 また、市職員直営での作業についても限界がございます。このような状況から、地域における町内道路や河川敷等の除草については、人口減少や高齢化等の課題はありますが、これまでと同様、地域での取組をお願いしたいと考えております。
 また、日野川や白鳥川などの河川愛護活動につきましては、制度の改良やより地域の活動に即した支援をいただけるよう県に要望を行っております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
 南祐輔君。
◆4番(南祐輔君) ご回答ありがとうございました。
 今回草刈りのことを主にご質問させていただきましたが、今後は、地域が担ってきた防災や消防あるいは高齢者の見守りなどの機能が同時に低下していくことも起きてくる可能性があると思います。
 ボランティア団体やNPO団体を育てたり、あるいはそこに中学生、高校生、大学生が何らかの形で参加できるような仕組みを考えたりとか、また見守りとしては高齢者の見守りや代わりに買物に行ったり、あるいは交通弱者の送迎をしたり、その他困り事を解決するような準公務員的なものを設置するとか、少しでも予算がかからないような形のアイデアをいろいろ考えていかなければならないと思います。
 当局に任せるだけではなくて、我々もこのような問題の解決策について考えていかなければならないと考えております。
 以上で私の3つの質問は全て終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 以上で南祐輔君の個人質問を終わります。
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