録画中継

令和4年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月12日(火) 一般質問
山本 妙子 議員
(1)近江八幡市の高齢者サービスについて
(2)スケートパーク整備事業について
(3)子宮頸がんワクチンについて
(4)ウォーキングアプリ(健康ポイント事業)の導入について
(5)市内22箇所の都市公園の整備について
◆3番(山本妙子君) 皆様こんにちは。議席番号3番、公明党の山本妙子です。
 議長の発言許可をいただきましたので、通告に従いまして分割方式にて大きく5点質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 ウクライナへのロシアによる侵略は今なお続く中、日本、否、世界では原油高騰、物価高、ウイズコロナにどう対応するかという難しい状況にあります。また、例年にない早さで梅雨明けするなど酷暑が続いており、エネルギーの逼迫、熱中症、水不足等々、気象災害による農作物や生活への影響も懸念されます。
 また、先日参議院選挙真っただ中において本当に悲しいことが起こりました。安倍元首相への暴挙、暴力で抑えるその最たるものは戦争でありますが、決してあってはならないことであり、激しい憤りを感じます。心よりお悔やみ申し上げます。
 話は替わりまして、小西市長、2期目の当選、誠におめでとうございます。もう既にスタートを切っておられますが、またこれよりは真っ白な決意で、新しい決意で近江八幡市発展のため、市民生活向上のために共に働いてまいりたいと決意しております。どうぞよろしくお願いいたします。
 本日の質問におきましても、市民の皆様からのお声、または市民相談をお受けしたものです。課題解決に向け、一緒に考え進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、質問に入ります。
 1、近江八幡市の高齢者サービスについて質問させていただきます。
 近江八幡市には、市独自の高齢者サービスとして紙おむつ支給事業や配食サービス、訪問理美容サービスなど、数多く実施していただいております。対象者の条件は、市民税世帯非課税者で市町村民税課税者に税法上扶養されていない人ということで所得制限がついております。単に所得制限をなくしてほしいという乱暴なことを言うつもりはありません。その中身を知っていただきたいのです。その中身を知った上でさらによい仕組みを考え直していただきたいと考えます。
 ある老夫婦がおりました。ご主人が春頃亡くなられ、その後、配食サービスがあるということを市からのお知らせで知り、ケアマネジャーさんを通して市に申請したところ、8月からの申請になるとのことで8月を待ちました。しかし、8月に申請した結果、不交付、承認しないという返事が返ってきました。その理由は、その年の1月1日時点でご主人がご健在であり、住民税課税者に扶養されているということで近江八幡市地域支援事業等に関する規則第28条の要件に該当しないためということでした。ゆえに、次の年の1月1日を待ち、その後6月に税が確定し、実際認定されるのは8月からということでした。実に1年以上のタイムラグがあるのです。
 いかがですか。私はこの相談を受け、すぐに市に相談に行きましたが、税法上のシステムでありどうしようもないということでしたので一旦は納得しましたが、その後ずっと心に引っかかっていました。市のサービスであれば何とかならないものか、これがこの質問の発端です。人間誰しもいつ病気をするかけがをするか、どうなるか分かりません。ましてや、高齢者の方々は大きなリスクを背負っているわけです。
 率直にお聞きいたします。
 1、この現行の規則を変えられないものでしょうか。
 2、近隣市町の状況を調査研究されていると思いますが、他市町ではどのような状況になっているのか、このようなサービスを実施されているところは19市町のうちどれぐらいありますか、またそのうち所得制限を設けていないところ、また年度ごとの申請ではなく年度途中でも、課税者である扶養者が亡くなられた場合、その都度申請できるところはどれぐらいありますでしょうか。
 以上2点、初問とさせていただきます。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 山本議員の近江八幡市の高齢者サービスについてのご質問にお答えします。
 本市では、高齢者サービスとして在宅高齢者紙おむつ支給事業や配食サービス事業、訪問理美容助成サービス等を一定の要件を設けて実施しております。議員お尋ねの配食サービスについては、65歳以上の単身者、または65歳以上の者のみで構成される高齢者世帯であって市町村民税世帯非課税者で負担能力のある親族等に扶養されていない者を要件としており、市町村民税の課税及び非課税につきまして前年所得に基づき算定される当該年度の課税状況により判断しております。
 県内市町実施状況ですが、本市を含めまして16市町が実施しております。そのうち、13市町が対象要件に所得制限を設けておらず、本市以外で所得制限を設けてる2市町につきましては、課税者に扶養されている方で年度途中にその課税者が亡くなられた場合などは課税者に扶養されていないとみなし、事業対象者としておられます。
 本市におきましては、議員からのご質問にありました方の場合、現行の制度上では当該年度の課税台帳上において課税者に扶養されておられることから事業対象外となります。しかしながら、実際には扶養者である課税者がおられないという状況に変わっていることから、高齢者サービスの対象となるよう要件を見直してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 山本妙子君。
◆3番(山本妙子君) ありがとうございます。では、年度途中であっても扶養者が亡くなられた時点で申請ができるということですね。ありがとうございます。よかったです。お声を下さった方もさぞ喜んでくださることと思います。
 また、その方だけではなく、このことを機に多くの市民の皆さんが恩恵を享受されることを本当にうれしく思います。ありがとうございました。心より感謝いたします。
 これまでこのような状況でお困りの方がどれだけおられたでしょう。恐らく市長をはじめ当局の皆様も、1年ないし1年以上は長いなと見直しの必要性を感じてくださったのだと思います。私は、かゆいところに手が届いてこそ市の施策ではないかと考えます。もちろん財源の問題等があるので難しいところですが、配食サービスだけでなく、その他のサービスについても内容をよく精査し、ご検討いただけると大変ありがたいです。どうぞこれからも実態を把握していただき、よりよい施策へと転換していただきますよう強くお願いして、この質問を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
 続いて、2、スケートパーク整備事業についてお尋ねいたします。
 スケートパークの建設を大変喜んでおります。これまで私自身、何度となく令和2年9月議会、令和3年12月議会と質問の中で、また市長との折々のお話の中でスケートボードができる公園をとお願いしてまいりましたが、初めは無謀というか、夢の夢、かなったらいいなという思いで子どもたちの困っている現状を訴えてまいりました。今回の議案に上がっていますこと、本当にうれしく思います。ありがとうございます。
 そこで、3点質問させていただきます。
 健康ふれあい公園の調整池に整備するということですが、私も実際見てきました。歩幅で測ったところ、約2,000平方メートルといったところでしょうか、とても広い印象を受けました。初めは調整池と聞いてなかなかイメージしづらく、ぴんとこなかったのですが、全国他市町を調べてみると、埼玉県吉川市や愛知県大治町、茨城県五霞町、千葉県柏市、石川県七尾市など、調整池に整備しているところは数多く見られます。
 質問いたします。
 1、調整池に整備するということで何か問題、課題等はありますか。現地に行ったときは、かなり気温の高い日が続いていたときでしたが、端は少し水がたまったような状態でした。その点も含めていかがでしょうか。
 2、パーク内に置かれるセクションですが、可動式とお伺いしました。どういったメリットがありますか、またどういうときに動かすことを想定されていますか。
 3、料金設定についてですが、今後検討されていくかと思いますが、ぜひ高校生までは無料にしていただきたいと考えます。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 西川教育部長。
             〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 山本議員ご質問のスケートパーク整備事業についてお答えいたします。
 まず、1点目の調整池に整備する上での問題点と課題につきましては、議員がおっしゃったとおり調整池にスケートパークを設置された事例は全国に多数あり、いずれも大雨の後の対処が課題であると聞いております。雨天時は競技の特性上、当然使用中止となるため問題ございませんが、大雨が降った後、調整池には雨水のほか土や枝葉などが流入いたします。水は時間がたてば自然に流出しますが土や枝につきましては残留するため、高圧洗浄機やワイパーなどで除去する必要があり、この間は安全上、利用できないことが想定されます。
 また、議員ご指摘のとおり、現在既に端に水がたまっている箇所がございますが、こちらはコンクリート面のクラックや目地の改修と併せまして事前に改良する予定でございます。
 次に、2点目の移動式セクションのメリットにつきましては、調整池として必要な容量を満たさなければならないため、打設コンクリートと比較しまして体積が少ない移動式セクションで検討しております。また、利用者を飽きさせないコース設定を行うためにレイアウトの変更が可能なことも移動式セクションのメリットと考えております。
 なお、セクションの移動のタイミングは、5年程度経過後に利用者のニーズや必要性に応じて検討したいと考えております。
 次に、3点目の料金設定につきましては、今後他市町の料金を研究し検討してまいりますが、子どもたちの居場所づくりという観点からもできる限り利用しやすい料金となるよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 山本妙子君。
◆3番(山本妙子君) 種々ご回答いただき、ありがとうございます。
 確認ですが、セクションはふだん簡単に動かすことができないものであるということ、大雨や集中豪雨の際は調整池として使われるが、その場合もセクションはそのまま置かれた状態である、ふだん調整池には水はたまっていない、このようなことでよろしいでしょうか。大丈夫ですね。大量に雨が降ったときはもちろん、降った後の完全に排水がなされるまで、そして降るであろうときは使えないということをしっかりと周知していただき、安全面の確保を徹底して行っていただきたいと考えます。
 また、今回設置に至った経緯は、ご回答いただいたとおり子どもたちの居場所をつくるということ、また未来の宝を育むという思いからです。このような趣旨、そして市長のスポーツ推進への思いからすると、高校生までは無料ということになってくるのかなと考えますが、しかし同じ健康ふれあい公園内にあるプール料金との兼ね合いもあろうかと思いますので、しっかりとそのあたりは議論していただき、何とぞよろしくお願いいたします。
 余談ですが、大津市では3月28日に大石緑地スポーツ村の一部をスケートボードエリアとして体験会を開き、市民のニーズをはかる実証実験が行われました。これには大津市出身のフリースタイルスケートボード世界チャンピオンの山本勇選手が登場し、大いに盛り上がったと聞いております。また、2020年の京都新聞の記事になりますが、大津の真野地区というところでは、思いっ切りスケボーができる場所をということで住民から専用パーク構想が出て、近隣住民と愛好者たちが意見交換をするなどルールづくりも積極的に行われているということでした。
 つくるからには後世に続く安全・安心のしっかりとしたもの、よいものを皆でつくっていきたいと思いますので、どうぞ引き続きご尽力いただきますようよろしくお願いいたします。
 では、次の質問に移ります。
 3、子宮頸がんワクチンについてお尋ねいたします。
 本市においては、令和2年に高校1年生を対象に個別通知を実施した結果、約200人がワクチンを接種、昨年は小学校6年生から高校1年生まで全ての対象者に個別通知を実施していただきました。その結果、400人を超える方が接種、しかしそれらの通知には積極的勧奨を控えるという文言が記載されてあったと認識しております。それでも200人、400人という方が接種され、効果があったわけですが、今や厚生労働省が積極的勧奨を再開したというその情報をしっかりと伝えた上で、再度子宮頸がんワクチンの正しい情報の機会を全対象者に通知していただきたいと考えます。他の近隣市町では、今年度に入り多くの自治体が新たに中学校1年生から高校1年生までの対象者に通知していると聞いております。本市の現在の通知状況とご見解をお聞かせください。お願いいたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 皆さんおはようございます。
 山本議員の子宮頸がんワクチンについてのご質問にお答えをいたします。
 議員ご指摘のとおり、本市では令和2年11月に高校1年生相当の女性を対象に、また令和3年7月に小学校6年生から高校1年生相当の女性を対象に個別通知をしたところです。その結果、接種件数は、令和2年度198件、令和3年度444件でございました。
 令和3年11月26日付の厚生労働省の通知により積極的な接種勧奨が再開され、あわせて子宮頸がんワクチンの個別勧奨について、市町村は個別通知で確実な周知に努め、令和4年4月から順次実施することと通知されております。本市では、この通知に伴い、令和4年4月25日付で今年度13歳になる女性で3回までの接種が完了していない者にはがき2点個別に勧奨通知を送付し、同年5月に積極的勧奨の差し控えにより公費での接種機会を逃した平成9年度から平成17年度生まれまでの女性で定期接種が完了していない対象者へ接種案内と定期接種の対象年齢を過ぎて自費で接種された費用の助成について、リーフレットと予診票とともに個別通知をしたところでございます。
 また、同年6月に定期接種対象の小学校6年生の保護者宛てにリーフレット及び予診票を送付して個別に勧奨通知を送付いたしました。同時に、市のホームページにも国の最新版リーフレットを掲載し、積極的勧奨の再開の通知をしております。
 滋賀県内の他市町が早期対応される情報は入手しましたが、当市といたしましては、子宮頸がんワクチン接種受託市内医療機関が少ないことから、一斉に勧奨通知をすることで医療機関の負担となり、加えて希望者が殺到すると混乱や希望者にもご迷惑をおかけする事態が想定されたため、計画的に順次通知を送る対応としたものであり、ご理解をお願いいたしたいと思います。
 なお、積極的勧奨の差し控えにより公費での接種機会を逃した方への接種事業、いわゆるキャッチアップ事業には、残された時間的余裕がないことから急ぐ必要があると判断して、他市に先駆けて取り組んでおります。
 今後は、これまで送付できていない中学2年生から高校1年生相当の対象者に積極的勧奨や定期接種の対象年齢が過ぎても公費対象として接種できる旨の案内を計画的に送付することで今年度の全対象者への周知を行います。また、併せて市の広報等においても子宮頸がんワクチンについて定期接種等の案内を行う予定でございますので、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 山本妙子君。
◆3番(山本妙子君) 大変にありがとうございます。それでは、中学2年、3年、高校1年生にも全て通知が行き渡るということで、ありがとうございます。市民の皆さんにとっては、100%信頼に値するものとして市の通知というものは捉えられております。表現する言葉一つ取ってみてもかなりの影響力があるものであると考えます。確かにその時点ではそのような文言になったかと思いますが、状況が変わりましたので、漏れがないよう全ての対象者に情報が行き渡り、さらに接種率が向上するよう今後もどうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、次の質問に移らせていただきます。
 4、ウオーキングアプリ、健康ポイント事業の導入について質問させていただきます。
 近年健康への関心は高まる一方であり、長寿県である滋賀県ではありますが、さらに健康長寿を目指したいものです。そこで、当局の皆さんのご努力によって、また市民の皆さんの意識の高さによって、特定健診をはじめ様々な検診が実施されているところです。皆さんのご自宅にも届くかと思いますが、特定健診のこのような通知、これは胃がんとかその他の検診の通知です。さらに、特定健診、届きましたかって、黄色い封筒は届きましたかって、このように後押しをしてくださっている、本当に目に飛び込んでくるというか、すばらしいご努力やなっていうふうに思います。さらに、健診後はこのように、生活習慣病とか、そういう方に対しては大丈夫ですかっていうような、本当に手厚いこのような工夫を日々していただいております。本当にありがとうございます。
 市民の皆さんが健康であるということは、何にも代え難い健康はもちろん、医療費の削減、ひいては自治体財政の安定、そのほか地域の活性化、活力ある自治体経営などなど、まさに三方よしどころか何方よしでしょうか。
 そこで、今日は歩くことを推奨したいと思います。
 以前も何度か質問に上げさせていただきましたが、歩くこと、ウオーキングは人間の体にとってとても大切なことであり、歩くことで免疫を高めることができます。ある70歳を超えたご婦人は、水郷マラソンに出るんだと目標にして、歩くことに挑戦されています。本当にすばらしいことであるなと思います。
 そこで、2点質問させていただきます。
 1、健康もICTで推進、市として歩くことを応援するためにウオーキングアプリなるもの、健康ポイント事業の導入をぜひご検討いただきたいと考えますが、いかがでしょうか。ビワテクに近江八幡市も参加していただいてることは存じておりますが、さらにふだんの生活に密着した毎日取り組むことのできる持続可能なものはないか考えました。例えばドラッグストアのキリン堂さんでは、キリン堂公式アプリにおいて、歩いた歩数などに応じてマイルがたまります。そのマイルをポイントに変換してキリン堂店舗で利用できるというものです。
 皆さんはわらしべ長者のお話をご存じですか。恐らく多くの方がご存じかと思いますが、日本の昔話で、1本のわらしべを次々に高価なものと交換し、ついに長者となるというお話です。ある環境に熱心に取り組んでおられる市民の方がうれしそうに言っておられました。生ごみがお米に換わりましたと話してくれました。ぜひ楽しみを持って取り組めるような後押しをお願いしたいと考えます。
 2、近江八幡市として免疫向上都市宣言を表明しませんか。
 以上、初問とさせていただきます。ご回答よろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 山本議員のウオーキングアプリ、健康ポイント事業の導入についてのご質問のうち、免疫向上都市宣言についてお答えをいたします。
 多忙でストレスフルな現代社会、またコロナ禍において健康を維持していくためには、自己免疫力を高めていくことは重要なことと認識をしております。免疫を向上させるためには、栄養、運動、睡眠などの基本的な生活習慣を整えることや屋内の清潔保持、ストレスをためないことや人とのコミュニケーションを取ることなどが挙げられます。免疫向上都市宣言のご提案をいただきましたが、既に本市では平成29年に「自分の健康は自分で守ることを基本として、人がやさしく支え合い、健康でいきいきくらせるまち近江八幡」を目指し、免疫向上の要素も含む近江八幡市健康なまちづくり推進宣言を行っております。
 この宣言は、1、栄養・食生活、2、運動、3、休養・こころの健康づくり、4、たばこ、5、歯の健康、6、健(検)診受診の6つの領域に基づいており、あらゆる機会を通じて市民に向けて啓発を行うことで市民の健康意識の向上を目指しております。
 具体的な取組は多数ございますが、代表的なものをご紹介いたしますと、栄養・食生活につきましては、近江八幡市の健康課題である高血圧症の予防対策として減塩のロゴマークやキャッチフレーズを用いた減塩を推進するための取組や情報発信を行っております。運動につきましては、年代を問わず取り組みやすいコーディネーショントレーニング、体と脳をつなぐ神経に着目した体操を用いて市民が運動習慣を意識し、習慣化できるような啓発を行っております。休養・こころの健康づくりにつきましては、心の病として代表的な鬱対策として、睡眠の重要性の啓発や産後鬱の早期発見のためのスクリーニングの導入、周囲の人が身近な人の心の変調に気づき対応できるよう市の新規採用職員や市民を対象にゲートキーパー研修を行っております。たばこにつきましては、保健指導や健診などの場面において禁煙の指導や治療ができる薬局や医療機関の紹介など、禁煙のための支援を行っております。歯の健康につきましては、健康推進協議会等を通じて、おやつに含まれる糖分量が一目で分かる媒体等を用いて糖分の過剰摂取の予防や虫歯予防の啓発を行っております。また、フッ化物洗口についても、就学前児童及び小学生を対象に順次導入しております。健(検)診受診につきましては、特定健診受診率向上対策として先ほど議員からもご紹介いただきましたナッジ理論に基づいたメッセージを用いた受診勧奨通知や、若い世代から自分の健康に関心を持ちがんの早期発見ができるように幼稚園の保護者に乳がん自己触診法の啓発を開催しております。これらの取組については、健康はちまん21プラン推進委員会において進捗管理や評価を行ってきております。
 このような健康的な生活習慣の実践は、免疫力の向上を図り、感染への抵抗力の向上や様々な疾病の発症予防になり、ひいては健康寿命の延伸につながりますので、今後は免疫力を向上させることも踏まえて健康はちまん21プランの取組をより一層推進してまいりたいと思いますので、ご理解をよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 西川教育部長。
             〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 山本議員ご質問のウオーキングアプリ、健康アプリ事業の導入についてのうち、健康もICTで推進についてお答えいたします。
 議員がおっしゃるとおり、ウオーキングは健康増進のために効果的で、特にダイエット効果、生活習慣病の予防、改善効果等が期待され、コロナ禍においても手軽に始められる運動として注目されております。ご提案の事業は、アプリをスマートフォンにダウンロードし、歩いた距離や歩数に応じてポイントを受け取り、地域の店舗で使えるクーポンや応募券等に交換できる、言わばウオーキングのモチベーションを上げるための取組とおおむね理解しております。ウオーキング普及の後押しとなる取組として有用であるか、今後本事業のニーズ及び費用対効果等について研究の上、検討してまいりたいと思います。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 山本妙子君。
◆3番(山本妙子君) ありがとうございます。今回ウオーキングアプリ、健康ポイント事業を取り上げたのは、歩くことが一番身近にできる健康法であると考えたからです。それを毎日取り入れること、かつ楽しく取り組むこと、そのためには取り組むための後押しをするのにポイントはどうかと考えました。歩くことは一番身近なことであり、すぐにでもできるように思いますが、しかし意識がないとできないことであり、そういう意味では簡単なようで大変難しいことなのかもしれません。しかし、それ以上にスポーツに取り組むとなると、何かの機会がないと難しく、多くは何かを準備しなくてはなりません。ボールであったりラケットであったり、何でしょう、何かを用意しなくてはなりません。何かするのにワンクッションあって、自分を奮い起こすよいしょが要るように感じます。それこそ意識がないとなかなか取り組めないものです。ふだんの生活の中で歩くことにスポットを当ててほしい、イベントに行くのではなく、ウオーキングコースを歩くのではなく、ふだんの生活の中で歩くこと、そして楽しみを持って歩くこと、私の今回の発言の意図はこの2点にあります。
 当然市民の皆さんも、適度な運動がいいというのは皆さん分かってらっしゃることと思います。だけど、なかなか取り組めないのはなぜなんだろうっていうことなんです。手軽にできないからではないでしょうか。場所を選ばず時間を選ばず何も用意することなく身一つで、それにはまずは歩くことへの意識を持ってもらうこと、次はそれを持続してもらうための何か楽しみをつくっていただくこと、ここがポイントです。
 以前健康推進課と保険年金課で健康ポイント事業をやっていただいていたということですが、検証の結果、残念ながら現在は行っておりません。しかし、昔に比べてさらに歩くことへの意識は高まっているように感じます。今後調査研究をしっかりと進めていただき、ぜひ導入を願うものです。何とぞよろしくお願いいたします。
 物価高です。この物価高です。主婦の目線から言うと、お米や食料品、トイレットペーパーなどに換わると大変うれしく思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 それから、2つ目の免疫向上都市宣言の表明ですが、宣言とは意思や方針を示すもの、広くほかにも分かりやすく表明することであります。そのための宣言です。広く知らせる、健康になろうよ、歩こうよ、楽しいよという、そういう意識を持ってもらうための宣言であり、実際の行動を促すための決意表明です。そういう思いからの発言でしたが、ご回答いただきましたように様々、健康なまちづくり推進宣言や健康はちまん21プランなどがありますので、その中でさらに強化、推進していっていただきたいと考えます。ありがとうございました。
 では、次の質問に移らせていただきます。
 5、市内22か所の都市公園の整備についてお尋ねいたします。
 令和2年9月定例会で公園の在り方、今後のビジョンについてお尋ねした際の回答に、今後22か所ある既存の中規模な都市公園の再整備について検討していくということでした。いよいよ30年から40年経過した公園が、また市街地の区画整理によってできた公園が時代のニーズに合わせ、また公園の維持管理の在り方も含め新たな転換を迎え、一つ一つ生まれ変わることに大きな期待を持ちます。大変にありがとうございます。
 子育て世代のお母さん方からのお声として、子どもが集まる場所、遊ぶ場所であるはずの公園が実は大きな危険をはらんでいるということで、防犯カメラを望む声やトイレは死角になるから要らないのではないかという意見、最近は公園に限らず商業施設などのトイレはどうしても死角になることや痛ましい事件があったことから決して子ども1人ではトイレには行かせない保護者も増えてきました。一方で、いや、なくては困るというご意見もあるかと思います。また、時計は、小学校の中学年から中学校に入るくらいの子どもたちで保護者同伴ではなく、かつまだ携帯を持っていないような年代の子を持つ保護者からはあったら便利だなという声も聞かれます。現在、経緯は様々ですが、防犯カメラがついている公園が2か所、トイレのある公園は6か所、時計がついている公園は4か所だそうです。今後の公園の在り方として、防犯カメラ、トイレ、時計の有無について当局のお考えをお聞かせください。お願いいたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 栄畑都市整備部理事。
             〔都市整備部理事 栄畑隆夫君 登壇〕
◎都市整備部理事(栄畑隆夫君) 山本議員ご質問の市内22か所の都市公園整備についてお答えします。
 市内22か所の都市公園は、議員ご承知のとおり、経年による公園施設の老朽化や樹木の大木化はもとより、都市公園の在り方の再検証が必要時期でもあります。都市公園の再整備の考え方につきましては、先般の代表質問でも答弁させていただきましたとおり、まずは公園施設の長寿命化計画を策定し、順次再整備を行うこととしております。再整備に当たっては、現状把握の上、社会構造の変化や利用者ニーズを的確に捉えるとともに、安全・安心、そして利便性の向上を目指した計画が必要と考えております。ご質問にありました防犯カメラ、トイレ、時計の有無につきましても、それぞれの公園の整備計画に対する検討事項の一つと考えております。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 山本妙子君。
◆3番(山本妙子君) そうですね。まずは現状把握からということですね。自治会をはじめ地域住民の皆さんとよく話をしていただき、地域の実情に添って進めていただきたいと思います。ご苦労をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 私は、公園整備で市の魅力は大幅にアップすると考えています。老若男女が集える公園、最近では草津市のロクハ公園や東近江市のやわらぎの郷公園など、高齢者の健康器具が置かれている公園がよく見られます。本市においても、ひまわり館横の公園はそうではないでしょうか。ほかにも文芸の郷公園、八幡公園にもありますね。あの〇〇の公園へ行こうよと代名詞がつく公園、あのバスケットゴールのある公園、ボール遊びができる公園、水が流れている公園、花がたくさん埋まっている花の公園、アスファルトのスペースがある公園というように、一つ一つに特徴のある公園をぜひつくっていただきたいと願います。また無謀な夢のような話をしているかもしれませんが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 公園整備で市の魅力が大幅にアップする、市長のお考えはどうですか。何かお言葉をいただいてよろしいでしょうか。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 山本妙子議員の再問にお答えを申し上げます。
 これまでも申し上げてるとおり、公園っていうのは我々の生活の一部ですし、ある意味で都市の顔だとも言える存在だと思います。そういう意味で、まさに都市整備、公園の整備っていうのがこの町の魅力を大幅にアップするっていうか、魅力そのものの一部を構成してるっていう議員のお考えにまさしく同感だと思います。近江八幡市の特性上、もともと旧市街に町ができまして、八幡公園、八日市市は延命公園っていうような形で、町と公園っていうのは一体でございましたけども、この新市街地が広がるに当たって様々な形で都市公園っていうのが至るところに整備されてきたという中で、改めてこの新しく整備されてきた地域を含めましてこの都市公園の再整備っていうのはまさに地域の住民の生活っていいますか、居住空間の一部として公園っていうのは整備されるべきだと思いますし、そういう中で、こういう時代でございますので、議員もおっしゃっていただいたようなそれぞれの公園の特徴ある、皆さん今車もあり自転車もありということで移動できますので、それぞれ公園が特徴を持つことによって有機的なつながりをそれぞれ公園が持てるようなものとして整備をさせていただけたらと思います。
 また、そういう中で、各部から言いましたように維持管理っていう問題もございますので、しっかりとその辺、バランスを取りながら進めてまいりたいと思っております。
○議長(小西励君) 山本妙子君。
◆3番(山本妙子君) ありがとうございます。市長そして担当課の皆さんの思いを聞かせていただいて本当にうれしく思います。
 この皆さんのお手元にあるこの公園の写真ですが、これは防犯ブザーを設置してある公園です。ほかにもあると聞いておりますが、一つの例として、これは金田学区のまちづくり協議会の皆さんが、変な人がいて怖いと思ったらこのボタンを押してください、近くの人が助けに来てくれますというように、子どもたちの安全を考え、工夫を凝らし設置していただいたものです。また、ほかにも、老人会の皆さんがグラウンドゴルフで公園を使用した際、併せて草抜きを実施したり、スポーツ少年団で使用した際、使用後、トイレ掃除や見回りをするなど、まちづくり協議会または地域の皆さんそして行政が連携を組み、大切に取り組んでいる様子を、この写真1枚ですが、お伝えしたかったのです。
 このように、公園づくりは使い方や維持管理も含めまさに人づくりであると感じております。市としても、地元自治会やまちづくり協議会ともよく協議の上、一層力を入れていただきたいことをお願いいたします。
 以上で質問を終わらせていただきますが、最後に一言、昨今エネルギーや食料品の価格が急騰し、市民生活に大きな影響を及ぼしております。地域の実情に応じた支援を各自治体が行えるよう地方創生臨時交付金の拡充がなされ、これを財源に各県内市町でも様々対応策が取られております。本市においても、バスやタクシーなど地域公共交通の経営支援や、学校給食の栄養価を落とすことのないよう高騰した材料費の増額や水道料金など公共料金の補助等、さらに柔軟に活用していただきたいことを強く要望いたします。
 日々の市長をはじめ、当局の皆様のご尽力に心より感謝して、私の質問を終わらせていただきます。大変にありがとうございました。
○議長(小西励君) 以上で山本妙子君の個人質問を終わります。
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