近江八幡市議会
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玉木 弘子 議員
令和4年第2回(6月)近江八幡市議会定例会 7月12日(火) 一般質問
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内容
会議録
令和4年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月12日(火) 一般質問
玉木 弘子 議員
(1)安土学区コミュニティエリア整備事業について
(2)産後ケア事業の充実について
(3)都市公園整備について
(4)老人会活動の調査・険討について
(5)安土学区 市有地の活用について
◆9番(玉木弘子君) 皆さんこんにちは。日本共産党玉木弘子です。
発言通告に従いまして、分割で質問させていただきます。
質問に先立ちまして、安倍晋三元首相が演説中に銃撃を受けご逝去されたことに心からご冥福をお祈りいたします。
一人一人の人間はかけがえのない人であり、殺してもよい命、殺されてもよい命、誰一人ありません。私は、言論の自由を暴力で封殺するような行為を決して許さない社会をつくるために頑張っていきたいと思っています。
質問に入らせていただきます。
1点目、安土コミュニティエリア整備事業について質問させていただきます。
この安土コミュニティエリア整備事業は、6月補正予算で4,706万5,000円が計上されております。一体整備に関連して3点についてお伺いします。
1、2月21日付の安土学区まちづくり協議会会長名の一体整備の方針案を了知しましたという小西市長宛ての文書に4項目の継続協議の要望が出されています。継続協議とはどのような内容でしょうか、またまち協へはどのように回答されましたか。このまち協の決定につきまして、市は住民の意向と判断されていますが、学区住民の気持ちとはかけ離れています。
2点目、継続協議1項目めの一体整備に係る十分な面積5ヘクタールの確保とあります。今回の想定面積は4.8ヘクタールで限りなく5ヘクタールに近い面積になっていますが、これはまちづくり協議会の要望に応えた面積なのでしょうか。
3点目、一般会計補正予算(第2号)説明書の安土コミュニティエリア整備事業の広告料の内訳、構想策定業務委託のうち、現地用地測量、雨水排水調査、土地利用計画、道路線形計画について説明を求めます。
以上、初問といたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
濱本安土町総合支所長。
〔安土町総合支所長 濱本 浩君 登壇〕
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員お尋ねの安土コミュニティエリア整備事業についてお答えいたします。
1点目の安土学区まちづくり協議会から市の一体整備の方針案に対して出された継続協議の内容といたしましては、1、一体化整備に係る十分な面積5ヘクタールの確保について、2、安土川の排水について、3、コミセン建物面積について、4、早期事業着手についての4つの項目について継続協議の要望をいただいております。これに対する市からの回答といたしましては、令和4年度以降に引き続き協議を継続していく旨を一体整備の方針と併せまして本年3月11日付で回答をしたところでございます。
次に、2点目の4.8ヘクタールの根拠につきましては、安土コミュニティエリア構想策定業務において委託業務を実施する対象地域の面積であり、安土町下豊浦地先の安土小学校の移転候補地を中心に農道、線路等の地物界で区切った範囲を想定しております。
次に、3点目の広告料の内訳につきましては、土地収用法第15条の14に規定されている事業説明の告知のために新聞広告代を計上しております。
最後に、構想策定業務委託を説明させていただきます。
これは、さきの創政会の代表質問においてお答えいたしましたとおり、現地の平面図を作成するために行う現地測量、敷地の境界確定のために行う用地測量、エリアの雨水貯留機能の策定を行う雨水排水計画、エリア外周道路や進入路を検討する道路線形計画、各施設の規模や配置を検討する土地利用計画を策定する業務であります。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 再問させていただきます。
1問目のところで市の判断と学区住民の気持ちがかけ離れているということについて発言させていただきました。この点について市長にお伺いします。
3月議会でも質問いたしましたが、まちづくり協議会が移転一体整備の了承を決めたことについて、多くの学区住民が知らない中での決定と言えます。令和2年度には、市長は数回まちづくり協議会との懇談を重ねられています。情報公開の資料によりますと、小学校整備地検討委員会が始まる前の6月30日に「安土小学校等一体整備の促進について」というテーマで懇談されています。そのときにまち協幹部数名の方と議員1名が出席され、一体化はどうなっているかという質問に対して、市長は一本化に向けてどう道筋をつけるか、そのために先に小学校を決めたほうがよい、基本的に移転一体整備で進める、年内に小学校移転を決め、今年度中に一本化を決めると発言されています。基本的に市長が一体整備で進めるというお考えを持っておられるのであれば、まち協の幹部の方への説明だけでなく、きちんと学区の住民に対してお考えを示すべきではなかったでしょうか。
また、昨年8月に開催されました小学校移転建て替えの説明会において、参加者の方からコミセンに関連した質問が出されたとき、この発言は制止されて、市長はコミセンについては小学校が決定した後に住民の意見を聞いて決めると発言されています。しかし、市長が基本的に一体整備で進めるお考えをお持ちなら、その場でもきちっと説明されるべきではなかったでしょうか。その後も住民のコンセンサスを得る上で説明会などの機会を持たれることはありませんでした。市長のお考えをしっかり住民に伝えてもらっていたら、住民との関係でもっとすっきりしたのではないかと考えています。この点について市長の見解をお願いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
小西市長。
◎市長(小西理君) 玉木議員の再問にお答えを申し上げます。
なかなかこの件に関しては従来から大きな、いろいろ誤解があるようでございますけども、過去を振り返りますと、私の記憶が正しいかどうかあれですけども、平成25年、平成28年とそれぞれ学区から、安土学区から一体整備の要望書というのを、私以前でございますけども、頂いておるということでございます。そういう中で、当時、振り返りますと、私の最初の選挙の公約でコミュニティエリアの整備ということを書かせていただいておりますし、そういう中で当時、今移転地における水害の問題っていうのがありまして、当時ボーリング等、調査をしておりませんでしたので、しっかり調査をして移転地で問題ないということを一応表明させていただいて、それで教育委員会で移転を決めさせていただいたと、こういう中での話でございます。
当然我々が何をというよりも、住民っていいますか、安土学区でどういう考えを持たれてるかっていうことも当然考えなきゃいけない状況でございますので、そういう相手方として、ほかの学区もそうでございますけども、近江八幡市のこれまでの市政方針としてまちづくり協議会が対等な当然交渉っていいますか、話合いの先になるという。他学区でも同じことでございますので、安土学区でもそことして、学区の意向としてそういうまちづくり協議会とお話をさせていただきながら進めると、こういう考えで進めておるところでございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 度々今までから学区、まちづくり協議会の意向が住民の代表として住民の意向であるというふうにお伺いしておりますけれども、今当初から市の方針が移転一体整備であると、公約にもエリア整備で上げていたと、そうであるならばきちんとその市長のお考えを住民に示していただきたかったなというふうに思います。小学校の移転建て替えについては、意見を持っていますが、市の決定を受け止めております。このコミセン一体整備については、事業を進める前にもう一度住民に対して市長の考えをきちっと説明して、合意を得た上で決定するべきと考えます。
次の質問に移らせてもらいます。
要望の1、5ヘクタールの確保に関連して、敷地面積について、安土と同じように土地収用で移転一体整備を行われました桐原、岡山学区の人口と面積についてお伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
桐原、岡山学区のそれぞれの人口、エリア面積でございます。
人口につきましては、令和4年度3月末現在の数値でございます。
まず、桐原学区でございます。1万7,949人でございます。エリア面積といたしましては3万7,248.96平米。
岡山学区でございます。人口が6,164名、エリア面積は3万602.17平米でございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今お尋ねしまして、桐原学区の人口は1万7,949人で敷地面積が3万7,248.96平方メートルというふうにお伺いいたしました。安土学区の人口は、これ、4月時点か分からないんですけど、9,637人で、今回の想定面積が4万8,000平方メートルということを考えると、人口は桐原学区の約半分というか、53%程度なのに面積が1万平方メートル以上大きくなっているということについては他学区との整合性が取れないかと思うんですけれども、これについて説明を求めます。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
現在の4万8,000平米の想定面積というのは、事業面積、イコール事業面積ではございません。事業用地をこれから確定していくために想定をする測量、対象面積、事業想定面積ではございますけども、その4.8ヘクタールをそのまま事業面積とするものではございません。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) では、庁内の会議録では、敷地面積としては小学校が約2万8,000平方メートルプラスコミセン等で1万平方メートルで3万8,000平方メートルが最大となる見込みという記述がありました。この点についても、先ほど事業想定面積である4万8,000平方メートルというふうにお聞きしましたけれども、庁内会議でも3万8,000平方メートルが最大となる見込み、これに対して1万平方メートル以上が事業想定面積と言われている理由をお尋ねします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
今ご指摘のとおり、小学校の面積、それからコミュニティの面積で議論はしてございます。ただ、そこにプラス外周道路の用地、それから緩衝帯、いわゆる緑地面積、あと調整池、こういった設備、基盤が必要になるというところで、必ずしもおっしゃっていただいた面積の中に収まるものではない、そうした可能性を含めた上で精査をする面積が4.8ヘクタール、4万8,000平米になると、こういうことでご理解をお願いいたします。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今までから度々質問させていただいた中で、敷地の面積は整備施設に見合う敷地面積になるというふうに説明を聞いておりました。もしこれが必要以上の土地を取得することがあるのなら、それに対して明確な説明が必要かと思います。
初問の答弁で、面積につきまして、地物界で区切った範囲を想定とお聞きいたしました。この点について、地物界についてもう一度具体的に説明をお願いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
地物界の定義でございますけども、基本的に道路、河川、線路といった地上にある構造物、これを指しております。
なお、現時点で地物界で仕切ってる根拠になるんですけども、残った土地、例えば今の場合ですと水田になろうかと思いますけども、例えば分筆をして耕作が困難になるようなことがないように現時点では地物界を境にして事業に向けた検討を行いたいと、このように考えておるということです。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) そうしますと、地物界で区切っていくということは多少不要な面積っていうか、そういうものが含まれるという理解でよろしいでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
基本的にこの事業は収用事業の認定を受けますので、必要以上の面積を取得するということはこの土地収用法上では許されることではございませんので、基本的にはそういった面積は算定しない、計上しないということになろうかと思います。
ただ、一部例外といたしまして、先ほど申し上げた耕作困難になるような形状で残地が残るというものについては一定配慮をしていく必要はあるのかなと、このようには考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 耕作への影響についてはまた後ほどお伺いしたいと思います。
3月議会のほかの議員の質問の中で、コミュニティエリアの整備はJR線路側に向けての整備となると思ったりしますかというような質問がありました。今回の市の提案された土地については、小学校整備地の予定地とJR線路の間であり、これが何かぴったり一致してるので、ひょっとしたら最初からまち協さんとの要望の中で決まっていたんかなっていう疑問も持つんですけど、この点についていかがでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
あくまで4.8ヘクタールというのは今回の委託の業務範囲の対象面積でございます。したがいまして、今議員のご指摘のような事実はございません。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) では次に、広告料に関連してお伺いします。
土地収用法15条14に基づく事前説明会の時期、対象者はどのようになりますか、お伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員のご質問にお答えをいたします。
今ご指摘いただきました土地収用法第15条の14に基づく説明会は、現時点では対象を安土学区の住民様を想定してございます。したがいまして、この開催に関しては新聞への掲載を行います。また、地権者には別途通知をしたいと、このように考えておりまして、土地収用認定申請の事前協議の動向によって左右はされるんですけども、順調にいきますと年明け2月頃に開催をしたいと、このように考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) それまでに、測量に関してですけれども、地形の測量と用地測量や境界確定について、整備を進める上で今回事業想定されております4.8ヘクタール分の地権者に事前に説明が必要かと思うんですけど、この点はいかがでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
今議会においてご指摘いただきましたように、委託業務の予算の上程をさせていただいております。これをご可決いただきましたら業者選定に移りまして、早速業務着手については9月を想定してございます。この業務着手に先立ちまして、測量業務に係る地元説明会、これは対象が地権者様になろうかと思いますけども、その実施を考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 9月着手で説明をするということですけれども、この4.8ヘクタール分の地権者はおおよそ何名ぐらいいらっしゃるのでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
現時点で数字を持ち合わせておりませんので、後ほどご回答を申し上げたいと思います。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 次に、要望の、まち協からの要望に書かれております3項目めのコミセンの面積については、十分な協議の上、学区にふさわしい内容とするとあります。この点についてどのようにお考えでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えいたします。
コミセンの延べ床面積、建築面積になりますけども、こちらはこの構想の策定業務の中で検討を進めさせていただきます。現時点で室が持ってる原案というのはございませんが、これこそまちづくり協議会さんとの協議により詰めていきたい、このように考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 以前に移転建て替えになった場合、他学区との面積規模と比較して、防災センターも含めて、消防団の詰所も含めて1,400平方メートル程度と聞いておりましたけれども、安土の場合は今の今後協議をしていくということで、今のコミセンと同じぐらいの大きさの建物を建てるということもあるのでしょうか、お伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
そうしたところも含めて、まちづくり協議会さんと協議を進めていくわけですけども、収用事業の認定の際に必要な、適切な規模の面積っていうのもこれ、問われますので、現状の面積が適切ということになればそうなりますでしょうし、それが立証できないということになるともろもろを積み上げた必要面積というもので決定をしていくということになります。
ちなみに、桐原、岡山についても同様の作業で最終間取りを含めた規模を決定しているところでございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 土地収用の申請をするまでにいろいろ協議もしながら、適切な規模であるか、そういうことを検討していかれるということで、場合によっては、適切と判断された場合、今と同規模ぐらいになるということもあり得るということかなというふうに思いました。
続きまして、土地利用計画の内訳についてですけれども、今業務委託する中で検討するというふうなことかも分かりませんが、小学校、コミセン、消防分団詰所、放課後児童クラブ、駐車場、駐輪場などの素案の面積、市として今お考えの面積についてお聞かせください。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
現時点でのそれぞれの土地面積の内訳というのは今持ち合わせておりません。今後この構想策定業務、それから地元との協議の中で、合理化を含めた上で検討して決定していきたい、このように考えてございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今それぞれ面積は、内訳は持ち合わせていないということですけれども、小学校の整備地の検討をした際に面積とか配置図とかも提案されておりましたけれども、今回このコミセン一体整備についてその点を示されないっていうことが理解できないんですけれども、その点について説明をお願いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
小学校の面積に関しては、おっしゃっていただいたような検討結果の末に出ております。小学校の要求水準の考え方っていうのが児童1人当たりの面積等で教室の面積などが決まるというようなところで、そちらに関しては一定の計算式でもって算定をされたと、このように聞いております。ほかの案件については、例えば分団の詰所にしても、団員数であったり消防車の数が必ずしもほかの学区と一致をしないわけでございますし、コミュニティセンターにつきましてもその学区に応じた必要規模っていうものもあるわけでございます。したがいまして、そういった算定をするのにある基準が、ある施設については一定面積は出せるわけなんですけども、そういった流動的なものといいますか、それぞれの地元の実情に応じた面積規模を、整備すべきものに関してはそういう短絡的に面積が算定できる基準がないということが原因でございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 基準がないということですけれども、小学校エリアに駐車場が220台っていうふうに計画されておりましたけれども、コミセン一体整備した場合、この駐車場はどのようになるかお考えでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えいたします。
駐車場におきましても、小学校、それから使われる、整備する施設ですね、こちらの利用者が共用でできるだけ台数を絞る形で合理化を図るというのが収用事業に基づく考え方でございます。したがいまして、まちづくり協議会でまち協周辺、小学校を利用した例えば行事、こういったところの状況を鑑みながら必要台数面積っていうのを算出して事業認定申請を行い、決定をすると、こういう流れになります。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今あまり具体的に決められていないんですけれども、土地収用法は、土地収用法の書類申請は多分年度内にいかれるかなと思うんですけど、その土地利用計画の素案が確定するのはいつ頃で、そのことについての住民説明会と先ほどの15条の14以外に住民説明会を持たれる予定とかはあるんでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
スケジュール的には、先ほど申し上げましたように、業務に着手して12月に構想の素案っていうものをまとめたい、このように今想定をしております。この構想の素案の段階で学区住民さん宛てに一度説明会を開催をした上で収用の事前協議の最終局面を迎えたい、このように考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 次に、要望の2項目めの安土川に大きな影響が出ないよう排水に配慮するとありますが、3月議会の答弁ではしゅんせつについての調査を県に要望するというような回答をされています。その点についてお伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
安土川のしゅんせつ等につきましては、他の状況も鑑みる中で市から河川管理者に要望されてるというところになります。この事業で直接そのしゅんせつなりが実現するということではなかろうかと思いますけども、安土川が最終放流先になります関係がありますので、そういった予定も含めた上で把握をしながらこの事業を進めてまいりたい、このように思っております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) もししゅんせつが行われるにしても、県への要望、それから県のいろんな事業の採択もありますので、今すぐ実施可能という状況ではないっていうふうに理解しといてよろしいんでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
ご指摘のとおりのご理解でお願いをしたいと思います。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) これは、昨年8月12日から14日に降りました大雨のときの安土川の状況です。堤防ぎりぎりまで水がたまっておりますし、安土の場合、大雨が降ったとき、度々こういう状況を経験しております。このことから考えて、しゅんせつすることで本当に浸水したときの安土川に影響が出ないようにすることができるのか疑問に感じています。琵琶湖の水面標高は85.6メートルで、建設予定地の農地の標高が86メートルとなっております。農地からまだ下にある安土川の川底まで例えば1メートルとしましても、琵琶湖の標高より低くなってこの土地がしゅんせつすることで流下能力が改善して大きな影響が出なくなるということは考えにくいかなというふうに思います。例えばこの地域の最大降水量が降ったときの浸水継続時間は4週間というふうに県の資料にありました。この点について、しゅんせつすることが本当に流下能力の改善なり排水への影響を与えないという状況になるのかもう一度お伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員のご質問にお答えをいたします。
基本的に水が流れなくなるっていうのは、安土川の断面ももちろんなんですけども、その下の琵琶湖の水位によるところも非常に影響が大きいということになります。したがいまして、議員ご指摘のとおり、しゅんせつがすぐ水害の改善策につながるかということになると、そこは琵琶湖の水位によるもので変わってくると、このように思います。ただ、一定流れる面積、こちらの確保はできようかというふうには思いますので、しゅんせつ自体が全く効果がないということではなかろうかと思います。
ただ、根本的に水害を防ぐ大きな原因というのは滋賀県全体の地形も絡むことでございますので、基本的にはそちらの安土川への放流の影響を今回コミュニティエリアを造成することによって与える影響を最小限とどめる、この対策を造成の中で講じていくというのが私どもが行うべき対策かと、このように思います。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) なかなか難しい問題かなというふうに思います。
次に、雨水排水調査については、エリアの雨水貯留機能を算定するというふうにお聞きいたしました。森原議員の質問の際、盛土をすることで相当雨量の場合も防災機能を果たすというように答弁されました。雨水排水調査の想定降雨量はどのようにされるのかお伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
現在のハザードマップ、こちらが200年確率、200年に1度の大雨に備えたものでございます。基本的には、現時点では50年確率、それよりも頻繁に起こる大雨を想定した上で、流域調査等を行った上で必要量の貯留を可能にするような計画を持ちたいと、このように考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 想定降雨量については50年確率で考えているということでした。今最近、近年の気象状況から申しましても、100年に一回の水害が毎年のように起こっているということから考えてもこの50年に1回の基準が正しいのか、ここは安全のために100年確率の想定を考えるとか、そういうことも必要でないかなというふうに思います。
候補地につきまして、現在水田でありまして一定量の雨水貯留機能があります。例えば、田んぼから道路高が例えば50センチとしまして、それでそこに水がたまった場合、5ヘクタールで約2万5,000立米、2万5,000トンの水がたまることになります。そこに2メートルの盛土をすることによって周囲への排水の影響、またはこういう盛土をすることのシミュレーションなどをどのようにされるのか、その影響を調べるためにどのようにシミュレーションされるのか、例えば土地収用を申請する上でこんな基準があるのかどうかお伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
今議員のご指摘を満足させるための雨水排水計画を策定すべく、今回委託調査の中で貯留量、それから流域の流下の速度等の検討を行うと、このように考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 先ほど耕作地への影響について少し触れられたと思うんですけれども、ここは城南土地改良区の土地でもありますし、土地改良区との協議調整の内容はどのようなことをされるのかお伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
土地改良区は、おっしゃっていただくようにこの区域の土地を管轄しておられる公的団体でございますので、収用事業の認定の過程でも義務づけられてることもございますし、残った土地改良の運営のこともございます。そうしたところで、土地改良区との協議っていうのは必然的に連携を密にしながら進めさせていただきたいと、このように考えておりまして、現時点で2回ほど理事長さんにお会いをして協議をさせていただいてるというところです。
ただ、これから構想策定業務を進めていく中で、その密度、連携を密にしていくと、現時点ではこういう段階ということでご理解をお願いしたいと思います。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) この建設予定地には、水田地ということで農水管とか、それから水路もありますし、周囲の農地への影響とかも、先ほども言いましたけれども、あると思います。盛土をすることで、またそして工事とかを行うことで耕作地への影響、それも今後策定業務の中で考えていかれるのかも分からないんですけれども、今まで土地収用を行って市内でも一体整備を進められてきた中で、何か教訓というか、耕作地への影響をどのように考えておられるのかお伺いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
これまでの土地改良区さんへの整備に係る影響等につきましては、基本的に農水管っていうものは移設をするということでございます。今回のこの場所に関しましては、それ以前に西側の東南寺の辺りの農地が市街化編入されてまして、そのときに農水管は処理をされてます。現時点では、この対象区域は農水管の上でも最下流というふうになってますので、比較的農水管に関する影響は、簡単とは言いませんけども、対策は立てやすい状況にあると、このように思っております。そのほか、工事中でありますとか、そういった通行の関係、このあたりに関しましては基本的に農道は通らないような進め方を考えておりますし、幸いにして県道にも接道をしてますので、これらの立地を生かしながらの工事進捗っていうものを第一に検討を進めたいというふうに考えます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 1つ、岡山コミュニティエリアでは造成されてエリアの横の田んぼがしけって麦の耕作ができなかったような影響が出たというふうに伺っています。また、安土でも、地元の方からいろんなところから水が湧くことがあると、水脈は分からんっていうような話も聞いております。ぜひ周りの耕作地への影響のない対策をしっかり取っていただくように求めておきたいと思います。
この予算が今議会で通りましたら、委託事業の公募が始まり、事業が開始されます。この質問を通しまして、構想策定業務、それが済むまでは具体的な面積等は分からないという状況でした。そして、排水に対しても、本当にしっかり対策がしていただけるのかどうか、その辺もきちんとした答弁をいただけなかったかなっていうふうに感じました。また、初めにも述べましたように、この事業について学区住民が納得して進めていただく必要があるなというふうに思っています。この一体整備を進めていくことがいろんな、今申しましたようなことで大きな問題かなというふうに思っておりますし、市長が常に言っておられます市民が主人公の立場を貫いていただいて、いま一度立ち止まって住民にしっかり説明をしていただき、納得できる進め方をしていただきたい、このことを求めまして、この質問を終わらせていただきます。
○議長(小西励君) 質問の途中ですが、ここで休憩をいたします。
午後0時20分 休憩
~~~~~~~~~~~
午後1時47分 再開
○議長(小西励君) 再開します。
濱本安土町総合支所長から発言を求められていますので、発言を許します。
濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 先ほど玉木議員からの再問のうち、お答えができておりません現在の対象地域の所有者の人数でございますが、24名でございます。
ちなみに、買収の対象となる地権者の数でございまして、いわゆる法定外公共物はここには含んでおりません。
以上です。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 大きく2項目めの質問をさせていただきます。
産後ケア事業の充実について、この産後ケア事業は平成26年に創設された事業で、退院直後の母子に対して心身ケアや育児サポートを行い、産後も安心して子育てできる支援体制です。誰もが安心して子育てできる環境を整えるために実施をされています。当市におきます産後ケア事業の事業内容及び利用状況と課題についてお伺いします。
初問といたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
青木子ども健康部長。
〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 玉木議員の産後ケア事業の充実についてのご質問にお答えをいたします。
初めに、本市における産後ケア事業の内容については、出産後、心身の不調や育児不安等を抱える女性とその子を対象に医療機関等に宿泊や通所また居宅訪問をすることにより産後の身体的回復や心理的な安定を促進するとともに、母子の愛着形成を促し、母子とその家族が健やかに生活できるよう体のケアや相談支援を行うもので、母子健康手帳交付時に事業の案内チラシを手渡しております。本市においては、令和3年7月の県要綱の改訂を受け、令和4年度からは利用対象者を母親から流産や死産を経験した方も含む女性とし、早産時や低出生体重児の場合は発育や発達の遅延等のリスクが大きく、母親は様々な不安や育児上の困難を抱えやすい傾向にあるため、利用開始日を出生日ではなく、出産予定日を基準にした修正月齢を用いるように変更いたしております。
また、昨年度の議会において山元聡子議員のご質問にお答えいたしましたとおり、利用者がニーズに応じた方法を選択できるよう新たに居宅訪問型も開始をしたところでございます。これにより、交通手段がない方や2人目以降の出産により宿泊や通所が困難な方も事業を利用しやすくなりました。
次に、産後ケア事業の令和4年度利用状況については、6月末時点で短期入所型3件、居宅訪問型7件となっております。
最後に、産後ケア事業の課題については、順次改善に努めており、現在のところ特に大きなものはなく、利用された方からは心身の休養や授乳の対処方法を知り不安が軽減したなどの声を聞いております。また、産後は、外出が困難という方もおられるため、保健師が訪問し本事業の申請を受け付けるなど、その状況に配慮し、柔軟に対応するようにしております。今後も支援を必要とする方が積極的に事業を利用し、産後の心身の不調の回復や不安の軽減につながるよう事業の利用を進めてまいりたいと考えております。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 主要施策で対象人員っていうか、目標を10名程度に設定されているというふうに伺っています。今不安を持っている方がいっぱいいらっしゃるし、もっと利用が増えていいかなっていうふうに思いますけれども、利用が増えていない要因をどのように分析されているのかお伺いします。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
一律に少ないという状況というふうには理解をしておりません。年度によっても増減もございます。
ちなみに、本市では、直近で申し上げますと、平成28年が、短期入所型でございますが、平成28年度が2件、29年度が2件、平成30年度が1件、令和元年度には4件また増えました。令和2年度5件、令和3年度も5件、先ほど申し上げましたとおり、今年度は6月末時点で、3か月経過した段階で3件という形でございます。
自己負担額も先ほど申し上げましたように少なく、自己負担金も少なくさせてもらいましたので、他の市がまだうちの自己負担額よりも高いとこもございますけども、そういう中で利用負担が高いから利用が進んでないということもあまり考えにくいかと思っております。また、ここ数年は、2年ほどはコロナ禍の状況がございますので、それによるご心配をされておられるという方もいらっしゃるかもしれませんし、それと一方では確実に里帰り出産をされる方も一定数おられますので、その方はそもそも的に事業を利用をされないという状況にもございます。そして、先ほども申し上げました、今年度から居宅訪問型を開始しました。そういうことで、ショートステイ型もいいんですけども、一応居宅訪問型で自分の家に来てもらってしっかりと相談を受けるということも人気がございますので、その辺も含めながら取り組んでまいりたいと。今何よりも本人さんがいろんな形で、選択できる形でバリエーションを増やしておりますので、そういう中で利用の促進にも引き続き努めてまいりたいと思っておりますんで、ご理解を賜りたいと思います。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 利用された中に医療の専門職の産婦さんがおられたんですけど、その方もいろんな不安をお持ちで産後ケアを利用されたというふうに聞いております。支援の必要な方っていう、対象者の洗い出しについては先ほど妊娠届のときに、手帳交付のときにチラシを渡されてるというふうにお聞きをいたしましたけれども、チラシを渡すだけでなくって、対象者の洗い出しのためにどのような取組をされているのかお尋ねします。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
先ほども申し上げましたとおり、妊娠届出時以外にも、例えば出生届時等の提出時におきましても全ての妊産婦さんに事業の案内を繰り返ししているとこでもございます。その中でも、特に妊娠時から関わりのある方や、それから地域助産所相談の利用の経過のある方、また新生児訪問事業というのをしておりますので、新生児訪問の部分で自宅に寄せていただいたときに支援が必要ということで助産師なり保健師等が判断した方については特に事業の利用を勧めているというとこでもございますので、それでもその状況を踏まえて適切に事業案内はやっていっておりますし、引き続きそれもしっかりとやっていきたいというふうに思っておりますので、重ねてご理解をよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 専門職として助産師や保健師さんの介入があって、そこでいろんな判断されているということが分かりました。
次に、短期入所型は1泊2日、24時間以内の設定になっておりますが、詳しくどのような設定なのかお伺いします。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
まず、この事業につきましては、県の実施要綱に基づいて取組をさせていただいてるところでございます。県でも、先ほど申し上げましたように昨年の7月に改訂をいたしまして、短期入所、いわゆるショートステイ型、それから通所、デイサービス型、それから居宅の訪問型、アウトリーチ型、この3つの類型がございますが、ショートステイ型につきましては原則利用開始時刻から24時間以内の利用を1日としてという形になっております。
そういうことで、滋賀県の県内の市町におきましては基本的に1泊、24時間以内を1日という形での利用という形でやっておりますので、仮に24時間以上連続してやりたい場合については、例えば利用日数を2日にしていただければ2日の4泊までは利用できるという形にもなりますので、そういう形のルールが一定あるということでご理解を賜りたいというふうに思っておりますし、それからあと当然市内の医療機関それから助産所にショートステイについては委託をしております。それぞれスタッフさんなり、経営、施設規模も含めていろいろ事情がございますんで、そういう中でそれぞれの受託先の事情も考慮しながら具体的な時間設定等もされていただいてると思っておりますので、それについても今後見直しの必要があればまた協議はしていきたいと思いますが、特段今現在そういう形で聞いているところはあまりございませんので、連泊が必要であれば、時間的にもう少し延長が必要であれば2日、3日と連続しても可能ですので、そういう中で対応をしていただければというふうに思っているところでもございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) いろいろ利用料の負担を少なくするとか、また今年から居宅訪問型を追加されて利用が増えてるとか、いろいろ改善策に取り組んでいただいてるということが質問を通して分かりました。また、先ほど24時間の設定については連泊で使うこともできるということでしたけれども、利用の上限も多分あると思いますので、24時間っていうと結構慌ただしいなというふうに感じますので、例えば朝10時に行った場合、翌日の10時に帰ることになりますし、せめてその日は夕方までゆっくりできるように、先ほどもおっしゃったように医療機関や助産所との調整は必要になるとは思いますけれども、その辺、妊婦さんの反応とかニーズを聞いていただいて、時間設定についても改善できるものなら柔軟に対応していただけたらなというふうに思います。
続きまして、大きく3点目、都市公園整備について質問させていただきます。
今年度都市公園維持管理事業において公園施設の長寿命化計画を策定し、既存の都市公園の長寿命化、誰もが利用しやすい、また維持管理しやすい公園づくりに取り組まれています。
以下、3点についてお伺いします。
現在の都市公園の管理について、委託料の基準は何年前からこの基準でいかれているのでしょうか。
2点目、中村児童公園の維持管理について、保護者の方から少しお話を伺う機会がありました。委託をされてるということで、自治会と子ども会で草刈り等をされています。子ども会の役員さんからは、背丈が高い凶暴な草があって、今までは年3回、自治会1回と子ども会2回の除草作業で済んでいたのが、追いついていないので1回増やして子ども会が年3回やってると言われていました。また、トイレの扉が内開きで防犯上の問題があることなど、お話を伺いました。この点について市はどのように対策をされる予定かお尋ねします。
3点目、スケートパークの整備事業については、さきの議員の質問でいろいろ詳しく教えていただきました。この場所について、敷地の隅っこにあって生け垣と建物の間で来園者の死角になっています。安全対策としては防犯カメラや監視員を置くように言っておられましたけれども、生け垣についてどのように対応されるのかお伺いいたします。
以上、初問とします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
栄畑都市整備部理事。
〔都市整備部理事 栄畑隆夫君 登壇〕
◎都市整備部理事(栄畑隆夫君) 玉木議員ご質問の都市公園整備についてのうち、委託料の基準額についてと中村児童公園の維持管理についてお答えいたします。
まず、委託料の基準額についてですが、都市公園の維持管理委託業務の委託料算出の基準は均等割額と公園面積に応じての面積割額の合計額としております。この算出方法が、現在保管しております合併後からの資料も同一であり変更されておりません。
次に、中村児童公園の維持管理についてお答えをいたします。
今まで年3回の除草作業で済んでいたのに追いつかないとのことでございますが、都市公園の維持管理委託業務は主に都市公園が所在する自治会等にさせていただいております。契約除草作業等の作業主体は自治会等によって異なり、自治会主体のところもあれば、子ども会や老人会など、自治会内で構成される諸団体が作業主体となって実施されてる自治会もあります。このことに関しましては契約の相手となります自治会等の自主性を尊重させていただき、自治会の判断にお任せしているところです。
このようなことから、おのおのの自治会等によって各種の課題をお持ちかと推察をいたしますが、特に子ども会が主体となって作業されてるところは、近年の少子化により子どもの人数の減少に比例して、作業される保護者数の減少により作業人員の確保に苦労されてる現状であることを認識しております。しかし、冒頭申し上げましたとおり、契約の相手は自治会等でありますので、協働のまちづくりの考え方の下、作業人数の充実等、課題とされるなど時代に即した作業方法を自治会内でご検討いただければ幸いと存じます。
また、市といたしましても、作業負担の軽減策として今年度は試行的に自走式草刈り機の貸出しを行いました。先日13区自治会様にも貸出しをさせていただき、大変喜んでいただいたと感じております。今後は、関係する自治会等に有効かつ安全にご利用いただけるよう、自走式の草刈り機の貸出制度が確立できるよう検討してまいりたいと考えております。
次に、中村児童公園のトイレについてですが、現在使用不可にしております。今後は、今年度策定します公園施設長寿命化計画に基づいて、トイレ設置の必要性も視野に入れて再整備の検討を行ってまいりたいと考えております。
○議長(小西励君) 西川教育部長。
〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 玉木議員ご質問のスケートパークの設置場所及び安全対策についてのうち、生け垣についてのご質問にお答えします。
議員ご指摘のとおり、建物と生け垣で設置予定の場所が見えにくくなっておりますことから、設置時期と併せまして生け垣を撤去する予定としておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 委託料の基準額について、合併後同一ということで、この10年来見直しがされてないことになります。いろんな状況もありますけれども、そろそろ見直しが必要ではないかなと、ここのところ物価高騰等の事情もありますので、その点についてお伺いします。
○議長(小西励君) 栄畑都市整備部理事。
◎都市整備部理事(栄畑隆夫君) 再問にお答えをいたします。
現在の自治会さんとの契約内容から考えますと現在の契約金額は妥当と考えておりますので、現時点におきましては見直す予定はございませんので、ご理解いただきますようにお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 現在の内容が妥当ということでおっしゃっていただきましたけれども、今後ぜひこの点についてもそれぞれの自治会さんとのお話等でぜひ検討をお願いしたいと思います。
あと、先ほども言いましたけれども、自治会なり子ども会の役員さんが、草の種類が、すごく大きく成長したりして、除草剤も使えないし、対処に困っておられます。自走式の草刈り機を貸していただくというのも一つですけど、この草に対して何かアドバイスはありますでしょうか。
○議長(小西励君) 栄畑都市整備部理事。
◎都市整備部理事(栄畑隆夫君) 再問にお答えをいたします。
なかなか私たちで専門的な知識なり資格を持った者がおりませんので、一般的な回答になりますが、ご容赦いただきたいと思います。
まず、具体的にどのような草でお困りなのかもう少しはっきりと分からないので申し訳ないですけども、一般的には背の高い草につきましては背丈が伸びるまでに、適正な時期に刈り取ってもらうなど、作業してもらうのが一番よいのかなと考えております。また、もう少し大きくなってきますと、例えば刈り払い機でありますとか、そういうような機械を使って作業していただけるとありがたいかなというふうに考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今おっしゃっていただいた内容について適切に指導していただけたらなというふうに思います。
トイレについてですけれども、現在使用不可というふうにおっしゃっていただいたんですけど、私が見せていただきました3月、4月ぐらいには使ってたんですけど、いつから使用不可になったんでしょうか。
○議長(小西励君) 栄畑都市整備部理事。
◎都市整備部理事(栄畑隆夫君) 再問にお答えをいたします。
中村児童公園のトイレにつきましては、地元の自治会さんからも内開きにつきましては防犯上あまりよろしくないのではないかというご指摘をいただきまして、6月8日に個室につきましては使用禁止とさせていただいたところでございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) トイレの必要性について、今後住民さんと相談していくというような話も先ほどいただきましたけれども、現在子どもさんが公園を利用されたときに道路を渡ってコンビニのトイレまで行くことがあるというようなことも保護者の方から聞いておりますので、早急に使える状況に改修をしていただきたいなということを求めておきます。
スケートパークについて、先ほどの議員の質問でも答えられていましたけれども、調整池ということで、雨水をためる機能で実際四隅のところにどうしても水がたまりやすい、特に東側に水がたまっているという状況があったんですけれども、スケートパーク、高圧洗浄等を行うというふうにおっしゃってたんですけれども、その排水についてもう一度、今たまっている現状で、隅っこにたまっている水についてどのような対策を取られるのかお伺いします。
○議長(小西励君) 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えいたします。
さきの議員にもお答えしましたけれども、コンクリート面のクラックや目地の改修と併せまして事前に改良する予定をしております。当然調整池でございますので、機能に支障が出ないようにさせていただきたいと考えておるところでございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ぜひご検討よろしくお願いします。
続きまして、大きく4項目め、老人会活動の調査検討について、高齢者対策として計画されております連合老人会に加入していない老人会活動の調査検討について、調査の目的、内容、計画スケジュールについてお伺いいたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
江南副市長。
〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 玉木議員の老人会活動の調査検討についてのご質問にお答えをいたします。
さきの他会派での代表質問でお答えをいたしましたとおり、市老人クラブ連合会に加入をされず各学区において健康づくり、社会参加活動、ボランティア活動などを積極的に実施をされている老人会等につきましても、地域における高齢者の健康づくり、生きがいづくりを推進する上で大切な役割を担う組織と考えております。まずは、社会奉仕活動や健康増進活動など、在宅高齢者の健康と福祉の増進を図る活動をされている地域の老人会等の実情把握から始めたいと考えております。調査方法や支援内容、また実施までのスケジュール、実施時期などの詳細につきましては今現在検討しているところでございますが、次年度から実施ができるよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 議会でもこの問題についてはいろいろ議論がありまして、今おっしゃっていただいたように、地域で大切な役割を担っているクラブに対する活動支援は重要かと思います。今年度検討した場合、実際支援につながる時期の見通しをお伺いします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
初問でお答えしましたとおり、現在次年度から実施ができるように、その支援の内容それから方法、全て検討しておりますので、できるだけ早い時期にできるように現在鋭意努力しているところでございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ぜひ来年度から実施できる方向でご検討よろしくお願いします。
大きく5項目めとしまして、安土学区市有地の活用について、安土学区の弁天住宅跡地、安土駅のロータリーと交番の間の空き地になっている市有地の活用についてお聞かせください。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
浪江総合政策部長。
〔総合政策部長 浪江尚史君 登壇〕
◎総合政策部長(浪江尚史君) 玉木議員ご質問の安土学区市有地の活用についてのうち、弁天住宅跡地の活用についてお答えいたします。
本議会における代表質問でもお答えしましたとおり、弁天住宅跡地を含む西の湖周辺エリアにつきましては西の湖回遊路計画推進事業におきまして安寧のまちづくり、安寧のまちづくり事業計画の理念を引き継ぎ、エリア単位でのにぎわい創出に向けた活用方法を検討してまいります。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
〔安土町総合支所長 濱本 浩君 登壇〕
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 安土学区市有地の活用についてのご質問のうち、安土駅のロータリーと交番の間の空き地になってる市有地の活用についてお答えします。
議員ご指摘の市有地は、令和2年9月議会における他の議員からのご質問を契機に安土地域の観光を含めた地域振興などを視野に具体的な活用に向けて駐車場運営事業者の誘致などに取り組みましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大による観光客の激減などが重なり、実現には至っておりません。しかしながら、当市の東の玄関口である安土駅前の活性化や環境改善は急務であることから、今後も駅前にふさわしい有効活用の検討を行い、早期の実現に向け、鋭意取り組んでまいります。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 弁天住宅の跡地ですけれども、西の湖回遊路の計画と併せて検討するというご回答でしたけれども、あの地域っていうのは想定浸水深が2から3メートルの地域でありまして、新たな建物の建設はされないと考えてよろしいんでしょうか、お伺いします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 玉木議員の再問にお答えいたします。
現在、市有地における具体的なそういった建物等の整備というものの計画はございませんが、先ほども申し上げましたとおり、西の湖エリアのにぎわい創出、交流の場の創出、地域の活性化等を検討する中で考えてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 考えていくということですけれども、建物を建てるということについては浸水想定深が2から3メートルの地域ということをぜひ念頭に置いていただいてご検討をお願いしたいと思います。
あと、回遊路完成までにはまだかなりの期間を要すると思いますけれども、その間、今空き地になって草刈りばっかりしていただいてる状況なんですけれども、地域の公園とかに活用できないかお伺いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 玉木議員の再問にお答えいたします。
西の湖回遊路の整備計画ということで、現在廻遊路整備推進会議ということで昨年度から検討してございまして、この8月頃に一定答申をいただいてということになりますので、具体的な内容につきましては、あくまで示されるのは方針でございますので、今後の検討という中で先ほどの、現在普通財産としての管理をしておりますけれども、どういった活用をするのかっていうのは今後、繰り返しになりますけれども、検討していきたいというふうに考えてございます。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) ぜひ空き地のままで草刈りばっかりしてる状況ではなくって、地域の方に活用していただける方法についてもぜひご検討お願いしたいと思います。
次に、駅の空き地については、有効活用するように取り組んでいくということですけれども、計画が実現するまでどれくらいの期間を要するか分からないんですけれども、今あそこにコンクリートを張っていただいたら一時駐車場としての利用も可能かと思うんですけど、こういった活用については考えていただけないでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
先ほど初問でも少し触れましたけども、駐車場の利用っていうのは視野に入れてこれまでも誘致に向けて活動をしたところです。用途はもちろんなんですけども、運営とか維持管理に係る条件面、そういったところも総合的に鑑みた上で駅前にふさわしい土地利用を図りたいと、このように考えておりますので、駐車場の利用についても、まだ事業者は誘致には至っておりませんけども、有効な活用の一つというふうには捉えております。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 民間事業者による駐車場運営ということで考えておられるかなと思うんですけど、私はそうじゃなくって、今のところをただ空き地にしとくんではなくってそこを市民さんが利用できる形にしていただけないかなという要望ですけど、その点はいかがでしょうか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 玉木議員の再問にお答えをいたします。
今おっしゃっていただいた利用形態に係りましても、直営での管理っていうものが条件になってこようかと思います。今現在そうした直営での運営方法の確立には至ってございませんので、現時点では先ほども申し上げましたように管理、維持管理を含めた土地利用を前提に検討を進めてまいりたいと思います。
○議長(小西励君) 玉木弘子君。
◆9番(玉木弘子君) 今空いてるところですので、駅利用で切符を買いに行ったりする方が一時的に停車できる場所ができたらいいなという声も伺ったので質問させていただきました。ありがとうございました。
以上で私の質問を終わらせていただきます。
○議長(小西励君) 以上で玉木弘子君の個人質問を終わります。
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