録画中継

令和4年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月12日(火) 一般質問
井上 さゆり 議員
(1)安土コミュニティエリア整備事業について
(2)老蘇小学校・安土小学校の洋式トイレ改修について
(3)保育園・幼稚園使用済みの紙おむつの持ち帰りについて
(4)小中学校トイレに生理用品設置について
(5)社会福祉協議会・安士デイサービスセンター・東部包括支援センターについて
(6)選挙公報配布について
◆22番(井上さゆり君) 日本共産党の井上さゆりです。
 まず最初に、さきの選挙中に凶弾に倒れられた安倍元首相にご冥福をお祈りいたします。
 どんな理由であっても人をあやめることは絶対に許してはならないと思います。互いを認め合う成熟した社会をつくるために力を尽くしていきたいと思います。
 それでは、通告どおり質問していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず最初に、安土コミュニティエリア整備事業についてお聞きします。
 代表質問でも、安土コミュニティエリアの整備はまち協が窓口で了承を得たということですが、地元住民はまちづくり協議会に白紙委任をしていません。昨年の8月の安土小学校の説明会の折に、安土コミセンは移転になるのかの、この住民からの質問の際に市長自ら挙手をして今回は小学校だけと言われたのは、安土コミセンの話が出ることを抑えに行かれたというふうに映りました。住民は改めて安土コミセンの説明会が行われると思っていました。本来安土小学校整備地選定委員会のときのように、安土コミセンに対しても委員会を設置し、検討されるべきです。安土コミュニティエリアは避難場所と説明されましたけれども、住民の心配事にも答えられていません。安土コミセンの移転は、このままでは住民が知らないまま進むことになります。立ち止まって考えるべきではないでしょうか、見解を求めます。
 移転先は土地収用法に基づいて今回申請の手続をされていくと思いますけれども、事業認定を受ける手続の中で住民が意見を上げることができるのかということをお聞きしたいと思います。住民の声が反映できるのかどうか、大きなポイントになると思いますんで、よろしくお願いします。
 以上で初問といたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 濱本安土町総合支所長。
             〔安土町総合支所長 濱本 浩君 登壇〕
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上さゆり議員お尋ねの安土コミュニティエリア整備事業についてお答えいたします。
 1点目の立ち止まって考えるべきではないかにつきましては、さきの代表質問でお答えいたしましたとおり、安土学区におけるコミュニティエリアの議論は平成25年から約10年間にわたりまちづくり協議会や自治連合会が中心となり、多くの方が様々なご意見を交わしながら住民主体で議論を重ねられ、その結果がコミュニティセンターを含む一体整備であると理解しております。市といたしましては、これらの経過を踏まえ、災害に強いまちづくりの早期実現を目指し事業を推進していく考えであります。
 次に、2点目の事業認定の手続の中で住民の声が反映できるかにつきましては、住民の皆様からのご意見については安土学区まちづくり協議会と機能や規模に係る意見交換を行ってまいりますので、まずはそちらで皆様からご意見をお聞きしていきたいと考えております。また、安土コミュニティエリアの構想の素案を取りまとめた後にも、安土学区の住民の皆様を対象とした説明会を開催し、ご意見を伺ってまいりますので、多くの方のご参加をお持ちしております。
 なお、議員お尋ねの収用事業認定申請に向けた説明会でも引き続き皆様からご意見を伺い、安土学区の住民の皆様に喜んでいただけるコミュニティエリア整備を目指し事業を進めてまいりたいと考えております。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 聞きたかった答弁に全く答えてもらっていないなと思いながら今聞いておりました。ですので、もう一度お聞きをしていきたいというように思います。
 市長にお聞きしたいと思います。
 まず最初に、先ほどの質問でも言いましたように、昨年8月の小学校の説明会の折に、市長はコミセンの質問が出されたとき、なぜ小学校だけと言って止められたのか、その意図は安土小学校が移転できればコミセンを自動的に移転し一体型整備ができるっていうふうに思っておられたのか、あえて言わなかったのか、そのことが私は今も尾を引いてるっていうふうに思っているんです。なぜ、なぜ住民の発言を止めに行かれたのか、このことについてお答えください。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答え申し上げます。
 記憶が定かではないんですけども、当時の説明会については小学校の移転に対する説明会を行っておりましたので、そういう趣旨ではなかったかと思います。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) しかし、あのときの質問は、前市長のときは小学校もそうだけど、コミセンも移転になるっていう話は以前あったけど、そのことはないんですかという質問でした。なので、もしコミセンが移転っていう検討に入るということがあるのなら、小学校が決まればコミセンの検討に入りますということぐらいはあのときにしっかり市民に伝えるべきだったというふうに思います。そうは思われませんでしたか、もう一度お聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 当初から、要は小学校を先に決めた後、その後どうするかっていう議論をしましょうという、こういう話であったかと思います。したがいまして、そのとき一緒に話をするという話ではなかったかと思いますし、そのような理解でございます。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) それと、先ほど玉木議員への答弁の中で、1つ市長に確認をしたいと思うんですが、市長の答弁の中で平成25年そして28年の要望書、要望書は、要望書を頂いてるということで、そのことは生きていた、その要望書は市の中でずっと生きてきたということですかね、そのことを確認をさせていただきたいと思います。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答え申し上げます。
 生きている、生きていないっていう議論はよく理解できないんですけど、25年、28年に一定の書類等を含めて提出されてるというのが事実だと思っております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 生きているというか、そのことも受け止めているというふうに思っておられるんだというふうに思います。そうであるなら、安土小学校の説明会の折に説明資料に、平成30年の市教育委員会で決めたということでこの話は始まっていたというふうに私は理解しておりました。説明書もそのようになっているんですけれども、もう忘れられたかもしれませんが、間違いなく平成30年の市教育委員会が決めたということで話は出発しておったというふうに私は理解しているんですが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答え申し上げます。
 小学校の移転につきましては、教育委員会が決定するっていうたしか法律上の規定だったと思いますので、それに基づいて決定したということで理解しております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 次の質疑に、再質問させていただきます。
 この本会議場でもそうなんですが、答弁で、先ほどもそうですが、まち協や自治連で住民全体で、住民主体で議論を重ねられてきたというふうにおっしゃいます。まち協の組織が平場で学区民の意見を酌み取ることが行われてると思っておられるのかどうか、事実全く行われていないじゃないですか。例えば充て職で委員会を設置するということはしておられます。だけども、現実はまち協、そして窓口一本化で学区民の意見が反映されていないというふうに私は思います。だから、一体型以外の声は議論がされないんですよ。そういう組織です。
 現に玉木議員は、議員ですから住民の代表の一人だと思いますが、まち協の会議には呼ばれていません。しかし、私は前期議員でしたけれども、そのときは私はまち協の会議に呼ばれておりました。だけど、玉木議員は呼ばれていないし、そういう意見も言えないし、でも市長は地域の意見はまち協がまとめると、このようにいつも発言されておりますが、それならまち協主体の説明会もないし、こういう状況でまち協が本当に地域の意見をまとめているというふうに本当にお思いなのかどうか、その点についてお聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 まち協様がっていうか、まちづくり協議会がその地域の意見を代弁してるかどうかっていうことについては、まちづくり協議会っていうのは市とは独立、ある意味での学区の代表としての独立の組織、まちづくりを自ら考えていくという一つの自治に基づいた組織だというふうに理解をしておりますので、地域住民の声というのはまちづくり協議会がまとめていくものだという理解をしております。当然私どもとしては、各学区のそれぞれ、安土学区の状況というのはどのような状況かというのは私はここでつまびらかには申しませんけども、普通他学区において通常まちづくり協議会と、特にコミュニティセンターという公民館だけではなく、まちづくり協議会を中心としたその学区が自治において利用していくと、性格のもの、もしくは防災センターについても同様でございますけども、そういう中で議論をされていくものだという了解をしております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 市長はそうおっしゃいますけど、実態がそうじゃないよっていうことを私はお示ししてるんです。現にコミセンを利用している方が改修して使ってほしいとか、あるいは小学校跡地にコミセンをつくってほしいとか、こういう声があるんですよ、安土学区には。だけども、その声を一切まち協は拾わないじゃないですか。まち協の一部役員が一体型実現に動いてて住民の側を向いていないっていうのが、これが実態だっていうことを私は知ってほしいんです。市長、どうですか、もう一度お答えください。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 どこまで行ったとしても、それぞれ学区においてはまちづくり協議会っていうものは近江八幡市の市政をつくって、そこを中心に、もしくは学区の連合自治会とどういう関係にあるかっていうのはそれぞれ学区の事情はあろうかと思いますけども、そういう中で声を拾い上げていくべきものだというふうに私は理解しております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) その意味では、安土のまちづくり協議会はまだまだ不十分だというふうに私は思います。特に私は、一番心配しているのは学区民の命を守る点で、一体整備の場所は避難場所です。この間答弁がありました。そのことを住民、学区民に説明もせずに了知したというこのまち協からの回答をいただいたというふうにおっしゃいますけど、こんなことはとんでもないです。間違えますよ、判断を。
 現コミセンと、現コミュニティセンター、安土のコミセンと移転先は2.9メートル高低差があります。断然現在の安土のコミセンが安全な場所に建っております。なぜ移転するのか、こういう声、住民の皆さんは分かっておられます。そして、今まだコミセンを移転することを知らない人、そしてまして一体型で避難場所にすることを知らない人、たくさんいらっしゃいます。説明せずにこれ、進めることは絶対に拙速だと私は声を大にして言いたい。コミセンを移転するなら、一体型に向かう前に住民に説明しなきゃならない、そういう説明する項目はたくさんあるんではないでしょうか。
 例えばコミュニティエリアの周りに水がついても避難所になること、そして造成後すぐ建てることによりまして地盤沈下の心配、それに先ほど玉木議員に答弁がありませんでしたけれども、2万5,000立米のこの雨水を安土川のしゅんせつで受け止められるかどうか、この間も10年確率の雨でも浸水する安土川なんですよ。これ、琵琶湖の水位との関係もあるけれども、科学的な根拠で本当にシミュレーションしていただいて判断をしていかなきゃならないっていうふうに私は思います。
 そして、小学校の保護者が言っておられました、要望が出ておりました県道のかさ上げについても、できるんかどうか、こういう、挙げたら切りがないですけれども、まだまだ皆さん、十分説明がないことから分かっておられないというふうに思います。私も分かりません。だから、その声にきちっと応えていく、だから土地収用の申請をする前に、行政としては説明会もし、そしてアンケートもして住民の声を拾うべきだと私は思いますが、市長のご所見をお伺いしたいと思います。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 技術的な詳細についてはまた所管からお答えするものもあろうかと思いますけども、全体といたしましては小学校の移転候補地を決定するときに安全性というものを確保し、ご説明をし、決定をさせていただいたということでございます。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 小学校についても、安全性が確保と、本当に確保できるぐらいまで説明なんてはっきりできていなかったと思いますよ、教育委員会も。そういう意味では、本当に住民が、私は今コミセンの問題を言ってますから、コミセンを移転しようというのならそれぐらいの説明会は行政が責任を持ってすべきだというふうなことを再度申し上げておきたいと思います。
 そして、10年間、先ほど答弁にありました、議論してきたというふうに答弁されましたけれども、移転ということを投げかけられたので当然のことだというふうに思います。少なくとも前市長のときには、コミセンを最初に移転する話がまち協の建設検討委員会で失敗したんです。なので、次にまち協幹部が考えたのが28年4月に自治連の要望書に差し替わって、そして前市長に提出された、その後小西市長になられてまち協の一部役員は前市長時代の失敗の教訓から小学校をまず移転し、次にコミセンを移転することを決めたんです。コミセンは避難拠点となることから、市の方針どおり、自動的に一体型ということで移転一体型に収まるように進められてきた、こういうことなんです。それが当初からの作戦だったんですよ。笑わないでください。
 少なくともまち協の幹部はそう考えて動いてきた経過があるんです。これ、本当です。当初からそのように私も聞いておりましたけれども、その真意がつかめなかった。しかし、改めてこの間、情報公開で資料を取り寄せて、その文書からして市長と一部まち協役員が一体整備を進めてきたということを、この議事録で読む限りそういうふうに読めます。
 市が住民との合意を得たとするのなら、私自身は本意ではないですが、私は小学校の移転も今も反対しておりますけど、行政が進めるとしたら安土小学校の移転だけなんですよ、今の段階では。そうでしょ、だって。安土コミセンの同意を得ようとすれば、安土小学校の移転の場合と同じようにアンケートであるとか、審議会をしてそこでいろんな意見にも答えるとか、ああいう内容等、私は努力が必要だというふうに思います。
 今、再度申し上げますが、行政ができるとすれば安土小学校ということを私はきっちり認識されるべきだと、このように思いますけれども、それでもコミセンも移転で進めようというふうにお考えなのか、もう一度市長にお聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 井上議員の再問にお答え申し上げます。
 私が進めようとしているということというよりも施策として、市の施策としてそういうふう方向性をまちづくりの協議会からいただき、過去の経緯を含め、また小学校については過去も説明したように、保護者の方々、教育委員会の決定等、それぞれの保護者の方々の意向の確認、そして現地の安全、ボーリング等を含めて現地の安全の確認、加えましてこの防災センター、またコミュニティー、防災の観点についてはそれぞれ市の担当部局の中で安全性また避難の計画等に検討した上で方針を決定し、進めさせていただいてるということでございます。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 市の施策だからっていいましても、安土のあの移転先の土地の状態から見たら非常に難しいというふうに私は思うんですよ。だって、避難場所であるにもかかわらず大雨が降って浸水、大雨が降ったら早めに逃げてください、そして周りに水がつくんだったら垂直に逃げてくださいっていうようなことを説明しなきゃならない避難場所が、それがコミセンを移転することによってそういうことになるんですよ。だから、私は今できるのなら、できることは、安土小学校をできるだけですよということを私はお伝えをしておきたいと、このように思います。
 そして、土地収用法についてもう少しお聞きをしておきたいというふうに思います。
 答弁がちょっと分かりづらい答弁だったと思うんですが、住民説明会を行うっていうのは2回ほどおっしゃったんですが、それは土地収用法の手続の下で行われる説明会なのか、先ほど玉木議員におっしゃっておりました15条14に基づいた説明会なのか、その辺をもう少し整理してお答えください。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 説明会、現在の予定でございますが、今回予算のご可決をいただきますと、構想策定業務に着手をいたします。その中で構想素案というものを取りまとめていきたいというふうに考えてございまして、この素案がまとまった時点で1回学区民に向けた説明会の開催を考えております。これが、先ほど答弁いたしましたけども、12月でございます。その後、同時進行で滋賀県と収用事業に係る事前協議っていうものを同時進行で進めておりまして、この収用法の取決めで、これが法令で言いますと第15条の14に規定されておりますけども、広く説明会をするというふうに規定をされておるこの説明会を2月頃に再度実施をすると、こういう予定を今のところは考えております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 改めてお聞きしますが、土地収用法に基づくということで、ごめんなさいね、土地収用法で事業認定を受けるということは市が他人の土地を収用するということと理解してよろしいですかね。ていうのは、このことは行政処分だと思うんですが、その辺をお答え願えますか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 土地収用法っていうのは、おっしゃるように、最終局面は私権の制限っていうところまで至るわけなんですけども、基本的には市が事業者としてその事業認定を県に申請をするものです。議員が今おっしゃいましたような最終局面、強制収用という、代執行っていう部分は確かにあるんですけども、通常はそこまで至らない段階になるように説明を尽くすというのが事業認定の大前提となってますんで、どちらかといいますとこちらに重点を置いて取り組みたいと、このように考えております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 行政処分であることは間違いないですよね。そこ、お願いします。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えします。
 収用事業の認定という行政処分に当たるかというふうに思います。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) となれば、行政処分となれば手続は慎重にならざるを得ないというふうに私は思います。
 そこで、土地収用法の条例について少しお聞きしたいんですが、申請書を上げて県から戻されたときに、縦覧っていうのがございますね、手続上に、それは何条、土地収用法の何条に基づいて行われるのか、どういう手だてがされるのかまずお答えください。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えします。
 土地収用法に基づく縦覧は、第24条第2項に規定をされております。今議員からもおっしゃっていただきましたが、収用の事業認定の申請を県に提出をいたしまして、その写しをこちらに交付をされます。その交付申請書を縦覧にかけると、こういう手続になります。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) その場合、公告という形になろうかと思いますが、縦覧する期間とその公告について市民にどのように知らされるのか、その辺をお願いできますか。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えします。
 公告につきましては、行政手続上の公告と全く同じことになります。したがいまして、現段階では市の広報あるいはホームページ、そういったもので周知を図っていくということです。
 あと、縦覧期間でございますけども、2週間になります。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) そしたら、土地収用法の25条の1項についてお聞きしたいと思います。
 手続もお聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えをします。
 土地収用法第25条の第1項は、いわゆる利害関係人の意見書の提出というものになります。こちらは、縦覧期間中に事業の認定に係りまして県知事宛てに意見書を提出するという手続になります。この意見書の提出があった場合には、それを受けます市、事業者が県知事にその意見書を進達すると、こういう流れになります。その進達を受けた県知事は第三者機関にその意見の取扱いについて諮問をされまして、その意見自体の取扱いが決定される、こういう流れになります。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 今答弁いただいたんですが、利害関係人ですか、それは何を指すんですかね、ご説明いただきたいと思います。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えします。
 利害関係人、言葉自体は難しいんですが、その事業に関与する者ですんで、地権者をはじめ、今回の場合でいきますと利用者、いわゆる学区民、こういった方々が対象になろうかと思います。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) ということは、利害関係人は利用される方、学区民になるので、もし意見があれば意見書を提出するということができるということを確認させていただいてよろしいですね。
 そしたら次に、公聴会っていうのがあるというふうに聞くんですが、それは何条に基づいてされるべきものなんでしょうか、お答えください。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 土地収用法に基づく公聴会は、第23条第1項に基づくものになります。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) その公聴会っていうのはどういうもので、開催手続とかはその縦覧のときにするのか、その辺が分からないですが、どういう手続のものなのかお答えください。
○議長(小西励君) 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 この対象事業の認定に関しまして、先ほど申し上げました利害関係人、学区民の方を含めてですけども、その方々から公聴会を開催すべきやと、こういう請求があった場合、その他必要がある場合っていうふうな規定になってございます。いずれにしましても、この判断に関しましては収用事業認定の権限者である県知事が最終開催の是非については判断をされるものと解釈をしております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 分かりました。土地収用法の手続の中でも、最終の手続の中でも、最終の段階だと思いますが、その中でも、その今おっしゃった意見書とか公聴会が開催できるということは今詳しく教えていただきまして確認いたしました。いずれにいたしましても、これからどんどん手続が始まると思いますけれども、まだまだ住民は意見が伝え切れていないというふうに思っておられるので、縦覧になったらまた意見書も書かれると思いますし、公聴会も求められるというふうに思います。これから市は必要以上の4.8ヘクタールの土地収用に、かけに行こうというふうに段取りをされます。しかし、先ほどの玉木議員の質問を聞いておりましても、どういう理由を書いて県に申請をされるのかなというふうに思いました。一体型が本当に公共の利益に値するというふうに思えないし、4.8ヘクタールに合わせた理由を、あるいは図面を描いていかれるのかなというふうに思います。しかし、コミセンの移転については、市民の思いと本当にギャップがあるんですよ。だから、それを強行に推し進めるっていうことになれば行政への不信を招くということは間違いないということを指摘して、次の質問に移りたいというふうに思います。
 次の質問に入ります。
 老蘇小学校、安土小学校の洋式トイレ改修についてお聞きをしたいと思います。
 小学校のトイレ改修、洋式化についてお聞きしたいと思います。
 できていない小学校は安土、老蘇小学校と聞いております。それぞれの学校で和式を洋式化に改修すると何基入替えとなりますか、おおよその予算は幾らぐらいになるのかお聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 西川教育部長。
             〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 井上議員の老蘇小学校、安土小学校の洋式トイレ改修についてのご質問にお答えいたします。
 本市では、小・中学校のトイレ改修工事を平成24年度から計画的に実施し、老朽化した内装や設備の改修に併せてそれまで和式であった大便器の洋式化を行いました。現在老蘇小学校は、大便器47か所のうち、洋式便器は20か所、和式便器が27か所で、安土小学校は大便器62か所のうち、洋式便器が26か所、和式便器が36か所となってございます。これらの和式便器を全て洋式便器に改修した場合、これまでの改修事例から仮に1か所50万円と見積もり、老蘇小学校では約1,350万円、安土小学校では約1,800万円の改修費用が必要となります。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 便器の数と修繕費をお聞きいたしましたけれども、学校、小学校のトイレ、洋式にしていかなければならないというふうに今教育委員会は認識をされておりますか、このことについてお聞きします。
○議長(小西励君) 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えいたします。
 教育委員会としては、文科省からもそういった通知も出ておりますので、今後洋式化に向けて努力をしてまいりたいと考えております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 今今後とおっしゃいましたけれども、老蘇小学校、安土小学校は、安土小学校はもうあそこ、移転という話もありますけれども、改修の時期っていうのは教育委員会では決めておられないんでしょうか、お聞きします。
○議長(小西励君) 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えします。
 改修の時期としては、今教育委員会としては決定はしておりませんが、今後洋式が足りないようでございましたら、現場の校長の意見もお聞きしまして、順次洋式に替えさせていただきたいと考えております。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) じゃあ、早急に老蘇小学校からでも早くしてあげてくださいよ。学校のトイレ研究会の調査で全国自治体の教育委員会の調査が行われておりまして、今コロナの中で感染症対策の取組で便器の洋式化、床の乾式化が進んでおります。洋式化は当たり前だと思いますが、床の乾式化も今増加しているというふうにアンケート調査に載っておりました。今回市長部局でも、文化会館もコロナの件で洋式化されるんでしょ。そういう、事前の議案の説明のとき、そういうふうにおっしゃってましたから、老蘇小学校、安土小学校は即しないと駄目だと思いますが、この点についていかがでしょうか。
○議長(小西励君) 西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えいたします。
 老蘇小学校につきましては、本市の個別施設計画では来年令和5年度から整備方法の検討に入るということになっておりますので、この中でトイレ改修も含めて検討してまいりたいと考えております。安土小学校につきましては、整備時期が決定しておりますので、現在のところ、床の改修までは考えておりません。
 ただ、便器につきましては、先ほど申し上げましたように、洋式トイレが足りないという状況でしたら順次取替えをさせていただきますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 今の答弁を聞いてたらまだまだ時間がかかるっていうふうに思いました。来年からしてくれるぐらいに言っていただきたいなと思いました。
 教育長、老蘇小学校、ほんで安土小学校もあと年数がかかるので、早急にされるべきではないですか、洋式化、いかがですか。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 再問にお答えします。
 今部長が申し上げましたとおり、老蘇小学校においては来年度の個別施設計画の中で考えていきます。
 以上でございます。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 老蘇小学校は雨漏りもしているので、洋式化も併せて、雨漏りも併せて私は直していただきたいと、このように思いますし、安土小学校も4年もかかりますよ。あのままでほっといていいって私は思えないんです。なので、併せて早急に対策を考えていただきたいと強く要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。
 次に、すいません、次に入らせていただきます。
 保育園と幼稚園、使用済みの紙おむつの持ち帰りについてお聞きしたいと思います。
 去る5月14日の京都新聞の記事からですが、滋賀は使用済みの紙おむつを持ち帰らせている自治体の割合が多いと紹介されております。中でも、公立園所で廃棄しているのは大津、草津、近江八幡は公立園において市が回収しておりまして、近江八幡は廃棄と持ち帰りの園が両方あったと掲載されておりました。本市では具体的にはどのような状況にありますか。民間園の対応もばらばらだとも思います。どのような状況になってるのかお聞きしたいと思います。
 感染対策の一環で民間園に市が支援するべきではないかとも思います。いかがでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 井上議員の保育園、幼稚園、使用済みの紙おむつの持ち帰りについてのご質問にお答えいたします。
 本年3月の大川議員からの質問を受けまして、本市の公立、私立、全ての就学前施設34施設に対して使用済紙おむつの取扱いにつきまして確認をさせていただきました。園で処分を行っている施設は、公立で4つの保育所、こども園、私立で3つの保育所、こども園、7つの小規模保育事業所の計14施設となります。一方で、保護者が持ち帰りとしている施設は、公立で4つの幼稚園、幼稚園型こども園の馬淵こども園、沖島家庭的保育所の6施設、私立では11の保育所、こども園、2つの家庭的保育所となり、計19施設でございます。このほか1施設では、排便時は園で処分し、排尿時は保護者持ち帰りとされている園がございます。紙おむつを主に利用されるゼロ歳から2歳児を対象と考えますと、325人が園で処分となり、487人が保護者持ち帰りとなっており、約4割の方を園で処分しているところでございます。
 3月議会において大川議員にお答えしましたように、使用済紙おむつを保護者が持ち帰らず民間園所も含めて全ての施設が施設で処分する取扱いに統一する場合、事業所系ごみとして施設に処分費用が生じることから、費用負担の在り方、運用方法を含めて各施設等と協議や調整が必要となります。一部の民間施設では既に保護者サービスとして実施されていることも踏まえながら、引き続き調査研究を進めてまいりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 3月議会で大川議員もそのような質問をされてたというのは、手ぶら保育なのかなっていうふうに思っていたので、このこともだったんですね。分かりました。
 私はこの京都新聞を見られた保護者の方が本当に大変な思いをして持ち帰ってるんだっていう声を聞いたので、何とかしてほしいと、子育て支援で何とかならんだろうかという話をお聞きしたので質問させてもらいました。市としては、使用済みの紙おむつ持ち帰りは、将来的っていうか、やめていく方向ではあるのかな、その認識についてお聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 先ほど初問でもお答えしましたように、調査研究してまいりますということです。いろいろ条件がありますのでなかなか、そんで就学前施設については民間が8割を占めてるっていう現状もございます。そういうこともありますので、すぐにはなかなか難しい面もございますが、そこについては前向きに調査研究をしていきたいというふうに思っておりますので、そういう形でご理解を賜りたいと思います。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 先ほど答弁で公立幼稚園、公立幼稚園も持ち帰ってるっていう答弁をいただいたんですが、一方で公立保育園や公立のこども認定園は、言うたら市が回収してるっていうことになるので、そのあたりがちょっと凸凹かなと思うので、公立幼稚園については市が持ち帰りさせずに市が廃棄すればいいかなと思いますが、この点については何か改善されますか。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 井上議員の再問にお答えいたします。
 初問でもお答えいたしましたように、ゼロ歳児から2歳児が紙おむつを使用されてるっていうのが多ございます。そういう意味で、幼稚園はご承知のとおり3歳児からでございます。3歳児の入園時におきまして、紙おむつを使用されておられる子どもさん、またされておられない子どもさんがいらっしゃいます。そういう中で、今日まで公立の幼稚園につきましてはお持ち帰りという形でございましたけれども、そういうことで4か所の幼稚園そして幼稚園型認定こども園の馬淵、そしてから、規模的には小さくなりますが、沖島の家庭的保育事業所については持ち帰りになっておりますけども、現在この6施設につきましては使用済みの紙おむつをトイレ等で保管できる容器などを購入しながら2学期から園で処分できるように検討を含めて取組をしていきたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 公立からでもそれは統一をしていただけたらなというふうに思います。もう時間がないです。これはまた、検討していただくということなので、前向きに捉えていただきたいと思います。公立園の場合でしたら、今事業系ごみじゃなくて家庭系ごみの収集ルートでごみを回収されてると思うので、民間園もそれと同様に回収すればどうかなというふうには思うんですね。多分民間園は事業系ごみで出しておられるっていうことをおっしゃると思いますが、そこは市がバックアップしながら民間園の使用済紙おむつも市が責任を持ってしてあげると保護者は非常に楽になるのではないのかなと思いますので、これ、よろしくお願いしたいというふうに思います。
 今後また検討していただきたいと思いますんで、次に行かせていただきたいと思います。
 次に、小・中学校トイレの生理用品設置についてお聞きしたいと思います。
 玉木議員の、3月議会で、トイレの個室に生理用品を置いてほしいと質問があったと思いますが、教育長は生理用品が公衆トイレに常備されていないというのが、一般的ではないので、学校だけに設置することは考えていないというような答弁でございました。その後、本市の生理の貧困について中学校やあるいは教育委員会でどのように、生理の貧困ですね、議論されているのかお答え願いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
             〔教育長 大喜多悦子君 登壇〕
◎教育長(大喜多悦子君) 井上議員ご質問の生理用品の設置についてお答えします。
 前回の3月議会で、玉木議員さんのご質問には一律に設置することは補充、点検などの負担や衛生上の課題もあり考えていないことをご回答させていただきました。教育委員会としましては、これらの理由のほかに、家以外のトイレに生理用品が置かれているのは一般的でないため、まずは個人で生理用品を準備し、対応できる力をつけることが教育の一つと考えています。また、生理の貧困という言葉が聞かれるようになりましたが、生理用品が準備できずに困っている場合、それ以外の困り事もあると思います。生理用品を渡すことがきっかけとなり、全般的な支援につながることもあるので、対面で声をかけながら渡すことに意味があると考えています。
 しかしながら、児童・生徒が困ることがないように、各校のトイレには生理用品がなくて困ったときにいつでも保健室などで対応できる掲示物を貼るなど、対応しています。保健室などで渡すときは、善意で寄贈していただいた生理用品も活用しています。学校によっては、学校の状況を踏まえ、PTA等と話し合ってトイレの個室やトイレのお手洗い場に試験的に生理用品を置いてるところもありますが、教育委員会としましてはこれらの理由から現在のところ一律に設置することは考えておりませんので、議員のご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 時間がないですが教育長に、生理の貧困についてどう認識されていますか。先ほどの答弁でしたら、個人で準備しろという答弁ですよ。これだけ今コロナの中でご家庭の所得も減ってる中で、生理用品すら準備ができないご家庭もある中で生理用品をトイレに置こうっていう運動も広がってるわけじゃないですか。ごめんなさい。生理の貧困についてどのようなご認識なのかお答えください。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 再問にお答えします。
 生理の貧困ということは、経済的な理由で生理用品を購入できない、入手することが困難な状態にある女性や女子がいるという問題であると考えています。経済的な理由のほかにも、羞恥心により購入をためらう気持ちがあるということもあるかと思っています。ただ、また女性にとっては生理は当たり前のことなので、困っていることを今まで恥ずかしくて言えなかった、そのことを声に上げるということができてきたということは、それを社会的問題だと皆さんが捉えるということはいいことかなと思っておりますが、ただ小・中学校におきましては、生理になったときに生理用品が入手できないということはその子の、子ども個人の問題ではなく、家庭の問題だというふうに考えております。ただ忘れてきたということではなく持ってこられないということになりますと、それは家庭の経済状況があります。それを学校としては把握することが大事かと思いますし、また家庭の経済状況だけではなく、子どもと保護者の間の家族関係の中でそのことを口に出せないとか、そういう状況もあるやもしれません。よって、小・中学校において、トイレに生理用品を置くだけがこの問題のゴールだとは考えておりません。その子どもにとってどういう状況に置かれているかということを、教員がその背景を把握し、その子に合った対応をしなくてはいけないと思っております。
 よって、先ほどの理由によりまして、3つ理由を話をさせていただきました。個人で自分で準備をしてくることができるかという対応力の問題、それと相談支援のきっかけに学校としてはしていきたい、対面で渡すことによって子どもの表情を見ながら、背景を把握しながら対話することで対応していきたい、そしてそこに置くことによる管理、衛生上の問題等によって教育委員会としては一律に置くことは今のところ考えておりません。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 個人、ご家族の状況を、その中学生の子どものご家族の状況を把握すること、それはされるべきだし、していかなきゃならないと思うけど、だからといってトイレにも置いてあげたらいいじゃないですか、私はそう思います。
 そうしたら、この間、去年も言われたかもしれませんが、県のLINEアンケート、生理の貧困の、これ、ご存じでしょうか。知っておられるかどうか、県が行わはった県のLINEアンケート、生理の貧困に対して。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 県のLINEアンケートのことについては、詳細には分かっておりません。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 前回も玉木議員がこのLINEアンケートで質問されたからもう知っておられるのかと思ったんですが、改めて言いますと、県でもですよ、県でも高校に、これ、県の教育長、男性ですよね、児童・生徒が安心して、トイレに置くことにより、保健室に行かなくてもトイレに設置して取れるように必要とする子どもの気持ちを考えて対応すると、このように答えてるんですよ、県の教育長。ほんで、知事は、コロナ禍で生理の貧困は女性の健康、尊厳、コロナで顕在したと受け止めていると、このように答えて、今公立高校全部置き始めてますよ、去年から。中学校だって一緒やないかというふうに思います。義務教育だといっても、だから子どもの家庭の背景は当然先生は知るべきだと思いますが、置くぐらい置いてやってほしいなというふうに思います。
 そしたら、この間、国際ソロプチミスト協会からも生理用品が寄附されましたよね。それ、どのように使っていくんですか。生理の貧困で贈呈しますというて新聞に載っておりました。それはどう説明するんですか、お答えください。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) まず、高校生と小学生、中学生の違いがあると考えております。月経の始まる頃は、5年生、6年生、中には4年生の子もいると思いますけれども、始まったときに、一番初めに答えておりますけれども、一般的な公衆トイレ等に生理用のナプキンがない状態で、そういう今社会にあります。ですから、自分で用意をする、準備をする、急になったときでもきちっと対応できるように常備しておく、ハンカチとともに常備しておくようにっていうことを子どもたちには指導しております。そういう背景があるというふうに思っております。
 そして、高校への配置におきましても、中にはトイレには置かずに保健室に置いておられるところもあるとも聞いております。
 そして、ほかの市町の状況はどうかということは聞いてみました。県内のほかの12市のうち、トイレの手洗い場に設置している市は1つです。この市は、中学校のみそのように対応されています。小学校は初経を迎えて、子どもにしっかりと対応の仕方を説明したいので、従来どおり保健室で対応されてます。そのほかに試験的に実施している市が2つあります。あるいは、学校の対応として一部の学校で行っている市も2つあります。残りの7市は、従来どおり保健室などで対応しています。保健室で対応することの意味は、子どもと対面で、子どもも養護教諭の先生等に自分の体のことを相談したいという気持ちもありますので、市内で試験的に置いている学校においてもそれをあまり使わずに保健室に来る子のほうが多いということも聞いております。議員のご理解をよろしくお願いします。
◆22番(井上さゆり君) 私の質問に答えていません。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 国際ソロプチミストの方から寄贈されたものは、各学校のやり方で置いてくださったらいいというふうに聞きましたので、それぞれの学校の対応でやっております。なので、保健室に置いている学校、試験的にトイレの手洗い場のところに置いた学校があります。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) 高校生、高校とは別だという答弁ですけど、一応このLINEアンケートを一回よくよく読んでいただきたいと思います。今回外部団体から生理の貧困問題が提起されているからたくさん寄附もされたというふうに先ほども言いましたし、安土中学校の学校運営委員会からも困ってる生徒に使ってほしいと寄附もされたというふうに書いてありました、学校だよりに。なので、これをきっかけにして教育委員会が、教育長自らがそのことを真正面から受け止めて対策すべきだと、このように思います。これから考えていただきたいなというふうに思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。
 この質問はこれで終わりたいと思います。
 次に、安土社会福祉協議会、安土デイサービスセンター、東部包括センターについてお聞きしたいと思います。
 近江八幡市社会福祉協議会、安土のデイサービスが今年の7月頃に利用者の方から閉鎖になると聞いておりましたが、経緯について詳しく示してください。
 東部包括支援センターは、事業者の要望で支所に入られましたが、他の2か所の包括支援センター事業所との関係で公平性、整合性は保たれるのかお聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
             〔福祉保険部長 久郷浩之君 登壇〕
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の社会福祉協議会、安土デイサービスセンター、東部包括支援センターについてのご質問にお答えします。
 まず、デイサービスセンターで実施されている通所介護事業は、旧安土町社会福祉協議会が運営され、その後、市町合併により社会福祉法人近江八幡市社会福祉協議会に引き継がれ、運営されてきました。しかし、介護保険事業収支の悪化により平成28年度より事業の在り方について法人内で検討が重ねられ、令和2年4月からはサテライト型に事業形態を変更して継続してこられました。しかし、収支の改善が捗らず、利用者数の減少や施設の老朽化といった課題もあることから、令和4年7月をもって閉所されることになったと聞いております。
 なお、利用者様のうち、希望される方はデイサービスセンターひまわりで引き続きサービスを受けていただくなど調整されており、本市としましても保険者として利用者に不利益が生じないよう指導してきたところですので、ご理解いただきますようお願いいたします。
 次に、今回の東部地域包括支援センターの移転については、担当圏域の高齢者数に応じた人員配置とするには当時の事務所が手狭になり、移転する必要が出てきたため、その移転場所の相談に行政が対応したという経緯があります。他の委託事業者に対しましても、運営等に関し相談事があれば担当課までご連絡いただきたいと考えます。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) すいません。デイサービスですけれども、長きにわたって安土でデイサービスを社協が運営してきたっていうのもあるので、閉鎖に至っては、社協の発行の広報でもいいので、しっかりもう閉所しましたっていうことをきっちり、終わりもきっちりしていただきたいなというふうに思っています。民生委員さんが心配しておられましたのは、そこの安土の支所のところで、安土の社協で働いておられました職員さんは大丈夫なのかということも心配しておられましたけど、その辺、知っておられるならお答えいただきたいと思いますし、社協の広報でもしっかり書いていただきたいっていうことについてもご所見をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(小西励君) 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 まず、広報掲載の件につきましては、市からも閉鎖について広報に掲載等いただくようにはまた助言等していきたいというふうに思います。
 職員の配置につきましては、法人内でどのような人事異動を含めてされるのかというところにもなりますので、行政がそこまで、人事権につきましてはございませんので、適正なひまわりでの運営ができるように保険者として指導はしてまいりたいというふうに考えます。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) ほんなら、またよろしくお願いしたいと思います。
 東部包括支援センターについてお聞きしたいと思います。
 昨日西津議員の質問でも答弁されていたんです。社協と使用貸借を契約中とのことで、しかし市民から見れば安土にある社協の施設は市の施設なわけで、北側の社協の安土支所の入っていた事務所、あそこは今閉鎖されているので、幾ら賃貸契約であったとしても社会福祉協議会と市でなぜ話合いで対処ができなかったのかなというふうにも思います。その点ではできるまで努力をされたのかどうか、その点をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(小西励君) 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 今回の移転の経緯につきましては、これまで各議員からご質問をいただいたとおりでございます。
 今回の井上議員のご質問でございますけれども、市としましても社会福祉協議会に対しましては移転の経緯なども含めましてこちらの状況等も説明を行ってきました。法人として内部で検討された結果、最終的に承諾がいただけないっていうような結果となったというところでもございます。
○議長(小西励君) 井上さゆり君。
◆22番(井上さゆり君) ありがとうございます。
 もう22秒しかないので、選挙公報の配布についてお聞きしたいと思います。
 選管委員長さん、どうもありがとうございます。今回参議院選挙の公報配布をもっと早くしていただきたいという声をいただいたんですが、もう少し早く配布できる体制にならないのかお聞きしたいと思います。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 安川選挙管理委員会委員長。
             〔選挙管理委員会委員長 安川正樹君 登壇〕
◎選挙管理委員会委員長(安川正樹君) 選挙管理委員会の安川でございます。
 平素は、各種の選挙執行に対しましてご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 また、さきの7月10日に執行いたしました滋賀県知事選挙及び参議院議員通常選挙におきましても、格別なるご理解とご協力を賜りましたこと、重ねて厚く御礼を申し上げます。
 井上議員からお尋ねのありました選挙公報の配布ということにつきましてお答えをさせていただきます。
 選挙公報、以前ですと自治会を通じて配布させていただいておりましたが、近年自治会未加入世帯の増加により選挙公報が届かないといったお声や配布期限を設けていることから自治会役員様のご負担になっているなどのご意見を賜っておりました。委員会で協議の結果、令和3年10月執行の衆議院議員総選挙から配布方法の見直しを行い、市内各地域の地理及び特性等をよく理解されているシルバー人材センターへ選挙公報の配布等に係ります業務等を、単価で申しますと1世帯当たり32円、仕分費が3円、計35円とその他の経費を合わせた額で委託させていただくことといたしました。結果、これまでと比べ選挙公報が届いていないという苦情もかなり減少しまして、一定の改善が図られたものと考えております。
 今回の滋賀県知事選挙及び参議院議員通常選挙においては、滋賀県選挙管理委員会が選挙公報を印刷、配送され、本市選挙管理委員会は6月27日に受領いたしました。その後、即日シルバー人材センターの会員様により配布地域ごとに仕分をいただき、市内約3万4,000世帯へ順次配布いただきました。配布地域の事情により配布時期が前後することもございますが、議員ご指摘のとおりできる限り速やかに選挙公報を市内全世帯へ配布できますように、今後もシルバー人材センターと連携協議を行い、進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(小西励君) 井上議員、その場で少しお待ちください。
 濱本安土町総合支所長から発言を求められておられますので、これを許します。
 濱本安土町総合支所長。
◎安土町総合支所長(濱本浩君) 議長のお許しをいただきましたので、発言をさせていただきます。
 安土コミュニティエリア整備のご質問の再問の中で、縦覧公告における意見書の提出の手順について、私どもが「市を通して県に意見書が提出される」と、このような趣旨のご説明をさせていただきましたが、正しくは「意見書は直接県知事に提出をされる」という制度になってございます。おわびして訂正をさせていただきます。申し訳ございませんでした。
○議長(小西励君) ありがとうございました。
 井上議員、自席にお戻りください。
 以上で井上さゆり君の個人質問を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。
 明13日は定刻から再開し、個人質問の13番目、井上芳夫君から続行することといたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 ご苦労さまでした。
               午後5時35分 散会

 ここで、久郷福祉保険部長から発言を求めておられますので、これを許します。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 失礼をいたします。昨日の井上さゆり議員のご質問の中で、安土デイサービスセンターがサテライト型に事業形態を変更した時期を「令和2年4月」とご回答申し上げましたが、正しくは「令和3年4月」ということでございます。訂正をさせていただきます。申し訳ございませんでした。
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