録画中継

令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月9日(金) 一般質問
小川 広司 議員
(1)行政の窓口業務について
  ①「書かない窓口」について
  ②学区コミュニティセンターでの窓口業務開設について
(2)これからの近江八幡について
◆21番(小川広司君) 政翔会の小川広司でございます。
 質問させていただきます。
 まず1点目でありますけれども、行政の窓口業務についてということで2つの質問をします。1つは書かない窓口について、2つ目は学区コミュニティセンターでの窓口業務の開設についてであります。
 行政のデジタル化については、これまでの議会で私自身何回か質問をさせていただき、市長からも前向きな取組を回答いただいております。そして、その回答の中では、職員の働き方改革や意識醸成、デジタル化、ICT化は住民の皆様にさらに満足していただける行政サービスの提供につながるものであると考えているとのお考えをお聞きしておりました。
 質問の1つ目の書かない窓口でありますが、さきの9月議会で取り上げさせていただき、今後の検討課題の方向を示していただいておりました。今議会で引き続きの質問になりますが、これは総務常任委員会で先月、横須賀市様にこの書かない窓口のテーマで視察研修させていただきましたので、改めてテーマとさせていただきました。
 視察研修報告でも私記述しておりますが、このようなことを進められているポイントを私なりに上げますと、1つは住民目線での取組、住民サービスについて検討していくこと。2つ目に、デジタル化を進める業務の現況調査とデータの取得がどこまでしっかりとされているかを見ていくこと。3つ目に、投資効果についての検討は大事である。そして、職員間で進めていることと機器導入への対応をしっかりとしていく。そして、こういったことを進めるに当たっては、何事も可視化することが大事とお話しされていました。私も大事なことだと考えます。
 お聞きします。
 書かない窓口、この前の9月議会よりもう少し詳しくお考えを述べてください。
 2つ目に、学区コミュニティセンターでの窓口業務開設についてであります。
 住民が庁舎に足を運ばなくても、コミセンに行けば手続ができる、相談もできる、このようなシステムづくりをデジタル化を進める中での取組に入れていただけないかという質問であります。初めから機器の導入を考えると困難ということになるのではないでしょうか。市民に行政を身近に感じてもらう、地域コミュニティーの拡大など、いろいろと波及効果はあると考えます。コミセンで窓口業務ができるようにとの質問であります。
 以上、初問といたします。よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 小川議員お尋ねの書かない窓口の導入に関するご質問にお答えをいたします。
 書かない窓口に関しましては、複数の窓口で何度も名前や住所を記入する必要がなくなり、手続時間の短縮につながるなどのメリットがあることから、他の自治体では既に多数導入されております。また、デジタル庁も、窓口サービスのDX、デジタルトランスフォーメーションを推進する手段として、北見市が実現された書かないワンストップ窓口の導入手順書を提供されていることから、書かない窓口そのものは大変効果的であり、市民サービスが向上するものであるというふうに考えております。
 本市におきましては、市民ニーズの把握、分析等により、窓口サービスをデザインするための組織が必要であると考えておりまして、今後1階の窓口業務を担う部署を中心といたしまして、本市に見合った書かない窓口の設置検討を進めてまいりたいと考えております。
 次に、学区コミュニティセンターでの窓口業務の開設につきましては、将来的には様々な手続や相談がコミュニティセンターで行われることが望ましいと考えております。しかしながら、全ての手続を各コミュニティセンターで行うことができるようにするためには、議員ご指摘のとおり、住民基本台帳システムなどのシステム整備にも相当の経費を要することとなります。このことから、課題の洗い出し、解決も含めまして、十分にこのニーズや効果を計った上で、デジタル技術の活用も含めながら最適な方法を検討してまいりたいと考えております。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 再問します。
 まず、書かない窓口であります。本市に見合った書かない窓口の設置検討を今後ともぜひ進めていっていただきたい、このように考えます。
 横須賀市で実際設置されているものを私も使わせていただきました。確かに便利にできていました。また、実際見せていただいて分かったことでありますけれども、住民票などの請求に対しては、まだ投資効果などの関係で書かない窓口とはなっておりませんでした。今現在、検討中だと、こういうことでありました。私は、それらが先にというか、もうできているんじゃないかなと思って行ったら、そうではありませんでした。
 ただ、住民、外から来られた方、市に入ってこられた方ですね、また出ていかれる方、こういった手続をその窓口でやる。100分ほど待ってたのが、かなりの時間短縮されたと、こういうふうなことをおっしゃっておられました。確かにそういった機械だったと思います。
 横須賀市が目指すものはとの説明では、行政の構造改革であり、そのためにデジタル・ガバメント、DX推進による市役所業務の合理化を追求するとされています。そのことにより、職員の執務時間、人的資源の確保を考え、結果的に市民に対してはフェース・ツー・フェースで、より多く寄り添うことを可能とするとのことでした。横須賀市のデジタル・ガバメント、DX推進は、市民の皆様が本当に便利になったと思われるだけでなく、職員がより身近になったとも思っていただけるような事業を積極的に推進するとされ、DX推進に市長さん、そして議会の強い意志が示されているとのことでした。
 本市における今後の取組に期待して、この質問は終わりとします。
 次に、学校コミュニティセンターでの窓口業務開設についてであります。
 将来的には手続や相談業務、コミュニティセンターで行うことが望ましいとの回答をいただきました。そこに行く過程は大変だとの回答も併せていただきました。しかし、前向きな回答だと受け取りました。こういう方向を持っていただいているということで、私の今日の質問の目的は多くが達成しているのでありますが、この機会ですので、もう少し突っ込んで質問させていただきます。
 安土町総合支所に、市の新庁舎が完成した後も住民窓口は置くとされてきました。たしかその中に配置する人数は、これまでの議会答弁の中では20人程度であるというふうに言われたんではないかと思います。私もこの住民窓口に賛成してきました。
 しかし、そこでさらに一歩踏み込んで私なりに考えますと、この人数が配置できるのであれば、各地域に1人ずつ配置していただく、各地域に同じように対応していただく。そして、それは今後のデジタル活用などの中で十分に可能であると私は考えます。また、そうでなくてはならないと思うところでありますが、いかがでしょうか、お答えいただけますか。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 再問にお答えさせていただきます。
 デジタル技術の進展によりまして、市役所に来なくてもよい、また支所にも行かずに、いつでもどこでも手続ができるような仕組みを進めていくというのが基本的な考え方としてありますけれども、支所の職員を各コミセンに配置するという考え方は現在において全く考えておりません。あくまでICT化の推進と併せて市民サービスの向上を図るものであって、支所の職員を各コミセンに配置するということにはつながらないというふうに考えております。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) せっかくの機会でございますので、ちょっと私からもちょっと説明をさせていただきたいと思います。
 まず、デジタル化、DXなんですけども、これの大きな役割の一つとして、いわゆる知識の共有化、ノウハウであり相談にしろ、様々な他の課の業務にしろ、知識を集約するというのが非常に、これがメインの役割であると言っても過言でないところだと思います。そういうことがあって初めて様々な、議員がおっしゃっているようなコミセンでの相談業務だとか、様々が可能になっていくということだと思います。今、我々は、職員には大変厳しいことを申し上げるようですけども、今各課でそれぞれが担当がやっていて、皆ローテーションしないと知識が増えないというような話をよく聞くわけでございますけども、もっとやっぱり、ほかで何をやってるかというのはその課にいながらでも、それを担当しながらでも、興味を持ちながら知識を増やしていけば、幾らでもブラッシュアップというのは可能な状況だと思いますし、それを助けるツールがいわゆるIT化のツールではないかなというふうに思っておりますので、そこのところを根っこからしっかりと今後積み上げていく中で、結果として書かない窓口であろうと。これもそれぞれの職員のリテラシーの問題が大きいんですけど、あと、いわゆる支所の話、コミセンの話、ここらを含めて見えてくる中身だと思いますので、そこらを率先しながら改革を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 今、市長にご回答をいただきました。具体的に人を配置するというのは、取りあえず先の、また私としてもいろいろ考えていきたいなと思いますけども、ひとつぜひとも窓口ですね、先ほども回答ありましたように、よろしく今後とも考えていただきたいと思います。
 それでは、次の質問に入ります。
 これからの近江八幡についての質問であります。2項目。
 2019年3月の近江八幡市第1次総合計画には、いろいろな分野にわたり述べられています。今回、私はこれらの方向を目指すについて、ごく限られた分野で質問いたします。
 都市基盤整備は、住民の毎日の生活に重要な課題であります。基本計画の中に「時代に合った安全・安心な生活基盤を築き、次世代への礎を築きます」とうたわれています。その中での道路インフラ整備についてでありますが、近江八幡市道路網マスタープランと、それを踏まえた10年間に整備すべき道路を検討するための近江八幡市道路整備アクションプログラムがあり、大きくはそれらに基づいた事業が進められていると考えています。
 私は道路整備については、特に安全・安心な生活基盤、次世代への礎という点で、大事だと常に考えています。次世代への礎を考えるとき、これからの近江八幡市の産業はどう考えるのかなどから始まり、多くの分野を考える必要があります。また、今本市は観光客の数では県下でも大変よい状況であります。観光もまた道路整備や駐車場にも大きな課題を投げかけています。
 そこで質問いたします。
 今日の道路整備は、アクションプログラムで考えると現況はいかがなものでしょうか。また、道路整備などを考えるとき、各部局間の課題はどこで問題解決をされておられますか。
 別課題でありますが、これからの近江八幡市の産業、どのように考えておられますか。私の住む近くの会社では、最近大きな工場増築がされました。他の市町でも工場やマーケットの進出が計画や、既に進められてもいます。
 さて、今後の近江八幡市はどのような方向を目指そうとされていますか。ばくっとした質問でありますが、以上についてお考えをお聞かせください。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 小川議員ご質問のうち、これからの近江八幡市の産業をどう考えるかという質問についてお答えをしたいと思います。
 本市におきましてはこれまで、自然的特徴のある豊かな土地環境において、農業、畜産業、漁業といった多様な1次産業が発展し、かつての工業化の波に乗るのではなく、むしろ恵まれた自然環境の保全、原風景や文化的資源との調和によるまちづくりを進めてきたところでございます。
 このようなまちづくりを行う中で、本市の企業誘致につきましては、国道8号線沿いの工業団地が約50年前に誘致されて以来、大きな変動はなく、大規模な工場進出に対応できる条件の整った土地がない状況で、民間による中規模な開発の誘致にとどまっているところでございます。
 しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、リモートワークが広がり、働き方にも大きな変化が訪れたところでございます。これにより、リモートワークの拠点となるサテライトオフィスや休暇先で仕事を行うワーケーションなど、これまでとは違う形で都市部の企業の地方への進出が進んでいるのはご承知のとおりのところでございます。
 このようなことから、まとまった土地を必要としないIT業種や新たな価値創造につながるような企業の研究施設など、多様な産業の誘致を視野に入れながら、企業情報などの収集に努めてまいりたいと考えております。
 これに加えて、大規模な企業誘致は雇用機会の創出にもつながる重要なものであることから、一定規模の開発にも対応できるよう、本市の土地及び物件情報を広く収集し、新たな産業の創出に取り組めるような体制づくりをも進めてまいりたいと考えております。これにより、本市の地域特性を生かした魅力あるまちづくりを進めつつ、総合計画に掲げる、地域の経済を担い、暮らしを支える人材や企業が育ち、市内の経済が活性化し、町ににぎわいが創出されるような企業誘致に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
 ということでございますけども、基本的にこれまで多くの市町の企業誘致というのは、取りあえず雇用を生むというのを非常に優先的にされてきたように思いますが、時代はずっと変わっておりまして、幸か不幸か当市を取り巻く様々な今進出している企業、増築している企業につきまして、基幹工場としての役割を担う企業も大変増えてきておりまして、そういう意味では非常に喜ばしいことだと思っております。
 いずれにしても、単に雇用を生むだけではなく、3世代が輪になってと申し上げているように、しっかりとした収入がある雇用が生めるような地域として育っていかなければと思いますし、またそういう中で、これまであまり議論されてきてないわけですけども、ここは近江商人の土地でございます。なんで近江商人がここにあり近江八幡の町がここまで育ってきたかというと、資本の蓄積があったからでございます。今の滋賀銀行も八幡銀行から出ております。資本の蓄積がある中で、商売は東京とか大阪でやっとったわけでございますけども、ここに資本の蓄積があり、逆に知の蓄積というものをすることによって、これからのまちっていうのを考えていくような時代ではないかなというふうに思っております。それ以外の展開したものは、今るる個々にお話を申し上げましたけども、そういう中にちりばめられた中、将来的に子どもたちが本当に学校まで含めて、ここらで3世代、しっかりと生活し、笑顔で暮らしていけるようなまちづくりができればいいかなと思います。そういう意味での産業をどうやって育成していくのか、しっかりと頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(小西励君) 福本都市整備部長。
             〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 小川議員ご質問のこれからの近江八幡市についてのうち、今日の道路整備についてお答えいたします。
 当市の道路整備につきましては、道路のあるべき姿を検証し、明確にするとともに、安全で快適な市民生活ができるまちづくりを行うことを目的に、平成28年4月に策定しました近江八幡市道路網マスタープランを踏まえ、今後10年間に整備すべき道路を検討した近江八幡市道路整備アクションプログラムに基づき、整備を進めております。
 工事の計画路線は7路線あり、アクションプログラムに基づき整備を進めている路線は、池田本町益田線、桐原コミセン前道路、東横関東町線、環境エネルギーセンター前取付道路、武佐老蘇線、近江八幡安土連絡道路、農村整備課で施工します八木古川線、西中前の農道整備、中小森緑町線は一部の路線で整備が完了しており、若宮上田線については用地買収が一部済んでいる状況でございます。7路線中6路線の事業を進めておりますが、金剛寺中屋線につきましては現在中断をしております。
 次に、各部局間の課題解決については、近江八幡市道路網マスタープラン作成時に庁内ワーキンググループにおいて情報共有を行うとともに、市民に対してはアンケート調査を実施するなど、広く意見をいただき、道路計画に反映させていただいております。また、最終的な取りまとめにつきましては、学識経験者や県道路管理者、公安並びに消防関係者、公共交通関係者、観光・商工・福祉関連団体、連合自治会等による近江八幡市道路網マスタープラン作成委員会において検討をいただいてきております。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 再問します。
 後で少し聞こうかなと思ったところを既に市長のほうでいろいろとお話をいただきました。この近江八幡、どういう土地なのか、どういうふうに位置しているのか、こういったところも今後の近江八幡の発展に非常に大事かなと私自身も思っております。よろしくお願いいたします。その上で幾つかお聞きいたします。
 まず、道路の関係でありますけれども、今いろいろとお話をいただきました。あわせて、8号線、国道の関係でありますけれども、8号線、今は整備計画がないというこの東近江区間、近江八幡市も含まれていますけども、この区間に整備計画を求める整備促進期成同盟会をつくっていただき、今活動していただいています。そして、県道では新設されるバイパス関係で大きく3路線、私どもが住んでいる近くを通る岩倉バイパス、ようやくこの10月初めから作業が進み出しました。そして、北里学区が中心になり通る中部湖東幹線、そして安土バイパス、こういった道路整備、進んでいこうとしています。大変この道路関係、大事かなあと思っています。市民生活や産業にとって大きな影響を今後及ぼす道路整備だと思います。市行政として本当に将来を見越した取組、そういった取組に期待するものであります。ぜひ、再問になりませんけれども、近江八幡の将来を見越して、ぜひとも取り組んでいただきたいということを申し上げて道路関係は終わりにします。
 産業についてであります。
 国道8号線沿いに50年前に工業団地が誘致されて以来、大きな変化がなかったということを今ご回答いただきました。あ、そうなんだと、私はちょっとびっくりというか、あ、そんなもんなんだと、こういうに思わざるを得ないような状況であります。今後、今ご回答いただいた視点での産業への取組に期待するものであります。
 また、サテライトオフィスには、今後企業との協力での技術者を育てるような学校なども検討されたらいかがですかと私は思います。そして、近隣大企業で働く人たちの快適な暮らしの場所づくり、ここは今小西市長、口頭でお考えをいただきました。企業との協力での技術者育成の学校誘致、こういった点いかがでしょうか。お考えがあればお答えいただけますか。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 小川議員の再問にお答えを申し上げます。
 企業の技術、様々な考え方があるわけでございますけども、滋賀県、幸か不幸か、大変立地としては恵まれております。一応、彦根、長浜から京阪神、最近は京都も地下鉄で行けるようになり、かなり交通事情も上がってまいりました。当然、琵琶湖線の周りは言うに及ばず、全体に、そういう意味では学術的な意味から言いますと、そこはいわゆる学術クラスターとしてしっかり地元に根を下ろし、分かりやすく言うとうちから通える範囲で、地元にいながら学べる範囲で、中でいかにどういう高度なものを取りそろえていくのかという部分だと思います。これは単に市だけの問題ではなくて、県また国との関係にもなりますけども、そこらの働きかけ含めながら、残念ながら高専については野洲ということで近隣ということになりましたけど、様々な観点から働きかけながら、本当に必要な人材が育成できるような形を近隣含めながら取ってまいりたいというふうに思いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) よろしくお願いいたします。
 初問で少しだけ観光について触れておきました。道路整備や駐車場の課題があるんではないかと、こういった言葉を申し上げたところでございます。
 今、幾つかの都市で実施されている駐車場とバスの運行セットのパーク・アンド・バスライドなども検討すべきかと思っています。既に検討されているかもしれませんが。
 そしてまた、観光事業は他の産業、漁業、農業、祭りや文化、史跡など、いろいろな結びつきがあります。
 さて、これからの近江八幡市を考える観光産業の取組、具体的に何か目指すところを教えていただければと考えますが、いかがでしょうか。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 小川議員の再問にお答え申し上げます。
 観光といっても様々なものがあろうと思いますけれども、これからはやっぱり人と人とのつながりをどうやってそれを一つのキーにしながら結びつけていくのかというのは、様々な分野の発展に対して重要になるかなと思います。そういう意味で、何といいますか、魅力を、月並みな言葉ですけど、磨き上げる、ここにしかないものをどうやって磨き上げるのかというのがすごくキーになってくると思います。農業もそのうちの一つですし、食もですね。歴史的な資産もそうですし、自然環境もそうだと思います。オンリーワンをどうやって目指すかってとこだと思ってます。
 また、交通網につきましては、残念ながら私自身、正直に言いますと、これまで何してきたんだ、何十年にもわたり思うところはあるんですけど、1つはやっぱり高速道路とのアクセスが十分考えられていないなと常に思います。
 それともう一つ、ここは地理的な要件があって、町の真ん中に重伝建地域含めて町があって山があって、西の湖があってということで、東西軸が非常に取りにくいのがここに状況としてございます。そこら弱みなんですけど、逆に観光から言えば強みでございます。それをどういうふうに活用していくのかというのが重要になります。
 そういう意味では、議員もご指摘いただいたようなパーク・アンド・ライド、自転車、また最近言われてます電動キックボードとか、様々な、いわゆる自動車に頼らない、自家用車に頼らない交通網ですね。含めながら考えていく非常に重要な要素になると思います。今も総合政策部の担当では、考えてくれてる分野も多々ありますし、できるだけ早期に実現できるような形に持っていければと思いますので、またご協力のほどよろしくお願いをいたします。
○議長(小西励君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) いろいろとお聞きしまして、そういったことをちょっと進めていってもらう、これからの近江八幡をしっかり見据えて進めていってもらう。そういったときに、市長先ほど一番初めに若干触れていただきましたけども、やっぱり人材が非常に大事かなと。人材育成ですね。こういった点で、しっかりとやっていっていただきたいなと、こう思います。
 今日はこれからの近江八幡、本当に限られた分野でしか質問いたしませんでした。小西市長にたくさん答えていただきました。小西市長の公約に、近江八幡市が発展していくためにの分野があります。ここに触れての今日は私の質問でありました。初めに言ってませんでしたけど、一応そういうところで今日は質問させていただきました。回答だけではなく、今後成果を求めて、皆さん方の、私も頑張らさせていただきますけども、今後の活動に期待して質問を終わります。
○議長(小西励君) 以上で小川広司君の個人質問を終わります。
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