録画中継

令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月9日(金) 一般質問
道下 直樹 議員
(1)近江鉄道について
  ①上下分離方式について
  ②交通税について
  ③近江鉄道の経営努力について
  ④今回の近江鉄道全線無料デイについて
(2)合併推進債と庁舎建設について
  ①合併推進債について
  ②交付税措置について
  ③合併推進債が使える範囲について
  ④合併推進債償還期限について
  ⑤新庁舎の合併推進債発行金額について
  ⑥庁舎建設再入札が不調に終わった場合について
(3)こどもまんなか社会実現に向けて
  ①放課後児童クラブ拡充について
  ②黙食の見直しについて
  ③パーテーションの見直しについて
  ④ゲノム編集トマトについて
  ⑤昆虫給食について
  ⑥給食時間及び休み時間について
  ⑦マスク依存症について
  ⑧少子化対策検討について
◆1番(道下直樹君) 皆さん、こんにちは。私は道下直樹です。よろしくお願いいたします。
 近江鉄道について質問させていただきます。
 10月26日開かれた法定協議会で、近江鉄道線管理機構を12月27日に設立することが決まりました。今後の運営は上下分離方式で運営されると伺っております。いま一度、上下分離方式について当局のご説明をお願いいたします。
 交通税について。
 このたび、県が導入を検討しております交通税とは、一体どういった税になるのか、こちらについてご説明をお願いいたします。
 近江鉄道の経営努力について。
 乗車人数増加のために今現在何を行っているのか。そして、これまでにどういったことを行っていたのか。また、その経営努力の効果はあったのか。当局はどのように分析されておりますか、お伺いいたします。
 今回、10月16日に近江鉄道は全線無料デーを行いました。私は、無料化するなら、そんな企業体力があるんやったら、各市町に頼るなよというのを僕は思うんですけど、今回の無料デーについての効果についてお伺いいたします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 岡田総務部長。
             〔総務部長 岡田清久君 登壇〕
◎総務部長(岡田清久君) 道下議員のお尋ねの近江鉄道についてのうち、交通税につきましては、現在県において検討されているところであり、当市がお答えする内容ではございませんが、お聞きしている情報等についてお答えを申し上げます。
 地域公共交通を支えるための施策実施に向けた財源確保について、滋賀県知事から滋賀県税制審議会へ諮問されたことを受け、令和4年4月に税制審議会から各市町の行政区域にとどまらない広域的な交通圏を考慮すると、市町の税ではなく、県税として在り方を考える必要があるというふうにされました。
 また、課税方式につきましては、既存の税目に上乗せをする、いわゆる超過課税を基本としながらも、複数の税目を組み合わせていくことも選択肢としつつ、県民との議論を踏まえて考えていくべきと答申をされたところでございます。
 具体的な税目や税率などにつきましては、今後滋賀県及び県の税制審議会などで検討予定と聞いております。
○議長(小西励君) 田村市民部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一君) 道下議員の近江鉄道についてのご質問のうち、市民部所管の内容についてをお答えいたします。
 近江鉄道線においては、令和6年度から公有民営方式による上下分離へと移行されます。上下分離方式とは、沿線自治体など公的機関が線路や駅等のインフラ部分を保有し、鉄道事業者は列車の運行に専念する方式でございます。
 近江鉄道における利用促進につきましては、10月1日から有人駅での定期券発売におけるクレジットカード決済の導入や沿線高校の学校説明会でのPR、企画列車の運行に取り組むとともに、近江鉄道グループ「ありがとうフェスタ」等各種イベントも開催されております。
 今年度の4月1日から8月31日までの輸送実績においては182万4,000人で、前年度と比較してプラス6%となっており、徐々にではありますが、乗客は戻りつつある状況とのことですので、これらの経営努力の効果は一定現れてきているものと考えております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症前の令和元年と比較するとマイナス12%という状況であることから、さらなる利用促進が望まれるところでございます。
 また、議員のご質問にもございましたとおり、10月16日には利用促進のイベントの一環として、近江鉄道グループ「ありがとうフェスタ」と沿線団体による連携イベントの同日開催に合わせて、近江鉄道沿線全線無料デーが実施されました。JR西日本によりますと、イベント当日の近江八幡駅の利用者数について、コロナ前の同じ曜日に比べて京都駅はまだ7割ぐらいしか戻っていないところ、2倍ぐらいの利用があったとのことです。
 また、近江鉄道によりますと、近江鉄道近江八幡駅については約5,800人の利用があったとのことでございます。
 なお、イベント当日の近江鉄道全線の利用者数が約3万8,000人で、様々なイベントを同日に開催されたことにより、ふだんは近江鉄道を利用されない多くの方が乗車されたと思われ、今後の利用促進に期待が持てるものと考えております。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
 私は、近江鉄道って、これは基本的に将来的にわたって近江八幡市の大きな足かせになるんじゃないかなというふうに思ってます。近江鉄道の生き残る道というのは、基本的には黒字の本線と、あとは近江八幡、八日市線、こちらを残しながら赤字路線を縮小していく。もしくは、県が例えば沿線のところに例えば大規模開発する、これぐらいしか残された道はないんじゃないかなというふうに思っております。ですが、全線残すと決まった以上、ぜひとも利用者向上に近江八幡市もやっぱり協力していかないといけないんじゃないかなというのは思っております。
 近江八幡市は、近江八幡駅と武佐駅、この2つが近江八幡市所管の近江鉄道の駅なんですけど、近江八幡駅というのは基本的には結構大きな駅なので、駐輪場は結構しっかりしてるんですけども、武佐駅って、見たところ、駐輪場もないんかなと。本当に野ざらしのところにあるんで。やっぱりここを、まず武佐駅の駐輪場からしていくべきじゃないかなというふうに思うんですけど、当局のご見解についてお伺いいたします。
○議長(小西励君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 ご提案ありがとうございます。
 確かに武佐駅は今のところ、駐輪場というのはきちっとしたものはございません。ただ、周辺の土地の環境を見ますと、近江鉄道さんが所有されている土地が周辺にございますので、そちらが最大の候補地になるのかなというふうに思っております。今後、近江鉄道さんとも協議をさせていただきながら、駐輪スペースの確保、あるいは利用者の利便性向上に向けてまた対策を検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ぜひともよろしくお願いいたします。
 あとは小西市長に、ぜひともちょっと今後県に言っていただきたいのは、やっぱりその沿線のところの住宅開発なり大規模開発なりしてもらった上で、やっぱり近江鉄道の利用促進を図っていくということをぜひともお伝えください。よろしくお願いします。
 合併推進債と庁舎建設について質問させていただきます。
 当市の一番の課題である庁舎建設についてですが、現在入札要綱の見直しが行われております。庁舎建設には合併推進債が使えますので、合併推進債と庁舎建設、こちらの2つについてお伺いいたします。
 合併推進債について、どういった制度なのか。また、合併特例債との違いはどういった違いがあるのか。こちら、確認を含めてもう一度お伺いいたします。
 重ねて、交付税措置、国からどれだけお金が来るのか。こちらについてどういうふうになってますか、お伺いいたします。
 合併推進債が使える範囲、こちら合併推進債が使える事業というのは、どういった事業に使えるのか、こちらについてお伺いいたします。
 合併推進債の償還期限、まあ言うたら推進債はやっぱり一応借金なんですけど、その借金をどういった形で、また償還期限についてどういうふうになっておりますか、お伺いいたします。
 新庁舎に合併推進債を、こちらはどのぐらい発行するのか、考えているのか、お伺いいたします。こちらは答えれる範囲で大丈夫です。
 現在、入札要綱の見直しが行われておりますが、要綱の見直しが終わった後、再入札を行った際に、万が一入札が不調に終わった場合、どのように今後のスケジュールが変わっていくのかについてお伺いいたします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 浪江総合政策部長。
             〔総合政策部長 浪江尚史君 登壇〕
◎総合政策部長(浪江尚史君) 皆様、こんにちは。
 道下議員お尋ねの合併推進債と庁舎建設についてのうち、新庁舎の合併推進債発行金額及び再入札が不調になった場合についてのご質問にお答えいたします。
 まず初めに、新庁舎の合併推進債発行金額についてでございますが、庁舎整備に係る事業費につきましては、要求水準の見直し設計業務の中で概算事業費を積算し、その後債務負担行為に係る予算議案を上程させていただく予定でございます。そのため、合併推進債やその他の公共施設等整備基金等の充当額につきましては、有効な補助制度の活用の変更と併せまして、基金残高と市債残高のバランスを考慮した上で判断してまいります。
 次に、ご心配いただいております、万が一再入札が不調に終わった場合ということでございますが、改めてスケジュール等を見直す必要も生じるということになりますが、いずれにいたしましても再公告が入札中止とならないよう、今回要因分析や単価見直しによる概算事業費の積算を行いながら、慎重に再公告に向けた手続を進めているものでございますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 岡田総務部長。
             〔総務部長 岡田清久君 登壇〕
◎総務部長(岡田清久君) 道下議員お尋ねの合併推進債と庁舎建設についてのご質問のうち、総合政策部長が回答いたしました以外の項目についてお答えを申し上げます。
 まず、合併推進債とは、市町村の合併の特例などに関する法律、いわゆる合併新法に基づき、合併に伴い必要となる事業に要する経費に充てるため、発行が認められている地方債、借金でございます。発行可能期間は、合併した年度及びその翌年度から15年間となっており、本市の場合は令和6年度までとなります。ただし、経過措置といたしまして、令和6年度までに実施設計に着手した事業につきましては、完了するまで適用可能となっております。対象事業費のうち、合併推進債を充当することができる充当率は90%で、後年度の元利償還額の40%について普通交付税算定過程におけます基準財政需要額に理論上上乗せされ、後年度の普通交付税が交付される仕組みとなってございます。
 また、平成17年3月31日までに合併の申請を行い、平成18年3月31日までに合併した市町村に対する国の財政支援措置といたしまして、合併特例債がございます。合併特例債は充当率95%、交付税措置率が75%になること、また合併市町村におけます地域住民の連帯強化や地域振興などのために設ける基金の造成について合併特例債の活用が認められております。
 いずれにいたしましても、本市の合併は平成22年3月でございますので、合併特例債を活用することはできません。
 次に、合併特例債を充当できる事業の範囲についてでございますが、合併に伴い必要となる経費について具体的に申し上げますと、合併市町相互間のインフラ施設及び電算システム統合整備、また本庁舎や消防・防災施設などの事業が上げられます。
 次に、合併推進債の償還期限でございますが、一般的な地方債と同様に、原則として最大30年とされている一方で、施設の耐用年数の範囲内で償還期限を設定するものであり、庁舎建設に合併推進債を活用した場合、耐用年数が50年であれば償還期限は最大で30年となります。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
 庁舎については、まず今行っている見直しが終わり次第、再入札に全力を尽くしていただきたいなと思っております。資材高騰は、原油高、円安、半導体不足、万博など、複数の要因が重ね合うので、なかなか今後下がっていくのは難しいんじゃないかなというふうには思っております。ですので、全ての可能性を含めた入札要綱にしてもらって、今いろいろ議論になっておりますけども、やっぱり1社入札も見直していくべきじゃないかなというふうには思っております、これ以上無駄な支出が起こらないようにぜひともよろしくお願いいたします。
 かつ、再入札が不調に終わった際に考えていただきたいのが、この庁舎の長寿命化を行っていただく、もしくは庁舎機能の移転もぜひとも判断の中に1つ入れてもらいたいなと思っております。この庁舎を残して、新庁舎は大体4,500平米に抑えてしまって、この本庁舎が大体4,500で新庁舎4,500、南別館3,500で、大体総合庁舎として機能できるんじゃないかなというふうに思っております。
 もう一つの庁舎移転の案なんですけど、私はイオン近江八幡店さんの間借りとか、もしくはケーズデンキさんの跡地になりそうなところとか、あとはまたヤマダデンキ付近への、あそこの公園の土地を購入してもらうというのも一つの手じゃないかなと思うんです。それはやっぱり近江八幡駅周辺への庁舎機能移転なんですけども、これに関しては現在、やっぱり近江八幡の中心地であるこの八幡学区からなかなかちょっと反対があるかなとは思うんですけども、結構これは私メリットあると思っておりまして、まず1つ目のメリットは、安土駅と篠原駅からのアクセスがすごい簡単になると。安土駅まで行ったら市役所に行けるし、篠原駅まで行ったら市役所に行ける。こういったのもすごい利便性が上がるんじゃないかなというふうに思ってます。
 2つ目のメリットは、やっぱり八幡駅前のにぎわいの創出につながるんじゃないかな思っております。やはり近年、イオン近江八幡店さんから、近江八幡市の顔として八幡駅のにぎわいがあったんですが、最近はちょっとにぎわいが減ってるんじゃないかなと思います。ですので、駅前に庁舎移転をすると、やっぱりにぎわいを取り戻すんじゃないかなというふうに私は考えております。
 3つ目のメリットなんですけども、イオン近江八幡店さんにもし間借りする場合、これ結構年間のランニングコストの計算がしやすくなるんじゃないかなと思っております。というのは、彦根市さんが平和堂を間借りした際は、年間大体1億円程度で間借りしておりました。年間のランニングコストを考えるとかなり割安に抑えられるんじゃないかなというふうには思っております。
 とは言っても、今回の再入札が上手にうまくいくように、そして早期に決まるように思っております。もしうまくいかない場合は、私が申し上げたような案もぜひともゼロベースから考えていただきたいなと思っています。これはタイムリミットが大体令和6年3月までなので、なかなかタイムスケジュールが厳しいんですけど、よろしくお願いいたします。
 合併推進債について再問させていただきます。
 当市は大きな事業として、あと残っているのは多分安土小学校のコミュニティエリア整備事業かなというふうに思うんですけども、新市の基本計画を変更して、書き換えて、安土コミュニティエリア整備事業を盛り込めば合併推進債の使用ができると。実は平井代表と一緒に東京に行かせてもらって、総務省に確認をしております。これも後出し事業というのは合併推進債が可能だと、新市基本計画を書き換えてもらえば可能だというふうに聞いております。
 新市基本計画を書き換えるには、やっぱり知事の認可と、これは議会の議決でいけますので、合併推進債を使用すれば、性質上、最大36%の事業費削減につながるんじゃないかなというふうに考えております。令和6年3月までに実施設計を行えばよいのですが、新市基本計画を書き換えて、安土小学校とコミュニティエリアに合併推進債を使用することは検討できませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 新市基本計画を変更して安土コミュニティエリアに合併推進債を活用できないかというご質問でございますが、合併推進債につきましては、新市基本計画に基づき実施する事業に充当できるものであるということで、まずは総務省からの見解もあったということですが、今回の安土コミュニティエリアの整備事業を適債性、その要件に合うのかどうかとか、新市基本計画を変更する必要があるのかどうか、また新市基本計画を変更する場合には、知事との協議ですとか、あるいは今おっしゃっていただきましたように、市議会での議決等、スケジュールとの兼ね合いがございますので、もうちょっとそのあたりを見極める必要があるかなというふうに思っております。
 いずれにいたしましても、今後安土コミュニティエリア整備事業の事業費や計画を精査していく過程において、議員のご提案もご参考にしながら、補助金、交付金、他の起債の充当も含めて、活用の時点で最も有効な起債によるものを検討していきたいというふうに考えております。
○議長(小西励君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) 先ほど、初問の回答の中で私、合併推進債を充当できる事業の範囲のところで、合併特例債を充当できるというふうに間違って発言をさせていただきましたので、訂正をさせていただきます。申し訳ございません。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
 基本的には、やっぱり市民に使うお金はなるべく減らしていただきたいなという考えですので、基本的にはなかなかイレギュラーな話なんですけども、ぜひともちょっとずる賢く国からお金を引っ張ってくるように、ぜひともよろしくお願いいたします。
 こどもまんなか社会実現に向けて質問させていただきます。
 放課後児童クラブ拡充について。
 放課後児童クラブ、桐原東小学校、北里小学校、馬淵小学校の3校区拡充が決まりました。その後、どのように進展しましたか、お伺いいたします。
 黙食の見直しについて。
 文部科学省は黙食について求めていないとの発言がございました。また、文部科学省から通達があったと聞いておりますが、これを受けて、教育長、黙食の見直しを行いませんか、お伺いいたします。
 パーティションの見直しについて。
 こちらも重ねてパーティションの見直しを行っていただきたいんですけども、お伺いいたします。
 ゲノム編集トマトについて。
 ゲノム編集を行って、GABAというんですけど、GABAという栄養価をさらに爆殖させた、たくさんたくさんになったトマトというのがゲノム編集トマトというんですけども、そのトマトの苗とか種を全国的に配布するという動きがございます。
 ただ、やっぱり新技術でございますので、なかなかそういった食べ続けたときの影響というのが全然分からないようなトマトでございます。こちらのトマト、教育委員会としてどのように捉えているのか。ゲノム編集トマトを食した長期的な影響など、分かっているんでしょうか、お伺いいたします。
 昆虫給食について。
 昆虫入り給食について徳島県で行われたんですけども、近江八幡市も行うことを考えているのか。また、ゲノム編集トマトと同じように、食して、例えばこれ虫ですので、寄生虫とか、あとはそういった体への影響というのはないものなのか、こちらについてお伺いいたします。
 給食時間及び休み時間について。
 給食時間及び休み時間について、児童・生徒に対し、トイレなど、準備に取りかかると、かなり5分というのは短いんじゃないかなというふうに考えてます。また、給食時間もちょっと短いんじゃないかな。これは早食いにつながるんじゃないかなというふうに考えてるんですけども、こちらはまた時間を再考していただきたいんですけども、お伺いいたします。
 マスク依存症について。
 マスクが外せない子どもというのが大変増えております。基本的に、相手の顔を知らなくてもお付き合いができるという中高生が大体6割か7割いらっしゃるということでございます。これは本当に、日本、大丈夫かというふうに思うんですけども。やっぱりこうなった原因と分析、マスク依存症のデメリットとその対策についてお伺いいたします。
 少子化対策の検討について。
 私は、結婚する人を増やすこと、これは本当に大事なことだと思うんですけども、例えば今子どもがいる世帯、例えば1人から2人、2人から3人、3人から4人という形で、その過程にさらにお子さんを設けていただくというのが僕は結構大事じゃないかなというふうにも思っております。
 当市の少子化対策を当局はどのように考えているのでしょうか、今後、子ども医療費無償化及び給食費無償化など、現在行っている事業及び施策以外で当市が検討していることは何かありますでしょうか、お伺いいたします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
             〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員のこどもまんなか社会実現に向けてのご質問のうち、子ども健康部所管部分についてお答えをいたします。
 まず初めに、小項目1番目の放課後児童クラブ拡充についてお答えをいたします。
 放課後児童クラブの拡充につきましては、9月議会でご質問いただき、お答えいたしましたとおり、利用実態、就学前施設の利用者アンケートの結果、利用率の推移などのデータに基づき、当面の需要予測を行い、整備の緊急度が高い地域として桐原東、馬淵、北里の各小学校区を対象とし、補正予算でご承認いただきました整備事業費補助金を活用して整備拡充を図ることといたしたところでございます。
 整備に当たっては、児童福祉法の規定に基づく放課後児童健全育成事業を行う事業者を公募することとし、令和4年9月21日から10月14日まで公募を行ったところ、桐原東小学校区においては2業者、馬淵小学校区においては1事業者から応募がございました。その後、10月21日に各応募者からの事業提案について、行政、学識経験者、保護者、学校の代表者の計7名で構成される近江八幡市放課後児童クラブ設置運営事業者選定委員会において、事業者の経営状況、運営方針や過去の実績、予定施設の状況、安全衛生対策、サービス向上策などの選考基準に基づき、提出書類の確認及びプレゼンテーション、質疑応答により審査を実施し、桐原東、馬淵の2学区における最優秀提案者を特定いたしたところでございます。
 その後、この2学区については、特定された事業者から事前協議書が所管課に提出され、予定地の状況や地元自治会の意向等を踏まえ、施設の見直し等の必要な助言等を行いつつ、現在事業者において令和5年4月の開設に向けて準備を進めていただいているところでございます。
 なお、北里小学校区においては、事前の問合せなど、応募に向けた動きが複数ございましたが、実施予定場所の調整等が整わず、期限までに応募がございませんでした。このため、改めて令和4年11月25日から公募を行ったところ、12月2日までに4社から応募があり、12月16日に選定委員会を開催し、事業者選定を行う予定でございます。
 こちらにつきましても、令和5年4月の開所に向けて時間的な余裕があまりない日程となりますが、鋭意準備を進めてまいりたいと考えております。
 次に、小項目8番目の少子化対策検討についてお答えをいたします。
 少子化の主な原因は、未婚化、晩婚化、有配偶出生率の低下であり、その原因の背景には、個々の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が複雑に絡み合っております。具体的には、経済的な不安定さ、出会いの機会の減少、男女の仕事と子育ての両立の難しさ、家事、育児の負担が依然として女性に偏っている状況、子育て中の孤立感や負担感、子育てや教育に係る費用負担の重さ、年齢や健康上の理由などがあり、コロナ禍による出産控え等もあって、少子化は深刻さを増し、加速化しているところでございます。
 議員が申されたとおり、結婚する人を増やすこと、また夫婦の完結出生児数を増やすことを一人一人が考えていただくことが重要であり、個人の希望の実現を後押しするとともに、結婚、妊娠、出産、子育てに希望を持つことができる環境づくりに取り組むことで、家族を持つことや子どもを産み育てることの喜びや楽しさを実感できる社会をつくる必要がございます。
 少子化に歯止めをかけるためには、合計特殊出生率が人口置換水準である2.1まで上昇することが求められており、本市のまち・ひと・しごと創生総合戦略において基本目標の一つである結婚・出産・子育ての希望をかなえる数値目標として、令和5年度1.59と掲げております。目標達成に向けて各分野で様々な取組を進めておりますが、直近調査の令和2年度が1.47となっているなど、現状はかなり低位で推移しております。このことから、長期的な展望に立ち、必要な安定財源を確保しながら、総合的な少子化対策を大胆に進める必要があるものと考えております。
 道下議員が所属される新政会からは10月に市長宛ての要望書が提出され、お誕生おめでとう健やか祝い金事業を見直し、他市のように、見守りおむつ宅配便事業や乳児のおむつ等支給事業などに変更し、経済的負担の軽減と併せて、孤立を防止し、相談につなぐ取組を提案していただいたところでございます。
 一方で、さきの山本妙子議員のご質問にありましたように、お誕生おめでとう健やか祝い金事業のさらなる拡充を求めるご意見も承っておりますので、妊娠、出産の支援や母子保健を担う生育部門と、困難を抱える子どもや家庭に対する包括的な支援などの支援部門の大きな2つの枠組みの中で、経済的支援策も含めて総合的に有効策を検討していきたいと考えております。
 また、結婚前、結婚後、子育て期の各ライフステージにおける施策について、総合計画やまち・ひと・しごと創生総合戦略の下、子ども健康部に限らず、総合政策部の婚活事業等をはじめ、関係各部署が連携し、それぞれ取り組んでいかなくてはならない課題であると認識しております。
 少子化対策につきましては、長期的かつ総合的な取組が求められておりますので、引き続き議会においても幅広い見地からご議論いただき、また当局とも議論を深めていただきながら検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
             〔教育長 大喜多悦子君 登壇〕
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員ご質問のこどもまんなか社会実現についてお答えします。
 まず、黙食の見直しについてですが、11月8日に文部科学大臣が記者会見において、必ずしも黙食を求めているわけではないと発言されたのを受け、学校には、既に黙食という言葉を指導するのではなく、衛生管理マニュアルにある机の配置や大声での会話を控えるなどの感染対策で対応するように周知しております。さらに、国の基本的対処方針において、黙食を基本とすることが削除されましたが、このことを受けて発出された11月29日付の文部科学省の通知を受け、再度学校には感染状況や学級の規模など、学校の実情に応じて感染対策を行った上で、給食時の対応は可能であることを通知したところです。
 次に、パーティションの見直しについてですが、先月から今月にかけても4校において学級閉鎖を行っています。また、インフルエンザとの同時流行も懸念されています。また、給食時の会話も可能となっております。パーティションは、教室内の密集密接が避けられない状況にある学校では、飛沫を飛ばさない感染対策として有効と考えます。
 一方、社会はアフターコロナに向かって様々な制限が緩和されています。また、子どもは高齢者などに比べて重症化リスクが低いことが分かってきています。こうした事情を基に、それぞれの学校が必要性を判断し対応していくのがよいと考えております。
 次に、ゲノム編集トマトについてですが、長期的な影響も含め、このことに対する知見は教育委員会では持ち合わせていません。人体への安全性について懸念されている状況下では、あえて使う必要もなく、このようなトマト苗や種を無料配布されても受け取るべきではないと捉えており、校長会でも周知したところです。これまでどおり、学校において必要な苗や種は、地産地消の観点からも地元で購入するのがよいものと考えています。
 次に、昆虫給食についてですが、昆虫入り給食を当市で行う予定は現在のところありません。検討も行っておりません。
 次に、給食時間及び休み時間についてですが、それぞれの学校では必要な学習の時間を確保した上で日課表を作成しています。おおむね小学校では給食時間は準備を含めて40分間、昼休みは30分間程度となっています。また、2時間目と3時間目の間に20分間程度の中休みを設けています。中学校では、給食時間が準備を含めて30分間、昼休みは20分程度です。
 なお、近隣の市町でも同様であり、適正な時間と捉えています。放課後の教職員の事務処理の時間や中学校での部活動での時間などを確保することも必要な状況の中で、給食時間や休み時間を延ばすことはいずれの学校も難しいとは思います。授業を延ばしたりせず、また給食の準備を速やかに終えて、しっかりとそれぞれの時間を確保することが大切と考えています。
 最後に、マスク依存症についてお答えします。
 国や県、また健康・衛生管理部局からも通知はなく、正確な知見を有しておりませんが、マスク依存症が心的な理由によってマスクを外せない、マスクをつけていると落ち着くという状態であることは推察されます。学校では、給食やリコーダー使用時など、マスクを外す場面は日常的にあり、マスクを外すことが嫌で、別室で給食を取ったり、あるいは不登校になっているという報告は現在ありません。
 しかしながら、マスクが不要な場面でもマスクを外せない子どもはいます。要因としましては、感染症対策の一つとしてマスクの着用を求めてきたことによりますが、マスクを外したくても、周りを気にしてしまうことのほかに、もともと人とのコミュニケーションに不安を感じていた子どもにとっては安心できるなどが考えられます。
 マスクをつけ続けることのデメリットについては、正確な知見に基づくものではありませんが、酸素不足による頭痛や皮膚のトラブル、またコミュニケーションへの影響が指摘されています。
 マスクを着用することは感染症対策としては有効であることに変わりはありません。教育委員会としましては、学校においてマスクをつける場面、不要な場面を子どもたちに分かりやすく示した上で、マスクの適切な着用及び着脱を指導することは重要と捉えています。また、不要な場面では積極的に外すように粘り強く声をかけていくとともに、教職員も含め、我々大人が率先して実践していくことも大切と考えています。
 併せて、マスクをつけられない子、外せない子など、様々な子どもがいる中、子どもの特性や心情などに十分に配慮することや、それぞれの子どもの意思を尊重することも大切です。いずれの子どもも安心して学校生活を過ごすことができる学校、学級づくりを行うよう、学校には引き続き指導していきます。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 皆様、丁寧なご回答ありがとうございました。
 黙食については、教育長、必ずこれ現場に下ろしていただきたいなと思います。もし保護者の方に、例えば万が一黙食を子どもが強制されているという話がございましたら、私にご一報いただければ必ず一緒に行動させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 ゲノム編集トマト及び昆虫給食については、現在全く行う予定がないようで、本当によかったなというふうに思います。今後もゲノム編集トマトについては絶対に受け取らない。昆虫給食については行わない。子どもたちの口にこのゲノム編集トマト、そして昆虫給食、口の中に入れさせないというのをぜひとも考えていただきたいなというふうに思います。
 休み時間については、こちら現場にぜひとも伝えていただきたいのが、児童・生徒に対して、トイレを絶対に無理したらあかんよというのだけ伝えてほしいです。子どもたち、トイレ我慢して、なかなか5分休憩じゃ行けないという話を結構聞いているので、ぜひともよろしくお願いいたします。また、給食もしっかりよくかんで食べてもらうようにお伝えください。
 再問に移らさせていただこうと思います。
 放課後児童クラブについて、私が毎回求めております桐原東小学校区内に放課後児童クラブはできるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 大変残念ながら、桐原東小学校区内では学校から直線500メートル以内の近郊地のほか、距離にかかわらず学区内におきまして、今回の公募におきまして申請がございませんでした。したがいまして、隣接学区の場所において送迎の支援を行うことにより、2か所の申請があり、その中から先ほど申し上げたような設定計画になったということでございますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 本当に言うと、ご理解したくない内容なんですけど、基本的にその事業者と不動産をマッチさせるという話があったと思うんですけども、桐原東小学校区内でそのマッチングあったんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 市内の遊休物件等について活用を望む所有者さんのニーズと放課後児童クラブに適した物件を探している事業者のニーズをつなぐことを目的として、今回新たに放課後児童クラブ用物件マッチング事業を行い、開所が円滑に進むよう、市所管としても一段と事業者支援ができるように取り組んできたところでございます。
 マッチング事業につきましては、9月の広報おうみはちまんに掲載したのをはじめとしまして、市ホームページ、そして9月2日には安土商工会、そして9月5日には近江八幡の商工会議所、9月6日には自治連合会、また9月7日にはコミセンにそれぞれ、周知の依頼をいたしまして、会員企業並びに各自治会のご案内のご協力をいただきました。そして、9月14日には庁内におきましても各所属長に、職員としても周知協力を求めていきたいということで、かなり力を入れて広報活動に専念したところでもございます。
 しかし、これらの周知に努めた結果といたしまして、市全体で複数の相談はございましたが、最終的に公募物件として応募があった件数自体につきましては3件ということでございまして、応募書類の内容確認、また審査等を行った結果、最終的には公募物件として登録まで至ったのが1物件ということになりまして、桐原東小学校におきましては残念ながら登録できた物件はございませんのでしたので、ご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 本当に残念と言うしかないんですけども、桐原東小学校区内の保護者に伺うと、やっぱり保護者の希望というのは、風の子クラブのもう一クラブ増設だったんですけど、例えば増設するにしても、まず風の子を運営するはちまんキッズさんが申し込みしてないと、なかなか事業に結びつかないんですけど、例えばはちまんキッズさんから申込みというのはあったんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 現在、桐原東小学校区の放課後児童クラブの専有施設でございますこどもの家を指定管理者制度により運営しておられる学区内唯一の事業所でありますNPO法人はちまんキッズさんが風の子クラブさんを運営していただいておりますけれども、その第2クラブということにつきまして、今回も保護者から多くの期待の声が上がっていたというのは市としても認識をしているところでございます。
 また、市といたしましても、これまでの数々の実績があることや、また保護者からのニーズを一番近いところでこれまでも繰り返し受け止めておられ、直接重く受け止めておられるということから、平成29年に1度、平成30年にも2回、令和2年度に1回のそれぞれ機会はございましたけど、今回はこれで5回目ということでございますので、今回5回目の設置案につきましてかなり期待もしていたところでございます。加えて、市といたしましても整備改修費とか賃借料などの開設準備に係る補助金の予算措置を整えまして、今回こそはということで大いに期待していたところでありますけども、大変残念ながら、公告期間中も含めまして法人から本市に対しまして相談とか照会等もなく、最終的に提案申込もなかったというところでございます。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 本当に今の回答を聞いても、すごい落ち込むぐらい悲しい話やなというふうに思います。やっぱり桐原東小学校区内に1つしかないというのが基本的に一番の問題だったと。なおかつ、風の子さんを希望している保護者が多かった。風の子のもう一クラブ増設を希望してる保護者が多かったということ。なおかつ、本当はやっぱり桐原小学校区内にもう一つ欲しかった。これが全部かなわないまま、結局は学校区外の放課後児童クラブに子どもたちが行くというのは本当に胸が張り裂けそうな気持ちで今立っているんですけど、小西市長、もし何かご所見あればちょっとお伺いしてもよろしいでしょうか。
○議長(小西励君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 道下議員の再問にお答え申し上げます。
 過去から私ども何度も当該クラブに足を運ばせていただいて、保護者の方とも意見交換させていただくなり、また学校にもそれぞれ校長先生はじめお話させていただく様々な機会は設けてまいったつもりはしておりますけども残念ながら今まだこういう状況になり、大変残念だと思いますし、何とか保護者さんの希望に添いたいという思いは持っておりますけど、なかなか議員もご承知のように、スペース、そして物件となかなか見出すのが難しいという中で、踏み切れていないのがあろうかと思います。引き続き、ご要望に応えられるように、当局としては最大限の努力はしてまいりたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご回答ありがとうございます。
 なかなかちょっと二の句が継げないですけど、本当に頑張っていただきたいなと思います。
 パーティションについて再問させていただきます。
 そもそも文科省とか厚労省から、パーティションをしなさいと各教育委員会に通達があるのか、こちらについてお伺いいたします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 厚生労働省からの通達については、全てを把握しているわけではありませんので、あいまいなことも言えないと思っておりますので文部科学省からの通達のみお答えします。具体的に感染対策としてパーティションをするように、という通達はございません。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 これもごめんなさい、ちょっと嫌な質問だったんですけども、厚労省にも、先ほど言ったように、平井代表と一緒に行かせていただいて確認したところ、一度もそういったことを言ったことがないというふうに厚労省も言っておりました。
 現在、小・中学校においてパーティションを行っている学校、こちらはどの学校が行っていますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 現在、マスクを外す場面で、机に飛沫飛散防止ガードをパーティションとして使用しているのは、沖島小を除く15校です。今後、感染レベルが下がる段階で使用を見合わすことを考えている学校が多いようです。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 基本的には、パーティションで防げるというのは飛沫と、大変失礼な話なんですけども、クレームかなと思うんですね。
 このエアロゾル主流の新型コロナウイルスにパーテンションというのは、本当これ効果あるのかなというふうには思っております。再度、学校長を含めて一度検証を行ってみてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 パーティションは、十分な距離が保てない状態において、マスクを外す場面での直接的な飛沫の飛散を防止することを主たる目的としています。エアロゾルへの対応については、換気が重要だと考えております。
 初問でもお答えしましたが、先ほど検証したらという道下議員のお話もありましたが、それぞれの学校の実情において必要性を判断しておりますけれども、一般社会の生活の様子も緩和に向かっておりますので、見直すことも考えていくように指示はしております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 教育長、本当にそういうことで、パーティション使っている飲食店も大分少なくなってきていると。やっぱり大人ももうパーティション使ってない状況ということで、子どもに関してパーティション、これを使いなさいというのは、大人ができてないとなかなか使えと言いづらいと思うんですけど。ちょっと嫌な質問になるんですけども、教職員とか、あとは教育長でもいいです。御飯食べるときにパーティション使ってますか。こちらをちょっとお答えください。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 ここにもパーティションありますし、食事のときですけれども、教職員は教職員で、子どもたちの間でどれだけ離れているかというその距離があると思いますし、子どもたちは前後、前と後ろ、そして横で距離が近づいておりますので、給食のときにはパーティションを使うという形でしておりました。一般社会においても、道下議員言われるように、新型コロナの感染が、学校が休校に陥ってるようなときは飲食店でもあったと思います。今後、子どもたちの状況を考えながら、学校での感染の状況を考えながら学校で判断していくよう、先ほどお答えしましたように指示はしております。ご理解くださるようお願いします。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 今後、このあと大体忘年会とか新年会のシーズンになるんですよね。となると、やっぱりなかなか大人はパーティションがあるところで忘年会、新年会しないですし、基本的には多分大声で騒ぐと思うんですよ。それを見た子どもたちがどういうふうに思うかなと思うと、やっぱり大人がしてないことを何で僕らに求めるのというふうになると思うんですよ、教育長。
 もう一度、さきの質問に戻るんですけど、やっぱり一回、学校長がたくさんいらっしゃる中でもう一回検証したほうがいいと思うんです。本当に効果あるのっていう勉強会もしたほうがいいんじゃないかなと思うんですけど、何かご所見あれば、最後にパーティションについてお伺いします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 検証するのも難しい話でもありますので、今コロナの感染の状況も、今後は2類から5類にということも国の厚生労働大臣も専門家会議で検討していくということが言われてます。今後の状況も考えながら、そして子どもの感染状況、先ほども言いましたように、先月から今月にかけて4校で学級閉鎖しております。そういう状況もありますので、今後の状況も見て、学校でそういう実情を見て考えていきたいなと思っております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ちょっとごめんなさい。教育長、例えばパーティションを使ってても結局学級閉鎖は起こってるわけじゃないですか。ということは、パーティションって、コロナ感染に関しては基本的に関係ないんじゃないかなと思うんです。ですので、再問はしませんけど、ぜひとも、例えばいろんな先生いらっしゃるじゃないですか、感染学の先生とか、集めて検証を行っていただきたいなと本当に思うんです。もし何か所見あればお伺いしてもよろしいですか。再問するつもりはなかったんですけど、よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 感染学の権威の先生方はおられると思いますけれども、本市の教育委員会としてその検証をしていくということはなかなか難しいなというふうに思っておりますので、道下議員のご理解をお願いいたします。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) これ以上は言うても多分堂々巡りになるだけかなと思うんで、ぜひとも子どもたちが輝く給食にしていただきたいなというふうに思います。やっぱりこの前もNHKで流れたんですけど、あれはパーティション、すごい汚く見えましたし、子どもたちが輝いているかといったら、僕は輝いていないじゃないかなというふうに思いました。ですので、パーティション、そして黙食については今回見直すという話なので、ぜひとも早いこと見直してあげてください。2類から5類に下がったら必ずよろしくお願いします。
 マスクの再問なんですけども、マスク依存症というのはすごい深刻なもので、これ一種の精神的なものになっているんかなというふうに思います。これは素顔を見せるのが、先ほど教育長のご回答にもありましたけども、恥ずかしいと思う子どもが増えております。この子どもたちの精神的なケアについて教育長はどのように考えておられますか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 マスクを外しづらい子どもの中で、明確に素顔を見せるのが恥ずかしいと答えている子どもは学校によっては複数名いるようです。これらの学校では、子どもの心情を踏まえ対応しています。これからアフターコロナの生活に向かっていく中で、日常的にマスクをつける子ども、また外したくても外せない子どももいると思います。そのときの対応として最も大切なことは、子どもの意思を尊重することです。教職員が子ども一人一人の学校での様子をよく観察し、無理強いすることなく子どもの思いを酌み取った寄り添った対応を行い、子どもの心の安定に努め、その子にとって学校が安心できる場所になるよう支援していきたいと考えております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) そうなんです。マスクについては、先ほどの文科省の質問にもありましたけど、文科省も基本的にはマスクしなさいと一度も言ってないと。厚労省も、マスクをしなさいというふうに、これは強制はしないという認識でよろしいでしょうか、お伺いします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 厚生労働省からの通達については、全てを把握しているわけではないので曖昧なことも言えませんので、文部科学省からの通達についてお答えします。
 文部科学省の作成の衛生管理マニュアルでは、身体的距離が十分とれないときはマスクを着用するべきとされています。その後の通達では、児童・生徒などの心情等に適切な配慮を行った上で、各学校においてマスクを外す場面を設定する。マスクの着用が不要な場面において積極的に外すように促すといったことを通じて、活動場所や活動場面に応じためり張りのあるマスクの着用を行うとされています。
 マスクの着用が不要な場面ですが、季節を問わず、人との距離が保てない状況で会話がある場合を除く屋外、人との距離が保てて会話をほとんど行わない場合の屋内としています。議員のご理解お願いします。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 多分文科省の資料というのは基本的に厚労省の資料を基に多分作っていると思うんですけど、基本的に厚労省も、先ほどの平井代表と一緒に行ったときの厚労省の話では、一度も国民に対してマスクを強制させたことはないし、しなさいと言ったことはないというふうに回答しました。ということは、やっぱりマスクは基本的に推奨ですよね。
 子どもたちへの影響を考えると、先ほど何度も教育長言っていただいているんですけど、マスクについて、つける、つけたくない、こういった気持ちというのを大事にしていかないといけないかなと思うんですけど、例えば、いま一度、マスクは自由であって、奨励ですという形を保護者に案内を各学校から出していただきたいんですけども、教育長のご所見についてお伺いいたします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 無理強いはしませんけれども、基本的にどうするかということを文科省の通達等によって今まで取り組んできております、新型コロナ感染症対策としては。よって、今までから無理強いはしないということは言っておりますし、逆にマスクを外したくないという子どももいますので、先ほどからお話ししましたように、マスクを着用する場面、着用しない場面、それを考えて、子どもたちとともに大人も着用と着脱を考えた行動をしていくべきかなというふうに思っております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 教育長、基本的に厚労省がよくよくやるのは、今回の黙食の件でも、またパーティションの件でも、結局はしご外しをしはると思うんですよ。多分、文科省から、またマスクを強制したことありませんという話は絶対来ると思うんです。となると、基本的には、先ほど教育長が言わはったように、マスクつけたい子に関してはつけたらいいかなと思うんですけど、マスクを外したいという子に関しては、やっぱり基本的には外してもらうというのを認めていただきたいなというふうに思います。
 子どもたちの園生活の最後、小学校、中学校、そして先ほど言いました園も、3か月後には卒園式とか卒業式になるんですけども、教育長、例えば小西市長のメッセージをぜひとも保護者の方に欲しいんです。マスクを基本的には外してもいいよというメッセージが欲しいんですけど、どういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 道下議員の再問にお答えします。
 先ほどから何回もお話しさせていただいておりますように、基本的にはというより、マスクを着用する場面と着用しない場面を、めり張りのある着用の仕方でやっていく。今のこの状態でしたら、今後卒業式の前にいろんな状況で変わってくることがあるかもしれませんけれども、というふうに考えております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 基本的にはコロナって、今のいわゆる新型インフルエンザ等感染症の扱いから5類になったとしても、基本的にはなくならないものなので、なるべく早く、一日も早くマスクを外すというのが大事じゃないかな。先ほど何回も言ってましたように、やっぱり子どもたちというのは基本的に今マスク依存症になっているので、ぜひとも教育長、よろしくお願いいたします。
 それでは、少子化対策についてお伺いいたします。
 今回、国が出した補正予算第2号の妊娠時から出産、子育てまでの一貫した伴走型相談支援と妊娠・出産時の経済的支援、こちら10万円相当、先ほど山本妙子議員の質問にもあったんですけど、こちらは決まりましたが、やっぱりこれだけでは足りないんじゃないかなと思っております。やはり市として支援が必要じゃないかなというふうに思うんです。先ほどの山本妙子議員の出産おめでとう健やか祝い金の10万円への増額とか、我々新政会が求めているおむつ補助、こちらは隣の東近江市と甲賀市も導入が決まりました。ぜひともこちらは考えていただきたいなというふうに思います。
 ここからちょっと小西市長と3問ぐらい議論したいんですけど。国の制度となっている中学校までの児童手当、こちらは18歳まで、例えばこれ一律5,000円でやるって決めたんが明石市なんですけど、さすがに明石市までいかなくていいんで、例えば何千円かでもいいんで、市の独自施策として拡充をすることはできませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 道下議員の再問にお答えを申し上げます。
 こういう施策については、全てやりゃあやったほうがいいという話で、結局どこに優先順位を持っていくかという部分になろうかなというふうに思います。そういう意味で、今そこが最重点かというと、私の頭の中ではどちらかというと、議員がおっしゃってたように、いわゆる伴走型支援という部分ですね。いかにそういう今子育てに対して悩みを抱えておられるところに対してどういうかたちをするのか。ケアをしていけるのか非常に大きな関心事として持っております。経済的なものについて、またそこら含めまして議会で議論を深めていただければと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 本当にやれるならやったほうがいいという、またこの話になるんですけど、年収1,200万円以上の方って基本的に今回児童手当の対象から外れたわけでございます。たった5,000円というふうに、また1,200万円の方からするとたった5,000円、でもやっぱり国からちょっと見捨てられた、見放されたという感覚は多分強いというふうに思うわけでございます。そうなると、やっぱり市はあなたたちを見捨てないよというメッセージになるというふうに思うので、ぜひとも1,200万円の年収以上の方への5,000円導入できませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 道下議員の再問にお答えを申し上げます。
 私どもというよりは、議論いただければと思います。今の現状においては、優先度という面で他のほうを優先したいなと思っております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 ちょっと数字の確認をしたいので、青木部長、現在、第3子以上いる世帯って何世帯あるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 直近のデータを持ってないんですけど、令和2年の国勢調査のときの集計から算出して約1,500世帯程度だというふうに思っております。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 ぜひとも近江八幡市に導入していただきたいのは、3人子政策というのをぜひとも導入していただきたいなと思っていて、第3子になったら毎年10万円給付が来ますよとか。そうやったら大体年間で10万円の1,500世帯やったら、大体年間1億5,000万円ほどの予算でいけるなと。これはもうふるさと応援寄附金入れたら全然できるんじゃないかなとも思いますし、あと第3子以降ですね、いわゆる基本サービスの無料化、例えばうちは医療費と、あと給食費、第3子無料なんですけども、医療費はもう全員無料なんですけど、そういったのを全部無料化する。例えば子どもベーシックサービスとか、こういった形、第3子をなるべく増やしていただこうという政策を何か取れませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 道下議員の再問にお答え申し上げます。
 日頃考えていることでもございませんので、また勉強させていただければと思います。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 一緒に僕も一生懸命勉強して、なるべく小西市長に導入してもらえるような事業をいっぱい提案していきたいと思うので、ぜひとも今後とも議論していきたいなと思います。
 最後に、少子化に結びつきが深い出産についてなんですけども、いまだに近江八幡医療センターでは現在出産の立会い、面会ができない状況でございます。私自身も、私ごとで大変恐縮なんですけども、12月5日に子どもが誕生したんですけども、いまだに子どもに会うこともできず、実は妻にも会えておりません。本当にちょっと寂しい思いもしておりますし、やっぱりこういった思いを次出産するご家庭に味わってほしくないなというふうに思います。ただ、やっぱりコロナ対策も必要と考えると、先ほども何度も議論になりました2類相当から5類に格下げになった際には、これ5類というのは季節性インフルエンザとの同等でございますので、やはり立合い及び面会を再開していただきたいと思うんですけども、医療センターの皆様のご所見をお伺いいたします。
○議長(小西励君) 回答を求めます。
 白山総合医療センター院長。
◎総合医療センター院長(白山武司君) 道下議員の再問にお答えいたします。
 お子さんおめでとうございます。子どもさんが生まれてくるそれにとってご両親が立ち会えるというのは非常に重要な瞬間でして親子の絆を作れる非常に大事だと思っておりますけれども、現在コロナの感染症がはやっていることもありまして、分娩というのは非常に息が荒く、しかも長時間続きます。それは呼吸器に対する感染ウイルスの感染を非常に危険性を高めてしまいますので、今の状況ではちょっとご遠慮いただいている。非常に申し訳ないんですけれども、ご遠慮いただいている状況です。
 今後、ウイルスが変異していきまして、感染力が弱くなるとか、重症度が軽くなるとか、それからもちろん国の政策を見て、再開する時期を判断していきたいと思っておりますので、すみません。この度はご迷惑をおかけして申し訳ございませんけどもよろしゅうご理解ください。
○議長(小西励君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 本当にちょっと寂しい思いをしてます。明日、実は退院なので、本当にお世話になりました。ありがとうございます。
 以上で質問を終わります。当局の皆様、本年1年間ありがとうございました。よいお年をお過ごしください。ありがとうございます。
○議長(小西励君) 以上で道下直樹君の個人質問を終わります。
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