録画中継

令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月23日(金) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 議案の上程(提案理由説明)
   会第8号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
第9 議員の辞職許可
第10 選第5号 東近江行政組合議会議員の補欠選挙
               午前9時31分 開議
○議長(小西励君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(小西励君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 平井せい治君
 小川広司君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(小西励君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長井上芳夫君。
             〔11番 井上芳夫君 登壇〕
◆11番(井上芳夫君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、12月14日及び15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
議第88号 専決処分の承認を求めることについて
     令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)
は、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。
議第90号 令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、場当たり的な対応による予算上程がなされている事業があるように思われる。計画性を持った予算を組まれたい。また、コロナ対策の補助金については、様々な広報媒体を用いて情報弱者への周知徹底に努められたい。また、安土小学校のトイレ改修については、特に低学年が使用する箇所であるため、早急にトイレ全てを洋式に改修されたいとの意見がありました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(小西励君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長平井せい治君。
             〔20番 平井せい治君 登壇〕
◆20番(平井せい治君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託されました諸案件を審査するため、12月16日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第92号 令和4年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)
議第93号 令和4年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例議案につきまして、
議第94号 近江八幡市歴史的な価値を有する建築物の保存及び活用に関する条例の制定について
議第95号 近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
議第96号 近江八幡市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第98号 近江八幡市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第101号 近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第105号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
 以上6件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第108号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第109号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第112号 文化会館舞台照明・舞台機構等改修工事請負契約の締結につき議決を求めることについて
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、議第94号については、建築基準法の適用を除外するのであれば、防火や耐震対策に係る対象の建物が集中するエリアに関しては、防災担当課など関係課と協議の上、自主防災組織と対応と別に防災計画を別途策定されたいとのことです。
 また、議第95号については、危機管理体制の強化を図るという観点は賛成しますが、様々な災害の場面を想定した上で、危機管理監の指揮命令系統や所掌事務などの体制については、市民にも分かりやすく具体的に示されたいとの意見がありました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(小西励君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長南祐輔君。
             〔4番 南 祐輔君 登壇〕
◆4番(南祐輔君) 続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、12月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第91号 令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連事案につきまして、
議第103号 近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第107号 財産を取得することにつき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議員提出議案につきまして、
会第7号 介護保険の史上最悪の改悪案に反対する意見書の提出について
は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、議第107号については、スケートパーク整備は子どもたちの健全育成の観点からも推進すべきと考えるが、設置場所が健康ふれあい公園内の調整池であることから、降雨時には雨水がたまり、スケートパークの床面やスケートボードセクションが水没する可能性があること、また水没後は施設や設備の汚泥等の除去が必要になることを考慮して、適正に使用できる管理運営の方法及び費用について検討すべきであるとの意見がありました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長道下直樹君。
             〔1番 道下直樹君 登壇〕
◆1番(道下直樹君) 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、12月20日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
 まず、条例関連議案につきまして、
議第104号 近江八幡市農業委員会の委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第110号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第111号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第113号 財産を取得することにつき議決を求めることについて
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) ただいまの審査報告に対して質疑はございませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(小西励君) 次に、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告のありました案件について討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 沖茂樹君の発言を許します。
 沖茂樹君。
             〔6番 沖 茂樹君 登壇〕
◆6番(沖茂樹君) 皆様おはようございます、政翔会の沖でございます。
 会派を代表いたしまして、議第90号令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に対し、賛成の立場で討論させていただきます。
 今回の補正予算では、歳入歳出それぞれ4億2,025万円を追加し、予算総額を415億6,029万6,000円とされるものです。
 特に注目いたしましたのは、4億2,025万円のうち民生費に3割近くの1億1,996万5,000円、商工費には約4割になる1億6,641万4,000円を充てておられる点でございます。民生費とは、社会福祉や児童福祉のための費用でございまして、商工費はまさに商工業の振興のための予算でございます。このことは、3世代が輪になって暮らすために福祉の充実並びに市内の雇用を守るという小西カラーが前面に出た予算組みであると感じました。その中でも、コロナ禍や物価の高騰により大きな影響を受けている市民や事業者に対する支援策として、国の地方創生臨時交付金を活用、さらに一般財源を投じて、5項目10施策にわたる本市独自の対策を上げていただいており、その額は2億4,652万9,000円になります。
 対策の内容は、1つ目にエネルギー・食料品価格等の物価高騰に伴う子育て支援として、子ども食堂への一律5万円の支給です。物価高騰で支援を必要とするご家庭の生活はますます苦しくなり、子ども食堂の必要性が高まる中で、時宜を得た施策であると考えます。
 2つ目は、介護・保育施設等に対する物価高騰対策として、障害福祉サービス事業所、介護サービス事業所、民間保育所や認定こども園、放課後児童クラブへの支援で、広く市民に寄り添ったものであると感じました。
 3つ目の農林水産業における物価高騰対策支援は、米価の下落や農業資材と飼料の高騰に苦しむ農家の経営安定を図ろうとするものであり、市長は農業を基幹産業として捉えていただいているものと読み取れる施策であります。
 4つ目の中小企業等に対するエネルギー価格高騰対策支援は、近江八幡市での雇用を守り、社員とその家族の生活を支えるためご苦労いただいている本市の中小企業や個人事業者の皆さんへの強いエールであると感じます。
 5つ目の地域公共交通に対する支援にあっては、燃油高騰下においても、市民において欠かすことのできない日々の交通手段を確保しようとする施策であります。
 以上のことから、今回の補正予算(第6号)は、いずれも市民生活にとって欠かせないものであり、なおかつ即効性のある施策であると、我々政翔会は高く評価させていただいておりますことから、本補正予算に対して賛成の立場を取らせていただきます。
 以上、議第90号令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)についての賛成討論とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第90号令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(小西励君) しばらくお待ちください。
 ご着席ください。起立22人、起立全員と認めます。よって、議第90号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件について、専決処分議案、予算関連議案、条例関連議案、その他議案の順に一括採決をいたします。
 まず、専決処分議案について、議第88号を採決します。
 お諮りします。
 議第88号専決処分の承認を求めることについて、令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を承認することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、議第88号は原案を承認することに決しました。
 次に、予算関連議案について、議第91号から議第93号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第91号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)、議第92号令和4年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)、議第93号令和4年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)、以上3件は、総務及び教育厚生の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、議第91号から議第93号までの3件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第94号から議第96号まで、議第98号、議第101号及び議第103号から議第105号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第94号近江八幡市歴史的な価値を有する建築物の保存及び活用に関する条例の制定について、議第95号近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について、議第96号近江八幡市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第98号近江八幡市職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第101号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第103号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、議第104号近江八幡市農業委員会の委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第105号地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、以上8件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、議第94号から議第96号まで、議第98号、議第101号及び議第103号から議第105号までの8件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第107号から議第113号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第107号財産を取得することにつき議決を求めることについて、議第108号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第109号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第110号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第111号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第112号文化会館舞台照明・舞台機構等改修工事請負契約の締結につき議決を求めることについて、議第113号財産を取得することにつき議決を求めることについて、以上7件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、議第107号から議第113号までの7件は原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 それでは、会第7号について討論を行います。
 まず、井上さゆり君の発言を許します。
 井上さゆり君。
             〔22番 井上さゆり君 登壇〕
◆22番(井上さゆり君) おはようございます。日本共産党の井上さゆりです。
 私は、会第7号介護保険の史上最悪の改悪案に反対する意見書の提出について、賛成討論をしたいと思います。
 厚生労働省が10月に示しました介護保険法の改正案は、介護保険要介護1、2の方の生活援助を保険給付から外し、市の総合事業に移行、そして利用料の2割・3割負担の対象拡大、そしてケアプランの有料化、老健建設の相部屋の有料化など、史上最悪と呼ばれる7項目の論点が上がっておりました。
 この改正案が出た折には介護保険関係者や識者から相当な批判が出ました。自治体の受皿もないまま専門資格のない人が介護に当たる、あるいは日中過ごす場所がなくなることで状態悪化につながるという声が上がりました。
 SNSでは、ハッシュタグ「要介護1、2の保険外し」がツイッターにトレンド入りし、「介護保険制度があるから家族も在宅で見れる」、「家族が共倒れする」など、介護者の悲痛な思いが書き込まれていました。
 介護保険制度に最初から関わってこられました樋口恵子さんをはじめ上野千鶴子さんなど、たくさんの方々が声を上げられて、安上がりの制度に移行した給付削減は言語道断であると述べておられます。
 この間、短期間で署名も集められまして、20万筆以上を上回りました。特にオンライン署名では、危機感を持つ若い世代からも賛同が寄せられ、世論の反対で改正ができなかったというふうに思います。
 現場からは、要介護1、2の段階で専門的介護を受けられるかがその後の要介護度の進行に関わると心配されています。また、認知症の家族の会の方は、要介護1、2の方には認知症の方も多く、経験と専門性が絶対に必要で、利用する主なサービスを保険給付から外し、ケアプランを有料化し、サービスの入り口から利用をためらわせることは絶対にしてはいけないと述べられています。
 私も介護をしておりますけれども、今サービスがあるからこそ在宅で介護しながらこの議会にも出席できています。要介護1、2の方が市の総合支援事業に移行すれば、多くの家族の方が途方に暮れてしまいます。介護問題は高齢者だけの問題ではなく、私たち一人一人の問題と考えます。介護離職、介護を苦にした殺人事件、高齢者の虐待など多発する中で、なぜ介護保険サービスを利用しやすくする検討ではなく、負担を増やし、利用しづらい制度に見直すのでしょうか。
 政府も在宅介護を本当に柱にするのなら、その在宅を資源に介護をしているのですから、その中心のサービスを絶対に外してはならないと考えます。厚生労働省はあまりにも家族の現場を知らな過ぎの対応をしています。しかし、今回は世論に押されて改正ができなかったということです。
 さて、今回、本市の教育厚生常任委員会では否決です。厚生労働省の12月19日社会保障審議会の部会で先送りにされたからでしょうか。来年度の通常国会の介護保険法改定には盛り込まれないからでしょうか。要介護1、2外しについては、次の改定の27年度までには決めると厚生労働省は言っています。利用者の2割負担の対象拡大については、来年夏までに結論を出すと言っているのですから、今先送りされたからといって、この問題が終結したわけではないということをしっかり押さえていただきたいと思います。
 市民の願いは介護サービスの引下げではなく、充実であると考えると、近江八幡市議会からしっかりとこの意見書を国に上げていただきたいことを申し上げまして、賛成討論といたします。
 以上です。
○議長(小西励君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹君) 皆さんおはようございます。志誠会の西津善樹です。
 私は、このたびの会第7号介護保険の史上最悪の改悪案に反対する意見書について、反対の立場で討論をさせていただきます。
 まず、この題目についてですが、「史上最悪の改悪案」とされていますが、意見書として国に対し近江八幡市議会から提出するに当たり、題目にこのような表現の文言をつけることはふさわしくないと判断しております。
 確かに介護保険制度の見直しによる利用者の自己負担率を原則1割から2割へと、負担対象を拡大するような議論や、収入によって3割負担とすることも視野に入れられています。したがって、現在介護認定を受けている人の9割が1割負担であるため、自己負担率が急増するという可能性があることから、今回の意見書の内容については、私自身も父と2人暮らしですんで、理解は示しております。
 しかしながら、意見書の趣旨であります、来年予定されている改定を行わないように強く求めるという趣旨は、そもそも来年予定ではなく、2024年度の改定に向けた議論であり、さらに2024年改定に向けて既に見送られる事項もございまして、意見書趣旨にもそぐわないものであると判断します。
 今後、ますます高齢化が進み、いよいよ後期高齢化社会へと突入します。限りある財源の中、介護保険制度が持続し続ける社会づくりが求められており、これらを視野に入れた制度の見直しが必要になってくるのではないかと考えております。
 また、国の介護保険サービスで足りない分を独自の制度で補っている自治体も数多くございます。本市では、小さな庁舎で大きな福祉とうたわれる市長がおられるわけでございますから、今後は子育て支援だけではなく、このような高齢者の介護支援にもっと目を向けていただくこと、そして国の制度に左右されることなく、その言葉どおり大きな福祉政策を講じたリーダーシップを発揮していただくことを期待をしまして、私は会第7号介護保険の史上最悪の改悪案に反対する意見書については反対の立場での討論をさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 以上で討論を終わり、これより会第7号について起立により採決をいたします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 会第7号介護保険の史上最悪の改悪案に反対する意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(小西励君) ご着席ください。起立4、着席18、起立少数と認めます。よって、会第7号は原案を否決することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     会第8号
○議長(小西励君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 会第8号の1件を上程し、件名を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥君) 朗読いたします。
 令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
会第8号 近江八幡市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例の制定について
 以上であります。
○議長(小西励君) 次に、議員提出議案会第8号について提案理由の説明を求めます。
 北川誠次君。
             〔19番 北川誠次君 登壇〕
◆19番(北川誠次君) 提出者を代表し、会第8号について提案理由の説明をさせていただきます。
 近江八幡市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例の制定について
 本条例の改正は、地方公務員法の一部改正に伴い再任用職員制度が廃止され、令和14年3月31日まで暫定再任用制度として運用されることに伴い、所要の改正を行いたく本議案を提出するものです。
 議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程いたしました会第8号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩します。
               午前10時11分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時11分 再開
○議長(小西励君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(小西励君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がございませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(小西励君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています会第8号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの件については委員会付託を省略することに決しました。
 それでは、会第8号について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩します。
               午前10時13分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時13分 再開
○議長(小西励君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(小西励君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 それでは、会第8号を起立により採決いたします。
 お諮りします。
 会第8号近江八幡市議会議員政治倫理条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(小西励君) しばらくそのままでお願いします。
 ご着席ください。起立22人、起立全員と認めます。よって、会第8号は原案を可決することに決しました。
◆8番(森原陽子君) 議長、動議。
○議長(小西励君) 8番森原陽子君の発言を許します。
 登壇して発言をいただきます。登壇してください。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
 ただいま議長のお許しをいただきましたので、動議について発言させていただきます。近江八幡市議会の信頼回復に関する決議を上げる動議です。
 12月13日の本会議の混乱については、新聞等マスコミでも取り上げられ、多くの市民から、近江八幡市の議会はどうなっているのだとの声をいただいております。近江八幡市議会の信頼を損ねることとなりました。
 会派代表者会で混乱の経緯と今後の対策についての委員会が持たれることになりましたが、委員会だけでは、議会全体に対しても市民の皆さんに対しても採決の間違いについて説明ができません。
 私は本日の議事運営委員会の場で、議長は採決を間違えたことについてきちんと説明、謝罪されるべきと、この1点についてのみ意見を出させていただきました。残念ながら、議長はそうされませんでしたので、改めて動議として提案いたします。
 今回、小川議員の動議の採決結果を議長が正しく宣告されなかったことが議事運営の混乱を招きました。議会運営委員会では、動議の採決の結果が覆らなくても人数は確認すべきと、複数の会派から意見が出ました。人数確認の動議は可決されましたが、議長は市議会規則第7条の2項のさきの議決の際、直後に3人以上の異議申立てがない場合は議長宣告を優先することを適用されました。しかし、議会中継の画像では起立11人が確認できます。にもかかわらず確認されませんでした。議会における議決は最も重要なものです。議長がそれを間違えたことが今回の混乱を招いたものと考えます。
 もう一点、正副議長は当該議員の中座を許可していたこと、欠席届については求めていなかったことについて、全議員に知らされていませんでした。そのことの報告を受けたのは12月13日の個人質問終了後の会派代表者会でした。速やかに全議員に知らされていたら、この混乱を未然に防げていたのではないでしょうか。よって、正副議長におかれては、本日の本会議の場でその2点について議会と市民に対し説明責任を果たし、謝罪されることを求めます。その上で、委員会において適切に振り返りがなされ、今後の議会運営に生かされていくことで、市民の信頼が回復できるものと考えます。
 よって、この決議を上げることを求めます。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いします。
○議長(小西励君) ただいま8番森原陽子君より、信頼回復を上げる動議ということでお話がございました。
 これについて賛成される議員はお見えになりますか。
 ちょっとそのまま上げててください。
 ありがとうございます。
 賛成者が4名ございましたので、所定の賛成者が1名以上あるというときは、会議規則第16条の規定に基づき、ただいまの動議は成立いたしました。よって、本動議を議題として採決をいたします。
 採決に入る前に議会運営委員会にお諮りいたしますので、直ちに休憩をし、議会運営委員会を開きます。よろしくお願いします。
 休憩します。
               午前10時19分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時13分 再開
○議長(小西励君) 再開します。
 本件については、地方自治法第117条の規定により、23番山本英夫君が除斥の対象となりますので、退席願います。
             〔23番 山本英夫君 退席〕
○議長(小西励君) これより起立により採決をいたします。
 8番森原陽子君の動議のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(小西励君) そのまましばらくお待ちください。
 ご着席ください。起立4人、着席14人、起立少数と認めます。よって、本動議は否決いたしました。
 休憩します。
               午前11時15分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時25分 再開
○議長(小西励君) 再開します。
 ただいま2番岩崎和也君から議員の辞職願が提出されましたので、報告をいたします。
 ここで休憩をいたします。
               午前11時25分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時34分 再開
○議長(小西励君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 議員の辞職許可
○議長(小西励君) 次に、日程第9、議員の辞職許可を議題といたします。
 なお、本件につきましては、地方自治法第117条の規定により、2番岩崎和也君が除斥の対象となります。
 退室願います。
             〔2番 岩崎和也君 退席〕
○議長(小西励君) 辞職願を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥君) 朗読いたします。
辞職願
 今般、一身上の都合により議員を辞職いたしたく存じますので、許可されるよう願います。
令和4年12月23日
近江八幡市議会
  議長 小西励様
 近江八幡市議会
  議員 岩崎和也
 以上でございます。
○議長(小西励君) お諮りをいたします。
 岩崎和也君の議員の辞職を許可することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、岩崎和也君の議員の辞職を許可することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第10 選第5号 東近江行政組合議会議員の補欠選挙
○議長(小西励君) 次に、日程第10、選第5号東近江行政組合議会議員の補欠選挙を行います。
 先ほど辞職許可され、欠員となりました1名について補欠選挙を行います。
 お諮りします。
 補欠選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、補欠選挙の方法は指名推選によることと決しました。
 引き続き、お諮りをいたします。
 本件については、議長から指名することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、議長から指名することに決しました。
 それでは、東近江行政組合議会議員に3番山本妙子君を指名します。
 お諮りします。
 ただいま指名いたしました山本妙子君を東近江行政組合議会議員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました山本妙子君を東近江行政組合議会議員の当選人と決しました。
 会議規則第32条第2項の規定により、本席から当選人に当選の告知をいたします。
 次に、議会運営委員会は後刻休憩中に委員会を開催され、副委員長の互選をお願いいたします。
 なお、この後議会運営委員会は第3・4委員会室で開議されます。
 休憩いたします。
               午前11時38分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時45分 再開
○議長(小西励君) 再開します。
 先ほど休憩中に議会運営委員会の副委員長の互選が行われましたので、その結果を報告いたします。
 議会運営委員会副委員長に平井せい治君。
 以上のとおりであります。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 ここで市長からご挨拶をいただきます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 閉会に当たりまして一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆様方におかれましては、去る11月30日に令和4年第4回市議会定例会を招集させていただきましたところ、令和4年度一般会計補正予算案など、追加で提案させていただきました議案を含め、原案どおりご可決を賜りましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
 今議会の審議の過程におきまして議員の皆様方から賜りましたご意見やご提言につきましては、これを真摯に受け止め、今後の市政運営に当たり反映できますよう鋭意努力してまいる所存でございます。
 さて、12月に入りましても、例年に比べ暖かな日が続いておりましたけれども、ここのところを一雨ごとに気温が下がり、特に数日前からはいよいよ冬らしい気候になってまいりました。今週末はクリスマス、またすぐにお正月の準備といった時期になります。毎年のことではございますけども、町の様子も年の瀬の慌ただしさを増してきたようにも感じるところでございます。
 年齢を重ねるにつれ、1年があっという間というのは誰しもお感じになることではないかと思いますけれども、私自身もこの4月に再び市長の責を担わせていただくことになり、日々駆け抜けている間にこうして師走を迎え、日々の過ぎる速さを強く感じておるところでございます。そのような中におきましても、議会の皆さん方のご協力を得ながら、様々な行政課題につきまして一つ一つ取組を進めていくことができておるかなと思います。この場をお借りいたしまして改めて感謝を申し上げるところでございます。
 本議会におきましては、危機管理体制の強化を図る議案にご承認をいただいたところでございますけども、特に近年の様々な行政課題におきましては、それぞれが複雑に絡み合い、着実かつスピード感を持って取り組まなければならないことばかりと感じております。まさに職員一丸となって前に進めていかなければならないところでございます。
 新たな年を迎えるに当たりましても、明るく全力で、旧弊にとらわれることなく市政運営に取り組んでまいりますので、引き続き議員の皆様のご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 来年のえとはうさぎ年でございます。
 十干十二支で表しますと癸卯となります。ウサギが持つ飛躍のイメージに、癸にも物事の終わりや始まり、つぼみが花開く直前を表す意味があると言われております。長く続いたコロナ禍を経た後に訪れる新たな年が市民の皆様にとっても明るく飛躍につながる年になりますよう心より願いますと同時に、近江八幡市の町全体がより魅力を増し、飛躍できる年となりますよう、今後も取組を進めてまいりたいと存じます。
 これから年末にかけましてますます寒さも厳しくなる予想でございます。議員の皆様方におかれましても、年末年始の行事等で何かとご多忙の日々が続くとは存じますが、どうかくれぐれもご自愛いただき、輝かしい新春をお迎えになられますとともに、新年のなお一層のご活躍を祈念し、閉会のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
○議長(小西励君) 第4回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る11月30日に開会いたしました本定例会も、議員各位並びに市長をはじめ当局皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対しまして厚くお礼を申し上げます。
 当局の皆様方におかれましては、今定例会の中で各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められるようお願い申し上げるものであります。
 なお、本定例会の議事運営や議員の言動に対する事案が新聞等で報じられる事態に至りましたことは、市民を代表する機関として、市民の負託に応える議会として、市民の皆様の信頼を著しく損なったことは誠に遺憾であり、議会を代表いたします議長として深くおわびを申し上げます。
 今後は、市民の厳粛な信託により付託を受けた者として、議会秩序や政治倫理の徹底及び議員の品位の保持と見識の向上に全議員が努めるとともに、事案の経過を含めた調査と再発防止に取り組んでいく所存であります。
 最後に、本年も残すところあと僅かとなりました。今年の年末も寒波により、例年同様寒い日が続くと聞き及んでおります。また加えまして、第8波と言われる新型コロナウイルス感染症の感染拡大が依然として続いております。皆様方におかれましては、感染防止を念頭に置いて年末年始をお過ごしいただき、お体には十分気をつけられ、輝かしい新年を迎えられるよう心よりご祈念を申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして令和4年第4回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでございました。
               午前11時52分 閉会
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