録画中継

令和5年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月24日(金) 最終日
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 委員会審査報告
日程第3 討論・採決
日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第63号
日程第5 質疑
日程第6 委員会付託
日程第7 委員会審査報告
日程第8 討論・採決
日程第9 委員会報告
追加日程第1 令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議案
       会第7号(提案理由説明、質疑、討論、採決)
               午前9時33分 開議
○議長(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(小西励 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 井上さゆり君
 山本 英夫君
の両名を指名いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(小西励 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託いたしました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長井上芳夫。
             〔11番 井上芳夫君 登壇〕
◆11番(井上芳夫 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月13日、14日、15日及び16日に委員会を開催し、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
議第1号 専決処分の承認を求めることについて
     令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)
は、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。
議第2号 令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)
議第61号 令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第11号 令和5年度近江八幡市一般会計予算
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、議第2号令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)について、補助金の交付等における予算執行において、単に申請がなかったからとして、必要とする市民への補助金に関する十分な周知や補助金申請に関わる計画書の作成等の支援など、もっと積極的に補助金の活用を促すよう、市民に寄り添った対応ができていなかったように見受けられた。また、今回の補正予算全般において不用額の金額が大きく、国の補助金等の採択に関して年度の早い時期に内示が出ていたのであれば、12月補正において補正すべきである。もし不採択であれば、早期に事業の精査を行い、次の方針等を立て、事業実施に取り組むべきであったとの意見がありました。
 議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算については、新市庁舎整備事業について、予算が約20億円上積みされたことをもっと市民に発信すべきであり、説明不足である。一旦市民への理解を求めてから、6月議会において上程すべきである。また、安土コミュニティエリア整備事業については、市民に対して移転先に関する説明が不十分であり、拙速な判断ではなく十分に調査を行った上で進めるべきであるとの反対の討論がありました。
 それらに対し、今回の当初予算では、特に新規事業について、子ども医療費助成等課題を踏まえたものであり、市民に共感していただける事業となっている。また、新市庁舎整備事業については後年度負担の軽減の観点から、ふるさと応援基金の積極的な活用の検討を求めるとともに、現市庁舎の著しい老朽化や、また、調査研究し議論を尽くしてきた経過からも、判断を先送りするのではなく早期に建設に着工すべきとして、賛成の討論がありました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(小西励 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長平井せい治君。
             〔20番 平井せい治君 登壇〕
◆20番(平井せい治 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託されました諸案件を審査するため、3月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第7号 令和4年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)
議第16号 令和5年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算
議第20号 令和5年度近江八幡市病院事業会計予算
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例議案につきまして、
議第21号 近江八幡市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について
議第22号 近江八幡市個人情報保護審査会条例の制定について
議第23号 近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
議第33号 個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
 以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第34号 財産区財産の譲渡をすることにつき議決を求めることについて
全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議員提出議案につきまして、
会第5号 防衛費「GDP2%」の増額することに反対する意見書の提出について
賛成少数で、原案を否決すべきものと決しました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(小西励 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長南祐輔君。
             〔4番 南 祐輔君 登壇〕
◆4番(南祐輔 君) 続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月20日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第3号 令和4年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第4号 令和4年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)
議第5号 令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)
議第6号 令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)
議第8号 令和4年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議第12号 令和5年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算
議第13号 令和5年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算
 以上7件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第14号 令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算
議第15号 令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算
議第17号 令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第25号 近江八幡市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
議第26号 近江八幡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議第27号 近江八幡市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議第28号 近江八幡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議第29号 近江八幡市介護基本条例の一部を改正する条例の制定について
議第32号 近江八幡市都市公園条例及び近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第62号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
 以上7件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、議第14号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算については、高齢化が進んでいるにもかかわらず介護保険の認定者数は横ばいとなっており、特に要支援の認定者数は激減している。このことから、身体機能低下の予防のためにサービスを利用することが望ましい高齢者が十分なサービスを受けられていない状況にあることが推察されるため、サービスの一層の拡充を図られたいとの意見がありました。
 また、議第17号令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算については、疾病が増加する年齢の高齢者を国民健康保険から後期高齢者医療へ移行させること、また、収入が減少する高齢者に医療費2割負担を求めることについて、制度上の課題があると考えるため、反対するとの意見がありました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長道下直樹君。
             〔1番 道下直樹君 登壇〕
◆1番(道下直樹 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月22日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第9号 令和4年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)
議第10号 令和4年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第2号)
議第18号 令和5年度近江八幡市水道事業会計予算
議第19号 令和5年度近江八幡市下水道事業会計予算
 以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第24号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議第30号 近江八幡市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について
議第31号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第35号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
議第36号 市道路線の変更につき議決を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、意見書につきまして、
会第6号 LGBT(性的少数者)の人権と個人の尊厳を守る社会の実現を求める意見書の提出について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査における主な意見として、議第18号の令和5年度水道事業会計予算では、重要管の耐震化事業及び老朽管更新事業について、現在の整備率、また、全体整備計画に対しての質疑がありました。
 議第31号の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、今回のように地区計画区域を追加、拡大される場合の公園等の公共施設用地については、規模、位置も含めて利用計画の在り方や開発における協議、調整が必要ではないかとの意見がありました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) ただいまの審査報告に対し質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 次に、お手元に配付していますとおり、森原陽子君外1名から議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算に対する修正案の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、会議規則第16条の規定に基づき、この動議は成立いたしました。
 それでは、議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算の修正案に関する動議を議題といたします。
 ここで提出者の説明を求めます。
 森原陽子君。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子 君) 皆さんおはようございます。日本共産党の森原陽子です。会派を代表いたしまして、議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算に対する修正案を提出させていただきます。
 提案理由は、お手元の修正案の4ページ目をご覧ください。あと、1ページ目の手前のところをご覧ください。
 まず、歳入において、繰入金のうち基金繰入金を8,054万2,000円及び市債2億3,050万円を減額いたします。歳出において、総務費の安土コミュニティエリア整備事業について、ボーリング調査の結果が出るのは12月頃であり、学区住民への整備予定地が浸水想定区域であり、避難所になることは説明が行われておりません。住民合意に至っていない中でのこの予算化は、時期尚早であると考えます。よって、安土コミュニティエリア整備事業の予算計上は見送るべきであると考えるため、同事業に係る事業費3億1,104万2,000円を減額いたします。
 皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 以上で提出者の説明を終わります。
 それでは、ただいま議題となっております議第11号の修正案について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩します。
               午前9時53分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前9時53分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
 それでは、質疑はありませんので、質疑なしと認めます。
 それでは、ただいま議題となっております議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算の修正案について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩します。
               午前9時54分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前9時55分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
 それでは、議第11号について討論・採決に入ります。
 討論を行います。
 議第11号の原案及び修正案について4名から発言通告がありましたので、順次これを許します。
 まず、沖茂樹君の発言を許します。
 沖茂樹君。
             〔6番 沖 茂樹君 登壇〕
◆6番(沖茂樹 君) 皆様おはようございます。
 議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算について、政翔会を代表いたしまして賛成の立場で討論を行わせていただきます。
 令和5年度当初予算につきましては、市民の思いに寄り添い、また、市民の皆様から納得と共感をいただき、共に成長し、活力ある地域づくりを目指す市民共感成長予算として位置づけられております。
 新規事業におきましては、子ども医療費助成事業や地域密着移動手段確保事業、書かない窓口事業、フリースクール支援補助金、使用済みおむつ園処理費用補助など、まさに本市の課題を踏まえたものであり、市民に共感いただける事業が計上されております。
 また、GX、DX推進の取組としての行政のデジタル化については、組織全体を見ながらも、まずできるところから進め、広めていくという今回の提案は支持できるものです。ただ、DXの推進に当たっては、デジタル人材の育成にさらなる努力をお願いいたします。
 最重要課題である新市庁舎整備事業につきましては、令和6年度から令和8年度までを期間とする債務負担行為として、限度額67億6,070万円が計上され、大幅な増額となっております。しかし、このことは、世界経済の状況や社会情勢の激変、急激な物価高騰など様々な要因が絡み合っており、我が国の社会全体に及ぶ物価上昇は、当局から説明があったとおり、誰も想定し難いものであったと考えております。
 私も、初登庁を4年前にさせていただいたときに、まさかコロナが出て、このように議会でマスクをつけるようになるとは思ってもおりませんでしたし、ウクライナの悲劇が起こるなんということは全く思っておりませんでした。
 当局におかれましては、入札中止を受け、物価高騰による事業費の削減を図るべく、屋根材や内部・天井材の仕様変更により約1億6,000万円の概算工事費の減額にも取り組まれております。ただ、工事費を減らすことも必要でありますが、床面積は行政機能に特化した必要最小限のものであり、減らすことは適切でないと、私も認識しております。
 また、本市は、地球温暖化に対する気候非常事態宣言を表明しております。市民に環境への取組を示し、民間企業の模範となることが求められております。こうしたことから環境に配慮した庁舎とすることや、市民サービス向上のための機能、防災拠点機能は削ることなく残していかなければならないことも、理解できるところでございます。
 一方で、ライフサイクルコストを抑制するため、行政機能に特化したコンパクトな庁舎とすることで後年度負担を軽減するとした当初からの一貫した考えは、共感するところでございます。ただ、後年度負担を軽減するという点からいえば、今議会において小川議員より意見もございましたが、財源にふるさと応援基金などの積極的な活用を検討されるようお願いするところでございます。
 1期生であります私の議員人生は、庁舎整備の議論とともにあったと言っても過言ではございません。ほかの議員の皆様におかれましても、この4年間、このことについては十分に調査研究され、議論を尽くされてきたことと思います。来月には改選があり、多かれ少なかれ新たな議員を迎え入れることになります。新しい議会に判断を申し送るのではなく、我々4年間の集大成として決断を下すことが現職議員の責務であると考えます。
 現庁舎は、耐震補強はしましたが、長寿命化は図っていませんので、老朽化が進んでおります。また、支所にある都市整備部や産業経済部に戻っていただくことで市民サービスの向上を図るためには、早期に工事着工することが望ましいと考えるものであります。
 以上、今回提案されております議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算議案につきましては、子ども・子育て支援、活力ある地方づくり、GX、DX推進、安全・安心な生活基盤強化をキーワードとした適切な予算であり、市庁舎整備事業の債務負担行為を含め、政翔会といたしましては賛成するものでありますので、議員各位の賛同をお願いし、賛成の討論とさせていただきます。
○議長(小西励 君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹 君) 志誠会の西津善樹でございます。
 私は、このたびの議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算について、反対の立場で討論をさせていただきます。安土コミュニティエリア整備事業をはじめとする早急に進めるべき事業や市民福祉の停滞を招かないためにも、当初予算にあまり反対したくはありませんが、新庁舎整備事業と同一議案であることから反対せざるを得ないと判断し、反対の立場での討論とさせていただきます。
 さて、このたび、臨時ではあるものの市庁舎特別委員会の副委員長を拝命し、改めて、この4年間の委員会活動報告を確認いたしました。
 当該報告書では、毎年、当局に対して市民に対する理解に努めるようなことであるとか、議会として当局に対する意見を附帯するような内容が、委員会からの報告として記載しております。しかし、全く反映されているようには見受けられませんでした。議会として、特別案件と判断して設置した特別委員会からの意見を、当局は聞く耳を持たずにスルーしてしまっている状況です。私は、これは市庁舎に関することだけではないと感じております。
 毎議会それぞれの常任委員会で、担当部局長の皆様のご挨拶から始まります。全ての部局の長は、口をそろえたようにおっしゃいます。個人質問等で議員の皆様から指摘された課題やご意見を真摯に受け止めさせていただきますとおっしゃいます。あわせて、市長の閉会挨拶でも同様のことを述べられます。いつも同じことの繰り返しで、事業精査するどころか、議会さえ議決承認されれば、あとはスルー。議会も議会で、その間違いを間違いであるという指摘どころか、過ちを認めることもしない。本当にそれでいいのでしょうか。
 何をどのように真摯に受け止めて、近江八幡市の市政発展につなげられているのか、このたびの新年度予算の基本方針では、先行き不透明な閉塞感の中で聖域なく変化を敏感に感じ取り、率先して試行錯誤を繰り返しながら道を切り開いていく必要があるとされ、また、明確な目的と意思を持って施策の実行に当たることが何よりも肝要であることから、本市から全体に向けて、大きく影響を及ぼしていくという気概を持って市政運営に当たるとされていますが、先行き不透明なのは今の小西市政です。
 明確な目的と意思を持った施策として、市民共感成長予算と銘打たれるのでございましたら、新庁舎建設工事費につきましても、20億円もの上乗せを余儀なくされたことを市民の皆様に対して丁寧な説明責任を果たし、それこそ、市民の皆様から納得と共感を得てからの予算上程にされるべきではないでしょうか。
 以上のことから、私は、議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算について反対の立場での討論とさせていただきます。議員の皆様の良識あるご判断をよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励 君) 次に、岡田彦士君の発言を許します。
 岡田彦士君。
             〔15番 岡田彦士君 登壇〕
◆15番(岡田彦士 君) 創政会の岡田彦士でございます。
 創政会を代表して、議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算について賛成の立場で討論を行います。
 小西市政2期目の2年目となる令和5年度市政運営の基本方針は、聖域なく変化を敏感に感じ取り、試行錯誤を繰り返しながら道を切り開き、前例にとらわれることなく明確な目的と意思を持って施策の実行に当たると表明されました。
 今議会で提案されました総額380億9,000万円の令和5年度の一般会計予算は、市民の思いに寄り添い、市民の知恵や経験、行動力を存分に生かしていただけるような、ハートフルで市民が主役、憧れを持ってもらえるまち近江八幡を政策目標の主眼に、市民の皆様から納得と共感をいただき、共に成長し、活力ある地域づくりを目指す市民共感成長予算と位置づけられ、市長は市民共感成長予算について、市民の皆様の声に耳を傾け、時代の変化にも敏感に対応し、今求められること、行うべきことを当たり前にできるよう取り組むと説明をされました。
 創政会としましても、市民に寄り添い、子どもから高齢者まで、誰もが幸せに暮らすことができる将来を見据えた施策の着実な展開に期待するところです。
 具体的には、市長公約である学校給食費多子世帯の支援事業や子ども医療費助成事業の高校生世帯までの拡充、妊娠期から子ども・子育て期の切れ目のない支援体制の強化など子ども・子育て支援に加えて、健康寿命の延伸に向けた帯状疱疹予防接種費用助成事業や今後の高齢化社会を見据えた高齢者の移動手段確保事業など、県内他市町に先駆けた施策の提案があり、小西市長が就任以来繰り返し申されてきた小さな庁舎、大きな福祉に向けて着実に取り組まれていると認識します。
 また、令和5年度当初予算では、安土コミュニティエリア整備事業の事業用用地購入等に係る予算が計上されており、市長から、改めて令和8年度竣工に向けて取り組むとの力強いお言葉をいただきました。私をはじめ、安土学区民は長年の念願であり、いよいよ事業が動き出すと実感し、大きな喜びと期待を抱いております。安土地域の未来に向けて、地域との調整や市民説明会の開催など、十分な周知と丁寧な説明をよろしくお願いいたします。
 あわせまして、安土小学校の跡地利用についても、地元の検討委員会の意見を踏まえつつ、有効かつ効果的な利活用が図られるよう検討をよろしくお願い申し上げます。
 これらのことから、創政会としましては、本市の課題解決に向けた施策内容、また、今後の社会情勢等を見据えた施策の実施が見込まれる予算であると評価するとともに、市民の皆様のご理解を得られる予算と判断しており、令和5年度の市政運営におきましては、第1次総合計画に掲げる将来の町の姿、「人がつながり 未来をつむぐ 「ふるさと近江八幡」」の実現に向けて、単に予算を執行するだけでなく、着実な施策の進捗と結果を出すような取組に期待をさせていただくところでございます。
 なお、令和5年度以降は、市庁舎整備事業や安土コミュニティエリア整備事業など、大型施設整備事業が本格化するということであります。今後の事業可能な財政運営におきまして、中期財政計画に掲げる目標数値の適正化と、さらなる行財政改革による財政運営の健全化、また、新型コロナウイルス感染症や物価高騰など社会経済情勢を踏まえ、必要に応じて安全・安心な市民生活に向けた補正予算の迅速な対応をお願いしておきます。
 次に、市庁舎整備における債務負担行為として、令和6年度から令和8年度までの期間とする限度額67億6,070万円が計上されております。
 市庁舎整備については、昨年6月議会において債務負担行為の補正として50億4,896万1,000円を可決した後、一般競争入札総合評価方式による入札公告が行われましたが、長引くコロナ禍やウクライナ侵攻、円安などによって建設資材の高騰や納期延長などの影響から、令和4年10月21日に入札参加事業者が2者以上でなくなったため、入札中止となったことによるものであります。
 市庁舎整備事業については、平成30年度の基礎調査から令和元年度の基本計画策定、令和2年度から3年度には基本設計の作成と、長年にわたり進めてきた本市の最重要施策でもあります。市庁舎整備の方針にありますように、誰もが相談しやすく、居心地のいい、ハートフルで防災拠点機能を有した連携と将来の環境変化に柔軟に対応する持続性が高く、機能や性能とコストバランスの取れたコンパクトな庁舎を目指し、市民理解を得ながら進めてこられたものであり、議会として、その方向性を支持し、昨年6月の債務負担行為を可決したものであります。
 残念ながら、入札中止となりましたが、2度にわたる市長選挙の結果や、特に合併推進債の活用期限が迫る中、また、現庁舎の老朽化や、本庁舎と支所などの機能分散状態を解消するとともに、防災機能の強化や行政のデジタル化など、市民に対し、よりよいサービスを早期に提供することを考慮しますと、できる限り早期に工事着手することが望ましいと考えるものであります。
 今回再提案されます債務負担行為の予算議案につきましては、創政会といたしましても、市庁舎整備を早期に着手すべきとして賛成するものであります。
 以上、創政会を代表して賛成とさせていただきますので、議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、一部修正動議に対し反対の立場で討論させていただきます。
 先ほども述べましたとおり、安土コミュニティエリア整備事業は、安土学区の長年の念願であり、令和4年3月に当局が方針を決定され、今年度は地域の意見や思いを吸い上げられながら検討を重ねられ、構想を策定されているところでございます。
 安土学区の地域におきましても、地域の各種団体で組織された安土小学校コミュニティエリア整備促進協議会を発足し、昨年8月と12月に会議の場を持たれ、当局の説明を伺い、地域にとって理想のコミュニティエリアになるよう、その機能などについて要望書を市に提出されました。まさしく地域と当局とが一丸となって、着実に事業を推進しているとの実感を持つとともに、地域の機運も相乗的に高まってきていると感じているところであります。
 安土コミュニティエリアの整備は、平成25年の安土学区まちづくり協議会において設置された拠点検討委員会に始まり、約10年間にわたって地域において議論、検討が積み重ねられてきた事業であり、令和5年度の予算措置をはじめとする当局の具体的な事業実施を止めることは、その地域の歩みと思いを止めてしまうことになります。
 当局においては、これまでの度重なる議会答弁やコミュニティエリア整備検討通信を通じて、学区住民に広く周知されているとおり、今後想定される大地震をはじめとする災害に対し、万全の対策を講じていくことを検討されており、安土学区の安全・安心なまちづくりに必要な地域防災拠点を整備するとともに、小学校をはじめ、各施設が現在抱えている多くの課題が解決するよう、また、多くの学区民の願いに応えようと、一日でも早く新しい小学校などが整備できるように取組をいただいています。
 令和5年度予算の主な内容としては、地質調査がありますが、これは有事の際に防災拠点としての機能が果たせるように、現地の状況を入念に調査され、その後に実施される設計で活用されるものであります。このほか、用地取得についても、一日でも早い整備のために必要不可欠なものであり、地域の願いに応え、反映している予算と言えます。
 地域の長年の念願である新たな地域防災拠点の整備、安土学区の特色を生かした物づくりや活発なコミュニティー活動の拠点整備、そして何より安土学区の子どもたちに新しい小学校に一日でも早く入ってもらい、子どもたちの笑顔を見るために、当局の予算の可決は必要なものと考えるものであり、提出された修正動議に反対します。
 議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 次に、井上さゆり君の発言を許します。
 井上さゆり君。
             〔22番 井上さゆり君 登壇〕
◆22番(井上さゆり 君) 日本共産党の井上さゆりです。
 私は、先ほど修正案が出ましたので、令和5年度近江八幡市一般会計予算修正案に対して賛成討論をしたいと思います。
 今回、一般会計の中に安土コミュニティエリア整備の予算が入っているので、私は修正案に対して賛成討論したいと思います。
 令和5年度予算では、安土コミュニティエリア用地5ヘクタールの土地購入費2億8,046万4,000円と地質調査費2,426万6,000円、これは7か所のボーリングの調査予算が計上されております。合わせて3億1,104万2,000円です。
 当初、主に小学校を移転する面積として2.8ヘクタールとしていました。これは昨年の補正予算で4.8ヘクタールとして、エリア整備一体型を想定し、安土まち協が当初から思い描いていた面積分を購入する予算の計上は、時期尚早と考えております。
 本当に何度も申し上げているように、この土地は軟弱地盤で、安土小学校や安土コミセンを建てるという点で、浸水想定区域で適地ではありません。ハザードマップでは、浸水深は1メートルか2メートルです。また、市民の避難所になるということについて、これまで一度も住民に説明されていません。また、この説明もされていない中でこの計画が進むということが、私は問題だと思うんです。
 今後、土地収用の法定説明会、どのように市民合意を求める説明をされるのでしょうか。恐らく、粛々と進めていかれるんであろうと考えます。しかし、市民はこんなこと、絶対に納得していません。
 さらに、今回、ボーリング調査7か所をする予算が計上されています。ボーリング調査結果は12月頃に出されるようですが、結果が出る前に、県に対して、土地収用法の事業認定の手続を行う段取りを進められようとしていますが、このこと自体、順番が違います。
 当局がさきに行った、これは2.8ヘクタールの時点での教育委員会の3か所のボーリング調査、この結果以上の悪い結果は出ないであろうと考えておられるのでしょうが、くい打ちの深さ、今最大26メートルと言われている中で、それ以上の悪い結果が出るかもしれません。その結果いかんで、造成費も多額になる可能性もあります。
 令和3年の安土小学校移転の説明会の折には、2.8ヘクタール、小学校移転で44億円と言われていましたが、今回4.8ヘクタールの敷地、そして造成、コミセン建設で、事業想定額もいまだ明らかにされていません。
 今、建設費が高騰している中で、資材が4割高になるということも言われていて、庁舎並みの金額になるかもしれません。議会として、本当にこれで市民に説明できるんでしょうか。この判断は、慎重さが問われていると思います。
 先ほど岡田議員が、安土学区の地域の機運は高まっているとおっしゃいました。本当ですか。
 安土小学校の移転は、あんなとこはあかんという世論は今も健在です。このまま強引に推し進めても、市民の心配の声に行政は応えられず、大災害が起こったときは市民の命を守れるのか、大変な危惧があります。防災拠点になりません。まち協の一部役員と推進議員が進めておられますが、わざわざ、わざわざ水没する地域に建設し、災害が起こったとき、どなたが責任を取るんですか。造成すれば大丈夫と考えておられるんでしょうか。
 琵琶湖水位と西の湖の水位、そして安土川の水位はほぼ同じで、つながっています。今回、安土川を県が断面調査されることから、この調査結果を待ってもいいのではないでしょうか。安土川がどれだけの流入量、水量の受入れができるかなど分かるはずです。
 よって、この安土コミュニティエリアは、絶対、市民の合意がない中での提案は拙速過ぎるということを申し上げまして、修正案に賛成したいというふうに思います。
 私は、安土小学校は1,000年安心の現在地で周辺土地を購入して、そして安土コミュニティセンターは、現在のコミュニティセンターを大改修し整備することを求め、令和5年一般会計から安土コミュニティエリア整備費を除いた修正案に賛成したいと思います。
 どうか議員の皆さんよろしくお願い申し上げまして、賛成討論を終わります。
○議長(小西励 君) 以上で討論を終わり、これより採決します。
 これより議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算に対する森原陽子君外1名から提出された修正案について起立により採決をいたします。
 お諮りします。
 本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立4人、着席16人。起立少数と認めます。よって、本修正案は否決と決しました。
 次に、議第11号原案について起立により採決いたします。
 お諮りします。
 議第11号令和5年度近江八幡市一般会計予算は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立18人、着席2人。起立多数と認めます。よって、議第11号は原案のとおり可決することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(小西励 君) 次に、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、森原陽子君の発言を許します。
 森原陽子君。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子 君) 日本共産党の森原陽子です。
 会派を代表して、令和5年度介護保険及び後期高齢者医療制度についての反対討論を行います。
 まず、議第14号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算及び議第15号令和5年度介護保険特別会計(サービス事業勘定)予算の2議案について反対討論をいたします。
 平成28年以来、近江八幡市は国の方針を先取りし、要支援1、2の方のデイサービス利用を打ち切りました。
 今回の予算の説明で、要支援の方のデイサービス利用について検証するとされた理由として、要介護でデイサービスを利用していると身体状況が改善し、要支援になる。しかし、要支援になってデイサービスが使えなくなると身体状況が悪くなり、要介護になる方がある。そのため、要支援でもデイサービスを使えるように検討していくということでした。
 この説明にあるとおり、継続的なデイサービスの利用が高齢者の体調維持に役立つこと、介護度を上げないで元気に生活できることが示されています。
 これまでの4年間、要支援の方々に対するデイサービスの利用を含むサービスの拡大が必要であると、データを基に訴えてまいりましたが、そのことが表れている事実と考えます。
 平成30年度からの4年間、介護認定者数は横ばいであるにもかかわらず、給付費は約5億7,000万円も増加しています。単純計算で年間1人当たり17万円、月当たり1万4,000円の増額です。1人当たりの給付費が増加しているのは、重度化し利用額が増えているからではないのですか。曇りのない目でデータ分析を行い、庁内で十分議論していただきたい。これまで何度も提案していますが、要支援1、2の方もデイサービス等の利用ができる近隣の市町と比較検討は行われましたでしょうか。
 また、窓口においては、認定を求めて来庁されたのに、チェックシートでは認定を受けるまでではないとされた方について、何度も、行ったのに大変残念だったと聞いています。来庁者の困り感に寄り添い適切なサービス利用につなげることで、心身の状態をキープすることが大切ではないでしょうか。
 当局は口を開けば、団塊の世代が後期高齢者に移行すると言われます。しかし、市民の健康長寿に今何が必要なのか、今健康な方に対して、今不安になられている方に対して、今介護が必要になられている方に対して、行政はそれぞれ何をしていくべきなのか、それぞれ真剣に考え、重要課題として取り組んでいただきたいと考えます。
 今後の財政を考える上でも、第9期介護保険事業計画の作成について、真剣な庁内の議論と抜本的な改善が必要であると考えます。
 よって、これまでと変わらぬ事業展開である第14号、第15号について反対いたします。
 続いて、議第17号後期高齢医療について反対いたします。
 物価高騰の下、年金は目減りし、昨年10月からは、窓口負担も倍増しています。単身世帯の場合は所得200万円以上、複数世帯の場合合計320万円以上が窓口負担2割になります。決してこの金額は、十分に豊かで安心できる所得額ではありません。
 近江八幡市の後期高齢者7,100人中、実に2,628人が2割負担となっています。全国的にも、2割負担の方々の多くが非常に重く感じると答えておられ、受診抑制が懸念されているところです。病気を引き起こしやすい高齢期こそ、国の責任で個人の負担を減らし、早期発見、早期治療につなげるべきだと考えます。
 よって、後期高齢者医療の令和5年度予算に反対いたします。議員の皆様のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第14号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立17人、着席3人。起立多数と認めます。よって、議第14号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第15号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立17人、着席3人。起立多数と認めます。よって、議第15号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第17号令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立17人、着席3人。起立多数と認めます。よって、議第17号は原案を可決することに決しました。
 ここで休憩をいたします。
               午前10時40分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時54分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
 市長提出議案のうち、討論のない案件について、専決処分議案、予算関連議案、条例関連議案、その他議案の順に一括採決します。
 まず、専決処分議案について、議第1号を採決します。
 お諮りします。
 議第1号専決処分の承認を求めることについて、令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を承認することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) ご異議なしと認めます。よって、議第1号は原案を承認することに決しました。
 次に、予算関連議案について、議第2号から議第10号まで、議第12号、議第13号、議第16号、議第18号から議第20号まで及び議第61号の16件を一括採決いたします。
 お諮りします。
 議第2号令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)、議第3号令和4年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第4号令和4年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)、議第5号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)、議第6号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)、議第7号令和4年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)、議第8号令和4年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議第9号令和4年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)、議第10号令和4年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第2号)、議第12号令和5年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算、議第13号令和5年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算、議第16号令和5年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算、議第18号令和5年度近江八幡市水道事業会計予算、議第19号令和5年度近江八幡市下水道事業会計予算、議第20号令和5年度近江八幡市病院事業会計予算、議第61号令和4年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)、以上16件は、予算、総務、教育厚生及び産業建設の常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) ご異議なしと認めます。よって、議第2号から議第10号まで、議第12号、議第13号、議第16号、議第18号から議第20号まで及び議第61号の16件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第21号から議第33号まで及び議第62号の14件を一括採決します。
 お諮りします。
 議第21号近江八幡市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議第22号近江八幡市個人情報保護審査会条例の制定について、議第23号近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、議第24号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第25号近江八幡市福祉医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、議第26号近江八幡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第27号近江八幡市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第28号近江八幡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第29号近江八幡市介護基本条例の一部を改正する条例の制定について、議第30号近江八幡市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議第31号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第32号近江八幡市都市公園条例及び近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第33号個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、議第62号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、以上14件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) ご異議なしと認めます。よって、議第21号から議第33号まで及び議第62号の14件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第34号から議第36号までの3件を一括採決いたします。
 お諮りします。
 議第34号財産区財産の譲渡をすることにつき議決を求めることについて、議第35号市道路線の認定につき議決を求めることについて、議第36号市道路線の変更につき議決を求めることについて、以上3件は、総務及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) ご異議なしと認めます。よって、議第34号から議第36号までの3件は原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 まず、会第1号を起立により採決いたします。
 お諮りします。
 会第1号近江八幡市議会の個人情報の保護に関する条例の制定については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立20人。起立全員と認めます。よって、会第1号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第2号を起立により採決します。
 お諮りします。
 会第2号近江八幡市個人情報保護条例の施行に関する議会規則を廃止する規則の制定については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立20人。起立全員と認めます。よって、会第2号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第3号を起立により採決します。
 お諮りします。
 会第3号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立20人。起立全員と認めます。よって、会第3号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第5号について討論を行います。
 まず、玉木弘子君の発言を許します。
 玉木弘子君。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子 君) 日本共産党玉木弘子です。
 会第5号防衛費「GDP2%」の増額することに反対する意見書の賛成討論を行います。
 岸田政権は昨年12月、国家安全保障政策、国家防衛戦略、防衛力整備計画の安保3文書を閣議決定しました。反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有は、戦後の日本の安全保障政策の大転換になるものです。歴代の政権は、他国に攻撃的な兵器を持つことは憲法の趣旨ではないとの立場を取ってきましたが、敵基地攻撃能力の保有は、専守防衛を逸脱する明白な憲法違反です。
 また、安保3文書は、国内総生産GDP比2%以上の防衛費の増額を掲げています。その額は、2023年から2027年度の5年間で43兆円に相当します。現在の中期防衛力整備計画、これは2019年から2023年度、これに盛り込まれた5年間で約27兆4,700億円の1.5倍超えとなります。GDP比2%の防衛費は、日本がロシアを抜き、アメリカ、中国に次ぐ世界第3位の軍事大国になります。
 2023年度の予算案では、防衛費の増額を具体化した最初の予算です。2024年度以降の増額を先取りするために新設される防衛力強化資金約3.4兆円も含め、総額10兆円を超える桁外れの軍事予算となっています。
 その一方で、高齢者の医療費負担を増やし、年金は削減、特別行政法人国立病院機構の積立金422億円を防衛費に流用しようとしています。また、東日本大震災復興所得税は、全ての国民に所得税の2.1%を課税するもので、当初は2013年開始で2037年終了の予定でしたが、政府は課税期間を20年延長しようとしています。さらに、2024年以降のどこかで復興所得税2.1%のうち1%を防衛費に回すとしています。当面は国債発行で賄い、数年後に増税との声もあり、いずれも巨額の国民の負担につながります。
 政府は、財源の確保に歳出改革、剰余金や税外収入の活用、税制措置といいますが、社会保障削減の危険があります。これほど暮らしと営業が大変なときに、防衛費の増大、大軍拡なんて許せない。これが国民の声です。
 1月の読売世論調査では、軍事費に5年間で43兆円使うことに反対49%、賛成43%と、昨年の調査から賛否が逆転いたしました。財源確保を増税で賄うことに反対は63%です。2月のNHK世論調査では、防衛増税に賛成が23%、反対が64%でした。
 意見書にありますように、物価高騰が深刻で、家計の負担が増え、国民生活は厳しさを増しています。防衛費の増額は、歳出削減のあおりで、さらに暮らしが大変になります。税金の使い方は、防衛費の増額ではなく、社会保障の充実や子育て支援、教育予算、暮らしの支援の拡充に充てられるべきです。
 よって、会第5号防衛費「GDP2%」の増額することに反対する意見書を政府に提出することに、議員の皆さんのご賛同をお願いいたしまして、賛成討論といたします。
○議長(小西励 君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹 君) 志誠会の西津善樹です。
 私は、このたびの会第5号防衛費「GDP2%」の増額することに反対する意見書の提出について、反対の立場で討論をさせていただきます。
 近年の激変する安全保障環境が一段と厳しさを増す中にあり、現在我が国が置かれている、かつてなく厳しい安全保障環境を踏まえれば、国民の命や暮らしを守るために何が必要なのか、つまり防衛力の抜本的な強化について、政府においても具体的かつ現実的に議論を積み上げていくことが必要であると考えられています。
 その裏づけとなり、自国防衛の国家意思を示す大きな指標となるものが防衛関係費です。そのためにも、今後は防衛力の抜本的強化に当たって、必要となるものの裏づけとなる予算をしっかり確保していくことが重要になると考えます。
 国家安全保障の最終的な担保は防衛力であり、抑止、対処を実現するため、防衛力の抜本的な強化は一刻の猶予も許されません。こうした考え方に基づいて防衛費の内容や規模について、以下のように、1つ、新たな国家安全保障戦略等の策定、1つ、今後の予算編成過程を通じた内容や規模、そして裏づけとなる財源、この3つをしっかりと議論されるべきです。
 また、安全保障環境を維持するためには、NATOを含めた各国が経済力に応じた相応の防衛費を支出しており、我が国としても、国際社会の中で安全保障環境の変化を踏まえた防衛力の強化を図る上で、NATO諸国の国防予算の対GDP比目標2%以上も念頭に見ることは、指標として一定の意味があると考えられています。
 東シナ海、南シナ海を含め、我が国周辺でも安全保障環境が急速に厳しさを増す中、我が国の領土、領海、領空、そして何よりも国民の生命と財産を断固として守り抜くため、毅然とした外交と国防力の強化で、抑止力と対処力を強化することは最優先の使命であると考えます。我が国の独立と平和を守り抜く上で、真に必要な防衛関係費を積み上げるべきなのです。
 以上の点を踏まえ、私は、本案に賛同することは適切ではないと考え、会第5号防衛費「GDP2%」の増額することに反対する意見書の提出については、反対の立場での討論とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(小西励 君) 以上で討論を終わり、これより会第5号について起立により採決をいたします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する総務常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決をいたします。
 お諮りします。
 会第5号防衛費「GDP2%」の増額することに反対する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立6人、着席14人。起立少数と認めます。よって、会第5号は原案を否決することに決しました。
 次に、会第6号について討論を行います。
 森原陽子君の発言を許します。
 森原陽子君。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子 君) 日本共産党の森原陽子です。
 会派を代表して、LGBT(性的少数者)の人権と個人の尊厳を守る社会の実現を求める意見書の賛成討論を行います。
 世界では、男性同士、女性同士の同性婚が法律で認められるようになったり、トランスジェンダーの人が法律的にも自分の望む性で生きられるようになったり、性の多様性が当たり前に認められるようになるなど、日々進歩しています。あらゆる差別を禁止し、LGBTの人たちの権利を守ろうとする動きが広がっています。
 2011年に国際連合の人権理事会が、LGBTの人たちへの差別や暴力に対して強い不安を訴え、どのような性の在り方の人でも、生きる権利や身体の安全とプライバシーの保護、拷問や逮捕、拘束を受けない権利、表現の自由などを含めた保護を受ける権利がありますと表明したことが、世界の動きに大きな影響を与えました。
 残念ながら、日本では、同性婚も認められず、いまだ選択的夫婦別姓制度もLGBT差別禁止法もありません。
 今年、日本がG7先進国7か国会議の議長国をするに当たり、日本を除く先進6か国とヨーロッパ連合、EUの駐日大使が連名で、性的マイノリティーの人権の法整備を促す岸田首相への書簡を取りまとめたことが分かりました。
 書簡では、G7議長国である日本は、全ての人に平等な権利をもたらす、またとない機会に恵まれていると指摘し、国際社会の動きに足並みをそろえることができる。差別から当事者を守ることは、経済成長や安全保障、家族の結束にも寄与するだろうと、積極的な法整備を求めています。
 国内でも、LGBTQの子どもを持つ親の有志の会は、私たちは、理解よりも人として尊重してほしい、差別禁止法を制定し、全ての命が大切と国に宣言してほしいと、岸田首相に訴えるなど、当事者の人たちを守ろうとする動きが広がっています。
 滋賀県内でも、性的少数者や性の多様性への理解を深めようと、草津市立玉川小学校では、当事者と6年生の児童が交流する授業が行われたと新聞報道にありました。近江八幡市でも、7月からパートナーシップ制度の実施予定となっています。
 電通ダイバーシティ・ラボ2015年での調査では、性的マイノリティーの人口比率は約7.6%であり、13人に1人の割合としていましたが、同2018年の調査では8.9%、約11人に1人となっています。私たちの周りにおられないのではなく、見えない存在であるだけです。
 LGBTの人たちは、そのことで自分に否定的になる。いじめに遭わないか、拒絶されないかという不安を抱え、自殺願望や自殺者の割合も高いことが分かっています。とりわけ、思春期の子どもたちにとって自己肯定感を持てるよう、積極的な学習の場が必要です。
 LGBTなど少数派の人たちだけでなく、全ての人がそれぞれ自分らしく生きることができるように、国に対し、LGBT差別禁止法の制定、同性婚を可能にする民法の改正を意見書で上げていただきますように求め、賛成討論といたします。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(小西励 君) 以上で討論を終わり、これより会第6号について起立により採決をいたします。
 本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は可決であります。
 お諮りします。
 会第6号LGBT(性的少数者)の人権と個人の尊厳を守る社会の実現を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立17人、着席2人。起立多数と認めます。よって、会第6号は原案を可決することに決しました。
 ここでお諮りします。
 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任されることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第63号
○議長(小西励 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第63号の1件を上程し、件名を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥 君) 朗読いたします。
 令和5年第1回(3月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
議第63号 常楽寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて
 以上であります。
○議長(小西励 君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) それでは、本日追加いたします議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議第63号常楽寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、常楽寺財産区の財産区管理委員の任期満了に伴い、委員を選任することにつきまして、議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。
 ありがとうございました。
○議長(小西励 君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程いたしました議第63号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩します。
               午前11時24分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時24分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(小西励 君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(小西励 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第63号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの件については、委員会付託を省略することに決しました。
 それでは、議第63号について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前11時25分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時25分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(小西励 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決をいたします。
 議第63号を採決します。
 お諮りします。
 議第63号常楽寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(小西励 君) ご着席ください。起立20人。起立全員と認めます。よって、議第63号は原案に同意することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 委員会報告
○議長(小西励 君) 次に、日程第9、委員会報告に入ります。
 総務、教育厚生、産業建設の各常任委員会及び市庁舎整備等特別委員会から報告を行いたい旨の申出がありますので、これを許します。
 まず、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長平井せい治君。
             〔20番 平井せい治君 登壇〕
◆20番(平井せい治 君) 当委員会において、閉会中の継続審査としました所管事務調査であります地域コミュニティーの現状と問題について及びデジタルを活用した窓口サービスについてを報告します。
 当常任委員会では、令和4年11月7日から8日にかけて、東京都国分寺市及び神奈川県横須賀市に行政視察及び研修を行いました。
 国分寺市では、自主防災の在り方について視察研修を行いました。
 防災都市の在り方として、地域における防災まちづくりの推進と市民の自主参加を柱に、昭和50年代から地域の防災力向上を図り、市民防災まちづくり学校の運営や自治会等による自主的な防災まちづくり推進地区の設立、運営、支援等の防災まちづくり施策を進められ、市民防災まちづくり学校の修了生が地域での防災の普及啓発を行い、防災まちづくり推進地区の設立や防災活動の広がりにつながるという好循環の人材育成の取組がなされておりました。
 本市においても、地域における防災の担い手の確保や地域組織継続など、地域コミュニティーの在り方が課題となる中、このような既存の地域コミュニティーのつながりに加え、防災を主軸に据えた継続的な人材育成による地域コミュニティーづくりの取組は、新たな地域コミュニティーの在り方の一つとして、本市の自主防災組織の在り方を含め、地域、企業、行政の連携による防災に強いまちづくりに取り組むに当たり、大変参考になるものでした。
 横須賀市では、デジタルを活用した書かない窓口について視察研修を行いました。
 書かない窓口として、住民異動手続において、ホームページ上の簡単な質問に順番に答えていくだけで必要な手続を調べられ、かつ、それらの手続に必要な届出書類を電子で一括して作成できるサービスや、窓口案内システムを令和2年度から導入されています。
 窓口業務のデジタル化の活用により、手続に係る市民の負担軽減、待ち時間の少ない窓口、職員の業務効率化の取組を進められ、待ち時間の短縮などの効果を上げられていました。
 今回の視察研修では、導入に当たっての具体的な取組のほか、実際に書かない窓口、手続ナビの操作を体験させていただくなど、デジタル・ガバメントの推進に係る書かない窓口等の先進事例を学ばせていただきました。
 本市においても、令和5年度から書かない窓口事業が実施される予定ですが、当委員会も研修の成果を事業の充実に反映し、生かせるように今後も研さんに努めてまいりますので、よろしくお願いします。
 以上、総務常任委員会の報告とします。
○議長(小西励 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長南祐輔君。
             〔4番 南 祐輔君 登壇〕
◆4番(南祐輔 君) 当委員会において、昨年に引き続き閉会中の継続審査とした所管事務調査事項子育て支援の取組について、さらに調査研究を深めるため、閉会中の令和4年10月31日、和歌山県橋本市にて放課後児童健全育成事業、放課後子ども教室推進事業、放課後子ども総合プランに基づく両事業の連携について、11月1日、兵庫県加西市にて子育て支援施策についての行政視察を行いました。
 本市では、国の方針にのっとり放課後子ども総合プラン行動計画を策定して、放課後児童クラブと放課後子ども教室の連携を検討しているところですが、既に両事業を連携して運営している橋本市の事例は大変参考になりました。
 また、放課後子ども教室については、令和6年度に向けて拡充を進めており、橋本市で実施されている多様な活動事例を学べたことは有意義でありました。
 加西市では、子育て応援として、給食費、医療費、保育料など5つの無料化を実施していますが、給食費と医療費の無料化については本市も同様の施策があることから、両市の制度比較を行うことで視座を広げることができました。
 また、昨年度、障害のある子どもの子育てをされている保護者の方との意見交換会を実施し、継続して調査に取り組んでいた障害のある子どもの子育てについては、2月14日に発達障害と知的障害のある人の疑似体験型啓発キャラバン隊「花bee」においでいただき、障害のある人の日常生活についてお話を伺い、実際に障害の疑似体験を行うことで、障害のある子どもの子育てについての理解を深めました。
 保護者の方の体験談から、感覚過敏であるお子さんが、服を着ることができるようになるまでには大変なご苦労があったこと、地域との交流を持ちたいと副籍制度を活用して地元の学校の5年生と交流を実現させたこと、ずっと生まれ育った地域で住み続けたいとの願いを持っておられることなどを伺いました。
 障害疑似体験では、言葉は使わず自分の思いを別の手段で伝えるのは難しいこと、頑張ってや大丈夫などの声かけが、人によってはかえってプレッシャーになることなど、実際に障害のある方の困り感を体験したことは、適切な声のかけ方や求められている支援を考える上で、大変勉強になりました。
 以上、教育厚生常任委員会の報告といたします。ありがとうございました。
○議長(小西励 君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長道下直樹君。
             〔1番 道下直樹君 登壇〕
◆1番(道下直樹 君) 当委員会において、閉会中の継続審査としました所管事務、交通弱者の移動支援、空き家再生及び豪雨災害における危機管理について、令和4年11月7日から8日にかけて広島県福山市、尾道市、東広島市に調査事項に関する行政視察を行いました。
 まず、福山市では、グリーンスローモビリティーを活用した移動支援について現地調査をしました。
 グリーンスローモビリティーは環境への負荷が少なく、狭い路地も通行が可能で、高齢者の移動手段の確保や観光客の周遊に資する新たなモビリティーとして期待されております。
 国土交通省は、地域での活用に向け、地方公共団体を対象に実証実験を実施しており、全国で119の自治体が実施しております。これは令和4年3月31日時点です。その中でも、福山市鞆の浦地区は、民間事業者が独自で全国初の緑ナンバーを取得して事業化されており、地域住民の移動支援と観光客の散策支援を組み合わせて柔軟な運行をされておりました。
 本市への導入に関しては、あかこんバスとの連携や運行システムの構築並びに採算性など、引き続き調査研究が必要であると感じました。
 次に、尾道市では、空き家再生について調査しました。
 尾道市は、斜面地に家々が立ち並び、路地も狭く、老朽化した家屋の建て替えが困難になっており、空き家が増加しました。こうした中、地元有志が解体予定の民家を購入し、セルフリノベーションの過程をブログで発信したところ、全国から100人ほどの移住希望者が現れました。その移住者の受皿となる活動を行うため、NPO法人尾道空き家再生プロジェクトを発足し、様々な魅力を持つ建物が集積する尾道の景観を守りつつ、移住・定住、起業する若者を取り込むため、市と連携して移住支援並びに起業支援の実施をされております。
 同プロジェクトの取組は、旧市街地の町並みや景観の保全、移住・定住の促進を掲げる本市にとって大変参考になるものでした。しかし、実現するには、郷土愛を持ったキーマンとなる人材の発掘と相応のマンパワーが必要であると感じました。
 次に、東広島市では、豪雨災害における危機管理について調査しました。
 東広島市は、平成30年7月に豪雨に見舞われ、これまで経験したことのない大規模な災害となりました。この豪雨災害において、市が初動期に行った避難情報の発令と住民への情報伝達、避難所の開設、運営など、地域防災計画などの計画に基づいて適切になされたのが、同年11月に検証委員会を立ち上げられ、危機管理体制の課題や自助、共助、公助の在り方を検証されております。
 検証の中での最大の改善点は、市民に分かりやすく、正確な情報を迅速に提供できるよう、防災情報のデジタル化に着手されました。主に災害通報情報の共有・集計を一元化し、組織内での横断化を図られ、避難情報発令判断を、大字ごとに発令できるようアップデートを重ねながら運用されております。
 同市のシステムは、独自で開発されたもので、災害の教訓を生かしカスタマイズされたもので、大変参考になるものでした。防災のデジタル化は有効なシステムであり、本市においても、実現可能なものから取り入れていくことが、市民の生命と財産を守ることにつながると認識しました。
 以上、当常任委員会の活動報告といたします。
○議長(小西励 君) 最後に、市庁舎整備等特別委員会の報告を求めます。
 市庁舎整備等特別委員長竹尾耕児君。
             〔10番 竹尾耕児君 登壇〕
◆10番(竹尾耕児 君) 皆さんこんにちは。令和4年度市庁舎整備等特別委員会委員長を拝命しております竹尾でございます。
 本委員会では、これまで基本計画及び基本設計について市当局に説明を求め、新庁舎の位置や規模及び構造、新庁舎建設に関する予算、契約方式などの調査研究を進めてまいりました。今年度においては、4回の委員会を開催しました。その経過についてご報告いたします。
 5月26日の委員会では、市長より、市庁舎整備のこれまでの経過、整備方針、将来を見据えた庁舎、コストバランスに重視した庁舎などの庁舎のあるべき姿、考えを改めて述べられました。また、新庁舎整備事業に係る債務負担行為の補正予算案を6月市議会定例会に上程することを説明され、市長の考え、事業費、今後のスケジュールに対して質疑を行いました。引き続き、議員間協議を行い、4月の市長選において現計画での市庁舎整備を公約に掲げ、かつ、信託を受けたという結果を、委員会で確認を行いました。
 6月9日の委員会では、市庁舎整備計画の推進の是非について各委員に確認を行い、多数の是とする意見をいただきました。是とする中にも、条件付のものもあり、市庁舎整備を推進するに当たって、5つの意見を提言として取りまとめ、6月市議会定例会の予算常任委員会で報告し、新市庁舎整備事業に係る債務負担行為を含む補正予算案は可決されました。
 しかし、7月26日の公告において、設計施工一括方式で行われていた市庁舎整備工事の一般競争入札は、10月21日付で入札参加事業者が2者以上ではなくなったため、中止となりました。
 こうした事態を受け、11月4日に委員会を開催し、当局より、入札公告からの経過、今後の対応について説明を受けました。
 質疑、議員間協議の中で、1者入札を容認していく意見や、要因分析を急ぎ、再公告を速やかに行うべきとの意見がありました。一方、整備事業費が想定を超える上昇があった場合、市財政に与える影響を考えなければならない。一旦、資材価格が落ち着くまで待つという選択も考えるなどの意見がありました。
 これに対し、市当局は、令和6年度末の合併推進債の期限までに実施設計を着手していること、また、現庁舎の老朽化をはじめ、支所などへ機能分散の課題を解決するためには、早急に再入札する考えの回答がありました。
 1月19日の委員会では、入札中止に至った要因分析、概算事業費及び整備スケジュールの見直しについて説明を受けました。特に概算事業費は、近年の建設需要の増加やコロナ禍の長期化、ウクライナ危機、急激な円安などによる建設資材価格、労務単価の高騰に伴い、解体費を除く建設概算工事費が45.7億円から62.6億円に増額となることの説明がありました。
 質疑、意見の主なものといたしましては、本庁舎建設工事費の増額と、ひまわり館及び南別館の改修工事を含めての財政計画の見直しが必要でないか、また、債務負担行為額が事業費の上限額であるが、少しでも事業費が削減できるよう資材価格の動向や建設需要を見極め、市民負担が低減されるよう、当局には事業を進められたいなどの意見がありました。
 市当局には、こうした事態の変化に対する市民への説明責任を丁寧に努められ、今後の情報共有の在り方や市庁舎整備を推進するに当たっての提言事項に対し、真摯な対応を求めます。また、引き続き本委員会との緊張感を持って議論を交わし、議会の声に耳を傾けていただきますよう要望いたします。
 最後になりましたが、本年4月の改選後に発する近江八幡市議会においても、これまでの経過を踏まえ、成熟した議論へとつなげられるよう期待を申し上げ、以上で令和4年度の市庁舎整備等特別委員会の報告といたします。
○議長(小西励 君) 以上で委員会報告を終わります。
             (「議長、動議」と呼ぶ者あり)
 9番玉木弘子君、登壇して発言してください。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子 君) 日本共産党玉木弘子です。
 令和4年12月13日の動議採決の際に議長が起立者数を読み間違えたことの訂正を求める決議案を提案いたします。
○議長(小西励 君) ただいま9番玉木弘子君から、令和4年12月13日の動議採決の際に議長が起立者数を読み間違えたことの訂正を求める決議案に関する動議が提出されました。
 賛成者はございますか。挙手いただけますか。
             〔挙手〕
○議長(小西励 君) 所定の賛成者がございますので、会議規則第16条の規定に基づき、ただいまの動議は成立をいたしました。
 ここで議会運営委員会にお諮りいたしますので、休憩をいたします。
               午前11時46分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時17分 再開
○議長(小西励 君) 再開します。
 ここでお諮りします。
 先ほど成立した動議を追加日程とし、お手元に配付しました日程表のとおり議題とすることにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小西励 君) ご異議なしと認めます。よって、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△追加日程 令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議案
      会第7号(提案理由説明、質疑、討論、採決)
○議長(小西励 君) それでは、追加日程第1、玉木弘子君外2名から提出されました会第7号令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議案を議題といたします。
 本件は、私の一身上の事件に関しますので、地方自治法第117条の規定により、除斥のため退席することとし、副議長と交代をいたします。
 この場で休憩をいたします。
               午後1時18分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
             (副議長と交代)
               午後1時19分 再開
○副議長(山本英夫 君) 再開いたします。
 ただいま議長が除斥となりましたので、地方自治法第106条第1項の規定に基づき、副議長の私が議長の職務を行います。
 それでは、提出者の説明を求めます。
 玉木弘子君。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子 君) 日本共産党玉木弘子です。
 会第7号令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議案を提案させていただきます。
 令和4年12月市議会定例会に係る議会運営等調査委員会では、令和4年12月議会12月13日の議会での動議において、画像では起立者数は11人であったことが確認されました。これが客観的事実です。
 13日の議会出席者数は議長を除き21人であり、11人で過半数となります。しかし、小西励議長は否決と宣告されました。その日の会派代表者会で、小西議長は、「私の目視が全てである。目視で10人と確認した」と発言されました。
 日本共産党は、12月議会においても、3月議会においても、再三再四、小西議長に起立者の数が間違っていたことについて訂正を求めてきました。しかし、これまで、起立は11人であったことについて訂正されていません。
 議員にとって最も重要な基本的権限である表決権の行使に対し、議長は、公正公平の立場に立って厳正に集計し宣告すべきです。起立者の数を読み間違えた事実を真摯に受け止め、議会に対する信頼を回復するためにも、議会と市民に対し訂正をすべきと考えます。
 よって、今期最後となる3月議会最終日の本日、本会議において、12月議会の動議の際の起立者の数について、議長が訂正されることを求めます。
 以上、決議といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いします。
○副議長(山本英夫 君) 以上で提出者の説明を終わります。
 ただいま説明がありました会第7号に対して質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後1時22分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時26分 再開
○副議長(山本英夫 君) 再開をいたします。
 1名から発言通告がありました。
 16番西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
 提出者の方は前へお願いいたします。
◆16番(西津善樹 君) ただいま議長のお許しいただきましたので、質疑と申しますか、確認をさせていただきたいと思います。
 この令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議についてですが、訂正を求めるというところなんですけれどもね、決議された事案につきましては、当日3名の異議申立てがない以上、覆ることはないわけです。それは皆さんご承知のことかと思うんですけれども、この訂正を求めるという意味合いについて、まずお聞かせいただけますか。
○副議長(山本英夫 君) 提出者の回答を求めます。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子 君) この訂正を求めるということですけれども、実際画像で、調査委員会では11人であるということが確認されております。
 ただ、調査委員会のホームページであるとか、私たち議会の中では、一定このことは共有されていると思うんですけれども、この場所は、議会という場所はZTV等で皆様に放映をしておりますので、市民の皆さんに対する説明がいまだなされていないと。そういう意味では、少数否決と言われたことについて、議事は、覆らないということは重々承知しておりますけれども、市民の皆様に、画像では11人であったと、目視では10人と思ったけれども、画像では11人でありましたということを認めていただき、そこを訂正していただきたいと、そういう意味です。
○副議長(山本英夫 君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹 君) ということは、議事は覆らない、そこの訂正を求めているというわけではなくて、議長が採決を、起立者数を読み間違えたと、そこについて間違いであったということを認めてくださいという、そういう意味の訂正の決議案ということでよろしいでしょうか。
○副議長(山本英夫 君) 回答を求めます。
 森原議員。
◆8番(森原陽子 君) 今西津議員が言われたとおりです。
 議事録等も確認をさせていただきましたが、実際、少数否決という言葉しかなくて、実は10人と言われたこと自体も、会派代表者会だけですので、11人であったと認めていただくということを、市民の皆さんに対しお示しいただくということを求めております。
○副議長(山本英夫 君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹 君) 議会開会日に議長から、調査委員会の結果を真摯に受け止めてということを発言されましたが、この今求められている決議動議というのは、再確認させていただきますけれども、あくまでも議決を覆すのではなくて、票の読み間違いやったということで決議を出されているということで、間違いないですね。
○副議長(山本英夫 君) 回答を求めます。
 森原君。
◆8番(森原陽子 君) はい、今西津議員がおっしゃったとおりです。
 議事運営は既に済んでおりますし、覆らないということの議会運営規則についても、十分承知しております。ただ、本当に市民の皆さんから見たときに、どうだったかということを、きちんと議会人として訂正をすべき問題だというふうに思っております。やっぱり客観的事実であると思います、人数というものは。それに対して真摯に向き合うということで、11人であったということを認めていただきたい。
 議事について申し上げているわけではなくて、実際、誰でも間違うことはあると思います。しかし、後から確かめてみたら、実はこうであったというふうにきちっと受け止めていただくということが、やはり議長として、公正公平な立場におられる方の示すべき態度であるということから、改めて市民の皆さんに、11人であったということを認める宣言をしていただくということを求めております。
 議事を変えたいとか、そういうことは一切思っておりませんので、その点は、私たちのこの決議案の言葉が不十分であったかもしれませんが、内容としては、議事の訂正を求めているのではなく、人数が11人であったという客観的事実を議長が認めて、認めておりますということを言っていただきたいということに尽きます。ただ、それだけ、シンプルなことです。
 以上です。
○副議長(山本英夫 君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹 君) 理解しました。ありがとうございます。
 以上で私の質疑を終わります。
○副議長(山本英夫 君) 以上で西津善樹君の質疑を終わります。
 ここでお諮りします。
 ただいま議題となっています会第7号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議はございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(山本英夫 君) ご異議なしと認めます。よって、会第7号は委員会付託を省略することと決しました。
 それでは、ただいま議題となっています本動議について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後1時33分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時36分 再開
○副議長(山本英夫 君) 再開します。
 それでは、討論・採決に入ります。
 討論を行います。
 2名から、発言通告がありましたので、これを許します。
 まず、16番西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹 君) 志誠会の西津善樹です。
 ただいまの会第7号令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議につきまして、賛成の立場で討論をさせていただきたいと思います。
 令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会の12月13日の本会議において、市議会議員から近江八幡市議会会議規則、以下会議規則といいます。第2節議案及び動議、第16条の規定に基づき一般動議として、山元聡子議員の議会秩序と議会品位の確認の動議が提出され、動議賛同者があり、成立をしました。
 その後、小西励議長は、同動議の採決を会議規則第70条第1項の規定に基づき起立による表決を実施され、起立者は過半数を超えているにもかかわらず賛成少数と認め、よって本動議は否決と宣告するという誤った議決を行われ、この動議採決に疑義ありとされたまま現在に至っております。
 公平公正な議会運営が求められる議長の職務、職責から、採決においては厳正で慎重な対応が求められるべきものでございます。
 当該採決に関わり、再度の議事、一般動議、動議の起立採決の可否数確認では、動議賛同者があり、成立し、同動議の採決を会議規則第70条第1項の規定に基づき起立による表決を実施し、起立多数と認め、よって本動議は可決と宣告されたにもかかわらず、可決された動議についても、市民の代表である議員の動議を深く受け止められることなく、民主的とは到底言えない議事運営を行われました。
 このことは、令和5年2月3日付報告のあった令和4年12月市議会定例会に係る議会運営等調査委員会、以下調査委員会と言わせていただきますが、の調査結果報告書にも記載されているように、令和5年1月11日の調査委員会では、議長として自らの非を認められることなく、議長の目視判断が全てとされ、さらに採決に対して、議員の緊張感がないという責任転嫁というべき発言をされるという、議長の職務、職責の認識を疑うような理解できないものでございました。
 このことから1月18日の調査委員会では、緊急動議に係る採決の録画映像の確認を実施し、起立者が11名であったことを確認したとされ、結果として、疑義があるところであるとされています。
 このことは新聞報道もされ、市民の皆様からは、民主主義の根底を揺るがす事態として、厳しいご指摘とご意見が各議員に寄せられているところでございます。
 令和5年2月16日、3月定例会本会議冒頭では、議会を代表する議長として一連の事態について、調査委員会の報告を真摯に受け止めるというおわびをされた一方、同日の全員協議会においては数名の議員から、誤った動議採決についてお認めになられるのかという度重なる質問に対しましては、議長から、採決を間違っていたという明らかな弁明はございませんでした。
 地方自治法第104条の規定には、議会の議長は、議場の秩序を保持し、議事を整理し、議会の事務を統理し、議会を代表するという議事整理権と議会代表権という議長の職務権限が規定されています。
 特に議場の秩序の保持は、議場を混乱に陥れることなく議事を円滑に運営するのは、議長の責任としています。また、議事の整理は、開議宣告から採決に至るまで順序よく議事を運ぶことも議長の職責であり、議長には様々な権限があり、地方自治法や会議規則に規定された、議長が議会の運営につき重大な責任を持っているとしています。
 議長が動議採決の際に、起立者数を読み違えたことを、やはり客観的事実に基づいてお認めになるということが大切なのではないかと、私は考えます。
 よって、今回の提出されました会第7号令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議については、やはり議長からお認めになることを求めるという観点から、賛成の立場で討論とさせていただきます。
 議員の皆さんの良識あるご判断、よろしくお願いします。
○副議長(山本英夫 君) 次に、22番井上さゆり君の発言を許します。
 井上さゆり君。
             〔22番 井上さゆり君 登壇〕
◆22番(井上さゆり 君) 日本共産党の井上さゆりです。
 会第7号令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議について賛成討論をしたいと思います。
 本日で、3月議会は最終日であるからこそ、この決議に賛成をしたいと思います。
 議会は、この数か月、議会運営のまずさで市民から批判を受けています。市民の方から、議会人たる者、議長は議会を代表する者として、起立の読み違いの訂正は、議会としてやっておくべきとの声をいただきます。この市民の声は当然です。この声に、どう向き合うのかということであります。客観的事実に対し、しっかり向き合うことが議会人としての務めです。
 訂正するタイミングは幾つもあったのに、全員協議会では意見を言っても、議長は、ありがとうございます。ご意見としてお聞きしておきますと、おうむ返しのように繰り返すばかりでした。もうこの案件は過ぎたこと、関係ないとした態度であり、一切受け付けないよと言わんばかりに、私は映りました。調査委員会で、動画で起立者が多数と確認されているのに、真摯に対応しないことが問題なんです。
 議会運営等調査委員会の報告書が平井委員長から出され、その後、議長自らが訂正されるものと私は期待しておりましたけれども、3月議会の初日、議長の冒頭報告の中には、訂正はありませんでした。先ほども市民の声を紹介しましたが、今議会として、最後のけじめのつけ方を私はしていただきたいと思いますし、このままでは、何事もなかったように議会が終わります。
 今回の一連の混乱のもとは、議長が正確に対応できていなかったことが全てです。ごたごたの一つは、読み違いを訂正することができていないから、市民から今も問われています。
 議長の仕事に、議事の整理とあります。本日の本会議場、最後の議長の挨拶で潔く訂正をしっかり行っていただきたい。議長には、最後の議会をしっかりと収めていただきますようお願いして、賛成討論といたします。
 以上です。
○副議長(山本英夫 君) 以上で討論を終わり、これより採決します。
 それでは、会第7号について起立により採決します。
 お諮りします。
 会第7号令和4年12月13日の動議採決の際に、議長が起立者数を読み違えたことの訂正を求める決議案は、本決議案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○副議長(山本英夫 君) ご着席ください。起立8名、着席10名。起立少数と認めます。よって、本動議は否決いたしました。
 ここで、小西励君の入場を許します。
 この場で休憩します。
               午後1時49分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時49分 再開
○副議長(山本英夫 君) 再開します。
 小西励君にお伝えします。
 さきに提出された動議は否決されましたので、ご報告します。
 それでは、これをもちまして議長と交代しますので、この場で休憩します。
               午後1時50分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
             (議長と交代)
               午後1時51分 再開
○議長(小西励 君) 再開いたします。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 ここで市長からご挨拶をいただきます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆様方におかれましては、去る2月16日、令和5年第1回市議会定例会を招集させていただきましたところ、令和5年度一般会計予算案など提案いたしました全ての議案につきまして、慎重なるご審議をいただき、いずれも原案どおりご可決を賜りましたことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。誠にありがとうございました。
 さて、今年は暖かくなるのも早く、ソメイヨシノも咲き始めております。地球温暖化の影響もありますけれども、今年は4月まで桜が残ることが珍しくなり、入学式に真新しい制服に身を包み、満開の桜をバックに写真を撮るというような季節感は、残念ながら、過去のものとなってしまったようにも思われます。
 しかしながら、多くの皆さんに取りまして、この4月というのは、進級や進学、また就職等、新たなスタートを切る季節であることに変わりはございません。制服やランドセルの購入、中には引っ越しなど、新生活に向けての様々な準備をされているご家庭も多いのではないかと存じます。
 また、とりわけ今年は統一地方選挙の年でございます。来週には、4月9日に執行される滋賀県議会議員の一般選挙が告示されます。また、続いて4月23日には、近江八幡市議会議員の一般選挙も執行されることになっております。
 いずれも定数を上回る立候補が予想されておりますけれども、立候補ご予定されている議員の皆さんにおかれましては、今日までの議員活動の実績を十分に訴えられ、どうかご健闘いただきたいと存じます。
 また、今期をもってご勇退される方々におかれましては、これまで市政の発展のため、一方ならぬご尽力を賜り、本当にありがとうございました。市議会を離れられましても、それぞれのお立場より、また市政発展のためにご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 さて、議会中の3月11日、12日におきましては、一足飛びに初夏を思わせるような陽気の中で、左義長祭りが執り行われたところでございます。コロナ禍を経て、3年ぶりに13基の左義長を奉納いただき、露店も立ち並ぶ中、市内外より多くの方に訪れていただき、にぎやかに祭りを楽しんでいただくことができたのではないかと思っております。
 左義長保存会の皆様をはじめ、事故なく無事に運営をいただいた関係の皆様には、この場をお借りいたしまして、厚く敬意を表し、心より御礼を申し上げるところでございます。
 また、来月の4月14日、15日には、八幡まつりが開催されます。こちらも、上之郷、下之郷全ての郷がたいまつを奉納されることになったと伺っております。ようやくでありますけれども、本来の形で春の行事をしていただけることを本当にうれしく思っております。
 とりわけ地域の祭りにつきましては、伝統を継承することで、地域のアイデンティティーや地域のコミュニティーを維持することができる重要な機会になっていると考えております。皆様のご努力により、こうして紡いでいただけることに心より感謝を申し上げるところでございます。
 祭りに参加される皆様はもとより、多くの観光客の皆様にもお足を運んでいただいて、春の近江八幡を大いに楽しんでいただきたいと存じます。
 一方、現在の日本社会全体を見渡しますと、依然として原油高、また、ウクライナ危機を背景にした物価上昇が進みつつあり、一方で、高齢化、人口減少も進んでおり、働き手の不足にも直面しているところでございます。多くの企業で物価上昇の反映や人材確保のための賃上げ、コロナ禍で進んだICTの活用や柔軟な働き方への変化にも、当たり前のこととして取り組んでいかなければならない時代となっております。
 今議会でご審議、ご可決いただきました予算に基づき、4月から令和5年度の近江八幡市政運営がスタートするわけでございますけれども、どの事業も今の時代に必要なものというように考えております。市民の皆様の声にこれからも耳を傾け、時代の変化にも敏感に対応し、今求められていること、行うべきこと、全ての職員が当たり前にできるように心がけてまいりたいと存じます。
 慌ただしい3月も、残り僅かとなりました。新たな出会いの4月が待っております。老若男女全ての市民の皆様にとっての日々が、昨日よりも今日、今日よりも明日と、希望の中での日々となりますよう心から願うところでございます。
 議員の皆様方におかれましても、何かとご多忙の日々が続くとは存じるところでございますけれども、どうかくれぐれもご自愛いただきますとともに、新年度のなお一層のご活躍を祈念し、あわせまして市政発展へのより一層のお力添えをお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。
 どうもありがとうございました。
○議長(小西励 君) 令和5年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る2月16日に開会いたしました本定例会も、議員各位をはじめ、市長並びに当局の皆様方のご協力によりまして、本日ここに閉会の運びとなりました。
 当局の皆様方におかれましては、本定例会において各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められるようお願いを申し上げます。
 さて、私たち議員の任期は、4月29日をもちまして満了いたします。再選を目指される議員、また、今期限りで勇退される議員、それぞれに在任中は、市政発展並びに議会運営にご尽力を賜りましたことに対しまして、厚く感謝を申し上げます。
 また、もとより微力な私が議長の重責をお預かりし、今般、3月定例会を終えることができましたのも、皆様方のお力添えのたまものと、重ねて御礼を申し上げます。
 この4年間を振り返りますと、やはり新型コロナウイルスに翻弄されたというのが正直な感想でございます。2019年12月に初めて確認されて以降、瞬く間に世界中に感染が広がり、日本においても、これまで8回にわたる感染の波が私たちの生活を直撃いたしました。あらゆる事業、イベントが中止、自粛となり、社会経済活動に計り知れない影響を与えたことは、ご承知のとおりであります。
 一方で、政府は5月8日より、新型コロナウイルス感染症法上の位置づけを、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げることを決定されました。私たちはいよいよコロナウイルスと共生しながら生活していくこととなります。
 議会といたしましても、行政当局とともに、コロナ後を見据えた新しいまちづくりと市民が安心して暮らせる日常に向けた取組を進めてまいりたいと考えております。
 季節は3月半ばを過ぎ、日増しに暖かさを感じるようになりました。皆様におかれましては、健康には十分ご留意をいただくとともに、今後、近江八幡市のさらなる発展のため、それぞれのお立場から、なお一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして令和5年第1回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 皆様、大変ご苦労さまでございました。
               午後1時59分 閉会
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