令和6年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月20日(金) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 諸般の報告
第3 委員会の閉会中の継続審査
第4 討論・採決
第5 委員会審査報告
第6 討論・採決
第7 議案の上程(提案理由説明)
議第108号~議第109号
第8 質疑
第9 委員会付託
第10 委員会審査報告
第11 討論・採決
第12 議案の上程(提案理由説明)
議第110号
第13 質疑
第14 委員会付託
第15 委員会審査報告
第16 討論・採決
第17 議案の上程(提案理由説明)
議第111号~議第120号
第18 質疑
第19 委員会付託
第20 委員会審査報告
第21 討論・採決
午前9時30分 開議
○議長(辻正隆君) 皆さんおはようございます。
これより本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(辻正隆君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員に、
森原陽子議員
玉木弘子議員
の両名をご指名いたします。
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△日程第2 諸般の報告
○議長(辻正隆君) 次に、日程第2、諸般の報告を行います。
9月10日に開催されました決算特別委員会において、委員長及び副委員長の互選が行われましたので、その結果を報告いたします。
決算特別委員会委員長に山本妙子議員、副委員長に間宮泰樹議員、以上のとおりでございます。
次に、市長報告に入ります。
地方自治法の規定に基づき、報第13号専決処分の報告について和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上1件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いをいたします。
以上をもちまして諸般の報告を終わります。
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△日程第3 委員会の閉会中の継続審査
○議長(辻正隆君) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
まず、決算特別委員長から同委員会に付託しておりました議第76号令和5年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、内容審査等に引き続き時間を要するため、会議規則第111条の規定により、同委員会の審査が終了するまで閉会中の継続審査といたしたい旨の申出がございました。
次に、教育厚生常任委員長から同委員会に付託しておりました議第96号近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定については、国の省令改正に伴う条例改正は必要であるが、市独自基準については地域包括支援センター運営協議会に報告や協議もなく上程されており、市当局の再度詳しい内容説明を聞く等の必要があり、審査の時間を要するため、会議規則第111条の規定により閉会中の継続審査としたい旨の申出がございました。
ただいまの継続審査の申出について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
休憩いたします。
午前9時34分 休憩
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午前9時48分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
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△日程第4 討論・採決
○議長(辻正隆君) それでは、日程第4、討論・採決に入ります。
討論を行います。
3名から発言通告がございましたので、これを順次許します。
まず、小川広司議員の発言を許します。
小川広司議員。
〔21番 小川広司君 登壇〕
◆21番(小川広司君) 皆さんおはようございます。
議第96号近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例について、当条例が教育厚生常任委員会で継続審議事項とされたことに対し、私は提案されている条例に賛成の立場ではありますが、また併せて継続審議としたことに反対の立場から討論を行います。
これは、近江八幡市議会の主体性が問われていると私は考えています。今回先延ばしにする根拠は見当たりません。このような事例をつくれば、今後の当局対応にも大きな影響を与えかねません。私は、この議案に対しては議会の責任において結論を出すべきだということをまず最初に述べておきます。
今回継続審議に賛成された議員の発言には、近江八幡市地域包括支援センター運営協議会になぜ諮らなかったのか、協議会に諮ってから審議しても時間的な問題などもなく、それで十分であるとし、今議会での結論を先延ばしにされたと思っています。確かに近江八幡市介護基本条例の第29条は「近江八幡市地域包括支援センター運営協議会を置く。」とされており、同第30条に運営協議会の所掌事務が定められています。その第2号に「センターの運営及び評価に関すること。」が挙げられています。確かに今回当局が運営協議会に諮ったことはないということは、当局も認めています。このことを問われたときの当局回答は、たしか以下のようなものであったと記憶しています。私が記憶する当局回答ですが、当局にも確認しておりますので間違いないと思いますが、紹介します。
当該条例に定めている本市の独自基準に関しては、制定した平成28年度当時と担当圏域の状況が変わっており、現状の地域包括支援センターの運営において影響がないこと、また本市の第9期総合介護計画にも示しているように、計画期間中も将来的にも当該独自基準を活用する状況が見込めないことから事実上、地域包括支援センターの運営に何ら影響を及ぼすものでないと判断し、国の改正に合わせて独自基準の廃止を提案したものですとの内容だったと私は受け取っています。協議にかけるかかけないかは行政手続の話であり、ここまで明確に回答されていることで、今議案は協議会に諮ることを要しないとの判断で提案されています。提案に問題はないと私は考えます。
あわせて、私も委員会で質問しましたが、どのような委託費になっているかであります。これは、包括の運営状況に鑑み、委託包括のセンター長や理事長と協議の上、第1被保険者数にかかわらず既に3人以上の人員体制を含めた委託費の積算をしている現状であること、人件費の具体的内訳は保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の正規職員各1名分の人件費、会計年度任用職員1名分の人件費、加えてセンター長の統括責任者業務加算を積算しているとのことが明らかにされています。
また、今後民間のセンターに人員削減を求めたりするのかとの問いには、明確にそういうことはしないとの回答をされました。当局は、現状だけではなく、将来にわたっての見通しについてもしっかりと回答されてきたと考えるべきであります。
○議長(辻正隆君) 小川議員に申し上げます。
継続審査に対する討論でございますので、議案の内容についての発言はお控えをください。
◆21番(小川広司君) はい。先ほども言いましたが、確かに運営協議会には諮っていませんが、ここまで検討され提案されてきている内容が是か非か私たちは議会として明確に回答すべき立場だと考えます。私はこの議案に賛成する立場でありますが、本条例の場合、議会が当局提案をどのように受けたのか、しっかりとその判断を協議会に伝える立場に立って議会の主体性を発揮しなければならない事案だと言えます。継続審議にする理由はありません。
議員の皆様、協議会に判断を委ねるのではなく、議会としてこの9月議会でもう一度教育厚生常任委員会に差し戻し、結論を出すべき事案だということを皆様に訴えさせていただき、討論を終わります。
○議長(辻正隆君) 次に、青木勝治議員の発言を許します。
青木勝治議員。
〔4番 青木勝治君 登壇〕
◆4番(青木勝治君) 皆さんおはようございます。育政会の青木勝治でございます。よろしくお願いします。
それでは、議第96号近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、継続審査に係って賛成の立場で討論をさせていただきます。
先ほど議長から内容については継続審査そのものの討論ですので控えるようにってことでありましたので、内容に触れずに賛成討論させていただきたいというふうに思います。
この間、私もこの部分につきましては昨年12月にも個人質問をさせてもらいました。また、6月にも、関連する部分では地域包括支援センターについては質問をさせていただきました。今議案の上程に際しまして、当局から議案の説明会でお聞きしました。また、小西議員からも、本会議の個人質問で質問もございました。教育厚生常任委員会で本当に多くの時間にわたり多くの委員からそれぞれ質問が繰り返され、なかなか質問が途絶えないというか、最後まで、真摯に審議をしたんですけども、なかなか私を含めて理解に至らなかったという状況の中で、先ほど委員長の報告にありましたように、当局に再度詳しい内を聞く等の必要がある、また実際現場を扱っていただく方の実態を改めて聞く必要もあるんじゃないかということで、委託並びに直営のセンターさんの状況も含めてしっかりと、これ、人員に関する部分ですので。
介護保険の根幹は地域包括支援センターでございます。第9期の計画の基本目標の一丁目一番地にも「地域包括支援センターの機能強化」っていうことになっています。これから高齢社会がますます進展する中の状況もございますのでしっかりとこのことについては議論する必要があるということで、審査にまだまだ時間を要するということで、今回継続審査に付すということについて賛成でございます。
以上、皆さんのご賛同を賜りたいということを思います。
以上で私の討論を終わります。ありがとうございました。
○議長(辻正隆君) 次に、小西はげむ議員の発言を許します。
小西はげむ議員。
〔20番 小西はげむ君 登壇〕
◆20番(小西はげむ君) 皆さんおはようございます。創政会の小西はげむでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
私も議第96号近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について、継続審査に賛成の立場で意見を発言させていただきます。
冒頭、議長から教育厚生常任委員長山本委員長からの継続審査の申出書を発言されたと思います。
再度申し上げます。
国の省令改正に伴う条例改正は必要であるが、市独自基準については地域包括支援センターの運営協議会に報告、連絡、協議、そういうことをされなく上程をされており、市当局に再度詳しい内容を聞く等の必要があり、審査に時間を要するためという内容でございました。
教育厚生常任委員会に本会議から付託をしているわけでございますから、時間を要すると教育厚生常任委員会が判断をされ委員長が審査の継続を申し出ておられる立場から、なぜ付託をした案件が判決を言い渡すことができないって言っているのにもかかわらずここで延長までしてやらなければいけない、そういう理論は通じないと思います。教育厚生常任委員会っていうのは、21人の議員の付託を受けて7名で審査を詰めてされるわけであります。可も否も決めることができます。審議未了で継続で送ることも可能であります。ここは、一旦やっぱり立ち止まって、しっかりと審査を教育厚生常任委員会として結論づけるところまで審査をするべきであります。
以上のことから、委員長が審査申出書を提出されているという立場で私は賛成をさせていただいているのであります。どうぞ継続審査、委員長の発言のとおり、21人の議員がしっかりと付託をしているということを考えていただいて賛否に加わっていただきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。よろしくお願いします。
○議長(辻正隆君) 以上で討論を終わり、これより採決に入らさせていただきます。
まず初めに、2点ございます継続審議のうち、議第76号、議第76号について起立により採決をいたします。
お諮りをいたします。
議第76号令和5年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、閉会中の継続審査とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第76号は閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、議第96号について起立により採決を行います。
お諮りします。
議第96号近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定については、閉会中の継続審査とすることに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第96号は閉会中の継続審査とすることに決しました。
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△日程第5 委員会審査報告
○議長(辻正隆君) 次に、日程第5、委員会審査報告に入ります。
各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
まず、予算常任委員会の報告を求めます。
予算常任委員会委員長道下直樹議員。
道下直樹議員。
〔9番 道下直樹君 登壇〕
◆9番(道下直樹君) 皆様おはようございます。
それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、9月11日及び12日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
議第87号 令和6年度近江八幡市一般会
計補正予算(第5号)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
なお、審査過程における主な意見として、まず反対討論として、商工業振興事業について、基となる条例議案の十分な審議がなされていないと考えられるため反対する、子ども・若者育成支援事業について、事業を進めるのであれば関係各部と連携を取りながら関係団体、当事者への実態調査や協議会への提案等を実施すべきであり、現時点では様々な相談者に対応できないのではないかと思われる、また委託選定にも十分な説明が得られなかったため反対とするとの意見がありました。
その他の意見としては、事業は予算範囲内で執行すべきであり、その範囲内で流用を行うのは理解できるが、安易に行うべきではない、また過年度国庫返還金の予算計上は計上漏れがないよう市当局で進捗管理を行い、適正に取り組んでもらいたいなどの意見がありました。
以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。ありがとうございます。
○議長(辻正隆君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
総務常任委員会委員長岡田彦士議員。
岡田彦士議員。
〔19番 岡田彦士君 登壇〕
◆19番(岡田彦士君) 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月13日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
まず、決算承認議案につきまして、
議第81号 令和5年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第85号 令和5年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて
以上2件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
次に、その他議案につきまして、
議第99号 財産を取得することにつき議
決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
なお、審査過程において、議第81号に関して、文化会館の自主事業に対する考え方として地域の文化芸術への貢献という趣旨に基づくものではあるというものの、集客等採算性も考慮した効果的な企画運営に一層努めるものとともに、今回の施設改修も踏まえてより多くの市民に活用していただけるよう取組検討を進めてほしいなどという意見がありました。
以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
教育厚生常任委員長山本英夫議員。
山本英夫議員。
〔22番 山本英夫君 登壇〕
◆22番(山本英夫君) 続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
まず決算議案につきまして、
議第77号 令和5年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて
議第79号 令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて
議第80号 令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて
議第82号 令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて
以上4件は、賛成多数で原案を認定すべきものと決しました。
議第78号 令和5年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて
は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
次に、予算議案につきまして、
議第88号 令和6年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議第89号 令和6年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)
議第90号 令和6年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、条例議案について、
議第94号 近江八幡市認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について
議第97号 近江八幡市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第95号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
最後に、その他議案につきまして、
議第101号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第102号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第103号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第104号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第105号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第107号 公私連携幼保連携型認定こども園改修工事(2期工事)請負契約の締結につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
なお、審査における意見の中で、(決算認定議案)について、審議に必要な資料の内容が不足していることにより審議が長時間になる場合もあったため、詳細な資料を求めるとの意見がありました。
以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
産業建設常任委員会委員長竹尾耕児議員。
竹尾耕児議員。
〔17番 竹尾耕児君 登壇〕
◆17番(竹尾耕児君) 皆様おはようございます。
続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月18日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
まず、決算認定議案につきまして、
議第83号 令和5年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて
議第84号 令和5年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて
以上2件は、全員賛成で原案を可決及び認定すべきものと決しました。
次に、予算議案につきまして、
議第91号 令和6年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第1号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、条例議案につきまして、
議第92号 近江八幡市企業立地促進条例の制定について
議第93号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議第98号 近江八幡市道路占用料徴収条例及び近江八幡市法定外公共物管理条例の一部を改正する条例の制定について
以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、その他議案につきまして、
議第100号 財産を取得することにつき議決を求めることについて
議第106号 町及び字の区域の変更につき議決を求めることについて
以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、意見書につきまして、
会第10号 スマート農業の普及に向けた支援を求める意見書(国への意見書提出)
会第11号 スマート農業の普及に向けた支援を求める意見書(滋賀県への意見書提出)
以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
最後に、請願につきまして、
請願第1号 女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求め国に意見書を提出することを求める請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
なお、請願第1号につきまして、選択議定書の中にある個人通報制度での委員会の見解と日本国内の裁判所の確定判決の内容が異なったときに司法権の独立の観点から問題が出てくるのではないか、また国家の自主的な政策決定権に対する過度な干渉などが起こりやすくなるのではないか、さらに国内外から多くの申立てが行われて不必要な訴訟が増加することにならないか、加えて多様な価値観がある中で国際的な一つの基準を押しつける形になるのではないかといった多くの懸念があるという意見がありました。
また一方で、女性の人権保護を強化していくため、また日本の今の政治政策を見直していくためにも世界レベルの批准が必要であるとの意見もありました。
以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(辻正隆君) ただいまの審査報告に対し、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) 質疑がないようでございますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
次に、お手元に配付しておりますとおり、竹尾耕児議員外1名から議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)に対する修正案の動議が提出され、所定の賛成者がありますので、会議規則第16条の規定に基づき、この動議は成立いたしました。
それでは、議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)の修正案に関する動議を議題といたします。
ここで提出者の説明を求めます。
竹尾耕児議員。
竹尾耕児議員。
〔17番 竹尾耕児君 登壇〕
◆17番(竹尾耕児君) 続けての登壇となりましたが、私は本議会に提出なされました議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)に対する修正動議を発議させていただきます。
お手持ちの説明書にございます提案理由のページをご覧ください。
歳入において、803,889千円のうち基金繰入金911千円を減額する。
歳出の内、「子ども・若者育成支援事業」における提案につきまして、
① 実態の調査や関係団体との協議がなく、本市の子ども・若者の課題の実態に即した事業と言えることができないということ。
② 公募型プロポーザル方式については、予算委員会において詳細な制度設計の説明がなされず、またその内容についても再検討の余地がある。
と判断し同事業に係る事業費911千円を減額するものです。
また、債務負担行為補正において、「子ども・若者育成支援業務委託事業」19,064千円を同上の理由により減額するものでございます。
議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 以上で提出者の説明を終わります。
それでは、ただいま議題となっております議第87号の修正案について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いをいたします。
休憩します。
午前10時21分 休憩
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午前10時21分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
それでは、質疑に入ります。
発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
再開します。
それでは、ただいま議題となっております議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)の修正案について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いをいたします。
休憩します。
午前10時22分 休憩
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午前10時32分 再開
○議長(辻正隆君) 再開いたします。
それでは、議第87号について討論・採決に入ります。
討論を行います。
議第87号の修正案及び原案について5名から発言通告がありましたので、順次これを許します。
まず、三上英夫議員の発言を許します。
三上英夫議員。
〔8番 三上英夫君 登壇〕
◆8番(三上英夫君) 皆様おはようございます。創政会の三上英夫です。
創政会を代表いたしまして、議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)の修正議案に反対、原案に賛成の立場で討論を行わせていただきます。
まず、本議案は、子ども・若者支援を計画的に進めるために子ども・若者育成支援事業で新たな複合教育支援機能に係るプロジェクトの企画及び運営経費として、また子ども・若者育成支援施設整備事業で教育支援機関の集約化に伴う旧人権センターの改修及び増築に係る設計費としてそれぞれ委託料を追加するものであります。
昨年11月、教育委員会主催の子ども・若者育成支援に係る研修会で、担当者から2つの課題について提起がありました。1つ目は、居場所の整備です。就学前や学齢期であれば教育相談室、二十歳までは少年センターで支援が可能ですが、二十歳以降の若者に対する支援場所がないことが大きな問題です。現在少年センターでの支援対象者が20名を超えており、今後対応が難しくなるため、二十歳以降の若者に対する支援場所の整備が早急に必要であるということです。2つ目は、相談対応者に専門性が求められることです。臨床心理士やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーに加えて相談ケースをコーディネートする社会福祉士が必要であるということです。社会福祉士については、今年度の予算で1名が配置されています。また、相談から有効な支援につなげるために支援チームとして体制強化が必要であり、福祉部局との連携が一層求められるということです。
これらの課題を受けて、本市の子ども・若者育成支援に対する取組について数年前から指導助言をされている県立大学の教授は、若者を支える公共が必要であると述べておられます。つまり、若者のできること、地域でできることを考えると同時に若者の育つ場をつくる、その活動を支える責任が国や行政にあると強調されています。
その一つが行政施策としての就業支援であると考えられます。令和3年4月に策定された子ども・若者育成支援推進大綱では、若者の起業意識等の低さに触れ、「柔軟な発想と旺盛な行動力を有する若者の、起業へのチャレンジが期待されている。」との記述があります。このように、就業支援は従来から国が提案する施策であり、困難な状態にある若者の自立や社会参加に向けた支援であります。教育委員会の起業支援の発想は、そこから来ているのではないかと思われます。しかし、就業がうまくいかない若者やひきこもり状態の若者が一気に起業にまで進むことは困難であり、教育長のご回答のとおり、徐々に積み上げていく息の長い取組であると考えます。
現在は、相談支援と就労支援の2本柱ですが、学校や家庭だけでは解決が困難なケースも多く、また相談者である若者が就労につながることは難しい状況と伺っています。そういった問題解決のために、今回教育支援機関の集約化による重層的な支援の強化が打ち出されました。そして、旧人権センターの改修と増築により施設を整備するとともに起業プロデュースという新しい発想の下、若者の意欲を高め、就労や起業を支援しながら社会参加への道を開くという企画をされたことは、まさに時宜を得た施策ではないかと考えます。苦悩する若者は待ち続けています。しかし、待つばかりでなく、大人側から対象の若者に積極的にアプローチしていく仕組みや取組が必要であり、本事業がその役割を果たしてくれるものと期待するところです。
これらのことから、今回提出されました議案につきましては、全ての子ども、若者が自らの居場所を得て成長、活躍できる社会づくりを目指す取組であることからも、一日も早く進めていただきたく、修正議案に反対するものです。
次に、議第87号令和6年度一般会計補正予算(第5号)の原案について賛成の立場で討論を行います。
小西市政は、令和6年度の市政運営方針の中で、「常に「実行」「実現」を前提に方策を考える」、「「出来ない」「やらない」の理由はいくらでも見つけることが出来る。どうすれば、どこに手を入れれば実現可能なのかを常に念頭に進める。」、「トップランナー集団を目指す」、「最初に行うことを恐れず、先を行くものを真似、追いつこうとすることを厭わない。」、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら道を切り開き、前例にとらわれることなく、明確な目的と意思を持って施策の実行に当たると表明されました。
令和6年度一般会計補正予算(第5号)は、19億8,462万9,000円を追加し、予算総額463億2,542万3,000円としたものであります。内容としましては、前年度決算確定に伴う繰越金を主な財源とし、当初予算では見込めなかった市民ニーズに応える経費や施設緊急修繕費が計上されるとともに、財政調整基金積立金や前年度国県支出金精算による返還金等の歳出予算が計上されています。また、財政の健全化に向けて市債繰上償還を行うとともに、翌年度以降の予算化を予定されている事業に係る入札、契約手続を実施するため債務負担行為を追加する補正予算であります。
市民ニーズに応える経費としましては、具体的には安土城築城450年を前に織田信長公と弥助とゆかりのあるモザンビークとの国際交流への取組経費、全公立保育所、こども園、幼稚園及び小・中学校への携帯端末の配備に係る経費、ポイ捨て禁止指導員の活動及び啓発経費、企業立地促進経費、都市公園施設長寿命化整備における個性ある公園整備に係る工事の追加等が挙げられます。また、債務負担行為の補正においても、DX化を促進する財務会計システム電子決裁機能等追加業務委託事業、小・中学校校務系システム使用料、市庁舎整備に向けた新市庁舎スマートフォン使用料、電話設備整備事業、備品購入事業の債務負担行為の期間及び限度額の設定を追加されました。さらに、持続可能な行財政運営とふるさと応援基金を活用した本市の特色ある取組の両立が図られ、本市の課題解決に向けた施策内容、また今後の社会情勢等を見据えた施策の実施が見込まれる予算であると評価するとともに、市民の皆様のご理解を得られる予算と判断しており、着実な施策の進捗と結果を出すような取組に期待をし、議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)について賛成するものであります。
以上、創政会を代表しての賛成討論とさせていただきますので、議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(辻正隆君) 次に、青木勝治議員の発言を許します。
青木勝治議員。
〔4番 青木勝治君 登壇〕
◆4番(青木勝治君) 育政会の青木でございます。
育政会を代表し、議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)に対する修正動議案に賛成の立場で、原案に反対の立場で討論させていただきます。
9月補正は、当初予算で見込めなかった市民ニーズに応える経費や施設緊急修繕費、前年度国県支出金精算による返還金等の歳出予算の計上、財政健全化に向けた市債繰上償還、翌年度以降予算化を予定している各種事業の入札や契約手続を実施するための債務負担行為の追加など、市民生活に直結する非常に重要な内容が含まれています。このことから、私としても育政会としても、当局が提案権に基づき熟慮し、精査して計上された補正予算については基本的には賛成する立場であります。しかし、補正予算の性質上、多くの事業内容が含まれており、特に新規事業については一つ一つ真摯に審査に向き合い、そういう意味で是々非々で判断してまいりました。今回の第5号補正予算案は多くの内容を含んでおりますが、中でもさきの竹尾議員の提案理由にありましたとおり、子ども・若者育成施設整備事業、子ども・若者育成支援事業の一部内容、金額については、本日まで議案説明会、本会議での個人質問、予算常任委員会での審査を通じても、多くの時間と質問を要しても理解に至ることができない部分が含まれておりました。そのため、ここは一度しっかりと立ち止まって考えることが必要と考え、この部分を除いた修正案をチームはちまんとともに育政会としても提出したところでございます。
それでは、前置きが長くなりましたが、しっかりと討論させていただきたいと思います。
具体的に原案に係る当該事業に係る部分に反対する理由と修正案に賛成する理由を述べる前に、誤解のないように以下の点については議員の皆様と同じ思い、理解をしているものと思っております。
これまでも指摘してきましたとおり、マナビィ2階の教育相談室や1階の少年センターなどが入っている旧南中学校の建物は、昭和50年建築で間もなく50年を迎え、老朽化しており、耐震診断、耐震補強工事が未実施で診断面で非常に不安がある建物です。一刻も早く利用している機能の移設が求められますので、移設対策としては異論はございません。
また、旧人権センター、旧いきいきふれあいセンターは、平成7年建設の建物ですが、用途廃止され現在は閉館中で、耐用年数50年のうち残り20年ほどを有しております。令和4年度末に見直された個別施設計画では、勤労者福祉センターと併せて現状を有したまま売却を検討しますという計画から旧南中学校の除却に伴い教育相談支援センターとしての活用を検討していると方針転換が図られました。しかし、令和5年度の検討で一旦計画が白紙に戻りましたが、計画に基づき速やかな遂行が必要と思っておりましたので、朝令暮改の感はありますが、個別施設計画どおり、今回の利活用に向けた建物改修整備の計画の推進、設計業務委託には待ったをかける必要はなく、異論はございません。
また、子ども・若者相談窓口は、令和4年度から市役所南別館2階に開設されており、協議に係る相談窓口が分散されている実態があります。このことから、相談支援機関、窓口機関を集約することの必要性も十分認識し、賛同します。
さらに、本市では、各学区の公民館はコミュニティセンターに移行しています。社会教育法に基づき中央公民館は設置されていますが、他市と異なり長らく建物はなく、機能とし存在し、事業を行っている現状となっています。教育大綱の目標5の実現に向けて生涯学習の拠点施設の整備は必要不可欠と認識していますので、効果的、効率的に、一体的に利活用することに賛同します。
そして、ここからが本題ですが、子ども・若者育成支援については、国は平成15年、20年の2度にわたる国の青少年育成施策大綱を通じて施策推進に取り組んでこられました。しかし、ニート、ひきこもり、不登校、発達障害などの子ども、若者が抱える問題の深刻化、従来の個別分野における縦割り的な対応では限界があります。社会の変化や問題の背景を踏まえて、子ども、若者の社会的自立の遅れに対しては地域の関係機関が連携して対処していくことが喫緊の課題という認識に立ち、平成21年7月に子ども・若者育成支援推進法が成立し、翌平成22年4月に施行されました。置かれている厳しい現状は、総じて本人の努力不足によるものというよりは社会の環境の大きな変化によるしわ寄せが若者に及んだ結果が大きいと考えられ、個人の尊厳の問題としても社会全体で真剣に取り組んでいく必要があります。自信が持てず、ひきこもり状態などから抜け出せずに苦しんでおり、状況が長期化するにつれ、年齢が高くなるにつれてより解決が難しくなっていくことが指摘されています。このことから、地方公共団体にはこのような状況が社会全体にとっての大きな損失となってしまうことからも、支援の必要性が高い喫緊の課題であるという認識の下、連携を図りつつ、状況に応じた施策を策定し、実施する責務を有すると定められました。
本市では、法第9条の規定により努力義務となっている市子ども・若者計画は策定していません。また、法第19条の規定による子ども・若者支援地域協議会の設置については、平成29年3月議会で創政会の岡田議員が初めてこの問題を質問され、平成30年12月に再度質問され、令和元年12月には岡山議員が、令和3年3月には北川議員が代表質問、大川議員が個人質問されるに至り、6月にはチームはちまんの竹尾議員が質問されてまいりました。5年間の長きにわたる慎重な調査研究を経て、令和4年度から高島、米原、彦根、大津に次いでようやく協議会が設置され、課題の共有などから取組が始められました。しかし、さきの議員が求めておられました法22条の規定による支援の根幹である指定支援機関を置くことは、いまだにできておりません。指定支援機関では、従来公的機関では対応が困難であったひきこもり状態にある子ども、若者への訪問支援、いわゆるアウトリーチを担って支援することを求めていますが、本市では想定されるNPO法人などの民間団体を指定して取り組んでいる状況にはなっておりません。
また、本市では、法21条の規定による調査機関については教育委員会生涯学習課が担い、子ども・若者総合相談センター機能として相談に応じ、関係機関の紹介や情報提供、助言を始めておられます。まだまだ取組が始まったばかりの道半ばであり、法に基づく一層の市責務の遂行強化、取組の強化は必要と認識しております。
そのような状況下で、今回提案の子ども・若者育成支援事業の内容は、さきに述べられた内容に加えて、これまでの慎重な調査研究とは裏腹に突如として若者自らが職を生み出す起業支援、若者によるまちづくりプロジェクトの企画と運営支援が挙げられ、プロデュース委託費として約2,000万円が計上されています。最終的には社会的自立や経済的自立に向けて、出口としては雇用、関係分野と連携して就労支援がとても重要な取組になると私も考えています。しかし、いきなり自ら外へ出るエネルギーが湧きにくい人たちによい環境、心地よい居場所となる建物を用意し起業の支援を行いますから引き籠もらずに出てきてくださいという手法を取った場合に、そのことをきっかけに興味関心持って出てこられる方はもちろんいらっしゃいますが、これまでの経験や経緯、支援者のご指摘を見ているとそんなに多くはおられないのではないかと思います。むしろ出てこられない方に対する支援をどうするべきかっていうのが大変数的にも重要だと考えております。
プロデューサーを置いたら即結果として実現するような、そのような簡単なものとは思っておりません。もちろんそのような支援機能や場が不要だと言っているわけでは毛頭なく、多様な個別ニーズに応えられるよう選択肢を増やす意味であったほうがよいと思っています。しかし、それよりも、まずは法22条の規定により求められている指定支援機関を置き、しっかりと39歳までアウトリーチ支援を行うのが支援を必要とされている人のために最優先すべき取組と考えています。
教育委員会としては、蓄積した関わりや情報を基に教育分野からの訪問相談は実施されています。しかし、法の対象者はゼロ歳から39歳までとなっていますので、不登校の子どもたちへのアプローチには有効に取り組めても義務教育期間から年数を重ねた不就労の若者へのアプローチ機能としてはまだまだ不十分と考えております。
当該事業でアウトリーチの支援の必要性と支援人員体制強化、指定支援機関の指定についてもこれまでるるお尋ねしましたが、この重要な取組内容は今回の予算には盛り込まれておりません。そして、何よりも、この起業支援やプロデュース委託については先ほど申し上げた子ども・若者支援地域協議会に対して上程に先立ち事前に情報提供も協議検討もしていないということで、プロセスとしてはいかがなものかと思います。なぜ協議会を通さず決められていかれるのでしょうか。
そこで、本件はどのような形で決まったかということでございますが、私は会議を傍聴しましたので、その部分を少し触れさせてもらいたいと思います。
市長と教育委員会もおっしゃっておられましたので、市長と教育長、そして教育委員が意見交換を行う総合教育会議が7月1日に開催され、そこで教育長が提案をされ、市長が起業による自立が理想と述べられたことなどを含めて総合相談支援プラス起業支援の方向性を了承されたものと認識しております。この会議を傍聴しておりましたが、教育委員からは民間の力もいただいてアウトリーチ支援が必要という法の趣旨を踏まえた意見を出され、報告書にもしっかりと残っております。しかし、その後傍聴しました7月24日開催の7月教育委員会定例会において協議された後、今回の上程に至った内容には、先ほども述べましたとおり、提出された資料には根幹となるアウトリーチ支援強化の記載もなく、具体的には考えていないという回答でした。また、同法は今年6月に改正されています。ヤングケアラーについても支援対象として法律に明記され、より支援の重要性が増しました。
このことから、本人の責任でないところで不登校、不就労、ひきこもりやニート状態にある多くの人に対して起業支援を前面に取り組む前にアウトリーチの訪問相談支援体制を強化拡充すること、民間機関との連携、分野としては教育以外に子育て、障害福祉、生活困窮、雇用部門等と連携して総合的に対応する体制の構築こそ基礎部分としてまずは優先すべきであると考えます。少なくとも起業支援より後で取り組むことではないと考えます。つながらない子どもや若者に対してこそ支援が必要であり、それを本人の努力任せにしない、行政としてしっかり取り組むことが求められ、法律が施行され、はや14年間が経過しようとしています。就労支援は本当に難しいです。これまでも障害福祉サイドや生活困窮者支援サイドで取り組んでおられますが、一筋縄ではいかないのも事実です。そのことからも、公募型プロポーザルで起業支援の実績のあるプロデュース事業者を選定するのは容易ではないと考えます。
また、昨今、法定事業であり人配置等の基準もしっかりと定まり、支援の質も含めて担保を図ることになっている障害福祉サービスの就労支援A型事業においても、全国的な報道にあるように、残念ながら不正が後を絶たない状況にあります。ただし、今回の提案事業は、法定事業でなく、支援者の人員や資格等の基準もいまだ定かではありません。
このような状況で、資格というよりは実績重視のお考えのようでしたが、高額な約2,000万円の費用算定根拠の説明も私にはよく分かりませんでしたし、どのように事業者を選定するのか、どのように見極めていくのかについても明確な回答が得られませんでした。
以上のことから、建物の利活用、現行機能の移設集約は喫緊の課題解決に向けて早急に進めることが重要であり、改修設計委託については了とします。一方で、支援場所へつなぐために最優先すべきアウトリーチ事業の内容が漏れており、また起業支援の実施とプロデュースの委託事業選定について明確ではなく、何よりも地域協議会に諮られず上程されているプロセスであることから、拙速に決定することなく、当該事業内容部分を削除し、改修計画や工事期間の時間にしっかりと必要な取組を議論した上で追って上程していただくことが適切ではないかと考えております。なすべきことはいまだ法的に未実施なことから、先に対応する必要性があり、根幹部分をしっかりと検討していただくことが先決で適正であると判断し、予算内容を切り分け、精査した修正案といたしました。
以上、長くなりましたが、二元代表制に基づきしっかりチェック監視機能を果たす立場として、るる経緯を含めて述べて討論させていただきました。会派を超えて修正案への賛同を訴えました。長くなりましたが、ご清聴ありがとうございました。
以上の理由から修正案に賛成し、原案に対する私の討論を終わります。困っておられる当事者の市民のために、議員各位の良識あるご判断、ご賛同をぜひともよろしくお願い申し上げます。
○議長(辻正隆君) 次に、山本妙子議員の発言を許します。
山本妙子議員。
〔10番 山本妙子君 登壇〕
◆10番(山本妙子君) 改めまして、皆様おはようございます。公明党の山本妙子です。
議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)について、会派を代表して賛成の立場で討論をさせていただきます。
本予算においては、介護事業所の非常用自家発電設備の整備、全公立保育所や認定こども園、そして全公立小・中学校や幼稚園に緊急連絡体制のための携帯端末を配備、商工業振興事業での企業立地審査会の開催経費、安土城上出地先道路のり面崩落に係る復旧事業、都市公園施設長寿命化整備事業において個性ある公園整備、子ども・若者育成支援に係る施設整備事業として旧人権センターの改修及び増築、そして新たな複合教育支援機能のプロジェクトの企画及び運営経費など、市民が安全・安心に生活していくための基盤が整うものと確信しております。
中でも個性ある公園整備における中村児童公園の整備に当たっては、地元要望や多くの市民の声から憩いの場として公園が再整備されることになり、まさに再整備、よみがえることになりました。ワークショップを立ち上げ、一つ一つ計画を進めていただき、今定例会においていよいよ構想が発表されました。どれだけ待ちに待った心躍る事業であるか、市長はじめ当局の皆様のご尽力に感謝申し上げる次第です。
また、教育分野における子ども・若者育成施設整備事業及び子ども・若者育成支援事業においては、本市独自の新たな取組を展開し、非常に期待の持てるものと大変喜んでおります。その事業内容は、新たな複合教育支援機能の整備を目指し、1つに拠点としての旧人権センターの改修と増築、2つに機能面としての若者の起業支援、若者によるまちづくりプロジェクトの企画と運営支援が挙げられています。
1つ目の旧人権センターの改修と増築により新たな複合教育支援の場所が設けられることで、不登校、ひきこもりの児童・生徒の居場所として、また本人、ご家族の相談窓口として、さらには就労支援へとつながることを期待するものです。目指す姿にもあるように、若者が個の殻への閉じ籠もり状態から社会と滑らかに接続し、社会参画への扉を開けることができる大いに期待の持てる施設であると考えます。2つ目の機能面については、現在子ども・若者の相談窓口においては精神面、心理的要因から生じるストレス、不安、自己肯定感の低下により登校意欲や就労への意欲を低下させているケースが大半を占めている状況です。これらの複合的な要因に対して、子ども、若者が自信を取り戻し、社会的な役割を見つけるための支援が不可欠であることから、個々のニーズに合わせた居場所を提供し、若者が社会とスムーズに接続し、社会参画への扉を開けていくために就労支援や起業支援等の新たな施策は大変重要であると考えます。また、併せて臨床発達心理士などの専門家の配置による相談環境の整備もさらに充実していくべきと考えます。
予算常任委員会において多くの議員から本事業について質疑や意見が交わされましたが、本事業は他市町に事例のない独自性の新たな取組のため具体的なものが示されていないこと、また人を育てるというプロデュースの性質上、事業内容としてなかなか伝えにくく、イメージとして捉えてもらうことの難しさなど、修正案が出された背景にはそれらの不安材料があり、子どもや若者に支援がしっかりと届くものにしなければならないとの思いからであると理解いたします。しかし、待ちに待った子ども、若者の居場所です。それは、議員皆さん同じ思いではないでしょうか。そこから生み出されるもの、物をつくる以上に未来につながる大きな価値ある効果に期待を寄せてみませんか。
子ども・若者支援は、近江八幡市、ひいては全国的に大きな課題であり、手をつけていかなければならない最も肝腎な事業であると考えます。私たち公明党といたしましても、再度担当課への聞き取りを行いました。3年間の事業費用として約2,000万円の内訳は何なのか、そのプロデュース内容とは何なのか、何をしていきたいと思っているのか、2,000万円のプロデュース委託費用はほぼ人件費、プロデュースの委託内容は担当課ではしっかりとコンセプトを持ち、例えば音楽、料理、芸術、スポーツ、デジタル、メタバース等、様々な分野のプロジェクトを提供することを構想されておりました。また、入札についても、入札の項目やその後のチェック機能等も含め、お考えにあるようです。相談に来られるまでの広報、周知をどうするのかという点については、令和5年度に相談を受けた件数が273件、相談者は実人数23人、その方々はもちろんですが、そのほかまだまだ相談への第一歩が踏み出せていない方、本人ということはまだまだ難しいと思います。周りにいるご家族とか、そういった方が相談に来られる、そこをまず一歩として、ホームページやSNSを活用して広報すること、相談に来られてからの関わり、先ほど言いましたようなプロジェクトです、関わり。また、そこから就労へのアプローチ、さらに臨床心理士など専門家の確保、福祉との連携等々、お考えを聞くことができました。
人を育てること、人に関わることは、すぐに結果の出るものではありません。じっくりと時間をかけ、関わっていく中で薄紙を剥ぐように、振り返ったときに成長が見えるものではないでしょうか。様々なプロジェクトを通し学び直し、経験を積み重ねていく、あわせて本市で活躍する様々な分野の方々の力を借り、起業やまちづくりに取り組むという本事業は、初めの一歩として大変期待の持てる事業であり、公明党といたしましても共に進めてまいりたいと考えております。希望を持って一人一人が自分らしく輝き、歩んでいけるよう、すばらしい、実りある取組となるよう願っております。持続可能なわくわくする仕掛けづくりを楽しみにしております。
ただ、1点、難しいことではあるかもしれませんが、予算説明において理解が深まるような説明をお願いいたしまして、賛成討論といたします。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(辻正隆君) 次に、森原陽子議員の発言を許します。
森原陽子議員。
〔15番 森原陽子君 登壇〕
◆15番(森原陽子君) 皆さんこんにちは。日本共産党の森原陽子です。
会派を代表いたしまして、議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)の修正案に賛成する立場で討論を行います。
子ども・若者支援事業について、修正案の立場に賛成いたします。
現在耐震のないマナビィで行われている子どもや若者への支援の事業は、利用者と職員の命を守る観点から、一日も早く安全な施設へ移転していただきたいとこれまでからも求めてまいりました。旧人権センターを改修し、安全で安心でのんびり過ごせる居場所、自分が自分らしくいられる、そんな居場所の一つとなること、またいろいろな体験ができ、子どもや若者が行ってみたくなるような施設になる、そういう施設に造り替えるということには賛成しております。しかしながら、起業プロデュースについては、拙速に進めるべきではないと考えます。果たして起業という見えるゴールを目指すことに特化することが子どもや若者の真の自立にとって重要なのかどうか、もっと深く検討されるべきです。自分の殻に閉じ籠もっている状態から社会と何らかのつながりをつくっていくということは大事ですが、個々人の抱える課題も状況も様々です。起業に向かえる子どもたち、若者たちだけでなく、全ての子どもたちや若者たちへのアプローチに力を入れていただける施策が優先されるべきと考えます。
ひきこもりの増加する背景に現代日本社会の格差や貧困、ストレスフルな社会や学校があり、支援には専門性と持続性、献身性が求められます。プライバシーを守るためにも、民間委託ではなく、これまで進めてこられたように市として臨床発達心理士、社会福祉士、教員等を配置拡充し、子どもや若者の意見表明権を尊重しつつチームで支援に当たっていただくことが適切であると考えます。
また、旧人権センターの改修に当たっては、どのような支援プログラムや環境が必要か専門的見地から十分に考えていただく必要があると思います。教育委員会や庁内の関連課だけでなく、青少年問題の専門家をはじめ、地域の支援団体、関連団体を含めた専門チームを構成して進めること、何よりも当事者の子どもや若者、その保護者の声を聞き取り、十分に研究して進められることを求めます。
この事業は、7月1日の総合教育会議に端を発して行われております。まだ始まったばかりです。子ども、若者が個人として重んぜられ、一人の人間として発達を保障されること、心のよりどころとなる豊かな施策となることを願って、内容の十分な検討を求めて修正案に賛成いたします。どうか皆様の賛同よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 次に、小川広司議員の発言を許します。
小川広司議員。
〔21番 小川広司君 登壇〕
◆21番(小川広司君) 政翔会を代表して議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)に賛成の立場から討論を行います。
この補正予算に子ども・若者育成支援事業で債務負担行為補正と歳出に計上されています。私は、個人質問でもこの予算を使う内容について問うています。平成21年に子ども・若者育成支援推進法が成立し、平成22年に施行されて、近江八幡市は令和4年6月に子ども・若者支援地域協議会が設置され、今議会に若者の起業支援、若者によるまちづくりプロジェクトの企画と運営支援との内容で予算計上されています。
今回私の質問に対し、教育支援機関集約化を目指すことになった理由と課題、今後の対応については次のような回答でありました。
全国的な傾向ではあるが、相談支援の現状は不登校やひきこもり、不就労の問題が多くを占め、深刻化している、これまでから教育相談室や少年センター、子ども・若者相談窓口などが連携を図りながら相談支援を行っているものの、従来からの縦割り的な対応では解決が困難な状況になっている、そのため今回総合プロデュースを委託し、若者の起業支援とともに地域を動かすプロジェクトを企画運営できるような体制整備を行う、また心理的な安全性の高い新たな居場所であるインターネット上の環境、メタバースにおける支援も行っていくとの内容でした。あわせて、予算にも計上されているように、旧人権センター施設の改修も行うことが出されています。
こども家庭庁令和5年度子ども・子育て支援等推進調査研究事業で、社会生活を円滑に営む上での困難を有するこども・若者の実態等に関する調査研究の報告書が公開されています。この中に自治体の取組についても触れられています。子ども・若者支援の体制整備自体が途上であることが自治体アンケート調査で回答が寄せられていること、また相談支援機能の集約と役割分担、多分野との連携、地域資源の発掘、創出と連携などに取り組み、子ども・若者支援を深化させている自治体の先進的事例が把握された、これらの自治体では取組の中心に子ども・若者支援を所管する部署が明確に位置づけられており、課題などに対処する仕組みを検討したり支援メニューを開拓するなど工夫を重ねていることがうかがわれる、また取り上げた事例の中には官民の連携が取組をよくするために寄与している例も多く、民間資源の開拓、活用も含めて地域全体としての支援体制の構築を進めていくことも一つの鍵になることも考えられると記載されていました。
私は思いますが、一つの取組が全ての対象者に効果があるものになるとは言えない事業であります。各自治体においてもいろいろな取組を進めようとされています。今回提案されている取組、総合プロデュースを委託し、若者の起業支援とともに地域を動かすプロジェクトを企画運営できるような体制整備を行うといったところに着目されたことは、非常に注目すべき内容だと言えます。
また、「困難や課題の領域別の整理は必要だが、それと同時に、様々な困難・課題を経験しながら大人へと移行していくこども・若者全体を支えていくという観点から、課題別に対象者を限定せず、入り口を広く捉えた包括的な支援のアプローチを検討していくことが有用と考えられる。」とも言われています。本市の今回の提案を実施することで、前に進めることや課題がさらに整理できることも大いにあるのではなかろうかと期待する内容だと考えます。
滋賀県が令和5年度の報告書を出していますが、子若協議会は県内19市町中6市での設置にとどまっている、必要を感じている一方、マンパワーや予算の問題、既に類似した会議もあるなどの理由から新たな設置に声を上げる市町が少ない、とりわけ予算の問題が大きい、しかし今後も事業の促進を図る必要性を言っています。まだまだ各行政区でも模索の状況が今後も続くと思われる分野の事業ですが、本市が今議会に一歩を踏み出そうとする積極的な予算を計上したことは意義があることだと考えますし、賛成するものであります。
さて、今議会、計上されている予算で職員の皆さんの積極性が出てると私が思う予算、その一つにふるさと近江八幡未来創造事業、これは行政推進事業でいきいき職員育成事業がふるさと応援基金を充当して計上されました。国際化、多様化する地域課題に対応できる職員が求められているとの位置づけて予算が計上されています。また、各保育所、認定こども園、幼稚園や小・中学校への携帯端末の配備も新たに予算が計上されました。市職員の皆さんが積極的に住んでいてよかった近江八幡を目指すような取組に目を向けていただいたことは、大事なことだと考えています。しっかりと現状認識の上に立って前進することが大事だと思います。今紹介したような予算、これからの近江八幡を創造できるような今後の取組に期待します。
以上で議87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)に賛成の討論とします。議員皆様のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 以上で討論を終わります。
ここで休憩いたします。
午前11時18分 休憩
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午前11時37分 再開
○議長(辻正隆君) 再開いたします。
これより採決に入ります。
議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)に対する竹尾耕児議員外1名から提出されました修正案について採決を行います。
なお、これより採決におきましては、起立並びに挙手による採決を採択させていただきます。
お諮りいたします。
本修正案に賛成の議員の起立を、挙手を求めます。
〔起立少数〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、本修正案は否決と決しました。
次に、議第87号原案について起立により採決を行います。
お諮りいたします。
議第87号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お座りください。起立多数と認めます。よって、議第87号は原案のとおり可決することに決しました。
~~~~~~~~~~~
△日程第6 討論・採決
○議長(辻正隆君) 次に、日程第6、討論・採決に入ります。
まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました議案について討論・採決を行います。
それでは、決算議案について討論を行います。
森原陽子議員の発言を許します。
森原陽子議員。
〔15番 森原陽子君 登壇〕
◆15番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
決算議案の議第77号、議第79号、議第80号、議第82号について反対討論を行います。
議第77号令和5年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて。
国保の制度がスタートしたときの加入者は、農業者、自営業者などが多くを占めていました。しかし、現在ではフリーランスや非正規労働者、高齢者など、構成が変化しています。パート労働者の社会保険への加入緩和がなされたこともあり、加入者数は年々減少し、高齢化も進んでいます。低所得層が多く、構造的な課題があることは市当局も認めているところです。会社員などが加入する健康保険は、収入に保険料率を掛けるだけで家族の人数が保険料に影響することはありませんが、国保には所得割のほかに平等割、均等割があり、所得がなくても均等割が課せられ、ほかの健康保険の2倍近い保険料となっている場合もあります。国民皆保険制度なのに、入っている保険が違うだけで保険料額が大きく違うのは問題です。
物価の高騰が続く中で、令和5年度に近江八幡市は保険料を引き上げました。今後令和9年度の県下保険料の統一を進められると、間違いなく保険料は上がります。それは、低所得者層へのさらなる打撃となります。国保は国民皆保険制度の最後のとりでであると決算書の冒頭に書かれていますが、高額の保険料が加入者の家計を圧迫している現在、そのとりでの役割は果たされていません。加入者の6割が減免制度を受けている状況です。誰もが負担できる保険料になるよう、市は加入者に寄り添って事業を進めるべきと考えます。
次に、議第79号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて並びに議第80号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについての反対討論を行います。
本市の介護保険事業では、要支援のデイサービス利用ができないことが続いています。近隣市町であれば、要支援の段階からデイサービスを適切に利用し、家に閉じ籠もらずにケアを受けることができ、名前のとおり介護予防、重症化予防、認知症対策になっています。この1点からいっても、保険あって介護なしと言わざるを得ません。
第8期の総合介護市民協議会で、市は認定者率が低いのは介護認定に至るまでにどれだけ取り組んだかによるものだと説明されていますが、総合事業を利用できたのは短期筋力アップが53人、ミニデイとなるもうひとはなが39人しかありません。要支援認定の341人の3分の2以上の方は、日常的なケアが受けられないままになっています。そのため、要支援の人数は、平成28年以降、減少の一途です。
本市が要支援のデイサービス利用を停止して7年間が経過し、昨年3月議会でその影響、高齢者の状態について分析が必要と市は回答しました。令和5年度は第9期の総合介護計画の策定年度でしたが、今年3月の個人質問でお聞きしましたが、全くその分析は行っていなかったということが判明いたしました。総合介護市民協議会での振り返りでも委員の方からもっと早くにケアに取り組むべきだとの意見も出ていますが、早期発見、早期ケアに取り組まれていません。ケアマネジャー不足の状況が続いていることについても、ようやく他市が進めた報告書の電子化が進んだだけで確保のための有効な手だてが打てていない状況です。
要支援のケアがなく重度化が進む中で、ケアマネジャーの確保と訪問介護事業者の維持は喫緊の課題です。令和5年度は、介護保険準備基金が11億3,000万円も積み上がっています。現場の声に耳を傾け、有効活用することで高齢者福祉の充実を求めます。
最後に、議第82号令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて討論を行います。
後期高齢者医療は、75歳以上になり多くの人が年金しか所得がないのに、所得の低い層だけで高い医療費を支え合うという構造そのものに問題があります。なおかつ、所得のない人からも均等割分を徴収する、弱者に厳しく冷たい制度です。減免制度を受けている方も6割を超えています。しかも、窓口負担でも1割、2割、3割負担と負担が増やされています。高齢になって体の不調が起こるのは当たり前です。高齢期こそ、より安心して医療にかかれる制度を求め、逆進性の高い後期高齢者医療制度の決算に反対します。
以上で討論を終わります。
○議長(辻正隆君) 以上で決算議案についての討論を終わり、これより起立並びに挙手により採決を行います。
お諮りします。
議第77号令和5年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、議第77号は原案を認定することに決しました。
次に、お諮りいたします。
議第79号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、議第79号は原案を認定することに決しました。
次に、お諮りいたします。
議第80号令和5年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、議第80号は原案を認定することに決しました。
次に、お諮りいたします。
議第82号令和5年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、議第82号は原案を認定することに決しました。
次に、条例議案について討論を行います。
森原陽子議員の発言を許します。
森原陽子議員。
〔15番 森原陽子君 登壇〕
◆15番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
会派を代表いたしまして、議第92号と議第95号について反対討論を行います。
まず、議第92号近江八幡市企業立地促進条例の制定について反対をいたします。
今回の企業立地促進条例は、地域経済の活性化と雇用の創出を期待し、製造業、情報通信業、研究業、宿泊業に対し立地促進奨励金として5年間で上限10億円を、また雇用促進奨励金として市内在住者の新規雇用者1人につき10万円を年間100人を上限に5年間交付するというものです。これまで近江八幡市は農業と観光を基幹産業として農地を守る取組を優先してきましたが、この条例を制定することで今後は企業立地の取組に注力し、そのための奨励金制度等を整備するとしています。これは、近江八幡市の産業の形を、そして町の形を大きく変えることになります。本市の在り方、それに大きく関わる大問題であり、この条例の制定に反対です。
市は新たな就労場所の誕生により市民の雇用の機会の拡大や就労環境がより一層改善され、地域経済の活性化が進むとしていますが、本社機能がなければ法人税は入ってきません。大企業の多くは派遣労働で成り立っているため、雇用の創出も多くは期待できません。日野町や竜王町に大企業がありますが、早朝、近江八幡駅から大型バスが5台、6台と労働者を乗せ出発していきます。地元雇用は僅かしかないのです。しかも、本条例では、常用雇用ならパート労働でも市民1人に年間10万円もの奨励金を企業に出すとしています。企業は得する話ですが、市民は不安定雇用なのに市のお金だけが取られる割に合わない税金の使い方と言えます。
また、市が一番当てにしているのは固定資産税ですが、大企業だから安泰とは言い切れません。シャープ亀山工場の閉鎖、ダイハツの不正による一時的な生産停止など、身近でも大企業の急な経営不振と事業縮小や撤退は起こっています。企業が撤退した後にもぬけの殻の建物とインフラ整備の借金が残されるのは最悪です。このようなリスクについて考えていますか。近隣市町では、大企業の業績が振るわないとき、税収を免除しているとも聞いています。企業誘致は、決してバラ色ではありません。もうかると見込んで進出する企業にわざわざ多額の奨励金を積む必要はないと考えます。
また、立地促進条例をつくったばかりに乱開発が引き起こされることも十分考えられます。今近隣市町では大型開発が何か所も行われていますが、地上げ屋で土地の値段がつり上がる、開発地周辺の農地が荒れていくなどの問題が起こっています。その割に税収にはつながっていないとも聞いています。企業誘致の実態調査を入念に行った上で条例の内容を決定すべきです。
近江八幡市には、他の市町には絶対まねのできない資源があります。安土城址や八幡山、映画やドラマの撮影地になる八幡堀かいわいの町家の風情、西の湖や水郷、ヴォーリズ建築、その周辺に広がる美しい田園風景など、数え上げれば切りがありません。本市の有名企業は、農業、観光や環境に立脚し、地方を固め、成長しておられます。学ぶべきは、これらの企業です。一見さん企業への大盤振る舞いで急に近江八幡市が活性化するわけではありません。他の市町の後追いやまねごとでなく、自分の町の優位性を見極め、地元企業を応援する産業振興こそ近江八幡市の生きる道と考えます。小さくてもきらりと光る町を目指し、堅実に市財政を組み立てることが肝要です。
今回の企業立地促進条例は、内容検討も不十分で拙速であります。十分に市の産業振興とまちづくりを考えることを求めて、反対討論といたします。
続いて、議第95号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について討論を行います。
そもそもマイナカードの取得は、任意となっているものです。任意のものを条例に反映すべきではありません。法律としてあり得ません。諸外国にもマイナンバーに匹敵するものはありますが、安全性の問題から、日本のように29項目もの個人情報のひもづけはされていません。情報流出の心配から、多くの方がマイナ保険証を使わないことも当然です。また、トラブルも数多く起こっています。
国保運営協議会の定数削減については、書面で承認されたとのことでしたが、被用者保険等保険者を代表する委員が2名から1名になることについては反対です。会議の欠席の場合にその区分の委員の意見が出されないままに審議となるからです。
以上、本条例の一部改正には反対いたします。
○議長(辻正隆君) 以上で条例議案についての討論を終わり、これより起立並びに挙手により採決を行います。
お諮りいたします。
議第92号近江八幡市企業立地促進条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、議第92号は原案を可決することに決しました。
次に、お諮りいたします。
議第95号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、議第95号は原案を可決することに決しました。
次に、その他議案について討論を行います。
森原陽子議員の発言を許します。
森原陽子議員。
〔15番 森原陽子君 登壇〕
◆15番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
議第107号公私連携幼保連携型認定こども園改修工事(2期工事)請負契約の締結につき議決を求めることについて賛成討論を行います。
今年度の近江八幡市の待機児童は15名ですが、隠れ待機児童95名を合わせると110名で、県内の待機児童の多い市町の4番目になっています。これまでから子育て世代に安心して住んでいただけるように待機児童の解消を求めてきました。今回北里学区の旧看護学校の改修での公私連携幼保連携型こども園の整備をすることは、市内の待機児童の解消につながる点では賛成です。しかし、昨年の提案時に北里幼稚園の利用者の大混乱を招いています。今後施設整備の政策決定は、プロセスを透明にし、存廃についても長期的な見通しを持って多くの方が納得できるよう計画を進めることを求めておきます。
以上、討論といたします。
○議長(辻正隆君) 以上でその他議案についての討論を終わり、これより起立並びに挙手により採決を行います。
お諮りいたします。
議第107号公私連携幼保連携型認定こども園改修工事(2期工事)請負契約の締結につき議決を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第107号は原案を可決することに決しました。
次に、市長提出議案のうち、討論のない議案について、決算議案、予算議案、条例議案、その他議案の順に一括採決をします。
まず、決算議案について、議第78号、議第81号及び議第83号から議第85号までを一括採決いたします。
お諮りいたします。
議第78号令和5年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第81号令和5年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第83号令和5年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第84号令和5年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第85号令和5年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて、以上5件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決及び認定することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) ご異議なしと認めます。よって、議第78号、議第81号及び議第83号から議第85号までの5件は原案を可決及び認定することに決しました。
次に、予算議案について、議第88号から議第91号までを一括採決いたします。
お諮りいたします。
議第88号令和6年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議第89号令和6年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)、議第90号令和6年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議第91号令和6年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第1号)、以上4件は、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) ご異議なしと認めます。よって、議第88号から議第91号までの4件は原案を可決することに決しました。
次に、条例議案について、議第93号、議第94号及び議第97号、議第98号を一括して採決いたします。
議第93号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第94号近江八幡市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について、議第97号近江八幡市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第98号近江八幡市道路占用料徴収条例及び近江八幡市法定外公共物管理条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件は、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) 異議なしと認めます。よって、議第93号、議第94号及び議第97号、議第98号の4件は原案を可決することに決しました。
次に、その他議案について、議第99号から議第106号までを一括採決いたします。
お諮りいたします。
議第99号及び議第100号財産を取得することにつき議決を求めることについて、議第101号から議第105号、いずれも公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第106号町及び字の区域の変更につき議決を求めることについて、以上8件は、総務、教育厚生及び産業建設、各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) ご異議なしと認めます。よって、第99号から議第106号の8件は原案を可決することに決しました。
次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
それでは、会第10及び会第11号について討論を行います。
森原陽子議員の発言を許します。
森原陽子議員。
〔15番 森原陽子君 登壇〕
◆15番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
会第10号スマート農業の普及に向けた支援を求める意見書(国への意見書提出)、会第11号スマート農業の普及に向けた支援を求める意見書(滋賀県への意見書提出)について反対討論を行います。
まず初めに、毎年激変する気候条件、資材の高騰など困難な中で米作りをはじめ農業を維持し、様々に努力していただいてる全ての農業者の方々に心から感謝を申し上げます。
さて、今回提出された国と滋賀県への意見書は、スマート農業の導入にもっと支援をという内容です。担い手が激減する中で省力化を図ること、スマート農業の導入が考えられることも否めない現状であり、ドローンや自動走行のトラクターなどの最新技術を導入していくスマート農業も一つの解決策です。そのことそのものを否定して反対しているのではありません。国も推進しており、高額な機械の購入に対して既に補助制度がつくられています。しかし、問題は、大規模な農業者でなければスマート農業を導入することは難しく、全ての農業者への支援として行き渡らないことです。
今年の夏、日本中で、そして近江米の米どころである本市においても、主食の米が商店の棚から消えるという大事件が起こりました。新米が出始めましたが、価格は高騰し、以前のように気楽に米が買えない状況です。米作りや食料確保の危機が突きつけられました。このような危機をつくり出したのは、食管法の廃止で農家への所得補償を切り捨て、工業製品の輸出拡大の見返りに農産物を犠牲にして最大限輸入米を買い入れ、競争力のある経営を育てるとして大規模化、農地の集積、省力化などを統一的に進めたこと、農産物価格を市場に委ね、農家の経営維持は自己責任にしてきた自民党農政です。
世界では、地球沸騰化による大規模な干ばつや水害に備えて、自給率を上げ、食料確保することに多くの国が今躍起になっています。現在日本の食料自給率は、たった38%です。政府の備蓄米の基準は100万トンですが、国民の2か月分しかありません。世界の食料危機で真っ先に飢える日本を避けるためには、今米を作っておられる全ての農家に米作りを続けてもらうこと、若い担い手を育てることが最優先されるべき緊急の課題です。
政府はこれまで非効率な農業に金を注ぐのは無駄としてきましたが、決してそうではありません。政府のデータを基に農民連が作成された1ヘクタール当たりの食料が何人を養うことができるのかという資料では、大規模農業中心のカナダは0.66人、アメリカは0.88人ですが、日本は9.38人となっており、現在の我が国の農業がいかに効率よく食料を生産しているかが分かります。農地を集積して大規模化で省力化しなくてはならないことももうけを度外視して家族で続けるしかないことも、同じように担い手がいないために起こっています。これを解決するのは、政府による所得補償です。スマート農業の支援で競争を激化させるのではなく、家族的農業も集落営農も大規模農業者もそれぞれのよさを生かし、共存共栄する農政の実現、全ての農業者が来年も米を作ろう、農業を続けようと迷いなく思える農政が求められています。
繰り返し申し上げますが、私たちが反対しているのはスマート農業そのものではありません。今緊急性があり最優先されるべきは、食料安全保障の観点から、全ての農業者を支えて守る抜本的な所得補償から先に取り組むべきだということなのです。このことを強く訴えて、討論を終わります。
○議長(辻正隆君) 以上で討論を終わり、これより会第10号及び会第11号について起立、挙手により採決を行います。
念のために申し上げます。
本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は可決であります。
原案について採決いたします。
お諮りいたします。
会第10号スマート農業の普及に向けた支援を求める意見書の提出について(国への意見書提出)は、原案を可決することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、会第10号は可決とすることに決しました。
次に、会第11号について起立、挙手により採決をいたします。
念のために申し上げます。
本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は可決であります。
原案について採決をいたします。
お諮りいたします。
会第11号スマート農業の普及に向けた支援を求める意見書の提出について(滋賀県への意見書提出)は、原案を可決することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手多数と認めます。よって、会第11号は可決とすることに決しました。
次に、請願について討論・採決を行います。
請願第1号について討論を行います。
山元聡子議員の発言を許します。
山元聡子議員。
〔12番 山元聡子君 登壇〕
◆12番(山元聡子君) 凛成会の山元聡子でございます。
請願第1号女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求め国に意見書を提出することを求める請願について賛成の立場で討論させていただきます。
日本は、1985年に女性に対するあらゆる差別を撤廃することを基本理念とした女性差別撤廃条約に批准をしております。そして、この条約の実効性をさらに高めるために女性差別撤廃条約選択議定書がございます。これは両輪となるもので、先進国である日本がさらに積極的に男女平等への取組が進むように、また人権的保護の強化をさらに進めるためにこの世界基準のレベルでの選択議定書の批准が私は大切だと考えております。ぜひ、女性の観点からなかなか、日本も様々な男女の差別をなくす男女平等の取組が進んでおりますが、まだまだ女性の視点からはなかなかそこの域まで達していない、まだまだというところが女性の視点ではございます。ぜひこの日本の取組を前に進めるためにも、また世界レベルの基準を、もう一つの視点をしっかり取り入れていただいた上で女性差別の撤廃を、なくすさらに一歩取組を進めるために、この女性差別撤廃条約の選択議定書の批准を求めることについて賛成の立場で討論させていただきました。皆様の寛容なご判断をよろしくお願いします。ありがとうございます。
○議長(辻正隆君) 次に、玉木弘子議員の発言を許します。
玉木弘子議員。
〔16番 玉木弘子君 登壇〕
◆16番(玉木弘子君) 皆さんこんにちは。日本共産党、玉木弘子です。
会派を代表いたしまして、請願第1号女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求め国に意見書を提出することを求める請願に賛成の立場で討論いたします。
女性差別撤廃条約は、女性に対するあらゆる分野で女性が性に基づく差別を受けない権利と平等の権利を保障しております。1979年に国連で採択され、日本は1985年に批准しています。条約が目指すのは、誰もが性別にとらわれず自分らしく生きることです。法律や規則の中の差別だけでなく、生活慣習、慣行の中の性差別をなくすことを求めています。締結した国には女性の権利を保障する義務があり、さらに積極的に男女平等を促進する政策を行うことが求められております。
1999年には、条約の実効性を高めるために女性差別撤廃条約選択議定書が採択されました。選択議定書の内容は、個人通報制度と委員会による調査制度の2つの手続があり、委員会は申立てを検討して見解を発表します。現在条約締約国189か国中115か国が批准していますが、日本はいまだ批准していません。選択議定書の批准は、個人に救済の道を開くにとどまらず、司法、立法、行政の場で女性の差別撤廃条約を生かして具体的に差別撤廃を進める力となります。
世界経済フォーラムが公表いたしました2024年のジェンダー・ギャップ指数で、日本は146か国中118位と世界最低レベルです。コロナ禍において、女性のあらゆる分野でのジェンダー不平等の実態が顕在化しました。内閣府の資料によりますと、コロナ感染拡大で我が国においては男女共同参画の遅れが露呈した、具体的にはステイホーム、在宅ワーク、学校休校等の影響はサービス業を直撃し、非正規雇用労働者を中心に雇用情勢が急速に悪化した、同時にこれまで潜在的にあったが表面化してこなかった配偶者による経済的、精神的DV、また独り親世帯、女性の窮状や貧困などがコロナ禍で可視化され、改めて男女共同参画について疑問の声が上がるようになった、こうした我が国の構造的な問題への関心やジェンダー不平等に対する問題意識の高まりは誰一人取り残さない多様性と包摂性のある社会を実現する機会と捉えるべきであると、このように見解を述べています。
男女格差はなくなってきている、女性の社会進出が進み、男女平等の流れが大きく逆行することはないとの認識があります。しかし、実態では、女性への差別は雇用、賃金格差や教育課程など、ジェンダーの違いによる格差は根強く残っております。ワンオペ育児が流行語にもなりました。法的には男女平等、同権を定めた日本国憲法や世界人権宣言、女性差別撤廃条約などがありますが、差別を完全になくすには遠い道のりというのが現状です。
また、選択議定書の批准は日本の司法権の独立を侵す懸念があるとの認識に対して、政府は必ずしも我が国の司法制度と相入れないものではないと答えています。今性暴力やハラスメントを許さない運動、性的マイノリティーへの差別をなくし、尊厳を持って生きることを求める運動が広がっています。こうした動きは、日本社会の希望とも言えます。女性のあらゆる分野でのジェンダー不平等の実態がある中、女性に対する差別の現状を打開して解決していくことは急務となっております。女性差別撤廃条約選択議定書を批准することは、国が責任を持って政策としてあらゆる差別をなくし、改善する大きな推進力となります。国際的な女性の権利を保障する流れの中で、多様な性、多様な生き方が守られ、個人の尊厳が大切にされる社会の実現に向けて女性差別撤廃条約が真の実効性を発揮できるためには、選択議定書の早期批准が重要になります。
以上のことから、請願第1号女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求め国に意見書を提出することを求める請願について、請願趣旨を受け止めていただき、議員の皆様のご賛同をお願いいたしまして、賛成討論とします。
○議長(辻正隆君) 以上で討論を終わり、これより請願第1号について起立並びに挙手により採決いたします。
念のために申し上げます。
本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は不採択であります。
原案について採決いたします。
お諮りいたします。
請願第1号女性差別撤廃条約選択議定書のすみやかな批准を求め国に意見書を提出することを求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立少数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立、挙手少数と認めます。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。
ここでお諮りいたします。
本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要することにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任されることに決しました。
ここで休憩いたします。
午後0時25分 休憩
~~~~~~~~~~~
午後1時30分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
~~~~~~~~~~~
△日程第7 議案の上程(提案理由説明)
議第108号・議第109号
○議長(辻正隆君) 次に、日程第7、議案の上程を行います。
議第108号及び議第109号の2件を上程し、件名を事務局から朗読させます。
大橋議会事務局長。
◎事務局長(大橋則夫君) 朗読いたします。
令和6年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第108号 令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)
議第109号 近江八幡市立運動公園野球場改修工事請負契約の変更につき議決を求めることについて
以上であります。
○議長(辻正隆君) 次に、提案理由の説明を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 追加いたします案件につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,828万1,000円を追加し、予算総額を463億5,370万4,000円とさせていただくものでございます。
主な内容といたしましては、商工費におきまして、商工業振興事業で魅力的な地場産品等を製造または加工する事業者に設備等導入費を支援する製造・加工事業者創出促進事業補助金制度につきまして、既決予算を上回る申請があったことから負担金補助及び交付金を追加。土木費におきまして、都市公園施設長寿命化整備事業で、設計違算による篠原公園施設改修工事契約解除に伴い補償補填及び賠償金22万9,000円を追加するものでございます。
なお、この土木費につきましては、ご承知いただいておりますとおり、入札時の設計金額に誤りがあったことが原因となっております。今後このような事案が起きないよう、厳粛に受け止め、組織内の業務におけるチェック体制を強化し、再発防止に努めてまいりたいと存じております。
次に、議第109号近江八幡市立運動公園野球場改修工事請負契約の変更につき議決を求めることにつきましては、地中障害による鋼管ぐい施工方法の変更、転石の撤去及び処分の追加、既設くい撤去本数の増加、施設安全性性能向上のための追加の必要性が生じたため、近江八幡市立運動公園野球場改修工事請負契約に係る契約金額の変更を行いたく、提案させていただくものでございます。
以上、追加いたしました議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(辻正隆君) 以上で議案の上程を終わります。
それでは、ただいま上程しました議第108号及び議第109号の2件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
休憩します。
午後1時34分 休憩
~~~~~~~~~~~
午後1時38分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
~~~~~~~~~~~
△日程第8 質疑
○議長(辻正隆君) それでは、日程第8、質疑に入ります。
2名から発言通告がありますので、これを許します。
まず、玉木弘子議員の発言を許します。
玉木弘子議員。
◆16番(玉木弘子君) 日本共産党、玉木弘子です。
会派を代表いたしまして、議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)について質疑をいたします。
まず、商工振興事業の製造・加工事業者創出促進事業補助金の追加補正2,805万2,000円について、この事業はふるさと納税の返礼品となるような魅力的な地場産品等を製造、加工する事業者に対する補助金制度として6月議会で総額8,000万円の予算を可決されたばかりです。事業決定から僅か2か月余りで追加補正し、事業費総額を1億805万2,000円とする理由についてお尋ねいたします。
初問といたします。
○議長(辻正隆君) 当局の回答求めます。
大林産業経済部長。
〔産業経済部長 大林一裕君 登壇〕
◎産業経済部長(大林一裕君) それでは、玉木議員の議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)についての質疑にお答えします。
6月定例議会の議決後の経過といたしまして、7月8日から8月30日までの期間に当事業補助金交付申請書の受付を行いまして、10事業者から合計1億805万2,000円の補助金申請の提出がございました。提出の書類等を確認し、不備がございませんでしたので、全ての申請書を受理いたしました。既決予算額の8,000万円を超過したため、どのように対応すべきか庁内協議を行いましたところ、本市といたしましては事業者の積極的な取組姿勢を最優先に尊重し、取組姿勢をそぐことのないよう事業者支援すべきであると方針を決定いたしまして、補助金申請総額の1億805万2,000円の予算を確保するため、今回の補正予算案をお諮りさせていただくものでございます。
なお、予算議決後に開催いたします補助金審査会での審査結果を基に補助金の交付可否及び補助金額を決定いたす予定でございます。
○議長(辻正隆君) 質疑はございますか。
玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 再質疑をさせていただきます。
新規の事業ですが、先ほどもご答弁がありましたように、6月議会で提案されました当初から申請額が予算を上回った場合は予算総額の上乗せをするという計画をお持ちだったのでしょうか。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 玉木議員の再質疑にお答えいたします。
6月定例議会でもご説明いたしましたとおり、今回の補助事業は本市で初めての事業、試みでございます。他市町の参考事例等、情報もほとんどないことから、令和3年度の経済センサスのデータ等で補助金申請の見込み数とかを推計して予算積算、予算編成8,000万円を行ったところでございます。また、想像以上の申請があり予算超過した場合は、6月議会の回答でも申し上げましたとおり、以降の補正予算で増額等の対応を行うことも検討いたしたいと回答しているところでございます。
○議長(辻正隆君) 質疑はございますか。
玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 申請期間と申請状況については、先ほど初問質疑の中でご回答いただきました。
続きまして、審査会の委員構成と開催時期についてお伺いします。教えてください。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 玉木議員の再質疑にお答えします。
審査会の委員構成につきましては、同補助金交付要綱第7条の規定のとおり、委員9名以内で組織します。現在の予定では、外部審査委員が市内の地域経済団体から1名、中小企業等の経営に関する専門知識を有する者から1名、内部審査委員としまして産業経済主管部長、総合政策主管理事、シティプロモーション主管課長、農業振興主管課長を今予定しております。
開催時期につきましては、今年度9月下旬から10月上旬に予定しているところでございます。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 開催時期について9月下旬から10月というふうに答えていただいたんですけれども、これは年1回開催のご計画でしょうか。
○議長(辻正隆君) 大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えします。
審査会につきましては、書類審査と事業者の面接を兼ねて行いますので、開催につきましては1回開催っていうことで予定しております。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 補正予算の算定根拠としては、先ほど初問回答の中で上回った場合はそれを補正するということを6月議会当初から考えておられたということですけれども、補助金要綱では第7条で先ほどおっしゃっていただいた審査会の開催が書かれています。市長は、補助金の交付決定に当たっては、補助対象事業の選考、それから補助金の交付額、その他市長が必要と認める事項について審査を行うため審査会を設置するとあります。審査会の開催なしに補助金の支出予定額を提案されていますが、当初からの計画とは言われたんですけど、この補正予算額をどこで検討されてどのように決定されたのかもう一度お伺いいたします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えします。
今回の補正予算議案は、事業者が提出されました補助金申請額と既決予算額の差引き不足額をお諮りするものでございまして、支出する予定額ではございません。必ずしも提出された事業者に全て交付金を交付するというものではございません。不足予定額の対応につきましては、8月30日の受付締切り後に内部協議といたしましてまずは担当部局内で対応を協議をいたしまして、部長協議、その後に関係部局、ふるさと納税部局、財政当局との協議を経て追加補正予算の必要性と予算額を決定したところでございます。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 庁内でいろんな課で検討されたというご回答でした。
もう一度確認しますけれども、庁内会議のメンバーっていうのをもう一度お願いいたします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えします。
先ほどもお答えしましたとおり、ふるさと納税の担当部局、財政部局、それと今条例を提案した担当部局等を含めまして協議させていただきました。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 繰り返しになるかもしれないんですけど、要綱では補助金の交付決定は審査会を開催し決定すると、今回の補正はあくまで申請額であるというふうに説明がありましたけれども、この審査会を待って、検討してから追加補正を提案するのが筋かなと思うんですけれども、その点についてもう一度お願いします。
○議長(辻正隆君) 大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えします。
本市では、現状、製造加工業者の低迷、減少が続いております。この課題の解決のために今回の補助金交付事業では製造加工事業者への早期支援を行いまして、同事業への新規参入、既存設備の拡充をされる事業者をより多く創出することで本市で新たな商品を生産していただく契機としていただき、そのことで地域経済の活性化を目指すことが目的であると考えているところであります。事業者の積極的な取組姿勢を尊重し、事業者の取組意欲を、先ほども申し上げましたが、そぐことがないよう速やかに支援を講じていくことが重要であると考え、今回の提案に至ったと。
なお、当然のことながら今回の増額補正予算につきましては、補助金申請を提出された事業者全てに補助金を交付するための措置ではございません。審査会におきまして厳正に審査いただいた結果で採択基準に満たない事業者には、不採択として補助金は交付いたしません。
このような中で、仮に全ての申請が同じレベルで採択基準を満たした場合に予算の確保ができていなければ補助金の交付決定ができないという点を踏まえまして、今回追加補正予算案を提出させていただいたところでございます。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 要綱に基づかない対応かなと思うんです、要綱では審査会で補助額を決定するというふうにありますので。初めての事業でこの市が決めた要綱に基づかないでやられたのはどういう理由でしょうか。
○議長(辻正隆君) 大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えします。
先ほども申し上げましたとおり、今回の補正につきましては必ずしも補助の交付決定をするものではございません。出していただいた事業者については、一定のレベルの点数を取らないと合格っていう形にはしませんので、その基準に満たない事業者につきましては交付しないということです。交付決定するのは、あくまでも審査会の結果を基に決定させていただくと、その決定を打つときにその予算の裏打ちがなければ決定っていうのを出せないので、9月議会で可決しなければ、12月議会では遅いので、今回の提案となっております。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 年度内に事業実施が可能かという観点から質疑をさせていただきます。
補助対象者の実績報告については、補助対象設備等の取得及び支払いが完了したときは申請した年の年度の末日までに実績報告書を提出するとなっております。また、補助金額の確定については、実績報告書が提出された後、必要に応じて現地調査等を実施、条件に適合するか審査し、適当と認めた場合、補助金の額を確定するとあります。年度末に実績報告書提出、その後現地調査、審査、補助金額の確定、このプロセスを踏んだ場合、年度内に補助金の支出は可能でしょうか。
もう一点、この審査に対して審査会の開催は計画されていないのでしょうか。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えいたします。
実績報告書を提出していただいた時点で、事業者につきましては、建物なり償却資産なり、全て設置した状況で支払いも完了した状況でその報告をしていただくということでございます。なので、提出していただいた段階で事業者についてはもうそれで義務を果たしたという部分がございます。それを基に当局としましては現地に実際調査するなり正しく設置されてるのか、施工されてるのかというのを確認させていただきまして、交付という運びになります。なので、締切りが3月31日時点で締切りとなっておりますので、その後速やかに現地調査させていただいて交付をさせていただきますので、年度内の執行は可能でございます。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) もう一点確認させていただきます。
現地調査、それから審査を行うと、この審査については審査会の委員さんの審査によるものではなく当局が現地調査をするというふうにおっしゃられたんですけれども、この審査は審査会ではないという理解でしょうか。
○議長(辻正隆君) 大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えします。
審査会につきましては、交付決定するまでの審査をしていただくという形でございます。あくまでも3月31日までに提出いただいた実績報告書につきましては、事業者が正しく実行してるのかというのを確認するものでございますので、審査委員会にかけるものではございません。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) ありがとうございます。
以上でこの点の質疑を終わらせていただきます。
続きまして、都市公園施設長寿命化整備事業の篠原公園施設改修工事契約解除に伴う損害賠償金22万9,000円の補正について質疑をさせていただきます。
今回契約解除及び損害賠償金を支払うことに至った工事設計違算について概要をお聞かせください。
初問といたします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
小林都市整備部理事。
〔都市整備部理事 小林良孝君 登壇〕
◎都市整備部理事(小林良孝君) 玉木議員の質疑回答の前に、このたび発生いたしました設計違算により市民の皆様、また関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしました。この場をお借りしましておわび申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。
それでは、玉木議員お尋ねの質疑にお答えします。
8月1日に契約を締結しました第2号篠原公園施設改修工事の一般競争入札において、近江八幡市建設工事積算内訳の事後公表に関する取扱要綱に基づく公開請求があった者から契約締結後に設計金額の誤りに関する問合せがあったことから、設計書を見直した結果、設計違算があることが判明しました。この処理として、8月16日に建設工事請負契約書第42号の規定により受注者と合意解除をいたしました。合意解除後、規定により損害金に対して相手方と金額を含めた具体的な協議を進めるため、今回補正計上をさせていただくものでございます。
○議長(辻正隆君) 質疑はございますか。
玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 再質疑をさせていただきます。
一般的に工事契約をした後に今回のような情報公開請求をされるっていうことはあるのでしょうか、お伺いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
小林都市整備部理事。
◎都市整備部理事(小林良孝君) 玉木議員の再質疑にお答えします。
近江八幡市建設工事積算内訳の事後公表に関する取扱要綱に基づきますと、1工事当たり数件程度請求があるということがこれまでもございました。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 今回の損害賠償額の算定の根拠について説明をお願いします。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
小林都市整備部理事。
◎都市整備部理事(小林良孝君) 玉木議員の再質疑にお答えします。
今回補正で計上させていただいております額は、契約に必要な印紙代の実費弁償分など、また契約から解除までの期間に当工事に要すると思われる書類作成等の経費を土木工事の標準積算基準に準じて作成させていただいておりまして、額の確定につきましてはまだ今後協議ということになっております。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 今回情報公開が出たことで見直して発覚したわけですけれども、契約を締結するまでに違算を発見する機会はあるのでしょうか、お伺いします。
○議長(辻正隆君) 小林都市整備部理事。
◎都市整備部理事(小林良孝君) 玉木議員の再質疑にお答えします。
公告から契約までの間に、入札参加予定者からの申出により違算が発見される場合がございます。これは、積算を各事業者さんがやっておられる中で質疑という期間を設けております。そういったところでもう一度見直す中で発見される場合がございます。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) 過程の中で発見する機会があるというのをお伺いいたしました。
今回の違算の原因と、それから再発防止策をどのように検討されましたでしょうか。
○議長(辻正隆君) 小林都市整備部理事。
◎都市整備部理事(小林良孝君) 玉木議員の再質疑にお答えします。
今回の設計違算については、単純なヒューマンエラーにより発生したものというふうに分析しております。このことから、今後は設計積算においてチェック体制を強化することに加えまして、技術研修会に参加するなどで設計積算の適正な技術力を習得し、設計の誤り防止に努めてまいりたいと考えております。
○議長(辻正隆君) 玉木議員。
◆16番(玉木弘子君) ありがとうございました。
以上で質疑を終わらせていただきます。
○議長(辻正隆君) 次に、松村務議員の発言を許します。
松村議員。
◆7番(松村務君) 7番の松村務です。育政会を代表しまして質問をさせていただきます。
議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)について、製造・加工業者創出促進補助金の補正予算ということですけれども、今もう玉木議員がかなり詳しく質問されてますので、ダブるところは極力省略をして質問させていただきます。
これ、6月補正予算で8,000万円計上して、6月議会が終わってすぐに受付期間7月8日から8月30日ということで、申請したら10者から応募がありましたと、1億805万2,000円になって、応募のトータルの金額と予算で足らない分の2,805万2,000円を補正しますという趣旨なんですけれども、ここから質問なんですけれども、募集概要、こういう、これ、ホームページで出てる募集概要ですけれども、とか今のこの要綱、この辺をずっと読み込まさせてもらってるんですけれども、判定するに当たっては「事業の実現可能性・継続可能性」、「完成品の魅力」、そして「設定目標の妥当性」の3つの観点から採択の可否、そして順位を決めていきますと、順位の高いものから決定していきますというのがはっきり書かれています。
この要綱の中にもあるのは、一番最初に第1条に書かれてるのが予算の範囲内において決めていくということが書いています。この予算の範囲というのは8,000万円です。同じように募集概要、これ、申請する業者にも出てるものですけども、ここにもやっぱり予算の範囲ということが書いています。こういうように公表している中で、申請が増えたからその分足らない分を補正しますというのは、いかにも当初のやつとの矛盾があるんじゃないかなと、やるんであれば8,000万円で審査会を開いて優劣を決めて選べばいいんであって。あと、予算が不足して選に漏れたところについては、どうせこれ、次年度以降も同じように募集されますし、次年度でなくて、例えば次の補正とかでかけていったら1回目の審査会が終わってからでも十分可能かなというふうには思います。そういう意味では、逆に落とすことによって、落とされた業者は逆に自分のとこの力をもっとためてブラッシュアップしてできるように思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
〔産業経済部長 大林一裕君 登壇〕
◎産業経済部長(大林一裕君) 松村議員の議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)についての質疑にお答えいたします。
議員のご質疑のとおり、申請期限までに10者から既決予算額8,000万円を超過します1億805万2,000円の申請があり、今後募集要項のとおり、審査会の審査結果を経まして、10月中に交付決定する予定でございます。審査結果によりまして10者の採択順位が決定することにはなりますが、本市の製造加工業者を創出する施策に対しまして意欲的な事業計画を提出いただいているところであり、また申請内容が全て採択基準を満たすことも考えられますことから、本市といたしましては事業者の取組意欲がそがれることがないよう支援していきたく、差額の追加補正を上程し、お諮りするものでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 質疑はございますか。
松村議員。
◆7番(松村務君) この要項とかを読み込んで私なりに考えたんですけれども、採択者は新たな商品を創って、この要項にあるように令和9年3月31日、要は8年度中にふるさと納税品に登録すればそれで補助金、上限2,000万円とかはありますけれども、登録さえすればそんでもうクリアするのか。
もうちょっと具体的に言いますと、例えばの話ですけれども、今まで近江八幡でお店、工場なりで例えばイチゴ大福を商品として作ってましたと。冷蔵庫とか釜とか、そういうようなものが古くなったから今の補助金を1,000万円とか2,000万円頂いて新しい急速冷凍庫とか圧力釜を買って、それでイチゴ大福のノウハウはあるけども、例えばブドウの大福、そんなんがあるかどうか分かりません。新商品ということでブドウ大福を創りましたと、それを8年度中にふるさと納税の申請をして一応商品としては登録されましたと、ただ登録されたけど全然売れませんでしたと、それでも補助金はオーケーということになるんでしょうか。
○議長(辻正隆君) 大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 松村議員の再質疑にお答えします。
まず、古くなったから買い換えるためにこれを利用するっていうことがあるのではないかというご質疑でありましたが、まず条件につきましては、設備を導入することによりまして製造事業の生産性が向上するものでなければいけない、製造するイチゴ大福なりブドウ大福の個数がそれを導入することによって増産できるとか、あとカーボンニュートラルというか、環境に優しい、消費電力が少ない、電力を減らせる機能を持ってる設備であるとか、そういうのを導入いただいて、また買い換えることによりまして労働機能がアップすることが必要であると。そういう機能があるかどうかというのも、そういう観点で審査いたしますので、そこで審査させていただいて、そぐわないものにつきましてははじいていくということでございます。
新商品を創って売れるか売れないかというのは、やってみないと分からないことでございます。もしふるさと納税に登録して売れなかったとしても、それは結果であって、その補助金については影響するものではございません。
○議長(辻正隆君) 質疑はございますか。
松村議員。
◆7番(松村務君) ありがとうございます。
最後の質問になると思うんですけれども、今審査会、先ほども玉木議員の中で内容、外部から2名、あと市の部長なり課長レベルで9人以内の審査ということですけれども、それはもう要綱に書いてるから今からどうこうではないんですけれども、非常に大きい金額の審査をするに当たってほとんどが内部の職員の審査会、果たしてそれがいいのでしょうかという質問なんですけれども。
本来厳正に審査する、あとどういうものができたかという後の追跡調査をするにしても、やっぱり外部からの審査というのが必要ではないかなと思うんですけれども、そういう意味で審査の経過というのは後で公表はされるんでしょうか。
○議長(辻正隆君) 回答を求めます。
大林産業経済部長。
◎産業経済部長(大林一裕君) 再質疑にお答えします。
そこまでは今考えておりませんでしたが、必要であれば検討したいと考えております。
○議長(辻正隆君) 松村議員。
◆7番(松村務君) ありがとうございます。
以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(辻正隆君) 以上で松村務議員の質疑を終わります。
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△日程第9 委員会付託
○議長(辻正隆君) 次に、日程第9、委員会付託に入ります。
議第108号、議第109号の2件については、お手元に配付いたしました議案書付託表のとおり、予算常任委員会及び教育厚生常任委員会に付託いたします。
後刻、再開後に審査報告が願えますようによろしくお願いをいたします。
予算常任委員会はこの後、本会議場にて、その後、教育厚生常任委員会は第3・4委員会室で開催されます。
休憩します。
午後2時11分 休憩
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午後4時11分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
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△日程第10 委員会審査報告
○議長(辻正隆君) 日程第10、委員会審査報告に入ります。
予算常任委員会の報告を求めます。
予算常任委員会委員長道下直樹議員。
道下直樹議員。
〔9番 道下直樹君 登壇〕
◆9番(道下直樹君) 皆様こんにちは。
それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
議第108号 令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
なお、審査過程における主な意見として、まず主な反対討論として、商工業振興事業について、製造・加工業者創出推進事業補助金制度の趣旨には賛同するが、募集要項等規定に乗った予算額の設定をすべきであるなどの意見がありました。
次に、賛成討論としては、本市の課題である市内中小業等の製造加工業者の独自の商品開発の促進及び物産の振興を図るために、応募事業者への時期を逸しない支援として現時点での予算額の補正は必要と考えるとの意見がありました。
以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。ありがとうございます。
○議長(辻正隆君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
教育厚生常任委員長山本英夫議員。
山本議員。
〔22番 山本英夫君 登壇〕
◆22番(山本英夫君) 続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開催し、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
その他議案、
議第109号 近江八幡市立運動公園野球場改修工事請負契約の変更につき議決を求めることについて
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) ただいまの審査報告に対し、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) 質疑がないようでございますので、以上で委員会審査報告を終わります。
◆4番(青木勝治君) 議長、動議。
○議長(辻正隆君) 動議。
4番青木勝治議員からただいま動議が提出されました。
4番青木勝治議員、登壇をして発言をお願いいたします。
〔4番 青木勝治君 登壇〕
◆4番(青木勝治君) 育政会の青木でございます。
議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に対する修正案を動議として発議したいと思います。
○議長(辻正隆君) ただいま4番青木勝治議員より議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に対する修正動議を提出したいという申出がございました。
これに対し、賛成はございますか。
賛成があります。所定の賛成者がございますので、会議規則第16条の規定に基づき、ただいまの動議は成立いたしました。
なお、この際お諮りいたします。
この後、議会運営委員会を開催しますが、委員会の審議により閉会時間を超える場合がございます。会議規則第9条の規定に基づき、本日の会議時間を延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) ご異議なしと認めます。
ここで休憩いたします。
午後4時16分 休憩
~~~~~~~~~~~
午後4時38分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
それでは、議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)の修正案に関する動議を議題といたします。
ここで提出者の説明を求めます。
青木勝治議員。
青木議員。
〔4番 青木勝治君 登壇〕
◆4番(青木勝治君) 育政会の青木でございます。育政会とチームはちまんの提出者を代表いたしまして、議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に対する修正案を提出させていただきます。
サイドブックスの本会議の令和6年度の9月定例会の修正案の議第108号のフォルダをご覧ください。
議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)の歳入におきまして、繰入金、基金繰入金、ふるさと応援基金繰入金を2,805万2,000円減額いたします。歳出におきまして、商工費、商工業振興事業、製造・加工事業者創出促進事業補助金につきまして2,805万2,000円を減額させていただきたいと考えます。
提出理由の説明といたしましては、6月補正予算にて8,000万円を承認したことに基づき、当該事業補助金交付要綱を定め、去る7月8日から8月30日までを申請受付期間とし、補助金申請書等の申請を受け付けられました。補助金交付要綱において予算の範囲内において交付するものとされ、募集概要においては「審査委員の審査結果に基づき採択の可否および採択順位を決定します。採択順位が高い申請者から順に交付決定を行うため、採択となった申請者であっても予算額を超過する場合は、交付決定額が申請のあった補助金額の満額とはならない場合がありますので、あらかじめご了承ください。」とはっきり明記され、事前に応募事業者に周知されております。このことから、公平で公正な執行を行うため、原理原則論に従い、規定遵守に基づき既決予算の負担金補助及び交付金の額の範囲内で審査会が採択の可否を判断されればよいと考え、修正案を提出させていただきます。議員各位のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(辻正隆君) 以上で提出者の説明を終わります。
それでは、ただいま議題となっております議第108号の修正案について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
休憩いたします。
午後4時42分 休憩
~~~~~~~~~~~
午後4時42分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
質疑に入ります。
発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
それでは、ただいま議題になっております議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)の修正案及び原案について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
休憩いたします。
午後4時42分 休憩
~~~~~~~~~~~
午後4時47分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
それでは、議第108号について討論・採決に入ります。
討論を行います。
議第108号の修正案及び原案について3名から発言通告がありましたので、順次これを許します。
まず、間宮泰樹議員の発言を許します。
間宮議員。
〔2番 間宮泰樹君 登壇〕
◆2番(間宮泰樹君) 皆さんこんにちは。創政会の間宮泰樹です。よろしくお願いをいたします。
議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に対する修正案について反対の立場で、また原案について賛成の立場で創政会を代表し、討論を行います。
近江八幡市製造・加工事業者創出促進事業補助金は、市内で加工、その他の工程を経て相当の付加価値を与える加工品を現在製造または今後製造しようと計画している事業者を支援をすることにより製造加工事業者のさらなる創出の促進、本市独自の商品開発の促進、物産の振興を図ることを目的とされております。本市では現在製造加工業者の低迷、減少化という大きな課題もあり、当局におかれては製造加工事業への支援強化を行うことで同事業への新規参入や既存設備の拡充をされる事業者をより多く創出し、新たな商品化による経済活性化を目指しておられることと推察いたします。今回当補助金申請に10事業者から合計1億805万2,000円の申請応募があり、2,805万2,000円の予算不足による補正予算議案ですが、本会議で説明がありましたとおり、事業者の積極的な取組姿勢を尊重し、取組意欲がそがれないよう事業者支援すべきとの当局の方針に賛同するところです。
コロナ禍の経済減退期を終えまして社会経済活動が活発となる中、当定例会におきまして提案され、議決されました近江八幡市企業立地促進条例の制定は、企業の規模は異なるものの、本市の製造事業者等の支援、育成を推進していく必要性を大きく感じ、近江八幡市製造・加工事業者創出促進事業補助金との両輪で支援及び推進すべきものと考えるところでございます。また、堅調であるふるさと納税返礼品の商品化も視野に進めていかれることを切望するところです。
以上、創政会を代表し、修正議案2,805万2,000円の削除に反対をし、原案に賛成の討論とさせていただきます。議員各位の賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(辻正隆君) 次に、松村務議員の発言を許します。
松村議員。
〔7番 松村 務君 登壇〕
◆7番(松村務君) 育政会の松村務です。
議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に反対の立場、修正案に賛成の立場で育政会を代表して討論させていただきます。
近江八幡市製造・加工事業者創出促進事業補助金交付要綱及び同募集概要には、予算の範囲内で交付するということがはっきりと明記してあります。応募を締め切ったら予想を上回る応募があったから、募集を締め切ったらですね、応募があったから応募の総額まで予算枠を広げて審査しますというのが今回の補正になります。これでは補助金を決定するための審査会のルールとしておかしいのではないでしょうか。まずは、6月補正で決めた8,000万円で審査すべきです。評点が低くて選に漏れた者については、事業計画を練り直す、またブラッシュアップしていくことで、次の募集に応募して、そこで受かればいいことであります。それが本来の姿だと思います。
本事業の趣旨は、市内で加工等の手を加えて相当程度の付加価値をつけ、完成した商品を創るための補助金、言い換えるとふるさと納税に係る謝礼品に登録することが必須条件で、稼げる商品を創るための補助金であると私は理解しております。これは大いに結構なことだと思います。その目的の達成のためにも競争力のある商品を開発することが重要であり、審査会での評価が低くても補助金を出しますよでは相当程度の付加価値をつけた商品はできないのではないでしょうか。応募者の取組意欲を欠かないように予算を増やしますというような先ほどの質問の回答があったわけですけれども、そうではなくて、やはり再チャレンジをしていただくことが業者の商品開発力の力をつけることになり、また業者育成にもつながって、本事業の趣旨に沿ったもの、そういう事業になるかと思います。そういう意味で議員の皆様の賢明なご判断、今後の近江八幡の商工業の振興になるための施策を打ち出していきたいというふうに思っていますので、皆さんの賢明なご判断をよろしくお願いします。
○議長(辻正隆君) 次に、玉木弘子議員の発言を許します。
玉木議員。
〔16番 玉木弘子君 登壇〕
◆16番(玉木弘子君) 日本共産党、玉木弘子です。
会派を代表いたしまして、議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)、原案に反対、修正案に賛成の立場で討論を行います。
製造・加工事業者創出促進事業の趣旨については、反対するものではありません。今年6月議会で8,000万円もの補正予算が提案され可決されたもので、議決から僅か2か月余りでの補正予算の提案は当初予算の段階で十分に検討されたのか疑問が残ります。これが今年度市政運営の行政指針に示された、常に実行、実現を前提に考え、どうすれば実現可能なのかを念頭に入れる、新しい課題に挑戦して失敗を繰り返し、修正して成功に導く、トライ・アンド・エラーといった実証実験的事業なのでしょうか。
今回の事業補助金交付要綱の第7条では、審査会の設置を定めております。審査会は、補助金の交付決定に当たって補助対象事業の決定、補助金の交付額、その他市長が必要と定める事項について審査するとしています。要綱は、当局が決められたルールです。要綱に基づき、慎重に事業を実施するべきと考えます。しかし、今回の提案は、審査会が開催されていないことから、要綱にある審査の過程を踏んでない中で補正予算を提案されていることが問題と考えます。年度途中の新規事業であることから、スケジュール的に申請から補正予算の決定までかなり無理が生じていると考えます。新たな事業であるということから、きちんとした事業評価を行い、次の段階に進むべきではないでしょうか。
また、年度末には、実績報告書に基づき審査をするとあります。この審査についても、外部委員の視点も重要と考えています。
予算については、当初予算の枠内で事業実施をすべきと考えます。修正案の提案理由に賛同し、議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)の原案に反対、修正案に賛成の討論といたします。議員の皆さんのご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(辻正隆君) 以上で討論を終わり、これより採決します。
これより議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に対する青木勝治議員外1名から提出された修正案について起立及び挙手をもって採決します。
お諮りします。
本修正案に賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立少数〕
○議長(辻正隆君) お直りください。起立少数と認めます。よって、本修正案は否決と決しました。
次に、議第108号原案について起立、挙手により採決いたします。
お諮りいたします。
議第108号令和6年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) 着席ください。起立多数と認めます。よって、議第108号は原案のとおり可決することに決しました。
それでは、議第109号について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
休憩いたします。
午後4時58分 休憩
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午後5時3分 再開
○議長(辻正隆君) 再開いたします。
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△日程第11 討論・採決
○議長(辻正隆君) それでは、日程第11、討論・採決に入ります。
討論を行います。
1名から発言通告がありますので、これを許します。
森原陽子議員。
森原議員。
〔15番 森原陽子君 登壇〕
◆15番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
議第109号に対しまして反対の討論をいたします。
今回この地中障害のために追加の予算が必要であるという説明をされてきましたけれども、9月議会の議案説明での質問の中で、バックネットの保護マットの高さは当初の設計から肩の高さにするということはなかったのかという質問が出ました。その折に、当初の予算においては落札できないといけないので金額を安くするために低くしておいたという回答がなされたと記憶しております。このようなことが行われますと、厳正な予算の審議ができなくなってしまいます。
また、以前に工事の議事録を拝見いたしましたけれども、その中では1億7,000万円で予算を組んでほしいという旨が事業者に対して要望されている記述がございました。このようなことが行われていくと、議会の予算審議が本当にきちっとできるのかという状況が起こっていきます。
このような契約の在り方については見直すべきであるという意味から、この契約議決に反対をいたします。
以上です。
○議長(辻正隆君) 以上で討論を終わり、これより採決します。
それでは、議第109号の1件を起立、挙手による採決にします。
お諮りします。
議第109号近江八幡市立運動公園野球場改修工事請負契約の変更につき議決を求めることについては、原案を可決することに賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立多数〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第109号は原案を可決することに決しました。
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△日程第12 議案の上程(提案理由説明)
議第110号
○議長(辻正隆君) 次に、日程第12、議案の上程を行います。
議第110号の1件を上程し、件名を事務局から朗読させます。
大橋議会事務局長。
◎事務局長(大橋則夫君) 朗読いたします。
市長提出議案
議第110号 安養寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて
以上でございます。
○議長(辻正隆君) なお、本件は地方自治法第117条の規定により三上英夫議員が除斥の対象となっておりますので、退席をお願いいたします。
〔8番 三上英夫君 退場〕
○議長(辻正隆君) 次に、提案理由の説明を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 追加いたします案件につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議第110号安養寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴い、財産区の管理委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(辻正隆君) 以上で議案の上程を終わります。
それでは、ただいま上程いたしました議第110号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
休憩いたします。
午後5時8分 休憩
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午後5時8分 再開
○議長(辻正隆君) 再開いたします。
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△日程第13 質疑
○議長(辻正隆君) それでは、日程第13、質疑に入ります。
発言通告がございませんので、質疑なしと認めます。
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△日程第14 委員会付託
○議長(辻正隆君) 次に、日程第14、委員会付託に入ります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議第110号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの1件については委員会付託を省略することに決しました。
それでは、議第110号について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
休憩いたします。
午後5時9分 休憩
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午後5時9分 再開
○議長(辻正隆君) 再開いたします。
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△日程第16 討論・採決
○議長(辻正隆君) それでは、日程第16、討論・採決に入ります。
発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決を行います。
それでは、日程第16の討論・採決に入ります。
お諮りします。
議第110号安養寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第110号は原案に同意することに決しました。
ここで三上議員の入場を許可いたします。
〔8番 三上英夫君 入場〕
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△日程第17 議案の上程(提案理由説明)
議第111号~議第120号
○議長(辻正隆君) 次に、日程第17、議案の上程を行います。
議第111号から議第120号までの10件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
大橋議会事務局長。
◎事務局長(大橋則夫君) 朗読いたします。
市長提出議案
議第111号 長光寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについてほか人事議案9件
でございます。
○議長(辻正隆君) 次に、提案理由の説明を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 追加いたします案件につきまして提案理由の説明を申し上げます。
議第111号から議第113号の財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴い、長光寺財産区、中村財産区、白王財産区の管理委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
次に、議第114号から議第120号につきましては、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。
委員の任期満了に伴いまして、安田晴彦氏、市川純代氏、坂井近氏、深井実氏、井上光氏の5名を継続して、杉貞行氏、齋藤佳代子氏の2名を新たに人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
以上、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(辻正隆君) 以上で議案の上程を終わります。
それでは、ただいま上程しました議第111号から議第120号までの10件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
休憩いたします。
午後5時12分 休憩
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午後5時12分 再開
○議長(辻正隆君) 再開します。
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△日程第18 質疑
○議長(辻正隆君) それでは、日程第18、質疑に入ります。
発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
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△日程第19 委員会付託
○議長(辻正隆君) 次に、日程第19、委員会付託に入ります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議第111号から議第120号までの10件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻正隆君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの10件については委員会付託を省略することに決しました。
それでは、議第111号から議第120号までの10件について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
休憩いたします。
午後5時13分 休憩
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午後5時13分 再開
○議長(辻正隆君) 再開いたします。
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△日程第21 討論・採決
○議長(辻正隆君) それでは、日程第21、討論・採決に入ります。
発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決に入ります。
それでは、議第111号から議第120号までの10件を順次起立により採決いたします。
まず、議第111号を採決します。
お諮りします。
議第111号長光寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第111号は原案に同意することに決しました。
次に、議第112号を採決いたします。
お諮りいたします。
議第112号中村財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第112号は原案に同意することに決しました。
次に、議第113号を採決します。
お諮りします。
議第113号白王財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第113号は原案に同意することに決しました。
次に、議第114号を採決いたします。
お諮りします。
議第114号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第114号は原案に同意することに決しました。
次に、議第115号を採決いたします。
お諮りいたします。
議第115号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) 着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第115号は原案に同意することに決しました。
次に、議第116号を採決いたします。
お諮りいたします。
議第116号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第116号は原案に同意することに決しました。
次に、議第117号を採決いたします。
お諮りします。
議第117号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第117号は原案に同意することに決しました。
次に、議第118号を採決します。
お諮りします。
議第118号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第118号は原案に同意することに決しました。
次に、議第119号を採決いたします。
お諮りします。
議第119号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第119号は原案に同意することに決しました。
次に、議第120号を採決します。
お諮りします。
議第120号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の議員の起立、挙手を求めます。
〔起立全員〕
○議長(辻正隆君) ご着席ください。起立、挙手全員と認めます。よって、議第120号は原案に同意することに決しました。
以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は、継続審査に付した議案を除き全て議了いたしました。
ここで市長からご挨拶をいただきます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、去る8月28日に令和6年第3回市議会定例会を招集させていただきましたところ、提案いたしました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、議第76号令和5年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてのほか、継続審査に付されました議案を除き、原案どおりご可決、ご認定を賜りましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げます。
今議会の審議の過程におきまして議員の皆様から賜りました多くのご意見やご提言につきましては、今後市政運営に反映させるべく努力してまいりたいと存じます。
さて、9月も半ばを過ぎ、秋の気配も感じられるようにもなってまいりましたけども、依然として残暑は厳しい状況が続いております。今年の6月から8月までの平均気温は、平年と比べて1.76度高く、1898年の統計開始以来、昨年と並んで最も高くなったということでございます。向こう1か月の気温も、暖かい空気に覆われやすいため、平均気温は高い見通しとなっておるようでございます。引き続き皆様方におかれましては、体調管理、また水分補給等を心がけていただき、万全な暑さ対策をされますようお願いを申し上げたいとも思います。
さて、このような中、去る9月5日には、津田干拓地果樹生産組合や関係機関の皆様が淡海ぶどうの初収穫の報告にお越しいただきました。皆様ご存じのとおり、土地改良区の畑地再整備事業の完工に併せ、津田干拓地におきまして、本市の農業分野の最重要施策として新たな果樹の産地づくりを目指し、9ヘクタールの果樹団地実現に向けて取り組んできたところでございます。初収穫の淡海ぶどうを試食させていただきましたけれども、丹精込めて栽培されたご努力や情熱が感じられ、大変甘く、おいしいもので、私も植樹もさせていただいたこともございまして、感慨深いものがございました。この淡海ぶどうにつきましては、果樹団地を核とした地域農業の発展につながるものと考えております。また、他産業においても波及効果は大きく、本市の新たな経済活動を創出する契機として市の新たな特産になることを切に願うところでございます。
また、9月8日には、わたSHIGA輝く国スポのリハーサル大会として、びわ湖トライアスロンin近江八幡特別大会を開催いたしました。当日は、日頃から鍛錬されたエリートの選手の皆様がスイム、バイク、ランの異なる3つの競技を連続して行い、自らの限界に挑戦するその強い姿に感動を呼び起こされた気がいたします。
また、9月29日には、国スポ・障スポに向けたリハーサル大会として、令和6年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会近畿ブロックラウンドを開催いたします。本市では6人制バレーボール男子の部を開催いたしますので、ぜひこの機会に日本一を目指す熱き戦いをご覧いただけたら幸いでございます。
来年は、いよいよ国スポ・障スポの本大会を迎えます。出場される選手はもとより、大会期間中に本市を訪れる全ての方々を市民の皆様とともに心の籠もったおもてなしでお迎えできるよう準備を進めているところでございます。本大会に向けましてさらなる盛り上がりをつくり上げていくため、議員の皆様方におかれましても今後とも格別のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
結びになりますけれども、皆様方には、健康にくれぐれもご自愛いただきまして、今後も市政発展、市民福祉の向上のため、なお一層のお力を賜りますよう重ねてお願いを申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(辻正隆君) 第3回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げさせていただきます。
去る8月28日に開会いたしました本定例会も、議員各位並びに市長はじめ当局の皆様方の格別なるご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりましたこと、厚くお礼を申し上げます。
当局の皆様方におかれましては、今定例会の中で各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願いを申し上げるものであります。
さて、この夏は、フランスパリで開催されましたオリンピック、そして先般9月8日に閉幕しましたパラリンピックでは連日日本代表選手のすばらしい活躍で、日本中が興奮の熱気に包まれました。選手たちの挑戦する姿勢、お互いにたたえ合う精神は、私たちに勇気と感動を与えてくれました。パラリンピックでは、栗東市出身の木村敬一選手が競泳種目において東京オリンピックに続き2大会連続の金メダルに輝きました。心からお祝いを申し上げます。木村選手の水泳にかける探求心とたゆまない努力に敬意を表します。
いよいよ来年の秋には国スポ・障スポが滋賀県で開催されます。そうした選手たちの活躍や戦いが間近で観戦することができます。どうか大会を精いっぱい市議会としても盛り上げていきたいと思います。
結びになりますが、皆様方におかれましては、残暑、大変厳しい暑さが連日続いております。健康には十分にご留意をいただき、本市発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
それでは、これをもちまして令和6年第3回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
ご苦労さまでございました。
午後5時26分 閉会