録画中継

平成28年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月30日(木) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会の閉会中の継続審査
第3 委員会審査報告
第4 討論・採決
第5 諸般の報告
    報第10号
第6 議案の上程(提案理由説明)
    議第77号~議第85号
第7 質疑
第8 委員会付託
第9 委員会審査報告
第10 討論・採決
               午前9時30分 開議
○議長(井狩光男 君) おはようございます。
 では、これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(井狩光男 君) では、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 平井せい治君
 大林 宏君
の2名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会の閉会中の継続審査
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第2、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 お手元に配付のとおり、総務常任委員長から、委員会において審査中の平成28年議第36号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定については、安土地区、さらには市全体の観光振興を含めた総合的見地からの議論に時間を必要とするため、会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。
 ここで、お諮りをします。
 同委員長からの申し出のとおり、議第36号は閉会中の継続審査とすることにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 異議なしと認めます。よって、同委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決しました。
 引き続き、お諮りします。
 産業建設常任委員長から、会議規則第105条の規定に基づき、お手元に配付のとおり、所管事務調査について、調査が完了するまで閉会中も特定事件としての調査をしたいとの旨の申し出があります。
 同委員長からの申し出のとおり、調査が終了するまで閉会中も特定事件として調査することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、同委員長からの申し出のとおり、調査が終了するまで閉会中も特定事件としての調査をすることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 委員会審査報告
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第3、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託しておりました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長田中好君。
             〔16番 田中 好君 登壇〕
◆16番(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託されました諸案件を審査のため、6月20日に委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
議第67号 平成28年度近江八幡市一般会
     計補正予算(第1号)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第76号 平成28年度近江八幡市一般会
     計補正予算(第2号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程において、岡山コミュニティエリア整備事業について、現在使われている土地を有効活用すべきとの意見もあった一方で、早期によりよい環境整備を行い、特に教育現場においても充実した環境づくりが求められるといった賛成意見がありましたので、ご報告させていただきます。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託された諸案件を審査のため、6月24日に委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
 まず、条例関連議案につきまして、
議第69号 近江八幡市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第70号 近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
議第71号 近江八幡市一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議員提出議案につきまして、
会第3号 米軍属による女性死体遺棄事件に関する意見書の提出について
は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
 なお、審査における主な意見の内容としては、会第3号の意見書に関して、同様の事件の繰り返しであり、国へ提出していくべきとの意見、また一方で、痛ましい女性死体遺棄事件は許されるものではありませんが、しかし既に国も再発防止に向け真摯に取り組んでいるという意見がございました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) 皆さんおはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託されました案件を審査のため、6月27日に委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
議第73号 訴訟の提起につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、議案審査の中で、本件に限らず、ほかの土地についても審査を尽くし、公有財産としてしっかり管理、活用していけるようお願いしたいとの意見がありました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告は終わります。議員の皆さん方のご賛同をよろしくお願いをいたします。終わります。
○議長(井狩光男 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託された諸案件を審査のため、6月28日に委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、条例関連議案につきまして、
議第68号 近江八幡市空家等対策の推進に関する条例の制定について
議第72号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第75号 近江八幡市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第74号 市道路線の廃止につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、近江八幡市空家等対策の推進に関する条例について、空き家対策は地元自治会の意見も聞きながら、利活用を含めて、今後取り組んでほしいとの意見がございました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 質疑がないようですので、以上で委員会の審査報告を終わります。
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△日程第4 討論・採決
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第4、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 皆さんおはようございます。
 日本共産党の川崎益弘でございます。
 議第67号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)について反対の討論を行います。
 岡山小学校など施設の整備について反対するものではありませんが、この地に岡山小学校を建てられたことから、岡山学区の皆さんは強い思いを持っておられます。もともと一体化ができていましたことなどから、北側に用地を買い足してこの場所を活用すべきと考えておられる方も多くおられます。
 現地建てかえのほうが工期も早く、費用も削減できたのではないか、また送水管があるからと言われますが、グラウンド用地として使うなら問題はなかったのではないのか。また、送水管移設も十分な検討がなされたのか、疑問です。
 財政的に見ても、少しでも軽減すべきであります。中期財政計画では、地方債現在高比率は平成31年から33年度は200%を超える見込みであり、その後も高い水準で推移します。経常一般財源の倍程度の借入残高を抱える状態となり、将来の公債費負担が重くのしかかることとなりますと、このように書かれています。
 また、健全化判断比率審査についての所見で、監査報告がされています。これらの事業を進めることによる起債の増加とその後の公債費等増加が財政的な圧迫要因となり、現在は良好な数値となっている健全化判断比率にも影響を及ぼすことが想定されると、これ以上の起債について財政が厳しくなることが指摘をされています。
 これらのことを考えるなら、今度の補正予算に岡山コミュニティセンターエリア整備事業費が計上されていますが、今後事業費が大きくなることから、事業の見直しをするべきことを申し添えて、議第67号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)に対して反対の討論といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
 もう一本、議第76号近江八幡市一般会計補正予算(第2号)についての賛成の討論を行います。
 この補正予算は、園児たちの安全・安心を第一に考えて、北里幼稚園の耐震補強工事がされることが決定されました。耐震強度0.7以上が確保される工事が行われることを保護者や地元関係者の皆さんは大変喜んでおられます。
 仮の園舎について、園児たちは今このときが一番大事な時期であります。園児たちが分散した形でなく、園児全体が、全員が一緒に保育されること、良好な就学前の保育基準が保たれることを保護者や地元の関係者は求められています。
 近辺の既存施設を利用し、プレハブ教室も併設した仮園舎ができることを求めまして、賛成の討論といたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、中田幸雄君の発言を許します。
 中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 議第67号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)について賛成討論を行います。
 平成28年度一般会計予算は、厳しい財政状況の中、次世代に誇れるまち近江八幡として持続可能な健全財政の確立に向けた予算とされ、行政の永続性と市民と行政が協働して取り組むまちづくり、みずからがおさめるきずなが深まるまちを目指して、効率的な行財政運営と施策の選択と集中を基本としためり張りのある予算編成であると認識しているところであります。
 とりわけ、議第67号一般会計補正予算におきましては、金田学区、島学区、桐原学区に続き岡山学区民にとって待望の小学校とコミセン、こどもの家が一体的に整備される岡山コミュニティエリア整備推進事業に係る事業予算、債務負担行為の追加が提案されたところであります。
 岡山学区は市内でもいち早く平成14年にまちづくり協議会を立ち上げ、地方分権の理念である自己決定、自己責任の原則に対応し、地域住民による自主的な地域づくりを進めるとともに、地域が必要とする事業を地域住民みずからが企画するとともに、実行をしてきた経緯がございます。
 今般の岡山コミュニティエリア整備に当たっては、平成25年9月に設立された岡山学区教育施設等整備促進協議会において、その適地の議論を十分にされ、地域の総意として選定報告された場所でございます。
 さらに、さきの本会議においても、当局からの説明のございましたとおり、現在の敷地北側への拡張は忠魂碑東側用地と比較して費用がかさむとともに、農水管の将来的な破損や漏水などのリスク、安全面や施設配置の柔軟性を担保する点からも、劣ることは明白であります。
 以上のことから、議第67号近江八幡市一般会計補正予算(第1号)について賛成するものであります。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りをします。
 議第67号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第67号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りをします。
 議第76号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第76号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち討論のない議案を採決します。
 まず、条例関係議案について、議第68号から議第72号まで及び議第75号を一括採決します。
 お諮りをします。
 議第68号近江八幡市空家等対策の推進に関する条例の制定について、議第69号近江八幡市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第70号近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、議第71号近江八幡市一般職の任期付職員の採用に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第72号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第75号近江八幡市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、以上6件は、総務及び産業建設の常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第68号から議第72号まで及び議第75号の6件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第73号及び議第74号を一括採決します。
 お諮りをします。
 議第73号訴訟の提起につき議決を求めることについて、議第74号市道路線の廃止につき議決を求めることについて、以上2件は、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第73号及び議第74号は原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 それでは、会第3号について討論を行います。
 まず、加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏です。
 会第3号米軍属による女性死体遺棄事件に関する意見書の提出について、賛成の討論をいたします。
 去る5月にまたもや起きた沖縄における米軍関係者による二十の女性暴行殺人死体遺棄事件に、沖縄はもとより日本全国に怒りと悲しみの抗議の声が上がりました。
 日本共産党は、繰り返されるこの種の事件の再発防止を求めて意見書をまとめ、近江八幡市議会に提出しました。
 とき折しも6月22日、参議院選挙が公示されましたが、日米のきずなとは国民の日々の暮らしの犠牲の上に成り立つのかと考えざるを得ません。
 6月19日、那覇市内で元海兵隊員の米軍属による女性暴行殺害事件に追悼抗議する沖縄県民大会が開催されました。6万5,000人が会場を埋めて、米海兵隊撤去を要求する声を上げました。
 翁長沖縄県知事はこの集会でみずからの決意を語りました。政府は、県民の怒りが限界に達しつつあること、これ以上の基地負担に県民の犠牲は許されないことを理解すべきです。私は知事として、このような事件が二度と起きないよう県民の先頭に立って地位協定の抜本的な見直し、海兵隊の撤退、削減を含む基地の整理、縮小、新辺野古基地建設阻止に取り組んでいく不退転の決意を表明しますと。
 沖縄県議会は、5月26日、海兵隊撤退を求める決議を全会派一致で初可決しました。
 事件直後の日米首脳会談で安倍首相は、オバマ大統領を前に厳重に抗議すると表明しましたが、日米地位協定の見直しには言及しないものでした。
 6月23日には、沖縄糸満市の平和記念公園で沖縄全戦没者追悼式が開かれました。太平洋戦争末期の激しい地上戦で20万人を超す命が失われた沖縄戦から、71年の慰霊の日を迎えたのです。
 さきの被害女性の父親からは、次の被害者を出さないためにも全基地撤去、辺野古新基地建設に反対、県民が一つになれば可能だと思っていますとメッセージが寄せられています。
 安倍首相は、この追悼式の挨拶で、日米地位協定の範囲の見直しで詰めの交渉を行っていると再発防止策に取り組む姿勢を強調しましたが、にもかかわらず、在日米海軍が飲酒制限を解除のニュースが伝わってきます。
 日本の領土で起きた米軍人の犯罪が、基地の中に逃げ込めば日本の裁判権が及ばない、基地あるがゆえの屈辱的扱いが今日まで続いていることを私たちはどう考えるのか、今問われていると思います。
 総務常任委員会審査の議論の中では、国の国防の問題を地方が取り上げるのはなじまないとか、事件を認めるものではないが、国も真摯に再発防止の交渉を進めているからとの趣旨でのこの意見書への反対の理由は成り立たないと思います。
 今国は、地方創生を掲げて地方のことは地方でなければわからない、永田町や霞ヶ関でわかるわけがありませんなどとも言っています。国防は国の専権だからと、地方からの声を抑えることは国民の苦しみを顧みない最悪の政治姿勢だと言わなければなりません。
 沖縄地方の人々が一番の痛みとして感じていることを私たちは理解しなければなりません。みずからのこととして。この残虐な事件を認めるものでないのであれば、率直に国に対して遠慮なくその再発防止を厳しく求めることが必要ではないでしょうか。
 以上を申し述べて、会第3号で要望する、1、遺族への謝罪と完全な補償を行うこと、2、日米両政府、米軍人軍属等の綱紀粛正と人権教育を徹底的に図るとともに、実効性のある抜本的な再発防止策を講じ、公表すること、3、日米地位協定に規定されている米軍属の管理体制と責任の所在を明らかにすること、4、基地の整理縮小を含めた日米地位協定の抜本的見直しを行うこと、以上の要望を支持して賛成討論とします。
 なお、東近江市議会では同趣旨の意見書を全会一致で可決されたということです。近江八幡市議会におかれましても、議員各位の賢明なるご判断をお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 公明党の池上知世でございます。
 会第3号米軍属による女性死体遺棄事件に関する意見書の提出について、反対の立場で討論させていただきます。
 沖縄県で米海軍隊員による痛ましい女性死体遺棄事件は、許せるものではありません。沖縄県で元海軍隊員の米軍属が逮捕された女性死体遺棄事件を受け、公明党の沖縄21世紀委員会、これは公明党井上義久幹事長が委員長をしております、この委員会と外交安全保障調査会、会長は佐藤茂樹衆議院議員です、は5月24日、合同会議を開き、政府に再発防止の徹底を訴えるとともに、在日米軍の施設使用や法的地位を定めた日米地位協定の見直しを視野に入れた処置などを求める決議をまとめました。
 席上、公明党沖縄県本部金城勉幹事長、県会議員は、凶悪な犯罪に怒りがたぎると抗議、事件、事故のたびに申し入れを繰り返してきたものの、答えとして返ってきたのは綱紀粛正、再発防止、教育の再徹底との言葉がそらぞらしく聞こえると怒り、いつまで沖縄は我慢を強いられないといけないのかというのが県民の率直な思いだと訴えました。
 さらに、海兵隊による事件、事故が圧倒的に多いとの県民感情があると指摘しました。会議では、検察庁や防衛省から事件の経緯やこれまでの政府の対応をヒアリング、出席者からは夜間外出の禁止令など、過去の再発防止策にもかかわらず、犯罪が絶えないため、これまで以上に踏み込んだ対策を実施すべきとの意見が相次ぎました。
 公明党井上幹事長は、実効性のある再発防止策を日米両政府に求めたいと強調、公明党沖縄21世紀委員会として、1、県民感情を十分考慮し、日米地位協定の見直しを視野に入れて実効性と説得力のある処置を講ずべき、2、在沖米軍基地について返還が決まっている区域は早期返還を引き続き求め、さらに段階的な整理縮小を強力に推進する、3、党として、今後、在沖縄米軍基地の使用実態、運用実態を調査し、今後の基地のあり方について等、沖縄21世紀委員会、外交安全保障調査会として検討するとの決議をまとめました。
 参議院外交防衛委員会で、公明党の荒木参議院議員は、沖縄での米軍属逮捕に関して強い怒りを覚える、米軍、政府に強く抗議すると述べ、日本政府として再発防止策を米政府に強く求めるよう要請をしました。
 また、日米地位協定との関係についても確認、荒木氏は、繰り返される在日沖縄米軍による事件で同協定の改定を求める声が高まっているとし、地位協定のあり方を真摯に検討すべきだと強調いたしました。
 岸田文雄外相は、目に見える改善を一つ一つ積み上げ、日米地位協定のあるべき姿を追及していくと答えました。
 一方、同日の衆議院安全保障委員会で、公明党の伊佐進一氏は、実効性のある再発防止策の重要性を指摘し、日本も責任を持って積極的にかかわるべきと訴えました。
 中谷防衛相は、今回の事件を受けて沖縄防衛局に米軍と再発防止策を協議するよう指示したとし、早急に対策をまとめて実行したいと述べました。
 山口那津男代表は、5月24日昼、首相官邸で、安倍晋三首相と会い、沖縄米軍基地で逮捕された女性死体遺棄事件について、県民、国民が強い怒りを持っている。再発防止をしっかりやってもらいたいと訴えました。その上で、5月26日、27日に開かれる主要国首脳会議伊勢志摩サミットで来日するオバマ大統領にも伝えてもらいたいと要望いたしました。
 首相は、県民、国民の気持ちをしっかり伝えると言われ、広島での会見の冒頭でも安倍首相はこのことからスピーチを始められました。
 この事件について、山口代表は5月24日午後に国会内で開かれた記者会見でも断じて許すべきではない、きちんと捜査を尽くした上であらゆる再発防止を検討すべきだと訴えました。
 既に公明党としても国においても取り組みが真剣に真摯に進められていることから、意見書の提出については反対するものです。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で討論を終わり、これより会第3号について採決をします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する総務常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決をします。
 お諮りをします。
 会第3号米軍属による女性死体遺棄事件に関する意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第3号は、原案を否決することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 諸般の報告
      報第10号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第5、諸般の報告を行います。
 市長報告を行います。
 地方自治法の規定に基づき、報第10号専決処分の報告について、和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上の報告が提出されておりますのでご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案の上程(提案理由説明)
      議第77号~議第85号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第6、議案の上程を行います。
 議第77号から議第85号までの9件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成28年第2回(6月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第77号 市民バス取得につき議決を求めることについて
議第78号 武佐コミュニティセンター整備工事請負契約の締結につき議決を求めることについて
議第79号 近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議第80号から議第82号まで、いずれも近江八幡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
議第83号から議第85号まで、いずれも財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます、皆さん。
 それでは、本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議第77号市民バス取得につき議決を求めることにつきましては、市民バス6台を取得するに当たり、指名競争入札により取得金額等が確定したので、条例の定めるところにより議案を提出するものでございます。
 次に、議第78号武佐コミュニティセンター整備工事請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、武佐コミュニティセンター整備工事請負契約を締結するに当たり、一般競争入札により契約金額等が確定したので、条例の定めるところにより議案を提出するものでございます。
 次に、議第79号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴いまして、安倍映子氏を近江八幡市教育委員会委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
 次に、議第80号から議第82号までの近江八幡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴い、大林傳治氏、藤井金次郎氏を継続して、新たに井狩弥治郎氏を委員として、それぞれ選任することにつきまして議会の同意を求めるものであります。
 最後に、議第83号及び議第85号の財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、小船木、森尻及び南津田の財産区の財産区管理委員の任期満了に伴いまして、委員を選任することにつきまして、議会の同意を求めるものであります。
 以上、追加いたしました9議案につきまして、よろしくご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(井狩光男 君) それでは、ただいま上程しました議第77号から議第85号までの9件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時14分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時19分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 質疑
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第7、質疑に入ります。
 1名から発言通告がありましたので、これを許します。
 川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 議第77号市民バス取得につき議決を求めることについて、質問をいたします。
 まず最初に、市民バス6台を1,742万9,677円、消費税を含む金額で落札され購入されようとしていますが、バスはもっと多かったと思うんですが、なぜ6台なのか、まずそこから伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 姓農市民部長。
             〔市民部長 姓農彰宏君 登壇〕
◎市民部長(姓農彰宏 君) 川崎議員の市民バス取得に関する、まず市民バスの更新はなぜ6台なのかというご質問にお答えをいたします。
 現在、市民バスの車両は15台保有をしております。そのうち12台は市民バス本格導入時の平成21年1月に購入したものであり、現在7年目を迎え、走行距離は約28万キロに達しており、故障もふえ、年間の修繕料、車検整備等維持費も毎年増加している状況にあります。
 新しい車両を取得することにより、安全面の向上、定時運行の確保、燃費も含め、経費削減につながるものとし、12台の車両を今年度と来年度6台ずつ更新する計画でございます。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 質疑はありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 6台ずつ購入されるということでございますが、この価格の中には今議会でも質問がありましたドライブレコーダーですか、これの設置や、それから車内の改装も含めてこの価格になるのか、その辺もお伺いしておきたいと思います。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) お答えをいたします。
 今回の落札金額には、車両本体の価格と市民バス仕様の改造費用を含んでおります。また、今回は車両の更新となりますので、現在使用をしている6台分の下取り値引きも含んでございます。
 車両の改造内容といたしましては、乗降用の補助ステップや降車用の合図ボタン、運賃箱、車外及び車内のスピーカー等の放送設備、ルームランプ等の市民バスに必要な附属設備を装備いたします。
 それに加えまして、さきの片岡議員のご質問でお答えしましたように、今回購入する車両から新たにドライブレコーダーを装備をいたします。これはドライバーの安全運転意識を高めて、交通事故の抑制につながるとともに、万一の交通事故に対して適切な事故処理ができるものと考えております。
 今回の導入しますレコーダーは常時録画できるタイプでありまして、運転記録としても利用できます。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 改装も入っているということでしたが、この6台の下取り価格も一緒にこの中に含まれていると理解してよろしいんですか。
○議長(井狩光男 君) 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) お答えをいたします。
 下取り価格も入ってございます。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) わかりました。
 また、その辺の詳しい事情は後で委員会のほうで聞いていきたいと思いますが、まず財源内訳について、またこの中での補助メニュー等がどのようになっているのか、教えてください。
○議長(井狩光男 君) 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) 今回取得しますバス購入の財源についてでございますが、国の地域公共交通確保維持改善事業の車両減価償却費補助金を活用をいたします。
 この補助金は、車両購入に係る減価償却費を耐用年数の6年間にわたりまして2分の1の補助を受けるものとなります。来年度から6年間にわたり補助金交付を受けるものでございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) このあかこんバスの利用者は特に高齢者が多くなっておりますが、乗降しやすいように低床バスになっているのか、また老人車の持ち込みが非常に楽なようになっている構造であるのか、その辺の説明をお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 姓農市民部長。
◎市民部長(姓農彰宏 君) 市民バスは乗車定員12人乗りでございます。高齢者の方などで必要とされる老人車等は車内にも持ち込むことは可能でございますし、乗降の際には乗りおりしやすいように扉の開閉と連動して補助ステップが出てきまして、段差の支障を少なくしたり、乗降口に乗降用の握り棒を設置もしております。安全に利用していただけるような仕様にしてございます。
○議長(井狩光男 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) また、あと詳しいことは委員会等の付託があると思いますので、その中で尋ねていきたいと思います。
 これで終わります。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 以上で川崎益弘君の質疑を終わります。
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△日程第8 委員会付託
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第8、委員会付託に入ります。
 お諮りをします。
 ただいま議題となっております議第79号から議第85号までの7件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第79号から議第85号までの7件については委員会付託を省略することに決しました。
 なお、議第77号及び議第78号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、総務常任委員会及び産業建設常任委員会に付託をいたします。
 後刻再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。
 総務常任委員会は第1委員会室にて、産業建設常任委員会は第3・4委員会室にて開議をされます。
 休憩します。
               午前10時27分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時6分 再開
○議長(井狩光男 君) それでは、再開をいたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 委員会審査報告
○議長(井狩光男 君) 日程第9、委員会審査報告に入ります。
 まず、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) それでは、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託されました議第78号を審査のため、先ほど委員会を開き、当局に説明を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
議第78号 武佐コミュニティセンター整備工事請負契約の締結につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託された議第77号を審査のため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め、慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
議第77号 市民バス取得につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) ただいまの審査報告に対して、質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前11時9分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時9分 再開
○議長(井狩光男 君) では、再開をします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第10 討論・採決
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第10、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決をします。
 それでは、市長提出議案について、順次起立により採決をします。
 まず、議第77号を採決します。
 お諮りをします。
 議第77号市民バス取得につき議決を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第77号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第78号を採決をします。
 お諮りをします。
 議第78号武佐コミュニティセンター整備工事請負契約の締結につき議決を求めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第78号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第79号を採決をします。
 お諮りをいたします。
 議第79号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第79号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第80号を採決をします。
 お諮りをします。
 議第80号近江八幡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第80号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第81号を採決します。
 お諮りをします。
 議第81号近江八幡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第81号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第82号を採決します。
 お諮りをします。
 議第82号近江八幡市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第82号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第83号を採決します。
 お諮りをします。
 議第83号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第83号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第84号を採決します。
 お諮りをします。
 議第84号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第84号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第85号を採決します。
 お諮りをします。
 議第85号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、議第85号は原案に同意することに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。
 ここで、津村副市長より発言の申し出がありますので、これを許します。
 津村副市長。
◎副市長(津村孝司 君) 退任に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
 安土町、近江八幡市、旧の市、町が合併してちょうど1年後、6月議会で皆さんのご同意をいただきながら副市長に就任をさせていただきました。さらには、昨年の6月にもご同意をいただきまして、務めさせていただきました。通算5年間、まことに、議会の皆様には任期の途中でこういうことになりましたことにつきましては何とぞお許しをいただきたい、かように存じます。
 冨士谷市長を初め市の幹部の皆様、それから井狩議長を初め議会の皆様には本当にこの丸5年間、私としてはこれといった仕事が何ができたかと思っておりますが、しかしながら皆さんのご助力もありまして曲がりなりにもやってこられました。感謝申し上げる次第でございます。
 私がこの場でこうやってご挨拶をさせていただくのも、やっぱり安土町と近江八幡市が合併をしたということからこうやってお話をさせていただくわけであります。もし合併が成っていなければ、これはただの安土町から見ますと隣町の市議会ということで、私がこうやってお話をさせていただく機会もなかったかと思いますが、退任のご挨拶ではございますが、やっぱり私がかかわってきましたのは旧の安土町と旧の近江八幡市の合併ということでございますので、総括というわけにはいきませんが、私なりにそれに近い合併のことをちょっとだけお話をする機会を与えていただきたいと、かように存じます。
 合併というのは、私は以前から思っておりましたが、1次審査と2次審査があるなと。安土町と近江八幡市の合併は1次審査オーケーです。つまりどういうことかといいますと、書類審査みたいなもんですね。人口的なもの、面積的なもの、これを加味するとオーケーということです。
 人口的なものは、当時、近江八幡市6万9,000人ぐらいですかね、安土町が1万2,000弱です、1万1,800ぐらい。この2つの町が合併するということは、近江八幡市の職員さん五百何名と、この体制でほぼ安土町の1万2,000人ぐらいの人口のものは吸収できると。つまり、安土町はそのときは100人ほど職員がおりましたので、そうしますと当然コストは100人ほど浮くということでございます。これは国策ということで進めたわけであります。
 全国的に、こういうコストが削減されるならば交付税がそんなにかからなくて済むということでありますから、国としてもその浮いた分はほかのものに使えるということでございまして、これは当然のことでございます。だから、人口的なものは安土と近江八幡市はオーケー。
 あと、面積的なことですね。これも隣町ですから、何も問題はないと。これが例えば北海道の広大な地域ならば、町と町が何十キロも離れていると。こういうようなところが合併しますと、これは大変なことになりますから、スケールメリットは恐らく出ないであろうと思われます。
 そういう意味では、1次審査は人口的なもの、面積的なものを考えますと、これはオーケーだと。
 問題は2次審査でございます。2次審査には、やっぱり文化的なものとかふだんからの住民の交流とか、いろんなものが加味されてくるわけでございます。
 しかしながら、一応そういうことも乗り越えたといいますか、この議会でテレビを見ておられる旧の近江八幡市民の皆様には大変申しわけないんですが、一方的な安土町の見方だけになるかもしれませんが、安土町はなかなかストレートにはここまで来なかったわけでございまして、過去にやっぱり1回、2回、法定協を立ち上げながら、3度目の正直で成就したということでございます。紆余曲折があったのは皆様ご承知のとおりだと思います。
 私は思いますに、昭和29年に、当時市町合併があったわけでありますが、その当時も安土、その当時は安土村でありますが、安土村は近江八幡市と合併するんではないかというようなことも聞いておりました。それをせずに、老蘇村と安土村が合併して安土町になったわけでありますが。そのときに安土が八幡のほうと組んでいたらどうなっていたかということも考えたことがございます。
 合併というのは、合併してしまいますと、合併のせいでその結果こうなった、ああなったというものは目立ちますが、逆にもし市町の合併がなかったとしたらどうなっていたかということですね。その場合には余り目立ったことがわからないと思います。よくよく考えますと、仮に29年のそのときに安土が八幡と一緒になっておれば、今JRの安土駅はあれだけ来年には竣工できるというような運びになっておりますが、安土のちょっと年いった方は皆知っておられますが、JRのヤードが、基地がこっちに来るという話がございました。そのときの安土町議会の皆さんもそうだったでありましょうし、トップリーダーの町長もヤードについては賛意を示されなかったと。
 これが今までの安土につながっているということもございます。これは恐らくそのときに安土が八幡とくみしておれば、100%は言い切れませんが、恐らくJRの聞き入れをオーケーして安土にヤードができておったと。そういうことになれば、今ごろ安土駅の改修ということはもちろんなかったわけで、当然新快速もとまったであろうし、もろもろのことが全て変わっていたと。
 これは合併しなかったからこうなったと言い切りませんが、しかしよくよく考えるとそういうこともあるのではないかということも私は痛感をしておる次第でございます。
 いずれにいたしましても、合併というのは、特に安土町におきましては3回目で成就したわけでありますが、これはやっぱり究極の地方自治のあり方といいますか、行政と、それから住民の皆さんが本当にど真剣に考える機会を与えられたといいますか、そういうことであったなと。今思ったらつくづくそういう気がしております。
 これが最大の合併の、合併成るか成らんかよりも、むしろその前の段階で住民の皆さんが考えていただいたということが最大のメリットであったのかなというふうに思っております。
 ちょっと話は長くなりましたが、民主主義ですから、一旦合併するということになれば、やっぱりその町はそれまでの住民の行政での区切りはあったとしても、それは壁を取っ払って一つにしていかなければならないというふうに思います。
 最近、私は歯医者に通っておりまして、たまたま歯医者さんで合併のときに大分署名で反対のほうでありますが、受任者もやっておられた方に偶然出くわしました。その方の弁でありますが、もうあのときのことは忘れたと、あのときは本当に安土を合併後分立になるようなことを思っておったが、ついにそれは成らないと、今も成るのかわかりませんが、成らなかったということで、覚めた形で語っておられましたのが印象的でございます。
 いずれにいたしましても、私は5年間本当に皆さん方のお世話になりまして、ありがとうございました。
 この後は、旧の安土町、近江八幡市、もう7年に入ったわけでございますので、今まち・ひと・しごとでいろいろ事業も控えておりますが、皆さんの英知でもってこの山積する問題に取り組んでいただきたいと、かように思っております。
 本当に5年間ありがとうございました。老兵去るべしということで、私は後任の方にも譲りたいと思いますので、ひとつ皆さん方でいい町を今後もつくっていただきたいなと、このように思っております。
 ちょっと長い話になりましたが、合併のある意味での私の考えも述べさせていただく機会を与えていただきましたこと、大変感謝しております。今後とも、私もまだまだ元気でございますので、皆さんとともにまた頑張りたいと思いますので、その節にはまたひとつよろしくお願いを申し上げたい、かように思います。5年間本当にありがとうございました。退任のご挨拶とさせていただきます。(拍手)
○議長(井狩光男 君) では、冨士谷市長にご挨拶をいただきます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げたいと存じます。
 議員の皆さん方におかれましては、熱心にご審議をいただきまして、平成28年度一般会計補正予算案を初めとします今議会に提出させていただきました全ての案件につきまして、原案どおりご承認を賜りましたこと、まことにありがとうございます。厚くお礼を申し上げます。
 さて、ご承知のとおり、欧州連合、いわゆるEU残留か離脱かを問いますイギリスの国民投票で離脱支持が51.9%に達し、イギリスの離脱方針が決定しました。EU加盟国の脱退は、その原点であります1952年の欧州石炭鉄鋼共同体の発足以来初めてでもあります。
 近年、EUはギリシャ財政危機や、あるいは大量の難民流入に対し効果的な対応がとれず、加盟各国において不信の増大を招いておりましたが、今回のイギリスの離脱はヨーロッパの安定を揺るがす深刻な事態であり、世界経済への悪影響を食いとめることが急務ではなかろうかと思います。
 最も心配されるのは2008年のリーマン・ショックのように世界市場で資金の供給が途絶え経済危機が拡大することであり、先進7カ国の財務大臣と中央銀行総裁は、市場の動向と金融の安定を緊密に協議し、適切に協力するとの共同声明を採択しました。また、円相場も一時1ドル99円台に急騰しましたが、過度な円高は輸出産業の収益を悪化させ日本のデフレ脱却を阻害しかねず、日本の円売り介入に否定的なアメリカの理解を得ながら、市場の安定にあらゆる手段を尽くすべきと考えるところでもあります。
 一方、国内では第24回参議院通常選挙が今月22日に公示され、既に10日近くが経過いたしました。
 第3次安倍政権発足後、初の大型国政選挙となった今回の選挙の特徴は、公職選挙法の改正により、一票の格差を小さくするための措置として、昭和22年に参院選が行われて以降、初めて都道府県単位の選挙区を統合します合区が行われ、選挙区が45となったことと、あわせて選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられたことであります。選挙権の拡大は1945年以降71年ぶりで、全国で240万人、滋賀県で約2万9,000人、本市では約1,600人の若い世代が有権者に加わり、その投票行動が注目されるところでもあります。
 また、若い世代と言えば、近江八幡市内では、6月18日に毎年恒例の「伝えよう!熱い想い2016」が県立男女共同参画センターで開催され、市内5中学校それぞれの代表の生徒5人が、言葉の持つ重みや大切さ、またデイサービス施設での職場体験を通じて人間的に成長できたこと、あるいは障がい者と健常者の垣根のない社会の実現などについて、立錐の余地もない参加者を前に堂々と意見発表をされました。
 さらに、近江兄弟社中学校の吹奏楽部や郷土の伝統芸能を引き継ごうと練習に励むはちまん江州音頭の子どもたちの力いっぱいの熱演も披露され、本市の明るい未来を予感させるすばらしい取り組みとなったと思っております。
 さらに、来る8月19日には、この本会議場を舞台に中学生議会の開催が予定されておりまして、中学生議員の皆さんからどのような瑞々しい視点からの質問や提言、意見が出されるか、今から開催を心待ちにしているところでもございます。
 さらに、6月19日には、「びわ湖トライアスロンin近江八幡」が、昨年に引き続き、琵琶湖、沖島を一望します宮ヶ浜や大中の湖干拓地を会場として、地元商工業者の皆さん方からの主導のもと、開催されました。
 体に障がいのある方も含め、全国各地から集まった約440人余りのアスリートの皆さんが、近江八幡の豊かな自然を満喫しながら力泳、力走されました。本市の特色ある自然と温かいおもてなしの心を生かしたイベントとして定着し、今後のさらなる発展を大いに期待するところでもございます。
 ところで、既に広報おうみはちまんや広報折り込みのチラシで周知させていただいておりますとおり、明後日、7月2日土曜日午後1時から、市文化会館小ホールにおきまして、市庁舎整備基本設計・実施設計業務公募型プロポーザルに係る公開プレゼンテーション・ヒアリングを開催させていただきます。
 今議会の質問答弁でも申し上げましたとおり、本市として公開プレゼンテーションは初の試みで、質の高い建築設計を行うために、設計者や設計プロジェクトチームの持つ創造力や確かな技術力、またこれまでの経験の蓄積に基づく専門家としての豊かなノウハウを企画提案いただき、業者選定委員会による公正な審議、審査のもと、最もすぐれた設計者を選定するもので、市民参画による取り組みの集大成として策定された基本計画が専門的な見地からどのような形として提案されるかを市民の皆さん方とともに見聞きし、共有するものでもございます。議員の皆さん方におかれましても、一人でも多くのご参加を期待をさせていただくものであります。
 最後になりましたが、津村副市長が一身上の都合によりまして本日付で勇退されることとなりました。惜別の言葉はこの後、午後4時から文化会館で行います退任式においても改めて述べさせていただきますが、新近江八幡市の礎を築くに当たり、旧安土町議、旧安土町長としての豊富な経験と高い識見をもって、5年余りにわたって旧市町の住民融和に心血を注ぎ、住民福祉の向上に熱誠を注いでいただきましたことに対しまして、深く感謝をいたしているものでもございます。心より厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 さて、これからは日に日に暑さが厳しくなってまいります。議員の皆さん方には、ご多用の日々が何かと続くとは存じますが、健康にはくれぐれもご自愛をいただきますとともに、ますますのご活躍を心からご祈念申し上げまして、簡単ですが、閉会に当たりましてのお礼とご挨拶とさせていただきたいと存じます。まことにありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 この6月6日に開会をいたしました第2回の定例会、議員各位のご努力あるいは当局のご努力によりまして、ここに無事閉会となりましたこと、心から厚く御礼を申し上げます。
 また、先ほどは長年に地方行政にかかわっていただきました津村副市長さんの退任のご挨拶を聞かせていただきました。安土と近江八幡市の合併の思い、いろいろあったかと思いますけれども、その意を酌まさせていただいて、今後、我々ますますこの近江八幡、安土が発展するように努力してまいりますので、どうぞ今後はお体に留意いただき、近江八幡市の発展のために後方部門でありますでしょうけれども、ご支援を賜りますようにお願い申し上げまして、ただいまのお言葉のお礼とさせていただきます。
 皆さんのおかげをもちまして、この議会が無事閉会に結びましたこと、心からお礼を申し上げまして、これで閉会の挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
 それでは、これをもちまして平成28年第2回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 ご苦労さまでございました。
               午前11時40分 閉会
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