録画中継

平成28年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月15日(木) 個人質問
片岡 信博 議員
(1)近江八幡駅鷹飼踏切の拡幅について
(2)本市における投票率の向上について
◆11番(片岡信博 君) 創政会の片岡信博です。よろしくお願いします。
 議長のお許しをいただきましたので、ただいまより個人質問を一括方式でさせていただきます。
 私は、2項目について質問させていただきます。
 1点目は、近江八幡鷹飼踏切の拡幅について、2点目は、本市における投票率の向上についてをお伺いいたしますので、よろしくお願いします。
 さて、ことしも全国各地で記録的な猛暑が続き、非常に暑い夏となりました。また、8月末には台風10号が異例のコースを進み、東北、北海道に大雨等による甚大な被害をもたらしました。被害に遭われた皆様方に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
 幸いに、近江八幡市におきましては大きな被害もなかったところですが、皆様方におかれましては引き続き災害での備えには万全の配慮をお願いします。
 我々創政会も市民目線に立ち、市民の皆様方の幸せを一番に考え、安心・安全なまちづくりに向け議員活動を行ってまいります。
 では、ただいまから1点目の近江八幡駅鷹飼踏切の拡幅についてお伺いします。
 近江八幡駅東側にあるJR琵琶湖線の鷹飼踏切については、従前から自動車交通量が多く、自転車や歩行者の通行も多いことから大変危険な状態となっております。昨年6月議会において、踏切道の拡幅に関する質問をさせていただきましたが、JR西日本株式会社との協議において、市道の高架化や跨道化の具体的な実地計画のない状況では、暫定措置である踏切の先行拡幅を了承することは難しいとの回答でした。
 8月の市広報「馳走」において、冨士谷市長が国土交通省に行かれ、改正される踏切法に関する助言をいただいたとの記事を目にしました。また、先般新聞紙上において危険な踏切という見出しで、国土交通省が県内の踏切10カ所について、踏切によって遮断される人や車両の数などをデータにまとめ、踏切安全通行カルテを公表したとの記事があり、公表された踏切安全通行カルテに鷹飼踏切も含まれていました。
 そこで、お尋ねしたいのですが、踏切安全通行カルテが抽出、公表されたことで、鷹飼踏切の拡幅の対策は進むのでしょうか。
 2点目は、本市における投票率の向上について。
 近江八幡市選挙管理委員会では、今後の選挙において投票区の区割りを現行の45カ所から35カ所に削減する再編案を作成し、一般市民から意見を求めるパブリックコメントを実施されました。現行の区割りでは、合併前の旧近江八幡市と旧安土町の投票区を引き継いでいるのですが、有権者数の規模や合併後の変動、地域によって別々の学区の投票所に行かなければならないなど、投票所の配置バランス、施設の老朽化、バリアフリー化の未対応、駐車場がないなど、公平な投票環境の確保が難しくなっていることなどが理由でした。
 9月1日に同会派の小西議員とともに東近江市役所選挙管理委員会の担当者にお出会いさせていただき、東近江市の状況を調査させていただきました。7月10日に行われました参議院選挙から、市内102カ所の投票所から53カ所に減らされた経過や、投票所が半減されたことから、交通手段のない人や高齢者の方に配慮して、自宅から投票所までタクシーで無料送迎される施策、また期日前投票所をショッピングプラザ・アピアで開設され、2日間ではありましたが、1,410人の方が投票に訪れられ、さらに本庁、能登川支所では期日前投票時間を午後8時から午後9時まで1時間延長なされるなど、選挙管理委員会として投票率を上げる工夫をされ、前回の投票率49.34%から4.91%増しの54.25%になったとのことでありました。
 共通投票所の開設の議論については、全体をオンライン化する予算の確保が難しいことから、現在は進んでないとのことでありました。今後、近江八幡市でも冒頭申しました45カ所から34カ所に削減されるのですから、当然東近江市が実施されたように交通手段のない人や高齢者に配慮した施策、期日前投票所の増設、共通投票所の開設など論議をいただき、選挙管理委員会としての投票率向上を目指さなければならないと思いますが、今後の施策についてどのようにされるのか、お伺いいたします。
 以上を初問といたします。よろしくお願いします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、片岡議員のご質問のうち、近江八幡駅前鷹飼踏切の拡幅についてのご質問にお答えをいたします。
 先般、新聞紙上の記事にありました踏切安全通行カルテについては、従来からあるものでございます。国土交通省が市町村及び鉄道事業者に対して踏切道の交通量、また事故発生状況等の調査を依頼し、そのデータをとり、まとめたものでもございます。
 本市におきましては、近江八幡駅鷹飼踏切について、交通量が多く拡幅が必要なことから調査に回答しております。踏切安全通行カルテの公表につきましては、平成28年6月17日、緊急に対策の検討が必要な踏切として全国で1,479カ所を抽出し、国土交通省の各地方整備局、地方運輸局のホームページで公表されたところでございます。
 踏切安全通行カルテは、踏切の現状を見える化しつつ、今後の対策の実施に当たっての基礎になるものでございますが、抽出、公開されただけでは対策が進むものではございません。踏切の拡幅等の対策を進めるためには、平成28年4月1日に改正、施行された踏切道改良促進法に基づき、改良が必要な踏切道として国土交通大臣の指定を受ける必要がございます。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 安川選挙管理委員会委員長。
             〔選挙管理委員会委員長 安川正樹君 登壇〕
◎選挙管理委員会委員長(安川正樹 君) 片岡議員からお尋ねのありました投票区の再編に伴う本市におけます投票率の向上に向けた取り組みについてお答えをいたします。
 7月に実施されました第24回参議院議員通常選挙は、選挙権年齢が引き下げられた初めての選挙でございましたが、本市の投票率は前回の参議院議員通常選挙より2.72%増加し、57.71%でございました。また、期日前投票者数は1万864名で、前回の1.35倍、2,840名の増加となりまして、投票者数全体の約28%を期日前投票が占め、制度の定着が進み、投票率の向上に結びついたと考えております。したがいまして、投票区再編後の投票率向上の一つの方法として、期日前投票所の増設について、ただいま具体的な検討を始めているところでございます。
 また、県内外の地方自治体では、無料タクシーや巡回バスの運行、またワゴン車による移動期日前投票所、期日前投票所におけるキッズコーナーの設置、また若年層の投票立会人募集など、投票率の向上に向けて取り組まれた事例がございますが、これらの事例を参考とさせていただきながら、本市の地域の実情に応じ、費用対効果も含めて有効な方法を前向きに、またスピード感を持って検討してまいるところでございます。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) 鷹飼踏切について再問させていただきます。
 4月1日に踏切道改良促進法が改正されたことで、この法律に基づき、近江八幡鷹飼踏切を改良が必要な踏切として国土交通大臣の指定を受けるにはどのような手続が必要なのですか、お尋ねします。
○議長(井狩光男 君) 回答を求めます。
 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) ご質問の国土交通大臣の指定を受けるための手続等についてお答えをいたします。
 指定に当たっての手続等につきましては、不明な点が多かったことから、冨士谷市長が直接国土交通省道路局に赴き、説明を求められたところ、特に手続が必要なわけではなく、踏切安全通行カルテの中から国土交通省が判断されて指定するということでございました。既に第一弾の指定といたしまして、4月12日付で全国58カ所の踏切道を指定されており、第二弾の指定については、今回公表した踏切道を中心に指定するということでございました。
 なお、指定の時期につきましては、現在未定であるということでございます。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) 改良が必要な踏切道として国土交通大臣の指定を受けたとして、その後具体的にどのような手順を踏んで踏切道を改良を進めていくのか、お尋ねします。
○議長(井狩光男 君) 廣瀬都市整備部長。
◎都市整備部長(廣瀬信之 君) ご質問の国土交通大臣の指定を受けた後の踏切改良までに至る手順等についてでございますが、国土交通大臣において改良が必要な踏切道として指定されれば、道路管理者である市と鉄道事業者であるJR西日本に加え、地域の関係者等により協議会を設立いたします。この協議会において踏切の改良計画を作成し、協議が成立すれば事業として実施していくということになります。
 なお、従来ですとJR西日本から踏切の統廃合等の条件がつけられるなど、なかなか踏切の改良が進みませんでした。今回の踏切道改良促進法の改正によりまして、協議が成立しない場合等においては、国土交通省が市町村と鉄道事業者の間に入りまして裁定する等、積極的に関与、参画して推し進めていくということでございます。
 本市といたしましては、改良が必要な踏切道として国土交通大臣に指定を受ければ、速やかにJR西日本と協議、調整を図ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(井狩光男 君) 質問ありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) 鷹飼踏切については早期の拡幅を要望といたします。
 2点目の投票率向上について、1点だけ質問させていただきます。
 先日、7月に執行された参議院議員通常選挙における18歳、19歳の有権者の投票率についての報道があり、滋賀県では50.57%、近江八幡市では51.21%と、わずかでありますが県の投票率を上回る結果となりました。
 そこで、選挙管理委員会では若年層への啓発をどのようにされるのか、また今後新たに取り組まれることがありましたら、お示しください。
○議長(井狩光男 君) 安川委員長。
◎選挙管理委員会委員長(安川正樹 君) 議員お尋ねの若年層への啓発についてお答えをいたします。
 現在、新たに18歳を迎える方には、誕生月に選挙権年齢の引き下げの目的や選挙制度をまとめたパンフレットを届けるほか、ホームページでの啓発を行っておるところでございます。また、昨年度は県の選挙管理委員会が実施主体となり、市の選挙管理委員会も協力して、安土中学校と八幡工業高校で明るい選挙出前講座が開催をされました。
 今年度はこの県の事業とは別に、市の選挙管理委員会が実施主体となって、市内小学校で明るい選挙出前講座を開催する予定でございます。出前講座では、児童が選挙の仕組みを学習した後、投票箱や記載台の実物を使って模擬投票を行います。内容の詳細は今後学校と協議し進めてまいりますが、児童が選挙を身近に感じられるような、若年層に至るまで選挙に関心を持っていただきたいという取り組みをしたいと考えておるところでございます。
○議長(井狩光男 君) 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆11番(片岡信博 君) ありがとうございました。18歳までの投票権が下げられましたことが、今後も有権者が投票しやすい投票所の開設など、投票率向上の取り組みにご尽力いただきますようお願いを申し上げまして、私の個人質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 以上で片岡信博君の個人質問を終わります。
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