録画中継

平成28年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月20日(火) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第145号・議第146号
   会第7号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
               午前9時31分 開議
○議長(井狩光男 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 池上知世君
 川崎益弘君
の2名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託しておりました諸案件を一括議題とし、各常任委員会の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長田中好君。
             〔16番 田中 好君 登壇〕
◆16番(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託されました諸案件を審査のため、12月12日、13日両日にわたりまして委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
議第120号 平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)
議第143号 平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)
 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程において、文化会館の耐震化等に関する整備事業に関し、官庁街の拠点施設としての長期的なあり方を踏まえ、今後十分に検証してほしいなどの意見がありましたので、あわせてご報告させていただきます。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(井狩光男 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告をいたします。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、12月14日に委員会を開き、当局に説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第123号 平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)
議第125号 平成28年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第127号 近江八幡市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について
議第130号 近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第134号 近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第144号 近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他案件につきまして、
議第137号 市有財産を譲与することにつき議決を求めることについて
議第139号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第142号 おうみ自治体クラウド協議会への加入に関する協議につき議決を求めることについて
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査における主な意見としては、議第142号おうみ自治体クラウド協議会への加入に関して、個人情報保護に十分留意されたい、また議第144号ガイダンス施設条例の改正に関して、トイレ有料化の印象が払拭されていないの一方、この条例改正に関して本年3月定例会以降、当委員会における継続審査、また議案撤回、再提案という審議経過に至ったが、当局は当委員会等の意見を生かされ、周辺の観光施設等との一体的な取り組みが観光振興につながることに至ったことに評価するとともに、今後の取り組みの成果の検証も図られたいなどのほかに、ただこの間報道等によって市民に誤解や不明瞭感を与えた部分もあることから、この条例の施行に当たっては、市民に対しこの制度の趣旨や議論の積み重ねについてもより丁寧な説明を求めたいという意見がありました。
 なお、別途、この議第144号に関して、賛成多数でただいまのような意見を集約し、市長に伝えることも申し添えます。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。以上です。
○議長(井狩光男 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、12月16日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第122号 平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第126号 近江八幡市みんなの心で手をつなぐ手話言語条例の制定について
議第132号 近江八幡市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、
議第131号 近江八幡市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程において、近江八幡市立幼稚園条例の一部を改正する条例については、預かり保育料の引き上げは保護者の負担感が大きいという意見もありました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告は終わります。議員の皆さん方のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、12月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第121号 平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第124号 平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第135号 下水道事業の地方公営企業化に伴う関係条例の整備について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第136号 安土駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を
     求めることについて
議第138号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第140号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第141号 中部清掃組合からの脱退及び同組合の財産処分について協議することにつき議決を求めることについて
 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、請願につきまして、
請願第4号 「原発事故による避難者用無償住宅支援の継続を求める意見書」の提出を求める請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
 なお、審査過程において、請願に関し、原発の隣接県にある本市においても、今後発生し得る事象であるといった賛成意見や、原発事故により、ふるさとから離れざるを得ない方々の心情を考えると、請願の趣旨には理解はするが、本市においては本制度の該当事例がないことから見送るべきといった反対意見等もありましたので、ご報告させていただきます。
 以上、産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 皆さんおはようございます。日本共産党の加藤昌宏です。
 私は、議第120号と第140号の補正予算に係る議案につき反対の討論を行います。
 まず、議第120号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)では、13億3,975万6,000円を追加して、予算総額352億6,365万円とするものです。そのうち、岡山コミュニティエリア整備事業、文化会館事業、ふるさと納税事業について討論を行います。
 岡山コミュニティエリア整備事業では、中期財政計画見直し版によると、総事業費37億5,000万円を想定となっています。そのうち、今回は1億7,990万3,000円の補正予算です。その財源は基金から繰り入れ3,050万3,000円、市債1億4,040万円を予定しています。
 今回の使途は、施設整備工事、農水管整備費に699万9,000円、土地購入費に1億7,290万4,000円を予定しています。土地購入費は面積で3万353平米を購入する予定です。平米単価5,650円、1反565万円ということです。桐原学区のときの575万円より若干安い購入価格となっています。
 さらに、債務負担行為、いわゆる予算の予約として平成28年から29年度で2億9,616万9,000円の造成工事費用を追加することを求めています。借金である地方債の発行もコミセン整備費として3,620万円、岡山小学校整備費として1億1,210万円を求めています。
 桐原コミュニティエリア整備事業に続いて、岡山学区でも学校、コミセンを移転して、田んぼを購入して造成して、余分のお金を使おうとしています。学校とコミセンは隣り合わせであるのに、わざわざ田んぼを購入して防災の名のもとに一体型の整備を進めるというのですから、無駄遣いだと指摘せざるを得ないわけです。
 現地に整備すれば、桐原でも田んぼの購入費用2億6,700万円と道路を含む造成費用4億3,200万円、合計7億円は必要なかったわけです。このことを強く主張したいと思います。
 次は文化会館整備事業です。
 本事業は、平成26年度に改修基本計画策定委員会で検討が加えられ、改修計画がまとめられています。新庁舎整備との整合性を意識した議論も行われたようですが、今日の市庁舎整備の議論に煮詰められた内容で反映された形跡が見当たりません。
 このような形で進んでいくことには将来に禍根を残すことが危惧されます。本議会には国の第2次補正予算を使って3億8,155万円を予算化しています。耐震工事、空調機器、防水改修工事等の工事請負費を予定されているようですが、管理委託料688万8,000円、施設改修費3億7,466万2,000円の合計3億8,155万円です。
 財源は、国庫支出金として社会資本整備総合交付金5,709万2,000円、市債が2億6,930万円、事業費の71%に当たります。基金繰り入れ5,515万8,000円ということであります。
 開館から37年、近江八幡市の文化の拠点としての役割を果たしてきたこの文化会館を今後どのように生かしていくのか、もっと多面的に議論を深める必要があります。庁舎建設とのかかわり方についてもしかりです。改修後の建物の耐用年数は10年間ということであります。余りにも失望の念が禁じ得ません。第2次計画のなどの検討も必要ではないでしょうか。
 以上の内容を指摘させていただき、本予算に反対といたします。
 次に、ふるさと納税事業について、9,666万8,000円の補正予算が提案されています。寄附金目標10億円を掲げての謝礼還元金40%から50%へ引き上げに伴う事業経費の増額であります。
 返礼品ありきを見直せ、自治体間の奪い合いは本末転倒だなどの新聞記事も目に入ってきます。
 これまで地方自治や議会のあり方で大きな発言をされてきた元鳥取県知事、総務大臣だった片山善博氏は新聞紙上で、ふるさと納税即廃止をと発言されていました。よその自治体に入るべき住民税をかすめ取るのがふるさと納税だというわけです。
 さらに、本市では、エスカレートして地元小学校建設のための寄附を市民に呼びかける、職員には半ば強制的に申告されると仄聞しています。還元率も20%に抑えて、残りの80%を建設費に充てるといいます。
 寄附によって住民税が減少するが、その75%を国が地方交付税で埋めてくれるから大丈夫だというわけです。納税の義務感も薄まること請け合いです。
 このような取り組みは片山氏の言うように即刻廃止すべきと申し上げ、本予算に反対します。
 次の議案である議第143号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)のうち、第2表債務負担行為補正として、安土城ガイダンス施設管理運営事業の債務負担行為532万6,000円の追加が提案されています。平成29年度の予算執行の予定とされています。
 これは、平成26年9月議会の第101号の平成26年度一般会計補正予算(第3号)で、近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設管理運営事業として限度額1,879万2,000円の債務負担行為が、期間を27年から平成29年度の3年分として可決され予算確保がされていました。
 ところが、今回、駐車場を除く条例の呼称に変わるため、改めて予算化を図るための債務負担行為の追加として提案されたものと理解しています。追加というより新規の債務負担行為ではないかと考えます。
 これは、議第144号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設の条例の一部改正と関連しての指定管理者委託料を初めとしたガイダンス施設の運営事業費の予算化と理解しています。
 日本共産党は、ガイダンス施設トイレの有料化提案から始まり、総務常任委員会の3回の継続審査扱いとなった今回の経過の上に立って、条例の改正には反対の立場から本予算案に反対をいたします。
 なお、ガイダンス施設の債務負担行為とは別に、安土健康づくりセンター元気園の運営事業が予算化されていないことを指摘します。
 これは3カ年の指定期間が来年3月31日で終わることになっており、これを機に継続を見合わせるとのことです。
 この事業は市民の健康づくりに大きく寄与してきました。2万人を超える利用者がそのことを物語っています。安土地域だけでなく、武佐地域の皆さんも多くの利用者があります。この12月議会で継続するための債務負担行為の予算措置の提案があってしかるべきものです。
 このことを強く求めて私の討論といたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りします。
 議第120号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することについて賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第120号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りをします。
 議第143号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第143号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関係議案について討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 皆さんおはようございます。日本共産党の井上佐由利です。私は3本の条例について反対討論を行いたいと思います。
 まず最初に、議第131号近江八幡市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について反対討論を行います。
 この条例につきましては、預かり保育の引き上げについての条例となっております。この条例は幼稚園の預かり保育料金を月決めで現在の4,000円から来年度は6,000円、再来年度には8,000円に引き上げ、さらに一回の利用料金も現行250円から来年度は400円、再来年度は500円に引き上げるというものです。
 提案説明では、保育園の延長料金1回500円に合わせたというのが理由となっています。
 今回の提案は、行政が一方的に決めたものであることが教育厚生常任委員会の議論の中で明らかになりました。子ども・子育て会議で事前に意見を聞き取ることもせず、来年2月に行われる子ども・子育て会議に事後報告とのことです。
 定例の教育委員会では、幼児課より議案で提案され、承認されたとのことです。提案された担当課では、他の部署との連携協議をされた上での提案とは私は言いがたいのではないかと考えます。
 預かり保育を利用される保護者からは、月決め4,000円を8,000円に引き上げることは子育て支援とは言えないとの厳しい声をいただいています。負担感が余りにも大き過ぎます。行政も負担感があるから緩和措置をとられているのではないですか。
 利用者の中には、保育園に行きたいけれど行けないから預かり保育を利用している声もあります。行政がすべきことは預かり保育の利用料金の引き上げではありません。引き合いに出されております保育園の延長料金1日1回500円、こちらを引き下げれば幼稚園の預かり料金の引き上げは回避できるのではないでしょうか。
 子育て支援に背を向けて、何でもかんでもサービスを受ける者が負担せよとのアナウンスばかりです。幼稚園、保育園など子育てに係る費用はコストではなく将来への投資にあるという視点で対応しないこの本市の姿勢が、このような異常な2倍の引き上げにつながっています。
 そもそも引き上げの根拠は乏しく、経費がかかるという理由だけです。加えて、プロセスも合意形成もなく、保護者置き去りの一方的な今回の引き上げは余りにも乱暴で、およそ子育て支援策と呼べるものではありません。
 そもそも、平成27年より、一律6,000円の幼稚園の保育料を所得によって見直してきたのは市ではありませんか。しかし、預かり保育料金につきましては、サービスを受ける世帯に対し市民税が非課税であってもなくても、所得に関係なく一律引き上げるやり方は納得できないし、福祉の心を持った子育て支援とは言えないと思います。
 今、子育て世帯、特に低所得者層、中間層の世帯の所得が先細っている中で、このような配慮のない引き上げを子育て世帯に負担を押しつけるべきではないということを求めて、反対といたします。
 次に、議第135号下水道事業の地方公営企業化に伴う関係条例の整備について反対討論を行います。
 この条例は、下水道の公営企業化に伴い、関係条例を整備する条例となっています。
 企業会計に移行することで、下水道課が持っております財産、この財産もはっきりするという側面はあります。しかし、国の下水道の企業会計の移行の狙いは、一般財源の支出削減と独立採算制の強化であることは明白であります。
 法適用を行い企業会計に移行すれば、単純に採算性ばかりが重視され、現在も基準内、基準外の負担を繰り入れていただいておりますが、いずれ今以上に、この独立採算が原則となって費用負担の不足分は下水道料金あるいは下水道の加入負担金として市民に今以上の負担として徴収されかねない。
 また、そのようなことにつながりかねないということで、私は下水道の公営企業化については反対といたします。
 最後に、議第144号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
 さかのぼればことしの3月議会に100円のトイレの条例提案に始まりまして、議場で2回の議案撤回の申し出が出され、そしてこの12月議会で、この条例は駐車場は無料、そして安土山ガイダンス入場料として市民も含めて200円を徴収するという提案となってきました。
 マスコミでも放映されまして、近江八幡市はトイレにお金を取るのかと失笑のネタになっています。
 公共トイレに対する生活者の意識調査というものがあるんですが、この意識調査の中で、公共トイレの有料化については有効であるということも望ましいという回答もともに少なく、日本では余りなじみのない有料トイレを設置する際は、利用者の理解とコンセンサスが不可欠とのことです。
 ガイダンスの200円徴収はトイレの有料化200円が本質です。つまり、観光客や市民が理解できるかどうかです。この施設、このガイダンス施設に指定管理料として532万円をつぎ込むのではなくて、トイレを無料で開放して清掃費程度の予算で十分ではないでしょうか。
 今のままでは何ひとつうまくいかないと思います。本来市長がすべきことは、観光行政の視点に立って、行政が音頭をとって、寺も、そして商工会も行政も、観光テーマで協議会もしくは委員会をつくって丁寧な話し合いを積み重ねて、安土山における総合的な政策を立案することにあります。
 市長は何でこんなことに、汚点、失策になるようなことに固執をするのですか。皆目その理由は不明です。
 この後、この議案が可決されようとも、それでも私は条例の実施は見送るべきだということを申し上げまして、反対討論とかえさせていただきます。どうもご清聴ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 皆さん改めましておはようございます。翔政会の西津善樹でございます。
 議第144号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定議案について賛成の立場から討論をさせていただきます。
 私は、安土の住民です。また、観光に対しましても熱い思いを持っております。だからこそ、誤解を取り除き信念を持って賛成することをお伝えしたい、このように思いまして討論をさせていただきます。
 今回上程されております条例改正案は、本年3月定例会に上程され、議題となって以降、継続審査となった議案を2度にわたり撤回し、再提案をされた経過において、駐車場を有料から無料へと大きく改められ、その上で使用料金額に見合ったガイダンス施設として6つのサービス機能を充実させるという内容に至ったことは、当局におかれましても議会からの意見を踏まえられ検討を重ねられた結果であるものと評価をする一方、当該経過の中において市民の方々を初め広く内外に混乱や不本意な印象を与えたことも否めません。
 我が会派内でも、幾日となく議論を重ねてまいりました。
 しかしながら、これまでの経緯や上程理由等につきましては、同僚議員である重田議員の本会議での個人質問、答弁により、私も含めて多くの議員や市民の皆様にも一定の理解と納得があったのではないかとも思います。
 その中でも、6つのサービス機能、展示機能、休憩機能、情報提供機能、広告機能、回路促進機能、安全で安心、快適なトイレの提供の充実策によりまして、今後はガイダンス施設が情報発信の拠点となり、文芸の郷や西の湖すてーしょん等々への観光振興へ、点から線へ、線から面へと発展していくことを期待しております。
 また、これまでの経緯から、この条例改正案がトイレ有料化条例であると、このように残念ながら誤解されている方も一部にはあるようですが、今回上程されている議案は、ガイダンス施設を有料化することによって適切な維持管理と運営を行うためのものと認識しております。
 今日までこのガイダンス施設は無人で開放されておられましたが、トイレも含めて当該施設は安心で安全に利用していただける場所にならなくてはなりません。しっかりとスタッフを配置し有人対応することで、観光案内はもちろん、防犯面だけでなく、気分を悪くされた方への対応などに迅速な対応ができるようになります。
 このように、ハード面だけではなく、真に人と人による心が触れ合う対応によるおもてなしの心は、これからの本市の観光振興を後押しするものではないかと考えます。
 今回の改正での駐車場の無料化につきましても、周辺駐車場との公平性の観点からであり、駐車場を多目的広場に改められることにより、イベント時の利用をさらに容易にしていくためのもので、史跡の保存から活用を含めて、安土地域の観光振興に寄与するものではないかと評価できます。
 多目的広場への変更後も、引き続き駐車できることにより、大型バスの駐車や観光シーズンの駐車台数増加時にも対応できることから、路上駐車や交通渋滞を回避でき、近隣住民の生活も保障できます。
 せっかく安土城跡に来られ、登りたくても登れない観光客にも、VR技術を前面に押し出して信長公が見られた景色を堪能していただけるなど、このように総合的な視点から見直しをされたことは評価すべきものであると考えております。
 今後は、ガイダンス施設としての本分である情報提供や案内機能はもちろんでありますが、周辺地域の観光資源と連携させた観光振興に努められ、特別史跡安土城跡の管理者であります滋賀県とも十分に協議し、連携して、史跡の保全、利活用及び来訪者に対するサービスの向上を図り、今後の観光客の動向についても適宜調査検討も必要ではないかと思われます。
 私は、本条例改正が観光客の利便性向上、満足度向上のために、施設充実され、特別史跡安土城跡前にある一つの観光施設として生まれ変わり、安土地域だけでなく近江八幡市の観光振興に大いに貢献していただけることを確信しております。
 以上のことから、議第144号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定についての賛成討論とさせていただきます。議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(井狩光男 君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りをします。
 議第131号近江八幡市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第131号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りをします。
 議第135号下水道事業の地方公営企業化に伴う関係条例の整備については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第135号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第144号近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第144号は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘です。
 議第140号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて討論を行います。
 健康ふれあい公園の指定管理でありますが、現時点ではプール棟の管理運営であります。温水プールについては廃熱の有効利用と言われますが、大きな費用をかけ建設され、今後の維持管理にも多額の費用が投入されることとなります。
 大型の箱物事業が続き、今財政が厳しい折に行うべき事業ではなかったと考えます。
 そして、今回の指定管理では、健康ふれあい公園全体の指定管理となることから、サッカー場やゲートボール、グラウンドゴルフ、屋根つきグラウンドの使用など、全て有料化になることが考えられます。
 市民が健康に、また気軽な遊びにと利用を楽しみにしておられます。公の運営と民間の運営との比較検討が行われたのか、示されていません。民間が指定管理となるからには、利益の追及が行われます。公の施設であり、公営で管理し、市民に寄り添った指導を行い、市民が楽しく使用してもらえることが大切であります。
 公の施設が民間の利益を得るための場となってはならないと考えます。
 以上のことを申し上げて、反対の討論といたします。
 続いて、議第141号中部清掃組合からの脱退及び同組合の財産処分について協議することにつき議決を求めることについて討論を行います。
 中部清掃組合から脱退についてでありますが、2億5,500万円を支払い、脱退することですが、安土地域は中部清掃組合を抜けてもごみの出し方は同じように継続するべきであります。特に、大型ごみについては安土地域から拠点回収をなくするのではなく、利用しやすい方法は近江八幡市全体に広げる努力をするべきであります。
 安土地域のごみを新エネルギーパークへ投入することで、10年間で5億8,000万円のメリットがあることが明らかにされました。ならば、安土方式の拠点回収に上乗せし、近江八幡方式の戸別回収を組み合わせて行い、大型ごみの出しやすいように工夫されるべきであります。それなしに中部清掃組合の脱退はあり得ないと考えます。
 中部清掃組合の新施設の建設費用を一気に返済しなくても、あと5年は中部清掃組合にとどまる手だてもあるということを申し上げて、反対の討論といたします。どうぞ皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 以上でその他議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第140号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第140号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第141号中部清掃組合からの脱退及び同組合の財産処分について協議することにつき議決を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第141号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決します。
 まず、予算関連議案について、議第121号から議第125号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第121号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第122号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)、議第123号平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)、議第124号平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議第125号平成28年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)、以上5件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第121号から議第125号までの5件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第126号、議第127号、議第130号、議第132号及び議第134号を一括採決します。
 お諮りをします。
 議第126号近江八幡市みんなの心で手をつなぐ手話言語条例の制定について、議第127号近江八幡市コミュニティセンター条例の一部を改正する条例の制定について、議第130号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第132号近江八幡市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定について、議第134号近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定について、以上5件は、総務及び教育厚生の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第126号、議第127号、議第130号、議第132号及び議第134号の5件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第136号から議第139号及び議第142号を一括採決します。
 お諮りします。
 議第136号安土駅南北自由通路整備工事委託契約の変更につき議決を求めることについて、議第137号市有財産を譲与することにつき議決を求めることについて、議第138号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第139号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第142号おうみ自治体クラウド協議会への加入に関する協議につき議決を求めることについて、以上5件は、総務及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第136号から議第139号まで、及び議第142号の5件は原案を可決することに決しました。
 次に、請願第4号について討論・採決を行います。
 それでは、請願第4号について、討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 請願第4号「原発事故による避難者用無償住宅支援の継続を求める意見書」の提出を求める請願について討論を行います。
 広域避難者への無償住宅支援を2017年3月で打ち切るということでありますが、政府は、居住制限区域、避難指示解除準備区域を遅くとも2017年3月までに解除することを決めています。また、ことしより年間50ミリシーベルト未満の地域を解除しました。
 福島県は移転費用に支援や民間賃貸住宅家賃への支援などを行い、避難者の帰還を促していますが、そこに住まいをすることの安全性はかけ離れています。放射線セシウム137の半減期は30年と長く、福島では子どもさんの健診で甲状腺異常が非常に高いことが示されています。このことから、特に母子避難世帯にとっては避難の継続が困難となります。
 命と健康を守り、安心して避難生活を続けるためには、無償住宅支援を続けることが必要です。私たちが住んでいる隣の福井県には大きな原発が並んでいます。いつ我が身に降り注ぐか、他人事ではありません。
 以上のことを申し述べて賛成の討論といたします。どうぞ皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で討論を終わり、これより請願第4号について採決をします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 請願第4号「原発事故による避難者用無償住宅支援の継続を求める意見書」の提出を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第4号は不採択とすることに決しました。
 ここで休憩をします。
               午前10時29分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時41分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をいたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)議第145号・議第146号会第7号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第145号・議第146号及び会第7号の3件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成28年第4回(12月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第145号 円山財産区管理委員の選任につき同意を求めることについてほか人事案件1件
議員提出議案
会第7号 CRPS(複合性局所疼痛症候群)の難病指定を求める意見書の提出について
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます、皆さん。
 それでは、本日追加いたします案件につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 議第145号円山財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、財産区管理委員の任期満了に伴い、委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 次に、議第146号牧財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましても、財産区管理委員の任期満了に伴い、委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました2議案につきましてご審議をいただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 次に、議員提出議案の提案理由の説明を求めます。
 会第7号について、提案理由の説明を求めます。
 橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) それでは、提案者を代表し、会第7号の意見書について朗読をもって、提案理由の説明をさせていただきます。
 CRPS(複合性局所疼痛症候群)の難病指定を求める意見書の提出について
 CRPS(複合性局所疼痛症候群(Ⅰ型・反射性交感神経性ジストロフィーRSD、Ⅱ型・カウザルギー))は、手足を中心に激しい疼痛を伴う病気です。骨折、捻挫、打撲などの外傷や手術、採血などの医療的行為による神経損傷をきっかけとして、慢性的な痛みと浮腫、皮膚温・色の異常、発汗異常、血管運動異常、関節拘縮、軟部組織の変化などの症状を引き起こすもので、発症原因については諸説があり、また痛みの症状への対処自体も難しく、治療法が未確立です。
 このCRPSは悪化して、徐々に患部のある手足全体に広がることがあり、中には反対の手足などに広がるケースもあるとされています。CRPSにより、その痛みのために手が機能しなくなる患者、足が機能せずに車椅子生活になる患者も多く、そのため仕事を辞めざるを得ない状態、一部しか仕事が出来ない状態となり、日常生活に非常に大きな影響を及ぼしています。
 CRPSは、10万人に約5人といわれる比較的まれな発症率ということもあり、これまで認知度が低く、長年診断自体がなされなかった患者も多くいます。しかし、難病指定されれば、広く知られるようになり、早期に診断・治療がなされ、症状が軽減されること等が期待できます。
 以上のように、CRPSは難病指定の6要件(①発症の機構が明らかでない、②治療法が確立していない、③希少な疾病である、④長期の療養が必要である、⑤患者が国内で一定の人数に達しない(人口の0.1%程度以下)、⑥客観的な診断基準か、それに準ずる専門家の共通認識がある)を満たしているにもかかわらず、いまだその指定がされていないことから、患者は治療費の経済的負担が重くのしかかる中で、肉体的にも精神的にも日常生活を営むのが困難になっています。
 よって、衆参両院及び、政府(内閣総理大臣・厚生労働大臣)においては、CRPSについて、下記の事項に取組むことを強く要望します。
   記
1.CRPS(複合性局所疼痛症候群)を難病指定にすること。
2.早期に原因の解明及び治療法の研究・確立を図ること。
3.患者の治療の経済的負担が軽減され、安心して治療を受けられる支援を行うこと。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 議員の皆さん方のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程しました議第145号、議第146号及び会第7号の3件について、質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時48分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時49分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっております議第145号・議第146号及び会第7号の3件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの3件については、委員会付託を省略することに決しました。
 それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時49分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時50分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決をいたします。
 それでは、市長提出議案について順次起立により採決をします。
 まず、議第145号を採決します。
 お諮りします。
 議第145号円山財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第145号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第146号を採決します。
 お諮りします。
 議第146号牧財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第146号は原案に同意することに決しました。
 次に、議員提出議案について、起立により採決します。
 お諮りします。
 会第7号CRPS(複合性局所疼痛症候群)の難病指定を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第7号は原案を可決することに決しました。
 ここで、お諮りをします。
 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は、議長に一任願うことに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました議案は全て議了しました。
 ここで、市長からご挨拶をいただきます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 閉会に当たりまして、一言お礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆さん方におかれましては、去る11月25日、平成28年第4回市議会定例会を招集させていただきましたところ、提案させていただきました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、いずれも原案どおりご可決を賜りましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。
 中でも、県下初ではなかろうかなと思います近江八幡市みんなの心で手をつなぐ手話言語条例の制定につきましては、本当に議員の皆さん方ご理解を頂戴しまして、全員でご可決賜りましたことを改めて厚くお礼を申し上げます。
 それとあわせまして、やはり私が日ごろから申し上げておりますように、議会は議員の皆さん方と我々執行部とが議論を闘わせる中でいい方向を見出していこう。すなわち、これが日本の議会制民主主義であります。
 その一つのあらわれが、いわゆる近江八幡市特別史跡安土城跡前駐車場及びガイダンス施設条例の一部を改正する条例の制定のこの議案ではなかったのかなと思っております。
 皆さんから見ていただきますと、従来は上程をさせていただいた議案ほとんどが修正もなく可決をしていただいたわけでありますけれども、でもこれからはやはりさらに議員の皆さん方のご意見を頂戴して、そしていい方向に、皆さんの知恵をかりながらいい方向に進めていく。これがお互い責任のある立場の者がやるものではないのかな。まさに議会制民主主義を重視した一つのあらわれということでご理解をぜひ賜りたいと思っております。
 このようなやり方は、県下の市長の皆さんあるいは全国の市長の皆さん方でも多くの称賛の声を頂戴しているところであります。そのこともご報告をさせていただきたい、かように思ってもいるところであります。
 それとあわせまして、やはりいわゆる駐車場を無料にさせていただくことによりまして、摠見寺さんの無料駐車場が恐らくや廃止をしていただけるのではないのかな。あそこを、前の県道2号線をよく通られる皆さん方から、あるいは市民の皆さん方から、花見のシーズンにはあそこに行くことが本当に楽しみにしてたんや、心が癒やされるのやという声を本当にたびたび聞かされました。何で市が切ったんやと言われるから、一々説明をしなきゃならなかったことは残念なことでありますけれども、桜の木といえども1日や2日であんな立派なことになるわけじゃありません。やはりこれから、先人が植えられた桜の木でございますから、今さらとはなかなかすぐには大きくなりませんけれども、ぜひ今管理をしてなさる人たちがもう一度先人の気持ちを酌んでいただいて、立派な桜の花を咲かせていただきますことを強く望みたいと思います。
 そのためにも、駐車場を無料にさせていただいたゆえんでもございます。ぜひそのことはお願い申し上げたいと存じております。
 今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方からそれぞれ賜りました多くのご意見やご提言につきましては、私以下全ての職員がこれを真摯に受けとめ、今後の市政運営に当たり反映できますよう鋭意努力してまいりたいと存じております。
 皆さん方もご承知のとおり、先週初めごろに、日本列島上空に寒気が入り込んだことや放射冷却の影響によりこの冬一番の冷え込みとなり、さらに16日には吹雪のような初雪も舞い散り、いよいよ本格的な寒波到来の兆しを見せてまいりました。
 さて、太平洋戦争開戦から75年を迎えたことし、安倍首相がアメリカのオバマ大統領とともに真珠湾において日本軍による奇襲攻撃の犠牲者に祈りをささげることとなり、ハワイを訪れる日が迫ってまいりました。日本の首相がアメリカ大統領とともに真珠湾を訪れるのは初めてと言われておりますが、ことし5月にオバマ大統領が現職大統領として初めて被爆地の広島を訪れ、核兵器のない世界の構築を訴える演説を行っており、今回の訪問は、二度と戦争の惨禍を繰り返さない未来志向の日米関係をより強調する狙いがあるものと言われております。
 また、ことしのノーベル賞の授賞式が、賞の創始者アルフレッド・ノーベルの命日であります12月10日、スウェーデンの首都ストックホルムで開かれ、ノーベル医学・生理学賞を受賞された大隅良典氏がスウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を受け取りました。オートファジーの解明という生命現象の根源的な謎に迫る基礎研究で評価された大隅氏は、科学に有益性だけを求めるのではなく、科学を文化として捉え育んでくれる社会であってほしいと、成果優先主義が幅をきかせる我が国の現状に警鐘を鳴らし、今回の賞金の一部を使って、大隅氏が栄誉教授を務める東京工業大学の若手の基礎研究者支援のための基金を創設すると表明されています。
 一方、国内では、注目を集めておりました北陸新幹線の敦賀以西、新大阪までの未着工区間につきまして、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会が、福井県小浜市付近から南下して京都を経由する小浜-京都ルートに一本化する中間報告をまとめ上げ、本日開催の委員会本会議で最終決定となる見込みでございます。
 これまで滋賀県が強力に推しておりました米原ルートは、工事費が最も安く、かつ工期も短く済み、投資効果の面から相当な優位性がある反面、現在の過密ダイヤゆえ東海道新幹線への乗りかえの不便さがネックとなり、結果として支持が得られませんでした。
 いずれにせよ、新幹線整備は毎年巨額の国費投入が必要となり、また並行在来線の問題もあるだけに、ルート選定に当たっては国民あるいは関係する府県の住民が納得する説明が求められることになると言えます。
 さらに、市内に目を転じますと、沖島の新しい特産品をつくろうと、沖島小学校の授業の一環として、地元の沖島町離島振興推進協議会と市との官民協働で、沖島の産物であるサツマイモを使ったアイスクリームの商品化を目指した取り組みがことし8月末から進められてきましたが、先日、完成したアイスクリームのお披露目の授業が行われ、私も沖島に渡り、見学させていただきました。
 沖島小学校の子どもたちは、現在島出身は2名であります。外部から13名、合計15名の子どもが通学をされておりますけれども、こういった子どもたちは、いわゆるアドバイザーを務める沖縄県の生活協同組合コープおきなわのまち・ひと・ものづくりサポーターである石原修さんの指導のもと、東近江市の池田牧場の協力も得ながらワークショップ形式の授業などに取り組んできたものであります。私も完成をしたアイスクリームの味見をさせていただきましたが、そのかわいらしいカップのデザインも含め、子どもたちのアイデアがぎゅっと詰まった上々のできばえとなっております。今後、完成しましたアイスクリームは、子どもたちによって来年2月に店頭での販売体験がなされることでございます。
 売り手よし、買い手よし、世間よしの三方よしの近江商人の理念を生かし、特産品として軌道に乗り、沖島の活性化の一助となることを切に願うものであります。
 またさらには、市民バス「あかこんバス」の平成21年の発足以来、日々使用しております車両の老朽化に伴う更新に当たり、事業にご理解をいただき多大なご支援をいただきました市内外の6事業所に深甚なる感謝の意を込めて感謝状の贈呈式を明日午前11時から予定しております。
 今回の支援によりまして更新された新車両は、年明け早々1月10日より早速使わせていただくものでございます。この場をおかりしまして、ご支援賜りました事業所の皆さん方に深く感謝の意を表する次第でございます。
 また、清水寺の舞台での発表が歳末の風物詩となっております一年の世相を漢字一字で表現することしの漢字に「金」が選ばれました。ことしは、本市でも市民栄誉賞第1号を授与した乾友紀子選手の活躍にテレビの前にくぎづけとなり、胸躍らせたリオデジャネイロオリンピックでの日本人選手の金メダルラッシュや政治と金の問題、またアメリカ大統領選挙を制したドナルド・トランプ氏のイメージなどが、ことしの一字に導いたものと思いますが、本市でいえば、本年度の目標額を10億円に設定しましたふるさと納税の寄附金額が、昨日、12月19日現在で昨年の1年間を上回りました。昨年は7億3,600万円でありましたけれども、12月19日現在で総額8億1,800万円にも達しておりまして、来年3月までには目標の10億円突破ももはや夢ではないようであります。
 ふるさと納税は、いろんなことを言われますけれども、これはすばらしい制度の一つだというふうに思っております。ふるさとを思い、少しでもふるさとを離れた人たちがその気持ちのあらわれの一環でございまして、大学の先生が言われるような、少し認識不足のところもあるのではなかろうかなと思っておりますが、私どもはこの制度の存続する以上は、やはりふるさとを全国から思っていただいて、そういった人たちの心を無にすることなく、ふるさと納税の事業を進めさせていただきたい、かようにも思っているところであります。
 したがって、寄附されました額が、所得税や住民税の控除に反映されることからも、これから大みそかまでのあと10日間が最後の正念場と思われます。議員の皆さんにおかれましても、どうか引き続きご理解、お力添えを賜りまして、生産者が喜び、そして販売店も販路拡大になり、そして納税者のほうも地場の産業も手に入る、さらに行政も増進になる、この平成の四方よしのふるさと納税にぜひ引き続きご理解とお力添えを賜りますようよろしくお願いを申し上げる次第であります。
 ことしも余すところ、あと10日余りとなりました。市役所周辺の官庁街は、既にシルバー人材センターの会員の皆さん方により、気持ちよく新年を迎えてもらおうと歳末恒例の清掃奉仕をいただき、ロータリーはすっかりきれいになっております。また、近江八幡駅南口広場や安土コミュニティセンター前などは、近江八幡ライオンズクラブや地域の皆さん方のご尽力により、美しいイルミネーションが輝き、何かと気忙しくなる人々の心を和ませていただいております。
 暦の上では31日、大みそかをもって一年の締めくくりではございますが、年度でいいますと平成28年度残り3カ月余りの中で、これまでの取り組みの成果を一つ一つ結実させながら、重点事業を初めとした全施策・事業の着実な取り組み推進に努めつつ、引き続き緊張感を持ちながら、「内発的発展により心の豊かさがあふれた品格のあるまち」の実現を目指してまいりたいと思っているところでございます。
 これから先、ますます寒さが厳しくなる中、議員の皆さん方には年末年始の行事等で何かとご多忙の日々が続くとは存じますが、どうかくれぐれもご自愛をいただき、ご家族おそろいで輝かしい初春をお迎えになられますとともに、新年のなお一層のご活躍を祈念し、あわせまして市政発展への一層のご協力をお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきたいと存じます。まことにありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) それでは、第4回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る11月25日に開会されました本定例会も、議員各位の努力あるいは市長初め当局の皆様方のご協力によりまして、本日ここに無事、閉会の運びとなりましたことを厚くお礼を申し上げます。
 また、当局におかれましては、今議会の中で各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願いを申し上げます。
 議会といたしましても、引き続き市民生活の充実に向けて努力してまいる所存であります。
 いよいよあと10日で本年も終わろうとしております。寒さも一段と厳しくなってまいります。皆様方におかれましては、健康に十分にご留意いただいて、どうぞよい新年をお迎えになられますようご祈念申し上げまして、第4回の定例会の閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
 これをもちまして平成28年第4回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 ありがとうございました。ご苦労さまでございました。
               午前11時11分 閉会
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