録画中継

平成29年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月22日(水) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 委員会報告
第5 議案の上程(提案理由説明)
    会第1号 ~ 会第3号
第6 質疑
第7 委員会付託
第8 委員会審査報告
第9 討論・採決
               午前9時30分 開議
○議長(井狩光男 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 加藤昌宏君
 橋  博君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託しておりました諸案件を一括議題とし、各常任委員会の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長田中好君。
             〔16番 田中 好君 登壇〕
◆16番(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月9日、10日、13日、14日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
議第1号 専決処分の承認を求めることについて
     平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)
は、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。
議第2号 平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)
議第12号 平成29年度近江八幡市一般会計予算
議第52号 平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程において、特に議第12号については、岡山コミュニティエリア整備や庁舎建設等の大型事業を含む予算であるための反対意見、また補助金については、次代を担う若者を育てる各種団体の活動の支援にも目を向けるべきといった要望の意見がありました。一方、地方創生に対応していく中、いずれも必要な事業に基づく予算であり、限られた職員体制の中で、大型事業を含めさまざまな事業の取り組みが動き出しており、このことに対しては議会としても応援していかなければならないといった賛成意見がありました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(井狩光男 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告をいたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第8号 平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)
議第11号 平成28年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)
議第17号 平成29年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算
議第22号 平成29年度近江八幡市病院事業会計予算
 以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第23号 近江八幡市安土内野グラウンド条例の制定について
議第24号 近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
議第26号 近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について
議第27号 近江八幡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第28号 近江八幡市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第29号 近江八幡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第30号 近江八幡市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第31号 近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第42号 近江八幡市病院企業職員の自己啓発等休業に関する条例を廃止する条例の制定について
議第51号 近江八幡市立看護専門学校条例を廃止する条例の制定について
 以上10件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第25号 近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
議第32号 近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議第41号 近江八幡市安土健康づくりセンター条例を廃止する条例の制定について
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第44号 近江八幡市・安土町新市基本計画の一部を変更することにつき議決を求めることについて
議第46号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第47号 東近江行政組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることについて
議第54号 近江八幡市文化会館耐震改修工事請負契約の締結につき議決を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査での主な意見としては、議第17号に関して、施設の耐震改修以降の議論とはなるが、文化会館の収益性向上に向けた経営努力に期待したい。また一方で、収益重視だけでなく市民文化の向上にどう寄与していくのかについて考えていきたい。
 議第22号に関しては、総合医療センター運営に関係し、急性期医療を担う一方、地域包括ケア病棟の運用において機能回復のためのリハビリにも一層努力してほしい。また、今後の地域医療制度改革の中で、病院を取り巻く厳しい環境ではあるが、健全な病院経営に一層の努力を期待するなどの一方、特に議第41号に関しては、安土健康づくりセンターについて当該施設の老朽化などが廃止の背景とのことですが、所期の目的に沿いリフォームを行い、一層活用していくべきなどの意見がありました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) 皆さんおはようございます。
 それでは引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託をされました諸案件を審査するため、3月16日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第6号 平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)
議第7号 平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第2号)
議第14号 平成29年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算
議第16号 平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(サービス事業勘定)
 以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第15号 平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第34号 近江八幡市桐原社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について
議第36号 近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議第50号 近江八幡市立こどもの家条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、請願につきまして、
請願第1号 就学援助の制度拡充を求める請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
 なお、審査過程において、就学援助の制度拡充を求める請願について、今議会中の本会議においても子どもの貧困について議論の中、この請願を議会として取り上げるべきという賛成意見や、子どもの貧困については議会内でも議論をしている中であり、請願趣旨はおおむね理解できるものの、個々の施策の実施については、今後、当局とも連携した中で精査し取り組むべきという反対意見がありました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告は終わります。議員各位のご賛同のほどよろしくお願いをいたします。
○議長(井狩光男 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第3号 平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議第4号 平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議第5号 平成28年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
議第9号 平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議第10号 平成28年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第1号)
議第19号 平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計予算
議第20号 平成29年度近江八幡市水道事業会計予算
議第21号 平成29年度近江八幡市下水道事業会計予算
議第53号 平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
 以上9件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、
議第13号 平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算
議第18号 平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算
 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第33号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議第38号 近江八幡市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第40号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第35号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
議第37号 近江八幡市立環境衛生施設条例の一部を改正する条例の制定について
議第39号 近江八幡市特別工業地区建築条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第43号 字の区域及び名称の変更につき議決を求めることについて
議第48号 市道路線の廃止につき議決を求めることについて
議第49号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第45号 財産を取得することにつき議決を求めることについて
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程での主な意見として、議第13号において、国民健康保険の被保険者数が減少しており、高齢化が進む中、被保険者の所得も減少していることは今後の財政面を考慮すると懸念がある。
 また、議第33号において、安土地区の大型ごみの拠点回収方式は、廃止ではなく市内全域に広げるべきといった意見がありました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち発言通告がありました案件について、討論、採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 皆さんおはようございます。日本共産党の井上佐由利です。
 私は、予算関連について、順次反対討論をしていきたいと思います。
 最初に、議第2号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)について、議第52号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)について、この2つについて言います。
 岡山コミュニティエリア及び庁舎整備に係る執行残、そして岡山コミュニティエリアの土地取得に関連し、繰越明許の分について、いずれも、岡山小学校の建てかえは新しい土地を求めるまでもなく、現敷地で建てかえることが経費も安くつくことから反対といたします。
 次に、議第12号平成29年度近江八幡市一般会計予算の反対討論を行います。
 新年度予算は340億7,000万円です。予算は市長の市政に対する考えを映す鏡と言われております。市長が標榜する株式会社近江八幡市という発想のもと、市民の暮らしと福祉、教育を確実に壊し、市民は生活に不安を感じざるを得ない状況が生まれています。
 新庁舎建設や岡山コミュニティエリアの大型事業の推進等で、市民が求める暮らし、福祉にかかわる事業費が大きく抑制、削減されます。市長は、市有地の売却や起債の増額などで歳入をふやす一方で、歳出面では民間委託の経費削減等で市民サービスの低下を招いています。
 市民の暮らしを削って確保した大事な基金を大型事業に充てるとしています。厳しい生活を送る市民からは市長の姿が夜叉に見えるのではないかと危惧をしています。市長が本来的に責任を負うべきは、福祉の充実を図ることなど市民の日常生活の充実にこそ目を向けるべきであります。
 新年度予算の総額340億7,000万円、この予算は大型開発中心から社会保障、教育、子育てなど、格差と貧困の是正につながる予算に切りかえるべきです。
 幾つか申し上げます。
 子ども通院の医療費無料化は、ことし中学校3年生まで拡大されますが、対象が非課税、均等割の世帯にとどまっており、低所得対策の域を出ていません。市長はこのような福祉の充実を図ることをばらまきと言いましたが、大型事業を熱心に進める市長の姿こそ大型事業のばらまきではないかと思います。
 東近江圏域でこの医療費の無料化、この通院の医療費無料化ができていないのは近江八幡市だけです。若い世帯は口コミで自治体サービスを見聞きしています。子育て支援計画のときのアンケートでも断トツに高かったのは医療費の無料化です。これはもう論をまたないのです。今、中間層の世帯が疲弊している現実を直視して、中間層の生活を支えることは決してばらまきではないということを厳しく指摘しておきたいと思います。
 次に、待機児童問題も一向に解決しません。
 これは、市財政を考えればその予算はあるのに対策が全く打てていないことに原因があります。打ったとしてもほんの一部だけでちゃぽんとも言わない状況です。定員を超えての入所人数は3月末で98人、一つの保育園が建つほどの子どもたちが各民間園に入所しています。問題は、市の責任で認可園をつくるのではなく、株式会社等の民間に丸投げの状況がここにあります。市有地を開発業者に売却するのではなく、市内の法人に土地を貸して認可保育園建設を進めれば、保護者は安心して子どもを預けられます。この方向こそが当局の言われる内発的発展につながります。
 また、民間保育所の補助金も1,800万円と大幅に削減されています。民間の保育士さんの給料は低過ぎです。官民格差を埋めるためにも、民間保育園への補助金引き上げを求めておきます。
 同時に、待機児童解消のために緊急に現在の公立保育園での対応が求められています。今こそ公立保育所の出番と考えます。公立保育所では全て定員以下の入所数となっており、民間と同じレベルの入所数とすれば一気に待機児童が解消する可能性があります。
 公立保育園の施設を改修して職員をふやすことは市自身のことであります。その気になれば直ちに行えるものと判断します。公立保育園も待機児童解消に努力すべきと求めておきます。
 また次に、市長は公立幼稚園を順次廃止して桐原に民間のこども園2園、岡山に民間こども園、公立の幼稚園を民間に差し出して保護者が公立を選べないやり方は絶対に私はやめていただきたいと考えます。
 もともと市は小学校区ごとに幼稚園を設置してきました。学区の公立幼稚園は、公立小学校に上がる中で幼稚園の先生と小学校の先生が入学してくる子どもの育ちを保障していました。市長は無理にこのつながりを断ち切ろうとするもので、さまざまな矛盾や問題が生じます。市が幼稚園を手放してはならないことを求めておきます。
 また、旧桐原小学校の跡地を売却する予算が計上されておりますが、もともとこの地に小学校を建てかえれば問題がなかったはずです。市民の財産を売り払う不動産行政はやめるべきです。
 次に、社会教育の生涯学習の費用が、ことしからまちづくり交付金として支出されることが明らかになりました。つまり、生涯学習予算の削減です。生涯学習のための予算は市民の潤いと豊かさが実感できるものであり、予算を削減してはなりません。また、まちづくり交付金となるとまちづくり協議会の人件費などに化ける可能性もあります。生涯学習など人を育てる予算が削られ、市子ども会連合会のわずか3万円の補助金まで3年前から削減されている状況です。
 人を育てる社会教育の予算はふやすべきと求めておきます。
 次に、ことしから最終処分場について、直営から民間委託に移行ですが、安全性の確保のために直営に戻すべきです。
 そして、学童保育所の入所児童、金田、安土、桐原でふえておりますが、その対応は市で建設せず民間に任せるとなっておりますが、何でもかんでも民間事業者にという度を超す政策は再考すべきです。民営化の狙いが費用もかけないというコストだけの判断であることは明白です。
 また、元気園の廃止条例が決まる前に、既に新しい次の利用目的が決まっていることも明らかになりました。そのことが明確にフライングであり議会軽視です。これらは認めるわけにはいきません。
 次に、庁舎建設です。
 庁舎建設では、95億円の総建設費を半分程度に抑制することこそ財政に優しく、市民の暮らし、福祉の財源を生む特効薬となると考えます。
 庁舎建設は、経済性、効率性、利便性を考慮して建設されるべきです。95億円の庁舎は最大の無駄遣い行政です。現庁舎敷地に建設することは2回の引っ越しなど無駄な費用を支出することになります。病院跡地に建設すれば無駄な費用を抑えることができることは誰の目にも明らかです。
 また、病院跡地を民間の力で開発するとしておりますが、病院跡地はハンディがあって市の市場調査でも民間の思いとは乖離があることが明らかにされており、民間業者の思いにそんたくするのであれば、今話題となっている森友学園のゆがんだ開発になっては私は困ります。定期借地をするのではなく、病院跡地に新庁舎建設をするべきであると考えます。
 そして、立体駐車場と地下駐車場の計画も見直すべきです。立体駐車場でいえば、スーパーでも平面の駐車場のあるところを選んで買い物に行きます。わざわざ駐車しにくい駐車場をつくって誰も喜びません。駐車場に寄りつけません。地下駐車場も200年に一度と言われる大雨に機械室や倉庫が浸水するおそれに対して回避する考えも必要であり、地下駐車場は防火対策から見てもコストがかかり過ぎます。
 ひまわり館や安土支所を利用しながら、コンパクトな庁舎ができます。何でも1カ所に集約すれば子育てのトータルサポートが行えるとは笑止千万です。ひまわり館は本当によくできていて、療育に来る子どもさんを玄関まで迎える姿はすばらしいとの発言が庁舎推進委員会でもありました。それこそ新庁舎2階に予定している部分をひまわり館で活用すれば十分です。
 また、庁舎特別委員会では、設計会社が、一般論で60年のライフサイクルで言いますと建設費25%とすると75%がランニングコストだという説明がありました。95億円の庁舎建設は建てただけでは終わらないということです。それなりの維持管理費が毎年発生することは避けられません。そのことを考慮すれば当然シンプルで必要面積にとどめた建設にするべきです。95億円の過大な庁舎建設を推し進めれば、財政の圧迫は必至です。市民生活全般へのサービスを切り下げ、受益者負担の増大、公的サービスの民営化に拍車がかかることになり、将来に大きな負担と禍根を残すものであります。
 そして、このたび3月25日に市民報告会があります。この市民報告会のチラシを見ておりまして、パブリックコメントが終わらないうちに、このパブリックコメントの意見を踏まえてまとめた報告会を開催するというふうになっております。この行いは市民を欺いていると強く申しておきたいと思います。
 いろいろ申し上げましたが、近江八幡市には3つの駅があります。しかし、高齢化率は東近江市より高くなっています。それは若い人たちの就労支援や子育て支援に無関心だった市長の姿がこの数字にあらわれているのではないでしょうか。若い人たちが安心して住める施策、税金を使うように転換すべきです。
 コストコストで幼稚園の民間こども園化、待機児童も根本的に解決できていません。幾ら建物が立派でもソフト事業の充実なしには市民は幸せになれないのです。税金の再分配が大型事業中心に偏重しているのです。
 地方創生というのなら若者が住み続けられるまちづくりに転換すべきであり、税金は人に使う、それは将来必ず市を担う人に育っていっていただけます。そこに市の役割があり市の将来があるということを申し上げまして、一般会計の反対討論にかえさせていただきます。
 続きまして、議第13号平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算について討論します。
 ことしの保険料の収入は1億4,800万円前年度より減収です。先ほどの委員長報告のとおりです。これは加入人口の減少が原因とのことですが、保険料収入が頼りの会計としてはこの減収はとても厳しい状況を生みます。国保の会計におきましては、中間層の負担が増大することにもつながります。このたび平成28年3月補正で1億円の法定外繰り入れが行われました。平成29年度予算では、3億1,000万円の基金を繰り入れて予算が組まれまして、現在の基金は3,000万円程度となっております。
 国保の加入者1人当たりの所得、この近江八幡市では58万2,000円でございます。県の平均が61万円ですから60万円を切っております。自営業者や非正規労働、農業者など、所得も上がらず厳しい生活を強いられていることがよくわかります。景気も悪く、所得は上がらず、保険料を納められないという声があります。今後、都道府県化にあわせて平準化が予定されておりますけれども、これ以上の保険料を引き上げることは絶対しないことを求めて反対します。
 そしてつけ加えて、県一本化で特定健診の受診率など、今後保険事業の推進が求められているだけに、保健師さんが地域にもっと出かけて受診率向上に、目に見える検診の普及に努められることを申しておきます。
 続きまして、議第15号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)について討論をします。
 昨年も法改正がありまして、一定の所得の方は1割から2割に、特別養護老人ホーム入所者は、低所得者に対する食費や住居費の見直しは負担増になりました。さらにその上に、ことしいまだ確定ではありませんが65歳から74歳の自己負担を2割に、あるいは軽度者対象の福祉用具の貸与、住宅改修の見直し等が今国会で言われております。
 今回、その見直し分があったときのシステム改修の費用が計上されております。
 さて、国は法改正で新規の要支援の方は従来受けられておりましたデイサービスやホームヘルプを介護保険から外し、総合事業にしました。市は地域支援サービスの通所型サービスA、訪問型サービスC、通所型サービスCで対応するとしておりますが、3カ月初期集中支援です、短期の対応です。通年事業ではありません。継続の方々が受けられておりますような事業の構築が必要です。
 一例で言いますと、ひとり暮らしの継続の要支援の方では訪問ヘルパーさんが家事援助等日常生活を支え、継続的な援助がされておりますが、新規の要支援の方にはありません。要は、介護の専門家が年間通じて重度化にならぬよう要支援のときから対応することが求められています。現在受けておられる継続の方も来年度で終わりです。このような形で要支援の方々の支援が短期となりますと、初期のサービスに空白ができ、病気が進むのは目に見えています。早期対応が大事であるというのなら、その受け皿は市が責任を持って現行サービス相当の対応を行うべきです。
 国は、支え合い事業を構築させ、財政的負担を抑制する方針ですが、毎日のことをボランティアでは無理が生じます。地域に介護難民を生まないように、安心できる介護制度にしていくことを求めて反対とします。
 なお、地域包括支援センターにつきまして、もともと中学校区に1つという計画であります。以前から幾度となく言っておりますけれども、安土中学校区にも地域包括支援センターの設置を求めておきます。
 続きまして、議第18号平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算について討論を行います。
 後期高齢者医療制度は、2008年に医療制度改革の柱として導入されました。年齢で区分し75歳以上の人口と医療費が増加すればするほど、2年ごとの保険料に値上げに直結しており、露骨な受診抑制をもたらす医療制度である仕組みです。1人当たりの1年間の保険料は6万6,218円です。高齢者を取り巻く環境は大変厳しいものがあります。世代で区別する保険制度に反対です。
 加えて、一旦打ち切りになりました通院の方々の健康診断はくれぐれも高齢者に理解ができるような周知で健診が行われることを求めて反対討論にかえさせていただきます。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 次に、辻正隆君の発言を許します。
 辻正隆君。
             〔5番 辻 正隆君 登壇〕
◆5番(辻正隆 君) 皆さんおはようございます。翔政会の辻正隆でございます。
 私は、議第12号平成29年度近江八幡市一般会計予算について賛成の立場で討論させていただきます。
 国は、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略を柱とする経済財政政策を推進してきました結果、一部のところに改善のおくれが見られますものの、雇用、所得環境の改善が続くなど穏やかな回復基調にあるとされます。一方で、今月10日に近畿財務局が発表しました県内の景気判断指数は、マイナス2.9ポイントと悪化しており、国際情勢等の不透明さも影響する中で、今後の動向を注視していく必要があると言えます。
 今議会の冒頭、市政方針において、市長はこれから向き合う課題として少子・高齢化や人口減少、頻発する自然災害への対策、地域社会がもたらす子どもの貧困問題などを例に挙げながら、本市の優位性を最大限に活用し、真に市民が地域に誇りと愛着を持って生活していけるよう、総合的に施策を推進していくと表明されました。
 平成29年度の一般会計予算は、次世代の礎となるコミュニティーを育むための資産形成の完遂に向けた継続的な実施や最終年度となる第2期ローカルマニフェストの総仕上げの予算として着実に進めるとともに、新たなるコミュニティー拠点の創出や地方創生へ積極的に取り組む次なるステップに向けた予算と位置づけ、行財政改革や歳入確保への積極的な取り組みにより、持続可能な健全財政の確立に向け、過去最大の340億7,000万円の予算とされました。
 その中で、生活インフラ整備につきましては、平成29年度6月からプール棟が供用開始されます竹町都市公園整備事業や平成29年度秋に駅舎供用開始予定の安土駅周辺整備事業、また地域住民の方々から大きな期待を寄せられております岡山コミュニティエリア整備事業、また市庁舎整備事業などのハード事業や地域活性化住宅リフォーム補助事業、みんなの心で手をつなぐ手話事業、そしてCCRC推進事業などのソフト事業など、本市の発展に向けた政策を着実に進める内容になっていると評価するところであります。
 また、財政面では、事業実施に当たっては国や県の支出金の確保を初め、ふるさと応援寄附金に代表されるような新たな歳入確保にも取り組むとともに、さらに市債と基金の将来的なバランスも考慮しながら、効果的に、効率的に活用するなど、今後の持続可能な行財政運営にも十分配慮した予算であると評価をいたします。市民の皆様方にご理解を得られるものと判断をいたします。
 なお、防災やにぎわい、交流創出などの新たな拠点として、多くの市民の皆さんが関心を寄せられております庁舎整備事業につきましては経費的にも大規模な事業であります。29年度からはいよいよ実施設計と庁舎建設に向けて進んでまいります。議会といたしましても、今後の事業進捗においてコストとサービスのバランスについて最大限注意しながら、よりよい庁舎の完成に向け議論を深めてまいる所存でございます。
 市長を初め当局におかれましては、平成29年度も、貧困対策、待機児童問題、雇用対策、農商工、観光振興等、課題は山積みでありますが、市民の皆様方が近江八幡市に住んでよかったと感じていただける魅力ある政策を市民ファーストで満足度を高めるための施策に取り組んでいただきたいと、このように要望いたします。
 今後も一層堅実な行財政運営に努力されることをお願いし、賛成の討論とさせていただきます。議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、大林宏君の発言を許します。
 大林宏君。
             〔14番 大林 宏君 登壇〕
◆14番(大林宏 君) 皆さんおはようございます。地域力みんなの会の大林宏です。
 議第12号平成29年度近江八幡市一般会計予算のうち、庁舎整備に係ります事業につきまして反対の討論を行いたいと思います。
 提案の第12号の議案と第44号の議案は切り離すことのできない議案であります。一般会計のうち、庁舎建設費4億4,028万9,000円に対し、補助金はわずか2.5%であり、建設費の68%が合併推進債を予定されていることから、合併推進債が使えるかどうかの議第44号を先に審議すべきものと思います。
 さて、1つ目の問題ですが、新庁舎建設について、現在、分散している施設を1カ所に集め、市民へのサービスとあわせ地震被害に万全を期し、建設費の上限95億円を予定しているとの計画です。しかし、この95億円はいかにも高過ぎ、この要因は庁舎を中心とした市街化エリア整備が背景にあって市の中心部のみをよくしようとする思惑が見えてくることであります。
 第2点目ですが、そもそも庁舎は自治体の役割をつかさどるための法令や条例によって義務づけされた業務を公務員や関係者によって住民のための公共サービスが行われる施設であります。
 私は、庁舎はこれらに特化した専門的な施設であるほうがよいと考えております。この考えの上に立って、市の計画されている市街化エリア整備に市民交流ゾーン、市民広場、世代交流施設など、にぎわい機能と災害時の1次避難所としての市民を受け入れる施設を庁舎内に用意することよりも、隣接の文化会館に役割を移すことが適切と考えております。いつ起こるともわからない災害対策に庁舎を利用するより、文化会館のほうがより自由に利用できるし、ふさわしい施設だと考えております。そうすることで、庁舎は5階建てで十分となります。
 事業費は、文化会館の大改修も含め、70億円を上限にし、経費を節約すれば25億円が未来の子どもたちの負担を軽くすることができます。
 3つには、合併推進債の使い方で将来の財政計画に大きな影響を及ぼすことについてであります。
 合併推進債は庁舎建設費の90%まで許可されます。5年据え置き、30年償還の計画と思います。ここで将来にわたって大きな問題となるのが利息の選び方であります。利息の選び方によって市財政は大きく変わると思います。調べましたところ、現在、固定金利ですと0.6%、変動金利では0.05%と変動金利のほうの利息は12分の1の安さで済みます。しかし、大切なことは将来を考えて市長はどちらの金利を選ばれるかということであります。
 市長は当面の償還を考えれば変動金利の0.05%を使われるものと危惧しております。私は、アベノミクスはそう長く続かないと思いますから、使うのであれば固定金利の0.6%が将来的に有利だと考えております。
 ここで特例債95億円を借り入れた場合ですが、据え置き5年で元金25年間の償還としました場合、据え置き5年で変動金利0.05%ですと2,375万円で済みます。固定金利の0.6%ですと2億8,500万円、こういうふうに大きな差が生まれてくるわけであります。しかし、0.05%の安い金利が30年間続くわけではありませんから、本当にどちらを選ぶかは大切な問題と考えております。
 もう一つ重要な問題、これが一番問題なんですが、新庁舎建設は安土町との合併前の協議会で承認しておくべき大きな事業であります。それが明確にできておられなかった事業となっております。安土町民が承認されていない新庁舎建設であることをもっともっと重要に考え、議論された上で改めて予算提案されるべきがルールではないか。3月25日には新庁舎整備計画設計の市民報告会を進める予定になっております。この立派なチラシもそのことであります。
 さきも言いましたが、もう一度言いますけども、庁舎建設、これは主要施策の中に入っていない、そういう理解をしております。ですから、この問題についてはもっと慎重に扱っていくべきものと考えております。
 ですから、議第12号平成29年度近江八幡市一般会計予算のうち庁舎整備事業にかかわります予算に反対し、討論を終わりたいと思います。どうぞ皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第2号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第2号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第12号平成29年度近江八幡市一般会計予算は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第12号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第13号平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第13号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第15号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第15号は原案を可決することに決しました。
 議第18号平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第18号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第52号平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第52号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について討論を行います。
 まず、加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏でございます。
 私は6つの条例議案について反対の討論を行います。
 まず、総務常任委員会で審査した議第25号近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について、これは平成27年9月成立の個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、本市の条例も一部改正する議案と理解しています。
 改正点は、情報が漏えいしない対策として必要な措置を講ずるものとされています。委員会では、今後も個人情報をカードに集約する仕組みが情報の漏えいが保障されたものでないことを指摘しました。3月17日の新聞では、システム障害や計画の変更が多発、データの連係に問題ありとする現在の到達状況が報道されていました。
 国民の各種個人情報を個人番号、いわゆるマイナンバーによって結びつけ活用する制度として、利便性などが強調されていますが、犯罪等の危険性を高め、国民には負担増につながる仕組みづくりとして反対をいたします。
 次に、議第32号近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定について、これも国の地方税法の一部改正に伴う本市の条例改正が施行日にあわせて求められたものと理解しています。幾つかの改正点のうち、私は法人市民税割の税率引き下げの改正につき反対の討論を行います。
 地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図るため、法人市民税を引き下げ、その引き下げ分については課税標準を法人税額とする地方法人税(国税)が創設され、その税収の全額を地方交付税の原資とするとの説明であります。
 政府は、消費税8%に引き上げ時に地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差の縮小を図るためとして、地方税である法人市民税の一部を地方法人税(国税)として地方交付税の原資とする仕組みを創設しました。
 今回の改正は消費税10%への引き上げを前提に、同様の地域間格差が発生するとして、法人住民税を同府県民税は2.2%を引き下げ、市町村民税は3.7%引き下げ、その引き下げ分5.9%を国税とした地方法人税率を引き上げ、地方交付税原資化の規模を拡大するものです。
 本市においては、これにより1.5億円ほどの減収になるとのことです。でも、全体として偏在性が是正され交付税措置がなされるから無傷だとの趣旨の説明でしたが、色のついていない交付税措置の検証は不可能であります。
 日本共産党は14年度改正において自治体間の税収格差の是正は地方交付税の財源保障と財政調整の両方の機能を強化することでなされるべきとして反対しました。今回も同様の偏在是正措置の拡大は、消費税10%への増税と消費税を地方財政の主要財源に据えていく狙いと一体のものとなっており、反対であります。
 次に、産業建設常任委員会で審査された議第33号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてと議第38号近江八幡市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定、この2つの条例は中部清掃組合からの脱退により安土、八幡を統一することで生じる粗大ごみ、スプリングマットの手数料の扱いにつき、安土地域住民がこれまでと比べて不利益となるものです。粗大ごみは無料の拠点回収が行われてきました。戸別回収に統一されることで有料となります。スプリングマットもこれまでは引き取ってもらっていたものが1台7,580円もの手数料を払うこととなります。
 合併により安土住民へのこれまでの施策が切り捨てられ、いきなり負担増へ合わせられること、このことへの不満は大きいものがあります。
 以上を申し述べて反対の討論といたします。
 次に、議第40号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本議案は1月18日、都市計画決定された2区域について、建築物等に関し制限を定めるとする条例が提案されています。そのうちの行政拠点地区、地区計画を変更して、にぎわい交流拠点地区、地区計画について討論をします。そもそもはこの区域は庁舎整備をめぐって市庁舎の建設場所の議論をしてきた場所です。市長は、当初からこの場所は民間活用を既定の路線として強引に進めてきたと言えます。
 そのことを前提に、庁舎整備等基本構想、新たな生業を育む歴史薫るまちづくり計画、平成26年6月、100年のまちづくり近江八幡、にぎわいのある官庁街推進委員会の答申、平成27年7月、そして近江八幡市庁舎整備等基本計画(平成28年2月)などを最上位法として扱い、民間企業が入りやすい下地をつくる作業を進めてきたものです。
 本条例をまつまでもなく、既にその一角(保健所跡地)は早々とホテル誘致の入札が執行されるなど、拙速な対応は到底理解できるものではありません。
 行政拠点地区の機能は存在しており、地区計画の変更は必要なかったと考えます。本条例は建築物の制限を図るものではありますが、当初からの意図あるこれらの経緯から、本議案に反対とします。
 次に、議第41号近江八幡市安土健康づくりセンター条例を廃止する条例の制定について、所期の目的を果たせたとして、施設の運営を廃止しようとするものです。
 この地域にあることで根強い利用者がいたこと、年間2万2,000人もの利用者がいたこと、宿泊施設、日本間ホール、トレーニングルーム、プールなど手軽な利用が可能であったことなど、廃止するのではなく存続して市民の願いに応えるべきです。リフォームしてでも活用すべきと主張して廃止に反対をいたします。
 以上、反対討論といたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、大林宏君の発言を許します。
 大林宏君。
             〔14番 大林 宏君 登壇〕
◆14番(大林宏 君) 地域力みんなの会の大林宏です。
 議第41号近江八幡市安土健康づくりセンター条例を廃止する条例の制定について反対の討論を行います。
 市長の条例廃止の提案理由は、竹町に完成する健康づくりふれあい公園の供用開始によって、また安土健康づくりセンターは所期の目的が一定果たせたという理由を上げられております。
 私は、議会で、竹町での健康ふれあい公園建設に賛成をしてきました。しかし、健康づくりは1カ所でやるものではありません。これからもいろんな施設を活用され、長く続けられるものだと考えております。
 元気園の施設は重要な施設と考えております。施設は、平成7年に完成したもので、その後、平成13年、14年の事業拡張によって今日に至っております。まだまだ使えますが、当然ボイラーなどの修繕は必要となります。金がかかるから廃止するは、合併効果とは言えません。市長もたびたび話されます日本社会の高齢化と人口減少の変化ですが、この流れをとめようとすることは困難な課題だと考えております。
 この社会を迎えるに当たって、安土健康づくりセンターはますます高齢者の健康づくりに欠かせない役割を今後も果たす施設であるだけに、お荷物ではなく充実を求められる施設だと考えております。施設全体はグラウンドの利用と屋根つきグラウンド、それにお風呂とプールを利用はした健康づくり、そして安土町にはなかった宿泊施設を備えた施設が特徴として成り立っております。年間2万人以上の方が利用されると聞きますが、利用される方々は自分の健康に合った利用がされておりますから、25メートルを泳ぐ必要はありません。旧安土町ではこの施設を今後どう拡張ある施設として皆様に使っていただきたいというのか、いただけるのか、特色を出すことはできるのか、検討されておりました。
 健康づくりには温泉が必要だとボーリング調査で温泉を当てたい、そういう検討もされました。また、薬草風呂が健康によいなど風呂を充実させていくことが将来の安土町として必要だとまとめられ、特色として薬草風呂を充実したいと方針が定められたことがありました。
 そして、元気園グラウンドの南側に薬草農園を設け、5年を見据え自前の薬草を育て、薬草風呂を計画された経過があります。薬草は伊吹山が有名でしたから、当時の伊吹町長にお願いし、私もかかわりましたけども、3年間少しずつ植物をふやし、薬草になる樹木も植え、農園を育ててきました。今も伊吹薬草の里では薬草風呂が経営をされております。
 しかし、安土町長がかわり、気がついたときには薬草農園はグラウンドの拡張に使われてしまっておりました。さて、元気園を利用される方は高齢の方が多いし、目標を持って元気園を利用されておられますように、これらの方々が10キロと遠い竹町のふれあい公園まで利用されるかは難しいことと思います。
 高齢の方が一番望まれるのは近くて便利な施設です。そして、ふだん着で気楽に使えることです。こうした条件は元気園が備えておりまして、最適なものと言われておりました。こうした健康づくりの流れをとめるような急ぎ過ぎ、押しつけ的なやり方からは利用者の理解は得られにくいし、不満が残ると考えております。
 欲を言えば、旧安土町で実施できなかった薬草風呂を前向きに取り組んでいただくことになれば、私は合併効果があったと喜ばれるものと思います。
 そこで当面は、市の健康ふれあい公園を使いながら、安土健康づくりセンターも利用でき、後世に送っていく、そうした時間的ゆとりを持った上で結論を出されるよう、市長に求めたいと思います。
 大きな施設も小さな施設もいろいろなよさがあるわけですから、町民は両方しっかりやってもらってほしいと、そういう希望をされておられます。
 よって、安土健康づくりセンター条例の廃止に反対し、討論を終わりたいと思います。どうぞ皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りをします。
 議第25号近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第25号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第32号近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第32号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第33号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第33号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第38号近江八幡市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第38号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第40号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第40号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第41号近江八幡市安土健康づくりセンター条例を廃止する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第41号は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について討論を行います。
 まず、大林宏君の発言を許します。
 大林宏君。
             〔14番 大林 宏君 登壇〕
◆14番(大林宏 君) 地域力みんなの会の大林宏です。
 その他議案では、議第44号と議第46号につきまして反対の討論をいたしたいと思います。
 まず、議第44号からですけども、さきに提案されました議第12号のうち庁舎にかかわります事業と関連した重要な部分と考えております。
 提案の理由は、合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律の施行により、合併推進債の発行期限が5年間延長されたこととされておりますが、これはごまかしの提案理由であり、抗議したい。
 庁舎はどんどん進められておりまして、さきも言いましたが庁舎整備基本設計を市民に報告するところまで進められておりますが、庁舎建設は新市基本計画に計上していなかった事業であります。おかしいと思っております。当時の合併反対の中、安土町内の状況から、計上できなかった事業だと考えております。
 市町村の合併は、合併の特例に関する法律及び地方自治法第252条の2項に定められた法律のもと、合併協議会で承認された基本計画にある事業に限り合併推進債が使えるわけですから、法律改正によって5年間延長されたからだけでは、この理由だけでは余りにも意図的であります。
 合併してしまえばと軽くあしらわれているようなやり方は合併を道具にされているとしか思われないのです。
 もう一つの問題は、合併特例に関する法律第6条には、新市基本計画の作成及び変更の手続として、第4項には総務大臣、滋賀県知事に変更したことを届けなければならない。そして、第8項には、変更するには地域自治区の地域協議会の意見を聞かなければならないとなっております。このように、変更することは重要な手続が要るのです。
 計画の簡易なものであればやむを得ないけども、特に庁舎建設に95億円という大金の必要な重要な変更、しかも安土町民が選んだわけではない地域協議会の会長の意見で変更できるとなれば合併協議会の長い間の議論は何であったのか、町民に対する背信行為であると言えます。
 それなのに、市長提案は法律改正で推進債が10年から15年に延びたものとごまかし、その上、新市基本計画の変更は6の3に基づき変更できると逸脱した説明をされております。6の3を読んでも庁舎建設との言葉は出てこない。
 これが新市基本計画であります。ちょっと6の3を見てみます。17ページに6番が出てきます。どう書いてあるかといいますと、協働に基づく地域の経営の実践により公共サービスを広げます、こう書いてあるんです。その6の3、3項には何が書いてある。これは市民の視線に立った効果的、効率的な行政サービスを提供し、信頼される行政の確立に向け、市民の参画機会や透明性の確保とともに、自主自立の行政経営に求められる政策立案、人材育成、適正定員、健全財政の確立に努めます、こういうふうに書いておりまして、下の括弧の主な事業メニューとしまして7つありますが、その中に新市にふさわしい公共施設の整備の検討、こういうふうに書いております。
 この新市基本計画の中には、学校施設の充実、これははっきり書いております。また、ごみ新エネルギーパークの整備、これも書いております。JR篠原駅、JR安土駅の整備、これもはっきり書いております。ところが、この新市基本計画の庁舎建設にはそういったことは一言も触れられていない。
 もう一つは、では43ページですが、6番に公共的施設の配置計画とあります。ここはどう書いておりますか、主なところを見ますと、新市の本庁舎については現在の近江八幡市役所、近江八幡市桜宮町236番地、これに置くものとしますという程度の書き方であります。
 ですから、私はこれを見たときに、ネズミの穴ほどの計画書の一部を持ち出してもっともらしい説明をされておりますけども、新市庁舎については、そんな簡単なものではない。こうしたやり方を提案された市長の見識を疑います。
 合併当初からこうした強引なやり方を今も続けている限り、一体感は生まれないと思います。重要な庁舎建設計画が新市基本計画になかった、このことは地域協議会だより39号を見てもわかります。これが地域協議会だより39号です。この中を見てみますと、諮問された新市基本計画の変更内容というのが書かれておりまして、この2つ目には主要施策の取り組みに庁舎整備事業を明確に位置づけると、こう書いているんです。ということは、計画書が明確でなかったということがはっきりここであらわれていると私は思います。
 ですから、9年前、合併でいろいろな問題がありました。それをさかのぼってみますと、町民の意識として安土町と近江八幡市の行政内容を比較したとき、決して安土町が劣ってはいない、むしろ安土のほうがいいというふうに思われていたところもあります。例えば安土町では小学校2校と中学校は県内で一番早く全ての学校を耐震補強されておりました。公共下水道整備も80%を超えております。その上、合併後、近江八幡市が整備されようとしております小・中学校の整備、火葬場、し尿浄化槽整備、ごみ焼却場など公共施設は安土町は中部行政組合で既に管理済みであるが、近江八幡市はこれを合併後整備されるとなると、安土町民は借金返しのお手伝いをしに合併する、そういうものだという、これでは福祉にはお金が回らない。こういった声が非常に心配としてありました。
 その上に、庁舎建設となると、とんでもない、安土町には立派な庁舎があり、二重、三重に税金を払うことになるから、合併反対寄りがもっと広がるおそれもあった、そういう事実がありました。ですから、安土町長がリコールされ、また議会もリコールされたと見ておりますし、市長は合併後すぐに市民投票条例を廃止されてしまいました。
 こうした状況の中では、新市基本計画は新庁舎建設を真正面から取り上げられなかったと私は考えております。こうした安土町民の思いを知っておられる市長ですから、もっと正直に真正面から取り上げ、庁舎建設を市民の前に提案することをしないのか、強く意見を述べておきたいと思います。
 それから、議第46号でございますが、これは公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについての反対討論でありますが、私は9月議会において、市長の権力行使はやめるべきとの立場でこの問題を質問しましたところ、市長は提案はするが決めるのは議会側だと答弁されました。では、副市長が摠見寺を訪ねられ、話された席で、摠見寺側がトイレの使用について年間200万円を払いましょうと提案されたとの情報が双方から聞こえてきましたが、市行政は議会側にこうした情報を一切出さずに、肝心なことを隠しておいて議会が判断されるものと責任転嫁することは許されないと思います。
 そもそも安土城跡前の広場は、教育財産としてガイダンス施設及び駐車場整備をされたのは文科省の同意による4,000万円の補助金と滋賀県知事の県有地の無償提供があったわけであります。
 忘れてはいけないのは、そういう整備を地元安土町民の強い願いがあって行われたものでありました。地元では、物品販売などいろいろな考え方もありましたけども、特別史跡だから一般の観光地とはまた違った整備構想の範囲内でのサービスを行うという土地であり建物であります。
 この意味から、市長が施設を管理するための経費を捻出するための措置として、トイレの使用料を徴収し、安土町商工会への管理料542万6,000円を市税で充てるということは本当に最適なのか、例えば今日まで私は別な方法を考えるよう何度も質問をしてきました。すなわち、ガイダンス施設の入り口をトイレ用と展示室の入り口を区別する方法でお客様が自由に選べるようにすべきと提案してきました。また、この間のやりとりの中では、部長は摠見寺とは関係がないと答弁されましたが、この問題は関係ないどころか100%関係した問題ですから、私は摠見寺さんのほうへ条件をつけて安土城跡前の一切の管理を逆に委託することのほうが観光振興につながるのではないか、将来の展望もできるのではないか、むしろ安土町商工会へは委託をしないほうがよいと考えております。
 また、議会がこの議案を承認した場合、本当に市民に顔向けできるのか、二元代表制が今後に果たせるのかとなると、市民の失望は大きいものと考えております。よって、議第46号について反対討論といたします。皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 私は、議第44号、議第45号、議第46号について討論を行います。
 まず最初に、議第44号近江八幡市・安土町新市基本計画の一部を変更することにつき議決を求めることについて、本市の上位法とした新市基本計画は合併前の平成21年5月に策定され、その後、平成22年3月21日に近江八幡市と安土町で合併をし、翌年の平成23年3月11日に東日本大震災が発生しました。震災直後の平成23年5月2日に、地方自治法の改正で総合計画の策定義務が外されました。その6月に私どもの加藤議員の質問で議論が行われました経緯があります。そして、翌年の平成24年6月27日に合併推進債5年間延長の総務省通知が出されました。これが経過です。
 今回、この総務省通知に基づいて新市基本計画の見直しが提案されています。合併から7年、総務省の通知が出されてから4年が経過した段階での提案であり、合併推進債期限延長へ対応するためです。合併推進債の活用は計画に記載された事業に限られるというのが条件です。総務省の合併特例事業推進要綱に、合併した市町村が合併市町村基本計画に基づき実施する公共施設等の設備事業、合併後の市町村事業と示されていることから、新市基本計画には新市にふさわしい公共施設整備の検討と抽象的な表現だったので、合併推進債適用根拠として庁舎整備事業と明記するというのが今回の提案です。
 新市基本計画は合併時の旧市町の約束事なので抜本的な変更はできないとされながら、庁舎整備という課題は修正追加されるという余りにも御都合主義と言わなくてはなりません。
 新市基本計画には、計画策定の方針が明確に位置づけられていたにもかかわらず、計画が策定されないまま7年が経過しました。また、新市基本計画には新市の本庁舎は現在の市役所の場所に置くとされています。安土町役場は支所として地域住民に最も身近な住民サービスを提供するための拠点施設と位置づけています。
 合併の時点では、新しく庁舎を建設することは認識されていなかったと思われます。当局はこのことから庁舎建設は想定されていた、新市基本計画の財政計画には岡山コミセンエリア事業と庁舎の整備事業が含まれていたと回答していますが、しかし今回の見直し作業で財政計画の時点修正として中期財政計画平成28年度見直し版の数値に差しかえられました。これにより、明確に岡山コミュニティエリア整備事業や庁舎の事業が財政計画上も明確にされました。
 今日に至って、市債発行の権利獲得のために計画を見直すというのは筋が通らないと考えます。総合計画の策定を急ぎ、市全体の基本構想、基本計画、実施計画のもとに市民の理解を得ることが重要と考えます。
 以上の趣旨から本議案に反対といたします。
 議第45号財産を取得することにつき議決を求めることについて、この議案については岡山コミュニティエリア整備事業の移転先の用地取得について議決が求められています。
 日本共産党議員団は、桐原コミュニティエリア整備事業と同様に、移転しなくても現地の整備は可能であります。今議会、私の質問の中で市長は、桐原小学校の跡地を売却すれば大きな収入が得られると回答されましたが、桐原コミュニティエリア整備事業で新しい用地を求めた費用、送水管の移設費用、造成費用、道路の拡張事業費等々から見たときに、大きなマイナスになります。
 後々大きな負担を残すのではなく、事業費を最小限に抑えるという立場から、この議案に反対します。
 次に、議第46号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、特別史跡安土城跡前ガイダンス施設の管理を安土町商工会に委託されるという議案であります。
 トイレの有料化についていかがなものかと今までから何回となく議論がされてきました。しかし、ガイダンス施設の入館料と名前を変えたものの、実際はトイレの有料化には変わりがありません。こんなことは市全体の観光に悪いイメージを与えるだけと考えます。また、安土町商工会の本来の仕事ではないと思われます。これらのことから反対といたします。
 以上、皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(井狩光男 君) 以上でその他議案についての討論を終わり、これより採決をします。
 お諮りします。
 議第44号近江八幡市・安土町新市基本計画の一部を変更することにつき議決を求めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第44号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第45号財産を取得することにつき議決を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第45号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第46号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第46号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない議案を採決します。
 まず、専決処分議案について、議第1号を採決します。
 お諮りをします。
 議第1号専決処分の承認を求めることについて平成28年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり、原案を承認することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第1号は、原案を承認することに決しました。
 次に、予算関連議案について、議第3号から議第11号まで、議第14号、議第16号、議第17号、議第19号から議第22号まで及び議第53号を一括採決します。
 お諮りをします。
 議第3号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第4号平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議第5号平成28年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議第6号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)、議第7号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第2号)、議第8号平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)、議第9号平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、議第10号平成28年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第1号)、議第11号平成28年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)、議第14号平成29年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算、議第16号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(サービス事業勘定)、議第17号平成29年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算、議第19号平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計予算、議第20号平成29年度近江八幡市水道事業会計予算、議第21号平成29年度近江八幡市下水道事業会計予算、議第22号平成29年度近江八幡市病院事業会計予算、議第53号平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)、以上17件は、総務、教育厚生並びに産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第3号から議第11号まで、議第14号、議第16号、議第17号、議第19号から議第22号まで及び議第53号の17件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第23号、議第24号、議第26号から議第31号まで、議第34号から議第37号まで、議第39号、議第42号、議第50号及び議第51号を一括採決をします。
 お諮りをします。
 議第23号近江八幡市安土内野グラウンド条例の制定について、議第24号近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について、議第26号近江八幡市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、議第27号近江八幡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第28号近江八幡市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第29号近江八幡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第30号近江八幡市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第31号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第34号近江八幡市桐原社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定について、議第35号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議第36号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、議第37号近江八幡市立環境衛生施設条例の一部を改正する条例の制定について、議第39号近江八幡市特別工業地区建築条例の一部を改正する条例の制定について、議第42号近江八幡市病院企業職員の自己啓発等休業に関する条例を廃止する条例の制定について、議第50号近江八幡市立こどもの家条例の一部を改正する条例の制定について、議第51号近江八幡市立看護専門学校条例を廃止する条例の制定について、以上16件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第23号、議第24号、議第26号から議第31号まで、議第34号から議第37号まで、議第39号、議第42号、議第50号及び議第51号の16件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第43号、議第47号から議第49号まで及び議第54号を一括採決します。
 お諮りします。
 議第43号字の区域及び名称の変更につき議決を求めることについて、議第47号東近江行政組合規約の一部を変更することにつき議決を求めることについて、議第48号市道路線の廃止につき議決を求めることについて、議第49号市道路線の認定につき議決を求めることについて、議第54号近江八幡市文化会館耐震改修工事請負契約の締結につき議決を求めることについて、以上5件は、総務及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、議第43号、議第47号から議第49号まで、及び議第54号の5件は原案を可決することに決しました。
 次に、請願第1号につき討論・採決を行います。
 それでは、請願第1号について討論を行います。
 井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上です。
 請願第1号就学援助の制度拡充を求める請願に対しまして賛成の立場で討論を行います。
 3月議会は、先ほどの討論にもありましたように、子どもの貧困が議論にもなりました。そして、市議会の自主的な研究会でも今子どもの貧困を捉えて議論しております。
 国民の所得が全体として低下する中で、労働者の給料は1997年をピークに年収で55万円減少しています。増加しているのは年収2,000万円以上のごく一部の高額所得者であります。
 中間層は痩せ細り、貧困層も増大しております。リストラ、病気、倒産など、その上働き方は非正規労働が強いられ、誰もが貧困に陥ってもおかしくない状態で、板子一枚下は地獄、そうした状況になっています。
 とりわけ、子どもの貧困は2012年と比較して現在では16.3%とふえて深刻です。30人学級なら5人の子どもがそのような生活を強いられております。まさに就学援助制度は命綱でもあります。国会でも、この前倒しの支給につきましては、国会質問で文科省の答弁では、児童・生徒が援助を必要とする時期に速やかに支給できるように十分配慮することと通知すると、このような答弁が出されております。そして、2015年8月には、文科省からの通知文書では、要保護者への支給は年度の当初から開始し、各費目について児童・生徒が援助を必要とするよう十分配慮することとしています。
 財源についての事業費は、地方財政計画に計上され、地方交付税算定の基準財政需要額に算入、予算の確保等当該事業が適切に実施されるようご指導願いますというふうに記されております。
 基本的には、予算は確保されているわけです。入学準備金の入学前支給は現在、新潟市、東京都板橋区、池田市、宝塚市、福岡市など、まだ幾つもあるんですがこういう事例が今たくさん出てきております。また、2010年度からクラブ費、生徒会費、PTA会費、いずれも国で追加されたわけですから、当然本市もその方向で進めていけるように願いたいと考えます。
 委員会審議の中でも、この点でも異論が出されておりましたが、国で追加された項目を請願の願意としてうたわれるのは私は至極当然だというふうに思います。
 よって、この請願が採択されて4月入学までに準備金を支給されること、国が追加としてクラブ費、生徒会費、PTA会費も準要保護にも適用されることを求めて、請願団体の求める4つの項目の願意が満たされますように、賛成討論にかえさせていただきたいと思います。どうぞ議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で討論を終わり、これより請願第1号について採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決します。
 お諮りをします。
 請願第1号就学援助の制度拡充を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。
 ここで休憩をいたします。
               午前11時22分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時32分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開をいたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 委員会報告
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第4、委員会報告に入ります。
 総務、教育厚生、産業建設の各常任委員長及び市庁舎整備等特別委員長から、報告を行いたいとの旨の申し出がありますのでこれを許します。
 まず、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 平成27年6月議会におきまして、当委員会の閉会中の継続審査といたしました所管事務調査、協働、魅力向上のまちづくり及び歴史文化遺産の保存活用について、その報告を行います。
 今年度、当委員会は、東京都台東区、埼玉県戸田市、そして神奈川県厚木市に対し調査事項に関する行政視察を行いました。
 まず、台東区では、歴史・文化を育み、新たな賑わいを創造するまちづくりに関し調査いたしました。ここでは、古くから地域に根づく固有の生活文化があり、現在、居住域と就労域が近接し、共存する独特の歴史文化構造を有し、下町文化を背景に、一種独特の懐かしさや人情味など奥行きが感じられるまちとなっていました。また、近隣自治体との広域連携も視野に入れ、新たな文化を創造することを目指し、官民連携して地域の魅力を高めておられました。この事例からは、まちそのもののエンターテインメント化による人のにぎわいの誘導、新旧の地域資源を巧みに融合させ、生かすまちづくりのあり方を学びました。
 次に、戸田市では、地域のイメージ戦略となる戸田市シティセールスをテーマといたしました。同市はJR線の開通とともに発展をしてきた一方で、対外的には市の認知度が低いとの見方でありました。この課題に対し、地域の魅力を高めながら持続的発展につなげる活動を展開されておられます。この事例からは、市外からの人口誘導・定住促進だけでなく、現に暮らす市民へのアプローチ、人口流出対策や市民自身による魅力情報の発信などの重要性を認識いたしました。
 また、厚木市では、地域資源の活用と発信のきっかけとなった観光振興条例制定の経過から研修をいたしました。同市は、豊かな自然、歴史を背景にして山と川のある都市と観光イメージを絞り込み、かつ明確にした観光振興の考え方がありました。この事例からは、行政と観光にかかわる者全ての連携・協力、観光地の積極的な情報発信の仕組みがあり、観光客誘致拡大の推進に参考となりました。
 引き続き、人口減少等を見据えながら、市民生活の向上はもとより、まちの魅力向上や地域資源を生かした施策の実現、住みたいまち、住んでよかったと思えるまちづくりを目指していくため、先進事例から情報収集・比較検討などを行いながら、調査研究に取り組んでまいりたいと思います。
 以上、総務常任委員会の報告といたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、教育厚生常任委員長の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) それでは引き続きまして、教育厚生常任委員会所管事務調査報告をさせていただきます。
 当常任委員会において、閉会中の継続審査としました所管事務調査、学校・園に関すること及び福祉施策に関することについて、報告を行います。
 当常任委員会では、東京都、山梨県、長野県へ行政視察を行いました。
 東京都八王子市では、小中一貫教育について視察をしました。一人一人の個性や能力を伸ばし、生きる力を育むために小中一貫教育を導入されました。学習指導要領に基づき義務教育9年間を見通した指導により、学力の向上を図り、小・中学校の教員が相互に連携・協力して児童・生徒への理解を深め、発達段階に応じたきめ細やかな指導や地域ぐるみで子どもを育てるという考え方で家庭・学校・地域が協働して学校支援体制を充実させ、地域に開かれた学校を目指していました。小学校と中学校との間で児童・生徒の情報を共有することにより教員の指導力の向上につながり、また不登校になる前に児童・生徒の抱える問題や悩みに気づくことができるなどの成果を上げられていました。
 また、東京都練馬区で活動されていますねりまこども食堂を視察しました。この取り組みは多くのボランティアによって運営され、さまざまな家庭の事情で十分な栄養がとれない子どもや一人で食事をとる子どもたちにバランスのよい食事とみんなで食べる楽しさを提供されていました。
 山梨県の甲斐市では、健康増進計画について視察をしました。山梨県は健康寿命が全国一位であります。健康に関する課題が年齢により異なるため、ライフステージ別に課題を抽出し、生活習慣病の予防、年代別に取り組む段階的な健康づくりや健康づくり支援のための環境整備を推進されていました。
 長野県松本市では、子どもの権利に関する条例の取り組みについて視察しました。相談を聞くだけでなく、面談し、深刻な状況になれば調整や救済を行う相談室を開設し、市長から委嘱された2名の子どもの権利擁護委員が、子どもの権利の侵害に対し救済や権利の回復のための支援を行っていました。また、子ども未来委員会を設置し、小学4年生から高校2年生までの子どもたちが学校・地域・年代を超えて市政や地域の課題について学び、解決に向けて意見交換をするなどの活動を通し、自分たちが住むまちへの関心を高め、まちづくりを子どもたちみずからが考える活動をしていました。さらには、地域の子どもたちに、大人から挨拶などの声かけなどをして、積極的にかかわりを持つ子どもスマイル運動などに取り組まれていました。
 また、昨年度は市内7カ所の学童保育所を視察しましたが、今年度は近江八幡市学童保育連絡協議会との懇談会を行いました。学童保育の現状や市への要望などについて意見交換を行いました。
 当常任委員会といたしましても、施設の整備・改修や指導員の処遇の改善は解決すべき大きな課題であると認識していますので、今後も調査検討を進めてまいります。
 なお、本委員会では、教育・福祉、特に子育てにかかわる課題につきまして、今後さらに調査研究を深めてまいりたいと思っております。どうかよろしくお願いを申し上げます。
 以上、教育厚生常任委員会の報告といたします。ありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 続きまして、産業建設常任委員会の所管事務調査報告を行いたいと思います。
 当常任委員会において、閉会中の継続審査といたしました所管事務調査、6次産業と農商工連携、空き家対策及び防災計画の取り組みについて報告を行います。
 今年度、当委員会は、徳島県神山町、愛媛県四国中央市、香川県高松市、兵庫県南あわじ市に対し調査事項に関する行政視察を行いました。
 まず、神山町では、空き家を活用したサテライトオフィス事業・移住支援に関して調査をいたしました。神山町は、NPO法人を初めとする住民活動が盛んで、行政主体ではなく、サテライトオフィスの開設を希望する企業のサポートをNPO法人グリーンバレーに委託運営されておりました。また、平成16年度に光ファイバー網の整備を行い、超高速インターネットが利用できる環境を整えたことにより、移住希望の企業の多くがIT企業であり、現在12の企業が開設されております。
 次に、四国中央市では、自主防災活動の取り組みに関し調査をいたしました。四国中央市は、阪神・淡路大震災をきっかけに市民の自主防災への意識が高まり、地域のリーダーを育成するため民間資格であります防災士の養成に力を入れられ、これまで232名が有資格者となり、自主防災のリーダーとして地域で活躍されておられます。この防災士養成講座は愛媛県の事業でありまして、費用は県と市が負担し、受講者本人は自己負担なしで受講できるもので、近年高齢化が進む中におきまして若者への資格取得に取り組まれておられました。
 次に、高松市では、伝統的ものづくり事業に関し調査をいたしました。高松市では、平成26年3月に高松市伝統的ものづくり振興条例が施行され、ブランド力の向上・販路開拓、普及啓発、人づくりの推進等さまざまな事業を積極的に推進されておられました。
 近年の生活様式の多様化に伴う個人消費の変化や、各業界における後継者育成の問題等、伝統的物づくりを取り巻く環境は厳しいものがありますが、地域資源を活用することにより新しい価値を生み出し、独自の魅力として国内外に発信する等の事業も展開されておられました。
 また、南あわじ市では、あわじ島まるごと食の拠点施設を調査いたしました。この施設は、淡路島の食材がそろう拠点の構築、販売促進及びブランド化、女性農家等の積極的な参画による生産体制の強化、農漁業者の所得向上と地域経済循環の活性化を主として設置され、直売所は市や農協、漁協等が出資する第三セクターが運営されておられます。淡路島の特産品であるタマネギや白菜等の重量野菜の栽培が高齢者にとって負担が大きく、直売所の開業を機に軽量野菜への栽培の奨励により、生産者の減少を食いとめることとともに新規就農者の増加を図る取り組みをされておられました。
 当委員会といたしましても、本市の基幹産業である農業・水産業、農水産業でございますけども、6次産業化など農商工が連携し新たな産業を創出する取り組みや各産業の後継者不足への対策、また空き家対策として、それを活用した観光や移住、定住促進への取り組み、さらに災害に備えた防災活動など本市にとって大変参考となるものでありまして、先進地事例のさまざまな施策を組み合わせ、本市独自の施策としてつながるよう、今後も調査研究に取り組んでまいります。
 以上、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(井狩光男 君) 最後に、市庁舎整備等特別委員長の報告を求めます。
 市庁舎整備等特別委員長池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 市庁舎整備等特別委員会の報告を行います。
 平成28年度の市庁舎整備等特別委員会は、平成24年以降の当委員会の審議内容を受け継ぎ、委員会を計5回、委員会協議会を計4回開催いたしました。
 また、新庁舎建設についての先進地行政視察として、徳島県阿南市と香川県観音寺市を訪問いたしました。
 開催いたしました委員会及び委員会協議会の期日、内容につきましては、お配りしております資料のとおりでございます。
 市庁舎整備については、平成28年2月に近江八幡市庁舎整備等基本計画が策定され、この基本計画に基づいて官庁街の整備や新庁舎の建設の取り組みが進められ、基本設計・実施設計を行うため、7月に実施されました近江八幡市庁舎整備基本設計・実施設計業務公募型プロポーザルにおきまして、最優秀提案事業者に株式会社石本建築事務所大阪支所が選定されました。
 当特別委員会では、本年2月24日から3月15日まで実施されました近江八幡市庁舎整備基本設計に係るパブリックコメント(意見公募)に向けて委員会及び協議会を開催し、当局及び設計業者より、設計全体の基本方針、平面、立面及び断面等の配置計画、工程計画、建てかえ計画、建築仕上げ計画、構造計画、電気設備及び機械設備計画等について詳細に説明を受け、委員による質疑も活発に行いながら、慎重に検討を重ねてまいりました。
 当委員会としましては、基本設計策定中の昨年12月26日に当局に対し新庁舎基本設計に関する意見として申し入れを行い、主なものとしましては、はちまん市庭等の広場を来庁者用(障害者用含む)駐車場として整備されるよう検討されたい、文化会館イベント開催時や集団健診等複数の行事の重複時に来庁される市民の駐車場を確保されるよう検討されたい、規模や配置等庁舎全体のトイレに関して来客者数を考慮の上、再度検討されたい、エコボイドの必要性及び開口部の面積や各階の位置について効果を含めて再度検討されたい等の意見を提出いたしました。
 また、本年1月23日から24日にかけて、徳島県阿南市と香川県観音寺市に新庁舎建設について行政視察を行いました。阿南市においては、当市が基本計画で想定している事業規模・事業費に近く同規模であり、観音寺市においては、当市と同じ設計業者であり、また両市とも地震等の災害に対する防災拠点としての機能を備え、免震構造を採用し、防災対策機能が最大限発揮できる市民のよりどころとなる安全で安心な庁舎であるなど、当市の新庁舎建設の取り組みに向けて大変参考になりました。
 今後、近江八幡市庁舎整備基本設計が完成し、実施設計に向けて新庁舎の建設及び解体工事に係る全体の事業費等について、資材労務費の高騰による増加なども懸念されますが、将来の財政負担への影響を見据えて精査し、可能な限りの縮減を図られるよう要望し、当特別委員会の報告といたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で委員会の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 議案の上程(提案理由説明)
     会第1号~会第3号
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第5、議案の上程を行います。
 議員提出議案の会第1号から会第3号までの3件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成29年第1回(3月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
議員提出議案
会第1号 近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
会第2号 鉄道駅のホームにおける転落事故防止対策の更なる充実を求める意見書の提出について
     ほか意見書提出議案1件
 以上でございます。
○議長(井狩光男 君) まず、会第1号につき提案理由の説明を求めます。
 田中好君。
             〔16番 田中 好君 登壇〕
◆16番(田中好 君) 提出者を代表いたしまして、会第1号について提案理由の説明をさせていただきます。
 会第1号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、近江八幡市水道事業の設置等に関する条例の一部改正に伴う所管部局の名称変更並びに健康福祉及び保険に関する事項を同一の委員会で審査するため、所要の改正を行いたく、本議案を提出するものであります。
 以上です。
○議長(井狩光男 君) 次に、会第2号について提案理由の説明を求めます。
 北川誠次君。
             〔12番 北川誠次君 登壇〕
◆12番(北川誠次 君) 創政会の北川でございます。
 提出者を代表し、会第2号の意見書について朗読をもって提案理由の説明をさせていただきます。
 鉄道駅のホームにおける転落事故防止対策の更なる充実を求める意見書の提出について
 盲導犬を連れた視覚障がい者の男性が駅ホームから転落し、電車にはねられ死亡するという視覚に障がいを持つ方々の悲惨な事故が相次いで発生しています。日本盲人会連合が平成23年に実施したアンケートでは、約4割の視覚障がい者が駅ホームから転落した経験があり、約6割が転落しそうになったと回答しています。
 転落防止策として有効なのは、ホームドアやホーム柵の設置です。国土交通省の検討会も「視覚障がい者の転落を防止するための設備として非常に効果が高く」と整備促進の重要性を説く報告書をまとめています。東京メトロ丸の内線では、全駅にホームドアを設置してから転落事故はゼロになったとのことです。
 鉄道駅のホームドアの設置については、全国に約9,500ある駅のうち平成27年度末で665駅です。国土交通省が平成32年を目標に優先設置を求めている駅(1日当たりの利用者数が10万人以上)では、約250ある駅のうち3割程度の77駅に止まっています。
 また、ホームドア等の設置だけでなく、駅ホームへの適切な人員配置を行うなど、転落事故をなくすためには、ハードとソフト両面の拡充が不可欠です。
 よって、政府におかれては、視覚障がい者をはじめとして利用者が鉄道駅のホームを安全に利用できるように総合的な転落防止対策の検討を行うとともに、鉄道駅のホームの更なる安全性の向上を図るため、下記の措置を講じられるよう強く求めます。

1 全ての鉄道駅のホームについて、危険箇所の実態調査を速やかに行うとともに、転落の危険性が高い鉄道駅については、速やかにホームドア等の設置を行うこと。
2 全ての鉄道駅に内方線付き点状ブロックの整備を促進すること。
3 ソフト面の対応として、希望者への駅係員の乗車補助や、一般旅客に対する誘導案内、さらには視覚障がい者への積極的な声掛け等の転落事故を未然に防止する対策を強化すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 次に、会第3号についての提案理由の説明を求めます。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 提出者を代表し、会第3号の意見書について朗読をもって、提案理由の説明とさせていただきます。
 無料公衆無線LAN環境の整備促進を求める意見書の提出について
 2020年(平成32年)東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、通信環境の整備、とりわけ無料公衆無線LAN(以下「無料WiFi」という。)環境の整備は、喫緊の課題となっています。
 平成26年度に観光庁が行った平成26年度訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査の結果によると、旅行中最も困ったこととして、無料WiFi環境が30.2%と最も高く、特に公共施設や観光施設における無料WiFi環境の普及や利用手続の簡便性についての課題が指摘されています。
 政府は、平成32年までに約3万か所の無料WiFi環境の整備を目指しており、また、空港や鉄道駅、宿泊施設等の利用者が多い場所に対しては、民間による設置を働きかけています。
 よって、政府におかれては、無料WiFi環境の整備促進は、訪日外国人旅行者のさらなる増加だけでなく、防災拠点となる公共施設等の災害時における通信手段の確保にも大きく貢献することから、以下の項目について強く要望します。

1 空港や鉄道駅等の公共交通機関やホテル、旅館等の宿泊施設等の民間施設に対する無料WiFi環境整備支援事業を一層拡充すること。
2 自然公園、博物館、文化財等の公共的な観光拠点や観光案内所に対する無料WiFi環境の整備を一層促進し、観光地の機能や利便性の向上を図ること。
3 防災の観点から、災害時の避難場所及び避難所や官公署等の防災拠点に対する無料WiFiの整備を行う地方公共団体に対して、財政的支援措置を講じること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(井狩光男 君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程しました会第1号から会第3号までの3件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後0時4分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時4分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 質疑
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第6、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 委員会付託
○議長(井狩光男 君) 次に、日程第7、委員会付託に入ります。
 お諮りをします。
 ただいま議題となっております会第1号から会第3号までの3件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの3件につきましては委員会付託を省略することに決しました。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後0時5分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時5分 再開
○議長(井狩光男 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 討論・採決
○議長(井狩光男 君) それでは、日程第9、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決をいたします。
 それでは、議員提出議案について順次起立により採決をします。
 お諮りをします。
 会第1号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第1号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第2号について採決をします。
 お諮りをします。
 会第2号鉄道駅のホームにおける転落事故防止対策の更なる充実を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員起立と認めます。よって、会第2号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第3号について採決します。
 お諮りします。
 会第3号無料公衆無線LAN環境の整備促進を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(井狩光男 君) ご着席ください。全員賛成と認めます。よって、会第3号は原案を可決することに決しました。
 ここで、お諮りをします。
 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(井狩光男 君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任願うことに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました議案は全て議了しました。
 ここで、市長からご挨拶をいただきます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 まずもちまして、去る1月26日に、翔政会、創政会並びに新政会の議員の皆さん方には、総務大臣を初め地元国会議員などに特別交付税の陳情をいただきました結果、3月17日の交付決定により、総額9億5,350万4,000円の交付を受けることとなりました。
 つきましては、今後の市民の皆さん方とお約束させていただいております重点事業やまちづくりに資する事業の財源として活用するため、地方譲与税やその他の交付金の確定とともに、財政の健全化に資することも含め、平成28年度予算の最終の財源調整をさせていただきたく存じておりますので、ぜひご理解を賜りますようお願いを申し上げます。
 改めまして、議員の皆さん方に厚く感謝を申し上げる次第でございます。
 さて、湖国滋賀に春を呼ぶ天下の奇祭・日牟禮八幡宮の左義長まつりが3月11日、12日の両日とも幸い好天気に恵まれ、県内外、近年は遠く国外からも多くの観光客をお迎えする中、無事盛大にとり行われました。2日目の夜には、八幡宮の馬場において、丹精込めてつくられました山車に次々と火が放たれ、夜空を焦がす赤々とした炎の周りで、祭りの名残を惜しみマッセマッセのかけ声とともに町衆らが乱舞する幻想的なフィナーレとともに、まちは徐々にではありますが春めいてまいりました。
 そして、桜の開花前線の北上とともに、白鳥川沿いのびわ湖よし笛ロードの桜並木には、毎年恒例となりました近江八幡おやじ連傘下の白鳥川の景観をよくする会、略称景観隊の皆さん方のご尽力により、3月18日に、235個の手づくりのぼんぼりが全長およそ1キロにわたって設置され、来る3月25日土曜日夕刻の点灯式を待つばかりとなりました。地域の子どもたちが環境保全や未来への思いを込めた絵やメッセージが描かれたぼんぼりを眺めながらの夜桜見物を心待ちにされている市民の皆さん方も大変多いことと思われます。景観隊の皆さん方のご尽力に改めて深く敬意を表する次第でございます。
 一方、安土地域におきましても、安土城跡の外堀とされます石垣と水路の景観を取り戻し、後世に残そうと、市民ボランティアによります清掃活動、安土城外堀再生プロジェクトが、既に2月26日、3月19日の2日間にわたって実施され、往時の石垣を覆うヨシや草木を取り除く作業に、多くの方々にご尽力をいただいたところであります。4月1日からリニューアルオープンします安土城跡ガイダンス施設ともども、城跡を生かした地域の活性化、安土の原風景の次世代への伝承に向けた活動にも心から敬意を表するものでございます。
 さて、2月20日に平成29年第1回近江八幡市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆さん方には、提案させていただきました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、先般の個人質問最終日にご可決いただいた新制度に基づく22名の皆様方の農業委員としての任命同意を初め、総額340億7,000万円の平成29年度一般会計予算案など全ての議案についてご可決いただきましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。
 なお、今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました数多くのご意見やご提言につきましては、これを私以下全職員が真摯に受けとめ、今後の市政運営に着実に反映させるよう鋭意努力してまいりたいと存じております。
 先ほど触れました白鳥川の桜ぼんぼりの点灯が行われるのと同じ3月25日の午前に、昨年6月の着工以来、鋭意工事を進めてまいりました学区民待望の新武佐コミュニティセンターの竣工式を迎えるところであります。旧武佐コミュニティセンターが建設後36年を経過し、老朽化が著しいことなどから、地元からの新センターの整備要望を受けて進めてまいったものでございますが、新センターは、子どもさんから高齢者まで幅広い世代の全ての住民の皆さんが気軽に集える、自由に憩える場をコンセプトに設計され、ユニバーサルデザインを考慮したコミュニティー施設であるとともに、学区の防災活動を担う消防団詰所である武佐コミュニティー消防センターを併設し、また万が一の有事の際には、近接します武佐小学校とあわせて学区人口の1割に当たります住民の皆さん方の避難所が、約3日間避難生活を送ることのできる避難施設としての機能を備えた施設でもあります。
 防災拠点施設としてのコミュニティセンター整備としては、平成24年以降、金田、島、馬淵、老蘇、桐原の各コミュニティセンターに次いで6例目となりますが、また学区内を東西に渡る旧中山道沿いの家並みをイメージした切妻屋根に日本瓦、白壁を配したこの真新しい学区コミュニティーを拠点として、ムシャリンドウ、コスモスの2つの市の花を育み、また旧中山道の街道文化を培ってこられた武佐学区ならではの特色ある地域活動、豊かな人権文化などが一段と大きく花開くことを期待しているところでございます。
 今後も、来年の12月の完成を目指して現在鋭意整備中の岡山コミュニティエリアを初め、市としましても、学区の意向に沿う形で、有事の際の受け皿づくり、防災拠点づくりの一層の進捗を図らねばならないと改めて感じているところでありますが、その一環でもあり、震災や台風など大規模災害発生時の本市の防災拠点としての機能を担うこととなる新庁舎につきましては、昨年2月に策定しました新庁舎整備等基本計画に基づき、本年2月24日から3月15日までの20日間にわたって実施しました市民意見公募、いわゆるパブリックコメントの期間に頂戴いたしました数多くのご意見を集約させていただき、新武佐コミュニティセンター竣工と同じ3月25日の午後1時30分から、ホテルニューオウミにおきまして市庁舎整備基本設計市民報告会を開催させていただく次第でございます。
 新庁舎は、これまで繰り返し述べておりますとおり、現在分散しております庁舎機能の集約化を行い、防災拠点機能はもとより福祉と教育を一体に捉えた子育てのトータルサポート機能を構築するとともに、今後の超高齢社会を見据え、市民の皆さんが気軽に集い交流をいただける本市ならではの庁舎を目指しているところであります。
 当日は、市庁舎建設設計推進委員会委員長であります長澤悟東洋大学名誉教授からの報告とともに、これまでに至る経過や基本設計の概要についてできるだけわかりやすくお知らせをさせていただく予定でございます。議員の皆さん方、また市民の皆さん方におかれましても、ご多用のこととは存じますが、ぜひご出席くださいますようお願い申し上げる次第でございます。
 さて、農家の皆さん方にあっては、苗を農協などから購入されるケースも最近は多くなってまいりました。そろそろ種もみの消毒に始まり、田んぼの苗代やビニールハウスでの育苗の準備に取りかかられる時季となってまいりました。先ほども申し上げましたとおり、新しい制度のもとで議員の皆さんから全会一致のご承認をいただきました22人の農業委員の皆さんの任命式を昨日させていただいたところでございます。長らく続けられてきた米の減反政策が2017年産までをめどに廃止されるという、まさに農業政策の一大転機を迎え、またこの50年間で国民の1人当たりの米の年間消費量が半減するという米離れ、農業従事者の減少と高齢化、農業水利施設の老朽化など農政を取り巻く深刻な課題が山積する中、農業委員の果たす役割は大変大きなものがあると認識をしております。
 市といたしましても、このようなピンチを逆にチャンスと捉え、もうかる農業の実現に向け、農業法人や認定農業者を中心とする地域農業の実践者の育成のためにも、国の制度を有効に活用しながら各種の農業施策を展開してまいる所存でございまして、本市農政と一体となって、地域農業の振興のためにその使命を全ういただきますよう、農業委員の皆さん方にお願いを申し上げた次第でございます。
 間もなく桜の開花も見られ、一年の中で最も穏やかな季節となってまいりますが、季節の変わり目でもあり、議員の皆さん方におかれましては、どうか健康にはくれぐれもご自愛をいただきまして、さらなるご活躍を念じ上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(井狩光男 君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る2月20日に開会しました定例会も、議員各位を初め市長並びに当局の皆様方のご協力によりまして、本日ここに無事閉会の運びとなりました。
 当局の皆様におかれましては、本定例会におきまして各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の発展に努められますようお願いを申し上げます。
 市議会といたしましても、引き続き人口減少、少子・高齢化、さまざまな地域課題の解決に向け、議会として機能を発揮しながら、誠心誠意取り組んでまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
 昨日は東京で桜の開花が発表になりました。我が郷土にも間もなく桜前線が訪れてくれることと思います。
 皆様方におかれましては、健康には十分ご留意をいただきますようお願い申し上げ、また近江八幡市の発展のためにそれぞれのお立場からなお一層のご尽力を賜りますことをお願い申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして平成29年第1回近江八幡市定例会を閉会といたします。
 皆様、ご苦労さまでございました。
               午後0時25分 閉会
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