録画中継

平成29年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月1日(金) 初日
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 諸般の報告
     議長報告、監査報告、市長報告
日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第95号~議第116号
               午前9時30分 開会
○議長(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました平成29年第3回近江八幡市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(田中好 君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 岡山かよ子君
 辻  正隆君
の両名を指名いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(田中好 君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は、お手元に配付いたしましたとおり、本日から9月27日までの27日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月27日までの27日間と決定をいたしました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(田中好 君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員中田幸雄君。
             〔10番 中田幸雄君 登壇〕
◆10番(中田幸雄 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、監査結果をご報告申し上げます。
 最初に、平成28年度の近江八幡市一般会計、各特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況等の審査についてご報告申し上げます。
 地方自治法の規定に基づき、市長から審査に付されました決算書等について、公正・慎重な審査を実施してまいりました。
 その結果、歳入歳出等の決算計数は正確であり、予算執行並びに基金運用等については、所期の目的に向けて、適正かつ経済的、効果的に執行されているものと認めました。
 次に、平成28年度の近江八幡市公営企業会計決算審査についてご報告いたします。
 地方公営企業法の規定に基づき、市長から審査に付されました水道事業会計・病院事業会計の各決算が、関係法令に基づいて作成されているか、決算計数は正確か、また財務内容等を正しく表示されているか等に関しまして、関係書類・帳簿等の計数を照合いたしました。
 その結果、計数は正確であるとともに、経営成績や財政状況を適切にあらわしているものと認めました。
 続いて、平成28年度の健全化判断比率及び平成28年度の資金不足比率の審査についてご報告いたします。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長から審査に付されました報告書や附属書類について、各書類の計数が適正に作成されているかに主眼を置き、審査を実施し、いずれも適正に作成されているものと認めました。
 次に、地方自治法の規定に基づき、平成29年4月分、5月分、6月分の一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各企業会計の現金出納検査を実施いたしました結果、いずれも、現金を初め歳入歳出等の計数は正しく、適正なものと認めます。
 さて、本市の平成28年度の決算状況を見てみますと、一般会計及び特別会計の合計で実質収支が8億9,400万円余りの黒字となり、前年度実質収支8億6,500万円を除いた単年度収支は2,900万円余りの黒字となり、市全体としては引き続き健全運営を維持されております。
 また、起債の発行につきましても、教育施設整備、衛生施設整備等により増加しておりますが、財政規律を維持された財政運営がなされております。
 健全化判断比率の一つである実質公債費比率も、平成28年度は3.8%と前年度より若干良好となっており、将来負担比率につきましては充当可能財源等が将来負担額を上回っており、前年度と同じく維持されております。
 今後におきましても、大型施設整備等が着手されますことから、引き続き堅実な行財政運営を維持されますよう申し上げておきます。
 なお、詳細な内容は、決算審査意見書、健全化判断比率及び資金不足比率の審査意見書、例月現金出納検査報告書のとおりでございますのでごらんいただきたいと思います。
 以上をもちまして監査結果の報告を終わります。
○議長(田中好 君) 次に、市長報告に入ります。
 財政健全化法の規定に基づき、報第9号平成28年度決算に基づく近江八幡市の健全化判断比率について、報第10号平成28年度決算に基づく近江八幡市の資金不足比率について、以上2件の報告が提出されましたのでご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第95号~議第116号
○議長(田中好 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第95号から議第116号までの22件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成29年第3回(9月)近江八幡市議会定例会提出議案
市長提出議案
議第95号 平成28年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてほか決算認定議案11件
議第107号 平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)ほか補正予算議案6件
議第114号 近江八幡市桐原社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定についてほか条例改正議案1件
議第116号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 皆さんおはようございます。
 平成29年第3回近江八幡市議会定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 議員の皆さん方におかれましては、公私何かとご多用の中、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。また、平素は市政発展にご尽力を賜り、心より感謝と敬意を表する次第でございます。
 まずもちまして、このたび市の不祥事が続きましたことをこの場をおかりして改めておわび申し上げる次第でございます。今後は、ガバナンスの徹底を図り、二度とこのようなことのないように、全職員が一丸となって、緊張感を持ち職務に精励するよう強く指示をしたところでもございます。
 さて、本日9月1日は防災の日でございます。暦の上では二百十日であり、また今から94年前の大正12年に関東大震災が発生した日でもあります。
 ことしの夏も日本列島はたび重なる局地的豪雨や台風による大荒れの天候に見舞われる一方で、記録的な高温となり、特に7月は全国的に気温30度以上の真夏日の地点及び最低気温が25度以上の地点が、2011年、平成23年以降最も多くなりました。本来なら、暑さも多少和らぐ先週の半ばあたりでも35度以上の猛暑日が各地で観測され、私も日中外出した際には吹く風に熱風すら感じたものでございます。
 これらの現象は人間活動による温室効果ガスの増加によって起きる地球温暖化の影響が考えられるところでございますが、日本近辺の海水温の上昇は漁場の異変ももたらしているところであります。例を挙げるならば、毎年本州の日本海側や北海道南部の沖合などで広範囲に行われますスルメイカ漁が海水温の上昇により不漁が続く一方で、日本列島最北端の稚内で大量に水揚げされるという事態を招いたり、低水温を好み、本来ならこの時期日本近海に南下を始める秋の味覚サンマも太平洋側の北方の海域にとどまり、漁の期間も短縮し、漁獲量も減ったりしていると聞いております。
 本来、地球表面の7割を占める海洋は大気中の大量の熱を吸収して蓄え、地球温暖化の進行を和らげる役割を担ってまいりました。実際に、過去40年間に地球全体で蓄積された熱エネルギーの9割以上が海洋に吸収されたと言われておりますが、熱吸収の加速は、海洋自体の温暖化が確実に進み、その状態の長期化、常態化するおそれがございます。
 そのような中で、先月7日に近畿地方に上陸した台風5号は上陸後もその速度は極めて遅く、各地で大雨をもたらしましたが、本市は自主避難をされる市民を対象に各コミュニティセンターを開放する一方で、日野川などの水位の警戒に努めるなどしておりましたが、幸いにして大事には至りませんでした。
 今後、本格的な台風シーズンの到来を迎える中で、今回の水防体制の反省点を洗い出し、さらに備えを充実してまいりたいと考えておりますが、防災の日を前にしました8月27日、本年度の近江八幡市防災総合訓練を市立運動公園グラウンドにおきまして実施したところでございます。
 この訓練は、市の地域防災計画に基づき、災害発生時に迅速かつ的確な応急対策活動ができるよう、市及び防災関係機関や地域住民などとの協力体制の確立、市民の防災意識の高揚を図ることを目的に、また災害に対応できる人づくりと初動態勢の手法を学ぶ実践体験型の訓練として実施させていただいたものでございますが、市民がみずからを災害から守る自助、地域社会において互いに助け合う共助、市を初めとします行政による公助の適切な役割分担についても、訓練を通じて再認識いただけたのではないかと考えているところでもございます。
 訓練には、市内全学区の自治会の皆さん方を初め約20の機関や団体、特に今回は東日本大震災での教訓をもとに、障害の特性に応じた防災体制の充実を目指し、市内の障害者団体の皆さんにも初めて参加を呼びかけ、体験訓練に参加していただくなど、総勢約550人の皆さん方に日曜日の早朝にもかかわらずご参加、ご協力いただきましたことをこの場をおかりして改めて感謝申し上げる次第でございます。
 近年は、168ある市内の自治会のうち143の自治会で自主防災組織を立ち上げられ、学区や自治会単位で避難訓練、避難所開設訓練など、実践的な防災訓練が活発に実施されるようになり、市民の自主防災意識が着実に高まっておりますことを実感するものでもございます。
 まだ、自主防災組織を設置されていない自治会におかれましては、早急に設置をいただき、有事の際に市民の命と財産を守るための共助に今後とも一層のご努力をいただきますことをお願い申し上げるものでございます。
 一方、ことし第8回目となります近江八幡市平和祈念式を去る8月5日、安土文芸セミナリヨにおきまして開催し、自治会を初め遺族会や赤十字奉仕団など各種団体や議員の皆さん方とともに戦没者への哀悼のまことをささげ、平和への誓いを改めて申し上げたところでございます。
 式典では、市内の小・中学生や市民の皆さんによって平和への願いを込めて折られた約9,000羽の折り鶴を児童・生徒の代表から受け取り、人類史上原子爆弾による唯一の被爆地となりました広島、長崎の両市に献呈させていただきました。戦争を直接体験した市民の高齢化が進む中で、悲惨な記憶を次世代に引き継いでいくことの責務を痛感し、二度と戦争という悲劇が起こらないよう、多くの市民の皆さんとともに恒久平和を再確認したところでもございます。
 しかし、その思いを踏みにじるかのように隣国の北朝鮮が弾道ミサイルの発射を繰り返し、特に8月29日の早朝、北朝鮮の北西岸から北東方向に発射された弾道ミサイルは、北海道上空を通過した後、3つに分離、襟裳岬東方1,180キロの太平洋上に落下いたしましたときは、東日本12の道県に配信された全国瞬時警報システムJ-ALERTの通報画面がテレビで各チャンネルに映し出され、たとえ一時的にせよ国民を例えようのない恐怖と不安に陥れるものでもありました。
 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が、8月14日にグアム周辺へのミサイル発射をめぐる米国の行動をもう少し見守ると発言して以降、アメリカが緊張緩和に努めていたやさき、行われていた米韓合同軍事演習を牽制するものであることは予想されますが、このような北朝鮮の火遊びのごとく繰り返される蛮行の末の今回のミサイル発射はこれまでにない極めて重大かつ深刻な暴挙であって、断じて容認できるものではございません。
 今後、日本政府におかれては、日米間の連携を基軸に、中国、ロシアに協力を呼びかける一方、国連安全保障理事会を通じて北朝鮮に対する国際包囲網をさらに強化すべきであると考えます。
 さて、話は変わりますが、岡山学区住民の皆様待望の岡山コミュニティエリアの起工式がいよいよ明後日、9月3日に現小学校の南東部の建設予定地で行われるものでございます。
 小学校、コミュニティセンター、こどもの家を一体的に整備するものであり、エリア整備としては平成23年度の金田学区を第一歩として、島学区、桐原学区において4例目の事業でもございます。今回のエリア整備は、昭和53年に建築された現在の小学校の耐震不足や児童数の増加による教室不足、コミュニティセンターの老朽化などの課題解消を図るため、地元岡山学区が平成25年に教育施設等整備促進協議会を立ち上げられ、学区の住民、各種団体及び教育関係者の総意としての熱い要望書を取りまとめていただき、本市といたしましてもそれを具現化するため、平成28年1月にコミュニティエリア整備推進室を設置し、これまで用地買収、造成工事などを進めてきたところでございます。小学校及び消防団岡山分団の詰所も併設したコミュニティセンター、こどもの家をあわせて整備することで、教育環境が格段に向上するだけでなく、まちづくり協議会を市内でいち早く立ち上げられるなど、先進的な特色ある活動が生き生きと取り組まれている地域コミュニティーの醸成がさらに深まり、また有事の際には学区住民の1割の方々が3日間避難生活を送れる学区の防災拠点施設として、地域住民に安心・安全を与える施設として整備するもので、来年12月の完成を目指し、工事を進めることとなります。
 さらに、小学校の児童たちが大学院生と一緒にワークショップを重ね、自分たちの思いが形となったトイレの完成披露式が、8月29日、武佐小学校で行われました。古来よりご不浄と呼ばれ、汚い、臭い、暗い、怖い、壊れているの5Kの印象が持たれている小・中学校のトイレを明るく開放的なものとし、ひいては児童・生徒の健全育成につなげようとするものでございます。
 平成24年度の八幡東中学校から始まった市内4中学校のトイレ改修を生徒会の協力を得ながら完了した後に、続いて小学校についても児童たちと大阪市立大学の大学院生のグループとのワークショップにより児童の思いを基本設計に反映させながら、平成26年度の桐原東小学校のトイレから始まり、北里小学校、八幡小学校、そして武佐小学校と順次進められてきたものでもございます。
 今回は、地元ゆかりの市の花であるムシャリンドウの青紫の花が取り入れられるなど、6カ所のトイレがそれぞれ異なったイメージカラーで個性的にデザインされたものであり、児童の皆さんに末永く大切に使っていただきますことを願ってもおるところでございます。
 ところで、今月16日から18日にかけ、沖島町宮ヶ浜沖の琵琶湖上におきまして、WWAウェイクボードワールドシリーズの最終戦が行われることとなりました。水上のスノーボードとも呼ばれ、ボードをつけた選手がモーターボートに引っ張られながらジャンプや回転などの華麗なわざを披露する競技で、1984年にアメリカ西海岸で誕生し、日本ではその4年後に愛好者が近江八幡市の琵琶湖畔で始めたのをきっかけで広まり、国内では約87万人の競技人口があると言われております。
 このワールドシリーズはアメリカ3大ネットワークのNBCを通じて全米でテレビ中継されるほどの人気があるとのことで、国内での開催は2015年、平成27年8月の東京のお台場に次いで2度目となり、このワールドシリーズは世界のトップ選手が世界一の座をかけて世界各地を転戦しており、今季3月にオーストラリアのメルボルンで開催し、宮ヶ浜が最後の第8戦となります。
 アメリカを初めオーストラリア、カナダ、メキシコなど海外のプロ選手はもとより、国内のトップ選手を合わせて約100人が出場する予定でございますが、選手の皆さんを初め全国はもとより世界各国から国内ウェイクボード発祥地に来幡される人々を歓迎し、おもてなしの心で接したいと考えております。
 また、今回の開催に際しまして、深甚なるご理解、ご協力をいただきました沖島町自治会並びに沖島漁業協同組合を初めとしました関係者の皆さんに厚く感謝を申し上げますとともに、皆さんにおかれましてもこの機会にぜひご観覧いただければと思います。
 時あたかも昨日、本当に日本人のかなりの方がテレビの前にくぎづけになられたと思いますが、6年連続、6回連続でロシアで開かれます来年のワールドカップ、サッカーが日本から出場が決まりました。時あたかも、これも何かのご縁かなと思っております。
 ところで、ふるさと応援寄附金、いわゆるふるさと納税につきましては、一部の自治体によります返礼品競争の過熱を批判する声が上がり、本年4月に総務省通知が出され、制度本来の趣旨に沿った取り組みが求められている中で、本市の姉妹都市であります北海道松前町と互いの特産品を返礼品として提供できるよう協力することを決め、8月30日、松前町長もパネラーとして出席されました「SDGsの推進と広域連携」をテーマに開催しました第6回地域創造ネットワーク会議に先立って、協定書の調印式を行いました。
 この協定により、今後、本市は松前町から提供してもらうウニ、アワビなどの海産物などを返礼品のリストに加え、一方で本市の近江牛などを松前町の返礼品に提供するものでもございます。
 このように、近江商人の北前船による交易に端を発したきずなを生かして特産品を互いにPRし合い、両市町の地域活性化につなげてまいりたいと考えており、議員の皆さん方におかれましても、事業の趣旨をご理解いただき、本市の取り組みを内外に示すためにも、積極的なPRを初め、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきたいと存じます。
 それでは、本日提出いたしました議案につきまして、ご説明を申し上げたいと存じます。
 まず、提出議案のうち議第95号から議第104号までの10議案につきましては、平成28年度近江八幡市の一般会計及び各特別会計決算に係る議案でございまして、地方自治法の規定に基づき議会の認定を求めるものでございます。
 これらの議案につきましては、後ほど会計管理者から詳細に説明申し上げますが、私からは一般会計決算の概要についてかいつまんで申し上げたいと存じます。
 平成28年度は、これからの近江八幡市を担う世代の礎となる市民生活に密着した環境エネルギーセンターやJR篠原駅の駅前広場や安土駅の自由通路、橋上駅舎の整備、防災機能を兼ね備えた武佐コミュニティセンターの新築整備などを初めとした大型インフラ整備の完成に向けた継続実施と第2期ローカルマニフェストの着実な実施による積極的な施策を展開するとともに、まち・ひと・しごと創生総合戦略の展開による人口減少社会への取り組みや次世代に誇れるまちを目指して、持続可能な健全財政の確立に向け、取り組みを進めました。
 その結果、一般会計の収支状況は歳入歳出ともに300億円を超過する規模となりましたが、基金からの繰り入れなどにより財源確保を行った上で9億4,059万9,000円の黒字を決算とし、翌年度への繰越財源4億2,220万9,000円を除きます実質収支につきましては5億1,839万円と、引き続き黒字となりました。
 歳入総額につきましては、359億4,813万7,000円となり、対前年度比マイナス7.9%、30億7,493万4,000円の大幅な減少となりました。
 歳入の根幹となります市税につきましては、ほぼ前年度並みとなります109億9,942万8,000円を維持しましたが、国庫支出金、市債、繰越金についていずれも大幅な減少となる一方で、地場産業振興、歳入確保策として進めておりますふるさと納税は全国各地から多額のご寄附を賜り、他の寄附金と合わせた寄附金全体では対前年度比7億5,049万6,000円増の14億9,220万8,000円と倍増し、また活用の見込まれない市有財産の売却などによる財産収入も対前年度比7,314万4,000円増の6億6,554万9,000円と増加したところであります。
 一方で、歳出につきましては、対前年度比マイナス7.7%、29億2,247万8,000円減の350億753万8,000円となりました。新市のまちづくり基本計画に基づきます6つの目標に沿って、市民生活の向上と市民の満足度が得られるよう、さまざまな事業を着実に実施をしてまいりました。
 なお、一般会計の基金につきましては、27億9,873万8,000円を積み立て、基金残高は対前年度3億1,775万4,000円増の139億1,311万3,000円とし、財政運営の健全化維持に最大限努めてまいりました。その結果、財政の健全化に関する法律の規定によります監査委員の審査報告からもご理解いただけるかとは存じますが、おおむね良好との結果となっております。
 4表、すなわち実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率のうち、数値としてあらわれております実質公債費比率は、前年度の4.0%よりさらに改善され、3.8%となったところでございます。この数値は、恐らく県下におきましても昨年度に引き続きトップクラスにあると認識しているところであります。
 なお、詳細は議員の皆さん方にも配付しております監査委員によります各会計決算審査報告書をごらんいただければと思います。
 今後も徹底した行財政改革を推進しますとともに、第2期ローカルマニフェストを初めとしましたさまざまな政策をあらゆる方策を駆使しながら、内発的発展により心の豊かさがあふれた品格のあるまちの実現を目指し邁進してまいる所存でありますので、今後とも議員の皆さん方の力添えを一層お願い申し上げる次第でもございます。
 それでは続きまして、地方公営企業会計であります水道事業及び病院事業会計決算に係る議案につきましてご説明申し上げます。
 まず、議第105号平成28年度近江八幡市水道事業会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 業務面につきましては、給水戸数は3万2,841戸で給水人口は8万1,828人、有収水量につきましては、前年度と比べて増加し856万5,020立方メートルとなりました。
 続いて、経理面につきましては、収益総額が17億6,204万8,214円で費用総額が16億3,583万9,503円となり、この金額から消費税を除いた平成28年度純利益につきましては、1億730万1,096円となったところであります。
 また、工事関係におきましては、老朽管布設がえを中心に送配水設備改良に2億6,077万9,398円を投入してまいりました。今後も計画的な施設等の更新を進め、安全・安心な水道水の供給に努めてまいりたいと思っております。
 次に、議第106号平成28年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 まず、患者利用状況につきましては、入院患者は延べ13万2,131人、1日平均では362人となり、外来患者は延べ数21万7,848人、1日平均では896人でございました。
 次に、収益的収支につきましては、収入が124億30万5,559円であったのに対し、支出は124億2,822万2,268円となり、PFI契約解除以降初めて2,791万6,709円の純損失となりました。
 次に、投資におきましては、外来化学療法室の改修を行ったほか、入退院センターを新設し、より一層の患者の医療の質向上や利便性を図ったところでございます。今後の病院運営につきましては、昨年度の経営手法の反省を踏まえ、より一層の安定的な健全経営が堅持できるよう、取り組んでまいりたいと思っております。
 続きまして、各会計の補正予算に係る議案につきましてご説明を申し上げます。
 議第107号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ6億2,464万7,000円を追加し、予算総額を349億6,626万8,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、広聴広報活動事業でシティプロモーションに伴います物件費、基金積立金で繰越金に伴います財政調整基金積立金及び寄附に伴います公共施設等整備基金積立金の追加。
 民生費におきまして、民間心身障害児者社会福祉施設整備事業で、障害者施設の整備に向けた工事請負費等、保育所施設整備事業で民間保育所の環境整備に伴います負担金補助及び交付金を追加。
 衛生費におきまして、特別会計等繰出金で病院事業会計に対します繰出金、最終処分場運営事業で施設の改修に伴います工事請負費を追加。
 農林水産業費におきまして、環境保全型農業直接支援対策事業で、取り組み面積の増加に伴います負担金補助及び交付金を追加。
 商工費におきまして、観光施設等施設維持管理事業で白雲館のトイレ洋式化に伴います工事請負費等を追加。
 土木費におきまして、市道維持補修事業で除雪対策に伴います物件費、その他市道改良事業、河川改良整備事業で改修工事に伴います工事請負費等を追加。
 消防費におきまして、委員等報酬で消防団員の退職に伴います報償費を追加。
 教育費におきまして、小学校教育教材事業、読書活動推進事業で図書購入寄附に伴います物件費を追加するとともに、各費目におきまして前年度国庫支出金等の精算に伴います償還金利子及び割引料、施設の修繕に伴います物件費等を精査し補正するものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、寄附金、繰入金、繰越金及び諸収入と県支出金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、平成30年度市税納税通知書等封入封緘業務委託事業に係る債務負担行為、次に平成30年度近江八幡市長選挙入場整理券封入封緘業務委託事業に係る債務負担行為、次に平成30年度指定ごみ袋購入事業に係る債務負担行為、次に市民バス運行事業で運行委託に係る債務負担行為、次に勤労者福祉センター施設管理運営事業で指定管理者による事業実施を行うための債務負担行為、次に城郭資料館管理運営事業で指定管理者による事業実施を行うための債務負担行為、次に安土城跡ガイダンス施設管理運営事業で指定管理者による事業実施を行うための債務負担行為、以上全7事業の期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 次に、議第108号平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ7,748万8,000円を追加し、予算総額を95億8,748万8,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、国保事務事業で平成30年度からの広域化に伴います物件費の追加。
 諸支出金におきまして、療養給付費国庫支出金等返還金及び特定健康診査国庫支出金等返還金で償還金利子及び割引料を追加するとともに、各費目におきまして負担金補助及び交付金を精査し補正するものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金及び繰越金と繰入金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 次に、議第109号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億2,776万8,000円を追加し、予算総額を59億8,776万8,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、基金積立金におきまして介護給付費準備基金への積立金を追加。
 諸支出金におきまして、償還金で償還金利子及び割引料を追加するとともに、地域支援事業費におきまして、負担金補助及び交付金及び物件費を精査し補正するものでございます。
 これらの財源につきましては、支払基金交付金及び繰越金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第110号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ110万7,000円を追加し、予算総額を1,310万7,000円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、総務費におきまして、介護予防サービス計画事業で物件費を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰越金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第111号平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,340万円を追加し、予算総額を9億340万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、後期高齢者医療広域連合納付金におきまして、負担金補助及び交付金を追加、諸支出金におきまして還付加算金で償還金利及び割引料を追加するものでございます。
 これらの財源につきましては、繰越金及び諸収入を充当させていただくものでございます。
 次に、議第112号平成29年度近江八幡市下水道会計補正予算(第1号)につきましては、資本的収入及び支出予算において公共下水道事業資本的収入1,281万5,000円を増額し、14億5,533万8,000円とし、公共下水道事業資本的支出4,106万1,000円を増額し、22億4,586万2,000円とさせていただくものでございます。
 この不足する額は、当年度分消費税資本的収支調整額、引継金及び当年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。
 主な内容につきましては、国庫補助金の社会資本整備総合交付金の内示が当初予算を上回ったため、管路等ストックマネジメント事業に係る事業費を追加し、補正するものでございます。
 次に、特例的収入及び支出の補正につきましては、予算第4条の2中、未収金の金額を1億8,252万5,000円に、未払金の金額を1億544万8,000円に改めさせていただくものでございます。
 債務負担行為の補正につきましては、沖島浄化センターストックマネジメント計画策定業務委託の限度額を変更させていただくものでございます。
 企業債の補正につきましては、下水道事業未利用利子に係る限度額を変更し、また辺地対策事業に係る限度額を廃止させていただくものでございます。
 次に、議第113号平成29年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)につきまして、まず1つは、債務負担行為の補正で来年度の医療事務等業務委託ほか5件の業務委託の限度額を定めるものでございます。
 もう一つは、収益的収支の補正で医業収益及び医業費用でそれぞれ400万円の増額を行うものでございます。
 その内訳は、病院にいただくふるさと納税分を財源として医師等の研究研修費に支出をさせていただくものでございます。
 続きまして、条例その他の議案についてご説明を申し上げます。
 まず、議第114号近江八幡市桐原社会体育施設条例の一部を改正する条例の制定につきましては、旧桐原小学校跡地の登記整理完了に伴い、桐原体育館の位置について地番の変更を行うため所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第115号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市計画法に規定する地区計画の区域内における適正な都市機能及び健全な都市環境を確保するため、建築物に関する制限を定める区域を追加するため、所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
 次に、議第116号市道路線の認定につきまして議決を求めることにつきましては、安土町上豊浦地先の道路2件の市道路線の認定を行いたく、道路法第8条第2項の規定に基づき提案させていただくものでございます。
 以上22議案につきまして、ご審議いただきご可決賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 次に、江南会計管理者より説明を求めます。
 会計管理者、江南会計管理者。
             〔会計管理者 江南仁一郎君 登壇〕
◎会計管理者(江南仁一郎 君) それでは、平成28年度の一般会計及び特別会計決算の認定に関係いたします議案についてご説明を申し上げます。
 平成28年度は、次世代への礎となる市民生活に密着した大型施設整備の完遂に向けた継続実施と第2期ローカルマニフェストの着実な実施による積極的な施策を展開するとともに、まち・ひと・しごと創生総合戦略による人口減少社会への取り組みや財政状況が転換期を迎える中、次世代に誇れるまち近江八幡市として持続可能な健全財政の確立に向けた取り組みを進めてまいりました。
 限られた財源を効果的かつ重点的に配分し、予算を執行してまいりました結果、一般会計の収支状況は引き続き歳入歳出ともに350億円を超える規模となりましたが、基金からの繰り入れなどにより財源確保を図る中で、9億4,059万9,000円の黒字決算とし、翌年度への繰越財源を除く実質収支は5億1,839万円の黒字となりました。
 それではまず、議第95号平成28年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入歳出の重立った事項のみを申し上げますので、ご了承くださるようお願いをいたします。
 歳入決算額は359億4,813万7,000円、歳出決算額は350億753万8,000円で、歳入歳出差し引き額は9億4,059万9,000円となり、うち翌年度への繰越財源が4億2,220万9,000円ですので、これを差し引きますと実質収支額は5億1,839万円となり、黒字の決算となりました。
 歳入につきまして、対前年度比マイナス7.9%、30億7,493万4,000円の大幅な減少となりました。
 その根幹をなす市税につきましては、地方法人税の創設に伴う税率引き下げの影響が通年化されたことにより、法人市民税は、前年度と比べ8,025万9,000円の減となりましたが、固定資産税は新築家屋の新規課税などにより対前年度4,721万7,000円の増、軽自動車税が税率改正により対前年度2,667万5,000円の増となるなど、市税全体としては、ほぼ前年度並みとなる109億9,942万8,000円となりました。
 市税全体の徴収率は現年度が99.25%、滞納分を含めた全体で96.49%と、前年度よりも0.48%向上いたしました。
 地方譲与税や県税交付金は、景気動向の影響を受け、全体的に減少傾向となり、特に消費税の一定割合が交付されます地方消費税交付金はその影響を強く受けたことにより、対前年度1億3,233万円減の12億1,583万4,000円と大幅な減少となりました。
 普通交付税につきましては、前年度より0.7%増の47億1,181万8,000円で、3,043万5,000円の増、特別交付税は、前年度より4.5%減の9億5,350万4,000円で4,483万3,000円の減となり、地方交付税全体では、前年度に比べ1,439万8,000円の減少となりました。
 国庫支出金は、環境エネルギーセンターの竣工など施設整備に伴う建設補助金が大幅に減少したことにより、対前年度15億7,006万8,000円減の57億1,968万2,000円、同じく施設整備に伴う財源となる市債につきましても、対前年度28億224万3,000円減の21億2,633万9,000円、繰越事業に伴う前年度からの繰越金も対前年度7億5,145万円減の10億9,302万5,000円と大幅な減少となりました。
 その他、産業振興歳入確保策として進めていますふるさと納税は、全国各地から多額のご寄附を賜り、民生費、教育費寄附金と合わせた寄附金全体では、対前年度7億5,049万6,000円増の14億9,220万8,000円と倍増し、土地開発公社の清算金や活用の見込まれない市有財産の売却による財産収入は、対前年度7,314万4,000円増の6億6,554万9,000円と増加しました。
 また、特定目的基金の活用に伴う基金からの繰り入れに加え、歳出に対する歳入財源の不足についても基金からの繰り入れで対応したことから、繰入金は対前年度15億5,332万9,000円増の24億8,098万4,000円と大幅に増加をいたしました。
 歳出につきましては、決算総額は350億753万8,000円となり、前年度に比べマイナス7.7%、29億2,247万8,000円の減となりました。
 歳出の主な内容といたしましては、環境エネルギーセンターの整備、健康ふれあい公園プール棟の建設、安土城跡前ガイダンス施設の改修による歴史文化の情報発信、JR篠原駅北口駅前広場の整備完了、JR安土駅の自由通路や橋上駅舎の整備、避難所などの防災機能を備えた新武佐コミュニティセンターの整備、将来に向けた公共施設の維持更新のための公共施設等総合管理計画の策定など、新市のまちづくり基本計画の目標に沿って市民との約束である生活インフラ継続事業を着実に進め、行政サービスの提供に最大限対応し、市民生活の向上と市民の一層の満足度が得られるようさまざまな事業を展開し、多くの成果を得ることができました。
 性質別の歳出状況では、平成28年8月から本格稼働しました環境エネルギーセンターの竣工などにより、普通建設事業費が対前年度52億9,122万9,000円減の53億7,936万3,000円と決算額減額の主要因となっております。
 一方、義務的経費である扶助費は、対前年度2億7,399万2,000円増の72億5,728万7,000円と、新市となり7年度連続での増加。
 公債費は、将来世代の負担軽減のための繰上償還を実施したことから、対前年度1億6,673万1,000円増の24億861万5,000円となりました。
 また、基金への積立金についても、利用の見込まれない公有地の売却相当額の積み立てを実施したことなどから、対前年度16億549万6,000円増の27億9,873万8,000円とし、将来への確実な備えといたしました。
 市民生活に欠くことのできない施設整備やまち・ひと・しごと創生事業などさまざまな事業を着実に実施しながら、行財政改革プランによるさらなる歳出の見直し、またさきに触れましたふるさと納税などの歳入確保に努めた結果、市債残高については対前年度4,717万9,000円減の278億6,620万8,000円と縮減、基金残高は対前年度3億1,775万4,000円増の139億1,311万3,000円に増強するなど、財政運営の維持健全化に努めました。
 なお、平成28年度末の公有財産等の資産保有状況につきましては、歳入歳出決算書に添付させていただいておりますので参照いただきたいと存じます。
 続きまして、各特別会計別決算についてご説明を申し上げます。
 議第96号平成28年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は93億9,807万6,000円、歳出決算額は92億7,459万8,000円で、実質収支1億2,347万8,000円を平成29年度へ繰り越しました。
 なお、医療費の動向では、保険給付費は57億7,844万5,000円で、昨年度より微増となっております。
 次に、議第97号平成28年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 公共下水道事業特別会計については、地方公営企業法が適用されたことにより、平成29年3月31日をもって出納を閉鎖し決算を行いました。
 歳入決算額は29億167万5,000円、歳出決算額は27億9,235万1,000円で、収支は1億932万4,000円となりました。この剰余金については、平成29年度から公営企業会計を適用した下水道事業会計における流動資産の現金に引き継ぎます。
 次に、議第98号平成28年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 当会計も、地方公営企業法の全部適用により、平成29年3月31日をもって出納を閉鎖し決算を行いました。
 歳入決算額は3,281万円、歳出決算額は2,905万1,000円で、収支として375万9,000円の歳計剰余金が生じました。この剰余金についても、公営企業会計を適用した下水道事業会計における流動資産の現金に引き継ぎます。
 次に、議第99号平成28年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 この特別会計は、近江八幡市と日野町、竜王町の1市2町が共同で介護認定審査会を設置し、近江八幡市が事務局となって審査判定業務を共同処理しており、構成市町の負担金で運営を行っております。
 平成28年度は177回の審査会を開催し、4,358件の案件について判定を行いました。
 歳入歳出決算額ともに3,092万7,000円となりました。
 次に、議第100号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は55億213万9,000円、歳出決算額が53億7,698万4,000円で、歳入歳出差し引き額は1億2,515万5,000円の黒字決算となりました。なお、平成28年度末の介護保険給付準備基金残高は5億8,488万4,000円となっています。
 次に、議第101号平成28年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 この特別会計は、指定介護予防支援事業所の指定を受け、要介護が軽度の高齢者を対象に介護予防サービス計画を含むケアプラン作成などの予防給付のケアマネジメント業務を実施しております。
 歳入決算額は1,733万3,000円、歳出決算額が1,622万5,000円で、歳入歳出差し引き額は110万8,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第102号平成28年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 文化会館は市民の芸術鑑賞や創造、発表の場あるいは関係づくりの場として供していますが、施設や設備の老朽化が目立つことから、平成28年度には建物の耐震化、空調機器修繕、防水改修などの設計に着手し、現在耐震化工事などを実施しております。
 歳入決算額は7,484万3,000円、歳出決算額は7,456万1,000円で、歳入歳出差し引き額は28万2,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第103号平成28年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は8億4,731万8,000円、歳出決算額は8億2,398万円で、歳入歳出差し引き額は2,333万8,000円となりますが、この繰越金のうち2,333万7,000円は平成29年度に保険料として滋賀県後期高齢者医療広域連合に納付いたします。
 次に、議第104号平成28年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 旧近江八幡市、旧能登川町区域の東近江市及び旧安土町の2市1町が平成8年度からそれぞれ管理受託者として琵琶湖干拓大中の湖地区新田排水機場の維持管理を行っておりますが、平成28年度からの5カ年間は本市が代表して施設の運営、維持管理を行い、干拓地内の安全確保に努めることとなります。
 歳入歳出決算額ともに2,902万円となりました。
 以上、平成28年度の一般会計及び9つの特別会計決算認定に関係いたします案件につきましてご説明を申し上げましたが、詳細につきましては、主要な施策の成果に関する説明書、監査委員から提出いただいております一般会計及び各特別会計決算審査意見書を参考にしていただきまして、ご審議を賜り、認定をいただきますようお願い申し上げ、ご説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 以上で議案の上程を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了をいたしました。
 明2日から11日までは議案熟読のため休会といたします。9月12日定刻に再開をし、個人質問から行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、9月5日正午までに事務局へ提出をお願いいたします。
 本日はこれをもちまして散会をいたします。
 ご苦労さまでございました。
               午前10時47分 散会
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