録画中継

平成29年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
11月22日(水) 個人質問
重田 剛 議員
(1)総合医療センターについて
   ①免震装置交換工事について
   ②入退院支援室について
   ③職員の駐車場について
(2)市の職員力向上・活性化について
(3)観光施策について
◆2番(重田剛 君) 皆さんおはようございます。
 子どもたちの未来へつなぐ政翔会の重田剛でございます。園田議員に引き続き、同じ政翔会で質問させていただきます。
 紅葉の美しい季節となりました。今が見ごろでございます。また、ことしは冬の訪れが早いのか、去年よりも22日も早く伊吹山が初冠雪をいたしました。けさも外に出てみると車のフロントガラスが真っ白に凍っていて非常に寒くて、またインフルエンザもはやっているということで、市内の小学校でも学級閉鎖になっているところがあるということでございますので、私もちょっと風邪ぎみでここに熱が出ていますけど、風邪に負けずに頑張って質問させていただきたいと思っております。
 また、10日前の12日の日曜日、ちょうど水郷の里マラソンが行われた日でございますが、その日に全国高校ラグビーの県予選の決勝戦が行われまして、我が母校八幡工業高校が7年ぶりに光泉高校を破りまして優勝を決めました。花園出場を決めてくれました。年末の12月27日に東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開催されます全国大会で大いに活躍してくれることを期待しております。
 さて、このたび私は、総合医療センターについて、市の職員力向上・活性化について、観光施策について、以上3点について分割方式で質問させていただきます。
 まず初めに、総合医療センターについてお伺いいたします。お伺いしたいことは3点ございます。免震装置交換工事について、入退院支援室について、職員の駐車場についてであります。
 まず初めに、免震装置交換工事についてお伺いいたします。
 2015年3月に免震ゴム事業で大規模なデータ改ざんの不正があった東洋ゴム工業、大きくニュースになり世間を騒がせました。その後、我が市の総合医療センターにも地震対策の免震ゴムとして一部使用されていることが判明いたしました。このたび交換工事に着手するとお聞きしましたが、工事について詳しくお聞かせください。
 工事の期間、工法、費用、工事期間中の診療業務への影響、入院患者や通院患者への影響、防音対策、工事用車両の進入などの安全対策、免震ゴムの交換工事によって最大震度幾つまで耐え得るようになるのか、利用者を含めて市民への周知はどうするのかなど、お聞かせください。
 次に、入退院支援室についてお伺いいたします。
 本年3月6日にスタートした入退院支援室の内容はいかがなものですか。成果や課題もお知らせください。利用者数、利用者の反応はいかがですか。患者やその家族の声、病院スタッフの声、今後はふやすことも視野に入れるのか、また充実策はどのようにされるのか、お聞かせください。
 次に、職員の駐車場についてお伺いいたします。
 現在、職員の駐車場は確保されているのか、お聞かせください。
 以上、この項目の初問といたします。ご回答をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総合医療センター宮下事業管理者。
             〔総合医療センター事業管理者 宮下浩明君 登壇〕
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明 君) おはようございます。
 それでは、重田議員の総合医療センターに係るご質問3点についてお答えします。
 まず初めに、免震装置交換工事についてでございますが、当院で問題となりました免震装置は免震滑り支承、支えるという字と承諾の承でございますが、免震滑り支承と申しまして建物を支えるメーンとなる大型の免震積層ゴムではなく、建物を支えながらも地震の大きな横揺れの際には土台の上を滑り、建物への影響を最小限に抑える役目の補助的な免震装置でございます。
 一昨年の問題発覚以後、大臣認定の性能評価基準に適合しないということで、直ちに構造安全性の検証が行われたところ、当院にはメーンとなる免震積層ゴムやほかの揺れ吸収機能が備わっておりますことから、震度6強から7の地震に対しても倒壊するおそれはないとの評価をいただいており、議員各位を初め患者様、市民の皆様にはご心配をおかけいたしましたが、病院事業には何ら支障はございませんでした。
 このような現状ではありますが、国土交通省の命令のもと、全国で緊急性の高い物件から順次、交換工事が行われており、いよいよ当院におきましてもこのたび更新工事を行うこととなりました。
 既に第1段階として当院の外周部、民家で申しますと犬走りに相当する部分に7カ所の開口部をあける工事が完了しております。この開口部から免震装置や大型ジャッキ等の資機材をクレーンを用いて搬入する必要がありますことから、市道黒橋八木線に面する築山を全て撤去し、これら大型工事車両を設置するスペースを確保しなければなりません。
 この撤去工事は来年の1月から2月にかけて行う予定です。
 この工事の実施に際しまして、大型ダンプ等が出入りすることとなりますが、本件工事を担います株式会社大林組が現在公安委員会等と協議を進めているところであり、十分な安全対策を講じていただくよう当院からも要請しております。
 また、この工事の際には騒音が発生いたしますが、外来診療や入院中の患者様への影響を最小限に抑えるよう防音壁の設置や低騒音型重機での作業も予定されておりますので、ご了承賜りますようお願い申し上げます。
 その後、当院地下の免震層におきまして交換工事の支障となる配管等の移設を行った後、来年10月から免震装置そのものの交換作業に着手いたします。具体的には、大型ジャッキを用い、問題となっている免震装置の周辺を約8ミリ持ち上げて交換することとなりますが、問題の装置22基全てを交換するのに約6カ月半かかると見込んでおります。その後、配管等の復旧を行い、全ての工事の完了時期は平成31年6月末を予定しております。
 なお、患者様への影響につきましては、さきに申し上げましたが、築山撤去の際に騒音の発生が予想されますが、それ以降の作業では大きな騒音や振動が発生することはないものと考えております。
 ただ、配管等の移設の際、ごく短い時間ではございますが給排水を停止しなければなりませんので、日時を調整し診療への影響を最小限に抑えたいと考えております。
 また、工事実施に向けての周知についてでございますが、市の広報紙12月15日号で築山撤去工事に関するお知らせを掲載する予定をしておりますのと、地元自治会への説明につきましても現在桐原学区連合自治会長様を通じて調整中でございます。
 最後に、これら交換工事に係ります費用は全て東洋ゴム工業が負担するものであり、当院が負担するものは一切ございません。
 長期間にわたります工事となりますが、議員各位を初め患者様、市民の皆様には何とぞご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、2点目の入退院支援室の内容と利用者数、利用者の声、病院スタッフの声と今後の運営についてのご質問にお答えいたします。
 平成29年3月6日に開設いたしました入退院支援室は、入院される患者様が安心して入院生活を送れるように、また退院後も安心して療養できるように、入院前から医師、看護師、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカー、クラーク、医事課職員の多職種協働によりワンストップで説明を行い、患者様の身体的、社会的、経済的側面を把握し、退院後の状況や生活を見据えて支援しております。
 開設当初の3月は、泌尿器科、耳鼻咽喉科、整形外科の3科からスタートして、利用者数は66名でしたが、4月からは眼科、脳神経外科、小児外科の3科を追加、6月には循環器内科、7月には消化器内科をそれぞれ追加して、現在8科の入退院支援業務を行っております。
 利用者数は介入診療科の拡大により増加し、開設当初3月から10月までは延べ1,392名となっております。
 ご利用の患者様、ご家族の方からは、不安が和らぎ治療を受ける覚悟や入院のイメージができた、個室対応でゆっくり落ちついて話が聞けた、医師と話したことのおさらいができたなどの声をいただいています。一方、何度も入院すると同じことを重複して聞いてくるので時間の無駄だと思うという声も聞いております。
 これらさまざまなご意見を参考にして、よりよい入退院支援室を構築してまいりたいと考えております。
 次に、病院としての効果は入退院支援室の介入により病棟看護師の入院時の一連業務に費やす時間が短縮できたことや外来看護師の説明業務を入退院支援室に移譲したことにより一般外来での診察介助、情報収集、教育指導が充実してきたことなどが上げられます。
 また、多職種協働により薬剤師による薬剤のチェックや栄養士による食物アレルギーのチェック、糖尿病食、高血圧食等の必要性チェック等で入院時に適切な食事対応ができるようになりました。
 入退院支援室はまだ始まったばかりでございますが、患者様のご意見をお聞きして創意工夫を行い、入院患者様が安心して治療に専念いただき、また退院後も安心して療養できるようにスタッフが一致協力して取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、最後の3点目のご質問ですが、職員駐車場に関するご質問にお答えさせていただきます。
 当院では、来院者用403台のほかに職員用540台の計943台分の駐車場を確保しております。当院の正規、非正規を含めた職員数は830名、委託業者の従業員を含めればさらに人数がふえるわけですが、看護師は交代勤務体制、委託業者の従業員も一部シフト制となっており、全てが一度に出勤するものではなく、また休職中の職員もおりますことから、駐車可能台数としてはほぼ確保できていると考えております。
 対しまして、来院者用駐車場につきましては、週明けの月曜日、火曜日、特に雨天と重なりますとお車で来院される方が多いために混雑し、大変ご迷惑をおかけしているところでございます。
 そのため、職員駐車場では縦列駐車をするなど限られたスペースを有効に利用し、一台でも多くの車を駐車していただけるような取り組みを進めているところでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) この項目について回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) 院長、丁寧なご回答ありがとうございました。
 それでは、何点か再問させていただきます。
 周知方法なんですけど、市の広報も使って市民に周知をする、そしてまた地元桐原の方には連合自治会を通じてということでございますので、その辺は徹底していただけるんかなと思っているんですけど、当総合医療センターは近江八幡市民だけではなくてこの東近江圏域の方ももちろん、いろんなところから病院を利用されておりますので、そういう市外の方への周知方法はどのように考えておられますか。お聞かせください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総合医療センター山田副事業管理者。
◎総合医療センター副事業管理者(山田義和 君) 再問にお答えしたいと思います。
 今、重田議員申されましたように、当然患者様は市内の方だけとは限りませんので、ホームページ等々いろんな手段を使って周知をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 市外の方にも親切丁寧によろしくお願いしたいと思います。
 次に、工事にかかるに当たって、総合医療センターの売りでもございます築山ですね、それを一度撤去されて、そこから工事車両を入れて工事にかかるということでございましたので、工事によって撤去される築山は工事が終われば再現されるんですか。お聞かせください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 山田副事業管理者。
◎総合医療センター副事業管理者(山田義和 君) お答えさせていただきます。
 現在の計画ではもとへ戻す計画で進めておりますけれども、まだ決定したわけではございません。今後、さまざまな観点から検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 今言われたように、今後の病院経営によっては増築であったり、それからまた駐車場の拡大、そういうことも十分考えられると思うんです。そんな中で、それに備えて築山は更地で、一旦撤去した後更地で置いておくという考えもございませんか。もう一度お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 山田副事業管理者。
◎総合医療センター副事業管理者(山田義和 君) お答え申し上げます。
 今、重田議員言われましたように、いろんな活用も当然ながら考えていかなければいけないというふうには思いますが、今のところは、最初のコンセプトであります築山というものがやはり非常に大事にしなければいけないという観点もございますので、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 31年6月に一応完成ということでございますので、まだ随分それまでは日にちもございますし、築山を戻されるのは工事が完了してから一番最後になると思いますので、将来的なことをよく見据えて十分に検討していただきますようよろしくお願いいたします。
 次に、入退院支援室は病気や入院などで不安を感じておられる患者やその家族に寄り添い、親切、迅速丁寧な対応をお願いしたいと思います。
 私ごとですが、これは何で質問したかといいますと、私の母が入院でお世話になったときにここを利用させていただいたんです。そのときに非常に看護師さんが親切に説明をしてくださって、麻酔科の先生であったり、その場で全てが済んで、これはいいのができたなとちょっと感心したので質問させていただきました。
 それからまた、経営側としましてはやはり合理的にお願いをしたいと思いますので、その辺のところは、院長、いかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 宮下事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明 君) これからの急性期を担う病院は、次年度にも恐らく厳しい診療報酬改定がやってくると思っているんですけども、効率よく業務をやっていかないととても病院としてはやっていけない状態になっております。
 また、今、多職種の連携というのは非常に大事にされております。これは医療だけじゃなくて、医療と介護の連携等もそうでございますが、いろんな職種の者が一堂に会して一人の患者を診ていくというのがこれからの将来の姿でございますので、当院はそれをいち早く取り入れておって、これからさらに皆さんのご意見等を聞きながら改善を続けていきたいと思っております。
 以上です。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) じゃ、よろしくお願いいたします。
 職員の駐車場についてお伺いいたします。
 職員の駐車場は今お聞きしますと540台確保しているとご回答いただきましたが、駐車場のことで以前市民の方から少し苦言をいただいたことがありますので、ちょっと徹底をお願いしたいと思いますがいかがですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 山田副事業管理者。
◎総合医療センター副事業管理者(山田義和 君) お答え申し上げます。
 一部の職員につきましては、やはり駐車していたという事実がございましたので、所属長を通じましてきっちりと指導をさせていただくとともに、来客用の駐車場にはとめないようにという通知もあわせてしたところでございます。
 今後も、定期的に調査をいたしまして、そのようなことがないように十分管理、指導してまいりたいというふうに考えております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) 日々24時間体制で患者さんの健康維持に本当に献身的に尽くしてくださる先生を初め看護師や職員の方に本当に感謝いたしております。市民の皆さんもその辺のところを踏まえていま少しご配慮を願えたらなと思います。
 最後に、正面玄関前にあかこんバスのバス停がございますが、屋根がついていて、玄関に非常に近くて便利なところにあるんですけど、囲いがないんですね。囲いがないので、これからどんどん寒くなってきますと風よけというか、あかこんバスのバス停のところに風よけをちょっと設けるお考えはないのかなというのは、これは市長にお聞きしたほうがいいのかな。市長、どうですか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 山田副事業管理者。
◎総合医療センター副事業管理者(山田義和 君) 答えさせていただきます。
 議員の申されることは、こちらも十分理解をしておりますので、今後の検討課題とさせていただければというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) 患者さんの利用が多いので、できたらその辺のところをまた考えていただけたらなと思っております。
 ご回答で震度6から7にも耐え得ると、耐震ゴムの交換工事にかかるんですけど、耐震的には問題がないということでございましたので、市民の皆さんにも工事期間中はいろいろと迷惑をかけることもあるかと思いますけど、その辺のところはご了解お願いしたいと思います。
 それで、次の質問に移ります。
 次に、市の職員力向上・活性化についてお伺いいたします。
 今までの地方自治体は国の機関委任事務という形で事業をしてきたように思います。しかし、地方創生が叫ばれ、地方分権が進展する中で、これからのまちづくりは地域のことは地域で決定しその責任もみずからが負うという自己決定、自己責任のもとに進めていくことになると考えます。
 市の職員については幅広い分野で市民が将来にわたって幸せに安心・安全に暮らせるために日々業務を遂行され、市民サービスを提供されていることに大変感謝申し上げます。私たち議員が活動できますのも職員の皆さんに支えられているおかげだと感謝いたしております。
 職員の皆さんが今以上に元気にやる気を持って生き生きと働けるようにするためには、どのように工夫をすればいいと考えておられますか。職員力や組織力の向上について取り組んでおられることをお聞かせください。あわせて、人事評価制度についてもお聞かせください。
 以上、この項目の初問といたします。ご回答をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 総務部益田部長。
             〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥 君) 重田議員の職員力向上・活性化についてのご質問にお答えをいたします。
 人口減少、高齢社会の進行など地方自治体を取り巻く社会情勢は大きく変化し、地方分権の進展とともに、主体性のある基礎自治体としてこれまで以上に地域の課題解決や地域の実情に合った施策が求められているところでございます。
 このような状況において、本市では限られた人材を活用し持続可能な特色のあるまちづくりの取り組みを進めており、組織は人なりと言われるように、一人一人の職員の意識や能力を向上させることは組織力の維持、向上のための最重要事項と考えております。
 本市の人材育成基本方針では、改善・立案・改革する職員を目指すべき職員像とし、特に若手職員が増加している状況において、職場におけるコミュニケーションや日常の仕事を通じて若手職員を育成する組織風土づくりがこれまで以上に重要となっております。
 このことから、階層別研修や政策形成研修、OJT研修などの実施のほかに時勢、時代とともに変わる世の中の傾向にマッチした研修への案内、派遣により、職員のやる気と意識改革を促し、職員の一層の資質向上を図っております。
 また、組織の活性化につながる新規採用職員の成長のためのメンター制度を導入しており、不安や悩みの解消、必要なスキルや技術を習得しながら先輩職員との良好な関係の構築につなげるとともに、指導育成する職員のマネジメントの技術を身につける場としております。
 そして、議員ご指摘のとおり、地方分権の一層の進展により地方公共団体の役割が増大、市民ニーズの高度化、多様化、さらには地方創生が叫ばれる中において、個々の職員が地域課題を解決する能力と実績を上げることが求められており、組織全体の士気高揚、公務能率の向上のため求められる資質や能力を備え、意欲的に取り組んでいる職員を評価し、職員のやる気を高めるための仕組みとして人事評価制度を実施しているところでございます。
 特に、組織内においては面談を通じ目標の共通認識や相互理解を図るとともに、職員に期待される役割などを明らかにすることで仕事に対するやる気やモチベーションが増進され、人材育成の場となっております。また、処遇への反映とともに制度の向上に努めているところでもございます。
 引き続き、職員が生き生きと働けて、質の高い住民サービスを提供できる組織づくりのために職員の資質とやる気を一層高め、それらの職員力を結集した人づくりによる組織力の向上に努めてまいりたいと考えております。
○議長(田中好 君) この項目について回答漏れはありませんか。
 では、質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 日々本当に仕事を一生懸命してくださっているなと感謝しているんですけど、そんな中で、非常に残念なことではありますが、9月の末に公務における事務の不適切処理や事務処理の遅延などで11名の懲戒処分者が出ました。このことについて再発防止対策についてお伺いいたします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 総務部益田部長。
◎総務部長(益田卓弥 君) 再問にお答えをいたします。
 9月28日に公表いたしました懲戒処分に係る職員の不適切な事務処理などにつきましては、市民の皆様の信用、信頼を損ねることになり、改めておわび申し上げます。
 一昨日、昨日と県内自治体でも不祥事の記者会見があり、新聞等で報道されているわけでございますが、日ごろから職員の綱紀の保持及び服務規律の確保については法令等に基づいて厳正に行うよう繰り返し注意喚起を行っておるところでございます。
 今回につきましても、再発防止に向けまして、全職員へ処分等の事案を示しまして何が問題であったのかわかるように通知したところでございます。
 職員一人一人がこれらの事案の発生を真摯に受けとめ、改めて自身の仕事に対する取り組み姿勢や職務遂行の仕方を見直し、法令の遵守、適正かつ迅速な事務処理に努めることはもとより、特に各職場における管理職員の管理監督と継続的な指導、それから業務の進捗管理の徹底やチェック体制の強化が重要であると考えております。
 加えまして、グループで業務を遂行しておりますので、各担当任せではなく、各職員の業務の進みぐあいがわかるよう、コミュニケーションと職員間で風通しのよい職場づくりが大切であると考えております。
 引き続き、各職場においてこれらの徹底を行うとともに、研修、それから人事評価制度もございますので、管理職のマネジメント力の向上を進めることにより再発防止を図ってまいります。
 引き続き、全ての事務事業の実施において適正かつ公平、公正な職務遂行ができるよう健全な組織運営になるように努めてまいりますのでよろしくお願いをいたします。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) 今部長からいろいろとその後の取り組みについてお聞かせいただきましたけど、仕事をグループで、課でしているということでございますので、やっぱり私はコミュニケーションが大事かなと。いろんな話がしっかりできて、孤立して仕事をしなくて、何でも相談できて、助け合いができるような、そんな明るい職場づくりに努めていただきたいなと思います。
 先ほどの先輩議員の園田議員の質問にもありましたが、間もなく庁舎が新築され、環境が整い、機能も今以上に向上します。我々議員も職員もモチベーションと能力をさらに向上させ、質の高い行政サービスを提供できるように互いに努力して、私もそうですけど、市民の皆さんが幸せに暮らせる近江八幡市をつくっていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
 最後に、観光施策についてお伺いいたします。
 秋の行楽シーズン真っ最中でございます。ありがたいことに、ことしも多くの観光客が歴史と文化のまち、我が近江八幡市に足を運んでくださいました。ありがとうございます。
 滋賀県商工観光労働部観光交流局がまとめております平成27年滋賀県観光入り込み客統計調査書によりますと、ここにあるんですけど、平成27年近江八幡市に年間420万7,200人来ていただいているんです。
 先ほど園田議員の答弁の中で、吉田副市長から、平成28年は483万3,000人、近江八幡に来てくださっているという答弁がございました。この数字は、27年度で見ますと、これは市別にも載っているんですけど、彦根城のあります彦根市の321万人よりも100万人も多い数であります。いかに多くの観光客の方に近江八幡市に来ていただいているのかよくわかると思います。これも、先人が築き守り伝えてくださったおかげだと感謝しております。
 また、先月29日に滋賀県の情報発信拠点「ここ滋賀」が東京日本橋の一等地にオープンしました。これですね、小さいですけど。こんな、ちょっと何ですか、格好のいいデザインのここ滋賀ができました。
 当市においても、観光拠点の一つ白雲館のトイレ改修が計画されております。また、「近江八幡版DMO形成計画 近江八幡市の観光推進組織の進化に向けて」が、昨年の3月に策定されております。こんな冊子でございます。ここにずらずらと観光について書いております。
 近江八幡市の観光を支えているのは市の文化観光課、観光物産協会、近江八幡商工会議所、安土商工会、株式会社まっせ、観光ボランティアガイド協会、自治連合会などであると考えます。それぞれが一生懸命に取り組んでおられますが、いま一つ連携がとれていないような気がいたします。
 その一つが、観光パンフレットであります。それぞれがつくっておられます。特色があっていいのですが、一元化できないかなと思います。ホームページやアプリもしかりでございます。近江八幡市がつくっている観光パンフレットはこの「近江八幡漫遊」というやつで、中をあけると八幡堀だけではなくて市内全域、安土城も含めてずっと載っているんですけど、これは市でつくっているんですけど、県は滋賀ぐるっと旅とか、何かぐるっと博とか、何か県は県でつくっているし、物産協会、観物はこういうようなのをつくってくれているんですね。いろんなところがいろんなものを出してくれはるので、それを一元化して集約するともうちょっと今以上のものができるんじゃないかなと考えております。
 市内を訪れる多くの観光客は八幡堀かいわいや新町通りの伝建地区に偏っているんですけど、ありがたいことですが、一方で交通渋滞などの弊害も起きております。
 市内の他の観光地へ広がりができないものでしょうか。それぞれの団体が取り組んでおられる活動や施策が市の観光施策として共通認識のもと役割分担をして、より強固にできないか、お伺いいたします。また、点である集客を線から面に市内全域にできないか、お伺いいたします。
 そして、たくさん来てくれはるんですけど、やはりこの近江八幡市にお金を落としていただくというか、収益を上げる施策をお伺いいたします。
 近隣の市町や県との連携による広域連携の観光施策をお伺いいたします。
 以上、この項目の初問とします。ご回答をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、重田議員の観光政策についてのご質問にお答えをいたします。
 本市では、受け継がれてきた豊かな自然環境、景観と歴史、文化資源に恵まれ、本市にお越しになる観光客は右肩上がりで急増し、現在県内トップレベルの観光のまちとなっております。
 市の観光政策としましては、地域の特性を踏まえて平成25年3月に近江八幡市観光振興計画を、また平成28年3月には近江八幡版DMO形成計画を策定して、観光施策の推進に取り組んできたところでございます。
 具体的には、市内各地の寺社や歴史史跡あるいは資料館や博物館などの情報が一目でわかる総合的なパンフレットを策定したり、観光ICTサービス機能やIoT技術を導入したスマートフォンアプリの開発による観光PRや市内周遊コースの提案を行ったり、左義長まつり、はちまん堀まつりの開催時でのパーク・アンド・バスライドを実施したりするなど、訪れたくなるまちとして観光客の利便性の向上に鋭意努めているところであります。
 議員がご質問の中で5点ほどご指摘された交通渋滞や市内に点在します魅力的な観光資源のつながりなどの課題の解決につきましては、近江八幡市観光振興計画や近江八幡版DMO形成計画に基づき、市の責務と役割を果たしていく一方で、関係団体や民間事業者との役割分担や連携、そして独自の活動、事業を支援していくなど、取り組みの整理をする必要がございます。
 近江八幡版DMO形成計画に位置づけられました観光による地域経営推進組織DMOは、観光地域づくりのブランド形成や情報発信、マーケティング、戦略策定、地域マネジメントを一体的に行う観光振興だけにとどまらない地域経営のエンジンとなる組織でもあります。
 同計画では、この新たな組織が担う機能としまして、1つとして、各主体の活動、情報を共有、結びつける場を設け、相乗効果を生み出す機能、また2つとしまして、価値の創造に向けて新規の事業、改革にチャレンジ、支援する機能、3つとして、地域が有する価値を地域内外に届け、地域と接点をつくるコミュニケーション機能、さらに4つとして、地域全体を視野に入れた観光戦略を立案し、管理する機能と位置づけております。
 平成28年度から取り組んでおりますこの新たな組織化に向けた現在の進捗状況は、一般社団法人近江八幡観光物産協会がことし5月に日本版DMO候補法人に登録され、観光地域づくりのエンジンとなる組織の設立を目指し、その構想のあり方と方向性を定めていこうとされているところでございまして、計画では平成32年度までの法人設立を目指すこととなっておりますが、少しでも早く法人設立のための要件を満たして登録法人として認められますよう取り組んでまいりたいと考えております。
 今後、求められます準備のうち、法人業務に専従する事務局体制の確立や(仮称)近江八幡版DMO委員会の設置、専従者の雇用等につきましては平成30年度から候補法人でしていきたいと考えているところであります。
 また、その他観光データの調査費用の支援などの整備についても引き続き観光物産協会と市担当課におきまして協議を進めながら、必要な支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。
 また一方で、観光物産協会は候補法人として、市との連携だけでなくまちづくり会社株式会社まっせあるいは近江八幡商工会議所、安土町商工会、JA、金融機関を初め自治会、NPO法人や市民団体等の地域活動団体との役割分担のもと、それぞれの活動を連携させた取り組みになるよう組織化のステップアップが求められておりますので、その活躍に期待をしているところでもございます。
 いずれにしましても、観光による地域経済推進組織であります近江八幡版DMOが形成されることによって、さらに近江八幡の観光のまちづくりの可能性は大きく広がるものでありますので、議員におかれましても各機関との連携等に対しまして一層のご支援とご協力をお願い申し上げて回答とさせていただきます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございました。
 今、近江八幡のさまざまな観光施策の中の強力なエンジンを今からつくっていくということでございますので、そこに大いに期待したいなと思っております。
 それでは、再問させていただきます。
 例えば長浜市の黒壁スクエア、これは毎回県内の観光地のトップに上がってくるんですけど、ああいうところや彦根市の夢京橋キャッスルロードといいますと、お堀、お城からちょっと西側にずっと延びた昔の町並みを再現したようなところがあるんですけど、それも今から30年ぐらい前でしたら本当に寂れた通りでございまして、お店もほぼほぼ閉まっていて滋賀大学の学生がお風呂つかりに行く銭湯が1軒あるぐらいやったまちが、今はもう一大観光地になっております。そのような今までの既存の観光施設だけに頼らない新しい企画や整備の考えは今現在ございますか。お聞かせください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) 近江八幡は観光といいますと、これは文化政策の観光なんですね。アミューズメントで観光を進めるということは少し違うかなという気がしてございます。何を申し上げますかといいますと、長浜市さんは黒壁ガラススクエアでやられました。もともとガラスは長浜になかったわけでありますが、ヒットしました。もちろん大きな視野を見ますと、例えばガリバー村もそうですよね、もともとないところにガリバー村ができました。スペイン村もそうですけれども。
 近江八幡はそうじゃないんですね。昔からありました掘り割りとか、例えば西川さんは450年の歴史があったよと、まちの中にも例えば仲屋町とか大工町とか、いろいろ名前がございまして、よそからお見えになる方たちは、多分、近江八幡市の文化に興味を持たれて一遍行ってみようじゃないかということで、私は来られているような気がしています。
 和船もそうなんですね。ある一時期信長がやったであろうと、水遊びを次の世代の人たちに味わわせたろうということがもともと発端でございまして、そういった観光やと思っておりまして。
 それともう一つ、私たちが忘れてはならないのは伊庭貞剛さんもおられました、熊沢蕃山さんもおられます、もちろん景清道もありました、朝鮮通信使の道もございます。今、先ほど朝鮮通信使の道につきましては国の指定になるような形の登録もされたわけでございますが、こういったものを今後発信をすると。これは大事なことでございまして、ただこれから地元の人、私たちが自分の言葉でしゃべれるような仕組みをこしらえて初めていろんな方たちが八幡にもう一遍行ってやろう、行きたいなと思ってもらえると思いますので、今後、今議員がおっしゃいました仕組みは大変重要でございます。
 大きな木一本から物語が生まれますし、大きな岩からでも物語は生まれます。こういったものを語り継げるような仕組みをつくって、観光、文化観光を進めていくことやと思いますので、今後いろんなところから昔の文化なりをひもときましてやっていけば、近江八幡には世界に誇れるだけの要素がございますので、今後いろんな視点で協議をさせていただきたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 観光は特に副市長が一生懸命力を入れてくださっておりますので、副市長から答弁がどっかで来るやろうなとは思ったんですけど、本当に近江八幡は、言葉は悪いですけど何もしなくてもこんなたくさんの方が来てくれはるぐらいの文化遺産であったりいろんなものがあるんですけど、私はこれは非常に感謝しているんですけど、でもそれだけでは1度行って、2度行って、3度行ったらもう飽きてしまうかなという危惧もしているんです。
 そんな中で、やっぱり何かアクションを起こしていかなければいけないかなと。そのアクションを起こしていって、ヒットしているのが全国各地のところかな。例えば若い子に人気のあるディズニーランドであったりユニバーサルなんかでも、1回、2回行ったらもう飽きそうなもんなんですけど、次から次から新しい企画をしてくるんで何回行くねやというぐらいうちの子どもでもよう行くんですけど、やっぱり何か新しいことをしないといつの間にか近江八幡が取り残されるような気もしますので、その辺のところもまた一度考えていただけたらなと思っております。
 それで、例えば今、近江牛がふるさと納税でも活発で非常に有名でございます。私もこの前、白雲館にちょっと行って出てきますと、夕暮れどきやったんですけど、ちょっとご年配の私より10ぐらい上のご婦人が5人ぐらい団体でおられて、ちょっと私、何か地図なんか見てはったんでどうされたんですかってお声をかけたら、ちょっと不審者みたいに思われたんかな、実は地元で議員しているんですけどといって話させてもらうと、北海道から来ましたと。ほんで、北海道から来て今からおいしい近江牛を食べに行きたい。近江牛のお店を紹介してくださいということで、私は特定のお店はちょっと紹介できないなと思って、思ってたんですけど、予算はそんなにないんです、1人1万円ぐらい思っているんですと言わはったんで、1万円も出してくれはったらどこ入ってくれはっても食べられますわと言うたんですけど。
 結構、そうして北海道あたりから近江八幡の、あの方たちは多分近江牛を目当てに来られた方やと思うんです。それもやっぱり一つの歴史と、また近江牛も歴史ですけど、また食との融合で観光客もふえるんじゃないかなと思いますので、食との融合はどのように考えておられますか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) お答えさせていただきます。
 近江八幡には安土の信長ネギもございます。もちろん、肉もある、米もある、野菜もある、魚もあるわけでございます。全てが自信持って提供できるわけでございまして、今後そういった生きた食材と食の断絶を次の世代に引き継げるような、昔食べて香味あったようなものを提供することをやっていけば、牛肉につきましても差別化されて近江八幡がさらなる近江牛という発信ができるかなということを考えておりますんで、現在JAとかいろんな方たちと何か八幡の新たな自慢ができるような仕組みをつくろうじゃないかということを水面下で考えておりますので、何とかこれはやっていくと。
 これは来年度中ぐらいには何か出さなあかんなということを考えておりますので、またいろんなご意見いただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 副市長もその辺で質問やめといてくださいみたいな感じなんですけど、もうちょっとしつこく聞かさせてもらいます。済いません。
 視察で東北のオガールプラザにも行ったんですけど、やっぱり最近何をするにしても官だけではなく、産官学民の推進でやっておられるんですね。そんな中で、私は近江八幡市内の小・中学校のトイレ改修を市長が一生懸命お金と気力をつぎ込んでくださって、トイレ大賞までいただいたんですけど、これこそまさに近江八幡市が大学と提携を結んで大成功をおさめた全国的に先駆けた事業やと思うんです。
 そんな感じで、さまざまな事業とかイベントに大学との連携は少しずつですけどしておられると思うんですけど、そうじゃなくて近江八幡市の観光全体を、副市長、捉まえてどっかの大学とばちっとタッグを組むというようなことは考えておられますか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 吉田副市長。
◎副市長(吉田正樹 君) ありがとうございます。
 今現在、近江八幡市には東京大学、京都大学、立命館大学、同志社大学、数えれば多くの大学からいろんな形で参画をしてもらっております。
 そういった中で連携させるような形を去年からやってございまして、ただ言えることは、観光につきましては非常に観光政策という分野もございますが、近江八幡市独自の過去の歴史からひもときますと観光では今まで飯を食うたことなかったんですね、近江八幡市では。文化ではかなりお客さんが来たわけでありますが、ここら辺は現在ひもといておりまして、本当に観光とは何ぞやと、文化を残すことは、例えば近江八幡の能舞台を見たと、仮にしますと、能舞台で仮に能を行ったと、見た方がすばらしいなと思われたと。じゃあ、私のふるさとにも能舞台があったよと、ふるさと能舞台やりたいと言ってもらったら、これはすごく文化観光になるわけでございまして、ただ八幡に来てよかったな、よかったなと言ってもらって帰っていただきましても、これは少し違うなという視点で今議論やってございますので、今議員おっしゃったように、今後いろんな角度から議論をしていこうということで現在進めてまいりますが、これはひとえに480万人が来られましたと、しかしその方たちがただ来ていただきましていっぱい何か買っていただいて、ごみ出していただきまして、帰っていただくと。これも観光でございますが、でも本来は近江八幡市の文化、生活文化、日々の暮らしを見ていただけるというところに着眼さえ置いておけば、ひょっとしたら当たり前のまちにいろんな方たちがないものを見ていただけるという形になるんかなと思っておりますので、今後いろんなところで議論をしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) 近江八幡市民として8万2,000人しっかり襟を正して生活をしていたら、何も言わなくても人は来てくれはるということであるように思いました。
 例えば竜王のインターチェンジをおりてたくさんのバスが毎日近江八幡の中を向いて来るんですけど、インターチェンジの前に三井アウトレットパークができて、あそこには余り近江八幡市に来ないような若い方がショッピングに来られますね。ああいう方たちを八幡の中に引っ張り込めるようなこともやっぱり考えていかなあかんのかなと思いますし、新たな観光客をやっぱり開拓していくという意味ではそういうこともちょっと念頭に置いておかなあかんのかなと思います。
 それから、もう一点だけ最後に質問させていただきます。
 近江八幡市の顔である近江八幡駅周辺の整備なんですけど、観光客が電車で来られた場合の顔ですよね。ちょっとお尋ねします。
 南口のトイレは、サティ側ですけど、昭和のトイレというか、そういう感じで、快適なトイレと言うにはちょっとほど遠いような気がいたします。それからまた、北口のトイレは車椅子には対応していますが電動車椅子、一人で動いておられるのには対応できてないかなと認識しておりますが、トイレの改修計画はございますか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 再問にお答えをいたします。
 駅前の公衆トイレにつきましては市民部で所管をさせていただいております。こちらにつきましては、いわゆる公衆衛生を確保するという観点で整備をされているというものでございまして、確かに時代の経過とともにそぐわないものになっている部分もなきにしもあらずかなという認識はしてございます。
 こういった部分では社会情勢あるいは今おっしゃいましたような観光客の入り込みの変動等、こういったことを勘案いたしまして今後検討させていただきたいというふうに思っております。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) ありがとうございます。
 篠原駅も安土駅も非常にきれいになりましたんで、またちょっと一度考えていただきたいなと思います。
 それからもう一点、歩道もところどころ樹木の根が伸びてきて隆起しているところや段差のあるところがあるんですけど、修繕の計画はございますか。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 都市整備部小西部長。
◎都市整備部長(小西正彦 君) ご指摘をいただきましたJR近江八幡駅前のインターロッキングの件でございますが、私どもで所管をさせていただいております。この中で、私ども道路パトロールという形で常に職員が回っている部分がございますので、ご指摘をいただきました件、現地も確認をさせていただきました。今現在、対応させていただいているところでございます。
 また引き続き、市内全域の道路のパトロールにも心がけてまいりますが、議員の皆様にもお気づきの点がございましたら、またご一報いただけるとありがたいなと思います。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質問はありませんか。
 重田剛君。
◆2番(重田剛 君) じゃあ、よろしくお願いしたいと思います。
 もうお昼前になりましたんで、この辺で終わっていきたいなと思いますが、おもてなしの心を大切にして多くの観光客に近江八幡に来ていただいて、観光振興と本市全体の振興につながることを大いに期待しまして私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 以上で重田剛君の個人質問を終わります。
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