○議長（園田新一　君）　次に、日程第３、質疑に入ります。
　６月23日に追加提案された請願第３号及び請願第４号について、24日午後５時に発言通告を締め切りましたが、通告がありませんでしたので、質疑なしと認めます。
　ここで申し上げます。
　お手元に配付しておりますとおり、加藤昌宏君外１名から、近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託（公募型プロポーザル）における官製談合情報の調査に関する動議が提出され、所定の賛成者がありますので、この動議は成立いたしました。
　お諮りします。
　この際、本動議を日程に追加し、議題とすることにご異議ありませんか。
　　　　　　　　　　　　　（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（園田新一　君）　ご異議なしと認めます。よって、本動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。
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△追加日程　近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託（公募型プロポーザル）における官製談合情報（以下入札談合情報という）の調査に関する動議
○議長（園田新一　君）　ここで提出者の説明を求めます。
　加藤昌宏君。
　　　　　　　　　　　　　〔20番　加藤昌宏君　登壇〕
◆２０番（加藤昌宏　君）　提出者として説明をさせていただきます。
　今回、近江八幡市庁舎整備にかかわって入札談合情報が寄せられました。その内容は、市職員が設計業者の選定委員に指図をし、技術評価点を操作した疑いがあったというものです。いわゆる官製談合の疑いであります。
　市当局はこの情報を談合情報として捉え、市の談合情報対応マニュアルに基づき、市庁舎内の組織として近江八幡市公正入札調査委員会を立ち上げ、３名の委員による調査が実施され、報告書がまとめられました。
　その後、市長の諮問により、第三者機関としての外部組織、東京の弁護士等３人から成る近江八幡市入札談合等調査委員会が庁内の調査委員会である公正入札調査委員会の報告書だけをもとに調査を実施して、答申書が提出されました。
　提供された資料全てに目を通したが、入札談合と認定されるような事実は見当たらなかった。公正入札調査委員会の結論は是認することができるとする答申の内容は、庁内調査委員会の結論をほぼそのまま追認するものとなっており、提案者としては談合疑惑という核心部分の解明での説得性が不足していると考えます。
　せっかく立ち上げた第三者委員会の役目を果たしたとは言いがたいものです。しかも、今後の事業推進に向けた指摘事項は、詳細にわたっており、調査委員会の役割は本事業の進め方を修正するための方策だったのかと疑わざるを得ません。
　議会として納得できる内容とはほど遠いものとなっております。市民に対してのきちっとした説明責任が求められています。情報公開条例に基づいて、調査委員会の一連の資料請求を行いましたが、個人情報の秘匿を理由にそのほとんどが黒塗りされた資料で、判読がほとんど難解な状態でした。疑惑の解明と再発防止をという市民の願いに応えるには、市議会が地方自治法に定められた百条調査委員会を設置してその役割を果たすことが強く求められています。
　以上の経過と趣旨を申し述べて、以下の動議内容を提出いたします。
　近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託（公募型プロポーザル）における官製談合情報（以下入札談合情報という）の調査に関する動議
　地方自治法100条の規定により、表記に関する事務調査を別紙のとおり行うよう求める。
　（別紙）地方自治法第100条の規定により、次の通り「入札談合情報」に関して調査を行うものとする。
１．本議会は、委員６名をもって構成する「入札談合情報」調査特別委員会を設置する。
２．本議会は、「入札談合情報」調査特別委員会に対し、地方自治法第100条第１項の規定により次の事項の調査を付託する。
　(1) 市庁舎整備実施設計等業務委託（公募型プロポーザル）に関する事項
　(2) 近江八幡市入札談合等調査委員会の答申に関する事項
　(3) 近江八幡市公正入札調査委員会報告書に関する事項
３．調査のため必要があるときは、地方自治法第100条第１項規定により選挙人その他の関係人に対し、出頭、証言及び記録の提出を求め、並びに同条第10項の規定により団体等に対し、照会をし又は記録の送付を求めることができる。
４．「入札談合情報」調査委員会の本調査に要する経費は、100万円以内とする。
５．「入札談合情報」調査特別委員会は、２に掲げる調査が終了するまで、議会閉会中もなお、調査を行うことができる。
　以上であります。
　議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長（園田新一　君）　以上で提出者の説明を終わります。
　この動議について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
　休憩いたします。
　　　　　　　　　　　　　　　午後３時18分　休憩
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　　　　　　　　　　　　　　　午後３時18分　再開
○議長（園田新一　君）　再開します。
　それでは、質疑に対する発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
　お諮りします。
　この動議については委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
　　　　　　　　　　　　　（「異議なし」と呼ぶ者あり）
○議長（園田新一　君）　ご異議なしと認めます。
　それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
　休憩します。
　　　　　　　　　　　　　　　午後３時19分　休憩
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　　　　　　　　　　　　　　　午後３時28分　再開
○議長（園田新一　君）　再開します。
　それでは、討論、採決に入ります。
　討論を行います。
　２名から発言通告がありましたので、順次これを許します。
　まず、田中好君の発言を許します。
　田中好君。
　　　　　　　　　　　　　〔16番　田中　好君　登壇〕
◆１６番（田中好　君）　翔政会の田中でございます。ただいま市庁舎整備実施設計等業務委託における官製談合情報の調査に関する動議として出されました百条委員会設置について、反対の立場から討論を行います。
　昨年10月の官製談合情報に係る当議会の対応といたしましては、庁舎整備特別委員会において協議、議論を行いました。その結果、第三者機関を設置してしっかりとした手順を踏んで市民の皆様方に透明性を示さなければならないとの旨の決議をなされました。
　そのことを受けまして、議長名で市長に対して、調査委員会を設置し談合情報の解決に向けた取り組みを行うよう文書でもって申し入れを行ったところでございます。
　あわせまして、12月議会においては、第三者調査委員会の設置条例を可決をいたしました。
　本年２月の第三者調査委員会からの答申では、官製談合と認定されるような事実は見当たらないとの結論でありました。
　議会といたしましても、申し入れたことを的確に対応されたと認識をいたしております。よって、改めて百条委員会設置の必要なしと考えます。
　以上で反対討論とさせていただきます。議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長（園田新一　君）　次に、川崎益弘君の発言を許します。
　川崎益弘君。
　　　　　　　　　　　　　〔19番　川崎益弘君　登壇〕
◆１９番（川崎益弘　君）　近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託（公募型プロポーザル）における官製談合情報の調査に関する動議に対して、賛成の討論を行います。
　入札談合情報の調査について、市庁舎内の公正入札調査委員会が立ち上がり、調査をされ、報告書が出されました。その後、第三者委員の入札談合調査委員会で調査が行われ、答申書が出されました。
　入札談合調査にかかわる資料や経過の報告書などを情報公開で開示請求を行いました。開示されました資料には、個人情報といい、全て黒塗りのページが何と200ページを超しています。ところどころの黒塗りの部分も多く、わかりにくいところが多くあります。また、何とか読める、何回か読み返しますと、少し推測ができるところや非常に疑問に思われるところがあります。このままでは議員は真相がわからないままです。市民に対して説明ができません。
　また、市民に対して、全てを明らかにしておくべきであります。そのために、百条委員会を速やかに設置し、適正な調査を行い、内容を明らかにすべきであります。百条委員会の設置をすることに同意を求めるよう、賛成の意見とさせていただきます。どうぞ皆さんの賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長（園田新一　君）　以上で討論を終わり、これより採決します。
　加藤昌宏君外１名から提出がありました近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託（公募型プロポーザル）における官製談合情報の調査に関する動議について、賛成の諸君の起立を求めます。
　　　　　　　　　　　　　〔起立少数〕
○議長（園田新一　君）　ご着席ください。起立少数と認めます。よって、本動議は否決されました。
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△日程第４　委員会付託
○議長（園田新一　君）　次に、日程第４、委員会付託に入ります。
　本定例会に上程しました案件は、お手元に配付しました議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託します。
　来る７月６日の再開日に審査報告が願えますようよろしくお願いします。
　なお、各常任委員会は、30日に総務常任委員会を、１日に教育厚生常任委員会を、２日に産業建設常任委員会を、いずれも午前９時30分から第３・４委員会室で開議されますので、よろしくお願いします。
　以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。
　７月６日は定刻から本会議を再開することにいたします。
　本日はこれをもって散会いたします。
　ご苦労さまでした。
　　　　　　　　　　　　　　　午後３時36分　散会