録画中継

平成30年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月19日(月) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 委員会報告
第5 議案の上程(提案理由説明)
   議第42号~議第46号
第6 質疑
第7 委員会付託
第8 委員会審査報告
第9 討論・採決
               午前9時32分 開議
○議長(田中好 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(田中好 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 中田幸雄君
 片岡信博君
の両名を指名いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(田中好 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員会からの報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長井狩光男君。
             〔17番 井狩光男君 登壇〕
◆17番(井狩光男 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月6日、7日、8日、9日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
議第3号 平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)
議第14号 平成30年度近江八幡市一般会計予算
議第41号 平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程におきまして補正予算にかかわる各事業の不執行が見受けられるが、予算化されたものは確実に執行できるよう努められたい。また、新年度予算において市庁舎整備事業等の大型継続事業が進められる中、今後、道路、水道等のインフラにかかわる更新費用等にも予算措置が必要であり、財政運営を鑑みると非常に懸念があるといった意見がありました。
 一方、新年度予算は骨格予算といえども、どの事業においても市民の生活に一日たりとも欠かすことのできない、またおくらせることのできない予算であるといった意見がありました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長辻正隆君。
             〔5番 辻 正隆君 登壇〕
◆5番(辻正隆 君) おはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月12日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告申し上げます。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第8号 平成29年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)
議第13号 平成29年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)
議第19号 平成30年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算
議第24号 平成30年度近江八幡市病院事業会計予算
は、全員賛成で原案を可決するものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第28号 近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決するものと決しました。
 また、
議第27号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決するものと決しました。
 最後に、意見書についてでありますが、
会第2号 北方領土問題の解決促進等を
     求める意見書の提出について
は、全員賛成で原案を可決するものと決しました。
 なお、審査の過程において、議第19号平成30年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算においては、文化会館の運営に当たり、施設設備の整備はもとより採算性を含め長期的なビジョンで検討していく必要がある。
 また、会第2号の北方領土問題の解決促進等を求める意見書の提出については、北方4島の元島民が高齢化し既に6割を超える方々がお亡くなりになられている中、墓参、お墓参りですね、などについても期間的に制限があり、一刻も早い返還が必要であるなどの意見が出されました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様の賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(田中好 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長岡山かよ子君。
             〔4番 岡山かよ子君 登壇〕
◆4番(岡山かよ子 君) おはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会におきまして当委員会に付託されました諸案件を審査するため、3月14日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告をいたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第4号 平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議第5号 平成29年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)
議第6号 平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)
議第7号 平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第2号)
議第9号 平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議第16号 平成30年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算
議第18号 平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(サービス事業勘定)
 以上7件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第15号 平成30年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算
議第17号 平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)
議第20号 平成30年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第25号 近江八幡市立家庭的保育事業所条例の制定について
議第26号 近江八幡市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について
議第29号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
議第30号 近江八幡市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第31号 近江八幡市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 以上5件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第32号 近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議第33号 近江八幡市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議第34号 近江八幡市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第37号 市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについて
議第38号 市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについて
 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程におきまして、国民健康保険制度が平成30年度から県と市がともに国保の保険者となり、それぞれの役割を担うことで市町村の財政が従来と比べて安定するとのことでございましたが、国保料率が単年度ごとに見直されることで保険料が不安定にならないか心配するとの意見や、旧安土元気園を障害者施設にする公募のあり方について議会として再検証し譲渡すべきではないとの意見もございましたので、申し添えます。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(田中好 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長平井せい治君。
             〔13番 平井せい治君 登壇〕
◆13番(平井せい治 君) おはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第10号 平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第2号)
議第11号 平成29年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)
議第12号 平成29年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第2号)
議第21号 平成30年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計予算
議第22号 平成30年度近江八幡市水道事業会計予算
議第23号 平成30年度近江八幡市下水道事業会計予算
 以上6件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第35号 近江八幡市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第36号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第39号 市道路線の廃止につき議決を求めることについて
議第40号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議員提出議案につきまして、
会第3号 所有者不明の土地利用を求める意見書の提出について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程の主な意見として、議第35号について、都市公園内で民間事業者が設置する飲食店等の収益性に疑問があり、またその収益により公営管理を行うという手法そのものに懸念があるという意見や、本条例の改正は上位法が改正されたことによって今後当該事項の実施を図る際は十分検討されたいという意見がありました。
 また、会第3号について、相続関係が複雑で土地の所有者が判明しないという現状の課題は理解するが、現行の土地収用法に基づき貸与すべきであるといった意見や、少子・高齢化が進む中で今後所有者不明の土地が増加することが予想され、手続の簡素化等前向きに検討すべきであるという意見がありました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(田中好 君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち発言通告がありました案件について、討論、採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) おはようございます。
 日本共産党の加藤昌宏です。
 まず、議第3号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)、議第14号平成30年度近江八幡市一般会計予算、議第41号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)について、市庁舎整備事業及び民間心身障害者社会福祉施設整備事業(安土元気園)に係る予算措置について反対をいたします。
 中でも、平成30年度一般会計当初予算については、骨格予算としながらも前年比16億円増の356億7,000万円となり、7年連続の増加予算であります。継続事業だからとされる普通建設事業費が本年度も昨年度の53億円に続き65億円も計上され、最大の事業費である庁舎建設を初め箱物事業での数字が飛び抜けているからです。
 しかも、このことは借金である市債がついて回ることになり、これらの借金返済は了解もしていない次の世代が肩がわりすることになります。現世代と将来世代の負担の公平化が必要との理由は成り立つのか、理解がされるのか、大いに疑問が残ります。
 市民の間では、どうしても旧市民病院の跡に庁舎を建てないの、どうして旧市民病院に庁舎を建てないのの声が根強くあります。このことについて十分な説明責任が果たせないまま、議会が決めたのだからの一辺倒で進めていることに行政運営に対する不信が生まれています。
 本市は、合併以来、既に箱物大型公共事業に280億円を超えて使っています。新年度の予算には庁舎建設の予算として債務負担行為95億5,000万円を準備し、工事請負契約金87億7,000万円が決まっています。新年度の予算措置は23億2,000万円ですが、オリンピック特需等の情勢のもと、資材、労務費の高騰により追加の予算措置の可能性も心配されるところです。
 立体駐車場の建設はやめても、地下を掘っての駐車場への切りかえには異論を呼んでいます。何よりも市民が心配しているのは、市の財政は大丈夫か、財政破綻という事態にならないのかです。
 大型事業に基金を繰り入れ、市債が増加して300億円を超えるところまで来ました。積み立ての確保は財産収入ですがその先行きは不透明です。このままいくと使える基金が底をつき、財政破綻の道に進むことになります。
 また、小さな庁舎で大きな福祉は市民の切実な願いになっています。今市民が望むことは安心して保育所に預け、心配なく働けることです。そのための保育待機児童の解消です。急増する放課後児童を受け入れる施設と運営の拡充です。子育てへの支援策を市政の柱に据えることが重要です。
 医療・介護の制度改悪への防波堤としての役割もあります。若者には、働く場所があり、住み続けられる魅力ある近江八幡のまちづくりが求められています。保育士や介護職の処遇を拡充して、子育て福祉の人材確保に財政を振り向けるべきです。市長には学童保育の署名受け取りを拒否する態度があったと仄聞します。常々、市長は、議会閉会の挨拶で、議員の提案、意見は真摯に受けとめ、市政運営に反映していくことを約束されます。これは市民に対しても同じことで、言葉だけに終わってはならないと思います。
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 国会では、森友、加計学園の施設整備をめぐってそんたくが働いたかが大問題となりました。現在もその疑惑をめぐって検証作業の成否が問われています。決裁文書が書きかえられていた、国民と国権の最高機関である国会を欺く安倍政治の実態が明らかになりました。
 本市においてもこれに似た事業を問題とされました。安土元気園跡を廃止し、障害者施設として運営事業者の選定において、公募の公平性やそんたくが働いたのではないかとの疑惑です。予算の枠どりのためとはいえ、特定業者の名をかりて計画調査書を県に提出したことや1,500万円の解体工事を市が受け持つなどが決められたことは十分にそんたくが働いたと思わせるものであり、このような経緯で進められた社会福祉施設整備に係る予算に反対をいたします。
 次に、平成30年特別会計予算3議案について反対の討論をいたします。
 議第15号平成30年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算、この4月より国民健康保険は県が財政運営の責任主体となる都道府県化に移行します。
 新制度は被保険者の多くが低所得者であるにかかわらず、保険料が高いという国保の構造問題は解決しないばかりか、負担増と徴収強化が迫られるおそれがあります。
 県に移り、納付金1年間に20億円納めるとその年度は何も支払わなくて済むということではありません。多額の医療費が必要とあれば、翌年度の納付金に大きく影響を受けるということです。収納率にかかわらず納付する仕組みです。
 モデルで2ケースの資料では、本市の保険料は県平均の標準保険料より同額もしくはそれ以上の保険料となっています。市が責任を持つ場合ですと、数年間は同額の保険料で運営されていましたが、毎年の医療費で納付金が変わるとなると、不安定な国保運営を迫られることになります。
 国保問題の解決は国庫補助負担金をふやすことです。新制度のもとでも保険料を課せ、徴収は市にあるわけですから、今後も法定外の繰り入れと減免制度の充実を求めて反対といたします。
 議第17号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算、介護保険料基準額第6期月額4,900円から第7期は月額5,400円に引き上がります。
 国は要支援者の方の利用する訪問通所事業は保険給付ではなく、市の事業対象にしました。市の事業となると訪問や通所事業は従来と変わらないサービスを市が提供することが求められます。
 地域支援事業で通所訪問の事業を用意していますが、いずれも短期集中であり、従来の現行サービスで通所訪問のサービスを継続するべきです。要支援の段階からさまざまな事業で一人一人違う条件のもとでその人らしい生活が実現するよう、総合事業をさらに充実することを求めて反対といたします。
 議第20号平成30年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算、後期高齢者医療制度は、75歳以上の年齢で区切り、国保や健保から切り離し、国保料の負担をふやす医療給付に制限を設ける保険制度です。2年ごとの見直しです。
 高齢者の生活は年金減額など厳しさを増しています。国に対して、年齢にかかわらず全ての国民が安心して医療を受けられるよう抜本的な医療制度の見直しを求め、高齢者安心の生活を脅かす介護保険制度であると申し上げて、反対をいたします。
 以上、反対の討論といたします。
○議長(田中好 君) 次に、岡田彦士君の発言を許します。
 岡田彦士君。
             〔7番 岡田彦士君 登壇〕
◆7番(岡田彦士 君) 皆さんおはようございます。
 創政会の岡田彦士でございます。
 私は、議第14号近江八幡市一般会計予算につきまして賛成の立場で討論させていただきます。
 平成30年度一般会計予算は、来る4月15日、市長選挙が執行されることから、骨格予算として編成、提案されましたが、市庁舎整備を初めとする重点継続事業に対応するとともに、最大限市民への行政サービスの提供に対応された予算であることから、行政による市民サービスが一日たりとも途切れることのないよう、事業の実施を図る必要があり、本会において予算を承認し、当局には年度当初からの事業実施に向けての諸準備を整えていただく必要があります。
 中でも、市庁舎整備事業につきましては、去る1月臨時会で株式会社奥村組滋賀営業所様との請負契約の締結を承認し、速やかに工事着手され、現在庁舎の南側の市所有地には現場事務所も設置され、建設地の仮囲いも設置されるなど着実に工事が進められております。
 30年度の当初予算には、工事請負費として平成30年度から平成32年度までの間で設定されました債務負担行為の額のうち22億9,113万2,000円が計上され、1年をかけて地下部分の工事と1階から2階の躯体部分の完成を目指しているとの説明を受けました。
 いよいよ本格的な建設工事が始まりますが、去る3月11日に7年目を迎え、いまだ7万3,000人もの方々が避難生活を強いられています東日本大震災や鹿児島県霧島連山新燃岳の噴火など自然災害はいつどのように発生し、どのような被害に見舞われるかわからない昨今、災害への備えは行政の重要な責務であります。
 2020年10月とされるグランドオープンに向けて、遅滞なく確実に施工いただくとともに、何よりも工事期間中の安全第一を図っていただくことを強くお願いするものでございます。
 また、現在、特に本市の障害者福祉の分野において、市として知的障害者の特別支援学校卒業後の進路不足、50歳以上の知的障害者における親亡き後の生活の場の確保をしていくことが、ご本人やご家族を初め各関係団体の方々からも寄せられる切実な願いであり、地域の喫緊の課題になっている現状であります。
 このような中、昨年度末、施設の設置条例に廃止がなされ、その利活用が課題でありました旧安土元気園、旧近江八幡市安土健康づくりセンターを用途変更され、グループホーム、短期入所、日中活動の場として、生活、介護、就労継続支援B型、いわゆる作業所、そして相談支援事業所をあわせた地域生活支援拠点として、平成31年4月の開所を目指し整備される計画であります。
 このことから、平成30年度一般会計の当初予算に計上された民間心身障害児者社会福祉施設整備事業の障害者福祉施設整備費補助金については、この地域生活支援拠点の整備のための補助金であり、今回市当局において適正に進められた手続の結果、決定された社会福祉法人に対し交付されるものであり、一日も早い施設のオープンを願いますとともに、さらなる本市の障害者福祉の充実を期待し、本議案に対する賛成討論とさせていただきます。
 議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 次に、大林宏君の発言を許します。
 大林宏君。
             〔14番 大林 宏君 登壇〕
◆14番(大林宏 君) 14番、地域力みんなの会の大林宏です。
 議第14号近江八幡市平成30年度一般会計予算、これを見まして庁舎建設が及ぼす財政悪化による市民生活へのしわ寄せを案じまして、反対の討論をいたしたいと思います。
 まず、新庁舎建設を社会情勢の変化のスピードから見た場合について考えたいと思います。
 新庁舎が6階建てが本当に今後必要となるのか、疑問を持つところです。
 例えば私の身近な農業問題では、後継者不足から集落営農へ、しばらくして農業法人となりました。農地も3反区画から1町歩区画へ整備されました。しかし、農地所有は個人農地から県の中間管理機構に移り、勝手に農地を動かすことができなくなりました。
 また、国民健康保険は、共同事業によりまして市町村から県に移行されております。
 また、旧の安土町は、合併前、ごみ処理、下水道処理、火葬場、消防、水道給水事業など広域行政が行われてきました。
 こうした今日の急激な社会変貌を目の前にして、新庁舎は将来的に6階も要るのだろうか。数年すれば民間事業者が分担して行政の一部をそれぞれ受託運営するような時代になっているのではないか。この世界は、数年もすれば大きく変わるというふうに思います。
 ロボットが受け付け証明をすることになれば、24時間証明も発行することが可能となります。また、福祉、教育、土木、水道など公設民営の方式により数年すれば民間事業者にかわっていくのではないかとも感じます。
 旧庁舎の解体は一部終わりましたが、本館は残っております。今、耐震改修をし安全を確保した上で、空き地はそのままで数年待つことによって時代の変化を受け入れた行政改革がいち早くできるのではないか、そんな時代がそこに来ているというふうに考えております。
 行政はちょうど今は過渡期と思います。つい最近の事例ですが、私の集落でも空き家が年々ふえておりますし、私たちが暮らす生活の家屋においても、例えば昔、母屋普請といいまして昔のような田の字型の大きな家を建てられた方、また一方住まいとしては小ぢんまりとした家を建て、駐車場を広くとり2世代住宅が建設できる用地を残し、将来に備えられた方がおられます。どちらがよいかはそれぞれの判断であります。
 次に、市財政から新庁舎建設について見ていきたいと思います。
 冨士谷市長が進める市財政の特徴は、市有財産を処分したり広告収入をふやす、ふるさと納税、また公共施設を民間へ無償譲渡し、財政確保をされておりますが安定した財源ではありません。市長の時代だけよかったらよいと考えておられるのではないか。そういう疑問も持つところです。
 私は、市長公用車にも広告を載せればどうかと思いますが、これも安定した収入とは言えません。それに3月議会に提案されました安土の公共建物の無償譲渡は、将来の維持管理に市予算が配分できない、そういうあらわれであり、これらは本当の収入財源確保と言えるものではありません。むしろ市民サービスを低下させ、公共サービスを弱体化させるものであります。
 市民は必要な建物のために税金を払ってこられました。私は、この市政を見る限り、安土町は何のために合併したのかとつくづく思います。早く別れたほうがいいとも思います。今さら市長の金の使い方を言ってももう遅い、しかしこのままでは市民の暮らしに金が回らない行政がこれからも続いていくということであります。
 私は、旧安土町と近江八幡市の金の使い方は、西老蘇から武佐町への中山道を見てもらえばよくわかるとよく言っております。地味な行政施策かもしれませんが、行政が市民生活に金を使っている市なのかどうか、姿が見てとれる場所だと言ってきております。
 さて次に、市の当初予算はどうか。
 新年度予算では、29年度と30年度の2年続きの赤字予算であると説明を受け、一層強く思ったところです。
 特に、市長が言われている自治体の究極の目的は住民の幸福であるとの言葉は、私もそう思いますが、新庁舎建設に95億円もの建設費を使うことは本当に市民の幸福につながるとは到底思えません。
 特に、将来の生産人口の減、こういう社会変化を見る、また新庁舎建設は市財政にもかなりの影響を必ず与えると考えております。なぜか、私の考える市の常識的な財政規模は市税収入から見て250億円が適温財政と考えております。ちょうど合併前ですが、近江八幡市はその当時は213億円の財政でありました。安土町は39億円。これを合計、足しまして252億円であります。この程度が適温財政というふうにも考えます。
 これをもとに平成25年度から平成31年度の庁舎建設までの財政の使い方を調べますと、市長は毎年100億円もの過大な予算を使っておられます。平成25年度から31年度の7年間に冨士谷市長は平常予算より合わせて700億円もの大盤予算を使ってこられたということになります。
 財政面で大いに疑問が残ります。既に多額の予算を使ってきたこの上に、庁舎建設は異常としか言いようがありません。私の質問に対し、工夫すれば収入確保ができると答弁されました。しかし、交付税算入事業を利用したと言われますけども、制度上、3分の1の補助でも実質4分の1になってしまうことを認識しなくてはなりません。
 また、市有地を売ろうがふるさと納税や施設の無償譲渡をしようが、700億円もの自主財源はできるわけがない。結局借金がふえていくことになっていくのです。
 私は、市財政の将来に危機をもたらすものと受けとめております。ですから、新庁舎建設は質素でとめておかないと、将来市民の幸福には決してつながらないと強く感じます。
 私は、この心配の根拠として近江八幡市の平成30年度予算一般会計357億円に占める構成比を分析してみました。義務的経費150億円、投資的経費65億円と、それに一般行政経費142億円を合計しますと、予算書の357億円に合致いたします。ところが、この他の経費が毎年35億円ぐらいは必要なのであります。骨格予算とはいえ既に首が回らない、落城に近い予算と言えます。
 しかも、義務的経費、投資的経費、一般行政経費は、容易に削減できないものだけに、財政運営は困難となります。
 続いて、近隣市町の財政比較から見ていきたいと思います。
 市税収入の目標40%から見た一般会計予算に占める市税、近江八幡市は107億円で29.9%と低い、竜王町は56%もあります。持続可能な地域社会研究所が1年前に公表した消滅自治体と、とんでもないことです。竜王は立派な財政を持っております。それに、守山市が50%、栗東市は44.2%、湖南市42%、甲賀市39.2%、日野町38.8%、東近江市32.8%と比較しまして、近江八幡市の市税収入29.9%はかなり低い、そういうふうに思います。
 こうした市の置かれている財政状況の中、さきに言いましたように、市長は7年間で既に700億円もの大金を使いました。不時の支出に備えられる市の財政力は失われたと見ることもできます。今後、700億円が重くのしかかってくるものと考えております。
 その上に新庁舎建設95億円は市民に及ぼす影響、市民に与える影響を懸念しなければなりません。特に、建設による市債の発行が急激に将来世代へと多額の負担を転嫁させていく予算のあり方は、改めるべきものと危機意識が生まれました。
 こうした長期的視点に立って、生活者重視に重点を置くなら、新庁舎建設は質素なほうが将来の近江八幡市のために必要なことと考えます。
 以上、平成30年度予算のうち庁舎建設に係る予算について反対討論といたします。議員の皆様の賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 次に、橋博君の発言を許します。
 橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) 私は政翔会の橋博でございます。
 私は、議第14号近江八幡市一般会計予算につきまして賛成の立場で討論をさせていただきます。
 本市議会定例会の冒頭に、冨士谷市長からご説明をいただいたように、平成30年度近江八幡市一般会計予算は、国、県の動向、社会経済情勢等を注視し、新市基本計画の6つの基本目標を柱に編成されています。また、近江八幡市行政改革大綱及び行財政改革プランの着実な実施事業の優先順位と取捨選択、事業手法の見直し、斬新なアイデアによる歳入の確保に努められる一方、年々増加の傾向にある社会保障経費を初め施設の維持管理に必要な物件費、人件費及び今日まで設定されている債務負担行為に対応した予算など、新たな政策的経費を除いた骨格予算でありますが、市政が停滞することなく、市民への行政サービスを最大限に確保している予算であると説明をいただきました。
 平成30年度予算について、今日まで当局の説明を受け、慎重に議論を重ねてまいりました中で、私も市民への行政サービスを最大限に確保している予算であると認識をいたしているところであります。
 特に、市庁舎整備につきましては約11年間にも及ぶ今日までの取り組みの中で、有識者や多くの市民の方々の意見を聞かれ、まちづくり、交流、防災、環境、福祉・教育及びコストバランスの6つの新庁舎の整備方針を定め、取り組んでこられました。
 私ども市議会といたしましても、市庁舎整備等特別委員会を設け、今日まで議論に議論を重ねてまいりました。昨年の12月市議会定例会において、新庁舎整備に係る補正予算と平成32年度までの債務負担行為を可決、本年1月市議会臨時会において近江八幡市庁舎整備工事請負契約の締結に係る議案について慎重に審議し、可決をいたしました。
 平成30年度の一般会計予算に新庁舎整備工事に係る平成31年3月末までの工事出来高払いとして22億9,113万2,000円が計上されています。
 新庁舎整備工事は、一般競争入札総合評価方式で実施され、入札参加者に4つの評価項目に対し各2案ずつ、計8つの技術提案を求められ、その一つに、にぎわい交流に関する事項が指定されていました。これは、市庁舎整備において計画当初からの意識をして取り組んでこられました新庁舎は市民が気軽に集い、触れ合いや交流が生まれ、またきずなが育まれ、市民に親しまれる新庁舎を目指すとされたことを建設工事施工中の段階から取り組むことのできる提案が求められたものであり、請負業者であります株式会社奥村組滋賀営業所様が提案された内容を技術審査会で評価され認められたものであります。
 市民にとって待ちに待った新庁舎の建設でございますから、新庁舎建設の進捗状態や工事の様子、また建築に興味のある方にとりましては、どのような施工技術をもって建築されるのかな、行ってみたいな、聞いてみたいななどのさまざまな思いがあると思います。
 新庁舎整備は50年、100年に一度の大々プロジェクトでございます。建設工事期間中の安全第一はもちろんのことでありますが、市民に愛される、親しまれる庁舎として、50年先、100年先を見据えた新庁舎となることを念じ、私の賛成討論といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第3号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第3号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第14号平成30年度近江八幡市一般会計予算は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第14号は原案を可決すべきことに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第15号平成30年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第15号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第17号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第17号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第20号平成30年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第20号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第41号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第41号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案についての討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 私は、条例関連議案について反対討論を行います。
 5本について反対討論を行います。
 まず最初に、議第27号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
 この条例は重度心身障害の方の個人を識別するため、マイナンバーの利用となっております。市役所庁内はもちろんのこと、本市への転入等により他の市町にマイナンバーで照会をかけることができることになります。
 情報連携をうたっておられますけれども、逆に情報が漏れる心配があります。漏れないという保証がありません。マイナンバー利用は個人の情報漏えいの最たるものと考えております。そのような利用は行わないことが望ましい立場から反対といたします。
 続きまして、議第32号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
 今般、昨年まで介護保険料基準額第6期は月額4,900円でありました。今般から第7期は月額基準額で5,500円に引き上がります。年額にすれば基準額の方で6期で5万8,800円、7期で6万4,800円となりまして、1割の引き上げとなっております。
 要支援の方のサービス提供は現行相当のサービスも保障されず、市民から見ればサービス低下なのに介護保険料はふえるとしか映らず、よって介護保険料引き上げについては反対といたします。
 続きまして、議第33号近江八幡市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び議第34号近江八幡市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
 この議案は2本ともタイトルが非常に長いんですが、要はこの条例は地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法の改正からおりてきております。
 ポイントは2つあります。1つは、共生型サービス、そして介護医療院の創設についてであります。この点では国会でも深い議論がされず成立したとのことです。共生型サービスも介護医療院も安上がりな人員体制でニーズに対応させるとの考え方で出されてきております。
 特に、共生型サービスは、介護保険法、障害者総合支援法、児童福祉法の3つのかかわりでつくられております。しかし、もともと障害福祉の分野は障害者総合支援法の折に、国は応益負担の廃止を約束しましたが、今般このような共生型サービスが導入されますと、事業所の中で障害の方、高齢者の方などの負担の点で不公平感が増幅されるというふうに考えます。
 障害の方、高齢者の方々の交流や連携は必要と考えますが、障害者の方の支援の仕方や高齢者の方の支援の仕方はそれぞれ違うというふうに考えます。個別ニーズに対する専門性の支援があってこそ、それぞれのサービスが保障されると考えております。現段階での共生型サービスの導入は障害者ケアの質的低下につながらざるを得ないと判断いたします。
 また、平成35年に向けて、療養型病床を削減して介護医療院への転換を図ることになっております。しかし、この介護医療院の移行は看護師配置数は大幅に削減され、看護の低下を招く制度になるということを申し上げまして反対としたいと思います。
 続きまして、議第35号近江八幡市都市公園条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
 この条例は、上位法の変更での改正提案であります。この条例は民間事業者が市の都市公園を活用してカフェやコンビニを出店できるということであります。
 都市公園は市民の財産であります。この条例からしますと人気のある都市公園を民間が活用できることが可能となり、民間のために条例を改正するということにもなりますので、この議案に対しては反対としたいと思います。
 以上で反対討論を終わります。
○議長(田中好 君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決をいたします。
 お諮りいたします。
 議第27号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第27号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第32号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第32号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第33号近江八幡市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第33号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第34号近江八幡市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第34号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第35号近江八幡市都市公園条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第35号は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案についての討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 議第37号、議第38号について反対討論を行いたいと思います。
 まず、議第37号です。市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについてであります。この議案は、ヴォーリズ学園に安土保育園園舎の建物の部分を無償で貸し付けていたものを今回無償譲渡にする議案となっております。
 今まで市は、公立保育園を民間委託にした場合、建物は無償譲渡が方針とのことですが、あえて今般、安土保育園の建物を無償譲渡にする必要はないというふうに考えております。
 それはなぜか。ことしの4月から安土保育園の土地は無償貸し付けから有償貸し付けになるからであります。一方で、社会福祉法人であります次に係る元気園の三穂の園に対しましては、元気園の建物は無償譲渡、土地は30年間の無償貸与と比べますと、土地については無償であり、不公平さは明らかであります。このことからであります。
 待機児童が歴然として存在している中で、民間保育園が果たす役割は非常に大きいものがあります。市がとるべき政策は民間保育園が園児を安心して預かれる環境を援助していくことであります。今回、安土保育園の土地の有償貸し付けが始まることをお聞きしますと、園舎の建物はあえて無償譲渡をせず、今までどおり土地も建物も無償貸し付けの対応でいくことが望ましいと判断し、反対といたします。
 続きまして、議第38号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについてであります。この議案は安土の悠々元気園の建物を無償譲渡にする議案であります。
 元気園はご存じのように年間2万人も利用していた施設を安土地域協議会や議会の議論をまたず廃止を前提に、公募する1年前から、岡山県の社会福祉法人三穂の園が元気園の跡地に障害者施設の事業所として県に申請していたことが情報公開の資料でわかりました。
 3月議会で岡山県の法人の承諾のもと、法人の名前をかり、予算枠確保のために申請したとの答弁でありますが、公募前から三穂の園と公然と話し合っていた事実を認めたようなものであります。全国には社会福祉法人は1万9,000余りあります。その中で、21日間という短期間の応募期間で、土地は30年無償貸し付け、建物は無償譲渡、解体費は1,500万円は市が持つ、この破格条件に手を挙げたのは1年前に名前をかりた岡山県の社会福祉法人1事業者のみで、230キロも離れた岡山県の三穂の園が選定されました。
 公募前にも、市長みずから、そして安土自治区長も一緒に岡山県の法人に出向くという事実も明らかであります。元気園を最初から潰し、形だけの公募をし、最初から岡山県の法人に任すことを前提に公募1年前から県に申請を上げる段取りをとっていたと思われます。まさに出来レースと関西テレビでも放送がありました。
 公募前に市長みずからが接触しているわけですから、当然アウトであります。公平公正、透明性をもって選定したとは市は言っておりますが、どこが公平なのでしょうか。市の情報公開では何ひとつ法人との交渉や協議内容の資料は一切ないと言っておりますが本当なのでしょうか。
 安土の元気園は住民が気楽に活用でき、健康増進に使ってきた施設を地域の声を酌むことなく障害者施設に転用し、市内の事業所に頼むのでもなく、はるか遠い岡山県から引っ張ってくるという、お友達なのかどうかわかりませんが、誰が見ても公平公正ではないということだけはわかります。
 障害者施設が足りないのは事実ですが、そうであるならわざわざ元気園を潰さなくても他の市有地を活用して建設する方法もあったはずです。今回の件は情報公開の資料からさまざまなことが明らかになりました。市民への説明責任は果たせていません。公平公正さが担保できない限り、元気園の建物譲渡をしてはならない、そのことを申し上げて反対討論としたいと思います。
 以上です。
○議長(田中好 君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 皆さんおはようございます。
 政翔会の西津善樹でございます。
 私は、議第38号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについて賛成の立場での討論をさせていただきます。
 まず、旧安土元気園、いわゆる近江八幡市安土健康づくりセンターは、既に平成29年3月議会におきまして当該施設の運営終了、また条例の廃止については議決しております。
 その後、当局は施設の利活用のため平成29年5月から施設の老朽度調査を行い、その結果をもとに施設の活用案を検討され、障害者福祉施設整備運営法人の募集要項を作成し、同年7月に公募を開始されております。
 この公募に際しましては、同年8月1日に施設見学会を開催され、市内、市外を含め4法人が参加、8月10日に申し込みを締め切り、結果的に唯一申し込みのあった社会福祉法人三穂の園に対して、8月24日に学識経験者を含む7人の委員による法人選定委員会を開催され、旧元気園を活用した障害者福祉施設整備運営法人として選定されたものであります。
 この整備運営法人の公募に際し、その募集要項は当該施設の老朽度調査の結果をもとに作成されたものであり、平成29年7月の公募開始以前にその募集条件等の内容を知り得ることはできないと考えるものであります。
 また、法人に対する建物の無償譲渡は、障害者福祉施設の充実のため廃止した公共施設を利活用し、民間社会福祉法人による施設整備を促進されるためのものであります。
 さらに、当該施設は県補助金を活用し建設された施設であることから、財産処分を行う際には有償による貸し付けまたは有償譲渡を行う場合には補助金返還を求められることとなることから、無償譲渡の手法を選択されたものであります。
 なお、木造棟を市が解体した後に建物を無償譲渡することにつきましても、募集要項に明確に記載されており、特定の法人に対して便宜を図っているものではなく、募集要項に定めたルールのもと、着実にその義務を履行するためのものであります。
 このことから、議第38号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることにつきましては、整備が待ち望まれている障害者福祉施設整備のための必要かつ当然な手続であることから、本議案に賛成するものであります。議員各位のご賛同をお願い申し上げ、賛成の立場での討論とさせていただきます。
○議長(田中好 君) 次に、大林宏君の発言を許します。
 大林宏君。
             〔14番 大林 宏君 登壇〕
◆14番(大林宏 君) 14番、地域力みんなの会の大林宏です。
 議第38号、市有財産元気園施設を譲渡することの議決を求めることについては、市民の暮らしに影響が出ているとして反対討論をいたしたいと思います。
 日本の人口減少の早さや高齢化率の進行の早さは今後の行政の一番重要な課題となります。そして、財政にはかなりの影響が重くのしかかってくることについては市民の皆様も認識が広がってきたと思います。
 この未来を見詰め備えるためには、悠々元気園は本当に必要な施設でした。なぜ廃止したのですか。高齢者が元気で老いを迎える環境整備にはなくてはならない行政の施設でした。そして、これからも長期にわたって充実すべき施設でした。利用くださっていた方々は、本当に悔しい思い、寂しい思い、解体に対する、使えるのにもったいない、そういう思いが強く、残念というより怒りを覚えたとの声が出てきているほどであります。
 私たちが必要としていた施設を無償譲渡するとは許せない、安土町が市民の重い税金を使って建てた施設をなぜ民間へ無償譲渡するのか。審議会は開催されたのか。施設を民間にやるために建てたものではない。そういう抗議の声。また、冨士谷市長は行政財産をきっちり使えていない、そこにこそ問題がある。無償譲渡は市長が財産管理を放棄したことと同じだ。元気園の施設のために道路にも市民の税金が使われているとの不満があります。こうした不満の高まりは市長の無償譲渡によってより強くなったと思います。
 それに、議会で市有財産の譲渡を審議中でもあるにもかかわらず、もう建物の一部を解体されております。市民からの通報もありました。なぜむちゃくちゃに急ぐ必要があるのか。市長の私物のものであるのなら何も言いませんけども、公共の建物です。市長はもっと落ちついてよいのではないか。何か都合の悪いことでもあるのではないか。
 私は、所有権を市が有したまま施設の運営権を民間業者に設定することもできる公共施設等運営権コンセッション事業の採用をなぜしないのですかと質問をしてきました。そして、施設を無償譲渡しなくても同じ効果があることを紹介し、変更を求めたところでありました。
 さて、市長は民間に譲渡すれば質の高いサービスが提供されると言われますけども、建物を無償譲渡し建物の解体経費まで負担をし、土地は無償貸与した、このお金はどう事業者から市民に返ってくるのでしょうか。恩恵を受けた法人のサービスを検証する体制はどうされているのか。検査体制はどうされるのかについては質問でも回答はありませんでした。使用されていた方々は、市外業者に解体費まで使うのであれば元気園を改修すればよかったと思われております。
 また、安土城前のガイダンス施設とトイレの入り口を閉鎖した問題も、施設を譲渡することでスムーズに解決できたものというふうにも考えてもおられます。元気園との違い、どこにあるのか、そういった説明も十分されておりません。
 なぜ冨士谷市長、あなたはほとんどの安土町の施設をぐちゃぐちゃにしたんですか。市民は安心して生活できないと言っておられます。市長は安土町の施設には余り予算を支出しなくては、それほど将来の市財政は苦しい、そういうふうなあらわれであると私は推測をしております。
 安土町の施設の多くは、民間へ移しましてぐちゃぐちゃにされたこと、これは町民は本当に圧倒的な合併反対は正しかった、そういうふうな思いと重なってくるということを思っております。
 元気園の廃止に至った手続においてあり方検討委員会という身内の機関で決定されたものであり、使用者を含めた第三者のチェック機関による審査会、こういう利用者との丁寧な協議が必要だったと考えております。
 市長は竹町の温水プールができたからと一方的に廃止されたが、私たちの調査では竹町の温水プールは遠い、そのほか交通手段がない、風呂がないなど、不満であります。
 これらの意見は急速に進んでいる高齢化社会の課題でもあります。浮き彫りにされた問題と考えることが必要であります。なぜ市長は、移行するまでに交通手段の対策をとり、準備をした上で廃止する思いやりがとれなかったのか。
 私たちは今市民アンケートを実施しました。安土町内だけですけども、結果が出ました。この調査結果の中で、冨士谷市長は信頼できますかという問いには、信頼しているはわずか5%しかありません。信頼できないは60%になっております。
 以上をもって議第38号市有財産を無償譲渡することについての反対討論といたします。議員の皆様の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 以上でその他議案についての討論を終わり、これより採決いたします。
 お諮りします。
 議第37号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第37号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第38号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第38号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決いたします。
 まず、予算関連議案について、議第4号から議第13号まで、議第16号、議第18号、議第19号、議第21号から議第24号まで一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第4号平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第5号平成29年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)、議第6号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)、議第7号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第2号)、議第8号平成29年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)、議第9号平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、議第10号平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第2号)、議第11号平成29年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)、議第12号平成29年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第2号)、議第13号平成29年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)、議第16号平成30年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算、議第18号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(サービス事業勘定)、議第19号平成30年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算、議第21号平成30年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計予算、議第22号平成30年度近江八幡市水道事業会計予算、議第23号平成30年度近江八幡市下水道事業会計予算、議第24号平成30年度近江八幡市病院事業会計予算、以上17件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第4号から議第13号まで、議第16号、議第18号、議第19号、議第21号から議第24号までの17件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第25号、議第26号、議第28号から議第31号まで及び議第36号を一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第25号近江八幡市立家庭的保育事業所条例の制定について、議第26号近江八幡市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について、議第28号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第29号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議第30号近江八幡市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第31号近江八幡市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第36号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上7件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第25号、議第26号、議第28号から議第31号まで及び議第36号の7件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第39号及び議第40号を一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第39号市道路線の廃止につき議決を求めることについて、議第40号市道路線の認定につき議決を求めることについて、以上2件は、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第39号及び議第40号の2件は原案を可決することに決しました。
 ここで、討論・採決の途中でございますけど休憩いたします。
               午前11時4分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時17分 再開
○議長(田中好 君) それでは、再開いたします。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 会第2号については、発言通告がありませんでしたので、討論なしと認め、これより採決いたします。
 お諮りします。
 会第2号北方領土問題の解決促進等を求める意見書の提出については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第2号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第3号について、討論・採決を行います。
 それでは、会第3号について、討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 会第3号所有者不明の土地利用を求める意見書の提出について反対の討論を行います。
 この意見書には、土地収用法の手続を省き、その土地に小屋等が建ってあっても所有者が発言する機会などがある収用委員会の審理を省き、権利を取得できるものです。土地収用はせずに緑地や広場などに使う場合は利用権を設定することができ、自治体だけでなく民間事業者も利用できる事業は法令などで明示するとしていますが、収用委員会での意見も言えず、民間の参入も考えられていることや、不動産登記制度のあり方や土地所有者の債務の明確化などはまだまだ多くの問題を抱えた意見書です。
 所有者の所在が確認できない土地が20%に上ると言われていますが、近江八幡市内ではどれだけあるのでしょうか。私の周りには見受けられません。この意見書の背景には超大型の事業を行うために行われているとも言われています。もっと意見を出して議論をして提案されるものです。
 これらのことを申し述べて反対の討論といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好 君) 次に、園田新一君の発言を許します。
 園田新一君。
             〔15番 園田新一君 登壇〕
◆15番(園田新一 君) 政翔会の園田でございます。
 私から、会第3号所有者不明の土地利用を求める意見書の提出について賛成の立場で討論をさせていただきます。
 意見書の中にもありますが、平成28年度の地籍調査において、不動産登記簿上で所有者の所在が確認できない土地の割合は約20%に上ることが明らかになりました。
 国土計画協会所有者不明土地問題研究会は、2040年にはほぼ北海道の面積に相当する所有不明土地が発生すると予想しています。
 探索など手続に多大な時間と労力が必要となっています。土地問題研究会の調査によりますと、2020年から2040年に発生する土地相続のうち約27%から29%が未登録になる可能性、また高齢化による影響に伴い死亡者数は160万人を超える見込みでございます。判明している所有者で反対する者がいないにもかかわらず、不明者の意思確認ができないために放置されているという状況があります。
 現在、近江八幡市においては、農地等で不明者はいないということを聞いております。また、空き家においても今はまだ探索できる状況とのことでございますが、今後相続者は1人ではないわけでございますので、不明者等の探索等大変厳しい状況が生まれてくることが考えられます。今のうちに所有者不明の土地の発生を予防する仕組みづくりを整備する必要があると考えます。
 よって、私は会第3号所有者不明の土地利用を求める意見書の提出については賛成をさせていただきます。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 以上で討論を終わり、これより会第3号について採決いたします。
 お諮りいたします。
 会第3号所有者不明の土地利用を求める意見書の提出については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、会第3号は原案を可決することに決しました。
 ここで、お諮りいたします。
 本日意見書がただいま可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は、議長に一任願うことに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 委員会報告
○議長(田中好 君) 次に、日程第4、委員会報告に入ります。
 総務、教育厚生、産業建設の各常任委員長及び市庁舎整備等、公共施設等検討の各特別委員長から、報告を行いたい旨の申し出がありますのでこれを許します。
 まず、総務常任委員長の報告を求めます。
 総務常任委員長辻正隆君。
             〔5番 辻 正隆君 登壇〕
◆5番(辻正隆 君) 総務常任委員会の調査報告をさせていただきます。
 平成29年12月議会において、閉会中の継続審査としまして所管事務調査、総合計画及び情報化推進について報告を行います。
 当常任委員会では、平成30年1月15日から16日にかけまして、衆議院第1会館及び埼玉県川越市へ調査事項に関する行政視察及び研修を行わせていただきました。
 現在、当局においては、近江八幡市第1次総合計画の策定に向け準備が進められておられます。総合計画策定に向けた研修として、衆議院第1会館において、国の省庁職員から、公共施設マネジメントと公立病院の経営健全化について、観光施策について、補助金及び指定管理者制度について学ばせていただきました。
 特に、公共施設マネジメントにおける官民連携の手法としては、PFI方式、コンセッション事業(公共施設等運営権事業)、指定管理者制度などが挙げられますが、経費削減効果の数字に惑わされず、住民サービスの向上を主目的とすること、適切なモニタリングを実施するとともに自治体職員の知識の蓄積が不可欠であることなどを学ばせていただきました。今後、本市における公共施設のあり方を検討する上で貴重な研修となりました。
 また、観光施策につきましては、本市は、自然・文化・食と観光地域づくりに必要な素材がそろっており、今後、滞在交流型観光を目指して、民間と連携して観光地域づくりをマネジメントする組織の構築と人材の確保・育成に取り組み、観光による地方創生を進めていく必要性を感じさせていただきました。
 なお、議員会館での研修に先立ち、昨年10月にオープンしました滋賀県の情報発信拠点でございます「ここ滋賀」の現地視察を行わせていただきました。
 次に、川越市では情報化推進について視察を行いました。川越市では、総合計画における個別計画として情報化推進プランを策定され、ICTの活用により、市民の利便性の向上や効率的な行財政運営を行っておられました。市民の利便性の向上については、住民票関係のコンビニ交付が導入されていますが、定着化にはマイナンバーの普及を図るなどの課題も挙げられておられました。また、クラウド化も既に実施されておられ、電子申請・届け出システムは県及び県内市町村と共同で利用されておられました。
 本市も既におうみ自治体クラウド協議会に加入しクラウド化を進めていますが、今回の視察は今後の本市の取り組みに参考となるものでございました。
 また、川越市市議会では、議会のICT化としてタブレット端末を導入され、資料のペーパーレス化と、また資料閲覧に係る議会活動の能率化に取り組まれておられました。今後の本市の取り組みに参考になるものでございました。
 今後、加速化していく人口減少、少子・高齢化社会にあって、市民生活の向上はもとより、町の魅力向上や地域資源を生かした施策の実現、住みたい町、住んでよかったと思えるまちづくりを一層推進していくため、当委員会といたしまして、引き続き先進事例からの情報収集・比較検討などを行い、調査研究に取り組んでまいります。
 以上、総務常任委員会の報告とさせていただきます。
○議長(田中好 君) 次に、教育厚生常任委員長の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長岡山かよ子君。
             〔4番 岡山かよ子君 登壇〕
◆4番(岡山かよ子 君) 平成29年度教育厚生常任委員会の調査報告をさせていただきます。
 当委員会におきまして、閉会中の継続審査といたしました所管事務調査、学校・園の運営及び教育施設に関すること、福祉施策に関することについてご報告をさせていただきます。
 まず、当委員会では、地域共生の現地視察のため、富山市のデイケアハウスにぎやかを訪問させていただきました。富山のデイサービスは、既存の縦割り福祉にはない柔軟なサービスの形として、年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが一緒に身近な地域でデイサービスが受けられる場で、施設に集まる利用者の方々が自分自身の役割を持ち、スタッフ、利用者が一体となった日常生活を送っておられました。このデイサービスにはさまざまな相乗効果を生み出す可能性があり、地域に根差した利用者本位のサービスの提供が行われておりました。
 次に、富山県南砺市では、地域包括医療ケアの取り組みと地域住民の協働についての視察を行いました。社会に貢献された高齢者が幸せと感じ、支える家族も犠牲にしない地域包括医療ケアの構築のため、自助、互助、共助、公助の4つの助け合いで地域をつくり上げられました。地域包括医療ケアは、まちづくりと言われているように、日常生活圏域でのニーズ調査の結果を地域に報告することで、個々の地域課題等を自分たちで気づいてもらえるよう行政として働きかけられ、行政の押しつけではなく、住民意識の高まり、向上を大事とされておられました。
 最後に、石川県白山市において地産地消・食育について視察を行いました。
 食は生命の源であり、健康に密接なかかわりを持っていますが、この食を支えるのは農業であり、地産地消運動は、地場産品の消費拡大運動という面だけではなく、健全な食生活の実現や地域の環境保全、伝統的な食文化の継承、子どもたちへの食の教育など、いろいろな役割を持っている。食と農を結びつけ、市民一人一人が農林水産業を支えることによって、豊かで健康的に暮らせる白山市にしていくことを目標にされていました。
 本市でも、さまざまな取り組みをされていますが、白山市では、学校給食で絵本や童話に登場する料理を提供し、給食を通じて食や読書への関心を深める取り組みや、地産地消の取り組みと学校給食との連携を密にして食育に取り組んでおられました。
 また、今年度は市PTA連合会と市学童保育連絡協議会の2団体と懇談会を行いました。市PTA連合会からは、PTA活動の現状や課題、市学童保育連絡協議会からは、学童保育の現状や市への要望などについて意見交換を行いました。両団体からは、早急に放課後の居場所づくりのあり方を検討する時期に入ってきているのではないかとの意見がありました。
 当委員会では、地域の実情に応じた多様な福祉サービスができるよう、またこれからの近江八幡市を担う子どもたちのためにも教育・子育てにかかわる課題につきまして、今後さらに調査研究を深めてまいりたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
 以上、教育厚生常任委員会からの報告をさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 次に、産業建設常任委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長平井せい治君。
             〔13番 平井せい治君 登壇〕
◆13番(平井せい治 君) 平成29年度産業建設常任委員会調査報告。
 当常任委員会において閉会中の継続審査としました所管事務調査、農業及び産業振興の取り組み、空き家対策及び災害対策・防災計画の取り組みについての報告を行います。
 今年度、当委員会は、佐賀県鳥栖市、熊本県熊本市、福岡県福津市に対し調査事項に関する行政視察を行いました。
 まず、鳥栖市では、農業施策(地産地消の取り組み)に関し調査しました。
 鳥栖市は、学校給食における地産地消の取り組みとして、納入業者に対し産地を市内産、県内産、九州産、国内産の優先順位で納入しなければならないこと、現状としては、納入業者の自助努力によって地元農産物を調達されており、米については、佐賀県学校給食会が納入業者となり、全量を鳥栖市産のものを納入されています。
 また、その他の取り組みとしては、全国学校給食週間に合わせ、市内の8小学校の3年または4年生を対象に生産者が農業や農作物について講話をした後、各クラスごとに会食しながら交流を深める生産者と児童との交流会が行われていました。
 次に、熊本市では、防災計画に関し調査しました。
 平成28年に発生した熊本地震では、本庁舎のフロアや議会棟に避難者があふれ、通常業務が行えないほど混乱した状況となったとのことです。また、当時、震災マニュアルや避難所マニュアルを備えていたものの、これだけの大きな災害では対応し切れず、避難者からの市職員に対する苦情・要望が非常に多く、体力的・精神的に過度の負担を負った職員が増加しました。反対に、自主的に避難所を設営した自治会はトラブルも苦情も少なかったとのことでした。
 震災後、防災マニュアルを全面的に見直すとともに、災害発生時の市職員が対応できる範囲は限られており、地域の協力が不可欠であることから、新たに地域防災計画を策定されていました。また、学校区ごとに校区防災連絡会を立ち上げ、避難所運営について協議するなど、平時でも会議を行っておられました。また、市職員も地域住民であることから、各避難所の運営委員に参画する等の取り組みをされていました。
 次に、福津市では空き家対策に関し調査しました。
 福津市では、所有者不明の空き家に対し、その所有者を特定するに当たり、行政では行うに相当の期間を要することから、専門知識を持った県の司法書士会と連携し、空き家の所有者特定業務である先駆的空き家対策モデル事業を実施されていました。本事業では、約20名の司法書士から成るプロジェクトチームと連携し、空き家所有者等特定マニュアルを策定し、所有者特定について基本的な手順のほか、司法書士会等に調査依頼することのメリットや手法、課題についてまとめられていました。
 当委員会といたしましても、本市の基幹産業である農業のさらなる活性化や農水産物の地産地消の取り組み、また今後増加が見込まれる空き家対策として関係機関と連携を図りながら効率的・効果的に解決する取り組み、さらに災害に備えた地域住民による防災活動など本市にとっても大変参考になるものであり、先進地事例のさまざまな施策を参考にしつつ、本市独自の施策としてつなげるように今後も調査研究に取り組んでまいります。
 以上、産業建設常任委員会の報告とします。
○議長(田中好 君) 次に、市庁舎整備等特別委員会からの報告を求めます。
 特別委員長橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) それでは、平成29年度市庁舎整備等特別委員会の報告をさせていただきます。
 本年度の当委員会は、平成24年以降における当委員会の審査内容を受け継ぎ、委員会を計9回、委員会協議会を1回開催をいたしました。今年度再開いたしました委員会における主な内容につきましては、お手元に配付のとおりでございます。
 新庁舎整備実施設計は、基本計画で定めた6つの整備方針、まちづくり、交流、防災、環境、福祉・教育、コストバランスをもとに作成した基本設計の考え方に基づき、特に機能と性能の具現化については、常に整備方針6つ目のコストバランスを意識しながら進められてきましたが、これまでの当委員会での検討結果に基づく意見として提出いたしました駐車場の見直し及びエコボイドの一部見直しが行われ、結果として立体駐車場は取りやめられ、平面駐車場として整備されることとなりました。
 9月25日の委員会では、新庁舎整備実施設計の完成を前にして委員会からの最終の意見聴取に基づき、委員間による意見交換及び討論を行い、当局からは新庁舎建設費の概算費用についての説明を受けました。
 また、10月24日の委員会では、新庁舎建設費及び財源について当局より詳細に説明を受けました。
 12月定例会においては、近江八幡市庁舎整備実施設計に基づき、新庁舎の建設事業費が計上された議第131号平成29年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)を可決し、その後、近江八幡市庁舎整備工事一般競争入札総合評価方式が公告され、1月23日の委員会において入札の結果についての説明を受け、活発な質疑応答や意見交換を行いました。
 本年1月31日の臨時会で、議第2号近江八幡市庁舎整備工事請負契約の締結につき議決を求めることについてを可決し、2月22日に市庁舎整備工事の起工式が市民や関係者の多くの方々の出席のもとにとり行われ、分散する庁舎の集約による行政サービスの利便性の向上、福祉や教育の連携による子育て支援機能の向上、防災の拠点機能等を備えた新庁舎の整備が本格化してまいります。
 市庁舎の整備につきましては、平成18年の耐震診断の結果を踏まえ、以来11年の年月をかけ検討、議論を重ねてきたものであり、今後の整備工事が円滑に進み、計画どおりに完成するよう注視していくとともに、庁舎周辺の整備等に関しても進捗状況を注視し、引き続き当委員会の役割を果たしてまいります。
 以上、市庁舎整備等特別委員会の報告といたします。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 最後に、公共施設等検討特別委員長の報告を求めます。
 特別委員長池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 平成29年度公共施設等検討特別委員会報告をさせていただきます。
 当委員会は、平成29年第1回(4月)市議会臨時会において、近江八幡市公共施設等総合管理計画に基づく各個別計画の策定の取り組みなどを検討するため設置されました。今年度、当委員会は、委員会を4回開催し、また愛知県岡崎市、岐阜県関市に対し調査事項に関する行政視察を行いました。
 まず、第1回目の委員会は、平成29年4月28日に開催されました市議会臨時会において開催し、正副委員長の互選を行い、委員長に私、池上知世が、副委員長に重田剛議員が選出されました。
 次に、第2回目を5月29日に開催し、平成29年3月に策定された近江八幡市公共施設等総合管理計画及び今後の個別施設計画策定に向けての取り組みについて、当局に説明を求め、その内容について質疑・議論を行いました。
 第3回目は8月9日に開催し、委員会で抽出した、現状において施設利用や維持管理等に課題があるのではと思われる市内公共施設(近江八幡市安土B&G海洋センター、近江八幡市安土匠の里、近江八幡市勤労者福祉センター、旧馬淵小学校倉橋部分校)に出向き、現状確認も含め施設所管課及び指定管理者からの説明を求めました。
 第4回目は12月18日に開催し、各施設の所管課から提出された個別施設計画(案)及び今後の策定スケジュールについて、当局に説明を求め、その内容について質疑・議論を行いました。
 また、本年1月には、愛知県岡崎市、岐阜県関市に行政視察を行い、岡崎市では公共施設におけるPPP・PFIの取り組みに関し調査しました。岡崎市では、新たに公共施設等の整備を行う場合や、公共施設等総合管理計画の個別実施計画の策定や見直し等を行う際に、PPP・PFIの手法を優先的に検討することを規程に定めており、民間活力を最大限に生かす取り組みをされていました。
 現地視察先の岡崎げんき館は、旧市民病院跡地を活用し、保健所や温水プール、図書館等が入るPFI手法を取り入れた複合型公共施設であり、平成20年の開館以来、毎年右肩上がりで来館人数がふえ、それに伴い、毎年増収となっているとのことでした。
 岐阜県関市では、公共施設再配置計画に関し調査いたしました。関市では、地域の拠点となる小学校等を中心とした公共施設の複合化(共用化)、多機能化、集約化を基本とし、施設の長寿命化や民間活用により、平成75年度までに公共施設の延べ床面積を35%削減するといった方針を出されていました。特に教育施設の再配置については、住民との合意形成を重視されており、説明会やワークショップ等、市民へ情報共有を図るとともに意向を把握し、スムーズな合意形成を図られていました。
 公共施設はインフラも含め高度成長時代につくられたものも多く、バブルがはじけてから二十数年経過し、現在ではその施設等の老朽化が進んでおり、加えて人口減少、少子・高齢社会を迎えています。そのような中で、近江八幡市が所有する公共施設やインフラについて、どうあるべきかを技術的あるいは財政面など多角的に検討していくことがますます重要となることから、次年度も引き続き調査研究に取り組み、本市公共施設の個別計画の策定に対し当委員会としての意見を当局へ提言してまいります。
 以上、公共施設等検討特別委員会の報告とします。以上でございます。
○議長(田中好 君) 以上で各委員会からの報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 議案の上程(提案理由説明)
     議第42号~議第46号
○議長(田中好 君) 次に、日程第5、議案の上程を行います。
 議第42号から議第46号までの5件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 川端議会事務局長。
◎事務局長(川端康仁 君) 朗読いたします。
 平成30年第1回(3月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第42号 近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事請負契約の変更につき議決を求めることについて
議第43号 近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることについてほか人事案件3件
 以上でございます。
○議長(田中好 君) それでは、ただいま上程いたしました議第42号から議第46号までの5件について提案理由の説明を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) それでは、本日追加いたしました契約の変更及び人事案件の議案につきまして提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議第42号近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事請負契約の変更につき議決を求めることにつきましては、平成29年6月27日に株式会社熊谷組関西支店と契約を締結しました近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事において、石綿含有仕上げ塗材が新たに石綿対策の対象となり、工場棟外壁等の仕上げ塗材に石綿の含有が確認され、石綿除去に伴う追加工事等の必要が生じたことから、近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事請負契約に係る契約金額の変更議決を得たく、条例の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第43号近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることにつきましては、教育長の任期満了に伴い、日岡昇氏を引き続き教育長に任命したく、本議案を提出するものでございます。
 最後に、議第44号、議第45号及び議第46号の財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、竹、西宿及び東の財産区の財産区管理委員の任期満了に伴いまして委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました5議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) それでは、ただいま上程いたしました議第42号から議第46号までの5件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午前11時56分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時4分 再開
○議長(田中好 君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 質疑
○議長(田中好 君) それでは、日程第6、質疑に入ります。
 ただいま3名から発言通告がありましたので、順次これを許します。
 まず、辻正隆君の発言を許します。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 議長の発言許可が出ましたので、私は追加提案されました近江八幡市第2クリーンセンター解体工事請負契約の変更についてに質問させていただきます。政翔会の辻でございます。
 今回、第2クリーンセンターの解体工事に伴いまして、石綿(アスベスト)、後アスベストと呼ばせていただきます。対策にかかわる増額分として契約の変更にかかわる議案が追加提案されました。
 地元北津田町の皆さんにとっては順調に解体が進んでおると、ことし8月にはその工事が完了するということで認識をいただいておったところでございます。
 しかしながら、安心・安全、周辺の環境面、そして何よりも法令遵守の観点から、このアスベスト対策が必要であり、しっかりと取り組んでいただく必要があると考えます。
 そこで質問させていただきます。
 このアスベスト対策の費用について、そもそも解体工事の入札公告時に盛り込むことはできなかったのでしょうかということでお伺いさせていただきます。
 また、今回追加提案という形になったわけでありますが、これまでどういった経緯でこの提案に至ったのかを含めてご説明をいただきたく思います。
 また、工期はどれだけ延長になるのかをあわせて確認をさせていただきます。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市民部田村部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一 君) 辻議員の第2クリーンセンター解体工事に係りますご質問にお答えをいたします。
 まず、解体工事の入札公告時に盛り込むことができなかったのかという点でございますが、本解体工事に係る発注仕様書につきましては、平成28年度事業で取り組み、平成29年4月5日に入札の公告を行っております。その後、5月30日に入札を執行し、落札業者が株式会社熊谷組に決定したわけでございますが、この同日の5月30日付で環境省から石綿含有仕上げ塗剤の除去作業における石綿飛散防止対策についての書面が各都道府県大気汚染防止法政令市に通知がされ、これまで石綿飛散防止対策が義務づけられていなかった石綿含有仕上げ塗剤について、吹きつけ工法により施工されたことが明らかな場合は大気汚染防止法施行令第3条の3第1号の吹きつけ石綿として取り扱うこととなり、新たに対策を講じる対象となった旨が示されました。
 今回、契約変更いたしますのは、この新たな対象となりました吹きつけ工法による石綿含有仕上げ塗剤に係る除去工事分でございます。
 したがいまして、発注仕様書に盛り込むことは不可能でございました。
 なお、従前から対象となっておりました石綿につきましては、発注仕様書の作成の際に調査をいたしまして把握をしておりますので、当初の解体工事に含んでおります。
 次に、これまでの経緯についてでございますが、先ほど申し上げました5月30日付の環境省からの通知につきまして、県から各市町へ周知がなされないまま、入札後、落札者と仮契約を締結し、6月27日に契約締結の議決をいただき、解体工事に着手をいたしました。
 市におきまして、5月30日付の環境省通知を認識いたしましたのは10月31日の工事に係る工程会議で管理委託をしておりますコンサルタント会社から提起があった際でございます。
 直ちに、第2クリーンセンターの設計図書を確認いたしましたところ、吹きつけ工法による仕上げ塗剤を使用していることがわかりましたので、石綿の含有の有無について調査いたしましたところ、工場棟、いわゆる焼却施設でございますが、こちらの外壁及び内部階段、天井部分に含有を確認いたしました。
 その後、県や環境省に当該通知の拘束力や拘束力を発する時点の確認を行ったところ、大気汚染防止法の届け出先である県において当該通知文の発布と同時に拘束力を発すること、石綿飛散防止対策をとる必要があること、県への事前届け出が必要となるといった見解が示されました。
 このことを受け、環境省が示す石綿除去工法をもとに各工法の安全性の比較、実績の有無、費用対効果等の検討を行った後、解体工事受託者であります熊谷組から示されました石綿除去費用の妥当性について検証を加え、最終的に変更設計額が確定しましたことから、株式会社熊谷組と仮契約を締結するに至り、今回ご提案させていただいたものでございます。
 なお、工期につきましては、5カ月延長させていただき、平成31年1月31日までとさせていただきたくご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 経過についてはよく理解をさせていただきました。
 新たにアスベスト対策の対象となったアスベスト含有仕上げ塗剤についての除去作業のための契約であるということでございます。
 また、必要性についても大変理解をさせていただいたわけなんですが、具体的には施設のどの部分についての除去作業をされるのか、詳しくお教えいただきたいと思います。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 辻議員の再問にお答えを申し上げます。
 石綿、アスベストの対策を実際講じますのは、焼却施設の四方、全ての外壁の部分、窓の部分を除きまして全ての部分と、それから焼却施設の内部にあります階段の天井部分、これらが対象となってまいります。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 外壁の四方、側面、全面ということでかなり大きな対策を講じていただくことになるんですが、心配されますのは安全面ということになろうかと思います。
 アスベストの飛散を防止するための方策としてはどのようにお考えなのか、お聞かせをください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 済いません、辻議員の再問にお答えをいたします。
 具体的には、まず足場を組みまして、足場外部には養生シートを張り、内部の養生につきましては底面、底を含めましてプラスチックのシートを張ることになります。その上で、負圧集じん機を設置することで内部を負圧にし、石綿、アスベストの剥離作業時の外部への飛散を防止する形をとらせていただきます。
 この工法につきましては従来からこの石綿除去の際に採用されている工法でございまして、最も実績のある工法でございます。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 実績のある工法ということで少し安心をさせていただきました。
 仮にこのアスベストの除去作業を行わなければ公の機関であります市の施設解体工事において大気汚染防止法に抵触するようなことになろうかと思いますので、慎重に進めてもいただきたいという思いもございます。
 さらには、処理施設の四方の壁面に存在するアスベストを撤去しなければ次の工事の段階にも進んでいかないという状況でもございます。
 しかしながら、工期も5カ月ということで大変延長になります。現在のところ地元の皆さん方にとっては8月に工期終了されるという状況で認識をいただいているかと思います。さらには、新しいアスベストの問題が発生しましたので、住民の皆さん方にも少しご理解いただけるように丁寧な説明を今後進めていただきますように地元としてお願いをさせていただきます。この部分については要望とさせていただきます。
 以上、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(田中好 君) 以上で辻正隆君の質疑を終わります。
 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 公明党の池上知世でございます。
 議第42号の石綿除去に伴う第2クリーンセンター解体工事の変更契約についてお伺いいたします。
 今、さきに辻議員から質問がございましたので、通告をしておりますので発言をさせていただきたいと思います。
 初問につきまして、昨年5月30日に第2クリーンセンターの解体における入札、業務決定がされ、平成29年度6月27日に議決され、第2クリーンセンターの解体工事ということでございましたが、今回契約総額の変更が提示されました。変更に伴う作業対象が工場外外壁及び内部階段天井部分ということでございますが、なぜ契約段階で調査をしなかったのか、このような状況に至った経緯等を説明いただきたかったのですが、さきの質問者で質疑されましたので理解をいたしました。
 新しい提示がなければ今までの方法のやり方で処理ができるということで、当初の契約金額の中に入っているということでございますので、そのことにつきましても理解をいたしました。
 契約日と国が提示した日が同じであるということで、平成29年10月31日、業者から調査の必要性について言われて調査をしたということで、12月14日に石綿があるということが確認されたわけですけれども、この県から通知をいただいたのが遅いわけですけれども、この県の通知の遅さについて県の対応、責任にはどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市民部田村部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一 君) 池上議員の県の対応の遅さにつきましてご回答を申し上げます。
 本市といたしましても、突然このような対応を迫られまして非常に困惑をしたというのが事実でございます。また、情報を入手いたしましたが、公の機関ではなくして民間の事業者さんから情報を得たということもございますので、本来的には県から各市町へ速やかな情報提供をしていただきたかったという旨につきましては、市長からも県担当課に直接申し入れをしていただいているところでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 市長から県には申し入れをされたということでございますけれども、今後このようなことがないように県にもしっかり言っていただきたいと思います。
 5月30日の契約と国の提示が同じ時期であったわけですが、どちらにしても金額の変更はあったわけです。コンサルタント会社から調査の必要性も提示されず、そのまま県からの指示もなければ工事はそのまま進んでいたとも考えられます。そうしますと、解体作業をしていただく方や周辺への飛散もあったわけです。そのことが防げたことは大変よかったわけですが、これから県に問い合わせて初めて通知をいただくのではなく、まして健康や命にかかわるものでございます。市長から申し入れをされたということですが、今後はもっと早く県から通知、指導いただきますよう強く申し入れをしていただきたいと思います。
 じゃあ、質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(田中好 君) 以上で池上知世君の質疑を終わります。
 次に、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 共産党の川崎益弘でございます。
 追加議案について質問をしてまいります。
 まず、2人の議員が質問されましたので多少重複することはあるかと思いますが、一応行ってまいりたいと思います。
 1億円という高額な追加案件となりましたが、財源内訳はどのようにされるのか、また国、県の補助があるのかどうか、まずそういったものの説明を求めたいと思いますし、さきの議案説明の資料にありましたように、平成29年5月30日に環境省より石綿含有仕上げ塗剤の除去作業における石綿飛散防止対策についてという通達が来ているわけで、それが県に届いている。
 その後、市町には連絡がなく、先ほどからも答弁の中にありましたように、10月31日の第2クリーンセンターの解体工事の工程会議の場で初めて市は知ることになったということでございますが、この3月6日から行われました予算常任委員会の中で我が党の井上議員が第2クリーンセンターの解体について質問をいたしましたが、回答では、この問題には触れずに平成30年8月には完成の見込みですと回答されています。
 なぜ、昨年の10月30日にこの件を把握し、また4カ月以上も経過していること、その後、12月14日には石綿の含有を確認していること。それなのに、なぜこの予算委員会など、もっと早い時期に説明をされなかったのか、説明を求めます。
○議長(田中好 君) 当局の回答を求めます。
 市民部田村部長。
             〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一 君) 川崎議員の第2クリーンセンターの解体に係ります質問にお答えを申し上げます。
 まず、1点目の財源でございます。こちらにつきましては、今回、先ほど議決を頂戴いたしました、ご承認いただきましたが、債務負担行為の補正を今回上げさせていただいておりまして、平成30年度の限度額を3億6,732万9,000円とさせていただいております。まずは、こちらの範囲で変更契約ということでさせていただきたいと思っております。
 実行予算につきましては、30年度の中で補正をさせていただきたいなというふうに考えているところでございます。
 なお、該当する補助制度につきましてはございません。市の単費ということになります。
 それから、2点目の状況につきましては、議会にもう少し早くお示ししてもらえればというような点だったかと存じ上げます。
 このタイミングにつきましては、工法あるいは必要とします経費が不明確な中でお示しすべきではないというような判断から、そういう対応とさせていただいたものでございますのでご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 不正確なままで回答ができないということでございましたが、これは本当に昨年12月14日に既に石綿の含有が発覚しているわけですよね、きちっと調査をされて。それから、今3月6、7、8のこの中でやっているわけですよね。それは大分時間はあるわけですやんか。その予算的なものは組めなかったか、それはわかりませんが、こういう案件がありましたということぐらいはきちっと報告されるべきだと思うんですが、その辺は、それでもやっぱり報告されなかったのか、その辺をお願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 川崎議員の再問にお答えを申し上げます。
 先ほど前の質問の議員にもお答えをいたしましたように、今の件が明確になりましたのが10月末ということでございましたので、それから実際にこの通知がどういった意味を持つのかというところから、まずは有効性につきましての調査から入らせていただきました。
 また、安全・安心の面からもどういった工法がいいのかということも含めて、かなりの議論、比較検討もさせていただいております。こういった部分でかなり時間を要しているという部分もございまして、その辺が不明確な中で情報を出していくというのもいかがなものかと、こういう判断でございますのでご理解をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) やっぱり議会の中で議論をしているんです。やっぱり予算の中ででもああやって議論をされているんです。そういった中では、やはりこういう問題もありますが、こういうこともありましたというぐらいのことはきちっと言われるべきだったと思うんです。それがなかった。そのことは本当に私たち議員が置いてきぼりを食っているような、そういうような状況になったのではないかということを指摘しておきたいと思います。
 それからもう一点、国、県から市町への連絡をされるのが当たり前ではないのかと思うんです。そして、近江八幡市は焼却場の解体については県とどのような連絡をされていたのか。多分、解体しますよということは県のそういうところで相談をされていると思うんですが、それについて県の対応についての話し合いはどのようにされていたのか、お願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 川崎議員の再問にお答えをいたします。
 まず、第2クリーンセンターの解体につきましては、当然、県にも解体をこういう形で進めたいと、これにつきまして補助制度も利用しておりますので、それへの扱いにつきましても早い段階から事前協議をさせていただいております。ただ、この所管課が循環型社会の担当課になってございます。今回のいわゆる石綿の関係につきましては、大気汚染防止法の関係になりますので、環境政策課ということで、県の中でもちょっと担当課が違うということで、うまくその辺の連携が県の中でいってなかったのかなというふうに思うところでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 何ともはや、後味の悪いような県からの連絡であって、その後ずっと後から報告が県から市にされている。こういうのが今の現状ではなかったのかと思います。先ほどの質問の中にでもありましたように、きちっと県には強い抗議をされているということでございますが、次に、先ほどの質問の中にもあったんですが、第2クリーンセンターが稼働したのは昭和56年、7年、その辺だったかなと思うんです。ちょっと定かではない。
 その辺で建設をされている多くの建物にはアスベストが含まれているのが通常ではなかったのかなというように私は考えている。私もその当時は建設関係におりましたので、そのことはそのように感じておりました。
 入札の時点でアスベストの含有が織り込み済みであって当たり前なんではないのかな、このように私は思うんです。これは今それを国のそういうところからの通達で少し違うんだということではありますが、やはりこの当時の工事の状況からするならば、この含まれているというのが当たり前のような工事で行われてきたわけなんです。
 ですから、このままこういうことがわかっていたのかわかっていなかったのか、まずその辺を教えてください。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 川崎議員の再問にお答えをいたします。
 今の石綿につきましては、当然、従前から法がございますので、こちらにつきましては先ほどの議員にもお答えしましたように事前に調査をいたしております。前から、従前から対象となっておりました、例えばスレート材とかこういった部分につきましては、発注仕様書の作成時の調査で把握しておりますので、これは前の当初の工事に盛り込んでいると、こういうものでございます。
 ただ、今回のものにつきましては、新たに対策を講じなければならないというものが新たに定義されたと、こういう形のものでございますので、本来であるとそこを調査する対象物にもなっていないということでございましたので、調査なりいわゆる対策を講じる対象物ではないという形での調査を進めていたというものでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 調査の対象が少し違うんだという回答なんですけど、何ともはや、我々にとってみたら同じアスベストやないのと、そういうものにはいっぱい含まれていたというのが私の、私だけの認識かもわかりませんけども、その当時その建築関係にかかわっておられた方は私もしゃべりましたらそういうことをおっしゃっておられたのは事実なんです。ですから、こういうやり方をやられるというのは本当にどうかなと思うんです。
 それはそこに置いておいて、もう一つ、アスベストだけじゃなくてダイオキシンという問題もあると思うんです。委員会の中でもお尋ねしてきましたが、法基準に合わせて平成12年ごろにダイオキシンの除去装置を設置されたと言われているんですが、じゃあそれ以前のダイオキシンはどうなっているのか。その辺は絶対に大丈夫であったのか、そのこともちょっとお尋ねしておきたいと思うんです。よろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 回答を求めます。
 市民部田村部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 川崎議員の再問にお答えをいたします。
 今のダイオキシンの確かに新しく法が厳しくなっているという部分もございますので、この部分については対策をとった整備をしておると。ただ、それ以前にも焼却を当然そこの場所で行っておりますので、これらにつきましては周辺土壌の調査を行っておりますので、その中で確認作業を行っているということでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好 君) 質疑はありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ、やっぱしすごく話題になっている、話題というか、すごく危険なものだということでございますので、ぜひきちっとした対応をとっていただきたいと思うんです。
 こういったことから、ほんまに危険なものの施設、この施設というものそのものがそういう危険なものを抱えた施設だということなんです。そういったことから、ぜひ安全で安心な工事が行われますように、これが大前提であると思うんです。
 ですから、そのことをきちっと対策を講じられてこの工事を進めていかれるように、またあとは委員会の付託があろうかと思いますので、その辺でお伺いしていきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(田中好 君) 以上で川崎益弘君の質疑を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 委員会付託
○議長(田中好 君) 次に、日程第7、委員会付託に入ります。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっています議第43号から議第46号までの4件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、ただいまの4件につきましては委員会付託を省略させていただきます。
 なお、議第42号につきましては、お手元に配付いたしております議案付託書のとおり、産業建設常任委員会に付託をいたします。後刻、再開後に審査報告が願えますようよろしくお願い申し上げます。
 産業建設常任委員会は、第1委員会室にて開議をされます。
 ここで休憩をいたします。
               午後0時33分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後2時34分 再開
○議長(田中好 君) 再開をいたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 委員会審査報告
○議長(田中好 君) それでは、日程第8、委員会審査報告に入ります。
 産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長平井せい治君。
             〔13番 平井せい治君 登壇〕
◆13番(平井せい治 君) それでは、ただいまから産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において、当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
議第42号 近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事請負契約の変更につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(田中好 君) ただいまの審査報告に対して、質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午後2時35分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後2時35分 再開
○議長(田中好 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 討論・採決
○議長(田中好 君) それでは、日程第9、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決いたします。
 それでは、市長提出議案について、議第42号及び議第43号を起立により採決いたします。
 まず、議第42号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第42号近江八幡市立第2クリーンセンター解体工事請負契約の変更につき議決を求めることについては、ただいまの産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第42号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第43号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第43号近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第43号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第44号から議第46号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第44号竹財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第45号西宿財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、議第46号東財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて、以上3件は、原案に同意することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、議第44号から議第46号までの3件は、原案に同意することに決しました。
 ここで午前中の討論におきまして明らかに事実と異なる発言がされた疑いがあるとして、議会運営委員会を開催されたいとの申し出が議会運営委員長にありましたので、この場で休憩をいたします。
 直ちに議会運営委員会を開催いたしますので、休憩いたします。
               午後2時39分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後3時51分 再開
○議長(田中好 君) 再開いたします。
 ここで加藤議員から発言を求めておられますので、これを許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 加藤昌宏でございます。
 議長の許可を得て、私の先ほどの反対討論の中で発言した内容が事実と異なるということを報告したいと思います。
 その内容は、庁舎の建設工事入札に関して、入札札をあける開札の手続に疑義があるということを発言しました。先ほどの議会運営委員会におきまして、その事実関係が確認をされたということを了解し、私が発言したところの内容については撤回をしたいと思います。
 議会運営委員会がその事実関係について調べた内容については、私どもの入手した技術審査会の会議録、この中には開札の手続について詳しく事務局から報告をされております。
 ここに私が発言の中で表現したように入札書を持って一時入札会場を抜けることは入札傍聴者に不信を抱かれるので会場において即時に落札決定を行うと、こういうことが説明されておりましたので、この内容を捉えて私はこういうことが手続上きちっとやられるんだなというふうに理解をしました。
 ただ、現場では傍聴者の参加した内容を聞きますと、そこでは封筒を持って出ていったと、こういうことがありましたのでこのような表現をさせていただきました。
 議運で確認した内容は、その開札した札をデジカメに撮って写真におさめて委員会に持っていって確認をするという作業があったようであります。このことを議会運営委員会で事実として確認したということを私は報告を聞きましたので、そのことを了解して私の発言のところは訂正をさせていただきまして撤回をするということにさせていただきます。
 以上です。
○議長(田中好 君) 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 ここで、市長からご挨拶をいただきます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げたいと存じます。
 まず、ただいまは加藤議員から謝罪はなかったわけでありますけど、ふだんならばこれからのそういうことないような対策をどうするかということで一番詰問される人にしては何か物足らないという感じがいたします。
 特に、最近の議会で感じますことは、事実でないことを平然と言われる。あるいは、目的意識を持って法に触れるようなことを言われる。きょうもありました。それはきっちりと法と照らし合わせて私どもが対応したいと、このように思って、やはり議会でありますから真実だけを、事実だけを言う。皆さんがいつでも言われているように、何で情報を早う言わんねん、何でもっと早く透明感を持ってやらんねんと言われていることと裏腹なことをなさっていることが目につくことは、大変残念なことであることを申し上げておきたいと存じます。
 まず、湖国に春を呼ぶ天下の奇祭日牟礼八幡宮の左義長まつりは、幸い好天に恵まれ、県内外と海外からも多くの観光客をお迎えする中、無事盛大にとり行われました。昨夜は、八幡宮の馬場において、それぞれ奉納される区や町が寸暇を惜しんで丹精込めてつくられた13基の左義長山車に次々と火が放たれ、夜空を焦がす赤々とした炎の周りで、祭りの名残を惜しむ町衆が乱舞する幻想的なフィナーレとともに、近江八幡はこれから本格的な春を迎えることとなります。
 さて、去る2月19日に招集させていただきました平成30年第1回近江八幡市議会定例会につきましては、提案をさせていただきました総額356億7,000万円の平成30年度一般会計予算案を初めとした各議案につきまして、議員の皆さん方の慎重なるご審議をいただき、全ての議案についてご可決いただきましたことに対しまして心から厚くお礼を申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。
 なお、今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました数多くの真実のご意見やご提言につきましては、これを私以下全職員が真摯に受けとめ、今後の市政運営に着実に反映させるよう鋭意努力してまいりたいと存じます。
 今月に入り、日中は20度前後の4月下旬並みの暖かい日が続き、早まった桜の開花前線の北上とともに、白鳥川沿いのびわ湖よし笛ロードの桜並木には毎年恒例となりました近江八幡おやじ連傘下の白鳥川の景観を良くする会の皆さん方のご尽力による手づくりのぼんぼりの約1キロにも及ぶ設置が待ち遠しい季節となりました。今月31日の夕刻には点灯式が行われる予定と聞いております。
 地元の桐原東小学校など地域の子どもたちが環境保全や未来への思いを込めて絵やメッセージが描かれたぼんぼりを眺めながらの夜桜見物を心待ちにされている市民の皆さんも大変多いことと思われます。4月半ばまでのぼんぼりの点灯期間中、花散ることなく好天に恵まれることを願うものでもございます。
 また、農家の皆さん方にあっては、そろそろ田んぼの苗代の育苗の準備に取りかかられる時期となってまいりました。農業従事者の減少と高齢化、水利施設等の老朽化など、農政を取り巻く課題は山積しておりますが、無事に春の作業を終えられることを祈念いたしますとともに、あぜ道の声を国政にという言葉がありますように、市として農業者のみならず市民の皆さんの一人一人の声を反映させるためにも、国、県への橋渡し役となり、地域の振興と活性化のために邁進せねばならないと痛感しているところでございます。
 さて、近江八幡市のみならず、我が国の存亡にかかわると言っても過言でない人口減少問題に対応するため、平成27年に本市が策定した近江八幡市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づきまして、本市ならではの魅力と資源を生かし、新旧住民が最後まで元気に暮らし続けるまちづくりを目指し、安寧のまちづくりに取り組んでおるところであります。
 また、昨年3月に策定しました基本計画において、本市の立地環境や地域の特性を踏まえて5つのタイプの個性的な魅力を備えた拠点地域の整備をすることを示し、段階的に取り組みを進めているところでもございます。
 その第一弾として、静かな水辺で暮らすタイプであります西の湖周辺地である安土城下豊浦弁天地先の市有地等の整備を行う官民連携の事業実施の担い手となりますパートナー事業者の募集をすべく、説明会を3月8日、9日両日にわたり、西の湖ステーション及び大阪梅田の駅前ビルにおきまして多数の事業者の参加のもと、実施したところであります。
 この事業につきましては、今後事業提案の参加申し込みを受け付け、プレゼンテーションやヒアリングを実施した後、優先交渉権者を特定するなど進めてまいる予定でございます。
 また一方で、まち・ひと・しごとの創生フォーラムを3月21日春分の日の午後2時から近江八幡商工会議所におきまして開催し、安寧のまちづくりの取り組み経過や今後の進み方について、国土交通省住宅局長のご講演も交えながら、説明をさせていただきます。
 さらに、「2030年の高齢者がいきいきと暮らすまち・家」をテーマに、古民家を活用した暮らし方やイメージを公募して応募のあった8件のうち1次審査を通過した6点の作品を、3月12日から本日まで1週間にわたり市役所ロビーで展示をしてまいりましたが、その応募作品の公開プレゼンテーションとアイデアコンペをまち・ひと・しごと創生フォーラムに先立ち、同日午前9月30分から商工会議所で実施をいたしました。
 議員の皆さん方におかれましても、年度末大変ご多用な中ではありますが、奮ってご参加をいただきますようよろしくお願いを申し上げる次第でございます。
 また一方、子どもたちの文化芸術活動を奨励することを目的としました近江八幡子ども文化芸術賞の平成29年度の受賞者、受賞団体の表彰式を3月24日土曜日午後2時から市文化会館小ホールで開催をいたす予定でございます。
 県内の中学生の意見発表会で最優秀賞に輝いた安土中学校3年生の前田ヘベカさんを初め9人の小・中学生及びさくらっこ保育園のわんぱく太鼓の皆さんの受賞者もお招きしてそれぞれの成果の発表も行っていただきますので、皆さん方におかれましてはこちらもぜひご参加いただければと願うものでございます。
 ところで、本市のふるさと納税の平成29年度の寄附金額は、おかげさまで3月13日現在で平成28年度の総額と比較し約2割増しとなる約2万9,000件、金額にして約17億4,000万円余となっているところであります。
 総務省が過度な返礼品競争を控えるよう自治体に要請したにもかかわらず、返礼割合の水準をもとに戻したり電化製品を継続させたりする自治体や本格的にふるさと納税に参入する自治体が増加する厳しい情勢のもとで、担当職員の頑張りもあり、全国の皆さん方からたくさんのご厚志を頂戴したものでございます。
 制度自体の長期的な先行きは見通せない面はございますが、今後ともより多くの皆さんにご寄附をいただけるような仕組みを整備、構築し、地域の活性化、町の振興、発展につなげてまいりたいと考えておりますので、議員の皆さん方におかれましてもどうか引き続きご理解とお力添えを賜りますようよろしくお願いを申し上げる次第でございます。
 さて、振り返りますと旧近江八幡市長として3年4カ月、そして旧安土町との合併の後、新しい近江八幡市の市長として8年間、合計11年4カ月にわたり、本当に皆さん方には陰になりひなたになりのご理解とご支援をいただきまして、お約束をさせていただきましたマニフェストも100%近く実現させていただいたこと、改めましてこの場をおかりして厚くお礼申し上げる次第でございます。まことにありがとうございました。
 政治とは結果を出すことであるをモットーに、そして入りをはかりて出るを制するという近江商人発祥の地ならではの株式会社近江八幡の精神で、職員とともに一丸となって多くの行政課題に対して積極果敢に取り組んでまいったところでございます。
 今後も市政を停滞させることなく、引き続き継続いたします事業の取り組みはもとより、まちの活力やにぎわいを創出しながら、住んでみたい、住んでよかったと思っていただけるような内発的発展による心豊かな品格のあるまちづくりを進めていく必要があると考えているところでございます。
 私の任期はあと一カ月余りとなりましたが、ご承知のとおり、引き続き市政のかじ取り役を担当させていただきたく、12月定例会で表明をさせていただいたところでございます。残された案件は残された期間中にその完結に向けて最大限の努力をさせていただくのはもちろんのことでございますが、議員の皆さん方におかれましてもそれぞれご事情がおありかとは存じますが、何とぞご賢明なるご判断をいただきたく衷心よりお願い申し上げる次第でございます。
 間もなく桜の開花とともに、一年の中で最も穏やかで過ごしやすい季節となってまいりますが、季節の変わり目でもあり、議員の皆さん方におかれましては、どうか健康にはくれぐれもご自愛をいただきまして、さらなるご活躍を念じ上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきたいと存じます。
 まことにありがとうございました。
○議長(田中好 君) 先ほどの加藤昌宏君からの発言の取り消しについては、後日、速記録を調査の上、適切な処置を講じますので、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好 君) 異議なしと認めます。よって、発言の取り消しについては、適切な処置をさせていただきます。
 それでは、平成30年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る2月19日に開会いたしました本定例会も、議員各位を初め冨士谷市長並びに当局の皆様方のご協力によりまして、本日ここに無事閉会の運びとなりました。
 当局の皆様方におかれましては、本定例会におきまして各議員から出されました意見や要望を十分に尊重されまして、市政の一層の発展に努められますようお願いを申し上げておきたいと存じます。
 市議会といたしましても、引き続き市政の発展と市民生活の充実に向けて一層努力をしてまいる所存でございます。
 季節は変わり目、ようやく春らしい暖かさを感じるようになりました。
 皆様方におかれましては、健康に十分ご留意をいただきますようお願い申しますとともに、今後、近江八幡市のさらなる発展のため、それぞれのお立場からなお一層のご尽力を賜りますようにお願いを申し上げまして閉会のご挨拶といたします。
 ご協力、いろいろとありがとうございました。
 それでは、これをもちまして平成30年第1回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 大変ご苦労さまでございました。
               午後4時11分 閉会
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