録画中継

平成30年第3回(6月)近江八幡市議会臨時会
6月8日(金)   
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
    市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
    議第51号~議第53号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
               午前9時30分 開会
○議長(園田新一 君) 本日招集されました平成30年第3回近江八幡市議会臨時会をただいまから開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 田中 好君
 井狩光男君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(園田新一 君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本臨時会の会期は、本日1日としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 市長報告に入ります。
 地方自治法の規定に基づき、報第3号平成29年度近江八幡市一般会計予算繰越明許費の繰越について、報第4号平成29年度近江八幡市水道事業会計予算の繰越について、報第5号平成29年度近江八幡市下水道事業会計予算の繰越について、以上3件の報告が提出されましたのでご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第51号~議第53号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第51号から議第53号までの3件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人 君) 朗読いたします。
 平成30年第3回(6月)近江八幡市議会臨時会提出議案
市長提出議案
議第51号 平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)
議第52号 近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について
議第53号 近江八幡市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて
 以上であります。
○議長(園田新一 君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 議員各位におかれましては、先月に重ねまして臨時議会を開催いたしましたところ、ご参会賜りましてまことにありがとうございます。
 本日提案する議案でございますけども、まず冒頭、私といたしましては、市民が主役ということで主権者たる市民、そしてその代表たる議会また議員の皆様、またその意思を実行、執行する私ども行政と、それぞれが溝なく一体となって近江八幡市の未来を築くさらなる一歩を進めていきたいと、このように心から願っておるところでございます。
 以上、一言申させていただきまして、本日提出いたします議案につきましてご説明をさせていただきます。
 議第51号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ500万円を追加し、予算総額を356億7,500万円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、総務費におきまして、行政推進事業で市庁舎整備工事検証委員会の設置に伴います物件費等を追加するものでございます。
 これらの財源につきましては、繰入金を充当させていただきます。
 次に、議第52号近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市の庁舎整備について、庁舎整備工事の請負業者の選定における契約手続についての検証、庁舎整備工事請負契約の解除に伴う損害賠償金についての精査、その他市庁舎整備に関する必要な事項について審議及び調査を行うため、近江八幡市庁舎整備工事検証委員会を設置したく、所要の改正を行うものでございます。
 最後に、議第53号近江八幡市固定資産評価員の選任につき同意を求めることにつきましては、平成30年6月1日付人事異動に伴い、地方税法第404条第2項及び近江八幡市税条例第76条の規定に基づき、森村肇税務課長を固定資産評価員に選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 以上、補正予算1件、条例改正1件及び近江八幡市固定資産評価員の選任同意につきましてご審議いただきご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程しました議第51号から議第53号までの3件について質疑のある方は後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前9時38分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前9時46分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(園田新一 君) それでは、日程5、質疑に入ります。
 4名から発言通告がありますので、順次これを許します。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 皆さんおはようございます。日本共産党の井上佐由利です。
 議第51号及び議第52号について質疑を行いたいと思います。
 まず最初に、議第51号の今回一般会計補正予算500万円の補正がつけられましたけれども、この補正内容についてお聞きしたいと思います。
 続きまして、議第52号です。近江八幡市附属機関設置条例の一部改正についてということで、第三者委員会の設置ということで事前には全員協議会で説明をいただいたところです。
 今般、市長としての初仕事が庁舎建設の契約解除でありました。市庁舎建設ストップは圧倒的な市民の声だったというふうに考えております。そして、庁舎建設の契約解除という市長の公約、つまり市民との約束を前に進める市長の決断に私は賛意を示したいと思います。
 その契約解除に伴う損害賠償額が発生するために、その損害賠償額の合理性と客観性を担保して公平公正に判断しようとして、いわゆる第三者委員会を設置される提案になっております。
 そこで幾つかお聞きはしたいと思うんですけれども、まず市民には今回の第三者委員会につきましてはクリアにしなければならないというふうに思っています。市民の大事な税金を賠償金に充てるわけですから当然です。
 議会が、市長選挙の後、議決するという視点で判断をしていれば賠償金が発生しなかったと考える市民は多いと思います。その意味では、きょうの第三者委員会の設置、議会がどう判断するか問われておりますし、この整理ができなければ次に進めないというふうに考えています。
 そこでお聞きしたいと思います。
 本日の提案です、附属機関設置条例の一部改正で第三者委員会の審議及び調査の内容は3点明記されております。
 第三者委員会設置条例の審議及び調査項目1の庁舎整備工事請負契約に係る契約手続等の検証に関することについては、その下の2つ目の項目の庁舎整備工事請負契約の解除に伴う損害賠償の審査に関することに大きく関連するというふうに考えられます。今後発生する損害賠償の金額、これは違約金ですけれども、算出するためにもどうしても必要であるというふうに考えております。
 ということで、この1と2の3点、今提案されておるんですけれども、この1と2の項目は一体的なものであるのかどうか、まずこの点についてお聞きしたいと思います。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 井上議員のご質問にお答えいたします。
 まず1点目、補正予算額の内容についてでございます。
 市庁舎整備工事検証委員会設置に伴う経費500万円の内容といたしましては、同検証委員会の委員報酬に28万円、委員会運営等の事務局人件費200万7,000円、同委員会の所掌事項の審査、調査業務の報償として156万1,000円、委員等の旅費に92万3,000円、消耗品印刷製本などの物件費に22万9,000円、以上、総額500万円としているところでございます。
 第2問目のご質問についてお答えをいたします。
 条例案の項目1、庁舎整備工事等請負契約に係る契約手続等の検証に関すること及び2の庁舎整備工事請負契約の解除に伴う損害賠償の審査に関することのこの2点が一体的なものであるかどうかというご質問でございますけれども、これは議員ご理解いただいていますとおり一体的なものであると認識をしております。
○議長(園田新一 君) 質疑はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 条例案に3点、審議及び調査に関するということで第三者委員会の仕事を3つ書かれているんですが、1と2については一体的だというご答弁です。
 それで、この間の庁舎建設議決までなんですけれども、これは本当に非常に速いスピードで進められてきたと思います。当初の計画よりちょっと前倒しで進められてきた感がありました。
 それで、この流れから見て、契約におきまして無理は生じなかったのかというところが市民の心配事だったと思います。ですから、この市民の心配を晴らすために、私は庁舎整備工事契約手続の検証がしっかり行われて、そして法律及び諸規定にのっとって請負契約がされているのなら問題もないというふうに思っています。
 しかし、もし何かあれば、それはそれで大問題ともなりますし、問題がある場合もない場合も、私はそこをきちっと今回の検証委員会の中で検証されるべきだというふうに思っています。
 それで、その後の解除に伴う賠償金額の算出根拠や妥当性に検証をしっかりしておかなければならないと思うのは、その算出根拠や妥当性に影響を与えるものであるからだというふうにも考えております。
 それで、今回の第三者委員会に委ねる意味、そして市長がこれを出された思い、そこをきょう市民の皆さんにもきっちり丁寧にわかるようにご説明をいただきたいと、このように思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 井上議員の質問にお答えしたいと思います。
 まず、第三者委員会の役割としてまず一番大前提としてなりますのは、やっぱり事実関係というのをきっちりと把握をする。経緯ですね、これをきっちりと把握をするというのがまず大前提になってくると思います。
 そういう中で、今回非常に大きな額の賠償金額が発生する可能性が非常に高いわけでありますけれども、議員ご指摘のように、これは市民の税金また市の会計から支払われるものになりますので、ご指摘のように、議会の承認の要る項目であることは議員の皆さん方も重々ご承知いただいていることだと思います。
 そういう意味でも、全市民に対して公正公平に一点の曇るところなくこの経緯並びに額の交渉についてやはり我々は明らかにし、そして説明する義務があるというように考えております。
 そういう意味で、やはり行政当局、おのれがやれという考え方もないわけではないんですけれども、襟を正し、そして自分たちが必ずしも100%正しいことを言っているわけではないですし、また相手方の言うことも、今言われていますようにしんしゃく、そんたくなく捉え、市民の皆様にきちっと説明責任を果たすために、やはり第三者の目を通してしっかりと検証していくということが必要欠くべからざることだというように考えております。
 そういう意味で、今回500万円という額を提示させていただきましたけれども、説明責任をしっかり果たすためには必要なものと私どもは考えているところでございますし、また第三者委員会の目で市民の方が納得いけるような形で額その他のものをお示しできるんではないかというように考えております。
○議長(園田新一 君) 質疑はありますか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) この後委員会もありますので、第三者委員会に関しての細かなことは委員会でお聞きをしていきたいなというふうに思います。
 今回の庁舎の入札でいえば1社で落札率99.7%ということにかかわって、疑惑やそういう談合の類いという話も聞かれたりしましたけれども、今回設置の第三者委員会はそのような任務ではないというふうに私は判断しているわけですけれども、市としてはどのように考えておられるのか、もう一度お答えください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 本委員会につきましては、あくまで契約そのものの賠償金並びに契約の検証でございますので、疑惑や談合を審査することが主な目的ではございません。議員ご指摘のとおりでございます。
○議長(園田新一 君) 質疑はありますか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利 君) 大枠全部聞かせていただけたので、これで質疑は終わらせてもらいたいと思います。
 私は選挙の結果から見て、第三者委員会の設置は、今の答弁にもありましたように、本当にこれをしっかり検証して次のステップに向かう上で大きな仕事になるように思っています。
 ですから、今後前に進めるためには何ら私はこれは否定されるべきでないという条例であるというふうに、今の答弁を聞いて確信して、確認をいたしましたのでこれで質疑を終わりたいと思います。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 以上で井上佐由利君の質疑を終わります。
 次に、小西励君の発言を許します。
 小西励君。
◆9番(小西励 君) 創政会の小西励でございます。創政会を代表いたしまして、議第51号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)、それと議第52号近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について、質疑を行います。よろしくお願いをいたします。
 まず、補正予算について伺いたいと思います。
 先ほどもございましたが、今回500万円を補正として提案をされています。どこにどのように使われているかという部分では大枠ではお話しになりましたが、当初の設置についての説明会の資料の中、この中に6項目ほど予算関係についてということでご説明をいただいております。
 委員会の委員の報酬とかという金額をお示しいただきましたが、その中に会場使用料等とかということも含まれていたように思うわけでございますが、その予算は先ほどおっしゃっておりません。500万円の中に詳細に本当に入っているのかどうか、詳しくお示しをいただきたいと思います。
 再度、これは全部詳細に、何名で、事務局が何名でとか、委員が何名でと、そういうことを詳細にお示しをいただきたいと思います。
 次に、条例の一部改正については、改正理由の説明にありますけども、近江八幡市庁舎整備工事に係る整備内容、発注から契約に至る手続及び平成30年4月25日付で解約をされました同工事請負契約に伴う損害賠償について市民への説明責任を果たすため、学識経験者等により審議及び調査する附属機関ということでございまして、近江八幡市庁舎整備工事検証委員会、これを設置されるということでございますが、第三者委員会設置の根拠について伺いたいと思います。
 さらには、委員の定数、先ほども予算でありましたけれども、委員の構成、事務局体制についてもどのような計画なのか、詳細に詳しくお示しをいただきたいと思います。
 まず、初問とさせていただきますのでよろしくお願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 小西議員のご質問にお答えいたします。
 最初にありました予算の詳細につきましては、後ほど当局から回答させていただきたいと思います。
 2点目にいただきました第三者委員会の設置根拠についてでございますけれども、地方自治法第138条の4第3項の規定におきまして、「法律又は条例の定めるところにより、執行機関の附属機関として」、「審査、諮問又は調査のための機関を置くことができる」とされております。
 附属機関とは、執行機関の行政執行のためまたは行政執行に伴い特定の事項について審査、審議を行ったり調査を行ったりすることを職務とする機関であります。
 今回の市庁舎整備工事検証委員会につきましては、同法の規定に基づき、庁舎整備工事の請負業者の選定における契約手続等についての検証、庁舎整備工事請負契約の解除に伴う損害賠償金の審査に関すること、その他市庁舎整備に関する必要と認める事項について審議及び調査を行い、市民への説明責任を果たすために設置するものでございます。
 3点目に、この委員会の構成等でございますけれども、委員は4名以内とし、法律について専門知識を有する者として弁護士、建築工事について専門を有する者として建築士または建築積算士、その他市長が認める者として公益代表、学識経験者を予定しており、ご可決いただきましたら委員の選定に入りたいと考えております。
 次に、事務局の体制でございますけれども、執行機関としての市長の附属機関としていること及び同委員会の所掌事項から市組織の状況や業務内容を踏まえ、市長直轄とし、委員会の運営等の事務局の職員と委員会の庶務を秘書広報課で処理するものとしております。事務員として、専属として1名を嘱託として雇用する計画としております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 益田総務部長。
             〔総務部長 益田卓弥君 登壇〕
◎総務部長(益田卓弥 君) 小西議員お尋ねの附属機関設置に伴います補正予算の詳細につきましてご説明を申し上げます。
 まず、当委員会の委員報酬でございます。
 委員構成については4名以内としておりますので、附属機関の設置の条例の一部改正に伴いまして、非常勤特別職の報酬につきましても提案しております。それが一応日額1万4,000円ということにしておりますので、1万4,000円の4名で一応年度内、最大5回を予定しておるところでございます。それが28万円。
 それから、同委員会の事務局職員の人件費ということで200万7,000円。内訳につきましては、事務局職員の賃金10カ月分で172万7,000円、それからいわゆる社会保険料28万円を予定しております。
 それから、同委員会の所掌事項の審査、調査業務の報償、いわゆる謝礼でございます。
 これにつきましては、合計156万1,000円を予定しております。これにつきましては、常時相談なりコンサルティング代、それから第三者委員会の中で調査をする必要となる事項が出てくる可能性もございますんで、そのための費用でございます。
 それから、委員などの旅費でございます。
 まず、検証委員会の方の旅費ということで一応4名5回分ということで最大78万5,000円を計上しております。
 それから、職員の旅費、普通旅費といっておりますが、これが13万8,000円を予定しております。
 それから、需用費、物件費の関係でございますが、一般消耗品が5万円。
 それから、第三者委員会の会議費用といたしまして食料費が2万9,000円。これにつきましては昼食並びにいわゆるお茶代でございます。
 それから、必要な資料並びに最終の結果なりの印刷が必要となってまいりますので、印刷製本費を10万円予定しております。
 それから、会場使用料でございますが、基本的には庁舎内での会議を予定しておりますが、状況によりましては文化会館等の会場の借り入れも必要となる可能性もございますので、会場使用料として5万円を予定しております。
 予算限度額ということで合計500万円を今回補正予算として計上させていただいたというものでございますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 質疑はありませんか。
 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。
 まず、予算議案関係について再問をさせていただきたいと思います。
 予定される委員は4名以内ということでございました。主に弁護士、建築積算士、そしてその他市長が必要と認める者ということでございます。
 市長が当選をされてご挨拶の中でもございましたが、クリーン、オープン、公平で市政を運営すると言われておりました。そのような人選を当然認識して選んでいただけることだと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) まさにそこは生命線でございまして、議員がおっしゃっているとおり、クリーン、オープン、公正の選任をしてまいりたいと思います。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございます。
 次に、検証委員会の事務局体制について伺いたいと思います。
 今回、総務部の管財契約課は入札にかかわっております。総合政策部市庁舎整備推進室並びに都市整備部の建築課等の部署についても計画にかかわっております。このような中、市長選挙で1社入札、99.7%落札というのが疑惑とされて選挙戦を戦われてかち取られたということでございますが、当然信頼されていない各部局に事務局を持っていくということはできないのかなと私も思うわけでありますが、市長直轄というふうにおっしゃいました。事務局職員を雇われるということでございます。1名で合計で200万円ぐらいということでございます。
 市役所の事情に精通した元職員などを選ばれるのかどうか、そういうところについてお伺いをいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 委員ご指摘でございますが、私ども各部門を信頼していないわけでは決してありませんのでございますけれども、やはりお役所ということでそれぞれ職分を持って当たってきたということがありまして、一つの箇所に事務局を設けるということは議員ご指摘のとおりなかなか難しい面が存在しております。
 そういうことで、市長直属ということで事務局を設けることとさせていただいたわけでありますけれども、やはりその中でも市役所の事情であるとか契約の仕方、物の事務等にやはり精通している必要があるということで、まさにご指摘のとおり、市役所の事情に精通した方に来ていただくというのが理想であるというように考えておりますし、そのための努力を払いたいと思っております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 精通をした元職員ということでございます。客観性、公正性の確保について、市民の方々に、これは逆に疑念を招かないように適切に判断をいただきたいと思うわけでありますが、再度いかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 今議員がおっしゃっていただいたという意味におきましても、第三者委員会での検証ということはさらにその上にかぶってくるわけでございまして、万全を期して公正な判断をさせていただきたいと思っております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 事務局体制の中で、事務局における事務量というのはどの程度予測をされておられるのか、お教えいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 現時点で正確な事務量を申し上げるということはちょっと検証の進展を待たないとわからないところはございますけれども、今のところやはり予算も厳しゅうございますので、専属の職員は1名でと、必要があれば回りの秘書課等の人員を補充員として、補助員として充て、賄っていけるところまで賄っていこうと考えておる所存でございます。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 事務量がはかり知れないということでございますけれども、答申までの期間についてはどの程度になると見込んでいらっしゃるのか、お答えをいただけますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) いたずらに長引くべきではないと考えておりまして、私どもとしては半年程度を考えておりますけれども、最大限でも本年度内に結論というのを出し、さらには並行になるかもしれませんけども、できる限り早く次のステップに進めてまいりたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 今のお話ですと半年から1年以内ということでございますね。そこの部分で事務局の事務量もはかり知れない部分があって、事務局長というか、職員を非常勤で1人雇うと、あと秘書広報課、秘書課で職員を補充していくということでおっしゃっているわけでございますけれども、半年から1年の事務量で事務局の職員はどれぐらいになるのか。ここは想定をされているべきだと思いますがいかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 実際の積算業務、その他、弁護士業務、専門的な分野につきましては、予算の中で見てますように、いわゆる業務費として一部見ておりますので、事務局職員の補助量としては約1名程度の補助で足りるのではないかと考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 次に、検証委員会の運営について伺いたいと思います。
 運営の考え方についてお示しをいただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 運営につきましては、事務局内で一定の事務等手続に対して答申案をまとめ、それぞれ事務局で、第三者委員会でご審議いただき、それぞれ修正点、また次に行うべきこと等をやりながらこの第三者委員会の中で諮ってまいりたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 第三者委員会の中でというふうにおっしゃいます。審議、調査をされる第三者委員会であります。先ほども申しましたが、オープン、クリーン、公平ということでありますので、会議も公開の場で行われるというふうに認識してよろしいでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 会議につきましては、公開の場で行うことを基本といたしております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 全員協議会で設置についての説明を市長みずからいただきましたが、この中の条例設置の目的、この中に、その他市庁舎整備等に関し必要と認める事項についてという文言についてであります。
 契約の解除をされた事項についても含まれていると解釈してよろしいでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 当然のことながら、契約の経緯という中で解除というものも含まれてくるというように考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 再度、もう一回お伺いをいたしますが、その経緯の中で解除についての事項もお調べになるということで、認識でよろしいですか。
○議長(園田新一 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 当然、解除も一つの事実でございますので、それに至る経緯、内容については報告の中に入るものと考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 今回の出されてから、私、日本弁護士連合会のガイドラインとか市の情報公開請求というのを行いまして、今までの契約書を全部取り寄せさせていただきました。
 一応この中で、勉強を会派の中でさせていただきました中ででありますけれども、第三者委員会の審議及び調査をされて損害賠償額の妥当性が出されたということになって、おいて、建設工事の請負契約に関する紛争については仲裁合意書というのがございまして、滋賀県の建設工事紛争審査会というのが仲裁に付されると。その中の仲裁判断に服するというのが合意書で締結をされています。
 仲裁合意で額が決定すれば、その額に従わなければいけなくなると認識をするわけですが、その件について見解をお伺いいたしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 小西議員の質問にお答えいたします。
 基本的に、損害賠償の最終的な額につきましては、契約書にご指摘のとおり仲裁合意書が書かれておりますので、滋賀県建設工事紛争審査会における仲裁が裁判上の確定判決と同一の効力を有するものでありまして、これに対して不服を争うことは裁判所ではできないということになっておりますけれども、この仲裁におきまして第三者委員会におけるここの妥当性、そして納得性等の検証というのは大きく有力な証拠また交渉の材料、また判断の材料とされるというように考えております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 当然、推測をされる部分については私どもも勉強会をしましたけれども、奥村組様がまだ損害賠償金を設定しておりませんので、してきてから、これがおっしゃっている10億円以内でおさまるのか、20億円になるのか30億円になるのかわからない状況の中で、つくられる当設置委員会が10億円以内妥当だともし言われたとしても、県の仲裁がこれは20億円と言われた場合は20億円を払わなければならないわけですよね。そこは認識はいかがですか。
○議長(園田新一 君) 小西市長。
◎市長(小西理 君) 今議員の指摘の点でございますけれども、あくまでこれは国土交通省所管課の公平な委員会としてこの仲裁条項のあります仲裁委員会がございますので、この点については我々は信頼をしておるところでございます。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) 信頼をされてそういう仲裁合意書が結ばれているわけですけれども、差額が大きく開いた場合、これは議会としても承認事項になるのかならないのか、そこで仲裁合意が結ばれた段階でも議会の議決は必要なく執行されるのかどうか、そこの点についてお伺いさせていただきます。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 現在の私の理解では、議会の承認は必要だと理解しております。
○議長(園田新一 君) 小西励君。
◆9番(小西励 君) ありがとうございました。
 また、委員会もございますので、深く審査をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で小西励君の質疑を終わります。
 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
 市長から発言を求められております。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 済いません。今、私の発言を訂正させていただきます。ちょっと当局から指摘がありまして、仲裁で決まった場合は議会の議決は要らないということで、私の認識が誤っておりましたので訂正させていただきます。
○議長(園田新一 君) じゃ、池上知世君、お願いします。
◆18番(池上知世 君) おはようございます。公明党の池上知世でございます。
 議長のお許しをいただきましたので、議第51号一般会計補正予算と議第52号の附属機関設置条例の一部改正について質疑をさせていただきます。重複する部分もありますがよろしくお願いいたします。
 さきの臨時議会でも緊急質問をさせていただきましたが、このたびこの臨時議会におきまして新庁舎解除におきましての500万円の予算と設置条例の一部改正が提出されました。
 説明では、庁舎解除による契約破棄について、第三者委員会で違約金について市に提出された金額について検討いただく費用であるということですが、この庁舎解除に当たって奥村組様と話し合いをされましたでしょうか。
 奥村組様ともう一度話し合いをされて継続いただくということはどのようにお考えでしょうか。
 初問といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 池上議員のご質問にお答えいたします。
 契約解除に当たって奥村組と話し合いをされたのかという質問でございますから、これまでご説明していますように、平成30年4月25日付で工事請負契約第45条の規定に基づき、公文書でもって解除の通知をしたものでございます。その後におきましては、建設機械の撤去、安全対策の措置、工事用地などの修復などにつきまして協議を進めているところでございます。
 さらに、ご質問の奥村組様ともう一度話し合いされ、継続いただくことはどうかということでございますけれども、契約解除の通知をさせていただき、現状、現場の整理と損害賠償額の確定に向けてという状況でございますので、再度継続という状況にはございません。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質疑はありませんか。
 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 奥村組様からの金額の提示はありましたでしょうか、お伺いいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) いまだいただいておりません。
○議長(園田新一 君) 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 先ほども皆さん言われていますのであれですけれども、この第三者委員会とはどのようなことをされるのかということについては要りませんけれども、そのスケジュールについて教えていただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) スケジュールにつきましては、本日ご可決いただきましたならば、速やかに委員の選定に入りまして、おおよそ理想的には半年以内、遅くとも本年度以内に結論を出したいというように考えております。
○議長(園田新一 君) 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 第三者委員会以外の方法で損害賠償金を決める方法にはどのような方法があるのか、教えてください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) お答えいたします。
 損害賠償の内容及び額等につきましては、契約当事者である近江八幡市と株式会社奥村組滋賀営業所によるものであります。
 第三者委員会はあくまでその内容、額が妥当なものなのかどうか、納得性があるものなのか、市民への説明責任を果たすために審査いただくものでございます。
 万が一協議が調わない場合は、先ほど小西議員の質問にありましたように、仲裁合意書に基づきまして滋賀県建設工事紛争審査会の仲裁ということになるところであります。
○議長(園田新一 君) 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 私には金額の見当がつきませんが、第三者委員会において適切な金額が決められたとしましても、議会としてどれだけであれば承認、どれだけであればだめということも議決をすると思っておりましたけれども、先ほどお聞きしましたら最終的には議会の議決は要らないということでございます。
 民意だから解除したと言われますが、私は契約解除、第三者委員会の設置、賠償、損害賠償額の納得については、市民のためとなる事業費やプランを含めた庁舎整備の基本的な考え方を正確に市民に明確に示すことであると考えます。
 これまでの選挙戦、当選の会見や就任後も通じた市庁舎整備の主張は現庁舎の耐震工事約5億円、新庁舎建設費約32億円、そして損害賠償額約10億円の計50億円までで圧縮したコンパクトな新庁舎をつくるとされていました。
 その考え方は、市長就任後においていろいろな方のご意見も聞かれたと思いますが、市長が民意として考えてこられた実現について変わりはございませんでしょうか、お考えをお聞かせください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 議員の最初のご説明でございますけれども、あくまで市当局と奥村組様の間で協議が調わないときは仲裁裁判所という、仲裁合意書ということになりますので、協議が調った場合につきましては議会のご承認を得て決定するということになりますのでよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 ご質問の後段でございますけれども、私どもの考え方というのは、基本的にシンプルでコンパクトな庁舎をと、予算的な目安を持ってということを申し上げておりまして、その一つの目安として50億円という数字を上げさせていただいたわけでございますけども、今議員からそれぞれ5億円、32億円、10億円という数字を申していただきましたけども、これの内訳については今後いろんな精査、そのほかの中で決まっていく話でございまして、このことを一つの目安としてお示ししたわけでございまして、これで、これ以内でとか、これを超えたらとかということを考えておるわけではないということをご理解いただければと思います。
○議長(園田新一 君) 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 第三者委員会と奥村組様との間で協議が調った場合は議会の議決が要るということですけれども、そのとき本当に金額をお聞きしたときに、果たしてそれは10億円であればオーケーです、20億円であれば何ですというのを本当に議員としては難しい判断であると思っております。
 今言われました内訳についてですけれども、そのことを数字で説明をしていただきたいと考えております。私たち議員は解除したことによる納得のできる説明を受けておりません。民意だから解除したという説明は受けました。多額の違約金を払ってでも小さな庁舎を建設したほうが市民のためになるということを先に示していただきたいと考えます。
 市が現実に負担する金額とそれで建設できる機能、これからのランニングコスト、耐震費用、周辺に分散している施設の老朽化の対策、省エネしようとしてもできない現実の機能、また庁舎建設後の現庁舎の解体費用、そうしたことも含め、幾ら幾らになるので解除したほうが市民のためになりますと、そのことを示していただきたいと考えます。
 そのことが理解できれば、解除に向けての違約金を払っても500万円の予算も違約金も納得できると考えます。
 以前にも、近江八幡市におきまして総合医療センターも違約金を払って解約、解除した経緯がございます。このとき私は、PFIで病院を建設することに賛成いたしました。そして、契約解除したときも賛成をいたしました。それは病院建設をしたことが悪かったわけではなく、患者さんの人数や収益に関係なく契約したPFIに支払う金額は毎年決められた金額を支払わなければいけない状況でした。そのときは全部データを示していただき、これだけの内容で続けていくとこのようになり、独自で運営していくとこのようになるということの数字をデータを示していただき、何度も議員への説明もいただきました。議員全員が決議にも賛成し承認いたしました。
 そのとき建設いただきました総合医療センターは、近江八幡市の誇るべき病院として、現在黒字経営として市民の命だけでなく近隣市町の多くの人の命を救ってくれています。私はあのとき、PFIで建設したことも間違いではなかったと思っております。そうでなければあのようなすばらしい市民の命を守る救急医療の総合病院は建設ができていなかったと思っております。国も、このPFIでの病院事業を推進しておりました。しかし、病院経営にPFI事業は合わないということで、国でも理解され、解除に対して国も安い金利で貸していただくことができ、返済ができております。そのときもしっかり説明いただきましたので賛成をいただきました。
 私は、反対のための反対をするつもりはありません。市民にとりまして一番よい方針と、解除するに当たっての違約金の金額だけではなく、今後の数字をお示しいただき、説明していただきたいことを要望し、質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 今のは要望ですか。
◆18番(池上知世 君) はい。
○議長(園田新一 君) 質問、質疑です。質疑をしてください。
◆18番(池上知世 君) 今、数字を示していただけますでしょうか。
○議長(園田新一 君) 示していただけたら。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 議員の質問にちょっと明確に、十分ご要請に応えられるかどうかわかりませんけども、現在の庁舎整備計画において、基本的に庁舎というのは市の単費で整備されるものでございます。今回、合併推進債による交付税措置というのはございますけれども、その分を差し引いても単費として今回の契約というのは66億円ないし67億円という額の市の単費が出ていくわけであります。
 そういう意味で、全てを50億円以内におさめるということは市の財政としては負担は軽減されるという額だという理解をしております。
 それと、やはり大きな建物というのは維持費がかかるということで、これは社会的、この間も申しましたけれども建設費の5%が毎年かかっていくというのが現状でございまして、大きなものを建てればそれだけ毎年の維持費というのはかかっていくという理解でございますので、後々の市民の負担というのを減らすためにもできるだけシンプルなものが機能を十分果たせればよいかと考えているところでございます。
○議長(園田新一 君) 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) 大きな庁舎には維持費がかかるということですけれども、今の新しい庁舎を建てた場合、今の庁舎は終わりですけれども、そうじゃなくて新しい今市長が言われている庁舎を建設した場合、本当に回りにある、周辺の老朽化やそういう対策も全部出てくるわけですので、そういうのをひっくるめた中での金額の提示が必要であると思っておりますのでお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 回答いただけますか。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 議員の質問に関しましては、公共施設等総合管理計画がございますので、無駄な施設はできるだけ廃止し、シンプルにし、当市の行財政をしっかりとマネージをしてまいりたいと考えております。
○議長(園田新一 君) 池上知世君。
◆18番(池上知世 君) ありがとうございました。終わります。
○議長(園田新一 君) 以上で池上知世君の質疑を終わります。
 次に、辻正隆君の発言を許します。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 政翔会の辻正隆でございます。今臨時会に上程されました議第51号及び議第52号について質疑をさせていただきます。
 本日も、関西ローカルの民報のテレビの方、また議場にはたくさんの方々が関心を持って傍聴に訪れ、お越しをいただいております。しっかりとこの議案について質疑をさせていただきたい、そんな思いでございます。
 まず、議第51号について、さきに開催されました全員協議会にて市長から提案をいただき、説明をいただいたところでもございます。行政推進事業で市庁舎整備工事検証委員会の設置に伴う物件費等の追加をするということで補正予算が組まれております。
 また、議第52号の近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定についての質疑でありますが、本議案の提案理由として、市庁舎整備工事の請負業者の設定における契約手続においての検証、庁舎整備工事請負契約の解除に伴う損害賠償金についての精査、その他市庁舎に関する必要な事項について審議及び調査を行うため、近江八幡市庁舎整備工事検証委員会を設置するとのことであります。
 次の内容について3点質問をさせていただきます。
 審議及び調査内容について、提案理由について、契約手続等の検証に関する事項が記載されておりますが、検証に関する具体的な取り組み及び内容についてお伺いをいたします。
 2番目に、損害賠償の審査に関することについてでありますが、審査の進め方や内容についてお伺いをいたします。
 3番目に、事務局の配置についてということで検証委員会を設置するということでございます。どのような体制でどのように運営されるのか、お伺いをいたします。
 この質疑に関しましては、さきの議員と質問のかぶるところがございます。特に、予算については丁寧にご説明もいただいておりますので了とさせていただきます。
 ほかの分につきまして新たな部分がございましたらご回答いただけたらというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 辻議員のご質問にお答えをいたしたいと思います。
 予算以外の件に関しまして、整理の意味も兼ねまして再度申し述べたいというように思っております。
 契約手続等の検証に関することの具体的な内容でございますけれども、これは基本的に解除しました工事契約の損害賠償についてその内容、額が妥当なものなのか、納得性があるものなのか、審査いただくことになります。
 その前提として、第三者委員会の委員に対して工事の整備内容、発注から解約に至る手続、工事着手から契約解除までの確認、検証をいただくと、こういう具体的な内容といえばこういう内容であります。
 次に、損害賠償の審査の進め方についての内容でございますけれども、損害賠償は契約当事者である近江八幡市と株式会社奥村組滋賀営業所において協議、交渉するということであります。
 ここで提示される、また双方が協議、交渉する内容や額について、我々近江八幡市当局として妥当なものなのか、納得がいくものなのか、我々の目以外の第三者の目として審査いただくものであります。
 具体的な進め方につきましては、先ほど私から若干一例のような形で挙げさせていただきましたけれども、専門家である委員の中で再度そのどういう手続が妥当なのか、何をすれば客観性、また妥当性が得られるのかということも諮りながら、進めてまいりたいと思っております。
 次に、事務局の体制についてでございますけれども、執行機関である市長の附属機関としております。そういう中で、市長直轄といたしまして当該委員会の運営また準備のために嘱託の職員を1名雇用する予定にしております。
 その他附属する業務、庶務業務等ございますので、この分につきましては秘書広報課で処理することとしております。
 なお、委員会の運営につきましては、市庁舎整備工事検証委員会規則を定めまして、委員会に委員長と副委員長を置くこととし、委員の互選により定めるものとすることを考えております。委員長が会務を総理し、委員会を代表するものということを考えております。委員会の会議は委員長が招集し、その議長となるものとし、会議は半数以上の出席で開くことができるということとしたいと考えております。
 また、公開性ということからいいますと、委員長が必要と認めるときは委員会以外の、委員以外のものの出席を求め、説明また意見を聞けるものということとし、その他運営に関する事項につきましては委員長が委員会に諮って決めていくという方式で運営したいと考えております。また、委員会の議事につきましては、公開を原則とさせていただきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 回答漏れはありませんか。
 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 丁寧なご説明ありがとうございます。
 まず、お聞きしたい点がございます。
 本条例の一部を改正する主たる目的として、1つ目に、近江八幡市庁舎整備工事契約に係る契約手続等の検証に関することを上げられておられます。2つ目に、近江八幡市庁舎整備工事請負契約の解除に伴う損害賠償の審査に関することということで上げておられると思います。
 私は、この項目の中で2番目が一番大事であろうかなというふうに思います。本来、1番目に上げておられる検証の部分ですね、契約に対する、この部分については2番目に含まれることであるというふうに私は認識するわけでありますが、あえて1項目、1つ目に上げておられる意図といいますか、理由等がございましたらよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) まず、順番でございますけれども、この賠償額を議論する、また検証していく前提としまして、さまざまな契約における経緯、時系列、その他の内容についてまず事実を把握するということが前提になりますので、こういう順番に置かせていただいているということでございます。
○議長(園田新一 君) 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 2番の項目の作業内容の一部であるというふうに正直理解をしております。そういったことから、検証という言葉の意味を少し調べてみますと、事実を確かめるでありますとか仮定や説を本当であるかどうか確かめると、そのときの時々の解釈によって状況によって変わってくるかというふうに思うんですが、市長選等で今日まで小西市長が主張された部分と、また報道機関等で言われておるような状況の庁舎整備工事契約にかかわる契約手続に対して何かいぶかるというんですか、そういう思いをお持ちであるのかどうなのかということをちょっとお尋ねをさせていただきます。
 先ほどの議員のときにもちょっと回答があったかとは思うんですが、改めてよろしくお願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 行政当局としては、そういう意味では白紙、白でございます。この検証の中で何が出てくるか、それはまた別の問題といたしまして、我々としては事実関係をきっちりと検証していくということを考えております。
○議長(園田新一 君) 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 議案の説明をいただきました全員協議会のときに、私は市長さんに契約解除の妥当性についても検証されたらどうですか、いわゆる妥当性の確認という行為になるわけなんですが、先ほど答弁の中で、さっきの議員の方々の答弁の中で、契約解除に対する検証もするというふうにおっしゃったと思うんですが、もう一度その部分の確認をさせていただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 議員の質問でございますけれども、述べさせていただきましたように、当然経緯の中として契約の締結、それ以前のいわゆる基本計画からいう大きな流れの中で解除というのも一つの行為でございますので、そういう意味で経緯としての検証という意味は必要だと、含まれるものと考えております。
○議長(園田新一 君) 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 全員協議会では、たしかなじまないというような回答いただいたかなというふうに記憶しておるんですが、近江八幡市の庁舎整備工事契約に係る契約手続等の検証結果、またその検証の結果に基づいて算出されるであろう、審査されるであろう違約金の金額が決定した際には、この反面教師的にこの部分がなくとも契約解除の妥当性の確認ができるんではないのかなというふうに思っておりますが、それについてはどのようにお考えですか。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 契約解除そのものが妥当な行為であったのかどうかということについては、これは一つの政治的判断として認識しているものでありまして、全員協議会で申し上げましたとおり、検証になじまないという意味という意味は、そこで政治的判断すべき委員会ではないということでありますけども、それに至る経緯であるとか法的な裏づけであるとか、そういうものにつきましては当然検証の対象になる、またタイミングにつきましても検証の対象にはなると考えています。
○議長(園田新一 君) 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) さきの議員の答弁で違約金はまだ奥村組さんから請求がないということであるんですけども、かれこれ2カ月近くなる中、一方的な中で契約解除をした側として、奥村さんに対して今後どういうアクションを起こしていかれるのか、確認をさせていただきます。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) きょうここで第三者委員会というものをご可決いただけるということになりますれば、その中で奥村組様のいろいろな申し出等について我々で確認できる体制というのが整ってまいりますので、我々からもそういう動きを働きかけていくということになってくると考えております。
○議長(園田新一 君) 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 違約金の算出に関しては、市長も得べかりし利益というような言葉を使って説明をいただいていたかというふうに思います。いわゆる逸失損額と、益というんですか、その部分のことやというふうに思うんですが、この辺の訴訟に関しては消極的損害という部分が随分と争点になるというふうに聞いております。
 第三者委員会をしっかりと設けていただいて、事前のレクチャーをしっかり今日までのことを受けていただいて、来る違約金の提案が、提示がございましたときにはしっかりと対応できるように、一銭でも一円でも安く対応ができるように組織をまとめていただきたいと、このように思います。
 続きまして、先ほどの議員の質問にもございましたですけども、仲裁委員会に、和解が破談になった場合仲裁に行ったら議会としての承認が要らないということでございますんだけども、議会としてそこまで至るまではやはり和解の行動をしっかりととっていただいて、議会にしっかり諮っていただける形をとっていただきたい、このように思うわけなんですが、それについてはどのようにお考えですか。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理 君) 第三者委員会そのものも公開で行いますし、交渉の過程につきましてはそれぞれの過程、議会で説明をさせていただきながら進めてまいりたいと思っております。
○議長(園田新一 君) 質疑はありますか。
 辻正隆君。
◆5番(辻正隆 君) 一歩一歩前に進んでいくのには、どうしても部分というのは乗り越えていかんならん近江八幡市の大きな課題であろうかなというふうに私は考えております。
 随分と今日まで建設に関して契約等から当局も説明責任を果たしていただいたのも事実でありますし、議会としてもそれを承認してきたのも事実でございます。ただ、この場に至っては、やはり産みの苦労をどこかでやっていかなくては、この近江八幡市の難局は乗り切れないと、私はこのように考えております。しっかりと職員の皆さん方は勇気と責任と誇りを持って事の次第に当たっていただきとうございますし、議会としましてもしっかりと、私ども責任会派としましても是々非々で物事に当たらせていただく覚悟でおりますので、いろいろとよろしくお願いをいたします。
 以上、質問等終わらせていただきます。
○議長(園田新一 君) 以上で辻正隆君の質疑を終わります。
 以上で質疑は終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(園田新一 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 議第51号は予算常任委員会に、議第52号は市庁舎整備等特別委員会に、それぞれ審査を付託し、議第53号は会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第51号は予算常任委員会に、議第52号は市庁舎整備等特別委員会に、それぞれ審査を付託することに、議第53号は委員会付託を省略することに決しました。
 後刻、再開後に審査報告が願えますよう、よろしくお願いします。
 なお、予算常任委員会は第3・4委員会室で、市庁舎整備等特別委員会は、予算常任委員会終了後、同じく第3・4委員会室で、それぞれ開議されますのでよろしくお願いします。
 休憩します。
               午前10時53分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後2時32分 再開
○議長(園田新一 君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 委員会審査報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第7、委員会審査報告に入ります。
 各委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本臨時会において、当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告をいたします。
議第51号 平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(園田新一 君) 次に、市庁舎整備等特別委員会の報告を求めます。
 市庁舎整備等特別委員長橋博君。
             〔21番 橋  博君 登壇〕
◆21番(橋博 君) 続きまして、市庁舎整備等特別委員会の審査報告を行います。
 本臨時会において、当委員会に付託されました案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査をした結果、次のとおりに決しましたので報告をいたします。
議第52号 近江八幡市附属機関設置条例
     の一部を改正する条例の制定
     について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程におきましては、早期に賠償額を確定し、いっときも早く新しいまちづくりビジョンを示していただきたいなどの意見もありました。
 以上で庁舎整備等特別委員会の審査報告は終わります。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) ただいまの審査報告に対して、質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 討論のある方は、後刻、休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後2時35分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後2時38分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 まず、議第51号について討論を行います。
 まず、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 公明党の池上知世でございます。
 議第51号に対して不採択の立場で討論させていただきます。
 私たち議員は解除したことによる納得のできる説明を受けておりません。民意であるので解除したということは説明を受けました。しかし、それ以外の中身についてはわかりません。選挙中にも説明をされてきたと言われておりました。市長は全員の方が理解をいただくことは難しいと言われておりましたが、しかし95億円の中身の説明、人の命を守る防災施設もなくなりました。市長が考えておられる新庁舎建設に対する考えをシンプルにとは言われておりますが、市民の皆さんや議員に具体的に説明いただきたいと思っております。
 多額の違約金を払ってでも小さな庁舎を建設したほうが市民のためになるということの説明をしていただきたいと考えます。その上での500万円や違約金だと思っております。
 市がこれから新庁舎建設に向けて負担する金額、その金額で建設できる機能、これからのランニングコスト、ICTを活用するので大きな庁舎は要らないということも含めて、ICT設置の費用、耐震費用、周辺に分散している施設の老朽化の対策、省エネしようとしてもできない現実の機能、また庁舎建設後の現庁舎の解体費用、そうしたことも含め、幾ら幾らになるので解除したことが市民のためになりますと、そのことを示していただきたいと考えます。
 私たち議員は市民の方から聞かれたときに説明をしなければなりません。こうした理由で賛成をしましたと言える説明をいただきたいと思います。
 午前中の質問のときにも申しましたが、以前にも近江八幡市におきまして総合医療センターも違約金を払ってPFIの契約を解除した経緯がございます。このとき私は、PFIで病院を建設することに賛成をいたしました。そして、PFI解除したときも賛成をいたしました。結果だけ見れば矛盾があるわけです。しかし、そのことについても納得をしての結論です。市民の皆さんにもきちんと説明させていただくことができました。私は反対のための反対をするつもりはありません。
 今回の解除と今後の方針について、市民の皆様に納得のいく説明をしていただきたいと思います。その上での500万円であり違約金と思っておりますので、現段階において今回の議第51号については不採択とさせていただきます。議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 議第51号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)について賛成の討論を行います。日本共産党の川崎益弘でございます。
 新庁舎整備工事が中止されたのは民意であり、当然のことであります。このことから、第三者委員会を設置されることは当然のことであります。今回の質疑の中でありましたように、一日も早く前に進めていくことが大事であります。第三者委員会を設置して明らかにされることが必要であります。
 現時点で、市民の代表として、市会議員として私たちができることは市民の皆さんの血税を少しでも無駄に使わないようにすることだと思います。そのような立場から、株式会社奥村組との交渉を前に進めるために第三者委員会の決断は不可欠であり、検証されるべきです。
 市民の前に明らかにされることが大切であり、議会の責任でもあると考えます。
 このことから、委員会の設置のために予算が必要であります。このことを申し上げて賛成の討論といたします。議員皆さんのご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 以上で議第51号についての討論を終わり、これより採決します。
 議第51号について、起立により採決します。
 お諮りします。
 議第51号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第1号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第51号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第52号について討論を行います。
 まず、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 議第52号に反対の立場で討論させていただきます。
 議第51号に反対いたしました同じ理由で議第52号に反対とさせていただきます。
 議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 議第52号近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の討論を行います。日本共産党の川崎益弘でございます。
 庁舎整備工事が契約解除され、工事がとまりました。このこと自体は契約書に基づく行為であり、何らの違法性もありません。そして、このことから施工業者株式会社奥村組から違約金や工事に対する損害賠償が発生し、請求されることが予測されます。これもまた契約書に基づく行為であり当然のことであります。法的に契約がなされているか検証されることは、今後の賠償額にも大きく影響するものです。
 これらのことに対して検証が必要であることから、第三者委員会が設置されることは当然であります。そのことによって市民にもわかりやすく明らかにすることが必要であります。
 新庁舎整備については10年かけ議論をしてきたと言われますが、具体的な設計の内容や金額が明らかにされたのは一昨年のことです。新庁舎建設の具体的な内容が明らかになって、公金支出の差しとめを求める訴訟が起こされましたが、前職はそれを考慮するどころか、反対運動の盛り上がりを恐れてか、かえって新庁舎建設の計画を前倒ししてきました。
 そのため、この計画を何とか再考してもらおうという思いから住民投票条例の制定を求める直接請求署名が行われ、8,000筆を超える署名が寄せられました。しかし、議会で否決されました。続いて、市長選挙が終わってから庁舎建設を決めようの署名が行われ、1万筆を超える賛同がありました。
 このように、市民の多くは庁舎建設の見直しを求めてきました。しかし、この請求も否決され、市長選挙で決着をつけるしかないということで、市長選挙が戦われ、小西市長の圧勝になったということは誰もが認める事実ではないでしょうか。
 これらが民意でなくて何を民意というのでしょうか。もしこの住民投票条例の制定や市長選挙後に新庁舎建設の予算議決をしてほしいという請願を本市議会が議決していれば、このような第三者委員会の設置を求める本条例案を議会で審議する必要がなかったことを議員各位は肝に銘じるべきではないでしょうか。
 きょうも多くの皆さんが傍聴に来られております。注目されています。この議案が否決されることがあったときは、市民の皆さんの民意と議会がかけ離れたことになり、議会の責任が問われることになります。
 以上のことを申し上げて賛成の討論といたします。
○議長(園田新一 君) 以上で議第52号についての討論を終わり、これより採決をします。
 議第52号について、起立により採決します。
 お諮りします。
 議第52号近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定については、市庁舎整備等特別委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第52号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決します。
 それでは、議第53号を採決します。
 お諮りします。
 議第53号近江八幡市固定資産評価員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第53号は原案に同意することに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本臨時会に付議されました案件は全て議了しました。
 ここで市長からご挨拶をいただきます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 本日平成30年第3回市議会臨時会を招集させていただきましたところ、提案させていただきました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、原案どおりご承認、ご可決を賜りましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 また、審議におきまして、議員の皆様方から賜りましたご意見やご提案につきましては、また多くの皆様にまだご納得いただけていない部分もあるやに存じておりますが、これらをしっかりと払拭できるよう私以下全職員が真摯に受けとめまして、今後の事業推進に当たりまして誠心誠意努力してまいりたいと存じます。
 今後とも議員の皆様方の格段のご支援とご尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが閉会のご挨拶とさせていただきます。
 本日はまことにありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 平成30年第3回臨時会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 本日、開会いたしました本臨時会も、議員各位を初め市長並びに当局の皆様方の格別のご協力をいただき、ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。
 アジサイの花が咲き誇る美しい季節を迎えておりますが、例年より一足早く梅雨入りとなり、大雨による災害の発生しやすい時期でもございます。皆様方におかれましては、健康に十分ご留意いただき、さらなる市政発展と市民福祉向上のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
 それでは、これをもちまして平成30年第3回近江八幡市議会臨時会を閉会いたします。
 皆様、大変ご苦労さまでございました。
               午後2時54分 閉会
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