録画中継

平成30年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月10日(火) 個人質問
井上 芳夫 議員
(1)通学路の安全点検について
  ①市内小学校の通学路の安全点検について
(2)防災行政無線について
  ①防災無線、地域通報システム、エリアメールの使い分けについて
◆3番(井上芳夫 君) 創政会の井上芳夫です。議長より発言の許可をいただきましたので、これより質問させていただきます。
 台風7号からの梅雨前線の停滞による豪雨により、日本各地において甚大な被害が発生しました。その災害により命を落とされた方や被害を受けられた方々にご冥福をお祈りするとともに、一日も早く復旧工事が進むことを願っております。
 また、前臨時議会よりいろいろと災害がございました。大阪北部地震、また米原での竜巻というふうにいろんな災害が起こりました。その方々においても一日も早く復旧工事が進むことを願っております。
 暗い話ばっかりなんですけども、例年のとおり安土町においては去る6月3日に、安土文芸の郷一帯においてあづち信長まつりが開催されました。当日は天気にも恵まれ大盛況でした。多くの市民の参加によるすばらしいイベントになり、実行委員の方々やそれに携わった方々の努力のたまものと敬意を表します。
 また、先日姉妹都市であるイタリアのマントヴァより姉妹都市交流担当のディレッタさんがお越しになり、パラッツォ市長よりの親書を小西新市長に届けられたと聞いております。小西市長におかれましても湖と古城の町マントヴァにぜひ行っていただいて、姉妹都市交流を深めていただきたいなというふうに思っております。
 それでは、1つ目の質問に入りたいと思います。
 通学路の安全点検についてお尋ねいたします。
 6月19日の大阪府北部地震で学校のブロック塀が倒れ、その下敷きになって亡くなられた方があり、文部省は自治体に対し、学校のブロック塀の点検を要請されました。また、各市町村では通学路の安全点検をされたと思いますが、近江八幡市ではどのような状況でしたか。通学路内に違法建築物等があればどのようにしていくつもりですか。また、これらを修繕するのに何か補助金等がありますか、質問します。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小林教育部長。
             〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代 君) 井上議員ご質問の通学路の安全点検についてお答えをいたします。
 大阪府北部地震の発生を受け、その緊急性と安全確保の必要性から、市教育委員会より各小・中学校へ、地震の際に通学路の危険となる箇所の点検並びに児童・生徒への安全指導についての通知を行いました。各校での点検結果につきましては、随時確認中ではありますが、数カ所危険箇所の報告を受けております。把握をしました危険箇所につきましては、学校の教職員とともに確認を行い、危険箇所に近づかないよう、児童・生徒への安全指導の徹底に努めています。また、必要に応じて通学路の変更等も視野に入れ、児童・生徒の安全確保に努めてまいります。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) 初問でも言いましたとおり、違法建築物等があっては、それをまた撤去なのか、修繕してもらわなあかんようになるかなと思うんですけれども、そういう場合はやっぱり行政から指導されるということになるのか、またそれを直すのに何らかの補助金等出るのかというところをもう一度お尋ねしたいんですけど。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦 君) 今の井上議員の再問にお答えをいたします。
 確かに今全国的、大阪市でもそのような制度をおつくりになっておられます。今現在、先行事例の情報を収集しておりますし、県内での動向も今調査をさせていただいておりますので、その中で補助要綱等内容を精査をさせていただいて、今後検討してまいりたいと、そのように思います。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 平成29年10月に近江八幡市通学路安全推進会議において、通学路の安全確保に関する取り組み方針が出されています。当時は登下校時に児童の列に自動車が飛び込んだため、緊急合同点検が行われたとあります。その関係上、組織の構成員は道路課であるとか交通関係者ばかりであると思われます。今般、大阪で地震があり、建物の崩壊という観念が加わった以上、建築士など建物の構造に精通している人々にも入ってもらい、通学路の安全点検をしてもらわなければならないと考えますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代 君) 安全点検を行う際の体制についての再問にお答えをいたします。
 このたび文部科学省からは、大阪府北部地震の死亡事故を踏まえて、ブロック塀の点検のチェック項目というものが示されました。その中で通学路の安全確保に安全を期することを自治体に要請してまいりました。
 議員のご指摘のありましたように、今後箇所によりましては建築士等の専門家への相談や立ち会いを依頼しながら、通学路の安全点検を進めていく必要があるというふうに考えておりますので、検討していきたいなというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 また、市内中学校の通学路の安全確認はどのようにされているでしょうか。小学校登下校のためにグリーンベルトが引かれていますが、中学校の通学路には引いてないということでございます。僕がふだん通っている中学校の近くでも、中学校の近くまでグリーンベルトは引いているんですけども、学校の前は全然、突然なくなっているというようなケースがございますが、いかがでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代 君) 中学生の通学路の安全確認についてのご質問にお答えをいたします。
 現在、市内中学校の通学路につきましては、学校や教育委員会が特別に指定をするということはいたしておりませんけれども、交通量が多いであったりとか、スピードを出す車が多い、また路側帯が狭いなど中学校が把握をしている校区内の危険箇所に関しましては、生徒に周知、また安全指導を行ったり、危険の程度によりましては通行を禁止したりするなどの措置を実施しまして、安全の確保を図っております。また、本市の教育委員会が把握した危険箇所につきましては、関係機関との連携を図りながら改善に努めているところでございます。
 最後に、ご提案をいただきました中学校周辺道路のグリーンベルトの設置につきましては、生徒の安全確保の視点から検討をさせていただきたいと思いますので、ご理解をよろしくお願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 2つ目の質問に入ります。
 7月5日より6日にかけての豪雨により、近江八幡市においても対策本部を立ち上げられ、またコミュニティセンターにおいては避難所として開設されました。5日の夜にはいろんなところから天気情報等のメールが入ってきました。その中の一つに緊急情報という近江八幡からのエリアメールもありました。また、携帯電話を持ち歩かない人はどのように情報を受け取ったのかなというふうに感じた次第でございます。
 現在、旧安土町では防災行政無線というのがあり、避難情報や特別警報など安土町内全ての家庭に情報が入るようになっております。また、区長宅、各コミセンには地域通報システムという市民への情報伝達の手段もあります。これらはどのような機能があり、どのように使用されているのか、お尋ねいたします。
 また、エリアメールとの使い分けについても教えてください。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 井上議員のご質問にお答えをいたします。
 まず最初に、姉妹都市マントヴァ、この間ディレッタさんお越しいただきまして、親書をいただきました。姉妹都市としての交流、今後続けてまいりたいと思いますし、できる限り早い時期にまた訪れて、また安土城の名前をヨーロッパにも広めてまいりたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
 それでは、お尋ねの地域通報システムの機能と使用の方法、またエリアメールとの使い分けについてお答えを申し上げたいと思います。
 地域通報システムの機能につきましては、安土町地域の自治会長宅、各コミュニティセンター等に設置しております遠隔制御子機を使用して、放送したい内容と時刻を支所にございます親機に登録し、予約した時刻にその地域の全世帯に放送を流すことができると、こういう仕組みでございます。使用方法につきましては、各地域、学校などの現場からの生活情報も放送できる仕組みでございます。
 次に、これらの使い分けにつきましてですけれども、地域通報システムは地域コミュニティー媒体として地域で活用いただいておるところでございます。一方、エリアメールは市内にいる方に対し、市が携帯電話会社を介して緊急時に災害情報を発信するところのものでございます。エリアメールで発信する情報につきましては避難準備、高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示、警戒区域情報、土砂災害警戒情報等流すことになっておるところでございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。マントヴァとの姉妹都市をよろしくお願いいたします。
 先ほど言いましたように、エリアメールが5日夜に入ってきたということでございます。市内にいる方にエリアメールが配信されるということで、近江八幡市内には約1,000人ぐらいの外国籍の方が住まわれています。突然エリアメールが入ってきてびっくりされたというふうに聞いております。日本語を読めない外国籍の方にとっては、非常に不親切なメールじゃなかったかなというふうに思っております。何カ国語かのメールが同時配信されるか、また市のホームページに誘導して、ホームページで何カ国語かの案内が必要ではなかったんでしょうか。お願いいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えを申し上げます。
 確かに外国人の方はエリアメールが突然日本語でやってくると、こういう形になりますので、戸惑われた方も多かったのではないかなというふうに思います。他市の事例を見てみますと、防災システムを導入されて、その中であらかじめ登録をいただいてそれぞれの外国語、幾つかパターンを設けられて配信をされているという例もございますので、そういう防災システムの導入時には検討してまいりたいなというふうに考えているところではございます。
 ただ、現段階といたしましては、そのエリアメール、あとauとかソフトバンクさんについては緊急通報メールという呼び方をされていますが、こちらの契約の中で外国語というのが今の段階では難しいというのもございますので、例えば地域の方々の中で要支援の方であるというご認識をいただきまして、そこでお声がけをいただくとか、そういうこともちょっと手助けをいただかなければならないのかなというふうに思っております。将来的な課題としてはそういう形で、システムの中でまた考えていきたいというふうに思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。また、今後対応をよろしくお願いしたいなというように思います。
 平成34年、電波法の改正によりアナログ機器であります現在安土町にある防災無線は使えなくなるというふうに聞いております。今後どのようにされるのか、お尋ねいたします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一 君) 井上議員の再問にお答えをいたします。
 今の安土町にございます防災行政無線につきましては、平成33年が一つのデジタル化という節目ということになろうかと思っております。ただ、これにつきましては、若干変換をするものをつければまだ使えるのかどうかというのは、ちょっとはっきりしてないということでございます。まず、この確認をしていきたいなというふうに思っております。
 それと、将来的にはやはり全市域に対してこういう仕組みをどうするかということも考える必要があろうかなと思っております。近年、防災行政無線にかわる情報発信手段といたしましては、例えばスマートフォン、あるいは高齢者向けのタブレット端末とか、こういったもので音声通報専用個別受信機等への発信ができるということで、IP通信網を利用した仕組みが開始されてきております。こういった仕組みが日進月歩でございますので、こういったところの導入等を含めて今後も検討してまいりたいというふうに思っております。現段階では、情報手段の整理につきましては庁舎とあわせてというのが防災計画上、上がっておりますので、それをちょっと防災計画自体また見直して、整理をしていく必要があろうかなというふうに思っているところでございます。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 井上芳夫君。
◆3番(井上芳夫 君) ありがとうございます。
 近江八幡市全戸に今の言っているような防災無線ですか、を配備するとすると大変な予算になるというふうに思っております。携帯電話を持っている人には直接情報がエリアメール等で入ってきますが、携帯電話を使われてないお年寄り等にはそういったものが必要なんじゃないかな、今言われているようなIPシステムというんですか、そういうものが必要じゃないかなというように思います。本当に災害に遭われる方というのはやっぱりそういう弱者とは言わないですけども、そういう情報を入手しにくい方に必要なんじゃないかなというふうに思います。
 今後のご検討をよろしくお願いしまして、質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で井上芳夫君の個人質問を終わります。
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