録画中継

平成27年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月3日(木) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
   議長報告、監査報告、市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第72号~議第109号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
第9 予算常任委員会委員の選任
               午前9時30分 開会
○議長(園田新一 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました平成27年第3回近江八幡市議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一 君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 辻 正隆君
 奥田孝司君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(園田新一 君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しましたとおり、本日から9月30日までの28日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月30日までの28日間と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 監査報告をさせていただきます。
 初めに、平成26年度の近江八幡市一般会計、各特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況等の審査についてご報告をいたします。
 地方自治法の規定に基づき、市長から審査に付されました決算書等について、公正・慎重に審査を実施をいたしました。
 その結果、歳入歳出等の決算計数は正確であり、予算執行並びに基金運用等については、所期の目的に向けて、適正かつ経済的、効率的に執行されているものと認めました。
 次に、平成26年度の近江八幡市公営企業会計決算審査についてご報告を申し上げます。
 地方公営企業法の規定に基づき、市長から審査に付されました水道事業会計・病院事業会計の各決算が、関係法令に基づいて作成されているか、決算計数は正確か、また財務内容等を正しく表示されているか等に関しまして、関係書類・帳簿等の計数を照合いたしました。
 その結果、計数は正確であるとともに、経営成績、財政状況を適切にあらわしているものと認めました。
 続いて、平成26年度の健全化判断比率及び平成26年度の資金不足比率の審査についてご報告を申し上げます。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長から審査に付されました報告書や所属書類について、各書類の計数が適正に作成されているかに主眼を置き、審査を実施をいたしました。いずれも適正に作成されているものと認めました。
 次に、地方自治法の規定に基づき、平成27年4月分、5月分、6月分の一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各公営企業会計の出納検査を実施をいたしました結果、いずれも、現金を初め、歳入歳出等の計数は正しく、適正なものと認めました。
 さて、本市の平成26年度の決算状況を見てみますと、一般会計及び特別会計の合計で実質収支が6億2,900万円余りの黒字となり、前年度実質収支9億2,400万円を除いた単年度収支は2億9,400万円の赤字となりましたが、これは主に繰越金等によるものであり、市全体としては引き続き健全運営を維持されております。
 また、起債の発行につきましても、教育施設整備、衛生施設整備等により増加をしておりますが、財政規律を維持された財政運営がなされていると思います。
 健全化判断比率の一つであります実質公債費比率も、平成26年度は4.7%と前年度よりわずかに悪化をしておりますが、将来負担比率は将来負担額を充当可能財源等が上回っており、前年度と同じく維持されております。
 今後において、大型プロジェクトが着手されますことから、引き続き堅実な行財政運営を維持されますように申し述べたいと思います。
 なお、詳細な内容は、決算審査意見書、健全化判断比率及び資金不足比率の審査意見書、例月現金出納検査報告書のとおりでございますのでごらんをいただきたいと思います。
 以上をもちまして監査報告を終わります。
○議長(園田新一 君) 次に、市長報告に入ります。
 健全化法の規定に基づき、報第10号平成26年度決算に基づく近江八幡市の健全化判断比率について、報第11号平成26年度決算に基づく近江八幡市の資金不足比率について、地方自治法の規定に基づき、報第12号専決処分の報告について和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上3件の報告が提出されましたのでご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
      議第72号~議第109号
      会第8号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第72号から議第109号まで及び会第8号の39件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 西川議会事務局長。
◎事務局長(西川昭一郎 君) 朗読します。
 平成27年第3回(9月)近江八幡市議会定例会提出議案
市長提出議案
議第72号 平成26年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてほか決算認定議案10件
議第83号 平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)ほか補正予算議案7件
議第91号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定についてほか条例制定議案5件
議第95号 近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてほか条例改廃議案9件
議第105号 近江八幡市辺地総合整備計画の変更につき議決を求めることについてほかその他議案2件
議員提出議案
会第8号 近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
 以上39件でございます。
○議長(園田新一 君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) おはようございます、皆さん。
 平成27年第3回近江八幡市議会定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 議員の皆さん方におかれましては、公私何かとご多忙の中、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。また、平素は市政発展にご尽力を賜り、心より感謝と敬意を表する次第でございます。
 さて、ことしの夏も東京都心では連続猛暑日が過去の記録を大幅に更新するなど、昨年に負けず劣らずのうだるような暑さとなりましたが、お盆過ぎから徐々に和らぎを見せ、最近の朝晩は過ごしやすくなり、四季の移り変わりを実感しているきょうこのごろでもあります。ご存じのとおり、市域に広がります美しい田園も実りの秋を迎え、早場米につきましては既に刈り取りが始められておりますが、秋雨前線が停滞し、また本格的な台風の襲来シーズンを迎え、農家の皆様方のご苦労がしのばれるところでございます。
 また、ことしは戦後70年の節目の年となり、この夏は、終戦の日の前に出されました安倍総理の「戦後70年談話」の内容に国内外の注目が集まりました。本市におきましても、去る8月8日、第6回近江八幡市平和祈念式を県立男女共同参画センターで開催し、自治会や遺族会を初めとする各種団体などからご参加いただいた約500人の市民の皆様とともに、戦没者への哀悼のまことをささげ、平和への誓いを改めて申し上げたところであります。また、市内の小・中学生や市民の皆様によって平和への願いを込めて折られました約8,000羽の折り鶴を代表の児童・生徒から受け取り、人類史上、原子爆弾による唯一の被災地となりました広島、長崎の両市に献呈させていただきました。
 戦争を直接体験した市民の高齢化が進む中で、悲惨な記憶を次世代に引き継いでいくことの責務を痛感し、二度と戦争という悲劇が起こらないよう、多くの市民の皆様とともに恒久平和を再確認いたしたところでもございます。
 ところで、悲劇といいますと、75人もの甚大な犠牲者を出した広島市北部の豪雨による土砂災害の悲劇から1年が経過する中で、改めて鎮魂の意をあらわすものでございますが、この悲劇を教訓として土石流などの大規模災害発生への備え、対策の重点となります警戒区域を都道府県があらかじめ指定しやすくするために、土砂災害防止法が昨年11月に改正されたところであります。
 本市におきましても、これまでの台風や豪雨による河川の氾濫による水害や地震災害に加え、局地的な大雨等に伴います土砂災害を念頭に、きめ細やかな防災対策を講じるため、市の市域防災計画並びに水防・土砂災害対応計画については毎年見直しを行い、また避難誘導及び避難所運営に係るガイドラインの策定については、大詰めの段階を迎えているところでもあります。
 防災対策は、あわせて何よりも自助が大切であり、自分たちの暮らす地域における危険箇所、また万が一のときの避難場所はどこなのか、絶えず念頭に置いていただくなど、日ごろからの備えを心がけていただきたいと思います。
 そういった中、9月1日の防災の日を前に、災害発生時に迅速かつ的確な応急対策活動ができるよう、関係機関・団体及び地域住民との協力体制の確立と市民の防災意識の高揚を図り、あわせて災害に迅速かつ的確に対応できる人づくりと初動態勢の手法を実践的に体験いただくことを目的に、8月30日、武佐小学校グラウンドを会場として、地元武佐学区の自治会の皆さん方を初め、約700人の参加のもと、近江八幡市防災総合訓練を実施させていただいたところであります。あいにくの雨天の中、議員の皆さん方を初めとしまして、早朝よりご参加いただきました皆さん方に厚くお礼を申し上げる次第であります。
 近年は、学区や自治会単位でも防災訓練や避難所開設訓練などが活発に実施されるようになり、市民の自主防災意識が着実に高まっておりますことを実感するものでございますが、自主防災組織未設置の自治会におかれましては、早急に設置をいただき、有事に市民の命と財産を守るための自助に今後とも一層のご努力をいただきますことをお願いするものであります。
 さて、本市及び地元住民の皆様方にとりまして、長年にわたります懸案でありましたJR篠原駅の駅舎改築につきましては、これまで平成4年より20年以上の長きにわたり、本市、野洲市、竜王町の2市1町の共同事業として取り組んでまいりましたが、待望の新駅舎の供用開始を9月19日に迎えることとなりました。
 新駅舎は白を基調とし、新たなまちの発展を予感させる現代性の表現をモチーフに、駅周辺の自然豊かな環境と2市1町に点在する伝統的建造物群の形態も取り入れた現代的なデザインとなっており、また北口、南口ともにエレベーターを設置しバリアフリー化を図り、自由通路幅を4メートル確保し、利便性の向上を図ったところであります。
 なお、南口駅前広場は、新駅舎の供用開始時には歩行者のみ利用可能となりますが、平成27年度末の完成を目指し、車道部分の整備を行った後に駅南部地域の新たな玄関口としての整備を進めてまいりますので、引き続きご理解とご協力をお願いするところであります。
 また、本市のみならず全国の自治体の懸案であります人口減少の歯どめ、地域の特性に応じた地域課題の解決のために策定が求められております「まち・ひと・しごと創生総合戦略」につきましては、その課題解決のための一つの方策であります首都圏のアクティブシニア世代を初め、あらゆる世代の方々の希望に応じ地方へ移り住み、多世代と交流しながら健康で活動的な生活を送り、必要に応じ医療介護が受けられる地域づくりを目指すCCRC構想の八幡市版の可能性を検討しようと、8月28日に市文化会館におきまして、政府・日本版CCRC構想有識者会議の委員である松田智生先生を講師にお招きし、市民フォーラムを開催させていただき、多数のご参加をいただいたところであります。
 総合戦略につきましては、現在、その素案について市民会議及び7つの専門部会のメンバーからご意見をいただき、修正を図り、今後、本部会議を経て、今月中にはパブリックコメントを実施し、広く市民の皆様方からご意見を求めた後に策定をする予定をしておりますので、これまたよろしくご理解いただきたいと存じます。
 さて、本年は、5年に1度の国勢調査が、10月1日を基準日として、いよいよ実施されます。国勢調査は、日本国内の人口や世帯の実態を明らかにするために、国内に住む外国人の方を含む全ての人・世帯を対象に、大正9年から5年ごとに実施され、ことしはちょうど20回目の調査となります。
 調査で得られた結果は、選挙区の区割りや自治体にとって重要な歳入であります地方交付税の算定などを初めとして、少子・高齢化が進む中で、社会福祉施策や雇用政策、環境整備、防災対策などの基本的な行政資料として活用される我が国の最も重要な統計調査であります。近年、個人情報に対する意識の高まりやオートロック式のマンションの増加などにより調査の困難度が増している中で、今回からインターネットによる回答方式が本格導入されました。
 既に広報おうみはちまんやケーブルテレビなどで周知に努めているほか、今後、テレビのコマーシャルなどでもPRが本格化してまいりますが、市内の381人の調査員の皆さんが、紙の調査票を配布し回収いただくご負担を少しでも軽減するためにも、調査員さんを通じて各世帯に配布されるインターネット回答の利用案内の封筒に入っております世帯ごとのIDとパスワードに基づき、お手持ちのパソコンやスマートフォンなどにより、9月10日から20日までのインターネット回答期間中に、ぜひとも回答をいただきますよう、議員の皆さん方にもご協力をお願いする次第であります。
 さて、今議会では、平成26年度の決算の認定をお願いするわけでございますが、後ほど、詳細につきましては会計管理者から説明申し上げますが、私からは概略について申し上げたいと存じます。
 まず、平成26年度の歳入総額は、対前年度比2.5%増の327億8,581万円となりました。
 歳入の根幹をなす市税は、回復基調にある景気動向の影響から、法人市民税が前年度と比べ18.7%伸び、1億4,676万9,000円の増となりました。また、市税全体においても対前年度比1.8%の、1億9,815万3,000円増の109億8,984万2,000円となりました。一方、基金繰入額は、国民健康保険事業の安定的運営と財政の健全化を維持するための基金繰り入れなど11億9,572万2,000円となり、前年度より11億4,520万6,000円と大幅な増加となりました。
 次に、歳出につきましては、対前年度比0.9%減の306億4,526万4,000円となりました。
 歳出の主な内容といたしましては、最重要事項である篠原駅・安土駅及び周辺整備の推進や桐原コミュニティエリア整備の着手、また老蘇コミュニティセンター及び武佐市営住宅の整備事業の完了や新一般廃棄物処理施設及び竹町都市公園整備の推進を図りました。また、消費税率改正に伴う経済の反動減を緩和し、景気の下振れリスクに対応するため臨時福祉給付金や子育て世帯臨時特例給付金の支給等を実施しました。
 なお、一般会計に係る基金につきましては、将来世代への負担等を鑑み、市債発行の抑制と国民健康保険事業の財政と運営の安定化に資するため、取り崩した結果、前年度に比べ、5億8,709万6,000円減少し、基金総額は130億3,375万8,000円となり、この基金からの繰り入れなどの財源確保を行った中で、黒字決算となったことから、翌年度への繰越財源を除く実質収支につきましては、5億5,990万2,000円と黒字幅が昨年度より縮減しました。
 今後も徹底した行財政改革を推進しますとともに、第2期ローカルマニフェストを初めとしたさまざまな政策を、あらゆる方策を駆使しながら「次世代に誇れるまち近江八幡市」の実現を目指し、邁進してまいる所存でありますので、今後とも、議員の皆さん方のお力添え、一層お願い申し上げる次第であります。
 それでは、引き続きまして本日提出いたします議案につきまして、ご説明申し上げます。
 まず、提出議案のうち、議第72号から議第80号までの9議案につきましては、平成26年度近江八幡市の一般会計及び各特別会計決算に係る議案でございまして、地方自治法の規定に基づき、議会の承認を求めるものでございます。
 これらの議案につきましては、先ほど申し上げましたとおり、後ほど会計管理者からご説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、地方公営企業会計であります水道事業及び病院事業会計決算に係る議案につきまして、ご説明申し上げます。
 まず、議第81号平成26年度近江八幡市水道事業会計利益の処分及び決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 業務面につきましては、給水戸数は3万2,196戸、給水人口は8万2,046人で、ほぼ横ばいとなりました。また、有収水量につきましては、前年度と比べて減少し849万4,000立米となりました。
 続いて、経理面につきましては、収益総額が16億4,344万8,000円で、費用総額が15億6,357万6,000円となり、7,987万2,000円の純利益を計上いたしました。
 工事関係におきましては、老朽管布設がえを中心に、送配水設備改良に3億9,382万7,000円を投入しました。
 また、地方公営企業法第32条の規定により未処分利益剰余金のうち、500万円を減債積立金に、7,500万円を建設改良積立金に積み立てを求めるものであります。
 今後も計画的な施設等の更新を進め、安全・安心な水道水の供給に努めてまいります。
 次に、議第82号平成26年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについてであります。
 まず、患者利用状況につきましては、入院患者は、延べ13万1,220人で、1日平均では360人となり、外来患者は、延べ21万8,906人、1日平均では897人でございました。
 次に、経営面につきましては、収益的収入が124億710万4,864円となりましたのに対して、収益的支出は144億344万7,687円となり、収支差し引き19億9,634万2,823円の純損失となったところであります。これは、平成26年度の地方公営企業会計制度の改正に伴い、義務化されました退職給付引当金の計上などを一括して特別損失として処理を行ったことが大きく影響しているものであります。
 なお、この特別損失を除いた経常損益ベースでは、4億1,786万4,192円の利益となり、前年度比5,700万円余りの増益となったところであります。
 なお、昨年度は、より高度な治療や検査が行える放射線科の改修工事や患者用駐車場の拡張工事などを行い、より良質で高度な医療サービスの提供に努めてきたところであります。
 今後の病院運営につきましても、安定的な健全経営を維持しながら、東近江地域の基幹病院として、地域完結型医療を積極的に推進していく所存であります。
 続きまして、各会計の補正予算に係る議案につきまして、ご説明申し上げます。
 議第83号平成27年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ14億235万3,000円を追加し、予算総額を318億7,000万円とさせていただくものであります。
 主な内容といたしましては、総務費において、ふるさと応援事業でふるさと応援寄附に伴う積立金、通学路安全対策施設整備事業で通学路の点検に伴う安全対策の工事請負費、基金積立金で繰越金に伴う財政調整基金積立金、市税等徴収事業で市税の還付に伴う償還金利子及び割引料、戸籍住民基本台帳事業で個人番号カードの交付に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 民生費において、地域介護・福祉空間整備事業で介護施設整備に伴う負担金補助及び交付金、民間保育所及び認定こども園運営補助事業で民間保育所及び民間認定こども園の運営に伴う負担金補助及び交付金、地域型保育施設整備事業で小規模保育所設置に伴う負担金補助及び交付金をそれぞれ追加、特別会計繰出金で介護保険事業特別会計の低所得者保険料軽減負担金に伴う繰出金、延長保育事業で民間保育所及び民間認定こども園の延長保育事業に伴う負担金補助及び交付金を減額。
 衛生費において、清掃推進事業で指定ごみ袋の作製に伴う物件費を追加。
 農林水産業費において、農業振興事業で地域経済循環創造事業に伴う負担金補助及び交付金、担い手育成支援事業で農地の集積化に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 商工費において、商工業振興事業で地域経済循環創造事業に伴う負担金補助及び交付金を追加。
 土木費において、その他市道改良事業、河川改良整備事業、改良住宅譲渡推進事業で改修工事に伴う工事請負費等、官庁街周辺整備事業で官庁街周辺道路改修に伴う物件費を追加。
 消防費において、消防施設維持管理事業で物件費等を追加。
 教育費において、小学校施設整備事業で桐原小学校の整備に伴う工事請負費等、旧伊庭家住宅施設維持管理事業で施設の修繕に伴う物件費を追加。
 公債費において、市債元金償還で繰上償還に伴う償還金利子及び割引料を追加するとともに、各費目において職員給与費及び物件費等を精査し補正するものでございます。
 これらの財源につきましては、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金、繰越金、諸収入、市債を充当させていただくものでございます。
 第2表の債務負担行為補正につきましては、平成28年度の市税納税通知書等の封入封緘業務委託の債務負担行為。28年度指定ごみ袋購入事業で、平成27年度の下半期及び平成28年度の安定供給等のための債務負担行為。岡山小学校仮設校舎使用料で、平成28年度から平成31年度までの教室不足に対応するための債務負担行為。外国語指導助手(ALT)派遣委託事業で、平成28年度から平成30年度までの英語教育の対応のための債務負担行為。指定管理者の選定に伴う施設として、資料館及びかわらミュージアム管理運営事業として、平成28年度から平成32年度までの債務負担行為。以上、全5事業の期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 また、第3表地方債の補正につきましては、社会資本整備総合交付金事業の採択に伴い、官庁街周辺整備事業として官庁街周辺道路改修の設計業務に係る起債を追加。
 次に、滋賀県防災行政無線の整備に伴う消防・防災施設整備事業、桐原小学校屋内運動場整備に係る平成27年度現年の負担金事業の採択に伴う小学校施設整備事業や臨時財政対策債の発行可能額の確定に伴い、限度額の変更をさせていただくものでございます。
 次に、議第84号平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1,640万2,000円を減額し、予算総額を90億7,359万8,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費において、滋賀県国民健康保険連合会負担金で負担金補助及び交付金を追加。後期高齢者支援金及び介護納付金において納付額の確定による減額、諸支出金において、療育給付費国庫支出金等返還金で償還金利子及び割引料を追加するとともに、各費目において物件費等を精査し補正するものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、県支出金、繰入金、繰越金等と前期高齢者交付金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 次に、議第85号平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,997万2,000円を追加し、予算総額を31億1,997万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、下水道事業費において、下水道事業推進事業で受益者負担金前納報奨金及び公共下水道事業維持管理基金積立金で平成29年4月の公営企業法適用化による資金の確保に向けた積立金を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰越金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第86号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,989万2,000円を追加し、予算総額を56億4,989万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、包括的支援事業で八幡・岡山・島学区の市中北部の地域包括支援センター業務委託に伴う選定経費や負担金補助及び交付金等を追加、諸支出金において、償還金で介護給付費国庫支出金等の返還金として償還金利子及び割引料を追加するものでございます。
 これらの財源につきましては、保険料、支払基金交付金、繰越金と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに地域包括ケアシステムの構築に向け、高齢者が住みなれた日常生活圏域において、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供できるよう、効果的な事業展開が期待できる民間法人等に、地域包括支援センターの業務委託を進めており、八幡・岡山・島学区の市中北部のセンターの業務委託として債務負担行為を追加するものでございます。
 次に、議第87号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ214万2,000円を追加し、予算総額を1,904万2,000円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、総務費において、介護予防サービス計画事業で予防給付ケアマネジメント計画の委託料等を追加させていただくものでございます。
 財源につきましては、繰越金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第88号平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ400万円を追加し、予算総額を8,700万円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、文化会館事業費において、文化会館管理事業で施設の修繕に伴う物件費を追加させていただくものでございます。
 財源につきましては、繰入金と繰越金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第89号平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,151万6,000円を追加、予算総額を8億751万6,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、後期高齢者医療広域連合納付金において、負担金補助及び交付金を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰越金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第90号平成27年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、資本的収支予算のうち支出において、正面玄関前身障者用駐車場の屋根の追加工事及び院内の防犯用カメラの増設工事に係る工事請負費として、3,658万8,000円を増額するものでございます。
 続きまして、条例その他の議案についてご説明を申し上げます。
 まず、議第91号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条において定められた範囲以外に個人番号を利用し、または同法第19条各号に掲げられた場合以外に同一地方公共団体内の他の実施機関へ特定個人情報を提供する場合は、条例を制定する必要があることから、提案させていただくものであります。
 次に、議第92号近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の制定につきましては、近江八幡市立安土文芸の郷公園を都市公園として位置づけることに伴い、既に都市公園として位置づけられている近江八幡市立運動公園とともに、有料施設の属する都市公園の管理、運営、使用料等を定めたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第93号近江八幡市安土文芸の郷あど木っずランド条例の制定につきましては、近江八幡市立安土文芸の郷公園のうち、近江八幡市安土文芸の郷あど木っずランドを除く部分が都市公園に移行されることに伴い、近江八幡市安土文芸の郷あど木っずランドの設置、管理及び運営等について、必要な事項を定めたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第94号近江八幡市教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例の制定につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正により、教育長は特別職となり、かつ職務に専念する義務が課せられたことから、地方公務員法と同様に職務専念義務の特例は条例で定める必要があることから、必要な事項を定めたく提案させていただくものであります。
 次に、議第95号近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に規定する特定個人情報の適正な取り扱いを確保し、特定個人情報の開示、訂正、利用の停止、消去及び提供の停止を実施するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第96号近江八幡市情報公開・個人情報保護運営審議会条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市情報公開・個人情報保護運営審議会において、特定個人情報ファイルを保有する場合における特定個人情報保護評価の第三者点検を実施するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第97号近江八幡市印鑑条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、住民基本台帳法の規定に基づく住民基本台帳カードが廃止されることから、当該カードを利用する住基印鑑登録カードに係る規定を削除するなど所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第98号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、被用者年金制度の一元化を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が平成27年10月1日に施行される予定であり、地方公務員等共済組合法第84条が削除されることに伴い、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第99号近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、新たに制定する近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理運営に関する条例において近江八幡市立運動公園の使用料を定めるため及び近江八幡市VR安土城高精度型システムにより作成した著作物の利用について、その利用の対価として使用料を徴収するため所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第100号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、住民基本台帳法の規定に基づく住民基本台帳カードが廃止されることによる当該カードの交付手数料を削除し、平成27年10月5日から通知カードが、平成28年1月1日から希望者に個人番号カードが、それぞれ交付されることに伴う当該カードの再交付手数料を定めるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第101号近江八幡市立こどもの家条例の一部を改正する条例の制定につきましては、新たに近江八幡市立桐原第1こどもの家及び近江八幡市立桐原第2こどもの家を設置するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第102号近江八幡市立看護専門学校条例の一部を改正する条例の制定につきましては、自主財源を確保し、教育環境の改善及び専任教員の資質向上による学生の能力向上のさらなる推進を図るため、平成28年度の入学生から市立看護専門学校の授業料を改正したく、提案させていただくものであります。
 次に、議第103号近江八幡市都市公園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市安土文芸の郷について、公園施設長寿命化計画策定指針(案)に基づく長寿命化計画を策定することにより、今後も安全で快適な公園利用を確保し、低廉なライフサイクルコストで計画的な維持管理ができるよう都市公園として位置づけるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものであります。
 次に、議第104号近江八幡市住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行により、住民基本台帳法の規定に基づく住民基本台帳カードが廃止されることから、当該カードの利用に関する条例を廃止したく、提案させていただくものであります。
 次に、議第105号近江八幡市辺地総合整備計画の変更につき議決を求めることにつきましては、辺地に係る公共的施設の総合整備計画を変更することについて、議会の議決を得たく、提案するものでございます。
 次に、議第106号近江八幡市土地開発公社を解散することにつき議決を求めることにつきましては、近江八幡市土地開発公社を解散することについて、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定に基づき、議会の議決を得たく、提案するものでございます。
 次に、議第107号近江八幡市安土墓地公園基金条例の制定につきましては、地方自治法施行令第3条の規定に基づき、合併後、暫定施行となっていました安土町墓地公園基金条例について、新市において安土墓地公園の維持管理経費の確保を目的として新たに条例を制定するため、提案させていただくものであります。
 次に、議第108号近江八幡市安土墓地公園条例の制定につきましては、地方自治法施行令第3条の規定に基づき、合併後暫定施行となっていました安土墓地公園の設置等に関する条例に基づく墓地公園について、新市において広く市民に利用していただけるよう新たに条例を制定するため、提案させていただくものであります。
 最後に、議第109号健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、健康ふれあい公園整備工事(第1期)請負契約を締結するに当たり、総合評価方式による一般競争入札によって契約金額等が確定したので、条例の定めるところにより議会の議決を得たく、提案するものでございます。
 以上、38議案につきまして、ご審議いただき、ご可決賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 堤会計管理者。
             〔会計管理者 堤 美知子君 登壇〕
◎会計管理者(堤美知子 君) 皆様、おはようございます。
 それでは、平成26年度の一般会計及び特別会計決算の認定に関係いたします議案について、ご説明申し上げます。
 平成26年度は、市民との約束である生活に密着したインフラ整備の継続事業を着実に進めるとともに、4月に実施された市長選挙による市民の市政継続の選択を踏まえ、第2期ローカルマニフェストを策定し、次世代に誇れるまち近江八幡市を目指した新たな取り組みを進めるスタートの年となりました。
 新たなローカルマニフェストの実現に向け、限られた財源を効果的かつ重点的に配分し、予算を執行いたしました。
 収支状況は、歳入歳出ともに前年度に引き続き300億円を超過する規模となり、翌年度への繰越財源を除く実質収支については、5億5,990万2,000円と黒字幅は前年度より縮減いたしました。
 まず、議第72号平成26年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入歳出の重立った事項のみを申し上げますので、ご了承くださいますようお願いいたします。
 歳入決算額は327億8,581万円、歳出決算額は306億4,526万4,000円で、歳入歳出差し引き額は21億4,054万6,000円となり、うち翌年度への繰越財源が15億8,064万4,000円でございますので、これを差し引きますと、実質収支額は5億5,990万2,000円となり、黒字の決算となりました。
 歳入につきましては、その根幹をなす市税は、回復基調にある景気動向の影響から、法人市民税が前年度と比べ18.7%伸び、1億4,676万9,000円の増となりました。市税全体においても、歳入総額は対前年度比1.8%、1億9,815万3,000円増の109億8,984万2,000円となりました。
 市税全体の現年度徴収率は99%となり、滞納分を含めた全体でも95.32%と前年度よりも0.38%向上しており、債権対策の強化に組織として取り組んできた効果があらわれています。
 消費税の一定割合が交付されます地方消費税交付金は、平成26年4月から税率が5%から8%に引き上げられた増加分が1億3,678万7,000円となり、全体で7億7,061万4,000円の歳入となりました。
 普通交付税につきましては、前年度より0.4%増の47億4,432万9,000円で、1,685万9,000円の増となりましたが、特別交付税につきましては、前年度より0.5%減の9億9,347万7,000円で、前年度に比べて509万2,000円の減となりました。
 国庫支出金は、臨時福祉給付金や子育て世帯臨時特例給付金の創設、また生活保護費負担金などの社会保障施策の充実に伴う財源が増加したことに加え、武佐市営住宅や篠原駅及びその周辺整備に伴う建設事業の財源が増加したことなどから、前年度より7億6,577万2,000円の大幅な増加となりました。
 一方、市債につきましても、施設整備事業費などの増加により、年々発行額が増加しておりますが、将来世代の負担を縮減するための基金の活用を行った結果、前年度より39.4%、19億1,512万2,000円の減と市債発行を抑制いたしました。
 基金からの繰り入れにつきましては、国民健康保険事業の安定的運営と財政の健全化を維持するための基金繰り入れなど11億9,572万2,000円となりました。基金繰入額は、前年度に比べ11億4,520万6,000円の大幅な増加となりました。
 歳出につきましては、決算総額は306億4,526万4,000円で、予算執行率は77.6%でございますが、翌年度への繰越明許額を除く不用額は、予算額に対しまして0.1%の5億755万7,000円となりました。
 歳出の主な内容といたしましては、最重要事項である生活インフラ整備事業として、篠原駅・安土駅及び周辺整備の推進や桐原コミュニティエリア整備の着手、また老蘇コミュニティセンター及び武佐市営住宅の整備事業の完了、新一般廃棄物処理施設及び竹町都市公園整備の推進を図りました。
 また、消費税率改正に伴う経済の反動減を緩和し、景気の下振れリスクに対応するため臨時福祉給付金や子育て世帯臨時特例給付金の支給などを実施いたしました。
 そのほか、赤コンバス定員超過解消のための小型バス導入、妊婦健診の公費助成の拡充、待機児童解消に向けた安土保育園分園や民設民営による幼・保連携型認定こども園の整備、また小・中学校全クラスにICT教育の一層の推進に向け教材提示装置の整備など、市民生活の向上、また市民の方が一層の満足度を得られるようさまざまな事業を展開し、成果を得ることができました。
 なお、基金につきましては、将来世代への負担等を鑑みた市債発行の抑制や国民健康保険事業の財政と運営の安定化に資するため基金を取り崩した結果、前年度に比べ一般会計においては5億8,709万6,000円の減額になり、基金総額は130億3,375万8,000円となりました。
 また、公債費につきましては、元金及び利子と合わせまして21億8,156万5,000円であり、決算総額に占める割合は7.1%となり、市債の新規発行を抑制してきたことから、前年度より1%、2,242万円の減とはなりましたが、重点事業の本格化により市債残高は249億5,668万6,000円となり、発行額が返済額を上回り、前年度に比べ10億5,563万4,000円増加いたしました。
 なお、平成26年度末の公有財産等の資産保有状況につきましては、決算書に添付させていただいておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 続きまして、各特別会計別決算についてご説明を申し上げます。
 議第73号平成26年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は、85億6,839万6,000円、歳出決算額は85億5,773万円で、財政調整基金から1億6,200万円の繰り入れを行い、1,066万6,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第74号平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は29億4,420万9,000円、歳出決算額は28億8,267万9,000円で、歳入歳出差し引き額は6,153万円となり、うち翌年度への繰越財源が3,155万7,000円で、実質収支額につきましては2,997万3,000円の黒字決算となりました。
 市債の償還費であります公債費は21億1,336万円で、市債残高につきましては平成26年度末で229億182万1,000円となり、前年度より7億2,522万2,000円減少いたしました。
 次に、議第75号平成26年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は3,476万6,000円、歳出決算額は3,445万円で、歳入歳出差し引き額は31万6,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第76号平成26年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 この特別会計は、近江八幡市と日野町、竜王町の1市2町が共同で介護認定審査会を設置し、近江八幡市が事務局となって審査判定業務を共同処理を行い、構成市町の負担金で運営を行っております。歳入歳出決算額ともに、3,140万7,000円となりました。
 次に、議第77号平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は49億471万5,000円、歳出決算額が48億9,972万8,000円で、介護保険給付準備金から3,000万円の繰り入れを行った結果、歳入歳出差し引き額は498万7,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第78号平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 この特別会計は、介護予防支援事業の指定を受け、要介護が軽度の高齢者を対象に、介護予防サービス計画を含むケアプラン作成など予防給付のケアマネジメント業務を実施しております。
 歳入決算額は1,882万9,000円、歳出決算額は1,668万6,000円で、歳入歳出差し引き額は214万3,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第79号平成26年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は9,845万5,000円、歳出決算額は9,817万7,000円で、歳入歳出差し引き額は27万8,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第80号平成26年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は7億9,642万3,000円、歳出決算額は7億7,490万7,000円で、歳入歳出差し引き額は2,151万6,000円の黒字決算となりました。
 以上、平成26年度の一般会計及び8特別会計決算認定に関係いたします案件につきましてご説明を申し上げましたが、詳細につきましては、主要な施策の成果に関する説明書、監査委員から提出いただいております一般会計及び各特別会計決算審査意見書を参考にしていただきましてご審議を賜り、認定をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 次に、議員提出議案会第8号について、提案理由の説明を求めます。
 北川誠次君。
             〔12番 北川誠次君 登壇〕
◆12番(北川誠次 君) 創政会の北川でございます。提出者を代表いたしまして、会第8号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をさせていただきます。
 これまで一般会計予算に関する議案については、所管の常任委員会に分割付託を行っておりましたが、その審査方法を改め、当該予算の一体的な審査を行うため、本9月議会から新たに24人で構成する予算常任委員会を設置するための改正を行うものであります。
 以上、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(園田新一 君) 以上で議案の上程を終わります。
 ここでお諮りします。
 ただいま上程しました議案のうち、会第8号については本日即決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、会第8号については本日即決することに決しました。
 それでは、ただいま上程しました会第8号について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時51分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時51分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(園田新一 君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(園田新一 君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています会第8号については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、会第8号は委員会付託を省略することに決しました。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時52分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時52分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 それでは、会第8号を起立により採決します。
 お諮りします。
 会第8号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第8号は、原案を可決することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 予算常任委員会委員の選任
○議長(園田新一 君) ただいま予算常任委員会が設置されましたので、続いて日程第9、予算常任委員会委員の選任を議題とします。
 お諮りします。
 予算常任委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付しております一覧表のとおり指名することにご異議ありませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました議員を予算常任委員会委員に選任することに決しました。
 なお、予算常任委員会は、本日、本会議散会後、第3・第4委員会室で開議され、委員長及び副委員長の互選をよろしくお願いします。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明4日から13日までは議案熟読のため休会とし、9月14日定刻に再開し、個人質問から行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、9月7日正午までに事務局へ提出をお願いします。
 本日はこれをもちまして散会します。
 ご苦労さまでした。
               午前10時54分 散会
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