録画中継

平成30年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月23日(月) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会の閉会中の継続審査
第3 委員会審査報告
第4 討論・採決
第5 諸般の報告
    報第9号
第6 議案の上程(提案理由説明)
    議第73号~議第76号
第7 質疑
第8 委員会付託
第9 委員会審査報告
第10 討論・採決
第11 選第5号 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙
               午前9時30分 開議
○議長(園田新一 君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 池上知世君
 川崎益弘君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会の閉会中の継続審査
○議長(園田新一 君) 次に、日程第2、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 教育厚生常任委員長から、お手元に配付のとおり、委員会において審査中の平成30年議第61号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定については、市の財政状況、財源確保の裏づけ、条文等を含め慎重に審査する必要があり、審査に時間を要するため、会議規則第111条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。
 ここでお諮りします。
 同委員長からの申し出のとおり、議第61号は閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第61号は同委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決しました。
 引き続き、お諮りします。
 総務常任委員長及び教育厚生常任委員長から、会議規則第105条の規定に基づき、お手元に配付いたしております所管事務調査項目について、調査が終了するまで閉会中も特定事件として調査をしたい旨の申し出があります。
 両委員長からの申し出のとおり、調査が終了するまで閉会中も特定事件として調査をすることにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、本件については、両常任委員長からの申し出のとおり調査が終了するまで閉会中も特定事件として調査をすることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 委員会審査報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第3、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員会の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長小西励君。
 小西励君。
             〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査のため、7月13日に委員会を開き、当局に説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
議第54号 平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、予算編成時における基金の活用については、本市の財政状況を鑑み、その活用方法を十分考慮していただきたいといった意見や、子ども通院医療費助成に係る予算について平成31年4月1日施行に向けシステム改修を速やかに取りかかってほしいとの意見がありました。
 また、一部改正条例に関連する予算については、各常任委員会での審査結果を踏まえ、慎重に検討し、その執行に留意されたいなどの意見がありましたのでご報告させていただきます。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長岡田彦士君。
 岡田彦士君。
             〔7番 岡田彦士君 登壇〕
◆7番(岡田彦士 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、7月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、条例関係議案につきましては、
議第55号 近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について
議第63号 近江八幡市白雲館条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第56号 近江八幡市情報公開条例及び近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について
議第57号 近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第58号 近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定について
議第66号 近江八幡市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について
 以上4件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第68号 市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議員提出議案につきまして、
会第6号 働き方改革法の廃止を求める意見書の提出について
は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
 なお、審査における主な意見として、議第57号において、市長給与の削減よりも豊かな近江八幡市となるため額に見合った仕事をしていただきたい、また議第66号においては、患者の立場にとっては選定療養費における加算料が高額になるためかかりつけ医と急性期病院の役割について周知の徹底を図る必要があるなどの意見がありました。
 会第6号においては、働き方改革関連法の成立は、長時間労働を是正するため残業時間の上限を規制し違反企業への罰則規定を設けるとともに、正規労働者と非正規労働者の不合理な待遇差を解消する同一労働同一賃金を実現し、脱時間給制度を導入して成果で評価するなどの労働生産性の向上につながるものであるが、今後制度が適正に運用されるよう注視する必要があるなどの意見がありました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長重田剛君。
 重田剛君。
             〔2番 重田 剛君 登壇〕
◆2番(重田剛 君) 皆さんおはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、7月18日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
議第59号 近江八幡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議第60号 近江八幡市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第62号 近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長奥田孝司君。
 奥田孝司君。
             〔6番 奥田孝司君 登壇〕
◆6番(奥田孝司 君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、7月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
 まず、条例関連議案につきまして、
議第64号 近江八幡市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第65号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議員提出議案につきまして、
会第5号 米国を除く加盟11カ国による環太平洋連携協定関連法の廃止を求める意見書の提出について
は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見といたしまして、会第5号について、TPPは長年国会で議論をされてきた中でさきの国会で可決されており、この結果を尊重するといった反対意見や食の安全性の課題、また集落営農の高齢化や農家の後継者不足という観点から、農家を守るべきであるという賛成意見がありましたのでご報告させていただきます。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第4、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
 私は、議第54号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)について賛成討論を行いたいと思います。
 市長就任後初めての6月定例議会、市庁舎建設ストップに次ぐ子ども・子育て支援並びに市長給与30%の減額などの公約に沿っての補正予算となっております。幾つか賛成の理由を述べたいというふうに思っております。
 1つ目です。市長は、大きな福祉、小さな庁舎のスローガンのもと、6月補正では目玉でありました子どもの医療費の無料化を中学を卒業まで所得制限なしで来年度4月1日から実施する方向が示されました。前市長の子どもの医療費の無料化は所得制限があり、非課税世帯等に立てかえ払いを強いるもので貧困対策にもならないものでした。
 しかし、小西市長は、子どもを大事に育むという視点から方針の大転換を行い、子どもの医療費無料化は全世帯へ、医療費無料化を従来の立てかえ払いではなく、保護者に不便をかけない窓口無料化で対応するとして、この医療費無料化制度を前に進めようとシステム改修の費用を提案されております。
 対象者は6,000人にも及び、大いに期待と、そして歓迎をされているものであります。保護者のみならず、おじいちゃん、おばあちゃんにとっても孫が安心してお医者さんにかかれることの喜びは大変大きいものであります。
 しかし、来年度4月実施を目指す上でのシステム改修の予算は予算常任委員会で全員一致で賛成となるものの、この後に続く子ども医療費助成条例案が教育厚生常任委員会で継続審査となり、先ほど本会議での継続決定によりまして実際のシステム改修作業に入れず、私は関係者の期待を裏切るものであると考えます。
 しかも、その理由に、基本的に賛成という意見も言いながら、財政的裏づけ、予算の担保がないとして継続審査とされました。この制度の実施に係る予算は1億5,000万円です。市長は100億円規模の庁舎をやめ、さらにランニングコストは確実に下げる方向にかじを切られたのであります。前市長が大型事業の財源をつくるために福祉、教育を削りに削って基金にため込み、またふるさと納税までも基金にため込んでいたのであります。この基金のごく一部を子どもの医療費の無料化に充てるだけで実現が可能です。
 殊さらに財政の裏づけがないというのは言いがかり的です。一般財源や基金を子ども・子育て支援に優先して使うというのが本質であります。繰り返しますが、一般財源や基金を子ども・子育て支援に優先して使うというのが本質であります。それをすりかえて財源問題にしているのは嫌がらせ以外の何物でもありません。
 子どもの医療費無料化のシステム改修の補正予算案と子どもの医療費助成制度の条例案はセットのものであります。補正予算に賛成するならば、子どもの医療費助成の条例案にも賛成されるのが筋であるということを申し上げ、子どもの医療費無料化を前に進めるシステム改修予算は、来年度4月実施に向けて事務作業を余裕を持って進めていく上で今のタイミングがベストだとする提案であり、市民は大歓迎だということを申し述べておきたいと思います。
 次に、2つ目です。安土小学校の渡り廊下の耐震についてですが、安土小学校の一体化の議論の陰でこの予算は何度も棚上げにされてきました。しかし、ようやく市長がかわり、学校施設の安全対策として予算が提案されました。時同じくして、大阪北部地震が起こったところです。安土小学校をどのようにしていくのかの議論は今後行われますが、それとは別に今いる児童の安全を優先する立場、これが市長の果たすべき責任から安土小学校の渡り廊下の耐震化を図るものと理解ができます。保護者と関係者の願いに応える予算となっております。
 3つ目、住宅リフォーム助成は市民の期待の大きな事業となっております。地域経済の再生、地域経済の循環のかなめである地元業者の育成、地元業者の振興に資するものであり、地域経済の底上げに着実に結びつけていただき、速やかな実施を求めておきたいと思います。
 4つ目、新エネルギーパーク健康ふれあい公園の屋根つき多目的広場や安土文芸の郷のマリエート体育館、このマリエートの体育館は主に屋根改修やトイレ改修、長寿命化整備のための予算も計上されており、市民の期待するところであります。
 以上、市民要求を前に進めるために市民の願いに応えた形の補正予算になっております。
 特に、子どもの医療費無料化へのシステム改修は来年度からの道筋をつける予算となっており、市政が変わったと市民が実感できる内容となっており、補正予算の賛成討論としたいと思います。
 以上で終わりたいと思います。
○議長(園田新一 君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第54号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第2号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第54号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について討論を行います。
 まず、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔8番 西津善樹君 登壇〕
◆8番(西津善樹 君) 皆さんおはようございます。近江湖誠会の西津善樹でございます。
 ただいま議長の発言の許可をいただきましたので、議第57号近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてにつきまして反対の立場で討論をさせていただきます。
 まず、この議案についての提案理由が明確に示されていないということでございます。通常、議案上程につきましては、議案の根拠や理由、目的、またその効果が明確に示されるべきものであると考えます。本会議の質問に対する答弁で、選挙のときの約束事であること、また市長としてみずからの立場を律する覚悟をあらわしたものであると答弁されてはいるものの、議案として上程される以上、曖昧な理由での議案上程には賛同しがたいものであります。
 市民に対するアピールだけで市長業務をされては困りますし、みずからを律する姿勢があるというのであれば、その姿勢は別の場面でも十分に発揮できるものであると考えます。
 むしろ、新たな市政に取り組むためにも、報酬はまともに受け取り、その報酬以上にしっかりと市長業務をこなして市に利益をもたらすことにより豊かなまちづくりをしようという前向きな意気込みや覚悟を見受けることこそが必要であり、市長業務を行う前からやる気のない覚悟を示されるという姿勢には前向きな姿勢が見受けられません。
 さらに、他の市職員等に影響はないと言われますが、行政トップである市長の報酬をカットされる以上、市職員の報酬に影響が全くないと言い切ることはできないものと考えます。その上、民間企業は公務員給与を基準にして給与設定されることが少なくないため、民間企業給与への影響により、市内景気に対する悪影響さえも危惧するべきであります。
 以上、これらの理由から議第57号近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対し反対するものでございます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 次に、加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏です。
 本6月議会に上程された議案のうち、議第56号、議第58号、議第62号、議第66号の条例について反対の討論をし、議第57号につき賛成の討論をいたします。
 議第56号近江八幡市情報公開条例及び近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定について。
 本議案は、本年5月30日に成立した行政機関等の保有する個人情報の適正かつ効果的な活用による新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律、行政機関の保有する情報の公開に関する法律が改正され、個人情報の定義が明確化されたこと、要配慮個人情報の取り扱いが規定されたことにより、本市の情報公開条例及び個人情報保護条例について改正が求められたものとされています。
 市情報公開条例では、第7条で(非公開としなければならない公文書)として個人情報の定義を文書、図画、電磁記録に記載、記録、録音、録画したもの等をより具体的に表現し、個人が識別できるものや公にすることで権利侵害となるものは非公開としなければならないと表現しています。
 ただし書きでは、次は除く、いわゆる非公開とはできない対象として地方独立行政法人を追加しています。
 市個人情報保護条例では、第2条で、個人情報、個人識別符号、要配慮個人情報の定義を示し、同時に開示していないことができる内容も表現されています。個人識別符号が含まれるものは、開示しない扱いとなっており、今後に危惧を残すものとなっています。
 この法律の趣旨は、行政機関及び独立行政法人等の保有する個人情報を活用して新たな産業の創出を目指すものです。行政機関等は保有する個人情報の利活用に関して民間事業者から提案を募り、一定の審査をした上でその事業者と利用契約を締結します。その際、個人を特定できないよう加工した匿名加工情報、いわゆる個人識別符号を作成し、その管理は個人情報保護委員会が担うことになっています。
 一定の対策をとるとはいえ、民間事業者が行政機関に預けた個人情報を取り扱うことは国民の利益を阻害しかねません。また、匿名加工情報の作成について加工情報が多量であるとの理由で一部民間事業者への委託を可能としているなど、不適切な個人情報の流出や漏えいも懸念されます。このことから反対といたします。
 議第58号近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定について、本議案は平成30年度税制改革大綱のうち、平成30年度分にかかわるものを2017年12月22日に閣議決定し、2018年3月26日成立したものを法案化したものと理解しています。
 この地方税法改正は、安倍政権が進めてきた消費税10%への増税を前提とした税制上の措置を拡充、延長し、地域経済の牽引をうたって一部企業のみに支援を特化する経済政策に伴う固定資産税の減免や働き方改革を応援する名目での個人所得課税の見直しなどを行うものであります。
 必要な施策も含まれているとはいえ、大部分は政府の主要な制度改悪を反映した改正内容となっています。
 主な内容は、1、生産性向上特別措置法を前提とする中小企業への固定資産税の減免措置の創設、2、働き方改革に伴う個人所得課税の見直し、3、たばこ税の段階的引き上げ等、4、地方税の電子化等について地方税等に関する措置を講ずるものであります。
 1について言えば、市税条例附則第10条の2、11に付記されている中小企業の設備投資に係る固定資産税の減免は、既に中小企業等経営強化法に基づき3年間課税標準を価格の2分の1とする措置を廃止することで、新たに創設されるものです。中小企業に十分な支援を行うのは当然ですが、本法の措置は一部企業のみに支援を特化する経済政策、生産性向上特別措置法に沿った内容であり、反対とします。
 2の働き方改革に伴う個人所得課税の見直しについては、給与所得控除から基礎控除への10万円振りかえは、働き方の多様性を踏まえ、さまざまな形で働く人を応援し、働き方改革を後押しするとの理由で、2つの控除を意義の違いを無視して労働力維持の費用でもある給与所得控除を引き下げ、基礎控除に振りかえたもので問題があります。
 さらに、給与所得控除の上限額が適用される給与等の収入金額が1,000万円から850万円に引き下げられることにより、給与所得上限額が220万円から195万円に引き下げられ、勤労世帯中間層への増税となります。
 また、住民税基礎控除を引き上げ、公的年金等控除の見直しに伴い、所得金額によって算定基準が定められている国保料、介護保険料、後期高齢者医療保険料、保育料、児童扶養手当などに影響が出ます。また、被保険者のみならず地方財政にも影響が生じることにもなります。
 以上の理由を申し上げて、議第58号に反対とします。
 次に、議第62号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について。
 安倍政権は、2017年度から高齢者を狙い撃ちにした医療と介護の負担増を計画してきました。社会保障の自然増を3年間で1.5兆円程度に抑える方針を閣議決定しました。2000年に介護保険制度がスタートして、介護サービスの利用者負担は1割負担でした。スタート18年目となった今日、介護保険制度は当初のうたい文句とは大きく異なってきています。
 要支援1、2の人の訪問介護、通所介護を保険適用から外すだけでなく、要介護1、2の人も生活援助、通所介護の保険適用を外すことを狙っています。保険料の引き上げだけでも既に2倍を超えます。原則1割負担の介護サービス費用が、2割負担を制度化し、さらには3割負担を打ち出すなど、国の責任を放棄した介護保険制度の改悪が進められています。
 軽度者から順次保険適用から除外する措置も3年ごとの見直しごとに保険料を引き上げすることも、サービス費用の負担増を1割から2割、さらに3割負担へ制度化することなど、制度改悪に反対といたします。
 次に、議第66号近江八幡市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定について。
 平成30年度の診療報酬改定によって市の医療センターでの選定医療費、いわゆる紹介状なしの初診料の引き上げが提案されました。これまでは2,160円だったのが5,400円ということです。さらに、再診加算料として2,700円が新設されるという提案です。
 本市総合医療センターが急性期病院として他の医療機関との機能分化を果たすために努力されてきたことは十分理解できますが、患者さんの立場からは病院のあり方の理解が進んでいるとは言いがたい面がまだあります。
 国の制度改正とはいえ、2倍を超える引き上げやこれまでになかった再診加算料が新たに追加されるなど、患者さんの不信を招きかねません。制度の趣旨や必要性を周知することが必要と考え、本議案に反対といたします。
 最後は、賛成討論です。
 議第57号近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について。
 本議案は、さきの市長選挙で小西理氏が選挙の公約として掲げたものであり、その公約を実行するためのものであり、多くの有権者には伝わっていたものです。当然ながら、議員各位にも周知の事実であったと思います。これ以上の理由が必要というのは当たりません。
 以上のことを述べて賛成といたします。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第56号近江八幡市情報公開条例及び近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第56号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第57号近江八幡市長及び副市長の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第57号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第58号近江八幡市税条例等の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第58号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第62号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第62号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第66号近江八幡市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第66号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち討論のない案件を採決します。
 まず、条例関連議案について、議第55号、議第59号、議第60号、議第63号から議第65号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第55号近江八幡市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について、議第59号近江八幡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第60号近江八幡市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第63号近江八幡市白雲館条例の一部を改正する条例の制定について、議第64号近江八幡市地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第65号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上6件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第55号、議第59号、議第60号、議第63号から議第65号までの6件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第68号を採決します。
 お諮りします。
 議第68号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第68号は原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 それでは、会第5号について、討論を行います。
 川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 会第5号米国を除く加盟11カ国による環太平洋連携協定関連法の廃止を求める意見書の提出について、討論を行います。日本共産党の川崎益弘です。
 今議会でも質問をしてまいりました。また、JA滋賀中央会の試算から見ましても、市内の農業農家にも大きな影響を与えると見られます。政府は見直し規定があるから大丈夫と説明していますが、単なる口裏合わせにすぎません。政府は、輸入量の試算もせずに生産量は変わらないと強弁し、輸出量の計算もないまま農業者にもっとチャンスだと言いますが、これほど無責任なことはありません。
 茂木担当大臣の答弁は、閣僚会合や首席交渉官会合などで説明をしたが各国から異論はなかった。参加国間の信頼関係に基づくと述べていますが、発言内容や各国の反応などが確認できるメモや議事録もありません。単なる口約束だけだということが明らかになりました。
 国策で価格の安い輸入品やさらなる価格競争を農家に押しつけ、競争に耐え続ける農家を支援する政策はまともな農業支援ではありません。
 日本の農林水産業を第1次産業にふさわしく位置づけ、農家の方々が望んできた価格保障、所得補償を進めて自給率を大幅に引き上げることこそ急務です。
 食料自給率が4割を切る国で、輸出を進めて稼ぐ農業を推進するなど本末転倒です。農業は市の基幹産業であるとするならば、TPP11の影響を考えると、国の農業政策だけを引き継いでいるが、これでは市内の農業者を守ることはできません。今、国や県に対して農家を守れと地方からもっと大きな声を上げていくことが大事です。
 これらのことを申し上げて賛成の討論といたします。皆さんのご賛同をよろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより会第5号について採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する産業建設常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 会第5号米国を除く加盟11カ国による環太平洋連携協定関連法の廃止を求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第5号は原案を否決することに決しました。
 次に、会第6号について討論・採決を行います。
 それでは、会第6号について討論を行います。
 まず、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘です。
 会第6号働き方改革法の廃止を求める意見書の提出について、議案に対して賛成の討論を行います。
 この法案は、働き方改革がされるのかと思いきや、働き方が改悪される法案であります。この法案は、立法する事実が破綻しています。議論の出発点から労働時間のデータねつ造、隠蔽が発覚すると法案から裁量労働制を削除せざるを得ないという異例の事態となりました。2割にも上るデータを削除した後も残りのデータに次々と誤りや記載ミスが見つかっただけでなく、削除後のデータに重大な乖離が生じていたのです。さらに、管理監督者を一般的な働き方に含めたデータを労働審議会に提出したことも発覚し、大臣は誤りだったと認めています。
 誤りを認めるのであれば、労政審に戻すのが当然ではありませんか。労政審も国会も冒涜し、国民世論も過労死家族の会の願いを踏みにじるこの法案は廃案にすべきであります。
 この制度が最初に法案として盛り込まれた当時の厚生労働省大臣は、小さく産んで大きく育てると発言していたとおり、高度プロフェッショナルの対象となる業務も労働者も大きく膨らむ危険性が極めて高いのです。
 過労死を考える家族の会の皆さんは、安倍首相に面会を求めましたが認められずに、29日、参議院本会議で自民党、公明党、維新の会などで強行採決されました。遺族の会の方々は亡くなられた家族の思いを込めて、喪服を着て遺影を持って傍聴されました。
 この法案は過労死防止とは全く矛盾する内容だ、絶対に納得できない、命より大切な仕事なんてあり得ないと話しておられます。このような法案は廃止するしかありません。
 これらのことを申し述べて賛成の討論といたします。
○議長(園田新一 君) 次に、池上知世君の発言を許します。
 池上知世君。
             〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) おはようございます。公明党の池上知世でございます。
 会第6号働き方改革法の廃止を求める意見書の提出について、反対の立場で討論をさせていただきます。
 このたび6月29日、国会において働く人の健康を守り、多様で柔軟な働き方を可能にする働き方改革関連法が成立いたしました。1947年の労働基準法以来の初めての改革であり、柔軟な働き方の大きな第一歩であると考えます。
 日本は、少子・高齢化の中で労働人口減少に直面しています。今回の働き方改革関連法は、労働慣行を一新し、労働者の健康と権利を守ることを通して経済再生と社会の活力向上を目指すものです。同法には、長時間や正社員と非正規社員の間の不合理な待遇差といった労働慣行の是正と同時に、高度プロフェッショナル制度の創設など、多様な働き方を可能にする施策も盛り込まれました。
 施行までの期間に十分な準備を進め、この改革を確実に進めていただきたいと考えます。
 生活を支えるだけでなく、生きがいともなる仕事の中で発生する過労死ほどの悲劇はありません。同法は、労使の合意があれば実質的に上限がない現状の時間外労働について初めて罰則つきで上限を定めました。働き方改革法の廃止を求める意見書の中では、残業時間の上限基準として月45時間、年360時間を法的に拘束力を持たせることであると言われておりますが、同法は原則として月45時間、年360時間が上限として定められています。
 経済界と労働界の代表も合意をした内容で、衆院厚生労働委員会の参考人質疑で、労組の神津里季生連合会長は一刻も早くスタートさせてほしいと訴えました。大企業は2019年4月、中小企業は2020年4月から施行されます。
 パートや派遣社員などの非正規労働者は、全体の約4割を占めていますが、賃金は正社員の6割程度で、同じ職務についていても賞与や福利厚生など待遇に差があることが問題になっています。これに対し同法は、不合理な待遇差をつけることを禁ずる同一労働同一賃金も実現いたしました。
 大企業は20年4月、中小企業は21年4月から施行されます。
 多様な働き方に関しては、プロフェッショナル制度については、勤務時間ではなく成果で評価される仕事については高額所得1,075万円以上の人に限定されています。研究開発など職務の範囲が明確で高収入の専門職に限定し、労働時間規制への適用から外しています。
 制度導入には労使双方から成る労使委員会での5分の4以上の賛成と労働者本人の同意が必要で、同意後撤回も可能になっています。労働時間規制の除外を安易に拡大させないようにしています。
 どれも新しい挑戦であります。制度がきちんと運用されますよう、政府、労使双方とも本気で取り組んでいただきたいことを申し上げまして、今回の働き方改革法の廃止を求める意見書の提出に反対するものです。
 議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより会第6号について採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する総務常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 会第6号働き方改革法の廃止を求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第6号は原案を否決することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 諸般の報告
     報第9号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第5、諸般の報告を行います。
 市長報告を行います。
 地方自治法の規定に基づき、報第9号専決処分の報告について和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上の報告が提出されましたので、ご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案の上程(提案理由説明)
     議第73号~議第76号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第6、議案の上程を行います。
 議第73号から議第76号までの4件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人 君) 朗読いたします。
 平成30年第2回(6月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第73号 市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについて
議第74号 近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてほか人事議案2件
 以上であります。
○議長(園田新一 君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 まず、議第73号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることにつきましては、市有財産の本町老人憩いの家を地縁による団体である8区自治会に譲渡したく、地方自治法第96条第1項第6号の規定に基づき議会の議決を得たく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第74号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴いまして、八耳哲也氏を引き続き近江八幡市教育委員会委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。
 最後に、議第75号及び議第76号の財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、小中及び上豊浦財産区の財産区管理委員の任期満了に伴い委員を選任することにつきまして、議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました4議案につきまして、ご審議いただきご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) それでは、ただいま上程しました議第73号から議第76号までの4件について質疑のある方は後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時29分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時29分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 質疑
○議長(園田新一 君) それでは、日程第7、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 委員会付託
○議長(園田新一 君) 次に、日程第8、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第74号から議第76号までの3件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第74号から議第76号までの3件については、委員会付託を省略することに決しました。
 なお、議第73号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、教育厚生常任委員会に付託をします。後刻、再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。
 教育厚生常任委員会は、第1委員会室にて開議されます。
 休憩します。
               午前10時31分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時57分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 委員会審査報告
○議長(園田新一 君) それでは、日程第9、委員会審査報告に入ります。
 教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長重田剛君。
 重田剛君。
             〔2番 重田 剛君 登壇〕
◆2番(重田剛 君) それでは、ただいまから教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
議第73号 市有財産を譲渡することにつ
     き議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(園田新一 君) ただいまの審査報告に対して、質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時59分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時59分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第10 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第10、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 それでは、市長提出議案について順次起立により採決します。
 まず、議第73号を採決します。
 お諮りします。
 議第73号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることについては、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第73号は、原案を可決することに決しました。
 次に、議第74号を採決します。
 お諮りします。
 議第74号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第74号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第75号を採決します。
 お諮りします。
 議第75号小中財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第75号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第76号を採決します。
 お諮りします。
 議第76号上豊浦財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第76号は原案に同意することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第11 選第5号 選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙
○議長(園田新一 君) 次に、日程第11、選第5号選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。
 お諮りします。
 選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 引き続き、お諮りします。
 本件については、議長から指名することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、本件については議長から指名することに決しました。
 それでは、近江八幡市選挙管理委員会委員に、安川正樹さん、木村陽子さん、鶴房繁和さん、安倍貞嗣さんの4名を指名します。
 お諮りします。
 ただいま指名しました4名を近江八幡市選挙管理委員会委員の当選人に定めることにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました4名を近江八幡市選挙管理委員会委員の当選人と決定しました。
 次に、近江八幡市選挙管理委員会補充員に、川村妙子さん、大西芳一さん、柳生博夫さん、西川和利さんの4名を指名します。
 お諮りします。
 ただいま指名しました4名を近江八幡市選挙管理委員会補充員の当選人に定めることにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました4名を近江八幡市選挙管理委員会補充員の当選人と決定しました。
 以上で近江八幡市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。
 ここで、市長からご挨拶をいただきます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) それでは、平成30年第2回近江八幡市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げたいと存じます。
 議員の皆さん方におかれましては熱心にご審議をいただきまして、平成30年度一般会計補正予算案を初めとします今議会に提出させていただきました案件につきまして、一部継続審議となった案件を除き原案どおりご承認を賜りましたことまことにありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。
 本議会の会期中は、平成に入って最悪の被害をもたらしました西日本豪雨の影響により代表質問の日程が変更になったほか、後半から本日閉会日にかけましては日本列島が高気圧に覆われ毎日うだるような暑さが続き、お隣の京都市では最高気温が観測史上最高タイの39.8度を記録するなど、熱中症で救急搬送された人は全国集計で7月20日現在2,605人に上り、7県で10人が死亡するなど、まさにこれまで経験したことがない異常気象となっております。
 改めて、犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、当市としても防災に関しましてまた新たに意を用いて対応しなけりゃいけないと心するところでございます。
 さて、このような猛暑の中の7月14日でしたけれども、富士と琵琶湖を結ぶ会の皆様によりまして、富士山の山頂に注ぐ琵琶湖の水をくむ恒例のお水取りを行っていただきました。この水を持って今週の木曜日の26日から富士登山を行っていただくことになりますけれども、体調には十分ご留意いただきたいと思っております。
 また、ご存じの方も多いかと思いますけども、この富士と琵琶湖を結ぶ会の活動がご縁となりまして本市と静岡県富士宮市とは全国でも類のない夫婦都市の提携を昭和43年8月3日に結ばせていただきました。
 その後、ことしで50周年を迎えることになり、この金婚式を記念して、来る7月28日には富士宮市において夫婦都市50周年記念式典が開催されます。本市からも議員の皆様や各種団体の皆様など総勢40名が参加を予定しておるところでございます。
 また、本市におきましても、11月9日のお水返しに合わせまして盛大に記念式典の開催を予定しておりますので、その節には議員の皆さんにおかれましてもぜひご出席をいただきますようよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 また、既にご存じの方もあるかと存じますけども、先週の木曜日には、本市2人目の市民栄誉賞となりました乾貴士選手に、大津市内のホテルにおきまして園田議長にもご同席いただき、市民栄誉賞の授与式をとり行いました。市民の皆様に夢と希望を与えていただいた乾選手にはこの場をおかりして改めて敬意を表したいと思うところでございます。
 さて、天気予報によりますと、この猛暑は今月いっぱい続くということであります。議員の皆さん方におかれましては、ご多用の日々が何かと続くこととは存じますけれども、健康にはくれぐれもご自愛いただきますとともにますますのご活躍を心からご祈念を申し上げまして、閉会に当たりましての御礼のご挨拶とさせていただきたいと存じます。まことにありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 先ほどの近江八幡市選挙管理委員会補充員にお名前を4名申し上げましたが、補充員については順位がありますので、順位が抜けておりましたので、再度お諮りをしたいと思います。
 近江八幡市選挙管理委員会補充員に、第1位川村妙子さん、第2位大西芳一さん、第3位柳生博夫さん、第4位西川和利さんの4名を指名したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) はい、ありがとうございます。その順位でもって補充員に選任したいと思います。
 平成30年第2回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 去る6月21日に開会いたしました本定例会も、議員各位のご協力並びに市長初め当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し厚くお礼を申し上げます。
 さて、西日本豪雨による災害発生から2週間以上が過ぎますが、時間の経過とともに被害は拡大し、多くのとうとい命が失われ、各地で甚大な被害がもたらされている状況にあります。
 改めまして、心よりお見舞いと哀悼の意を表するものでございます。
 地震対策は当然でありますが、その他風水害対策などあらゆる災害への備えが大事でございます。
 当局におかれましては、引き続き人命の安全確保を最優先にした防災・減災対策の推進にご努力を賜りますようお願いを申し上げます。
 各地では連日35度以上の猛暑日となり厳しい暑さが続いており、熱中症の被害も広がっております。皆様方におかれましては健康に十分ご留意をいただき、本市発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして平成30年第2回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでございました。
               午前11時10分 閉会
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