平成30年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
8月31日(金) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
議長報告、監査報告、市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
議第77号~議第102号
午前9時30分 開会
○議長(園田新一 君) 皆さんおはようございます。
これより本日招集されました平成30年第3回近江八幡市議会定例会を開会します。
直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一 君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員に、
加藤昌宏君
橋 博君
の両名を指名します。
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△日程第2 会期の決定
○議長(園田新一 君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
お諮りします。
本定例会の会期は、お手元に配付しましたとおり、本日から9月26日までの27日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月26日までの27日間と決定しました。
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△日程第3 諸般の報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
まず、議長報告を行います。
さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。
次に、監査報告に入ります。
監査委員の報告を求めます。
監査委員北川誠次君。
〔12番 北川誠次君 登壇〕
◆12番(北川誠次 君) 皆様おはようございます。監査委員の北川でございます。
ただいまから監査結果をご報告申し上げます。
最初に、平成29年度の近江八幡市一般会計、各特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況等の審査についてご報告いたします。
地方自治法の規定に基づき、市長から審査に付されました決算書等について、公正・慎重な審査を実施いたしました。
その結果、歳入歳出等の決算計数は正確であり、予算執行並びに基金運用等については、所期の目的に向けて、適正かつ経済的、効率的に執行されているものと認めました。
次に、平成29年度の近江八幡市公営企業会計決算審査についてご報告いたします。
地方公営企業法の規定に基づき、市長から審査に付されました水道事業会計・下水道事業会計及び病院事業会計の各決算が、関係法令に基づいて作成されているか、決算計数は正確か、また財務内容等を正しく表示されているかに関しまして、関係書類・帳簿等の計数を照合いたしました。
その結果、計数は正確であるとともに、経営成績や財政状況を適切にあらわしているものと認めました。
続いて、平成29年度の近江八幡市財政健全化判断比率及び平成29年度の資金不足比率等審査についてご報告いたします。
地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長から審査に付されました報告書や附属書類について、各書類の計数が適正に作成されているか、審査を実施し、いずれも適切に作成されているものと認めました。
次に、地方自治法の規定に基づき、平成30年4月分、5月分、6月分の一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各公営企業会計の現金出納検査を実施しました結果、いずれも、現金を初め歳入歳出等の計数は正しく、適正なものと認めます。
さて、本市の平成29年度の決算状況を見てみますと、一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算状況は全会計で黒字決算でありました。
また、普通会計の決算状況は、実質収支が8億5,200万円余りの黒字となり、翌年度への繰越財源を除く実質収支についても5億1,100万円余りの黒字となり、引き続き健全経営を維持されております。
また、地方債の取り扱いにつきましても、交付税措置のない、または低い市債の発行見送りによる後年度負担の抑制などを実施され、市債残高の抑制に努められ、財政規律を維持された財政運営がなされています。
健全化判断比率の一つである実質公債費比率も、平成29年度は3カ年平均で3.5%と前年度より若干良好となっています。
なお、将来負担比率については充当可能財源等が将来負担額を上回っており、前年度と同じく比率は算定されず、財政健全化判断比率において特に悪化を示す状況はありません。
今後においても、市民皆様の福祉向上のため、引き続き堅実な行財政運営を維持されますよう申し上げます。
なお、詳細な内容は、決算審査意見書、健全化判断比率及び資金不足比率の審査意見書、例月現金出納検査報告書のとおりでございますのでごらんいただきたくお願いいたします。
以上をもちまして監査結果報告といたします。
○議長(園田新一 君) 次に、市長報告に入ります。
財政健全化法の規定に基づき、報第10号平成29年度決算に基づく近江八幡市の健全化判断比率について、報第11号平成29年度決算に基づく近江八幡市の資金不足比率について、地方自治法の規定に基づき、報第12号専決処分の報告について、和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上3件の報告が提出されましたのでご了承をお願いいたします。
以上をもちまして諸般の報告を終わります。
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△日程第4 議案の上程(提案理由説明)議第77号~議第102号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
議第77号から議第102号までの26件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人 君) 朗読いたします。
平成30年第3回(9月)近江八幡市議会定例会提出議案
市長提出議案
議第77号 平成29年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてほか決算認定議案10件
議第88号 平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)ほか補正予算議案4件
議第93号 近江八幡市地域防災センター条例の制定についてほか条例制定議案1件
議第95号 近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてほか条例改正議案6件
議第102号 健康ふれあい公園屋根付き多目的広場整備工事請負契約の締結につき議決を求めることについて
以上であります。
○議長(園田新一 君) 次に、提案理由の説明を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 皆さんおはようございます。
平成30年第3回近江八幡市議会定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
議員の皆さん方におかれましては、公私何かとご多用の中、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。また、平素は市政発展にご尽力を賜り、心より感謝と敬意を表する次第でございます。
さて、災害レベルの記録的な暑さをもたらしたことしの夏ですが、あすから9月に入ろうというこの時期においても、依然として真夏のような暑さが続いております。このような異常気象とも関係するのか、ことしは本格的な台風シーズンの到来を迎える前から多くの台風が発生、来襲し、各地で大きな被害をもたらしているところであります。
7月初旬には、台風7号の通過後、西日本に停滞した前線に向かって南から温かい湿った空気が流れ込んだことから、全国的に長期間にわたって記録的な豪雨となりました。この平成30年7月豪雨では、多くの河川で氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な被害をもたらしました。
改めて、犠牲になられた方のご冥福と被災地の復興を心よりお祈り申し上げる次第でございます。県尾道市に対し災害支援として、7月17日から21日の5日間、水道事業所の職員2名を応急給水車で派遣し、給水活動を実施いたしましたことをこの場をおかりしてご報告申し上げます。
また、7月下旬には、台風12号が日本列島の東側から三重県に上陸し、本州を西に進むという異例のコースをたどり、過去の経験が通用しない台風と言われました。さらに、直近では台風20号による強風で市内の一部地域でも停電が発生する事態となりました。
本市では、これらの台風による風雨等に備えるための水防本部を設置し、気象庁や県等が出す情報を常に注視しながら対応に当たったところでございます。
避難所開設等に当たり、自治連合会長、コミュニティセンター長を初め地域役員の皆様には大変お世話になったところでございます。この場をおかりして厚く御礼を申し上げます。
本市では、幸いにしてこれまで大きな被害には至っておりませんが、これまでの水防対応の反省点を生かし、さらに備えを万全にしてまいりたいと考えております。
こうした中、9月1日の防災の日を前にした8月26日の日曜日には、残暑厳しい中でございましたが、防災総合訓練を市立運動公園におきまして実施したところでございます。
この訓練は、市の地域防災計画に基づき災害発生時に迅速かつ的確な応急対応活動ができるよう、市及び防災関係機関や地域住民などとの協力体制の確立、市民の防災意識の高揚を図ることを目的に実施させていただいており、ことしは4つの学区との連携した訓練を初めて取り入れ、避難者名簿の作成や本部への情報伝達、避難物資の受け入れ等、より実践に近い訓練として実施させていただいたところでございます。
一方、ことしで第9回目となる近江八幡市平和祈念式を去る8月4日、文化会館大ホールにおいて開催し、自治会を初め遺族会や赤十字奉仕団など各種団体の皆様や職員の皆様とともに、戦没者への哀悼のまことをささげ、平和への誓いを改めて申し上げたところでもございます。
また、式典終了後の第2部の平和祈念事業では、「平和コンサート」と題しまして、コーラスみずぐきの皆さんによる平和への賛歌、県立八幡高等学校社会福祉部の皆さんによる手話パフォーマンスを発表していただきました。
戦争を知らない戦後生まれの人口が全体の8割以上を占め、戦争が遠い過去の出来事として語られてしまうことを危惧する中で、戦争体験や教訓、平和への願いを市民の皆様とともに後世につないでいくことが必要であると認識を新たにしたところでもございます。
さて、話は変わりますが、うれしいお知らせとしましては、さきのワールドカップサッカーにおいて大活躍されました本市出身の乾貴士選手より本市の子どもたちへとご寄附をいただきましたことは、皆さんもご承知のことと存じます。本市では、乾選手の温かい思いに応えるべく、その使い道につきましては、かねてより要望があったことやサッカーで活躍されたことも考慮しまして、乾選手の母校八幡中学校と八幡東中学校の老朽化が目立っていたサッカーゴールの購入費として予算を計上させていただくこととなりました。
また、小学校の話題といたしましては、8月28日に馬淵小学校においてトイレの完成披露式が行われました。これは、小・中学校のトイレを明るく開放的なものとし、ひいては児童・生徒の健全育成につなげようとするもので、平成24年度の八幡東中学校から始まった市内4中学校のトイレ改修を生徒会の協力を得ながら完了したのに続いて、平成26年度からは順次小学校のトイレ改修工事を行っており、桐原東小、北里小、八幡小、武佐小に続き、今回の馬淵小で5校目となります。
小学校のトイレ改修工事には、子どもたちの意見やイメージを新たにトイレに反映させるため、大阪市立大学大学院の協力を得、大学院生と子どもたちのワークショップにより、どのようなトイレにしたいか、基本設計に反映させながら進めており、馬淵小学校では生き物や風景をイメージする意見が多かったため、1階を水辺、2階を陸、3階を空とし、トイレ全体を自然と捉えるイメージを大切にしながら改修を進められたそうでございます。
児童の皆さんに末永く大切に使っていただきますことを願っております。
議員の皆さん方におかれましても、事業の趣旨をご理解いただき、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきたいと存じます。
それでは、本日提出いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。
まず、提出議案のうち議第77号から議第84号までの8議案につきましては、平成29年度近江八幡市の一般会計及び各特別会計決算に係る議案でございまして、地方自治法の規定に基づき議会の認定を求めるものでございます。
これらの議案につきましては、後ほど会計管理者からご説明を申し上げますので、私からは一般会計決算の概略についてかいつまんで申し上げたいと存じます。
平成29年度一般会計の歳入決算額は348億1,846万6,000円、歳出決算額は339億6,664万5,000円で、歳入歳出差し引き額は8億5,182万1,000円となり、うち翌年度への繰越財源が3億4,076万5,000円ですので、これを差し引きますと実質収支額は5億1,105万6,000円となり、黒字の決算となりました。
歳入につきましては、対前年度比マイナス3.1%、11億2,967万1,000円の減少となりました。
その根幹をなす市税につきましては、市たばこ税以外は全て増加となったことから、市税全体としては市町合併以後最大となる112億8,288万1,000円となりました。
地方消費税交付金を初めとする各県税交付金も総じて前年度より増加となり、地方交付税は前年度並みの56億5,844万2,000円となりました。
国庫支出金は、前年度に比べ6億9,686万7,000円減の50億2,281万5,000円となりましたが、一方、県支出金は畜産施設整備補助金などの増加により前年度に比べ1億2,423万3,000円増の24億5,018万円となりました。
寄附金は前年度に比べ3億2,758万円増の18億1,978万8,000円と増加しましたが、財産収入は前年度に比べ4億5,246万9,000円減の2億1,308万円となりました。
市債につきましては、20億2,288万2,000円と前年度より1億345万7,000円減となりましたが、市債発行抑制などに対応した財源として公共施設等整備基金を活用したことから、基金繰入金は18億2,658万3,000円となりました。
次に、歳出につきましては、決算総額は339億6,664万5,000円となり、対前年度比マイナス3%、10億4,089万3,000円の減となりました。
主な内容としましては、資料館の改修による体験施設やギャラリー等の整備、JR安土駅の橋上駅舎及び自由通路の整備、0次予防センターの整備、健康ふれあい公園のプール棟の整備などです。
また、市債残高については276億8,183万4,000円と前年度より1億8,437万4,000円縮減し、基金残高は143億1,891万6,000円と前年度より4億580万3,000円増強いたしました。
続きまして、地方公営企業会計であります水道事業、下水道事業及び病院事業会計決算に係る議案につきましてご説明申し上げます。
まず、議第85号平成29年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
業務面につきましては、給水戸数は3万3,198戸、給水人口は8万1,817人、有収水量につきましては前年度と比べ増加し860万1,351立方メートルとなりました。
続いて、経理面につきましては、収益総額が17億7,030万9,234円で費用総額が17億9,240万3,847円となり、この金額から消費税を除き3,363万6,819円の純損失となりましたが、平成29年度は旧安土町における受贈財産減価償却費算定誤りによる特別損失を計上しており、実質的には黒字経営を維持した決算となっております。
工事関係におきましては、老朽管布設がえを中心に送配水設備改良に1億5,373万63円を投入いたしました。
また、地方公営企業法第32条の規定により未処分利益剰余金のうち400万円を減債積立金に、7,000万円を建設改良積立金に積み立てを求めるものでございます。
今後も計画的な施設の更新を進め、安全・安心な水道水の供給に努めてまいりたいと思います。
次に、議第86号平成29年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
まず、業務面につきましては、処理区域内水洗人口は5万7,772人、普及率は80.32%、水洗化率は87.59%、有収水量につきましては前年度と比べ増加し、601万7,889立方メートルとなりました。
続いて、経理面につきましては、公共下水道事業及び農業集落排水事業合わせて収益総額が21億7,162万7,155円、費用総額が21億715万4,536円となり、この金額から消費税を除き4,872万1,738円の純利益となりました。
工事関係におきましては、集中浄化槽区域における公共下水道接続事業を中心に建設改良費、汚水管渠整備費に1億9,425万1,997円を投入しました。
また、地方公営企業法第32条の規定により、未処分利益剰余金のうち3,300万円を減債積立金に、1,500万円を建設改良積立金にそれぞれ積み立てし、また25万805円を資本金に繰り入れることを求めるものでございます。
今後も計画的に施設等の維持管理に努め、健全な経営、サービスの維持向上、信頼される下水道事業の運営に努めてまいる所存でございます。
次に、議第87号平成29年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
まず、患者利用状況につきましては、入院患者は延べ数13万7,030人、1日平均では375人となり、外来患者は延べ数21万9,409人、1日平均では899人でございました。
次に、経営面につきましては、収益的収入が130億4,973万7,570円となったのに対し、収益的支出は128億6,820万1,175円となり、収支差し引き1億8,153万6,395円の純利益を計上することができました。
昨年度の主な取り組みとしましては、地域の医療機関との連携をさらに深め、包括的な患者支援ができるよう入退院支援センターを本格的に稼働させたところです。
また、高度な医療サービスが引き続き安定的に提供できるよう、老朽化した医療機器等の更新にも努めたところです。
医療を取り巻く環境は年々厳しさを増していますが、今後の病院運営につきましても、安定的な健全経営を堅持しながら東近江医療圏の基幹病院として地域完結型医療を積極的に推進していく所存でございます。
続きまして、各会計補正予算に係る議案につきましてご説明を申し上げます。
議第88号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ11億4,263万9,000円を追加し、予算総額を377億6,524万4,000円とさせていただくものでございます。
主な内容といたしましては、総務費におきまして、ふるさと応援事業でワンストップ特例申請業務委託に伴います物件費、庁舎維持管理事業で来客用簡易駐車場整備に伴います工事請負費等、基金積立金で繰越金に伴います財政調整基金積立金を追加し、民生費におきまして、介護施設等整備事業で地域密着型サービス施設の整備に伴います負担金補助及び交付金、基金積立金で子ども・子育て支援基金の設置に伴います積立金を追加。認定こども園施設整備事業で負担金補助及び交付金を減額。
土木費におきまして、河川改良整備事業、住宅施設維持管理事業で改修工事に伴います工事請負費、民間建築物耐震対策事業で民間ブロック塀等の耐震対策に伴います負担金補助及び交付金を追加。
消防費におきまして、防災活動事業で防災用備蓄品の整備に伴います物件費を追加。
教育費におきまして、教育財産管理事業、中学校施設整備事業で教育財産の安全対策に伴います物件費、小学校教育教材事業、中学校教育教材事業、読書活動推進事業で寄附に伴います物件費、小・中学校ICT教育推進事業で校務を支援するシステム導入に伴います物件費を追加するとともに、各費目におきまして、前年度国庫支出金等の精算に伴います償還金利子及び割引料、施設の修繕に伴う物件費等を精査し補正するものでございます。
これらの財源につきましては、県支出金、寄附金、繰入金、繰越金及び諸収入等と国庫支出金及び市債で財源調整し、充当させていただくものでございます。
第2表債務負担行為の補正につきましては、会計年度任用職員制度導入のための例規整備支援委託事業に係る債務負担行為、次に平成31年度指定ごみ袋購入事業に係る債務負担行為、次に外国語指導助手ALT派遣委託事業に係る債務負担行為、次に小・中学校ICT環境機器等使用料に係る債務負担行為、次に資料館及びかわらミュージアム管理運営事業で指定管理者による事業実施を行うための債務負担行為、次に駅南総合スポーツ施設管理運営事業で指定管理者による事業実施を行うための債務負担行為、以上全6事業の期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
第3表地方債の補正につきましては、認定こども園施設整備事業で桐原東認定こども園施設整備の延期、臨時財政対策債で発行可能額の確定に伴いまして、それぞれ限度額の変更をさせていただくものでございます。
次に、議第89号平成30年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億5,456万4,000円を追加し、予算総額を87億9,456万4,000円とさせていただくものでございます。
主な内容といたしましては、国民健康保険事業費納付金におきまして、一般被保険者に係ります負担金補助及び交付金を追加、退職被保険者及び介護納付金に係ります負担金補助及び交付金を減額、基金積立金におきまして財政調整基金積立金を追加、諸支出金におきまして、療養給付費国庫支出金等償還金及び特定健康診査国庫支出金等償還金で償還金利子及び割引料を追加するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正するものでございます。
これらの財源につきましては、繰越金を充当させていただくものでございます。
次に、議第90号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億2,075万円を追加し、総額を61億8,075万円とさせていただくものでございます。
主な内容といたしましては、基金積立金におきまして介護給付費準備基金への積立金を追加。
諸支出金におきまして、償還金で償還金利子及び割引料を追加するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正するものでございます。
これらの財源につきましては、支払基金交付金及び繰越金を充当させていただくものでございます。
次に、議第91号平成30年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,464万8,000円を追加し、予算総額を10億764万8,000円とさせていただくものでございます。
主な内容といたしましては、後期高齢者医療広域連合納付金におきまして負担金補助及び交付金を追加するものでございます。
これらの財源につきましては、国庫支出金及び繰越金と繰入金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
次に、議第92号平成30年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、収益的収支予算において収益的支出3,866万7,000円を増額し、17億5,313万円とさせていただくものでございます。
また、資本的収支予算におきまして、資本的収入2億6,000万円を減額し、1億5,602万3,000円とし、資本的支出5億2,200万円を減額し、5億4,294万7,000円とさせていただくものでございます。
主な内容につきましては、岩倉浄水場改築工事の工期変更に伴い債務負担行為を変更するもので、収益的収支予算については消費税の増額、また資本的収支予算では建築改良費を減額し、これに伴い企業債の減額補正をさせていただくものでございます。
続きまして、条例その他の議案についてご説明を申し上げます。
まず、議第93号近江八幡市地域防災センター条例の制定につきましては、地域住民の防災意識及び防災応急活動の普及向上並びに市民の協働による地域コミュニティーの醸成を図り、災害時における情報収集、応急対策及び被災者支援等の災害対策活動の拠点として機能を保持するため、近江八幡市地域防災センターを設置するため提案させていただくものでございます。
次に、議第94号近江八幡市子ども・子育て支援基金条例の制定につきましては、子ども・子育て支援対策のさらなる充実を図るべく、子ども・子育て支援事業計画に沿った子ども・子育て支援事業の促進に充てるため近江八幡市子ども・子育て支援基金を設置するとともに、その他基金を整理したく提案させていただくものでございます。
次に、議第95号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法津において法定事務として規定された事務を本条例から削るとともに、独自利用事務として市長と教育委員会との連携を行う事務を改めるため、所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
次に、議第96号近江八幡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市立家庭的保育事業所に保育所等医等を設置したこと及び近江八幡市地域防災センター長を新たに設置することから、その報酬について明記するとともに、その他必要な字句の修正を行いたく提案させていただくものでございます。
次に、議第97号近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市VR安土城高精度型システムにより作成した著作物を商品の販売等に利用する場合において、その対価として使用料を徴収するため所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
次に、議第98号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、建築基準法の一部を改正する法律の施行に伴い、接道規制の適用除外に係る認定の申請に対する審査及び仮設興業場等の設置期間の特例許可の申請に対する審査に係る手数料を規定するとともに、その他必要な字句の修正を行いたく提案させていただくものでございます。
次に、議第99号近江八幡市立小学校条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市立岡山小学校の移転に伴い、当該小学校の位置を変更したく提案させていただくものでございます。
次に、議第100号近江八幡市立資料館条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市立資料館の改修工事に伴い新設されたコワーキングスペース棟の事務スペースの使用料等を規定するとともに、資料の撮影等に係る手続を明確化するため、所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
次に、議第101号近江八幡市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、当該基準に基づき規定している本市の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準についても同様の措置を講ずるため、所要の改正を行いたく提案させていただくものでございます。
最後に、議第102号健康ふれあい公園屋根付き多目的広場整備工事請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、平成30年8月21日に一般競争入札によって契約金額等が確定しましたので、条例の定めるところにより議会の議決を得たく提案させていただくものでございます。
以上26議案につきまして、ご審議いただきご可決賜りますようよろしくお願いを申し上げまして、提案理由とさせていただきます。
なお、これらのうち議第102号健康ふれあい公園屋根付き多目的広場整備工事請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、工事の関係上、9月13日の質問最終日にご可決賜りますよう重ねてお願い申し上げます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 久郷会計管理者。
〔会計管理者 久郷浩之君 登壇〕
◎会計管理者(久郷浩之 君) 皆さんおはようございます。
それでは、平成29年度の一般会計及び特別会計決算の認定に関係いたします議案についてご説明申し上げます。
議第77号平成29年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
歳入歳出の重立った事項のみを申し上げますので、ご了承くださるようお願いいたします。
歳入決算額は348億1,846万6,000円、歳出決算額は339億6,664万5,000円で、歳入歳出差し引き額は8億5,182万1,000円となり、うち翌年度への繰越財源が3億4,076万5,000円ですので、これを差し引きますと実質収支額は5億1,105万6,000円となり、黒字の決算となりました。
歳入につきまして、対前年度比マイナス3.1%、11億2,967万1,000円の減少となりました。
その根幹をなす市税につきましては、景気上向きの影響から個人市民税が前年度に比べ4,294万5,000円の増、法人市民税が前年度に比べ1億804万5,000円の増、固定資産税が新築家屋の増加により前年度に比べ1億3,163万2,000円の増となり、市たばこ税以外は全て増加となったことから、市税全体としては、市町合併以後最大となる112億8,288万1,000円となりました。
市税全体の徴収率は現年度が99.31%、滞納分を含めた全体で96.95%となり、前年度よりも0.46%向上しました。
地方消費税交付金を初めとする各県税交付金は、景気上向きの影響から総じて前年度より増加となりました。
また、地方交付税は合併算定がえ縮減の影響を受けたものの前年度並みの56億5,844万2,000円となり、内訳としまして、普通交付税につきましては前年度より0.4%減の46億9,086万5,000円で2,095万3,000円の減、特別交付税は前年度より1.5%増の9億6,757万7,000円で1,407万3,000円の増となり、地方交付税全体では前年度より688万円の減少となりました。
国庫支出金は、平成28年度に環境エネルギーセンターが竣工したことなどから施設整備に伴う建設補助金が大幅に減少したことにより、前年度に比べ6億9,686万7,000円減の50億2,281万5,000円となりましたが、一方、県支出金は畜産施設整備補助金などの増加により前年度に比べ1億2,423万3,000円増の24億5,018万円となりました。
その他、産業振興、歳入確保策として進めていますふるさと納税が増収となった寄附金は、前年度に比べ3億2,758万円増の18億1,978万8,000円と増加しましたが、財産収入は遊休の普通財産の売却状況により、前年度に比べ4億5,246万9,000円減の2億1,308万円となりました。
施設整備に伴う財源となる市債につきましては、20億2,288万2,000円と前年度より1億345万7,000円減となりましたが、市債発行抑制などに対応した財源として公共施設等整備基金を活用したことから、基金繰入金は18億2,658万3,000円となりました。
歳出につきましては、決算総額は339億6,664万5,000円となり、対前年度比マイナス3.0%、10億4,089万3,000円の減となりました。
歳出の主な内容としましては、歴史的建造物である資料館を改修し、歴史文化の伝承と地域の活性化を図ることを目的とした体験施設やギャラリー等の整備、JR安土駅の橋上駅舎及び自由通路の整備、高齢になっても自分の地域で自分らしく生きるための取り組みを推進する拠点となる0次予防センターの整備、環境エネルギーセンターからの余熱を利用した健康ふれあい公園のプール棟の整備など、市民生活の向上と一層の満足度が得られるよう、さまざまな事業を展開し多くの成果を得ることができました。
目的別の状況では、環境エネルギーセンターの完成や中部清掃組合から脱退したことなどから、衛生費が前年度に比べ18億1,155万1,000円減の33億7,832万8,000円と決算額が減少した主要因となりました。
性質別の状況では、下水道事業会計が地方公営企業法を適用されたことに伴い、繰出金から補助費等及び投資及び出資金に変更されたため、前年度と比較して各費目で大幅な増減が生じています。
義務的経費である扶助費は、前年度に比べ1億7,093万5,000円増の74億2,822万2,000円と、新市となり8年度連続での増加し、全体の2割を超える状況となっています。
普通建設事業費は、環境エネルギーセンターの完成などに伴い、前年度に比べ6億226万1,000円減の47億7,710万2,000円となりました。
また、基金への積立金については、ふるさと納税による積み立てを初め22億3,238万6,000円となりました。
市民生活に密着したハード、ソフト事業の展開やまち・ひと・しごと創生事業などさまざまな事業を着実に実施しながら、行財政改革による歳出の見直し、またさきに触れましたふるさと納税などの歳入確保に努めた結果、市債残高については276億8,183万4,000円と前年度より1億8,437万4,000円縮減し、基金残高は143億1,891万6,000円と前年度より4億580万3,000円増強し、財政運営の健全化維持に努めました。
なお、平成29年度末の公有財産等の資産保有状況につきましては、歳入歳出決算書に添付させていただいておりますのでご参照いただきたいと存じます。
続きまして、各特別会計別決算についてご説明を申し上げます。
議第78号平成29年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
歳入決算額は93億3,321万7,000円、歳出決算額は90億7,865万2,000円で、歳入歳出差し引き額は2億5,456万5,000円の黒字決算となりました。
平成29年度末の国民健康保険財政調整基金残高は5億4,200万6,000円となりました。
なお、医療費の動向では、保険給付費は55億7,501万円で、昨年度より減となっております。
次に、議第79号平成29年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
この特別会計は、近江八幡市と日野町、竜王町の1市2町が共同で介護認定審査会を設置し、近江八幡市が事務局となって審査判定業務を共同処理しており、構成市町の負担金で運営を行っています。
平成29年度は186回の審査会を開催し、4,404件の案件について審査判定を行いました。
歳入歳出決算額ともに3,214万9,000円となりました。
次に、議第80号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
歳入決算額は58億2,960万7,000円、歳出決算額が56億1,845万7,000円で、歳入歳出差し引き額は2億1,115万円の黒字決算となりました。なお、平成29年度末の介護保険給付準備基金残高は6億7,031万9,000円となっています。
次に、議第81号平成29年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
この特別会計は、指定介護予防支援事業所の指定を受け、要介護が軽度の高齢者を対象に介護予防サービス計画を含むケアプラン作成などの予防給付のケアマネジメント業務を実施しております。
歳入歳出決算額ともに1,228万7,000円となりました。
次に、議第82号平成29年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
文化会館は、市民の芸術鑑賞や創造、発表の場あるいは関係づくりの場として供していますが、施設や設備の老朽化が目立つことから、建物の耐震化、空調機器修繕、防水改修等の工事を実施しました。
歳入決算額は6,438万7,000円、歳出決算額は6,412万9,000円で、歳入歳出差し引き額は25万8,000円の黒字決算となりました。
次に、議第83号平成29年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
歳入決算額は9億1,636万4,000円、歳出決算額は8億9,170万8,000円で、歳入歳出差し引き額は2,465万6,000円となりますが、この繰越金のうち2,464万8,000円は平成30年度に保険料として滋賀県後期高齢者医療広域連合に納付いたします。
次に、議第84号平成29年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
旧近江八幡市、旧安土町及び旧能登川町の1市2町が平成8年度からそれぞれ管理受託者として琵琶湖干拓大中の湖地区新田排水機場の維持管理を行っており、平成28年度からの5カ年は本市が代表して施設の運営、維持管理を行い、干拓地内の安全確保に努めています。
平成29年度は、歳入歳出決算額ともに3,082万円となりました。
以上、平成29年度の一般会計及び7つの特別会計決算認定に関係いたします案件につきましてご説明を申し上げましたが、詳細につきましては、主要な施策の成果に関する説明書、監査委員から提出いただいております一般会計及び各特別会計決算審査意見書を参考にしていただきまして、ご審議を賜り、認定をいただきますようお願い申し上げ、ご説明とさせていただきます。
○議長(園田新一 君) 以上で議案の上程を終わります。
以上をもって本日の日程は全て終了しました。
明1日から10日までは議案熟読のため休会とし、9月11日定刻に再開し、個人質問から行います。
発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、9月4日正午までに事務局へ提出をお願いします。
本日はこれをもちまして散会します。
ご苦労さまでした。
午前10時32分 散会