近江八幡市議会
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平成30年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
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12月21日(金) 最終日
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内容
会議録
平成30年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月21日(金) 最終日
日程第1 会議録署名議員の指名
日程第2 委員会審査報告
日程第3 討論・採決
日程第4 諸般の報告
日程第5 議案の上程(提案理由説明)
会第12号・会第13号
日程第6 質疑
日程第7 委員会付託
日程第8 委員会審査報告
日程第9 討論・採決
午前9時30分 開議
○議長(園田新一 君) 皆さんおはようございます。
これより本日の会議を開きます。
~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一 君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員に、
井上佐由利君
山本 英夫君
の両名を指名します。
~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
まず、予算常任委員会の報告を求めます。
予算常任委員長小西励君。
〔9番 小西 励君 登壇〕
◆9番(小西励 君) 皆さんおはようございます。
それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、12月13日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をいたします。
議第110号 専決処分の承認を求めることについて
平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)
は、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。
議第111号 平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(園田新一 君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
総務常任委員長岡田彦士君。
〔7番 岡田彦士君 登壇〕
◆7番(岡田彦士 君) 皆さんおはようございます。
続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するために、12月17日に委員会を開催し、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
まず、予算関連議案につきまして、
議第113号 平成30年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)
については、全員賛成で原案を可決するものと決しました。
次に、条例関連議案につきまして、
議第114号 近江八幡市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第115号 近江八幡市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第119号 近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、その他議案につきまして、
議第121号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第125号 おうみ自治体クラウド協議会を設置する地方公共団体の数の増加及びおうみ自治体クラウド協議会規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて
議第131号 市有財産を処分することにつき議決を求めることについて
以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、意見書につきまして、
会第10号 陸上自衛隊饗庭野演習場での実弾射撃訓練の中止を求める意見書の提出について
会第11号 巨額な国体費用を削減し、県民のいのち・暮らし応援の県政を求める意見書の提出について
以上2件は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
最後に、請願につきまして、
請願第2号 2019年10月の消費税10%実施の中止を求める意見書の提出を求める請願
は、賛成少数で原案を不採択すべきものと決しました。
なお、審査の過程で、会第10号において、自衛隊は我が国の平和と災害時の出動など国民の安全・安心の確保に寄与している。今回の実弾射撃訓練の誤射については、複数の安全管理を怠るなど緊張感が欠如しており、猛省を促すとともに、原因究明と再発防止に向け、さらなる安全対策強化と迅速な情報伝達の徹底を求める。
また、会第11号においては、国体を開催するに当たり、県自体も身の丈に合った施設整備を実施する方針であり、開催を契機に本県のスポーツ振興を見据え、開催後の有効利用、多目的利用を踏まえた施設整備が必要である。
請願第2号においては、急速な少子・高齢社会を背景に、増大する社会保障費の財源確保は喫緊の課題であり、消費税率の引き上げについては議論のあるところであるが、引き上げ後の財源については将来を見据えた子育て支援策を含む全世代型の社会保障に活用されるべきなどの意見が出されました。
以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
教育厚生常任委員長重田剛君。
〔2番 重田 剛君 登壇〕
◆2番(重田剛 君) おはようございます。
引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、12月18日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
まず、予算関連議案につきまして、
議第112号 平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、条例関連議案につきまして、
議第116号 近江八幡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、その他議案につきまして、
議第122号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、議員提出議案につきまして、
会第9号 国保税(料)の負担軽減を図るため、一兆円規模の公費を投入することを求める意見書の提出について
は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 最後に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
産業建設常任委員長奥田孝司君。
〔6番 奥田孝司君 登壇〕
◆6番(奥田孝司 君) 皆さんおはようございます。
続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査のため、12月19日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
まず、条例関連議案につきまして、
議第117号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第118号 近江八幡市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について
以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
次に、その他議案につきまして、
議第120号 安土駅南北駅前広場整備工事請負契約の変更につき議決を求めることについて
議第123号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第124号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第126号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(園田新一 君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(園田新一 君) 次に、日程第3、討論・採決に入ります。
市長提出議案について、討論の発言通告がございませんので、専決処分議案、予算関連議案、条例関連議案、その他議案の順に一括採決します。
まず、専決処分議案について、議第110号を採決します。
お諮りします。
議第110号専決処分の承認を求めることについて、平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を承認することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第110号は原案を承認することに決しました。
次に、予算関連議案について、議第111号から議第113号までを一括採決します。
お諮りします。
議第111号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第5号)、議第112号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第2号)、議第113号平成30年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第1号)、以上3件は、予算、総務及び教育厚生の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第111号から議第113号までの3件は原案を可決することに決しました。
次に、条例関連議案について、議第114号から議第119号までを一括採決します。
お諮りします。
議第114号近江八幡市の議会の議員及び長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第115号近江八幡市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第116号近江八幡市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議第117号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第118号近江八幡市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、議第119号近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上6件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第114号から議第119号までの6件は原案を可決することに決しました。
次に、その他議案について、議第120号から議第126号及び議第131号を一括採決します。
お諮りします。
議第120号安土駅南北駅前広場整備工事請負契約の変更につき議決を求めることについて、議第121号から議第124号まで、いずれも公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第125号おうみ自治体クラウド協議会を設置する地方公共団体の数の増加及びおうみ自治体クラウド協議会規約の変更に関する協議につき議決を求めることについて、議第126号市道路線の認定につき議決を求めることについて、議第131号市有財産を処分することにつき議決を求めることについて、以上8件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、議第120号から議第126号及び議第131号の8件は原案を可決することに決しました。
次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
まず、会第9号について討論を行います。
井上佐由利君の発言を許します。
井上佐由利君。
〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) おはようございます。
日本共産党の井上佐由利です。
私は、会第9号国保税(料)の負担軽減を図るため、一兆円規模の公費を投入することを求める意見書の提出について賛成討論を行います。
市民の健康と暮らし、地域医療を守るには、所得によって、あるいは医療制度で差別されず、公平に医療が受けられるようにしようとする考えに異論を持つ議員さんはいらっしゃらないのではないかと思います。
まず、保険制度によって納める保険料がいかに違うかということであります。
他の公的医療保険制度の加入者と比べて、国保加入者の所得は低いのに一番高い保険料となっています。
2012年の厚生労働省の資料、今これしかないんですが、この資料から見ますと、平均所得83万円の国保は9.9%の保険料です。平均所得137万円の協会けんぽの保険料は7.6%です。平均所得200万円の組合健保の保険料は5.3%となっています。共済では5.5%です。いかに国保の加入者の保険料の高いことがうかがい知れます。
また、1人当たりの医療費負担は協会けんぽでは16万円、これに対して国保は32万円であります。さらには、65歳から74歳までの国保加入者割合は3割を超えております。上がり続ける国保料、下がり続ける加入世帯の所得、ここに国保の構造的欠陥があると考えます。
国保は、均等割や平等割も加算されて、収入が変わらなくても家族がふえれば均等割がふえ、国保加入の子育て世代の大きな負担になっています。
今こそ、政府が1兆円の公費を投入すれば、協会けんぽ並みの負担率まで国保料は引き下げることができると考えます。
全国知事会も、そして市長会も町村会も、繰り返し定率の国庫負担の増額を政府に要望してこられております。それは、高過ぎる国保料が住民の負担を超えていて、国庫負担増額なしには問題解決ができないという認識があるからです。
国保新聞にも掲載されておりますが、全国知事会が自民党医療プロジェクトチームに要望され、公費1兆円並みの投入で協会けんぽ並みの負担率にするべきだということを求めておられます。
国保料の問題は、住民の健康、暮らしを守る上で、保険制度を維持存続する上でも避けて通れない課題となっております。
立場の違い、社会保障政策の違いがあったとしても、この問題の解決に知恵を出し合って力を合わせることは可能だと考えています。
12月18日、先ほどの委員長の報告ですけれども、12月18日に開催されました教育厚生常任委員会では、この意見書の審議について何ひとつ質問も意見も出されませんでした。討論も私以外ありませんでした。意見書に反対でも、なぜ反対なのか、理由も示されないようでは市民にはわからないのではないでしょうか。市民から見れば、なぜ議論を尽くさないのかと感じるのではないでしょうか。
隣の東近江市では、議論がされ、公費負担増額の意見書が本日提出されます。県が、来年度の国民健康保険標準保険料の仮係数による算定を12月3日に発表されました。前年度より保険料比較で、本市では9.49伸びると試算しています。
今後は、納付金及び標準保険料が決定されると思いますが、ふえることはあっても下がることは決してないと考えています。
国保の現状を協会けんぽ並みにしていくために、政府に1兆円の国庫負担をふやすことを議会の意思として意見書を上げていただきたいと思います。
共産党が好きとか嫌いとかの違いを脇に置いても、この国保の問題、議会が取り組んでいかなければならない課題であるということを申し上げて、国保税(料)の負担軽減を図るため、一兆円規模の公費を投入することを求める意見書に賛成討論としたいと思います。
どうぞ議員の皆さんよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより会第9号について起立により採決します。
念のため申し上げます。
本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は否決であります。
原案について採決します。
お諮りします。
会第9号国保税(料)の負担軽減を図るため、一兆円規模の公費を投入することを求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第9号は、原案を否決することに決しました。
次に、会第10号について討論・採決を行います。
それでは、会第10号について討論を行います。
加藤昌宏君の発言を許します。
加藤昌宏君。
〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏でございます。
総務常任委員会で審議されました会第10号について賛成討論を行います。
陸上自衛隊饗庭野演習場での実弾射撃訓練の中止を求める意見書の提出について。
11月14日に高島市にある陸上自衛隊饗庭野演習場での射撃訓練中に迫撃砲の実弾1発が演習場の外の国道303号に着弾し、とまっていた民間の自動車を壊すというとんでもない事件が起こりました。一つ間違えば人命が奪われる事態でした。
3年前、訓練中の重機関銃の跳弾、いわゆるかたいものに当たった後はじかれた弾丸のことでありますが、これが民家の屋根を突き破った事件で、自衛隊は緊急時の速やかな通報を約束していました。
しかし、今回、高島市への説明は発生から4時間も後でした。自衛隊自身の取り決めでも、誤射などの事故が起きた場合、直ちに中止しなければならないのに訓練を続けていたのです。
住民は不安と恐怖でいっぱいです。実弾訓練はやめてほしいの怒りの声は当然です。なのに、自衛隊は人為的ミスで片づけ、再発防止の軽い約束だけで訓練を再開しようとしています。こんなことは許されません。
この事件は、12月18日に陸自中部方面総監部が複数の安全管理を怠った、指揮系統にも乱れがあったと調査結果を明らかにしました。住民は、緊張感の欠如、実弾演習再開は納得できないと、まだ理解は得られていません。
饗庭野演習場では、来年2月、オスプレイも参加して日米合同演習が予定されています。沖縄県では、過日のテレビ報道でも明らかなように、辺野古の新基地建設埋立工事が強引に進められています。玉城沖縄県知事は、この現場を見て胸がかきむしられる気持ちだと語りました。秋田県と山口県には、巨大なミサイル基地がつくられようとしてます。
安倍政権は、10月18日に閣議決定をした過去最大5年間で27兆4,700億円もの膨大な軍事費が暮らしを押し潰そうとしています。国民の声を聞かずに強行する最大の理由は、北朝鮮の脅威です。
でも、この間、北東アジアでは平和の大きな波が生まれています。朝鮮半島では南北首脳会談が行われ、アメリカと北朝鮮の史上初のトップ会談も実現しました。今、日本がしなければならないのは、この平和の流れを後押しすることです。憲法9条に基づく平和外交を進めることです。緊張を高める新基地建設や軍事演習などもってのほかと言わなければなりません。
こんなときに9条を変えて戦争する国へ突き進む安倍政権、こんなアメリカ言いなりの政治は一日も早く終わらせることを呼びかけて会第10号への賛成討論といたします。
ご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより会第10号について起立により採決します。
念のため申し上げます。
本件に対する総務常任委員長の審査報告は否決であります。
原案について採決します。
お諮りします。
会第10号陸上自衛隊饗庭野演習場での実弾射撃訓練の中止を求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第10号は原案を否決することに決しました。
次に、会第11号について討論・採決を行います。
それでは、会第11号について討論を行います。
加藤昌宏君の発言を許します。
加藤昌宏君。
〔20番 加藤昌宏君 登壇〕
◆20番(加藤昌宏 君) 加藤昌宏でございます。
続きまして、総務常任委員会で審議されました会第11号巨額な国体費用を削減し、県民のいのち・暮らし応援の県政を求める意見書の提出について、賛成討論を行います。
滋賀県は、6年後の2024年に開催予定の滋賀国体に巨額の費用を支出しようとしています。各種施設の整備費等に総額511億円もの税金をつぎ込もうという計画です。県の財政見通しでは、今後10年間で800億円もの赤字が見込まれることも発表しています。
国体の開催費用について、全国知事会は、自治体財政が圧迫された苦い経験から、平成14年の緊急決議に基づいて国体での過剰な準備や運営を厳に慎むとともに、簡素効率化を進めてきました。
この間、開かれた国体は、既存施設の活用や他府県施設の利用など施設整備の費用を節約してコンパクトな国体として成功させてきたのです。
500億円を超える施設整備費の中心は、主会場となる彦根市の陸上競技場に200億円、大津市の県立体育館に100億円、草津市のプールに99億円という計画です。いずれも土地造成に多額な費用が必要な上、国体終了後の施設利用や維持管理を考えた場合、課題は山積をしています。
施設整備費を他府県並みに半減させようとすれば、この3つの巨額な費用は抜本的に見直す必要があります。今、県内にある陸上競技場や体育館でも部分的修繕や客席、サブグラウンド、駐車場を仮設にすれば十分に開催できます。
国体への巨額な費用をつぎ込むのとは別に、県は来年度から4年間で市町や団体への補助金、委託料など582項目を廃止、縮小し、約24億円を削減しようとしています。県民の暮らしを犠牲にして国体に巨額の費用をつぎ込むことに県民の理解は得られません。
国体費を半減し、その財源で子どもの医療費無料化を拡充し、国民健康保険料税を引き下げ、マンモス化で困難さを増す特別支援学校を増設するなど、税金の使い方を県民の命と暮らし優先に見直すべきであります。
国体の成功と暮らしを守り、県民の願いを実現することは両立できます。国体の整備費を削減して暮らしを守るために、500億円を超える国体施設整備費等を他府県並みに半減すること、県の行政経営方針を抜本的に見直し、県民の暮らしを応援する内容に組みかえることを求めて、会第11号への賛成討論といたします。
議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより会第11号について起立により採決します。
念のため申し上げます。
本件に対する総務常任委員長の審査報告は否決であります。
原案について採決します。
お諮りします。
会第11号巨額な国体費用を削減し、県民のいのち・暮らし応援の県政を求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第11号は原案を否決することに決しました。
次に、請願について討論・採決を行います。
それでは、請願第2号について討論を行います。
まず、川崎益弘君の発言を許します。
川崎益弘君。
〔19番 川崎益弘君 登壇〕
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
請願第2号2019年10月の消費税10%実施の中止を求める意見書の提出を求める請願に対する賛成の討論を行います。
景気がよく見えているのはオリンピック需要や災害に乗じた大企業のみで、一般的に見て景気がよいとは言えません。東北大震災以来、各地で立て続けに異常気象、台風や地震による災害が発生し、多くの方が被災され、今なお立ち上がれない方や仮設住宅暮らしの方が多くおられる中で、今消費税増税はするべきではありません。
そのことは政府もわかっているのか、そのために税の軽減を図るために、あの手この手と軽減策を提案してきていますが、例えば食料品の税制やカードでの支払いで多くのポイント還元をするとしていますが、インボイス導入などもあわせて、町の個人の商店や建設など自営業者にとっては非常にややこしく、また紛らわしいことや別の費用がかさむものです。これらも大手の商社だけがもうける仕組みとなっています。
軽減税率を導入して飲食料品を8%に据え置いたとしても、10%への増税で1人当たり年間2万7,000円、1世帯当たり6万2,000円の増税になります。低所得者ほど負担が重くなる逆進性が強まります。
年収200万円以下の場合、収入に占める増税の負担率は6.7%に対して、年収1,500万円では2.4%です。年間収入別1カ月当たりの食料費支出を見ても、食料品の支出は収入が200万円以下の世帯は3万4,306円に対し、2,000万円以上の世帯は11万4,489円と収入が高いほど支出額が多く、軽減税率の導入でより大きな恩恵を受けるのは高額所得者です。
国も、低所得者ほど負担が重くなることを認めており、麻生財務大臣は、国会で逆進性が強まるのは当然そうなると答弁しています。
このごろの各新聞の投稿欄を見てみますと、消費税についての投稿が多く見られます。その中身は、消費税を取るのに5兆円もかけて軽減策を講じるなら最初からやめればよいのに、また消費税を福祉に使うとしてきたが、5兆円も軽減に使うことで何もできないのではないか、また5兆円は選挙前のばらまきか等々の投稿がされています。この声を聞くべきであります。
年末にかけて、また小麦粉が値上げされ、年末商品も多くが昨年より値上げされていること、また年を明けると次々といろいろの食料品の値上げが予定されていると報道されています。本当にこんなときに、こんな形で消費税を引き上げることはすべきではありません。このことを申し上げて賛成の討論といたします。
議員皆さんの賛同をよろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 次に、池上知世君の発言を許します。
池上知世君。
〔18番 池上知世君 登壇〕
◆18番(池上知世 君) 公明党の池上知世でございます。
請願第2号2019年10月の消費税10%実施の中止を求める意見書の提出を求める請願について、不採択の立場で討論させていただきます。
国において消費税10%の引き上げが決定いたしました。そのことを前提に申し上げますが、この消費税引き上げについては、2012年社会保障の財源確保のために自民、民主、公明の3党合意がされ、消費税を引き上げることが決まりました。そして、来年2019年10月から実施することが決まりました。
消費税増税は、安定した社会保障財源を確保するのが目的です。この国の一般会計に占める社会保障費は、1990年度の11兆6,000億円から2018年度は33兆円と約3倍に拡大、内閣府の試算では団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年には41兆円に達すると試算されております。
消費税の引き上げについては、1つは、消費税は急速な少子・高齢化に伴い増大する社会保障費を維持するための重要な安定財源であります。2つ目に、引き上げ時には低所得の年金生活者に対する最大月5,000円の支援給付金が実施されます。3つ目に、増収分の一部を活用し、子どもたち、子育て世代に対する幼児教育の無償化にも充てられます。
来年10月から、3歳から5歳児の全世帯、2歳児の住民非課税世帯に幼児教育の無償化が実施されます。社会保障の充実に向けて財源が必要であります。
ただ、公明党は、消費税を上げることで生活者の目線から最適だと判断したのが軽減税率制度です。それは、1、低所得者に恩恵があり、逆進性対策になる。2、痛税感を緩和し景気対策になる。3、世界標準の制度であります。現在、世界各国で軽減税率が導入されております。イギリス、イタリア、フランス、ドイツ等々欧米諸国、またアジア、カナダ、中国、台湾等と34カ国で実施されております。導入時には大変であったかと考えますが、国会での鈴木財務副大臣の答弁でも、海外において既に制度として円滑に運用されていると言われております。
実施については、混乱を招くなど不安をあおる報道もありますが、軽減税率の導入については、JNNの世論調査では賛成56%、反対34%、またNHKでは賛成34%、反対27%と、反対、評価しないを上回っております。
対象品目の選定や納税額の計算がよくわからないという人もおられます。そんな不安や懸念の声に応えるため、国税庁が具体的な事例をまとめ、QアンドAを公表し周知をしていますが、飲食料品など対象とする軽減税率制度が円滑に実施されるよう、政府におかれては国民の皆様に制度の趣旨、意義の丁寧な周知と事業者を含めてさらに準備をしっかりしていただく必要があります。
事業者にとりましては、2回の消費税延期により今回もどうなるかわからないという状況の中で、準備がおくれていることはあると考えます。来年10月の消費税率10%へ引き上げと軽減税率の実施に向けて、小売店などは10%と8%の複数の税率に対応したレジやシステムの整備が求められます。
中小企業の負担を減らし、円滑に準備を進めてもらうために、政府は2016年4月から軽減税率対策補助金の事業を実施しています。具体的には、複数税率に対応したレジ導入の費用を原則3分の2補助する。補助上限は1台につき上限20万円、3万円未満のレジ1台のみの場合は補助率が4分の3となります。受注システムの改修費用については補助率は3分の2で、補助上限は発注システムが1,000万円、受注システムが150万円、発注、受注両方の場合はそれぞれ1,000万円を上限に支援されます。
ただ、日本商工会議所が9月28日に公表した中小企業約3,200社の実態調査によると、約8割が準備に取りかかっていないと回答、対応のおくれが指摘されており、混乱を避けるためにも万全な準備が急がれます。
納税事務については、経理方式を段階的に移動し、4年間は簡素な経理方式を採用し、23年10月からインボイスが導入されます。政府におかれては、事業者、消費者がともに混乱が起こらないよう、丁寧な制度設計をしていただきたいと考えます。
政府におきましては、社会保障の充実に向けての財源確保として、消費税引き上げ時の10月には混乱のなきよう要望し、消費税率引き上げ反対について不採択といたします。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で討論を終わり、これより請願第2号について起立により採決します。
念のため申し上げます。
本件に対する総務常任委員長の審査報告は不採択であります。
原案について採決します。
お諮りします。
請願第2号2019年10月の消費税10%実施の中止を求める意見書の提出を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第2号は不採択とすることに決しました。
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△日程第4 諸般の報告
○議長(園田新一 君) 次に、日程第4、諸般の報告を行います。
市長報告に入ります。
地方自治法の規定に基づき、報第15号専決処分の報告について和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上1件の報告が提出されましたのでご了承をお願いいたします。
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△日程第5 議案の上程(提案理由説明)
会第12号・会第13号
○議長(園田新一 君) 次に、日程第5、議案の上程を行います。
会第12号及び会第13号の2件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人 君) 朗読いたします。
平成30年第4回(12月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
議員提出議案
会第12号 主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める意見書の提出について
会第13号 児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書の提出について
以上であります。
○議長(園田新一 君) 次に、議員提出議案の提案理由の説明を求めます。
まず、会第12号について提案理由の説明を求めます。
北川誠次君。
〔12番 北川誠次君 登壇〕
◆12番(北川誠次 君) 提出者を代表し、会第12号の意見書について朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める意見書の提出について
主要農作物種子法(以下、「種子法」という。)を廃止する法案が平成29年4月14日の参議院本会議で可決・成立し、平成30年4月1日種子法が廃止された。
これまで県行政は、同法に基づき高品質な原種・原原種の生産・供給等を担い、本県の主要農産物である水稲、麦及び大豆の安定生産や品質向上に中心的な役割を果たすことにより、地域農業の振興に大きな貢献をしてきた。
種子法の廃止を受けて、県は関係要綱を一本化した「滋賀県水稲、麦類および大豆の種子供給に係る基本要綱」を制定し、県内では同要綱に基づく種子生産が開始されたところである。一方、一部の府県においてはこれまで行政が担ってきた種子生産に係る業務を外部に移管する等の方針が示され、移管されれば種もみの価格上昇や品質低下を招きかねない等の報道がなされており、県内の生産現場においても、将来的には優良な種子が安定的に供給されなくなるのではないかという不安が広がっている。
よって、県におかれては、今後も県行政が種子生産に中心的な役割を果たし、これまでどおりの行政対応を継続することに必要な予算及び関係部署の人員体制を恒久的に措置する観点から、主要農作物の種子生産に係る条例を制定されるよう強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 次に、会第13号について、提案理由の説明を求めます。
井狩光男君。
〔17番 井狩光男君 登壇〕
◆17番(井狩光男 君) 提出者を代表いたしまして、会第13号の意見書について朗読をもって提案理由の説明といたします。
児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書の提出について
今般、東京都目黒区で両親から虐待を受け女児が死亡するという痛ましい事件が発生した。このような虐待事案は、近年、急増しており、平成29年度に全国の児童相談所に寄せられた児童虐待相談件数は13万件を超え、5年前と比べると倍増している。
こうした事態を重く受け止め、政府は平成28年、29年と連続して児童福祉法の一部等を改正し、児童虐待防止対策を強化してきたが、目黒区の事案は、児童相談所が関与していたにもかかわらず、虐待から救うことができなかった。
虐待から子どもの命を守るためには、子どもの異変に早期に気づき、虐待の芽を摘むことが何よりも重要であり、そのためには児童相談所のみならず関係機関や民間団体等が協働し、虐待の防止に取り組むことが必要である。
よって、国及び政府においては、こうした痛ましい事件が二度と繰り返されないためにも、児童虐待防止対策のさらなる強化に向け、下記の事項に取り組むことを強く求める。
記
1.平成28年度に政府が策定した「児童相談所強化プラン」を拡充し、中核市や特別区への児童相談所設置義務も加えた、市町村における児童虐待防止体制を強化するプランを新たに策定するとともに、地方交付税措置を含めた必要な財源対策を速やかに講ずること。
2.児童相談所と市町村の役割分担をさらに明確にするとともに、施設やNPO等民間機関、団体や他の行政機関等との連携を強化して役割分担や協働を加速する「児童相談体制改革」を行うことにより、子どもの問題を児童相談所に一極集中させている現状を改めること。
3.児童相談所間及び児童相談所と市町村との情報共有については、転出があっても、危機感や支援状況が確実かつ迅速に引き継げるよう、全国共通ルールを定めるとともに、全国各地からアクセスできるシステムを整備すること。また、児童相談所と警察との情報共有については、必要な情報がタイムリーかつ確実に共有できるようにするとともに、適切かつ効果的に情報共有できるシステムを新たに構築すること。
4.児童相談所全国共通ダイヤル「189」の相談内容を児童虐待通告に限定することにより、児童相談所に繋がるまでの間に未だ半数以上の電話が切れている実態を速やかに改善すること。また、その結果を踏まえ、児童相談所への児童虐待通告の無料化の検討を含め、運用の改善に努めること。
5.児童相談所と保育所や幼稚園、学校が児童虐待防止のための情報共有ができる体制を整備すること。また、いじめ防止対策と同様、小中学校の校務分掌に虐待対応を位置づけ、対応する組織を明確化するとともに、スクールソーシャルワーカーを中心とした学校における虐待対応体制を整備すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
議員各位のご賛同をお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 以上で議案の上程を終わります。
それでは、ただいま上程しました会第12号及び会第13号の2件について、質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
休憩します。
午前10時29分 休憩
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午前10時29分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
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日程第6 質疑
○議長(園田新一 君) それでは、日程第6、質疑に入ります。
発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
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△日程第7 委員会付託
○議長(園田新一 君) 次に、日程第7、委員会付託に入ります。
お諮りします。
ただいま議題となっています会第12号及び会第13号の2件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、会第12号及び会第13号の2件については委員会付託を省略することに決しました。
それでは、会第12号及び会第13号の2件について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
休憩します。
午前10時30分 休憩
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午前10時30分 再開
○議長(園田新一 君) 再開します。
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△日程第9 討論・採決
○議長(園田新一 君) それでは、日程第9、討論・採決に入ります。
発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
それでは、議員提出議案について順次起立により採決します。
お諮りします。
会第12号主要農作物の種子生産に係る県条例の制定を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第12号は原案を可決することに決しました。
次に、会第13号について採決します。
お諮りします。
会第13号児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(園田新一 君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第13号は原案を可決することに決しました。
ここで、お諮りします。
本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一 君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は、議長に一任願うことに決しました。
◆22番(井上佐由利 君) 議長、動議。
○議長(園田新一 君) 22番井上佐由利君、登壇して発言をしてください。
〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利 君) 日本共産党の井上佐由利です。
ただいま議長のお許しをいただきまして緊急質問の動議の申し出を行いたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。しばらく発言をお許しください。
私は、12月12日のこの市から情報公開請求で開示を受けました旧元気園跡地に係る三穂の園誘致についての緊急質問の申し出の発言を行いたいと思います。
冨士谷前市長は、元気園跡地に三穂の園、住倉学園が決まったことについて、関西テレビの取材に対して公募で入札したと答えておりますが、12月12日のこの情報公開のこの資料では、平成29年7月21日の公募の約3年前、平成26年12月から三穂の園と協議をしていたことが明らかになっております。
公募前の市と三穂の園の動きがこの資料で明らかとなって、この一連のこの経過を説明させていただいて、緊急質問を行いたい旨の理由を申し述べたいというふうに思っておりますので、しばらくの間ご清聴のほどお許しいただきたいというふうに思っております。
この情報公開のこの資料を見ますと、平成26年12月2日、障がい福祉課次長が三穂の園、住倉学園に元気園の土地の面積等を情報提供している他、市全体の都市計画図の請求があったので発行している旨を支所までにメールを送信しています。
そして、12月2日に都市計画課に三穂の園みずから都市計画図を請求され、交付がされております。
平成27年4月14日には、三穂の園住倉学園の岡理事長と大林安土支所長と障害福祉次長が協議をされております。市からは、障害者受け入れ施設のために住倉学園に支援をお願いしたと提案されています。
住倉学園の岡理事長は皆さんの役に立ちたいと、作業棟1棟、宿泊棟3棟、土地建物の無償譲渡、貸与であっても何らかの支援があればありがたいと、このように記録がされています。
平成27年6月4日には、三穂の園岡理事長、大林安土支所長、障がい福祉課長、次長が協議、土地建物無償譲渡、貸与は変更せずを確認しています。
平成27年7月27日、冨士谷市長、安土支所長、大林支所長、障がい福祉課次長、庁内福祉課関係課との協議、住倉学園との関係の説明、市、事業所、利用者の三方よしとなるようにとの説明があって、市長より……。
○議長(園田新一 君) 発言の途中ですが、井上佐由利君に申し上げます。
動議内容を簡明に説明をしてください。
◆22番(井上佐由利 君) さきに言いましたように、この緊急質問する旨を行うに際しては、この一連の経過を、これは事実なんです、この一連の経過を順次説明をさせていただかないとその旨が説明できないので、続けて説明をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 簡明に説明してください。
◆22番(井上佐由利 君) もう少しでこの経過は説明が終わりますので、少しお待ちください。
市長より、済いません、もう一回戻ります、平成27年7月27日には、市長より、土地は無償貸与、建物の補助金返還避けたいので無償譲渡などと記されて、今後相手方との交渉等逐一報告すると締めくくられております。
そして、27年9月24日、市長から住倉学園の施設建設等について土地は無償貸与で貸与のことと、このように記されているんです。
平成27年10月15日、市長協議の資料、障がい福祉課、実施主体は岡山県倉敷市住倉グループ、社会福祉法人三穂の園、住倉学園と明記されています。
その上に、市のサイン……。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君、動議内容の範囲を超えていますので注意してください。
◆22番(井上佐由利 君) 議長、先ほど言いましたように、私は一連の経過を順次報告した上で緊急質問を行いたいと、このように私は先に申しましたし、皆さんにもその間しばらくご清聴をよろしくお願いしますと頼みました。
続けさせていただきます。
皆さん、議員の皆さん、じゃあこの資料を読んだんですか。情報公開をして、取り寄せて読んだんですか。そんなことしてないじゃないですか。しっかり聞いてください。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君に申し上げます。
質問で、それはしていただけたらいいかと思いますので、動議内容を説明していただきたいと。緊急であるかどうかをはっきりと説明していただきたいと思います。
◆22番(井上佐由利 君) 緊急であるかどうか、この経過を皆さんに知ってもらわない限り、それは明らかにできませんので、だから言っているんです。もう少しですのでお待ちください。
平成27年10月15日のところです。ここに公文書として初めて市内法人、市内法人は力不足、経営体質として人材不足、スキル不足、財力、資産不足と示されておりました。
平成27年11月19日は、市長協議、かねてより住倉学園と交渉を重ねてまいりましたが、本市が提示した内容では現在も合意に至っておらず、最終局面として市長の英断を求めたいという文書になっておりました。
建物は無償貸与にしてほしい、プールを埋め立ててほしいなど、三穂の園からの要望が明記されています。その額、解体費、宿泊棟1,600万円、プール棟3,400万円などが記載されています。
行きます。
平成28年4月13日、課長補佐からの報告は住倉学園の交渉も要求水準が高くて進展しないということが記録されております。
28年7月22日、市が県と協議、県にあって市にないというあの資料です。市は住倉学園を誘致すると説明されておりまして、県の障害福祉課と市の打ち合わせメモでは、事業者は県外から引っ張ってくると明記されている。これは県の情報公開の文書に書いております。
28年9月9日、市長協議、市の意思決定として市長初め部長級の印鑑が押されてありまして、そこには元気園跡地に障害者福祉計画に位置づけた作業所とグループホームをつくることを確認されて、財政課からは建物は無償譲渡を検討するようにということが明記されております。
その後、三穂の園、自治会、28年10月17日には、三穂の園で近江八幡市の対応について理事会が開かれております。
その後……。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君、動議の内容を説明してください。
◆22番(井上佐由利 君) ここの経過がわからないとだめなんです。
○議長(園田新一 君) 緊急性のある動議であるかどうかを判断しなければなりませんので、それを言ってください。
◆22番(井上佐由利 君) そしてその後、平成28年11月10日に冨士谷市長、安土支所長、総合政策部長が三穂の園岡理事長を訪問され、その後、29年2月17日に三穂の園での理事会で……。
○議長(園田新一 君) 井上佐由利君に申し上げます。
動議内容の発言の範囲を超えております。
よって、会議規則第55条第2項の規定により発言を禁止します。
◆22番(井上佐由利 君) どうして発言させてくれないんですか。
○議長(園田新一 君) 傍聴者の皆さんは静かにしてください。
◆22番(井上佐由利 君) 議長、そしたらまとめます。
○議長(園田新一 君) もう結構です。
ただいまの動議につきまして賛成の方はおられますか。
(「賛成」と呼ぶ者あり)
所定の賛成者がありますので、会議規則第16条の規定に基づき、ただいまの動議は成立いたしました。よって、本動議を議題とし、採決いたします。
しばらくお待ちください。着席までお待ちください。
これより起立により採決します。
22番井上佐由利君より緊急質問を行いたい旨の申し入れにつきまして、賛成の諸君の起立を求めます。
〔起立少数〕
○議長(園田新一 君) ご着席願います。起立少数と認めます。よって、本動議は否決いたしました。
以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。
ここで、市長からご挨拶をいただきます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理 君) 改めましておはようございます。
閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
議員の皆さん方におかれましては、去る11月29日、平成30年第4回市議会定例会を招集させていただきましたところ、平成30年度一般会計補正予算案など提案させていただきました全ての議案につきまして慎重なるご審議をいただき、いずれも原案どおりご可決を賜りましたことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。まことにありがとうございました。
今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました多くのご意見やご提案、ご提言につきましては、私以下全ての職員がこれを真摯に受けとめ、今後の市政運営に当たり反映できますよう鋭意努力してまいりたいと存じるところでございます。
昨今冷え込みも厳しくなり、いよいよ本格的な寒波到来も迎えてまいりました。
本議会の開会の挨拶でも述べさせていただきましたけれども、今月の15日の土曜日には、岡山小学校と岡山地域防災センター、両施設の竣工式を挙行させていただきました。この事業は、平成25年より岡山学区において教育施設等整備促進協議会を発足され、教育関係者や学区民の総意として完成させていただいたものでございます。
新しい校舎と防災センターをつなぐ通路、おかやま街道みんなのみちには子どもたちも制作にかかわっていただいた縦約2メートル、横4.5メートルの巨大な壁画タイルアートがあり、自然豊かな岡山学区を象徴し、春夏秋冬を花や鳥などで表現されております。ぜひ市民の皆様もごらんになっていただきたいと存じます。
一方、ことし16日の日曜日には、今月12日より開催しておりました第63回近江八幡市美術展覧会の表彰式を行わせていただきました。今回の総出品数は292点、そのうち266点を展示させていただきました。ことしは全体的に例年以上の作品のレベルが上がったと審査員の先生方より伺っており、質の高い展覧会になったと感じております。
また、高校生や大学生といった若い世代の方からの出展も多く、若い感性をいかんなく発揮され、特選に入賞された作品もありました。展覧会を一層盛り上げていただいたところであります。
当市といたしましても、文化芸術面を含めまして、今後とも発展に向け頑張ってまいりたいと考えておるところでございます。
また、スポーツにおきましては、東大阪市花園ラグビー場で今月27日から開幕する第98回全国高校ラグビーフットボール大会に、滋賀県代表といたしまして県立八幡工業高校のラグビー部が2年連続27回目の出場を果たされたところでございます。
既に今月1日に行われた組み合わせ抽せん会におきましては、1回戦の対戦相手は毎年春に練習試合を行うなど親交が深い三重県代表の県立朝明高校と決定しております。
出場に先立ち、今月18日には市役所ロビーにおいて、ほかに出場する近江兄弟社高校女子バレーボールや女子バスケットボールなど、全国大会に出場される他団体の選手とともに、激励会を開催し熱いエールを送らせていただきました。市民の方ともども応援してまいりたいと思っております。
次に、本市のふるさと納税に関してでございますけれども、11月末現在、約10億8,000万円と、昨年の同期に比べますと約1.5倍の寄附をいただいたところでございますが、昨今より総務省が、過度の返礼品競争を控えるようにと、3割以上の返礼率で実施している自治体に是正するよう要請されたことを受け、本市においても返礼割合を11月1日から3割以下に引き下げる見直しを発表したことによる10月中の駆け込みのご寄附と考えるところでございます。
今、12月20日現在では寄附金額は13億1,000万円と、県内外からご支援をいただきありがたいことでございます。
また、これから大みそかまでが本市にとっての非常に正念場と考えるところでございますので、議員各位におかれましても、どうか引き続き平成の四方よしと言われるふるさと納税にご理解とお力添えを賜り、市外にお住まいの知人やご親戚にお広めくださるようよろしくお願い申し上げる次第でございます。
ことしも余すところあと10日余りとなりました。市役所周辺では、シルバー人材センターの会員の皆さん方による恒例の年末官庁街清掃奉仕作業を今月1日に実施していただき、すっかりきれいになったところでございます。
また、近江八幡駅北口広場には、びわ湖八幡ロータリークラブの依頼を受けたヴォーリズ学園インターアクトクラブの皆さん方の作品によります美しいイルミネーションが輝き、何かと気ぜわしくなる人々の心を和ませていただいております。
これから先、ますます寒さが厳しくなる中、議員の皆さん方におかれましては年末年始の行事等で何かとご多忙の日々が続くとは存じますが、どうかくれぐれもご自愛をいただき、ご家族おそろいで輝かしい初春をお迎えになられますとともに、新年のなお一層のご活躍を祈念し、あわせまして市政発展へのより一層のご協力をお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきたいと思います。まことにありがとうございました。
○議長(園田新一 君) それでは、第4回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
去る11月29日に開会しました本定例会も、議員各位を初め市長並びに当局の皆様方のご協力によりまして、本日ここに無事、閉会の運びとなりました。厚くお礼を申し上げたいと存じます。
当局におかれましては、今定例会の中で各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願い申し上げるものであります。
議会といたしましても、引き続き市民福祉の向上、市民生活の充実に向けて一層努めてまいる所存であります。
いよいよ本年も残りわずかとなり、寒さも一段と厳しくなってまいります。皆様方におかれましては、健康に十分にご留意をいただき、どうぞよい新年をお迎えになられますようご祈念を申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
それでは、これをもちまして平成30年第4回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。
皆さん大変ご苦労さまでございました。
午前10時50分 閉会
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