録画中継

平成31年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
2月19日(火) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
   議員辞職の許可報告、議長報告、監査報告、市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第1号~議第47号
○議長(園田新一君) 皆さん、おはようございます。
 これより本日招集されました平成31年第1回近江八幡市議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(園田新一君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 西居 勉君
 竹尾耕児君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(園田新一君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しましたとおり、本日から3月22日までの32日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(園田新一君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から3月22日までの32日間と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(園田新一君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議員辞職の許可報告を行います。
 平成31年2月15日、重田剛議員から、一身上の都合により、その日をもって議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、地方自治法第126条の規定により、同日、これを許可しましたのでご報告いたします。
 次に、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願いいたします。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員北川誠次君。
             〔12番 北川誠次君 登壇〕
◆12番(北川誠次君) おはようございます。監査委員の北川でございます。
 例月現金出納検査の結果について、次のとおりご報告申し上げます。
 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、一般会計、各特別会計、各基金会計、各公営企業会計について、平成30年11月に10月分、12月に11月分、平成31年1月に平成30年12月分の検査を実施しました結果、いずれの会計とも、現金等のあり高を初め歳入歳出等の計数は正しく、かつ出納に係る事務処理も妥当と認めました。
 よって、同条第3項の規定に基づき、その結果を市長、議長に報告いたしました。
 この詳細な内容は、例月現金出納検査報告書のとおりでございますのでごらん願いたいと存じます。
 なお、例月出納検査においては、公金の管理について、日ごろから所属内のチェック体制や相互牽制を図るよう注意喚起を含めて指導を行ってまいりましたが、2月14日に市水道事業当局から発表されました水道事業所職員による公金の業務上横領については、まことに遺憾であります。
 また、公表内容からしますと、監査における出納検査に提出される計数と現金には相違はなく、いわゆる数字上問題ないわけですが、それ以前に現金出納の事務取扱に問題があり、生じたことであると思われます。
 今後、事務改善をされること並びに平成29年度水道事業決算書の数値に相違があると判断するところであり、あわせて平成30年度決算調製において事案の内容を精査され、適正に処理されますよう指導をするところであります。
 以上をもちまして監査報告とさせていただきます。
○議長(園田新一君) 次に、市長報告に入ります。
 地方自治法の規定に基づき、報第1号専決処分の報告について、和解及び損害賠償の額を定めることについて、以上1件の報告が提出されましたのでご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第1号~議第47号
○議長(園田新一君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第1号から議第47号までの47件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人君) 朗読いたします。
 平成31年第1回(3月)近江八幡市議会定例会提出議案
議第1号 専決処分の承認を求めることについて
     平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)
議第2号 平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)ほか補正予算案10件
議第13号 平成31年度近江八幡市一般会計予算ほか平成31年度予算案10件
議第24号 近江八幡市おうみはちまん生業・交流のいえ条例の制定についてほか条例関連議案20件
議第44号 近江八幡市第1次総合計画を策定することにつき議決を求めることについてほかその他議案2件
 以上であります。
○議長(園田新一君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
 開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げたいと存じます。
 本日、平成31年第1回近江八幡市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方におかれましては、公私何かとご多用の中、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。
 また、あわせて平素市政運営に格別のご理解とご協力を賜っておりますこと、厚く感謝を申す次第でございます。
 まずもちまして、このたび本市水道事業所職員が水道利用者の皆様から納入いただきました水道利用加入金及び手数料を横領した容疑で逮捕されましたことについて、この場をおかりして改めて深くおわび申し上げる次第でございます。
 日ごろから職員に対し、公務員倫理の確立に努めるとともに、服務規律の確保と綱紀粛正の徹底を図ってまいりましたが、法令を遵守すべき職員がこのような容疑で逮捕されましたことはまことに遺憾であり、水道利用者を初め全ての市民の皆様に多大なご迷惑と公務に対する信頼を損ねることになりました。
 このことに対しまして、心から深くおわびを申し上げます。
 今後は、このような不祥事が二度と起こらないよう、当該事案を重く厳粛に受けとめ、一層の服務規律の確保と綱紀粛正の徹底を図るとともに、組織内の業務におけるチェック体制をさらに強化し、再発を防止することとあわせ、職員一同がいま一度公務に携わる者として基本に立ち返り、職務を誠心誠意遂行し、市政に対する信頼回復に向け、一丸となって精励してまいります。
 まことに申しわけございませんでした。
 次に、市民の皆さんにご心配をおかけしております豚コレラについてのご報告をさせていただきます。
 昨年9月に発生した岐阜県での豚コレラが日本で26年ぶりとなるものでありましたが、報道等でご存じのように、本市でも疑似患畜としてその防疫措置が実施されました。
 その経過でありますが、先般2月5日に、本市の養豚場が子豚60頭を購入しておりました愛知県豊田市の養豚場から豚コレラの疑いが発生し、その情報を受け、滋賀県が本市養豚場の豚を検査したところ、2月6日に陽性反応が出たため、直ちに近江八幡市家畜伝染病対策本部を設置し、滋賀県と連携しながら家畜伝染病予防法に基づき対策を進めました。
 本市としましては、24時間体制で職員を配置し、農場周辺道路の通行制限や安全確保とあわせ、周辺自治会、学校園との調整など防疫措置に従事したところでございます。
 全頭の殺処分については、滋賀県により同日11時50分から開始され、翌日の2月7日の早朝には699頭全ての殺処分が完了しました。
 その後、飼料等の汚物物品とあわせて23時55分に全ての埋却作業が完了し、翌日の2月8日から消毒作業を進め、夕方17時45分をもって防疫措置を完了したと報告を受けました。
 本市では、その間6回にわたり対策本部会議を開催し、情報を共有しながら延べ225人の職員を動員いたしました。
 現在、滋賀県では、防疫措置完了後も引き続き消毒作業など終息に向けた対策を実施している状況でございます。
 さて、ことしの冬は昨年に比べまして比較的穏やかな日が続き、ありがたいことに除雪作業もこれまで必要がございませんでした。
 そのような中で、1月13日には、2年続けて積雪により中止になっておりました近江八幡市駅伝競走大会が、ことしは雲一つない快晴の中で実施することができました。夫婦都市の富士宮市からの4チームを含めて、市内外の83チームが7部門で健脚を競われ、伝統の学区対抗の部では7年ぶりに金田学区チームが優勝されました。
 また、翌日の1月14日には、成人式を開催し、ことしは781名の方々が人生の大きな節目を迎えられました。
 さらに、その翌日の1月15日には、大河ドラマ「麒麟がくる」近江八幡市推進協議会設立総会が開催されました。これは、2020年にNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の放映が決定され、信長公もクローズアップされるとの情報がありますことから、関係機関の方々にお集まりいただき、これを契機に安土エリアを初め近江八幡市の観光推進を図り、町の活性化を目指す目的で8つの団体が協議会を発足したものでございます。
 早速第一歩目の活動といたしまして、1月23日に協議会のメンバーの皆様とともに、私もNHKの東京本社を訪れ、制作局部長や担当のチーフプロデューサーの方々に、本市の地域の特性や信長公の描き方についてプロモーションをしてまいりました。
 また、うれしいお知らせといたしまして、2月10日に安土駅南広場において、常楽寺相撲モニュメント設置委員会の皆様方からご恵贈いただいた力士石像の除幕式を行わせていただきました。
 信長公記によりますと、信長公はここ安土の地に各地から多くの腕自慢を集め、相撲をとらせ、大勢の家臣とともに観覧していたと記されております。
 こうした生き生きとした安土の歴史と文化、そして史実の伝承のために、力士石像を設置いただいた意義は大変大きく、市民の皆様はもちろんのこと、この地を訪れていただく多くの方々に今後ご認識いただけることになると大変喜んでおります。
 さらに、安土町商工会を初めとする地域団体の皆様によります安土にぎわいまちづくり実行委員会において、一昨日の2月17日に、安土駅前北広場の完成に合わせてJR安土駅オープニングイベントを開催していただきました。
 駅北広場には、信長公の像を配しており、今後、南北両広場を含めて安土駅を拠点とした地域のさらなる発展につながるものとして大いに期待していきたいと思います。
 一方、このたび日経新聞プラス1で発表されました魅力的な城下町ランキングにおきまして、本市の八幡山城下が松山市の松山城下に続き第2位に選ばれました。この調査は、天守の有無にかかわらず、城下町の風情や町歩きの楽しさ、グルメ、スイーツなどの魅力などの観点で全国のお城ファンや専門家により投票されており、八幡山城下が八幡堀を中心として織豊の時代から近代化へと歴史の流れを感じられる魅力のある城下町として高く評価していただきました。
 この場をおかりしてご報告させていただきます。
 それでは、本日提出いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。
 提案いたします議案は、専決処分の承認議案が1件、予算関連議案が22件、条例その他の議案が24件でございます。
 議第1号専決処分の承認を求めることについてにつきましては、一般会計におきまして、年末に向けて増加傾向にありましたふるさと応援寄附金が当初予算を上回る寄附の申し込みがあったことから、それに伴います寄附者に対する謝礼品等の経費として編成いたしました平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)につきまして、緊急を要し議会を招集する時間的余裕がなかったことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして、去る1月18日付をもって専決処分をさせていただきました。同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
 次に、議第2号平成30年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)につきましては、歳入歳出それぞれ34億5,125万9,000円を減額し、予算総額を356億4,589万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、職員給与費で退職者に対する職員手当等、沖島離島振興事業で非常用電源設備の整備に伴います工事請負費等、基金積立金で土地開発基金に対します繰出金を追加、基金積立金で積立金、市庁舎整備事業で工事請負費等を減額。
 民生費におきましては、特別会計等繰出金で国民健康保険特別会計に対します繰出金を追加、介護施設等整備事業及び後期高齢者医療広域連合負担金、認定こども園施設整備事業で負担金補助及び交付金、地域型保育事業及び児童扶養手当事業、生活保護事業で扶助費、放課後児童クラブ施設整備事業で工事請負費等を減額。
 衛生費におきましては、ごみ処理施設運営事業で環境エネルギーセンターの発電量の増加に伴います物件費を追加、浄化槽設置整備事業で負担金補助及び交付金を減額。
 農林水産業費におきまして、担い手育成支援事業で担い手確保・経営強化支援事業に伴います負担金補助及び交付金、土地改良事業で県営土地改良事業に伴います負担金補助及び交付金を追加、畜産業振興事業で、負担金補助及び交付金を減額。
 土木費におきまして、その他市道改良事業で県施行事業に伴います負担金補助及び交付金を追加、社会資本整備市道改良事業及び新エネルギーパーク整備事業、安土駅周辺整備事業で工事請負費等を減額。
 教育費におきまして、埋蔵文化財発掘調査受託事業で物件費等を減額。
 災害復旧費におきまして、沖島漁港整備事業で沖島漁港護岸の復旧に伴います工事請負費等を追加。
 公債費におきまして、市債元金償還及び市債利子償還で償還金利子及び割引料を減額するとともに、各費目におきまして職員給与費及び物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、市税、地方特例交付金、地方交付税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、寄附金及び諸収入と国庫支出金、県支出金、財産収入、繰入金及び市債で財源調整し充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、国営湖東平野地区土地改良事業に係ります負担金につきまして、市町負担率変更に伴います増額分を追加させていただくものでございます。
 第3表地方債補正につきましては、各事業において事業費等を精査し、限度額の追加及び変更、廃止をさせていただくものでございます。
 次に、議第3号平成30年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ223万7,000円を追加し、予算総額を87億9,680万1,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして職員給与費等を追加。
 保険給付費におきまして、高額療養費で負担金補助及び交付金を減額。
 保健事業費におきまして、特定健康診査等事業で物件費等を減額。
 基金積立金におきまして、国民健康保険財政調整基金積立金を追加するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国民健康保険料及び県支出金等と繰入金及び諸収入で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第4号平成30年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ7万5,000円を追加し、予算総額を3,307万5,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、介護認定審査会設置事業費におきまして職員給与費を追加。
 負担金補助及び交付金等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰入金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第5号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ1,962万9,000円を減額し、予算総額を61億6,112万1,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして職員給与費を追加。
 保険給付費におきまして、施設介護サービス給付事業及び居宅介護サービス計画給付事業で負担金補助及び交付金を追加、居宅介護サービス給付事業及び地域密着型介護サービス給付事業で、負担金補助及び交付金を減額。
 地域支援事業費におきまして、介護予防・生活支援サービス事業で負担金補助及び交付金等を減額。
 基金積立金におきまして、介護給付費準備基金積立金を追加するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、財産収入及び繰入金と国庫支出金、支払基金交付金及び県支出金等で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第6号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ117万7,000円を減額し、予算総額を1,182万3,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容につきましては、総務費におきまして、職員給与費、介護予防サービス計画事業で物件費を減額させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、サービス収入及び繰入金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第7号平成30年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ259万4,000円を減額し、予算総額を8,140万6,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容につきましては、文化会館事業費におきまして、文化会館管理事業及び文化会館自主事業で物件費等を減額させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰入金及び繰越金と使用料及び手数料、入場料収入及び諸収入で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第8号平成30年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,054万8,000円を減額し、予算総額を9億7,710万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、後期高齢者医療広域連合納付金におきまして、負担金補助及び交付金を減額。
 保健事業費におきまして、後期高齢者医療健診事業で物件費を減額するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源については、広域連合支出金と後期高齢者医療保険料、繰入金及び諸収入で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第9号平成30年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ8万円を追加し、予算総額を3,108万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、基幹水利施設管理事業費におきまして、基幹水利施設管理事業で物件費を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、分担金及び負担金及び繰入金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第10号平成30年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
 収益的収支予算において、収益的収入186万8,000円を減額し、17億6,053万8,000円とし、収益的支出7,107万3,000円を減額し、16億8,205万7,000円とさせていただくものでございます。
 また、資本的収支において、資本的収入3,157万円を減額し、1億2,445万3,000円とし、資本的支出7,311万2,000円を減額し、4億6,983万5,000円とするものでございます。
 主な内容につきましては、収益的収支予算については、前年度退職給付引当金の不足による特別損失、7月豪雨に係る広島県への応援給水費用と当該求償分の増額を行うものでございます。
 また、収益的収支予算及び資本的収支予算の全ての収入支出科目を精査し、決算見込みを定める補正をさせていただくものでございます。
 次に、議第11号平成30年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましてご説明申し上げます。
 収益的収支予算において、収益的収入1,261万8,000円を増額し、21億2,392万8,000円とし、収益的支出669万8,000円を減額し、20億9,982万6,000円とさせていただくものでございます。
 また、資本的収支予算において、資本的収入1,434万6,000円を減額し、13億2,391万円とし、資本的支出1,434万6,000円を減額し、21億6,758万円とさせていただくものでございます。
 主な内容につきましては、収益的収支予算については、前年度退職給付金の不足による特別損失、7月集中豪雨や8、9月台風の影響による費用の増額を行うものでございます。
 また、収益的収支予算及び資本的収入予算の全ての収入支出科目を精査し、決算見込みを定める補正をさせていただくものでございます。
 次に、議第12号平成30年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして、収益的収支予算において、収益及び費用を2億9,700万円追加します。費用において高額な薬品治療の増加に対応するため、材料費を追加し、財源として入院収益を追加するとともに、その他の収益費用を精査するものでございます。
 続きまして、平成31年度の近江八幡市各会計予算について説明をさせていただきます。
 我が国の経済はアベノミクスの推進により大きく改善し、デフレではない状況をつくり出す中で、GDPは名目、実質ともに過去最大規模に拡大しております。
 また、企業収益は過去最高を記録するとともに、就業者数の増加、賃上げなど、雇用、所得環境は大きく改善し、経済の好循環は着実に回りつつある状況ですが、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動による影響などのリスクには留意する必要があるとされております。
 国は、平成31年度予算におきまして、経済財政運営と改革の基本方針2018に基づき、少子・高齢化という大きな課題に立ち向かい、持続可能な経済成長を実現するため、人づくり革命としまして、社会保障制度の全世代型への転換に向けました幼児教育の無償化を図るとともに、生産性革命の実現と拡大を進めるとされ、また財政健全化に向けましては、新経済・財政再生計画のもと、引き続き社会保障関係経費の伸びを抑制するとともに、国債発行額を縮減していくとされております。
 滋賀県におきましては、新たに策定される次期滋賀県基本構想と滋賀県行政経営方針に基づき、新たな施策展開と行政経営に向けました第一歩の重要な年度と位置づけ、対話、共感、協働のもと社会情勢の変化に柔軟に対応しつつ、戦略的な施策に重点的に取り組むと同時に、県民福祉向上に資する行政サービスを提供していくために、持続可能な財政基盤の確立に向け、財政収支見通しを踏まえた収支改善の取り組みを歳入歳出両面から進めていくとしております。
 このような中、本市の平成31年度は、それぞれの分野において、政策の実質的な効果を明確にしていきたいと考えております。
 行政側から見れば、政策は実行されており評価されているとしていても、市民の側にその効果を感じることができなくては意味がありません。限られた予算の中で一体何のための政策かを明確に位置づけるとともに、現場の実態に政策を合わせていくことで現場主義をより進めながら、課題に対する実質効果を伴う政策を打つとともに、形を優先した施策は見直してまいります。
 また、21世紀的な行政のあり方として、これまでの行政のあり方と根本的に異なる方向であると考えており、公平、公正、正確だけでは十分でないと考えております。
 そこを前提に、憧れること、こうなったらいいということ、おもしろいと思えること、楽しいと思えること、居心地がいいこと、人としての価値が認められることを実現していくことを考えております。言い古されてはいますが、住民の幸福の新しい実質を追及していきたいと考えているところでございます。
 これらを市政運営の基本方針とし、平成31年度当初予算につきましては、私が市政をお預かりして最初の当初予算として、市民の皆さんが近江八幡市のために活力を注いでもらえるような「ハートフルで市民が主役」を政策目的の主眼に事業を進めるとともに、子育て支援、観光、文化の振興等を図り、活力ある地域づくりを実現し、「憧れをもってもらえるまち 近江八幡」を目指した未来志向型予算とし、また国、県の動向を初め社会経済情勢等も十分に注視し、市の財政状況も含めた現状と課題を踏まえながら、財政の健全化への取り組みにも対応した予算としたところでございます。
 また、これまで継続して実施してきました重点事業等のハード事業につきましても、市民生活や利用者等のソフト面を重視したハードが生きる事業として展開を進める予算としております。
 以上を踏まえ、平成31年度予算は、一般会計で323億6,000万円とし、前年度と比較しまして42億5,760万5,000円、率にして11.6%の減としております。
 財源的には、市民サービスの提供に向けた歳出予算化に伴い、歳入の根幹であります市税を初めとします一般財源は最大限を見込み計上しております。
 各種事業につきましては、国県支出金の確保及びハード事業につきましては世代間の公平負担の観点も含め交付税措置のある市債の活用を図り、重点事業につきましては、公共施設等整備基金も活用する等、今後の持続可能な行財政運営にも留意したものとしております。
 主な事業としましては、子育て支援に関しましては、子ども通院医療費の窓口無料化に伴います子ども医療費助成事業に約1億4,000万円、子育てに関する総合相談窓口の新設を含む地域子育て支援事業に約1,500万円、放課後児童クラブに対する需要のさらなる高まりに対応するため、公私立の放課後児童クラブ施設整備事業に約2億1,000万円、校務の効率化や教育環境の向上に向けた小・中学校ICT教育の推進事業に約9,000万円などを計上しております。
 また、観光を初めとする地域振興等に関しては、本市の歴史風土を有効に保存、活用するための歴史まちづくりに向けました文化財保存活用地域計画策定事業に約1,100万円、交流人口、定住人口の拡充に向けましたシティプロモーション事業に600万円等を計上しております。
 さらに、これまで重点事業として取り組んでまいりました事業につきましても継続して取り組みを進めることとし、クラブハウス及びサッカー場の整備を進めます竹町都市公園整備事業に約5億8,000万円、見直しを行いました庁舎整備につきましては、基本計画策定に向け新庁舎整備事業に約2,300万円を計上するなどしておりますが、市民生活や利用者等のソフト面を重視したハードが生きる事業として展開を進める予算としているところでございます。
 国民健康保険特別会計を初めとする7特別会計の予算額につきましては、前年度から1億7,280万円増の158億1,680万円、水道事業会計と下水道事業会計、病院事業会計の3企業会計の予算額は前年度から1億8,525万6,000円増の221億8,413万9,000円とし、一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算総額は前年度から38億9,954万9,000円減の703億6,093万9,000円とさせていただきました。
 それでは、議案ごとに説明をさせていただきます。
 まず、議第13号平成31年度近江八幡市一般会計予算につきまして説明させていただきます。
 予算編成の前提となります歳入でございますが、市民サービスの提供に向けた歳出予算化に伴いまして、市税を初めとします一般財源は最大限の歳入を予算化しております。
 第1款市税では、市税収入見込みや国の地方財政収支見通しを踏まえ、市たばこ税及び入湯税で減収を見込むほかは全体では増収を見込み、前年度から2億7,500万円増の109億3,600万円を計上しております。
 第2款地方譲与税では、地方の森林整備等の経費としまして平成31年度から前倒し譲与されます森林環境譲与税を新たに300万円計上し、全体で2億1,300万円を計上しております。
 第3款利子割交付金から第7款自動車取得税交付金までの各交付金では、そのうち地方消費税交付金につきましては、10月の消費税率引き上げに伴います増収は、平成32年度以降で見込むこととし、国の見込みや本市の平成30年度決算見込みから、前年度から5,000万円増を見込むなど、合わせて5,200万円の増の13億3,000万円を計上しております。
 第8款地方特例交付金では、幼児教育無償化に伴いまして、新たに創設されました子ども・子育て支援臨時交付金を5,000万円計上するなど、合わせて1億3,000万円を計上しております。
 第9款地方交付税では、普通交付税におきまして、平成31年度が合併算定がえの縮減が9割となり、減少が見込まれるものの、市債の交付税措置額の増加や国の地方財政計画で1.1%増が見込まれていることから、前年度から1億円増の44億円を計上し、特別交付税も合わせました地方交付税全体で50億円を計上しております。
 第11款分担金及び負担金では、幼児教育無償化に伴います民間保育所保育料の減少等によりまして、前年度から5,979万円減の2億9,251万2,000円を計上しております。
 第12款使用料及び手数料では、幼児教育無償化に伴います公立保育所及び公立幼稚園の保育料の減少と平成31年度で閉校予定の看護専門学校の授業料の減少等によりまして、前年度から7,982万円減の6億8,955万2,000円を計上しております。
 第13款国庫支出金では、障害者福祉や幼児教育無償化等に伴います保育関連で大幅に増加するものの、各種大型事業の完了等に伴います国庫支出金の減少によりまして、前年度から9億219万8,000円減の50億5,798万2,000円を計上しております。
 第14款県支出金では、障害者福祉や保育関連での増加のほか、介護施設整備や認定こども園整備に伴います県補助金の大幅な増加によりまして、前年度から7億8,668万円増の32億6,019万9,000円を計上しております。
 第15款財産収入では、普通財産売却収入の減少により、前年度から3億9,763万7,000円減の1億9,646万4,000円を計上しております。
 第17款繰入金では、一般財源の不足分の補填として財政調整基金繰入金から、前年度から1億8,750万6,000円減の7億9,000万円、市民サービスの低下を招かぬよう重点事業に係る事業経費に充当するため、公共施設等整備基金繰入金を前年度から5億3,763万9,000円減の1億6,153万5,000円を、その他特定目的基金からふるさと納税に伴います繰り入れ及び子ども医療費助成に伴います繰り入れ等によりまして、前年度から3億189万9,000円減の9億7,689万3,000円を、あわせて19億2,842万8,000円を計上しております。
 第20款市債では、第3表地方債のとおり、地方交付税の振替として発行する臨時財政対策債10億円を初め、放課後児童クラブ施設整備事業、認定こども園施設整備事業、土地改良事業、新エネルギーパーク整備事業、社会資本整備市道改良事業、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業等に係る事業債で、前年度から30億4,000万円減の16億880万円を計上しております。
 その他の歳入科目につきまして、前年度実績、制度変更や社会経済情勢等の諸条件を勘案し、計上しております。
 次に、歳出につきまして各款ごとに説明をさせていただきます。
 第1款議会費では、市議会放映経費、会議録作成業務及び議会だよりの発行等の議会運営に係る経費として、2億5,662万円を計上しております。
 第2款総務費では、ふるさと応援事業に係る経費、自治コミュニティ活動支援事業でまちづくり支援交付金等の経費、市民バス運行に係る経費、新市庁舎整備事業に係る経費、沖島離島振興に係る経費、市税の賦課・徴収事業で収納率向上と納税意識の高揚を図るための経費、庁舎及び市有財産、各種電算システムの維持管理に係る経費、参議院議員及び県議会議員、市議会議員選挙に係る経費など、50億4,738万2,000円を計上しております。
 第3款民生費では、待機児童解消に向けた認定こども園や保育施設の整備に係る経費、幼児教育無償化により増加した民間保育所に係る施設型給付事業に係る経費、放課後児童対策事業で国並みに基準を見直した補助に係る経費、放課後児童クラブ施設整備事業で施設整備に係る経費、障害福祉サービス等給付事業で障害を持つ方の支援に要する経費、子ども医療費助成や各種福祉医療費助成に要する経費、生活保護事業で生活困窮者への扶助に要する経費、国民健康保険特別会計、介護保険事業特別会計等への繰出金など、139億7,898万5,000円を計上しております。
 第4款衛生費では、感染症予防対策事業や各種健診事業に係る経費、母性育成指導事業や特定不妊治療費助成事業に係る経費、環境エネルギーセンターの運営に係る経費や火葬場施設の維持管理に係る経費及び病院事業会計や水道事業会計への繰出金など、30億1,299万2,000円を計上しております。
 第5款労働費では、職業安定対策事業でキャリアカウンセリングに係る経費、労働者福祉対策事業で中小企業勤労者の福利厚生充実のための経費及び高齢者勤労推進事業でシルバー人材センターへの運営補助金など、2,773万9,000円を計上しております。
 第6款農林水産業費では、環境保全型農業直接支援対策事業で環境負荷軽減を重視した農業への転換を支援する経費、担い手育成支援事業で意欲ある農業者や組織等の地域の担い手の育成・支援に係る補助金、畜産業振興事業で畜産収益力強化に向けた補助金、世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策事業で農地・農業用水などの資源の保全管理と琵琶湖に配慮した農村環境の保全のための取り組み支援の経費、沖島防災複合施設整備事業で施設整備に向けた委託料等に係る経費及び農業集落排水事業分の下水道事業会計への繰出金など、8億7,658万1,000円を計上しております。
 第7款商工費では、商工業振興事業で近江八幡商工会議所及び安土町商工会が実施する商工業振興事業・中小企業相談所事業への補助金、消費税対策で実施されますプレミアム付商品券発行に係る経費、歴史的・文化的観光資源や豊かな自然を生かした観光振興を図るための経費、近隣市町とともに連携したまちづくり観光の事業の実施等に係る経費など1億5,786万5,000円を計上しております。
 第8款土木費では、道路橋梁施設の改良、維持管理に係る経費、通学路における交通安全の確保のための通学路特化計画推進に係る経費、新エネルギーパーク整備事業で竹町都市公園の施設整備に係る経費及び水道事業、下水道事業会計への繰出金など、29億9,884万6,000円を計上しております。
 第9款消防費では、東近江行政組合への常備消防への分担金を初め、非常備消防推進事業で消防団活動の推進に係る経費、防災活動事業で災害時備蓄品の更新や防災意識向上と災害に強いまちづくりに取り組むための人材育成、自治会等への防災設備の整備、自主防災組織の設置等に対する補助金など、安全で安心なまちづくりに要する経費として8億7,863万4,000円を計上しております。
 第10款教育費では、教育の質向上に向け、小・中学校における教員の負荷軽減を図る校務支援システム導入等の経費、小・中学校におけるインクルーシブ教育推進に向けた特別支援教育支援員の充実に向けた経費、職員が生徒・児童の指導や教材研究へ注力できる環境づくりに係るスクールサポートスタッフ等を配置するための経費、新学習指導要領への対応に向けた外国語指導助手ALTの増員配置に係る経費、文化財の保存、活用を通じた歴史まちづくりを進めるための計画策定に係る経費、市民の文化芸術活動を支援するための経費及び文化会館事業特別会計への繰出金など、25億8,610万5,000円を計上しております。
 第12款公債費では、市債償還に係る経費として、25億825万1,000円を計上しております。
 第14款予備費では、前年度と同額の3,000万円を計上しております。
 第2表債務負担行為につきましては、小規模企業者小口簡易資金保証に対する債務の損失補償、浄化槽設置の促進を図るための水洗便所等資金融資あっせんに係る損失補償、都市機能の強化、集約化を図り、人口減少、少子・高齢社会に対応できるまちづくりの推進を目的に計画を策定及び改定する立地適正化計画策定及び都市計画マスタープラン改定事業、健康ふれあい公園サッカー場整備事業に係ります竹町都市公園整備事業第4期、それぞれを債務負担行為として期間及び限度額を設定させていただくものでございます。
 第3表地方債につきましては、竹町都市公園整備や社会資本整備市道改良事業を初めとします各普通建設事業や臨時財政対策債に係ります市債の発行の限度額等を設定させていただくものでございます。
 次に、議第14号平成31年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算につきましては、市民の身近な医療の確保、保健事業の推進、収納率の向上、医療費の適正化に取り組み、安定した国民健康保険事業の継続的な取り組みを進めていく予算といたしまして、歳入歳出に前年度から0.8%減の84億7,000万円を計上しております。
 次に、議第15号平成31年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算につきましては、本市と日野町、竜王町が共同で設置する介護認定審査会の運営経費といたしまして、3,330万円を計上しております。
 次に、議第16号平成31年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算につきましては、第7期総合介護計画の中間年度としまして、自立支援、重度化防止等、さらなるサービス向上を図るとともに、介護基盤の整備を進め、適正な保険料徴収と給付により保険制度の安定運営を図り、介護予防の推進や必要な介護サービスを提供するための予算といたしまして、前年度から4.5%増の62億3,000万円を計上しております。
 第2表債務負担行為につきましては、平成33年度から35年度を計画期間とします次の総合介護計画策定に係ります第8期総合介護計画策定事業につきまして、債務負担行為として期間及び限度額を設定させていただくものでございます。
 次に、議第17号平成31年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算につきましては、要支援者を対象とした介護予防サービス計画書作成を含む適正な介護予防ケアマネジメントを実施するための予算といたしまして、前年度から7.7%減、1,200万円を計上しております。
 次に、議第18号平成31年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算につきましては、文化会館の管理運営や自主事業を実施するための予算といたしまして、前年度から4.8%増の8,800万円を計上しております。
 次に、議第19号平成31年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、滋賀県後期高齢者医療広域連合を保険者としました医療制度に係ります市の担当業務の窓口業務や保健事業の高齢者健診事業及び保険料徴収業務等に係ります予算といたしまして、前年度から3.4%減の9億5,000万円を計上しております。
 次に、議第20号平成31年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計予算につきましては、本市と東近江市において5年間ごとに交代で予算を管理をしているもので、国から管理委託を受けております施設の維持管理経費といたしまして前年度から8.1%増の3,350万円を計上しております。
 次に、議第21号平成31年度近江八幡市水道事業会計予算についてご説明いたします。
 良質な水安定供給、健全経営の観点から、いつでもおいしい水を安定供給することを前提として、災害に強い給水を確保するための必要な整備と緊急かつ必要性の高い水道管を精査して更新を行い、地方公営企業として持続できる経営を基本に予算計上したものであります。
 まず、業務の予定量につきましては、給水戸数を3万3,198戸、年間総配水量を908万7,000立方メートル、1日平均給水量2万3,200立方メートルとしております。
 予算額は、収益的収入17億5,600万5,000円とし、このうち給水収益につきましては15億3,154万9,000円を計上しております。
 また、支出は16億9,861万3,000円を計上し、主な経費としましては、各浄水場関係の維持管理に係る委託費、動力費、県水受水費等の原水及び浄水費として7億9,093万6,000円を、配水管の漏水修理や量水器の維持管理等の配水及び給水費として1億3,186万3,000円を、減価償却費として5億1,722万7,000円を計上しております。
 続いて、資本的収支予算については、収入額を4億2,306万4,000円、支出額を10億6,496万7,000円とし、収入の主な内容として、企業債3億6,360万円、加入金3,269万円等を計上し、支出では建設改良費に8億285万5,000円、企業債償還金2億6,211万2,000円を計上しております。
 建設改良費の主な事業としましては、岩倉浄水場の改築及び老朽配水管の更新、緊急時用連絡管の整備事業に取り組みます。
 なお、資本的収入が支出に対し不足する額6億4,190万3,000円については、当年度分消費税資本的収支調整額6,967万9,000円及び過年度分損益勘定留保資金5億7,222万4,000円で補填しております。
 次に、議第22号平成31年度近江八幡市下水道事業会計予算についてご説明いたします。
 地方公営企業会計を適用し、資産などの財務や経営状況が明確化されました。新たな整備から既存施設の予防保全管理への転換期を迎える中、点検、維持管理、改築等を中・長期に予測しながら、将来にわたり安定的に事業を継続し、良質な下水道事業サービスが提供できることを目指し、予算計上したものでございます。
 まず、業務の予定量につきましては、接続戸数を2万4,122戸、年間総処理水量を700万6,000立方メートル、1日平均処理水量を1万9,200立方メートルといたしております。
 予算額は、収益的収入を20億7,205万6,000円とし、このうち下水道使用料につきましては9億9,213万9,000円を計上しております。
 また、支出は20億6,559万5,000円を計上し、主な経費といたしましては、汚水管渠の維持管理に係る委託費、光熱水費等の汚水管渠費として6,356万4,000円を、汚水処理場に係る維持管理等の処理場費として2,211万5,000円を、流域下水道管理運営費負担金として3億2,555万円を、減価償却費として12億1,636万9,000円を、営業外費用支払い利息等で3億405万6,000円を計上しております。
 続いて、資本的収支予算については、収入額を13億1,881万9,000円、支出額を21億548万5,000円としております。収入の主な内容として、企業債6億8,110万円、他会計出資金6億743万8,000円、国庫補助金1,504万5,000円、受益者負担金等1,442万3,000円等を計上しております。支出では、建設改良費に1億5,553万8,000円、企業債償還金に19億4,994万7,000円を計上しております。
 建設改良費の主な事業といたしましては、管路ストックマネジメント事業、集中浄化槽区域における公共下水道接続事業、不明水対策事業、沖島浄化センターストックマネジメント事業、農業集落排水処理場機能診断事業等に取り組みます。
 なお、資本的収入が支出に対し不足する額7億8,666万6,000円については、当年度分消費税資本的収支調整額1,105万6,000円、過年度分損益勘定留保資金5,271万4,000円及び当年度分損益勘定留保資金7億2,289万6,000円で補填いたします。
 次に、議第23号平成31年度近江八幡市病院事業会計予算につきましてご説明いたします。
 平成31年度は、老朽化する医療機器類について、平成31年10月からの消費税増税を見越し、計画的に更新を行います。
 また、病院経営をより安定かつ強固にしていくために、引き続き医師や看護師の安定確保に努めながら、地域の基幹病院として急性期医療の充実を図るとともに、地域医療支援病院として地域完結型医療を積極的に推進してまいります。
 まず、予算第2条に定める業務の予定量としまして、入院患者にあっては1日平均377人、外来患者にあっては1日平均911人とし、両方合わせての年間延べ患者は35万6,622人を予定しております。
 この事業量に伴い、予算第3条の収益的収入につきましては、主に入院収益、外来収益等の医業収益として128億4,117万円、一般会計繰入金等による医業外収益として7億6,183万円、合計136億300万円を計上しております。
 また、収益的支出につきましては、主に給与費、材料費、経費等の医業費用として131億7,810万2,000円、企業債支払い利息等の医業外費用として4億1,189万8,000円、予備費として1,300万円、合計136億300万円を計上しております。
 次に、予算第4条の資本的収支予算につきましては、収入8億73万7,000円、支出15億8,262万6,000円を計上しております。
 その内訳としまして、収入は、企業債6億円、一般会計からの出資金2億73万7,000円を計上し、支出にあっては、整備後16年を経過するMRI更新を含む医療機器購入などの建設改良費に6億8,990万円、企業債償還金に8億5,610万6,000円、修学資金貸付金としての投資に3,662万円を計上しております。
 続きまして、条例の制定や一部改正にかかわります議案等についてご説明を申し上げます。
 まず、議第24号近江八幡市おうみはちまん生業・交流のいえ条例の制定につきましては、安寧のまちづくりの推進を図るため、近江八幡市おうみはちまん生業・交流のいえの設置、管理及び運営等に関し必要な事項を定めるため、条例を制定したく提案させていただくものでございます。
 次に、議第25号近江八幡市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、議会の政務活動費の交付に関し適切な運用を図るため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第26号近江八幡市職員等駐車場使用料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市土地開発公社が平成28年3月31日をもって解散したことに伴い、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第27号近江八幡市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国において職員の超過勤務命令に係る上限を人事院規則で定めることから、本市においても同様の措置を講じるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第28号近江八幡市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、本市の市立学校に学校運営協議会を設置することから、その委員の報酬の額を規定するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第29号近江八幡市使用料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、岡山小学校の体育館建てかえによること及び社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する法律の施行に伴い、消費税率が10%へ引き上げられることから、本市における使用料についても見直しを行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第30号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、建築基準法の一部を改正する法律の施行に伴い行うこととなる審査に係る手数料を定めるとともに、消費税率が10%へ引き上げられることに伴い、本市における手数料を改めたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第31号近江八幡市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、市立幼稚園における通年の預かり保育を終了し、一時的な預かり保育のみを実施することから、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第32号近江八幡市重要文化財旧西川家住宅条例の一部を改正する条例の制定につきましては、消費税率が10%へ引き上げられることから見直しを行うとともに、資料の撮影等に係る手続を明確化する等、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第33号近江八幡市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律の施行による災害弔慰金の支給等に関する法律及び同法施行令の一部改正に伴い、本市における災害援護資金の貸し付けについて見直しを行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第34号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につきましては、平成31年度税制改正大綱により、国民健康保険税の軽減措置について5割軽減及び2割軽減の対象となる世帯の軽減判定所得の算定において被保険者の数に乗ずべき金額がそれぞれ引き上げられることから、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第35号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市福祉医療費助成条例の規定により医療費助成を受けることができる者のうち、自己負担額があるものについても、子ども医療費助成として自己負担額を助成するため、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第36号近江八幡市地域包括支援センターにおける包括支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、介護保険法及び同法施行規則が改正されたことに伴い、当該法令との整合性を図るため、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第37号近江八幡市都市公園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、近江八幡市立健康ふれあい公園の屋根つき多目的広場が平成31年10月1日から供用開始すること及び日本における「体育」と「スポーツ」の概念の変化に伴い、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第38号近江八幡市都市公園のうち有料施設の属する都市公園の管理及び運営に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、「体育」と「スポーツ」の概念の変化、近江八幡市立健康ふれあい公園の屋根つき多目的広場の供用開始並びに消費税が10%へ引き上げられることに伴い、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第39号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市計画法に規定する地区計画の区域内における適正な都市機能及び健全な都市環境を確保するため、建築物に関する制限を定める区域内の地区区分を追加したく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第40号近江八幡市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、学校教育法の一部改正に伴い、水道法、水道法施行令及び水道法施行規則の一部が改正されたことに伴い、本市における布設工事監督者及び水道技術管理者の資格要件として専門職大学の前期課程修了者を加えるため、所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第41号近江八幡市病院事業使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、本市の病院事業に係る使用料及び手数料について、現状の金額表示が内税表示及び外税表示が混在した状態となっていることから、全ての金額の表示を外税表示に改めたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第42号社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定につきましては、消費税率が10%へ引き上げられることから、本市における使用料、手数料等についても見直し、関係条例について所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第43号農業災害補償法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定につきましては、農業災害補償法の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条例について所要の改正を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第44号近江八幡市第1次総合計画を策定することにつき議決を求めることにつきましては、本市の今後10年間の目指す方向性を示すため、近江八幡市第1次総合計画を策定したく、議会基本条例の規定に基づき本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第45号市道路線の認定につき議決を求めることにつきましては、本町5丁目地先の道路ほか19件の市道路線の認定を行いたく、道路法の定めるところにより、本議案を提案させていただくものでございます。
 議第46号近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政改革の取り組みを市庁舎整備及び市行政の総合調整等との一層の連携を図りつつ推進していくため、行政改革に関する事務の分掌変更を行いたく、本議案を提案させていただくものでございます。
 議第47号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることにつきましては、北津田町にあります市有財産の土地及び建物を地縁による団体である北津田町自治会に譲渡したく、地方自治法第96条第1項第6号の規定に基づき、議会の議決を得たく、本議案を提案させていただくものでございます。
 以上47件につきまして、ご審議いただきご可決を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(園田新一君) 以上で議案の上程を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明20日から27日までは議案熟読のため休会とし、28日定刻に再開し、代表質問を行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、21日正午までに事務局へ提出をお願いします。
 本日はこれをもちまして散会します。
 ご苦労さまでした。
               午前10時55分 散会
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