録画中継

平成31年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月7日(木) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)地域経済活性化住宅リフォーム助成制度について
(2)岡山紫雲こども未来園、紫雲保育園分園、岡山幼稚園について
(3)湖東幹線道路計画について
(4)日野川河川敷内の雑木伐採撤去について
(5)日野川改修に伴う防災道路計画について
◆19番(川崎益弘君) 日本共産党の川崎益弘でございます。
 ただいまから個人質問を始めます。分割方式で始めますので、どうぞよろしくお願いします。
 まず最初に、地域経済活性化住宅リフォーム助成制度について。
 地域経済活性化住宅リフォーム助成制度は、市長選の公約でもありました。2018年度は161件の申し込みがあり、抽せんで129件が補助制度を受けられました。概算で補助金額は2,999万7,000円、工事請負の金額合計は2億8,947万3,000円、経済波及効果は約5億6,300万円と聞きます。このように大きな経済波及効果がありました。
 その制度が今年度は事業化されていません。1年で地域経済活性化が実現できたとは思いませんが、なぜ2019年度は地域経済活性化住宅リフォーム助成制度が行われなかったのか、説明を求めます。
 政府の統計では、経済状況はよくなったと言いますが、あの調査は全く信用性がありません。現実、年金は引き下げられるし給与も上がっているとは言えません。市民の中の経済状況は悪いままです。その中で、住宅を建てかえるまでもできず、リフォームするという方が多くおられます。この方々は、住宅リフォーム助成制度を待ち望んでおられます。
 抽せんに外れた方は2019年度には優先的に補助がしてもらえるのかという声もありました。また、ことしも行われるよねと期待の声も多くあります。
 一方、市内業者の皆さんの中に多くの仕事があるとは言えません。住宅リフォーム助成制度では市内業者への限定した仕事の発注になります。市内の一人親方の業者、零細業者への仕事確保になります。このことが経済の市内循環への効果であります。
 これらのことを勘案しても、なぜ2019年度は地域活性化住宅リフォーム助成制度がなされなかったのか、説明を求めます。
 以上、初問といたします。
○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。
 万野産業経済部長。
             〔産業経済部長 万野藤治君 登壇〕
◎産業経済部長(万野藤治君) 川崎議員ご質問の地域経済活性化リフォーム助成制度についてお答えをいたします。
 本事業は、平成21年度より実施し、これまで長年にわたり地元建設業者を中心とした事業者に対する経済活性化の施策として取り組んでまいりました。
 平成27年度には、地方創生先行型交付金を活用し、リフォームの需要が高いとされる築15年以上の住宅、平成12年以前建築の住宅ですが、にお住まいの方の1割の方が取り組まれることを事業目標として設定をし、事業を実施してまいりました。
 その結果、今年度までの事業実績において一定の成果が得られたと判断をいたしておるところでございます。
 また、本事業における累計の補助件数は1,668件、補助金額は3億7,971万6,000円、工事請負金額は36億2,034万円、経済波及効果は約70億円となり、地域経済活性化の施策としての本事業の目的は一定の成果を達成したと判断をいたしております。
 今後につきましては、経済情勢を見きわめながら、事業の復活、再構築について考えてまいります。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 再問をしてまいります。
 前の議員の質問の中にもありましたように、市内への再配分が非常に少ないことがこの近江八幡の経済が余りよくならないということが言われて、上げられておりました。
 このリフォーム助成事業は、市内業者への限定された事業であり、まさに市内への再配分の最たるものであります。また、市内業者への助成制度がない中で、その中で住宅リフォーム助成制度は市内業者への助成の一つと考えられますが、それでも何かあるんでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(園田新一君) 万野産業経済部長。
◎産業経済部長(万野藤治君) 川崎議員の再問にお答えをいたします。
 先ほどの答弁でも回答させていただいたとおり、本事業は平成21年度より実施し、地元建設業者を中心とした事業者に対する経済活性化の施策として取り組んでまいりましたが、今年度までの事業実績におきまして一定の成果が得られたと判断をいたしておるところでございます。
 今後は、事業のニーズを把握しながら、リフォーム事業も含めて、地域経済活性化に効果的な施策の実施について検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) さきのうちの代表質問の中で、井上議員が述べていました。これは市内の業者さんを訪問する中で、私も一緒に話を聞いたんですが、近江八幡市は市内業者への補助がないと、また市内業者への仕事も本当に少ないと、こういうことが言われていました。ですから、私はそこから本社を近隣の市町に移しました、このように聞いたんです。
 このようなことが続きますと、大変なことになってしまうと思うんです。例えば災害時や緊急のときの復興や復旧の1次支援へのお願いをしなくてはならない、こういったことがあるわけです。市内業者が減少するということは市としても大変なことになると考えますが、そういったことについてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(園田新一君) 万野産業経済部長。
◎産業経済部長(万野藤治君) 再問にお答えをいたします。
 市内事業者数につきましては、平成29年度版近江八幡市統計書によりますと、平成26年には3,294事業所であったのに対しまして、平成28年度は3,127事業所と減少傾向であります。
 減少の要因については、事業環境の変化など事業所によりまして異なるというふうには考えますが、議員ご指摘のとおり、地元事業者への支援は本市としましても大変重要であると認識をしておりますので、今後、必要な施策の実施について事業者のニーズを把握しながら検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 今後については、経済情勢やとかその事業者のニーズについて復活を考えていくということでございますが、経済情勢の動向やとか業者さんの動向を調べるというのであれば、そのために中小業者振興条例をつくるべきと考えますが、そういった考えはございませんか。
○議長(園田新一君) 万野産業経済部長。
◎産業経済部長(万野藤治君) 再問にお答えいたします。
 川崎議員ご指摘のとおり、市内事業者の課題や支援ニーズの把握が第一義的であるというふうに考えております。
 現在、担当課では、市内の経済情勢や事業者を取り巻く環境の把握を行うべく、商工会議所、商工会、金融機関などの関係機関と協議を進めており、今後必要に応じて市内事業者の実態調査の実施や商工業振興ビジョンの策定も視野に入れ、各種取り組みを進めていきたいというふうに考えております。
 その中で、必要な条例の制定も含めながら、市内事業者が継続的に存続、発展していけるための支援の実施について検討を進めてまいります。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) ぜひ市内業者育成という観点からも、この条例ができますように、また検討をよろしくお願いしたいと思います。
 今後は、考えていくということでございます。今、市内の業者さんの状況などを見てみますと、昨年の台風被害による屋根関係の工事がまだ残っていると聞きますが、特定の業者に偏った仕事が固まっていると。特に、ひとり親方の工務店やとか町の大工さんですね、そういった方々の零細業者には仕事がない状況が今も続いているということであります。
 ことしは消費税の値上げも言われています。一般的には、経済の落ち込みがあると言われています。そんなときこそ、地域経済活性化住宅リフォーム助成制度というのを行うべきだというように考えます。
 ぜひ、今後も情勢を見ながら考えるということでございますので、また途中の復活もあるということを求めておきたいというように思います。
 では、次の質問に移ります。
 岡山紫雲こども未来園、紫雲保育園分園、岡山幼稚園の状況について。
 岡山紫雲こども未来園の建設が1年間おくれることが確定したことから、今後の対応はどのようになるのか、何点か質問をいたします。
 岡山紫雲こども未来園、岡山認定こども園の建設設備補助金が予算化はされていますが、財源確保の経過はどのようにされたのか。また、建設工事はいつから始まるのか。今も建設資材や鋼材が入りにくい状況にあると聞きますが、2020年4月に開園できるのか。説明を求めます。
 また、2019年4月開園ができなかったことによる子どもさんの入所状況はどのようになったのか。岡山幼稚園の3、4、5歳児の各入園児の申し込み状況はどのようになりましたか。
 また、当初は認定こども園に入園を希望され、申し込みがされましたことから、親御さんの中には就労が決まっておられると聞きますが、再募集の要件は岡山幼稚園も認定こども園対応の措置をされるのか。また、それの説明を求めます。
 また、紫雲保育園分園の各年齢の入園申し込みはどのようになりましたか。紫雲保育園分園の改修工事の進行はどのようになっていますか。説明を求めます。
○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 川崎議員お尋ねの岡山紫雲こども未来園、紫雲保育園分園、岡山幼稚園についてのご質問にお答えを申し上げます。
 繰り返しになりますけども、関連したご父兄、また保護者の皆さん、また関係の皆さんには大変ご不便とご迷惑をおかけしますこと、改めて重ねておわび申し上げたいと思います。
 まず初めに、岡山紫雲こども未来園の整備補助金につきましては、当初計画では、厚生労働省と文部科学省の平成29年度繰越分として、補助金内示を受けており、平成30年度に整備工事を終える予定としておりましたけれども、ご承知のように鋼材不足により年度内の竣工が不可能となりました。
 補助金確保は整備時期を左右する最重要事項であることから、不測の事態が発生した直後の11月から、近畿財務局に対して全国的な鋼材不足を説明し、事故繰越を認めてもらうように幾度と協議を行ってきましたけれども、当該理由では認められていない、認められないという結論に至り、平成31年度に再度補助金申請から始めざるを得ない状況に追い込まれたわけでございますけども、地域や保護者の思いに応えることは一日でも早く竣工することであり、財源確保して工事継続ができることが最善の方法であることから、残る手だてとしまして平成30年度の単年度計画を平成30年と31年度の2カ年計画へと計画自体の変更承認を得ることしか手だてがないため、私もみずから上京し、厚生労働省にお願いに上がり、内諾が得られたことから、1月9日には設置運営法人である社会福祉法人紫雲会に一報を伝え、その後も繰り返し、一日でも早く工事に着手し、2020年4月の開園に向けて、円滑かつ確実に事業を進めるよう指導・助言を行っておるところでございます。
 建設工事につきましては、現在仮設工事の仮囲いを終えられ、年度内は基礎工事、電気設備と機械設備の仮設準備を行う予定と説明を受けており、紫雲会から示された工期から判断して、現時点において来年4月には開園できるものと考えております。
 また、昨年末の資材の逼迫につきましても、一定緩和してきておるという情報は得ておるところでございます。
 次に、岡山紫雲こども未来園の開園ができなくなったことにより、入園希望されていたお子さんが、特に岡山幼稚園への入園と紫雲保育園分園への入園等の選択肢を選ばれているところでございます。
 そのほか、現時点での平成31年4月の岡山幼稚園の園児数の見込みは、3歳児36名、4歳児62名、5歳児63名の合計161名となっております。
 なお、お尋ねの再募集を行ったのは紫雲保育園の分園であり、岡山幼稚園については再募集ではなく、こども園の取り下げ手続はしていただいたところでございますけれども、入園に関して現3歳児、4歳児は特に手続は必要なく、新3歳児のお子様だけが岡山幼稚園への入園申し込みをしていただいたところでございます。
 なお、岡山幼稚園では、あくまでも幼稚園として運営いたしますので、保護者の事情は十分察するところでございますけれども、認定こども園の短時部と同じような対応はなかなか難しいところがございますので、ご理解をお願いしたいと思います。
 最後に、紫雲保育園分園の入園予定は、ゼロ歳児2名、1歳児9名、2歳児10名、3歳児27名、4歳児7名、5歳児5名の合計60名となっており、改修工事につきましては、既に内装撤去、床、トイレ等の解体撤去、内装下地工事等を終え、現在は内装仕上げ等の工程に入っており、工期予定どおり3月20日に完了すると紫雲会から報告を受けておるところでございます。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 幼稚園はこども園からの移行だということでありますが、この際その幼稚園に行かれる保護者の方も就労が決まっていたときというのか、そう決まっていたということがあると思うんです。そういったときの要望があれば、岡山幼稚園でも預かり保育をされるのですか。
○議長(園田新一君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 川崎議員の再問にお答えいたします。
 11月に、保護者に対しまして幾度となくおわびと説明会をさせていただきました。その中で、実際に市長もご参加いただく中におきまして、保護者からご要望いただいた部分がございます。
 そういうことで、岡山幼稚園の全てではございませんが、現在、岡山幼稚園に在籍していらっしゃる児童の方がこども未来園の長時部に希望され、その他の園ではなくて未来園の長時部のみを第1希望だけで希望された方につきましては、子どもさんの心身の安定とか、また保護者の今おっしゃっていただきました就労の部分がございますので、就労支援のために児童を預かり保育、またそれと同等の部分という形で対応策を講じてまいるというようなお話をさせていただいた部分がございますんで、それにつきましては4月に向けて今現在準備を進めているところでございます。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) そうすると、こども園と同じような同等の扱いをするということでございますが、それは何名ぐらいおられて、同等と言われるけども、一体時間的にはどのような時間帯で、どこまでどういうようにされるのか、教えてください。
○議長(園田新一君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
 今現在、今年度の平成30年度におきまして在園の方ですので、3、4歳児の方がということになりますので、今度の年度で言いますと4歳、5歳児になられる方で、岡山幼稚園に引き続きという方でございます。
 人数につきましては、対象児については8名ということでございます。
 今現在、保護者につきましては説明会を3月1日の日にさせていただきました。そういう中におきまして、同等サービスでございますので、基本的に幼稚園が終わってからそれ以降、預かり保育同等の時間で対応させていただくということでございまして、一応時間としましては18時ということで想定をしております。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) そういうことで、今預かり保育をしていただけるということで、保護者にも説明がされているということなんですが、そういった中で私ちょっと聞きましたんですが、それやったら何も紫雲に行くことなかったかなというような、分園に申し込みをという、あっちやらこっちやらになってしまって、非常に迷っておられる保護者があったということも聞きました。事実、そんな話も聞いていたんです。
 その辺ではやっぱりきちっとした説明が保護者会の中でされてきたのか、じゃあこの今できなくなったというときに、きちっとした保護者会が何回、どのようにしてされたのか、もう一度お願いいたします。
○議長(園田新一君) 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
 保護者の説明につきましては、11月の段階以降、岡山幼稚園在園児の保護者につきましては、11月16日午前午後、それから11月20日、それから11月21日という形で、それぞれ在園の方と新たに希望された方につきましてはさせていただきました。その後、再度11月30日にもさせていただきました。
 また、それぞれ、紫雲さんにつきましては紫雲の分園を申し込みされた方については紫雲さんからも説明をされておられます。
 という形で、その間、それ以外につきましても園等々と連携調整の関係で説明会等、協議等もさせていただいているという形でございますんで、その不測の事態が起こった以降、丁寧に対応を心がけてきたというつもりでございます。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 確かに説明をされていたと言うんですが、やっぱりその中で聞けてなかったという方もおられたということは事実なんで、今後もきちっとした対応がとられるようにお願いをしておきたいと思います。
 まして、幼稚園にそのまま残られるというんですか、そういった方々に対しての、先ほども言われましたが、認定こども園並みの預かり保育をやるんだということですので、そのようにたしか18時までですか、行われるということですので、きちっとしたことが行われますように、これはお願いをしておきたいと思います。
 次に、湖東幹線の道路計画について質問してまいります。
 前の議会でも質問してきましたが、その後、関係地域の中でこの計画に対して多くの意見を伺います。特に、現状より2メートルも高い道路となることから、浸水被害の懸念があること、またこの道路によって南北の往来が阻害されることから地域が分断されることになる。防災のための道路と言うが、道路だけが防災基準であって地域の災害は無視されているのか。なぜ現状の平面交差にならないのか等々、いろいろの不安や不満が語られています。
 この湖東幹線道路について、市長の見解を求めます。
○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。
 小西都市整備部長。
             〔都市整備部長 小西正彦君 登壇〕
◎都市整備部長(小西正彦君) 川崎議員ご質問の湖東幹線道路計画についてお答え申し上げます。
 昨年12月市議会定例会でもお答え申し上げましたとおり、中部湖東幹線が盛り土されることによる浸水被害への対応につきましては、平成26年3月31日に公布された滋賀県流域治水の推進に関する条例第25条に、氾濫原において道路、鉄道等の大規模盛り土構造物の設置等によりその周辺の地域において著しい浸水被害が生じないよう配慮しなければならないと定められており、この条項に基づいて流域治水の推進に関する条例第25条に係る盛土構造物設置等ガイドラインが平成27年4月に策定されております。
 このことから、設計段階におきましては、このガイドラインに基づき、道路の築造により想定される浸水深を解析、予測し、著しく浸水被害が生じないかの評価を行い、必要な検討がされることとなります。
 また、議員が申されている当該道路により南北の往来が阻害されるとのご意見については、地元説明会等でいただきました慎重なご意見等とともに、今後の設計に反映されるよう県東近江土木事務所に働きかけてまいります。
 県東近江土木事務所におきましては、今後詳細設計を詰めていくに当たり、引き続き市、地元自治会、関係者との幾度にわたり十分な協議を重ねていくという意向を確認しているところでございます。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 今おっしゃっておられるように、県が詳細な設計を出してくる、そのときまでにということなんで、直接我々のところに意見が聞かれるということがほとんどないわけですよね。県がこの間来て、通り一遍の説明をやったわけで、それだけなんですよね。
 そういったことからするならば、この道路は本当に市民として、我々として本当にこれが必要やったのかな、こんなことも考えるわけです。
 ですから、もっと市として我々のところに出向いて話を聞いてもらって、それを県に上げてもらえるとか、そういうことをされるというようなことはないんですか。
○議長(園田新一君) 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦君) 川崎議員ご質問の再問にお答えをしたいと思っております。
 さきの12月市議会定例会でもお答え申し上げましたとおり、今初めて地元に入られたというようにおっしゃっておられます。事実でございますが、今日までこのルートを定めるために地域の協議会の中で幾度も重ねてこの道のルート案ができたわけです。そのルート案に基づいて、初めて予備設計ができて、先般申し上げたとおり、この地域に入られたのは、昨年11月ですね、11月に初めて予備設計ができて、こういうような予備設計になりますよということで、初めてこれは協議のためのたたき台の図面ができたわけですよね。
 そこで初めてご説明をさせていただいた。その中で、いただいた意見に基づいて、もう一度内部で調整しましょうということを県は言っているわけですよね。今後、でき上がった内容の中で、また協議をしていくということは県からも聞いております。前回の12月議会でもお答えをさせていただいたとおりでございますので、我々市としましては、やはり地域の方々のご意見を県にも上げていきますし、県の話の説明会等の申し入れというんですか、そういうことも我々はしていきたいと思います。
 ですので、初めて聞いて、これだけで終わりかというような今議員のご説明でしたけども、僕は違うと思います。今初めて県が、たたき台ができたから地域に説明をして意見を求めるというような行為をされて、今その意見をもとにもう一度県の内部で今調整をされていると、設計のやり直し等の協議をされておられるわけです。
 ですので、そのことをご理解いただけると、まだまだこれから協議をしていくということが前提になっておりますので、そのことをご理解いただきたいなと思います。
 以上であります。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) それは一般的に説明されたんは、私ら今初めてなんです。地域の役をしておられる方々には法線なりはこういうようになりますよという話が出ていました。それは事実です。そして、こういう案が出てきたのは、これはたたき台であるということですよね、あくまでね。でも、やっぱりこういう労力を割いてやっておられる、それまでに、じゃあ基本的に私たちが言っている、先ほども申し上げたように、南北が完全に分断されてしまうとか、その道路にきっと上がれへんやないかとか、どういうことになるねやと、そういったことはもっと早くに言うべきではないのかなと思うんです。県が考えるまでにね。
 そういったことが、この間の話だけで、あれでいいのか、ちゃんとやっぱしそれは皆さんの意見をまとめてもらって、市としてどうするんやということをまとめてもらうという期間はできないのかということを聞いているんです。
○議長(園田新一君) 回答を求めます。
 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦君) 川崎議員の再問にお答えをしたいと思います。
 まず、ルート設定でございますが、これは平成16年から岡山、北里学区の公民館長、また連合自治会長、それから中部湖東幹線道路計画検討協議会というものの中で、近江八幡部会をつくっていただいた。その中で検討いただいて、長期にわたる検討の中で今のルート案が出てきて初めてルートが示されました。
 そのルート案で各地域への説明会にも参加をさせていただいて、このルート案でいきましょうということで初めて今年度都市計画街路の変更の手続をされておられます。
 やはり、その以前に都市計画街路の変更手続をされると同時に、このルートであればこういうような案が道路構築になりますよという形で、初めてたたき台の意見が出されたわけですよ。
 ですので、県はこれからも幾度となく協議を重ねていくと。たたき台の絵がないと、皆さんわからないわけですよね。初めて横断、断面がわかって、高さがわかるわけです。ですので、今回は予備設計の中でこういうようなことが考えられますという形で提示をされたもんだと思っています。
 ですので、今後これに基づいて協議をしていきましょうと、今いただいた意見については持って帰って内部で調整しますということを県が言っているわけですよね。これで終わりだとは言ってないんです。これから地域と市、それから地元の自治会、関係者の方と協議を重ねていきたいということを県は申しておりますので、その点をご理解いただきたいなと思います。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) それはよくわかっている。県はやろうとしてはんねやけども、それまでに市としての意見をまとめるということはしないのかということを言うたんです。
 じゃあ、市長にもう一遍お伺いしますが、この道路計画が出てきて、見た直感というのはどのように感じられたのか、教えてください。
○議長(園田新一君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 直感と申しますより、基本的に今、小西部長から言いましたように、法線が決まって、その計画ということですので、基本、初めて県が何を考えているかというのがそこで示されたということだと思います。
 実際、具体的に考えていただいたらわかるように、地域と合意ができなければ用地の買収もできませんし、工事も進まないわけであります。
 そういう中で、地域の実情、またそこのニーズですね、また防災に対する、水害に対する対応等について、これは地域の方を含めて、市も含めて、県も含めて、しっかりと協議を進めながら全員が納得する、折り合わなきゃいけないところもあると思いますけども、それは丁寧な形で進めていくべきものだと思っていますし、我々市としても、県はやりたい、県も別に勝手にやっていこうという気も毛頭ございませんし、我々も地域の声をしっかり県に積み上げていくという形で、みんながハッピーな形でやっていければいいかなというように思います。
 議員ご指摘のように、土盛り2メーターの道路がいきなり周りにできるという話を聞かれれば、地域の住民の方にしたらえらいこっちゃと思われる方も多いと思いますし、これは何とかせなあかんなというような意見を持たれるというのも、またあり得べきことかなと思います。
 そういう不安を取り除き、実際どういう形で自分たちの生活がどう変わっていくのかと、これはしっかりと話し合いの中で積み上げていくべき項目だと思っております。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) ありがとうございます。
 市長の今の答弁のように、きちっと市民の合意を得て、住民の皆さんの合意を得て進めていくんだ、そのためにもきちっと市としてもやっていくということもおっしゃっていただきましたので、その方向で進んでいただけるように、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。
 できるだけ県任せではなしに、市としてもやはり住民の意見を聞いていただけるような場がもし設けられるのならば、それもありがたいかなというように思います。
 では、次の質問に移ります。
 日野川の河川敷内の雑木林の伐採撤去についてなんですが、日野川沿線では、住宅の買収、立ち退き、また農地の買収までして川幅が広げられ、流れを多くして堤防の越流や破堤による被害を防ぐ目的で50年確率に対応した改修が行われてきました。
 その河川敷の中に、雑木林ができて流れを阻害されている。早急な河川内の雑木の撤去が必要です。以前にも雑木の伐採撤去について議会で取り上げてきましたが、改善がされていません。50年確率が今後50年先とは確定しているわけではありませんし、1カ月後か半年後か、いつあるかは想定できません。今日の異常気象の中で、いつ起こるかわからない状況にあります。
 昨年、2018年度は大雨がなく幸いでしたが、2016年、17年は台風による大雨があり、日野川があふれんばかりとなり、私の地域、小田町では町内の組長さん等が自治会館に待機され、一部避難されるなど、大変な状況になりました。
 琵琶湖の水位が上昇したことが影響したとも言われますが、大畑橋周辺の河川敷内には多くの雑木が大変大きくなり、雑木林と化しています。このことは流れを阻害し、越流し、破堤し、水害を引き起こす原因になります。
 このままで、もし越流、破堤が起きて被害が出ることになれば人災であります。県には、今後早急な対応を求めます。
 また、市としてどのように対応されるのか、説明を求めます。
○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。
 小西都市整備部長。
             〔都市整備部長 小西正彦君 登壇〕
◎都市整備部長(小西正彦君) 川崎議員ご質問の日野川河川敷内の雑木林の撤去についてお答え申し上げます。
 議員ご指摘のとおり、野村地先の大畑橋付近の日野川河川敷内の一部が雑木林のように樹木が繁茂している状態となっていることは承知をいたしてございます。
 河川管理者である県東近江土木事務所に対応を依頼もしてございます。以前と同じく、河川敷内の雑木等の伐採については、河川の規模、繁茂の状況等を見きわめながら順次実施している。特に、日野川の河口から仁保橋の区間については、整備目標である50年確率程度の流下能力が確保されており、現状の樹木の繁茂状況においては、影響が小さいと判断されていることから、経過観察とし注視していく旨の回答でございました。
 市といたしましては、流下能力が確保されているとはいえ、樹木の繁茂が著しいことから、樹木の撤去について引き続き県に対しまして要望してまいりたいと考えてございます。
 議員におかれましても、地域の声等を私どもとともにお力添えをいただけるとありがたいと、そのように思ってございます。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 部長も現場を見ておられてわかっておられると思います。今は芽吹き前ですので枯れ木で割に低いところにあるように見えるんですが、ほんまにもう茂ってまいりますと橋の上まで、欄干の上まで超すような状況になっているのが現状なんです。これはよく見てご存じだと思うんです。
 そして、今言われましたように、この川幅は50年確率の断面で流れを確保していると言われたんですが、こんだけ木が生えて、それでもやっぱり流れは確保されているというように思われているのはいかにも不思議なんです。こんなような中に雑木林ができて、この状態で50年確率の流量が保証されているんやったら、もっと買収が少なくてもよかったのではないのか。例えば住宅の立ち退きまでやってやったんですよ。それなのに、この状況で、それで確保されていると言われるのは、私どもにとってはどうも合点がいかない。
 その辺では市の土木としてこういうような思いは、観点というんですか、そういうようなことを思っておられるんやったら一遍話してみてください。どういうように考えておられるのか。
○議長(園田新一君) 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦君) 日野川の50年確率というのは私どもからの回答は控えさせていただきたい。私どもではちょっとわかりませんので、その点は控えさせていただきたいと思います。
 今議員が言われますように、樹木の繁茂という部分は、夏場見ますと非常に繁茂しております。それも私も確認もしてございます。ですので、私どもといたしますと、やはり河川管理者である滋賀県に樹木の伐採というものを要望させていただいているのを初問でもお答えをさせていただいたとおりでございますので、私どもはやはり議員が言われるように心配な面もあろうかと思います。見た方には心配な面もございますので、私どもは引き続き県に要望していきたい、そのように思っておりますので、先ほど申しましたように、議員におかれましてもお力添えをいただきたいなと思います。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 本当に、去年はなかったんですけど、おととしは本当に堤防から手が届くぐらいのところまで水が流れて、本当に日野川がいっぱいになって流れていた。この怖さというんですか、すごいもんなんです。これはもしここがこういった場合にそのままで、越流して決壊するということになったら、これは今までからこうやって私たちが申し上げてきたのに、やってこなかった。これは人災であるのではないかなというように私は考えるんです。
 そうではないんですか。これは本当にこういうことになったら市の被害となって、私たちが危機状態にさらされているんだということをきちっと自覚していただきたい。このように思うわけです。
 きょう、こんなきょうの新聞の折り込みにこういう滋賀報知というのがありまして、これを見ていたら、洪水浸水想定区域を新指定へとあるんです。これは気候変動の新たなステージに備えるというようになって、県が今後浸水が予測されますよというの見直したと。ですから、もう少し大きく浸水する可能性があるんですよ、こういうことを言っておられるわけです。
 私は、この日野川の今の状況からするならば、こういうような状況で流量が多くなったら、早急に中の雑木を伐採してもらわないと本当に大変なことになる。これを何遍も言いますが、人災というように言えるような状況になると思うんです。
 そういったことからするならば、私たちも県に対して行動は起こしていきます。もう一度市もきちっとした対応をとっていただけるようにお願いをしたいし、市として県のこういうようなものが出てきたりしたら、不安になっているということを伝えていただけるとありがたいんですが、その辺はいかがですか。
○議長(園田新一君) 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦君) ただいまの再問にお答えをしたいと思います。
 まず1点、確かに日野川が非常に水位が高くなった時期がございます。1点は、流下能力と河川の流下能力は確保されていても、琵琶湖の水位が高くなってバックウオーターで水が来ているという部分は非常に大きかったのではないかなと私は1点思ってございます。
 河川の流下能力だけでなく、やはりその先にある琵琶湖がいっぱいであれば、私どもは湖岸にあるわけですから、琵琶湖の水位イコール私どもに返ってくるわけですよね。
 ですので、琵琶湖が水位が低くなることによって流下能力が発生し、水は引いていくというようなことも考えられますので、その点は1点、やはり滋賀県さんにも琵琶湖の水位を低くしていただくような取り組みというものもお願いをしなければならないかなと思います。
 それともう一点は、ただいまのこの新聞の中の記事でございますが、私どもは今初めてきょう新聞を見させていただきましたので、これにつきましてのコメントは控えさせていただきたいと思います。
 以上であります。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 確かに、琵琶湖の水位が上がったからとおっしゃるんですけども、本当にあの琵琶湖の水位が上がった状況であっても、私は日野川の現場で見ていたときにはかなりの流れはあったんです。流れているんです。
 ですから、あそこでとまっている部分もかなりあるんです。ただ、一概に琵琶湖の水位が上がったからそういう危険な状況になったということだけが言われると、私たち地元の人間としては大変ほんまに怒りを覚えます。これはぜひ、あの川の雑木を撤去していただけるように早急にお願いをします。
 これ以上のことがあったら、本当に私たちはこれは人災であるということを何遍も申し上げますが、そのことを申し上げておきたいと思います。ぜひ、琵琶湖の水位が上がっただけというような感覚では捉えないでほしい。このことを申し上げておきたいと思います。
 これは前にもそういうことを言われていたんです。日野川の橋のところの水位と、古川橋ですか、安吉橋ですか、そのところの水位との差やら見ていると、それは琵琶湖の水位が上がったからやというような説明もされたんですけれども、私たちにはとてもそんなことはうのみにするわけにはいきません。やはり、たちまち目の前にあるその雑木を撤去していただいて、それでもそうなったらそれは私たちはわかります。ですから、そのことは私たちは今後も申し上げていきますし、市としてもきちっと県にそのことを言ってほしい。そのことを申し上げておきたいと思います。はい、どうぞ。
○議長(園田新一君) 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦君) 再問にお答えをしたいと思います。
 今申し上げましたのは、やはり流下能力ということで、河川としての流下能力があると思います。ただし、琵琶湖の要因も一つの要因ですよと、琵琶湖の水位も。ということをご理解いただきたい。
 それと、今申し上げておりますように、雑木林の撤去というのは私ども今までから県にも要望させていただいておりますので、これは引き続きしていきたい。そのように思っておりますので、その点もご理解をいただきたいなと思います。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) ぜひ県に強力に、その雑木林だけは撤去してほしい、私たちはほんまに目の前にしながら大変不安な思いでいるということだけをきちっと申し上げておきたい、このように思います。
 次に、日野川改修に伴う防災道路計画についてでございますが、日野川改修に伴って野村町と小田町に防災用の道路計画がされました。
 野村町では、道路計画があることからお寺はその分控えて建設されていますし、また保育園の建設は緊急道路として活用できることが建設条件の一部だとも聞いてきましたが、いまだに計画が実行されていません。早急な実現が必要であります。
 今後の計画はどのようになっていますか、説明を求めます。
 また、日野川改修計画に伴う県、近江八幡市、西部土地改良区、小田町で協議がされ、その中で合意されたことの中に、日野川より生活用水の取水権、小学校プールより小田町集落への進入道路、小田町農村広場より日野川堤防までの道路拡幅が約束されています。
 これらのことからして、野村町の道路計画と小田町の道路計画は個別の計画であり、野村町の工事の進行状況に関係なく、個別の事業として対応されるべきと考えますが、説明を求めます。
 このような協定書が私の手元にも、これは写しですが、あります。
○議長(園田新一君) 当局の回答を求めます。
 小西都市整備部長。
             〔都市整備部長 小西正彦君 登壇〕
◎都市整備部長(小西正彦君) 川崎議員ご質問の日野川改修に伴う防災道路計画についてのうち、野村町における道路計画につきましては、さきの西津議員の日野川堤防の側道整備でご回答申し上げたとおりでございます。
 議員ご質問の小田町の道路計画については、野村町の道路計画と同様に、日野川改修事業に係る協定の条件となっていることも承知をしてございます。
 協定のうち、市道小田11号線の道路拡幅事業については、幅員6メートルで計画をしており、測量設計は完了いたしてございます。
 限られた財源で多くの事業を進めていることから、現在、野村町地先の道路整備を進めているところであり、平成27年6月市議会定例会でご回答申し上げましたとおり、野村町の道路整備の進捗状況を見ながら、今後、小田町の道路整備に着手してまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
○議長(園田新一君) 質問はありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) やっぱし野村をやってからやないとやれへんとおっしゃるんです。でも、このように協定書はきちっとあるんですよね。そして、この協定書の中には何が書いてあるかというたら、その下にまで土地の提供した用地の価格まで書いてあるんです。こういうように協力をしていただいたから、こういうこともやりましょうよね、これだったら、こんなんおかしいじゃないですか、協力だけさせておいて、あとはずっとほったらかし。何遍も私は申し上げてきました。野村ができんかったら小田はできへんねん。そんな話はなかったと思うんです。
 このように、きちっと何項目かにわたって確認して、知っておられると思うんです。そして、ここにはちゃんとした皆さん方の印鑑も押してあります。こんな確約書があるのに、そういうような状況のままで放っておかれる。片方がでけへんから、じゃあ野村はなぜできなかったんですか。野村の状況は番地が確定していなかったとも聞きますが、そういったことから工事がおくれてきたというように聞きます。じゃあ、できるところからすればよかったじゃないですか。その辺では、市はどのように考えて野村ができてからということを根拠に言われるのか。もう一度お願いします。
○議長(園田新一君) 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦君) 初問でもお答え申し上げましたとおり、平成27年6月だったと思いますが、この定例会の中で、まずは野村町の道路を先にと、その次に小田町という形で1点回答されてございます。
 その内容というのは、やはりこの協定を締結させていただいた時期というのはやはり野村町が先でございました。野村町を先に協定を締結させていただいて、河川の工事も下からやってくるわけですが、その中での協定項目でございます。そこで一定整理をしながら、西津議員にもお答えさせていただいたとおり、ようやく用地面積等を地元説明に入れる状態まで進んできたわけでございます。
 この後もやはり野村町を優先にさせていただき、その次に小田町に入らせていただきたい、そのように考えてございます。やはり、私ども限られた財源の中で道路整備もさせていただいておりますので、その点をご理解いただきたい、そのように思います。
 以上であります。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 今となると、そういうふうにおっしゃるわけですよ。じゃあ、当初から、もっと前から、私もこの協定書がなかなか見つからなかって、やっと見つけてきたわけですが、こういったことがあるわけです。この協定書をもとに、今もちゃんと開通していないというのか、権利が移譲されていない部分があるんですが、日野川からの取水、これはやっぱりこの協定書が有効になったからあの取水が認められて今行われているわけです。
 ですが、今まだ完全に権利が移譲したわけではございません。この話し合いの中で、そのことははっきりとそのように言われてきました。だったら、野村町はあの道路1本だけなんで、なぜ最初に言われたときには、たしかあそこは地番が確定していなかったからおくれているんだというように聞いていたんです。
 その辺からするならば、きちっと確定しているこの小田町の工事から先に入っても、何も下からというわけだけではなかったんじゃないかなというふうに思うんです。
 その辺では、その理由というのか、それからもう一点は、先ほども言われたように、もう既にこっちの場合は計画もきちっとされているし図面も引けているような話を聞いているんですが、その辺ではどうなんでしょうか。
○議長(園田新一君) 回答を求めます。
 小西都市整備部長。
◎都市整備部長(小西正彦君) 川崎議員の再問にお答えをしたいと思います。
 私どもの、私も協定書のコピーを持ってきたんですが、小田町様でも11項目にわたる協定内容がございます。その中で、順次できるものもしてきているのではないかなと思ってございます。
 一方、野村町さんの協定内容を見ましても、9項目からの協定項目がございます。その中で対応できるものから順次実施をさせていただいているという中での対応をとってきたものだと思っております。
 やはり協定年月の早い部分というのはその部分から着手をさせていただくというような形の中で進めさせていただくのが順番ではないかなと。今の道路の道だけが、それぞれ1本だけではございません。それぞれの協定の内容にはそれぞれの項目の数がございましたので、その対応をしながら今日を迎えているというように私は理解をしてございます。
 以上であります。
○議長(園田新一君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘君) 協定書を見てご存じだと思うんです。今、11項目あると言われました、確かにね。その中で、道路と市とは余り関係のない部分は幾つかあるんです。堤防の上の道路の問題、堤防へ上がる道路、それからそれに階段で上るところ、そういったものが1、2、3、4、五、六個ありますじゃないですか。道路は2カ所だけですよね、これ、11項目のうち最後の1項目は単価が書いてあるんですね。10項目ですよね。
 そうしたら、これは堤防をつくるときにどうしても必要やったことだけが行われてきたということになるんです。市との約束というのはこの道路だけじゃないんですか。そうしたら、道路だけということになったら、これはほとんどこの道路の2項目だけになってしまいますよね。
 だったら、こんな今の説明では納得いきませんし、今後、このことを今申し上げていても、先ほどから同じ回答しかされないし、そういうことではあると思うんです。
 でも、今後、こういうような協定が行われて公共工事に協力をしていくということが本当にできにくくなる要件になると思うんです。こういうことがすぐ行われないと。
 そういうことから、勘案するならば、ぜひ早急な対応をしていただきたい。野村町がされるのがもうすぐできるのかもしれませんが、同時にでも行われるようなことをお願いして私は要望としておきます。ぜひ、改正をしていただけますようによろしくお願い申し上げて私の質問を終わります。
○議長(園田新一君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。
 明8日は定刻から再開し、個人質問の10番目、片岡信博君から続行することといたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 ご苦労さまでした。
               午後2時32分 散会
ご利用について
  • この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • 許可無く放送を中止させていただく場合がございます。