録画中継

平成26年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月10日(月) 質疑
第3 質疑
第4 推第1号 近江八幡市農業委員会委員となるべき者の推薦
第5 委員会付託
△日程第3 質疑
○議長(善住昌弘君) 日程第3、質疑に入ります。
 6日に追加提案されました議第48号から議第51号まで並びに会第1号及び会第2号の6件につきまして、3名から発言通告がありましたので、これを順次許します。
 まず、西津善樹議員の発言を許します。
 西津議員。
◆1番(西津善樹君) 世翔会の西津善樹でございます。
 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、議第51号安土駅南北自由通路整備工事委託契約の締結につき議決を求めることについての質疑をさせていただきます。
 ようやく安土住民の待望でありました安土駅が新駅へと動き始めたわけです。先日同僚議員の橋議員からの個人質問にもありましたが、安土の住民にとって、安土駅は南口もなくバリアフリー化もできておりませんでしたことからも、早急な新駅の供用開始が望まれているわけです。そういった期待を持たれている新駅であるという観点からの質疑をさせていただきます。
 そこで、私は、安土住民にとって安土らしい新駅を建設してほしいという願いが強いと思いますが、このたびの新駅建設に際し、どのようにして地域の声を拾い上げられたのかお伺いします。
 また、今後どのようにして周知されるのかもあわせてお伺いします。
○議長(善住昌弘君) 当局の回答を求めます。
 野田都市産業部理事。
             〔都市産業部理事 野田健志君 登壇〕
◎都市産業部理事(野田健志君) 西津議員の安土駅整備に当たりどのようにして地域の声を拾い上げたかについてのご質問にお答えを申し上げます。
 安土駅整備の進捗状況を初め、JR西日本との協議状況や整備の概要等につきましては、地域協議会を初め、自治会長連絡会、要請のあった自治会等へ出向き説明をしてきたところでございます。
 各説明会において出されましたご意見等につきましては、JR西日本との協議の中で伝達、協議調整を行い、その協議の結果についても地域協議会並びに自治会長会に報告をしているところでございます。
 次に、ご質問の地域住民の皆様への周知につきましては、本議会に上程させていただいております安土駅南北自由通路整備工事委託契約の締結について議決を賜り、その後、JR西日本との協定書の締結が整いましたら、速やかに地域協議会を初め、関係自治会や関係団体、安土及び老蘇各自治会長連絡会、両まちづくり協議会にも説明をしてまいりたいと考えております。
 また、基本設計を行うに当たり設置しておりました安土駅周辺整備促進会議を再度立ち上げ、整備内容についてご議論をいただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(善住昌弘君) ただいまの質疑に対する回答漏れはございませんか。
 質疑はございますか。
 西津議員。
◆1番(西津善樹君) ありがとうございます。それでは、現在の安土駅の北口と南口を結ぶ地下道についてですが、このたびの南北自由通路整備により、地下道やその上屋として取り扱われております天守タワーが今後どのようになるのかお示しください。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 安土駅南北自由通路の整備により地下道や上屋がどのようになるかということでございますが、これまでJR西日本と協議を進める中で、地下道の封鎖要請を早くから出されておりました。しかしながら、この地下道は南北をつなぐ市道でございまして、交通量を調査しましたところ1日当たり1,800人ほどの方が往来をされてるという把握をいたしております。この調査結果を踏まえまして、今回の駅整備とあわせ地下道の閉鎖は不可能であるということや、地域協議会でも地下道は当面存続させてほしいというご意見をいただいておりましたことから、JR西日本との協議に対しましても、地下道の存続の可否の判断は新しく自由通路が完成後、人の流れや地下道の利用度を見ながら協議を検討していただく旨申し入れてまいりまして、一定の理解もいただいているところでございます。
 こうした中で、今回の整備とあわせて老朽化しており利用の状況のない天守タワーを解体して明るく軽量なシェルターに改修することによって、地下道の利用を存続することはもとより、治安の向上や駅周辺整備まちづくりにも寄与できるというふうに考えているものでございます。
 このことにつきましては、これまで地域協議会とか自治会長連絡会においてもご議論をいただき、改修の方向でご了承をいただいているところでございます。加えて、地下道の存続についてJRから今後も提起されることが確実でございますので、今回の駅整備とあわせ地下道の上屋を改修することで、将来的にも存続に向けた前向きなJRとの協議ができるものというふうに考えておる次第でございます。
○議長(善住昌弘君) 西津議員。
◆1番(西津善樹君) では、先日の橋議員の個人質問の答弁の中で、駅前の駐在所は新築移転という答弁であったと思っておりますが、この駐在所を新駅の構内に入れるでありますとか、せっかくの和風建築の風情ある建物でございますので引き家での移転をするなどの検討をなされたのかお伺いします。
○議長(善住昌弘君) 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 駐在所の移転検討について引き家の検討もいたしております。平成24年度に行いました安土駅移転補償算定業務におきましては、4つの移転工法をそれぞれ比較検討を行っております。そのうちの一つに、仮に引き家で移転した場合では、工事期間中の仮駐在所の確保の必要性とあわせまして現在の駐在所の設置基準でございますが、敷地面積とか建物必要面積、また駐車スペースの関係が現在の建物では基準を満たすことができません。加えて、補償契約でございますので、会計検査等で合理的な方法であるか否かを比較検討した結果、今回の移転工法である新しく建てかえる工法が最良であるという判断になったものでございます。
○議長(善住昌弘君) 西津議員。
◆1番(西津善樹君) では、安土駅構内にあります売店、いわゆるキヨスクについてでございますが、駅周辺にコンビニエンスストア等もないことから、駅の利用者にとりまして非常に利用価値が高いものでございます。また、昨年の6月議会においても新駅舎2階のJR敷地内にキヨスクを設置されるようJR西日本及びキヨスク事業を運営されております株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネットへ今後も働きかけを続けてまいりたいというような答弁をされておられますが、新駅の2階にキヨスクの設置をされる予定はございますか。
○議長(善住昌弘君) 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 新駅舎内キヨスクの可能性でございますが、これまでもJR側に一貫してキヨスクの存続をお願いをしてまいりました。篠原駅、稲枝駅と同様に、新駅の供用にあわせて自動販売機に切りかえられるということでございますが、しかしながら駅利用者のサービス等を考えますと希望する設置であることから、今後も粘り強く働きかけを行ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(善住昌弘君) 西津議員。
◆1番(西津善樹君) 続きまして、駅南側にあります公衆トイレについてでございますが、駅南前広場や安土城郭資料館など観光客にとりましても利用者は多いと思いますが、駅の2階にトイレが設置されるため、この駅南公衆トイレがなくなるのではないかと住民の方は危惧されています。今後、このトイレはどのようになるのかお示しください。
○議長(善住昌弘君) 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 駅南口側の公衆トイレでございますが、今回の駅舎完成後に整備いたします南口広場整備工事と一貫してバリアフリー対応した公衆トイレの設置検討を、整備後の管理手法も含めまして、文化観光課を窓口として検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(善住昌弘君) 西津議員。
◆1番(西津善樹君) ありがとうございます。近江八幡市にとりましても本当に東の玄関口となるわけでございますので、すばらしい新駅の完成に期待させていただいて、私の質疑を終わらさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(善住昌弘君) 以上で西津善樹議員の質疑を終わります。
 次に、大林宏議員の発言を許します。
 大林議員。
◆7番(大林宏君) 今回の議第48号と51号につきまして質問をしていきたいと思います。
 地域力みんなの会の大林宏です。よろしくお願いします。
 議第48号平成25年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)について質問をさせていただきます。
 執行予算の原則は、年度内処理することは言うまでもございません。しかし、近江八幡市では、ここ数年、この年度内処理ができず、平成24年度では27億1,800万円もの繰越明許がされ、また今年度、25年度では24億8,900万円もの明許繰越事業が提案されております。これら繰越事業は余りにも大きいのではないか。言いかえれば、年度内処理ができなかったのは怠慢というのは少し乱暴だと思いますが、事業が進んでいないことには間違いございません。繰越事業にはやむを得ない理由のものもあるでしょうし、また使い方によっては効果が見られるものもございます。
 今回の繰越事業19項目の大半の理由に前倒しという記載がされております。内容は、国の補正事業による前倒し、また入札不調による前倒し、地元調整で不測の日数を要したことに加え国の補正予算による前倒しなどなどの理由であります。さきに申し上げましたように、予算執行は予算に基づいて事業を実施されるもので、3月に入って国の補正を理由にすることは、1年前にこの議会で審議してきたわけでありますから、悪く言えば放ってあったと解することもできるわけであります。繰越事業に前倒しとしている事業について、その理由についてそれぞれご説明をいただきたいと思います。
 2点目は、議第51号安土駅南北自由通路整備工事委託契約の締結につき議決を求めることについて質問をいたします。
 まず、平成25年9月25日の全員協議会の資料と今回6カ月後に提出されました全員協議会の資料、大きく違いますのは安土警察署が引き家ということから新築移転に変更されたということで理解をして、次の質問のほうへ入っていきますが、安土町は天正少年使節団の史実と信長が西洋文化を取り入れた歴史から、南蛮ふうといいますか、西洋文化的な建造物が安土の玄関口にデザインをされております。また、安土文芸の郷一帯の公共建物のデザインもこうしたものと整合性をとられております。こうした思いでつくられました駅前整備を、安土駅舎改修では南蛮ふうの地下道、屋根を取り壊されることになりました。その分、安土駅舎をどのようにデザインされるのか十分検討されているものと考え期待するものでございますが、検討方法及び議会へ公表できるのはいつごろとなりましょうか、ご回答をいただきたいと思います。
 以上、初問といたします。
○議長(善住昌弘君) 当局の回答を求めます。
 吉田総合政策部部長。
             〔総合政策部長 吉田正樹君 登壇〕
◎総合政策部長(吉田正樹君) それでは、総合政策部に関します繰越明許についてでございますが、この明許は老蘇コミュニティセンター整備事業の繰越理由でございます。この事業につきましては、平成25年度の社会資本整備交付金の都市再生整備計画事業補助金を活用いたしまして昨年の9月に入札執行を行いましたが、社会情勢などによりまして不調となりました。再度、11月に入札を行った結果、落札ができました。さきの12月議会でお願いいたしまして契約議決をいただき、現在、ことしの、本年の9月完成をめどに進めております。このような状況から、今議会におきまして明許繰り越しをお願いするものでございます。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 当局の回答を求めます。
 江南市民部理事。
             〔市民部理事 江南仁一郎君 登壇〕
◎市民部理事(江南仁一郎君) 繰越明許費のうち、都市計画費の新エネルギーパーク整備事業についてお答えを申し上げます。
 このたび繰り越しをいたしますのは、新エネルギーパーク整備事業のうち運動公園の実施設計に係る委託料9,100万1,000円並びに周辺道路の整備に係る工事請負費8,272万3,000円の合計1億7,372万4,000円でございます。
 まず、運動公園の実施設計に係る委託料につきましては、国の平成25年度の補正予算の内示、社会資本整備総合交付金でございますが、これを得て事業の前倒しを行うものでございまして、平成26年度に繰り越し、公園全体の実施設計を行う予定でございます。
 また、周辺道路の整備に関しましては、日野川堤防道路改修工事の新幹線工区分、これに関しましてはJR東海との近接工事に係る関係機関との協議調整に不測の日数を要したため5,938万円を繰り越しさせていただくもので、平成26年5月に完了の予定でございます。
 また、既に平成25年度で内示を受けている国の交付金につきまして、入札差額等で剰余分が出たことから、交付金の有効活用を図るため、交付対象となる事業費2,334万3,000円を繰り越し、アクセス道路の整備を行うものでございます。
 今回国の補正予算を活用する場合に、当初予算での要望時と比べますと交付金が確保されやすい傾向がございます。また、交付金の手続が早くから進められることから、早期の事業着手が可能となるということもございますので、全体としての進捗を早めるということで今回繰り越しをお願いするものでございます。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 当局の回答を求めます。
 野田都市産業部理事。
             〔都市産業部理事 野田健志君 登壇〕
◎都市産業部理事(野田健志君) 大林議員ご質問の繰越事業の中で、都市産業部に係る内容についてお答え申し上げます。
 まず、桐原コミュニティエリア整備推進事業における繰越明許の事業内容についてお答えを申し上げます。
 桐原コミュニティエリア整備推進事業に伴う平成25年度繰越明許は、桐原コミュニティセンターの用地である1万800平方メートルとエリア東側と北側に整備する歩道用地の1,400平方メートルを合わせました1万2,200平方メートルの用地取得であります。国の経済対策に伴います補正予算の対象となり、事業の前倒しとして行うものでございまして、7,076万円を繰り越しするものでございます。
 次に、あんしん歩行エリア事業ですが、国の平成25年度補正事業として次年度事業分の前倒しがございまして、道路ストック総点検調査業務として路面の性状調査と道路附属物調査のほか、県との合同パッケージとなっています同事業として市道上田出町線、駅前西庄線、中村大房線の小幡工区の歩道設置工事と用地費、補償費等で合計5,164万1,000円を繰り越すものでございます。
 次に、通学路安全対策施設整備事業では、あんしん歩行エリア整備事業と同様に、国の平成25年度補正事業として次年度工事分の前倒しがございまして、通学路対策工事と市道武佐西宿線道路改良工事のほか、市道船木1号線、千僧供馬淵線、馬淵東横関線、武佐西生来線、江頭野村線の通学路対策事業として2,948万円を繰り越すものでございます。
 次に、土地改良事業において平成26年度に予定していました牧町農業用排水路及び農道改修事業として国の経済対策に伴う補正予算の対象となりまして、事業の前倒しとなったためでございます。6,300万円を繰り越しするものでございます。
 次に、篠原駅周辺整備事業においてでございますが、JR西日本での工事が建設資材の入手困難や労務単価の上昇及び資材の高騰によりおくれが生じましたので、JR橋上化補償やアクセス道路整備工事、南口停車場排水工事などJR協定の関係上、JR工事と歩調を合わせるため、加えまして国の経済対策に伴う補正予算の対象となり前倒しとなったためでございまして、5億5,065万6,000円を繰り越しするものでございます。
 次に、市営住宅整備事業でございますが、24年度から繰り越しました造成工事及び建築本体の実施設計等の進捗状況により、建築工事の着手がおくれたもので、資材準備が厳しい中、おくれをふやさず早期着手を図るべく今議会で工事の契約のご承認をいただいた次第でございます。繰越額としましては、国の追加補正として26年度事業分の前倒しを受け、25年度当初事業分とあわせ市営武佐団地整備事業の工事管理費及び建築工事請負費と進入道路整備費の合計7億2,725万6,000円を繰り越しするものでございます。
 次に、安土駅整備についてでございますが、安土駅のデザインにつきましては、JR西日本で現地調査もお願いをしておりまして、通常の篠原駅のような駅舎を安土駅に持ってまいりますと周りの風景とマッチしませんものですから、その辺のご理解はJR西日本のほうにもいただいておりまして、今後、駅舎自由通路の詳細設計の中で検討をしてまいりますが、具体的な駅舎デザイン等につきましては平成26年中の詳細設計になりますので、その後の公開といいますか、公表になるという予定をいたしております。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 回答漏れはございませんか。
 質疑はございますか。
 大林議員。
◆7番(大林宏君) どうもありがとうございます。
 では、続きまして明許繰越事業についてでございますが、明許繰越事業につきましては、事業費の一部、事業の一部が執行されておりましたら、執行額を差し引いて明許繰越事業費として提案できるとなっておるんですが、そういった事業がこの中に含まれておられますのか、少し説明をお願いしたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 西川部長。
◎総務部長(西川昭一郎君) 今提案しております繰越明許費の全部が事業ができてるか、全部事業を繰り越してるかどうかというふうなご質問ですが、ちょっと詳細な資料、私、今持ち合わせておりませんので、後刻ご説明申し上げます。
○議長(善住昌弘君) 大林議員。
◆7番(大林宏君) ありがとうございます。
 それから、全員協議会の資料で、今もご丁寧に説明をいただいとったんですが、この資料からは繰越事業名というのはよくわかり、理由も今もご説明いただいたんですが、この事業別の補助金とか起債とか一般財源、こういった財源配分がわかりませんので、事業別の財源配分がどのようになっておるのか一目でわかる資料がご提出いただければありがたいんですが、ご要望としたいんですが、どうでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(善住昌弘君) 今のは要望でよろしいんですか。回答ですか。
◆7番(大林宏君) 出していただけるかどうかだけ。
○議長(善住昌弘君) そうですか。
 回答を求めます。
 西川部長。
◎総務部長(西川昭一郎君) 再問にご回答申し上げます。
 繰越明許費につきましては、次の議会、6月議会に繰越明許費の計算書として提出させていただきますので、ご承知をいただきたいというふうに思います。
○議長(善住昌弘君) 質疑はありますか。
 大林議員。
◆7番(大林宏君) ありがとうございます。繰越明許事業は、この2年間、平均年25億円を超える多額の繰越明許費が提出されております。これは事業がおくれているという状況を私は示しているというふうに思うんですが、ここで市長に答弁をお願いしたんですが、この事業のおくれをどう理解されておりましょうか、また職員体制などのそういうふうなことを踏まえて次年度からの繰越明許費が少なくなるようなお考えを持っておられるのかお聞きしたいと思いますが。
○議長(善住昌弘君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 今それぞれ担当が申し上げましたように、理由はそれぞれあります。例えば老蘇の場合は入札不調が続きました。これは予期せぬことでございます。やむを得ません、これは。それで、入札方法を考えながらようやく落札になったというのもあります。あれは、本来ならば26年度で計画していたものを、わざわざ国のほうにお願いに行ったときに、補正があるかもわかりません、それぞれ国交省なり農林なりいろんなところがいろんなヒントを我々に教えていただけるわけでありますから、そのときはことしは約5兆5,000億円の補正があるようですと。もしそこにひっかかるならば、新年度予算ならば殺到する、要求が。だから、近江八幡さんの言われるように納得のいく補助がつくかどうか定かでありませんから、補正に乗れば連絡するから乗ってくださいというのもあります。これは非常に戦法とすれば僕はいいことだと思います。だから、無理とか作為的にできるものをサボって、そしてそれを繰り越しをやるわけじゃございません。26年度の前倒しでやるわけですから、これは僕はいいことだと思いますね。
 さらに、いわゆる福祉の問題でも、本来なら新年度でも当たるか当たらんかどうかなというふうに思っておったやさきに、補正でどうやら見通しがつきましたよと、要求されませんかと、こういうふうに国のほうからそのような指導をちょうだいできれば、これは乗らざるを得ないと。かといって補正ですから、3月で事業費を確定されても工事できませんわ、絶対。これみんな繰り越しなんですよ。だから、僕は繰り越しが、今おっしゃったように職員がサボってるとか、あるいは仕事ができない、これは不可抗力でできなかったというのもありますし、あるいは前倒しの、いわゆる今回の場合かなり前倒しの分があったと思いますね。例えば牧でやります圃場整備関係の水路の改修なんか、あれ1億5,000万円なんですよ。それと、でも2年でやると26、27年度かかるわけですね。それを25年の補正でいただきますと、場合によっては25、26で完成になるかもわからん。そうしますと、大林議員のおっしゃっているように長くならない、短くて早くできるという、こういうメリットがあるわけでありますから、僕は繰越明許というのは何もサボってるということじゃございません。精いっぱいやって、そして事業をやるとき、どれが市のためにプラスになるのかなということを総合的に考えた結果、繰越明許がこれだけ二十何億円になったと。だから、逆に言いますと市の事業をしなかったら何もないんです、こういうの。それだけやっぱり市のほうに、資本を投入していただいているということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 質疑はございますか。
 大林議員。
◆7番(大林宏君) ありがとうございます。
 では、安土駅舎のほうに移らせていただきたいと思います。
 議会全員協議会で駅舎橋上化と南北自由通路に関する2本のJRとの市と基本協定書案が示されました。そして、今回議案として51号で駅南北自由通路整備工事のみの提案ということになっておりますが、私はこの2つの基本協定を見まして、事業費の負担割合は現実にこんな負担方法があるのかと思うほど大変驚いた内容であります。以前、能登川駅を担当されました職員さんからJRとの交渉の厳しいことは以前説明を受けていたことがありましたから少々の予備知識は持っておったつもりでありましたけども、本当に驚きました。橋上化工事10億1,735万4,000円のうち、西日本、JRが負担するのはわずか2.7%の4,900万円であります。そして、この議会に提案されました安土駅南北自由通路整備工事7億8,549万円につきましては、JRの負担はゼロであります。
 さて、私の手元にあります2つの基本協定書の市とJRとの負担割合、これは今言いましたようによくわかりましたが、市事業の財源内訳がわかる資料の提出を求めたいと思います。国庫補助、県費補助、市の一般財源と起債の割合のわかる資料でございますが、この提出のほうをよろしくお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
 そして、今回の2つの基本協定工事18億円以外にも、市は用地取得費2,000平米や安土警察署の移転新築、駅前の信長像の移転、駅前広場の整備などの経費があるわけですから、これらを合わせた安土駅全体の事業量も、それに市の負担の特定財源、こういった財源の内訳等も一緒に提出されて初めて安土駅全体の事業費が見えてくるわけでありますが、よろしく提出のほうお願いしたいと思いますがどうでしょうか、お願いします。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) まず、基本協定でございますが、橋上化につきましては、これは補償費でございますので議決はお願いしないということでございまして、自由通路については委託でございますので議会議決をお願いするわけでございます。
 全員協議会のときにもお配りをさせていただいたと思うんですが、その中の工事費の概算額調書というのをお渡しをさせていただいたと思います。そこで、近江八幡市側が甲、JR側が乙ということで区分が分かれております。橋上化につきましても補償としてお支払いをしなければならない機械工事、建築工事、伴ってまいります電気工事、その辺でその負担が変わってるというところでございますのと、自由通路についても同じように概算額調書をつけさせていただいておると思いますが、それでご確認をお願いをしたいと、こういうふうに思うわけでございます。
 あと総工事費につきましては、今大林議員お話いただいたように南北駅前の広場整備工事、また駐在所の移転補償費等含めますと全体で約23億円ほどの駅舎総工事費になってくるという状況でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 大林議員。
◆7番(大林宏君) ありがとうございます。今ご説明ありましたように、事業費につきましてはこの前もいただいとるんですが、財源内訳っちゅうのはそこにはなかったように思うんでご質問をさせていただいた次第でございます。その点についてはどうでしょうか。
○議長(善住昌弘君) 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 主な財源といたしましては、国の社会資本整備総合交付金、これが55%ございます。また、県の鉄軌道の補助金、これにつきましてはエスカレーター、エレベーター、対象になるものが決まってこないと額が定まらないんですが、その補助金がございます。あと公共事業等債を見込んでおりますので、その辺がございます。大まかに額を申し上げますと、社会資本整備総合交付金が12億4,000万円ほどの額になってまいります。公共事業等債が90%でございますので8億1,000万円ぐらいの補助金になってまいります。鉄軌道は、先ほど言いましたように事業の内容がはっきりしないと不明確でございますが約1億円ほどの補助金になってこようかなと、こういう見込みをしております。つきまして、一般財源は2億2,000万円ほどになってくるというような状況でございます。
○議長(善住昌弘君) 質疑はございますか。
 大林議員。
◆7番(大林宏君) ありがとうございます。
 次で、駅の自由通路につきまして、議会でも議論出ておりましたが、休憩所というのが予定がないということでございまして、階段上がった多目的スペースをどう活用されようとしているのかということが議論になっておりました。もし観光客が体のぐあいが悪くなられたとかというような場合もあるかもわかりませんので、やはりおもてなしの心ということから考えますと、この事業の中にはそういった場所が必要ではないかなというふうに思うんですが、ご所見をお聞きしたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 駅舎での電車待ちの休憩につきましては、今回の駅舎整備に伴いまして、上りホームに冷暖房つきの待合所が設置を新たにされることになります。これによりまして、上下線とも冷暖房つきの休憩所ができるというホームになります。駅舎の自由通路につきましては、公衆トイレの前にベンチを2基設置させていただく予定をいたしておりますので、そちらを利用いただけると思います。急病等の方が起これば、駅の事務室に連絡をいただくということになろうかと思いますが、また軽症の方については情報発信スペース等をまた今後また使っていただいて、その辺の対応もまた考えていただけたらと、こう思っております。
○議長(善住昌弘君) 大林議員。
◆7番(大林宏君) ありがとうございます。
 続きまして、現在の地下道でございますが、水が湧いておりまして、管理経費につきまして今後どのように考えておられるのかということと、先ほどもお話ありましたように、JRはこれを埋め立てたいというふうなご希望のようでありますし、これも完成後考えるというふうな先ほどのお話もありましたが、そこで自由通路に自転車が通れるようになれば地下道閉鎖も将来的には考えられるのではないかなというふうに思ったんです。これはなぜかといいますと、NHKのテレビで過疎の地域を走る電車ががらがらでありまして、見られた方もあるかもわかりませんが、その電車に直接自転車を持ち込んで電車に乗られるということに変わりましたところ、乗客数が大変ふえまして評判になっておるというふうな放映がありました。安土駅も、地元、上豊浦とか常楽寺の方々は線路を挟んで地域が分断されておりますから、まさに自由通路の活用幅が広がればより便利になるのではないかなというふうに思います。この場合、エレベーターを大きくしなければなりませんけども、そういうことができるのか、見通しについて所見をお伺いしたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 自由通路への自転車の乗り入れは、自由通路は市道でございますので可能でございます。エレベーターも11人乗りでございますので、自転車を乗り込むことも可能でございます。
○議長(善住昌弘君) 大林議員。
◆7番(大林宏君) ありがとうございます。もともと安土というところは水郷の里と言われまして、古くは人々が船を唯一の交通手段にされておりましたけども、こうした事例から、安土駅が今の地に100年を迎えると言われております。人々の生活を支えてきた駅でございます。私はこの地での駅の役割はもう終わったというふうに思っておりまして、今は自動車の時代というふうに大きく変わりました。ですから、当初から安土駅の移転について、場所は今よりもっと便利に使える東側の土地を利用して、安土発とか安土どめの電車が走る、そういうふうなことを希望や夢を持っておって何度もここで質問をしておったんですけど、本当に残念でありますが、しかし安土駅舎は平成30年3月に完成の日程が決定したわけでありますから、駅南側の道路整備、これを駅の開業にあわせてぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っております。今篠原駅も進入道路の取り組みについて一生懸命やられておるわけでありまして、もっと便利で使い勝手のよい駅になればと思います。何といいましても、安土駅を便利で使いやすくする駅にする条件は道路でございます。まちづくりの観点からも、駅に先駆けて南側の道路網を整備されるよう期待をしてるのですが、決意のほどをお伺いしたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 駅の南側の都市計画道路のお話だと思うんですが、これにつきましては所管は都市計画になるわけでございます。さきの12月議会のときにもお答えをさせていただいておりますように、今後駅舎整備完了後、現在の南広場の進入道路となっています県道安土停車場桑実寺本堂線の利用状況などを鑑みながら、同路線の機能の充実と停車場南線の整備の実現性、費用対効果、その辺を精査してあるべき道路法線を検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(善住昌弘君) 大林議員に申し上げます。質疑の範囲を少し超えているようにも思っております。その辺をひとつ十分にご注意いただきまして、質疑を続けていただきたいと思います。よろしくお願いします。
 大林議員。
◆7番(大林宏君) いろいろと質問をいたしました。安土駅を本当に便利なものにするためには、南側の道路というのは本当に大事なものでございますから、ぜひ力を入れて整備のほうを急いでいただきたいということをお願いして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(善住昌弘君) 以上で大林宏議員の質疑を終わります。
 西川部長から発言を求められておりますので、これを許可します。
 西川部長。
◎総務部長(西川昭一郎君) 先ほどのご質問の中で、繰越明許費の中の各事業について執行済みと未執行分の状況、またその執行が全部なのか一部なのかというふうなご質問でございましたが、一般会計の18事業、それから下水道2事業ございますが、繰越明許費の設定につきましては3月31日まで執行予定を見込んだ中での限度額を設定させていただいておるところでございます。事業については動いておりまして、出納閉鎖の5月31日を見ていわゆる繰越明許費計算書として財源内訳を明記しましてご報告いたしますので、よろしくお願いしたいと存じます。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 野田理事。
◎都市産業部理事(野田健志君) 先ほど大林議員の財源の内訳のご質問をいただいた中で、公共事業等債の額を私補助金というふうに表現をさせていただきました。起債でございますので、訂正させていただきます。
○議長(善住昌弘君) 以上2件の回答を追加いたします。
 次に、井上佐由利議員の発言を許します。
 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上佐由利です。
 議第48号近江八幡市一般会計補正予算(第7号)と議第51号安土駅南北自由通路整備工事委託契約について少しだけ質問させていただきます。
 さきの2人の議員が大分聞かれたので、もう少し理解を深めるところだけ質疑をしたいと思います。
 まず最初に、議第48号の補正予算のところで、今回地域介護・福祉空間整備事業、安土やすらぎホールの分が3,000万円追加がされました。それとあわせて繰越明許費では地域支え合いセンター整備事業西宿のところでも3,000万円、合わせて6,000万円なんですけれども、繰越明許費のほうは、具体的に事業のそれぞれ各2つの事業の目的、そしてどういう施設整備をされるのか、わかる範囲でお答えください。
 次に、これも民生費です。北里こどもの家、安土のこどもの家、これも入札が不執行だったため今回繰越明許費で出されるんですけれども、これ夏休み前にちゃんと仕上がることになるのかどうか、学童保育所の件ですので、この点についてどのような見通しを持っておられるのかお答えください。
◎市長(冨士谷英正君) 入札次第。
◆22番(井上佐由利君) そうですね。
○議長(善住昌弘君) 続けてください。
◆22番(井上佐由利君) 続いて、民生費、子ども・子育て新制度にかかわる新制度システム開発委託です。これも国のほうの制度の確定がおくれているためということで説明はされているんですけれども、今国のほうで一体どのように、何でとまっているのか、遅くなっているのか、いつごろじゃあできるのかというとこら辺がわかるのならお答えいただきたいと思います。
 それと、災害復旧費です。今回3つ繰越明許費で上げられているんですけれども、個人質問でも答弁があったかと思いますけれども、地元調整等で日数を要しているんですが、具体的に26年度見通しについてどのぐらいでできていくのかっていう辺で見通しがあるのならお答えいただきたいというふうに思います。まず、これが議第48号のほうです。
 駅のほうなんですけれども、今回自由通路の議決なんですけれども、自由通路は24時間通行ができるものなのかどうか、まずそれが1点です。
 先ほどから地下道の話が出ているんですけれども、もちろん私は地下道も閉めてほしくないし、そういうふうに願っているんですが、自由通路ができたら強制的に自由通路を通行してもらうように誘導していくのかどうか、その点についてお答えください。
 そして3つ目には、あわせて言いますけれども、橋議員の答弁で防犯カメラを何台かつけるとおっしゃってたんですが、安土の規模でいいますとどれぐらい、何台ぐらいの防犯カメラを予定されているのか、わかる範囲でお願いしたいと思います。
 それともう一点、今回駐在所が移転されることで、北口のトイレが解体されます。それで、トイレは観光案内所のほうで利用するということを個人質問の答弁でおっしゃっておりましたけれども、観光客にわかりやすい表示の仕方は具体的にどのように考えておられるのか、その点わかればお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(善住昌弘君) 当局の回答を求めます。
 村井部長。
             〔福祉子ども部長 村井幸之進君 登壇〕
◎福祉子ども部長(村井幸之進君) 福祉子ども部に対しましては3点のご質問がございました。順次お答えさせていただきたいと思います。
 まず最初に、今回の繰り越しとなりました地域支え合いセンター整備事業西宿町でございますが、それと安土やすらぎホールの施設整備、この目的とどのような施設整備であるかというご質問でございます。
 1月の末に参りまして、そして2月7日に申請を上げました地域支え合いセンター整備事業でございますが、これは武佐学区は非常にひとり暮らしの方もたくさんふえております。特に末広のほうなんかまさにそういう高齢者の方がふえている中で、地域のほうから要望をいただきまして、こういった方々を支えるためにNPO法人を立ち上げて、そしてみずから地域の例えば見守りとか、配食とか、そういうことをやっていく拠点を西宿町に整備をしていきたい。具体的には伊庭貞剛の公園の隣でございますが、そちらのほうに新築をして整備をされるということの支援を今回上げさせていただきました。
 続きまして、安土やすらぎホールの施設改修でございますが、これは市の施設、やすらぎホールは市の施設でございますが、ご承知のとおり事業仕分けの中で民間活用でそこを運営していくのが、民間による有効利用が適当というふうにされまして、23年から関係団体の方々で協議をしてこられました。そういった中で、平成25年に西の湖元気なまちづくり事業というのが始まりまして、そこで西の湖元気なまちづくり実行委員会というのが立ち上げられまして、そこでこの施設をどういうふうに活用するかというような協議がなされまして、その結果、観光というものを一つの題材にして、地域福祉と、福祉と観光を一緒になるような事業をこのやすらぎホールでやろうというようなことになりました。それを実施されるのがNPO法人ねっとわーく西の湖という団体でございまして、それは今月末には法人格をとられると聞いております。したがいまして、目的といいますのは、今言いましたように、そういった中では、観光を使ってですが、高齢者とか障害者の働く場といいますか、雇用も生み出すということで聞いておりますので、非常に先進的な取り組みということで、今回2月24日付で募集があって、この3月3日に申請というものに上げさせていただいたわけでございます。これにつきましては改修ということでございます。
 2つ目の安土こどもの家と北里こどもの家の整備が夏休み前にできるかどうかでございますが、これは今回予算を繰り越しということでございますので、年度明けましたらできる限り速やかに入札をしてまいりたいというふうに思っておりますが、その状況によって議員ご期待、恐らく学童といいますか、放課後児童クラブの皆さん方も期待はしておられると思いますが、できればおっしゃっておられるように夏休み前にできるようにすればいいなと思っておりますが、これはあくまでも入札の状況によるものと考えております。
 3つ目の少子対策事業の子ども・子育て新制度システムの2,089万8,000円の繰り越しがなぜとまっているのかということでございますが、これはとまっているということではございません。9月にこれは補正上がってるんですけども、それにつきましては国のほうから、それぞれ県にこども安心基金というのが積み立てられておりまして、その安心基金を活用して先に予算化をしなさいと。なぜかといいますと、要するにこれは保育料の算定とかのシステムになるんですね、新しい制度の。その公示価格というものが3月にしか、当初から国は3月にしか公示価格は示さないと言ってたわけです。その3月に示されて、それから入札の手続にはどうしても新年度に入りますので、新年度の中で当初予算で上げてたら遅過ぎるということで、国のほうは10分の10でこども安心基金を先に予算化をして、繰り越しをする中で、新年度になったらすぐに準備にかかれるようにというような中で、当初の予定のとおり進んでおります。ただ、公示価格が3月と言っておりますが、もうすぐ3月も切れるわけでございまして、そういった意味では若干おくれもあるようでございますが、ただ流れとしては当初の予定どおりに流れていると考えております。
 以上、回答とさせていただきます。
○議長(善住昌弘君) 当局の回答を求めます。
 野田都市産業部理事。
             〔都市産業部理事 野田健志君 登壇〕
◎都市産業部理事(野田健志君) 井上佐由利議員のご質問についてお答えを申し上げます。
 まず、災害復旧費でございます。
 繰り越しになりました関係でございますが、国の災害査定が昨年12月16日になったことから、工事のほうが着手がおくれ繰り越しとなってまいりました。平成26年度の公共土木施設災害復旧事業として実施するものでございまして、災害復旧工事としては、道路復旧工事が4カ所、河川復旧工事が1カ所、急傾斜復旧工事が2カ所の合計で2,104万1,000円を繰り越しするものでございます。
 中身でございますが、普通河川につきましては、河川復旧につきましては、島町の普通河川の堂川の復旧でございます。また、市道関係でございますが、道路復旧でございますが、これも島学区がほとんどでございまして、中之庄町の市道、北津田町の市道が2本、それと白王町の市道が1本の4本でございます。工事につきましては、26年度の年度内完成を目指して国の認定を受けたものでございます。
 次に、安土駅の自由通路の関係でございます。
 お尋ねの24時間通行になるということでございますが、自由通路は停車場内の鉄道と交差し、専ら歩行者と自転車の交通に供する道路、通路でございまして、市道認定をするものでございまして、24時間通行が可能でございます。
 地下道につきましても、市といたしましても地域の利用者が1,800名余りおられます関係もございまして、存続に向けて改修を行っていきたいということで、継続して市民の利便性につなげていきたいというふうに考えております。
 利用については、誘導は考えておりません。当然のことながら、自転車の方は地下道のほうが利便性が高いというふうに判断しておりますので、これは利用者の判断でございます。
 防犯カメラでございますが、今後JRとの協議で整備をしていくわけでございますが、篠原駅を例にしますと、階段が確認できる、また自由通路が確認できる、エレベーターの出口が確認できるというふうに、できるだけ死角をなくして全体に確認できるような箇所に設置をしていく予定でおります。
 駅北口のトイレでございますが、現在もトイレの取り壊しに向けて事前の予告看板を設置をいたしております。6月末で解体をいたしますという案内をさせていただいておりますのと、解体後は観光案内所をご利用くださいという予告看板をさせていただいているという状況でございます。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 回答漏れはございませんか。
 質疑はございますか。
 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 駅北口のほうなんですが、予告看板はされていますけれども、もうちょっと駅のところでもわかるような、駅のところで。今はあれですよね、トイレのところのこちらのほうで予告看板があるというように思うんで、もう少し観光客がおりられてすぐわかるようにしていただきたいなというように思います。
 それと、北口の駅前広場は、障害者の推進調達法にもありますように作業所の方々が今掃除をされているんですが、工事に入られるわけですけれども、26年度も継続して駅前は作業所のほうに掃除も委託されるのかどうか、その点についてはいかがですか。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 吉田部長。
◎総合政策部長(吉田正樹君) やはり工事にかかりますと、いろんな関係でこれは委託はできないという方向で考えております。もう少し調整はしなきゃならないと思いますが、いずれにいたしましても完成すればいけると思いますが、こういった状況でございます。
 以上でございます。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) 工事の関係で安全面とのかかわりがあるので駅前広場のところはどういうふうに掃除も委託していかれるのかなと思ったのでちょっと改めて聞かせていただいたんです。またこれからまた協議もされる中で、できる範囲で仕事を出してあげていただきたいなと思うので、よろしくお願いしたいと思います。
 それと、済いません、民生費の地域介護・福祉空間整備事業なんですが、先ほど詳しくお答え、説明いただきました。それで、武佐地域のNPOはもう立ち上がって事業者さんとかもちゃんと決まっているんですか。
○議長(善住昌弘君) 回答を求めます。
 村井部長。
◎福祉子ども部長(村井幸之進君) それは現在これから手続をこれからされるというふうにお聞きいたしております。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) それと、今地域福祉空間事業の件で言えば、そういう事業をしたいというふうに願っておられる方がもしいらっしゃったら、そういう事業があるということは広く公平に市民に知らせておられるのかどうか、この点をお聞かせ願いたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 村井部長。
◎福祉子ども部長(村井幸之進君) これはいつも申し上げておりますが、本当にいとまのない中で今回もあったわけでございますが、今日までこの地域支え合い事業という部分については私ども提案はしてなかったんですね。基本的には市町村提案事業ということで、そういった中では小学校区、前も申し上げましたが小学校区で基本的には一つというような全体図の中で進めてまいりましたが、今回武佐学区は全く何にも今日までできてなかったわけです。そういった中で、もう国もどんどん予算の先細りが進んでいる中で、今回、25年度の追加協議の中で、ちょうど武佐のほうからも実は要望書をいただいておりました。地域の中でそういったNPOを立ち上げて支え合いの組織をつくる、その拠点を整備いただきたいというような、要望いただいておりまして、それがちょうどタイミング的に合いましたんで、しかも武佐学区には何もなかったということで、今回これを上げさせていただいたわけでございます。今後、全体、27年から第6期の計画も始まりますし、地域の支え合いというのは、地域支援事業の新たな見直しもあるわけでございますので、そういった計画の中ではそういった議論もあると思いますし、おっしゃられたことは提案としてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 井上議員。
◆22番(井上佐由利君) ありがとうございました。
 以上で終わりたいと思います。
○議長(善住昌弘君) 以上で井上佐由利議員の質疑を終わります。
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△日程第4 推第1号 近江八幡市農業委員会委員となるべき者の推薦
○議長(善住昌弘君) 以上をもちまして質疑を終わり、次に日程第4、推第1号近江八幡市農業委員会委員となるべき者の推薦を議題といたします。
 お諮りします。
 農業委員会委員の議会推薦については、議長から指名することにご異議はございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(善住昌弘君) ご異議なしと認めます。よって、議会推薦の農業委員会委員は、議長から指名することに決しました。
 農業委員会委員に、市内安土町大中32番地、下村君代さん、次に市内大中町29番地、中嶋俊子さん、次に市内浅小井町2034番地、井上政美さん、以上3名を推薦したいと思いますが、これにご異議はございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(善住昌弘君) ご異議なしと認めます。よって、議会推薦の農業委員会委員に、市内安土町大中32番地、下村君代さん、市内大中町29番地、中嶋俊子さん、市内浅小井町2034番地、井上政美さん、以上3名を推薦することに決しました。
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△日程第5 委員会付託
○議長(善住昌弘君) 次に、日程第5、委員会付託に入ります。
 本定例会に上程いたしました案件は、お手元に配付いたしました議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託をいたします。
 来る3月20日再開日に審査報告が願えますようよろしくお願いをいたします。
 なお、各常任委員会は、12日に総務常任委員会を、13日に教育厚生常任委員会を、17日に産業建設常任委員会を、いずれも第3・第4委員会室で午前9時30分から開議されますので、よろしくお願いを申し上げます。
 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。
 3月20日は定刻から本会議を再開することといたします。
 本日はこれをもちまして散会といたします。
 ご苦労さまでございました。
               午後3時38分 散会
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