録画中継

平成26年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月3日(木) 代表質問・個人質問
川崎 益弘 議員
(1)投票率と投票所、投票について
   ①投票所のバリアフリーと増設について
   ②期日前投票について
   ③不在者投票について(病院、施設、郵便)
(2)住民要望について
(3)住宅リフォーム助成制度について
(4)入札制度と市内業者の育成について
(5)教育について
   ①岡山小学校について
   ②少人数学級について
   ③学校の図書館と図書司書について
(6)公用マイクロバスの使用について
◆17番(川崎益弘君) 日本共産党の川崎益弘でございます。一括質問でさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
 まず、投票率をよくするための投票所と投票について、この質問に対しては毎議会のようにほとんどよく出てまいりますが、私もまた改めてただしていきたい、このように考えております。
 いずれの選挙も多くの皆さんが投票していただくことが原則であります。障害者や高齢者など、その他の方も投票が楽にできることが投票率を上げることになります。一部の投票所にはバリアフリーができていないところや、土足のままで投票できないところ、投票所が遠くにあること、交通量の多い道路を横断しなくてはならないところ等々あります。障害者や高齢者が投票所に行きやすい投票所をつくることが求められています。
 そこで、投票所のバリアフリー化ができていないところは今後どのようにされるのか、また投票率をよくするための投票所の増設をどのように考えるのか、説明を求めます。
 期日前投票は、回を増すごとに投票者がふえています。市内では2カ所で行われてきましたが、人が多く集まるところ、例えば駅、民間の商業スペースなどに設置をすることは考えられないか、説明を求めます。
 不在者投票についてはいろいろな方法があり、病院や介護施設において投票ができますが、市内でどこの病院や施設、何カ所あるのか、どのようにすれば施設での不在者投票ができるのか、説明を求めます。
 郵便投票について、障害者、病気の自宅療養者や介護を受けている方が病院で投票できると聞きますが、どのような方法でどの程度の方が投票できるのか、具体的な説明を求めます。
 総務省のホームページに、多くの市区町村では有権者に対して投票日前に入場券や案内などの通知が配られますと書かれていますが、多くの市町村とは、近隣の市町では配布していないところがあるのか、また投票所、入場券は持参しなくても投票ができますので、忘れた場合も投票できますと書かれています。このことが余り周知されていないのではないか、説明を求めます。
 次に、住民要望について。自治会から平成25年度の要望数は583件と、各住民の皆さんは切実な要求をされていますが、大型の事業が実施されていることから、住民要求が制限されているのではないか、全ての要求どおり解決されているとは思いませんが、この中で要望に応えられなかったのはなぜか、困難な理由はどこにあるのか、説明を求めます。
 次に、住宅リフォーム助成制度について。住宅リフォーム助成制度については、今さら言うまでもなく多くの皆さんが利用され、市内業者の活性化や経済効果は他に類を見ないほどの効果があります。住宅改修を行い、利用された皆さんは大変喜んでおられます。
 また、今も私たちに、ことしは住宅リフォーム助成制度ないのかと問い合わせがあります。消費税の増税による景気の落ち込みから新築まではいかないが、住宅の改修をしたいと考えておられる方が多くおられます。そして、景気対策として住宅リフォーム助成制度を行うべきであります。多くの方が待ち望んでおられますが、なぜことしは行われないのか説明を求めます。これには前の議員の回答がありましたが、もう一度回答をよろしくお願いします。
 入札制度について。今議会を前に市内の建設工業会の皆さんと懇談する機会がありました。建設業界の現状は消費税の値上げ、物価の上昇や労務費の高騰で労働者の確保もままならないなど、現状の厳しさが訴えられました。この厳しい情勢の中で、地元業者育成という観点から、県の入札条件のように最低価格を80%ぐらいにまで引き上げができないか、説明を求めます。
 東日本大震災の被災地には復旧に対して、地元業者の大活躍がありました。当市でも市内業者の方々と防災協定を結び、緊急時には一番に現場に駆けつけて復旧に携わっていただいていること、上下水道などでは緊急の工事がつきものです。このときは地元の業者さんと連携されていますが、このような市への貢献は入札のときに反映されているのか、具体的な説明を求めます。
 次に、教育について。岡山小学校について、市内の小・中学校で35人学級になっていないのは岡山小学校の1学年だけです。1学級をふやすことで市内の全学校で35人以下学級が実現できたのに、なぜできなかったのか説明を求めます。
 少人数学級について、教育長の見解を求めます。岡山小学校については耐震がない学校であり、早急な改修が必要であります。また、児童数の増加から、平成28年度には教室が不足すると言われてきましたが、改修計画など具体的な計画の説明を求めます。
 次に、学校図書司書と図書室活用について。市内の公立小・中学校の学校図書館の開館状況を見ますと、朝と中休みと昼休みの開館をしている学校、昼休みのみ、また月、水、金の昼休みのみ開館、また児童・生徒で開館しているか、教師が参加している、していないなど、学校図書館の開館状況はさまざまでありますが、図書館の開館時間に図書司書の教師がおられない学校があるが、説明を求めます。
 図書の利用状況はどのようになっていますか。地域のボランティアの方が学校図書館の整理などされていたこともありましたが、現在はどのようにされていますか、説明を求めます。
 公用マイクロバスの使用について。議員のマイクロバス使用については、会派代表者会議で申し合わせを確認したところであります。近江八幡市公用バス管理要領について平成22年3月21日から施行され、ことしの4月1日改正で使用の範囲が追加され、対象の自主活動での使用が可能となりました。この管理要領に従って使用許可を出されたのか、疑問があります。
 車両の管理課に申請を行い、許可がされているということでありますが、5月27、28日と使用の許可が申請されています。行き先は川越市と袋井市となっています。管理要領の第7条、使用区域の3、マイクロバスの1日の走行距離は、本市から富士宮市までの走行に要する距離、おおむね350キロメートルを上限とするとありますが、申請の時点でこの条項に当てはまらないのになぜ許可をされたのか、説明を求めます。
 このマイクロバスには市長や市の幹部も同乗されているが、便乗されたのか、申請書には議員が使用されるとしているが、この便乗については車両管理課では承知されていたのか、説明を求めます。
 以上、初問といたします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
             〔総合政策部長 野田健志君 登壇〕
◎総合政策部長(野田健志君) 川崎議員お尋ねの住民要望について回答させていただきます。
 自治会要望に関する質問と解釈させていただき、回答させていただきます。
 自治会から提出される要望には、要望箇所が国や県、公安委員会、土地改良区等が所管される箇所あるいは民有地や民間所有の物件が対象となっているため、市が直接行うことができない案件も含まれております。また、道路や河川、水路の整備においても抜本的な改修を伴う場合には、十分な検討や調査を行った上での施行が必要であること、多額の費用が必要になることから、早急な対応が困難という場合もございます。
 ただし、全ての案件に対し各担当課は現場確認やその必要性、緊急性を踏まえ、順次対応に努めているところでございます。
 なお、大型事業の実施に伴い、住民要求が制限されているのではないかというご指摘がありましたが、市が行う各種事業の影響を受けて、自治会要望への対応が困難になるということは一切ございません。議会議決を得て実施する大型事業も、多くは地域の要望を受けて実施しているものであり、例えば現在進めている桐原コミュニティエリア整備事業につきましても、学区民の要望に沿って取り組みを進めているものでございます。
 一方、自治会からの要望は議決事項ではございませんが、地域住民の安心・安全な暮らしにかかわる重要な事項であることから、各所属とも毎年一定の予算確保を行い、地域課題の解決に取り組んでいるものでございます。全ての要望にすぐにお応えできるということは困難であるものの、自治会との話し合いの中で、おおむね地域の理解は得られているものと考えております。もし自治会要望への市の対応について地域理解が得られていないということであれば、また具体的に提示いただきますようお願い申し上げ、回答とさせていただきます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 総務部川端部長。
             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕
◎総務部長(川端康仁君) それでは、川崎議員の質問のうち、入札制度と公用マイクロバスの使用に係る質問についてお答えを申し上げます。
 まず、入札制度についてでございますが、工事の積算に係る労務単価や資材単価につきましては、年度ごとに見直しを行っており、物価上昇に伴う対応を行っております。また、国からの通達により、年度途中であっても改定する場合もございます。
 お尋ねの最低制限価格に対するご質問でございますが、昨年度国から低入札価格調査基準の改正がなされ、工事請負契約に係る低入札価格調査基準、中央公共工事契約制度運用連絡協議会モデルというのがございまして、それが改正をされました。これを踏まえまして、本市におきましても最低制限価格の見直しを行い、今年度より実施しております。今後も入札状況を見ながら対応を検討してまいりたいと思います。
 また、市に登録をされている建設業者の方々には、社会貢献活動に該当する項目があれば、いわゆる格付に係る総合点数に加算を行い、評価をさせていただいているところでございます。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 次に、公用マイクロバスの使用についてお答えを申し上げます。
 公用マイクロバスにつきましては、議会バスとも呼ばれておりますが、昨年度新たに公用バスを購入させていただきました。まず議会を中心として、今後有効活用していただきますようお願い申し上げます。
 さて、議員ご指摘の1日の走行距離350キロメートルの上限につきましての規定は、運転者の労働安全の観点から定めているものでございまして、今までも複数の運転者が確保されている場合等は、その距離を超えて運行しております。
 なお、本件につきましては、管理要領の規定の趣旨を逸脱した運行とは考えておりませんが、災害時の応援等、走行距離に制限を加えると、本来の利用ができないおそれがあり、今後は明確な表示を行うべく管理要領を改正し、走行距離の上限を超える場合は、運転者の労働安全を確保すること等の条件を明確にしたいと考えております。
 次に、議員の方の利用申請に係る市長等の幹部も同乗していたことを事前に承知していたかとのご質問でございますが、本市の重要施策に関する視察であり、同乗させていただくことを承知いたしておりました。何ら使用目的を逸脱するものではないと考えております。
 以上でございます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部水理事。
             〔都市産業部理事 水 平作君 登壇〕
◎都市産業部理事(水平作君) 川崎議員ご質問の住宅リフォーム助成制度についてお答えをします。
 今年度の住宅リフォーム助成制度につきましては、さきの議員のご質問にお答えさせていただきましたとおり、今年度に利用者及び施工業者の意向調査を行い、次年度以降の実施に向け検討してまいりますので、ご理解くださいますようよろしくお願いをします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 選挙管理委員会苗村委員長。
             〔選挙管理委員会委員長 苗村喜正君 登壇〕
◎選挙管理委員会委員長(苗村喜正君) 選挙管理委員会委員長を務めております苗村です。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、川崎益弘議員の投票率と投票所、投票についてに関する質問につきましてお答え申し上げます。
 初めに、投票所のバリアフリーと増設についてですが、現在市内45カ所のうち30カ所の投票所は、自治会館と市以外の施設をお借りしており、早急な施設改修は難しいことから、投票所の見直しを含め投票所のバリアフリー対応と、あらゆる選挙人の方が投票しやすい環境整備に向けまして、現在投票区再編検討委員会において検討していただいているところでございます。
 次に、期日前投票についてですが、ご承知のとおり期日前投票につきましては回を増すごとに投票者がふえてきています。ご提案いただきました期日前投票所の増設につきましては、二重投票の防止の課題もございますので、他の市町での事例や人員、経費等を考慮しながら検討してまいりたいと考えております。
 次に、不在者投票についてですが、今回知事選挙の場合ですと、市内で不在者投票ができる指定病院は市立総合医療センター、ヴォーリズ記念病院、滋賀八幡病院、ヴォーリズ老健センターの4カ所でございます。また、指定老人ホームは特別養護老人ホーム水茎の里、特別養護老人ホーム赤煉瓦の郷、ケアハウス赤煉瓦の郷、地域密着型介護老人福祉施設赤煉瓦の郷、ケアハウス信愛館、特別養護老人ホームふれあい、老人ホーム安土荘、特別養護老人ホーム安土やすらぎの郷の8カ所でございます。
 選挙期日前には各施設長宛てに不在者投票について通知をしていますので、各施設で入院、入居されている方が案内があると思いますが、各施設長へあらかじめ申し出ていただくことで、投票していただくことができます。
 次に、郵便による不在者投票ですが、身体の障害のため投票所に行けない場合は、郵便で投票用紙をやりとりする不在者投票の制度となっております。この制度を利用できる人は、身体障害者手帳もしくは戦傷病者手帳に記載されている障害の程度が一定の要件に該当する人、または介護保険の被保険者証の要介護状態区分が要介護5の人です。この制度を利用する場合は、あらかじめ郵便等投票証明書の交付を受けていただき、選挙ごとに投票用紙等を請求書を提出いただくことになっております。
 市民への周知につきましては、選挙ごとに広報紙や市の公式ホームページに掲載しているところでございます。今回の知事選挙につきましても広報紙6月15日号への掲載、市のホームページに掲載して市民への周知を図っているところです。
 次に、投票所入場整理券ですが、県内の全ての市町では入場整理券を発送しています。入場整理券を持参されなくても投票できることにつきましても、選挙ごとに広報紙や市の公式ホームページに掲載して周知しているところであり、期日前投票所、投票日当日の各投票所で対応しています。今回も広報紙7月号と市の公式ホームページに掲載して、市民への周知を図っているところでございます。引き続き、あらゆる選挙人の方が投票しやすい環境に向け制度の周知を図っていきますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 教育委員会福原教育長。
             〔教育長 福原快隆君 登壇〕
◎教育長(福原快隆君) 川崎議員ご質問の小・中学校の35人学級の状況についてお答えいたします。
 35人学級は、現在国と県の学級編制の基準で、小学校1年生から4年生までと、中学校全学年で実施されています。また、小学校の5、6年についても35人学級が実施できる在籍人数の場合、つまり2つに分けたとき、分割したときに1学級20人を超えるときには、どちらかの1学年に限って実施することができますので、小学校6年生と中学校3年生の合わせて9学年のうち、8学年は35人学級が実施できるようになりました。
 現在、この学級編制等の基準を本市の小・中学校に当てはめてみますと、議員ご指摘のとおり、岡山小学校の6年生だけが35人学級が実施できておりません。ただ、39人ですので、40人になれば県の学級編制基準で2学級編制も実施できると考えておりました。市教育委員会といたしましても、次年度にはぜひ全ての学年で35人学級が実施できますように、国や県にも働きかけていきます。
 さて、少人数学級についてですが、昨今の学校の状況からすると、学級崩壊やいじめなど、どの学校や学級でも起こり得る問題であり、最悪の場合命にもかかわってくることもございます。このようなことが起きないよう、児童・生徒により細やかな支援を行うという観点から、少人数学級は有効と考えております。
 しかし、私は学級、学年の児童・生徒がよりよい人間関係を築き、学級が崩壊したり、いじめで悲しい思いをしたりしないよう、教員がきめ細やかな学級づくりや集団づくりをすることが、最も大切であると考えているところでございます。
 続きまして、ご質問の学校の図書司書、実は図書館司書でございますが、図書館司書と図書室の利用についてお答えいたします。
 現在、市内の学校には図書館司書は配置できておりません。ただし、司書教諭の資格を持った教員は全校に配置いたしております。沖島小学校を除きます。この司書教諭が中心となって、学校図書館の運営指導に当たっています。
 しかし、学校図書館の帯出業務は、児童・生徒の活動の場として行っておりますので、教師は児童・生徒の委員会活動を支援するという立場につくこともあり、各校によってその対応は異なっております。学校図書館は、図書の貸し出し以外に調べ学習や自習、教科の学習にも利用していますので、司書教諭や担任、教科担当が付き添って実施をしております。小学校では週に1時間、各クラスに学校図書館利用時間が割り当てられ、読書指導も行っています。
 また、現在図書支援員は配置していませんが、地域の読書ボランティアの方が来ていただいている学校もあります。来校されたときには書架の整理や読み聞かせ、図書の登録業務等のお手伝いをしていただいております。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 教育委員会廣瀬部長。
             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕
◎教育部長(廣瀬敏君) 川崎議員お尋ねの岡山小学校の計画についてお答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、岡山小学校は構造耐震指標であるIs値が文部科学省の推奨する0.7を下回っており、早急に耐震補強か改築を行わなければならない施設であり、それに先立ちまして、今年度中に耐力度調査を実施する予定をしております。
 いずれにしましても、岡山小学校につきましては、地域住民の皆様のご意向を踏まえることが重要であると考えており、今後検討を進めてまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(田中好君) 回答漏れはありませんか。
 途中ではございますが、ここで休憩をいたします。
               午後2時41分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後2時55分 再開
○議長(田中好君) それでは、再開をいたします。
 質問ありませんか。
 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) では、順番がちょっと変わるかもわかりませんが、よろしくお願いします。
 投票率を上げることについては、投票所別の区域割りで隣の方が近くで投票されているのに、私は遠くの投票所に行かなくてはならないのかと聞かれました。このように具体的に見直す場所があると思います。増設も含めた早急な見直しが必要であります。
 また、不在者投票について、介護施設が非常に少ないように思います。投票所になってもらえるようにもっと働きかけをしてください。また、施設での投票については、本人だけでなく家族にも事前に説明をされることをお願いいたします。
 また、郵便投票についてでありますが、要介護5の人と限定されていますが、要介護4であっても、その人によって要介護5に近いとか身体的機能なども個人的に異なるので、申請があったときは柔軟に対応されたい。経費なども考慮しながらと回答されましたが、投票は国政に、県政に、市政に対して意思表示ができる最も身近な手段です。より多くの方が投票できるように、投票率をよくするためにはある程度の経費も必要かと考えます。ぜひ早急な改善をお願い申し上げます。
 以上、投票に関しましての要望といたしますので、どうぞよろしくお願いします。
 続きまして、住宅リフォーム助成制度について質問を行います。
 先ほども昨日からの回答、それから先ほどの回答でも次年以降には実施するように検討していきたい、このようにおっしゃられました。それから、昨日の回答からしますと、期日的にことしは無理なんだという話でありましたが、この制度ができたのは平成15年9月補正で初めて行われたんです。そのときは9月補正なんですよね。まだもう少し後の補正で行われて、それが実施されているということ、それから平成16年度は前半と後半に分けて、これもやっぱし行われているんです。このように時間がないと言われますが、ひょっとしたらやる気がないのかなというような思いがいたしました。ことしはやらないんで、来年はぜひやっていただきたい、このことを申し上げておきます。
 それからもう一つは、経済効果が大きいことは証明済みでありますが、そこで店舗リフォーム助成を考えますと、商売をされていますこういったお店屋さんを改装することによって、収益が上がることによる市としての税収入がふえることになります。また、町の商店街が寂れていますが、町が高齢化する中で、そこに住む住民にとってお店は大変重要で必要なところであります。そこで、お店が再び開かれることになりますと、つながりやにぎわいができます。このような観点からも店舗リフォームの助成制度についてできないか、ご説明をお願いいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 都市産業部水理事。
◎都市産業部理事(水平作君) ただいまご質問いただきました店舗リフォーム助成制度の関係でございますが、これにつきましては、本市では国が実施しております商店街まちづくり補助金や、産業競争力強化法に基づく生産性向上設備投資促進税制などの活用により、一定の条件を満たせば店舗リフォームも対象となることから、これらの制度について県や商工団体、産業支援プラザなどと連携し情報発信に努めてまいります。
 また、市町単独での店舗リフォーム制度としては、全国でも数市町しか実施はしておりませんが、その効果がまだ検証できていないこともあり、経済情勢や実施市町の情勢等をもとに、今後この制度化については判断をしていきたいと考えております。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) ぜひ検証していただいて、ぜひ取り入れていただけたらという思いがあります。
 それからもう一つ、福島の原発事故はまだ終わりが見えません。もし福井の原発で事故が起これば琵琶湖も汚染され、私たちが住めなくなります。近畿の水がめが汚染をされたら近畿全体が住めなくなります。このことを考えたら、すぐに原発を廃炉にすべきです。省エネや脱原発から自然エネルギーが求められています。今、市内でも空き地や建物全体の大型の太陽光発電が行われているところもよく見かけるようになりました。多くの太陽光発電が行われていますが、一般住宅も太陽光発電をしたいと考えておられるところが多くあります。
 そこで、自然エネルギーの活用、太陽光発電に対して住宅リフォーム助成制度とともに助成が考えられないのか、お尋ねいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 都市産業部水理事。
◎都市産業部理事(水平作君) ただいまご質問いただきました太陽光発電、パネル等の助成も含めてリフォームの対象にならないかということだというように思いますが、その太陽光発電のパネルを設置するために屋根のふきかえ等の場合は、そのふきかえ等に対しては従来も対象にしております。が、その太陽光発電システムといいますか、装置自身につきましては、仮に平成24年、25年の実績としまして、J-PECや県から太陽光発電設備の補助金が交付されております。他の補助金との重複はこの制度では認めておりません。この制度の目的でもあります長寿命化等の良好な住宅ストック形成に該当しないことから、その施設というか、装置自身を住宅リフォームの対象とすることは考えておりませんので、ご理解のほうよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 他の補助金との重複は認めていないということでありますが、これもよそでは行われているところもあるんです、実際上ね。この滋賀県内でも何カ所かやっておられます。これは太陽光発電に市独自が補助金を出しているという、こういう事例はありますので、どうぞ調べてしていただきたいと思うんです。
 もう一つ、昨日の池上議員の回答の中で、今後市民や企業を対象として、太陽光発電や太陽熱の導入を活用していただくような啓発も含めた仕掛けづくり、余熱利用の促進を検討しているところですと、市長がこういうように答えておられるんですね。太陽熱の導入に向けたリフォームの際などに建物屋根を活用していただくような啓発も含めたいというように思っておられるのに、何かちょっと離れているような気がするんですが、その点はどうなんですか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 都市産業部水理事。
◎都市産業部理事(水平作君) 先ほども回答いたしましたとおり、その太陽光のシステムを屋根に載せる、そのことは単に屋根のふきかえ等しなければならない、またそういう改造しなければならないというような事象が多々あると思います。そういうところにつきましては、リフォームということで対応していきたいということでございますので、考え方としては間違ってないかなというふうに思っております。
 以上です。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) ぜひ住宅リフォームの中で太陽光発電というのは重要です。きのうの低炭素化の社会の実現にもぜひ必要なものなので、これは一緒になって考えていただきたい。
 市長にお伺いします。きのうの答弁の中では、やはりそれも含めてそういうようなことをお考えになったと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) この太陽光発電は、もう何回も議員もご存じのように議会ごととは申し上げませんが、それに近いぐらい質問いただいておりまして、今まで市はなかったんですけれども、県の補助事業があったんですが、なかなか頻度がありません、使用が。なぜかといいますと、非常に高額になるものですし、補助金もうちがしてます30万円という、そうは出ませんので、だから言ってみれば、そこそこ経済的に余裕のある方が多かったように思います。だから、太陽光パネルにつきましては、補助事業は今のところしていないんです。
 きのう言いましたのは、それは例えば公共施設の屋根とか、あるいはそういうところで、いわゆる太陽光パネル設置のあっせんは幾らでもさせていただきます。市が率先垂範してやるというのは、今のところは、それであるならばやっぱり毎日生活にかかわりますいわゆるリフォーム事業ですね、今やっています、そちらを重点的に行いたい、かように思っております。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) ぜひ最初の回答にありましたように、来年度はできますように、これは要望として次の質問に移ってまいります。
 岡山小学校のことなんですが、先ほど本年度中に耐震についてのもう一度耐力度調査ですか、行うということですが、これはどういう調査でどういうことをされるのか、お尋ねいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 教育部長、廣瀬教育部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 耐力度調査につきましては、Is値が0.5以上でございますので、躯体とか建物の構造物とか、そういうなのを検査をいたしまして、危険建物に認定されるかどうかという、そういう検査をするものでございます。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 今まだそんな状況なんですか。非常に驚きました。耐震がない、だから早くやらなくてはならないんだということだったんですが、もう耐震診断は既にずっと前に行われているわけなんですよね。それにすぐにこういうことは行われるべきものではないんですか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) Is値が0.7以下の建物は耐震対策が必要な建物ということになります。小学校、学校で申しますと、今現在整備を進めております桐原小学校、あと岡山小学校ということになるわけでございます。岡山小学校につきましては、今申し上げましたこの危険建物と認定されましたら国の助成がいただけるという、そういうものでございますので、耐力度検査の結果でどのような整備をするかというのを計画をしていきたいと考えております。桐原が済んだら次岡山という、そのような感じで、岡山は耐震、0.7Is値以下ですので、耐震対策が必要な建物でございますので、整備をしていきたいと考えております。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 何か納得できませんよね、今の回答。その耐震診断を行って既に何年になるんですか、これ。それに今さらこんなことをやる、今さらこんなことをせんならん、もっと早うに行っておくべきじゃなかったんですか。子どもたちがそこで勉強してるんですよ。ずっと入ってるんですよ。それなのにそんな悠長なことを言っていて、それでいいんですか。もう一度お伺いします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 耐震対策は必要でございます。それで、具体的にどういうような方法で耐震対策をしていくかというのを決めるのにつきまして、今回耐力度調査をさせていただきたいと考えているわけでございます。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 何かもう一つようわかりませんね。本当に今そこに現に子どもさんたちがその学校で授業をしてるんですよ。既に使っておられるんですよ。それなのにもう耐震がないということを前に言われてるんですよ。なのに今からまだもう一遍耐力度調査をやるんやと、そんなんもっとすぐにやっとくべきですよ。こんなことでその地域の子どもたち、岡山小学校の入っている子どもたちは無視されているのと同じじゃないですか。本当にこんなやり方ではとてもじゃないけどおかしいと思いますよ。今さら言うてもそれは何遍もそういうことを言われるんやと思うんですけど、初めて聞きました。私もびっくりしました。
 じゃあその、それはそうとしても、あと28年度に教室が足らなくなると言われましたが、それについてはどのようにされるんですか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 28年度に教室が足らないのをどのようにするかということでございますが、それまでにはいろいろな対策を考えたい、例えば建てかえが間に合わない場合は、現在の教室、まだちょっとクラスふえるのに余裕があるわけでございますが、もう余裕がなくなりましたらそのとき、今現在桐原小学校でしておりますような仮設のプレハブ校舎等、そういうなんも一つの方法かとは思いますが、いろんな方法がございますので、対応を考えたいと考えております。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 今本当に聞いてびっくりしたんです。まだこれから岡山小学校の耐力度調査を行ってやっていく、こういうことでは、いつになるのかはっきりとしたことがわからない状況であるし、さきの質問者も言われておったんですが、岡山小学校がこんなことであるのならば、市庁舎よりも先に行うべきだというように考えるんですが、市長それはどのようにお考えですか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) そう興奮をされなくて、やっぱり補助金がいただけないことには大変厳しいです。したがって、この調査をすることによって、補助率の高いのに当たるということも可能性あるわけです。もう一つは、今からやりましても、じゃあ来年に間に合うかと、これは建設できません。だから、これから地元の、先ほど答弁しましたように地元の皆さん方の意向も十分酌みながら、その間に耐力度の調査をする、だから決してこれを改修にするにしても改築にするにしても、これをしたからおくれるというものではないわけであります。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) おくれるものではないと言われましたけど、もうおくれてるんじゃないですか。耐震診断が行われたのはもう既に何年前なんですか。それからするならばおくれているというふうに私は思うんです。
○議長(田中好君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) それは議員の皆さん方に責任はないと言えないでしょう、そのことは。これは議会でずっと以前から、僕らが市長になる前のこの結果なんですよ。そのときに川崎議員は何をされてたんですか、そしたら。そういうことはないでしょう、そんなことは、あなたおっしゃるけれども。だから我々は精いっぱい順にしてきてるんですよ、これ、順に。庁舎もそうなんです。今まで、古い議員とは言いませんけど、皆さん方にも責任の一端あるんですよ。今まで放っておいた、ごみの問題でもそうじゃないですか。そんなんわかってたんじゃないですか。だから、そういう言い方をされるからだめなんですよ。私だけが言うてるのが一番正しいなんて、それはやめときましょう、連帯責任なんですよ。だから、今を生きる我々が最大限の努力をしてるんですよ。だから、これ順番に金田して島して桐原してるんじゃないですか。あなたのような言い方だったらしたくてもやめようかな、こんなことならもうちょっとやっぱり大人の議論をしましょうや。あなた方には責任ないんですか、これは。ごみの問題だって、ごみの処理場だってもうとうの昔に解決してもらわなきゃいけないんですよ、これ。何されてたんですか、それじゃあ。そういうことはお互いやっぱり紳士的にしゃべりましょう。
 以上。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 今そういうふうにおっしゃられましたけど、やっぱりそこに子どもさんが入っておられるということなんです。私らかてずっとこれ言うてきました。本当に議事録見てもらったらわかるように、私もこの岡山小学校についてはずっと言うてまいりましたし、それは耐力度がない、耐震診断で外れてる、こういうことなんで、それはやっぱしやらにゃいかんのやということをずっと言うてきたんですよ。それはやっぱり議会の責任もありますけども、行政としてそれをちゃんとしていく、そういうのが必要ではないかということを申し上げているんです。そうでしょう。
○議長(田中好君) 冨士谷市長。
◆17番(川崎益弘君) 回答を求めていませんよ。
◎市長(冨士谷英正君) やらないて誰か言ってるんですか。やる時期の問題でしょう、おっしゃっているのは。今からやったらじゃあいつごろに供用開始になるんですか。来年ですか。できないでしょう、そんなことは。だから、できなけりゃその間にこの調査をして補助率のいい事業にやる、これが市民のプラス違いますのか。あなたみたいにこれしかないという方法はないんですよ。いっぱい考えたらいろんな方法がある。それを考えてるんですから、やらないと言ってからの議論をしてください。やらないとは誰も言ってない。検討しましょう。この状況を理解してますよということなんです。わかっていただいたらありがたいですね。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 議論は平行線になると思います。私もそれは、やるということには異論はないんで、それがおくれてきているということに対してのこういうことなんで、そのことを申し上げておきたいと思います。
 それから次、学校の図書についてですが、図書館での貸し出しですか、その状況は今どのようになっているのか、お尋ねをいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福原教育長。
◎教育長(福原快隆君) 現在の貸出状況ということでございますが、小学校、中学校とも貸し出しというよりは、学校の図書館は学校で使うことのほうが多いのでございます。授業で活用したり調べ学習をしたり、理科の学習のときに図書室を使ったりということが多いですので、学校別の数もきちっとではありませんけれども、借りた数、1年間に借りた数、非常に多い学校もございます。合計しますと2万7,000冊貸し出しをしているという学校もございますし、中には500に行かない学校もございます。具体的に、貸し出しの多い学校については、やはりそれぞれの活動をボランティアの方にお願いして、そういう中で読み聞かせをしていただいた本をまた借りていくとか、そういう状況というのはございます。
 また具体的に申し上げなければならないときには申し上げます。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) そうですよね。確かに貸出数というんですか、非常にばらつきがあるし、最初にも申し上げましたように、学校で学校図書館をあけている、その時間もまちまちですし、それとまたこの貸出数とはそう比例もしないというんですか、何か余り整合性がないのかなというものもあるんですけども、なぜこういうような大きな差が貸出数にできてきているのか、そしてまた子どもたちだけで図書館をあけているということについて、そこでの問題などは起きていないのか、そういったことはどうなんでしょうか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福原教育長。
◎教育長(福原快隆君) まず、子どもたちだけで図書館を開閉するという、そのことについてですが、教育委員会のほうとしては、それぞれの学校で児童会活動、つまり図書委員会を各学年から代表を出して、委員が朝と昼とで開館していって、そこで子どもたちが図書館で本を読んだりする、そういう仕事を分担して、児童会活動、生徒会活動としてやっております。したがって、そこに教員がいつもついているかというと、つけていない学校が多いと思います。
 また、昨年度まで緊急雇用で先ほどありました図書館支援員の制度がございましたので、その方がおられるときには、開館のときにその方がついていただくということですけれども、きのうも小西議員のご質問でお答えしましたけれども、学校の先生の図書館担当、いわゆる司書教諭は、ほとんど図書館のことにかかわれないような現状でございますので、今ご質問のようにきちっとついて全部やりなさいということではなしに、子どもたちの自主的な活動に任せている学校も多いということでございます。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) そうですね。先生方は大変お忙しいんだと思うんです。
 そこで、この6月20日の日に国会で、学校司書を法的に位置づける学校図書館法の改正案が全会一致で成立したんです。この中で文科省の調査研究協力会議がまとめた報告書でも、学校図書館の運営、管理や読書活動の拠点となる環境整備の必要性、教育の面で学校図書館司書の大きな役割が明記されていることを上げ、学校図書館司書の資格、養成のあり方の検討に直ちに取りかかるように求めました。中等局長の話では、速やかに検討すると、こういうように答えておられます。
 こういった中で、ちょっと新聞の記事を紹介しますと、1校につき1人の正規の司書が配置されている岡山市内の小学校では、児童1人当たりの平均年間貸出冊数が83.3冊、3校兼務となっている岡山県内の非正規司書配置校では、貸出冊数がその半分以下という調査結果を示して、こういうように言われているんです。
 そして、私も偶然その前後してテレビを見ていましたら、こんなことが言われていました。専門の図書司書が配置されている学校は、児童・生徒がよく相談をし、図書の利用が多いと。先ほども言われたように、ボランティアの方が来ておられて、そういったことをしておられるとか、図書館のそういう方を雇っておられるところで、やっぱりそういうことが行われているというんです。そういうことからするならば、各学校に教師が図書館司書を兼任されて配置されている各学校に独自の学校司書の必要性というのは、きのうもおっしゃっておられたと思うんですが、そういったことが早急に配置されるようにお願いしたいんですけども、今のところではどういうようなお考えでおられるのかということです。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福原教育長。
◎教育長(福原快隆君) ありがとうございます。私も学校図書館にかかわって40年ほど、この学校図書館司書をずっと要望してきた人間の一人でございます。その一つの成果は、東近江市で各学校に学校司書を配置する、前回の子ども読書推進計画で5年間で全部配置するという、そのためには非常にたくさんのお金が要りますし、そしてそれなりの資格を持った方を養成しなければならないという、そういう両面あります。
 近江八幡でも今回の子ども読書推進計画で、まだ100%までいきませんけども、中学校では5年後には各学校に1人ずつ4名、それから小学校では、今おっしゃった学校に全部配置したいという思いはございますけれども、1人でも2人でもふやすことで、それはわずかずつでも子どもたちに本の楽しさを味わってもらい、そして学習に生かせる、そういう場ができると思っておりますので、地道ではありますけれども、5年後には小学校に4名ということで計画をさせていただいています。ぜひご支援を皆さん方にもお願いをしたいと思っております。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) やっぱし児童やとか生徒のときによく読書をすることが非常に大事であると私は思っています。当市でも朝読書を進めておられますし、それは言うまでもなく本を読むことは学力をつけることになりますが、きちっと読解力がついていく、いろんな本を読むことによっていろんな試行錯誤が生まれていく、このように聞いております。どうぞ、今もおっしゃいましたように、図書司書をきちっとつけていただいて、そして子どもたちが本に親しんでいけるようによろしくお願いをいたします。
 次に、公用マイクロバスについてお尋ねいたします。
 先ほどは、運転者のことを考えて、その距離についてはそういうように考えたものであると言われましたが、この管理要綱のどこを見たらそういうように読み取れるのか、もう一度説明をお願いいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 総務部川端部長。
◎総務部長(川端康仁君) きのうも今回の井上議員が、これは憲法の話をされておりましたが、法律なり条例につきましては、その表に出ない解釈というのがございます。そういうような部分で逃げる気は全くございませんけれども、確かに議員おっしゃいますように、原文読みますと公用マイクロバスの1日当たりの走行距離は、これも具体的に書いておりまして、本市から富士宮市までの走行に要する距離、おおむね350キロメートルを上限とするとございます。その条文に、隠されてというか、定めた趣旨からすると、先ほど申し上げた回答のとおりでございます。その中で、先ほどの回答でも、ここにおおむねと書いているのが500キロまでええのかという議論はさておきましても、明確な規定にすべく改正させていただくということで、ご了解をお願いしたいと思います。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 解釈改憲、こういうことでまいりますと、本当に私らも申し上げているように憲法が憲法でなくなる、これも要綱が要綱でなくなってしまうような気がいたします、こういうことを言われるとね。じゃあそこでもう一つ、こういった一人の運転手に対する距離、これは非常に長距離バスなどでいろんな問題点がありました。でもそれはどういうところで、一人の運転手がどんだけの距離を走ったらいけないんですよという、そういった距離の規定というのはどこを見ればわかるんですか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 総務部川端部長。
◎総務部長(川端康仁君) 私どももこの話が出てから実は調べさせていただきました。恥ずかしい話ではございますけれど、その中でいわゆる営業バス等の運行にかかわる部分については、距離については運転手の規定がございません。いわゆるあくまでも労働時間、例えば2時間運転して15分なりの休憩をとりなさい、一日の最大運行時間はというような規定が定めております。この要綱につきましても、富士宮市と具体的に書かれているのは姉妹都市の関係で、富士宮市へ寄せていただいたりする機会が非常に多く、おおむね順調にいきますと5時間、6時間の運行時間になります。そのこともございまして、富士宮市の距離を当初定めたのではないかということでございます。
 ただ、昨今富士宮市にいたしましても、例えば新名神を通っていくとか、道路網が整備されておりますので、その辺を踏まえまして、先ほど申し上げましたように、現代に合った内容に改正させていただきたいと思っております。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 変える変えるとおっしゃっているので、あれなんですけども、やっぱし私も見ましたけども、労働安全衛生法でも一人の運転手の距離数は書いてないんですね。先ほど言われたように拘束時間を規定している、距離では規定してないんですね。どこを見てもどうも書いてなかったんで、こういうことではないのかなという私も思いをしてたんです。
 先ほど、このバスに市長も幹部の方も乗っておられて、それは重要な施設を見ておられるので、それはそれでということなんで、それでいいんですが、ただしこの要領に対して、市長や市の幹部の方はどのように受けとめておられたのか、お願いします。
○議長(田中好君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 僕はこの議会のマイクロバス、2,000万円でしたかね、非常に立派なバスだと思っているんです。僕の持論は、せっかく買った以上は、飾っておくというんやったら買わなかったほうがいいんです。買った以上フルに活用していただきたい。それで議員の皆さん方もどんどん使っていただいて研修を広めていっていただく、深めてもらって、それで見聞をもちろん広がるわけでありますから、それを市政に反映をしていただきたい、この思いで皆さん方の要望をきちっと聞き入れて購入させてもらった、だから使用に制限が加わるということは必要最小限でなければならないと思っているんです。
 あのとき申し上げたように、僕が聞いたときは本当いろんな制限がありました。そういうことは間違いでしょうということで、8人以上の議員さんだったら僕は行かれてもいいと思うんですよ。何でか、常任委員会が8人ですよね。だから、常任委員会のメンバーを一つの基準に僕はすればいいのではないか、3人で行くとか2人で行くとか、あれ何人乗りでしたやな。28人乗りバスを2人や3人や4人で行く、これはちょっと常識から見ましても、市民から見ても理解をしていただけないと思う。8人ならば、これは常任委員会で一つの組織ですから、それで視察に行かれる、その基準でというように思っているんです。
 だから、我々が見に行ったのは川越市で、いわゆる今度竹町の都市公園で、余熱利用でいろんな施設があるということがわかったんです。立派なもんでした、確かに。じゃあそれを視察に行きたいと、確かに勉強になりました。もう一つは、我々はちょうど全国市長会があったんですね、翌日に。だから、それはバスで行っていただきますと、それの応分の負担をさせてもらいましたけれども、交通費も、これは若干浮くわけであります。だから有効に、何が言いたいかというと、せっかく買ったんですから、いろんな制限を加えることなく大いに使って、僕は使っていただきたいなと思っている。
 それで、運転手のことですが、先ほどは総務部長がいわゆる距離はないと言われた、例の高速道路での事故以来、国交省は400か450ぐらいを目安としているんじゃないかなと思っているんですよ。それで2時間行ったら休憩をとりなさいという、だから川越の場合500キロぐらいあったんですか、だから2人の運転手さんで行っていると、これはもういわゆる国交省の指導の範疇にあるわけであります。
 だから、これからは僕は九州でも、あるいは東北でも15人とか、あるいは10人が行かれますと交通費だけでも大変ですから、大いにこういうのは議会バスを使って行って、そして勉強していただきたいと。そのために買ってるんですから、毎日ちゃんと飾っているようなものやったら、それは買わなかったほうがいいかなと思いますから、有効に使っていただきたいなと思います。
 以上です。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) いや、私が申し上げたのは、有効に使うことは、それはまた後でちゃんと議論したらいいと。ただ、この乗られる前に350キロという要綱があったと、その要綱を知っておられたのか知られなかったのか、その距離についてどうだったのかということを聞いている。
○議長(田中好君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 僕はそれを全然知らなかったですね。要は、国交省の指導だった、それは覚えてましたからね。だから、2人の運転手をつけたと、こういうことです。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 知らなかったというんで、いろいろあるんで、それは全部が全部まで把握しておられるとは思ってないんですけれども、ただしこの要綱は、ご存じのようにみんなが使えるようにしたらええということでつけ加えておられるんですよね。だったら、要綱全部を見られていると思うんですが、その辺はどうなんですか。
○議長(田中好君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 私は見てません。申しわけないですけれども、だから一般論として、あるものは使ったらええやないかと、有効に、それできちっと結果が出ればいいんじゃないですかと、こういうスタンスで使ったわけであります。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) あるもんは有効に使うたらええ、そういうことになるのかもわかりませんけども、やっぱり条例があって、要綱があって要領があって、そういうようにあるわけですよね。だったら、それを無視して、そんなもんあるもんやから使うたらええやんて、その議論はちょっとおかしいと思うんですけど、どうですか。
○議長(田中好君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) だから言うています。無視というのは知っててやらないことが無視なんです。知らないのは無知なんです、これは。視と知との違いですから、条例と違って、条例だったら別ですよ、これは。条例ではないんでしょう。要領、要綱というようなもんは、これは内部で自由とは言いませんけど、内部で決められます、これは。だから、そういうのがあるというのは知らなかった、本当に。何でそんな窮屈なものがあるんかなと、言ってみたら、だから使いたくても議員の皆さん使えなかった分たくさんあったと思いますよ。どこどこへ視察、いやこれはこういうルールがあって行けません、これが僕は今の時代にはなじまないでしょうと。あれだけの高額のバスを買ったんですから、だからそういうふうに自由に使えるような要領、要綱にします。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) そこへ話が行くとおかしくなる。やっぱし条例があって、先ほども言いましたように要綱があって、そのように順番に来ているわけなんです。だったら、これは要領で決められているんです。だったらそれは守らなあかんでしょう。それは基本でしょう。総務部長、どうなんですか。
○議長(田中好君) 総務部川端部長。
◎総務部長(川端康仁君) 確かに議員おっしゃるとおり、これについては条例じゃなくて、公用車管理規則というのがございまして、それを受けて対応しております。私どももそうですが、職員一般においてこういう例規、何かの事態で例規を改正するときに、木を見て森を見ずという言葉もあるんですが、枝を見て全体を見ない、改正部分ばっかり見て全体を見回せなかった市長の思いをあらわせなかったというのは、私どもの配慮がなかった部分かと思いますので、これも含めまして今後規則その他要綱、定めにつきましては、改正部分だけではなく全体を確認するように努めてまいりたいと思います。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) ぜひきちっと見ていただきたいと思うんです。きのうも出てきたんですけども、この条例や要綱などもきちっと見ていただきたいし、やっぱしそれは規則は規則、約束は約束事なんで、これは守ってほしいと思うんです。
 きのうの井上議員が指摘いたしましたように、議会で可決されていないのに広報にも載っている、妊婦健診のあれが載った、そういうことも含めて、こういったことは職員皆さんの中にも、私たち議員の中にもこういう緩みが出ているのではないかと思うんです。そういったことからも、やっぱりあえて議決されてない部分までもがこうやって出てくるということになったら、いいことなんでいいんだという井上議員の発言もありましたが、やはりこれはちょっとおかしいんではないのかと思うんですが、総務部長その辺の見解どうですか。市長どうですか。
○議長(田中好君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 最後はひとつ川崎議員と井上議員で議論していただいたらいいと思います、それは。これはおかしいなと言われるんなら。ただ、僕は申し上げたいことは、内規ですよね。規則とか、普通は皆さん方のほうがそんなもの執行部が勝手に決めたやんけ、そんなのおかしいやないかと、普通は僕言われると思うんです。条例は議会で決まってますから我々も決めたんやと、何で守らんねんと、こうなるんですけど、執行部が決めたことを金科玉条のごとく守らんでも、それはそうです、ありがたいことは、普通は議員さんというのは、こんなもん執行部が勝手に決めて、私ら了解してへんでと、何でこんな不自由なことしたんやといって不満とか、そういうのが出てくるのが僕は議員さんじゃないのかなと思うが、僕の感覚がちょっとずれてるんですかね。
 だから、きのうの妊婦健診の増額ですね、あれは本当は議員さんに怒られなきゃならん、僕もノーマーク、そんなの見てなかったもんですから、普通見てたらもうちょっと文言を変えると思います。こういうのを上程される予定ですと、もし議決なればこうなりますということの文言を入れたかもわかりません。どんなもんかちょっと見てなかったんですけど、僕は。本当は議員の皆さん、おかしいやないか、議会にもかけず何載せてんのやと、議会軽視もええかげんにしとけよというてお叱りを受ける案件なんです、あれは、理屈の上では。それと一緒なんですよ。
 内規とか綱領とか、そんなの執行部が好き勝手とは言いませんけれども、自分たちの立場で決めているんです。私らは本当に知らんやけと、議会の皆さん方は言うていただくのが普通なんです。我々のあずかり知らんようなことをおまえ何勝手に決めてんねんと、普通はそう違いますか、議員の皆さん。何でもじゃあもう任せとくでと、執行部に何でもしてくれ、やってもろうたこと全て私らは守るでというんやったら、川崎議員さん一人ぐらいだと思いますよ。ひとつそこら辺は筋道をちゃんと立てて、僕は考えていただいたらありがたいと思います。
○議長(田中好君) 川崎益弘君。
◆17番(川崎益弘君) 筋道を立てたら、やっぱし決めたことは守らなあかんでしょう。そんなもん要綱やさかいいいという、そういう問題ではないでしょう。だったら、福祉バス、ふれあい地域交流バス事業のこんなんでもそうでしょう。そういうことを決めて、こうやって一般には押しつけてくるんじゃないですか。そうでしょう。それはその要領で決めたことは、そんなもんはおかしいと言われるんやったら、これはそれこそおかしいですよ。やっぱし書いてあるんやから、こうやって出てんやから、それは守らなあかんでしょう。それは守りましょう。だったら、もう少しきちっとそのことを真摯に受けとめるべきですよ。市長、言うてはることが大分違いますよ、それは。そういうことやと私は思うてる。
 本当にこういうように、今見直しもありましたけども、一方ではそうやって市長やとかそういうところで使える、そういうのがあるんですが、やはり福祉バスひまわり号が廃止をされて、そういった中でやっぱりそれを一般の方が使われる、いろんな団体の方が使われる、そういった中では本当に苦労しておられるんです。こういうように今も簡単に行かれましたが、こういうような乗る前の予定者の名簿まで出さんならん、それから行程表もこういうようにしてちゃんと書かんならん。こういうのが当たり前のように言われるんですが、やはりじゃあ公用マイクロバスやったらそれでいいのかという、こういうことにもなるんです。
 そういったことを申し上げて、今回の公用マイクロバスの使用についての質問をさせてもらったわけです。どうぞ皆さんもきちっと守るべきものは守る、こういうことでお願いをしていきたいし、見直すべきものは見直す、みんなでこれは議論していかなくてはならない、このように考えております。
 以上で質問を終わります。
○議長(田中好君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
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