録画中継

平成26年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月4日(金) 個人質問
片岡 信博 議員
(1)新蛇砂川改修整備の進捗状況について
(2)小型家電リサイクルについて
(3)近江八幡駅南口広場の管理について
(4)認知症について
(5)中学生の通学路安全対策について
◆4番(片岡信博君) 世翔会の片岡信博です。議長のお許しをいただきましたので、ただいまより個人質問をさせていただきます。
 私は5点ほど一括質問させていただきますので、よろしくお願いします。
 さて、ことし6月21日には、昨年の富士山に続いて富岡製糸場が世界遺産に登録決定というニュースが国内に流れました。日本国にとっては大変名誉なことです。富岡製糸場は、富国強兵の中、西洋から取り入れた技術をもとに独自に絹産業を発展させ、高品質な生糸の大量生産を実現、日本を近代工業国家に導いた意義を高く評価されたそうです。
 我が近江八幡市でも、織田信長公が築城した安土城が残っておれば間違いなく世界遺産に登録されたと思います。私たちも、西の湖を中心に権座など自然の恵みを後世に伝え、世界に誇れる近江八幡にしたいと思っています。
 さて、それでは1点目の質問をさせていただきます。
 新蛇砂川改修整備の進捗状況について。
 さきに大林議員が代表質問でお聞きですが、再度協力された地権者の皆様のためにお尋ねします。
 昭和47年5月、蛇砂川治水対策協議会が設立され、平成23年3月には東海道新幹線、国道8号線まで工事が完了しましたが、童子ヶ原用地買収がスムーズに行っていないと聞いておりますが、現在は童子ヶ原の用地買収がどのようになっているかお尋ねします。
 また、西生来町地先から安土町内野地区の間は地権者の協力によって事業用地の買収が既に完了しているとお聞きしています。できれば童子ヶ原の用地買収交渉とは別に、協力していただいた地権者の皆様のためにも、内野地区の掘削工事を先行して行ってもらえないでしょうか、お尋ねします。
 2点目ですが、小型家電リサイクルについてお聞きします。
 昨年6月議会で質問させていただきましたが、小型家電リサイクルについて、守山市ではことし6月からデジタルカメラやゲーム機などの使用済み小型家電の試験回収量を調べております。また、県内では、彦根市がことし4月から回収を始め、国の認定業者に引き渡し資源化を図っているほか、甲賀市など1市2町が今秋から実施の予定です。
 小型家電は、ごみではなく宝の山と思っています。また、我が近江八幡市でもごみ減量につながり一石二鳥だと思いますので、実施する計画があるのか、あるとすればいつごろになるのかお尋ねします。
 3点目ですが、近江八幡駅南口広場の管理について。
 近江八幡駅南口広場では、6月の初めごろは雑草が生い茂り見苦しく感じておりましたが、6月の中ごろにはきれいになりました。一部をきれいにすると、歩道など雑草が気になって仕方がありません。また、駅南口から上田町までの歩道についても同様です。私たちも研修で他市へ訪問いたしましても、駅前はきれいに環境管理がなされています。駅南口は市の南の玄関ですので、いつもきれいな状態にしてもらえないでしょうか。また、周りの歩道の雑草もあわせてお願いします。
 4点目ですが、認知症について。
 少子・高齢化の時代の中、高齢者の認知症がふえております。市内の認知症患者は何人ぐらい把握しておられるのか、また行政のサポートはどのような対応をされておられるのかお伺いします。
 また、認知症の方の徘回について。愛知県では、91歳の男性が徘回中、JRの線路内に立ち入って起きた死亡事故について、家族らの安全対策が不十分であったとして、JR東海が列車の遅延など損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、ことし4月、名古屋高裁はその男性の85歳の妻に約395万円を支払うように命じました。家族が見守るにも限度を感じるところです。このような事故が近江八幡市でも起こり得ることだと思います。
 そこで、地域の皆様の協力が必要だと思います。他市では、商店街などの協力により徘回者を見守る対策をしているところもあります。また、長浜市では、福祉施設や運送会社などと協力して高齢者を見守る事業を行っています。ただ、夜間対応が不十分だったことから、長浜署は深夜や未明に活動する管内の新聞販売店やタクシー会社、警備会社に協力を求めて、高齢者の安全確保に向けた協力者会議を立ち上げております。当市では今後どのような対策をお考えになっているかお聞きします。
 5点目です。中学生の通学路安全対策について。
 亀岡市で2014年4月23日、無免許で居眠り運転の少年が集団登校の児童の列に突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷を負った事故以来、我が近江八幡市でも小学生の通学路は随分改善されましたが、中学生の通学路は自転車登校になり、また通学範囲も広くなり、かなり危険な通学路があると思います。近江八幡市立東中学校の東校門の前の道など、道が狭く、また通勤者の抜け道になっており、かなりの交通量があると思います。通学時間帯だけでも通行どめにできないでしょうか。また、通学中の自転車事故は年間どのぐらい起きているかお伺いします。また、自転車通学者にはどのような保険に入っているのかお尋ねします。
 以上、私の初問といたします。明快な回答をよろしくお願いします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正君) 片岡議員の5点にわたりますご質問のうち、小型家電のリサイクルについてのご質問にお答えをいたしたいと存じます。
 議員ご質問のとおり、県内では彦根市がことし4月から処理施設への直接持ち込み方式により本格実施されております。また、守山市は、本格実施に向けての検証のため、この6月から実証実験をされておられます。また、その他甲賀市、竜王町、あるいは多賀町が今秋より、ことしの秋より実証実験をされると仄聞しております。当市におきましても、使用済み小型家電に含まれます希少金属を貴重な資源と捉え、回収計画の策定に向けて準備を進めているところであります。
 なお、実施時期や回収品目並びに回収方法等につきましては、近隣市町の状況や認定業者の関係、また取扱品目、買い取り価格等を調査するとともに、近江八幡市廃棄物減量等推進協議会等のご意見もいただきながら、今年度に基本方針を定め、平成27年度には市民の皆さんのご協力を得ながら実証実験に移り、新一般廃棄物処理施設の稼働時期にあわせ、本格実施できるよう努めてまいる所存であります。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 片岡議員の認知症についてのご質問にお答えをいたします。
 まず最初に、本市の認知症患者の人数でございますが、平成26年4月現在の要支援、要介護認定者数3,201人のうち、日常生活に支障を来すような症状や行動が見られるレベルでございます認知症自立度2以上の人数は1,949人で、認定者の約60%を占めております。昨年6月に厚生労働省研究班が発表いたしました認知症有病率推定値15%から換算しますと、本市の認知症高齢者推計は2,912人、加えて若年性認知症推計者数は24人、計2,936人であり、把握しております認知症患者の1.5倍でございます。このことからも、潜在化している認知症患者の早期発見、診断及びサポートは極めて重要と認識しております。
 次に、2点目の認知症に対する市の取り組みについてのご質問でございますが、平成25年度に策定いたしました近江八幡市認知症施策推進計画に基づき、8つの項目に沿って認知症対策に取り組んでおります。1つ目は、医療と介護、福祉の連携強化を図るための認知症連携パスの運用と管理、関係機関への普及啓発。2つ目は、専門職を対象とした認知症対応能力向上事業の継続実施。3つ目は、早期認知症のスクリーニング方法の確立、精度管理。4つ目は、認知症の早期支援と家族支援強化を目的とした認知症初期集中支援チームの試行と常設に向けた検討。5つ目は、早期認知症対策事業の構築。6つ目は、認知症早期発見対応に関する市民啓発。7つ目は、若年認知症対策。8つ目は、介護者支援です。これらの対策に一体的に取り組んでいくことが本市の計画でございますが、そのベースとなるのは認知症への正しい理解です。介護保険制度創設後、認知症啓発には精力的に取り組んでまいりましたが、今後は早期診断、早期発見の重要性を啓発のポイントに置いて啓発事業を強化します。
 次に、3点目の徘回者を見守る対策についてのご質問でございますが、本市では、現在、高齢者の自立に向けた生活支援と権利擁護の立場から、高齢者の虐待防止や認知症高齢者の早期発見、早期対応に重点を置いた取り組みを進めております。
 具体的には、従来の自治会単位での取り組みのほか、小学校区単位での小地域ケア会議の開催地域の拡大、さらに今年度は孤独死など生命に危険が及ぶおそれがあると思われる高齢者や何らかの支援をしている、必要としている認知症高齢者を予防的に発見していくために、業務上高齢者と接点を持つ企業、スーパー、コンビニ、宅配業者等と協定を締結し、企業による見守り活動を行い、高齢者支援に必要な情報を得ることで効果的な支援に結びつけたいと考えております。
 また、行政、警察、民生委員児童委員による連携のシステムとして、それぞれの日ごろの業務や活動を通じて把握した認知症による徘回が疑われるケースや実際に徘回により保護されたケースを三者で共有できる機会を設けております。見守りに必要な情報を共有することにより、徘回が発生した場合でも三者の役割の中でより効果的で迅速な支援につながることを目指しております。
 今後とも、行政、市民、企業、関係機関等から成る重層的な見守り体制を構築し、困り事を抱える高齢者の発見、高齢者の抱える困り事の解決ができるつながり、ネットワークを構築し、地域住民が高齢になっても安心して暮らせる地域づくりを目指してまいりますので、ご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部中塚部長。
             〔都市産業部長 中塚靖彦君 登壇〕
◎都市産業部長(中塚靖彦君) 片岡議員ご質問のうち、第3問、近江八幡駅南口広場の管理についてお答えいたします。
 近江八幡駅南口広場の管理については、年間3回の草刈りを初めとする維持管理を行っており、本年度の委託業者選定を5月27日に入札執行し、作業に着手しました。また、駅南口広場からことしんですね、湖東信用金庫のある北側交差点になります市道区整南4条線までの街路についても業者委託しており、6月17日に入札執行しましたので、間もなく作業に入る予定です。それ以外の歩道の除草等については、市内全域の市道補修及び公園水路等の維持管理業務とあわせてシルバー人材センターに年間委託しており、順次作業を進めているところです。一部店舗前の清掃等、沿線の方のご協力をいただいている部分もありますが、何分市内全域での作業を行っております関係上、当該箇所だけを常時良好な状態に保つことは非常に難しい部分でありますが、少しでもきれいな環境管理ができるよう努力をしてまいりますので、議員各位におかれましてもご理解、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部水理事。
             〔都市産業部理事 水 平作君 登壇〕
◎都市産業部理事(水平作君) 片岡議員ご質問の新蛇砂川整備の進捗状況についてお答えします。
 蛇砂川河川改修工事の進捗状況でありますが、さきの議員にお答えいたしましたとおり、西生来町地先におきましては、地元との協議を進めながら、国道8号から上流に向けての河道掘削工事と中山道にかかる2号橋の橋梁工事に着手しております。この橋梁工事は平成27年度末には完成する予定であり、平成28年度から3号橋のかけかえ工事が着工される予定であります。今後は、さらに上流に向けて河道掘削工事と随時橋梁のかけかえ工事を進める予定でございます。
 また、童子ヶ原地区におきましては、構図が混乱していることや産業廃棄物が埋設されてることから、ボーリング調査に基づく土地鑑定が必要となり、土地の鑑定に時間を要することになりましたが、昨年度に土地の鑑定の結果ができたため、現在、東近江土木事務所が主体となって地権者との用地交渉を進めているところであります。
 また、西生来町地先から内野地区の間につきましては、土地改良事業の換地において河川用地の確保はできておりますが、河川改修は下流から工事を進めるため、童子ヶ原地先の用地買収が完了した後に安土町内野地区から西生来町地先までの暫定掘削をする計画になっております。
 今後、市としましても、一日も早く事業が進捗しますよう県と協力していきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕
◎教育部長(廣瀬敏君) 片岡議員ご質問の中学生の通学路安全対策についてお答えいたします。
 通学路の安全対策につきましては、亀岡市での事故を受け、本市においても平成24年度に通学路の緊急合同点検を実施し、危険箇所について改善を行いました。昨年度も引き続き警察や道路管理者など関係機関とともに通学路の合同点検を行い、緊急性のある箇所については対策を行いましたが、まだまだ改善が必要な箇所があることは認識しております。
 中学生の通学路については、ご指摘のとおり通学範囲も広くなり、また自転車での通学となりますと交通事故等の危険も増加すると思われますが、通勤時間帯の車両の通行どめ等の規制につきましては、警察や関係機関、地元自治会との調整、協議が必要となるところでございます。
 また、自転車通学者の保険についてでございますが、登下校中の事故につきましては、児童・生徒が学校を通じて加入しております独立行政法人日本スポーツ振興センターの保険が適用になります。
 なお、昨年度の中学生の登下校中の自転車事故は13件と報告を受けております。このうちご質問にありました中学校の登下校中の自転車事故は5件でございました。幸いに大事に至る事故は起こっておりませんが、学校においては今後も子どもたちの安全のため指導を行ってまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
 以上です。
○議長(田中好君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆4番(片岡信博君) ありがとうございました。
 それでは、再問と要望をさせていただきます。
 1点目の蛇砂川改修整備の進捗状況についてと2点目の小型家電リサイクルについては要望とさせていただきます。
 3点目の環境管理についてお尋ねします。
 駅南口は、回答をもらいましたが、いつも議会中通ってくる庁舎前の歩道並びに中央分離帯もかなり雑草が生えていると思うんですけど、それはいつごろになるかお願いします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 都市産業部中塚部長。
◎都市産業部長(中塚靖彦君) 今の時期大変梅雨どきで、大変草の伸びる勢いが早いということで大変苦労しているところでございますけれども、8月3日にご存じのとおりてんびんまつりが行われます。毎年このときには大勢の市民の方が官庁街周辺に集まっていただきますので、それには確実に間に合うように7月の半ばから祭りにかけての間にきれいにさせていただこう、こういう段取りをしております。その点につきましてはどうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 片岡信博君。
◆4番(片岡信博君) ありがとうございます。いつもきれいな環境管理を要望とさせていただきます。
 それでは、認知症について再問させていただきます。
 認知症及び65歳未満で発生する若年性認知症を早期発見するための対策はどのようにされていらっしゃいますか、お聞きいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) お尋ねの若くして認知症を発症されます若年性認知症でございますが、若年性認知症のご家族の方々とご本人も含め、先々の生活への不安からなかなか受診をする決断ができないまま症状が進行しまして、日常生活に支障が生じるまで相談、受診をちゅうちょされるケースが多くございます。これにより早期発見がしづらいというのが現状でございます。
 県の報告書によりますと、認知症かもしれないと思ったとき、相談や受診に踏み切れたのは、ご本人が若年性認知症に関する知識を持っていたということが大きかったという報告がございます。したがいまして、本市におきましても、若年性認知症に特化した啓発活動が重要であると思いまして、早期発見、早期治療による効果や早期に相談や受診につながる内容にポイントを置いた啓発活動を進めてまいりたいと思います。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 片岡信博君。
◆4番(片岡信博君) また若年性認知症の初期で退職を余儀なくされた人でも就労意欲の高いケースが多く、守山市のNPO法人が若年性認知症の方の就労支援活動が県内外で広がりを見せていると聞き及んでいます。当市ではどのようなお考えでしょうか、お聞きいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 認知症の啓発自体につきましては、介護保険制度の定着や報道等いろいろな機関の啓発によりまして一定ご理解はいただいているというふうに思います。ただ、なかなか今申し上げました若年性認知症に関してのご理解というのは低いところがございます。
 若年性認知症の就労支援につきましては、まず一番に企業の皆様方が若年性認知症について理解をしていただくことが前提になります。企業への認知症の関心を高め、認知症の人が支援を得ながらも就労が継続できるよう啓発や情報提供のほうを行ってまいりたいと考えております。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 片岡信博君。
◆4番(片岡信博君) それでは、お聞きします。認知症と医療機関との連携はどのようにされていますか、お尋ねします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 今のご質問でございますが、認知症の方々と申しますのは、認知症であるというふうに告知をされた後、将来への不安ですとか日常生活で起こる問題についてなかなか短い診療の中では相談が十分にできず、また相談窓口がどこにあるのかということも知らない方もあると思われます。4月から5月に市内の認知症の診断が可能な3カ所の医療機関に聞き取りを行いましたところ、その時点におきましては若年性認知症の患者の方はおられませんでしたが、今後、認知症の人や家族が早期に相談支援につながることができるよう、医療機関と相談機関とが連携し、チームで支援に当たってまいれるような体制を構築していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 片岡信博君。
◆4番(片岡信博君) ありがとうございました。行政のサポートをよろしくお願いします。
 それでは、中学生の通学路安全対策について。
 独立行政法人日本スポーツ振興センターの保険とはどのような保険か、お教えをお願いします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 日本スポーツ振興センターの保険とはどのようなものかということにお答えいたします。
 当保険は、独立行政法人日本スポーツ振興センター法に基づきまして、この日本スポーツ振興センターと学校の設置主体でございます市とが契約をしておる保険でございます。
 この保険は、学校の管理下におけます児童・生徒が負傷、疾病、障害、または死亡した場合に対しまして、医療費、障害見舞金、または死亡見舞金が給付されるというものでございます。
 例えば児童・生徒が登下校中に自転車で転倒して負傷した場合や学校のグラウンドで運動中に熱中症で倒れた場合などに5,000円以上の医療費がかかった場合、その一部、原則として4割が給付されます。
 具体的に申しますと、1点が10円といたしますと、医療費が500点の場合、全部で5,000円、医療保険等を使われますと保護者の方の負担は3割で1,500円という、そういう場合対象になるわけでございます。そして、給付が4割でございますので、この保険から2,000円給付されると、そういうことになるわけでございます。
 この保険の掛金は市と保護者が負担することになっております。1人、小・中学校の場合945円でございます。その945円のうち460円は保護者の方にご負担いただき、あと残りの485円を市が負担をしているというものでございます。
 しかし、これは児童・生徒がみずから負傷や疾病等をした場合に医療費の一部が給付されるものでございまして、例えば児童・生徒が自転車に乗って他人と接触して他人を負傷させてしまった場合などにはこの保険は適用になりません。
 そこで、そういうときのために、市内の小・中学校では、誤って他人を負傷させた場合や誤って学校の設備、備品を破損させた場合などに、学校の管理下以外でも24時間対象になる保険といたしまして滋賀県PTA連絡協議会が行っております園児・児童・生徒24時間総合保険制度というのがございます。この加入はあくまでも任意加入ということになるわけでございますが、学校では毎年4月に児童・生徒全員にこの申込書を配布をさせていただいて、この制度への加入を勧めさせていただいているところでございます。
 以上です。
○議長(田中好君) 質問はありませんか。
 片岡信博君。
◆4番(片岡信博君) ありがとうございました。
 では、もう一問再問させていただきます。
 通学路安全対策でグリーンベルトをしてもらいましたが、要望どおり昨年はできたのかどうかお願いします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) グリーンベルトにつきましては、24年度から整備をさせていただいております。25年度末で16カ所整備をさせていただいております。昨年、25年度の状況を申しますと、6カ所要望、自治会等から要望をいただきました。そのうちの5カ所につきましては整備をさせていただいております。あと一カ所は未整備でございますが、具体的に申し上げますと東横関の旧中山道のところでございます。これにつきましては、ここの道路の幅を広げる工事に伴いましてグリーンベルトの整備も計画をしたいと考えております。
 以上です。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 片岡信博君。
◆4番(片岡信博君) ありがとうございました。
 以上を私の質問とさせていただきます。明快な回答ありがとうございました。これで私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好君) 以上で4番片岡信博君の個人質問を終わります。
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