録画中継

平成26年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月4日(金) 個人質問
木俣 幾和 議員
(1)学校教育の健全運営について
   ①学校教育施設の整備事業に対する事業費の内訳
   ②いじめ総合対策支援事業の事業内容と実施計画
   ③児童、生徒の躾指導の方策
   ④部活動費の保護者負担の軽減
(2)安土駅周辺整備事業について
   ①駅周辺地区住民への説明会で出た要望への対応
   ②停車場南線(都市計画道路403号)の今後の見通し
   ③実施設計が確定するまでの検討体制
(3)健康管理システムの導入について
   ①システム導入計画と期待効果
   ②先進事例の現状
(4)文化会館整備推進事業について
   ①文化会館の改修計画内容
◆12番(木俣幾和君) 発言の許可をいただきましたので、通告書の内容に従いまして分割方式で以下4項目について質問をさせていただきます。明快なご回答をいただけますようよろしくお願いをいたします。
 まず1つ目は、学校教育の健全運営についてでございます。
 学校教育が健全な状態で運営されるために、本6月定例会におきましても何人かの議員さんからいろんな質問、ご意見がなされましたが、私からも以下4点について質問をさせていただきます。
 1つは、学校教育施設の整備事業に対する事業費の内訳でございます。
 冨士谷市政になって数多くの事業が取り組まれましたが、中でも学校教育施設整備事業につきましては、県下に先駆けていち早く実施された幼稚園から中学校の全教室へのエアコンの設置を初め、運動場やテニスコートの芝生化、金田小学校、島小学校の建設、給食センターの統合など多角的に多くの事業を実施していただきました。これらの学校教育施設の整備事業は、冨士谷市政2期目の市政方針の一つでもあります次世代に誇れるまちづくりを実現するのに不可欠の事業であり、子どもの学校教育への行政の取り組みに大変感謝をしているところでございます。ありがとうございました。
 これらの事業の実現で相当な事業費が発生していますが、これまでの主な事業費の総額は幾らぐらいになっているのか、また事業費の財源内訳の比率はどうなっているのか、今後の市財政に大きな負担になっていないかなどについてお伺いをいたします。
 2つ目は、いじめ対策総合支援事業の事業内容と実施計画であります。
 この6月補正予算で事業費12万1,000円の予算要求をされましたいじめ対策総合支援事業で実施計画されています市のいじめ防止対策基本方針の策定について、その内容をお伺いいたします。
 3つ目は、児童・生徒へのしつけ指導の方策であります。
 市内4中学校の学校運営状況におきまして、いろいろな角度から情報をお聞きする機会がありますが、その中で、学校間の差があるものの、しつけ指導が欠けているためと思われる次のような4つの問題事象があります。ここで言いますしつけといいますのは、生活に必要なよい習慣を身につけること、礼儀作法を教えることと私は理解をしておりますが、これは家庭教育で行われるものだと言われることもありますが、学校教育でもなすべきことがあるのではないかと私は考えております。
 この問題事象でございますが、1つは、市内の学校関係の昨年の交通事故件数は51件で、ある中学校では1校で年間15件にも達しているということ。2つは、ヘルメット着用率が95%を超える学校もあれば、70%前後の学校もあるということ。3つには、学校校舎の窓ガラス破損件数は、学校間に差がありますが、年間数件から四十数件発生しているということでございます。4つには、勉強道具も何も持たずにただ椅子と机に座っているだけで授業を受けている生徒がある学校では数名いるということでございます。これは私は最近になって初めて見た光景であります。学校教育でこれらの問題事象を改善できる方策、生徒が安心して勉強ができるよい学校にするための方策はないか、学校としてできる方策について教育長のお考えをお伺いいたします。
 4つ目は、以前にもご質問させていただきましたが、部活動費の保護者負担の軽減であります。部活遠征費補助金につきましては、合併調整項目の一つとして検討がなされ、旧近江八幡市の補助金額で統一することで既に決定していることではございますが、このことによって安土中学校の補助金が大幅に減少し、この差額分の大半が保護者負担増になっていると聞きました。特にブラスバンド部の楽器補修メンテナンス費用は高額になるので大変困っているということでありました。部活遠征費名目の補助金額は市内4中学一律の年間36万円でございます。安土中学校の例で言いますと、部活動の年間全体経費は約90万円で、これに市からの補助金36万円を充当しても、保護者負担は約54万円となっているということでございます。平成22年の合併直前年度での安土町からの補助金枠は120万円で、部活の全経費が負担でき、保護者負担はなくてもよかったということでございます。補助金額をもとに戻してほしいと言っているわけではないのですが、補助金額の見直し検討やブラスバンド部の楽器補修費用の特別枠設定等のご支援がお願いできないかという要望でございます。
 以上をもちまして1項目の初問とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 福原教育長。
             〔教育長 福原快隆君 登壇〕
◎教育長(福原快隆君) 木俣議員ご質問のいじめ総合対策支援事業の事業内容と実施計画についてお答えいたします。
 本市では、いじめ問題について、市、教育委員会、学校、家庭、地域、関係機関が十分に連携を図るため、市いじめ防止基本方針を策定いたします。策定に当たっては、学識経験者や弁護士、心理士などからご意見をいただきながら、年内12月までに合計4回策定委員会を開催し、いじめ防止に向けた方針を定めます。また、パブリックコメントの手続を行い、12月議会での承認を目指します。また、いじめ問題対策連絡協議会設置の条例案を9月議会に提出し、平成27年度より関係機関の連絡調整、研修を行い、啓発を推進します。さらに、いじめ問題専門委員会設置の条例案を9月議会に提出、10月より学識経験者や心理及び警察関係者にお越しいただき、学校でいじめが起こり解決に困難を来す事案には、その調査や問題解決を図ります。
 このようにいじめから子どもを守る取り組みを市全体の課題として対策を進めてまいります。
 続きまして、児童・生徒のしつけ指導の方策についてお答えいたします。
 子どもたちのしつけについては、基本的にはまず各家庭において人としての振る舞いや礼儀について身につけさせていただくものだと考えております。そして、学齢期からは、学校において子どもたちが集団生活をする中で規律や規範を身につけさせ、どの子も居心地よく安心して学べる学級、学校にしていかなければなりません。
 交通事故や器物破損、勉強道具の不備等、議員がご心配されている事象は社会の学校の決まりを守らないことが原因で起こっております。学校では、みんなが居心地よく生活するため、社会のマナー、決まりを守ることの大切さなど、道徳規範について機会を捉えて丁寧に指導しております。
 状況をすぐに改善することは容易ではありませんが、物事のよしあしをきちんと判断でき行動できる子どもを育てることは教育の大きな使命だと考えております。地域や家庭にも理解を求めながら、児童・生徒の健全育成という同じ目標に向かって協働して取り組むことが大切だと考えております。
 3点目の部活動費の保護者負担軽減についてお答えいたします。
 部活動の各種大会参加に係る経費につきましては、近江八幡市中学校各種大会派遣事業補助金交付要綱に基づき、予算の範囲内において各中学校に交付しているところです。
 補助金については、合併以降、旧市町の均衡を図るため、段階的に調整し、市内中学校で統一した取り扱いになるように、平成25年度からは交付要綱も一本化を図ったところでございます。
 当補助金の対象経費は、各種大会に生徒を派遣することに要する経費でありますので、ご質問の楽器修繕等については学校の備品である場合は各中学校へ配分している修繕費で対応します。部活動に係る経費はクラブによっても異なり、補助金で全てを賄えるものではございませんので、保護者の皆様にご負担をいただいていることについては大変心苦しく思っておりますけれども、子どもたちがみずから部活動に取り組み成長する姿をご家庭でも見守っていただき、充実した学校生活を送れますようご理解、ご協力をお願いいたします。
 今後も、本市の中学生が日ごろの部活動の成果を発揮し、近江八幡市の代表として各種の大会に参加し、活躍してくれることを願って支援してまいります。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕
◎教育部長(廣瀬敏君) 木俣議員お尋ねの学校教育施設の整備事業に対する事業費の内訳についてお答えいたします。
 学校施設整備につきましては、金田小学校、島小学校及び学校給食センターの建設、幼稚園や小・中学校の教室へのエアコン設置、中学校のテニスコート整備、トイレ改修工事等を行ってきており、このような事業を実施するに当たりましては、いろいろな国庫補助を積極的に活用し、事業を進めてまいりました。
 例えば学校建設を例にとりますと、構造上危険な状態にある建物を改築する経費の一部を国が負担する危険改築事業交付金や教育機能の向上及び学校用地の有効利用等の教育条件の改善を図るために全面改築をするときの経費の一部を国が負担する不適格改築事業交付金を、また地域の人々の交流の場などを備えた地域コミュニティーの拠点としての学校建設の整備をするときの経費の一部を国が負担する地域連携事業交付金、あるいは災害時にプールの水を飲料水等として活用するための浄水機能を有する屋外水泳プールの整備をするときの経費の一部を国が負担する学校水泳プール浄水型事業交付金等を活用し、極力市費の負担が少なくなるように取り組んでまいりました。
 今後も、少しでも市の負担が少ない財源計画のもと、事業を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) この項目について回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) それでは、再問をさせていただきます。
 ただいま廣瀬部長からご回答いただきました学校教育施設の整備事業につきましては、高額な事業費が短期間に集中していることで財政計画に無理はないかとの質問が議会等で出されておるところでございますが、冨士谷市長の経営的ご判断によりまして市債残高や基金等の財政指標の長期健全化を維持しながら、ただいまご説明がありましたように国県支出金の有利な活用、あるいはタイムリーな事業展開がなされていることを確信させていただきました。学校教育施設の整備につきましては、今後どのような課題に取り組んでいただけるのかお伺いをします。
 それとあわせて、ただいまの回答の中には今おっしゃっていただいた項目の総額事業費、それとその中の国、県の交付金の比率というのがお聞きできなかったのですが、もしわかってましたらお願いをいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 今後の学校施設の整備につきましては、1つは、今桐原コミュニティエリアで整備を進めてます桐原小学校でございます。それから、昨日もお答えいたしましたように耐震対策は必要でございますので、その後は岡山小学校を考えております。また、学校のトイレにつきましての洋式化でございますが、これも年次的に進めてまいりたいと考えております。それから、グラウンドの芝生化、これも本年は島小学校のグラウンドをしたわけでございますが、これもずっと小学校のグラウンド整備を、学校施設のグラウンドの整備をずっとこれも続けてまいりたい。ただ、財政的な面もございますので、財政的な面を勘案しながら進めてまいりたいと考えております。
 それから、先ほどの交付金でございますが、交付金、お答えいたしました交付金は全て補助率は補助基準の3分の1になっている補助金でございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) 市長が最初にやっていただきましたエアコンの設置以降、今日までの総額、どれぐらいの費用がかかったのかというのはわからないでしょうか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 21年度から25年度までずっと整備を進めてまいりました総額は74億780万円弱でございます。
○議長(田中好君) 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) ありがとうございました。また個別に後で主な項目と財源内訳につきましてはご相談に伺いますので、よろしくお願いをいたします。
 2番目のいじめ対策総合事業の事業内容と実施計画でございますが、いじめ対策につきましては、私はいじめられた子がどんな目に遭ったのかを調査することで対策が実施されたと思われるケースもあるように思います。また、いじめの発生は家庭教育にも原因があるとも言われて、ここで具体的な対策に至らないのが実情ではないでしょうか。いじめの対策の主体は担任の先生が当たっておられるように聞いていますが、担任の多忙な現状の職務環境では無理があるのではないかと私は考えております。
 改めまして、現在担任が担当しておられるいじめ対策の無理があるっていうか、それにかわる具体的な何かいい方法があるかについて教育長のお考えをお伺いします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福原教育長。
◎教育長(福原快隆君) いじめにつきましては、担任が全て聞き取りをしたり対応しているわけではございません。特に中学校におきましては、皆さんもご存じのように1年から3年まで3年間は大体学年集団で対応しております。また、小学校でも1学級しかない学校でも1年、2年、3年の先生方とともに、もちろん管理職、生徒指導も含めましていじめに対応しておりますので、1人に全て聞き取りなり対応なりということは市内の学校では行っていないというふうにご理解いただきたいと思います。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) 先般、今読売新聞で教育ルネサンスというシリーズを組んでおりますけれども、昨年度、文科省で、たしか6月だったと思いますけれども、ツーティーチャーズシステムというのをつくって、授業をする担任の先生のほかにベテランの先生が生徒側の監視なり状態を監視するというツーティーチャーズシステムの試行を、試行というか、制度化をして、何%か知りませんけれども、全国でかなりそれを適用している学校があると聞いておりますが、まだ近江八幡市ではそこの段階には至っていないというふうに聞いております。
 私が申し上げたいのは、担任の先生は授業に没頭していただく、それから生徒のそういう先ほど申しましたように何もしなくても先生が怒らない、学校の中で勉強してない子がいても怒れないという現状に対してどういう方策があるかというご質問をさせていただいたわけです。ですが、いじめの先ほど授業基本方針を立てられるというのは、現場で現場を見て現場の人が対策をするんではなくて、学識者やその他の人が現場以外の場所で考察を重ねるわけですから、そういうギャップの大きさを心配したわけでございます。一応これは私の考えということで、これは終わらせていただきます。
 次、3つ目の児童の生徒しつけ指導の方策でございますが、通学途上の交通事故の件数やヘルメットの着用率、あるいは校舎の窓ガラス破損につきましては、場合によっては命にかかわることでもあり、これらの問題行動に対し、精度の高い原因究明を行い、再発防止に向けた効果的な対策を実施されるよう望みます。改めて教育長のお考えをお尋ねいたします。また、勉強道具も何も持たずに座っているだけで授業を受けている生徒に対し、先生が何も指導できない現実をどのように考えておられるのかお伺いをいたします。
 このことが許されるなら、このような行動を起こす生徒の人数がふえて大きな問題になっていくのではないかと心配なので、ご質問させていただきました。よろしくお願いします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福原教育長。
◎教育長(福原快隆君) まず、授業中に何も持たずに座っているだけの生徒に対して注意もできないということを議員さんのほうからご指摘いただきましたけれども、学校の状況にもよりますし、教科の状況、それからその子どもの家庭的な事情、または学校での生徒指導のいろんな状況によって、その場で指導できる場合もありますし、それがその場で授業中何もしてない、何も持ってないということに指導できない場合もあろうかと思いますけれども、まず教室へ子どもを入れる努力を中学校なりの担任につきましては努力をしているという現実を見ていただきたいなというふうに思います。廊下でうろうろしている生徒の多かったときもございますが、最近ではそれぞれの学校、差はございますが、ほとんどの子どもが教室には一応入って授業を受けられるようになってきている、そういう現実もございます。ただ、二、三人廊下なり保健室なりで自分の悩みなりをぐだぐだ言いながら養護教員に話をしている状況もありますし、教室へ行ってもそれが授業がきちっと受けられない、そういう状況にあって、それをまた指導できない状況にあることも事実でございます。学校に対してはそういうことがきちっと指導できるように学校全体で取り組んでもらうようにお願いをしているところでございます。
 先ほどツーティーチャーの話をしていただきましたけれども、近江八幡市ではそういうシステムはございませんが、あいている先生が、一度学校へ行っていただいたらわかると思いますが、廊下に必ず1名ないし3名ぐらいの先生がそれぞれの授業を見て回りながら子どもの様子を見て指導をともにやっているという姿もございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) ありがとうございました。今おっしゃっていただきましたように、義務教育期間につきましては、生徒の行動が遺憾な状態とまで極端なことは申しませんけれども、ルールに従わないからといって職員室や廊下に立たすということはもうできないようになっているということは学校の先生からもお聞きをいたしております。その辺の事情はよくわかりました。
 また、部活活動費の保護者負担の軽減につきましては、私もちょっと金額に誤解を持っておりましたけれども、この遠征費36万円という各学校一律の金額については一律でいいのでしょうかという問題と、これも何年から設定されてるのかわかりませんけれども、この期間の間、この金額の妥当性、この金額でいいのかという検証をなさっていただいているのかどうかという懸念はずっと持っておりました。学校によりますと遠征費で使うようでございますが、今まで120万円もらってたら、遠征費が60万円ぐらいだと60万円を教育委員会に請求をして、残った分は教育委員会で残ってるというふうにお話も聞いておりますので、ある枠内で回っていましたということでございました。実際に現場で必要な金額、行われている会計処理と教育委員会で管理されてる部分の突き合わせ、現実の確認をぜひともしていただいて、学校部活への支援をしていただきますようよろしくお願いをいたします。
 続きまして、2つ目の質問でございますが、安土駅周辺整備事業については他の議員の方も質問されておりますので重なる部分もあろうかと思いますが、再度させていただきます。
 1つは、駅周辺地区住民への説明会で出た要望への対応についてでございます。
 安土駅整備事業に対するJRとの基本設計契約が完了し、先日来、地元並びに駅周辺地区住民に対し、4カ所で説明会を開催していただきました。この説明会で出されました住民からの主な要望事項はどのようなものがあったのかお尋ねします。また、この要望に対する市の対応についてお尋ねをするものでございます。
 2つ目は、停車場南線、都市計画道路403号と申しますけれども、これの今後の見通しについてお尋ねをします。
 安土駅周辺整備事業の中に、駅南口に本来設置されるはずの都市計画道路停車場南線403号のことが含まれておりません。この道路は、駅南口から郷土館前を通過して県道安土西生来線の上豊浦信号交差点に至る幅員12メーターから16メートル、延長630メートルのもので、昭和53年2月に決定されたものでございます。今後の見通しについてお尋ねをいたします。
 3つ目は、実施計画が確定するまでの検討体制でございます。
 基本設計契約が完了して実施計画へと事業が進行していくわけでございますが、安土地区住民にとりましては安土駅整備事業に対する思いは並々ならぬものがありまして、積年の夢の実現に大きな期待を寄せているところでございます。実施設計が確定するまでの検討期間があると思いますので、引き続き住民の要望を取り上げていただく機会を持っていただきたい、これは要望とさせていただきます。
 以上、初問よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部中塚部長。
             〔都市産業部長 中塚靖彦君 登壇〕
◎都市産業部長(中塚靖彦君) ただいまいただきました木俣議員の安土駅周辺整備事業に関します3点にわたりますご質問にお答えいたします。
 まず、1点目の安土駅周辺整備事業に係る住民説明会においての意見及び回答についてお答えいたします。
 安土駅整備におきましては、本年4月1日にJR西日本と基本協定を締結し、かねてからお約束をいたしておりましたとおり、地元自治会や諸団体に対しまして説明会を開催しております。本日までに安土町地域自治区地域協議会を初め、安土学区、老蘇学区の両連合自治会、安土町商工会、駅前商店会、楽市楽座会、常楽寺地区、上豊浦地区、小中地区に対しまして、4月後半から6月初旬にかけて説明会を開催いたしました。地元皆様方の新駅への期待や思いなど何点か共通するご意見をちょうだいいたしましたので、代表的な部分について説明いたします。
 まず、最も多かった質問の一つといたしまして、駅舎のデザインはどのようになるのかというご質問がございましたが、これにつきましては本年度のJRへの委託業務である詳細設計の中で数点のデザイン案を作成し、各種団体の代表者や市民代表者で組織する安土駅及び周辺整備促進会議においてご議論、決定をいただく予定であり、あわせて地域協議会や連合自治会等へも周知をしていく旨、説明しております。
 次に、地下道上屋改修工事中の安全確保の対応についてのご質問には、現地下道は通学路でもあり、1日当たり約1,800人の利用者があることから、工事のときには北口ロータリーの一部を締め切り作業ヤードを確保しつつ周辺に仮歩道の設置を行うこと、また駅南側からの利用者には地下道を通って駅舎に通じる北側の補助階段への誘導を行う等、利用者の安全確保を第一に工事を進める旨、説明しております。
 次に、相撲やぐらは歴史的言われもあることから、解体後の方策についてはというご質問には、現在の相撲やぐらの姿を後世に伝えるべく、近代相撲の発祥地であること等の歴史的言われもあわせ記述した記念碑的なモニュメントの設置を考えている旨、説明をしております。
 また、駅南側の観光公衆トイレのバリアフリー化についてのご要望には、駅舎整備後の南北広場整備工事とあわせて担当課にて改修工事を行う予定である旨、説明いたしました。
 そのほか、駅前駐在所の移転工事の概要につきましては、現在県警側で実施設計作業中であり、8月中旬より建築工事の着手予定である旨、説明いたしました。
 主な質問内容と説明いたしましたことは以上のとおりでございます。
 次に、ご質問の2点目の停車場南線の今後の見通しにつきましては、駅舎整備完了後に南広場への進入道路となっている県道安土停車場桑実寺本堂線の利用状況を見ながら、停車場南線整備の重要性や費用対効果等を十分に精査していく必要があると考えております。
 そこで、今年度策定いたします道路網マスタープランの中で地元との調整を図りながら、安土駅南地域周辺の幹線道路や道路網のあり方を検討してまいります。
 最後に3点目、実施設計が確定するまでの検討体制というご質問でございましたが、これにつきましては担当課としましても十分に認識しておりまして、事業の進展の節目では、引き続き地域協議会を初め、隣接する自治会様や関係諸団体様への説明会を開催してまいります。加えて、安土駅及び周辺整備促進会議というものを発足しておりますので、この中で多様な角度からのご意見をいただく体制をとっているところでもございます。
 いずれにいたしましても、各工事中には地元の皆様方に多大なご迷惑をおかけすることになりますが、ご理解とご協力を賜りまして、安土駅がよりよい新駅となりますようJR西日本並びに関係団体様や地元皆様方との調整を密に行ってまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) この項目について回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) それでは、再問させていただきます。
 駅周辺地区への説明会の件につきましては、大変丁重な説明会を開催していただきまして、工事内容が非常にわかりやすかったと思います。ありがとうございました。今後もタイムリーな説明会の機会を持っていただき、住民の要望を取り上げていただくようお願い申し上げます。
 2つ目は、停車場南線都市計画道路403号の今後の見通しについてお尋ねをします。
 停車場南線は、計画決定から35年近くが経過している計画道路でございます。今回の駅整備計画では、この道路を開通させる絶好の機会ではあったわけですけれども、なぜ検討の対象にならなかったのか残念でなりません。今後、この道路計画はどのようになるのか、当局のお考えも聞かせていただきたいと思います。
 それから、403号にかわるただいま説明がありましたように駅南広場への進入道路となる県道安土停車場桑実寺本堂線は、現在日本輸送機株式会社や吉野工業所の通勤者送迎大型バスが通行している道路でございますが、道路幅や道路形状に課題が幾つかあり、早急な道路整備の要求が出てるところでもございます。このことについて再度今後の道路整備計画についてお尋ねをするものでございます。
 403号に関する、直接関係はないかもしれませんけれども、井上佐由利議員からも要望が出ておりました市道小中中央線につきましては、安土保育園、郷土館、安土学童ひまわりクラブに至る幅員4メートルの市道でございますが、一部この403号と重なる部分がありまして、保育園児や学童の送迎車、観光客の郷土館への進入路、地元小中住民の生活道路として大変貴重な道路となっているところでございます。一部は道路幅2メートルの拡幅工事を実施していただいたところでございますが、残りのこの部分につきましての今後の実施計画についてお考えをお尋ねいたします。よろしくお願いします。
 3つ目につきましては、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 都市産業部中塚部長。
◎都市産業部長(中塚靖彦君) まず、この道路は非常に性格といたしましても駅南口への重要な進入道路という取り組みは確かに必要だということはもう明白ではございますけれども、なかなか既に建っているおうちを動かしたり、あるいは地元の重要な土地を、特に神社用地等を通るという部分もございまして、なかなかそれをこの駅舎の改築にあわせてということについては難しいという判断、当然当初にはその検討をした上でのお話でございますけれども、その中で、今現在進入道路となっている県道をこの駅への道路という形で考えていこう、現在バスのほうも入っていけるというような状況になってましたので、確かにこの県道安土停車場線については幅員がかなり広がったり狭まったり難しい部分もありますけれども、県道という位置づけの中で対応ができるというふうにも思います。
 実は先日、この道路につきましては東近江土木にもこういった道路の状態についての要望なり、あるいは見にくい部分の改修なり、そういったこともちょっと考えてくださいというような話をしてまいりました。特にこの403号という道路につきましては、そういった先ほど申しました難しさがあるということの中で、先日井上議員がご質問された安土小中中央線ですね、これはその403号の一部になっております。先ほどおっしゃった昨年度に拡幅しました道路幅2メーター広がったという道路につきましては、これは都市計画街路403号につながる道路の位置になっておりまして、これについては市道改良という部分、これはもちろん地主さんは大変協力をしていただいたということの中で、また地元の自治会の方も協力していただいたという中で道路改良という形ができたわけですけれども、今申しております安土小中中央線から、それから保育所、郷土館を通って県道安土西生来線に抜ける道につきましては、これは街路の一部ということもあります。これについては、今年度計画をしております道路網マスタープラン、これを先日も申しておりますけれども、そういう中での検討ということをしておりますので、ひとつその辺についてご理解のほうよろしくお願いしたいと思います。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) ありがとうございました。よくわかりました。できるだけ実現に向かっていけるようよろしくお願いいたします。
 次に、3つ目の健康管理システムの導入につきまして質問させていただきます。
 1つは、システム導入計画の期待効果でございます。
 本6月補正予算で事業費3,115万1,000円の予算要求をされました保健センター運営事業の健康管理システム導入について、本システムの導入計画内容と期待効果についてお尋ねをするものでございます。
 2つ目は、先進事例の現状でございます。
 担当課によれば、県下の市町で先進事例があるとのことでございましたが、その現状の運用状況、導入効果、課題などについて何かありましたらお教えください。
 以上2点、よろしくお願いします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正君) 木俣議員の健康管理システムの導入につきましてのうち、システムの導入計画とその期待効果についてお答えをいたしたいと思います。
 まず、健康管理システムでございますが、現在、健康推進課が実施をしております妊婦健診や、あるいは乳幼児健診、また予防接種や成人の健診、また各種がん検診の受診履歴など、個人ごとの基本情報やデータをパソコンで一元的に管理するものでございます。個人ごとに基本情報や健康情報を集約できることに加えて、世帯単位や、あるいは地域単位、また年齢別での情報集計等も容易に行うことがきるツールでもあります。この導入計画につきましては、今年度中に導入を図りまして、来年度から本格的に運用してまいりたいと考えております。
 システム導入の効果といたしましては、市民の健康情報を一元的に管理することが可能になるわけですので、個人ごとに乳幼児期の健診や予防接種の履歴から成人になってからの各種検診の受診履歴など、経年的なつながりを持った情報を一目で確認ができるようになります。この情報をもとに、対象者への健診案内や、あるいは保健指導を実施することで、よりきめ細やかな市民サービスの提供や市民からの予防接種や健診等の受診履歴の問い合わせにも速やかに対応ができ、市民の健康管理にも大いに役立つものと考えております。
 また、蓄積した情報のデータ分析も容易になることから、事業や施策の立案にも生かせるものと考えているところでもございます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部津田理事。
             〔福祉子ども部理事 津田幸子君 登壇〕
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) 引き続き、健康管理システムの先進事例の状況についてお答えいたします。
 既に県下の各市におきましては、システムの構成内容が多少異なる部分もありますけれども、同様のシステムを導入し運用されているところでございます。その利用方法や効果について尋ねたところでは、健診の未受診者への受診案内や経年的な変化を捉えての保健指導、健診の予約管理や受診券の発行、市民からの問い合わせへの対応など、市民へのサービス、利便性の向上に加えて、統計資料や国、県への報告書類の作成時間の短縮やデータ分析による事業評価など、業務の改善や効率化にも役立っているということでした。
 一方で、システムの導入に当たっては、初期費用や維持管理費に係る経費が大きいこと、運用に当たっては、システムへの情報入力が必要であり、その作業に時間や手間がかかることや正確な入力が求められることなどが課題として上げられておりました。
 本市におきましては、市民の皆さんが受診された健診などの健康情報が事業、種類ごとに分散しており、個人ごとの情報集約や電子データ化が進んでおらず、紙ベースで管理しているものが多々あります。また、年々情報量が増加する中で、その管理に費やす時間もふえており、蓄積した貴重な情報が市民の健康づくりの支援のために十分に生かし切れておらず、事務の効率も悪いという状況になっております。
 このようなことから、本システム導入により改善できる点は多いと思いますが、ツールでありますので、これを有効に活用して今後の市民の健康づくりのために生かしてまいりたいと考えております。
○議長(田中好君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) 本件に関しまして再問をさせていただきます。
 これはちょっと私の勝手な心配かもしれませんけれども、市民の健康情報が一元的に管理できるシステムということでございますが、個人情報をペーパー情報から電子情報にしたときのセキュリティー管理をどのように考えておられるかということが心配の一つであります。
 また、2日の質疑の中で、総合医療センターで検討されようとしています広域医療情報の電子ネットワーク化が個人情報の取り扱いがネックとなって計画が予定どおり進んでいないというお話も出されていました。この点、問題とならないかお尋ねをいたします。先進事例ではいかがでしょうか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部津田理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) 今回医療センターのほうで出されました情報につきましては、病院と他の機関との情報通信ということになりますので、先ほどの個人情報の問題がいろいろあろうかと思います。今回の健康管理システムにつきましては、所内だけの健康管理の情報を扱うということでございますので、外部との通信は一切ないということでございますので、安全というふうに考えております。
 しかし、セキュリティーの問題につきましては、市のほうでセキュリティーの基本方針というものがございますので、それを十分に遵守して取り扱いについては守っていきたいというふうに考えております。
○議長(田中好君) 質問はありませんか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) ありがとうございました。よくわかりました。
 この健康情報を一元管理をされる管理項目はどのようなものがありますか。それから、このデータの中に対象となる人数は何人ぐらいになるんでしょうか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部津田理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) 詳細なところでは、母子保健と言われる分野の中では、妊婦健診とか赤ちゃんの訪問とか、それから乳幼児の健診、5種類ほどございますけれども、そういったものがあります。それにつきましては、現在1年分としては約5,500件ほどの取り扱いになります。それから、生活習慣病の関連では、がん検診を初めとする特定健診とか若年健診とか骨粗鬆症の検診とかいろいろございますけれども、それもトータルしますと年間約1万8,500件ほどの数になります。それから、最も多いのは、予防接種の関連でございます。乳幼児の他種類にわたります予防接種の関連と、それから高齢者のインフルエンザの関係、また秋からはまた新しい予防接種が始まりますけれども、現在のところ、その件数につきましては2万8,675件というふうに、これが単年度で今紙ベースで存在してるような状況でございます。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) ありがとうございました。データから見るとかなり膨大なデータになりますね。チェックや検索が大変かと思いますけれども、やってみないとわかりませんので、効果が出ることを期待しています。
 今ご説明ありましたように、もう一つ心配な点は、入力の事務作業でミスが起こらないかということですね。他人の健診データが人のものに入るとか、そういうことはいろんな事例で最近でも頻発しておりますので、入力ミス防止についてどのようにお考えか聞かせてください。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部津田理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) まだ具体的なところの手順については詳細には決めておりませんけれども、十分に担当者のほうと詰めながら、ミスがないように入力していくということ、またそのダブルチェックをしていくということも含めて検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) ありがとうございました。効果が出ることを期待しております。
 もう一つ質問をするのが抜けておりましたが、この保健センター業務のうち、市民の健康情報を一元管理する仕事をしている職員さんの人数は何人で、このシステムを導入することで業務の効率化としてどのような効果が期待できるかお聞かせください。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部津田理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子君) 先ほどの業務の数を申し上げましたように、それぞれ担当がおりますけれども、現在11名の者がそのデータを扱うことになろうかと思います。
○議長(田中好君) 質問はありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) ありがとうございました。
 それでは、最後の4つ目の質問をさせていただきます。
 文化会館整備推進事業についてでございます。
 文化会館の改修計画内容で、本6月補正予算で事業費437万3,000円の予算要求をされました文化会館整備促進事業の改修計画内容についてお尋ねをさせていただきます。これまでの検討課題となっておりました耐震整備計画はこの中に入っていくのかも含めてお願いいたします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
             〔総合政策部長 野田健志君 登壇〕
◎総合政策部長(野田健志君) 木俣議員ご質問の文化会館整備推進事業についての文化会館改修計画の内容についてお答えを申し上げます。
 文化会館は、開館から35年が経過し、空調設備、電気設備、舞台の音響、照明、つり物機構等が著しく老朽化しております。そのようなことから、このたび地方都市リノベーション事業における既存建物活用事業を活用し、文化会館の改修を行うため、今年度中に改修の基本計画を策定するものであります。
 改修の基本計画では、施設の耐震対応を初め、設備等について将来に向け文化会館がどのように利用されるのか、どのような事業を行っていけばよいのかを踏まえ、舞台や座席など、また館内の諸設備を含め、施設改修を検討してまいりたいと考えております。
○議長(田中好君) ここでお諮りをいたします。
 この際、議事の都合により、会議規則第9条の規定に基づき、本日の会議を延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 異議なしと認めます。よって、本日の会議時間を延長することに決しました。
 質問はありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) 再問をさせていただきます。
 文化会館の改修計画内容につきましては、文化会館の耐震化及び施設整備の改修について、実施方法、課題の整理を進めておられたわけでございますが、耐震改修実施設計料の執行につきましては、市庁舎改修の方向性がまだ確定していない段階ではできませんでしたので一時執行を見送ってきたということをお聞きしています。そうなりますと、この文化会館は市庁舎の改修及び官庁街のにぎわい事業に関連して一連の改修対象ということに私どもは考えるわけでございますが、この辺についてお考えをお聞きさせていただきます。
 そして、この文化会館は近江八幡市民にとりましても文化活動の拠点として大変重要な建物であるという認識でおりますので、ぜひとも建物の改修につきましては十分な措置をしていただきたいと思いますのと同時に、耐震が必要だという耐震のレベルは今どれぐらいで、あの建物のどのあたりが最も危なくて、現在多数の人が出入りをされておりますけれども、そのときの危険度といいますか、何か起こったときの対応についての考え方をどのようにされているかについてお尋ねをいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
◎総合政策部長(野田健志君) 文化会館の耐震状況でございますが、平成22年に耐震診断を行っております。目標とされる判断指標のIs値につきましては0.75の目標がございます。これに対しまして、南側壁面の楽屋壁面と東側壁面の一部において耐震指標のIs値が最低で0.02と下回ってる結果が出ております。一部の楽屋の東側の壁面についてでございます。Is値が低い結果となっておりますが、これは屋根との接合部の強度の課題でございまして、屋根の補強を中心とした補強工事によりIs値は改善される予定でございまして、また安全は保たれる状況にありますので、改修までの判断につきまして、建築技術者の確認の上、対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(田中好君) 質問ありますか。
 木俣幾和君。
◆12番(木俣幾和君) 安土の公民館で石綿対応で問題になりましたときに、一部2階の天井裏が石綿が使われている可能性があるという調査データが出たときに、養生で覆いをして公民館の大ホールは使用禁止という時期が半月か1カ月かありました。これは結構思い切ったことやるなと、今まで使っていたのに急に使用中止とはすごい英断だなと思ってたんですけれども、やはりそういう公の場所で人がたくさん集まる場所につきましては、危険だと思ったらそれ対応のやっぱり対策をするべきではないかと、そういう責任があるというふうにそのときに感じたし、勉強をさせていただきました。今、南側壁面、あるいは東側壁面で非常にそこは人が通行する場所であるとか、人が行く可能性が高いという可能性がありましたら、耐震工事をすぐにせよというわけではございませんけれども、もし壁面が崩壊したり、そういうときに一時的に防御できる何か簡単な対策でも考えられれば非常にそういう危険度に対する姿勢が評価されるものではないかというふうに考えますので、その辺のところもよろしくお願いをしておきます。
 以上をもちまして私の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好君) 以上で12番木俣幾和君の個人質問を終わります。
 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。
 7月7日は定刻から再開をし、個人質問の10番目中田幸雄君から続行することといたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 ご苦労さまでございました。
               午後4時51分 散会

○議長(田中好君) 教育部長から発言の申し出がありますので、これを許します。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 皆さんおはようございます。
 申しわけございません。1点、7月4日の木俣議員の個人質問で、いじめ総合対策支援事業の事業内容と実施計画でご答弁させていただきました中で、1点ご訂正をお願いいたしたいと思います。
 内容は、市いじめ防止基本方針の策定につきまして、パブリックコメントの手続を行い、12月の議会での承認を目指しますとご答弁させていただきましたが、手続等確認いたしましたら、承認の必要はないというところでございましたので、これをパブリックコメントの手続を行い、12月の議会全員協議会での報告を目指しますというようにご訂正をお願いいたしたいと思います。どうも申しわけございません。よろしくお願いいたします。


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