録画中継

平成26年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月18日(木) 個人質問
井上 さゆり 議員
(1)新庁舎建設について
   ①住民参加の建設委員会設置を求める。
(2)安土小学校緊急修繕について
   ①トイレ対策、雨もりなど早急に対策を。
(3)子ども・子育て支援法について
   ①各条例の説明
   ②公立幼稚園、公立保育所の役割について
(4)地域福祉の取組について
   ①社会福祉協議会との連携について
(5)重要文化財旧西川家の入館について
   ①入館料300円で見学できるのか。
(6)安土小中中央線拡幅について
   ①検討課題であるが、その方向性について
◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上佐由利です。お昼からの質問ということで、一括方式で質問をしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
 まず最初に、通告に基づきまして、最初に、新庁舎建設について質問をいたします。
 庁舎は50年、100年も使う施設です。市民の誇りとなる庁舎、使いやすく市民の声が生きた庁舎とするために、また病院跡地の利活用を考えるためにも、建設委員会を立ち上げて、建設中も、そして建設後1年ぐらいまで見ていける組織が必要と考えます。庁舎建設に向け、住民参加の建設委員会を立ち上げるべきと考えますが、当局の所見を求めます。
 続きまして、安土小学校の緊急修繕についてお聞きいたします。
 安土小学校の一体型の建てかえ話は、ここに来て地元の合意形成が図れぬままでは前に向かない状況となり、安土の将来構想をきちっと持つべきとの議論が、安土コミュニティセンター等建設委員会の中で議論され始めました。そのことについては異論はないですが、一方で安土小学校の緊急的な課題解決が急がれるものがあります。以前から言っておりますように、具体的にトイレの改修や雨漏り等の修繕が喫緊の課題と考えます。教育委員会はどのように見ておられるのか所見を求めたいと思います。
 続きまして、子ども・子育て支援法についてお聞きいたします。
 今回、子ども・子育て関連法によりまして、このたび4つの条例が提案されています。来年度4月から、保育園は児童福祉法24条1項の規定で、それ以外の施設は児童福祉法24条2項の規定で、幼稚園、認定こども園、小規模保育事業及び家庭的保育事業、学童保育所などの設置基準など、市の条例として今般提案されています。新しい子ども・子育て支援制度のもとでも、児童福祉法24条1項に基づく市町村が保育を実施する保育所の役割は引き続き大事であるということはいささかも変わっていません。
 事前説明では、国の定める基準で条例提案していると説明がありました。市の条例でもありますし、市独自で工夫されたところがあるのかないのか。子育て施設のあり方が大きく変わるだけに、市民にわかりやすく、このたびの条例について説明をいただきたいと思います。
 この質問につきましては、過日、中田議員と重なるところはあるんですけれども、改めてここでも、簡略にご答弁いただきたいと思います。
 子ども・子育て支援制度のもとで、近江八幡市が運営している公立幼稚園、公立保育所は、今後どうしようとされるのか。また、今日まで果たしてきた公立幼稚園、公立保育所の役割とは、あるいは値打ちとは何であったのか。ここについても所見を求めたいと思います。
 次に、重要文化財の旧西川家の入館料についてお聞きいたします。
 6月議会で重要文化財の旧西川家の条例改正で、条例上、100円から300円に引き上げられました。10月1日より条例が施行されますが、旧西川家だけを見学することができるのか。この点についてお聞きいたします。
 この質問はボランティアガイドさんからいただきました。共通チケットのみ対応になっているということでお伺いいたしておりますので、どうなっているのかお聞きしたいと思います。
 続きまして、地域福祉の取り組みについてお聞きいたします。
 介護保険制度の関係からも、要支援1、2外しなど、制度変更が控えている中で、社会福祉協議会が主に取り組んでいる地域福祉の事業が今後重要な取り組みになると考えています。社会福祉協議会も、小地域福祉活動を展開されており、市として社会福祉協議会との連携強化について、さらに密にしていくことが求められると考えますが、所見を求めたいと思います。
 最後に、安土小中中央線の拡幅についてお聞きいたします。
 6月議会では、安土小中中央線の拡幅についての質問で、今後の検討との答弁でありました。地元要求としても上がっております。都市計画道路部分が拡幅できていないわけですが、生活道路であるだけに、拡幅されることが市民要望です。方向性について所見を求めたいと思います。
 以上で初問といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
             〔総合政策部長 野田健志君 登壇〕
◎総合政策部長(野田健志君) 井上議員お尋ねの新庁舎建設並びに病院跡地の利用に伴う住民参加の建設委員会の立ち上げについてお答えを申し上げます。
 新庁舎の建設並びに官庁街の活性化に関する市民の皆様の貴重なご意見は、公募による市民委員5名を含む計14名で構成された近江八幡市庁舎のあり方検討委員会や公募市民委員9名を含む計18名で構成された近江八幡市官庁街活性化庁舎整備検討委員会を設置し、また庁舎に関するアンケート調査や官庁街に関するアンケート調査の実施のほか、ラウンドテーブルの開催など、できるだけ多くの市民の皆様からご意見を聞かせていただいたと考えております。
 これらのご意見をもとに、近江八幡市庁舎整備基本構想と新たな生業を育む歴史薫るまちづくり計画を作成いたしました。基本構想及びまちづくり計画は、今後、庁舎整備の実施設計において反映することとし、基本設計の段階においては、各学区説明会を開催するほか、予定しております参加型のワークショップの中でさらに市民の皆様のご意見を伺えるよう努めてまいりたいと考えております。したがいまして、改めて住民参加の建設委員会等の設置は考えてはおりません。
 しかし、建設後に、さまざまな視点から事業効果の検証を行う必要性については、今後の課題として検討してまいりたいと考えております。
 続きまして、重要文化財旧西川家住宅の入館料についてお答えを申し上げます。
 近江八幡市重要文化財旧西川家住宅条例の一部を改正する条例を6月議会で可決していただき、10月から、旧西川家住宅の入館料を大人1人300円に改定をさせていただきます。現在、資料館、旧西川家住宅、旧伴家住宅の3館に入館いただける共通券のみではありますが、旧西川家住宅だけの見学は300円で入館いただけるよう準備をしております。
 以上、回答とさせていただきます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 井上議員の子ども・子育て支援法についてのご質問にお答えをいたします。
 子ども・子育て支援新制度の施行に伴います関係条例の制定及び一部改正におきまして、市独自基準として勘案した内容等は、さきの中田議員にお答えしたとおりです。今回提案しました条例につきましては、認可基準や運営基準などを明確に規定することにより、施設及び事業を利用される子ども、保護者にとって良質かつ安全・安心な教育、保育環境が提供できることとなりますのでご理解をお願いいたします。
 次に、公立幼稚園、公立保育所の役割についてのご質問にお答えをいたします。
 公立幼稚園は、地域に根差した環境のもとで、人間形成の基礎を培う幼児教育を行い、また公立保育所では乳児保育や障害児保育あるいは延長保育などにいち早く取り組み、子育て支援を行うなど、これまで果たしてきた役割は大きなものがあると考えております。また、公的機関としてのネットワークを生かした連携やセーフティーネットとしての役割も担ってきたと認識をしております。
 次に、幼稚園、保育所の今後の運営につきましては、来年3月までに策定する子ども・子育て支援事業計画に基づき、教育、保育ニーズや地域の特性、現状の施設状況などを勘案し、公立施設として今日までの事業のあり方を検証した上で、施設整備計画も含めた検討を進めてまいりたいと考えております。
 次に、社会福祉協議会との連携についてのご質問にお答えをいたします。
 本市では、平成24年3月に、社会福祉法第107条の規定に基づき、地域福祉の総合的な計画として市が策定する地域福祉計画と、住民の福祉ニーズを明らかにし、これを解決するために関係機関や専門職、多様な福祉サービスや福祉活動を行う団体が役割分担を行いながら、住民の創意工夫による自発的な活動や福祉サービス利用者の社会参加を促進する活動、行動計画として、市、社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画を一体的に策定しました。この両計画は、住民の参加を得て地域福祉を進めていく上で、互いに連携、補完し合う車の両輪の関係にあることから、計画の策定過程を共有し、共通の基本理念、基本目標を掲げることで、市と市社会福祉協議会の連携協力を深め、地域福祉をより一層推進していくことを目的に、一体的な策定を実施したところです。
 超高齢社会を迎えるに当たって、生活支援サービスの充実や地域における住民による福祉活動の支援の強化は大きな課題であり、現在、市社会福祉協議会においては、ボランティアセンターの設置やふれあいサロン開設の支援など、担い手の育成や高齢者の居場所づくりを進めていただいております。市としましても、ボランティアセンターへの運営補助や各種事業企画に積極的にかかわり、意見交換をしていく中で、両計画の基本理念でありますお互いさまの心でつながる参加と支え合いのまち近江八幡が広く浸透していくよう、連携を強化してまいりますので、ご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 都市産業部中塚部長。
             〔都市産業部長 中塚靖彦君 登壇〕
◎都市産業部長(中塚靖彦君) ただいまの井上議員のご質問のうち、市道小中中央線の拡幅についてお答えいたします。
 当該道路は生活道路であり、また安土保育園等の通園道路として利用されております。昨年度には、開発者のご協力をいただいたことにより、一部拡幅を行いました。一般市道としても拡幅について検討しているところですが、都市計画道路である停車場南線と重複する期間が含まれていることから、この区間の道路整備については、道路網マスタープランの策定の中で将来計画を見据えた段階的な整備や都市計画道路の区域決定の見直し等を含めて慎重に検討を行ってまいります。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕
◎教育部長(廣瀬敏君) 井上佐由利議員の安土小学校の緊急修繕についてお答えします。
 各小・中学校において、配水管や給水管等の漏水、雨漏れ、その他設備関係等で緊急に修繕をしなければ学校生活に支障を来すものにつきましては、各小・中学校から修繕関係連絡票を提出していただき、現場を確認して速やかに対応しております。
 安土小学校につきましては、今年度は天井からの給水管からの漏水修繕、加圧給水ポンプの修繕、プールの地下の排水ポンプの修繕の3件を緊急に修繕を行いました。教育委員会としましては、他の小・中学校と同様に、緊急性のあるものについては速やかに対応をしております。
 なお、議員ご指摘のトイレや雨漏れの緊急修繕については、安土小学校から修繕関係連絡票の提出もないことから、緊急的に対応しなければならない修繕ではないと考えております。
○議長(田中好君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) それでは、再質問を行いたいと思います。
 子ども・子育て関連についてお聞きをしていきたいと思っています。
 きのうの中田議員と答弁がほとんど同じなので、その上でお伺いしますけれども、きのう、中田議員の質問を見ておられた住民さんが、これから申し込みが始まるという状況で、昨日、幼稚園、保育園、こども園、10月下旬から一斉募集をしていくと、こういう答弁が鳥居部長からありました。具体的に、今回は認定証発行等もありますので、どういう手順で流れがいくのか、その点のところ、もう少しご答弁いただきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 具体的な流れにつきましては、10月に入りましてから、認定の手続も含め、在園児につきましては、各園、保育所等を通じて、認定手続のほうの手続に入っていただく予定をしております。新規募集につきましては、それ以降に改めてお受けをさせていただく予定をしておりますが、在園児につきましては10月から、認定の申請のほうをさせていただくということでよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) そこでなんですけれども、直接契約ということが今日まで言われてきました。認定証発行の段階でなんですけど、この利用申し込みに対して、利用者の同意を得なければならないということが、特定教育・保育の運営に関する基準のところでうたわれているんですが、同意については具体的にどのような手はずがとられるのかお答えいただきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 利用者の同意につきましては、こちらのほうから申請を受け付けた段階で、認定証をお送りするというところで、そこの中で処分に対してご同意を得るという形になるというふうに思います。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 郵送で認定証を発行された段階で同意を得るという理解でよろしいですか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 在園児につきましては、認定証は郵送ではなく、園を通じてお送りをさせていただくということです。当然、行政処分になりますので、その認定結果については、行政処分の中で、不同意の場合は申し立てを受け付けることになりますので、その中で申し立てがなければ同意を得られたという形でとらさせていただきます。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) わかりました。
 それで、保育所の入所なんですけれども、いつもでしたら、入所決定そのものは大体12月末ぐらいに決定通知といいますか、入所される方は送っておられるんですが、今回の制度改正の中では、今までと同じような取り組みになるのか、その辺ちょっとお伺いしておきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 日程的に、制度改正の関係がありまして、一月程度おくれておりますので、新規募集等の手続が、決定の通知についても、今のところでは一月程度おくれることにはなろうかとは思いますが、決定の手続については従前どおりになります。
○議長(田中好君) 質問ありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 入所決定は従前どおり。済いません、もう一回。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 一旦申請のほうは受け付けをさせていただきますが、現在も待機児童がありますことから、全ての方が入れないというところはございますので、従前どおり、行政のほうで調整をさせていただき、最終的には決定をさせていただくということになります。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) それと、どこの施設で保育を受けようとも、同じ水準で保育が行われなければならない、これが私は基本やというように思っています。答弁の中でも、過日の答弁で、今回は近江八幡市は、どの施設でも保育士で対応するとかということで、それはそれで八幡なりの特徴やというふうに私は思っているんですが、施設上の格差、例えば小規模保育事業所であるとか、あるいは特にそこら辺は、施設上の格差、保育園と同じようなサービスが、例えば給食の問題だとか、そういうとこら辺ではどのように、条例上を見れば、給食は外から持ち込むことができるというようにうたっているんですが、私は特に、小規模事業所でいえば、ゼロ歳から2歳の子どもたちが通うわけですから、やっぱり自園方式でするべきというふうにうたうべきではなかったかなと思うんですが、その点についてお聞かせ願います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) その件に関しましては、子ども・子育て会議の中で、委員の皆様から意見を頂戴する中で、今回、市で規定以上のものを求めたのは、保育士の資格を必ず求めるというところについては、通常の条例以上、あとについては、皆さんのご了解のもと、基本条例の準則どおりという形で、決めさせていただいているところです。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 国の準則ということなんですけども、例えばでも、小規模保育事業所のケースでいえば、ゼロ歳から2歳、小さい子が通うわけですから、そこはやっぱりアトピーの問題とかいろいろあるので、自園でやるべきということをうたうべきではなかったかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 先ほども申し上げましたとおり、委員の皆様のご意見を伺う中で、一応基準条例どおり、自園調理は求めていないというところで、ご理解のほうよろしくお願いしたいと思います。
 また、参入事業者の皆さんを募るというところもございますので、一応保育士の資格は確保しておりますけれども、そこの中では基準の準則どおりにさせていただいております。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 続きまして、子ども・子育て会議でもそうだったとは思うんですが、本市の利用をしたい施設というのは、やっぱり保育ニーズ、保育園だったというふうに、保育園の希望が多いというふうに思っています。その点では、待機児童の解消が保育園建設で行うと、事がおさまるというふうに思うんですが、このたび国の子育て3法の中で、こども園、こども園ということがずっと言われてきました。親にとって、そして子どもの目線からとっても、こども園というのがどんなメリットがあるのか。その点についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 認定こども園につきましては、現在でいいますと、幼稚園と保育所が一体的に提供できる施設という形になります。ですから、幼稚園のお子さんと保育園のお子さんが一緒に通われるという中で、保護者のニーズによって、同一施設に通いながら、就労ニーズがあれば保育所に、またその就労ニーズがなくなれば幼稚園へという、同一施設の中での異動が可能になるというところ、またニーズに広く対応できるということから、認定こども園という形の選択を、今後の方策として選択をさせていただいているところでございます。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 幼稚園の子どもさんと保育園の子どもさんが同一施設で保育されるということがメリットやということ、答弁なんですが、そもそも学校教育法のもとで幼稚園が存在していて、児童福祉法のもとで保育園が存在します。幼稚園と保育園の成り立ちというのは、私は根本的に違うというように思っています。そして、親の要求も違います。それを、そもそも一緒に保育することで無理が生じないかどうか。その点は、子どもの目線に立っても考えていかなければならない問題だと私は思います。
 そこで、6月議会でちょうど中村議員のほうが、武佐こども園では課題があるかどうかという質問をされました。鳥居部長は、課題は聞いていないということをおっしゃったんですが、それは本当に課題がなかったのかどうか。その辺はどのように検証されてきたのかどうか。外部も入れて検証されてきたのかどうか。その辺についてお伺いしておきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 武佐こども園の運営につきましては、一定、当局のほうで検証のほうをさせていただいております。武佐こども園開設当時につきましては、皆様ご存じのとおり、新たな仕組みということで、保護者の皆様から不安等があったことも事実ではございますが、丁寧な説明をさせていただいたことにより、一定皆様のご理解を得ながら、運営を始めさせていただきました。
 現在の皆様のご意見といたしましては、地域の子どもたちが一緒の園に通えて非常によかったというお声のほうを聞いているところでございますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 検証しているということですので、ぜひ委員会で検証の報告書をお出しいただきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。
 続きまして、今回、子ども・子育て支援法の中で、民間も入りやすくなる、こういう仕組みがつくられたというように思っています。その中で、現在の公立幼稚園あるいは公立保育園を民間に移管しやすくできると。公私連携認定こども園に移管する方向も法律の中でうたわれているんですが、実際近江八幡市でも、島幼稚園は、来年度から島認定こども園になります。今の幾つかのさきの議会でも、桐原幼稚園、桐原学区には2つの認定こども園という発言もあります。先ほど、事業計画の中で、今後の公立幼稚園等についても検証した上でということを言っておられるんですが、もう既に、民営化されていっておりますので、今後、近江八幡市は公立幼稚園、あるいは公立保育所、順次民間こども園に移管していく方針を持っているのかどうか。その点お聞きしておきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 福祉子ども部鳥居部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子君) 先ほど初問でお答えさせていただきましたとおり、今までの公立のあり方を検証した上で、子ども・子育ての支援計画の中で整備計画のほうを策定をしていきたいというふうに考えております。現状としては、そういう段階にあるということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 現在も、島こども園は民間認定こども園になりましたので、そこら辺は、市長自身、ちょっとお聞きしたいんですが、今後、民間こども園に移管していく方針を考えておられるのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 総合的に、例えば保護者のニーズも含めながら、総合的に判断をさせていただきたいと思っています。
○議長(田中好君) 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 総合的に判断とおっしゃっていただいてるんですが、その判断はどういう判断で総合的と言われるのかなと思うんですが、ちょっと近江八幡市の資料を見せていただきました。私はやっぱり公立幼稚園の役割、公立保育園の役割、大事やなと、先ほどの答弁を聞きながら思っておりました。公立幼稚園は、近江八幡市は昭和30年ごろから、地域からの就学前教育の要望を受けて設置され、公の役割を果たしてきたと、このように思っています。今も昔も、公の役割は変わらないというように私は考えています。地域の協力を経てつくられた公立幼稚園、そしてそれは、学区を越えることなく通えて、どのような障害があっても、先ほどの障害児保育もそうです。どんな障害があっても、職員をつけて、幼稚園の中で就学前教育をしてこられた、大事なことやと思います。そのことを、60年近く、今日までそれをつないできたということであります。小学校の横に幼稚園があって、そして教育委員会では校区研修とかあると思いますが、それも幼稚園の先生とか、あるいは小学校の先生が連携されている。非常に大事なことやなというように思います。
 ですから、私は、子どもを幼児期から児童になる成長を、幼稚園と学校の先生が見て、これぞ私は公教育の力であって、大きな役割を果たしてきているというように思っています。ですから、今後、総合的にとおっしゃいますけれども、私は公立幼稚園をなくしてはいけない、公立保育所もなくしてはいけないと思いますが、もう一回、市長の見解を求めたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 井上議員のご意見のあったことは承っておきます。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 桐原学区につきましては、もう市長はこども園ということをおっしゃっておりますが、本当にこれ公立幼稚園を廃止して、民間のこども園にしていこうと考えておられるのか。なぜそうしはるのか。もう一度お答えください。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 現在のところでは、桐原保育園は民間で認定こども園を進めたいと思っています。時代とともに、60年間一定ということはございませんので、民間のほうのノウハウは、議員もよくご存じのように、よく公立にない部分もかなり民間は持っているところであります。したがって、公立全部なくすということではございません、今のところは。選択ができます。できますけれども、60年間たった今は、やっぱり民間の優位性のほうが目立ってきていることは事実であります。これは私が申すまでもなく、保護者のニーズを調べていただいても、保育園一つとってみましても、民間のほうが圧倒的に希望者が多いという実態もございます。残念なことに、幼稚園の場合は、近江八幡市は民間1つしかございませんので、その分析は保育園ほどは十分にはできておりませんけれども、恐らく全国的な流れというものを見ますと、民間の優位性が以前と比較にならないぐらい出てきていることは間違いないと思っています。
○議長(田中好君) 質問ありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 民間の優位性とおっしゃいますけれども、桐原幼稚園なんかでも、まだ分析ができていないのなら、そんなこども園に急ぐことはないというふうに思います。
 市長、それでも、桐原学区は2つの認定こども園をつくるというふうにおっしゃいますか。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 現在、桐原の場合は、先ほど、議員もおっしゃったように、その地域での保育をしたいというのが親のニーズでもあるというようにおっしゃいました。現在は、桐原は2つつくらないことには、これは数が多うございます。450人ぐらいになります。したがって、認定こども園を2つをつくるということになります。
 そこで、民間ということは、それは先ほど申し上げましたように、民間のほうがニーズが多いことは事実でありますので、こども園というのは、保育所と、それと幼稚園が一つの施設でやるわけです。これは法律でそういうふうに、来年の4月からは定められているわけでありますから、それに基づいてやるわけで、一方は公立で一方で民間という、こういうことのほうが存在は大変難しいかなと思う。したがって、民間で両方とさせていただこうと、こういうように思っています。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 民間こども園に移行されるという一番の理由は、やっぱし市長、公立幼稚園あるいは公立保育所のコストに置きかえておられませんか。その点、いかがですか。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) それはもういろんな、だから先ほど申した、総合的というのはコストも入ってますし、保護者のニーズも入ってますし、あるいは環境的な問題もあります。あるいは、その地域の生徒さんの数ということもありますから、そればかりではございません。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) ちょうど子ども・子育て会議の議事録なんか見ておりましたら、やっぱり公立を維持、存続させるためには、5億円。幼稚園では5億円と書いてありました。発達障害児のお子さんを見ていくのにも、今70人加配で1億4,000万円から5,000万円かかってると。大変厳しいということが議事録に書かれておりましたけど、だけども、公立をやっぱりほっぽったらあかんというふうに私は思っていますし、ここはまた後で、加藤議員も桐原のことをされますので、また議論していただいたらいいと思いますが、絶対に公立は外したらあかんと、セーフティーネットやというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、市庁舎の質問に入りたいと思います。
 先ほどの野田部長の答弁では、今後、参加型のワークショップもしていくと。今までも意見をいただいてきたと。委員会も2回やってきたと。2つの委員会をしてきたと。だから、今後の建設委員会はもうつくらないという答弁でありましたが、私、今まであった委員会はもう解散されていますので、これからも大事やというように私は思っています。市長と政策懇談会の中で、官庁街のにぎわいについて、あるいは病院の跡地の利用について話をさせていただきました。市長は、病院跡地の利用についてはまだ決まっていないと。議論したらええと、こういうに言われました。それは間違いないと思います。私は、やっぱり庁舎を建てるに当たっては、施主さんは市長ではなくて市民やと思っています。市長は、庁舎のにぎわいに、今までも言われてますけど、図書館や、あるいは喫茶店を持ってくるとか、私はTSUTAYAとか紀伊國屋とかスタバとか、大手の本屋さんとか喫茶店が庁舎に来られても、小さな地元の本屋さんがなくなってしまう。そして、市の図書館がそのことで閉鎖されるんちゃうかと、このように市民の方思っておられます。そして、この間、八幡学区の方から教えていただきましたけれども、ダイエーが官庁街の前にやってきたとき、京街道が疲弊した苦い経験があり、あれは絶対忘れたらあかんと、このように教えていただきました。
 庁舎前に商業施設、いつも商業施設言われるんですが、商業施設を持ってくることが官庁街のにぎわいや、あるいは活性化が、それで活性化が図れるというふうに思ったら、私は大間違いやと思っています。この20年間、所得は70万円減っています。あした、あさっての暮らしが本当に大変というときに、そして購買力も、消費税3%引き上げる中で、8%に引き上げの中で、落ちているときに、病院跡地に商業施設を持ってきても、にぎわいの創出には私は絶対にならないと、このように考えます。
 商業施設の機能をよく議論をされますけれども、市街地の緑地、緑、そういう環境も、病院跡地を検討するときには、そういう視点も必要なんではないかなという意見も聞いております。病院跡地の利用が、商業施設、商業施設一辺倒では、これはほんまに相変わらずの箱物行政の域を出ないのではないかというように思います。ですから、市民のニーズに応じた病院跡地利活用をするためにも、にぎわいの中身を考えるにしても、住民参加の私は建設委員会が必要と考えています。野田部長、いかがですか。お答えください。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
◎総合政策部長(野田健志君) 旧病院跡地を含む官庁街のまちづくりにつきましては、先ほども答弁させていただきましたように、新たな生業を育む歴史薫るまちづくり計画に基づき、取り組みを進めさせていただいております。
 議員おっしゃいますように、公有地の有効利用、市民の財産でございます。その中で、計画の中でも取りまとめをいただきました9つの目標達成の取り組みがございます。その中には、議員お話の公園的な機能も設けていただきたいとか。あと、地場産業のそういうような直売的なところ、また複合的な商業施設、それぞれ生活利便施設など、市民のニーズを取りまとめた計画となっております。現在、計画についての熟度はまだ見られませんが、その状況を見て、その都度、市の庁舎整備等特別委員会のほうにご提示をさせていただき、ご相談をしていきたいと、こういうふうに考えております。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 市民の財産やからこそ、大きな事業ですから、それだけに市民参加の建設委員会が私は必要だと思っています。
 これ以上言っても同じ答弁やと思うのであれなんですが、やっぱりでも、今まで意見をいただいてたとしても、それを実現する方向の中で検討委員会は必要やし、地元の人間が議論して、建設業者やあるいは事業者に思いを伝える。官庁街、庁舎建設を考えていく。こういう視点って大事やなと私は思いますけれども、それ以上言っても答弁いただけないかもしれませんが、地元の人間が議論する、それを建設委員会でも議論されるべきと私は思っていますが、市長はどうお考えでしょうか。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 先ほどからというか、従来からもそうですが、井上議員の発言は、大変にこれしかないというふうに、思い込みも否定はしませんけれども、やはりみんなが言うてる、市民が言うてる、市民が言うてるというのはどこで判断するの。1人が言われても市民なんですよ。だから、我々の判断は、市民というのは、この議会で半数以上の議員さんが賛成か反対かというのが最終的な僕は市民の判断だと思ってるんです。だから、そういつもいつも、市民が1人か2人言うてなさったら、市民が言うてる、市民が言うてる、これはかえって誤解を生じることにもなりかねないと僕は思います、1つは。
 先ほど言われているのは、いわゆる公募市民委員さん18人の中のうち9人が入って、半数入ってもらって、近江八幡官庁街活性化庁舎整備検討委員会を設置をして、何回も議論してるんです、何回も。その議論の上に立って、今度は整備の基本構想を考えていきましょうということなんです。それは、議員のおっしゃったように、また別に設けようというのもありますが、これは時間との問題もありますので、それは議会の皆さん方に説明をさせていただいて、その場で議会の皆さんがそれぞれ千何人の支持者もお見えであります。そういった人たちの意見を聞いていただいて、そして発言をしていただいてるというように理解をしておりますから、井上議員のおっしゃってるのは、エンドレスの話ばっかりなんです。結局、やらさないような、そういう気持ちがちょっとでもあるならば、これは僕は非常に寂しい発想だなと思います。
 逆に言いますと、じゃあにぎわいのある町がいけないのかどうなのか。あるいは、少子・高齢化の世の中で、どこもかしこも地方創生本部ができたのも、やはり人口が減ることを歯どめをしたいと、そういうのがあるわけです。部分、現象面だけを捉えるんじゃなくして、全体を見ながら、いろんな角度から、しかも言われているように、市民から公募をしてるんです。こちらから指名をしているわけじゃありませんので、一応の論文も出していただいて、読ませていただいて、そしてその方々に入っていただいているわけです。それ以上、どういうふうにしろとおっしゃってるのか、ちょっとわからないんです。わからない。
 我々は、今は十分かどうか、それも人によってわかりません。だけれども、許される範囲で、許される期間で、許される条件でやってきたと思っております。したがって、これからは今出された意見を、これは十分参考にしながら、整備基本構想をつくっていくと。そのときには、議員の皆さん方のご意見も頂戴をしたいと、こういうように思っています。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 思い込みとかそういうことではないと思います。今までも十分議論してきたと、委員会もあったし、議論してきたと。でも、その委員会がもう解散してますから、その委員会があるんやったら、その委員会を継続し、発展させればいいと思っていました。でも、その委員会、2つとももう終わっておりますので、新たに言っているということなんです。
 そして、もう一つなんですが、建設単価がこの間2割増しになるとかという話が、よく本会議で言われています。こういう情勢になってきましたので、私は今、庁舎の面積も含めて、にぎわい機能を見直す、そういうことも必要ではないかなというふうに思っています。
 きのうの答弁で、市長でしたよね。過度の市債の発行は検討すべきステージに入ったという答弁もなされておりました。今こういう想定外に建設費が膨らむ状況に今日なってきておりますので、そういう意味では、今、庁舎のにぎわい機能のところの面積も含めて、見直すということはあるかなと思いますが、その点についてはいかがお考えでしょうか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 必要なところには、これは市債を発行する、あるいは基金を取り崩してもやらなきゃならない。これ以前から申し上げているとおりでございます。
 にぎわいというのは、これからやはり人口減少の時代を迎えるには、一定のにぎわいは、これは必要だと思っております。したがって、庁舎の建設につきましては、今までの方針を土台にして進めさせていただきたいと思っています。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 市長のにぎわいの思いで、本当に人が寄ってくるんでしょうか。私はシンプルな庁舎でいいと思ってますから。しかし、駅前の商業施設見ても、今、テナントって結構あいてます。本当に同じ20年前、30年前と同じようなやり方で、そういうことではにぎわいは呼べないというふうに思います。
 そういうんでしたら、例えば市庁舎に来られた方が、八幡堀に行かれるような、そういう施策を組んだほうが、私はずっとにぎわいにつながると思います。これだけ言うときます。
 それでは、庁舎にかかわってなんですが、政策懇談会のときに、市長は、庁舎にかかわる職員さんは目を干してやっている、このようにおっしゃいました。私は、その発言を聞いたときに、私は職員さんが悲鳴を上げながら仕事をしてはるんちゃうかなと、こういうに思っておりました。聞けば、------------------------------------と、職員さんの仕事が無理な仕事になっていないのかどうか。合理的な仕事になってるのかどうか。その辺については、野田部長、どのようにお考えなのか、お聞きしておきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
◎総合政策部長(野田健志君) 大変期間が限られている中で、業務量も多い中で、一生懸命取り組んでいただいているというふうに見ております。
 以上です。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 今、井上議員の質問の中で、ちょっと気になる言葉が出ましたので、いわゆる---------------、こういうようにおっしゃいましたね。これは8万2,000の方が、いや全国の方が聞いてなさると思うんです。したがって、市役所に仮にそのような事象があるとするならば、これはきちっと申し入れていただきたいと思います。これはちょっと聞き流すことのできない言葉ではないのかなと思っています。職員は本当に一生懸命仕事をしていただいている中で、そのような議員さんの発言があるというのは、一体どこでどうなってるのということにも、これは非常に職員としてはショッキングな、僕はせりふだと思いますから、ぜひこのことだけは、後で結構ですから、何でしたら、この本会議でもよろしいですから、ぜひどういう現象があったのかということを言うていただきたいと思います。
○議長(田中好君) 質問ありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 私は、-------------と言うたんです。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) だから、それを-------------ことを言っていただきたいと思います。それをこの場で言われるということは、ただ道を通った人の話で言われるというんならば、これは議員さんの資質の問題だと思います、それは。やはりそれなりの確証を持ちながらの発言だと思いますので、これはきちっと整理をしていかなきゃならない重大な問題だと思います。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 皆、公人でやっておりますし、職員さんも一生懸命やっておられる中で、2次被害になってもいけないので。
 私は-------------と言うたんです。だから、大丈夫なんですかと言ってるんです。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 何度も申し上げますけれども、そういうのを聞いてるの、大丈夫ですかと、我々大丈夫だと思ってるんです。だけれども、そういう話を聞いてるとおっしゃったら、悪いですけれども、この場でどういう話を聞いてなさるのか。はっきりと言っていただいたほうが、それは発言に責任を持っていただくことになると思います。
○議長(田中好君) 井上議員に申し上げます。今の発言は、この発言通告には関係ないことかと思うんですけども、発言通告いただいてない議論になっておりますので、気をつけていただきたいと思いますけども。
 本来の市庁舎の建設についての質問をされてるわけでしょう。それで、今の--------になるのは、ちょっと発言通告とは違いますので、発言通告に聞いておりませんので、その辺は配慮していただきたいというように思います。
 井上佐由利議員。
◆22番(井上佐由利君) 先ほど、市長のほうが、私はそういう心配聞くけれども、大丈夫ですかという話を聞いたら大丈夫ですというようにおっしゃったから、それで私はいいと思います。大丈夫ですとおっしゃった、さっきおっしゃったので。大丈夫とおっしゃいましたやん。
○議長(田中好君) 市長。
◎市長(冨士谷英正君) 済いません。これは議事録をまたひもといていただきゃわかるんですけれども、もう一度整理しますと、井上議員は、前の新聞にも書いてなさいます。悲鳴が聞こえてるということ。僕は、この悲鳴は誰の悲鳴なのかわかりませんけれども、それが今、----------------ということをおっしゃった。僕はそんなこと思てませんと。もしあるならば言うていただきたいと。これはもう職員の名誉にかかわる問題だと思うんです。一生懸命朝早くから来ていただいて、来ていただいてというか、出勤されて、夜遅うまで目を干しながら頑張ってもらってるんです。それが市民を代表する議員さんである方が、そういうことを発言されれば、これは今まで何だったのというふうに感じられる職員もあると思います。したがって、それはあったらあったで、我々は反省しなきゃならないんですよ、これは。だから、どういうことがあったのか、この場で明らかにして、そのことがそれぞれが発言したことについて責任を持つことだと思います。それができない限りは、これは今までの井上議員の発言何だったのということにもなりかねないと思うんです、僕は。やっぱり責任持って発言をしていただいたことだと思いますので、だからこれからの議員さんと我々の信頼関係をより正確に築くためにも、ぜひ発言していただいた内容には責任を持っていただきたい。だから、どういうことを聞いてなさるのか、ひとつ披瀝していただきたいと思います。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) しかし、個人的なことを、ここでまた言うということになりますので、差し控えさせてもらいますけれども。
○議長(田中好君) 市長。
◎市長(冨士谷英正君) 済いません。僕が言うてんじゃないんですよ。議員さんが個人的であんのか何になんのかわかりません。おっしゃったから、おっしゃったことには責任を持って言っていただきたいと、頼みますと。僕はお願いしてるんです。これは個人的だと。個人的なことだとわかってたら、普通は発言しませんわな。だから、それは矛盾してるんやないですか。そういうふうな発言されることは。それは言論の自由ですから、何でもいいですよ。だけれども、発言された以上は、これは責任を持ちながらの発言なんです。吐いた唾はこれ飲むことできませんので。だから、個人的であろうが何であろうが、発言されたことには責任を持って言っていただきたい。お願いします。
○議長(田中好君) 質問ありませんか。
 井上佐由利君。
◎市長(冨士谷英正君) なかったら、撤回をしていただいたらいいんです。
   (「議事進行」「手挙げて今発言しよんや」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) じゃあ、発言してください。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 私は、無理な仕事になっていないかどうかということを聞いたんです。なっていない、大丈夫とおっしゃったから、それで確認をさせてもらった。それで結構ですやん。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) ここに議員の先生がお見えであり、無理な仕事というよりも、------、これはあったことは否定されませんやろ、言われたことは。それ聞いてる。だから、どういう内容を聞いてなさるのかということを、これは本当に、どの職員に聞いたって、ぜひ聞いてくれと。そんなことは我々は身に覚えないこと、一生懸命やってんねやと。みんなが力合わせてと、こういう答えが返ってくると思うんです。だけれども、市民の代表の一人であります議員さんがそういうことを言われたら、これは仕事にもいい影響は僕は出てこないと思うんです。だから、そのことについてきちっと説明をしていただければ、職員も安心して、また仕事に精を出すと思います。
○議長(田中好君) 井上佐由利君、質問ありませんか。
 続けて。
◆22番(井上佐由利君) そういうことがなかったら、私は安心いたしました。
 次に行きます。
 安土小学校についてお聞きいたします。
 先ほどの廣瀬部長の答弁では、連絡票ですか、修繕の、が上がっていないということでありまして、天井も、そして天井以下3件が上がってるということで、トイレは上がっていないという答弁でありました。なんですが、以前からも、このトイレのにおいはずっと課題でありまして、尿石取りの薬剤で先生に掃除をしてほしいという状況が今日まで続いております。そういう尿石取りだけでは立ち行かない状況にもうあるというように思います。それで、私は桐原東小学校のように、安土小学校のトイレ改修を実施する方向で考えていただきたいと、このように思っておりますが、今後の小学校のトイレ改修があるのかどうか、その点についてお聞きいたします。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 安土小学校のトイレにつきましては、職員が薬品で掃除をさせていただきましたところ、大分においがましになったと。あとは、学校での掃除対応ということで、現在は修繕の必要はない、掃除対応ということで、ずっとやっております。
○議長(田中好君) 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) それで、今後も掃除対応だけで、安土小学校のトイレのにおいは改善できるのかどうか。その点についてどう考えておられますか。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 施設の設置者でございますから、僕のほうから答弁させていただきます。
 先ほどの回答では、議員がご指摘のトイレの修繕につきまして、安土小学校から修繕関係連絡票の提出もないわけですね、今。だから、学校関係者は議員の思ってなさるのと少し違うのではないのかなというふうに思ってるんです。だから、それは我々が学校の管理者言いながら、それを無視してどこどことずっと調べることは難しいと思いますけれども、今おっしゃいましたから、一度調べて、調べた結果、また報告させていただきたいと思います。
○議長(田中好君) 質問はありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 市長から、今、一度調べて、また結果を報告させてもらうという答弁いただきましたので、多分、私が思うには、薬剤をいつも渡されて、それで掃除をしなさいということで言われてはるので、学校も諦めてはると思います。ただ子どもが、本当に、先ほど授業に集中するという話がありましたけれども、集中できないほど、トイレのにおいは臭いです。ですから、一応調べていただいて、それで今後の対策を組んでいただきたいと、このように思っておりますのでよろしくお願いします。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 別にきょうは井上議員にそんな突っかかる気はないんですけど、トイレも以前聞いてました、本会議で。その後、僕聞いたんです。実際行けばよかったんですが、そしたらきれいに掃除をしましたから、においなくなったということを聞いてるんです。なくなったというのは、ゼロか1かわかりませんけれど、10あったのが。それで、我々はいわゆる修繕関係では、修繕関係連絡票というのを出してくださいということを教育委員会を通じてお願いしてるんです。そんなことはご存じなんです。それが出てこないというのは、先ほど議員がおっしゃったように、言うたら怖いからというふうに言われると、これは組織ですから、その持ち場持ち場があるから、その人たちの意向を尊重しなきゃいけない。組織がもたないんです。何でもかんでも市長が行ったり、副市長が行ったりしてたら、これは組織を無視してることになりますから。僕が組織というのは、その場にある責任者、そんだけ責任持って言っていただいてると思うんです。それが怖いからとか、そういう発想は、これやめていただかないことには、そこで働いている人たちの、それこそ人権とまでも言いませんけれども、なめてんのと。我々しっかりしてんのや、あんたに……、こういうふうになりかねませんので、そういうのをやっぱり、先ほど言いました発言には、そこそこ心してしていただかないことには、僕は老婆心ながら申し上げておきます。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 市長のほうが思い込みです。私、何も怖いとかそんなこと一つも言ってませんよ。薬剤で対応しろということで、掃除を先生がされて、もうそれ以上のことは言わないと。それで、諦めてはるんちゃいますかと言うたんです。何も怖いとかそんなこと一言も言うてませんし、市長のほうが思い込みです。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 何度も言いますけど、やっぱり管理者がいるわけです。そこで、連絡票を出してもらうように、今まで全部出てるんです。だから、これが出てないということは、ないんだなというて普通に考えるのが、それが組織でしょう。だから、それは最初にこの前も、この本会議で言われたから、すぐどうなのと聞いたら、それは薬品か何かでやれば、においはなくなりましたということを僕は聞いてますから、それで終わったんだなと思うてるんです。だから、薬品でも何でもいいですから、何でもと言いませんけど、においが出なくなったらいいわけでしょう。だから、現在も出てるということなんですね。出てるということなんですね。しかし、それだって、人の臭覚ですから差がありますから、どこまでかわかりませんけど、一度先ほど言いましたように、調べます。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) トイレのにおいだけの問題ではなくて、例えば今、市として、学校の洋式化を進めておられます。安土小学校のトイレも洋式化にはなっておりませんので、そういう意味では今後、洋式化を進める、その計画に、安土小学校のトイレも入れていただきたいと、このように思います。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 学校のトイレの洋式化につきましては、中学校は本年度、八幡中学校のトイレの改修をさせていただいて、市内の4中学校とも完成をしております。小学校につきましては、本年度から開始をいたしております。本年度、桐原東小学校のトイレを洋式化させていただきました。来年度は、北里小学校を予定しております。その後も、順次小学校のトイレの洋式化をしていきたいと考えております。もちろんその中には安土小学校も含むということでございます。
○議長(田中好君) 質問ありませんか。
 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) そしたら、また安土小学校の洋式化も検討いただきたいというふうに思います。
 残りあと2分ですので、旧西川家の入館料について、先ほどの答弁では、300円で入館ができるようにしていくという答弁をいただきました。もともと条例が改正されたときから、旧西川家だけでも入れるというふうに思っておられたのかもしれませんけれども、市のほうは。ちょうどボランティアガイドさんから連絡をいただきまして、入館料値上げのお知らせということで、まっせと八幡教育会館から共通チケットでしか対応ができないということで知らされておられたようです。ですから、300円で入館ができるということであるならば、ボランティアガイドさんたちに早急にお知らせいただいて、単品でも入れるんだよということを即に知らせてあげていただきたいと思います。
○議長(田中好君) 回答要りますか。
◆22番(井上佐由利君) 回答要ります。
○議長(田中好君) 回答求めます。
 総合政策部野田部長。
◎総合政策部長(野田健志君) 従前の平成25年3月末までの使用料条例では、資料館、旧西川家住宅、伴家住宅、3館合わせて大人500円を徴収しておりました。指定管理制度の導入を25年4月からやりまして、各施設の設置条例に入館料の規定を設けましたんですが、徴収については従来どおり、今日まで取り組んでまいりました、共通券で。今回の入館料の改正に伴いまして、この10月の、先ほどお答えいたしましたように、個別に入館いただけるように取り組みを進めておりますので、今後、その周知を行ってまいります。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) 済いません。もう一つ確認なんですが、資料館と歴史民俗資料館についても、個別で入館ができるようにされるんですか。その辺はいかがですか。
○議長(田中好君) 回答を求めます。
 総合政策部野田部長。
◎総合政策部長(野田健志君) これは建物がつながっておりますので、郷土資料館と歴史民俗資料館は一施設として300円でございます。
○議長(田中好君) 井上佐由利君。
◆22番(井上佐由利君) わかりました。
 そしたら、また周知のほどをお願いしたいと思います。
 あと32秒になりましたので、お願いだけしておきたいと思います。
 小中の中央線拡幅についてなんですけれども、マスタープラン等で、都市計画道路ですので、方向性が決まらないとできないということだと思うんですが、大林区長にお願いしておきたいと思います。この道、大変生活道路ですので、ぜひ区長としても頑張っていただきたいと思いますが、一言お願いします。
○議長(田中好君) 回答求めます。
 区長、大林区長。
◎区長(大林輝男君) 先ほど、担当部局のほうからも答弁が、質問のたびにございましたので、十分に地域自治区内のことでございますので、十分にその辺を頭に入れまして、担当部局と十分に協議の上、対応してまいりたいと、このように思っております。
◆22番(井上佐由利君) ありがとうございました。
○議長(田中好君) 回答漏れですか。
 教育部廣瀬部長。
◎教育部長(廣瀬敏君) 小学校のトイレの洋式化についてなんですが、1点ちょっと補足をさせていただきます。
 改築等をさせていただく小学校につきましては、改築時に合わせて洋式化を進めさせていただきたいと考えております。ちょっと補足をさせていただきます。
○議長(田中好君) 終わりますか。
 以上で井上佐由利君の個人質問を終わります。
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