録画中継

平成27年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月18日(水) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 特別委員会の報告
追加日程 近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託(公募型プロポーザル)における官製談合情報の調査に関する動議
第5 議案の上程(提案理由説明)
   議第57号~議第59号
   会第3号~会第4号
第6 質疑
第7 委員会付託
第9 討論・採決
               午前9時30分 開議
○議長(田中好君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(田中好君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 中田幸雄君
 片岡信博君
の両名を指名いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(田中好君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託いたしました諸案件を一括議題とし、各常任委員会からの報告を求めます。
 まず、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長平井せい治君。
 平井せい治君。
             〔6番 平井せい治君 登壇〕
◆6番(平井せい治君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月10日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告をします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第3号 平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)のうち本委員会所管部分
議第14号 平成27年度近江八幡市一般会計予算のうち本委員会所管部分
議第47号 平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会所管部分
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第10号 平成26年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)
議第13号 平成26年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)
議第21号 平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算
議第24号 平成27年度近江八幡市病院事業会計予算
議第49号 平成26年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第4号)
 以上5件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第25号 近江八幡市一般職の任期付職員の採用に関する条例の制定について
議第26号 近江八幡市条件付採用期間中の職員及び臨時的任用期間中の職員の分限に関する条例の制定について
議第27号 近江八幡市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について
議第32号 近江八幡市行政手続条例の一部を改正する条例の制定について
議第50号 近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第51号 近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上6件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第31号 近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について
議第38号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備について
 以上2件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第39号 平成26年度近江八幡市病院事業会計資本剰余金の処分について
議第40号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第54号 和解及び損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることについて
議第55号 近江八幡市民憲章を定めることにつき決議を求めることについて
議第56号 核兵器廃絶平和都市宣言をすることにつき決議を求めることについて
 以上5件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で総務常任委員会審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長中田幸雄君。
 中田幸雄君。
             〔3番 中田幸雄君 登壇〕
◆3番(中田幸雄君) 皆さんおはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月11日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第3号 平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)のうち本委員会が所管する部分
議第14号 平成27年度近江八幡市一般会計予算のうち本委員会が所管する部分
議第15号 平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算
議第19号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)
議第22号 平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算
 以上5件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、
議第4号 平成26年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議第7号 平成26年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)
議第8号 平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)
議第9号 平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第2号)
議第11号 平成26年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議第18号 平成27年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算
議第20号 平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(サービス事業勘定)
議第47号 平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会が所管する部分
 以上8件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第28号 近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の制定について
議第29号 近江八幡市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について
議第34号 近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
議第52号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
 以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、
議第35号 近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
議第36号 近江八幡市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
議第37号 近江八幡市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第41号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第42号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第43号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
議第44号 公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて
 以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議員提出議案につきまして、
会第2号 低所得者の第1号介護保険料軽減強化を当初案どおり実施することを求める意見書の提出について
は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
 最後に、請願につきまして、
請願第1号 福祉バス運行事業(ひまわり号)の復活を求める請願
請願第2号 すべての子どもの医療費無料化を求める請願
 以上2件は、賛成少数で原案を不採択とすべきものと決しました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長片岡信博君。
 片岡信博君。
             〔4番 片岡信博君 登壇〕
◆4番(片岡信博君) 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月12日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第3号 平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)のうち本委員会が所管する部分
議第14号 平成27年度近江八幡市一般会計予算のうち本委員会が所管する部分
議第47号 平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)のうち本委員会が所管する部分
 以上3件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第5号 平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議第6号 平成26年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
議第12号 平成26年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)
議第16号 平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計予算
議第17号 平成27年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計予算
議第23号 平成27年度近江八幡市水道事業会計予算
議第48号 平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
 以上7件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第30号 近江八幡市営武佐団地北駐車場条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第33号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第45号 市道路線の廃止につき議決を求めることについて
議第46号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
議第53号 沖島漁港桟橋設置工事請負契約の締結につき議決を求めることについて
 以上3件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上、産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(田中好君) この際、申し上げます。
 お手元に配付いたしましたとおり、川崎益弘君外1名から議第56号核兵器廃絶平和都市宣言をすることにつき決議を求めることについての修正を求める動議が提出されました。
 この動議は、会議規則第17条に定める要件を満たしておりますので、直ちに議題といたします。
 提出者からの説明のための発言を求められていますので、これを許します。
 川崎益弘君。
 川崎益弘君。
             〔17番 川崎益弘君 登壇〕
◆17番(川崎益弘君) 議第56号核兵器廃絶平和都市宣言をすることにつき決議を求めることについて、提案された中にあるように、世界で唯一の被爆国の国民として、その悲惨さは身をもって体験しているところであります。そのことからも、つくらず、持たず、持ち込まず、非核三原則がうたわれてきました。
 また、旧安土町や旧近江八幡市においても、平和都市宣言の中にうたわれてきました。
 本当の恒久的平和を願うなら、「非核三原則を守り」をこの宣言文の中に入れるべきであります。
 この宣言文、「世界の恒久平和は、人類すべての共通の願いです。わたくしたちは、美しい自然と、豊富な歴史、文化遺産にはぐくまれた平和を享有しています。この平和を恒久のものとするため、全世界で唯一の核被爆国の国民として、その惨禍と戦争の悲劇を再び繰り返さないため、全世界の人々に核兵器の恐ろしさと、平和の尊さを訴えなければなりません。わたくしたち近江八幡市民は、人類の恒久平和を実現するため」、この後に「非核三原則を守り」を入れて、「核兵器廃絶をめざして、平和を守ることを強く訴え、ここに近江八幡市核兵器廃絶の平和都市とすることを宣言します」、このように非核三原則を守りを加えるべきであります。
 どうぞ皆さんのご賛同よろしくお願いします。
 以上、提案とさせていただきます。
○議長(田中好君) これより各常任委員会の審査報告並びに議第56号の修正案に対する質疑を行います。
 質疑はありませんか。
             (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 質疑はないようでありますので、以上で質疑を終わります。
 議第56号の修正案に対して討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午前9時51分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前9時56分 再開
○議長(田中好君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(田中好君) それでは、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち発言通告がありました案件について、討論、採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔18番 加藤昌宏君 登壇〕
◆18番(加藤昌宏君) 日本共産党の加藤昌宏でございます。
 議第56号の修正案に対して。
○議長(田中好君) 違う、違う、違う、加藤さん、違う、違う、違う。
◆18番(加藤昌宏君) 予算か。
○議長(田中好君) さっきのそれは後に回します。
◆18番(加藤昌宏君) 済んません、失礼しました。
 日本共産党、加藤昌宏です。私は、今議会に提案された予算の関連議案について反対の討論をいたします。
 まず、議第3号平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)とそれに連携する補正予算(第9号)について反対します。
 補正予算(第8号)には、債務負担行為として庁舎整備基本実施設計業務委託事業で平成27年度の1億3,110万円を変更し、平成26年度から28年度で2億1,580万円に増額変更することに反対します。
 談合問題によりスケジュールが変更になったためとの理由ですが、事態のけじめがどのようについたのかも不明確であり、余りにも性急で安易な増額と予算確保となっており、認められません。いま一度慎重な対応が望まれます。
 また、地方債発行の変更と廃止が提案されています。廃止の措置は市債務の抑制を図ることが目的と説明されましたが、小学校施設整備事業で5億2,340万円から6億8,000万円に、1億5,000万円強の増額変更の提案です。
 国の緊急対策に乗ってとのことですが、そもそも桐原小学校整備については、我が党は現地活用の別の案を提案し、移転新築による予算の増大は無駄な費用として反対してきました。その趣旨からも、さらなる市債の発行は控えるべきと考えます。
 あわせて、追加議案として議第47号平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)が提案されました。
 補正予算(第8号)に係る繰越明許費の補正予算ですが、内容は20事業、細分すると26事業で総額83億8,000万円もの繰越明許費が発生したこと、これまでになかったことであります。
 年度末の国の補正予算への対応であり、本市大型事業の財源確保のため、市民の負担を減らすためとの理由が説明されますが、不要不急のものはなかったか、中期財政計画の見直しがこの3月議会で求められていたにもかかわらず、その分析と検証もないままの中では、冨士谷市政の財政運営に不安は募るばかりであり、この法外な繰越明許費には反対です。
 議第14号平成27年度近江八幡市一般会計当初予算について、大型事業突出の当初予算としての304億2,000万円は、年度末には400億円を超える額に膨張することは明らかであり、しかも冨士谷市政大型予算突出の無駄遣いが目立つ予算であり、その陰で市民の暮らしを守る切実な予算が削減されている。
 安倍政権の国民いじめの暴走政治に安易につき従う内容であり、市民の暮らしを守る防波堤の役割がみじんも見られない内容で、反対します。
 大型事業の推進で市の財政負担が深刻になることが12月議会で明らかになり、3月議会には平成35年度までの財政計画を提出する約束でしたが、速やかに出すとの答弁で、市長は事実上財政計画を示せませんでした。
 財政破綻が懸念されるときに、監査委員も財政的裏づけが必要と表明しているにもかかわらず、財政計画が示されなかったのは、大型事業が突出していると言っても過言ではない新年度予算を審議する必要条件をはなから奪い、まことに遺憾と言わざるを得ない。今からでも財政計画の提出を求めたいと思います。
 市長は、大型事業の費用を捻出するために、これでもかこれでもかと福祉と教育を削っています。待機児童は深刻です。ひとり親家庭でさえも入れない状況に保護者は怒り心頭です。生活保護にもなりたくないので、子どもを預けて自立して働きたいという保護者に、子どもが預かってもらえない現状です。保育園に預かってもらえないから、仕事を断らざるを得ない事態が生まれています。生活保護は最後のセーフティーネットでありますが、本人の意思で働けば収入が見込め、税金として納めることは可能であることを考えると待機児童の解消は待ったなしです。
 市長、待機児童問題解決のために、病院の前の保育室や旧人権センターなど、あいた公共施設を使って待機児童解消対策を緊急に打つべきです。
 次には、子どもを預かってもらって安心して働けるためにも、市の役割は非常に大事です。子ども・子育て支援制度でも、児童福祉法24条の1項の市町村の保育実施責任が明記されているのに、市は保育料保育延長料1日500円を取ろうとしています。1カ月20日なら1万円にもなります。大型事業をやめれば取る必要もありません。子育て支援に逆行しています。保育園を含む幼児教育には、市が責任を果たすべきです。
 長年関係者がつくり上げてきた市立の幼稚園、保育園との関係は、子どもを取り巻く厳しい環境の今日にはなくてはならないものです。公立幼稚園は存続すべきです。格差が拡大する中で、先生経験者や地域の方による支援は、現場からも喜ばれ、大きな役割を担っています。このすこやかサポーター支援員を半年でやめるなんて論外です。
 昨年は、支援員の方の時給を1,000円から740円に引き下げるひどい仕打ちをしてきました。そして、ことし何をするかといえば、授業にタブレット導入です。小・中3校で1,800万円です。電子黒板の総括をされていない上に、生徒と先生とのコミュニケーションを奪うことで、教育的効果があるはずがありません。新1年生の子どもを丁寧に見るべきです。
 小学校3年生全ての子どもの医療費の無料化は5,500万円でできます。大型事業の0.7%です。市長のやる気一つです。
 岡山小学校の耐震については、移転一体型ではなく、現在の小学校を大規模改修、増築で対応すべきです。
 不登校対策については本市の課題です。川崎市中学生1年生のSOSに心が痛みます。予算をふやしてきめ細かな対応が求められるとともに、スクールソーシャルワーカーを県の事業だけでなく市単独で設置することを求めておきます。
 市で唯一の奨学金制度の生活保護世帯の高校通学定期代の補助金わずか13万円を打ち切ろうとしています。
 以上を考えると、地方自治体の仕事は住民の福祉の増進であることを市長は再認識すべきであります。
 また、新年度からは安土地域住民の都市計画税の8,900万円が予算化されています。合併とは、安土住民が安心して暮らせるためのはずでした。合併5年の町民の思いは、通園バスや給食センターの廃止、学校クラブの補助など、手厚かった安土の福祉が削られ、負担だけがふえています。こんなはずではなかったという町民の思いが充満しています。
 市長は、市長選挙で痛い経験をされたはずです。安土住民との信頼関係が崩れている今、都市計画税の合意は得られないと考えます。安土自治区として、10年間の自治活動を踏まえてからでも遅くはないと考え、新年度からの都市計画税導入には反対します。
 市は、類似団体に比べて80人の人員が不足していると当局は説明しています。この人員不足は、職員の長時間残業をつくり出しています。組織機構改革を行うとのことですが、住民に密着した部署にはしっかり職員配置を求めます。月の残業45時間を守るよう求めておきます。
 新年度事業では、国のマイナンバー制度導入指示による各種システム開発費が国庫負担金とともに予算化されています。社会保障・税番号制度として個人の私的な情報を国が一元管理する仕組みを推し進めるもので、マイナンバー制度導入反対の立場から本予算を認められません。
 新年度の大型事業として市庁舎整備事業2億2,535万8,000円、武佐コミセン整備事業も新年度から浮上し、6,378万8,000円、桐原コミセン整備事業も前年度の3,000万円に続き7,917万8,000円が計上されています。これらも国の支出金とほぼ同額の市債を必要とし、後年度の返済がついて回るものです。
 引き続き予算は膨れ上がる予定であり、これからの借金返済との兼ね合いを考えることが必要です。
 以上述べまして、議第14号の新年度一般会計予算に反対します。
 次に、議第15号平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算について反対の討論をします。
 平成27年度の予算は、5月の国保運営協議会で最終審議するとしていますが、予算案は保険料引き上げの提案となっています。加入者は1万8,842人で本市の4分の1の市民が加入しています。国保は、2015年4月から1件30万円以上の高額レセプトを、1円以上のレセプトを国保連合会で処理する仕組みに変えます。これは国保事業の都道府県化をにらみながら、市の一般財政の繰り入れを削減し、国保料の値上げにつながる平準化を進めていくことを狙った予算です。
 また、予算の引き上げについては、法定減免世帯にも影響を及ぼすものです。現在、基金は5億円です。1,500万円あれば値上げは抑えることができるのですから、国保料金の値上げはすべきではありません。政府の新年度予算で、法定減免拡充を想定した保険者支援として、市町に繰り入れがふえることになります。この財源を活用して、減免の拡充はもちろんですが、全体の保険料引き上げ抑制につながることを求めて反対します。
 次に、議第19号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)について反対します。
 この予算は、第6期の介護保険料で予算が組まれております。保険料は引き上がること自体が市民にとってはとても耐えがたいことであります。要支援者の訪問介護、デイサービスを介護保険給付から外し、市町村の地域支援事業に移行させる方針はサービス提供事業者確保の見通しが立たない大問題となっています。
 本市も通所型介護予防委託699万円、「もうひとはなさかそう」の支援事業が組まれています。要支援のサービスを低下させず、要支援者の介護サービスの継続をしっかり求めておきます。
 昨年から、要支援のサービスを受けてない方の更新は積極的に行っていない実態があります。従来どおり、更新手続の用紙を同封するべきです。また、包括支援センターの民営化2カ所分が予算化されていますが、市からどんどん手が離れていくことが懸念されることから、包括支援センターの民営化はやめるべきと申し述べ、反対とします。
 次は、議第22号平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算について。
 後期高齢者医療制度は2008年に医療制度改革の柱として導入されました。年齢で区別し、75歳以上の医療費がふえればふえるほど保険料にはね返る仕組みであり、後期高齢者医療制度そのものに反対します。
 以上を申し述べて反対討論を終わります。
○議長(田中好君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決いたします。
 お諮りします。
 議第3号平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第3号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第14号平成27年度近江八幡市一般会計予算は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第14号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第15号平成27年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第15号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第19号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(保険事業勘定)は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第19号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第22号平成27年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第22号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第47号平成26年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第47号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について討論を行います。
 井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上です。私は、条例関係について反対討論を行いたいと思います。幾つかありますので、順次議案名を言いまして反対討論を行いたいと思います。
 まず最初に、議第31号近江八幡市事務分掌条例の一部改正及び議第38号地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正について、反対討論を行います。
 この2本の条例は、新教育委員会制度に向けての改正です。総合教育会議に関することです。この4月から、地方教育行政が改正となりまして教育委員会制度が変わります。現行制度は、首長が議会の同意を得て任命する5人の教育委員で構成し、委員長及び事務方トップの教育長を選びますが、新法は教育長と委員長を一本化した常勤者となり、近江八幡市教育長となります。
 議第31号に明記されております総合教育会議は、市長が主催し、教育委員会との協議を経て教育方針の大綱を作成する権限を持つこととなり、実質、首長と教育長が軸に指導していくことになります。
 今回の改正では、首長の意向が教育行政に色濃く反映されることを大変懸念しております。忘れてもらっては困るのは、教育委員会の仕組みですが、教育が政治に利用されてきた戦前の反省から、住民代表が話し合いで地域の教育施策を決めていくのが趣旨です。
 新法のもとでは、首長権限が強化されることにより、首長と教育委員会が対立するしないにかかわらず、首長の意見の無理押しや介入を防ぎ切ることができない制度につながることから、私はこの条例改正は2本反対したいと思います。
 続きまして、議第33号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について反対討論を行います。
 この条例は、可燃、不燃ごみ袋の単価が上がる条例となっております。提案では、実質原価分との引き上げの提案説明でした。なぜ引き上げるのでしょうか。平成26年度のごみ袋に係る費用は約2,540万円でした。本年度の費用は約2,700万円となっておりまして、差し引き160万円ほどです。そして、ことしから業者の広告をごみ袋に載せるのであれば、この160万円を捻出できる広告料金を徴収すれば、引き上げる必要はなかったのではないかと私は考えます。ごみ袋を引き上げないための対策を打つべきだったと考えます。
 また、広告業者の掲載につきましても、広告選定基準に沿っているとのことですが、公職に身を置く方の身内業者さんも掲載されるとのことです。その判断はいかがなものかと考えます。
 私は、以上をもちまして暮らしにくいこの状況の中でごみ袋の引き上げは市民負担となることから、反対といたします。
 続きまして、議第35号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について行います。
 第6期の介護保険料は、第4段階の階層で基準額月額4,900円となります。第5期との比較では800円の差額であり、これは月額ですが、保険料の伸び率では基準額の4階層で19.5%アップとなります。保険料の伸び率では第1段階では7.6%、そして一番高い10段階層では36.6%の伸びで、驚くほどになっています。
 日本共産党は、今現在実施しております市民アンケートの中では、今でも介護保険料が高いという声がたくさん上がってきています。引き上げ金額の差額で見ますと、第1段階では年額1,860円、最大の第10段階では年額3万1,500円の負担増となる介護保険料となっております。
 現状でも高いと言われている介護保険料です。自治体が行う軽減対策はこの間の国会の国会論戦では法令上禁止されていないと表明をしております、答弁が出ております。市は、提案以上の独自軽減策を講じることを求めまして、反対討論といたします。
 最後に、議第36号近江八幡市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例、議第37号近江八幡市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例について、あわせて討論いたします。
 小規模型通所介護施設を地域密着型に移行し、市に指定、監督、権限を持たせる条例改正です。小規模多機能のサテライトや大規模、通常規模のサテライト型事業所も位置づけられ、またお泊まりデイも届け出制となります。
 柔軟な運営ができるように定員の規制緩和も図られますが、規制緩和が図られても、介護報酬が引き下がる中で人的体制は厳しくなり、運営はさらに厳しさを増すことを申しまして、反対討論といたします。
 以上です。
○議長(田中好君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第31号近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第31号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第33号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第33号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第35号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第35号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第36号近江八幡市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第36号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第37号近江八幡市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第37号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りいたします。
 議第38号地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第38号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第56号の修正案についての討論を行います。
 加藤昌宏君の発言を許します。
 加藤昌宏君。
             〔18番 加藤昌宏君 登壇〕
◆18番(加藤昌宏君) 議第56号核兵器廃絶平和都市宣言をすることにつき決議を求めることについての修正案について、賛成討論を行います。
 私は、本会議でも述べましたとおり、近江八幡市から平和を発信するということで、今回この宣言を議会に提案されているわけですが、この文章を読ませていただきまして、過去の近江八幡市の平和都市宣言、それから旧安土町の平和都市宣言、それぞれに表現されている文言として非核三原則という表現が今回抜け落ちておりますので、これはぜひともこの中に挿入をしてほしいと、こういうことで発言もしてまいりました。
 なぜかといいますと、この非核三原則というのは、これまで日本が掲げてきた国是でもあります。つくらず、持たず、持ち込ませず、この3つの課題は日本にとっては非常に大事な課題であり、平和都市宣言を宣言する以上、この文言は外せないのではないかというふうに思いました。
 しかも、これは過去合併前の旧市町ではこのことをうたって平和を発信してきたわけですから、新しく合併した近江八幡市において、この非核三原則の文言を入れて、そして改めて近江八幡市から平和を発信するということは非常に意味のある問題ではないかと思います。
 しかも、本年2015年は被爆70年の節目の年でもあります。そして、世界でもこの核兵器廃絶、この世論が大きく広がっている中で、ぜひとも近江八幡市の中で平和を積極的に発信をするという意味において、この非核三原則をここに挿入をしていただくということをぜひとも議員各位の皆さんのご賛同を得たいということで、賛成討論をさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(田中好君) それではまず、修正案についてお諮りをいたします。
 川崎益弘君から提出されました修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、川崎益弘君外1名から提出されました修正案は否決されました。
 次に、原案についてお諮りいたします。
 議第56号核兵器廃絶平和都市宣言をすることにつき決議を求めることについては、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第56号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決いたします。
 まず、予算関連議案について、議第4号から議第13号まで、議第16号から議第18号まで、議第20号、議第21号、議第23号、議第24号、議第48号及び議第49号を一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第4号平成26年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議第5号平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議第6号平成26年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議第7号平成26年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)、議第8号平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)、議第9号平成26年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第2号)、議第10号平成26年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第2号)、議第11号平成26年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、議第12号平成26年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)、議第13号平成26年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第3号)、議第16号平成27年度近江八幡市公共下水道事業特別会計予算、議第17号平成27年度近江八幡市農業集落排水事業特別会計予算、議第18号平成27年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算、議第20号平成27年度近江八幡市介護保険事業特別会計予算(サービス事業勘定)、議第21号平成27年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算、議第23号平成27年度近江八幡市水道事業会計予算、議第24号平成27年度近江八幡市病院事業会計予算、議第48号平成26年度近江八幡市公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)、議第49号平成26年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第4号)、以上19件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり、原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 異議なしと認めます。よって、議第4号から議第13号まで、議第16号から議第18号まで、議第20号、議第21号、議第23号、議第24号、議第48号及び議第49号の19件は、原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第25号から議第30号まで、議第32号、議第34号及び議第50号から議第52号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第25号近江八幡市一般職の任期付職員の採用に関する条例の制定について、議第26号近江八幡市条件付採用期間中の職員及び臨時的任用期間中の職員の分限に関する条例の制定について、議第27号近江八幡市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定について、議第28号近江八幡市地域包括支援センターにおける包括的支援事業の実施に係る人員等の基準に関する条例の制定について、議第29号近江八幡市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について、議第30号近江八幡市営武佐団地北駐車場条例の制定について、議第32号近江八幡市行政手続条例の一部を改正する条例の制定について、議第34号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、議第50号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第51号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第52号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、以上11件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 異議なしと認めます。よって、議第25号から議第30号まで、議第32号、議第34号及び議第50号から議第52号までの11件は、原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第39号から議第46号まで及び議第53号から議第55号までを一括採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第39号平成26年度近江八幡市病院事業会計資本剰余金の処分について、議第40号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第41号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第42号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第43号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第44号公の施設の指定管理者の指定につき議決を求めることについて、議第45号市道路線の廃止につき議決を求めることについて、議第46号市道路線の認定につき議決を求めることについて、議第53号沖島漁港桟橋設置工事請負契約の締結につき議決を求めることについて、議第54号和解及び損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることについて、議第55号近江八幡市民憲章を定めることにつき決議を求めることについて、以上11件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 異議なしと認めます。よって、議第39号から議第46号まで及び議第53号から議第55号までの11件は、原案を可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 それでは、会第2号について討論を行います。
 井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上です。
 会第2号の低所得者の第1号介護保険料軽減強化を当初案どおり実施することを求める意見書の賛成討論を行いたいと思います。
 国は、このたびの介護保険制度改正の中で、新たに非課税世帯に公費を投入し、最大7割軽減すると言ってきました。厚生労働省は、繰り返しこのことを自治体にも説明し、平成27年からするということも明記をしてまいりました。しかし、ところが消費税増税が延期となった途端に、国は平成29年度実施に変更してしまいました。
 この点で困ったのは自治体だったと思います。軽減強化で保険料上昇を抑制できると期待されていたからです。国がやると言っていたものを急にやめるとなると、自治体は途方に暮れることになります。国は、当初1,300億円を投入し、低所得者の対策を打つはずだったのです。
 ことしの介護保険料は決定されましたけれども、公費投入については、約束どおり国に実行してもらうためにこの意見書を上げ、国が説明してきたとおり実行していただくように、ぜひ意見書に賛同いただきますようお願いいたしまして、賛成討論とかえさせていただきます。
 以上です。
○議長(田中好君) 以上で討論を終わり、これより会第2号について採決いたします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決いたします。
 お諮りいたします。
 会第2号低所得者の第1号介護保険料軽減強化を当初案どおり実施することを求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第2号は原案を否決することに決しました。
 次に、請願第1号について討論・採決を行います。
 それでは、請願第1号についての討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上です。
 請願第1号の福祉バス運行事業(ひまわり号)の復活を求める請願について賛成討論を行いたいと思います。
 福祉バスは、高齢者の方、学童、幼児、障害者団体、学区の社協の皆さんあるいは民生委員など、多くの団体の方が研修や自主的な活動に利用されてきました。
 平成26年度から一定の負担が求められ、制度も変えられました。福祉バスを復活してほしいという声は地域から聞こえてきます。25年度の利用団体より26年度の利用団体は大きく減少しています。この原因が何なのかということの検証が今必要と考えます。
 過日、ひまわり館で行われたある会合では、福祉バスを市で何とかしてほしいという発言に拍手があったようです。
 廃止となり1年となりますけれども、いま一度福祉バスについて市民の方々より意見を聞き、施策に反映されるべきだということを求めて賛成といたします。どうぞ議員各位の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(田中好君) 次に、小西励君の発言を許します。
 小西励君。
             〔2番 小西 励君 登壇〕
◆2番(小西励君) 世翔会の小西励でございます。
 請願第1号福祉バス運行事業(ひまわり号)の復活を求める請願に反対の立場で討論をいたします。
 昨年の廃止前の説明にもございましたが、近年、福祉バスに乗り切れない多人数の団体や希望される日が重なってしまうと、民間のバス利用を余儀なくされる団体が少なからずあることから、不公平な状態になること。また、行政が直接支援する必要がある方というのは基本的には自立できない市民の方々であるという観点、高齢者の方々や障害者の方々などの介護予防やひきこもり防止、仲間意識の高揚等の観点から、バスによる外出支援の効果、必要性は認められることから、バスの助成金方式に改められました。
 一定の社会福祉団体が、研修や先進地との交流などを通じて地域のきずなを深め、地域福祉活動の増進に寄与する活動に対し、一定の人数以上で県内外を問わず、また利用される曜日や時間などに限定を設けず、会員数の多い少ないにかかわらず、ほとんどの団体が利用できるなど、公平、公正な支援につながる事業であると思います。
 本年度のふれあい地域交流バス助成制度の利用状況を見ますと、2月20日現在で67団体が利用され、県外に交流に出かけられた団体が39団体で、利用者の58.2%になっております。また、多人数利用でも43名以上の団体、旧福祉バスの定員以上の利用団体が67団体中17団体、25.4%ということでございます。
 なお、一定の受益者負担を求める考え方については、特定のサービスを受ける者に受益に応じた負担を求めるものであり、税外収入として貴重な自主財源となり、その目的は受益者と非受益者間の公費負担の公平性、公正性を確保することにあると思います。
 公共サービスの費用負担をどこに求めるのか、税負担、行政の関与をどこまで行うのかを明確にし、税負担の公平性、公正性や透明性を確保することが強く求められてきていると思います。
 以上のことから請願第1号福祉バス運行事業(ひまわり号)の復活を求める請願に反対とし、討論を終わります。議員皆様の賛同をよろしくお願いをいたします。
○議長(田中好君) 以上で討論を終わり、これより請願第1号について採決いたします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決いたします。
 お諮りします。
 請願第1号福祉バス運行事業(ひまわり号)の復活を求める請願は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第1号は不採択とすることに決しました。
 次に、請願第2号について討論・採決を行います。
 それでは、請願第2号について討論を行います。
 まず、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上です。請願第2号すべての子どもの医療費無料化を求める請願について、賛成討論を行いたいと思います。
 さきに、請願提案時に紹介議員に対しくどくどと質疑がされておりましたが、そもそも紹介議員は橋渡しの役割であります。そのことをしっかりと認識いただきたいと思います。
 本題に入ります。
 子どもの通院医療費はどの親も願っている施策です。今、地方創生と言われていますが、子どもの医療費の拡充を初めとする子育て支援の提案として、結婚、妊娠、出産、子育てまでに渡る総合的な定住対策と位置づけて、子どもの通院医療費助成は広がっています。
 小学校3年生まで通院医療費は5,500万円でできます。東近江市は既にされております。日野町も今年度予算で盛り込まれました。豊郷町は高校生3年生まで実施されています。
 本市の就学前の子どもたちについて、通院の医療費無料化は全ての子どもたちに医療費無料化を実施しています。つまり、県のマル福制度から外れる世帯も全て市単独でフォローしているんです。一定所得の高い世帯も市の単独事業で医療費無料化を実施しているんです。
 そういう点では、低所得者対策の医療費無料化制度でなくて、小学校3年生まで保護者、子どもたち全てが喜び合える制度になることを求めて、賛成討論とかえさせていただきます。どうぞ議員各位のご賛同をよろしくお願いします。
 以上です。
○議長(田中好君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
 西津善樹君。
             〔1番 西津善樹君 登壇〕
◆1番(西津善樹君) 世翔会の西津善樹でございます。くどくど質問をいたしましたが、紹介議員であれば、責任を持っていただくべきだと思っておりますので、申しわけございません。
 ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、請願第2号すべての子どもの医療費無料化を求める請願について反対の討論を行います。
 本市での子どもに関する医療費助成につきましては、就学前児童は全て無料となっております。それは就学前児童がまだまだ身体の抵抗力も弱く、発育の基礎時期であるため医療を受ける機会も多く、その費用が生計費の圧迫の一因であるからとも理解をしております。
 しかし、現在小学1年生から中学3年生までの義務教育期間については、入院費は全て助成されており、個人負担は一切かかりません。この費用は500万円程度と伺っております。
 さて、通院医療費無料化の実施計画につきましては、ことし10月から小学校3年生まで、平成28年度に小学6年生まで、平成29年度には中学3年生まで拡充をしようと計画されています。
 私の調査したところでは、義務教育期間全てを無料化した場合約1億6,500万円という費用が必要となってまいります。全ての子どもの医療費無料化は理想的であるかもしれませんが、この費用を全て無料化するということは、十分な所得がある家庭から本当に苦しい生活を余儀なくされている家庭までを同等の基準とすることにつながり、何人も無料とすることが果たして公平な助成と言えるのかとも思います。
 一般的に、子どもたちの身体は成長とともに抵抗力は増加していくものとされており、あわせて社会の宝である子どもを守るという観点から、保護者による健全な育成を図るためにも、受益者負担、応能負担による助成は原則であり、少子・高齢化を見据えても、一定のご負担はやむを得ないものであると考えます。
 まずは、今大切にすべきことは最も支援を必要とされている世帯を対象とすることであると考えます。
 以上を理由とし、私は、請願第2号すべての子どもの医療費無料化を求める請願について反対を申し上げ、議員諸公のご賛同をお願い申し上げます。
○議長(田中好君) 以上で討論を終わり、これより請願第2号について採決いたします。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は不採択であります。
 原案について採決いたします。
 お諮りします。
 請願第2号すべての子どもの医療費無料化を求める請願については、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、請願第2号は不採択とすることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 特別委員会の報告
○議長(田中好君) 次に、日程第4、特別委員会の報告に入ります。
 新クリーンセンター等整備特別委員会、市庁舎整備等特別委員会及び地域活性化特別委員会の各委員長から報告を行いたい旨の申し出がありますので、これを許します。
 まず、新クリーンセンター等整備特別委員会の報告を求めます。
 新クリーンセンター等整備特別委員会委員長木俣幾和君。
 木俣幾和君。
             〔12番 木俣幾和君 登壇〕
◆12番(木俣幾和君) 新クリーンセンター等整備特別委員会の平成26年度活動報告をいたします。
 新クリーンセンター等整備特別委員会は、本市の新一般廃棄物処理施設の実現及び周辺整備のあり方について検討するために設置されており、今年度で5年目となりました。
 さて、平成26年度の本特別委員会の取り組みといたしましては、計5回の委員会を開催し、新一般廃棄物処理施設の整備についての進捗状況や、隣接地に当該施設からの余熱を利用したプール施設等を整備する予定の(仮称)竹町都市公園、さらにこれらの施設へのアクセス道路の整備について、随時、当局から説明を求めました。
 これらのうち、新一般廃棄物処理施設については、4月から造成工事に着手され、平成28年8月の供用開始に向けて建設工事が実施段階に入りました。
 その後もほぼ工程どおりに工事が進められており、当局からは、こうした進捗について細かな報告を受けるとともに、竹町地先の工事現場の視察も行い、工事の概要についての説明も受けてきました。
 一方、(仮称)竹町都市公園については、ほぼ1年をかけて実施設計に取り組まれており、間もなくその作業が完了する見込みとのことですが、1月には実施設計の中間報告という形で、公園の全体配置やプール施設の設計内容について説明を受けたところです。
 このほかにも本特別委員会では、他市町の先進事例から学ぶため、富山、岐阜の両県に出向き、温水プールやジム、フィットネス等の健康増進施設の運営のあり方や設計段階で検討しておくべき事項等について研修をしてまいりました。
 アクセス道路については、平成24年度から段階的に整備が進められてきており、今年度には、日野川堤防のアクセス道路の舗装が完了し、現地の様子も確認させていただいたところです。
 以上のとおり、新一般廃棄物処理施設の実現及び隣接する都市公園等の周辺施設の整備に向け、着々と取り組みが進められており、市民の皆様とともに完成を心待ちにしているところです。
 竹町を初めとする周辺住民の皆様には、引き続き格段のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いを申し上げますとともに、今後の工事の執行に当たりましては、どうか安全第一で取り組んでいただきますことをお願いいたしまして、平成26年度の新クリーンセンター等整備特別委員会のご報告とさせていただきます。
○議長(田中好君) 次に、市庁舎整備等特別委員会の報告を求めます。
 市庁舎特別委員長西居勉君。
             〔24番 西居 勉君 登壇〕
◆24番(西居勉君) それでは、市庁舎整備等特別委員会の報告をさせていただきます。
 平成24年4月の臨時会で設置されました当特別委員会において、その設置目的である庁舎整備に向けた取り組みについて、引き続き検討してまいりましたので、その報告をいたします。
 まず、市庁舎整備については、耐震性の不足、老朽化、狭隘や庁舎機能分散による不便性などから、検討を進めてきたところでありますが、このことは地域のにぎわい創出も含めた官庁街活性化・庁舎整備検討委員会などにおいても検討され、平成26年6月に現庁舎敷地内へ建設することを当特別委員会に提案をされました。
 この建設場所については、現庁舎敷地内と市民病院跡地の2カ所が候補でありましたが、病院跡地に建設した場合には、敷地面積に制約があり、近隣住宅への日照権問題が発生することや防災拠点機能として求められるオープンスペースの確保が困難になることなどが課題となりました。
 その一方で、現庁舎敷地では、近接公有地と連携した利活用ができ、行政機能の連続性と官庁街周辺のにぎわいの連続性などを生み出せることや将来の需要変化に対しても柔軟に対応することが可能であるといったことから、現庁舎敷地内が望ましいといった意見が当特別委員会で多数を占めました。
 その結果として、同年6月議会において基本計画、基本設計、実施設計に着手するための一般会計補正予算が可決されたところであります。
 その後、市庁舎整備実施設計等業務公募型プロポーザルが実施されましたが、10月に入札談合の疑いがあるとの外部情報からプロポーザルが中断されました。
 入札談合情報については、内部の公正入札調査委員会における調査が実施されましたが、官製談合に関する内容であるとのことから、より透明でかつ公正な機関による調査検証が必要であるとし、直ちに外部機関の調査委員会を設置し、市民からの疑念を取り除きながら解決していくよう当局に申し入れを行いました。
 その結果、学識経験者、弁護士で構成される入札談合等調査委員会が設置をされ、調査が行われました。
 その調査結果については、内部及び外部の調査委員会ともに、入札談合と認定されるような事実は見当たらない、なかったという報告を全員協議会及び特別委員会で受けたところであります。
 去る2月27日に開催いたしました特別委員会では、当局からこれまでの経過や公正入札調査委員会の調査手法、調査内容からの結果などを詳細に聞き、質疑を行いながら、結果に至るまでの状況について一定の確認をすることができました。
 なお、それぞれの調査委員会の報告においては、不適切な事務遂行により設計業務業者選定の過程で公平性が欠如していた可能性は否定できないや、周辺整備を視野に入れた長期的な基本理念や基本方針、整備方針等を業者選定手続に適切に反映させるために、できるだけの工夫を行うことが課題であるといった指摘もありました。
 これらの結果を踏まえ、当局からは、疑念のない方法で最適な設計業者を選定することが適正であると判断をし、現プロポーザルを中止する方向であるとの考えが示されました。
 また、にぎわいの創出については、8月18日、19日に先進的な取り組みを進めておられます山梨県甲府市と愛知県一宮市で行政視察を行いました。駅と商店街や歴史文化施設をつなぐ拠点とした庁舎建設など、両市の取り組みは、当市の官庁街のにぎわい創出に向けた庁舎建設に大変参考となるものでありました。
 市庁舎建設のスケジュール等については、談合情報により当初予定から大幅におくれ、資材、労務費の高騰による事業費の増加等も懸念されますが、将来に禍根を残さず、市民に誇れる庁舎整備となるよう要望し、特別委員会の報告といたします。どうぞ皆さんのご理解をよろしくお願いを申し上げます。
○議長(田中好君) 次に、地域活性化特別委員会の報告を求めます。
 地域活性化特別委員会委員長橋博君。
 橋博君。
             〔19番 橋  博君 登壇〕
◆19番(橋博君) それでは、地域活性化特別委員会における取り組みについてご報告を申し上げたいと思います。
 市議会では、西の湖を中心とした資源と自然を生かすことを検討するため、平成25年に当委員会を設置しているところであります。
 この西の湖は、面積約2.2キロ平方で、すぐれた自然環境、ヨシ原特有の湿地生態系があり、平成18年、これは旧近江八幡市内の区域でありますが、全国初の重要文化的景観の選定を受け、また平成20年度には、ラムサール条約湿地である琵琶湖を拡大するものとして、この条約湿地に追加登録をされております。
 さて、当委員会では昨年の8月、湖沼環境の調査研究に長年にわたって携わられている立命館大学の熊谷道夫教授を講師にお招きし、西の湖を水質の状況、水環境の視点から考える機会とする研修を受けました。
 講演では、西の湖の現状として、他の湖沼などと同様、都市化に伴う諸活動や生活様式の変化などに伴い水質が悪化してきた経過がある。また、健全な水質や生態系のための水中の窒素やリン、酸素などの濃度も指標として注視されていくことが必要。また、河川のような流れがなく、湖の水が全て入れかわる時間指標で言うと、西の湖では約20日程度、ちなみに琵琶湖は約5.5年、この時間が長いほど富栄養化しやすいとのことでありました。
 西の湖をめぐっては、かつてのような西の湖の水質や機能を求めつつも、基本ではありますが、改めて西の湖を知ること、また西の湖に関心を持つこと、そのことが、市民全体、地域共有の資産として引き継いでいこうとする機運の高まりにつながっていくものであると感じたところであります。
 また、この研修結果も踏まえながら、昨年10月、鳥取県内の2カ所の湖沼へ行政視察を行ってきました。
 1つ目は、湯梨浜町の面積4キロ平方の東郷湖であります。ここでは、この湖を地域挙げてのシンボルと掲げられており、このことが機運の高まりの大きな原動力となっていると感じました。また、湖の活性化プロジェクトの推進体系が構築をされており、市民と行政、協働で総合的に推進していく仕組みでありました。
 2つ目は、鳥取市の面積6.8キロ平方の湖山池であります。ここでは、環境改善や水管理の方向性を示すための湖山池将来ビジョンを市と県が共同で策定されていました。
 特に、水質改善に向けては、日本海からの海水を導入する高塩分化事業を実施されておられましたが、一方では、湖水の塩分濃度上昇に伴い、周辺農家や湖の生態系への影響もあるとのことでありました。
 いずれの先進事例でも、湖を取り巻く周回道路、公園施設等の整備が湖、周辺地域の活性化につながっており、周辺の既存の観光資源などとの連携も視野に入れ、湖畔や湖上に市民や観光客が集えるような事業展開、整備を図ることが必要であると考えました。
 今後引き続き、研修成果などを生かしながら、西の湖に対する市民意識の向上を初め、環境の保全や周辺施設の有効活用、新たな整備のあり方検討も含めて、西の湖から発信できる本市の地域活性化や観光振興につなげていきたいと考えております。
 以上、地域活性化特別委員会の報告といたします。ありがとうございました。
○議長(田中好君) 以上で特別委員会の報告を終わります。
◆18番(加藤昌宏君) 議長、動議。
○議長(田中好君) 加藤昌宏君、発言を許しますので、登壇して発言してください。
             〔18番 加藤昌宏君 登壇〕
◆18番(加藤昌宏君) 加藤昌宏でございます。
 私は、事務調査に関する動議を提案したいと思います。よろしくお願いします。
○議長(田中好君) ただいま加藤昌宏君より、近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託(公募型プロポーザル)における官製談合情報の調査に関する動議が提出されました。
 ただいまの動議について賛成者はありますか。
 賛成者の挙手を求めます。
             〔挙手少数〕
○議長(田中好君) 所定の賛成者がありますので、会議規則第16条の規定に基づき、ただいまの動議は成立いたしました。
 この後、議会運営委員会を開催いたしますので、ここで休憩をいたします。
               午前11時16分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時35分 再開
○議長(田中好君) それでは、再開をいたします。
 お諮りいたします。
 ただいま加藤議員より提出されました動議について、日程に追加をして直ちに議題といたしますが、ご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 異議なしと認めます。よって、本動議を日程に追加し、議題といたします。
              ~~~~~~~~~~~
△追加日程 近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託(公募型プロポーザル)における官製談合情報の調査に関する動議
○議長(田中好君) ここで、提出者の説明を求めます。
 加藤昌宏君。
             〔18番 加藤昌宏君 登壇〕
◆18番(加藤昌宏君) 提出者として説明をさせていただきます。
 動議を受け入れられましたので、内容につきましては、近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託(公募型プロポーザル)における官製談合情報、(以下「入札談合情報」と言う)の調査に関する動議であります。
 地方自治法第100条の規定により、内規に関する事務調査を別紙のとおり行うよう求める。
 別紙、地方自治法第100条の規定により、次のとおり入札談合情報に関して調査を行うものとする。
 1、本議会は委員6名をもって構成する入札談合情報調査特別委員会を設置する。
 2、本議会は、入札談合情報調査特別委員会に対し、地方自治法第100条第1項の規定により、次の事項の調査を付託する。
 (1)市庁舎整備実施設計等業務委託(公募型プロポーザル)に関する事項。
 (2)近江八幡市入札談合等調査委員会の答申に関する事項。
 (3)近江八幡市公正入札調査委員会報告書に関する事項。
 3、調査のため必要があるときは、地方自治法第100条1項の規定により、選挙人その他の関係人に対し、出頭、証言及び記録の提出を求め、並びに同条第10項の規定により団体等に対し照会をし、または記録の送付を求めることができる。
 4、入札談合情報調査特別委員会の本調査に要する経費は100万円以内とする。この経費の「ケイ」が「軽い」というふうになってますけども、ちょっと訂正をさせていただきます。
 5、入札談合情報調査特別委員会は、2に掲げる調査が終了するまで、議会閉会中もなお調査を行うことができる。
 以上の内容での動議であります。
 提出者として、この内容、動議の提案説明を行います。
 私、今回、近江八幡市庁舎整備にかかわって入札談合情報が寄せられました。その内容は、市職員が設計業者と選定委員に指図をし、技術評価点を操作した疑いが出てきたというものです。いわゆる官製談合の疑いであります。
 市当局は、この情報をネット情報の段階であれば無視も許されるが、市担当部署へのファクス送信が数回繰り返された中で、これを談合情報として捉えました。市の談合情報対応マニュアルに基づき、市庁舎内の組織として近江八幡市公正入札調査委員会を立ち上げ、3名の委員による調査が実施され、報告書がまとめられました。
 その後、市長の諮問により、第三者機関としての外部組織、近江八幡市入札談合等調査委員会が公正入札調査委員会の報告書をもとに調査を実施して答申書が提出されました。
 提供された資料全てに目を通したが、入札談合と認定されるような事実は見当たらなかった。公正入札調査委員会の結論は是認することができるとする答申の内容は、庁内調査委員会の結論をほぼそのまま追認するものとなっており、議会としては疑惑の核心部分の解明での説得性は不足していると考えます。納得できる内容とはほど遠いものとなっており、市民に対してのきちっとした説明責任が求められています。
 議会が地方自治法に定められた百条調査委員会を設置して、その役割を果たすことが必要であります。
 以上の経過と趣旨を申し述べて、提案説明といたします。よろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 以上で提出者の説明を終わります。
 お諮りいたします。
 この動議については、質疑及び委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 異議なしと認めます。
 それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午前11時40分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時45分 再開
○議長(田中好君) それでは、再開いたします。
 それでは、討論、採決に入ります。
 討論を行います。
 ただいま2名から発言通告がありましたので、順次これを許します。
 まず、塩田善弥君の発言を許します。
 塩田善弥君。
             〔20番 塩田善弥君 登壇〕
◆20番(塩田善弥君) 世翔会の塩田でございます。
 近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託(公募型プロポーザル)における官製談合情報の調査に関する動議につきまして、反対討論をさせていただきます。
 ただいま談合情報に関し、地方自治法第100条の規定による議会の調査委員会設置を求める動議が出されたところでありますが、この談合情報に関する調査については、先ほどの特別委員会の委員長報告のとおり、市内部調査委員会により各関係者への詳細な聞き取り調査等を実施されたところであります。
 さらに、市議会としましては、その調査だけでなく、より透明で公正な外部機関の入札談合等調査委員会をもって調査を実施すべきとして、市当局に対しその申し入れを行いました。
 調査結果としましては、特に弁護士等で構成されました入札談合等調査委員会からは、今後の事業推進に向けた指摘事項がありましたが、いずれの委員会においても入札談合と認定されるような事実は見当たらなかったとの結論であります。
 このような経過等を踏まえ、市議会としては、まさに公正厳格に調査を実施されました両委員会の結果報告を尊重し、今後は改めて市庁舎整備に向けた取り組みについて市当局とともに進めていくべきであると考えるものであります。
 よって、今回の官製談合情報の調査に関する動議について反対をいたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 次に、川崎益弘君の発言を許します。
 川崎益弘君。
             〔17番 川崎益弘君 登壇〕
◆17番(川崎益弘君) 日本共産党の川崎益弘です。
 官製談合情報の調査に対する動議について賛成の討論を行います。
 入札談合情報の調査について、市庁舎内の調査委員会が立ち上がり、調査をされ、その後、第三者委員会の調査が行われてきました。議会に対しては、全員協議会や特別委員会の中で庁舎内の調査委員会の報告が行われましたが、報告を聞き、また調査書を見ますと、非常に灰色のところがあります。
 個人情報と言い、黒塗りのところが多く、内容が理解できません。また、第三者委員会の調査報告書や会議録の開示を速やかに議員に開示されるべきでありますが、個人情報保護などの名目で開示が難しい状況の中で、議員として真相がわからないままでは市民に対して説明ができません。また、市民に対して全てを明らかにしていくべきであります。
 そのために、百条委員会を速やかに設置し、適正な調査を行い、内容を明らかにすべきであります。
 百条委員会の設置をすることに同意を求める賛成の意見とさせていただきます。どうぞ皆さんのご賛同よろしくお願いします。
○議長(田中好君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
 加藤昌宏君から提出がありました近江八幡市庁舎整備実施設計等業務委託(公募型プロポーザル)における官製談合情報の調査に関する動議について、賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立少数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、本動議は否決されました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 議案の上程(提案理由説明)
      議第57号~議第59号
      会第3号~会第4号
○議長(田中好君) 次に、日程第5、議案の上程を行います。
 議第57号から議第59号まで並びに会第3号及び会第4号の5件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 西川議会事務局長。
◎事務局長(西川昭一郎君) 朗読します。
 平成27年第1回(3月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第57号 近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることについて
議第58号 近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議第59号 財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて
議員提出議案
会第3号 近江八幡市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について
会第4号 近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
 以上であります。
○議長(田中好君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正君) 本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 議第57号近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることにつきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に伴い、平成27年4月1日から新たな教育委員会制度が開始されることにあわせて、本市も新たな教育委員会制度に移行するため、日岡昇氏を近江八幡市教育長に任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 次に、議第58号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることにつきましては、近江八幡市教育委員会委員の欠員に伴い八耳哲也氏を近江八幡市教育委員会委員に任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 次に、議第59号財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、常楽寺の財産区の財産区管理委員の任期満了に伴いまして、委員を選任することにつきまして、議会の同意を求めるものであります。
 以上、追加いたしました3議案につきまして、よろしくご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中好君) 次に、議員提出議案会第3号の提案理由の説明を求めます。
 深井幸則君。
             〔10番 深井幸則君 登壇〕
◆10番(深井幸則君) 提出者を代表し、会第3号近江八幡市議会基本条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をさせていただきます。
 この改正は、地方自治法第96条第2項の規定に基づく、議会の議決事件の追加について改正するものであり、行政運営上の最上位に位置する構想及び計画、国土利用計画の策定、変更または廃止について、議決事件として規定するものです。
 また、その他、市政に関する重要な計画についても、必要と認めるときは、会派代表者会議を通して議会と市長等が協議の上議決事件とすることができるものとする改正であります。
 以上、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(田中好君) 次に、会第4号の提案理由の説明を求めます。
 井狩光男君。
             〔14番 井狩光男君 登壇〕
◆14番(井狩光男君) 提出者を代表いたしまして、会第4号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明をさせていただきます。
 今回の改正は、教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者(新教育長)を置くことなどを内容とする地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の公布に伴い、地方自治法第121条(長及び委員長等の議場への出席義務)が改正されたため、近江八幡市議会委員会条例に規定する出席者の職名を改正するものであります。
 以上、提案の理由とさせていただきます。
○議長(田中好君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程いたしました議第57号から議第59号まで並びに会第3号及び会第4号の5件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午前11時58分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時1分 再開
○議長(田中好君) 再開いたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 質疑
○議長(田中好君) それでは、日程第6、質疑に入ります。
 1名から発言通告がありましたので、許します。
 中村巧君の発言を許します。
 中村巧君。
◆15番(中村巧君) 地域力みんなの会の中村巧でございます。
 人事案件でございますので、簡潔に質問させていただきます。
 まず、お聞きしたいんですけれども、現在、近江八幡市の教育長には、12月議会で同意いたしました日岡昇氏が1月2日から既に就任しているにもかかわらず、なぜ改めて日岡昇氏を任命することになりますか。
 そして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の経過措置に従って、現行法のもとで任命された教育長は、施行の日以降であっても委員としての任期が満了する日までの間は在職するものとしていることと書いておりますが、この点についてどのように理解されているのか。この回答を求めます。
○議長(田中好君) 当局の回答を求めます。
 総務部川端部長。
             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕
◎総務部長(川端康仁君) それでは、ただいまの中村議員のご質問にお答えをいたします。
 まず、なぜ日岡氏を任命するのかということでございますが、これにつきましては、昨年7月以降、教育長が不在のときにも中村議員からもご質問の答弁でお答え申し上げましたように、人格が高潔で教育行政に博識を持たれる方ということで、熟慮に熟慮を重ねて、昨年12月議会に日岡氏を任命させていただきました。
 このたび日岡教育長が新制度の移行を前に、近江八幡市もすぐ新制度に移行したほうが、今後の市の教育行政、さらには市民福祉の向上のために重要であるというような決断をされまして、去る13日に教育長としての辞任を申し出られ、教育委員会で同意を得られました。
 その後、市長に対して教育委員としての辞任を申し出られ、市長も日岡氏の思いを酌んで許可されたものでございます。
 それで、その後、今後、日岡氏を熟慮に熟慮を重ねて就任したということで、改めて新制度に基づく教育長として選任をさせていただきたいというものでございます。
 2点目の経過措置についてでございますけれども、議員おっしゃいますとおり、現在在任中の教育長は教育委員としての任期満了まで教育長として残任するという経過措置は法の附則に書いております。
 その中で、先ほども申しましたように、日岡教育長が、新制度に近江八幡市も直ちに移行したほうが新たな教育委員会の責任が果たせるということで辞任を決意されたということでございますので、改正法の規定に基づきまして今議会に4月1日からの教育長の選任を提案させていただいたものでございます。
 以上でございます。
○議長(田中好君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 中村巧君。
◆15番(中村巧君) 今ご説明いただきましたように、教育長自身の人物につきましては、私はここでは質問も何も申し上げませんが、経過措置について今おっしゃったように、現に在職する教育長はその教育委員会の委員としての任期中に限り、なお従前の例により在職することとしたこと、改正法附則第2条1項、これに書いてますわね。
 それと、いわゆる文部科学省からの通知文には留意事項として書かれております。この留意事項には、現行法のもとで任命された教育長は、施行の日以降であっても委員としての任期が満了する日までの間は在職するものとしていることと、こういうふうに留意事項にも書いてるんですね。
 それともう一点は、文部科学省の通知、先ほど申しましたが、26文科発第490号ですけれども、教育長の任命の議会同意に際しては、例えば候補者が所信表明を行った上で質疑を行うなど、丁寧な手続を経ることが考えられることと、こういうことも書いてるんですね。
 だから、こういうことから勘案いたしますと、やはり今の教育長さんは経過措置に沿って職務に専念していただいて、引き続き教育長として私は務めていただけることを願って、私の質問といたしますが、市としてはこの私の今申しました経過措置及び留意事項に関してどのように考えてらっしゃるか、回答を求めます。
○議長(田中好君) 市長、冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正君) 日本はご存じのように法治国家でございます。今、中村議員のおっしゃったのは、これは留意事項とかでありまして、これでしなきゃならないという義務規定ではないと理解をしております。
 法治国家というのは、やっぱり新しくできた法律に、一日も早くその法をやはり我々は施行すべきだと、こういう立場であります。
 今、議員おっしゃったように、まず1つは、所信表明も冒頭の質疑の中で立派な方だ、これはやっぱり少なくとも3カ月近くになるわけでありますけれども、1月からですから。見ていただいた結果の判断をしていただいてるんじゃないのかなと、こういうふうに思っております。
 したがって、人格につきましては所信表明に匹敵する、あるいはそれ以上のことをこの3カ月近くの間でご理解をいただいてるのではないのかな、このように思っております。
 それともう一つは、選任でありますから、教育長さんがやめていただくわけじゃないんですね。新たな人を皆さん方にひとつお願いをしてるわけじゃなくして、同じ人物でありますから、引き続いて従来にも増して新法のもとで頑張っていただく。そのことが市民の負託に応える我々の最大の義務だと、かように思っております。
 以上です。
○議長(田中好君) 質疑はありますか。
 中村巧君。
◆15番(中村巧君) 私が申しましたように、私はやっぱり法に沿ってしていかなければならないということを申し上げまして、質問を終わります。
○議長(田中好君) 以上で中村巧君の質疑を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 委員会付託
○議長(田中好君) 次に、日程第7、委員会付託に入ります。
 お諮りいたします。
 ただいま議題となっております議第57号から議第59号まで並びに会第3号及び会第4号の5件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中好君) 異議なしと認めます。よって、ただいまの5件は委員会付託を省略することにいたしました。
 それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩いたします。
               午後0時10分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時14分 再開
○議長(田中好君) 再開をいたします。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 討論・採決
○議長(田中好君) それでは、日程第9、討論・採決に入ります。
 討論を行います。
 ただいま2名から発言通告がありました。順次これを許します。
 まず、中村巧君の発言を許します。
 中村巧君。
             〔15番 中村 巧君 登壇〕
◆15番(中村巧君) 失礼をいたしました。地域力みんなの会の中村巧でございます。この任期最後の反対討論をさせていただきます。
 議第57号近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることについての議案に反対する立場で討論します。
 教育委員会制度を見直す地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正が行われ、首長の権限が強化されるようになりました。来る4月1日から施行されることになっています。
 しかし、教育長の任命については、経過措置として現に在職する教育長はその教育委員会の委員としての任期中に限り、なお従前の例により在職することとしたこと、改正法附則第2条1項としている上、文部科学省の地方教育行政法の改正についての通知の留意事項にも、現行法のもとで任命された教育長は施行の日以降であっても委員としての任期が満了する日までの間は在職するものとしていることとしています。
 なお、今議案の提案に際して改正法附則第3条に基づき、施行前であっても新教育長の任命のための必要な行為としていますが、旧教育長が平成27年4月1日以降も在職している場合は、任期満了等(辞職、死亡、免職、失職を含む)となる日以降、新制度へとなっています。
 通常の解釈としては、死亡、免職、失職は言うまでもありませんが、辞職とはみずからが職をやめる行為であると理解し、再度同一人を任命することは禁止するという条項はないが、通常想定しないのではないでしょうか。
 こうしたことから考えれば、現在教育長として在職している日岡昇氏を再度議会で任命同意の決議をする必然性はなく、現に在職する教育長は教育委員としての任期が満了する日までの間は在職し、職務に専念していただき、議第57号の近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることについての議案に反対し、討論を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(田中好君) 次に、井上佐由利君の発言を許します。
 井上佐由利君。
             〔22番 井上佐由利君 登壇〕
◆22番(井上佐由利君) 日本共産党の井上です。
 議第57号近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることについて反対討論いたします。
 昨年の12月に、日岡教育委員の選任同意につきまして私は賛同をしてまいりました。しかし、このたび現教育長は残任期間3年9カ月を残して一旦辞職され、そして先ほどの答弁にもありましたように、新制度移行に向けて4月1日から新教育長としての提案となっております。
 ことしの1月2日に、教育委員会にて教育長になられたところであります。旧法のまま教育長を全うされるべきと私は考えます。
 もともと市長は、昨年の9月で3月議会には提案したいと言っておられたのが、急遽昨年の12月で教育委員として提案され、議会も同意をしてきたところです。私は、空席だった教育長席に着任されて、本当によかったとそのとき思いました。
 しかし、12月議会での同意は一体何だったのか。12月議会提案のときからこのような計画で動いておられたのでしょうか。私は、人事案とはもっと神経を使う案件ではないのかと思っています。出したりおろしたり、そしてまた出したりと、幾ら教育委員会法が変わろうとも、私は、先ほどの答弁にもありますように経過措置があるわけです。昨年の12月に選任しているわけですから、旧法に基づき残任期間を全うされるべきことを申し上げまして、討論とかえさせていただきます。
 以上です。
○議長(田中好君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
 それでは、市長提出議案について、順次起立により採決いたします。
 まず、議第57号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第57号近江八幡市教育長の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立多数〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第57号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第58号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第58号近江八幡市教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第58号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第59号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議第59号財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第59号は原案に同意することに決しました。
 次に、議員提出議案会第3号について、採決いたします。
 お諮りいたします。
 会第3号近江八幡市議会基本条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第3号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第4号について採決いたします。
 お諮りいたします。
 会第4号近江八幡市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
             〔起立全員〕
○議長(田中好君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第4号は原案を可決することに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了いたしました。本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。
 ここで、冨士谷市長からご挨拶をいただきます。
 市長、冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 湖国に春の訪れを告げます左義長まつりが、市内外からの多くの方をお迎えし、盛大にとり行われまして、めっきり春めいてまいりました。
 去る2月20日に平成27年第1回市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆さん方には、提案させていただきました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、いずれも原案どおりご可決を賜りましたことに対しまして、心から厚くお礼を申し上げる次第であります。まことにありがとうございました。
 なお、今議会の審議の過程におきまして、議員の皆さん方から賜りました多くのご意見やご提言等につきましては、これを私以下全職員が真摯に受けとめ、今後の市政運営に着実に反映させるよう鋭意努力してまいりたいと存じます。
 さて、死者、行方不明者約1万9,000人という未曽有の被害を出しました東日本大震災から、はや丸4年がたちました。
 市民の皆さん方から、今日までできる限りの物心両面にわたりますご支援をいただいたところでありまして、本市としても被災地に対しましては継続して支援を行っているところであります。
 今日まで、きずなを合い言葉に、日本中が心一つになって、一日も早い復興を願い、一人一人ができることから、広範囲にわたり、力を合わせ取り組んできたところでありますが、現実は、いまだ23万人余りの方々が、それまで住みなれた町を離れ、仮設住宅等で不便な生活を余儀なくされておられます。
 被災地の現状をマスコミの報道等で知る限りでは、一部では瓦れきの除去はおおむね完了しているものの、新たな住居や店舗の整備にはまだまだ時間を要するものと思われ、一日も早い復興を望まれている被災者の方々の思いとのギャップは非常に多いものがあり、心痛ひとしおでございます。
 この震災の教訓を決して風化させることなく、被災地の復興に向けては引き続きともに取り組んでいかなければならないと心新たに決意をいたしているところでございます。
 さらにまた、今般、南海トラフ巨大地震につきましては、政府の中央防災会議の作業部会は、その経済的被害を最悪の場合220兆円に上るとの推計を発表しました。避難民は最大950万人、断水は3,440万人が直面する等、これまでで最も深刻な被害が想定されております。
 県内の被害額も最大1兆6,000億円もの想定がなされておりまして、1,000年に一度とはいうものの、我々は指をこまねいているだけではなく、それぞれができるハード、ソフト両面の防災・減災対策に努める必要があると思います。
 本市といたしましては、今日まで有事の際には、学区民の約1割の皆さん方が一時避難できますよう、3日間の水と電気と食料が供給できる機能を有したコミュニティセンター及び学校施設が一体となったコミュニティエリアの整備をそれぞれ小学校区ごとに考えておりまして、なお一層の進捗を図り、災害に強いまちづくりを積極的に進めていかねばならないと改めて感じているところであります。
 さて、話は変わりますが、4月3日から統一地方選挙が始まりますが、特に来る4月26日に執行されます近江八幡市市議会議員の一般選挙に多くの議員の皆さん方が引き続き立候補されるともお聞きしているところであります。
 今日まで議員活動を通じての数々のご功績を有権者に訴えられまして、さらなるご活躍をお約束され、ご健闘いただきたく思います。当選の暁には、なお一層、次代に誇れるまち近江八幡市推進のため、発展のためご尽力を賜りますようお願い申し上げるものであります。
 また、寂しい限りでございますが、今期をもちましてご勇退される予定の議員の皆さん方におかれましては、今日まで本当に寝食忘れての市政発展のため一方ならぬご尽力を賜り、まことにありがとうございました。この4年間、おかげで本当に滞りなく、そして市政発展に皆さん方とともに推進することができたと、改めて心から感謝とお礼を申し上げる次第であります。
 どうぞ、市議会を離れられましても、それぞれのお立場から、一層の市政発展のためにご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げる次第であります。
 あわせまして、ご自愛をしていただきまして、今日までの積み重ねてきていただきました見識や経験を私どもにもご教示賜りますことをあわせてお願い申し上げる次第であります。
 また、来る21日には市制施行5周年記念式典を催させていただきます。深い歴史を重ねてきた2つの町が特色ある伝統と文化を携えながら一つの町として歩み出し、はや5年がたとうとしております。これもひとえに皆さん方の小異を捨てての大同団結へのお力添えのたまものであると深く敬意を表するものでございます。
 本市がこの記念日を契機に、さらに8万2,000人市民が常に一体となって、次世代に誇れるまち近江八幡市をつくるために一層のご支援とご協力を賜りますよう切にお願いするものでございます。
 間もなく桜の開花も見られ、穏やかな季節となってまいりますが、議員の皆さん方におかれましては、どうか健康にはくれぐれもご留意いただきまして、さらなるご活躍を念じ上げまして、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(田中好君) 平成27年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
 去る2月20日に開会いたしました本定例会も、議員各位を初め、市長並びに当局の皆様のご協力によりまして、本日ここに無事に閉会の運びとなりました。
 当局の皆様方におかれましては、本定例会におきまして各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願いを申し上げます。
 さて、私たち議員の任期は、来る4月29日をもって満了いたします。再選を目指される議員、また今期限りで勇退される議員、それぞれに在任中は市政発展並びに議会運営にご尽力を賜りましたことに対し、深く感謝を申し上げます。
 また、もとより微力な私が、議長の重責をお預かりいたしまして、今般、無事に3月定例会を終えることができましたのも、皆様方のお力添えのたまものと重ねて御礼を申し上げます。
 また、これまで任期4年間の中、市民に開かれた議会、市民参加の住民自治を推し進める議会として、議会運営の基本事項等を定めるものとして、議会基本条例を平成23年3月に制定をいたしました。
 さらに、平成25年3月には、本市において健康で生き生きとしたまちづくりを進めていくため、スポーツ推進条例を議員提案により制定いたしたところでもあります。
 これからも、議会は、その権限や機能を十分発揮しながら、しっかりとその役割を果たしていかなければならないと考えております。
 季節は、3月半ばを過ぎ、ようやく日増しに暖かさを感じるようになりました。
 皆様におかれましては、健康には十分ご留意をいただきますようお願い申し上げますとともに、今後、近江八幡市のさらなる発展のため、それぞれのお立場から、なお一層のご努力、ご尽力を賜りますようにお願いを申し上げまして、閉会のご挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして平成27年第1回近江八幡市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでございました。
              ~~~~~~~~~~~
               午後0時35分 閉会
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