録画中継

令和元年第1回(6月)近江八幡市議会定例会
6月26日(水) 個人質問
道下 直樹 議員
(1)通園・通学の安全について
   ①キッズゾーンの近江八幡市での設置について
   ②現在市に上がっているスクールゾーン設置の要望数について
   ③現在通学・通園に危険だと市が把握している箇所について
   ④桐原東・岡山こども園通園の安全について
(2)給食費無料化について
   ①市長の公約について
   ②現時点での進捗状況について
(3)子ども医療費無料化について
   ①償還払い方式ではなく現物給付方式の理由について
   ②償還払い方式と現物給付方式の費用の差異について
   ③5年後の子ども医療費無料化について
   ④財源が不足した際の対応について
(4)GCUについて
   ①何故医療センターにGCUが必要なのか
   ②三度にわたって不調だった原因とその対策について
   ③補助金が切れた際の対策と今後の展望について
◆1番(道下直樹君) 皆様初めまして、公政会、道下直樹と申します。
 議長の発言通告の許可を得ましたので、発言させていただきます。
 4月の統一地方選挙で市民の皆様の負託を受けて当選させていただきました近江八幡市初の平成生まれの市議会議員でございます。平成生まれの市議会議員として令和の新しい近江八幡市を小西市長を初めとする職員の皆様、同僚議員の皆様、そして近江八幡市の市民の皆様とともにつくっていきたいと思います。熱き血が叫び、皆様に対し失礼なことを申すかもしれませんが、何とぞ若輩者でございますのでご容赦いただきたいと思います。また、29歳ということで、皆様の子や、もしかしたら孫の世代かもしれませんが、若手市議会議員らしく、若者の声を、そして市民の皆様の声を持ち前の行動力をもって市政に届けていきたいと思います。本日が初めての議会での質問でございますので、大変緊張しております。何かとふなれな点、ご迷惑をおかけすると思いますが、ご容赦いただきたいと思います。
 今回、大きく質問させていただきますのは4点、分割方式で質問させていただきます。
 1点目が子どもの通園、通学の安全について、給食費無料化について、3点目が子ども医療費無料化について、4点目がGCUについてです。よろしくお願いいたします。
 それでは、子どもの通園、通学について質問させていただきます。
 先日、大津市で痛ましい事故がありました。被害に遭われました園児のお二方に対して哀悼の意を表します。また、おけがに遭われました方々の一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
 大津市の事故は対岸の火事ではございません。近江八幡市でも全国どこでも起こり得た事故だと思っております。保育士、幼稚園教諭を対象にしたインターネットでのアンケートでは、園児の散歩、外遊びに関して、97%の保育士、幼稚園教諭が必要もしくはとても必要と答えております。一番多い理由としましては、子どもの感性や発想力を伸ばすために必要であるとのことです。つまり園外活動は子どもの成長に必要不可欠であると思っております。
 大津市では、園児の安全を守るために園児の園外活動に使用する道路をキッズゾーンとして国に設置を要望しております。昨日、岡山議員もおっしゃられておりましたが、キッズゾーンとは、滋賀県選出の二之湯武史参議院議員が6月10日の参議院決算委員会で政府に要望して、18日に政府が創設を決定した、園児の園外活動を守るため、ドライバーに園児の活動地域であることを知らせる道路の標識のことです。
 近江八幡市において園児の園外活動の安全を守るためにキッズゾーンの設置を国に求める予定はありますでしょうか。
 また、キッズゾーンに対して当局の認識はどのようなものですか、ご教示お願いいたします。
 2点目、市議会議員になってから市民の皆様にスクールゾーンの設置を求められることが多いのですが、現在市にある設置数、そして市に要望で上がっているスクールゾーンの要望件数、そして消化数、消化率についてご教示ください。
 3点目、現在市が把握している通園、通学に危険な箇所について、近江八幡市全体、そして学区別でご教示お願いいたします。
 4点目、このたび皆様のご尽力により、岡山こども園、そして桐原こども園の開園が決定いたしましたが、現在岡山こども園、桐原東こども園が開園するに当たって通園の安全面は大丈夫でしょうか、ご教示お願いします。
 以上4点質問させていただきます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 道下議員の子どもの通園の安全対策についてのご質問にお答えをさせていただきます。
 まず、保育所などの周辺道路におきまして、キッズゾーンを新たに設けてドライバーに注意を促すこと、また地域住民が園児を見守るキッズガード等の配置につきましては、大津市の園児の事故などを踏まえまして、去る6月18日に国におきまして関係閣僚会議が開かれ、緊急対策がまとめられたところでございます。
 本市におきましても、このキッズゾーンにつきましては効果があろうということで、有効性も確認がされるようでございますので、国の方針に基づきまして取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。
 また、市内の幼稚園、こども園、保育園などの就学前施設の場合でございますけれども、原則登降園は保護者の方に今送迎をお願いをいたしております。自宅から園所までの通園経路につきましては、自動車や自転車、徒歩等にかかわらず、より安全で近い経路を保護者の判断で選択をしていただいております。本市では、さきの大津市の事故を受けまして、直ちに各園所に対しまして安全確認の徹底について周知を図るとともに、施設周辺と散歩・散策ルートの危険箇所の調査を依頼し、報告を受けたところでございます。今後、この報告書に基づき、現場確認を行い、対策を検討してまいりたいと考えております。
 次に、岡山こども園、桐原東こども園の通園路の安全対策についてのご質問にお答えをいたします。
 まず、いずれの園につきましても、こども園の開設につきましては滋賀県の認可が必要となることから、設置運営事業者がこども園の開設と運営に責任を負う立場として、事前に危険箇所の点検把握を行い、必要な安全確保に努めるものと考えております。また、開園後も絶えず安全対策に留意するとともに、保護者に対しては送迎時のルール設定と交通事故防止等の周知徹底を図り、近隣自治会や住民の皆様に対しても、交通渋滞や交通事故を招かないよう、園としても取り組める対策を講じていかれるものと考えております。市といたしましても、安全対策の観点から、十分協議、指導等を講じてまいりたいというふうに考えております。
 また、実際の送迎につきましては、自動車での送迎が多いものと想定されるところでございますけれども、近隣からはやはり自転車や徒歩での送迎もございますので、特に園周辺の市道などにおいて交通量の多い道路の横断や歩道等がない狭隘な道路など、危険箇所となり得る場所について点検を進めていきたいと考えております。その上で、必要に応じ車どめや横断歩道の設置など、各種の安全対策について事前に庁内外の関係担当部署・機関などとの協議を行うとともに、直接直ちに改善できるところは対応をしてまいりたいと考えております。
 また、市所管以外のものや改善に多額の予算などを伴うものにつきましては、所管機関等に対しまして改善できるよう要望し、実現を目指してまいりたいと考えております。
 その他の事項につきましては、それぞれの所管よりご回答申し上げます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小林教育部長。
             〔教育部長 小林一代君 登壇〕
◎教育部長(小林一代君) 道下議員お尋ねのスクールゾーン設置要望件数についてお答えをいたします。
 これまでに自治会等からスクールゾーンの設置について要望がありましたのは、平成25年老蘇学区からの1件です。
 スクールゾーンは、小学校からおおむね半径500メートルの範囲で、一方通行、大型車両進入禁止、速度制限など、道路交通法上の規制をかけるもので、地域住民や一般の通行者にも影響が及ぶものであり、現在近江八幡市内での設置はありませんが、グリーンベルトの設置や通学路の路面標示などによる安全対策を行っています。
 次に、現時点で本市が把握している通学に危険な道路につきましては、自治会要望やおうみ通学路交通アドバイザー等から情報を収集しています。これを教育委員会で取りまとめ、6月末に合同点検を行っています。さきの岩崎議員にもお答えをいたしましたが、この合同点検はおうみ通学路アドバイザー、近江八幡警察署、東近江土木事務所、市土木課、人権市民生活課、交通政策課、少年センター、自治会、小学校、学校教育課により平成25年度から毎年定期的に行っています。
 今年度は、例年の交通安全の視点に防犯、防災の視点を加え実施し、現場で参加者が意見を出し合い、どのような対策が一番効果的か、短期的に対応できるものか、長期計画が必要なものか等を検討し、安全対策を実施しています。
 なお、平成30年度は33カ所の点検を行い、現在までに26カ所について安全対策実施済みとなっています。残る箇所につきましても、長期計画を立て取り組むほか、通学路の見直しも含め、他の方法での安全対策を検討しています。今後も関係機関の方々と連携をとりながら、安全対策を進めてまいります。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 丁寧なご回答ありがとうございました。
 それでは、再問させていただきます。
 先ほどのキッズゾーンについてまた再問させていただきますが、差し支えなければ、そのキッズゾーンをどこに設置するのか。また、いつ国に設置を要望するのか、ちょっとまた教えていただいてもよろしいでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
 キッズゾーンの指定等につきましては、先ほど申し上げましたように、6月18日に閣僚会議で方針が決められましたけれども、具体的に国の方針が細かい部分についてはまだ示されてないという状況でございますので、キッズゾーンのほか、散歩ルート、外出の危険箇所につきましても、安全対策ということで検討してまいりますけれども、国としては今もう動いておられますので、その方向性が出るのを待って内部でも対応を考えていきたいというふうに思っております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 それでは、また再問させていただきます。
 キッズゾーンは通園路、例えば保護者の方が通園に徒歩や自転車で使用する頻度が高いところに設置は可能でしょうか。園外活動のみしか設置ができないのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
 キッズゾーンは、スクールゾーンに準じた部分ということで国も考えておられますけれども、その場所については、実際にこれから交通量の部分であったりとか、そういうこともあわせる中において決められていく、一定示されていく部分ですので、それを踏まえて市においても確認を検討していきたいと思っておりますので、今現在どこということでまだはっきりとお答えできる状況にはないというふうに認識をしております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 再問いたします。
 次は、グリーンベルトの要望数についてお伺いいたします。現在、グリーンベルト要望数について、自治会から上がっている数、また消化数、消化率について教えてください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 消化数ということですので、昨年度の平成30年度の要望箇所数をお答えをさせていただきます。
 昨年度、自治会から要望ございましたのは6カ所で、実際にグリーンベルトを設置いたしましたのは1カ所になります。
 設置できませんでした5カ所について説明させていただきますと、そのうち2カ所は県道でございまして、うち1カ所につきましては県の土木事務所に設置の副申をいたしております。もう一カ所につきましては、県のグリーンベルトを引かれる設置の基準に満たないということで、グリーンベルトではなく、白線が薄くなっておりましたので、白線の引き直しを県でされております。残り3カ所のうち1カ所につきましては、点検の結果、グリーンベルトではなく、道路の進入口、出入り口といいますか、そこに通学路という路面標示をさせていただきました。もう一つにつきましては、グリーンベルト、ちょうど道路を横断する形で設置をしてほしいというご要望で、横断歩道もございませんので、かえって危険になりますので、啓発看板の設置、また通学路をちょっと変更いただくのを検討いただくということでお願いをしております。もう一点につきましては、ご要望いただいた時期が少し遅い時期でしたので、今年度の点検に乗せて一緒に点検をいたしております。
 設置数だけで見ますと、6カ所のうち1カ所ということですけれども、関係者が集まりまして、子どもたちのためにどういう方法がよいか、一番よい方法を考えまして対応いたしておりますので、ご理解をいただけたらというふうに思っております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 再問いたします。
 現在、教育委員会、学校が把握している危険箇所、道路管理者が把握している危険箇所、警察、公安が把握している危険箇所についてご教示いただけませんでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小林教育部長。
◎教育部長(小林一代君) 教育委員会で本年度、危険箇所ということでご報告をいただきまして、先ほども申しましたように、6月24日と今度28日に点検をいたします箇所数が今年度も昨年度と同じく33カ所ございます。これにつきまして点検をいたしまして、どういう方法がよいのかをまた対応していきたいと考えております。
○議長(北川誠次君) 回答漏れはありませんか。
 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ごめんなさい。また、ちょっと道路管理者と、あと警察、公安が把握しているところをまたちょっと調べといていただきたいと思うんですけども、また次の再問いたします。
 現在、市が管理している歩道について質問させていただきます。
 歩道に草がかかり、歩道で歩いている方の視認性を著しく下げているとの要望を市民の方からいただきました。また、草の背丈が人の背丈を超えると、島小学校の女児連れ去り事件があったように、犯罪に利用される可能性があり、早急の対策が求められると思います。担当課は歩道にかかる草の除草についてどう対策をされておりますか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 今おっしゃった島小学校の通学路の件ですが、もちろん除草の件もお聞きしております。それから、去年の台風で、特に白王地域の子どもたちの通学路が今も崩れそうということで、通学路の変更を学校と地域で今対応して、道路がようやくそこを通らない方法の新しいルートの道ができたということを聞いておりますので、とりあえず通学路を変更していこうということでお願いします。
 それから、除草等については、全て学校が除草するという人員もありませんので、PTAあるいは地域にもお願いして、除草のできる範囲内でしていただいています。
 以上です。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 再問いたします。
 現在、移動式オービスが県内で使われ始めているんですけども、例えば近江八幡市の市内各保育園、幼稚園、こども園、小学校、中学校で配備をすることはできますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
 オービスの設置については、難しいのが現状だというふうに思っております。先日、大津市の事故を受けまして警察署から園児の交通安全教室の開催とあわせて、移動式オービスをその間は配置をしていただいたということはございましたけれども、恒常的には難しいというふうに思っておりますので、ご理解をお願いします。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 再問させていただきます。
 大津市さんのケースなんですけども、大津市は子どもの安全を守るために、副市長を委員長に幼児政策課や道路整備課、警察や公安委員会との連携を担当する職員に市教育委員会を含めた計91名で構成している各部門を横断する組織である子ども安全対策プロジェクトチームを発足させたんですけれども、近江八幡市において子どもの安全対策プロジェクトチームを発足させる予定はありますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
 大津市につきましては、今議員ご指摘されました子どもの安全対策緊急プロジェクト会議というのを、副市長をトップにつくられたというふうに聞いております。本市におきましても、先ほど教育委員会でありましたように、通学路の安全推進会議ということは組織されて、現時点で検討されております。就学前施設につきましても、初問でお答えいたしましたとおり、緊急調査を行いまして、全ての園所から散歩コースなどの危険箇所の報告をマップ上では受けたところでございます。今後、現地点検などを実施し、国の方針が決まりましたら、組織も含めまして検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 再問いたします。
 次、桐原東こども園の通園路についてお伺いいたします。
 桐原東こども園というのは医療センターのそばにあるということで、大変交通量が増加するのではないかなと考えています。また、交通量増加により、緊急車両の邪魔にならないか。そして、抜け道として八木町の生活道路を使われるケースが多いかなと思うんですけども、八木町の生活道路の交通量増加により八木町の皆様の安全は大丈夫なのか、ご教示お願いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 再問にお答えいたします。
 まず、2点あったと思いますけども、1点目の総合医療センターの救急車両の搬送口近くにこども園が整備される場合においてのことということでよろしかったかと思いますが、園近くでの停車による周辺道路の渋滞や、また事故誘発の回避、またお子さんの車への乗降時の安全対策につきましては、ことし4月に開園しました桐原遊こども園のように、保護者の送迎車両のための駐車スペースを十分に確保される意向ということで聞いております。市につきましても、そのように安全対策を指導してまいりたいというふうに思っております。
 また、緊急車両の通行量についても、以前の協議の場におきまして、平成29年度の月平均が420件、平成30年度の月平均が457件でございまして、八木町方面と市役所方面の両方面を合わせまして1日平均13件から14件の搬送という、平均上はそういうデータがございますので、それにつきましても自治会へお示しをさせていただく中でご理解をお願いしたところでございます。
 現在の状況と、外周道路自体の幅が広いこと、また今後のこども園の対策等から、現状では緊急車両の通行の妨げになるものではないと考えておりますので、ご理解をお願いします。
 もう一点、八木町の集落内の道を通られる場合の安全対策というご質問やったと思います。
 それにつきましては、そもそも桐原東小学校区は住宅の密集地でございまして、校区の南側には日吉野町、北側には八木町地先ということでございますので、農地がそういう形で広がっているという地理上の特性がございます。そういう中で、学区の要望は小学校の近くに建設ということでありましたし、住宅地の北側に小学校があるというような位置関係にございますので、それにどうしても応えていくための部分でいきますと、どうしても住宅地の中を通らざるを得ないという状況があります。
 ただ、当初八木とお話をさせてもらった中では、確かに八木町地先でございましたので、そこについてはかなり通行量が一定見込まれる可能性はありましたけども、今回につきましては、一定東側、当初の計画地は東側で、なおかつ外周道路の北側ということでございますので、一定そこについては少なくなるものというふうに解しております。
 ただ、それでも八木町の西側とか、また南側から来られる方がいらっしゃらないわけではございませんので、それにつきましてはこども園から保護者に対しまして、交通事故の防止とか交通安全対策の徹底、また交通渋滞を招かないように、集落内の道路につきましては通らないようにご協力をお願いするのを市からも園からも求めていくということで、ご理解をお願いしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 再問いたします。
 先ほど指導していくというふうにお伺いしましたけども、桐原東こども園に対して、例えば指導だけで守る方はいらっしゃるのかなというのを非常に思っております。八木町から桐原東に通学をしている児童もいらっしゃいます。また、桐原東こども園登園の時間帯もしくは桐原東小学校の通学の時間帯、八木町の生活道路通行禁止というのはできないんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 今、国が考えておられますキッズゾーンが設定されましたら、道路の状況に応じて、道路交通法に基づく時間指定の車両の通行禁止でありますとか、また速度規制、また一方通行などが適用される方向で検討されておられますので、そうなれば一定そのエリアについても本当にそういう状況が望ましいんであればそういう方向も考えられると思っておりますので、今現時点でまだ不確定な部分がございますので、今後の部分として注視しながら検討していきたいというふうに思っております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 今ちょうどこども園のことをお話しさせていただいたんで、再質問をさせていただきますけども、昨日森原議員の質問で出ておりましたけども、桐原こども園、桐原東こども園が開園した際、桐原幼稚園、桐原保育園は閉鎖されるということでお間違えないでしょうか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 桐原幼稚園については、閉園の方向で考えておりますが、桐原保育園につきましては、待機児童の状況等を見きわめながら、方針について考えてまいりたいと考えておりますので、開園イコール閉園ということは考えておりません。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 桐原幼稚園に関して再問させていただきます。
 現在、500万円を超える改修費が入っておりますが、これはなぜ取り壊す建物を改修したのでしょうか。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君に申し上げます。
 通告内容を逸脱しない範囲で再問をしてください。
◆1番(道下直樹君) はい、わかりました。
 それでは、子どもは市の宝ですので、子どもの安全、早急な対策をお願い申し上げたいと思います。
 それでは、次の給食費無料化についてお伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 質問の途中ですが、ここで休憩をいたします。
               午前10時58分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時15分 再開
○議長(北川誠次君) 再開します。
 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) まずは、先ほど関係ない質問をしてしまって申しわけございませんでした。
 大項目2番の給食費無料化についてお伺いいたします。
 地元のお母様方より、小西市長が選挙公約で給食費無料化するための道筋づくりをするとのことをマニフェストで出していたのですが、いつになったら給食費が無料化になりますかとのご要望を受けました。給食費無料化はどれくらいの規模でするのか、対象範囲はどうするのか、まだまだ議論の余地はあります。
 私、個人的には、10月に消費税増税が控えておりますので、低所得者のみ対象で無料化できないかとも思っておりますが、同じ県内の長浜市さんが給食費無料化をされておりまして、財源を確保するのに大変苦慮されているとのお話も聞かせていただいております。そういうお話を聞くと、ちょっと難しいかなとも思うんですけども、小西市長が就任して1年以上がたちましたが、幼稚園、小学校、中学校の給食費無料化への筋道づくりについて、まずこの選挙公報、こちらですね、いただいたんですけど、選挙公報に載っていた公約についてどういう目的で書かれたのか、教えてください。
 また、給食費無料化についての現在の進捗状況についてご説明をお願いいたします。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 道下議員の給食費無料化についての筋道をつけるという項目についてのご質問にお答えを申し上げます。
 事情につきましては、道下議員も非常によくご存じのとおりだと思います。我が国の直面する少子・高齢化、特に少子化対策、また今国連でも言われております子どもの権利条約の中の子どもの教育を受ける権利ということで、義務教育における給食費の無料化というのを大きな目標として、当然私も以前より、財政的な非常に大きな費用がかかるということは承知をしておりましたけども、筋道をつけるということで長期ビジョンとしてお示しをしたところでございます。
 予算につきましては、かつて試算では約3億4,000万円、一般財源として必要であると。これは小・中学校全ての義務教育の給食費を無料化した場合でございます。
 こういう中で、他市町につきましては既に実施しているところもございます。当市としましては、他市町の動向を見きわめながら、国の方針等見きわめながら、また議員ご指摘いただきましたように、どの段階、どういうふうな形でやっていけばいいのかということを勘案しながら、今後考えていきたいというように思っております。
 そういう中で、財政的な面でございますけれども、とりあえず本年度子どもの医療費、通院医療費の無料化をさせていただきました。そういう中で、1つには税金の使い道といいますか、政策の優先度ですね、この問題が1つ。そして、私自身としましては、一番大きな財源として当初より、私が就任前より申し上げておりましたのは、国も先週閣議決定いたしましたけどもソサエティー5.0ということで、いわゆるIT化を日本の国家として進めていくと。そういう中で、我々行政といたしまして、いわゆる行政事務を含めた行政の効率化と利便性のアップという中で、一つの大きな財源が見出せるだろうということは以前から申し述べてきたところでございます。
 そういう中で、議員の皆様ぜひ、道下議員ともお力かしていただきながら、どういう形が一番いいのかというものの方策を探ってまいりたいと考えておりますので、今後ともお力添えのほどよろしくお願いを申し上げます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございました。
 先ほどの市長のご答弁で、いろいろ財政規模が問題であると。最初にこの公約を書かれた際に、大体何年をめどに図っていこうと考えていらっしゃったのかなと思います。また、今現時点でもしこれを実行するとなれば、大体どれぐらいの時間がかかるのか。また、予算規模としまして、今市長が考えていらっしゃる大体その範囲を教えてもらってもよろしいでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) まず1番目に、タイムスパンでございますけれども、当初、今言いましたから、やはり5年から、10年というとちょっと長過ぎますけど、今ITの技術革新の速度からいうと、5年ぐらいが一つのタームかなというふうに思います。その中で、今議員おっしゃっていただいたように、段階的にどうするかという問題はまた別途抱えていると思いますけども、そういう中では、まさに政策の選択という中で、どういう形のものが一番望ましいのか、議論をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 済みません、この公約自身が4年間で進めていくと、多分市民の皆様とのお約束事だと思うんですけども、今先ほどのお話でいうと、5年から10年というふうにおっしゃられましたが、4年のうちにはできないということでよろしいでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 4年と、そこに筋道をつけるというふうに書いておるその意味でございます。私は、4年内にやるものはやると書いておりますので、そこのところをお含みいただきたいと思います。
 実際にその中として、どういう形でどういう段階で、筋道ですから、完全実施に至らなくても、何らかの形ができるということもあり得ると思いますので、ご理解をいただければと思います。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 済みません、ありがとうございます。
 先ほど、その筋道づくりを検討するとのことだったんですけども、現時点で、1年以上たたれましたが、先ほどの質問とちょっと同じ内容になってしまうんですけども、現時点でどこまで進んでいらっしゃるのか、もう一度お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 進んでいるという言い方が妥当なのかどうかわかりませんけども、現在私がやっているその他の公約含めまして実施しておりますし、またあわせまして財政規模ですね、財政の今後の支出含めまして、中期財政計画含めて、その中で実際にこれがどこまでできるのか、これを見きわめつつ今進めておるところでございます。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 再質問させていただきます。
 大体そのスパンでいうと、本当にどれぐらいで出そうですか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 今申し上げましたように、さまざまな要因等ございますので、明確にいついつまでというお約束はちょっとしかねるところでございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 それではまず、こちらの公約についてなんですけども、どのやつを優先的に進めていくとか、まず順位でいうと、給食費無料化は大体どれぐらいの順位で考えていらっしゃったのかなということをちょっとお伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 筋道をつけるという前段で、順位をつけることはできませんけども、タイムスパンとして、とりあえず既にやったものとして庁舎の建設中止、また子どもの医療費の無料化、条件つきましたけどやらせていただきました。学童保育へのいわゆる助成費の見直しも行わせていただきました。
 そういう中で、まだ手がついていないものとしては、徐々に手はつけておりますけども、今後産業分野、農業の育成であるとか、まちづくり等につきましては、まだこれからいろいろ施策を出していかなきゃいけない、いろいろ端緒はつけておりますけども。そういう中で、可能なものから、状況が許すものから順次実現に向けて進めていきたいというふうに思っております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
 給食費無料化はまだまだ、市長を含め我々議員、そして市民の皆様で検討、そして議論をしていかなくてはならないことだと思っております。
 次の大項目3番、子ども医療費無料化についてお伺いいたします。
 近江八幡市は子ども医療費無料化を導入いたしましたが、近江八幡市は以前領収書を市役所に持っていくとお金が返ってくる償還払い方式をとっていたと思います。償還払い方式のメリットは、実際償還払いをするかしないかを個人の自由に任せられるとのことで、費用が現物給付に比べ2割から3割と聞いております。そのため、継続性があると思います。また、システム改修費が要りません。しかし、デメリットとすれば、償還払いを市役所にしに行くのが大変面倒くさいとのお話も伺いました。現物給付は、メリットとすれば、何もしなくてもいいのですごく楽、そのまま病院から帰れます。いわゆる窓口無料化と言われております。デメリットとすれば、システム改修費がかかる。そして、費用が償還払いより莫大にかかることだと思います。
 そこで、市長に質問です。償還払いではなく、現物給付にしたその理由についてご教示お願いいたします。
 2点目、また償還払いと現物給付の費用の差、予算の差ですね、予算の差について、試算でよいのでご教示お願いいたします。
 3点目、私自身独身の身で、少子化に一役買っているんですけども、今後結婚をして子どもを授かりたいと考えております。
 そこで、市長に質問です。子ども医療費無料化は基金が5年で尽きてしまうので、5年をめどと聞いているんですけども、5年後は子ども医療費無料化は廃止なのでしょうか、ご教示お願いいたします。
 4点目、子ども医療費無料化の財源、そして基金が枯渇した際、どのように予算を確保するのでしょうか。例えば国に補助金を求めたり、増税するなり、どこかの予算を削るなりあると思いますけども、その予算の創出の仕方を教えてください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 道下議員お尋ねの子ども医療費無料化についての4点のご質問にお答えを申し上げます。
 まず1点目のなぜ償還払いでなく現物給付方式にしたかということでございますけれども、私自身の理解としては、この制度は福祉政策でなくて子育て支援施策だということでございます。したがいまして、全ての子どもが保護者の経済的負担なしに健康であるための医療給付が受けられるということがまず大前提と考えます。立てかえ払いによる家庭のふいの出費により家計を圧迫することや、子育てに対する負担を減らしていくことで、住んでよかったと思われる町を目指していくための施策と考えております。
 実際に償還払いになりますと、その事務手続等、後で申し上げますけども、実際のこの費用の差が出るように、実際に償還払いできない方、やれない方が非常に多くなりますし、実際ふいの出費、それぞれのやはり家計の苦しい方々でいいますと、やっぱりふいの出費、また子どもが慢性的な病気になりますと非常に大きな出費がかかるということなどを考えますと、安心して子どもを産み育てる環境としましては、償還払いでなく現物給付方式のほうがすぐれているというように考えておるところでございます。
 2点目の償還払い方式と現物給付方式の費用の差異でございますけども、医療機関での支払いの必要がない窓口無料化の現物給付方式では、医療機関の受診者全員が対象となります。一方で、受診者が治療費を一旦医療機関に立てかえた領収書を市役所に持参しなければならない償還払い方式では、申請に来られた方のみが対象となります。申請に来られない方が多いほどその差異は生じるということになろうかと思います。
 データでいいますと、平成30年度の非課税世帯及び貧困ラインまでの所得制限による小・中学生の医療費助成では、対象者979人中、通院医療費の償還払いの申請をされたのは年間150人で、119万6,738円の助成額でございました。この実績をもとに、単純な推計でございますけども、推計いたしますと、市内の小・中学生は7,221人おられまして、通院医療費の償還払い申請者は年間約1,100人、金額でいいますと、単純な掛け算だけでございますけども、約883万円という助成額が出てまいります。
 一方、今年度通院医療費の現物給付としては、予算計上している金額は、議員もご承知のように1億2,550万8,000円でございます。
 以上見ていただいたように、償還払いと現物給付の差異は非常に大きくなりますけれども、現実に見合った給付を行うことで、子育て世代を初め、市民が感じる施策の実質的な効果は非常に大きいものと考えております。この金額というのは無駄に使われるわけではなくて、それぞれ子育て世帯に対する支援として働くものというように考えておるところでございます。
 3点目の5年後の子ども医療費無料化をこのまま続けるのか、廃止するのかについてでございますけども、今年度の4月より現物給付による窓口無料化を開始しましたところでございますが、年間の必要経費や子育て世代を含む市民への影響や効果などについては、十分把握には努めますけれども、特段大きな問題がない限り、5年という期限は切らず、続けてまいる所存でございます。
 4点目の財源が不足した際の対応についてでございますけども、子ども医療費助成につきましては、本市の中期財政計画に既に織り込んだ数字となっております。財源の不足は想定されておりません。継続運営を前提としておりますので、ご理解をよろしくお願いを申し上げます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございました。
 再問いたします。先ほど市長からおっしゃられました現物給付と償還払いの差異について再問させていただきます。
 まず、私はこの差額なら、所得制限を外して、近江八幡市全ての子どもを対象にできると思うんですけども、まず近江八幡市の首長である市長によって、この予算の差というのは大きいでしょうか。それとも、大した金額ではないとお考えでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 大きな金額ではございますけれども、我が国の置かれている状況、少子化という状況を考え、また当市の置かれている近隣市町村との関係等を考えましたら、当市が子育てしたい町、そして温かい町であるためには必要な範囲だという理解をしております。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございます。
 再問いたします。
 福祉の意味を広辞苑で調べたところ、幸福、公的扶助やサービスによる生活の安定、充足とあります。その中で、さらに公的扶助について調べると、最低生活の保障を目的として、生活困窮を条件に国が国民に対して行う保護とあります。つまり最低生活を守るために生活困窮者の救済を公的機関が行うことが福祉であると考えられます。生活困窮者以外の家庭に対し選択制がない現物給付による子ども医療費無料化は福祉のばらまきではないかという声も私の耳に入ってきております。
 そこで、市長に質問させていただきます。市長の福祉に対するお考えを説明をよろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 議員への初問にもお答え申し上げましたとおり、福祉という言葉に対するご理解は議員のご理解が正しいと思いますけれども、申し上げましたように、本施策は福祉施策として行うのではなく、少子化、子育て施策として、今我が国の置かれている状況、当市の置かれる状況に対して対応する施策として打たしていただいているものでございます。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございます。
 再問いたします。
 結局のところ、現物給付というのは、親が楽した分、子や孫が負担することにはなりませんでしょうか。市長はその点に関していかがお考えでしょうか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) ちょっと質問の意図を十分に理解ができないところはあるんですけれども、子どもには医療を受ける権利が親の経済状態に関係なくあると思いますし、子どもが通院しなきゃいけないからといって、親が楽になる、医療費を負担をしなくていいから楽になるということは、ちょっと心に落ちない部分がございますので、その分はご容赦いただければと思います。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 再問いたします。
 現物給付である理由について、先ほど市長は、ふいの出費があると、そのお金がない方は受診ができないというご答弁をされたと思うんですけども、子どもに万が一があったときのお金を用意しておくのは、それは親の義務ではないでしょうか。もしお金が本当にないとしても、親戚の方やご近所の方にでも頭を下げてお金を少し貸してくれとお金を借りませんでしょうか。子どもたちは15歳以降も人生は続いていきます。16歳になった瞬間に、これからは家にお金がないから病院行けないよと親が言うでしょうか。子どもがいない私でも、親がそんなこと言うわけないと思っております。償還払いでなく現物給付の理由をもう少し建設的なご答弁でよろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 私自身は、理想論としては議員の語られるとおりかもしれませんけども、現実の社会と状況ですね。子どもたちを中心に考えたときには、やはり今の形がベストだというふうに私は考えております。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございます。
 再問させていただきます。
 現物給付での子ども医療費無料化で近江八幡市の人口増加を期待しておりますか。市長、ご答弁お願いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 直接期待をしているかといいますと、ちょっと微妙なところがございますけども、少なくとも子育て世代が近江八幡市を住むのに選ぶ一つの要素になっているというようには考えております。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございます。
 再問いたします。
 現時点で県内で子ども医療費無料化の現物給付方式で人口増加した市町はありますでしょうか。また、15歳以下の人口が同じ方式でふえた市町はありますでしょうか、ご教示ください。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 久郷福祉保険部長。
◎福祉保険部長(久郷浩之君) 道下議員の再問にお答えをさせていただきます。
 県内におきまして現物給付で助成を実施している市のということでございますが、本市以外では大津市、彦根市、草津市、甲賀市、高島市、東近江市、米原市の7市が現物給付で実施をされておられます。
 それと、人口がふえたかどうかというご質問であったと思いますが、各市町ともに対象年齢であるとか自己負担の有無、それからこの制度を開始された時期も異なりますので、一定そのはかる目安といたしまして、30年4月と31年4月の14歳以下の人口の増減を見てみますと、人口がふえましたのは草津市のみであったという結果です。
 以上です。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 再問させていただきます。
 子ども医療費無料化、先ほどご答弁では草津市のみ人口が増加したということで、人口対策に余り効果はないのかなと今のご答弁でわかりました。今後は何年も、何十年、何百年は言い過ぎかもしれないですけども、続けていくことを考えていくとなると、人口減少もありますので、継続していくのは困難をきわめると思っております。やはり継続的にするには、少し市民の方に負担を求める償還払いが一番よいと思いますが、市長に質問させていただきます。
 人口減少社会においてどう子ども医療費無料化を現物給付方式で10年、20年、30年と維持していくのでしょうか。小西市長、よろしくお願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) まず、最初の人口増加に役に立ってないかどうかということですけども、ちょっと議員のおっしゃってるのは乱暴な議論だと思います。当然、滋賀県におきましても多くの市町村において社会減というものがございますので、単純に増減だけにおいて増加した、しないという議論というのはなかなか難しいと思っております。
 当市において、若年層ですね、乳幼児の人口というのは、私の知ってる限り増加はしております。
 それから、持続可能かどうかにつきましては、これは財政規模との関連になりますけれども、当市の財政規模から考えて、年間、今の額ですね、約1億数千万円というのは持続可能な範囲だという理解をしております。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございます。
 持続可能ということでしたけども、まず今基金を取り崩しながら行ってますよね。その基金がなくなった場合は、例えば増税するなりをお考えでしょうか、お願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 増税の必要は全くないというふうに理解をしております。議員も財政につきまして、また当局といろいろ詳細についてご議論を深めていっていただければいいと思いますけれども、ご心配には当たらないと理解しております。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ご答弁ありがとうございます。
 再問いたします。
 衆議院議員の秘書を私しておりまして、その時代の癖で、政治のビラをとっておくことが多いんですけども、まずこの住みよい近江八幡市をつくる会が出したこのビラ、現市政、働く女性、子どもに冷淡、このビラの存在は市長ご存じでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 存じておりません。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) このビラの中には、小西理さんが提案、建設費100億円を50億円にして違約金5億円から6億円の違約金を払っても45億円の節税とあります。ちょっと聞いてください。
 50億円庁舎の維持費が100億円庁舎と比べて2.5億円浮く。そのお金で窓口医療費無料化とありますけども、現時点で庁舎が建っていない状況で、その基金を取り崩して子ども医療費無料化を推し進めるのは市民の皆さんをだましたことになりませんでしょうか。
 それとも、住みよい近江八幡の会様に勝手にお名前を使用されたのでしょうか。もし勝手に名前を使用されたのであれば、近江八幡市民の代表の市長として、勝手に名前を使用されたことに市の広報なりオフィシャルで、この住みよい近江八幡市をつくる会様に対し抗議をすることはありますでしょうか。
 また、今日まで勝手に名前を使用されていたことにより、市民に誤解を招いたことに対して市民に謝罪をする意思はございますでしょうか。市長、お願いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 今のビラにつきまして、内容を私は存じておりませんけども、私が過去申し上げておりましたのは、100億円の庁舎をつくった場合と50億円の庁舎の場合では年間5%のいわゆる維持、メンテナンス費用が2億5,000万円ほど違いますねという中で、その費用があれば1億2,000万円程度というのが十分に賄えますねということは過去申し上げたことがございます。
 それから、財政に関しましては、現状中期財政計画に織り込まれているように、議員ご心配ないと申し上げましたとおり、この制度を維持することについては何ら問題がございません。
 実際にビラにつきまして私は存じ上げておりませんので、とりあえず何もすることはないかと存じております。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 済みません。まず、ここに書いていらっしゃるのが小西理さんが提案て書いてあるんですけども、その件に関しては市長、どうお考えでしょうか。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君に申し上げます。通告内容を逸脱しない範囲で再問をしてください。
 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 議長、これに書いてあることは、まず子ども医療費無料化についてなので、まず発言の許可を求めます。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 子どもの医療費につきましては、昨年の議会のとおり、条例案を提案させていただいたとおり、私から提案させていただきまして、議会におきまして一応子ども手当という上限はつきましたけれども、ご可決いただいたものというふうに理解をしております。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、まずここに書いてあることは、100億円庁舎と50億円庁舎の差異、この2.5億円で子ども医療費賄うというふうに書いてあるんですけども、これは例えば市民の方誤解されると思うんですけども、市長はそのことに関してはどうお考えでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 私の書いたものではございませんので、論評する範囲ではございません。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 済みません。ということは、これ勝手に小西市長のお名前を使って書かれたということでお間違えないでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 私としてはそのような意図はございません。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ごめんなさい。市長、ちょっと今の答弁の意味がよくわからなかったんですけども、私はそのように認識はされておりませんというふうに。ということは、結局はこれ小西市長が提案されたということでお間違えないでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 私の申し上げておりましたことは、過去に申し上げておりましたことは、もし100億円の庁舎を建てた場合と50億円の庁舎を建てた場合で、年間に考えられる維持管理費用というのは約5%というふうに言われておりますから、この差額は年間に2億5,000万円ほど生じますねと。これだけの財源があれば、1億2,000万円はその中に入りますねということでございます。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ということは、これは書いてあることは公約ということでお間違えないでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 公約につきましては、選挙公報等に書かれたとおりのことでございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ということは、最初の質問に戻りますけども、これ例えば誤解されたことに関して市民に謝罪なりをすることはありますでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 私は公約を誠実に実行しておりますので、謝罪するつもりはございません。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) じゃあ、これは結局うそのビラということでお間違えないでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) うそかどうかについては、私は論評する立場にございません。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 済いません、ご答弁ありがとうございます。
 まず、小西市長にお伺いしますけども、子ども医療費無料化はまず緊急性がございますでしょうか。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 小西市長。
◎市長(小西理君) 現状、我が国の置かれている情勢、そして我が市の少子・高齢化という状況を考えれば、これをおくらせる理由はないというふうに考えております。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) これ以上多分同じ問題をしても進まないと思うので、次の質問に移らせていただきます。
 子ども医療費無料化はすばらしい制度ですので、今後20年、30年、40年、50年、そして僕らの子どもたち、孫、そのまた孫まで続いていけるように、小西市長、またいろいろとお考えをよろしくお願いします。
 GCUについて移らさせていただきます。大項目のGCUについてお伺いいたします。
 昨日、小西励議員も質問されておりましたが、まずGCUについて説明させていただきますと、GCUは新生児回復治療室のことです。新生児集中治療室、NICUでの治療を乗り越え、自宅に帰る準備をしている、もしくは一般病棟に移る前の新生児が入院しています。
 産科と新生児科の高度な医療施設がある周産期母子医療センターに指定されております近江八幡医療センターではGCUがありません。例えば母体胎児集中治療室、MFICUを備えた総合周産期母子医療センターに指定されております大津赤十字病院は21床、これ大津日赤です。準総合周産期母子医療センターの扱いをされている滋賀医科大附属病院は12床、近江八幡医療センターと同じく、地域周産期母子医療センターの長浜赤十字病院に13床のGCUの設備があるのに、先ほど申したとおり、近江八幡医療センターにGCUはありません。
 まず、GCUがなぜ近江八幡医療センターに必要なのか、ご教示いただけませんでしょうか。
 2点目、GCUの入札は第1回目入札、2018年9月28日に入札公告され、10月24日開札、これは不調でした。第2回目、2019年2月5日に入札公告され、2月27日開札、これも入札者がありませんでした。第3回目、2019年3月5日に3社に対して随意契約を狙い、見積依頼、これ3月12日に2社辞退、19日に残る1社も辞退、20日に終了となっております。3回にわたり不調が続くその原因と対策について、あと入札に参加した企業について、差し支えがなければ教えてください。
 3点目、医療センターのGCU設置に補助金の1年期限の延長があったと思います。本日、入札が行われておりまして、入札が決まったら本当によいのですけども、本日決まらず、今後も不調で補助金打ち切りになった際、どのように予算を確保するのでしょうか。
 そして、今後どのような対策、どのようなスケジュールをきょうの入札が不調だった場合考えていらっしゃいますか。
 以上、質問させていただきます。
○議長(北川誠次君) 当局の回答を求めます。
 井田総合医療センター事務長。
             〔総合医療センター事務長 井田喜之君 登壇〕
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 道下議員のGCUに係るご質問についてお答えいたします。
 初めに、GCU、新生児治療回復室がなぜ当院に必要なのかとのご質問でございますが、出生時、または出生後に何らかの重い疾患を持つ新生児はNICU、新生児集中治療室において治療を行いますが、その後症状が改善または安定した新生児を一般病棟に移す前に、引き続きケアを行い、経過を観察するための施設としてGCUが必要となります。
 昨今は高齢者出産等のハイリスク分娩が増加傾向にあり、そのため当院のNICU9床は常に満床状態が続き、開業医等で母体または新生児に異常が発生した際の緊急時の受け入れができないという事態が生じております。
 また、滋賀県が掲げております地域医療構想におきましても、当院でのGCU病床の整備が位置づけられておりますことから、これまでGCUの早期整備に向けて取り組みを進めてきたところです。
 続きまして、これまでの入札が不調となった原因と対策、また今後の対応についてでございますが、昨日の小西議員への回答と重複する部分もございますが、改めて回答させていただきます。
 昨年10月以降、3度の発注を行ってまいりましたが、1回目の入札では応札額が予定価格を大幅に超え、入札が不調となりましたので、設計委託業者を初め応札業者にヒアリングを行いましたところ、震災復興やオリンピック需要の増大、加えて働き方改革等、建設業界における労働力不足と資材の高騰が大きな要因であったとして、改めて実勢価格の調査を行った上で予定価格の設定を行うとともに、入札参加資格のうち、他の医療機関での新築、増改築に係る実績要件の緩和、さらに今回の工事にのみ参画資格を与えるための措置をとった上で、本年2月に第2回目の発注を行ったところです。
 しかしながら、競争参加資格審査には1社からの申請を受け付けましたものの、入札前日に入札を辞退されたことから、不調に終わりました。そのため、第1回目の入札参加事業者と第2回目の競争参加資格審査に申し込みをいただいた計3社に対しまして3月に見積もり聴取を行いましたが、いずれの事業者様も辞退をされました。
 現在、都合4回目となる発注を行っているところでございますが、今回の発注では、建築及び設備工事監理者の専任常駐条件の廃止を初め、さらなる入札参加条件の緩和を行ったところであり、本日の午後に入札を執行する予定でございます。
 次に、今回の入札が不調となった場合の対応、そして補助金の期限が近づいていることにつきましてご質問をいただいておりますが、本日の入札が成立することを強く信じておりますし、成立した場合はもちろん、仮に不調となった場合にも、すぐに県へ報告を行い、今後の対応策を協議してまいりたいと考えています。
 以上、回答とさせていただきます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 再問させていただきます。
 これまでのGCUの入札価格についてどのように変化をしていったのか、もし差し支えがなければご教示ください。
 本日、入札が行われておりますので、本日は前回と上がったか下がったかも言えるかはちょっとわからないんですけども、もしよろしければご教示お願いします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 道下議員の再問にお答えします。
 予定価格につきましては非公開とさせていただいていますので、ここでお答えは差し控えさせていただきたいと思います。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご答弁ありがとうございます。
 じゃあ、再問させていただきます。
 また、補助金というのは、増加してもその分見てもらえるのでしょうか。まず、補助金は何円まで補助いただけるんでしょうか、ご質問いたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 井田総合医療センター事務長。
◎総合医療センター事務長(井田喜之君) 現在、補助金の内示につきましては、4,800万円ということで、それについては面積要件での補助金というふうになりますんで、面積が変更にならない限り補助金の変更はないということで理解をしています。
○議長(北川誠次君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 再質問いたします。
 現在、NICUから一般病棟に移るにはまだまだリスクのある子どもがふえており、一般病棟に移れない子どもが多く、そのため、近江八幡医療センターのNICUは満床が続いており、受け入れ拒否が続いていると聞いているんですけども、その点は認識が合っておりますか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 宮下総合医療センター事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明君) 現在、NICUはほとんど100%の稼働でございますが、ただその中で、実際にNICUでなくてはいけない子どもたち以外に、GCUに既に行ける子どもたちがいるということをご理解いただきたいと思います。
 全県的に当院がこのような状態で果たして、大津日赤が最終的には受けてくれるわけですが、NICUに入る子どもたちが難民状態で他府県に流れるというようなところまでは余りいっていないと。何とか県内の4つの母子医療センターでこれがお互いにカバーできていると。親御さんにとっては、若干遠い地域の施設に移動することになるかもしれませんけども、今高度医療を集中させる病院をつくらないと、各地域に全ての機能を持たすことはとてもできないということで、今何とかもってはいると思っています。
 ただ、これから、先ほど事務長が説明しましたように、高齢出産とか、そういう未熟児の生まれる可能性が高くなってまいります。少子・高齢化で、これから子育てを国の国策として今進めておられる中で、子どもたちをやっぱり元気に産み育てられる環境を当市でもつくっていくためには、やはりGCUは必要だと私は思っております。現状では、ぎりぎりいっぱいで何とかなっているという状態でございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 再問いたします。
 先ほどのご答弁では、現在近江八幡医療センターのNICUに入れない子どもは大津日赤さんや長浜日赤、それで大津医科大附属、そこに移されるということでよろしいでしょうか。近江八幡市民の方であっても移されるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(北川誠次君) 回答を求めます。
 宮下総合医療センター事業管理者。
◎総合医療センター事業管理者(宮下浩明君) 道下議員の再問にお答えしますが、まず当院のNICUに入る予測をしている子どもというのはどういうものかといいますと、母体ですね、まだお母様のおなかの中にいる状態で、切迫早産とかが起こって未熟児で生まれる可能性があると。まだ生まれていない状態で救急車等で大津赤十字病院に転送されるというケースがございます。生まれてからはなかなか動かせません。もし当院で緊急で生まれた場合には、今昼間でしたらドクヘリ等、あるいは当院もドクターカー持ってますので、そういうものを利用して、ドクター付き添い、いろんな医療機器をつけたまま転送することは可能でございます。
○議長(北川誠次君) 質問はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 現在、医療の発展によって、今まででは生をうけられなかった子どもが生をうけることができるようになりました。その生をうけた大切な命が無駄にならないよう、GCUの設置は必要不可欠だと思っております。
 本日の入札が本当に成功することをお祈り申し上げまして、質問を終わらせていただきたいと思っております。当局の皆様、そして小西市長、ご丁寧なご答弁ありがとうございました。これにて質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(北川誠次君) 以上で道下直樹君の個人質問を終わります。
○議長(北川誠次君) 再開します。
 日岡教育長から発言の申し出がありますので、許可します。
 日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 午前中の道下議員の質問のうち、子どもの通園・通学についての再問で、島学区の道路管理、草が生えているというご質問のときに、私の回答で白王地域の通学路云々の話をさせていただいたと思いますが、白王は昨年の台風で非常に崖崩れが多くて、今の通学路、非常に危険な状況ではあるんですが、そのことについてお話をさせていただきました。
 ただ、そのことをまだ学校、地域、こちらで思っている新しい通学路については話していませんでしたのに、話しているような回答をしたことは大変申しわけないです。訂正させていただきます。
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