録画中継

令和元年第2回(9月)近江八幡市議会定例会
8月30日(金) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
   議長報告、監査報告、市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第68号~議第103号
○議長(北川誠次君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました令和元年第2回近江八幡市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(北川誠次君) まず、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 山元聡子君
 沖 茂樹君
の両名を指名いたします。
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△日程第2 会期の決定
○議長(北川誠次君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しましたとおり、本日から9月25日までの27日間としたいと思いますが、これに異議ございませんか。
             (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北川誠次君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月25日までの27日間と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(北川誠次君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員辻正隆君。
             〔13番 辻 正隆君 登壇〕
◆13番(辻正隆君) 皆さんおはようございます。監査委員の辻でございます。
 監査結果をご報告申し上げます。
 最初に、平成30年度の近江八幡市一般会計、各特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況等の審査についてご報告いたします。
 地方自治法の規定に基づき、市長から審査に付されました決算書等について、公正・慎重な審査を実施いたしました。
 その結果、歳入歳出等の決算計数は正確であり、予算執行並びに基金運用等については、所期の目的に向けて適正かつ経済的、効率的に執行されているものと認めました。
 次に、平成30年度の近江八幡市公営企業会計決算審査についてご報告いたします。
 地方公営企業法の規定に基づき、市長から審査に付されました水道事業会計・下水道事業会計及び病院事業会計の各決算が、関係法令に基づいて作成されているか、決算計数は正確か、また財務内容等を正しく表示されているか等に関しまして、関係書類・帳簿等の計数を照合いたしました。
 その結果、計数は正確であるとともに、経営成績や財政状況を適切にあらわしているものと認めました。
 続きまして、平成30年度の近江八幡市財政健全化判断比率及び平成30年度の資金不足比率の審査についてご報告申し上げます。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長から審査に付されました報告書や附属書類について、各書類の計数が適正に作成されているか、審査を実施し、いずれも適切に作成されているものと認めました。
 次に、地方自治法の規定に基づき、平成31年4月分、令和元年5月分、6月分の一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各公営企業会計の現金出納検査を実施しました結果、いずれも、現金を初め歳入歳出等の計数は正しく、適正なものと認めます。
 さて、本市の平成30年度の決算状況を見ますと、一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算状況は全会計で黒字決算でありました。
 また、普通会計の決算状況は、形式収支が9億4,200万円余りの黒字となり、翌年度への繰越財源を除く実質収支についても5億5,000万円余りの黒字となり、引き続き健全運営を維持されておられます。
 また、地方債の取り扱いにつきましても、大型施設整備の財源として活用する一方で、交付税措置のない、または低い市債の発行見送りによる後年度負担の抑制などを実施され、市債残高の抑制に極力努められています。
 なお、積立金残高は、ふるさと納税が好調だったこともありまして順調に増加しており、財政規律を維持された財政運営がなされているところでございます。
 健全化判断比率の一つでございます実質公債費比率におきましても、平成30年度は3カ年平均で3.1%と前年度より若干良好となっております。
 なお、将来負担比率につきましては充当可能財源が将来負担額を上回っておりますことから、前年度と同じく比率は算定されず、財政健全化判断比率において特に悪化を示す状況にはございません。
 今後においても、市民の皆様の福祉向上のため、引き続き堅実な行財政運営を維持されますようお願いを申し上げます。
 なお、詳細な内容は、決算審査意見書、健全化判断比率及び資金不足比率の審査意見書、例月現金出納検査報告書のとおりでございますのでごらんをいただきたいとお願いを申し上げます。
 以上をもちまして監査結果報告とさせていただきます。
○議長(北川誠次君) 次に、市長報告に入ります。
 財政健全化法の規定に基づき、報第11号平成30年度決算に基づく近江八幡市の健全化判断比率について、報第12号平成30年度決算に基づく近江八幡市の資金不足比率について、以上2件の報告が提出されましたのでご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
      議第68号~議第103号
○議長(北川誠次君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第68号から議第103号までの36件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人君) 朗読いたします。
 令和元年第2回(9月)近江八幡市議会定例会提出議案
市長提出議案
議第68号 平成30年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてほか決算認定議案10件
議第79号 平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)ほか補正予算議案5件
議第84号 近江八幡市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についてほか条例関連議案10件
議第95号 旧慣を廃止することにつき議決を求めることについてほかその他議案7件
 以上であります。
○議長(北川誠次君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 皆さんおはようございます。
 令和元年第2回近江八幡市議会定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 議員の皆様方におかれましては、公私何かとご多用の中、ご出席を賜りましてまことにありがとうございます。
 また、平素は市政発展にご尽力を賜り、心より感謝と敬意を表する次第でございます。
 冒頭、九州北部の大雨に被災されている皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。
 また、さかのぼりますと去る8月15日は、大型で強い勢力の台風10号が西日本を縦断し、さまざまな被害をもたらしました。
 本市においても、自転車で走行中に強風にあおられて1名の方が負傷されたということで、一日でも早い回復をお祈りしております。幸い、本市におきましては、それ以外に大きな被害は発生しませんでしたけども、今後の本格的な台風シーズンの到来を迎え、関係機関の皆様との連携をより一層密にし、本市の防災体制の強化に努めてまいりたいと考えていますので、皆様方のご支援とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 こうした中、9月1日の防災の日を前に8月25日の日曜日には、残暑厳しい中ではございましたけれども、防災総合訓練を市立運動公園におきまして実施したところでございます。
 この訓練は、市の地域防災計画に基づき、災害発生時に迅速かつ的確な応急対策活動ができるよう、市及び防災関係機関や地域住民などとの協力体制の確立、市民の防災意識の高揚を図ることを目的に実施させていただいております。昨年は初めての取り組みといたしまして、4つの学区と連携した訓練を行いましたが、ことしは7つの学区で防災総合訓練と連携した取り組みをしていただき、避難者名簿の作成や本部への情報伝達、避難物資の受け入れ等、より実践に近い訓練として実施させていただいたところでございます。
 また、ことしで第10回目となる近江八幡市平和祈念式を去る8月10日、文化会館大ホールにおいて開催し、自治会を初め遺族会、赤十字奉仕団など各種団体の方々や議員の皆様とともに、戦没者への哀悼のまことをささげ、平和への誓いを改めて申し上げたところでございます。
 式典終了後の第2部の平和祈念事業では、女声合唱ラ・フルール近江八幡の皆様による「平和への賛歌」、県立八幡商業高等学校演劇部の皆さんによる構成劇「キミの瞳に映す色」を発表していただきました。
 戦争を知らない戦後生まれの人口が8割を超える時代となり、市民の意識から戦争の悲惨さや平和のとうとさが次第に薄れていく傾向にある中、戦争体験、教訓を風化させることなく、平和で豊かな社会を次世代に引き継ぐため、市民一人一人が平和とは何かを考えるよい機会になれば幸いでございます。
 また、先月7月28日には、近江八幡青年会議所主催の「はちまんフェスタ2019」が開催されました。フェスタが始められて4年目になりますが、ことしは約400発の花火が打ち上げられるなど、大いに盛り上がったところでございます。企画・運営いただいた役員の方々の熱意をひしひしと感じることができました。
 さらに、7月の終わりから8月にかけて、各学区や自治会で夏祭りや納涼会といったイベントが開催され、私も幾つかご招待いただき、地域の方々と直接触れ合うことができました。子どもさんからお年寄りまで、多くの地域住民の方がイベントを楽しんでおられる姿がとても印象的でございました。地域のつながりが希薄になってきていると言われる中で、このような取り組みが継続してなされていることは、とても大切なことであると感じたところでございます。
 これらの地道な活動が、これからの地域福祉を支える原動力になると思っております。今後も、地域において活発で持続的な活動が行われるようにサポートしてまいりたいと考えていますので、議員の皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
 それでは、本日提出いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。
 まず、提出議案のうち議第68号から議第75号までの議案につきましては、平成30年度近江八幡市の一般会計及び各特別会計決算に係る議案でございまして、地方自治法の規定に基づき、議会の認定を求めるものでございます。
 これらの議案につきましては、後ほど会計管理者からご説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、地方公営企業会計であります水道事業、下水道事業及び病院事業会計決算に係る議案につきまして、ご説明を申し上げます。
 まず、議第76号平成30年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 まず、業務面につきまして、給水戸数は3万3,569戸、給水人口は8万1,746人、有収水量につきましては864万7,184立米となりました。
 続いて、経理面につきましては、収益総額が17億8,190万4,331円で、費用総額が16億1,170万4,019円となり、この金額から消費税を除いた収支につきましては、1億4,938万9,770円の純利益となりました。
 工事関係におきましては、老朽管布設がえを中心に、送配水設備改良に2億8,487万4,294円を投入いたしました。
 また、地方公営企業法第32条の規定により、未処分利益剰余金のうち、800万円を減債積立金に、1億4,100万円を建設改良積立金に積み立てを求めるものでございます。
 今後も計画的な施設等の更新を進め、安全・安心な水道水の供給に努めてまいりたいと思います。
 次に、議第77号平成30年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 まず、業務面につきまして、処理区域内水洗人口は5万9,378人、普及率は82.16%、水洗化率は88.06%、有収水量につきましては前年度と比べ増加し616万2,931立米となりました。
 続いて、経理面につきましては、公共下水道事業及び農業集落排水事業合わせて、収益総額が21億2,488万1,709円で、費用総額が20億7,523万8,445円となり、この金額から消費税を除き、4,003万7,334円の純利益となりました。
 工事関係におきましては、集中浄化槽区域における公共下水道接続事業を中心に、汚水管渠整備費1億5,865万6,502円を投入いたしました。
 また、地方公営企業法第32条の規定により、未処分利益剰余金のうち、3,800万円を減債積立金に積み立てし、また175万3,506円を資本金に組み入れることを求めるものでございます。
 今後も計画的に施設等の維持管理に努め、健全な経営・サービスの維持、向上、信頼される下水道事業の運営に努めてまいります。
 次に、議第78号平成30年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 まず、患者利用状況につきまして、入院患者は、延べ数13万5,378人、1日平均では371人となり、外来患者は延べ数22万2,229人、1日平均では911人でございました。
 次に、経営面につきましては、収益的収入が134億3,917万1,678円となったのに対して、収益的支出は131億1,272万1,158円となり、収支差し引き3億2,645万520円の純利益を計上することができました。
 昨年度の主な取り組みとしましては、高度な医療サービスが引き続き安定的に提供できるよう老朽化した医療機器等の更新に努める一方で、委託料や材料費を削減するためのロー・コスト・オペレーションに取り組み、一定の成果を得たところでございます。
 医療を取り巻く環境は年々厳しさを増していますが、今後の病院運営につきましても、安定的な健全経営を堅持しながら、東近江医療圏の基幹病院として、地域完結型医療を積極的に推進していく所存でございます。
 なお、議員の皆様方にご心配をおかけしておりましたGCU(新生児治療回復室)の改修工事につきましては、6月26日執行の入札において、1億8,543万3,600円で大進建設株式会社様が落札され、現在、来年3月の稼働に向けて工事を進めておるところでございます。
 周産期母子医療センターとして、地域で安心して産み育てることができる病院としての役割を果たすため、今後とも議員の皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いを申し上げます。
 続きまして、各会計の補正予算に係る議案につきましてご説明を申し上げます。
 議第79号平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ8億8,893万5,000円を追加し、予算総額を334億2,601万1,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、人事管理事業で勤怠管理等システム開発委託に伴います物件費、ふるさと応援事業でふるさと納税ポイント返還金に伴います積立金、政策推進事業でまちづくり団体育成支援委託に伴います物件費、電算システム維持管理事業で庁内パソコン更新に伴います備品購入費、住民防犯活動事業で防犯カメラ設置に伴います工事請負費、通学路安全対策施設整備事業で工事請負費、基金積立金で繰越金に伴います財政調整基金積立金を追加。民生費におきましては、民間保育所及び認定こども園等運営補助事業で民間小規模保育の業務効率化支援に伴います負担金補助及び交付金を追加。商工費におきまして、空き町家利活用事業に伴います事業スキーム構築に向けました委託料等の物件費、観光振興事業で安土城バーチャルリアリティアプリ追加開発委託に伴います物件費、広域観光ブランディング推進事業で市内観光データを分析する委託料の物件費を追加。教育費におきまして、小学校教育教材事業、読書活動推進事業で寄附に伴います物件費、伝統的建造物群保存事業で旧吉田家の修理修景に伴います負担金補助及び交付金を追加。公債費におきまして、任意の市債繰上償還に伴います償還金利子及び割引料を追加するとともに、各費目におきまして前年度国庫及び県支出金等の精算に伴います償還金利子及び割引料、施設の修繕に伴います物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、県支出金、寄附金、諸収入及び市債等と繰入金及び繰越金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、令和2年度指定ごみ袋購入事業に係る債務負担行為。次に、令和2年度桐原保育所給食調理業務委託事業に係る債務負担行為。次に、近江八幡駅北口東側自転車駐車場管理運営事業、八幡町第1共同浴場管理運営事業、さざなみ浄苑管理運営事業、沖之島漁港管理運営事業、白雲館管理運営事業、文芸の郷公園管理運営事業の6事業で、それぞれ指定管理者による事業実施を行うための債務負担行為でございます。
 次に、追加といたしまして、健康ふれあい公園施設管理運営事業及び駅南総合スポーツ施設管理運営事業で、10月1日からの高齢者等の利用料減免による指定管理料の減少に対応するための債務負担行為でございます。
 以上、全10事業の期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 第3表地方債の補正につきましては、沖島小学校トイレ改修工事に係る起債メニューの変更及び八幡安土連絡道路改修事業の事業採択に応じ、それぞれ限度額の変更をさせていただくものでございます。
 次に、議第80号平成31(令和元)年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ9,552万4,000円を追加し、予算総額を85億6,552万4,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、国民健康保険事業費納付金におきまして、医療費給付分及び介護給付分に係ります負担金補助及び交付金を追加、後期高齢者支援金等分に係ります負担金補助及び交付金を減額。保健事業費におきまして、保健衛生普及事業でシステム開発に伴います委託料を追加。基金積立金におきまして、財政調整基金積立金を追加。諸支出金におきまして、保険給付費等交付金償還金等で償還金利子及び割引料を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、県支出金及び諸収入と繰入金及び繰越金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第81号平成31(令和元)年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億2,269万9,000円を追加し、予算総額を64億5,269万9,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、要介護認定審査事業で物件費を精査。基金積立金におきまして、介護給付費準備基金への積立金を追加。諸支出金におきまして、償還金で償還金利子及び割引料を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰入金及び繰越金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 次に、議第82号平成31(令和元)年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ504万7,000円を追加し、予算総額を9億5,504万7,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、後期高齢者医療事務事業で物件費を追加。後期高齢者医療広域連合納付金におきまして、負担金補助及び交付金を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰入金及び繰越金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 次に、議第83号平成31(令和元)年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、上下水道料金等の窓口関連業務について、現在の委託契約が令和2年3月31日で終了することから、民間の専門的な知識やノウハウを活用し、効率的かつ効果的な業務運営や持続可能な上下水道事業を継続するため、令和2年度から3年間の債務負担行為1億7,514万9,000円を計上するものでございます。
 続きまして、条例その他の議案についてご説明を申し上げます。
 まず、議第84号近江八幡市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定につきましては、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員の給与及び費用弁償の支給等について必要な事項を定めたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第85号近江八幡市火葬場条例の制定につきましては、民間事業者の専門性を生かした効率的な運営を図るため、地方自治法第244条の2第3項の規定により、指定管理者に施設の管理を行わせることができるよう必要な事項を定めたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第86号近江八幡市印鑑条例の一部を改正する条例の制定につきましては、住民基本台帳法施行令等の一部を改正する政令の公布に伴い、住民票等への旧氏の記載が可能となることを受け、国の印鑑登録証明事務処理要領が一部改正され、旧氏による印鑑登録が可能となることから、本市においても同様の措置を講ずるため、提案させていただくものでございます。
 次に、議第87号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律による地方公務員法の一部改正に伴い、成年被後見人等であることを理由に失職した際の期末手当及び勤勉手当の支給に係る部分を削除することについて、及び地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員の給与を別の条例で定めることについて、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第88号近江八幡市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律による地方公務員法の一部改正に伴い、成年被後見人等であることを理由に失職した際の退職手当の支給の制限に係る規定を削除することについて、及び地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、フルタイムの会計年度任用職員への退職手当の給付を明確化することについて、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第89号近江八幡市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、子ども・子育て支援法及び子ども・子育て支援法施行令の一部改正に伴う幼児教育・保育の無償化に対応するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第90号近江八幡市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国の特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、これらの基準に基づき規定している本市の特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準についても同様の措置を講ずるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第91号近江八幡市立認定こども園条例の一部を改正する条例の制定につきましては、子ども・子育て支援法及び子ども・子育て支援法施行令の一部改正に伴う幼児教育・保育の無償化に対応するため、並びに武佐こども園の別館を解体するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第92号近江八幡市立こどもの家条例の一部を改正する条例の制定につきましては、新たに岡山第1こどもの家及び岡山第2こどもの家並びに桐原第3こどもの家を設置したく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第93号近江八幡市職員等の給与の特例に関する条例を廃止する条例の制定につきましては、近江八幡市職員等の給与の特例に関する条例に基づく職員等の給与の支給額の減額を行う期間について、既にその期間を終了していることから、当該条例を廃止したく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第94号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定につきましては、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員制度を導入するに当たり、関係条例の整理を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第95号旧慣を廃止することにつき議決を求めることにつきましては、旧来の慣行によります市有財産の土地を使用する権利を廃止したく、地方自治法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第96号市有財産を譲渡することにつき議決を求めることにつきましては、市有財産の土地を本市において長年にわたり優良な保育実績を持つ認可保育所に時価よりも低廉な価格により譲渡するため平成27年12月18日に議決を経ました件について、所在の筆数、地積及び譲渡金額に変更が生じたことから、改めて議決を得たく、地方自治法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第97号滋賀県市町村交通災害共済組合規約の変更に関し協議することにつき議決を求めることにつきましては、滋賀県市町村交通災害共済組合の解散に伴う事務の承継に関する規約の変更について、関係地方公共団体と協議したく、地方自治法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第98号滋賀県市町村交通災害共済組合の解散に関し協議することにつき議決を求めることにつきましては、令和2年3月31日限り滋賀県市町村交通災害共済組合を解散することについて、関係地方公共団体と協議したく、地方自治法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第99号滋賀県市町村交通災害共済組合の解散に伴う財産処分に関し協議することにつき議決を求めることにつきましては、滋賀県市町村交通災害共済組合の解散に伴う財産処分について、関係地方公共団体と協議し定めたく、地方自治法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第100号健康ふれあい公園クラブハウス・園路整備工事請負契約の変更につき議決を求めることにつきましては、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、消費税率が10%へ引き上げられることから、健康ふれあい公園クラブハウス・園路整備工事請負契約に係る契約金額の変更を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第101号平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ4,670万8,000円を追加し、予算総額を334億7,271万9,000円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、総務費におきまして、市庁舎整備事業で市庁舎整備工事解約に伴います損害賠償の一部としまして補償補填及び賠償金を追加させていただくものでございます。
 この財源につきましては、繰入金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第102号損害賠償の額を定めることにつき議決を求めることにつきましては、平成30年1月31日に本市が締結した第3号近江八幡市庁舎整備工事に関する契約について、平成30年4月25日に当該契約を解除したことにより生ずる損害のうち当該契約の解除後に相手方が要した経費に係る部分の損害について、その損害賠償金を支払いたく、その額を定めるため、提案させていただくものでございます。
 次に、議第103号市有財産を処分することにつき議決を求めることにつきましては、近江八幡市円山町の市有財産を処分するに当たり、一般競争入札によって処分金額等が確定しましたので、地方自治法等の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 以上、36議案につきまして、ご審議いただき、ご可決を賜りますようよろしくお願い申し上げて、提案理由とさせていただきます。
 ありがとうございました。
○議長(北川誠次君) 山本会計管理者。
             〔会計管理者 山本知子君 登壇〕
◎会計管理者(山本知子君) おはようございます。
 それでは、平成30年度の一般会計及び特別会計決算の認定に関係いたします議案についてご説明申し上げます。
 初めに、議第68号平成30年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入歳出の主な事項のみを申し上げますので、ご了承くだいますようお願いいたします。
 歳入決算額は365億7,700万7,000円、歳出決算額は356億3,512万5,000円で、歳入歳出差し引き額は9億4,188万2,000円となり、うち翌年度への繰越財源が3億9,204万4,000円ですので、これを差し引きますと実質収支額は5億4,983万8,000円となり、黒字決算となりました。
 歳入につきましては、歳入決算額は365億7,700万7,000円となり、前年度と比較すると5.1%増で、17億5,854万1,000円の増加となりました。
 その根幹をなす市税につきましては、固定資産税が3年に一度の評価がえにより前年度より1億1,985万6,000円の減となった一方で、個人市民税が景気上向きの影響などから前年度より7,802万2,000円の増、法人市民税が前年度より2億4,046万円の増となったことから、市税全体としては、市町合併以後最大となった前年度より1億8,402万5,000円増の114億6,690万6,000円となりました。
 市税全体の徴収率は、現年分で99.22%、滞納繰越分を含めた全体で97.12%となり、前年度よりも0.17ポイント向上しました。
 地方消費税交付金は、清算基準の見直しや景気上向きの影響から、前年度より1億3,730万3,000円の増となりました。
 また、地方交付税のうち普通交付税は、合併算定がえ縮減の影響を受けたものの前年度並みの46億9,749万1,000円、特別交付税は台風被害額の算定により、前年度より5,134万3,000円増の10億1,892万円となり、地方交付税全体としましては、前年度より5,796万9,000円増の57億1,641万1,000円となりました。
 国庫支出金は、岡山小学校を整備したことなどにより、前年度より1億69万1,000円増の51億2,350万6,000円となり、また県支出金は、桐原認定こども園整備などにより、前年度より5,205万円増の25億223万円となりました。
 そのほか、歳入確保策として進めていますふるさと納税は、前年度と同程度の寄附金を市外の方から受けることができ、寄附金全体で17億5,377万5,000円となり、また財産収入では、市の未利用地である遊休資産の売却等を図っており、桐原小学校跡地を売却したことにより前年度より3億2,027万4,000円増の5億3,335万4,000円となりました。
 施設整備に伴う財源となる市債については、岡山小学校施設整備等の財源として8億6,720万円の市債を発行したため、前年度より7億8,801万円の増となる28億1,089万2,000円となりました。
 基金繰入金は、市債発行抑制などに対応した財源として公共施設等整備基金を活用したこと、また地域福祉基金を廃止したことなどから、21億6,029万7,000円となりました。
 歳出につきましては、歳出決算額は356億3,512万5,000円で、前年度と比較すると4.9%増で、16億6,848万円の増となりました。
 歳出の主な内容としましては、平成29年11月にJR安土駅の橋上駅舎及び自由通路の供用を開始し、平成30年度は事業の集大成として、駅周辺の利便性の向上を図るため、駅前南北広場を整備しました。
 また、岡山学区における防災拠点の機能強化を図り、子どもたちに安全で安心できる教育環境を提供するため、岡山コミュニティエリアに岡山地域防災センター及び岡山小学校を整備しました。
 さらに、社会環境が多様化する中、さまざまな受け入れ環境の充実を図るために民間事業者による桐原こども園の整備への支援を行うほか、昭和43年に富士宮市と夫婦都市提携を結んで以来、多くの分野での交流が50周年を迎えたことを記念して、両市が金婚式の節目を祝うとともに今後さらなる友好のきずなを深めることを確認し、市民生活の向上と一層の満足度が得られるよう事業を展開し、多くの成果を得ることができました。
 目的別の状況では、岡山小学校を整備したことにより、教育費が前年度より14億3,881万6,000円増の47億2,683万9,000円と決算額が増加した主な要因となりました。
 性質別の状況では、義務的な経費である扶助費が、障がい者、子ども・子育て及び高齢者支援の影響から前年度より1億5,127万1,000円増の75億7,949万3,000円と9年連続で増加し、全体の2割を超える経費となっています。
 普通建設事業費は、岡山小学校の整備などに伴い、前年度より3億6,435万9,000円増の51億4,146万1,000円となりました。
 また、基金への積立金については、子ども・子育て支援基金の創設やふるさと納税による積み立てを中心に31億1,039万円となりました。
 平成30年度は、このように市民生活に密着した施設の整備やまち・ひと・しごと創生事業など、さまざまな事業を着実に実施しながら、行財政改革を推進し、ふるさと納税などの歳入確保にも努めました。
 その結果、市債残高は、前年度より5億4,780万4,000円増の282億2,963万8,000円となりましたが、基金残高は152億6,900万9,000円となり、前年度より9億5,009万3,000円増加し、市債残高の増加額よりも上回り、市債と基金のバランスに留意した財政運営の健全化の維持に努めました。
 なお、平成30年度末の公有財産等の資産保有状況につきましては、歳入歳出決算書に添付しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 続きまして、各特別会計決算についてご説明申し上げます。
 初めに、議第69号平成30年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は、78億7,726万5,000円、歳出決算額は78億3,125万4,000円で、歳入歳出差し引き額は4,601万1,000円の黒字決算となり、平成30年度末の国民健康保険財政調整基金残高は、6億5,698万7,000円となりました。
 なお、医療費の動向としましては、保険給付費が53億3,265万1,000円で、前年度より2億4,236万2,000円の減となっております。
 次に、議第70号平成30年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 この特別会計は、近江八幡市と日野町、竜王町の1市2町が共同で介護認定審査会を設置し、近江八幡市が事務局となって審査判定業務を共同処理しており、構成市町の負担金で運営を行っております。平成30年度は、178回の介護認定審査会を開催し、4,081件の案件について審査判定を行い、歳入歳出決算額ともに3,158万2,000円となりました。
 次に、議第71号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は61億3,670万3,000円、歳出決算額は59億1,490万5,000円で、歳入歳出差し引き額は2億2,179万8,000円の黒字決算となり、平成30年度末の介護保険給付準備基金残高は、7億4,545万4,000円となりました。
 次に、議第72号平成30年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 この特別会計は、指定介護予防支援事業所の指定を受け、要介護が軽度の高齢者を対象に、介護予防サービス計画を含むケアプラン作成などの予防給付のケアマネジメント業務を実施しており、歳入歳出決算額ともに1,145万8,000円となりました。
 次に、議第73号平成30年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 文化会館は、市民の芸術鑑賞や創造、発表の場、あるいは関係づくりの場として供しています。
 歳入決算額は8,013万円、歳出決算額は7,986万9,000円で、歳入歳出差し引き額は26万1,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第74号平成30年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は9億2,404万円、歳出決算額は9億1,667万3,000円で、歳入歳出差し引き額は736万7,000円となりますが、この繰越金のうち437万7,000円は、平成31年度に保険料として滋賀県後期高齢者医療広域連合に納付するものです。
 次に、議第75号平成30年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 旧近江八幡市、旧安土町及び旧能登川町の1市2町が、平成8年度から、それぞれ管理受託者として琵琶湖干拓大中の湖地区新田排水機場の維持管理を行っており、平成28年度からの5カ年間は本市が代表して施設の運営、維持管理を行い、干拓地内の安全確保に取り組んでいます。平成30年度は、歳入歳出決算額ともに3,108万円となりました。
 以上、平成30年度の一般会計及び7つの特別会計決算の認定に関係いたします案件につきましてご説明を申し上げました。
 詳細につきましては、主要な施策の成果に関する説明書、監査委員から提出いただいております一般会計及び各特別会計決算審査意見書を参考にしていただきまして、ご審議を賜り、認定をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(北川誠次君) 以上で議案の上程を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明31日から9月9日までは議案熟読のため休会とし、9月10日定刻に再開し、個人質問を行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、9月3日正午までに事務局へ提出をお願いいたします。
 本日はこれをもちまして散会します。
 ご苦労さまでした。
               午前10時32分 散会
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