録画中継

平成27年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月8日(火) 個人質問
加藤 昌宏 議員
(1)桐原学区認定こども園について
(2)市庁舎整備について
(3)近江八幡市公共施設総合管理計画について
◆20番(加藤昌宏 君) 日本共産党の加藤昌宏でございます。
 私は3つの問題について質問をいたします。
 1点目は桐原学区の認定こども園について、2番目に市庁舎整備について、3番目に近江八幡市が所有する公共施設等の管理計画について、分割方式でそれぞれ1項目ごと質問をさせていただきます。
 まず最初に、桐原学区の認定こども園についてですが、近江八幡市は、島学区に続き桐原学区でも公立の幼稚園、保育園を潰して民営の認定こども園2園の建設を進めようとしています。過日、担当課から桐原学区への地元説明があり、自治会関係者らとともに桐原学区の5市会議員が説明を受けました。
 昨年9月に、桐原学区、まち協、連合自治会から要望書が出され、桐原東小学校区に幼稚園がないこと、保育園にも入所できていないことを訴え、就学前児童の施設整備が要望されていました。市は、直ちに翌10月に回答を示して、就学前の児童施設整備の必要性を認め、幼・保連携型認定こども園を東西に各1カ所整備すると表明していました。これについて、地元への確認と説明が行われたものです。
 設置場所は、桐原学区西地域は新桐原小学校近辺の農地に、東地域の場所は未定とされ、用地の面積は8,000平米が必要で、土地収用法に基づき実施するというものです。開園予定は、平成30年4月に同時開園する計画であることを明らかにしました。
 この説明会では、これらの説明を受けて、私の異論とする意見を退けてこの事業を進めてもらおう、ただしこれを公立とするのか民営化にするかは今後の地元の議論が必要であるということになっています。このことにつき、間違いないか、まず確認をいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 加藤議員の桐原学区認定こども園についてのご質問にお答えをいたします。
 桐原学区の2つの小学校に応じた認定こども園2園整備計画につきましては、これまで幾度となく議会本会議においてその必要性や方向性についてご説明し、10月には学区関係者及び市議会議員の皆様に対して、これまでの経緯並びに整備に係る市の考え方を説明させていただきました。
 また、平成26年12月議会でお答えしたとおり、桐原学区まちづくり協議会、連合自治会から、就学前施設整備に係る要望書が提出され、市としましても、子どもの健やかな成長や育ち、あわせて市民のご期待に沿えるよう取り組むと回答したところです。
 説明会では、関係者の皆様から、整備場所等に関するご意見及び検討すべき課題等を頂戴しましたが、まず1つ目、2園同時開園、2つ目、就学前施設の形態は認定こども園という2点について合意、了承をいただいたと認識しています。
 今後、施設整備を円滑に進めるためには、地元関係者と十分な協議を行うとともに、地域のご理解、ご協力が必要不可欠であり、行政が一方的に進められるわけではありません。未来ある近江八幡市の子どもたちのために、議員各位の一層のご支援をお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) まず、現在公立で運営している桐原幼稚園、桐原保育所があるのに、これを潰して認定こども園にすることについて、その理由を説明をお願いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 認定こども園につきましては、親の就労の可否にかかわらず、同一施設の中で保育所の子どもたち、幼稚園の子どもたち、いわゆる短時、長時が同じ施設に通うことができます。こういったことから、今後の近江八幡市の就学前施設の整備の方向性は認定こども園でという方向性のほうを確認をさせていただいているところでございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 今、国の方向づけとして、新たにこの4月から子ども・子育て新システムということで認定こども園という形が出てまいりました。これで、桐原小学校、桐原学区のところは東地域のほうの幼稚園、保育園、ここがないということで、私どももそのことを求めてまいりましたが、両方あわせて2園同時に開園するという話になってきたわけですけれども、このことについて、これまでの議会の議論の中では桐原学区幼・保で400人、それと桐原学区から外の地域に行かれてる児童が200人と、こういうことを考え合わせて2園構想というのが出てきたようですけれども、今回のこの2園の認定こども園の規模について、まず説明を求めたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 現在想定しておりますのは、桐原東、桐原両園ともに短時、いわゆる幼稚園籍が130人程度、長時、保育園籍が80人程度の210名程度の定員を両園ともに予定をしております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) そうしますと、2園で合計、幼稚園が260、保育園が160、合わせて420人の園児を預かると、こういう形になりますが、本来これは待機児童を解消するということで進めてきたと思いますが、桐原学区のこの事態からして待機児童の解消ということにつながるのかどうか、その辺について説明をお願いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 現状、桐原保育所のほうが140名定員で保育のほうを実施をさせていただいております。近江八幡市の今後の人口を見据えるに当たりまして、就学前の子どもの数が一番最高に達するのが今後大体5年後ぐらいまでというふうに想定をさせていただいております。その後は、子どもの数がだんだん減少していくということも踏まえまして、今の定員数を相当として検討しているところでございます。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 現在、10月にも保育所の申し込みをやられたと思いますが、来年度の入所受け付けをして現在の段階で待機児童はどのくらいになるのか、教えていただきたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 平成28年度の待機児童については、ただいま書類審査中でございますので数的にはわからないところでございます。ただ、現時点、平成27年10月時点の待機児童数は、当初45人でございましたが、ゼロ、1、2歳児の数が途中入所の方々がふえておりますので、現在83人というふうになっております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 依然として待機児童が多いという現状だというふうに思いますけれども、こういう中に、これは平成30年、平成30年4月開園ですから、まだ日程的に言えば相当あるわけですね。そういう意味からすると、喫緊の課題として待機児童を解消するということからすると、この辺についてはいかがでしょうかね。まだ桐原学区ではこの辺確保できないわけですけれども、この辺の解決の仕方、喫緊の課題としての待機児童の解消ということについて説明してください。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 喫緊の課題としての待機児童の解消の方策ということでございますが、さきの議会でもお答えをさせていただいておりますが、小規模保育事業所のほうにつきまして、19人以下の定員の保育事業所なんですが、3カ所の開園のほうを来年度早々に予定をさせていただいております。この事業所につきましては、ゼロ、1、2歳児の預かりをさせていただく場所でございますので、その待機が多いところから喫緊の課題の対応として小規模事業所のほうを開設をさせていただくこととしております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) それと、これまでの議会の中で同時開園についてはまだはっきりと行政との絡みではっきりとはしないと言うた時期がありましたけれども、現在の段階では同時開園、しかも民営化ということに市の方針は変わっていないというふうに理解したらよろしいですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 初問でもお答えをさせていただきましたとおり、地元の皆様と合意をさせていただいたところで、皆様のご意見をもって2園の同時開園が望ましいというご意見を頂戴したというところ、あと運営形態については今後地元と協議をさせていただくというところでご了解をいただいたと理解をさせていただいております。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 今地元との協議ということで、今進められてるというふうに思いますけれども、地元のほうで2園の考え方はありますけれども、一方は民営化、一方は公立でという考え方も示されているようですけれども、その辺について説明をお願いします。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 運営形態については、今後の協議とさせていただくということでご了解を得ているというふうに理解をさせていただいております。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) そうしますと、これは今方針としてはこども園ということで、あとそれを民営化するか公立化するかは、私が当初、最初に述べたように地元との協議の中で公立でいくということもあると、あり得るということで理解してよろしいでしょうか。
○議長(園田新一 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 現在、地元の皆様とご協議をさせていただいておりますし、今後もご協議を続けさせていただきます。その中で、十分議論をさせていただいて決定をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) それと、東地域の場所ですけれども、先日のところではまだ場所が決まっていないと。候補地は上がっているようですけれども、今、候補地としてどういうところが上がってるんでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 東地域の場所については全く白紙の状態でございます。先ほどのご協議の場におきまして、ご提案があればご提案をしていただきたいというふうに申し出させていただいたというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 同時開園というかかわりで、これまでやはり待機児童を抱えていたわけですから、現在、西の地域には公立の幼稚園と保育所がございますよね。ほんで、それをわざわざ潰すまでもなく、東のほうにまず確保するということで、この待機児童の問題も含めて解消するという方策もあったんではないかと思うんですけれども、その辺は地元からの要望で同時2園と、こういうふうに言われてますけれども、考え方としてはそういうことがあったんではないかと思いますが、その辺のこれまでの検討の経緯等、そういうことも検討されたのかどうか、この辺について説明をお願いできますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 今までの検討の中でということでございますが、一応桐原幼稚園のほうには今両小学校区のお子様方が通っておられます。ですから、地元の皆様のご意向といたしましても、2園同時に開園してということのご意向があるというふうに考えております。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 自治会からの要望書にも問題とされとったのは、どちらかというと東の地域ですね。こちらに、小学校が2つあるのに東の地域にそういう施設がないということで、そのことを中心に要望されとったと思うんですけれども、それがその後、市のほうが検討されて、それで2園という話が出てきたようなんですけれども、そもそもは東のほうに地元からの要望はあったと思うんですよ、私は。
 その辺の経過が何でこういうふうになったのか、私は理解できないんですけれども、その辺ちょっと経過があれば説明してください。
○議長(園田新一 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 従来からの経過もございますけれども、先ほどからも加藤議員がおっしゃっていただいておりますとおり、待機児童の解消という大きな課題もございます。また、子育てのニーズも変わってきておりまして、保育所ニーズの高まりということもございます。今後、やはり柔軟に運営ができる認定こども園というのが整備をするのに望ましいというふうに私どもとしては考えさせていただいてるところでございます。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 今、さまざま保育士さんが集まらないというようなことも言われています。本市でも、保育士さんを募集されていますけれども、肝心の保育士さんが集まってなかったら、これは運営できないわけでしてね、この辺についてもちょっと一言お聞かせ願いたかったんですけども、募集された結果ですね、どういう状況にあるのか、教えていただけますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) まず、私のほうから正規職員についてご報告を申します。
 来年度の幼稚園教諭、保育士については、現時点におきましては退職者相当数を新規雇用として確保、採用内定をしているところでございます。
○議長(園田新一 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 私のほうからは、臨時職員の部分の採用についてお答えをさせていただいております。
 時短業務等もしていただいております臨時職員等につきましては、採用試験のほうを実施をさせていただいておりますが、定員に一部満たない状況がありますので、今後また追加募集のほうをさせていただくというふうになっております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
◆20番(加藤昌宏 君) 集まりぐあい。
○議長(園田新一 君) 質問してください。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 済んません。そして、募集かけたけれども、集まってるのかどうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 臨時職員のほうにつきましては、一応毎年度試験ということもございますし、新規の応募のほうもございます。その中で、採用試験はさせていただいて一定数に満たなかったということの中で、追加募集のほうは現在検討させていただいているところでございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) それともう一点、島こども園ですね、ここは民間民営でやっておられるんですけども、現在そこの保育料の差、公立民間の保育料の差ですね、これを一定補償してるというふうに聞いておりますが、これは桐原ができたときも同様の扱いをされるということで確認できますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 民間こども園という形になった場合におきまして、保育料に公立との差がある場合は一定期間についてその差額について補償するという考えは、市の方針として変わりはございません。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 一定期間ということですね。一定期間やって、あとはもうもとに戻すと、こういう話なんですね。
 今回の行政改革推進委員会、ここでも議論されてますけれども、この新制度が始まって保育料が全般的に上がることが滞納に、滞納者がふえるという危惧が述べられておりました。
 そういう意見もありまして、非常にこれは今の新制度になって保育料の問題もだんだんそうやって引き上げられるという形になってくると、こういう問題も出てくるかなと思ってるんですが、この辺について当局のほうは今後の動向ですね、こういうことの事態をやっぱり予測されているのかどうか、お聞かせください。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 保育料につきましては、一応国のほうで公定価格が定められておりまして、それに基づき、算定をさせていただいております。ただ、実質的に、単費でその差額分、一定部分を担っているところが事実でございます。
 ただ、保育料につきましては、今、保育所、幼稚園ともに所得に応じた保育料というふうに算定をさせていただいておりますので、滞納がふえるということに関しましては、現状として所得に応じた保育料というところの中でそう課題として重要に捉まえているというところではございません。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 先ほどの差額補償の問題ですけれども、今の方針は一定の期間はということですけれども、やはりこれは公の役割も含めて子育て支援という立場から、この制度は補償していくということは今後やっぱり続けていく方向で今後も検討していただきたいというふうに思っております。
 今回、この子ども・子育て新制度が始まりましたが、保育料は全般に上がります。そういう状況があって、やはり保護者の皆さん方の今日の経済情勢の中で、非常にやっぱりこういう問題はシビアな問題ではないかというふうに考えておりますんで、できるだけやっぱり子育て支援というところに本市は力を入れていただきたい。
 安倍政権のもと、公立施設の廃止あるいは民営化、そして幼・保連携型の認定こども園化の方向が今全国的にも強く推し進められています。新しい制度は、これらを強要する仕組みではないはずで、地域における公立施設の果たす役割について、やはり住民合意を形成をして、その存続と発展の方向を検討していくことが必要ではないかということを述べさせていただきまして、次の質問に移りたいと思います。
 次に、市庁舎整備についてですが、9月議会が終わり、10月から11月にかけて議会報告会を実施しました。多くの会場で、参加市民の方からの質問で多かったのが、市庁舎建設の問題です。市庁舎建設の話はどうなっているのかということです。
 そこで、今の時点で改めて整理をする意味で、幾つかの点で質問をいたします。明確な答弁をお願いしたいと思います。
 1つは、基本計画策定ではどのような内容を表現するのか。2番目に、市庁舎建設の場所はどの場所を決めるのか。3番目に、新市庁舎の建設は現庁舎を解体してからかかるのか。4番目に、旧病院の跡地に建設することは考えないのか、考えないのならその理由は何か。5番目に、市庁舎整備の総事業費はどれだけを予定するのか。建設費、周辺整備費、その他内訳を示して説明をお願いします。6番目に、文化会館の改修計画と予算確保策について説明をお願いします。7番目に、図書館を庁舎内に設置するのか否か、市内3つの図書館とするのかどうか。8つ目に、庁舎建物はシンプルなものとするのか、複合的なものを考えるのか。9番目に、財源確保策について説明をしていただきたいと思います。
 以上、初問といたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 加藤議員のお尋ねの市庁舎整備についてお答えをいたします。
 まず、基本計画策定ではどのような内容をどう表現するのかにつきましては、現在、策定作業中の近江八幡市庁舎整備等基本計画は、平成26年6月に策定しました基本構想に示される内容をもとに、実現性を精査し、今後の基本設計や実施設計につなげられる内容として整理しているところであります。
 次に、市庁舎建設の建設場所はどの場所に決めるのかにつきましては、平成26年6月の第2回定例会でも答弁いたしておりますとおり、同年6月2日の市議会市庁舎整備等特別委員会において現庁舎敷地で建設することをご了承いただき、さらに定例会においても本件に係る予算の承認をもいただいているところでございます。
 もう一度申し上げますと、26年6月の第2回定例会でも答弁をいたしておりますとおり、建設場所につきましては、同年6月22日の市議会、議員の皆さん方で構成をされております市議会市庁舎整備等特別委員会において、現庁舎敷地で建設することをご了承いただいているんです、もう。そして、定例会におきましても、本件に係る予算の承認をもいただいているわけであります。念のために申し上げておきます。
 なお、市民の皆様へも平成26年8月30日に開催いたしましたまちづくりの手法を考えるシンポジウムにおいても、同じように公表をさせていただいてるところでございます。
 このような経過から、新庁舎の建設は現庁舎敷地として、旧病院跡地の建設は考えておりません。
 次に、新庁舎の建設は、現庁舎を解体してから行うのかにつきましては、現在策定中の基本計画において、可能性のある建設指標をシミュレーションし、比較検討しておりますが、最終的な建設方法は基本設計業務において専門的な知識と経験を有する業者から提案を受けて決定するものと考えております。
 次に、市庁舎整備の総事業費はどれだけを予定するのかにつきましては、建設費のほか、解体費や移転費など新庁舎建設に係る概算事業費の算出を進めておりまして、基本計画策定時には一定お示しできるものと考えております。
 次に、文化会館の改修計画と予算確保策についてでございますが、既存建造物を有効活用するため、平成26年度に文化会館改修基本計画を策定いたしたところであります。また、予算確保策につきましては、社会資本整備総合交付金事業で近江八幡市桜宮地区都市再生整備計画が国の採択を受けまして、文化会館の改修に取り組む体制をとっております。
 次に、図書館を庁舎内に設置するのか、市内3つの図書館にするのかにつきましては、現在、本市におけます読書環境の検証を図書館のあり方懇話会で議論していただいているところであります。今後、示されます懇話会の報告書を参考に、必要に応じて検討してまいる所存でございます。
 次に、庁舎建物はシンプルなものとするのか、複合的なものを考えるのかにつきましては、これまで市民からいただいた多くの意見から、官庁街にはにぎわいの創出が求められております。新庁舎においても、行政機能のほか、市民の皆さん方が気軽に集い、触れ合いが生まれる場と実現可能なにぎわい機能を導入してまいる所存でございます。
 次に、財政確保策について説明をにつきましては、合併推進債や交付金制度を有効に活用し、市の財政負担が軽減するよう進めてまいる所存でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 数多くの箇条項目についてご回答いただき、ありがとうございます。
 1つ、4番目の旧病院の跡地に建設することは考えないのか、考えないのならその理由は何かという設問がありましたが、これはもう場所が決まっているからということで、これを除かれたのかなと思っております。
 それで、私どもはこれまで旧病院跡地に建設ということを主張してまいりました。これはその後の市民の皆さんとも話をしていく中で、常識的に見れば病院の跡地に建設する、建てるん違うかという声をたくさんお聞きするわけですよ。といいますのは、あそこが今駐車場で使ってると、長い間ね。そして、更地のまま残ってると。当然、そこがその建設場所だろうという思いを持っておられるというのは私どもたくさん聞きました。だけど、一方で市のほうはどうもこっちのほうに決めてるみたいやなあということも言われております。
 だから、この辺はまだ、市長はもうこれは決まったんだと、特別委員会で決まったしということになってますけれども、この辺、当時の議論を思い返しますと、A案とB案ということで議論してきたんですね。そして、B案のいわゆる病院跡地ということについてはどのように表現されているかということがあるわけですけども、病院跡地は日影規制がある、高さ制限がある。ほで、にぎわい、新庁舎を整備するときに、新庁舎を今度は解体して、そしてここをにぎわいとして整備するのに支障があると。いわゆるにぎわい開きに時差が生じるので、民間事業者の参加意欲に大きな影響を及ぼす。いわゆる民活の効果が落ちるということで、病院の跡地は外したと。こういう理由づけがあったんですね。
 これについては、今も変わらず、病院の跡地は民間活力を導入して民間に委ねたにぎわいの整備をやるということには変わりはないんでしょうか。その辺、お答えを願いたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 結論から申し上げますと、そのような方向でございます。まだ確定ではございませんけれども、それも一つの選択肢であるということでお答えをしております。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 私もその当時から、これは市長の強い思いだというふうに受けとめておりました。したがって、ここの病院の跡地をどうするかというのは、まだ議論がされていないんですよね。これをどうするかということを私も考えましたけれども、実はここの問題については、先日から議論をされました100年のまちづくり近江八幡にぎわいのある官庁街推進委員会というのが設置されまして、6回にわたってこれは議論がされました。24名の委員さんによって。
 そこでも、いろいろとこの官庁街をどのようなにぎわいをつくっていくのかということで非常に熱心に議論されたということを私は承知をしております。
 そういう中で、6回目の7月20日にその報告が市長のほうにやられました。7月の、10月やね、10月。それで、10月1日が5回目でしたけども、5回目で大体報告の内容はもう固まってたんですよね。ほして、それが今度は20日間の間で大分それが縮小されてるわけです。
 報告書によりますと、15ページのものが9ページに縮まってました。それをずっとつぶさに見ますと、肝心の病院の跡地、ここの表現が載ってるところがざっくりと削除されてるという報告書にまとめられてます。これはもうホームページの中でもそれが載せられてますから大体わかります。
 そういう流れを見ますと、病院の跡地、この100年の委員会は、病院の跡地交流館を建てよと、木材で建てようという具体的なところまで提案をされているようです。ところが、そこがなくなってると。そうすると、この100年委員会のこの扱いはどのように基本計画の中に反映されるのかなというふうに疑問を持ったんですけども、この10月1日から20日までの間、どのような経過があったのか、ちょっと説明をお願いしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) まずその前に、新庁舎の建設用地のところはご理解いただきたいと思います。
 議員の皆さん方で構成されてる特別委員会の了解されて、一番はそれにかかわる予算も皆さん方は議決いただいてるんですね。だから、それをまた蒸し返すとなりますと、じゃあ今まで決めたことは何なの、こういうことはある面ではよほどのことがない限り、あってはならないことだと思います。やはり現在あるのは過去があって現在があるわけでありますから、だから過去でこういうふうに決まったから、その上でずっとそれぞれのセクションで話を進めてるわけでありますから、それをまたぞろ手戻りをするとか、そしてあたかもいわゆる加藤議員の言われてることがもっともらしいことを言われますと、かえってこれは民主主義の根幹に僕はかかわると思うんですね。
 議会で、じゃあ予算を決めていたの、何だったの、あれは。皆さん決められたん、それは反対の方もあったでしょう。でも、反対の方があったとしても、決まったことはしょうがない。守ってもらわな困るんですよ。わしはあのとき反対やったから、ほらもう、だから今も反対や。これは一体議会って何なのかな、こういうことにもなりかねませんので、だからこの議論はもう卒業していただきたいと思います。
 新庁舎の跡地は現庁舎と、それでもう予算化もしてるわけです。していただいたんですから、26年6月議会で。それをかえってそうじゃないよと、何で病院の跡を使わへんのや、こう言われますと、善良な市民は一体何がどないなったんやと。こういうことは厳に慎んでいただきたいと。これだけはお願いを申し上げておきたいと存じます。
 もう一つですが、いわゆるまちづくり100年、その委員会、それは委員長さんに聞いてもらわんといけないんです。僕は報告をいただいただけでありますから、委員長さんにぜひ聞いていただきたい。このことで答弁とさせていただきます。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) その委員長さんが、この最後の6回目のときに言われてるんですよ。5回目の報告は見直してスリム化したほうがええと、会議録にね。ほんで、にぎわい創出のための具体像を削除すると。これは5回目のところまではきちっとした報告になってるのが、ここでいきなりこういうふうになるわけですわ。これは何でやと、当然疑問出てきますよ。これは、100年委員会の24名の委員の中でも何でそうなったんやろうと。こういうことになってるわけですよ。
 この辺について、座長さんに聞いてくださいというんじゃなくて、何でそうなったのかはやっぱり説明してもらわんと、私は知らんということだけでは困るわけですよ、議会としては。こういうふうにこれを読み取ると、そういうふうに変化してるんですから、大きく。そこには何かがあったんじゃないかと、10月1日から20日までの間に。わざわざ、これは5回目のやつをまとめてその概要ということで文書まで市長に出してるわけですよ。報告ということで、5回目でまとめた内容を。それは、その文書も含めてこれがなくなってるということですから。
 そうしますと、病院跡地に交流館をつくるという提案までしてるのが外されたと。そうすると、病院跡地というのはどこかほかのことで何か強い思いがあるからそういうふうにされたんだなと。100年委員会はとりあえずもうフリーで議論をされてるわけです。そして、官庁街のにぎわいをどうつくり上げようと、100年先の近江八幡のまちづくりをどうしようということで議論してるわけですよ。これは基本的に言うたら、私らの考え方と違います。私たちは、病院の跡地に庁舎の建設をと言ってましたけども、ここは交流館をと、こういうことで提案してるわけですね。何でかというと、もう庁舎は決まってると、こっちのほうにということだったからそういうふうになったんですよ。
 私の思いは、この100年委員会ももし一からやるんだったら庁舎の場所も白紙にして一からここの官庁街のにぎわいも含めてどうあるべきやということを議論をするべきやと思うんです。
 この100年委員会は、そういう意味では縛りがかけられた議論の範囲でしか議論できなかったと。でも、病院の跡地についてはそのように交流館ということまで提案してるのが外されてるというのは、私は解せないということなんですよ。ここにはやっぱり市としての何らかの考えがあるからそうなったんだろうというふうに思って当然ですよね。だから、そのことについてきちっと説明を求めたいということです。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) もう一度申し上げます。
 僕はその委員会に入ってないんですね。それで、加藤さんは入ってなさるんですか、その委員会に。
◆20番(加藤昌宏 君) 入ってない。
◎市長(冨士谷英正 君) 入ってない。じゃあ、よくご存じだと思いますけれども、どなたから聞かれたか知りませんが、ほんで委員に、委員会に入ってなさる委員から聞かれたら、なぜ、もし変化がしておればその方を通じてなぜ聞かれなかったのか、僕はわかりません。
 第5回と第6回違うわけでしょう。じゃあ、第6回にもその委員さんどなたか、加藤さんが委員でなけりゃあどなたか、そこに入ってなさる委員さんからその話を聞かれないことにはわからないですよね。それとも、傍聴でも行かれてたんですか、ずっと。傍聴に行かれてたら、傍聴で、仮に発言が許してもらえるならば、6回目に何で変わったんですか、なぜ聞かれなかったんですか。
 僕は市長としてその委員会の委員長から報告書を聞いただけの話なんです。前の議論がどうなんです、ああなんです、そんなこと根掘り葉掘り聞く必要もないわけで、要は結論を僕のところへ報告し、頂戴したわけです。その前の経過がどんな経過があったか、それは時間があれば聞いたかもわかりませんけれども。だから、それは加藤さんのほうでその委員さんを通じてなぜ聞かれなかったのかというのはわかりませんし、また委員さんから委員長さんが僕にくれたことは事実なんですから。それは省略されてる、どうかはわからん。だから、それは直接委員長に聞いていただかんとわからないでしょうということを申し上げてるんですよ。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 第5回、10月1日ですね、このときに座長のほうから市長宛てにこの第5回のところまでの報告のまとめ、これを要約をして文書を市長宛てに出してるんですよ。その中に、何点かにわたって書かれてます。
 第2に、交流拠点を市庁舎と別棟とし、別の棟とし、旧市民病院跡地に設けることでありますと、こういう表現までしてるんですよ。というのは、この報告書のあれをまとめて、第6回目に行くまでに市長にこういうことで概括的に報告をしてるということなんですよ。ということは、これは市長もこれを受け取ってるはずですよ。
 ところが、この内容がなくなってるということですからね、これは何でやという疑問が当然出てきますやんか。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 今、加藤さん言われましたように、これは中間報告としてで、これは最終じゃないということだったんですよ、私は。最終は、第6回の後のほうにいただいたのが最終なんですよ。だから、中間報告ですから、いろんなやりとりはありました、それは。だから、それは委員長さんがまた委員会を開かれたかどうか、僕はわかりませんけれども、最終的に僕に頂戴した内容は第6回のその委員会の後のほうにいただいたと。それは、中間報告はそれはいわゆる事務局からも聞いたりした、これもあくまで非公式の話ですわね。公式なのは、きちっとして報告書ということでいわゆる公印のような印鑑も押していただいてることが、私はこれが正式だと思っている。
 中間報告は中間報告で、一つので、いろんな議論あったと思いますよ、そらあ。それを逐一何で変わったんや、それはだから委員長さんが、そうかな、話し合いの中でそうかなというて考えられたんかもわかりませんし、だから何度も申し上げますけれども、それは出していただいた委員長さんにぜひ聞いていただきたい。もしだめだったら、加藤さんはどなたの委員さんからその話を聞かれたかわかりませんけど、その方を通じてなぜ言われなかったのかなというのはわからないんです、私には。それだけです。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 第5回目で出されたのがこれです。第6回目がこれで出されてます。だから、これが正式だと、こう言われるわけですね。ほんで、これ以外に文書が出されてて、この中身をまとめて、市長にお伺いを立てる文書ですわ、どちらかというと。こういうことで報告書まとめますよと、こういう内容ですわ。それがこういうふうに15ページが9ページに変わったと。中をずっと比較してみますと、この中の3章の部分、4章でまとめられてます。3章で、にぎわい創出のための配置計画というところがごっそりなくなってるんですよ。この中に交流館とか病院跡地に木造のそういう交流館を建てる、建築物をということを表現してるんです。
 にぎわい・交流館は旧市民病院跡地に建設する。木材タイプの建築物としというふうに表現して詳しく書いてるんですよね。これが何で削られるんやと、市長がこれ最終報告はこっちだから私は知らんと言うてるんですけど、ここで一応まとまっとったんですよ。まとまっとったのがここでこう変わってるということは、何かその20日間の間で何かがあったはずですやんか。
○議長(園田新一 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 加藤議員は、かなりやっぱり思い込みの激しい方ですよね。自分の考えは間違いないんや、そうじゃないと思います。だから、何度も言いますけどね、どんな場合でも中間報告というのはありますやん、経過があっていわゆる過去があって現在があるのと一緒で。だから、それを何で変わったんや、それはどうでっしゃろな、こういうことでやってますんやでと言われたら、ああそうですか、これはそれもいいけど、こんな4,000平米という、そこに書いてたと思いますよ、今、それは中間報告で全ては頭に入ってませんけどね、このお金どうしてくれはりますんやなということは笑いながらしゃべったかもわかりません。いわゆる交流館を4,000平米、しかも木造でしなさいよと、そして今から思い出すと、もう一度思った、市民課の市民ニーズ、そこで土曜でも日曜でも休日でもいわゆる発行できるようにしなさいとかね、そんなんどこにお金あるんやろうなと言いながら、笑いながらしゃべったことはありますぞな、それは。
 だから、そのことをその委員長さんがはっと思われたかどうか知りませんで、なるほどほうかなと、現に住民票なんかで自動発行機を置きましたわね、市の市民課に。あれが成功したかというたら成功してなかったんですよ。費用対効果、全然出なくって、もうそんなに長く据えついていない間に撤去しましたんや。そういう苦い経験もあるわけなんですね。だから、そういうこともありますが、まあまあ先生はご存じなかったかなと思いながら聞いてたんですけどね。だから、木造で4,000平米の交流館、何十億、相当すると僕はこのときぴんときました。
 ほいでもう一つは、何でそこまで、先生も大変です、先生、ここの館長さんでもしてくれはりますか言うたかもわかんない、それは、笑いながら。やっぱり先立つもんは先生じゃなくして我々ですからというのは世間話の中でしたと思います。それを感じられて、その間に考えられたん違いますか。それで、最終的にこれは間違いないですよという報告書をいただいたのが第6回の会議なんです。
 だから、いわゆる、加藤議員、何度も言いますけれども、傍聴にも行かれなかったんですか、あなたは、全然。傍聴には。
◆20番(加藤昌宏 君) 行きました。
◎市長(冨士谷英正 君) そうでしょう。それで、発言もされてるんでしょう。発言もそこで。
◆20番(加藤昌宏 君) 4回目、4回目のときです。
◎市長(冨士谷英正 君) 4回、ほんで5回も行かはって、何でですと聞かれたらよかったんです。それがだめだったら、委員さんに、何度も言いますけれども、ニュースソースになってる委員さんに何でやという、聞いてもらわんとあきません。この場で、僕がつくったら答えますぞな。でも、それも非公式ないわゆる話ですからね。それをこの場で、どやどやどやと言われても、わからんもんはわからない。そういう世間話、中間報告でこういうので今まで話してきましたよと、しかし最終的にはもう一回やるんですよと、こういう話ですから。ああそうですかということと違います。何にも不思議やない。
 だから、加藤議員のこうで、こうであるべき、こやと、絶対間違いない、それが間違いだと僕は思いますよ。
 以上。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) ようわかりました。市長、やっぱりあの座長と話されたんですな。この文書が出されて、そのときに話されて、市長としていろいろこの内容について意見を述べられたと、こういうことですな。
◎市長(冨士谷英正 君) 笑いながら言うてましたけど。
◆20番(加藤昌宏 君) いや、笑いながらかどうか知らんけれども、市長ですから、やっぱりそれなりの威圧感持ってやったということもあるでしょう。だから、これは、私ここ、今私も傍聴してきたんです、ずっと。6回目は私行けませんでした、都合で。ほいで、6回目の結果を見て、私今これを全部文書で起こして、ほいでこれを解析したんです、分析したんです。そうすると、不自然だということになったんですよ。
 決めつけやと言うけれども、これ分析したらそうなります。そのときに、今言われた市長が話されたと。それを、その力が何らかの形で働かれて、この核心であるにぎわいという問題、それから交流という問題、これキーワードでしたよ、この委員会のね。ここが外されてんやから、これはおかしいと思わざるを得んやん。
◎市長(冨士谷英正 君) それはあなたの思い込みです。
◆20番(加藤昌宏 君) 思い込みじゃなくて、これずっとつぶさに分析をしたらそうなりますよ。だから、何でそうなったのだと。だから、それやったら病院の跡地については先ほど市長はあそこを民活やという思いはあると。だけど、市民。
◎市長(冨士谷英正 君) 選択肢。
◆20番(加藤昌宏 君) 選択肢ですか。市民の中でもっと議論をして、あそこの活用については変更もあるわけですね。
◎市長(冨士谷英正 君) それはあります。
◆20番(加藤昌宏 君) そのことをまず確認しときます。今後、市民的にあそこを議論をして、あそこをどういうふうに近江八幡のまちづくりとして位置づけるか、これは、それは確認させていただきます。
 それと、今回のこの経過については、まだ私は疑問は払拭されていないということを申し上げておきます。
 次に、3番目の問題ですね。
 近江八幡市公共施設等総合管理計画の策定についてということであります。
 平成26年4月22日付で、総務大臣通知として公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進についてが出されました。インフラの老朽化が急速に進展する中、新しくつくることから賢く使うことへの重点化が呼びかけられています。地方公共団体に対しても、公共施設等総合管理計画の策定に取り組むことが指示されています。このことにつき、本市の取り組みの進捗と今後の計画を示してください。
 本市では、多くの箱物事業を進めてきました。これからも進められます。それに伴って新たな財産と遊休財産が生まれます。市民の財産であるこれらの施設をまず市民の前に明らかにして、市民の意見に耳を傾けた対応が求められていると思います。どのように考えておられるのか、質問をいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 川端総務部長。
             〔総務部長 川端康仁君 登壇〕
◎総務部長(川端康仁 君) それでは、加藤議員のただいまの公共施設等総合管理計画についてのご質問にお答えいたします。
 公共施設等総合管理計画の策定につきましては、本年度に公共施設等白書を、来年度平成28年度に公共施設等総合管理計画を策定するという2カ年の計画で進めております。
 本年度は庁内組織である公共施設等マネジメント庁内推進委員会を組織し、施設の基本情報の収集と公共施設等白書の策定に向けた取り組みを進めているところであり、年度末には公表する予定をしております。
 この白書の策定により、学校や住宅、コミュニティセンターといった公共施設と道路や橋梁、上下水道といったインフラの現状と課題が明らかにされ、議員を初め市民の皆様との情報共有や課題の共通認識が図れるものと考えております。
 続きまして、次年度にはこの白書により明らかにされた現状と課題を踏まえ、中・長期的な視点から更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うことにより財政負担の軽減及び平準化を図り、本市の実情に即したまちづくりを推進するための公共施設等総合管理計画を策定する予定をしております。
 なお、この計画策定に当たっては、市行政改革推進本部のほかに学識経験者や市内の団体代表、市民委員等で構成する外部組織を設置し、検討を重ねながら進めていく予定をしております。
 加えまして、市民の皆様に対するアンケートやパブリックコメント等、市民の皆様の意見を聴取する機会も設けながら進めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 1点だけお聞きします。
 対象とされる施設として、市立の総合医療センターはその対象になるんでしょうか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) いわゆる市の公共施設、いわゆる市の公有財産台帳管理システムに登録されたデータということを一応現在のところ対象としております。したがいまして、現在のところは病院も含めまして全ての市の施設、上下水道と申しましたように、上水道も公営企業でございます、病院も公営企業でございます、上下水道で埋設をした管等と一緒に総合医療センターについてもその計画の中には含めてまいりたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) さきの議会で、平成27年から28年にかけて、公共施設の白書、管理計画を策定するということでしたね。したがって、今のご答弁では年度末公表、年度末には公表すると。これは白書、管理計画、双方についてということで理解してよろしいですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) 初問でお答えしましたように、本年度末の公表予定は公共施設等白書のほうでございます。白書で明らかになった課題等を整理していく中で、来年度、公共施設等総合管理計画を策定していくということで、来年度末、29年3月には管理計画を公表できる、確定できるように進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 白書だから大ざっぱな考え方みたいなところになると思うんですけども、私は具体的には個別の公共施設ですね、近江八幡が抱える公共施設、これがどのくらいあってどのような内容があるんやということを市民的にやっぱり公表して、それで市民の皆さん方の理解も求められるような方向で、まずその情報を提供するということが大事だと思うんですけども、この辺はもうちょっと急ぐことは無理ですか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) 今、加藤議員がおっしゃいましたように、現在のところ、施設で申しますと248施設それぞれについて建築年度でありますとか建設費、さらには今後の老朽化の程度等、また改修に要するであろう費用等をまとめて市内のいわゆる公共施設、インフラも含めまして、一切を年度末に市民の皆様に明らかにしたいという予定をしております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 今コンサルさんに頼んでるようで、そこの作業が大体年度末で大体完了してそういう資料が出てくるということでよろしいですね。
 それで、ここに最初にうたってるいわゆる新しくつくるより賢く使うという方向ですね。この方向づけについての当局としての認識をちょっとお聞かせください。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 川端総務部長。
◎総務部長(川端康仁 君) 議員ご承知のとおり、総務省が26年4月に通知したその趣旨というのは、今、加藤議員がおっしゃったように、いろいろな公共施設がございますけれども、これからの人口減少、高齢化社会を控える中において、市が実質その2つの施設、インフラを維持していくというのが困難になろうという状況も想定した中で総合管理計画を策定するように通知があったわけでございます。
 当然、その今後の計画の中には、当然建てかえもありましょうし、施設の統廃合、また長寿命化、今おっしゃいました賢く使うというのもあろうかと思います。それにつきましては、来年度計画の中で明らかにしてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 加藤昌宏君。
◆20番(加藤昌宏 君) 公共施設ですから、市民の財産だということを十分に認識していただいて、市民の声にも耳を傾けてこれを遂行していただくということをお願いをしまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(園田新一 君) 以上で加藤昌宏君の個人質問を終わります。
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