録画中継

平成27年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月8日(火) 個人質問
橋 博 議員
(1)一般廃棄物の処理について
   ①環境エネルギーセンターに搬入するゴミの分別について
   ②家庭から排出されるごみ質の向上と減量について
(2)中部清掃組合の最終処分場について
   ①安土町上出の最終処分場の運営について
   ②中部清掃組合から脱退した場合の協議について
   ③最終処分場の跡地について
(3)安土城下町地区整備事業について
   ①安土城下町再生構想の全体事業と7つの拠点整備について
   ②今日までの取組経過と現時点の整備状況について
   ③今後の事業計画について
◆21番(橋博 君) 本日の最後の質問者ということになったようでございますが、もう少しおつき合いをいただきまして、スピード違反にならないスピードで進めていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。
 私は、大翔会の橋博でございます。ただいま議長より発言のお許しを賜りましたので、通告書に基づき個人質問をさせていただきます。
 なお、質問方式は分割方式で質問をさせていただきます。どうかよろしくお願いをいたします。また、毎回お願いをいたしておるところでございますが、質問の途中で不適切な発言がありましたら、その節はお許しをいただきまして、よろしくご答弁をいただきますようお願いを申し上げます。
 本年も本当に残すところ20日ばかりになりました。伊吹山頂では初冠雪ということでいよいよ冬本番になってまいりました。ことしもいろんなことがたくさんありました。中でも自然災害が多かった年のように思います。また、悲しいこと、うれしいこと、本当にいろいろありましたが、本市にとって一番喜ばしいこと、それは近江八幡市名誉市民であります志村ふくみさんが文化勲章を受章されたことであります。市民にとって本当に喜ばしいことであり、心からお祝いを申し上げたいと思います。
 志村ふくみさんは、染織家であり、身近な植物を使った草木染めによるつむぎ織の作品を次々と発表され、平成2年には人間国宝に認定され、平成5年には文化功労者に選ばれ、本年文化勲章を受章されたということ、本当に我々近江八幡市民にとってもうれしいことであります。心からお祝いを申し上げたいと思います。
 それでは、通告書に基づきまして質問をさせていただきます。
 まず、一般廃棄物の処理についてお伺いをいたします。
 平成28年8月に、新一般廃棄物処理施設として近江八幡市環境エネルギーセンターが供用開始となります。過日、工事現場で施設を拝見させていただきました。第2クリーンセンターや中部清掃組合の施設と比べ物にならない洗練された立派な施設であると感じました。また、熱源を活用した発電や余熱を有効に活用されていることや、市民が自家搬入される場合にはダンピングボックスや誘導員の配置により一般市民の安全面にも考慮されるなどの説明を受け、安心をさせていただいているところでございます。
 また、旧安土町の住民は、身近な竹町に整備される安全で安心のできる環境エネルギーセンターを利用できることを心待ちにいたしているところでございます。このようにすばらしい環境エネルギーセンターが来年の8月に供用開始になるに当たりまして、2点ばかり質問をさせていただきたいと思います。
 まず第1に、エネルギーセンターに搬入するごみの分別についてお伺いをいたします。
 環境エネルギーセンターへの移行を踏まえ、一般廃棄物の分別基準が若干変わってくるとお聞きをいたしております。どのように変更になるのか、簡潔にお示しをいただきたいと思います。
 また、変更になったところを市民の方々にわかりやすく周知する必要があると思います。どのように周知をされるのでしょうか、この点についてお伺いをいたしたいと思います。
 次に、家庭から排出されるごみ質の向上と減量についてお伺いをいたします。
 環境エネルギーセンターでは、発電や余熱の利用をされます。発電効率はごみ質により大きく左右されるように思われます。平成22年度に策定をされた一般廃棄物ごみ処理基本計画の第3章ごみ処理の現状と課題、ごみ質の推移のごみ質調査結果の水分率では、安土地域が1.4%少なく、可燃物が2.1%多くなっております。このことは、一般廃棄物の水分が少なくなると必然的に廃棄物の減量と発電効率の向上につながるものであります。
 安土地区で取り組んでまいりました生ごみの一絞り運動や残食なくしてごみ減量運動等の取り組みは、生ごみの水分率を減らすことによりごみの総量削減とごみ質の向上、発電効率が高まるのではないでしょうか。
 ごみの分別方法の変更とあわせて水分の削減への取り組みについて、市民の皆さんにどのように周知をされるんでしょうか。この2点について初問とさせていただきます。どうかよろしくご答弁のほどお願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 江南市民部長。
             〔市民部長 江南仁一郎君 登壇〕
◎市民部長(江南仁一郎 君) 橋議員の環境エネルギーセンターに搬入するごみの分別についてのご質問にお答えをいたします。
 新しい分別基準につきましては、全市域の一般廃棄物を環境エネルギーセンターで一元的にかつ施設の特性を生かしながら安心・安全に処理することを基本に取りまとめております。分別基準の主な変更点としましては、まず剪定枝、枝でございますが、この基準でございます。燃えるごみとして出せるものは適正な焼却を行うため、直径5センチメートル以下の太さとさせていただきました。直径5センチメートルを超え、15センチメートル以内の太さのものは燃えないごみに分別し出していただき、破砕の上、焼却処理となります。また、多量に排出される剪定枝は太さ15センチメートル以内、長さ2メートルを超えないものについて施設への直接搬入をお願いし、破砕後に焼却処理となります。
 古布、衣類については、資源ごみ集団回収奨励金交付制度を活用いただき、自治会、地域団体のご協力をいただきながら資源化を図ってまいります。
 白色トレーでございますが、色のついたトレーも含め、スーパーなどでの店頭回収を推奨することを主にしながら、燃えるごみとして出された場合はそのまま焼却し、施設における発電のための熱源として活用をいたします。
 粗大ごみについては、安土地域について変更となり、平成29年4月から、施設へ直接搬入いただくほか、有料にはなりますが申し込みにより戸別収集を行うこととなります。
 最後に、蛍光灯や体温計などの水銀が含まれる製品の回収についてでございますが、平成25年10月に、水銀に関する水俣条約が参加140カ国で採択されたことを機に、国においても水銀による環境汚染の防止に関する法整備の動きや近く環境省で自治体の分別回収に係る指針が策定される予定であり、今後、適正な回収が求められることになります。
 こうしたことから、人体や環境に有害な水銀を使用する蛍光灯及び体温計などの製品の分別回収に取り組んでまいりたいと考えており、現在、回収方法や開始時期について調整を図っているところでございます。
 これらの分別基準の変更につきましては、市連合自治会でご説明させていただいたほか、ごみの分別と出し方を詳細にまとめた冊子の改訂版を作成し、近江八幡地域について平成28年1月に全戸配布させていただく予定でございます。
 安土地域につきましては、平成29年度からの適用を見据え、平成28年度中に全戸配布を行う予定でございます。
 このほか、市広報紙やケーブルテレビなどで市民の皆さんへの周知を図ってまいります。
 次に、家庭から排出されるごみ質の向上と減量についてお答えいたします。
 議員ご指摘のとおり、一般廃棄物の水分が低いほうが廃棄物の減量化と発電効率の向上につながると考えられます。こうしたことから、一般廃棄物に含まれる水分量を減らすために、生ごみの堆肥化、減量化を推進しているところでございます。
 さきの議会でも議員のご質問にお答えさせていただきましたとおり、電気式生ごみ処理機につきましては、今年度補助金の見直しを行い、その普及に努めてまいりました。11月末現在では、前年度同時期と比較して約3.4倍の27台の申請をいただいております。また、市民団体において、段ボールなどを活用した手づくりでできる段ボールコンポストによる生ごみの堆肥化の推進をいただいています。
 このような市民団体と連携しながら、各家庭での生ごみの堆肥化をさらに進めてまいりたいと考えております。
 なお、議員ご指摘の安土地域で取り組まれている生ごみ一絞り運動、残食なくしてごみ減量運動はごみの減量化に効果的なことから、全市での取り組みとなるよう広報紙でも「レッツエコ活!!」と題し、毎月連載でごみの分別方法などとあわせ市民周知啓発に努めているところでございます。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 橋博君。
◆21番(橋博 君) ありがとうございます。
 やはり何といっても水分率を減らすということを目標に、要は市民に徹底をしていただくようにお願いをいたします。
 それでは、再問に入らせていただきますが、環境エネルギーセンターの今操業に合わせたごみの分別については、よく理解をさせていただきました。
 それでは、事業系一般廃棄物の混在検査について再問をさせていただきます。
 中部清掃組合では、使用料の徴収対象であった事業系一般廃棄物を家庭系一般廃棄物に混在させる事件が発生をいたしましたことは、新聞紙上でご承知のとおりと思います。
 やはり、中部清掃では、この事案を受けて抜き打ち検査を実施されているわけであります。環境エネルギーセンターでも、稼働後はこのような抜き打ち検査を行われることになるのでしょうか。このような事案が出ないようにするためにも、やはり抜き打ち検査を行っていただきたいと思うんですが、その点についてお伺いをいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 江南市民部長。
◎市民部長(江南仁一郎 君) お答えを申し上げます。
 ただいまご質問ございましたように、中部清掃組合での混在させる事件がございました。先ほどご質問いただきました中で、新施設のダンピングボックス、ご紹介いただいたわけでございますが、これからは市民の皆様も、また新施設に搬入されるということが想定されます。直接ごみビットに投入いただくのは非常に危険でございますから、その横に一旦仮置きができるそういったダンピングボックスの設置を予定をいたしております。
 ですので、議員ご指摘いただいてましたように、そういった混載を防止するということも含めまして、そのダンピングボックスに一旦仮に出していただいて検査をするということができるようになりますので、新施設の稼働と合わせましていわゆる抜き打ち検査を含めましたそういった検査体制を整えてまいりたいと、このように考えております。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 橋博君。
◆21番(橋博 君) ありがとうございます。
 それでは、もう一点だけ再問させていただきますが、平成29年4月から安土地域から排出される一般廃棄物は環境エネルギーセンターで処理されることになります。廃プラスチックのうち白色トレーの分別を行っている中部清掃組合では、家庭において白色トレーの分別収集、収集保管場所の確保、トレーの細分別、こん包機の整備と、これらに係る人件費、こん包後の保管場所の確保及び排出量に応じたリサイクル協会への経費負担などの費用を負担しながら、白色トレーの分別を行っております。
 白色トレーは廃プラスチックの総量から見るとごく本当にわずかでありますが、分別回収をされた白色トレーにカビなどの異物がついているものについては、焼却をされておられます。
 中部清掃における白色トレーのリサイクル率は、お聞きしますと60から70%ということであります。
 環境エネルギーセンターでは、白色トレーは、先ほどもご答弁いただきましたように、店頭回収と燃えるごみとして回収されるようであります。費用対効果や白色トレーを熱源として活用されることは、施設全般の効率的な運営を検討されているものであると思っているところであります。
 しかし、白色トレーの焼却による発熱と炉との関係については、問題がないのか、この点について検討はしていただいてるとは思いますが、白色トレーの焼却と発熱と炉との関係について大丈夫なのか、この点についてお伺いをいたしたいと思います。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 小西市民部理事。
◎市民部理事(小西正彦 君) 白色トレーの件でございますが、今、先ほどの答弁にもありましたように、白色トレーにつきましては店頭回収による分別をお願いをしていこうと、そのように考えております。分別されない白色トレーについては焼却処分となります。
 ごみ総量、可燃ごみ全体から見ますと、白色トレーは0.03%程度、また廃プラスチック全体で見ましても2.5%程度を見込んでおります。総量としては大体年間7トンから8トンぐらいかなというような見込みをしております。
 この白色トレーを焼却処分をした場合、熱回収施設における熱回収の熱源として利用させていただくということで、炉への影響はないということを確認をさせていただいております。
 以上でございます。
○議長(園田新一 君) 橋博君。
◆21番(橋博 君) ありがとうございました。
 それでは、最後に要望ということで1点だけさせていただきますが、やはり先ほど申しましたように、水分を減らす、あるいは生ごみの一絞り運動、あるいは残食なくしてごみ減量運動、この辺をしっかりとやっていただいて、目標を決めていただいて、しっかり目標を達成していただくように啓発に努めていただきますようお願いをし、これは要望とさせていただきます。どうかよろしくお願いをいたします。
 それでは続きまして、中部清掃組合の最終処分場についてお伺いをいたしたいと思います。
 さきの9月定例議会でもお伺いをいたしましたが、中部清掃組合の最終処分場周辺の住民にとっては、この最終処分場の動向は大きな関心事であります。中部清掃組合でないとお答えができないこともあると思いますが、中部清掃組合から脱退をした後、中部清掃組合の最終処分場はいつまで運営されるのか。
 また、2点目として、清掃組合から脱退した場合、最終処分場が存続する限り、中部清掃組合において近江八幡市の意見を述べ、協議できる場は引き続き持てるのでしょうか。この点についてもお伺いをいたしたいと思います。
 3点目に、浄土寺町地先の最終処分場の跡地は雪野山グラウンドとして市民に親しまれております。中部清掃組合の最終処分場としての機能を終えた段階において、中部清掃組合において市民が利用できる公園などの整備は行っていただけるのでしょうか。
 以上3点について、当局が把握されてる範囲で結構でございますのでお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 橋議員の中部清掃組合の最終処分場についてのご質問にお答えいたします。
 安土町上出の最終処分場の稼働期間につきましては、中部清掃組合に確認いたしましたところ、埋立ごみ量の変動にもよりますが、約15年程度は搬入可能であるとお聞きをいたしております。
 次に、中部清掃組合から脱退した後においても、当市が意見を述べ、協議できる場を引き続き持てるかにつきましては、安土一般廃棄物最終処分場に関する協定が、中部清掃組合管理者、近江八幡市長、3地区環境対策委員、各地区代表3名、計6名の連名により平成27年4月1日付で3年間の協定が締結済みであり、協定の第19条その他第2項には、管理体制、環境基準等の保全状況について最低年1回の報告会を行うものとするとあります。
 また、協定内容には、3年ごとに協議、見直し等をするとされ、その際、異議の申し立て等がない場合には、自動的に3年間更新されるとされておりますことから、施設が廃止されるまでは協定の締結を継続していくことになります。したがいまして、協議のできる場は引き続き担保されていると考えているところであります。
 最後に、最終処分場の跡地は中部清掃組合において公園等の整備をしてもらえるかにつきましては、協定の18条、跡地利用等に施設の廃止手続完了後は用地を速やかに市に返却し、跡地の利用については、市と地元等が協議の上決定するとありますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 橋博君。
◆21番(橋博 君) ご答弁ありがとうございました。
 安土の一般廃棄物最終処分場に関する協定が、今市長からご答弁いただきましたが、平成27年4月1日に締結をしていただいて、3年間という期間を設けて協定をされて、その中の第19条の2項に管理体制あるいは環境基準の保全状況について年に1回最低報告会を行うということでお聞きをさせていただきました。
 協議のできる場はないのかあるのかということの質問に対して、本当に担保をしていただいてるということで安心をさせていただきます。恐らく上出の皆さん方もこのことについては安心をしていただいてると思います。ありがとうございます。
 また、最終処分場の跡地問題でありますが、ただいまご答弁をいただきましたように、協定18条の施設に廃止手続が済み次第、用地を速やかに市に返還すると、そして跡地利用については市と地元が協議の上決定するということでありますが、25年以上も使用されて、後、返却すれば後は知らないというようなことのないように、最後まで協議の場に参画をしていただき、協力をしていただくようにお願いをしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いをいたします。
 それでは、次の質問に移らせていただきます。
 安土城下町地区整備事業についてでございますが、この安土城下町地区整備事業についての質問は、さきの議員の質問と重複する質問になりますが、それだけに取り下げをさせていただこうかなと思ったのでございますが、安土学区民にとりましては大変期待をいたしている整備事業だけに、もう一度同じような質問になりますが、どうかよろしくご理解の上、ご答弁をいただきますようお願いを申し上げます。
 昨年度、織田信長公が求めたにぎわいのある城下町再生を目指し、平成26年度から30年度までの安土城下町地区整備事業の5カ年の基本計画が策定され、安土城下町再生構想に基づき、7つの拠点整備が実施されています。
 本年度中には、7つの拠点のうち安土セミナリヨ史跡公園周辺整備が完了します。この城下町地区整備事業は、安土学区民にとって城下町再生と地域の活性化につながるものと大変期待をいたしているところでございます。
 以上のことから、3点ばかり質問をさせていただきたいと思います。
 まず、城下町の再生と地域の活性化につながる安土城下町再生構想の全体事業と7つの拠点整備についてお伺いをいたしたいと思います。
 2点目、現在の整備状況についてはどのようになっているのか、この点についてもお伺いをいたしたいと思います。
 3点目は、この事業計画についてはどのように今考えておられるのか、この辺について、以上、初問とさせていただきます。どうかよろしくお願いをいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 大林区長。
             〔区長 大林輝男君 登壇〕
◎区長(大林輝男 君) 橋議員のご質問の安土城城下町地区整備事業についてお答えをさせていただきたいと思います。
 議員におかれましても、安土町城下町再生協議会の顧問といたしまして本事業に参画をしていただいているところでございまして、本事業の内容に関しましてはご精通をいただいてることと存じます。このことから、事業内容の要旨等について申し上げたいと、このように思います。
 議員ご案内のとおり、安土町城下町再生構想の全体事業の7つの拠点整備につきましては、安土町安土城下町周辺を対象地区とし、地区内には水運と歴史資源の集積による2つの拠点群がございます。この2つの拠点群であります安土城跡周辺拠点群及び西の湖周辺拠点群につきましては、平成25年度に策定されました安土城下町再生構想に基づきまして、平成26年度に安土城下町地区整備事業といたしまして5カ年の拠点事業化年次計画を作成いたしまして、現在事業を進めているところでございます。
 安土城跡周辺拠点には、安土セミナリヨ史跡公園周辺の整備、そしてまた安土セミナリヨ史跡公園から安土城跡周辺への整備、そして安土外堀周辺の整備と県道2号線バイパス予定周辺の整備、(仮称)歴史の駅の4つの拠点整備のメニューと、そして西の湖周辺拠点群といたしております常浜水辺公園の改修整備、そして安土海洋センターB&G周辺の整備、西の湖ステーションの改修整備の3つの拠点整備のメニューとして2群ということでございます。
 今日までの取り組み経過と現在時点の整備状況並びに今後の事業計画につきましては、さきの西津議員のご答弁に際し申し上げましたとおりでございますので、よろしくお願いをしたい、このように思います。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 橋博君。
◆21番(橋博 君) ありがとうございました。
 一般の方々、市民の方々は、7つの拠点整備と、一体何のことやと、こういうことで思われましたので質問をさせていただいたわけであります。私の理解では、安土城跡と外堀の関係、それと西の湖を中心に展開する水運拠点と、この2点を拠点とした整備をしていただくというふうに理解をさせていただいております。この点には間違いございませんか。
○議長(園田新一 君) 大林区長。
◎区長(大林輝男 君) 先ほどもご答弁させていただいたとおり、また今議員おっしゃいましたとおり、2つの拠点群を持って整備を進めたい、このように思っております。
○議長(園田新一 君) 橋博君。
◆21番(橋博 君) ありがとうございます。
 そこで、もう一点質問を、再問をさせていただきたいと思いますが、セミナリヨ公園整備が今先行されていますが、観光面においての観光客において、観光客などの人の流れを考えた場合、単にセミナリヨ公園のみの整備をされても効果が限定されると思います。
 そこで、観光という面であれば、セミナリヨ公園から安土城址へのつながる遊歩道の整備が効果的と思います。この整備計画はどのようになっているのか、お伺いをいたします。
 もう一点、西の湖を中心とした水運拠点整備はどのようになっているのか、この2点を再問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(園田新一 君) 当局の回答を求めます。
 大林区長。
◎区長(大林輝男 君) 橋議員が今言われましたとおり、セミナリヨ史跡公園から安土城跡に至ります通称大手橋までの間、この間の散策道の整備につきましては、平成28年度に設計を行いまして29年度にこれの整備を行おうと、こういう予定をしております。
 そしてもう一点、西の湖を中心とした水運拠点の整備ということでございますが、これは西の湖を先ほど言いました西の湖周辺拠点郡の整備という中に入っておりまして、先ほど言いました本事業5カ年計画の拠点化事業年度計画に取り上げておりますので、順次年次計画に基づきまして進めていきたいというふうに思っております。
 そのうち、西の湖ステーションの改修整備につきましては、平成26年度に厚生省の所管の管轄で補助をいただきまして整備を完了済みでございますので、常浜水辺公園の整備につきましては、平成29年度に設計を行いまして、平成34年度にその整備を行うという予定で進めております。
 以上です。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 橋博君。
◆21番(橋博 君) お断りをします。私、連続で2点質問させていただいた、まことに申しわけございません。一問一答で本当に申しわけございません。
 それでは、もう一点だけお伺いをいたしたいと思いますが、お堀めぐりということで和船観光、すなわちセミナリヨ公園から安土城大手橋に至る外堀の遊覧のこの整備計画はどのようになってますか。
○議長(園田新一 君) 回答を求めます。
 大林区長。
◎区長(大林輝男 君) 今、橋議員がおっしゃられました手こぎ和船、このことにつきましては安土お堀めぐりということで、ご地元の有志の皆様方によりまして、大臼川から安土川、そしてまた安土城外堀を経まして(仮称)大手門までの間を春期、春の時期、また夏期、夏の時期の期間の限定ということで運航がされております。本事業5カ年の拠点化事業年次計画には、手こぎ和船によりますお堀めぐりの運航ルートの整備については、具体的な整備メニューとしては取り上げておりません。
 しかしながら、現在、将来の円滑な定期運航、1年ずっと定期運航等を視野に入れまして、幾つかの課題の整理のために、今再生協議会並びに同作業部会におきまして、いろいろとご地元の皆様方の熱き思いによります活発な議論を今いただいているところでございまして、今後の総括的なご意見を踏まえまして検討してまいりたいと、このように考えております。
○議長(園田新一 君) 吉田副市長、回答ください。
◎副市長(吉田正樹 君) 済いません。セミナリヨは、安土再生計画は観光でするとか、こんな視点ないんですよ。最初ありましたのは、ヘドロがたまって何とかせえということで、ここから発信しまして、地元の方が愛着を持ってもらうためにやっていく、これは再整備なんですね。あとは、地域の方たちが誇りを持って守っていくことによって、人が来るというのが観光になりますから、観光ルートで整備をするという発想では進んでないんです、これはね。あくまでも、地域の財産、資産を自分たちで次の世代に引き継いでいこうということで整備しておりますから。
 和船につきましても、これは地元の方がここに昔やったであろうと、織田信長が乗ったであろうと、和船をやってやろうという機運があって初めてできることでありまして、これはちょっとはっきり出発点を変えとかんと、もともとの出発点は再整備をしようというのは、昔あった往時の姿をみんなで守っていこうという、誇りを持とうということの出発点でございますから、セミナリヨ公園できましたら、地域の方たちがいろんな花を植えたりいろんなことをやって、いろんな当時に思いをはせていただきまして、これを発信していくと。
 これは、何でここでこういう発信ができたかということがいろんな方がたまたま来られたということがつながりまして、観光につながるという仕組みでございます。
 だから、やはり先人の遺産を今忘れたものを何とかみんなで呼び起こせるようなきっかけにするのが再生計画ということでございますので、ちょっとそこら辺を平たく地域の方におっしゃっていただきますと、例えば近隣景観形成協定を結んで、家の周りをきれいにしましょうとか、八幡堀やりましたけれど、ああいったことが自発的に生まれてくることをやっぱしどっかに掲げとかんと、行政がするというんじゃないということを少しこの場をおかりしましてご説明をさせていただいた。よろしくお願いします。
○議長(園田新一 君) 質問はありませんか。
 橋博君。
◆21番(橋博 君) ありがとうございます。ご指摘をいただきましてありがとうございます。決してそういうことやなしに、水運と、やはり何といっても歴史資産、この辺の拠点にされてやっていただいているということは我々にはわかっておっても、つい観光にということになっているので、その辺誤解のないようにお願いをいたします。
 ありがとうございます。この平安楽土5カ年計画がしっかりと実現をしていただけましたら、八幡堀にも引け劣らない安土城外堀、常浜から豊浦港に至る新しいルートが開けるんではないかなと思っております。
 合併前の安土町では歴史資産の活用と言いながらも実現できなかった事業が、新市になって1つずつ実現できる状況になってきております。全国的に知名度の高い安土城下町ということもあり、地元だけでなく大学などの外部研究者も注目をされているところだけに、全国のモデルとなるような取り組みになることを期待をいたしまして、私の質問は終わらせていただきます。
 私も一生懸命頑張って、地元のために頑張りますんでご支援よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。
○議長(園田新一 君) 以上で橋博君の個人質問を終わります。
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