録画中継

令和2年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
8月28日(金) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
   議長報告、監査報告、市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第100号~議第120号
               午前9時31分 開会
○議長(片岡信博君) 皆さんおはようございます。
 本日、22番田中好君から欠席の届けを受けておりますので、ご報告いたします。
 皆さんにお伝えします。
 現在、新型コロナウイルス感染症対策のため、本会議場の各出入口を開放し、換気に努めているため、空調の関係上、本定例会における上着の着用は任意とさせていただきますので、ご了承お願いします。
 これより本日招集されました令和2年第3回近江八幡市議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(片岡信博君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 小西 励君
 北川誠次君
の両名を指名します。
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△日程第2 会期の決定
○議長(片岡信博君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しましたとおり、本日から9月24日までの28日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月24日までの28日間と決定しました。
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△日程第3 諸般の報告
○議長(片岡信博君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願い申し上げます。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員岡山かよ子君。
             〔12番 岡山かよ子君 登壇〕
◆12番(岡山かよ子君) おはようございます。監査委員の岡山でございます。
 監査結果等をご報告申し上げます。
 最初に、平成31(令和元)年度の近江八幡市一般会計、各特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況等の審査についてご報告を申し上げます。
 地方自治法の規定に基づき、市長から審査に付されました決算書等について、公正・慎重な審査を実施いたしました。
 その結果、歳入歳出等の決算計数は正確であり、予算執行並びに基金運用等については、所期の目的に向けて適正かつ経済的、効率的に執行されているものと認めました。
 次に、平成31(令和元)年度の近江八幡市公営企業会計決算審査についてご報告を申し上げます。
 地方公営企業法の規定に基づき、市長から審査に付されました水道事業会計、下水道事業会計及び病院事業会計の各決算が関係法令に基づいて作成されているか、決算計数は正確か、また財務内容等を正しく表示されているか等につきまして、関係書類、帳簿等の計数を照合いたしました。
 その結果、計数は正確であるとともに、経営成績や財政状況を適切に表しているものと認めました。
 続きまして、平成31(令和元)年度の近江八幡市財政健全化判断比率及び資金不足比率の審査についてご報告を申し上げます。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長から審査に付されました報告書や附属書類について、各書類の計数が適正に作成されているか審査を実施し、いずれも適切に作成されているものと認めました。
 次に、地方自治法の規定に基づき、令和2年4月分、5月分、6月分の一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各公営企業会計の現金出納検査を実施いたしました結果、いずれも現金をはじめ歳入歳出等の計数は正しく、適正なものと認めました。
 さて、本市の平成31(令和元)年度の決算状況を見てみますと、一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算状況は全会計で黒字決算でありました。
 また、普通会計ベースの決算状況は、形式収支が8億5,000万円余りの黒字となり、翌年度への繰越財源を除いた実質収支についても5億7,900万円余りの黒字となり、引き続き健全運営を維持されております。
 今後も大型施設整備事業の需要は継続し、投資的経費の増加が見込まれますが、その財源として活用する地方債の取扱いにつきましても、地方交付税措置のない、または措置割合の低い市債の発行見送りや繰上償還などによって、市債残高の抑制に極力努められています。
 なお、積立金残高は、ふるさと納税が過去最高額を更新したことなどもあって順調に増加しており、今後とも特定財源の確保をはじめ、財務基盤の強化を図られるよう希望いたします。
 財政健全化判断比率につきましては、実質赤字比率及び連結実質赤字比率については、全ての会計において黒字決算となったことから、いずれも比率は算定されず、また実質公債費比率については、3か年平均で2.3%と、前年度より0.8ポイント減となっております。
 なお、将来負担比率については、充当可能財源等が将来負担額を上回っておりますことから、前年度と同じく比率は算定されず、財政健全化判断比率において現時点における財政状況は良好な状態であると認められます。
 次に、公営企業に係る資金不足比率につきましては、水道事業会計、下水道事業会計、病院事業会計ともに資金不足比率は算定されず、いずれも現時点における経営状態は良好な状態であると認められます。
 今後におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による景気への影響等が懸念されるところですが、市民皆様の福祉向上のため、引き続き財務規律を維持された堅実な行財政運営を図られますようお願いを申し上げます。
 なお、詳細な内容は、決算審査意見書、健全化判断比率及び資金不足比率の審査意見書、例月現金出納検査報告書のとおりでございますので、ご覧をいただきたく思います。
 以上をもちまして監査等の結果を報告させていただきました。
○議長(片岡信博君) 次に、市長報告に入ります。
 地方自治法の規定に基づき、報第11号専決処分の報告について近江八幡市営住宅の明渡し及び滞納家賃等の請求に関する訴訟の提起について、報第12号専決処分の報告について裁判上の和解について、財政健全化法の規定に基づき、報第13号平成31(令和元)年度決算に基づく近江八幡市の健全化判断比率について、報第14号平成31(令和元)年度決算に基づく近江八幡市の資金不足比率について、地方自治法の規定に基づき、報第15号公益財団法人安土町文芸の郷振興事業団の平成31(令和元)年度決算等について、以上5件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第100号~議第120号
○議長(片岡信博君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第100号から議第120号までの21件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人君) 朗読いたします。
 令和2年第3回(9月)近江八幡市議会定例会提出議案
議第100号 平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてほか決算認定議案10件
議第111号 令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)ほか補正予算議案3件
議第115号 近江八幡市子育て支援センター条例の制定についてほか条例関連議案3件
議第119号 令和元年度滋賀県市町村交通災害共済組合会計の決算の認定を求めることについてほかその他議案1件
 以上であります。
○議長(片岡信博君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
 令和2年第3回9月定例会の開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
 記録的な猛暑もまだまだ続く勢いがございますけども、皆さんにおかれましては日々、公私何かとご多用の中にもかかわらずご出席賜り、厚く御礼を申し上げます。
 まず、新型コロナウイルス感染症に関してでございますけれども、7月末から8月にかけて本市におきましても新たな陽性患者が確認され、滋賀県内でクラスターが発生するなど、いまだ収束には至っておりません。
 市民の皆様におかれましては、手洗いの励行、マスクの着用、3つの密の回避など、基本的な予防対策の徹底に改めてご協力をお願いいたすところでございます。
 くれぐれも感染者やその家族、対応に当たっていただいている医療関係者の方々やその家族に対する不当な差別や偏見、いじめ、SNSなどでの誹謗中傷など行わないよう、人権への配慮についても重ねてお願いをする次第でございます。お互いへの思いやり、助け合いの心でこの難局を乗り切ってまいりたいと考えておりますので、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いをいたします。
 次に、改めてご提案いたしますけども、今議会で認定をお願いいたします決算状況につきまして、冒頭簡単にご報告を申し上げます。
 令和元年度一般会計につきましては、実質収支で5億7,900万円余りの黒字となりました。
 積立金につきましては22億7,174万7,000円増の175億4,075万6,000円、市債につきましては、大型施設整備が落ち着いたこともあり、13億9,600万円余りの減で、268億3,320万1,000円となりました。積立金と市債のバランスに留意しながら、健全財政に今後とも努めてまいりたいと考えております。
 また、財政の健全化を判断する各指標につきましても、実質赤字比率、連結実質赤字比率、また将来負担比率など、前年度に引き続き算定されないという健全な状況でございます。また、実質公債費比率につきましても、前年度より0.8ポイント減少しまして2.3ポイントとなり、さらに健全な状況となっております。
 また、このたび総務省から公表されました令和元年度のふるさと納税も23億円強と、前年に比し35.4%増となり、市の貴重な財源を確保することができ、あわせて全国の皆様に近江八幡市を知っていただくことができたと考えております。ご寄附をいただきました皆様に改めて心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 これら多額の寄附金につきましては、ご寄附いただいた方々の意向に沿う形で、今後の市政運営に役立てていきたいと思います。あわせまして、引き続き健全な財政運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、本日提出いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。
 まず、提出議案のうち、議第100号から議第107号までの議案につきましては、平成31(令和元)年度近江八幡市の一般会計及び各特別会計決算に係る議案でございまして、地方自治法の規定に基づき、議会の認定を求めるものでございます。
 これらの議案につきましては、後ほど会計管理者からご説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。
 それでは、地方公営企業会計であります水道事業、下水道事業及び病院事業会計決算に係る議案につきましてご説明申し上げます。
 まず、議第108号平成31(令和元)年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 業務面につきましては、給水戸数は3万3,943戸、給水人口は8万1,693人、有収水量につきましては853万6,159立米となりました。
 続いて、経理面につきましては、収益総額が17億6,830万8,540円で、費用総額が16億1,177万7,944円となり、この金額から消費税を除き、1億4,603万2,614円の純利益となりました。
 工事関係におきましては、老朽管布設替えを中心に、送配水設備改良に1億3,112万6,673円を投入いたしました。
 また、地方公営企業法第32条の規定により、未処分利益剰余金のうち800万円を減債積立金に、1億3,800万円を建設改良積立金に積み立てすることについて提案させていただくものでございます。
 今後におきましても、良質な水道水を継続して安定的に供給するとともに、公営企業として業務の効率化を図り、持続可能な水道事業、市民に信頼される水道事業の運営に努めてまいります。
 次に、議第109号平成31(令和元)年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 まず、業務面につきまして、処理区域内水洗化人口は6万808人、普及率は83.48%、水洗化率は88.81%、有収水量につきましては前年度と比べて増加し、624万7,278立米となりました。
 続いて、経理面につきましては、公共下水道事業及び農業集落排水事業を合わせて、収益総額が20億8,967万5,000円で、費用総額が20億5,292万9,459円となり、この金額から消費税を除き、2,776万8,105円の純利益となりました。
 工事関係におきましては、集中浄化槽区域における公共下水道接続事業を中心に、汚水管渠整備費に1億396万8,922円を投入しました。
 また、地方公営企業法第32条の規定により、未処分利益剰余金のうち、2,700万円を減債積立金に積み立てすることについて提案させていただくものでございます。
 今後におきましても計画的な施設の維持修繕等を進めていくとともに、健全な経営・サービスの維持、向上を図り、信頼される下水道事業の運営に努めてまいります。
 次に、議第110号平成31(令和元)年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 まず、患者利用状況につきまして、入院患者は延べ数13万3,699人、1日平均では365人となり、外来患者は延べ数22万2,975人、1日平均では929人でございました。
 次に、経営面につきましては、収益的収入が135億240万6,852円となったのに対して、収益的支出は134億2,712万1,263円となり、収支差引き7,528万5,589円の純利益を計上することができました。
 昨年度の主な取組としましては、急性期医療の充実を図るため、一次脳卒中センターを立ち上げ、また高度な医療サービスが引き続き安定的に提供できるよう、老朽化したMRI(磁気共鳴断層撮影装置)をはじめ、高額医療機器の更新を行ったところでございます。
 なお、繰越事業として整備したGCU(新生児治療回復室)の改修工事につきましては、本年1月末に完成し、NICUの後方病床として運用を開始したところでございます。
 続きまして、各会計の補正予算に係る議案につきましてご説明を申し上げます。
 議第111号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)につきましては、歳入歳出それぞれ9億2,268万円を追加し、予算総額を449億4,704万7,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、電算システム整備事業で職員テレワーク環境整備委託に伴います物件費、コミュニティセンター整備事業で各コミュニティセンターのWi-Fi環境整備としまして工事請負費、基金積立金で繰越金に伴います財政調整基金積立金、安土町総合支所庁舎整備事業で耐震設計に伴います判定手数料としまして物件費を追加。民生費におきまして、地域介護・福祉空間整備事業で介護事業所の非常用自家発電設備整備への支援としまして負担金補助及び交付金、新生児特別定額給付金支給事業で国の特別定額給付金の支給基準日より後に出生した新生児への支援としまして負担金補助及び交付金等を追加。商工費におきまして、観光振興事業で観光客が利用する事業所に新型コロナウイルス感染症対策経費への支援としまして負担金補助及び交付金等を追加。土木費におきまして、河川改良整備事業で災害防止対策に伴います工事請負費を追加。教育費におきまして、小1サポーター新型コロナウイルス対応緊急配置事業で従来の配置期間延長に伴います報償費、幼稚園施設整備事業で遊戯室の空調換気設備整備としまして工事請負費、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業並びに文化会館整備事業で施設長寿命化対策に伴います委託料及び工事請負費を追加するとともに、各費目におきまして、新型コロナウイルス感染症対策経費としまして物件費等、前年度国庫及び県支出金等の精算に伴います償還金利子及び割引料、施設の修繕に伴います物件費等を精査し、補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、県支出金、寄附金、諸収入及び市債等と繰入金及び繰越金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、安土町総合支所耐震工事設計業務委託事業に係る債務負担行為。次に、令和3年度指定ごみ袋購入事業に係る債務負担行為。次に、市民バス運行事業(運行委託)に係る債務負担行為。次に、勤労者福祉センター施設管理運営事業、城郭資料館管理運営事業、安土城跡ガイダンス施設管理運営事業の3事業で、それぞれ指定管理者による事業実施を行うための債務負担行為。以上、全6事業の期間及び限度額を追加させていただくものでございます。
 第3表地方債の補正につきましては、河川改良整備事業で日野川石亀樋門フラップゲート設置工事、及び文化会館整備事業で文化会館キュービクル改修工事に伴いまして限度額等を追加。認定こども園・保育所施設整備事業、新エネルギーパーク整備事業、社会資本整備事業、市道改良工事、社会体育施設整備事業、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業に係ります国庫補助事業費の増減等に伴いまして、それぞれ限度額の変更をさせていただくものでございます。
 次に、議第112号令和2年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ6,988万7,000円を追加し、予算総額を84億2,797万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、基金積立金におきまして財政調整基金積立金を追加。諸支出金におきまして、一般被保険者過年度収入保険料返還金及び保険給付費等交付金償還金等で償還金利子及び割引料を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、県支出金及び諸収入と繰入金及び繰越金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第113号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億7,351万9,000円を追加し、予算総額を66億2,351万9,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、基金積立金におきまして、介護給付費準備基金積立金を追加。諸支出金におきまして、償還金で償還金利子及び割引料を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、支払基金交付金と繰入金及び繰越金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第114号令和2年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、収益的収支予算において医業外収益を300万円、特別利益を2億5,814万2,000円追加するとともに、特別損失で2億5,814万2,000円を追加いたします。
 また、資本的収支予算において収入を7,215万5,000円追加するとともに、支出で7,563万1,000円を追加いたします。
 主な内容は、ふるさと応援寄附金の収益、また新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業による医療従事者や職員等に対する慰労金交付事業として特別収支を、感染性患者を受入れるための万全な医療体制の整備として建設改良費を追加するもので、財源として県の補助金を充てるものでございます。
 続きまして、条例その他の議案についてご説明を申し上げます。
 まず、議第115号近江八幡市子育て支援センター条例の制定につきましては、子育て支援機能の充実を図り、もって子育ての不安感等を緩和し、子どもの健やかな育ちを支援するため、子育て支援拠点として近江八幡市子育て支援センターを設置したく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第116号近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方税法の一部改正に伴い、固定資産税における現所有者申告制度が創設されたことから、当該制度を実施するため、及び入湯税について社会経済情勢の観点から見直しを行い、入湯客で宿泊しない者に係る税率を改めるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第117号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、住民基本台帳法の一部改正に伴い、住民票の除票の写し等及び戸籍の付票の除票の写しの交付が制度化されたことから、当該交付に係る手数料を徴収するため、並びに行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、通知カードが廃止されたことから、通知カードの再交付に係る手数料の規定を見直すため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第118号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市計画法に規定する地区計画の区域内における適正な都市機能及び健全な都市環境を確保するため、建築物に関する制限を定める区域を追加したく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第119号令和元年度滋賀県市町村交通災害共済組合会計の決算の認定を求めることにつきましては、滋賀県市町村交通災害共済組合が令和2年3月31日限り解散したことに伴い、令和元年度滋賀県市町村交通災害共済組合会計の決算について、地方自治法及び地方自治法施行令の定めるところにより、県内の各市町において監査委員の審査に付し、その意見をつけて議会の認定に付すものでございます。
 次に、議第120号市道路線の認定につき議決を求めることにつきましては、金剛寺町地先の市道路線の認定を行いたく、道路法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 以上21議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 中川会計管理者。
〔会計管理者 中川菜穂子君 登壇〕
◎会計管理者(中川菜穂子君) おはようございます。
 それでは、平成31(令和元)年度の一般会計及び特別会計決算の認定に関係いたします議案についてご説明申し上げます。
 初めに、議第100号平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。歳入歳出の主な事項のみを申し上げますので、ご了承くださいますようお願いいたします。
 歳入決算額は348億6,540万円、歳出決算額は340億1,495万円で、歳入歳出差引き額は8億5,045万円となり、うち翌年度への繰越財源が2億7,116万5,000円ですので、これを差引きしますと実質収支額は5億7,928万5,000円となり、黒字決算となりました。
 歳入につきましては、歳入決算額は348億6,540万円となり、前年度と比較するとマイナス4.7%で、17億1,160万7,000円の減となりました。
 歳入の根幹をなす市税につきましては、法人市民税が前年度より9,973万4,000円の減となった一方で、個人市民税が前年度より4,121万7,000円の増、固定資産税が新増築家屋や企業の設備新規導入による償却資産など、前年度より1億98万9,000円の増となったことから、市税全体としては、市町合併以後最大となった前年度を更新し、6,109万4,000円増の115億2,800万円となりました。
 市税の徴収率は、現年分で99.1%、滞納繰越分を含めた全体で97.01%となりました。
 地方特例交付金は、幼児教育・保育無償化のための財源対応として、子ども・子育て支援臨時交付金が本年度のみ交付されたことから、前年度より2億697万9,000円の増となり、地方交付税のうち普通交付税は、合併算定替え縮減の影響を受け、前年度より6,495万2,000円減の46億3,253万9,000円。特別交付税は、災害による被害が少なかったことから、前年度より8,078万5,000円減の9億3,813万5,000円となり、地方交付税全体としましては、前年度より1億4,573万7,000円減の55億7,067万4,000円となりました。
 国庫支出金は、前年度に岡山小学校の整備が完了したことなどにより、前年度より1億4,132万8,000円減の49億8,217万8,000円となり、また県支出金は、八幡西中学校前農道の用地購入や畜産クラスター施設整備支援などにより、前年度より3億1,630万1,000円増の28億1,853万1,000円となりました。
 その他、歳入確保策として進めていますふるさと納税は、前年度を大きく上回る寄附金を市外の方から受け取ることができ、寄附金全体で前年度より6億1,760万9,000円増の23億7,138万4,000円となりました。
 市債については、これまでと同様に、交付税措置のない、または交付税措置の低い市債の発行抑制に努めたことに加え、前年度の岡山小学校整備の完了が主要因となり、前年度より16億9,142万1,000円減となる11億1,947万1,000円となりました。
 繰入金は、市債発行を抑制し、財政調整基金及び公共施設等整備基金の繰入金を必要最小限としたことから、前年度より7億884万4,000円減の14億5,145万3,000円となりました。
 歳出につきましては、歳出決算額は340億1,495万円で、前年度よりマイナス4.5%で16億2,017万5,000円の減となりました。
 歳出の主な内容としましては、平成31年4月から、子育て世帯の経済負担軽減と子どもの健やかな成長の増進のため、小学1年生から中学3年生を対象に所得制限を設け、通院医療費の現物給付による無料化を実施しました。
 また、社会環境が多様化する中、様々な受入れ環境の充実を図るために、民間事業者による岡山認定こども園の整備や地域密着型認知症高齢者グループホーム整備に支援を行いました。
 さらに、環境エネルギーセンターに隣接して整備している健康ふれあい公園は、第2期の屋根つき多目的広場、第3期のクラブハウス及び園路が完成し、供用開始しました。
 目的別の状況では、前年度に岡山小学校の整備が完了したことなどにより、教育費において前年度より21億4,043万3,000円減の25億8,640万6,000円と、決算額が減少した主な要因となりました。
 性質別の状況では、義務的な経費である扶助費が、障害者給付サービスの利用者増、幼児教育・保育の無償化及び市独自施策の子ども医療費助成の開始などの影響から、前年度より3億7,013万4,000円増の79億4,962万7,000円と、10年連続で増加し、全体の2割を超える経費となっています。
 普通建設事業費は、岡山小学校の整備終了などに伴い、前年度より26億4,323万5,000円減の24億9,822万6,000円となりました。
 また、貯金となる基金への積立金については、将来の建設事業に備えた公共施設等整備基金やふるさと納税による積立てを中心に、36億2,320万円となりました。
 平成31(令和元)年度は、このように市民生活に密着した様々な事業を先進的かつ着実に実施しながら、行財政改革を推進し、ふるさと納税などの歳入確保にも努めました。その結果、市債残高は前年度より13億9,643万7,000円減の268億3,320万1,000円となりました。積立金残高は、前年度より22億7,174万7,000円増の175億4,075万6,000円となり、市債と積立金のバランスに留意した財政運営の健全化の維持に努めました。
 なお、平成31(令和元)年度末の公有財産等の資産保有状況につきましては、歳入歳出決算書に添付しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 続きまして、各特別会計決算についてご説明申し上げます。
 初めに、議第101号平成31(令和元)年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は80億7,513万6,000円、歳出決算額は80億4,804万9,000円で、歳入歳出差引き額は2,708万7,000円の黒字決算となり、平成31(令和元)年度末の国民健康保険財政調整基金残高は5億2,382万7,000円となりました。
 なお、医療費の動向としては、保険給付費が55億3,324万1,000円で、前年度より2億59万円の増となっております。
 次に、議第102号平成31(令和元)年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 この特別会計は、近江八幡市と日野町、竜王町の1市2町が共同で介護認定審査会を設置し、近江八幡市が事務局となって審査判定業務を共同処理しており、構成市町の負担金で運営を行っています。平成31(令和元)年度は177回の介護認定審査会を開催し、4,355件の案件について審査判定を行い、歳入歳出決算額ともに3,181万円となりました。
 次に、議第103号平成31(令和元)年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 歳入決算額は63億1,160万9,000円、歳出決算額は61億4,830万2,000円で、歳入歳出差引き額は1億6,330万7,000円の黒字決算となり、平成31(令和元)年度末の介護保険給付準備基金残高は8億7,817万2,000円となりました。
 次に、議第104号平成31(令和元)年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 この特別会計は、指定介護予防支援事業所の指定を受け、要介護が軽度の高齢者を対象に、介護予防サービス計画を含むケアプラン作成などの予防給付のケアマネジメント業務を実施しており、歳入歳出決算額ともに1,120万2,000円となりました。
次に、議第105号平成31(令和元)年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 文化会館は、市民の芸術鑑賞や創造、発表の場あるいは関係づくりの場として提供しています。
 歳入決算額は7,669万4,000円、歳出決算額は7,639万4,000円で、歳入歳出差引き額は30万円の黒字決算となりました。
 次に、議第106号平成31(令和元)年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は9億3,665万9,000円、歳出決算額は9億3,492万6,000円で、歳入歳出差引き額は173万3,000円となりますが、この繰越金のうち152万8,000円は令和2年度に保険料として滋賀県後期高齢者医療広域連合に納付するものです。
 次に、議第107号平成31(令和元)年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 旧近江八幡市、旧安土町及び旧能登川町の1市2町が平成8年度から、それぞれ管理受託者として琵琶湖干拓大中の湖地区新田排水機場の維持管理を行っており、平成28年度からの5か年間は本市が代表して施設の運営、維持管理を行い、干拓地内の安全確保に取り組んでいます。平成31(令和元)年度は、歳入歳出決算額ともに3,350万円となりました。
 以上、平成31(令和元)年度の一般会計及び7つの特別会計決算認定に関係します案件につきましてご説明を申し上げました。詳細につきましては、主要な施策の成果に関する説明書、監査委員から提出いただいております一般会計及び特別会計決算審査意見書を参考にしていただき、ご審議賜り、認定をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(片岡信博君) 以上で議案の上程を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明29日から9月7日まで議案熟読のため休会とし、9月8日定刻に再開し、個人質問を行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、9月1日正午までに事務局へ提出をお願いいたします。
 本日はこれをもって散会します。
 ご苦労さまでした。
               午前10時21分 散会
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