録画中継

令和2年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月10日(木) 質疑
第3 質疑
第4 決算特別委員会の設置及び委員の選任
第5 委員会付託
△日程第3 質疑
○議長(片岡信博君) 次に、日程第3、質疑に入ります。
 9月8日追加提案された会第9号について1名から発言通告がありましたので、これを許します。
 道下直樹君の発言を許します。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 皆さんこんばんは。もうそろ晩御飯のお時間となってきましたが、もう少しだけお付き合いください。新政会の道下直樹です。
 マスクを外して質疑させていただきます。
 私もPCR検査拡大の概念は賛成なのですが、少し意見書で分からないところが何点かあります。赤色と青色のように、色という概念は同じなんですけども、1文字違いで大違いということでございます。このままでは賛否の判断ができないということなので、質疑により議論を深めて賛否を決めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 1つ目に、1番のところに「その地域の住民」とありますが、向こう三軒両隣でいいのか、自治会全体なのか、学区全体なのか、市全体なのか、教えてください。もしこれ半径何メートルとか何キロとか決まってたら、それも教えていただければありがたいです。
 2番の「地域ごとの感染状況など情報を開示すること」と書いてあるんですけども、これ非常にちょっと私自身危ないなと思ってるのは、地域差別につながらないでしょうか。そういった開示するデメリットについてどう考えていますか、お伺いいたします。
 3番、4番目の「陽性者を隔離、保護、治療する体制を緊急に作り上げること」と書いてあるんですけども、今日現在で県内の病床数が218床で、宿泊療養施設271床でございますが、これまだ足りませんかというのをお伺いしたいです。どこまで拡大するのかも重ねてお伺いします。
 4番、PCR等の検査拡大の目標値、こちらは滋賀県でよいので、どこまで拡大したほうがよいと考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
 5番目、「十分な財源を確保」とありますが、こちら財源は何を想定しておりますか。私は昨日の質問でも、赤字国債拡大というふうに、赤字国債がよいなと思っていますが、財源は何を想定しておりますか、お伺いいたします。
 以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 議案提出議員であります森原陽子君の回答を求めます。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 失礼いたします。日本共産党の森原陽子です。提案者を代表いたしまして、ただいまの道下議員の質問にお答えさせていただきます。
 まず、その地域の住民の範囲についてですけれども、具体的な距離があるというわけではなくて、感染者が多数発生している地域やクラスターが発生している地域の医療施設、高齢者施設など、またそこに勤務する方や入院患者、入所者などという範囲を地域の住民という形で表現をいたしております。
 また、感染の広がりの様子から、リスクが高い地域であるとか業種、施設などが含まれます。例えばエッセンシャルワーカーの方で、介護施設などで感染が広がった場合は、従業員の方とか、その施設内の方とか、その施設に勤めてはる方の家族の方であるとか、濃厚接触者よりも一回り以上大きく取って、できるだけ早く陽性者を見つけるという意味でございます。
 例えば東京で歓楽街等、大阪でもそうでしたけれども、歓楽街でのクラスターが多数発生したときに、感染経路が不明の場合がありました。こういう場合には、多く発生している場所を中心にPCR検査を面的にしていくことによって、隠れた陽性者を見つけ出して隔離、保護していくということになります。
 2番目の情報開示による地域差別についてですけれども、これは個人の情報開示ということは考えておりません。今申し上げましたように、感染が多く起こっている地域、今の歓楽街であるとか、そういう施設とかという場合は、施設の場合、こちらで起こりましたというふうにニュースで出ておりますので、そういうことを開示しながら、例えば飲食店が固まっている場所で、ここで多く発生しているということであれば、そこに何らの無症状の方がいらっしゃるということを考えて、皆さんが注意喚起していただくと、そういうような意味です。
 3番目の隔離、保護、治療する体制の目標値についてですが、すいません、私、ベッド数のこととか、そういうふうにはちょっとこの質問からよく分かりませんでしたので、ちょっととんちんかんな答えをするか分かりませんけれども、お許しください。
 目標値を設定しているわけではないですけれども、地域医療の崩壊を防ぐために、安心して経済活動をするために必要であると考えています。滋賀県も今度彦根にも開設をしていただきましたけれども、やはり一時期滋賀県が病床占有率がワーストワンぐらいになっていた時期があったと思います。一定やはり検査をして、感染拡大が起こってきたときになってから確保するのでは遅いので、やはり公費を投入しつつ、病床、または無症状の陽性者の方を保護する場所をきちっと決めておくということが必要であると考えています。
 新型コロナウイルスの一番厄介な性質というのは、インフルエンザのように、かかった段階ですぐに発症するということが必ずしも起こらないということが問題ですので、無症状で、しかし感染能力がある、また症状が出る前に感染することがあるということを考えて、ホテルなどで隔離、保護することが重要である。人との接触を断つことで感染を抑制していけるというふうに考えております。
 PCR検査等の拡大の目標についてですけれども、できるだけ多く面的に検査をすることで、今のように無症状の陽性者を発見して、早期に隔離することが重要と考えております。この感染症の拡大を抑えていくためには、主に、昔から3つの方法であるということが言われておりますけれども、1つは感染源をしっかりと見つけてそこを隔離していく。それから2つ目は、感染経路を絶つ。これはマスクをつけるとかそういうことになると思います。3つ目は、集団免疫を獲得するということですけれども、これはなかなか難しいと思われます。ワクチンがまだできるということについて見通しがまだまだ難しいところにあるということと、それからかかった後に後遺症が残る場合がありますので、かかって免疫をつけるという方法もなかなか危険であるのではないかと思います。そういう意味で、PCR検査等で早く見つけて、感染を拡大しそうな人を早く保護するということで、PCR検査を拡大するという目標です。
 財政につきましては、今現時点では世田谷区とか千代田区が区費でやっていらっしゃいます。今後の感染拡大を抑え込むためには国の予算をつけていただくことが重要で、この間7月の国会が閉会した折に、コロナ対策費の予備費が10兆円残っておりました。このお金を使って充当していくことが適切であると考えております。
 初問について、これで終わらせていただきます。
○議長(片岡信博君) 質疑ありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 丁寧なご回答ありがとうございます。
 それでは、全体含めて再問させていただきたいんですけども。
 PCR検査というのは、昨日の答弁で非常に精度が曖昧で、曖昧というわけではないんですけども、問題があって、そのときの時点の陽性、陰性しか分からないということでございますが、例えばこれ拡大して全員受けれるようにしたら、何回まで受けれるようにというふうに考えてらっしゃるのか、お伺いしてもよろしいでしょうか。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 今、質問がありましたけれども、感染が非常に濃く疑われる場所については、どんどんやっていけばいいと思いますが、費用の面もありますので、国民一人一人を全部やるというようなことではなく、必要な場所、必要な時期に応じて取り組んでいくというふうに考えたらいいと思っております。
 例えばニューヨーク市の場合でしたら、非常に医療崩壊が起こって大変な状況になって、世界中で一番ひどいんじゃないかみたいなことが報道されてた時期がありましたが、ニューヨーク市の場合においては、いつでも誰でも何度でも無料で受けられるということで、大幅に感染拡大を抑えられました。また、その隣のメリーランド州もそのような状況で、500メートル間隔ぐらいに何か受けられる場所があるような状況を伺っております。
 世田谷区の場合でも、人口1万に対して1か所の場所を設けていくということを目標にされていますが、滋賀県は本当にPCR検査の検査数が非常に少ないということで、早く見つけることによって感染拡大を抑えるためには、今後もう少し検査数を増やしていただくことが重要と思っております。
○議長(片岡信博君) 質疑はありませんか。
 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
 以上で質疑を終わります。ありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 以上で道下直樹君の質疑を終わります。
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△日程第4 決算特別委員会の設置及び委員の選任
○議長(片岡信博君) 次に、日程第4、決算特別委員会の設置及び委員の選任を議題とします。
 お諮りします。
 今定例会に上程されております議案中、議第100号平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、18人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、議第100号については、18人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託することに決しました。
 引き続き、お諮りします。
 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選出については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付しております一覧表のとおり指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました議員を決算特別委員会委員に選任することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 委員会付託
○議長(片岡信博君) 次に、日程第5、委員会付託に入ります。
 本定例会に上程しました諸案件は、お手元に配付しました議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託します。
 来る9月24日の再開日に審査報告が願えますよう、よろしくお願いします。
 なお、各常任委員会は、11及び14日に予算常任委員会を、15日に総務常任委員会を、16日に教育厚生常任委員会を、17日に産業建設常任委員会を、予算常任委員会は本会議場で、他の常任委員会は第3・第4委員会室で開議されます。
 各常任委員会は、いずれも午前9時30分から開議されますので、ご留意お願いします。
 また、決算特別委員会は、本日本会議散会後、第3・第4委員会室で開議され、委員長及び副委員長の互選をよろしくお願いします。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 9月24日は定刻から本会議を再開することにいたします。
 本日はこれをもって散会します。
 ご苦労さまでした。
               午後5時50分 散会
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