録画中継

令和2年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
9月24日(木) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 諸般の報告
第3 委員会の閉会中の継続審査
第4 委員会審査報告
第5 討論・採決
第6 議案の上程(提案理由説明)
   議第123号~議第130号
   会第11号
第7 質疑
第8 委員会付託
第9 委員会審査報告
第10 討論・採決
               午前9時34分 開議
○議長(片岡信博君) 皆さんおはようございます。
 本日、22番田中好君から欠席の届けを受けておりますので、ご報告いたします。
 これより本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(片岡信博君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 小西 励君
 北川誠次君
の両名を指名します。
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△日程第2 諸般の報告
○議長(片岡信博君) 次に、日程第2、諸般の報告を行います。
 9月10日に開催されました決算特別委員会において、委員長並びに副委員長の互選が行われましたので、その結果を報告します。
 決算特別委員会委員長に北川誠次君、副委員長に南祐輔君、以上のとおりであります。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
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△日程第3 委員会の閉会中の継続審査
○議長(片岡信博君) 次に、日程第3、委員会の閉会中の継続審査を議題といたします。
 決算特別委員長から、同委員会に付託しておりました議第100号平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについては、内容審査等に引き続き時間を要するため、会議規則第111条の規定により、同委員会の審査が終了するまで閉会中の継続審査の申出がありました。
 ここでお諮りします。
 同委員長から申出のとおり、議第100号について、同委員会の審査が終了するまで閉会中の継続審査に付することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、議第100号は同委員長の申出のとおり同委員会の審査が終了するまで閉会中の継続審査に付することに決しました。
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△日程第4 委員会審査報告
○議長(片岡信博君) 次に、日程第4、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長小川広司君。
             〔21番 小川広司君 登壇〕
◆21番(小川広司君) 皆さんおはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、9月11日及び14日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
議第111号 令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、総務費、庁舎建設費の安土町総合支所庁舎整備事業及び債務負担行為の安土町総合支所耐震工事設計業務委託については、安土町総合支所の今後の在り方に関わって複数の委員から意見が出されました。
 令和5年度までは仮庁舎のとしての機能があり、来庁者と職員の命を守る立場からは速やかに耐震化する必要があるとの意見があった一方で、その後の利活用についての議論が十分されていない中で耐震化の話が進んでおり、支所建物を耐震後も20年間使うことに対しては、当局は住民窓口や公文書収蔵庫としての活用を考えているものの、設備の維持管理経費もかかることも想定されることから、耐震診断を進める一方で、市町合併後10年を経過した中で、近江八幡市として今後どのような支所建物及び支所機能の在り方がふさわしいのか、様々な選択肢を持って検討されたいとの意見がありました。
 また、商工費、観光振興事業の新型コロナウイルス感染症対策、観光地域づくり補助金については、観光客が直接利用される店舗などが新型コロナウイルス感染症対策をした場合の経費を補助するものとして提案されているが、新型コロナウイルス拡大によって困っているのは観光業だけではなく、様々な業種で困っているところであり、全業種に公平公正に考えていくべきとの意見がありました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(片岡信博君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長平井せい治君。
             〔20番 平井せい治君 登壇〕
◆20番(平井せい治君) 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告します。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第105号 平成31(令和元)年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第110号 平成31(令和元)年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて
は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第114号 令和2年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第116号 近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第119号 令和元年度滋賀県市町村交通災害共済組合会計の決算の認定を求めることについて
は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同よろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長岩崎和也君。
             〔2番 岩崎和也君 登壇〕
◆2番(岩崎和也君) 皆さんおはようございます。
 引き続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 まず、令和2年第2回(6月)定例会において当委員会に付託された議第84号の継続審査のため、7月1日、8日及び8月25日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
 なお、8月25日開催の委員会において、本条例における対象期間は4月1日から3月31日までとなっている。また、市民及び関係機関への周知並びに制度変更に係る事務作業を円滑に進めるため、施行日も令和2年10月1日から令和3年4月1日に変更することが望ましいとの理由から、原案に対する修正案が南委員ほか1名から提出されましたので、本修正案に対する審査結果を併せて報告いたします。
議第84号 「近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」に対する修正案
は、賛成多数で修正案を可決すべきものと決しました。
議第84号 「近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について」の修正議決した部分を除くその他の部分
は、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、この制度が施行されてから1年、どのような影響があったのか。また、この制度により子育て世帯の転入がどれだけあったのかも明確でない中、制度そのものを改めて考え直すべきとの意見や、子ども医療費の無償化は本市が子育てしやすい町としての子育て支援施策であり、全ての子どもは平等との観点から、所得に関係なく等しく医療を受けられるようにすべきであるとの意見がありました。
 また、財源については、子ども・子育て基金として一定5年分は確保しているが、5年後に事業評価を行った上で制度の見直しや新たな財源確保について検討する必要があるとの意見。施行時期については、市民の利益を考えるなら、少しでも早く原案どおり令和2年10月1日にすべきとの意見や、子どもは4月から新学期を迎えるため、それに合わせてしっかりとスタートできるよう、令和3年4月1日施行が望ましいとの意見が出されました。
 続きまして、本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月16日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第101号 平成31(令和元)年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて
議第102号 平成31(令和元)年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第103号 平成31(令和元)年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて
議第104号 平成31(令和元)年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて
議第106号 平成31(令和元)年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて
 以上5件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、予算関連議案につきまして、
議第112号 令和2年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第113号 令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第115号 近江八幡市子育て支援センター条例の制定について
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第121号 近江八幡市立小中学校児童生徒1人1台端末整備契約の締結につき議決を求めることについて
議第122号 近江八幡市立中学校パソコン教室端末等整備契約の締結につき議決を求めることについて
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議員提出議案につきまして、
会第9号 新型コロナウイルス感染症のPCR等検査拡充を求める意見書の提出について
会第10号 少人数学級の実現を求める意見書の提出について
 以上2件は、賛成少数で原案を否決すべきものと決しました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長井上芳夫君。
             〔11番 井上芳夫君 登壇〕
◆11番(井上芳夫君) 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、9月17日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、決算認定議案につきまして、
議第107号 平成31(令和元)年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて
議第108号 平成31(令和元)年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて
議第109号 平成31(令和元)年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて
 以上3件は、全員賛成で原案を認定すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第117号 近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議第118号 近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
 以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第120号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
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△日程第5 討論・採決
○議長(片岡信博君) 次に、日程第5、討論・採決に入ります。
 まず、前定例会から継続審査としておりました議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について発言通告がありますので、討論・採決を行います。
 まず、辻正隆君の発言を許します。
             〔13番 辻 正隆君 登壇〕
◆13番(辻正隆君) 皆さんおはようございます。
 議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、私は反対の立場で討論をさせていただきます。
 この議第84号は令和2年6月議会に上程され、教育厚生常任委員会において継続審議となった議案であります。その後、委員会において、議会閉会中も調査研究を重ねられ、先月末に一定の結論に至られ、先ほど審査結果を委員長よりご報告があったところでございます。まずもって、委員各位のご努力に敬意を表するものであります。
 当局の改正提案理由につきましては、小学校1年生から中学校3年生までの者が属する世帯に対する通院医療費の助成について、対象の所得制限を撤廃し、助成対象者を拡大することにより、助成対象者の経済的負担を軽減し、全ての子どもたちが医療を受けることができ、安心して子育てのできる環境を整えていくための所要の改正を行うとのことでありますが、この制度改正には、二元代表制の議会において、また税の正当な使われ方を監査する議会として看過できない状況があると私は考えております。問題は大きく3点あるのかなというふうに思っております。
 まず1つ目でありますが、過去の経緯をたどりますと、この子ども医療費助成制度については、市の財源を鑑みた上、議員提案により修正可決された議案であり、令和元年4月1日より施行された条例であります。子どもの健康を地域で見守り、また子どもの受療機会を逃さないため、助成制度を有効に活用するべきである。しかしながら、限られた財源でもあることと、持続可能な施策をするべく、ある一定の所得制限を設け施行された制度であります。何よりも議決権のある議会により修正可決されたこの経緯を重んじていただくべき案件であると考えます。過去2回の継続審議、また令和2年3月議会での当局からの議案取下げのてんまつ等、議会軽視とか言いようのない施策の進め方には強く抗議を申し上げるところであります。
 2つ目の問題点としまして、やはり財源についてであります。現執行の財源は、地域福祉基金を崩し、子育て基金として積み立て、7億5,000万円の原資を活用されているわけであります。子ども医療費に係る経費は平成31年度決算で1億5,047万6,078円であり、所得制限を撤廃したら対象者が592名増加し、6,910名となり、制限撤廃後の年間見込額は1億6,394万円との説明を受けました。ならば、4年後には基金はもう底を打つわけであります。基金がなくなれば、財源については事業継続するために必要な時期に必要な額を積み上げると小西市長は答弁されていましたが、このコロナ禍で税収が落ち込むことが確実視される中、幾らいい施策であっても持続性のない、また財政を大きく圧迫させるだけの施策であってはならないと私は考えます。
 子育て世帯の医療費負担をなくし、子育て支援につながる施策と小西市長は申されますが、多額の財源支出は間違いなくその子どもたちに将来負わせることになる現実があるわけであります。実際、子ども医療費無料化に先駆的に取り組まれた自治体では、持続的な助成を行うために、子ども医療費無料化から患者の一部負担や所得制限の導入を決められた自治体が出ておられる現状があります。
 この制度は、一度始めれば制度の見直しがしにくい性質の議案でもあります。もとより限りある財源をもってなす施策だけに、この議案を提出された時期とは現在の社会状況、経済状況はコロナ禍により一変しておるようなありさまであります。私は、より一層の慎重な財政運営を考えるべきであろうかというふうに思います。
 3つ目に問題点として、子ども医療費助成制度と本来ある社会の仕組み、社会制度であります保険制度との間に矛盾が生じておるというふうに感じております。子どもたちの日常を保障するために、学校教育の現場では日本スポーツ振興センターのスポーツ保険制度に加入されておられます。その加入率、実に95%だそうでございます。さきの個人質問でもこの件についてお尋ねしましたが、残念ながら時間切れ等もございまして、また明確な回答が得られなかったということで、あえてここで取り上げさせていただきます。
 制度上から、保護者の方と行政が保険金の2分の1を出し合い、加入をされておられる現状がございます。子ども医療費が現物給付の現在、医療の内容によりますが、本来でありますと、保険より支払われた医療費が窓口で無料であることから、保険からの支払いがされてない状況があります。個人質問でも担当課に、窓口無料化の影響でどれぐらいの金額が実際払われずにいるのかということをお聞きさせていただきましたら、担当課が持ち合わせておられるデータとしましては、国民健康保険加入者のデータによる算出であり、数値的には大きく全体を把握してないということでございました。
 ただ、私は教育厚生常任委員会に提出された資料から読み解きますと、平成31年度医療費助成対象児童数6,319人のうち、国民健康保険に加入されておられるお子さんが676人でございます。1割と少しというところでございます。また、スポーツ保険の制度に該当する病名、また医療費は、病名につきましてはその他損傷及びその他外因の影響ということで、医療費としては160万9,260円、また対象となる病名の屈折及び調節の障害ということで98万8,300円ということでございます。この金額は、国保のデータから算出されている数字であるということでございます。それぞれを合計し、児童数と国保加入者を比率により割戻しますと、おおよその金額が出てくるかというふうに思います。私もその数字はざくっとは持ち合わせておりますが、正確な数字ではございませんので、議場でのご披露は差し控えさせていただきます。
 また、そこにスポーツ保険の掛金2分の1を税金より拠出しておる状況がございます。小西市長は、子ども医療費助成制度と学校教育の現場で加入されておられるスポーツ保険制度とは別物であるとのご意見でありました。生徒数、先ほど申し上げましたが、7,000少しおられます。掛ける1,000円ということでございます。その2分の1を行政が持ちにいっているということでございます。さらには、保険で支払われるべきはずの多額の金額が税金で持ちにいってるということに矛盾を感じておられないということに大変私は残念に思っております。早くからこのイレギュラーな状況については当局に対し提言をさせていただいておりましたが、公金に対する意識を少し疑問に感じるところがございます。
 以上のことから、私は現段階で条例改正については了解をすることができなく、現条例の不備な部分もしっかりと検証していただき、持続可能な施策となるよう努めていただきますことを心よりお願いを申し上げ、以上反対の討論とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 次に、道下直樹君の発言を許します。
             〔1番 道下直樹君 登壇〕
◆1番(道下直樹君) 皆様おはようございます。新政会、道下直樹でございます。
 令和2年議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定に対する修正案を賛成の立場で討論させていただきます。
 我々全議員が子ども医療費助成制度に賛成する立場は同じであると考えております。しかし、方法の問題や導入する時期の問題で賛成、反対に分かれていると思います。私も前会派で、子ども医療費助成制度について何度も市長に質問させていただきました。なぜならば、我々世代、そして下の世代にとって、子ども医療費助成制度の恩恵を受けるとするならば、20年、そして30年のスパンが必要であるからでございます。5年後には枯渇する、それでは我々世代は納得できません。
 しかし、自分の幼少期を思い出してみますと、もともと病弱で病院に何度も何度も通院することがありました。本当に親には時間、そして金銭面で迷惑をかけることになっていたと思います。私の家は、今の子ども医療費助成制度に照らしてみますと、父も母も働いており、ダブルインカムでございましたので、世帯収入を考えると子ども医療費助成制度の対象外でございます。現在、私の家と同じように世帯収入によって子ども医療費助成制度を受けられないご家庭がたくさんあります。
 実際に市民の方から直接受けたお話を皆様にお伝えしようと思います。私の家は、制度のボーダーラインを少し超える収入があり、子ども医療費助成制度の対象外となっております。もちろん児童手当ももらえません。収入が少し超えるだけでこうも差があるのですか。正直言って、子育てをしていると、政治家の皆様が考える以上に子どもの医療費はかかります。私の子と隣の家の子、そこまで差があるのでしょうか。私たちも子ども医療費助成制度の対象にしてはいただけませんでしょうか。こういったお話をいただきました。
 議会で決めたことを議会で覆す、我々議員としてあるまじきことなのかもしれません。しかしながら、このような声が出ていることも事実でございます。我々議員のみが制度の壁に苦しんでいるこの家庭の負担軽減をすることができます。一部の声と一笑に付すことは私にはできません。確かに財政面に重く負担がのしかかると思います。毎年毎年見直しをかけて、その都度その都度窓口無料化を続けるのか、償還払いの導入を検討したり、ワンコインもしくは1,000円診療の導入を検討するなり、はたまた県や国の補助をもらえるようにするなり、未来永劫、この子ども医療費助成制度を続けていく方法を考えることが必要であると考えております。
 また、小西市長をはじめとする当局の皆様におかれましては、5年後の子ども・子育て支援基金が枯渇するまでに財源確保策を、そして万が一枯渇した際の方策もご検討をよろしくお願いいたします。
 原案の10月1日施行については、来週木曜日と、時期的に市民への周知や整備の時間が足らないため、年度初めの4月1日施行が適当と考え、令和2年議第84号の修正案に賛成の立場で討論とさせていただきます。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹君) 皆さんこんにちは。聞き取りにくいので、マスクを取っての発言をさせていただきます。志誠会の西津善樹と申します。
 議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定につき議決を求めることにつきまして、また議第84号に関する修正議案について、反対の立場で討論をさせていただきます。
 この子ども医療費無償化の条例案につきましては、元をたどりますと、平成30年6月議会、つまり小西市長が市長就任後間もなくの議会で、選挙公約であるという理由で上程されたのが発端でございます。もともと近江八幡市では子どもの医療費が無償化になっていましたが、所得制限がついていたことと、また償還払い、つまり立替払いであったことから、所得制限も償還払いもなくした完全窓口無料化にするというのが当時の小西市長の提案でありました。
 そこで、議会としては、財源の裏づけを慎重に審査する必要があるとして継続審査となりましたが、次の9月議会の9月26日、小西市長が提案していた条例案につきまして、議会から、市の財政状況を将来にわたって考えると、所得の高い世帯からは能力に応じた負担を求めるべきだとして、条例案の修正を求める緊急動議が提出され、賛否同数となったため、ここは議長が賛成し、国の児童手当支給制度に準じた所得制限を設けるという修正条例案が可決されたわけです。
 その後、翌年令和元年12月議会においても、再度所得制限を廃止するという議案が上程されましたが、この議会でも継続審査となりました。
 さらに、その後年が明け、今年令和2年3月議会におきまして、データ不足と、議員からの様々な意見があったことを理由に、当局側から議案の上程そのものを撤回するということでございました。
 そして、その3か月後の6月議会でまたもやです。再々度、所得制限を廃止するという議案が上程されたわけです。
 3月議会でデータ不足と議員からの様々な意見があったことを理由にして上程撤回されたにもかかわらず、なぜ次の6月議会で上程されるのでしょうか。3月議会で、データ不足による上程撤回をおっしゃるのであれば、今年度決算でも新型コロナ禍の影響による受診渋りによって患者数が減少となっている中において、例年とは異なった状況が起こっており、さらに今後インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスとの混在による混乱が生じることが懸念される中、子どもの受診データが十分であるとは判断し難い状況はどのように説明されるんでしょうか。
 私は当時から、公正、そして公平性の観点から所得制限をつけるべきではないと考えていました。ただし、一定の受益者負担は設けたほうがよいという考え方とともに、財源の裏づけが保証されていないことから、償還払いでの医療費助成を推進してまいりました。さらに、この条例の経緯は、先ほど説明させていただきましたとおり、慎重に継続審査を重ねた上で、修正案を出してまで議会議決としたものが現行の医療費助成制度でございます。現行の制度であっても、その財源は基金の取崩しによって行われており、先ほどの議員の討論にもありましたように、その基金も5年で底をつくわけです。
 今回提出された修正案につきましても、条例施行日を先延ばしされただけの修正案でございまして、根本的な考え方に変わりがあるわけではありません。二元代表制の中、市長公約であったとしても、一旦この議場で修正された上で議会議決されたものを何ら改正されることもなく、元どおりの市長提案に覆そうと上程されるのは、大変失礼な言い方で申し訳ございませんで、あまりにも横暴であり、議会軽視と言わざるを得ません。
 私は、子どもの医療費助成そのものにつきましては異を唱える気はございません。ここで皆さん、改めて立ち止まって考えてみてください。よく将来を担う子どものためやと、この子ども医療費無償化についてはおっしゃる方もおられ、勘違いしがちなんですが、子どもの医療費窓口完全無料が本当の子どもたちのためになっていますでしょうか。親は子に対して無条件に愛情やお金をかけるものですが、もちろん子育てには様々な費用がかかります。しかし、子どもの医者代を出し渋るという親がおられるのであれば、そこに対して助成をするのであれば別の施策を考えなければならないと思います。
 また、子育て支援の拡充ということでございますが、他市町から本市への子育て世代の転入などの検証もされておらず、この施策施行後の検証が不十分であると判断をします。今議会の個人質問でも申し上げましたが、目先の減免等で会計が悪化すれば、将来的に値上げや何らかの負担につながるおそれや、子や孫などの次の世代に負の遺産を残す可能性があります。
 自治体は長期的な視点で事業が維持できるかを考えるべきであり、他の自治体が行っているからとか、新型コロナの支援に乗じてとか、パフォーマンス的な人気取りの事業を行うのではなく、今本当に近江八幡市にとって何が必要なのか。近江八幡市民に何を求められているのか。場当たり的ではなく、将来をしっかりと見据えて施策を行っていただきたい。このことは平常時、非常時に関係なく、政をつかさどる業務に関する職にある者として常に心がけておくべきものであることを申し上げまして、私の議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定につき議決を求めることにつきまして、また議第84号に関する修正議案について、反対の立場での討論とさせていただきます。議員の皆様の良識ある判断とご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(片岡信博君) 次に、山本妙子君の発言を許します。
             〔3番 山本妙子君 登壇〕
◆3番(山本妙子君) 皆様おはようございます。公明党の山本妙子でございます。会派を代表いたしまして、議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
 この子ども医療費に関しましては、平成30年6月の定例会で上程され、永続的な制度とするには財源の議論が必要であるとのことで継続審査となりました。そして、平成30年9月定例会において、議員提案による所得制限を設けた修正案が可決され、平成31年4月から現行の制度がスタートいたしました。
 その後、令和元年、昨年の12月定例会で所得制限を撤廃する条例案が上程されましたが、現行の制度が施行されてから1年を経過しておらず、しっかりとした検証ができないとのことで、継続審査となり、その結果、4月施行には間に合わないとの理由で、当局側より取下げの申出がなされました。
 そして、現行の制度から1年が経過し、本年令和2年6月定例会において、再度所得制限を撤廃する条例案が提出されました。しかし、そのときも所得制限を受ける対象者が8月に確定することや、新型コロナウイルス感染症の影響により本市の財政状況を十分に審査する必要があったため、継続審査となりました。
 公明党としても、市民の方々からご意見をいただきながら、十分に議論を重ねてまいりました。医療費の無償化は子育て支援であり、今後ますます重要になってくるべき事案であるとし、当初より全ての子どもたちが平等に同じ条件の下、医療を受けることが望ましいと考えておりました。しかし、この議論の経過において、財源あっての施策であり、持続可能なものでなくてはなりません。そこで、段階的に所得制限を設けることから始まり、今後どうしていくかを財源をよく検討しながらこれまで進めてまいりました。
 当局の説明によると、5年間分の財源は子ども・子育て支援基金として積み立てられており、中期財政計画においても財政上問題はないとのことであります。今後、所得が浮き沈みするであろう世相にあって、また逆に所得がどうあろうとも、また親がどんな状況にあろうとも、全ての子どもたちが必要な医療を平等に受けるべきものと考えます。
 しかしながら、施行開始に当たっては、今年の10月1日施行というのはあまりにも市民への周知、また医療現場、そして様々な手続上の準備等あり、滞りなくスムーズに施行遂行できるよう、修正案のとおり、令和3年4月1日施行と考えます。
 ただし、ここでお願いがあります。5年たって財源がなくなり、さあどうするかと考えるのではあまりにも遅く、市政を預かる者としては無責任と言わざるを得ません。5年後に向けて今からどうするのかをしっかりと考え、展望を持ち、5年後も継続できるような方向で取り組んでいただきたいことを申し添えて賛成討論とさせていただきます。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(片岡信博君) 次に、大川恒彦君の発言を許します。
             〔7番 大川恒彦君 登壇〕
◆7番(大川恒彦君) 皆様おはようございます。創政会を代表いたしまして、議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、施行日を令和2年10月1日から令和3年4月1日に修正する議案に対し、賛成の立場で討論を行います。
 さきの6月議会に子ども医療費助成対象者の所得制限を撤廃するために上程されました議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例案につきましては、本年度の所得制限対象者が6月議会開催期間中においては未定であること、そして事業の永続性を維持するための財源確保についても、今回の新型コロナウイルス感染症対策で経済への影響が予測されるため、慎重に審査をする必要があることから、教育厚生常任委員会におきまして継続審査とされました。
 委員会では、8月に明らかになりました本年度の所得制限対象者数を確認されるとともに、子ども医療費助成制度に関します経費の再確認、また医療費助成の担当課であります保険年金課からの説明や県内他市町の状況報告を受けられた後、さらに財政当局からの今後の財政見通しについての説明を受けられました。
 その結果、前年度と比べて本年度の所得制限対象者数には大きな増加がないことは確認されましたが、このたびのコロナウイルス感染症の影響で、今後所得制限対象者数に変更が生じることに鑑み、また財政対策として近江八幡市子ども・子育て支援基金を設置されており、これに積み立てることで財源を確保することと、さらに現行の中期財政計画においても事業の継続は可能であるとの見通しであることを確認されました。
 しかし、本日9月24日の採決を受けて可決となったとしても、提案施行日の10月1日から実施日とすることが難しいと考えられます。理由といたしまして、市民及び関係機関への周知並びに制度変更に関わります事務作業を円滑に進めるための責務と会計年度については、自治法にも定められておりますとおり4月1日であり、また補正予算に計上する案件は、よほど緊急性がある場合であると考えますことから、今回の提案につきましては、制度を改正されれば今後継続的な仕組みになりますので、新年度予算の枠組みでよいのではと考えます。
 つきましては、議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、施行日の当初提案の令和2年10月1日から令和3年4月1日に改める修正案に賛成といたします。議員皆様方のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 次に、玉木弘子君の発言を許します。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 皆さんおはようございます。日本共産党、玉木弘子です。会派を代表いたしまして、議第84号子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正案に賛成の立場で討論を行います。
 平成31年4月から実施されました子ども医療費無料化所得制限ありの事業におきまして、1年間の国保の実績から、通院治療の件数は増加をしたが、1件当たりの治療費は減少した。慢性疾患の治療の中断がなくなった。コンビニ受診のようなことはなかったと報告され、本事業は病気の重症化を防ぎ、長いスパンで見れば医療費の削減につながるなどの分析がなされました。これまでの議会の討論におきまして、所得制限を撤廃した場合、財源の子ども・子育て基金が不足をする、次世代の負担になるという意見等がありましたが、中期財政計画におきましても実施が可能であること、また財源上の問題がないことが常任委員会で確認されました。
 このたび、周知や事務手続の関係で実施日を令和3年4月からとする修正案が提案され、常任委員会で可決されました。これまで所得制限のある保護者の方からは、子どもは平等なのに、なぜ対象にならないのか。税金はしっかり払っているのに。また、少し所得がオーバーしただけで対象にならない。この違いは何なのなど、多くの声を聞いてまいりました。今議会で可決されることは、市議会が保護者の願いに応えるものと言えます。小西市長の公約である中学校卒業までの全ての子どもの医療費無料化が平成30年6月議会の提案から2年3か月を経てようやく教育厚生常任委員会で賛成多数で可決したことをうれしく思います。
 日本共産党は当初から原案に賛成してまいりました。今回の修正案は、所得制限撤廃を望む市民の願いに応えることであり、また何より実現することが重要であるとの判断から、賛成をいたします。議員の皆さんの良識ある判断をお願いいたしまして、賛成討論とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 以上で議第84号についての討論を終わり、これより採決します。
 本件の委員長の報告は修正でありますので、まず議第84号の修正案について採決いたします。
 お諮りします。
 議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてに対する修正案は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり修正案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第84号の修正案は可決することに決しました。
 次に、ただいま修正議決した部分を除く原案について採決いたします。
 お諮りします。
 議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についての修正部分を除くその他の部分については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第84号の修正議決した部分を除くその他の部分は原案のとおり可決することに決しました。
 次に、今定例会における市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、山本妙子君の発言を許します。
             〔3番 山本妙子君 登壇〕
◆3番(山本妙子君) 公明党の山本妙子でございます。会派を代表いたしまして、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。
 議第111号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)のうち、安土町総合支所耐震改修工事における設計業務委託に753万7,000円、そして耐震診断の判定評価手数料として88万円が計上されております。
 ここ本庁舎の耐震改修工事も始まりました。安土支所においてもこのたび、さきに述べたような予算が計上され、いよいよ耐震改修工事に入るかというところであります。そこに人が入り、使う以上、人命という観点からいうと耐震は必要であると考えます。災害はいつ起こるか分かりません。幸い、今まで何もなく、また今こうして何もないからいいものの、何かあったらと考えると、本当に恐ろしいことであります。そこで、もうこれ以上先延ばしにせず、耐震をしようということであります。
 しかし、1つお願いしたいことは、その後の使い道を慎重に進めていただきたい。様々なご意見があることをしっかりと捉え、最善の道を考えていただきたいということであります。
 安土支所の耐用年数は60年、既に40年を経過しており、耐震改修後、あと20年継続して使っていくには、補修に係る費用や、建物の大きさから考えてランニングコスト、維持管理費用がかかるのではないかとの懸念があります。
 また、当局が考えておられる安土支所の活用方法として、戸籍、保険年金、福祉などの窓口業務を継続するとし、それに従事する職員の数は15名前後であると聞いております。あまりにも建物の大きさと人数が適当でない、合致しないということが言われております。新しく小さな建物を建てたほうがランニングコストはかからないのではないかとの意見もあります。また、コミセンや図書館を今後どうするのかという議論にも波及してくるかと考えます。実に様々な意見があります。
 少子・高齢化社会にあって、市の財源はますます逼迫していくことは間違いありません。今後20年、30年後を見据えた安土地域、ひいては近江八幡市の将来の発展のために最善の方法をお考えいただきたいことを申し添え、賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(片岡信博君) 次に、森原陽子君の発言を許します。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。会派を代表いたしまして、議第111号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に、意見をつけて賛成討論を行います。
 まず、付け加える意見を申し述べます。
 民間放課後児童クラブ施設整備事業は、旧桐原コミセンの解体に伴い、新たに2クラブ分の公募を求めるものですが、現在旧桐原コミセンで97名もの児童を預かっている学童クラブへの十分な相談もされず、移転先も確保されないまま起案されました。放課後児童クラブはなくてはならない公共サービスであり、子どもたちや保護者に対して市が責任を持ち、安心して利用できるよう運営されるべきです。子育て支援を掲げている近江八幡市として、事業者の公募に当たっては、現在の事業所への可能な限り支援をされること、今後は当事者の声を十分に聞き取り、寄り添った対応を執られることを強く求めます。
 続いて、市民の命と健康、生活を守る視点から賛成の理由を申し述べます。
 第3次のコロナ対策については、4月28日以降の新生児への10万円給付や幼稚園の遊戯室へのエアコン設置、小1すこやかサポーター配置を半年から1年間へと拡大されることは、市民の願いに応える大事な事業です。速やかに実施されることを望みます。
 観光関連事業者の感染拡大防止支援についても、観光関連以外の事業者も活用できることが分かりました。
 安土支所の耐震化については、使い続ける以上当然と考えます。前市政においては、大きな庁舎の建設後は安土支所と安土図書館は閉館する方向でしたが、旧安土町の住民の中には、支所をなくさないでほしいという多くの声がありました。支所と安土図書館を残すことは小西市長の公約であり、庁舎整備等基本計画に今後の活用が明記され、今回の耐震化に至ったことは住民の大きな安心となりました。加えて、安土支所は高台にあり、災害時の避難場所や文書や文化財の収蔵にも適しているため、今後20年間使用できるよう耐震化を進めることは市全体にとって有用と考えます。新型コロナ等の流行時の避難には3密を避ける必要もあります。今後、活用できる施設は整備し、避難場所の確保に努めることは必要です。
 かわらミュージアムの高圧ケーブルや文化会館の高圧受電設備は、建設時から現在まで耐用年数を大幅に過ぎているにもかかわらず、一度も部品が交換されてこなかったことから、修繕改修工事が計上されました。今まで漏電等の事故が起こらなかったことは幸いでした。そのほかの施設についても修繕や長寿命化整備が予算化され、SDGsの観点からも歓迎するものです。
 防災の面でも、テレワークができるよう3か所のコミセンにサテライトオフィスの整備、11のコミセンへのWi-Fiの設置などが提案され、危機対応の充実が図られています。日野川の石亀樋門等の自動化、認知症グループホーム等の非常用自家発電設備整備への支援など、市民の安全確保のための予算となっています。
 これらの事由から、議第111号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)に賛成いたします。議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(片岡信博君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第111号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第6号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第111号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件を採決します。
 まず、決算関連議案について、議第101号から議第110号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第101号平成31(令和元)年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて、議第102号平成31(令和元)年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第103号平成31(令和元)年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについて、議第104号平成31(令和元)年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについて、議第105号平成31(令和元)年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第106号平成31(令和元)年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについて、議第107号平成31(令和元)年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについて、議第108号平成31(令和元)年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第109号平成31(令和元)年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについて、議第110号平成31(令和元)年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについて、以上10件は、総務、教育厚生及び産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を認定することに異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) 異議なしと認めます。よって、議第101号から議第110号までの10件は原案を認定することに決しました。
 次に、予算関連議案について、議第112号から議第114号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第112号令和2年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第113号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)、議第114号令和2年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)、以上3件は、総務及び教育厚生の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、議第112号から議第114号までの3件は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第115号から議第118号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第115号近江八幡市子育て支援センター条例の制定について、議第116号近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定について、議第117号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議第118号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上4件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、議第115号から議第118号までの4件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他関連議案について、議第119号から議第122号までを一括採決します。
 お諮りします。
 議第119号令和元年度滋賀県市町村交通災害共済組合会計の決算の認定を求めることについて、議第120号市道路線の認定につき議決を求めることについて、議第121号近江八幡市立小中学校児童生徒1人1台端末整備契約の締結につき議決を求めることについて、議第122号近江八幡市立中学校パソコン教室端末等整備契約の締結につき議決を求めることについて、以上4件は、総務、教育厚生及び産業建設各常任委員長の審査報告のとおり、原案を認定及び可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、議第119号から議第122号までの4件は原案を認定及び可決することに決しました。
 次に、議員提出議案について討論・採決を行います。
 それでは、会第9号について討論を行います。
 玉木弘子君の発言を許します。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 日本共産党、玉木弘子です。会第9号新型コロナウイルス感染症のPCR等検査拡充を求める意見書について、賛成討論を行います。
 アメリカのニューヨーク州やイギリスでは、PCR検査数を増やし、誰でもいつでも何回でも無料で検査したからこそ、危機的な状況から感染抑え込みに成功いたしました。新規感染者が減少傾向にある今こそ、PCR等検査を増やし、無症状感染者の把握、保護を含め、感染拡大を抑え込むことが重要です。
 東京都の世田谷区、千代田区、千葉県松戸市、長崎市、さらに東京都などでは自治体独自の検査拡充の取組が始まっています。しかし、問題は、これらの取組は全て自治体が自前で予算をつけなければ実施できないということにあります。
 PCR検査につきましては、感度が7割で、3割が陰性または疑陰性であることが問題視されています。しかし、専門家の見解では、精度管理を行うことで99.99%の特異度を高めることができ、喉、鼻、上気道にウイルスがいる場合は無症状の陽性者の早期発見に有効です。WHOは、無症状の感染者は陽性者のうち4割を占めると報告しています。人に感染させるリスクのある無症状の感染者を隔離、保護することで感染経路を絶ち、エピセンター化を防ぐことができます。
 今、空港において全ての入国者に行われていますPCR検査によるスクリーニングの実績では、1,000人に検査をして約5人、0.5%の割合で無症状の感染者を発見しています。
 以上のことから、経済活動を止めずに、また医療崩壊を防ぎ、感染拡大を抑え込む上でも、面的・社会的検査を拡充することが重要です。そのために今回の意見書は、検査体制の拡充と十分な財政支援を国に求めるものです。国民の命、健康を守る立場で議員の皆様の良識ある判断をお願いいたしまして、賛成の討論といたします。
○議長(片岡信博君) 以上で討論を終わり、これより会第9号について起立により採決します。
 念のために申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決いたします。
 お諮りします。
 会第9号新型コロナウイルス感染症のPCR等検査拡充を求める意見書の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立少数〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第9号は原案を否決することに決しました。
 次に、会第10号について討論・採決を行います。
 まず、玉木弘子君の発言を許します。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 日本共産党、玉木弘子です。会第10号少人数学級を求める意見書の賛成討論を行います。
 1学級当たりの児童・生徒数は、2013年OECDの平均では小学校21.2人、中学校23.3人であり、日本の定数はOECDの平均を大きく上回っています。教育制度は各国様々で、厳密な比較はしにくい状況でありますが、日本の40人学級というのはあまりにも多いことには間違いありません。滋賀県の小学校35人定数にしても、諸外国に比べれば多いと言わざるを得ません。
 今回のコロナ危機は、分散登校や少人数学習の実施において、子どもたち一人一人に目が行き届き、落ち着いて学習に取り組めるという声が現場から上げられています。教室での3密を避け、子どもたちの学びやケア、安全を保障するためには、20人程度の少人数学級の実現が急務です。
 去る8月30日に行われました文部科学大臣と各学校種別全国校長会長との懇談では、公立小・中学校側から少人数学級化が求められたことや、内閣官房教育再生実行会議の有識者メンバーから学級定数削減の声が上がったことなどが報じられておりまして、その機運は盛り上がっています。
 父母、教職員と、そして何よりも小・中学校の子どもたちのために、本市議会がこの意見書を採択されることを改めて強く求めまして、賛成討論といたします。
○議長(片岡信博君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹君) 志誠会の西津善樹です。会第10号少人数学級の実現を求める意見書の提出について、反対の立場で討論します。
 まず、新型コロナウイルス感染症の感染予防策として、児童・生徒の身体的距離の確保、これについての理解はできます。
 ただ、1クラスの人数は義務標準法で上限が定められておりまして、法律制定当初の昭和34年度は50人、39年度に45人、55年度に40人と、順に引き下げられてまいりました。また、平成23年度には、手厚い支援が必要とされる小1を35人とされてきました。現在は都道府県教育委員会などの判断で柔軟な学級編制が可能となっており、一部の学校で独自に少人数学級を導入している自治体も増えていると仄聞をしております。
 確かに少人数学級制が実現すれば、いじめや不登校などを解消するなど、効果も期待できますし、学校運営側としては負担軽減につながると言えるかもしれません。しかしその一方では、教員志望者の減少により教員採用試験の競争率の低下が問題視される中、優秀な教員人材の確保という課題が生じてきます。さらに、正規教員不足のままで少人数学級制度を実現するとなると、正規教員の受持ち授業が増えるなど、逆に正規教員の負担増になる現象が予測できます。そうなりますと、臨時的任用や非常勤など非正規教員の割合を増やす一因となるとも考えられるわけですが、非正規教員の任用は少人数指導に大きな役割を担うとされながらも、体系的な研修の仕組みが整備されていません。このように正規教員の負担が膨らみ、非正規教員の割合が過度に大きくなることは、教育内容の低下を招きかねないということも懸念されてまいります。
 一方、児童・生徒側の視点で見れば、学級のルールや児童・生徒の中の価値観や人間関係が固定化されがちになり、多様な物の見方、考え方を学んだり、そこから児童・生徒自らが新しいルールや学級文化、人間関係を作り上げようとする機会が少なくなることも懸念されます。
 さて、現在国におきましても、菅政権が提唱された教育改革の柱の一つとしまして、少人数学級制については既に検討が進められておりますので、この機に意見書を提出されようとするお気持ちはお察し申し上げますが、教員の大幅な増員だけでなく、教室数の確保も必要となります。また、そのための財源捻出でありますとか、教育の質の確保といった課題もありますが、今回の意見書にはそれらも明確に示されておらず、教育厚生常任委員会で他国との比較資料は提出されたものの、一体1クラス当たり、また教員1人当たりに何人の児童・生徒数が適切であり、教育内容や学力にどのように影響を与えているのかについては示されておりません。
 ちなみに、学習への遅れも意見書提案理由に上げられておりますので、参考までに申し上げますと、世界最大のシンクタンクと呼ばれておりますOECD、経済協力開発機構では、世界の15歳児童を対象に学力、学習到達度に関して3年ごとに実際にテストを行う調査を行っておられますが、2018年に行われた学習到達度調査によりますと、およそ80か国中、日本は読解力は15位であるものの、数学的リテラシーは6位、科学的リテラシーは5位に位置づけられております。この読解力の低下の要因としては、まずスマホやSNSの普及で読み書きやコミュニケーションが単文中心になっていること。スマホの影響などで、独りで動画やゲームに熱中し、友達との会話や読書量が急減していること。答えのない課題に対処する課題解決型能力を養う指導が学校では十分できていないこと。学校のICT整備の遅れにより、2015年からのPISA調査におけるコンピューター回答形式に不慣れであることなどという分析がされており、1クラス当たりの人数による学力低下の影響については触れられておりません。
 日本の学級定数が他国よりかけ離れて多いことを述べられておられますが、つまり人数の多い少ないが及ぼす学習への遅れは全く根拠がないものと判断できます。
 以上のことを理由といたしまして、会第10号少人数学級の実現を求める意見書の提出についての反対討論とさせていただきます。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 以上で討論を終わり、これより会第10号について起立により採決します。
 念のため申し上げます。
 本件に対する教育厚生常任委員長の審査報告は否決であります。
 原案について採決します。
 お諮りします。
 会第10号少人数学級の実現を求める意見書の提出については原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立少数〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立少数と認めます。よって、会第10号は原案を否決することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 議案の上程(提案理由説明)
     議第123号~議第130号
     会第11号
○議長(片岡信博君) 次に、日程第6、議案の上程を行います。
 議第123号から議第130号並びに会第11号の9件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人君) 朗読いたします。
 令和2年第3回(9月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第123号 令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)
議第124号 人権擁護護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてほか人事議案6件
議員提出議案
会第11号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について
 以上であります。
○議長(片岡信博君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
 本日追加いたします案件につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 議第123号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)につきましては、歳入歳出それぞれ4,100万円を追加し、予算総額を449億8,804万7,000円とさせていただくものでございます。
 内容といたしましては、衛生費におきまして感染症予防対策事業で、今冬の新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行を抑えるため、高齢者、中学3年生以下の子ども、妊婦等のインフルエンザ予防接種費用に対しまして、接種1回につき上限1,000円の助成を実施することから、委託料並びに負担金補助及び交付金を追加させていただくものでございます。これらの財源につきましては、県支出金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第124号、議第125号及び議第126号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることにつきましては、委員の任期満了に伴いまして、八幡学区から鎌田正子氏、桐原学区から舩橋則子氏、北里学区から大橋嘉一氏の3名を人権擁護委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 次に、議第127号から議第130号財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、安養寺財産区、長光寺財産区、中村財産区、白王財産区それぞれの財産区管理委員の任期満了に伴い、委員を選任することにつきまして議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました8議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 次に、議員提出議案、会第11号について提案理由の説明を求めます。
 北川誠次君。
             〔19番 北川誠次君 登壇〕
◆19番(北川誠次君) 提出者を代表し、会第11号の意見書について、朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について
 新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は、戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税など一般財源の激減が避け難くなっている。
 地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応はじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、下記事項を確実に実現されるよう、強く要望する。
        記
1、地方の安定的な財政運営に必要な地方税、地方交付税などの一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2、地方交付税については、引き続き財源保障機能と財源調整機能の両機能が適切に発揮できるよう総額を確保すること。
3、令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。
5、とりわけ、固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地・家屋・償却資産を問わず、断じて行わないこと。先の緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置とし、期限の到来をもって確実に終了すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程しました議第123号から議第130号並びに会第11号の9件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩します。
               午前11時16分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時16分 再開
○議長(片岡信博君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 質疑
○議長(片岡信博君) それでは、日程第7、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 委員会付託
○議長(片岡信博君) 次に、日程第8、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題になっています議第124号から議第130号並びに会第11号の8件につきましては、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの8件については付託を省略することに決しました。
 なお、議第123号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、予算常任委員会に付託をします。
 後刻、再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いいたします。
 予算常任委員会はこの後、本会議場にて開議されます。
 休憩します。
               午前11時17分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時22分 再開
○議長(片岡信博君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
日程第9 委員会審査報告
○議長(片岡信博君) それでは、日程第9、委員会審査報告に入ります。
 予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長小川広司君。
             〔21番 小川広司君 登壇〕
◆21番(小川広司君) それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 議第123号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(片岡信博君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
 それでは、議第123号から議第130号並びに会第11号の9件について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いいたします。
 休憩します。
               午後1時24分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後1時24分 再開
○議長(片岡信博君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第10 討論・採決
 それでは、日程第10、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 それでは、市長提出議案について、議第123号から議第130号までの8件を順次起立により採決します。
 まず、議第123号を採決します。
 お諮りします。
 議第123号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第7号)は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第123号は原案を可決することに決しました。
 次に、議第124号を採決します。
 お諮りします。
 議第124号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第124号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第125号を採決します。
 お諮りします。
 議第125号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第125号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第126号を採決します。
 お諮りします。
 議第126号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第126号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第127号を採決します。
 お諮りします。
 議第127号安養寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第127号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第128号を採決します。
 お諮りします。
 議第128号長光寺財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第128号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第129号を採決します。
 お諮りします。
 議第129号中村財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第129号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第130号を採決します。
 お諮りします。
 議第130号白王財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第130号は原案に同意することに決しました。
 次に、議員提出議案について、会第11号を起立によって採決します。
 お諮りします。
 会第11号新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(片岡信博君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第11号は原案を可決することに決しました。
 ここでお諮りします。
 本日意見書が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任願うことに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は、継続審査に付した議案を除き、全て議了しました。
 ここで市長からご挨拶をいただきます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 閉会に当たりまして一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 議員の皆様方におかれましては、去る8月28日に令和2年第3回市議会定例会を招集させていただきましたところ、提案いたしました議案につきまして慎重なるご審議をいただき、決算特別委員会の継続審議に付されました議第100号平成31(令和元)年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについての議案を除き、原案どおりご可決、ご認定賜りましたことに対しまして心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございます。
 また、さきの6月議会で継続審査に付されておりました議第84号近江八幡市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例につきましては、一部修正の上、ご可決いただきました。
 今議会の審議の過程におきまして議員の皆様から賜りました多くのご意見やご提言等につきまして、今後の市政運営に着実に反映させるべく鋭意努力してまいりたいと存じます。
 さて、9月21日は敬老の日でした。今議会中の9月1日には本年度に白寿、99歳を迎えられる市民38人のうち7人の方を訪問させていただき、皆さんのお元気な姿を拝見し、私も元気をいただいたところでございます。
 また、総合福祉センターひまわり館において、88歳、米寿を迎えられる方々の写真展が12日から22日まで開催されました。皆様が末永く健康でご活躍されることをお祈りしております。
 また、去る9月15日には一般財団法人滋賀YMCA様と災害発生時における一時滞在施設の提供に関する協定を締結させていただきました。近年は想定外の災害が各地で発生しており、令和2年7月豪雨や今月に入り立て続けに発生した台風9号、10号の風水害、また今月4日には福井県を震源に震度5弱が記録された地震など、まだ記憶に新しいところでございます。このような大規模な災害発生の際には、公共交通網の運行停止などにより帰宅が困難となる方が多く発生し、特に通学者の一時滞在場所の確保は切実な課題でございました。このたび、滋賀YMCA様のご厚意により、駅のすぐ近くの滋賀YMCA会館を帰宅困難者の一時滞在施設としてご提供いただきましたこと、大変感謝しております。新型コロナウイルス感染症対策にも十分配慮し、受入れ態勢を整えていきたいと考えております。
 結びになりますが、この季節は朝夕肌寒く感じることもございますし、また加えて夏の疲れが出てくる時期でもございます。議員の皆様方におかれましては、健康にくれぐれもご自愛いただきまして、今後も市政発展、市民福祉向上のため、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 第3回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
 去る8月28日に開会いたしました本定例会も、議員各位のご協力並びに市長をはじめ当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。
 当局の皆様方におかれましては、今定例会の中、各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願い申し上げるものであります。
 例年、各学区で開催される運動会や文化祭も、本年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催の中止や規模の縮小など、関係者の皆様も対応に大変苦慮されていることと存じますが、開催に当たっては、感染症拡大防止に留意していただき、より一層の地域の皆様とのつながりを深めていただければと存じます。
 結びになりますが、皆様方におかれましては、時節柄ご自愛いただき、本市発展のため、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。
 それでは、これをもちまして令和2年第3回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 ご苦労さまでした。
               午後1時36分 閉会
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