録画中継

平成27年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月9日(水) 個人質問
川崎 益弘 議員
(1)学童保育について
   ①入所状況について
   ②施設の状況について
   ③その他
(2)岡山コミセンエリアと岡山小学校について
   ①耐力度調査結果と今後について
   ②計画と完成年度について
(3)国民健康保険について
   ①繰入金と保険料について
   ②後期高齢者75歳以上の健診について
(4)農業政策と農業委員会について
   ①TPP大筋合意と市の農業政策について
   ②農業委員会の制度改正について
(5)日野川改修について
   ①今後の工事について
◆19番(川崎益弘 君) 日本共産党の川崎でございます。
 早速質問に入らせていただきますが、私は分割方式で質問に入らせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 まず最初に、学童保育所について。
 今まで議会報告会が行われてきました。私が参加いたしました会場からは学童クラブについての多くの要望がありました。施設が狭いや独自の場所が欲しい、トイレ、調理室などなど改善してほしいと訴えがありました。当局も一緒になって検討されていることも聞きましたが、その中から武佐放課後児童クラブは旧武佐幼稚園を使用できないか検討されていると聞きましたが、どのようになりましたか。
 また、岡山こどもの家については、隣のふれあいセンターを借りて運営されていますが、ロッカーなど備品が設置できないこと、あくまで間借りであることなどなど、問題が多くあります。今後の対応はどのようになりますか、説明を求めます。
 これらの問題も児童の受け入れ人数によって大きく変わるところでありますが、市内の各学童クラブ入所希望がなされたと聞きます。その結果、どのようになりましたか。
 また、今年度から入所希望者の入所基準が採点化されていると聞きますが、どのようにされたのか。全員入所することができたのか、または待機児童ができたのか。各学童クラブ別に結果の説明を求めます。
 また、指導員の処遇改善については検討されているのか、説明を求めます。
 以上、初問といたしますので、よろしくお願い申し上げます。
○副議長(平井せい治 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 川崎議員の学童保育についてのご質問にお答えをいたします。
 武佐小学校区の放課後児童クラブは現在、小学校の教室を使用して運営しております。運営している保護者会並びに地元まちづくり協議会などより専用施設整備についての要望もあり、旧幼稚園改修もしくは教室の継続使用について、保護者会並びに地元と協議を実施しているところです。
 いずれにいたしましても、衛生環境の改善が必要と認識しており、児童の健全育成のための環境づくりに努めてまいりますので、ご理解をお願いいたします。
 次に、岡山こどもの家につきましては、岡山小学校コミュニティエリア整備事業において放課後児童クラブの整備もあわせて検討していることから、引き続きふれあいセンターを借用し、2クラブによる運営として児童の放課後の居場所確保に努めてまいります。
 また、備品の設置や施設利用に当たって不便な点は、施設所管課やまちづくり協議会と協議の上、改善に向け取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、来年度の市内の学童クラブの入所希望の状況ですが、各クラブから報告を受けている数値は市全体で906人で、平成27年度当初の利用児童が811人ですので、95人の増加となっております。クラブ別の申し込み状況については、八幡57人、島16人、岡山72人、金田122人、桐原91人、桐原東47人、馬淵30人、北里34人、武佐18人、安土128人、老蘇19人、さくら31人、のぞみ108人、まあむ65人、おかえり68人となっています。現在、おおむねの定員を上回っているクラブは、金田、安土、おかえりの3カ所となっています。
 学童保育は、共働き家庭の保護者が保育園から小学生になったばかりの子どもを1人で留守番させるのは心配であるということから、保護者同士が協力し、地域の空き家や学校施設の一角を借りて自主的に運営を始められたという経過があります。その後、共働き家庭や核家族化の増加により、いわゆる鍵っ子が増加したことから、需要が高まり、法制化され、現在地域子ども・子育て支援事業に位置づけられています。児童福祉法では、保護者が労働等により昼間家庭にいないおおむね10歳未満の児童を対象に、授業の終了後に適切な遊びや生活の場を与えて健全な育成を図ることとなっておりましたが、平成27年度からの子ども・子育て新制度の施行に合わせた児童福祉法の改正により、6年生まで事業対象として位置づけられました。
 本市においても、高学年の利用率は増加する傾向ではありますが、地域や学年によってばらつきがあり、利用者数を見込むことが難しいところです。各クラブでおおむねの定員を設けておりますが、利用希望者の増加により定員を超える場合は、今年度より新たに設けた基準により利用の決定をしているところです。利用決定基準の考え方につきましては、保護者の昼間の就労時間を基本とし、小1の壁の打破を推進し、低学年が優先して利用できる基準としています。
 現在、就労状況や世帯の要件について申請書類の審査中であり、待機児童が出るかどうかは不明です。今後も、真に必要な家庭の児童が利用できるよう、利用決定のあり方の検討や利用者ニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。
 最後に、指導員の処遇改善についてですが、18時30分以降、指導員を2人以上配置しているなど、幾つかの条件を補助要件とした子ども・子育て支援新制度での放課後児童支援員等処遇改善事業の実施に向けた検討を行っておりますので、ご理解をお願いいたします。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 学童クラブ、人がふえてきている、全体的にふえてきているということでありますが、まず処遇改善のこれは検討しているということですが、これ予算が伴いますが、新年度予算に要望されているのか、その辺まで詳しくお答えください。
○副議長(平井せい治 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 予算が伴うことですので、現在検討しているということでご容赦願いたいというふうに思います。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 検討中なんですが、原課としては要望されているのか、されてないのか、その辺をお伺いしてるんですが、それはお答え願えないんですか。
○副議長(平井せい治 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 処遇改善についてですけれども、ちょっと今現状、私、新年度予算のほうを全体掌握しておりませんので、その部分について、後ほど回答させていただくということでよろしいでしょうか。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひまたお聞かせください。
 その中で、先ほどの回答の中で、武佐の幼稚園の利用状況、古い幼稚園をどのようにして利用するのか検討中であるということでございましたが、具体的にどの辺までどうなるのか。何かあれ、たしか教室のほうでしたか、耐震がないということでありましたが、リズム室やとか管理棟のほうは大丈夫じゃないかなというように私ども見せてもらって思ってるんです。そういった点からするならば、何かうまいこと改造してできないのか、その辺はどのように考えておられるのか。今検討中ということですが、具体的な回答を求めたいと思います。
○副議長(平井せい治 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 現在、保護者の皆様とも協議をさせていただいております。ただ、今議員おっしゃっています旧幼稚園の建物なんですが、やはり長い間手をつけていないということもあり、非常にちょっと雨漏れ等もしているという状況もございます。また、保護者の皆様としても、できれば教室を余り移動しなくて利用できるほうが自分たちとしては好ましいというご意見も伺っておりますので、最終的にどちらにするかも踏まえて、現在調整中であるということで、よろしくお願いしたいと思います。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) そうですよね。学校の空き教室を利用できるのなら、それはかなりメリットがあると思うんです。ですが、空き教室を利用することによって、その中での安静室やとか調理室、出入り口などの改善やとか、いろんなことが伴ってくると思うんです。やっぱり今までから私も北里の学童クラブで経験をしてきましたが、非常口が塞がれてしまったりとか、いろんなことがありました。そういったことからするならば、やはりそういうものも改善して行われるべきだと思うんです。早急な改善方法を探していただきたい。
 私も武佐のクラブを見せていただきました。確かに一番端っこで、非常口等も一緒になっているところだということでしたので、あっこにも安静室というのができないし、やはり調理室というのもみんなと一緒の手洗い場ということになる。こういうことからするならば、もう少し早急な改善が必要かと思うんですが、いつごろをめどにどういうようにされるのか、今考えがあったら教えてください。
○副議長(平井せい治 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 早急に地元の保護者会の皆様とも決定をさせていただいた後、対応のほうをさせていただきたいというふうに考えております。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 多くの子どもさんが入ってこられてだんだんとふえていくというように思いますので、ぜひその辺はよろしくお願いしたいと思います。
 そして、今全体的な入所者数をお伺いしまして、全体で95人ふえていると。そういうことで、金田、それから安土、おかえりさん、この辺が定数のオーバーになっていると。ほかのところは定数オーバーではないというように解釈させてもらっていいのだと思うんですが、こういった中で、ことしはこうであったが、今後の動向というのはどのように把握しておられるのか。よく30年がピークだと言われますが、それまでにどのようになっていくのか。これはちょっと子どもさんのピークとはまた別の問題点もありますので、その辺をどのように感じておられるのかお伺いしたいと思います。
○副議長(平井せい治 君) 福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 放課後児童クラブの利用者数なんですけれども、過去と比べますと、やはり利用率のほうが上昇してきているという傾向がございます。これは核家族化、また就労しておられるお母様がふえているというところもあるかとは思うんですが、その動向も踏まえつつ、現在、今後の整備方針のほうを立てさせていただいている途中でございます。
 ただ、問題といたしましては、つくり過ぎると、また今度は児童数が下がってきたときには余ってくるということもございますし、やはり適正な規模で整備をするということが必要になってくるのかなというふうにも考えております。現在、今後増加が見込まれている地域につきましては、それも踏まえて検討して、新たな形での整備も含めた検討に入らせていただきたいというふうに考えております。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひまた早急な、大変な難しい問題ではあると思うんですが、よろしくお願いしたいと思いますが、今回入所基準の採点をつけられて、その判定をもう下されたのか、もう待機児童が出ているのか、その辺はどのようになりましたですか。
○副議長(平井せい治 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 先ほど初問でもお答えをさせていただきましたが、まだ書類等の審査のほう、書類提出がまだの方もいらっしゃるということもございまして、審査中でございますので、不明となっております。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) まだ審査中であるということですが、ぜひ望んでおられる皆さんをそこの希望クラブに入れるようにお願いをしていきたい、このように考えております。
 また、こういった中で、この基準を設けられたということは、国はやはり、先ほどの回答の中にありましたように、6年生まで門戸を広げるということでありましたので、そうしたことからするならば、少し制限をかけるということに対して逆行しているかというように思うのですが、その辺はいかがお考えですか。
○副議長(平井せい治 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 議員さん、質問はよくわかるんですけれども、何をするにしましてもやっぱり人間形成に結びつくようにやらなきゃならないんですね、我々行政は。またさらに、まちづくりにも寄与するようなやっぱり政策を打たなきゃならないんですよ。
 もともとの学童クラブというのは、先ほども回答しましたように、鍵っ子なんですね。家帰ってもお父さんもお母さん、もちろんおばあちゃん、おじいちゃんいない。幼稚園からぽっと小学校へ行って、一人で誰もいない家で待つというのは不安やということからスタートした。だから、これは文科相の管轄じゃないんですね。福祉の面でやってますから、厚生労働省の管轄、こんなことよくご存じだと思います。
 ただ、それがだんだんだんだんエスカレートしてきまして、まだ入れるよ、まだ入れるよというて、4年生、5年生、6年生までも呼び込んできたという。それだけなら、27年4月から法が改正になりましたから、6年生まで入れましょうと、こういうことになったんですけど、問題は、家におじいちゃん、おばあちゃんがお見えの家でも学童へ入れようという、これを保護者の希望であるから入れなさいというふうに議員さんが考えておられるのかどうかというのは僕にはわからないんですよ。
 やはり家というのは、人が多く住むところですよね。みんながほたとほたとやっぱり助け合いの中で生きると思うんですよ。なのに、おじいちゃん、おばあちゃんいやはるねんけれども、そんなもんおじいちゃん、おばあちゃんに面倒見てもろうたらかなわんなというふうなことで学童へ入れようとなると、これはもう何人入ってくるかわからないんですね。だから、家におじいちゃん、おばあちゃんがお見えるとこは、おじいちゃん、おばあちゃんに見てもらって、そのほうがお孫さんも僕はいいと思います。また、おじいちゃん、おばあちゃんのひきこもりも僕なくなると思うし、そこに生きがいを感じられる高齢者が僕出てくると思う。やっぱり我が孫ですから。そうすると、自分たちの昔のいろんな遊びだとか、あるいは経験というのを孫にやっぱり伝えることができると思うんですよ。それを、今の時代だから、おじいちゃん、おばあちゃん、ばんと切り離して、あんなん別や、そんなもん見てもろたらあかんわ、こういうふうな家庭がふえますと、僕は殺伐としてくると思うんですよ。だから、少なくともおじちゃん、おばあちゃん、同じ敷地内で棟は違っても、いてるうちは見てもらうというふうに我々も持っていきますし、議員さん方もそういうふうに持っていただくのが人間社会の姿ではないかなと思うんですよ。そして、おじいちゃん、おばあちゃんが孫を見てもらったら、お父さん、お母さんは勤めなさったら、ボーナス月になったら、ふだん見てもらってるから、わずかですけどとちょっとやられたら、余計家庭が僕円満にいくんじゃないかなと思うんですよ。そういうことがだんだんだんだんなくなっていくと、どうしても核家族化ですね、昔の家つきカーつき何とか抜きということがまた復活してくるかもわからん。でも、やっぱりおじいちゃん、おばあちゃんがいやはる家の孫さんというのは、僕はどことなくやっぱり違うんじゃないかなという気がするんですけどね。
 だから、議員さんも、何が何でも要望あったら全部入れさせ、入れさせ、何してんやということじゃなくして、ご相談を受けられたら、おじいちゃん、おばあちゃんいやはるんやろ、じゃあおじいちゃん、おばあちゃんに見てもらったらどうですかとちょっと言っていただく、それが僕はやっぱり血の通った行政でもあり政治でもあると思うんですよ。そのことだけを申し上げておきたいと思います。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありますか。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 6年生までの拡大はさせていただいておりますが、一応優先順位は、最終的に超えた場合にはつけさせていただく。やはり小学校の低学年のお子さんのほうが必要性は高いというふうに判断をさせていただくことに今後はなろうかというふうに思います。
 あともう一点、よろしいですか。先ほどの質問に関しまして、予算要求をしているのかということに関しまして今お答えをさせていただきます。
 放課後児童クラブの処遇改善の部分については、予算的には要求はさせていただいておりますが、ただ実質的にこの補助金メニューにその対象の児童クラブが合致するかどうかは不明でございますので、その部分がございますので、必ずしも実施できるかどうかというのは確約できないという部分もございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひね、要求がされてなかったら、もう頭からこれは外れてしまうということになるんで、それでちょっとお伺いいたしました。確かに国の制度でもありますのでね、そういうことになるかと思います。
 今市長がおっしゃいましたように、何が何でも入りたいというように思っておられるということが多くあるというようなことではないと思うんです。例えば、今までですと、大体小学校の生徒さんの1割ちょっとというのが今までの学童に入ってこられる方々。今回でありますと、2割をちょっと超えるかな。超えないところがあるのか、その辺の部分であるというように見られます。何ぼこれからふえても3割までいかないだろうと、こんなような統計も出ておりますので、そんなに多くの方が、皆何もかんでも来られるということには私はならない、このように考えています。やはりこれも全く無償で入れるというものではございませんので、やっぱりさきの議員の質問にありましたように、減免も2人目が安くなるとかということはないのであって、こういうことになっているのが現状だというように私は思っております。
 また、こういった中で、私も今議会の前に回らせていただいた中でこんなことも言われておりました。この近江八幡に来るのに迷ったと。そういった中で、近江八幡に来たら子育て支援がかなりいいんだということも聞いてきたが、こういったことが行われていないということも今回の議会報告会の中で言われたんです。そういったこともこの学童の問題の中で言われていましたので、そういった点からするならば、やはりこれは今市長が言われたことは少し外れているのかな、このように私は考えています。
 また、岡山のこども園については、当分の間隣のふれあいセンターを使ってやられるということになりますが、改善をされるということですが、あそこはあくまで介護予防ですか、そういった面で使われるということで、中に備品を置くということが本当に可能なのか。やっぱりあの場所で無理だというように私たちは思うんですが、その辺はどのようにお考えなのかお答えください。
○副議長(平井せい治 君) 回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 今までからの議員からのご質問にもありましたが、岡山学区について、エリア整備の中で小学校、コミュニティセンター、学童クラブのほうも施設の整備のほうを検討させていただいているところでございます。議員おっしゃいますこともご理解はできるんですけれども、今続けた2棟の建物がつながっていて、なおかつほぼ夕方がそこの建物があいていて、管理者、またまちづくり協議会もその建物を使って構わないというご許可をいただいた中で、有効に施設をそれまでの間ご利用をいただきたいというところのお願いをさせていただいているところです。
 また、ご要望もありますこともご理解をしておりますし、できるだけそのご要望がかなえられるようにはさせていただきますが、議員おっしゃいますように、間借りでもあるということもございますが、できるだけ使いやすいように改善はさせてはいただきたいと思いますが、できればエリアの中での整備ができるまで、お互い譲り合う中でご利用ができれば、また高齢者のいらっしゃる中に子どもたちが入ることによって、また別のつながりができるかもわからないなという期待もさせていただいているところでもございますので、どうぞよろしくご理解のほどお願いいたします。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) でも、今度この小学校やとかあのコミセンエリアが完成するまでがかなりの年月がかかるんじゃないかなというように思うんです。先ほどからもいろいろとありましたが、4年、ひょっとしたら5年かかるかもわからん。そういうような中で、やっぱり小学校が先であり、学童クラブはその後についていくようなものだというように思いますと、やっぱりそういう長い年数になると思うんです。そういったことからするならば、その辺が一番ピークになるというような前にも回答がありました。人数がその辺が一番ピークになるのちゃうかということを言われておりましたが、じゃあそこできちっと見定めるためにも、もしプレハブの平家建みたいなもんが増設できて、そこで対応ができないのか、その辺は検討されないのかお尋ねをいたします。
○副議長(平井せい治 君) 市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 何でも100%やればそれは言うことないと思いますけれども、お互いが、こういうご時世でもありますから、我慢できるところは我慢していただく、これも学童の生徒にもわかっていただけるんじゃないかなと思うんですよ。川崎議員の言われてるとおり、これ武佐の人から見たら、何や、あんなええとこないやないか、何言うてはんのときっと言われますよ。それはトイレもきれいだし、しかもあの建物はまだ建って5年もたってないんですよ。だから、ある程度、やらないと言ってるわけじゃないんですね。コミュニティーゾーンができたときにできるわけですから。1年か2年、3年ぐらい僕辛抱していただいてもそんな問題ないと思う。しかも、ふれあいセンターのほうは高齢者が使ってなさいますので、午前中が多いんですよ。学童は大体3時半、4時ごろなんですね。だから、それも一遍に70人の生徒がばんと来るわけじゃないんですよ。もちろん6年生のほうは遅いですやんか、4時半、5時。だから、そこらは、備品がどうだ、本当に細かい話だなと、失礼な言い方なんですけれども。本質は何なのということを見きわめて僕はやっぱり言っていただければありがたいなと思います。やっぱり本質は、お互いが譲り合うところは譲り合う、お互い感謝するところは感謝する。すばらしいとこやな。辛抱するとこは辛抱、それも誰が見ても本当に辛抱に値しないなら別ですよ。何度も言いますけれども、武佐の人たちから見たら、うらやましいとこやな、ほいで安土のほうもそうやって言われると思いますよ。
 だから、全体を見ながら、何でもかんでも100%できたら、そんなんやったら、まあ言葉きついかもわかりません。なまくらな人間をつくることにもひとしい言葉になるんじゃないかなと思いますね。お互いが考え、お互いが努力して、お互いが使い勝手のいいように、だからまち協の人たちと話をしてるんですよ。議員さんの言われてることはそんなに地元からわあわあわあ言うてこられないんですね。何を思いなさって、1人か2人のことを言われることもそれはあるかもわかりませんけれども、やっぱり議員さんとすれば、何でもかんでも聞いていただくのも一つの方法かもわかりませんが、やっぱりある程度、これはこうじゃないというふうに、指導とは言いませんけれども、理解をしていただくようなその活動も大事ではないのかな。そのことが世の流れを知っていただく一つの方法ではないのかなと思います。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私も1人や2人のために動いているわけではございませんし、多くの皆さんの意見を聞いております。
 この間の岡山の議会報告会には十何人の方が来ておられたんですよね。やっぱりその中でそのように要望書も出して、今後は岡山の方々も要望していきたい、そのようなことも言っておられましたし、そのようにはっきりと言っておられたので、そのことをお伝えしてるんです。そういうことを申し上げておきます。
 それで、次の質問に移りますが、岡山小学校について、岡山小学校の耐力度調査の結果はどのようになりましたか。それによる補助率等も変わると聞いていますが、計画はどのようになりますか、説明を求めます。
 岡山コミュニティエリアの場合、完成年度など、全体の構想はどのようになりましたか、説明を求めます。よろしくお願いします。
○副議長(平井せい治 君) 当局の回答を求めます。
 廣瀬教育部長。
             〔教育部長 廣瀬 敏君 登壇〕
◎教育部長(廣瀬敏 君) 川崎議員お尋ねの岡山小学校の耐力度調査結果及び岡山小学校・岡山コミュニティエリアの計画、完成年度についてお答えします。
 まず、耐力度調査とは、建築物の老朽化により構造上危険な状態にあるかどうかを判定するために行い、調査の結果は点数化されます。今回、岡山小学校の校舎2棟の調査を行ったところ、東側が4,135点、西側が4,427点という結果であり、県の確認も終えたところです。耐力度点数が4,500点以下となった建物は構造上危険な状態にある建物とみなされ、文部科学省の国庫補助事業である危険改築事業の採択要件を満たすことになりました。ただし、補助率は3分の1であり、補助率が上乗せされるものではありません。
 岡山小学校の整備については、耐力度調査結果を踏まえ、今後の児童数の推移なども考慮し、建物の規模や位置などさまざまな角度から検討し、関係課と協議しながら、早期に実現するよう鋭意取り組んでまいります。
 また、岡山コミュニティエリアの全体構想につきましては、先ほど井上佐由利議員に市長が答弁されましたとおり、地元のご意向を踏まえ、一体整備も視野に入れて検討してまいります。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 耐力度調査で4,500点以下なので、補助があるということで、小学校の建設は本格的にこれから進んでいくのではないかな、このように考えます。
 そういった中で、井上議員に市長が答弁をされていました中で、岡山学区は、私が思いますのに、既に一体化されてるんです、もともとね。そういった中で行われてきた。私たちは桐原小学校のときも現地で建てかえるべきと提案してきましたし、現地建設で一体化ができてくるというように考えているんです。現地でもできる。現在の桐原コミセンの現地建てかえで一体化ができましたというように言っておられるんですが、一体化は現地で建てかえてもできていたのではないか、私はこのように考えています。そうすることによって工事費は最終的にはどのようになったのかとか、そんなことは検証されていない。また、市長は桐原小学校やコミセンを売却するというように言われましたが、現地建てかえとそういった比較もされてないままでの答弁であったというように私は考えています。
 そういったことからするならば、私も岡山学区の多くの皆さんもお話をする機会も多くあります。今の場所に小学校や公民館ができた当時の思いを熱く話してくださいます。あの場所でよいのではないのか、あの場所で何とかしてほしい、こんな声もあるのは事実です。現在の岡山学区は、当初からコミセン、小学校、幼稚園が一体となって整備されていました。今さら新しい土地を求めて外に出ていかなくても、現地で建てかえなど、現地の有効な利用ができるのではないか。不足する用地は現地の北側を求めるべき、こんな意見もあるということは事実でございます。それに沿って財政的にも検討するならば、建てかえるにしても現地で行うべきであるということを私たちは提案します。このことで学童クラブの仮設ぐらいは十分にできますし、これが子育て支援の一環だというように考えていますが、お考えがありました教えてください。
○副議長(平井せい治 君) 冨士谷市長。
◎市長(冨士谷英正 君) 岡山学区の多くの皆さん方とおっしゃいましたが、午前中に井上佐由利議員にお答えしましたのは、岡山学区まちづくり協議会を初め学区連合自治会、岡山小学校、岡山幼稚園のPTAの方々等で組織される岡山学区教育施設等整備促進協議会で議論を進めていただいて、同協議会から要望をいただいているんですね。一体的にやってくれというて、新しい土地に学校を。ほんで、議員さんのおっしゃったのは、これ1人や2人じゃないでしょうけど、我々はどちらを優先するか。全ての代表者が寄った中での話を聞かないことには、この話を無視して議員の言われたことを聞くというて、これは民主主義に反してますやろ。もしそういうことを言われたら、これは岡山学区教育施設等整備促進協議会で議論してくださいと、そういうふうに議員さん言うてもらわなきゃ、ややこしくてしゃあないんじゃないでしょうか、この場で言われても。だから、僕言うのは、1人や2人かわからんけども、少人数だと思いますよ。議員のおっしゃるのだったら、この岡山から教育施設等整備促進協議会で議員と同じことを要望してもらわなきゃいけないんですよ。そう違います。
 もう一つは、その場で建てることはできますよ。でも、あそこは保育園がないんですよ。保育園もつくれと言われてるんですよ。だから、認定こども園、どこにつくるんですかということになりますね。学童も少ないですね、部屋が。どこにつくる、あの敷地内でできるんですかという技術的な問題があります。物理的な問題ですね。それで、校舎がもう一棟要りますね。じゃあ、どこに建てるんですか。じゃあ、古いほうは、これは補修しましょう。なるほど耐力度の先ほど言った数字が低いですから、補強しましょう。もう一棟は新しい近代的な校舎。それでいいと議員はおっしゃるんですか。そういういわゆる教育施設の環境でいいと言われるんですか。そこのところをはっきり言うてくださいよ。もったいないんやと。古いところは補修したらええ、廊下狭うてもかまへんのやと。そのかわり新しいところへは行きませんと。それで議員が責任とれますか、そのようなことで。そこらね、歯に衣着せんと堂々と言うてほしいんですよ。だから、学童どこに建てるんですか。辛抱してくださいと言うんですか。
 だから、全体的に我々は言って、そしてこの教育施設等促進協議会が言われたことは、十分何か毎晩ほど目を干したと言われましたよ、これ。要望書を持ってこられたときには。我々、それは真摯にやっぱり受けとめんといけないと思いますよ。毎晩毎晩目を干してやられたことを。もう少し、質問を何されても結構ですけれども、もっとやっぱり実態を知って、本当に岡山学区民が何を望んでなさるのかな。川崎議員を支持している人だけの声だけ、それは寂しい発想でしょう、もしそうだとするならば。だから、今おっしゃった、今のところで建てかえろ、本当に責任持っていいんやとおっしゃったら、それも私は視野に入れて、なるほど、変な話です。たとえ1億円でも2億円もお金は浮くかもわかりません。それで本当にいいんですか、そしたら。そこのところで、そうでなかったら、そんなん言うても、ほんなもん冨士谷のことや、まず聞かんやろというて、ほんで冷やかしで言われてるようなもんにこれはやっぱり値しますからね。議場は神聖なものですから、ぜひそこら注意をして質問をしていただきたいと思います。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) これは今のところに建てかえて、現地の人も、私がお話しさせてもらった人はそう言っておられるんです。岡山小学校を建てたときに、本当に熱い熱意でいろんなものを寄附してきたと。やっぱりそれは自分たちがせないかんのやという思いでやってきたんやと。そういった中で、今の場所でもし建てかえられるのやったら、足らん分は北側に伸びたらええやないかと、こういうようなことも言っておられるということも申し添えておきます。それはやはりそういう意見もたくさんあったということは事実のことなんで、私はそのように聞いてきましたので、そのことを提案している。私たちはそのように提案しているということでお受け取りをいただきたい、そういうことでございます。
 また、時間のほうもなにしますので次に移りますが、国民健康保険について今回の補正予算に計上されています国保安定基盤繰入金1億44万1,000円と財政調整基金繰入金7,477万4,000円の各繰入金があります。どのように使われるのか。国保加入世帯は現役を引退された年金生活者や自営業者などで構成されています。生活も大変苦しい中であります。その一助として、各世帯の国保料の値下げに使われないのか、説明を求めます。
 もう一点、後期高齢者、75歳以上の健診について。
 75歳以上の高齢者の健診の制度が変わったのか。健診への案内が非常に少なかったこと、健診を受けられた方の人数は昨年と比べてどのように変わったのか、説明を求めます。
○副議長(平井せい治 君) 当局の回答を求めます。
 鳥居福祉子ども部長。
             〔福祉子ども部長 鳥居広子君 登壇〕
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 川崎議員の国民健康保険についてのご質問のうち、繰入金と保険料についてにお答えをいたします。
 持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が平成27年5月27日に可決され、国民健康保険を初めとする医療保険制度の財政基盤の安定化等に対する措置が講じられることとなりました。その中で国民健康保険への財政支援として、平成27年度から全国で約1,700億円が拡充されることとなりました。この財政支援は、保険基盤安定負担金として保険料の軽減対象者数に応じて交付され、5割・2割軽減の軽減判定所得基準額が拡大されたことや、算定対象に2割軽減対象者数が含まれるようになったことなど、算定方法の改定により軽減者1人当たりの支援額も増加したため、平成26年度と比較して平成27年度は1億44万1,000円の増加となる見込みです。
 このように保険基盤安定負担金は、低所得者の方の保険料軽減相当額を補填することと、低所得者層を多く抱える市町村を支援し、財政基盤の安定化を図ることを目的としており、保険料を引き下げるためのものではありません。
 平成27年度は保険料率改定を据え置いたことや、加入者数の減少の影響等により当初見込んでいた保険料収入が約1億円減額となりました。1人当たり医療費も年々増加しており、財政調整基金をさらに7,477万4,000円取り崩して歳入を確保している状況です。
 議員お尋ねの保険料の引き下げにつきましては、既に低所得者の方には保険料軽減対象者が拡充され、実質保険料が引き下げられておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(平井せい治 君) 回答を求めます。
 津田福祉子ども部理事。
             〔福祉子ども部理事 津田幸子君 登壇〕
◎福祉子ども部理事(津田幸子 君) 議員ご質問の後期高齢者75歳以上の健診についてお答えいたします。
 後期高齢者の健康診査は、高齢者の医療の確保に関する法律を根拠に、生活習慣病等の早期発見を目的として滋賀県後期高齢者医療広域連合から近江八幡市が委託を受けて実施しております。
 健診の対象者は後期高齢者医療制度の被保険者ですが、平成20年度の後期高齢者健診開始当初から病院に入院している者、老人ホーム等の施設に入所している者、要介護認定を受けている者、それから生活習慣病により医療機関に定期的に受診している者については健診の対象外となっています。生活習慣病受診者と要介護認定者については、経過措置により平成26年度までは、市が適当であると認める場合には健診を受診できるとされていました。本市では、これらの方にも受診券を送付しておりましたが、今年度より、健診本来の目的である生活習慣病の早期発見目指すため、県内全ての市町において、生活習慣病で定期的に受診している者、要介護認定を受けている者については受診券を送付しないことになりました。
 これらの制度変更に伴い、昨年度の後期高齢者健診受診券を送る際に周知文書を同封し、ことし5月に広報でお知らせいたしました。また、市内の医療機関に説明文書を配置し、市民周知に努めてきました。
 次に、受診者数についてですが、平成27年4月末現在、被保険者数9,543人、除外対象者以外の1,446人に対し受診券を発行いたしました。平成27年10月末までに把握している受診者数は234人、受診率16.2%です。平成26年度につきましては、平成26年4月末現在、被保険者9,306人、除外対象者以外の8,557人に受診券を発行し、平成26年10月末時点の同時期で受診者数は1,581人、受診率18.5%でございました。平成26年度、最終2,579人、受診率30.1%の受診状況でございました。
 今後とも被保険者に対する説明に努め、後期高齢者に対する生活習慣病予防対策、健診受診者への事後フォローについて、広域連合と連携し進めてまいりたいと考えております。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、7割・5割・2割減免の対象世帯に対して幅を広げてきた、そういったことから今のお金を使うんだということでありましたが、やっぱしこの世帯数からいったら、大体1万7,000人ぐらいかな、ぐらいになるのではないかな。1万1,000人かな。その辺に、世帯数でいうたら1万1,000人、それから加入者でいうたら約1万7,500人ぐらいの人数になると思うんです。そういった中で、今対象とされた減免制度を受けられたのは約8,000人ぐらいになるのではないかな。9,000人になるのか。その辺の方だと思うんです。そうしたら、約50%ぐらいの方々にしかこの恩恵が当たらなかったというように思うんですが、全世帯に実際おりてくる金からするならば、1万円ぐらいの引き下げができると私どもで試算したことがあるんですが、その辺についてはちょっと少ないように思うんですが、その辺についてはどのようにお考えですか。
○副議長(平井せい治 君) 鳥居福祉子ども部長。
◎福祉子ども部長(鳥居広子 君) 初問でもお答えをさせていただきましたが、保険給付の額が全く伸びずという条件のもとでございましたら、その考え方もありかなというふうには思いますが、先ほども説明させていただきましたとおり、当初予算を組まさせていただいたときには、保険料を引き上げることを前提に予算のほうを組まさせていただきました。また、保険加入者の減少、今もあります軽減等によります保険料収入の減少によりまして、1億円保険料収入が減っております。本来ですと、国保の加入者数が減りますと、1人当たりの医療費が同じであれば給付額も当然下がってくるというふうに考えがちなんですけれども、実は結構、議員おっしゃいますように、低所得者層が多く加入をしていただいているということから、高額療養費の限度額が見直されたことによって、高額療養費の支出のほうも今回補正をさせていただいておりますとおり増加をしておりまして、保険給付額全体でいきますと、保険加入者数が減っているにもかかわらず給付額全体は伸びているということになります。結果的に今年度は、当初予算で見ておりました1億1,300万円に合わせて、9月補正、12月補正合わせますと、2億4,000万円ほどの財政基金のほうを取り崩してやっと収支を一致をさせているという状況がございます。ですから、現状保険料を引き上げずにいるというところの中で、皆様方に上げずに今年度もっているという中で、保険加入者の皆様方にその影響が出ているという形でご理解をいただきたい。また、それには基金も取り崩しての結果であるということも十分ご理解をいただきたいというふうに思います。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 大変な状況であるということはよくわかりましたが、私どももそういった試算をしてまいりました。
 そしてもう一つ、先ほどの75歳以上の高齢者の健診の率が非常に少ないと思うんです。そういった中で、入院されておられる方、通院されておられる方、介護にかかっておられる方、こういった方々のカウントはされないのか。されたらもっと多くなるんではないのか。実際の健診を受けたというようにカウントできないのか。その辺はどのようになっているんですか。
○副議長(平井せい治 君) 津田福祉子ども部理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子 君) 今年度から仕組みを変えました。先ほどの説明の中で、被保険者の方の中に現在生活習慣病で通院している人が何人いるか、それから要介護認定を受けてる人が何人いるかということを全て計算した上で、対象者をことしは1,446人の方に送付をさせていただいたというふうに初問でご回答申し上げました。ですので、その方々については既に何らかの疾患にかかっているということがわかっておりますので、高齢者健診の対象には除外していくという考え方に基づいて行っております。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ちょっとわからなかったんですけども、この中で16.2%、多くて、先ほど言われて、去年ので30.1%、去年の今時分だったら18.5%というようにおっしゃっておられましたね。それからするならば、16.2というのは非常に少ないと思うんですが、その辺はどのように考えておられる。
○副議長(平井せい治 君) 津田福祉子ども部理事。
◎福祉子ども部理事(津田幸子 君) 同時期の比較で若干パーセントを見ますと、今年度は少ないですけれども、もともと受診を何もしていない方を対象に通知をしておりますので、そういう意味では余り問題が自分ではないということで、受診に結びついていないというふうに考えております。昨年度は、全て生活習慣病を受けておられる方についても、受診をされておられましたので、そういう意味ではたくさんの方が受診をされたのではないかというふうに読み取れますけれども。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 私もこの間研修を受けさせていただいたんです。東京の西多摩、日の出町の町長さんやとか福祉関係の職員さんが来ていただいて、福祉施策について研修をさせていただきました。日の出町の人口は約1万7,000人、人口は少しずつふえているということです。この町では、平成21年から75歳以上の医療費の無料化、月2,000円の自己負担を限度に償還払いで行われていましたが、今後は健診を受けた証明が要ることになるが、平成27年からは70歳まで拡大とされました。健診も75歳の人間ドックとがん検診は無料で行われます。ここまで行うと、医療費が大変多くなるのではないかな、医療機関が大変なことになるのかなということでございましたが、意外やそんなに医療費は伸びていない。対象人口は全国的にふえているんですが、早くから診察されるということで、本当に重篤化しないためと見て、医療機関もそんなに混雑をしていない、このように報告をされていましたし、子どもも医療費の無料化も平成18年度から18歳まで行われています。
 また、すごいのは、余りにもすごかったんでびっくりしたんですが、15歳未満の子どもには1人当たり月1万円の地元で使う、地元でしか使えないんですが、クーポン券が支給されている。1月に1万円です。16歳から18歳までは定期券や学用品購入のため現金支給をしていると。これらの制度のおかげで、女性の特殊出生率が非常に大きく伸びたというように言われています。住んでよかったと言える町を言われるのなら、やっぱしこういった施策も必要かなというように考えます。こんなビラをいただきまして、研修させてもらって、いや、こんな町もあるんやなと。じゃあ、周りからどうなるのかということを問いましたら、周りからやはり流入される人口は徐々にふえているということでございました。でも、医療費そのものはそんなに上がってないよ、こういうこともありましたので、ちょっと紹介をさせていただきます。
 次の質問に移ります。
○副議長(平井せい治 君) 質問の途中ですが、ただいまより休憩しますので、再開は4時とします。
               午後3時39分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午後4時0分 再開
○副議長(平井せい治 君) 再開します。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 次に、農業政策と農業委員会について質問いたします。
 TPPが大筋合意されましたが、市の基幹産業である農業に対して今後の農業政策をどのように考えるのか。また、市独自の農業政策を考えているのか、説明を求めます。
 また、農業委員会はTPP大筋合意についてはどのように考えておられるのか。また、農業委員会の改正について、定数や選任方法が変わりますが、どのような制度で改正になるのか。また、制度改正について、農業委員会はどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。
○副議長(平井せい治 君) 回答を求めます。
 水都市産業部理事。
             〔都市産業部理事 水 平作君 登壇〕
◎都市産業部理事(水平作 君) 議員お尋ねの農業政策と農業委員会のうち、TPP大筋合意と市の農業政策についてのご質問にお答えをします。
 TPPに関しては、現在国で補正予算や中・長期的な対策を検討している段階でございますので、これらの動向を注視しながら、関係機関と密に連携をとり、国の方向性が示された段階で総合的に判断してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(平井せい治 君) 回答を求めます。
 仲井農業委員会会長。
             〔農業委員会会長 仲井健造君 登壇〕
◎農業委員会会長(仲井健造 君) 皆様方にはご苦労さまでございます。近江八幡市農業委員会の会長の仲井健造でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、川崎議員ご質問の農業委員会の制度改正についてお答えをいたします。
 議員お尋ねの農業委員会の制度改正につきましては、農業委員会法、それから農地法、農協法の一部を改正する一括法案がことしの8月28日に国会で可決成立し、9月4日に公布されたところでございます。
 農業委員会制度の主な改正内容につきましては、農業委員の選出方法や見直し、また農地利用最適化推進委員の新設など、農業委員と推進委員が一体となって農地利用の最適化の推進に取り組むことでございます。特に農業委員と農地利用最適化推進委員の定数につきましては、政省令で上限基準が規定されまして、農地利用最適化推進委員を設置する農業委員会の農業委員の定数の上限でございますけれども、19人とされたところでございます。
 このことを踏まえまして、農業委員会におきましても今後検討、協議を重ねていきまして、農業者を代表する組織として、関係者や団体の理解と連携のもとに、農業、農村の健全な発展、特に農地利用の最適化に向けた取り組みをさらに推進していく所存でございます。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 農政課のほうからありましたが、市独自の農業政策が今までから見られていないというように私は感じているんです。その中で、水郷野菜のブランドがあるが、その効果やとか成果をお聞きしたいと思うんですが、どのようになっているのでしょうか。
○副議長(平井せい治 君) 回答をお願いします。
 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 今議員ご質問の水郷ブランド農産物、水郷野菜のことでございますが、これにつきましては、平成8年に減化学農薬、減化学肥料の栽培を通じて、水環境に配慮した安全性の高い農産物づくりの基準を設けております。この基準に基づく栽培をされる場合に、水郷ブランド使用申請がなされ、承認を行う申請となっております。承認したものが水郷野菜というところでございます。
 この水郷野菜の栽培状況でございますが、昨年度は154.7ヘクタール、取り組みされている農業者は137軒でございます。ここ数年、100ヘクタールを超える栽培が定着しているというような状況でございます。
 また、この水郷ブランドの認証につきましては、産地交付金、経営所得安定対策の中で求められています助成金でございますが、反当たり3,000円の交付を行い、推進を行っているところでございます。
 以上です。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありますか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) これだけの多くの方がやっておられるのですが、もう少し詳しく、例えばどのぐらいの数量が出ているとか、どのぐらいの売り上げがありますよとか、そういうのは把握されているんですか。
○副議長(平井せい治 君) 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) あくまで申請、あとまた報告もいただくんですが、面積等の報告でございます。数量等については、具体的な把握は今持ってはおりません。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今持ってないということで、それはちゃんと調べておられるということで理解してよろしいんですか。
○副議長(平井せい治 君) 回答をお願いします。
 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 申請また報告の中で資料があると思いますので、また後日資料をご提供させていただくということでご了解していただきたいというふうに思います。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) また私どもも知りたいので、ぜひお願いいたします。
 また、この中に、特に北之庄菜やとか安土の信長ネギ、こういったものがブランド化されているのかということはちょっと聞いてないんですが、こういった、もっとそういうええ野菜をつくっておられるんやったら宣伝をするべきではないのかと思うんですが、今宣伝やとそういったことはどのようにされているのか。
○副議長(平井せい治 君) 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) まず、農業者のほうは水郷ブランドの認証、また資料等ございます。それを申請して使っていただいています。そのPR、また売りにつきましては、農業者みずから、また農協等と連携を持ちながら取り組んでいるというところでございます。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) ぜひ、せっかくええブランドがあるんで、それは広げていってほしいもんであります。
 こういった中で、市独自の農業政策が余りないというように私先ほども言いましたし、実際そうだというように私は感じているんです。でも、ことしも各種団体やイベントへの補助金が削減され、農業者と市のつながりが非常に薄く感じられるというように思ってるんです。例えば収穫祭も市役所の駐車場で今まで行われてきましたが、なぜこれを行われなくなったのか、その辺のいきさつをご説明願います。
○副議長(平井せい治 君) 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 収穫祭を以前市役所の駐車場で行っておりましたが、それが去年は行っていないということに対するご質問だというふうに思いますが、グリーン近江農協のファーマーズマーケットでありますきてかーなというのが多賀町の地先にございます。その建設に当たりまして、あそこは農振法の施行規則の第27号計画により、地域農業に資する施設として整備されておりまして、その申請等の中で、事業主体──グリーン近江農協でございますが──が収穫祭等の企画をその施設を利用して行うというところがこの申請段階でも一応決められておりまして、26年度、昨年度からそちらのほうの施設を利用して取り組まれているというようなことでございます。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) あくまでそこはJAさん、グリーン近江さんがやっておられるところでありますので、果たしてここでやっておられたときの集客というんですか、多くの方が来られたと思うんです。そういったことから鑑みるならば、やっぱしここの市役所の中で行われて、多くの方が寄ってこられたというように私は感じてたんですが、その辺はどのようにお考えなんですか。
○副議長(平井せい治 君) 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) ことしで2年連続してきてかーなのほうで収穫祭開催されました。私も去年もことしも現場のほうに参加させていただいておりますが、またそれぞれの独自の取り組みということのよさがあると思いますので、議員言われますように、この市役所でやるのも一つかもわかりませんが、そのようなファーマーズマーケットきてかーなを中心としての収穫祭というのも、やはり農業者にとっては意義のあるイベントではないかというふうに考えております。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 次に、市の農業政策の中で、農業委員会より建議書が出されていますが、この建議書は農業委員会の皆さんが農業者の意見を集約されて今後の農政を考えておられるものです。例えばTPP大筋合意をされたことで、農業者の不安や今後の農業のあり方を考えられ、建議されていることに対してどのようなお考えを持っておられるのかお尋ねします。
○副議長(平井せい治 君) 回答を求めます。
 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 建議書でございますが、市の農業を考える上で貴重な提言ということで捉えさせていただき、参考にさせていただきたいというふうに考えております。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 建議書、提言という形で捉えられているということですが、これもやっぱし農業委員会に対して、こういうような提案をされたということに対して回答みたいなものは全然今までなかったように思うんです。そういったことは今後もされないのか、今もされないのか。やっぱりされるべきであるというように考えるんですが、いかがですか。
○副議長(平井せい治 君) 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) あくまで提言という捉まえ方をしておりますので、回答につきましては、その取り組みの中でお示しをさせていただきたいというふうに考えておりますので、回答という形は行う考えはございません。
 以上です。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 次に、農業委員会の委員長さんにお尋ねいたします。
 農業政策が激動していく中で、農業委員会が今先ほどもおっしゃられましたように半数に削減されてしまうと。今までの範囲の地域の意見を聞き、見ておられたことが大変な状況だと思います。まず、当市では農地に関して地域区分の見直しも計画されているこの時期に、農地利用の最適化ができるのかお尋ねをいたします。
○副議長(平井せい治 君) 仲井農業委員会会長。
◎農業委員会会長(仲井健造 君) 議員お尋ねの農地利用の最適化についてお答えをいたします。
 農地利用最適化推進委員の定数につきましては、農業委員と同様に政省令で規定されております。農業委員会の区域内の農地面積100ヘクタールに1人の割合で設置できるとなっております。当市区域内におきましては、農政局による農地面積が4,400ヘクタールでございます。したがいまして、定数の上限は44人であると、こう考えてございます。今後、農地利用の最適化の推進を農業委員と新たに委嘱する農地利用最適化推進委員の適切な役割分担と連携のもとに、農業委員会全体として取り組むように検討、協議をしてまいります。
 以上です。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) いろんな方法で変わっていく、その中で頑張っていきたいと、このようにおっしゃっておられるんですが、農業委員会が改正される中で、農業委員会の補助委員さんや農地流動化推進委員さんはどのように変わっていくのかお尋ねいたします。
○副議長(平井せい治 君) 仲井農業委員会会長。
◎農業委員会会長(仲井健造 君) 現任の農業委員会補助員、または農地流動化の推進員につきましては、今後農業委員と、それから農地利用最適化推進委員の適切な役割分担を検討していく中で、農業委員会で組織をいたしております制度検討会で位置づけを検討し、また協議もしてまいりたいと考えてございます。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) いろんな大変流動的な世の中でございます。そういった中で、農業委員長さんにもう一度お伺いいたしますが、農業委員会の活動体系がこれで大きく変わると思うんです。農業委員会のあり方を今後どのように考えるのか、今後の当市の農業政策をどのように考えるのか、最後にお伺いします。
○副議長(平井せい治 君) 仲井農業委員会会長。
◎農業委員会会長(仲井健造 君) 農業委員会が農地利用の最適化という使命を着実に推進をしていくため、農業委員会では現場が働きやすい環境をしっかり整備できるよう協議、検討を重ねてまいりたいと考えております。
 さらに、市の農政政策につきましては、農業委員会のみならず、当市、またJAグリーン近江、農協等、それから土地改良組合等と農業関係団体や担い手の農業者の皆さん方と連携また協力のもとに、農業の活性化、農地の有効利用等に向けまして取り組んでまいりたいと考えております。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今、市の基幹産業である農業と言われながら、今の政策では農家に対して何もできないのではないか。集落営農組合を法人化して頑張っておられるが、これ以上できない、農地を受けることができないと一部の農地を大型農業者の方に任されたと聞きました。集落でも高齢化が進んで、集落営農も運営もできないといったぼやきをしておられる、こういったことも聞きます。
 また、水茎の土地、干拓土地改良区の集落単位での水茎干拓を考える会が行われました。私もそれに参加させていただきましたが、その中で、施設を改修するのにお金を出すことはできない。今、施設を無償でもし整備改修をしてもらっても、今後の整備の維持管理費に反当たり2万1,000円を支払っていけない。水茎干拓は水か土地で埋めるしかない。こんなことが真剣に話されまして、私もびっくりをいたしました。これが今の農業の現状であるというように感じております。TPPが応用されたら、これは本当に農地は崩壊していくのではないかなというように考えます。
 次に、日野川の改修についてお伺いします。
 日野川流域では毎年のように数回の集中豪雨や台風があります。大きな被害は出ていませんが、避難準備やとかいろんな情報が流れて、住民は大変でございます。
 そういった中で、今回日野川の改修に対して、下流域では100年確率の降水確率で計算をされていた。でも、今後の改修は50年確率だというように聞いておりますが、この50年確率と100年確率の算定や比較の説明を求めます。
○副議長(平井せい治 君) 当局の回答を求めます。
 冨士谷市長。
             〔市長 冨士谷英正君 登壇〕
◎市長(冨士谷英正 君) 日野川改修事業につきましてお答えいたしたいと存じます。
 日野川改修事業の全体計画は、河口から出雲川合流点までの延長25キロの間で策定されていることはご存じのとおりであります。このうち野村町地先にあります大畑橋の下流付近から善光寺川合流点までの7.38キロメートルの事業認可を受けまして、平成8年度から広域河川改修事業として事業着手され、現在は古川橋下流付近で工事が進められております。
 当市を含めて日野川沿線の3市2町により組織します日野川改修期成同盟会により、日野川の早期改修及び国直轄事業の採択を国及び県に対して毎年要望しているところでもございます。国直轄事業の採択につきましては、現時点では具体的な動きはありませんが、今後も日野川改修期成同盟会として強く要望してまいりたいと存じます。
 次に、日野川河川改修事業の整備計画についてお答えいたします。
 日野川河川改修事業の全体計画では100年確率の改修規模となりますが、滋賀県の方針は、平成20年10月の中・長期整備実施河川の検討結果を踏まえて、流域面積が50平方キロメートル以上の河川につきましては50年確率で改修することを当面の目標として定めておりまして、平成22年7月に国に認可されました東近江圏域河川整備計画において、流域面積が約207.1平方キロの日野川を50年確率の改修となっているところであります。この改修規模は、戦後の洪水で最大の流量であります昭和40年9月17日の台風24号によります洪水規模相当を安全流下させることができる規模でもあります。
 また、100年確率とは、100年に一度の確率で発生する大雨が降ったときの川に流れる流量を計算したもので、日野川では1秒間の流量は1,900トン、50年確率とは50年に一度の確率で計算したもので1秒間の流量は1,700トン、20年確率では1,360トンとなります。具体的な計画はおおむね20年間で、大畑橋から善光寺川合流部までの6.6キロメートルの区間を50年確率規模で改修することになります。
 現在の工事の進め方は、治水効果の早期発現のため、先行して20年確率規模となる高水護岸を整備し、その後に50年確率規模となる低水護岸の整備を行う段階的な整備となっているものであります。
 なお、河口から大畑橋までは、平成2年9月の台風19号による災害復旧助成事業により、50年確率規模で改修が完了しております。大畑橋から上流につきましては、現在20年確率規模での改修工事となっておりますが、その間にあります大畑橋や仁保橋などの橋梁は永久構造物となるため、100年確率での改修となっているところであります。
○副議長(平井せい治 君) 質問ありませんか。
 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 今そういうような説明があったわけですが、見た目には堤防がやっぱしうちらのとこでは1メーター高さが下がってる。ですが、ここから、古川橋から上流に向かってはこの堤防の切り下げが行われないのか。今市長が答弁されましたように、古川橋は永久構造物にはならないのか。その辺の回答をお願いします。
○副議長(平井せい治 君) 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 今のご質問に答えさせていただきます。
 切り下げ等につきましては、河川計画の中で断面確保する形で判断をされるというふうに思いますが、古川橋は永久構造物とならないのか。橋自身は永久構造物です。ただ、改修する場合には100年確率ということになるんですが、改修をしない今の河川整備計画では、現行の古川橋の断面で、先ほど初問で申されました50分の1の流量が確保できるということでございますので、橋の補強という形で整備が検討されているという状況でございます。
○副議長(平井せい治 君) 川崎益弘君。
◆19番(川崎益弘 君) 見た目が非常に下流域のものはその堤防の差があるということで、危険を感じてるんです。そういったことから、地域に下流域の説明を求めておきたいと思いますが、いかがですか。
○副議長(平井せい治 君) 水都市産業部理事。
◎都市産業部理事(水平作 君) 現在も、今現在工事を行っていますのに伴いまして、ダンプが例えば竜王町とか江頭町を通ったりもしておりますので、その際には関係する自治体に対して説明を行っております。ただ、今議員が申されましたように、下流域の集落の方につきましてもご心配の面があるかなというふうに思いますので、そのような機会をつくっていただければ、県と連携して説明に参りたいというふうに考えております。
 以上です。
○副議長(平井せい治 君) 以上で川崎益弘君の個人質問を終わります。
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