録画中継

令和3年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
2月17日(水) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
   議長報告、監査報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第4号 ~ 議第34号
               午前9時31分 開会
○議長(片岡信博君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました令和3年第1回近江八幡市議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(片岡信博君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 道下直樹君
 岩崎和也君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(片岡信博君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しました日程表のとおり、本日から3月24日までの36日間としたいと思いますが、これに異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(片岡信博君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から3月24日までの36日間と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(片岡信博君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。ご了承をお願いいたします。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員岡山かよ子君。
             〔12番 岡山かよ子君 登壇〕
◆12番(岡山かよ子君) おはようございます。監査委員の岡山でございます。
 例月現金出納検査の結果について、次のとおりご報告を申し上げます。
 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、一般会計、各特別会計、各基金会計、各公営企業会計について、令和2年11月に10月分、12月に11月分、令和3年1月に令和2年12月分の現金出納検査を実施いたしました結果、いずれの会計とも現金等のあり高をはじめ歳入歳出等の計数は正しく、かつ出納に係る事務処理も妥当と認めました。
 よって、同条第3項の規定に基づき、その結果を市長、議長にご報告をいたしました。
 この詳細な内容につきましては、例月現金出納検査報告書のとおりでございますので、ご覧いただきたいと思います。
 以上をもちまして監査報告とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 以上で諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第4号~議第34号
○議長(片岡信博君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第4号から議第34号までの31件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 山下議会事務局長。
◎事務局長(山下彰人君) 朗読いたします。
 令和3年第1回(3月)近江八幡市議会定例会提出議案
議第4号 令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第13号)ほか補正予算案7件
議第12号 令和3年度近江八幡市一般会計予算ほか令和3年度予算案9件
議第22号 近江八幡市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定についてほか条例関連議案10件
議第32号 市道路線の認定につき議決を求めることについてほかその他議案1件
 以上であります。
○議長(片岡信博君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
 開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
 立春を過ぎ、暦の上では春となりました。ここ数日は暖かい日が続くなど春の訪れを感じる日はございますけれども、先週には雪が積もるなど、また本日も雪がちらつくなど、まだまだ寒い日もあり、一足飛びにはいかないようでございます。
 令和3年第1回市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方におかれましては、公私何かとご多用の中ご出席を賜りまして、誠にありがとうございます。
 また、平素から市政運営には格段のご理解とご協力を賜っておりますこと、高座からでございますけども、心より厚く御礼を申し上げます。
 先日、2月13日午後11時8分頃に、福島県沖を震源とするマグニチュード7.3、最大震度6強の地震が発生し、福島県、宮城県をはじめ各地に大きな被害をもたらしました。被災された方々にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
 本市と災害協定を結ぶ福島県南相馬市でも震度6弱を観測しており、担当課よりすぐに連絡を取りましたところ、軽傷者3名、道路の隆起や建物の亀裂などがあるものの、一時発生した断水などはすぐに復旧したということでございます。現時点で支援の要請はございませんけれども、要請があり次第、迅速な対応を進めたいと考えております。東日本大震災から10年を迎える今こそ、改めて災害への備えと防災意識の向上に取り組んでいきたいと考えておるところでございます。
 さて、新型コロナウイルス感染症の陽性者数は、2月に入り、1月に比べて減少傾向にありますけれども、医療現場の現状はまだまだ厳しい状況が続いております。2月5日には、熊田総務副大臣へのウェブ面談による要望を行い、総合医療センターを抱え、地域医療を支える現場の状況や市民の安全・安心のとりでとしての医療従事者のご苦労などについて直接お伝えを申し上げました。通常の手術や外来診療の制限などもあり、市民の皆様にご不便をおかけしておりますけれども、いましばらくのご理解とご協力をよろしくお願いを申し上げます。
 なお、本市のワクチン接種体制につきましては、医師会、薬剤師会及びヴォーリズ記念病院のご協力を得まして、準備を進めているところでございます。先日は、超低温冷凍庫が本市総合医療センターに設置され、いよいよワクチンの配布がスタートいたします。スムーズに接種が実施できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
 また、2月7日には、市文化協会及び市郷土史会主催の近江八幡市ミニ文化祭記念講演会が開催されました。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の時代考証を務められました静岡大学名誉教授の小和田哲男先生をお招きして、「明智光秀と近江の戦国時代」をテーマにご講演をいただきました。当時の安土の町の様子や本能寺の変の真相についてなど、分かりやすく解説いただき、当日のドラマの最終回を興味深く見ることもできました。放送開始の遅れ、コロナ禍における放送中断などいろいろなことがございましたけれども、最終回は視聴率18%を超え、多くの方々に支持され、安土、近江八幡、滋賀を知っていただくよい機会になったと考えております。コロナの影響で今は難しいところではございますけれども、コロナ終息後、多くの方に本市を訪れていただけるよう、今後もシティプロモーションに力を入れていきたいと考えております。
 引き続きまして、提案説明をさせていただきます。
 今回提案いたします議案は、予算関連議案が18件、条例その他議案が13件でございます。
 議第4号令和2年度近江八幡市一般会計補正予算(第13号)につきましては、歳入歳出それぞれ13億1,652万5,000円を減額し、予算総額を483億5,877万7,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、職員給与費で退職者に対する職員手当を追加、特別定額給付金事業で負担金補助及び交付金等を減額。
 民生費におきまして、介護施設等整備事業及び放課後児童対策事業等で負担金補助及び交付金、福祉医療費助成事業、施設型給付事業及び地域型保育事業で扶助費等を減額。
 農林水産業費におきまして、国営土地改良事業で負担金補助及び交付金、土地改良事業で市営土地改良事業に伴います工事請負費等を減額。
 商工費におきまして、商工業振興事業で新型コロナウイルス感染症対策事業に係ります委託料、負担金補助及び交付金等を減額。
 土木費におきまして、社会資本整備市道改良事業で国の補正予算活用に伴います工事請負費等を追加、新エネルギーパーク整備事業で工事請負費等を減額。
 教育費におきまして、小学校運営事業及び中学校運営事業で国の補正予算活用に伴います物件費、小学校施設整備事業及び中学校施設整備事業で国の補正予算活用に伴います工事請負費等、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業で工事請負費等を追加。
 公債費におきまして、市債利子償還で償還金利子及び割引料を減額するとともに、各費目におきまして職員給与費及び物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、市税、地方特例交付金、地方交付税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、財産収入、寄附金及び諸収入と繰入金及び市債で財源調整し充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、新市庁舎情報システム最適化業務委託事業に係ります実施方法の変更に伴いまして、債務負担行為を廃止させていただくものでございます。
 第3表地方債補正につきましては、各事業におきまして事業費等を精査し、限度額の追加及び変更、廃止をさせていただくものでございます。
 次に、議第5号令和2年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ7,967万7,000円を減額し、予算総額を83億5,352万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、国保事務事業等で物件費等を減額。
 保険給付費におきまして、高額介護合算療養費及び傷病手当負担金で負担金補助及び交付金を減額。
 国民健康保険事業費納付金におきまして、負担金補助及び交付金を減額。
 保健事業費におきまして、保健衛生普及事業で扶助費等を減額するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国民健康保険料、国庫支出金、県支出金及び諸収入と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第6号令和2年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ153万7,000円を減額し、予算総額を2,946万3,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、介護認定審査会設置事業費におきまして、人件費及び物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、分担金及び負担金と繰入金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第7号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億156万7,000円を減額し、予算総額を65億2,195万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、介護保険管理運営事業等で物件費等を減額。
 保険給付費におきまして、高額介護サービス事業で負担金補助及び交付金を追加、居宅介護サービス給付事業及び地域密着型介護サービス給付事業等で負担金補助及び交付金を減額。
 地域支援事業費におきまして、介護予防・生活支援サービス事業等で委託料を減額するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、財産収入及び諸収入と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第8号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ111万9,000円を減額し、予算総額を1,186万1,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、介護予防サービス計画事業で物件費等を減額させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、サービス収入を充当させていただくものでございます。
 次に、議第9号令和2年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,039万2,000円を減額し、予算総額を5,660万8,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、文化会館事業費におきまして、職員給与費を減額、文化会館管理事業及び文化会館自主事業で物件費等を減額させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、使用料及び手数料、入場料収入、繰越金及び諸収入と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第10号令和2年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ708万6,000円を減額し、予算総額を10億3,652万6,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、後期高齢者医療事務事業でシステム開発費の委託料を減額。
 後期高齢者医療広域連合納付金におきまして、負担金補助及び交付金を減額するとともに、各費目におきまして物件費を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、広域連合支出金及び諸収入で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第11号令和2年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第2号)につきましてご説明を申し上げます。
 収益的収支予算において、収益的収入187万4,000円を増額し、20億6,765万円とし、収益的支出740万6,000円を増額し、20億5,732万5,000円とさせていただくものでございます。
 また、資本的収支予算において、資本的収入1,636万2,000円を減額し、13億5,877万6,000円とし、資本的支出2,422万円を減額し、21億8,227万5,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容につきましては、収益的収支予算については、流域下水道維持管理負担金の増額を行い、資本的収支予算については、国の補正予算第3号の防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保に対応するマンホールポンプ長寿命化対策事業の増額、借入利率の見直しに伴う企業債償還金の増額を行うとともに、企業債発行限度額について、企業債発行額の縮減を図るため、資本費平準化債における未利用利子分の借入額の減額を行うものでございます。
 また、収益的収支予算及び資本的収支予算の全ての収入支出科目を精査し、決算見通しを定める補正をさせていただくものでございます。
 続きまして、令和3年度の近江八幡市各会計予算につきまして説明を申し上げます。
 我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、依然として大変厳しい状況にあり、国においては、令和3年度予算編成の基本方針並びに国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策に基づく令和2年度補正予算(第3号)を含めた経済対策により、新型コロナウイルス感染症対策として、医療体制の確保やワクチン接種費用、さらに雇用と事業を支援するとともに、経済構造の転換、好循環を図り、防災・減災、国土強靱化の推進など安全・安心の確保を進めていく必要があり、経済対策の各施策を感染症の状況を踏まえつつ迅速かつ適切に実行していくとされております。あわせて、国民の暮らしを守り、ポストコロナの新たな時代における持続的な成長軌道の実現を目指すとされております。
 滋賀県におきましては、滋賀県基本構想及びウイズコロナ・ポストコロナ時代を見据えた基本構想の推進方針等に基づき、滋賀県の強みを生かしながら、健康しがを実現するため、戦略的かつ効果的な施策を構築し、重点的に取り組むこととされております。令和3年度予算においては、「未来を変えるみんなの一歩」をテーマに掲げ、本当の意味での健康しがに向けた予算とされました。
 このような未曽有の国難ともされる新型コロナウイルス感染症の状況や対策を踏まえつつ、令和3年度の市政運営方針につきましては、これまでの方針に加え、成果、結果を重視した取組を進めてまいりたいと考えております。
 具体的には、1つ目に、課題や業務を確実に実行していくため、課題や計画を日々の可能な行動の一つ一つに分解し、実行を積み重ねることで目標を達成してまいりたいと考えております。
 2つ目に、業務の目的を明確にし、それぞれの行動や業務がどのような意味や効果をもたらすのかを常に考える意識を持ち、解決策や手段、手法を導き出し、様々な課題に取り組んでまいりたいと考えております。
 3つ目に、担当業務や守備範囲内の業務から、より積極的に周囲に手を伸ばし、職員自らが行動していく姿勢を持つ組織となり、組織間の壁をなくすことを目指してまいりたいと考えております。
 これらを市政運営の基本方針とし、令和3年度当初予算におきましては、市民の命を守るため、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を最優先とするとともに、市民と行政の協働による様々な取組を通じて、自然や歴史、文化を守り、まちづくりを進めてきた郷土の魅力をコロナ禍をきっかけに見詰め直し、市民の皆さんが近江八幡市に希望を抱き、活力を注いでいただけるような、これまでの政策目的の主眼でありますハートフルで市民が主役に、暮らすならやはり近江八幡のためのポストコロナに向けた新たな日常対応──言わばニューノーマル──予算として位置づけ、持続可能な行財政運営を視野に入れつつ、コロナ禍においても市民サービスを低下させることなく、ふるさと応援基金をはじめ基金を効果的に活用し、必要な財政投資を実行した予算としたところでございます。
 以上を踏まえまして、令和3年度一般会計当初予算は、基本設計中の新市庁舎整備事業の実施設計施工経費の令和3年度中の予算化を見込み、前年度より10億8,000万円、率にして3.2%減の328億8,000万円としたものでございます。
 財源的には、市民サービス提供に向けた歳出予算化に伴いまして、歳入の根幹であります市税をはじめとします一般財源は最大限見込み計上しております。また、各種事業につきましては、国県支出金の確保、及びハード事業につきましては、世代間の公平負担の観点も含め、交付税措置のある市債の活用を図り、大型施設整備事業につきましては、公共施設等整備基金を活用するとともに、コロナ禍においても市民サービスの低下を招かないよう、ふるさと応援基金をはじめとした基金の効果的な活用など、今後の持続可能な行財政運営にも留意したものとしております。
 近江八幡市第1次総合計画に掲げております6つの基本目標に応じた令和3年度の主な事業といたしましては、①教育・人づくりに関しましては、公立保育所、認定こども園、幼稚園への保育業務支援システム導入経費で約1,600万円、学校給食費の公会計化に向けました給食センター運営事業で約700万円、②の福祉・医療・人権に関しましては、子ども医療費助成事業で約1億7,000万円、市民の命と健康を守るため、最優先事項と位置づけております新型コロナウイルスワクチン接種事業で約2億4,000万円、③の環境・歴史・文化に関しましては、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業で約5,400万円、文化会館整備事業で約900万円、④の産業・観光振興に関しましては、近江牛の支援といたしまして、畜産業振興事業で約1億2,000万円、地域経済活性化住宅リフォーム推進事業で約3,000万円、⑤の都市基盤整備に関しましては、沖島離島振興事業で2,000万円、⑥の地域自治・行政経営に関しましては、行政のデジタル化に向けました行政改革推進事業で約1,700万円、情報系サーバーネットワークの更新に伴います電算システム維持管理事業で約1億円、個人番号カード交付事業で約9,400万円などを計上しております。
 また、令和3年度は、ふるさと応援寄附金活用事業として継続して取り組む5事業を予算化するとともに、本市が抱える様々な課題の解決や本市の魅力をさらに磨きをかけ、市民福祉の向上につながることを目的に、全国の方々から多くの寄附を頂戴いたしましたふるさと応援寄附金を効果的に活用させていただく優先事業推進枠を新たに設け、全47事業、総額で約5億6,000万円を計上いたしております。
 さらに、重点事業として、竹町都市公園整備事業で約1億2,000万円、新市庁舎整備事業の基本設計及び安土町総合支所の耐震改修整備事業で約2億円、令和7年度開催予定の第79回国民スポーツ大会に向けました競技施設整備事業で約1億5,000万円を計上するなど、市民生活や利用者等のソフト面も重視したハード整備が生きる事業予算としているところでございます。
 また、国民健康保険特別会計をはじめとします6特別会計の予算案につきましては、前年度から2億9,500万円減の157億980万円、水道事業会計と下水道事業会計、病院事業会計の3企業会計の予算額は、前年度から7億2,291万5,000円減の224億519万4,000円とし、一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算総額は、前年度から20億9,791万5,000円減の709億9,499万4,000円とさせていただきました。
 それでは、議案ごとに説明を申し上げます。
 議第12号令和3年度近江八幡市一般会計予算につきまして説明をさせていただきます。
 予算編成の前提となります歳入でございますが、市民サービスの提供に向けた歳出予算化に伴いまして、市税をはじめとします歳入一般財源は、最大限予算化をいたしております。
 第1款市税では、コロナ禍の影響による雇用の悪化、収入の減少等を勘案するとともに、コロナ対策税制改正や国の地方財政収支見通しを踏まえ、前年度から8億500万円減の102億8,700万円を計上しております。
 第2款地方譲与税から第8款環境性能割交付金の各交付金につきましては、本市の令和2年度決算見込額や国の地方税収入見込みを勘案してそれぞれ計上をいたしております。
 このうち第7款地方消費税交付金につきましては、コロナ禍の影響による今後の消費需要の低迷も懸念され、本市の令和2年度決算見込額や国の地方税収入見込みを勘案し、2億5,000万円減の11億円で計上しております。
 第9款地方特例交付金のうち、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金につきましては、事業用資産に係ります令和3年度分の固定資産税及び都市計画税の軽減措置に対する特別交付金といたしまして、新たに5億円を計上いたしております。
 第10款地方交付税の普通交付税につきましては、総務省の地方財政計画で5.1%増が示されていることを勘案いたしまして、前年度より5,000万円増の44億円を計上し、特別交付税も合わせました地方交付税全体で50億円を計上いたしております。
 第14款国庫支出金では、扶助費等に伴います国庫負担金はほぼ横ばいと見込んでおりますが、新型コロナウイルスワクチン接種事業やマイナンバーカードの交付推進など増加の一方で、普通建設事業に伴います国庫補助金の減少等によりまして2億435万2,000円の減、51億6,676万4,000円を計上いたしております。
 第15款県支出金では、国庫負担金と連動した扶助費に伴います影響に加え、新たに衆議院選挙費用を見込むとともに、普通建設事業に伴います県補助金の減少等によりまして3億1,558万2,000円の減、30億7,338万6,000円を計上いたしております。
 第18款繰入金では、一般財源の不足分の補填として、財政調整基金繰入金を前年度から1億3,000万円減の8億3,000万円、継続的な大型施設整備に係ります事業経費に充当するため、公共施設等整備基金繰入金を前年度から2億652万2,000円減の3億2,944万1,000円、ふるさと応援事業に係ります経費及びふるさと応援基金活用事業、またコロナ禍においても市民サービスの低下を招かないよう新たに設けましたふるさと応援基金優先事業推進枠に伴いますふるさと応援基金繰入金を2億7,183万6,000円増の13億7,813万円、その他特定目的基金から子ども医療費助成に伴います繰入金などを3,731万4,000円増の2億1,874万5,000円、それぞれ計上をいたしております。
 第21款市債では、地方交付税の代替措置となります臨時財政対策債につきまして、総務省の地方財政計画で74.5%増が示されていることから、前年度より3億円増の13億円を計上し、安土町総合支所耐震改修整備事業、認定こども園・保育所施設整備事業、民間心身障害児者社会福祉施設整備事業、土地改良事業、急傾斜地崩壊対策事業、国庫補助市道改良事業、社会体育施設整備事業、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業、文化会館整備事業等に係ります事業債を含め、市債全体で前年度から3,590万円増の18億1,780万円を計上いたしております。
 その他の歳入科目につきましては、前年度実績、制度変更や社会経済情勢等の諸条件を勘案し、計上いたしております。
 次に、歳出につきまして、各款ごとに説明をさせていただきます。
 第1款議会費では、市議会放映経費、会議録作成業務及び議会だよりの発行等の議会運営に係ります経費といたしまして2億4,547万8,000円を計上いたしております。
 第2款総務費では、ふるさと応援事業や市の魅力発信のためのシティプロモーション事業に係ります経費、自治コミュニティ活動支援事業でまちづくり支援交付金等の経費、市民バス運行に係ります経費、新市庁舎及び安土町総合支所耐震改修整備事業に係ります経費、沖島離島振興に係ります経費、市税の賦課・徴収事業で収納率向上と納税意識の高揚を図るための経費、庁舎及び市有財産、各種電算システムの維持管理に係ります経費、衆議院選挙に係ります経費など、53億7,212万7,000円を計上いたしております。
 第3款民生費では、障害福祉サービス等給付事業で障害を持つ方の支援に係ります経費、子ども医療費助成や各種福祉医療費助成に係ります経費、介護施設等の整備に係ります経費、放課後児童クラブ等への補助などの放課後児童対策に係ります経費、児童手当や児童扶養手当の支給に係ります経費、保育人材の確保に係ります経費、待機児童解消に向けた認定こども園の整備に係ります経費、民間保育園の施設型給付事業に係ります経費及び市立保育所、認定こども園の維持管理、運営に係ります経費、生活保護事業で生活困窮者への扶助に係ります経費、国民健康保険特別会計、介護保険事業特別会計等への繰出金など、138億7,189万5,000円を計上いたしております。
 第4款衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種をはじめとする感染症予防対策やがん検診等、各種健診事業に係ります経費、母性育成指導事業や特定不妊治療費助成事業に係ります経費、環境エネルギーセンターの運営に係ります経費、火葬場施設の維持管理に係ります経費、病院事業会計、水道事業会計への繰出金など、32億8,265万5,000円を計上いたしております。
 第5款労働費では、職業安定対策事業でキャリアカウンセリングに係ります経費、労働者福祉対策事業で中小企業勤労者の福利厚生充実のための経費、高齢者勤労推進事業でシルバー人材センターへの運営補助金など、2,710万3,000円を計上いたしております。
 第6款農林水産業費では、環境保全型農業直接支援対策事業で環境負荷軽減を重視した農業への転換支援に係ります経費、担い手育成支援事業で意欲ある農業者や組織等の地域の担い手の育成、支援に係ります補助金、畜産業振興事業で畜産収益力強化及び近江牛の支援に係ります補助金、世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策事業で農地・農業用水などの資源の保全管理と琵琶湖に配慮した農村環境の保全のための取組支援の経費、大中の湖地区の国営土地改良事業に伴います負担経費、県営及び団体営によります土地改良事業に係ります負担金、農業集落排水事業分の下水道事業会計への繰出金など、10億7,824万8,000円を計上いたしております。
 第7款商工費では、商工業振興事業で近江八幡商工会議所及び安土町商工会が実施する商工業振興事業・中小企業相談所事業への補助金、地域経済活性化リフォーム促進事業に係ります補助金、歴史的・文化的観光資源や豊かな自然を生かした観光振興を図るための経費、近隣市町とともに連携したまちづくり観光の事業の実施等に係ります経費など、2億4,289万1,000円を計上いたしております。
 第8款土木費では、道路橋梁施設の改良、維持管理に係ります経費、通学路における交通安全の確保のための通学路特化計画推進に係ります経費、市営住宅の維持管理に係ります経費、新エネルギーパーク整備事業で竹町都市公園関連の道路整備に係ります経費、水道事業、下水道事業会計への繰出金など、25億9,220万1,000円を計上いたしております。
 第9款消防費では、東近江行政組合への常備消防の分担金をはじめ、非常備消防推進事業で消防団活動の推進に係ります経費、防災活動事業で災害時備蓄品の更新や防災意識向上と災害に強いまちづくりに取り組むための人材育成、自治会等の防災資機材及び防災設備整備への補助金など、安全で安心なまちづくりに要する経費といたしまして8億9,575万8,000円を計上いたしております。
 第10款教育費では、小・中学校におけるインクルーシブ教育推進に向けました特別支援教育の充実に係ります経費、小・中学校GIGAスクール構想推進事業でICT機器の使用に係ります経費、市立幼稚園、小・中学校の維持管理運営に係ります経費、市民の図書に触れる機会創出に向けました移動図書館車運行に係ります経費、安土文芸の郷公園長寿命化整備事業に係ります経費、給食センターの施設維持管理に係ります経費、令和7年度の第79回国民スポーツ大会に向けました運動公園体育館等の改修に係ります経費、文化会館事業特別会計への繰出金など、27億6,709万7,000円を計上いたしております。
 第12款公債費では、市債償還に係ります経費といたしまして24億7,454万7,000円を計上いたしております。
 第14款予備費では、前年度と同額の3,000万円を計上いたしております。
 第2表債務負担行為につきましては、安土町総合支所耐震改修に係ります安土町総合支所耐震改修整備事業、令和6年度の固定資産評価替えに向けました固定資産税土地評価業務委託事業、近江八幡市合理化事業計画に基づく新たな減車に係ります合理化事業計画推進事業(その2)、国のGIGAスクール構想に伴います小学校ICT業務支援員派遣委託事業、令和4年度までの債務負担行為による指定管理となっております文芸の郷公園管理運営事業(追加)及び小規模企業者小口簡易資金保証に対する債務の損失補償の各事項の債務負担行為として、期間及び限度額を設定させていただくものでございます。
 第3表地方債につきましては、認定こども園・保育所施設整備事業、社会体育施設整備事業、国庫補助市道改良事業をはじめとする各普通建設事業や臨時財政対策債に係ります市債の発行の限度額等を設定させていただくものでございます。
 次に、議第13号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算につきましては、市民の身近な医療の確保、保健事業の推進、収納率の向上、医療費の適正化に取り組み、安定した国民健康保険事業の継続的な取組を進めていく予算といたしまして、歳入歳出に前年度から3.8%減の80億3,400万円を計上いたしております。
 次に、議第14号令和3年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算につきましては、本市と日野町、竜王町が共同で設置する介護認定審査会運営のための予算といたしまして、前年度から13.5%増の3,520万円を計上しております。
 次に、議第15号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算につきましては、第8期総合介護計画の初年度といたしまして、要介護者等の増加も見込まれる中、介護予防の推進や必要な介護サービスを提供するための予算といたしまして、前年度から0.9%増の65億1,000万円を計上いたしております。
 次に、議第16号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算につきましては、要支援者を対象としました介護予防サービス計画書作成等、適切な介護予防ケアマネジメントを実施するための予算といたしまして、前年度から3.3%減の1,190万円を計上いたしております。
 次に、議第17号令和3年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算につきましては、文化会館の管理運営や自主事業を実施するための予算といたしまして、前年度から3.8%減の8,370万円を計上いたしております。
 次に、議第18号令和3年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、滋賀県後期高齢者医療広域連合を保険者としました医療制度に係ります市の担当業務である窓口業務や保険料徴収業務等の予算といたしまして、前年度から0.6%減の10億3,500万円を計上いたしております。
 次に、議第19号令和3年度近江八幡市水道事業会計予算についてご説明を申し上げます。
 持続可能な水道事業を実現するための中・長期的な視点に立ち、計画的な水道施設の更新等を進めるとともに、いつでも良質でおいしい水を継続して安定的に供給し、公営企業としての経費の節減、業務の効率化を図り、健全な経営に努めるよう予算計上させていただくものでございます。
 まず、業務の予定量につきましては、給水戸数は微増となるものの、給水人口は横ばい傾向で、年間給水量及び給水収益につきましては、令和2年度に比較して微減を想定し、給水戸数を3万4,250戸、年間総配水量910万4,000立方メートル、1日平均給水量2万3,300立方メートルとしております。
 収益的収支予算につきましては、収入額を17億6,549万6,000円とし、このうち給水収益につきましては15億5,287万5,000円を計上しております。
 また、支出額は17億4,468万円を計上しております。
 主な経費といたしましては、各浄水場関係の維持管理に係る委託費、動力費、県水受水費等の原水及び浄水費として7億8,055万3,000円を、配水管の漏水修理や量水器の維持管理等の配水及び給水費として1億4,463万6,000円を、減価償却費として5億3,685万2,000円を計上いたしております。
 続いて、資本的収支予算につきましては、収入額を1億5,631万円、支出額を6億779万6,000円といたしました。
 主な収入の内容といたしましては、企業債1億160万円、加入金3,140万円、国県補助金1,493万7,000円等を計上し、支出の内容といたしましては、建設改良費に3億3,162万3,000円、企業債償還金2億7,617万3,000円を計上いたしております。
 建設改良費の主な事業といたしましては、円山配水池の耐震化に向けて管理用道路整備のための地籍調査等を進めるとともに、重要管路耐震化事業、緊急時用連絡管事業、老朽管更新事業、料金システム及び企業会計システム導入事業に取り組んでまいります。
 なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額4億5,148万6,000円につきましては、当年度消費税資本的収支調整額2,664万円及び過年度分損益勘定留保資金4億2,484万6,000円で補填をいたします。
 次に、議第20号令和3年度近江八幡市下水道事業会計予算についてご説明を申し上げます。
 下水道事業は、従前に投資した施設整備に伴う多額の企業債の償還等により、下水道使用料の収益だけでは経営が難しいことから、一般会計からの基準外繰入金に依存している状況が続いております。このことから、将来にわたって安定的に事業継続していくための中・長期的な経営の基本計画である経営戦略を策定したところであり、経営の健全化、効率的な事業運営、経営基盤の強化を図ることにより、良質な下水道サービスが継続して提供できることを目指し、予算計上させていただくものでございます。
 まず、業務の予定量につきましては、集中浄化槽区域からの切替え等による下水道接続の増加が見込まれ、接続戸数を2万5,271戸、年間総処理水量を719万5,000立方メートル、1日平均処理水量を1万9,700立方メートルとしております。
 収益的収支予算につきましては、収入額を20億5,964万3,000円とし、このうち下水道使用料につきましては10億2,391万5,000円を計上いたしております。
 また、支出額は20億4,727万9,000円を計上いたしております。
 主な経費といたしましては、汚水管渠の維持管理に係る委託費、光熱水費等の汚水管渠費として6,530万円を、汚水処理場に係る維持管理等の処理場費として2,251万7,000円を、流域下水道管理運営費負担金として3億3,598万4,000円を、減価償却費として12億4,119万円を、営業外費用支払い利息等で2億3,557万2,000円を計上いたしております。
 続いて、資本的収支予算につきましては、収入額を13億3,863万3,000円、支出額を21億6,110万2,000円といたしております。
 主な収入の内容といたしましては、企業債6億4,540万円、他会計出資金6億6,611万2,000円、国庫補助金1,780万円、受益者負担金等899万5,000円等を計上し、支出の内容といたしましては、建設改良費に2億1,264万9,000円、企業債償還金に19億4,845万3,000円を計上いたしております。
 建設改良費の主な事業といたしましては、不明水対策事業、沖島浄化センターストックマネジメント事業、管路ストックマネジメント事業、集中浄化槽区域における公共下水道接続事業、雨水管理総合計画事業等に取り組んでまいります。
 また、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額8億2,246万9,000円につきましては、当年度消費税資本的収支調整額1,469万6,000円、過年度分損益勘定留保資金1,483万7,000円、当年度分損益勘定留保資金7億6,593万6,000円及び減債積立金2,700万円で補填してまいります。
 次に、議第21号令和3年度近江八幡市病院事業会計予算についてご説明を申し上げます。
 令和3年度におきましても、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、医師、看護師等の職員の安定確保に努め、東近江圏域の急性期病院として、新型コロナウイルス感染症患者を積極的に受け入れながら、コロナ禍にあっても断らない救命救急センターを運営してまいります。
 また、少子化の進展の影響もあり、地域の産科医院が閉鎖していく中、高リスクの出産はもとより地域の周産期母子医療センターとして、より多くの出産を受け入れられるよう体制の強化を図るなど、地域の基幹病院として医師会や関連病院、施設と連携し、地域医療支援病院として地域完結型医療を積極的に推進してまいります。
 まず、予算第2条に定める業務の予定量といたしまして、入院患者にあっては1日平均367人、外来患者にあっては1日平均867人とし、両方合わせての年間延べ患者は34万3,769人を予定しております。
 この事業量に伴い、予算第3条の収益的収入につきましては、主に入院収益、外来収益等による医業収益として131億6,124万2,000円、一般会計繰入金等による医業外収益として8億5,075万8,000円、合計140億1,200万円を計上いたしております。
 また、収益的支出につきましては、主に給与費、材料費、経費等の医業費用として135億8,903万3,000円、企業債支払い利息等の医業外費用として4億1,796万7,000円、予備費として500万円、合計140億1,200万円を計上いたしております。
 次に、予算第4条の資本的収支予算につきましては、収入4億4,461万1,000円、支出17億9,915万7,000円を計上いたしております。
 その内訳といたしましては、収入は企業債3億円、一般会計からの繰入金1億4,461万1,000円を計上し、支出にあっては医療機器の購入や管理棟整備などの建設改良費に6億6,466万円、企業債償還金に10億9,389万7,000円、修学資金貸付金としての投資に4,060万円を計上いたしております。
 なお、資本的収入が支出に対し不足する額13億5,454万6,000円につきましては、損益勘定留保資金で措置をいたします。
 続きまして、条例の制定や一部改正に関わります議案等についてご説明を申し上げます。
 議第22号近江八幡市教育に関する事務の職務権限の特例に関する条例の制定につきましては、文化財の保護に関する事務等について、教育委員会から市長部局に所管を移し、部の事務分掌及び職務権限の見直し並びに文言修正等を行うため、必要な事項を定め、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第23号近江八幡市障がい者のコミュニケーションを促進する条例の制定につきましては、障害者のコミュニケーション手段に対する理解の促進及びコミュニケーション手段の普及に関し、基本理念を定め、市の責務並びに市民及び事業者の役割を明らかにするとともに、必要な施策を総合的かつ計画的に推進し、もって障害者の自立及び社会参加の促進並びに障害の有無にかかわらず人権を尊重することができる豊かな共生社会の実現に寄与するために条例を定めたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第24号近江八幡市手数料条例の一部を改正する条例の制定につきましては、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、建築物エネルギー消費性能適合性判定の対象となる建築物の床面積の下限値が引き下げられ、国が示す手数料の面積区分が細分化されたことから、本市の手数料の面積区分についても細分化するため及び引用条項のずれに対応するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第25号近江八幡市歴史まちづくり基金条例の一部を改正する条例の制定につきましては、歴史まちづくり基金と文化的景観の保全・再生・創出基金とを統合し、基金を広く本市の歴史まちづくりに活用するとともに、歴史文化基本構想に代えて策定する文化財保存活用地域計画の推進に関する事業に活用できるようにするため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第26号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につきましては、令和3年の個人所得課税の見直しにより給与所得控除、公的年金控除及び基礎控除が改められたこと並びに租税特別措置法の改正により低未利用地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る課税の特例が創設され、国民健康保険法施行令の一部改正が行われたことに伴い、本市においても国民健康保険料の算定について同様の措置を講ずるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第27号近江八幡市介護保険条例の一部を改正する条例の制定につきましては、第8期介護保険事業計画の策定に伴い介護保険料の期間を変更するとともに、国において保険料所得段階の基準所得が改正されたことから、同様の措置を講ずるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第28号近江八幡市開発事業における手続及び基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、開発事業の事業区域及び1つの開発事業を明確化し、事業の承認申請と都市計画法に基づく開発許可の適用除外との整合性を図り、並びに文化財に係る事項の協議先を変更するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第29号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市計画法に規定する地区計画の区域内における適正な都市機能及び健全な都市環境を確保するため、建築物に関する制限を定める区域を追加したく提案させていただくものでございます。
 次に、議第30号近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、病院事業の診療科目を変更するため、所要の改正を行いたく、提案をさせていただくものでございます。
 次に、議第31号近江八幡市安土匠の里条例を廃止する条例の制定につきましては、歴史文化資産の収蔵及び整理のための専用施設として機能を変更するため、条例を廃止いたしたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第32号市道路線の認定につき議決を求めることにつきましては、加茂町地先の道路ほか10件の市道路線の認定を行いたく、道路法の定めるところにより、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、議第33号市道路線の変更につき議決を求めることにつきましては、北之庄町地先の道路ほか2件の市道路線の変更を行いたく、道路法の定めるところにより、本議案を提案させていただくものでございます。
 次に、別冊になります議第34号近江八幡市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定につきましては、国の指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴い、市が指定する介護予防支援事業等の運営基準等について必要な措置を講ずるため、関係する条例を改正したく、提案させていただくものでございます。
 以上31件につきまして、ご審議賜り、ご可決を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。長時間ありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 以上で議案の上程を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明18日から24日までは議案熟読のため休会とし、25日定刻に開始し、代表質問を行います。
 なお、発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、代表質問については本日午後5時までに、個人質問については3月1日正午までにいずれも事務局へ提出をお願いいたします。
 本日はこれをもちまして散会といたします。
 ご苦労さまでした。
               午前10時36分 散会
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