令和3年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月10日(水) 一般質問
道下 直樹 議員
(1)桐原東学区の諸問題について
①桐原東学区放課後児童クラブについて
②日吉野橋について
③日吉野町アンダーパスについて
④日吉野町踏切について
⑤若宮交差点と県道326号線について
⑥サンロード商店街歩道について
⑦京進のこども園HOPAA近江八幡について
(2)2040年に向けた取り組みについて
①野洲駅止まりについて
②近江鉄道の今後について
③近江牛の今後について
④サテライトオフィスについて
⑤竹町健康ふれあい公園について
(3)新庁舎建設について
①市民説明について
②庁舎建設について
◆1番(道下直樹君) 皆様おはようございます。マスクをつけているとちょっと聞こえづらいというお話をよく聞きますので、マスクを外して質問させていただきます。
それでは、早速質問に移らさせていただきます。
桐原東地区全般の諸問題について質問させていただきます。
桐原東学区放課後児童クラブについて質問します。
市内各小学校に放課後児童クラブがあるわけでございますけども、桐原東小学校にも放課後児童クラブがありますが、次年度は大丈夫というふうに伺っているんですけども、次年度以降桐原東小学校唯一の放課後児童クラブ風の子は慢性的に入所児童数が定員オーバーしており、よその学区の放課後児童クラブに通わないといけないという可能性が出ております。また、高学年の保護者の方が、もう低学年の子を入れるためにうちらもう遠慮しとくわという形のことを言っているというお話も聞いております。現在の桐原東小学校放課後児童クラブの現状についてお伺いいたします。
日吉野橋について質問させていただきます。
私の地元の日吉野橋についてなんですけども、以前から歩行者や自転車が巻き込まれる事故が多くて、一昨年私の自治会の者が車にひかれて亡くなりました。本当に伝えにくいんですけども、すごい顔が苦痛にゆがんでいるような顔でして、私自身もすごいショックを受けていて、二度と自治会の者がその日吉野橋を起因とする事故に巻き込まれないように何とかしていこうというふうに考えているわけでございますけども、日吉野橋を起因とする事故は過去にもうちの自治会の者がひかれて、そこで亡くなっております。一体いつになったらここの日吉野橋が両側歩道になるのか、お伺いしたいと思います。
その隣のアンダーパスについても質問させていただきます。
白鳥川沿い日吉野町アンダーパスについて、ご存じのとおり車の対向がなかなか難しく本当に狭い状況でございます。もともと農道ということもありまして、また様々な課題とか問題があると思うんですけども、アンダーパスを改良することによってJRで分断された北と南の交通力強化につながると考えておりますが、当局のご見解についてお伺いいたします。
日吉野町踏切について質問させていただきます。
以前の質問でもお伺いしましたが、またなぜこの問題を再度質問するのかといいますと、以前サイレンを鳴らして点灯した救急車が日吉野町の踏切で立ち往生していたからでございます。上り線1本、下り線、新快速と普通電車で、また上りの貨物となっておりまして、一分一秒争う救急車が踏切前で立ち往生をしておりました。少なくとも普通電車がホームで出発するまで結構時間が空くわけでございまして、その間バーを上げていただくと車が何台か通れるわけでございます。私はせめてホームに普通電車が停車中は、このバーの開閉をぜひともJRに行っていただきたいというふうに考えているわけでございますけれども、このことについて交渉していただけませんでしょうか、お伺いいたします。
若宮町交差点等県道326号線についてお伺いいたします。
若宮町、こちらは厳密に言うと桐原東学区ではございませんけども、隣接する自治会なので質問させていただきます。
公明党の山本妙子議員が質問されておりましたが、若宮町の交差点について駅から野洲方面に走っている際、交通渋滞が右折レーンがないため必ず起こるわけでございます。交差点改良が行われると伺っておりますが、用地買収が進んでいないため右折レーンが設置されないとのご回答を山本妙子議員にされておりました。
ただ、用地買収に応じたおうちもあるわけでございまして、そのおうちは既に道路から後退をしているわけでございます。右折レーンを設置する際に、あと何か所用地買収をしないといけないのでしょうか。また、現在の交渉状況についてお伺いいたします。
また、その交差する県道326号線の歩道整備も進んでおりません。こちらもずっと長年進む、進むと言われておりながら全然進んでおりません。若宮町は宅地開発などによって人口が増えて、子どもも増えております。歩道整備は県道なので県の仕事でございますけども、なぜ歩道整備が進まないのか、重ねてお伺いいたします。
サンロード商店街歩道について。
こちらも実は県道でございますが、サンロード商店街について歩道の整備について、いわゆる駅からマルゼンにかけては歩道の整備が進んですごいきれいになっているわけでございますけども、実際マルゼンから中小森の交差点まではまだ歩道の整備が進んでおりません。これ再三東近江土木事務所に行って要望させていただいているわけでございますけども、なぜ進まないのか、重ねてお伺いしたいと思います。
京進のこども園HOPPA近江八幡について質問させていただきます。
4月の開園に向けスケジュールどおりに進んでいると思いますけども、そちらについて、また今後開園後、園外活動など行う予定はございますでしょうか。また、行うのであればキッズゾーンの設置をぜひともお願いしたいわけでございますけども、そちらの検討についてもお伺いいたします。
以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
江南副市長。
〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 皆さんおはようございます。
それでは、道下議員の桐原東学区の諸問題についてのご質問のうち、京進のこども園HOPPA近江八幡についてお答えをいたします。
まず、施設整備につきましては、この4月の開園に向けまして建物はほぼ完成し、現在は備品等の整備を行っている状況です。あわせて新設園に入園される子どもさんは全員新入園児であることから、昨年12月から今年3月までの期間に入園予定の子どもさんと保護者との面談を実施されており、3月中旬には園医による入園前の健康診断も予定されておられます。また、入園児を対象に園舎のお披露目会も、密にならないよう時間帯を分けて開催されると聞いております。また、県への各種開設申請などにつきましても、提出を済まされたと聞いております。
次に、開園後の園外活動につきましては、園児が身近な自然や地域社会の人々の生活に触れ豊かな経験を得る機会として、教育及び保育並びに子育ての支援等に関する全体的な計画や指導計画などに基づき計画的に実施することとなっております。このことから園外活動の安全確保につきましては、公立、私立を問わず各園所から散歩コースの危険箇所などを当時幼児課にご報告をいただき関係機関による現地確認、改善策を講じてきております。今般開設されます京進のこども園HOPPA近江八幡につきましても、コースの設定後速やかにご報告をいただき、点検を実施し安全確認をしてまいります。また、人的な配慮として昨年秋からキッズつながり隊、キッズガード事業を進めております。園外活動、いわゆるお散歩時に保育者と同行していただき、園児の安全確保に向けて声かけや周囲の安全確認、安全確保などにご尽力いただいておりますボランティアの方々が桐原学区にも10名程度おられます。今後そうしたボランティアの方々のお力をお借りしながら、散歩中の見守りの人数も確保し安全で充実した園外活動が実施できるようにと考えております。また、立地として医療センターの外周道路に接し通院者や通勤者の駐車場への出入りと併せて通勤時間帯の抜け道となっており、朝夕の交通量も多い状況にあります。このことから、以前からご指摘やご要望をいただいておりました市としての安全対策として歩道と車道の間の縁石上にガードパイプの設置を行い、また路面にはキッズゾーンと横断者注意のカラー舗装を施すなど、開園に向けた周辺整備に努めているところでございます。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
原田総合政策部長。
〔総合政策部長 原田智弘君 登壇〕
◎総合政策部長(原田智弘君) おはようございます。
道下議員お尋ねの桐原東学区の諸問題についてのうち、日吉野町踏切についてのご質問にお答えをさせていただきます。
踏切の警報時間を短縮する方法といたしましては、昨年の9月議会でも議員からのご質問いただきました踏切警報時間制御装置の設置が考えられます。JR西日本の説明によりますと、この装置は列車が次の駅で停車するのか通過するのかを区別し、駅で停車する場合には警報器が鳴り始めるのを遅らせることで踏切警報時間を約30秒短縮できるとのことでございます。しかしながら、当該装置の設置見込みについてJR西日本に確認いたしましたところ、現在京阪神エリアにおいて同社が必要と判断された約220か所の踏切については導入済みであり、JR西日本として当面新たな設置予定はないとの考え方を示されております。また、計画にない設備の設置費用については、原則要望者の全額負担であるとの考え方を確認しておるところでございます。日吉野町踏切への装置の導入に関しましては、引き続きJR西日本と意見交換してまいりたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
青木子ども健康部長。
〔子ども健康部長 青木勝治君 登壇〕
◎子ども健康部長(青木勝治君) 皆さんおはようございます。
道下議員の桐原東学区全般の諸問題についてのご質問のうち、桐原東学区放課後児童クラブについてのご質問にお答えをいたします。
本市では地域や小学校等のつながりを大切にする観点から、これまで放課後児童クラブの整備については小学校区ごとの整備を基本としてまいりました。一方で、児童権利条約に定められた子どもの参加する権利を保障していく観点を踏まえて、特徴ある多様な取組を実施する放課後児童クラブの中から子どもが望むクラブを選択できるように多様性と選択肢を広げることについても努めてまいったところでございます。また、支援の単位、いわゆる子ども集団の規模については、国の参酌基準としておおむね40人以下とするように運営指針で適正規模が示されているところでございます。しかし、現実問題として、小学校区や年度によって一部のクラブでは定員を超過する利用規模が生じる場合もございます。一時的な偏りが生じることもございます。このため、利用規模に柔軟に対応できる視点も大切であることから、今日では必ずしも小学校区内のクラブ利用に限定されない柔軟なクラブ整備についても行っております。ご質問の桐原東小学校区の児童は今年度小学校敷地内にあるこどもの家、桐原学童保育所、風の子クラブにおいて50名が登録利用されております。また、桐原小学校及び桐原東小学校の両校児童を受け入れている小学校区外のクラブとして、学童クラブおかえりの2クラブ合わせて64名が登録利用されております。議員ご指摘のとおり、小学校敷地内にある風の子クラブの利用登録児童数は平成31年度は51名、令和2年度は50名となっており、運営事業者の判断で当施設の面積等踏まえた利用定員45名を超える児童をこれまでも受け入れられてこられました。
なお、利用登録児童については毎日利用される児童ばかりではなく、平均の通所率は実績として8割であることから、実際の利用においては利用定員や支援の単位内の適正規模におおむね収まっている実態にあるものと市としては認識をしております。また、他の議員からの9月議会でのご質問にお答えさせていただきましたとおり、このような状況の中で桐原東小学校と桐原小学校の児童を受け入れてこられた旧桐原コミュニティセンター内の2クラブが今年度に入り急遽令和3年3月末でクラブ運営を終了されることになりました。このため、市では令和2年10月に桐原東小学校区の子どもを利用対象とする民設クラブ開設の公募を行いました。
ただし、桐原東小学校区においては過去に2度行った公募の結果からも、開設要件としております小学校から500メートル以内において適した建物が極端に少ないため、今回の募集では送迎により児童の安全な通所が保障できれば開所場所については桐原東小学校区内に限らないとする新たな条件を加えました。2クラブ開設に対して3事業者から応募があり、選定委員会での慎重審議の結果、金田小学校区内と桐原小学校区内にそれぞれクラブを開設する設置運営法人を選定し、いずれも送迎を実施して桐原東小学校の児童を受け入れるクラブとして令和3年4月に開所することになりました。送迎を行う放課後児童クラブが2つ増えることは、冒頭に申し上げました子どもの選択肢の多様性と利用規模の増減に対する柔軟な確保という本市の放課後児童クラブ整備の方向性にも合致しており、また令和3年4月以降桐原東小学校の放課後児童クラブの利用規模に対しても十分な利用定員を確保できる整備となりました。
最後に、令和3年4月からの風の子クラブの利用登録児童数は56名の予定となっております。
なお、利用登録の決定は運営事業者が行うものであり、今回参酌基準の定員規模以内の受入れ厳守と保護者の要望を踏まえて定員規模超過の受入れの是非について検討された結果、上限を超えて受け入れる判断をされたと報告を受けております。したがいまして、風の子クラブの定員超過は桐原東小学校の児童を対象としたクラブの整備量が現時点において不足していることによるものではなく、保護者ニーズを優先された運営事業者の判断によるものでありますので、ご理解をいただきたいと思っております。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) おはようございます。
道下議員ご質問の桐原学区の諸問題についてお答えいたします。
日吉野橋につきましては、白鳥川下流側に歩道橋が整備されますとより安全な歩行空間を確保でき利便性も向上すると考えますが、当初白鳥川河川改修のときに橋の架け替えにおいて歩道は片側となっていたことから、橋の下流側に歩道がない状況となっております。この橋の下流側に新たに単独の歩道橋を設置するには、様々課題があります。1つは、現在市道中小森鷹飼線整備は歩行者安全対策のため橋の手前付近まで歩道整備をしておりますが、市道中小森鷹飼線とJR琵琶湖線をくぐるアンダーパスとなっている市道白鳥日吉野線とが橋のたもとで変則な交差点となっており、そこに歩道を接続することにより歩行者の安全確保が新たな問題となってきます。
次に、歩道橋設置のため埋設されている占用物件の関係で新たに用地買収を必要とすることも考えられ、地権者への用地協力を求める必要が出てきます。さらに河川管理者である滋賀県、近接するJRとの協議についても一定の時間を要し、河川調査業務、橋梁設計業務、本体工事の費用を含めて相当の事業費を伴うことから、直ちに事業化することは難しいと考えております。現在の歩行者の交通安全対策につきましては、東西への連続性が確保されている上流側歩道への利用を促すため、引き続き案内看板の設置や路面標示による注意喚起について検討してまいりたいと考えております。
次に、日吉野アンダーパスにつきましては、現状市道白鳥日吉野線がJR琵琶湖線の下を通っており、JR琵琶湖線を横断する道路としては幅員の狭い道路となっております。この道路を改良するためには、鉄道の線路と改良する市道部分における新しく設置するコンクリート構造物との離隔を一定高さ取る必要があり、アンダーパス自体がかなり深くなることから、JR琵琶湖線と市道中小森鷹飼線との距離が短いため道路が取りつかない根本的な問題があるため、この場所での改良はできない状況となっております。
次に、若宮交差点につきましては、代表質問でもお答えしましたとおり県道大房東横関線と市道若宮上田線の交差点付近につきましては市道若宮上田線における歩行者の安全確保及び渋滞緩和のため歩道整備、交差点改良を行うべく用地交渉を実施しているところでございます。交差点改良に必要な区間までの用地買収を順次進めておりますが、既に用地協力をしていただいている方以外に12件の用地等の協力が必要であり、用地買収完了後順次工事着手してまいります。また、県道326号線、県道大房東横関線、若宮町地先の歩行者の安全確保のための歩道整備につきましては、現在用地買収に着手されているところであり、用地買収が完了した区間から順次工事に着手される見込みと聞いておりますので、ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。
次に、サンロード商店街歩道についてですが、当該路線は滋賀県管理の主要地方道近江八幡守山線であり、令和元年11月にサンロード商店街会長及び沿線自治会長の連名で歩道改良工事の要望が提出されております。要望を受けて、滋賀県では令和2年度に歩道の損傷箇所の修繕工事を実施していただいております。全線の改良は難しいとのことではありますが、劣化損傷箇所など危険な箇所がありましたら適宜修繕対応していただけるよう調整を図ってまいります。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
質問はありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 皆様ご回答ありがとうございます。
それでは、再問させていただきます。
それでは、放課後児童クラブについて再問させていただきます。
現在放課後児童クラブというのはポイント制が取られておりまして、例えば1年生だったら5点とか、その6年生だったらマイナス5点とかという形でポイントが高い者から優先的に入っていけるわけでございますけども、例えば兄弟姉妹が同じ放課後児童クラブに通おうとする際、例えばお兄ちゃんが小学校6年生、妹さんが小学校1年生の場合、小学校6年生のお兄ちゃんは兄弟の加算ポイントが1点なのでマイナス5点プラス1でマイナス4点になってしまいます。そうなると、例えば低学年の妹さんと高学年のお兄ちゃんで違う学童に行く可能性があるんですけども、例えばこれはちょっとポイントの見直しは必要じゃないかなというふうに考えているわけでございますけども、当局のご見解についてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員の再問にお答えいたします。
初問でもお答えいたしましたとおり、利用決定につきましては各クラブが利用の要件と、それから今申されました利用基準を確認して決定しているというところでございます。利用決定基準につきましては、定員を超過した場合の優先度を点数化するというものでございまして、親の就労状況などの基本指数と、そして併せて学年やまた今申されたような家族形態などの調整指数と、その合計によりまして入所基準を市内統一で取り決めているものでございまして、公平性を期すというものでございます。
なお、この基準につきましては、事業所間におきましてもご意見を賜りながら協議をして見直しをしていることもございます。
ただ、基本的には公平性を期すため、本来その事業の趣旨に照らして市として考えも示させてもらいながら決めさせてもろうてるというものでございます。
そういう中で、いろいろとご意見はあろうかということは重々承知しているわけでございますが、まずこの基準につきましては低学年の児童の利用を最優先に考えたものでございます。いわゆる小1の壁と言われている部分でございますんで、そこの問題を解決するために考えているとこでございます。しかしながら、親の就労状況や家族形態など基本的な基準が似通った場合、どうしても優先度を決めることが必要でございますんで、兄弟姉妹が利用する場合の点数を1点の加点と、それについて今年度新たに設けたというところでございます。いろいろ令和元年度ぐらいからご意見をいただいておりまして、継続審議をさせてもらって令和2年度の来年度に向けての一斉募集をする前の段階で、今年度ですけど2年度に協議を重ねた上で新たにそういう形で基準を設けたものでございますので、低学年の児童の入所を最優先するという考え方が重いといいますか、そこは重要だということの考え方については変わりはございませんので、ご理解を賜りたいというふうに思っております。
○議長(片岡信博君) 質問ありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 丁寧なご回答ありがとうございます。私は考えるには、やっぱり兄弟姉妹同じ学童がいいかなというふうには思っているので、そちらもちょっとご理解のほどお願いしたいと思います。
それでは、違う再問に移ります。
放課後児童クラブについて、例えば第1希望落ちた場合に第2希望、第3希望に行けるようになったらいいなというふうに思うんですけれども、例えばその第2希望、第3希望を保護者に聞いていらっしゃるのかなというものをちょっと確認させていただきたいんですけども、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員の再問にお答えいたします。
先ほども申し上げましたように、放課後児童クラブの入所決定につきましては各クラブにおいて決定を行っているというとこでございます。入所決定において第1希望のところに申し込んでいただいて入所できない場合については、クラブが発出される入所決定通知に併せて市から入所できるクラブの情報を添えて各クラブから通知をしていただいてるところでございます。保育所のような入所決定の仕組みとは制度的に異なりますので、それにつきましてはご理解を賜りたいというふうに思っております。
○議長(片岡信博君) 質問ありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、違う再問にさせていただきます。
次年度以降、桐原東学区外へ通う際の放課後児童クラブへの保護者の支援は何がございますでしょうか。また、その保護者の負担が例えば風の子クラブさんでいうと1万2,400円なわけでございますけれども、その1万2,400円を超える部分は市で補助をしていただきたいなというふうに考えているわけでございますけども、そちらについてご見解をお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
青木子ども健康部長。
◎子ども健康部長(青木勝治君) 道下議員の再問にお答えをいたします。
放課後児童クラブの基本利用料につきましては、市内統一ということで事業者さんとの中においても協議させてもらって、かねてから1万円ということで、この間ずっと決定をさせていただいております。それ以外のおやつ代等の別途クラブごとに定められております負担金については、市が決める立場にはなく、各クラブによってそれぞれ特色あるクラブ運営をされるに当たってクラブで必要な負担額を適正に決められているということで、あくまでも保護者さんとクラブさんの間において民民の契約に基づいてそこをしっかりと確認した上で決定されてるというところでございます。市として保護者への支援として何ができるかということでございますけれども、市としてはその事業を行うに当たって必要なクラブさんをつくる、いわゆる需要と供給の部分で必要なクラブ数をつくるということで、入所したくても利用したくてもできない、クラブ利用ができない、ないというような状況、いわゆる待機の状況をつくらないということが市の責務として支援としてやっていくことかなというふうに思っておりますので、特定のその利用者負担についての超える分についての負担を別途するという部分ではございませんので、ご理解を賜りたいと思います。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、すみません、教育委員会に質問させていただきたいんですけども、例えば放課後児童クラブから求めがある際、学校の空き教室を貸してほしいという話があれば、その教室を貸し出すことは可能なのでしょうか。お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
日岡教育長。
◎教育長(日岡昇君) 道下議員の再問にお答えします。
今お話を聞いていると、同じ東小学校の子どもであっても、ある子どもは児童クラブに入れる、ある子どもは入れないという非常に議員の熱い思いは大変理解できます。
ただ、東小学校は子どもの数は減りましたが、少人数学習とか、あるいはワークスペースということで今全教室が埋まっている状況ですので、非常に心苦しいんですが、現在そういう状況ということをご理解いただきたいと思います。
○議長(片岡信博君) 質問ありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 教育長、ご回答ありがとうございます。
それでは、日吉野橋について質問させていただこうと思うんですけども、この日吉野橋、こちら耐震はできておりますでしょうか。お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 道下議員の再問にお答えいたします。
日吉野橋の耐震については、現在できておりません。理由についてちょっとご説明をさせていただきます。
本市における橋梁の長寿命化対策としましては、橋梁点検の結果により健全性の区分、これは4段階に分かれるんですけども、区分3、早期に措置が必要、区分4、緊急に措置が必要の橋梁について作成しました橋梁長寿命化修繕計画に基づき優先して修繕を行っている状況でございます。今後15メーター以上の橋梁、緊急輸送道路やバス路線に係る区分2、これについては予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状況の橋梁につきましても順次長寿命化修繕工事を行ってまいります。議員ご指摘の日吉野橋につきましては、橋梁点検の結果、区分1、構造物の機能に支障が生じない状況の橋梁であり、現時点での長寿命化修繕工事の対象橋梁になっておりません。橋梁長寿命化修繕工事を先行する理由は、点検結果による長寿命化修繕計画を策定することにより社会資本整備総合交付金を活用し更新費用の平準化を図ることができるためでございます。今後橋梁長寿命化修繕工事の状況を見ながら、災害時の緊急輸送道路上に架かる橋梁を中心に橋梁耐震化計画策定を行い、橋梁の耐震化を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(片岡信博君) 質問ありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。長寿命化する際にでもいいので、本当にこちら両側歩道にぜひともしていただきたいなというふうに、これは本当にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
それでは、次の質問に移ります。
2040年に向けた取組について質問させていただきます。
こちらまた野洲駅止まりについて質問させていただくわけでございますけれども、何度も何度も質問する理由がございまして、2040年の人口統計について国が出してるわけでございます。これは野洲駅から東は人口が減って、西は人口が増えるということでございます。これ現在草津駅より西の駅でいうと、近江八幡駅が乗降客数ナンバーワンでございます。
ただ、この状況をずっとほっておくと恐らくすぐに守山駅、そしてその次には野洲駅に抜かれることはもう必定であるかなというふうに思っております。そうなると人口流出も進むので、近江八幡市の人口が減るというのもうなずけることかなというふうに思っております。2040年までに抜本な対策として、例えば野洲駅の車両基地をそのまま近江八幡市に持っていこうやないかというふうに私は考えているわけでございますけれども、そうなると13万3,500平方メートルで総工費30億円というふうに野洲駅が造られたときになってたわけでございます。これは大阪の万博が行われたときに造られたので、大体今その3倍ぐらいの値段かかるかなというふうに思っているわけでございますけども、こちら当局のご見解についてお伺いいたします。
近江鉄道の今後について質問させていただきます。
こちらも何度も質問させていただいてるわけでございますが、近江鉄道については1度存続が決まっているわけでございますけども、当局として2040年までに近江鉄道は存続しているというふうに考えていらっしゃるのか、それとも存続していないと考えていらっしゃるのか。また、もし存続させるとなれば、存続させる方策は何か考えていらっしゃるんでしょうか、お伺いいたします。
近江牛の今後について。
さきの政翔会の辻議員の代表質問でもございましたけども、ふるさと納税で滋賀県が県内どこでも近江牛を出せるようにしようじゃないかという話がございます。私が思うに、一時的には近江牛の消費拡大進むかなというふうに思っているわけでございますけども、必ずブランド力の低下が落ちるなというふうにも思っております。一度ブランド力が低下すれば、二度と戻らないと、ブランド力というのは長年積み重ねていくもので、失うときには一瞬だというふうに思っております。また、このことは滋賀県がひこにゃんのグッズとか、あとは信楽焼を近江八幡市でふるさと納税で出せるぐらい、それぐらい荒唐無稽なことかなというふうに考えております。小西市長は強く県に抗議をすると言っていただきましたけども、それでも県が無理やりにでも進めるつもりであるならば、総務大臣に対して自治紛争処理委員の審査に付すように申出していただけませんでしょうか、お伺いいたします。
サテライトオフィスについて質問します。
現在分散勤務やテレワークにより、会社に行かなくても仕事ができるようになっております。例えば市の施設や空き家を買い取り改修して、こちらサテライトオフィスとして市民に貸し出すことは検討できませんでしょうか、お伺いいたします。
竹町健康ふれあい公園について質問します。
7日に記念イベントが行われて、サッカーの日本代表の坪井選手が来られました。そちらサッカー場できたわけでございますけど、そのサッカー場、例えばほかの競技の利用ができるんでしょうか。例えばラグビー、アメフト、ラクロス、フィールドホッケー、ハンドボールなど、いわゆる野球とかサッカーに比べて競技人口が少ない競技がございます。そちらも2040年に向けて本当に守っていかないといけない競技かなというふうに思ってるわけでございますけども、当局のご見解についてお伺いいたします。
以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 道下議員の2040年に向けた取組についてのご質問のうち、近江鉄道の今後についてお答えを申し上げます。
まず、近江鉄道は2040年まで存続しているかと考えるかについてでございますけども、これまでの近江鉄道に関する法定協議会の状況といたしましては昨年3月に全線存続を前提とされたことを受け、令和3年度策定予定の地域公共交通計画の計画区間となる令和3年度から令和15年度までの13年間が検討の対象となっており、特に令和6年度の上下分離移行を目指した議論が進められているところでございます。したがいまして、2040年までの具体的な議論がされているものではございません。
次に、市としての近江鉄道存続のための取組につきましては、法定協議会の中で県をはじめ沿線市町、事業者、地域が一体となって進められていくこととされております。現在地域公共交通計画策定に向けた議論の中で、計画期間における具体的な施策や事業案が示されたところでございます。今後、議論が深まってくるものと考えております。また、法定協議会に設置されました利用促進策検討分科会におけるテーマ別の検討や試行につきましても、並行して行われてるところでございます。まとめて言いますと、この法定協議会というのは国からの支援を得るために、まず設けられたということをご理解いただきたいというように思います。実際のところ2040年まで続いてるかどうかについては、そのときの社会情勢、状況、また利用の実態等考えるべき時期というのは来ようかと思います。その辺につきましては、地域の今後の発展の中で、それぞれ法定協の中でまた議論していくべき、また新しくできました会社の中で議論していくべきことだというふうに考えております。あと市としてどういう方策があるかということにつきましても、併せまして今申し上げましたとおりそれぞれの地域協働しまして、どういうふうに利用率上げていくのか、また地域として愛される交通機関ネットワークをつくり上げていくのかというのは、この協議会の中含めまして議論を進めてまいりたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
原田総合政策部長。
〔総合政策部長 原田智弘君 登壇〕
◎総合政策部長(原田智弘君) 道下議員お尋ねの2040年に向けた取組についてのうち、野洲駅止まり対策に関するご質問にお答えをさせていただきます。
JR野洲駅止まり対策につきましては、過去の議会においてもお答えさせていただいておりますとおり、本市といたしましてはJR西日本に対し地方六団体を通じてダイヤの充実、利便性の向上について要望を行っているところでございます。また、本市独自の取組といたしまして、JR西日本との意見交換の場を設け、野洲駅止まり列車の終着駅延伸についても申入れを行ってまいりました。JR西日本との協議結果といたしましては、ダイヤ改正の検討に当たって大幅な乗降客数の増加が必要になるとの回答がなされております。本市といたしましては、現在人口減少局面にはございますが、今後の一層の高齢化社会を見据えた公共交通の利用促進や観光振興など乗降客数増加策の検討を行いつつ、引き続きJR西日本と意見交換を重ねてまいりたいと考えております。議員ご質問の現在野洲駅に隣接するJR車両基地の本市への移転につきましては、その実現には多額の費用負担を求められることとなり、基礎自治体として単独で財政負担することは現実的ではございません。したがいまして、沿線自治体との連携を図り国や県への働きかけが必要となることから、今後慎重に議論を深めてまいりたいと考えております。
次に、近江牛の今後についてお答えをさせていただきます。
議員ご指摘のとおり県が近江牛をふるさと納税の地域資源として認定しますと、返礼品としての近江牛の品質管理不足によるブランド力の低下により結果的に農家の収入減少等につながる可能性があると危惧しております。先日の代表質問にもお答えさせていただきましたが、地域資源認定されると牧場のない市町、近江牛の肥育に全く関係していない市町も近江牛を返礼品として取り扱えるため、制度本来の趣旨から大きく逸脱していると考えております。県に対しましては、引き続き地域資源認定に係る問題点を提起し、見直すよう強く抗議していきたいと考えております。仮に県が反対市町の意見を無視して地域資源認定を行うことになれば、議員ご指摘の総務省自治紛争処理委員への審査の申立ても含め関係市町と協議しながら、何らかの対応策を検討してまいりたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
万野産業経済部長。
〔産業経済部長 万野藤治君 登壇〕
◎産業経済部長(万野藤治君) 道下議員の2040年に向けた取組に係るご質問のうち、サテライトオフィスに関するご質問にお答えをいたします。
サテライトオフィスとは、主に首都圏に本社などを置く企業が通常のオフィスとは別に設置する小規模なオフィスのことをいいます。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、新しい生活様式に応じた働き方としてコワーキングスペースやシェアオフィスと同様に急速に拡大している分野になります。サテライトオフィスについては、企業が働き方改革の一環で取り組まれております。本市へは企業等から今までに具体的なサテライトオフィスに係る問合せなどはございませんが、市民のテレワークや市内企業がリモート会議を実施するなどのニーズを確認するため、アクティ近江八幡にフリーWi-Fiが活用できる通信機器を設置し実証実験を行う予定であり、来年度以降の実績等を勘案しサテライトオフィスやコワーキングスペース、シェアオフィスなど市が取り組むべき方向性を確認し、側面的な支援も含め今後検討を行ってまいりたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
西川教育部長。
〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) おはようございます。
道下議員ご質問のうち、健康ふれあい公園に整備されたサッカー場については他の競技にも利用できるのかについてお答えいたします。
新しく整備されましたサッカー場につきましては、いよいよこの4月1日から供用開始となります。多くのご利用をお待ちしているところでございます。整備内容では、サッカー競技に適した芝目の長いロングパイル人工芝を敷き詰めクッション性もあり雨天にも競技可能である快適なグラウンドとなっております。利用用途につきましては、サッカー競技はもとより議員が申されましたラグビーやアメフト等についても競技場の広さの関係から試合は難しいものの、練習等での使用は可能としております。また、軽スポーツや地域の運動会など幅広い用途でご利用いただきたいと考えております。
なお、人工芝のため金属製スパイクの禁止や芝目を傷めるようなご利用は制限をさせていただく場合がございますので、ご了承いただきますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
質問はありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 皆さんご回答ありがとうございます。
それでは、再問させていただきます。
近江牛について再問させていただこうと思うんですけども、ふるさと納税ですね、さきの議員もありましたけども、本当にいつまであるか分からない事業でございます。ふるさと納税が廃止されるのを見越して、例えば世界に打って出る、例えば近江牛を世界に売っていこうという考えはございませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
万野産業経済部長。
◎産業経済部長(万野藤治君) 道下議員の再問にお答えをいたします。
日本三大和牛の中でも日本最古の和牛ブランドである近江牛の味わいは豊かな魅力を広く海外でも認知されるよう、滋賀食肉センターにおきましてシンガポールやフィリピンなど7か国の海外市場への輸出認定を受けられておられます。本市といたしましても、国内だけでなく世界に向けた販売戦略も必要というふうに考えておりまして、また国におきましてもTPPや日米貿易協定など相次ぐ国際協定の発効で輸入農産物の構成が強まっておりますことから、農林水産物の輸出額を2030年に5兆円とする政府目標の実現に向けました輸出拡大戦略として海外での販売力強化などを後押しされております。今後も引き続き国の情勢を見ながら、国、県の施策等を活用し、さらなる近江牛ブランドの振興、また輸出の強化対策に対しましても力を入れてまいりたいと、このように考えております。
○議長(片岡信博君) 質問はありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。ぜひとも世界展開につなげれるように、また今後ともよろしくお願いします。
それでは、竹町ふれあい公園のことについて再問させていただきます。
こちらラグビーの試合の利用ができないというのは本当に残念でございます。というのは、帝京ラグビーの大学の監督の岩出先生とか、あと私のチームメートだった同級生も花園へ出てる八幡工業があったり、私も現教育委員会の北居先生に教えていただきました。八幡西中学校もラグビーが盛んでございます。そういったラグビーが盛んな近江八幡市にとっては、本当に残念でございますけれども、例えば練習には使えるということでございますので、練習試合に使うとなれば絶対にHポールが要るわけでございます。そのHポールの設置についてできませんでしょうかという質問なんですけども、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
西川教育部長。
◎教育部長(西川仁司君) 再問にお答えいたします。
ポールの設置につきましては、面積が十分取れるか、あるいは防球ネットの高さが十分か等幾つか課題があろうかと思いますので、おのおの調査しまして設置が可能か検討してまいりたいと考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ぜひともよろしくお願いします。
それでは、新庁舎建設についてお伺いいたします。
まず、前庁舎解約について、小西市長はZTVで市民に向けたメッセージを行っていただきましたが、ZTVを契約していない方もいらっしゃいます。また、3月の広報で市長のメッセージに載っておりましたが、やはり言葉の説明が一番だと思います。こちらの発言通告を出した際にはまだユーチューブが載ってなかったんですけども、大体5日前にユーチューブに載っておりました。
ただ、この場においても、市民に向けて説明をいま一度していただければというふうに考えております。
それでは、次の質問に移ります。
本庁舎も耐震が完成し、安土支所も耐震を行います。もうそもそも論なんでございますけども、合併推進債使う使わない関係なしに、本当に新庁舎を建設する意味があるのかなというふうに考えております。というのは、市民が庁舎に行くのは1年に1回、2回ぐらいじゃないかなと、私恥ずかしながら議員になる前は庁舎に来るのは年に1回あったらいいかなというぐらいだったんですね。私の周りにも聞いたところ、最短で一番少ない方で今まで一回も行ったことないという方が1人いました。ほとんどの方が1年に1回行ったらいいかな、一番多い方で春夏秋冬の4回行ってますという方いましたけども、本当に市民のことを考えて新庁舎必要なんでしょうか、お伺いいたします。
以上、初問とさせていただきます。
○議長(片岡信博君) 当局の回答を求めます。
小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 道下議員お尋ねの新庁舎建設に関するご質問にお答えを申し上げます。
まず、平成30年における市庁舎整備請負工事の契約解除に伴い、去る1月臨時会でご可決賜りました株式会社奥村組との和解に関しましては2月21日から27日までの7日間で計28回ZTVの「テレはち」近江八幡の番組内で和解に至るまでの経緯等報告させていただきました。いま一度市民に説明をとのことでございますので、この場で再度市民の皆様に述べさせていただきたいと思います。内容同じになりますけども、ご容赦いただきたいと思います。
去る平成30年4月25日付で契約を解除いたしました市庁舎整備工事につきまして、このたび請負業者である株式会社奥村組と和解が成立しましたので、市民の皆様にご報告させていただきます。
平成30年4月に執行されました近江八幡市長選挙におきまして、私は小さな庁舎、大きな福祉を旗印に市庁舎建設の見直しを主要な公約として市長に当選をさせていただきました。大きな庁舎を建設してしまえば建物の寿命が続く限り大きな維持管理費が必要となるため、政策変更が必要と考えたからでございます。そして、市長選挙の結果を踏まえ、選挙公約を遂行する責務があると判断し、既に着手していた市庁舎整備工事の契約を解除させていただきました。契約を解除するまでの期間に行われた工事に要した経費につきましては、株式会社奥村組と約2億5,000万円で合意し、令和元年10月までに支払いを完了させていただいております。しかしながら、工事を完成させていれば同社が得られたとされる逸失利益分に関しましては、昨年3月末まで約10回に及ぶ話合いを重ねたものの、和解合意することができませんでした。これら未解決部分の解決を図るため、昨年5月市議会臨時会において全員賛成のご可決を賜り株式会社奥村組同意の下、滋賀県建設工事紛争審査会に仲裁申請をさせていただきました。紛争審査会では近江八幡市、株式会社奥村組双方の主張を踏まえた3回の審議を経て両者に和解を促されました。この結果を受け、去る1月27日開催の市議会臨時会に株式会社奥村組と和解すること、そして解決金として本市が4億600万円を支払うことについて提案し、議決をいただくことができました。多額の解決金を支払うことについて、市議会では苦渋のご決断をいただくこととなりましたが、市庁舎の維持管理費を含むライフサイクルコストは建物寿命である60年間で建設費の3.7から5.2倍に及ぶとされており、将来的な財政負担を抑制するために必要な経費であると考えております。市民の皆様には、改めてご理解をお願いいたします。
前計画の半分以下の規模に抑えた市庁舎整備事業につきましては、市民サービスの向上に重点を置くこととしており、これまで以上に計画内容の周知に努め令和5年の新庁舎竣工、続く令和6年度のグランドオープンに向け取り組んでまいりたいと考えておりますので、市民の皆様のご理解を重ねてお願い申し上げます。
以上の内容でございます。
次に、本庁舎は現在耐震改修工事を実施しており、そもそも新庁舎を建設する必要があるのかと、ご質問にお答えを申し上げます。
本年度中に完成を予定しております現本庁舎の耐震改修工事につきましては、耐震性能を現在の基準に適合するために実施するものでございます。また、現本庁舎は老朽化が進みバリアフリー等も対応していないため、長期使用を前提とする場合には大規模改修が必要となるほか、設備更新にも多額な費用を要することとなります。減価償却上の耐用年数を迎える現本庁舎の長寿命化を図り活用し続けることは、コスト面において優位にあるとは言えないことから、極力費用をかけずに耐震化のみの工事を行い安全の確保に努めたところのものでございます。
一方、新庁舎整備事業はワンストップサービスの提供を可能とするとともに、ICT化を生かした行政サービスの充実や防災拠点としての機能を備えるなど、本市における重要施策として推進していく必要があると考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
加えて言いますと、市民の多くの方、健常の方含めて若い方含めて庁舎に来られることは私も含めて年に1回あるかないかと、これ実態でございます。しかしながら、市役所ということは様々な市民へのサービスの提供する基として市の職員が日夜働く場でありますし、またここに来ていろんな相談をなされたり、いろんなことが必要な市民の方も我々健常な者を除いて大勢いらっしゃいます。そういう中として、やはり防災のときの拠点としての機能含めまして、しっかりとした特に私この2年非常にじくじと思うのは、職員の職場としての環境として2年遅れたということに関しては思うところはございます。市民へのサービスの質の向上、またいろんなことをやっていく上で職員としての職場環境というのも考えていきますし、昨日の質問でお答えさせていただきましたとおり将来優秀な人材を当市に確保するということも大変重要な観点であります。そういう意味から、庁舎の整備というものは進めさせていただきたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
○議長(片岡信博君) 回答漏れはありませんか。
質問はありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、丁寧なご回答ありがとうございました。
さきの政翔会の辻議員の質問の中でもあったんですけども、こちらちょっと再度確認しておきたいなということがございまして、この約6億5,600万円、この庁舎を潰すとなれば7億5,600万円ぐらいの損害を出しているわけでございます。本当に直球ストレートでお伺いするんですけども、小西市長、責任を取っておやめになるということは考えておりませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
小西市長。
◎市長(小西理君) 道下議員の再問にお答えを申し上げます。
私で大変僣越でございますけども、もしやめてこの後しっかりとしたものができるという確信がございましたら、それはそういうことも考えるかもしれませんけども、私としましては今申し上げたような形をしっかりと市民の皆さん方に目に見える形でお進めすることこそ私の本来の責務であると考えておりますので、しっかりとこの行く末まで見据えて皆さんに本当にこの庁舎がこうなってよかったという実感をしていただくように、感じていただけることこそ私の進むべき道だというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ありがとうございます。
本当に、それが責務だと思うんですね。最後まで建設ができるまで見守るというのが市長の責任だと思うんですけど、そうなると本当に来年の市長選が関係するわけでございます。なぜこれを聞くかというと、もし出馬する意思がなければ、今回小西市長が進めてる基本設計も実施設計も賛成をする必要がなくなるわけでございます。というのは、次の市長に任せればいいという考えなんですけども、市長、来年の市長選どのように考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
小西市長。
◎市長(小西理君) なかなかこの場でお答えするのが非常に適切なことかどうか分かりませんけど、私としては今申し上げましたようにこの町の行く末、今我々が考えておることの結果というものはしっかり見据えるべきだというふうに私は思っておりますんで、そういう回答でご容赦いただければと思います。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 市長、ありがとうございます。できれば基本設計が完成するまで、よろしくお願いします。
再問の意向をちょっと変えようと思います。ここから庁舎建設和解について、今これ済みました。過去の庁舎建設の議論内容、そして現在の庁舎建設の議論内容を再問していこうかなというふうに思っております。
前回の臨時議会で、私は奥村組との和解について賛成も反対もしたくないというふうに申しました。というのは、賛成をすれば反対側から攻撃されますし、反対すれば賛成側から攻撃されると、実際攻撃をされました。ある方から恩知らず、恥知らず、死ねと言われました。それで、後は私の知人に対しても暴言、そして私の妻に対しても暴言と差別発言があったわけでございます。それに対しては、私は断固たる覚悟で抗議しました。今後とも、そういった議論は幾らでもさせてもらいます。
ただ、誹謗中傷に対しては今後とも必ず反論していきますので、それだけはお伝えしておこうかなと思います。
誹謗中傷といえば、このチラシなんですけど、どんぐり、これ多分皆さんとこにもあったかなと思うんですけど、これ本当に失礼なことが書いてあって、市民のことを無知な住民、そして冨士谷、西津、井上以外の市議会議員は総入替えが必要であるという本当に議会を、そして市民を侮辱した内容だなと思っております。私なんかはこれ名指しで批判をされておりまして、今回の何の責任もない市民が違約金を支払うことになると、また仲裁判定が和解動議案と同じ金額であることは仲裁の性格上容易に判断できるにもかかわらず和解動議案がまるで増えるかのようなことを議員が発言されることは市民を欺くことと同じではないかと、これ本当なんですかね。本当にこれ和解を飲まなかったとしても仲裁と同じ金額だったのか、まずこれ市に確認したいと思います。お伺いします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 1月の臨時会においてもご説明させていただいたんですけれども、和解勧試を受け入れる、その判断において弁護士等と相談させていただいております。その弁護士さんからの助言としてあったのは、この和解を受け入れない場合、相手方である奥村組は態度を硬化され新たな逸失利益に関する主張をされる可能性がある、また和解をしないことで長期化しますので、それによって遅延損害金がさらに発生する可能性もあることから、和解額が高くなる可能性はあると、もちろん全て仮定想定の話ではあるものの、和解額が高くなる可能性がある一方、近江八幡市としましてはそれまで平成31年の市庁舎整備工事等検証委員会の報告書に基づいた交渉、主張をしてきたこともございますが、新たに仲裁判断をいただくまでの審理を続けていただくとなりますと、さらに市としましては新たな根拠を持って立証していく必要があるだろうということもありましたので、端的に申し上げることは非常に難しいんですけれども、高額になる可能性はあったというふうに判断をしてご可決をいただいたものでございます。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
実はこのどんぐりを書いてる人も、同じようなことを申しました。実は私、この方に直接電話をして確認したんですね。ほんで賛成討論聞いてくれないんですかと聞いたら、いや、聞いてないと、じゃ、ユーチューブかZTVで見てくれたんですかと、見てないと、じゃ、どういうふうに何でこれを出したんやというふうに聞いたら、これはある方から聞いたというふうに言っていました。内容はある方から聞いたと、その方は近江八幡市のドンというふうに申すと、これドンにアグリーでどんぐりなのかなって思っております。本当に言うと、この近江八幡市のドンに言いたいのは、このような無礼なことを市民と議会を愚弄するような言葉でございますので、そういったことを書くには人の名前を使わずに自分の名前で出していただければというふうに思っております。-------------------------------------------------------------------------------------------
それでは、再問に移ります。
前計画の解約について、今回生かせられるものについて何が生かせられますかと、また金額についても活用できるものについてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) お答えします。
平成30年の契約解除までに施工されておりました地中壁につきましては、昨日の回答の中でも申し上げたんですけれども、有用物として再利用できるというふうに考えております。また、その際に施工されておりますオイルタンク等につきましても、新たな工事の中で活用していきたいというふうに考えております。それから、費用に関してなんですけれども、今まで使ったお金はもう使ったお金でございますので今後の見通しとして考えますと、簡単に言いますと延べ床面積が減りますと、それに応じて維持管理経費、光熱水費等も当然安くなるというような部分があるというふうなことでご理解いただきたいと思います。
○議長(片岡信博君) 質問ありませんか。
道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
それでは、策定委員会での話にちょっと議論を移そうかなと思うんですけども、策定委員会の中ではやっぱり病院跡地の話があったと思うんですね。病院跡地については今後ないのか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 市庁舎整備基本計画の中で建設地につきましては現庁舎敷地と定めておりますので、病院跡地に建設するという考えは全くございません。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、策定委員会出ていた市民プラザについてご検討はどのようになっておりますか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 令和元年度に策定されました基本計画策定委員会の中で、今議員ご指摘の市民プラザにつきましては市民病院跡地に市民交流センターとして建設してはどうかというのが委員長から議論を進めるために例えばという条件の中で出されたものでございます。その時点におきましては、建設地を病院跡地とするのか、現庁舎敷地とするのかという議論と併せた中で出てきたものでございますので、市民病院跡地に市民プラザという話につきましては、その後特に検討しているものではございません。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
すみません。何度も続いて申し訳ないんですけど、それでは旧市街地の空き家利用については、こちらのご検討についてどう進んでおりますか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 庁舎機能を空き家を活用することで機能置けないかということにつきましても、委員長の議論を進める中での将来的な在り方としてICT等が進んでいけば庁舎機能は空き町家等を活用してもやっていけるという方向性を提示されたものでございますので、現時点において庁舎機能を空き家に置くというような考えはございませんし、そのような検討も進めておりません。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、最初に議論になった市長室を1階にするという話はどのようになりましたか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 市長室を1階に置くという方向で検討を始めたのではなく、市長室は1階に置いてもいいということが選択肢の一つとしてあったわけでございますが、その後基本設計作業を進める中で行政機能の配置ということを考えたときに総務企画部門と市長、副市長室等は近接させたほうがよいという考えの中で、現時点においては3階配置ということを想定させていただいております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、今の議論に移りたいんですけども、現在この耐震をしているこの庁舎について、残せば4,500プラス新しい庁舎で9,000になるので、合計1万3,500となると総合庁舎として利用できるんじゃないかなというふうに思ってるんですけども、今の庁舎について残すことは考えておりませんか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 現庁舎につきましては、先ほど申し上げました基本計画を策定する段階で新庁舎を4,500とし、現本庁舎を4,500ほど残すというのか、新たに9,000を建てて、この現本庁舎は解体撤去するのかという判断の中で、最終的に9,000平米の新庁舎で現在進めているものでございますので、4,500平米余りあるこの現本庁舎を引き続き活用していくという考えはありません。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
それでは、小川議員の質問にもありました安土支所について質問させていただきます。
住民サービスを残すことというのは一定理解はできるんですけども、なぜ解体、機能規模に合わせた建設をできないんでしょうか。将来のランニングコストの面でも平家建てが実際よいのじゃないかなというふうに考えておりますが、その点についてなぜ建て直しでなく耐震による維持なのか、いま一度ご説明よろしくお願いします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 安土町総合支所は昭和55年の建設で、もうほぼ40年を経過しております。支所機能につきましては、今後50年とか60年使い続ける、置き続けるという考えは現時点においてありませんので、今後40年、50年、さらには60年を使うような庁舎を新たに建てるのではなく現安土町総合支所を耐震改修し活用していくという考えでありますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それに関することで、実際安土支所には議会があるわけでございます。例えばそこ、安土支所を使わなくても南別館やひまわり館もあるんで、そこに議会機能を移せばいわゆる直方体の3階建てにしても全然いけるんじゃないかなというふうには思うんですけども、例えば議会の機能を移す、あとは議会棟を建てるとか、そういったことも考えられると思うんですけど、議会を移すことを考えていらっしゃいますか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 支所の活用方法でありましたり、それから南別館の活用方法につきましても基本計画の中で配置する機能を一定定めさせていただいております。そうした中で、議会機能を本庁舎以外に持っていくという考え方については持っておりません。また、今道下議員からそのようなご意見がありましたけれども、議会の多くの意見として本庁舎以外に移してはどうかというご意見があるというふうにも考えておりませんので、本庁舎内に議会機能は配置したいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
もう一回ちょっと安土支所のサービスについて戻るんですけども、安土支所のサービス本当にいいことだなって、将来的には全学区に進めていただきたいわけでございますけど、そのことについてちょっと質問します。
例えば各学区コミュニティセンターによって住民サービスが受けれたらいいなと思うんですけど、桐原とか金田やったら安土の住民さんよりか人口多いわけです。例えば島学区でいくと安土の支所よりか遠いわけですよね、本所より。なんで、そういった例えば安土とのほかの学区の格差について、どのように考えていらっしゃいますか。また、このサービスできませんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 安土町総合支所に支所機能を残すということは、新市の基本計画を継承しているものでございますので、各学区コミュニティセンターに安土支所にあるような支所機能を置くという考えは全くありません。また、今後の将来的な話にはなっていくわけですけれども、コミュニティセンターで、またコミュニティセンター等、安土の場合は支所もございますけれども、そういう場所を使っていろいろな手続、相談等ができる仕組みというのは今後のICT化の進展を踏まえながらやっていくものというふうに思っております。そういう意味で言いますと、各学区においてわざわざ市役所に来なくてもいろいろな相談、手続等ができる、そういうような仕組みは構築していく必要があるというふうには考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、次の質問に移ります。
庁舎前広場ですけども、これ本当に要るのかなという話なんですね。というのは、私は市民広場が北側にあるので、庁舎前広場をそのまま駐車場にしてしまえば当局側が言っている南北軸の強化につながるというふうに考えているんですね。なぜ必要なのか、そちらについてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 現在の基本設計概略案の中でお示ししております庁舎前広場につきましては、これを設ける考え方として、まず市役所にお越しになる方というのは様々な方がおられまして、要件のみを済ませてすぐに帰りたい方もいらっしゃれば、子どもをお連れになってお越しになった方々につきましてはちょっとした憩いの場であったりとか、高齢者の方も含めて来たついでにちょっと休んでいこう、もしくはいろんな話をしていこうみたいな方々の憩いの場にもなるというふうに考えておりますし、今道下議員がお話しになりました市民広場、今後整備、市民病院跡地に整備していく市民広場との緑の連携、また緑の空間の創出、そうしたことも含めて整備を検討させていただいているものでございます。また、来庁者駐車場につきましては現時点において100台で可能というふうには考えておりますが、何らかの事情、状況の変化等により駐車場が確保がさらに必要となれば、市民広場を一部駐車場化させていくことも可能ではあるとは考えておりますが、現時点では庁舎前広場というのはあくまで庁舎機能の一部として憩いの場として造っていければというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、こちらのいわゆる庁舎の西側の公用車駐車場なんですけど、こちら本当にこの庁舎内に必要なのか、こちらもちょっと私疑問に思っているので、そちらもお伺いします。
○議長(片岡信博君) 嵐政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 公用車駐車場につきましては、現在考えておりますのが税務署の裏側になる部分に50台程度が確保できるようにというふうには思っております。この50台程度というのは、公用車の全てを置けるわけではございませんので、残る部分については警察署跡地に置きたいというふうに考えております。
ただ、この50台程度はここに置きたいというのはやはり緊急的な利用が必要な場合もありますし、それから倉庫機能も一部そこの場所に置きたいというふうに考えておりますので、全てを庁舎から離れたところに置くのではなく、近いところにも一定は置きたいという考えで配置しているものでございます。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
すみません。何度も出ている駐車場問題でございますけども、これ職員さんの問題もあるんですね。職員さんの駐車場確保について、現状と課題及び対策についてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 現在市民病院跡地に駐車しております職員駐車場ですけども、職員駐車場の許可台数は約340台で、実際に置いてるのは300台程度というふうに考えております。これらにつきましては、当然今後市民広場の整備と併せて検討していく必要がございます。そうした意味で言いますと、通勤方法の見直しであったりとか近隣における駐車場の確保、また職員自体の受益者負担としての負担分をどうしていくのか、これらについて関係課、それからまた職員組合等とも引き続き協議をしていかなければならない部分というふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
それでは、庁舎内の話に移ろうと思います。
ワンストップサービスについて質問させていただこうと思うんですけども、ワンストップサービス、本当はこれ聞こうと思ってた、動き回らないワンストップは可能なのかという話を聞こうと思ったんですが、ほかの議員さんの回答で了としようかなと思います。ワンストップサービスは最大市民が何人まで同時対応可能なのか、こちらについてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 回答を求めます。
嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 窓口における対応可能人数は窓口の大きさ、広さといいますか、席数ではなく何人の職員で対応していくのか、職員対応の数にも影響してきますので、今後の基本設計から実施設計に移っていく中で職員体制といいますか、組織の在り方も含め併せて検討していきたいと思います。いずれにしましても、今道下議員お尋ねのワンストップサービスについてはできるだけ市民の方が移動しなくてもよいようなサービス提供というのを考えていきたいというふうに思っております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
庁舎予定のその自動換気システムの空気の流れを見てると、非常に火事になった際に周りに火が回りやすいなというふうに思ってるんですね。例えばその防火について考えているというふうにおっしゃってましたけど、もう一度ちょっとお伺いしますが、どのように考えているのか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 道下議員お尋ねの自動換気システムにつきましては、現在考えております吹き抜けを利用した自動換気システムのことをご指摘いただいているんだと思うんですけれども、自動換気システムとしての吹き抜け機能につきましては現在も吹き抜けを本当に設置するのかどうか、いろいろなシミュレーションをしながら検討しているところでございます。
ただし、吹き抜けを設置する場合には、防火防煙スクリーン等を設置することで延焼がしないような検討は当然していかなければならないというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、あとよくよく多分市民説明会でも出たと思うんですけども、通路について狭いという話を伺っております。こちら私の中では、車椅子同士が擦れ違える範囲であれば問題ないかなと思うんですけども、今の考えではその車椅子同士が擦れ違うことは可能なのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) お答えします。
場所によっても通路幅というのは異なってくるんですけれども、どこの場所においても車椅子が擦れ違えるというのは最低限必要なスペースというふうには考えております。さらにそこには窓口があったりしますと、窓口のスペース、併せて擦れ違えるスペース、それらを十分確保していきたいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
それでは、市民さんが利用するのは1階か2階が大多数かなと思うんですけども、例えば1階から2階まで、これエスカレーターつければそこへ市民さん楽かなというふうに思うんですけども、エスカレーターの設置について検討についてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) エスカレーターの設置につきましては、一定検討はさせていただいております。ただし、費用対効果の面から、現時点においてエスカレーターを設置する考えはございません。階段を利用できる方は階段を利用していただき、階段を利用するのが困難な方々については現在2基想定しておりますエレベーターを活用いただきたいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
それでは、職員の休憩スペースについて質問します。
本当に職員さんがお昼御飯を自席で食べるというのは、非常に気が引けることだなと思います。私がいたJAとか例えば銀行さんでそんな自席で御飯食べるとこなんか見たことないので、本当にこの休憩スペースの確保はしていただきたいなと思うんですけど、休憩スペースの確保についてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 議員ご指摘のとおりだと思っておりまして、特に窓口を持っている職場につきましては執務室の後方に窓口から視線を遮る食事が取れるスペース、平常時は作業を行ったり打合せも行える場所が食事も取れるスペースとして活用したいと考えております。また、昼食等を取る場所としての休憩室としては、3階に食堂的なスペースというのを確保していきたいというようには考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ぜひともよろしくお願いします。
それでは、赤ちゃんの駅、つまり授乳スペースについて現在のように今1階にあるんですけども、現在のように確保できるのか、こちらについてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) 市民利用が多い1階や2階には今ご指摘のような授乳室であったりとか、おむつが交換できる交換台等の設置はしたいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) こちらもぜひよろしくお願いします。
障害者、外国人、子ども、高齢者が使いやすい、誰もが使いやすいユニバーサルデザインな庁舎が今求められていると思うんですけども、現基本計画で考慮している面、点についてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) ユニバーサルデザインにつきましては、さきの小西議員のご質問でもお答えさせていただきましたけれども、誰もが安心して使える設備としてオストメート機能を備えた多機能トイレを各階に設置するほか、市民利用が多い低層階には先ほど申し上げた授乳室、おむつ交換台などの設置を予定しております。また、車椅子利用者、それから足の不自由な方が利用しやすいように段差をなるべく設けない、また使いやすいカウンター窓口の設置、多言語表記、ピクトグラムと呼ばれる視覚記号等を用いた分かりやすい案内板、雨にぬれずに庁舎へアプローチできる思いやり駐車場、来庁者が安心して利用できる庁舎建設に努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ご回答ありがとうございます。
それでは、基本設計から実施設計に入るまでに、どの点が変更できてどの点が変更できないのか、お伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 嵐総合政策部理事。
◎総合政策部理事(嵐孝雄君) もう既に基本設計の概略案につきましてはおおむねお示しさせていただいた中で、また細部について詰めていくという作業になっております。これまでの市民ニーズを踏まえながら策定させていただきました市庁舎整備基本計画、これ令和元年度に策定しておりますが、その中に位置づけております新庁舎の建設地、先ほどありました現庁舎敷地内に建てるということ、それから南別館、ひまわり館を活用していく、また新庁舎の規模をおおむね9,000平米程度とするというようなことにつきましては、変更することができないものというふうに考えております。そのほかの具体的な設計内容につきましては、変更する理由があれば反映させていただく必要もあるというふうに考えておりますが、大きな変更を伴う場合には7月末としております設計の工期にも影響が出るものというふうに考えております。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) ありがとうございます。
それでは最後に、小西市長に質問させていただこうかなと思うんですけども、現新庁舎について例えば市民説明会が少ないとやっぱり声が出てるわけでございます。やっぱり庁舎の説明会を開いていただいて、その際に過去の奥村組との解約についてと、あと未来についてのその新庁舎についてぜひとも市民に語っていただきたいなというふうに考えているんです。これ今回例えばコロナで難しいということであれば、もうちょっと先送りでもいいのでぜひとも開いていただきたいんですけども、こちら小西市長、ご所見についてお伺いいたします。
○議長(片岡信博君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 道下議員の再問にお答えを申し上げます。
今基本設計してる最中でございまして、これまでもご説明申し上げましたようになかなか全員に行き届くという機会を設けるのは難しいということで、これまでも広報を使うなり、またユーチューブ、いろんな発信するなり、ふだんは説明会に来られない方にも目に触れるような機会というのをつくらさせてきたとこでございますけども、できるだけ多くの方に理解していただいた中で進めさせていただくというのが理想だと思います。今後基本計画が一定まとまってパブリックコメント等させていただく段があろうかと思いますので、そういう中でしっかり説明するような機会を設けさせていただければというふうに思います。
○議長(片岡信博君) 道下直樹君。
◆1番(道下直樹君) 小西市長、ぜひともよろしくお願いします。というのは、今回のその奥村組の解約の経過について考えると、やっぱり小西市長だけの責任ではないんじゃないかなというふうに最近思ってまして、というのはこれ本当に言いにくいですけど、前市長とそして共産党さんと、そして小西市長、このお三方に責任があるんじゃないかなというふうに思ってるんですね。これをすごい何か本当にボタンの掛け違いで、例えばちょっと前市長が市民さんにちゃんと説明してたらとか、あとはちょっと共産党さんが前市長とちゃんと対話してたらとか、あとは今の小西市長がもっと我々議員と対話してたらとかという形で思っておりますので、本当にちょっとしたボタンの掛け違いがすごい影響出るということでございますので、またぜひとも市民の対話をよろしくお願いします。
最後に、今回退任される部長の皆様、本当にお世話になりました。私みたいな若輩者の質問に丁寧に答えていただきまして、ありがとうございます。そして教育長、本当に子どもたちのために一生懸命頑張っていただきまして、ありがとうございました。まだ確定ではございませんけど、本当にお世話になりました。今後とも、教育についてご尽力いただければと思います。そして原田部長、まだ決まってません。ただ、6月議会でも会いたいんですけども、もし県に帰ることであれば近江八幡市の現状、そして県内各市町同じ状況であると思うので、ぜひともこの状況を県にお伝えしていただいて滋賀県の発展のために尽くしていただければと思います。
質問は以上でございます。ありがとうございました。
○議長(片岡信博君) 以上で道下直樹君の個人質問を終わります。