録画中継

令和3年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
6月17日(木) 質疑
第4 委員会付託
第5 委員会審査報告
第6 討論・採決
第7 委員会付託
△日程第3 質疑
○議長(平井せい治君) 次に、日程第3、質疑に入ります。
 6月15日に追加提案されました会第5号について、1名からの発言通告がありましたので、これを許します。
 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 政翔会、小川広司です。
 会第5号今夏のオリンピックの開催中止を国に求める意見書の提出について質疑を行います。
 当議会に提案された理由は、提案理由として読み上げられた意見書の内容が全てでありますか。ほかにもあれば、述べていただけますか。まず、最初の質問であります。
○議長(平井せい治君) 議案提出者の回答を求めます。
 玉木弘子君。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 提案者を代表しまして、小川議員のご質問にお答えさせていただきます。
 ほかに主張がありますかという内容については、特にこの趣旨のとおりで、ありません。
 以上です。
○議長(平井せい治君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) この前述べていただいたとおりでありますということですね。
 それでは、お聞きしたいんですけども、地方自治法99条に基づいて提出するということになっています。意見書は全てそうでありますけれども、意見書は、99条には、普通地方公共団体の議会は、当該普通地方公共団体の公益に関する事件につき、意見書を国会または関係行政庁に提出することができるとなっています。そのことでこの意見書も提案されているんだと思います。公益の解釈は、できる限り広くするほうが私はよいと常々思っていますし、またこの議案を今議会に提出されることを認めた議長をはじめ議会運営委員会の意向は尊重すべきだと考えています。
 その上で、提出者にお聞きします。
 今回、どのように考え、提案されたのか。これは、公益について、どのように考え、提案されたのかであります。
○議長(平井せい治君) 回答を求めます。
 玉木弘子君。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 公益の解釈につきましては、今日本のコロナ感染の状況は、危機的と言われる状況であります。感染拡大を防ぐには、人流を止めることが重要と言われております。近江八幡市民がオリンピックに行かれることもあり、また人流により感染を広げる可能性があることから、市の公益に当たると考えております。
 また、議員の意見書の提案権を行使して、議会の意思として今夏オリンピックの開催中止を国に求めること、またオリンピック開催については中止した後に考えるという思い、そういう立場から提案をさせていただきました。
○議長(平井せい治君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) オリンピックに行く人もあるだろうと、そのときにひょっとしてコロナにかかる可能性もあるんじゃないかと、こういったところを考えてというお話だったと思います。
 しかし、今回、このオリンピックの契約なんですけども、2020年第32回オリンピック競技大会開催地契約によりますと、IOC、国際オリンピック委員会を一方の当事者として、東京都、開催都市並びに日本オリンピック委員会、NOCを他方当事者として契約が結ばれています。なお、併せてIOCは、開催都市とNOCが所在する国の政府──日本国ですけども──が行ったオリンピック憲章及び本開催都市契約を遵守するという契約を確認して、特にこれを信頼したとあります。
 しかし、東京都が開催地として決まっている。または、東京都は一つの自治体としてこれを受けているということを、私は、一方では尊重する必要があるのではなかろうかと思います。地方自治体の自主独立性が非常に大事かなとも思っています。この点については、どのようにお考えですか。
○議長(平井せい治君) 玉木弘子君。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 地方自治法の自主独立性の尊重については、当然のことと考えております。
○議長(平井せい治君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 大変簡単にお答えいただきましたですけど、地方自治の本旨とは、地方自治団体の自主性の強化または地方自治団体における住民参与面の増大、地方行政事務執行の公正確保等を考えられますし、いわゆる住民自治と団体自治の問題があるかと思います。こういった点でも、先ほど言ったようなところは尊重しなくてはならないし、大事に私たちはしていかなければならないんであろうなと、こう思うんであります。そういった点では、本当にこの意見書をこの議会に提案されたのが、私はそぐわないのではないかと思うんですけども、もう一度お答えをいただいてよろしいですか。
○議長(平井せい治君) 玉木弘子君。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 最初に小川議員が述べられたように、この議案提出について、事前の議会運営委員会でお認めいただいて、提案に至りました。
 また、オリンピックは、国、世界規模で開催となりますし、影響が全国に波及するものです。コロナの感染の状況は、先ほども申しましたけれども、危機的な状況であるということから、何よりも、感染拡大よりも、市民や国民の命を守ることが優先されるべきと考えます。
 また、先ほどもこれも重なりますけれども、議員の意見書提案権を行使させていただいて、この意見書に賛同をお願いするものです。特に取下げは考えておりませんので、ご協力よろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 最後になりますけども、他の自治体では、私の知る範囲で、東京都小金井市が、6月3日、同様の中身だと思うんですけども、意見書を可決しています。多分、唯一可決された自治体ではなかろうかと思いますが、私が知らない範囲で可決されていれば、また別のことであります。これは、東京都に位置する小金井市が、立場から既に5月にも同趣旨の要請書を国と東京都に送っていたと報道されていました。また、東京都多摩地区の自治体議員130人もの人が、同様の要請書を送っているとされています。多摩の人口は約400万人、京都府の人口は約260万人、軽く見てはならない数字だと思うとの記事が京都新聞に載せられました。地方自治体の自主独立性、本当にお互いに尊重しなくてはなりませんし、今後もそういった点は考えていかなくてはなりません。確かに、オリンピック、国民に大きな影響を与えますし、近江八幡市民にとっても影響があるかもしれません。
 さて、議案となれば、反対するとなれば、オリンピック賛成だとも取られないとも限りません。それで本当によいのでしょうか。本市でも、先日水郷の里マラソン、今年は中止するとの案内をいただいたところでもあります。その他いろんなことで、オリンピック開催、本当にいいのと、こういった意見を多くの人から私は聞きますし、ほかの議員さんも聞いておられると思います。いざこのように意見書が出されてしまいますと、反対か賛成、そのときに退場するという手もありますが、こういったことを求めることが本当にいいのでしょうか。先ほども新聞記事を紹介しましたが、議会に諮らず、賛同する議員が要請書を出すという方法でも今回よかったのではないでしょうか。
 最後に、お聞きします。
 この意見書、本市では、私、そぐわない内容と思いますが、取り下げることはお考えではないですか。
○議長(平井せい治君) 玉木弘子君。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 先ほども述べさせていただきましたように、取り下げる意思はありません。小川議員のお考えは、今理解をさせていただきました。事前にきちっと議会運営委員会で提案させていただいて、今回提案の運びとなったわけですから、ルールに基づいて意見書を提案させていただいたというふうに考えております。
○議長(平井せい治君) 小川広司君。
◆21番(小川広司君) 質疑を終わります。
○議長(平井せい治君) 以上で小川広司君の質疑を終わります。
 ここでお諮りします。
 本定例会に上程しています議案のうち、議第53号から議第55号までの3件について、本日採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの3件については本日採決することに決しました。
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△日程第4 委員会付託
○議長(平井せい治君) 次に、日程第4、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 本日採決いたします議第53号から議第55号までの3件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) 異議なしと認めます。よって、ただいまの3件については委員会付託を省略することに決しました。
 それでは、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午後4時14分 休憩
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               午後4時14分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 討論・採決
○議長(平井せい治君) それでは、日程第6、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 それでは、議第53号から議第55号について、順次起立により採決します。
 まず、議第53号を採決します。
 お諮りします。
 議第53号馬淵財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) 起立全員と認めます。よって、議第53号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第54号を採決します。
 お諮りします。
 議第54号野村財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第54号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第55号を採決します。
 お諮りします。
 議第55号江頭財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第55号は原案に同意することに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第7 委員会付託
○議長(平井せい治君) 次に、日程第7、委員会付託に入ります。
 本定例会に上程しました案件は、お手元に配付しました議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託します。
 来る6月28日の再開日に審査報告が願えますよう、よろしくお願いします。
 なお、各常任委員会は、18日に予算常任委員会を、21日に総務常任委員会を、22日に教育厚生常任委員会を、23日に産業建設常任委員会を、予算常任委員会は本会議場で、他の常任委員会は第3・第4委員会室で開議されます。
 各常任委員会は、いずれも午前9時30分から開議されますので、ご留意お願いします。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 6月28日は定刻から本会議を再開することにします。
 本日はこれをもって散会します。
 ご苦労さまでした。
               午後4時19分 散会
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