録画中継

令和3年第3回(9月)近江八幡市議会定例会
8月30日(月) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 議員辞職の許可報告
第4 諸般の報告
   議長報告、監査報告、市長報告
第5 議案の上程(提案理由説明)
   議第62号 ~ 議第81号
第6 質疑
第7 委員会付託
第8 委員会審査報告
第9 討論・採決
               午前9時31分 開会
○議長(平井せい治君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました令和3年第3回近江八幡市議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(平井せい治君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 大川恒彦君
 森原陽子君
の両名を指名します。
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△日程第2 会期の決定
○議長(平井せい治君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しましたとおり、本日から9月24日までの26日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から9月24日までの26日間と決定しました。
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△日程第3 議員辞職の許可報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第3、議員辞職の許可報告を行います。
 去る令和3年8月25日、檜山秋彦議員から一身上の都合により、その日をもって議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、地方自治法第126条の規定により、同日これを許可しましたので、近江八幡市議会会議規則第147条第2項の規定に基づき、ご報告いたします。
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△日程第4 諸般の報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第4、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございます。
 ご了承をお願い申し上げます。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員井上芳夫君。
             〔11番 井上芳夫君 登壇〕
◆11番(井上芳夫君) 監査委員の井上でございます。
 監査結果等をご報告申し上げます。
 最初に、令和2年度の近江八幡市一般会計、各特別会計歳入歳出決算並びに基金運用状況等の審査についてご報告いたします。
 地方自治法の規定に基づき、市長から審査に付されました決算書等について、公正・慎重な審査を実施いたしました。
 その結果、歳入歳出等の決算計数は正確であり、予算執行並びに基金運用等については、所期の目的に向けて適正かつ経済的、効率的に執行されているものと認めました。
 次に、令和2年度の近江八幡市公営企業会計決算審査についてご報告いたします。
 地方公営企業法の規定に基づき、市長から審査に付されました水道事業会計、下水道事業会計及び病院事業会計の各決算が関係法令に基づいて作成されているか、決算計数は正確か、また財務内容等を正しく表示されているか等に関しまして、関係書類、帳簿等の計数を照合いたしました。
 その結果、計数は正確であるとともに、経営成績や財政状況を適切に表しているものと認めました。
 続きまして、令和2年度の近江八幡市財政健全化判断比率及び資金不足比率の審査についてご報告いたします。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長から審査に付されました報告書や附属書類について、各書類の計数が適正に作成されているか審査を実施し、いずれも適切に作成されているものと認めました。
 次に、地方自治法の規定に基づき、令和3年4月分、5月分、6月分の一般会計、各特別会計、各基金会計並びに各公営企業会計の現金出納検査を実施いたしました結果、いずれも現金をはじめ歳入歳出等の計数は正しく、適正なものと認めました。
 さて、本市の令和2年度の決算状況を見てみますと、新型コロナウイルス感染症対策により歳入歳出ともに過去最大の決算規模となり、感染症拡大防止対策を最優先として、市民生活支援や事業者活動支援事業等を切れ目なく実施されました。このような中、コロナ禍における巣籠もり需要もあって、ふるさと応援寄附金が過去最高額となる大幅増収等により、一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算状況は全会計で黒字決算でありました。
 また、普通会計ベースの決算状況は、形式収支が11億3,800万円余りの黒字となり、翌年度への繰越財源を除いた実質収支についても8億2,000万円余りの黒字となり、引き続き健全運営を維持されております。
 今後も市庁舎整備をはじめ大型施設整備事業の需要は継続し、投資的経費の増加が見込まれますが、その財源として活用する地方債の取扱いにつきましても、地方交付税措置のない、また措置割合の低い市債の発行を見送る一方、交付税措置の有利な市債を積極的に活用するなど、市債残高の適正な管理に極力努められています。
 なお、積立金残高は、ふるさと応援寄附金が非常に好調であったことにより順調に増加していますが、今後の制度改正等、国、県の動向を注視しながら、引き続き特定財源の確保をはじめ財務基盤の強化を図られるとともに、ふるさと応援基金については、市民サービス向上のためにさらなる有効活用に努められるよう要望します。
 財政健全化判断比率につきましては、実質赤字比率及び連結実質赤字比率については、全ての会計においては黒字決算となったことから、いずれも比率は算定されず、また実質公債費比率については3か年平均で1.5%と、前年度より0.8ポイント減となっております。
 なお、将来負担比率については、充当可能財源等が将来負担額を上回っておりますことから、前年度と同じく比率は算定されず、財政健全化判断比率において現時点における財政状況は良好な状態であると認められます。
 次に、公営企業に係る資金不足比率につきましては、水道事業会計、下水道事業会計、病院事業会計ともに資金不足比率は算定されず、いずれも現時点における経営状況は良好な状態であると認められます。
 今後におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の長期化による市税等の減収や社会保障関連経費のさらなる増加が想定される中、市庁舎整備をはじめ、公共施設の長寿命化対応経費等の増大が見込まれ、厳しい財政運営となることが懸念されるところですが、市民の福祉向上のため、引き続き財務規律を維持された健全な財政運営を図られますようお願い申し上げます。
 なお、詳細な内容は、決算審査意見書、健全化判断比率及び資金不足比率の審査意見書、例月現金出納検査報告書のとおりでございますので、ご覧いただきたくお願いいたします。
 以上をもちまして監査等の結果報告とさせていただきます。
○議長(平井せい治君) 次に、市長報告に入ります。
 財政健全化法の規定に基づき、報第9号令和2年度決算に基づく近江八幡市の健全化判断比率について、報第10号令和2年度決算に基づく近江八幡市の資金不足比率について、地方自治法の規定に基づき、報第11号公益財団法人安土町文芸の郷振興事業団の令和2年度決算等について、以上3件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いいたします。
 以上をもちまして諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 議案の上程(提案理由説明)
     議第62号~議第81号
○議長(平井せい治君) 次に、日程第5、議案の上程を行います。
 議第62号から議第81号までの20件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥君) 朗読いたします。
 令和3年第3回(9月)近江八幡市議会定例会提出議案
市長提出議案
議第62号 令和2年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてほか決算認定議案10件
議第73号 令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)ほか補正予算議案2件
議第76号 近江八幡市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定についてほか条例関連議案3件
議第80号 災害対策用ワンタッチパーテーション物品供給契約の締結につき議決を求めることについてほかその他議案1件
 以上であります。
○議長(平井せい治君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 皆さんおはようございます。
 令和3年第3回9月定例会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 初めに、8月11日からの前線の停滞に伴う大雨により被災された皆様方に、心からお見舞いを申し上げます。滋賀県では14日を中心に近年にない豪雨に見舞われ、近江八幡市では11日の降り始めからの総降水量が400ミリを超えるなど、8月の月平均降水量の約3倍という観測史上最高を記録いたしました。幸い人的被害はありませんでしたけれども、桑実寺本堂消防用道路のり面の崩壊をはじめ各地で冠水被害が起こるなど、本市の災害に対する備えにつきましても、いま一度検討する必要性も感じておるところでございます。
 次に、新型コロナウイルス感染症に関してでございますけれども、滋賀県において8月8日から本市を含む13市が蔓延防止等重点措置の適用区域となっておりましたけれども、27日から県内全域が緊急事態宣言の対象地域に追加され、さらに厳しい状況となってございます。本市でも陽性者の数が増加してきており、予防だけでなく、感染者対応についても考えていかなければならない局面でございます。ワクチン接種につきましては、市内医療機関のご協力もあり、65歳以上の9割以上の方が2回目を終了するなど、一定予定どおりに進んでおりますけれども、引き続き多くの市民に早期にワクチンを接種していただけるよう、国、県にさらなるワクチンの供給を求めてまいりたいと考えております。
 次に、改めてご提案いたしますけれども、今議会で認定いただきます決算状況につきまして、冒頭、簡単にご報告申し上げます。
 令和2年度一般会計につきましては、実質収支8億2,000万円余りの黒字となりました。積立金は14億6,728万6,000円増の190億804万2,000円、市債につきましては7億5,836万1,000円減で260億7,484万円となり、コロナ禍においても積立金と市債のバランスに留意し、財政の健全化に努めてまいりました。その他の特別会計につきましても、実質収支の黒字もしくは収支ゼロと良好な状況にあり、公営企業会計につきましても、上水道、下水道、病院ともに当期純利益を計上いたしました。
 なお、財政の健全化を判断する各指標につきましても、実質赤字比率、連結実質赤字比率は赤字がないこと、また将来負担比率は充当可能財源が将来負担額を上回っていることから、前年度に引き続き健全な状況であり、実質公債費比率につきましては、前年度より0.8ポイント減少し1.5ポイントとなり、前年度よりさらに健全な状況となりました。
 また、このたび総務省から発表されましたふるさと納税に関する現況調査の結果によりますと、全国の令和2年度受入額等の実績は、金額で対前年度比約1.4倍、件数で同約1.5倍となっておりますが、本市の令和2年度実績は、金額で対前年度比約1.6倍の38億5,273万8,002円、件数で対前年度比約1.8倍の10万1,527件と、全国の伸び率を上回る結果となりました。近江八幡市を知っていただき、応援いただいた全国の皆様のご意向に沿えるよう、本市の発展や未来への投資のために大切に使わせていただきたいと考えております。ご寄附をいただきました皆様に、心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
 さて、市庁舎整備事業につきまして申し上げます。次の工程となる事業予算に係る債務負担行為予算の上程を予定しておりましたが、本定例会での上程は見送ることとさせていただきました。平成30年4月の市長就任以来、平成23年度以降の取組から得た市民の普遍的ニーズを把握検証するための基礎調査を実施した上で、令和2年3月に庁舎整備に関する基本方針となる基本計画をまとめ、本年7月末をもって基本設計を完了することができました。
 これまでの取組においては、議員の皆様をはじめ市民の方々からも、様々な機会を通じ貴重なご意見やご提案をいただきましたことに対し、改めて御礼を申し上げるものでございます。
 特に議員の皆様からは、「前回の市長選挙のように選挙結果に伴う庁舎整備の方針転換、さらには契約解除による賠償金が生じることがないよう慎重に進めるべきである」、「市民の方々への説明が十分でない」といったご意見を頂戴したところでございます。
 また、現基本設計については、市民説明会や市広報紙、市庁舎タイムズなどを通じて、市民の皆様に説明を重ねてまいりましたが、より多くの方々の理解を得ながら進める必要があるとも考えております。
 こうしたことから総合的な判断として、市庁舎整備における事業予算につきましては、来年4月の市長選挙後の上程が望ましいと考え、本定例会における予算上程は見送ることとさせていただきました。
 市庁舎整備へのご理解をいただいておりました議員及び市民の皆様には、予定をしておりました竣工が約8か月延びることとなり、申し訳なく思いますけれども、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
 今後におきましては、明日9月1日に創設されるデジタル庁の設置により、行政のデジタルトランスフォーメーションを前提としたICT化の流れがさらに加速すると予測されますので、これらを踏まえたワンストップサービスをはじめ、行政の在り方や市民サービス向上のための仕組み整備など、市民を迎え入れる中身となるソフトをより熟慮し、庁舎整備のハードと併せ、昇華させてまいりたいと考えております。
 さて、ここで所信のほどを述べさせていただきたいと存じます。
 4年、またそれ以前のことを振り返りますと、平成27年版の中期財政計画の内容がいかに将来の最大リスクを見込んだものとはいえ、庁舎の建設以降の大規模事業は含まれていないにもかかわらず10億に満たない毎年の投資事業額、通常は20億程度でございますけれども、非常に厳しい数字であったことに衝撃を受けるとともに、同規模の自治体の約2倍近くの建設費をかけた大きな庁舎は、大きな後年度負担を市民、特にこれから社会を担う若者、子どもたちにも強いることになるゆえに、このような事業は選挙を通じて直接市民の手でも判断されるべきという考えもあり、市長選挙に臨ませていただいたところでございます。
 一方で、1万名を超える署名を通じた要望にもかかわらず4月の市長選挙を控えた12月の議会に予算が上程され、契約に至ることとなりました。
 選挙の結果、公約の実現とともに、想定されたことではあるものの、小さからぬ額の賠償金を負担することになり、議員の皆様にも苦渋のご決断をいただいたところのものでございます。
 さきにも述べましたように、さきの議会でご指摘いただきましたよう、このようなことが今後あってはいけないということも考え、新庁舎建設に当たっての予算の上程は次の市長選挙後にすることを決断した次第でございます。
 今回の新庁舎の基本設計でのコンセプトは、基本計画にあるとおり、同市民の皆様に行政サービスを便利でストレスなく提供できるかの機能に主眼を置き、将来の施設規模の縮小や環境への負荷、資源の有効利用の観点から、既存の施設をできる限り活用し、機能を実現できる必要最小限の広さにとどめるとともに、これからの社会、ひいては行政における主要な課題の一つである環境への配慮、省エネに最大限の意を用いたものになっていると考えておるところでございます。
 来年4月までの期間は、このことをさらに市民の方に知っていただく期間になるとともに、新庁舎の建設とは並行して、将来に向けた新型コロナウイルス感染症が一層の拍車をかけております。デジタル技術などを駆使し実現され、いつでも、どこでも、市民に寄り添った行政サービスの提供に邁進していきたいと考えております。
 本議会でも、関連の条例を上程し、この10月から幾つかの手続をオンラインでできるように進めているところでもございます。
 また、この新しく設計された庁舎をも一つの軸として、将来の市の在り方として、いわゆるSDGsに端的に表現されますよう、持続可能な社会、自治体の姿に挑戦もしていきたいと考えるところでございます。
 それは、1つに、今回の新型コロナ感染症を経験した後の新しい危機管理の対応や医療を含めた社会の在り方であり、先ほども触れましたデジタル技術を用いた非接触型の行政サービスの提供、また一方、食料やエネルギーの地産地消、さきに宣言いたしましたCO2削減への取組などが上げられます。
 また、経済の礎として、農業を含めた意味での新しい生産技術や伝統文化や自然環境、この豊かな資源の適切な利活用、芸術やスポーツなどの振興などあらゆる分野で、いわゆる知的財産を生み出す拠点となるべき基盤を引き続き整備する必要性をも感じているところでございます。
 さらに、今の立場から足元を振り返りますと、積年の課題として解決していかなければならない主要道路の整備、治水、土地改良区施設維持、老朽化する水道施設の更新など、様々なインフラの整備や高齢化社会に対応する交通網や買物など物流の在り方への対応など、数え切れない課題が存在していることをこの間強く認識しているところでもございます。
 目下、喫緊の課題であるところのまだまだ収束を見せない新型コロナウイルス感染症への対応を含め、これらの状況を鑑みますと、ふるさとの未来に向けて、できる限りの努力をさらにしていくべきであると考えるに至ったところでございます。
 来年4月に予定される市長選挙において、もし負託をいただけるのであれば、現設計の新庁舎の建設、市民広場の整備を含め、これまでの方向性であります市民が主役、ハートフルな市政を理念としつつ、今概略述べましたような課題に全力で取り組んでいきたいと考えております。
 以上、所信として述べさせていただきました。
 それでは、本日提案いたしました議案につきましてご説明を申し上げます。
 まず、提出議案のうち、議第62号から議第69号までの議案につきましては、令和2年度近江八幡市の一般会計及び各特別会計決算に係る議案でございまして、地方自治法の規定に基づき、議会の認定を求めるものでございます。これらの議案につきましては、後ほど会計管理者からご説明を申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
 それでは、地方公営企業会計であります水道事業、下水道事業及び病院事業会計決算に係る議案につきましてご説明を申し上げます。
 まず、議第70号令和2年度近江八幡市水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 まず、業務面につきまして、給水戸数は3万4,535戸、給水人口は8万1,963人、有収水量につきましては864万4,275立米となりました。
 続いて、経理面につきましては、収益総額が17億9,500万5,876円で、費用総額が15億7,928万5,760円となり、この金額から消費税を除き、1億5,129万8,969円の純利益となりました。
 工事関係におきましては、基幹水道施設整備事業として岩倉浄水場改築工事をはじめ、送配水設備改良に8億152万4,615円を投入いたしました。
 また、地方公営企業法第32条の規定により、未処分利益剰余金のうち、800万円を減債積立金に、1億4,300万円を建設改良積立金に積立てすることについて提案させていただくものでございます。
 今後におきましても、良質な水道水を継続して安定的に供給するとともに、公営企業として業務の効率化を図り、持続可能な水道事業、市民に信頼される水道事業の運営に努めてまいります。
 次に、議第71号令和2年度近江八幡市下水道事業会計の利益の処分につき議決を求めること及び決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 まず、業務面につきまして、処理区域内水洗化人口は6万1,601人、普及率は83.84%、水洗化率は89.37%、有収水量につきましては前年度と比べて増加し、641万4,237立米となりました。
 続いて、経理面につきましては、公共下水道事業及び農業集落排水事業を合わせて、収益総額が20億9,203万6,120円で、費用総額が20億4,764万9,734円となり、この金額から消費税を除き、3,545万9,392円の純利益となりました。
 工事関係におきましては、集中浄化槽区域における管路等ストックマネジメント事業をはじめ、汚水管渠整備費に7,250万9,313円を投入しました。
 また、地方公営企業法第32条の規定により、未処分利益剰余金のうち、2,700万円を減債積立金に、400万円を建設改良積立金にそれぞれ積み立てるとともに、432万1,883円を資本金へ組み入れることについて提案させていただくものでございます。
 今後におきましても、計画的な施設の維持修繕等を進めていくとともに、健全な経営・サービスの維持、向上を図り、信頼される下水道事業の運営に努めてまいります。
 次に、議第72号令和2年度近江八幡市病院事業会計決算の認定を求めることについてご説明を申し上げます。
 まず、患者利用状況につきまして、入院患者は延べ数12万6,502人、1日平均では347人となり、外来患者は延べ数20万人、1日平均では823人でございました。
 次に、経営面につきましては、収益的収入が142億6,066万5,331円となったのに対して、収益的支出は135億8,368万8,427円となり、収支差引き6億7,697万6,904円の純利益を計上することができました。
 昨年度は、コロナ禍による感染者の対応に追われる中、入院、外来ともに患者数が減少し、医業収益は大きく落ち込んだものの、国の交付金を財源とした新型コロナウイルス感染症入院病床確保支援事業費補助金により財源確保ができたところでございます。
 また、電子カルテの更新、救急部門におけるセントラルモニタをはじめ、老朽化した医療機器の計画的な更新、建物全体を制御する中央監視装置やUPS設備、いわゆる非常用電源の蓄電池交換工事等の大規模な修繕を行ったところでございます。
 続きまして、各会計の補正予算に係る議案につきましてご説明を申し上げます。
 議第73号令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ23億900万5,000円を追加し、予算総額を359億2,532万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、ふるさと応援事業で寄附見込額引上げに伴います報償費及び積立金等、通学路安全対策施設整備事業でグリーンベルト及び路面標示整備としまして工事請負費、基金積立金で前年度繰越金に伴います財政調整基金積立金を追加。民生費におきまして、地域介護・福祉空間整備事業で介護事業所の非常用自家発電設備整備への支援といたしまして、負担金補助及び交付金を追加。衛生費におきまして、感染症予防対策事業で当初における新型コロナウイルスワクチン接種体制からの再構築としまして、委託料等を追加。商工費におきまして、商工業振興事業で地域活性化リフォーム促進としまして、負担金補助及び交付金等を追加。公債費におきまして、市債元金償還で前年度繰越金に伴います繰上償還を実施するための償還金利子及び割引料を追加するとともに、各費目におきまして、前年度国庫及び県支出金等の精算に伴います償還金利子及び割引料、施設の修繕に伴います物件費等を精査し、補正させていただくものでございます。
 これらの財源については、国庫支出金、県支出金、寄附金、諸収入及び市債と繰入金及び繰越金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為の補正につきましては、文化会館舞台照明及び舞台機構等改修工事設計業務委託事業に係る債務負担行為。次に、資料館及びかわらミュージアム管理運営事業に係る債務負担行為。次に、地方公務員法改正による定年延長のための例規整備支援業務委託事業に係る債務負担行為。次に、令和4年度近江八幡市議会議員補欠選挙入場整理券封入封緘業務委託事業に係る債務負担行為。次に、令和4年度近江八幡市長選挙入場整理券封入封緘業務委託事業に係る債務負担行為。次に、令和4年度指定ごみ袋購入事業に係る債務負担行為。次に、令和4年度老蘇こども園給食調理業務委託事業に係る債務負担行為。次に、外国語指導助手、いわゆるALT派遣委託事業に係る債務負担行為。次に、健康ふれあい公園施設管理運営事業に係る債務負担行為。以上、全9事業の期間及び限度額の設定を追加させていただくものでございます。
 第3表地方債の補正につきましては、土地改良事業、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業で国庫補助事業の採択、臨時財政対策債で発行可能額の確定に伴いまして、それぞれ限度額の変更をさせていただくものでございます。
 次に、議第74号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ5,518万4,000円を追加し、予算総額を80億8,918万4,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、基金積立金におきまして、財政調整基金積立金を追加。諸支出金におきまして、保険給付費等交付金償還金及び指定公費償還金で償還金利子及び割引料を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、諸収入と繰入金及び繰越金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 次に、議第75号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億4,153万円を追加し、予算総額を66億5,153万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、基金積立金におきまして、介護給付費準備基金積立金を追加。諸支出金におきまして、償還金で償還金利子及び割引料を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、繰越金で財源調整し、充当させていただくものでございます。
 続きまして、条例その他の議案についてご説明を申し上げます。
 まず、議第76号近江八幡市情報通信技術を活用した行政の推進に関する条例の制定につきましては、情報通信技術を活用した行政、いわゆるデジタル行政を推進し、市民等の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図り、もって市民生活の向上に寄与するため、情報通信技術を利用する方法により手続等を行うに当たり必要となる事項を定めたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第77号近江八幡市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、引用条項に号ずれが生じることから所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第78号近江八幡市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正に伴い、情報提供等記録の訂正を実施した場合における通知先が変更となること及び引用条項に号ずれが生じることから所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第79号近江八幡市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市計画法に規定する地区計画の区域内における適正な都市機能及び健全な都市環境を確保するため、建築物に関する制限を定める区域を追加したく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第80号災害対策用ワンタッチパーテーション物品供給契約の締結につき議決を求めることにつきましては、災害対策用ワンタッチパーテーション物品供給契約を締結するに当たり、契約金額等が確定しましたので、条例の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第81号老蘇こども園増改築工事請負契約の変更につき議決を求めることにつきましては、隣接する老蘇小学校のプールの給排水管が老蘇こども園敷地内に埋設されていることによる敷設替え等が生じたことから、老蘇こども園増改築工事請負契約に係る契約金額の変更を行いたく、提案させていただくものでございます。
 以上、20議案につきましてご審議いただき、ご可決を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。
 なお、これらの議案のうち議第80号災害対策用ワンタッチパーテーション物品供給契約の締結につき議決を求めることにつきましては、今後の災害等有事の際に使用するものであり、本日ご可決賜りますよう重ねてお願い申し上げます。
 以上、ありがとうございました。
○議長(平井せい治君) 中川会計管理者。
〔会計管理者 中川菜穂子君 登壇〕
◎会計管理者(中川菜穂子君) おはようございます。
 それでは、令和2年度の一般会計及び特別会計決算の認定に関係いたします議案についてご説明申し上げます。
 初めに、議第62号令和2年度近江八幡市一般会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入歳出の主な事項のみを申し上げますので、ご了承くださいますようお願いいたします。
 歳入決算額は476億2,292万3,000円、歳出決算額は464億8,437万1,000円で、歳入歳出差引き額は11億3,855万2,000円となり、うち翌年度への繰越財源が3億1,840万9,000円ですので、これを差引きしますと実質収支額は8億2,014万3,000円となり、黒字決算となりました。
 歳入につきましては、歳入決算額は476億2,292万3,000円となり、前年度と比較するとプラス36.6%で、127億5,752万3,000円の増となりました。
 歳入の根幹をなす市税につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響の少ない前年度を課税の基礎とする個人市民税及び固定資産税における納付すべき額では増加が見られたものの、法人市民税における地方法人課税の偏在是正に伴う税率引下げ、新型コロナウイルス感染症対策における税制措置の一つである徴収猶予特例の影響が大きく、全体として1億5,723万9,000円減の113億7,076万1,000円となりました。
 市税の徴収率は、現年分で98.1%、滞納繰越分を含めた全体で95.97%となりました。
 消費税率引上げの増収が令和元年度は僅かであることを踏まえ、幼児教育・保育の無償化のための財源対応として、前年度のみ創設された子ども・子育て支援臨時交付金を含む地方特例交付金が、前年度より1億7,564万円の減となりましたが、地方消費税交付金は3億268万7,000円の増となりました。地方交付税のうち普通交付税は、合併算定替え期間終了による減があったものの、地方法人課税の偏在是正措置として創設された地域社会再生事業費の増加が大きく、対前年度6,379万9,000円増の46億9,633万8,000円。特別交付税は、災害による被害が少なかったことから、対前年度3,121万6,000円減の9億691万9,000円となりました。
 また、国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対策として編成された国補正予算を活用した特別定額給付金事業や地方創生臨時交付金などにより、対前年度100億9,086万1,000円増の150億7,303万9,000円となり、また、県支出金は、八幡西中学校前農道整備や畜産クラスター施設整備支援などにより、対前年度1億9,498万1,000円増の30億1,351万2,000円となりました。
 その他、幼児教育・保育の無償化が通年化されたことにより、分担金及び負担金、使用料が減少しました。また、歳入確保策として進めていますふるさと納税は、前年度を大きく上回る過去最高額となる寄附金を市外の方から受け取ることができ、寄附金全体で対前年度14億8,996万7,000円増の38億6,135万1,000円となりました。
 市債については、これまでと同様に、交付税措置のない、または低い市債の発行抑制に努めた一方、令和元年度国の補正予算に対応した市債は交付税措置が有利であることから、竹町都市公園整備や小・中学校のICT環境に積極的に活用したため、対前年度4億3,432万3,000円増となる15億5,379万4,000円で、うち臨時財政対策債が9億9,972万4,000円となりました。
 歳出につきましては、歳出決算額は464億8,437万1,000円で、対前年度プラス36.7%で124億6,942万1,000円の増となりました。
 歳出の主な内容としましては、図書館が遠距離で利用しにくい地域のために、各地を巡回して図書館サービスを提供できる移動図書館車を導入しました。
 また、性別にかかわらず、その個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現に向けて、男女共同参画おうみはちまん2030プランを策定しました。
 平成13年度より近江八幡の歴史を記録してきた市史編さん事業は、第9巻地域文化財を刊行することができ、未来に引き継ぐとともに、多様な文化財のまちづくりや観光との連携を示した文化財保存活用計画を策定しました。
 商工業を取り巻く厳しい環境を見据え、第1次総合計画と連動した今後の商工業政策の方向性を示す商工業振興ビジョンを策定しました。
 健康ふれあい公園は、全体整備を5期に分けて進めており、第4期のサッカー場が完成し供用開始しました。また、一極集中の都市構造ではなく、各地域が活力を持続できる日常生活圏の構築を図るネットワーク型コンパクトシティーを推進する指針となる立地適正化計画を策定し、あわせて都市計画マスタープランを改定しました。
 新型コロナウイルス感染症対策に対応するため、切れ目なく補正予算を編成し実施した主な独自施策は、市民生活支援として、緊急事態宣言下で子どもたちが家庭で長時間過ごすことから、ゼロ歳から18歳までを対象に1人当たり1万円を給付しました。また、国の特別定額給付金の基準日以降に出生した新生児は国の給付対象とならないことから、国と同等の支援となる10万円を給付しました。
 事業者支援として、枝肉価格の下落に対して既存制度で補填されない部分への上乗せ支援及び肥育素牛や繁殖素牛の導入に要する経費の支援を実施し、畜産農家の近江牛事業継続を図りました。また、国の持続化給付金を受けた事業者に対して上乗せ支援の実施、国の持続化給付金の給付対象とならないみなし法人に対して、国と同様の支援を実施しました。一方、現事業の継続が困難なため、新たな事業展開に取り組む事業者に対する支援、観光事業関連施設において感染予防に取り組む経費について支援を実施しました。
 各団体への活動再開支援として、学区まちづくり協議会、自治会、障害福祉団体及び子育てサークル・支援団体に対して、活動再開に向けた感染予防対策経費について支援を実施しました。
 地域経済活性化対策として、市民1人当たりに市内中小事業所で利用できる3,000円のクーポンを配付し、市内の地域経済活性化を図るじもと応援クーポン事業を2回にわたり実施しました。
 感染拡大防止対策として、市施設に配備する消毒液の確保、各施設に非接触型体温測定AIカメラの導入、高性能マスクの備蓄を行い、感染拡大の防止に努めました。
 目的別の状況では、新型コロナウイルス感染症対策事業として実施した特別定額給付金事業及びふるさと応援寄附金事業などにより、総務費において、対前年度100億1,827万7,000円増の177億859万7,000円が主要因となりました。
 性質別の状況では、義務的な経費である人件費において、会計年度任用職員制度開始に伴い物件費から異動した影響により、対前年度6億6,772万1,000円増の50億4,282万5,000円となり、一方、物件費では、小・中学校GIGAスクール構想推進による1人1台端末整備や新型コロナウイルス感染症対策経費が会計年度任用職員制度の人件費への異動分を超える影響となったため、対前年度4億1,682万6,000円増の52億5,490万7,000円となりました。また、新型コロナウイルス感染症対策事業として、補助事業及び市単独事業ともに市民生活支援、事業者活動支援事業などといった様々な事業を切れ目なく迅速に実施したことから、補助費等が146億1,567万6,000円と対前年度比103億1,881万円の大幅な増加となりました。普通建設事業費は、現庁舎の耐震工事実施や民間認定こども園保育所施設整備事業などに伴い、対前年度5億7,279万5,000円増の30億7,102万1,000円となりました。
 このように市民生活に密着した様々な事業の着実な実施と新型コロナウイルス感染症対策の積極的で機動的な対応により、財政調整基金残高は対前年度1億1,260万9,000円減の40億4,972万3,000円となりましたが、ふるさと納税などの歳入確保にも努めた結果、積立金残高全体では、対前年度14億6,728万6,000円増の190億804万2,000円となりました。一方、市債残高については、対前年度7億5,836万1,000円減の260億7,484万円となり、コロナ禍においても市債と積立金のバランスに留意し、財政運営の健全化の維持に努めました。
 なお、令和2年度末の公有財産等の資産保有状況につきましては、歳入歳出決算書に添付しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 続きまして、各特別会計決算についてご説明申し上げます。
 初めに、議第63号令和2年度近江八幡市国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は75億54万3,000円、歳出決算額は74億7,240万9,000円で、歳入歳出差引き額は2,813万4,000円の黒字決算となり、令和2年度末の国民健康保険財政調整基金残高は5億2,182万2,000円となりました。
 令和2年度においては、新型コロナウイルス感染症により大きく影響を受けている被保険者に対し、傷病手当金の支給や収入が減少した世帯等に対して保険料の減免の対応を行いました。
 医療給付状況については、社会保険の加入要件の緩和や後期高齢者医療制度への移行者による被保険者の加入減により医療費は減少傾向でしたが、令和2年度はさらに新型コロナウイルス感染症に伴う受診控えが影響し、医療費は減少となりました。
 次に、議第64号令和2年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 この特別会計は、近江八幡市と日野町、竜王町の1市2町が共同で介護認定審査会を設置し、近江八幡市が事務局となって審査判定業務を共同処理しており、構成市町の負担金で運営を行っています。令和2年度は156回の介護認定審査会を開催し、3,333件の案件について審査判定を行い、歳入歳出決算額ともに2,865万9,000円となりました。
 次に、議第65号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は64億9,597万6,000円、歳出決算額は63億5,444万5,000円で、歳入歳出差引き額は1億4,153万1,000円の黒字決算となり、令和2年度末の介護保険給付準備基金残高は9億8,085万円となりました。
 次に、議第66号令和2年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 この特別会計は、指定介護予防支援事業所の指定を受け、保健師、社会福祉士、介護支援専門員等が介護予防サービス計画を含む予防給付のケアマネジメント業務を行うとともに、その業務の一部を居宅介護支援事業所に委託しており、歳入歳出決算額ともに1,079万2,000円となりました。
 次に、議第67号令和2年度近江八幡市文化会館事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 文化会館は、市民の芸術鑑賞や創造、発表の場、あるいは関係づくりの場として、市民の芸術文化の向上に努めています。
 自主文化事業については、市民の方々に舞台芸術を身近に親しんでいただくために幅広いジャンルから11公演を計画しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、事業は中止・延期としました。
 また、市民の皆様を含め多くの方々の文化芸術や文化団体の活動を行う場を提供するために、安全で快適に利用できる施設の管理運営に努めました。貸館については、ホール・練習室等の定員を削減し、3つの密を回避するなど、新型コロナウイルスの感染対策を取りながら、利用者が安心して使用できる環境づくりに努めました。令和2年度の会館利用者件数は延べ1,373件、利用者数は約2万6,400人となり、地域の文化振興に寄与することができました。
 歳入決算額は5,458万6,000円、歳出決算額は5,428万9,000円で、歳入歳出差引き額は29万7,000円の黒字決算となりました。
 次に、議第68号令和2年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 歳入決算額は9億9,941万円、歳出決算額は9億9,830万7,000円で、歳入歳出差引き額は110万3,000円となりますが、この繰越金のうち109万8,000円は、令和3年度に保険料として滋賀県後期高齢者医療広域連合に納付するものです。
 次に、議第69号令和2年度近江八幡市大中の湖地区基幹水利施設管理事業特別会計決算の認定を求めることについてご説明申し上げます。
 旧近江八幡市、旧安土町及び旧能登川町の1市2町が平成8年度から、それぞれ管理受託者として琵琶湖干拓大中の湖地区新田排水機場の維持管理を行っており、平成28年度からの5か年間は本市が代表して施設の運営、維持管理を行い、令和3年度からは東近江市が代表して運営、維持管理を行います。令和2年度は、歳入歳出決算額ともに3,350万円となりました。
 以上、令和2年度の一般会計及び7つの特別会計決算認定に関係いたします案件についてご説明を申し上げました。詳細につきましては、主要な施策の成果に関する説明書、監査委員から提出いただいております一般会計及び各特別会計決算審査意見書を参考にしていただきまして、ご審議を賜り、認定をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(平井せい治君) 以上で議案の上程を終わります。
 ここでお諮りします。
 ただいま上程しました議案のうち議第80号については、本日採決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの件については本日採決することに決しました。
 それでは、本日採決します議案について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前10時34分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時34分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 質疑
○議長(平井せい治君) それでは、日程第6、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
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△日程第7 委員会付託
○議長(平井せい治君) 次に、日程第7、委員会付託に入ります。
 本日採決します議第80号については、お手元に配付しました議案付託表のとおり、産業建設常任委員会に付託します。
 後刻、再開後に審査報告が願えますようよろしくお願いします。
 なお、産業建設常任委員会はこの後、第3・第4委員会室で開議されます。
 休憩します。
               午前10時35分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時16分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 委員会審査報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第8、委員会審査報告に入ります。
 産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長大川恒彦君。
             〔7番 大川恒彦君 登壇〕
◆7番(大川恒彦君) それでは、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された案件を審査するため、先ほど委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
議第80号 災害対策用ワンタッチパーテーション物品供給契約の締結につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告は終わります。
 それでは、議第80号について討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前11時18分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時18分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 討論・採決
○議長(平井せい治君) それでは、日程第9、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 それでは、議第80号について、起立により採決します。
 お諮りします。
 議第80号災害対策用ワンタッチパーテーション物品供給契約の締結につき議決を求めることについては、産業建設常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第80号は原案を可決することに決しました。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明31日から9月7日までは議案熟読のため休会とし、9月8日定刻に再開し、個人質問を行います。
 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、9月1日正午までに事務局へ提出をお願いします。
 本日はこれをもちまして散会します。
 ご苦労さまでした。
               午前11時20分 散会
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