録画中継

令和4年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
2月17日(木) 初日
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 諸般の報告
   議長報告、監査報告、市長報告
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第1号 ~ 議第32号
               午前9時31分 開会
○議長(平井せい治君) 皆さんおはようございます。
 これより本日招集されました令和4年第1回近江八幡市議会定例会を開会します。
 直ちに本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(平井せい治君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 井上 芳夫君
 岡山かよ子君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 会期の決定
○議長(平井せい治君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。
 お諮りします。
 本定例会の会期は、お手元に配付しました日程表のとおり、本日から3月17日までの29日間としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から3月17日までの29日間と決定しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 諸般の報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。
 まず、議長報告を行います。
 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付いたしました報告書のとおりでございますので、ご了承お願いします。
 次に、監査報告に入ります。
 監査委員の報告を求めます。
 監査委員井上芳夫君。
             〔11番 井上芳夫君 登壇〕
◆11番(井上芳夫君) おはようございます。監査委員の井上でございます。
 例月現金出納検査の結果について、次のとおりご報告申し上げます。
 地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、一般会計、各特別会計、各基金会計、各公営企業会計について、令和3年11月に10月分、令和4年1月に令和3年11月分及び12月分の現金出納検査を実施しました結果、いずれの会計とも現金等のあり高をはじめ歳入歳出等の計数は正しく、かつ出納に係る事務処理も妥当と認めました。
 よって、同条第3項の規定に基づき、その結果を市長、議長に報告いたしました。
 この詳細な内容につきましては、例月現金出納検査報告書のとおりでございますので、ご覧いただきたいと存じます。
 以上をもちまして監査報告とさせていただきます。
○議長(平井せい治君) 次に、市長報告に入ります。
 報第1号専決処分の報告について、以上1件の報告が提出されましたので、ご了承をお願いします。
 以上で諸般の報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第1号~議第32号
○議長(平井せい治君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第1号から議第32号までの32件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥君) 朗読いたします。
 令和4年第1回(3月)近江八幡市議会定例会提出議案
議第1号 専決処分の承認を求めることについて令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)
議第2号 令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)ほか補正予算案9件
議第12号 令和4年度近江八幡市一般会計予算ほか令和4年度予算案9件
議第22号 近江八幡市国民保護協議会条例の一部を改正する条例の制定についてほか条例関連議案7件
議第30号 旧桐原幼稚園他解体工事請負契約の変更につき議決を求めることについてほかその他議案2件
 以上であります。
○議長(平井せい治君) 次に、提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
 開会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
 立春を過ぎ、暦の上では春にはなりますが、まだまだ寒い日が続いております。特にこの冬は、年末の彦根市や米原市、長浜市などの県北部を中心に、例年にないような降雪もあり、交通などへの影響も報じられております。幸い、本市では、若干の積雪はあるものの、大きな事故や混乱もなく過ごせていることに安堵しつつ、本格的な春の訪れを心より祈っているところでございます。
 まず、冒頭ではございますが、このたび本市の総合医療センターに勤務する職員が新型コロナウイルス対策である持続化給付金の詐欺に関わった容疑で逮捕されました。このことは大変遺憾であり、議員の皆様、市民の皆様には多大なご心配をおかけし、また信頼を損ねましたことに対しまして、心よりおわびを申し上げます。
 本件につきましては、事実関係を確認の上、厳正に対処してまいりますとともに、総合医療センターのみならず、本市職員全体で再発防止はもとより、服務規律の確保及び綱紀の保持を徹底し、皆様の信頼回復に努めてまいりたいと考えております。
 さて、令和4年第1回市議会定例会を招集させていただきましたところ、議員の皆様方におかれましては、公私何かとご多用の中ご出席を賜り、誠にありがとうございます。また、平素から市政運営に格段のご理解、ご協力を賜っておりますことに対しまして、心より厚く御礼を申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症は、年明けから全国でオミクロン株による感染が蔓延しており、まさに第6波の渦中にあります。本市におきましても、様々な形での支援に取り組んでまいりましたが、市民の皆様や事業者の皆様にとっては、心休まるときのない日々が続いていることと存じます。
 2月に入り、3回目のワクチン接種もようやく本格化してまいりました。国産の経口薬が開発され、使用のめどが立つなどの報道もございます。長く寒い冬であっても必ず春が来るように、少しずつではありますが、明るい兆しも見えてまいりました。皆様には、マスク着用や手洗い、うがい等、いましばらくの間はそれぞれができる予防や対策に努めていただきながらお過ごしくださいますよう、改めてお願いを申し上げます。
 引き続きまして、提案説明をさせていただきます。
 提案いたします議案は、予算関連議案が21件、条例その他の議案が11件でございます。
 まず、議第1号専決処分の承認を求めることにつきましては、緊急を要し、議会を招集する時間的余裕がなかったことから、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、去る1月17日付をもって専決処分をさせていただきましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
 専決処分させていただきました令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)につきましては、総務費におきまして、税制度の関係により年末に向けて急増するふるさと応援寄附金について、ふるさと応援事業で寄附に対する積立てを行うとともに、寄附者に対する報償費等を追加させていただいたものでございます。
 これらの財源につきましては、寄附金及び繰入金におきまして財源調整をさせていただいたものでございます。
 次に、議第2号令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,596万8,000円を追加し、予算総額を428億8,251万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、職員給与費(一般管理費)で退職者に対する職員手当、基金費で積立金を追加、安土町総合支所庁舎整備事業で工事請負費を減額。
 民生費におきまして、障害福祉サービス等給付事業で扶助費を追加、民間心身障害児者社会福祉施設整備事業及び低所得の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業等で負担金補助及び交付金、福祉医療費助成事業(県)、施設型給付事業及び地域型保育事業で扶助費等を減額。
 衛生費におきまして、感染症予防対策事業で物件費等を追加。
 農林水産業費におきまして、担い手育成支援事業で国の補正予算活用に伴い負担金補助及び交付金を追加、畜産業振興事業で負担金補助及び交付金、土地改良事業で市営土地改良事業に伴う工事請負費等を減額。
 商工費におきまして、観光地域振興無電柱化推進事業で負担金補助及び交付金を追加。
 土木費におきまして、国庫補助市道改良事業で国の補正予算活用に伴い工事請負費等を精査し、新エネルギーパーク整備事業で工事請負費等を減額。
 教育費におきまして、小学校運営事業及び中学校運営事業で国の補正予算活用に伴い物件費、小学校施設整備事業及び中学校施設整備事業で国の補正予算活用に伴い工事請負費等を追加、社会体育施設整備事業で工事請負費等を減額。
 公債費におきまして、市債利子償還で償還金利子及び割引料を減額するとともに、各費目におきまして、職員給与費及び物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、市税、法人事業税交付金、地方消費税交付金、地方特例交付金、地方交付税、分担金及び負担金、使用料及び手数料、国庫支出金、県支出金、財産収入、寄附金及び諸収入と繰入金及び市債で財源調整し充当させていただくものでございます。
 第2表債務負担行為補正につきましては、安土町総合支所耐震改修整備事業に係ります限度額の変更に伴いまして、債務負担行為を変更させていただくものでございます。
 第3表地方債補正につきましては、各事業におきまして事業費等を精査し、限度額の追加及び変更、廃止をさせていただくものでございます。
 次に、議第3号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ3億1,718万4,000円を減額し、予算総額を77億7,200万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、国保事務事業等で物件費等を減額。
 保険給付費におきまして、医療機関等支払負担金及び高額療養給付負担金等で負担金補助及び交付金を減額。
 国民健康保険事業費納付金におきまして、負担金補助及び交付金を減額。
 保健事業費におきまして、特定健康診査等事業で物件費等を減額。
 諸支出金におきまして、一般会計繰出金を追加するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国民健康保険料、国庫支出金、県支出金及び諸収入等と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第4号令和3年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ125万円を減額し、予算総額を3,395万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、介護認定審査会設置事業費におきまして、人件費及び物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、分担金及び負担金と繰入金を充当させていただくものでございます。
 次に、議第5号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ3,635万7,000円を減額し、予算総額を66億1,517万3,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、介護保険管理運営事業等で物件費等を減額。
 保険給付費におきまして、施設介護サービス給付事業で負担金補助及び交付金を追加、居宅介護サービス給付事業及び地域密着型介護サービス給付事業等で負担金補助及び交付金を減額。
 地域支援事業費におきまして、介護予防・生活支援サービス事業等で委託料等を減額するとともに、各費目におきまして物件費等を精査し補正させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、財産収入及び諸収入と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第6号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ102万1,000円を減額し、予算総額を1,087万9,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、介護予防サービス計画事業で委託料等を減額させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、サービス収入と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第7号令和3年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、歳入歳出それぞれ1,234万円を減額し、予算総額を7,136万円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、文化会館事業費におきまして、文化会館管理事業及び文化会館自主事業で物件費等を減額させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、使用料及び手数料、入場料収入、繰越金及び諸収入と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第8号令和3年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,033万5,000円を追加し、予算総額を10億5,533万5,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容といたしましては、総務費におきまして、職員給与費及び後期高齢者医療賦課徴収事業等の物件費等を減額。
 後期高齢者医療広域連合納付金におきまして、負担金補助及び交付金を追加させていただくものでございます。
 これらの財源につきましては、後期高齢者医療保険料及び広域連合支出金と繰入金で財源調整し充当させていただくものでございます。
 次に、議第9号令和3年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)につきまして説明をさせていただきます。
 資本的収支予算において、資本的収入8,775万3,000円を増額し、2億4,406万3,000円とし、資本的支出7,379万4,000円を減額し、5億3,400万2,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容につきましては、令和4年度以降における重要管路更新事業のうち、基幹管路の耐震化を進めるに当たって、国庫補助事業である水道管路緊急改善事業を活用して実施するために、企業債の限度額を引き上げるとともに、建設改良費を精査する補正をさせていただくものでございます。
 次に、議第10号令和3年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第1号)につきまして説明をさせていただきます。
 収益的収支予算において、収益的収入5,991万1,000円を増額し、21億1,955万4,000円とし、収益的支出992万円を増額し、20億5,719万9,000円とさせていただくものでございます。
 また、資本的収支予算において、資本的収入2,608万7,000円を減額し、13億1,254万6,000円とし、資本的支出3,834万7,000円を減額し、21億2,275万5,000円とさせていただくものでございます。
 主な内容につきましては、収益的収支予算については、流域下水道維持管理負担金に関して、平成28年度から令和2年度までの湖南中部処理区第8期経営計画の終了に伴う余剰金返還額及び当年度における不足額を追加しました。
 資本的収支予算については、国の令和3年度第1次補正予算に伴い、管路ストックマネジメント事業の増額を行うとともに、収益的収支予算及び資本的収支予算の全ての収入支出科目を精査し、企業債発行額の縮減に取り組み、決算見通しを定める補正をさせていただくものでございます。
 次に、議第11号令和3年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして説明をさせていただきます。
 収益的収支予算の医業外収益において、2億4,774万6,000円を追加させていただくもので、新型コロナウイルス感染症関連事業に伴う補助金及びふるさと応援寄附における一般会計負担金に対応するものでございます。
 続きまして、令和4年度の近江八幡市各会計予算につきまして説明をさせていただきます。
 内閣府の令和4年1月18日発表の月例経済報告によると、我が国の経済の先行きについては、感染対策に万全を期し、社会経済活動を継続していく中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していくことが期待されるものの、感染症による影響や供給面での制約、原材料価格の動向による下振れリスクに十分注意する必要があり、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があるとされております。
 国においては、令和3年度補正予算と令和4年度当初予算を一体として編成する、いわゆる16か月予算の考え方の下、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期しつつ、成長と分配の好循環とコロナ後の新しい社会の開拓をコンセプトとする新しい資本主義の実現を図る経済対策として、新型コロナウイルス感染症の克服に向け、国民を守る医療提供体制や検査体制の確保、変異株を含む新たなリスクに対する万全の備えのためのワクチン、治療薬等の研究開発、雇用、事業、生活に対する支援等を推進していくとされています。
 滋賀県におきましては、コロナ禍による影響やデジタル化の進展など、現在が大きな転換期にあるという認識の下、基本構想で掲げる「未来へと幸せが続く滋賀」の実現を目指し、令和4年度予算においては、こころの健康、次世代・子ども政策、活力ある滋賀づくり、グリーン社会への挑戦という4つの柱を重点的に取り組む施策として予算編成されました。
 このような中、令和4年度の市政運営方針につきましては、市民一人一人に寄り添ったハートフルなまちづくりのために、職員全員の創意工夫、発想、情熱、意思を総結集し、市政運営に当たります。そのために、戦略と戦術を分けて考える。情報伝達に対する意識を強く持つ。改善する意識を持って日々の業務に取り組む。これらのことを念頭に置いて、各施策の推進を図ってまいりたいと考えております。
 令和4年度当初予算編成については、本年4月の市長選挙を控え、新たな政策的経費を除いた骨格予算と位置づけ、市政を停滞させず、最大限、市民への行政サービスの提供に対応するものとし、ウイズコロナ、アフターコロナを見据えては、国の経済財政運営と改革の基本方針2021のテーマであるグリーン、デジタル、活力ある地方創り、少子化対策が非常に重要なキーワードとなるため、次の4点について重点的に取り組みます。
 1つ目に、グリーン社会の実現に向けてでございます。
 本市では、昨年7月に気候非常事態宣言を表明し、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指しており、市民、事業者、行政が一体となってカーボンニュートラル実現に向けた取組を進めます。
 2つ目に、デジタル技術の活用です。
 自治体においても、市民サービスの利便性向上や行政事務の効率化のためには、デジタル技術の活用が必要不可欠であり、市民サービスの質を低下させず、より高度なサービスが提供できるような体制の構築を目指します。
 3つ目に、地域の魅力発信です。
 本市には、魅力的な自然、食、歴史があり、それぞれの魅力をさらに磨き上げ、魅力を発信することで、本市のファンを増やし、都市部や市外からの人の流れをつくりたいと考えております。
 4つ目に、子育てしやすい環境の整備です。
 子どもは未来を担う存在であり、我が国において少子化は深刻な問題であることから、本市では、子ども医療費助成制度を実施し、子育て世帯の経済的な負担軽減を図っているところでございます。健康ふれあい公園の児童遊戯場など、子どもが安心して遊ぶことができ、親子同士の交流の場など、引き続き子育て支援施策を推進し、子育てしやすいまちづくりに取り組んでまいります。
 以上を踏まえまして、令和4年度一般会計当初予算は、特に、きめ細かな子ども子育て、安心安全を守る非常備消防の充実、環境に配慮した省エネ推進の分野にバランスよく配分した予算とし、前年度より26億4,000万円、率にして8.0%増の355億2,000万円としたものでございます。
 なお、市長選挙後の市長公約等に係ります新たな政策的経費につきましては、市議会6月定例会において肉づけ予算として編成することとしております。
 財源的には、市民サービス提供に向けた歳出予算化に伴いまして、歳入の根幹であります市税をはじめとする歳入一般財源は最大限見込み計上しております。また、各種事業につきましては、国県支出金の確保、及びハード事業につきましては、世代間の公平負担の観点も含め、交付税措置のある市債の活用を図り、継続的な大型施設整備事業につきましては、公共施設等整備基金を活用するとともに、コロナ禍においても市民サービスの低下を招かないよう、ふるさと応援基金をはじめとした基金の効果的な活用など、今後の持続可能な行財政運営にも留意したものとしております。
 近江八幡市第1次総合計画に掲げております6つの基本方針に応じた令和4年度の主な事業といたしましては、1、教育・人づくりでは、安土保育園等の整備に係ります民間保育所施設整備補助事業で約2億7,000万円、第79回国民スポーツ大会施設整備事業で約2億3,000万円。2、福祉・医療・人権では、子ども医療費助成事業で約1億7,000万円、新型コロナウイルスワクチン接種事業で約2億8,000万円、高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業で約600万円。3、環境・歴史・文化では、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業で約2億円、文化会館整備事業で約2,600万円。4、産業・観光振興では、近江牛の支援といたしまして、畜産業振興事業で約1億2,000万円、地域経済活性化住宅リフォーム推進事業で5,000万円、津田干拓果樹団地整備事業で約2,800万円。5、都市基盤整備では、道路照明灯LED化の加速化などの市道維持補修事業で9,000万円、地理情報システム(統合型GIS)の更新及び機能強化を図る都市計画事務事業で約2,800万円。6、地域自治・行政経営では、耐震補強工事を行う安土町総合支所庁舎整備事業で約1億円、市税等納付書のQRコード決済導入に係ります市税等徴収事業で約1,200万円などを計上しております。
 また、令和4年度は、ふるさと応援寄附金活用事業として令和2年度から3か年継続して取り組む5事業を予算化するとともに、本市が抱える様々な課題の解決や本市の魅力にさらに磨きをかけ、市民福祉の向上につながることを目的に、全国の方々から多くのご寄附を頂戴いたしましたふるさと応援寄附金を効果的に活用させていただく、ふるさと応援寄附金にふさわしい事業継続への配分と市民サービスの拡充につながる特別枠を新たに設け、ふるさと応援事業の事務費繰入れを除き、ふるさと応援基金繰入金として総額で約9億600万円を計上しております。
 次に、国民健康保険特別会計をはじめとする6特別会計の予算額につきましては、前年度から4億1,830万円増の161億2,810万円、水道事業会計と下水道事業会計、病院事業会計の3企業会計の予算額は、前年度から11億8,096万9,000円増の235億8,616万3,000円とし、一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算総額は、前年度から42億3,926万9,000円増の752億3,426万3,000円とさせていただきました。
 それでは、議案ごとに説明をさせていただきます。
 まず、議第12号令和4年度近江八幡市一般会計予算につきまして説明をさせていただきます。
 予算編成の前提となります歳入でございますが、市民サービスの提供に向けた歳出予算化に伴いまして、市税をはじめとする歳入一般財源は最大限予算化をしております。
 第1款市税では、コロナ禍による前年度の歳入見通しから税収の回復見込みや国の地方財政収支見通しを踏まえ、前年度から8億1,600万円増の111億300万円を計上しております。
 第2款地方譲与税から第8款環境性能割交付金までの各交付金につきましては、本市の令和3年度決算見込額や国の地方税収入見込みを勘案しまして、それぞれ計上をいたしております。
 このうち第7款地方消費税交付金につきましては、景気経済にさほど左右されない特性と本市の令和3年度決算見込額や国の地方税収入見込みを勘案し、4億5,000万円増の15億5,000万円で計上をしております。
 第9款地方特例交付金につきましては、事業用資産に係ります令和3年度分の固定資産税及び都市計画税の軽減措置に対する新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金が終了しましたことから、4億8,000万円減の9,000万円で計上をしております。
 第10款地方交付税の普通交付税につきましては、総務省の地方財政計画で3.5%増が示されていることを勘案しまして、前年度より5億円増の49億円を計上し、特別交付税も合わせました地方交付税全体で55億円を計上しております。
 第14款国庫支出金では、扶助費等に伴います国庫負担金は、障害福祉サービスの利用者増加や新型コロナウイルスワクチン接種事業が本年9月まで延長されることに伴い増加を見込むとともに、普通建設事業に伴います国庫補助金の増加等によりまして、5億6,781万2,000円増の57億3,457万6,000円を計上しております。
 第15款県支出金では、国庫負担金と連動した扶助費等の影響に加え、新たに参議院選挙及び県知事選挙費用の増加等によりまして、850万1,000円増の30億8,188万7,000円を計上しております。
 第17款寄附金では、ふるさと応援寄附金について、これまでの13億円から20億円と見込みまして、7億円増の20億18万円を計上しております。
 第18款繰入金では、一般財源の不足分の補填として財政調整基金繰入金を前年度から3億3,000万円減の5億円、継続的な大型施設整備に係ります事業経費に充当するため、公共施設等整備基金繰入金を前年度から2億2,085万9,000円減の1億858万2,000円、ふるさと応援事業に係ります経費及びふるさと応援基金活用策として継続事業への配分と市民サービスの拡充につながる特別枠へふるさと応援基金繰入額を8億1,430万7,000円増の21億9,243万7,000円、その他特定目的基金から子ども医療費助成に伴います繰入金など1,281万8,000円減の2億592万7,000円をそれぞれ計上しております。
 第20款諸収入では、学校給食費の公会計化に伴います保護者負担の給食費を新たに見込むなど、3億9,128万円増の8億2,677万7,000円を計上しております。
 第21款市債では、地方交付税の代替措置となります臨時財政対策債につきまして、総務省の地方財政計画で67.5%減が示されていることから、前年度より7億5,000万円減の5億5,000万円を計上するとともに、安土町総合支所庁舎整備事業、認定こども園・保育所施設整備事業、民間心身障害児者社会福祉施設整備事業、土地改良事業、津田干拓果樹団地整備事業、観光地域振興無電柱化推進事業、急傾斜地崩壊対策事業、国庫補助市道改良事業、国庫補助市道長寿命化事業、下水道事業会計繰出金(公共下水道事業)、消防・防災施設整備事業、社会体育施設整備事業、安土文芸の郷公園施設長寿命化整備事業、文化会館整備事業に係ります事業債を含め、市債全体で前年度から6億2,740万円減の11億9,040万円を計上しております。
 その他の歳入科目につきましては、前年度実績、制度変更や社会経済情勢等の諸条件を勘案し、計上しております。
 次に、歳出につきまして、各款ごとに説明をさせていただきます。
 第1款議会費では、市議会放映経費、会議録作成業務及び議会だより発行等の議会運営に係ります経費としまして、2億5,172万9,000円を計上しております。
 第2款総務費では、ふるさと応援事業や市の魅力発信のためのシティプロモーション事業に係ります経費、自治コミュニティ活動支援事業でまちづくり支援交付金等の経費、市民バス運行に係ります経費、沖島離島振興に係ります経費、市税の賦課・徴収事業で収納率向上と納税意識の高揚を図るための経費、庁舎及び市有財産、各種電算システムの維持管理に係ります経費、公用車のリース導入に係ります経費、通学路安全対策工事に係ります経費、参議院選挙に係ります経費など、67億2,578万3,000円を計上しております。
 第3款民生費では、障害福祉サービス等給付事業で障害を持つ方の支援に係ります経費、子ども医療費助成や各種福祉医療費助成に係ります経費、放課後児童クラブ等への補助などの放課後児童対策に係ります経費、児童手当や児童扶養手当の支給に係ります経費、保育人材の確保に係ります経費、待機児童解消に向けた民間保育所施設整備事業に係ります経費、民間保育所の施設型給付事業に係ります経費及び市立保育所、認定こども園の維持管理、運営に係ります経費、生活保護事業で生活困窮者への扶助に係ります経費、国民健康保険特別会計、介護保険事業特別会計等への繰出金など、142億8,865万6,000円を計上しております。
 第4款衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種をはじめとする感染症予防対策事業やがん検診等、各種健診事業に係ります経費、母性育成指導事業や特定不妊治療費助成事業に係ります経費、環境エネルギーセンターの運営に係ります経費、生ごみ処理機購入補助等の環境美化推進に係ります経費、火葬場施設の維持管理に係ります経費、病院事業会計、水道事業会計への繰出金など、34億1,965万9,000円を計上しております。
 第5款労働費では、職業安定対策事業でキャリアカウンセリングに係ります経費、労働者福祉対策事業で中小企業勤労者の福利厚生充実のための経費、高齢者勤労推進事業でシルバー人材センターへの運営補助金など、2,909万4,000円を計上しております。
 第6款農林水産業費では、環境保全型農業直接支援対策事業で環境負荷軽減を重視した農業への転換支援に係ります経費、津田干拓果樹団地整備に係ります負担金、担い手育成支援事業で意欲ある農業者や組織等の地域の担い手の育成、支援に係ります補助金、畜産振興事業で畜産収益力強化及び近江牛の支援に係ります補助金、世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策事業で農地・農業用水などの資源の保全管理と琵琶湖に配慮した農村環境の保全のための取組支援の経費、大中の湖地区の国営土地改良事業に伴います負担経費、県営及び団体営によります土地改良事業に係ります負担金、農業集落排水事業分の下水道事業会計への繰出金など、11億1,995万1,000円を計上しております。
 第7款商工費では、観光地域振興無電柱化推進事業で伝統的建造物群保存地区の無電柱化に係ります補助金、商工業振興事業で近江八幡商工会議所及び安土町商工会が実施する商工業振興事業・中小企業相談所事業への補助金、地域経済活性化リフォーム推進事業に係ります補助金、歴史的・文化的観光資源や豊かな自然を生かした観光振興を図るための経費、近隣市町と共に連携したまちづくり観光の事業の実施に係ります経費など、2億7,079万1,000円を計上しております。
 第8款土木費では、道路橋梁施設の改良、維持管理に係ります経費、通学路における交通安全の確保のための通学路特化計画推進に係ります経費、市営住宅の維持管理に係ります経費、都市公園施設長寿命化計画策定に係ります経費、地理情報システム(統合型GIS)の更新及び機能強化に係ります経費、水道事業、下水道事業会計への繰出金など、26億9,343万9,000円を計上しております。
 第9款消防費では、東近江行政組合への常備消防の分担金をはじめ、非常備消防推進事業で団員報酬の拡充並びに消防団活動の推進に係ります経費、防災活動事業で災害時備蓄品の更新や防災意識向上と災害に強いまちづくりに取り組むための人材育成、自治会等の防災資機材及び防災設備整備への補助金など、安全で安心なまちづくりに要する経費といたしまして8億9,982万8,000円を計上しております。
 第10款教育費では、小・中学校におけるインクルーシブ教育推進に向けました特別支援教育の充実に係ります経費、小・中学校のGIGAスクール構想推進事業でICT機器の使用に係ります経費、市立幼稚園、小・中学校の維持管理運営に係ります経費、市民の図書に触れる機会創出に向けました移動図書館車運行及び図書館施設の照明LED化に係ります経費、安土文芸の郷公園長寿命化整備事業に係ります経費、給食センターの設備維持管理に係ります経費、第79回国民スポーツ大会に向けました運動公園体育館等の改修に係ります経費、文化会館事業特別会計への繰出金など、33億2,789万8,000円を計上しております。
 第12款公債費では、市債償還に係ります経費といたしまして24億6,317万2,000円を計上しております。
 第14款予備費では、前年度と同額の3,000万円を計上しております。
 第2表債務負担行為につきましては、小規模企業者小口簡易資金保証に対する債務の損失補償及び文芸セミナリヨ等長寿命化整備工事に係ります文芸セミナリヨ外壁整備事業の各事項の債務負担行為として、期間及び限度額を設定させていただくものでございます。
 第3表地方債につきましては、安土町総合支所庁舎整備事業、津田干拓果樹団地整備事業、国庫補助市道改良事業をはじめとします各普通建設事業や臨時財政対策債に係ります市債の発行の限度額等を設定させていただくものでございます。
 次に、議第13号令和4年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算につきまして、市民の身近な医療の確保、保健事業の推進、収納率の向上、医療費の適正化に取り組み、安定した国民健康保険事業の継続的な取組を進めていく予算といたしまして、歳入歳出に前年度から0.1%増の80億4,000万円を計上しております。
 次に、議第14号令和4年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算につきましては、本市と日野町、竜王町が共同で設置する介護認定審査会運営のための予算といたしまして、前年度から5.4%減の3,330万円を計上しております。
 次に、議第15号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算につきましては、第8期総合介護計画の2年目としまして、要介護者等の増加も見込まれる中、介護予防の推進や必要な介護サービスを提供するための予算といたしまして、前年度から4.6%増の68億1,000万円を計上しております。
 次に、議第16号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算につきましては、要支援者を対象としました介護予防サービス計画書作成等、適正な介護予防ケアマネジメントを実施するための予算といたしまして、前年度から1.7%減の1,170万円を計上しております。
 次に、議第17号令和4年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算につきましては、文化会館の管理運営や自主事業を実施するための予算といたしまして、前年度から13.6%増の9,510万円を計上しております。
 次に、議第18号令和4年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算につきましては、滋賀県後期高齢者医療広域連合を保険者としました医療制度に係ります市の担当業務である窓口業務や保険料徴収業務等の予算といたしまして、前年度から10%増の11億3,800万円を計上しております。
 次に、議第19号令和4年度近江八幡市水道事業会計予算につきまして説明をさせていただきます。
 持続可能な水道事業を実現するために中・長期的な視点に立ち、計画的な水道施設の耐震化、更新等を進めるとともに、いつでも良質でおいしい水を継続して安定的に供給し、公営企業として経費の節減、業務の効率化を図り、健全な経営をしていくため、予算計上したものでございます。
 業務の予定量につきましては、給水戸数は微増が見込まれるものの、給水人口は横ばい傾向で、年間給水量及び給水収益については、近年の年間給水量等の状況から令和3年度と同程度を想定し、給水戸数を3万4,680戸、年間総配水量を915万5,000立方メートル、1日平均給水量を2万3,400立方メートルといたしております。
 収益的収支予算については、収入額を17億7,032万1,000円とし、このうち給水収益につきましては15億5,634万4,000円を計上しております。
 また、支出額は17億1,095万8,000円を計上しました。
 主な経費としましては、各浄水場関係の維持管理に係る委託費、動力費、県水受水費等の原水及び浄水費として7億8,550万4,000円、配水管の漏水修理や量水器の維持管理等の配水及び給水費として1億4,895万7,000円、減価償却費として5億2,893万4,000円を計上しております。
 資本的収支予算については、収入額を5億9,352万1,000円、支出額を9億1,081万6,000円としました。
 収入の主な内容としましては、企業債5億190万円、加入金3,367万9,000円、国県補助金5,214万3,000円等を計上し、支出の内容としましては、建設改良費に6億2,222万5,000円、企業債償還金2億8,859万1,000円を計上しております。
 建設改良費の主な事業としましては、円山配水池の耐震化に向けて、管理用道路の詳細設計及び送配水管の基本設計を進めるとともに、重要管路耐震化事業、緊急時用連絡管事業、老朽管更新事業等に取り組んでまいります。
 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億1,729万5,000円につきましては、当年度分消費税資本的収支調整額5,344万2,000円及び過年度分損益勘定留保資金2億6,385万3,000円を補填させていただくものでございます。
 次に、議第20号令和4年度近江八幡市下水道事業会計予算につきまして説明をさせていただきます。
 下水道事業につきましては、将来にわたって安定的に事業継続し、令和2年度に策定した経営の基本計画である経営戦略に基づき、経営の健全化、効率的な事業運営、経営基盤の強化を図ることにより、良質な下水道サービスを継続していくため、予算計上したものでございます。
 業務の予定量につきましては、住宅開発等による下水道接続の増加が見込まれ、接続戸数を2万6,029戸、年間総処理水量を753万4,000立方メートル、1日平均処理水量を2万600立方メートルといたしております。
 収益的収支予算については、収入額を20億7,179万9,000円とし、このうち下水道使用料につきましては、10億4,631万9,000円を計上しております。
 また、支出額は20億5,179万7,000円を計上しました。
 主な経費としましては、汚水管渠の維持管理に係る委託費、光熱水費等の汚水管渠費として7,262万2,000円、汚水処理場に係る維持管理等の処理場費として2,865万8,000円、流域下水道管理運営費負担金として3億5,210万7,000円、減価償却費として12億5,793万6,000円、営業外費用支払い利息等で2億494万4,000円を計上しております。
 資本的収支予算については、収入額を14億9,167万4,000円、支出額を22億6,883万3,000円としました。
 収入の主な内容としては、企業債7億1,900万円、他会計出資金7億1,147万6,000円、他会計負担金3,400万円、国庫補助金2,300万円、受益者負担金等364万8,000円等を計上し、支出の内容としましては、建設改良費3億3,109万6,000円、企業債償還金19億3,773万7,000円を計上しております。
 建設改良費の主な事業としましては、不明水対策事業、市街地内水排除対策事業、集中浄化槽区域における公共下水道接続事業、マンホールポンプ長寿命化対策事業、沖島ストックマネジメント事業等に取り組んでまいります。
 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額7億7,715万9,000円につきましては、当年度分消費税資本的収支調整額2,243万円、過年度分損益勘定留保資金107万4,000円、当年度分損益勘定留保資金7億3,465万5,000円及び減債積立金1,900万円を補填させていただくものでございます。
 次に、議第21号令和4年度近江八幡市病院事業会計予算について説明をさせていただきます。
 総合医療センターは、救命救急センター、地域周産期母子医療センター等といたしまして、ますます高まる急性期医療の需要に対する地域医療のリーディングホスピタルとして中核的役割を果たしているところでございます。
 令和4年度につきましては、東近江2次医療圏において、がん診療に係る地域完結率の向上が課題となっていることから、高度急性期医療を提供する当センターの新たながん診療の取組といたしまして、手術支援ロボットダビンチを整備し、がん診療の機能を有する他の医療機関と連携を図りながら、がん診療地域完結率の向上に努めてまいります。
 予算第2条に定める業務の予定量としましては、入院患者は1日平均363人、外来患者は1日平均879人とし、両方合わせての年間延べ患者は34万6,092人を予定しております。
 この事業量に伴い、予算第3条の収益的収入につきましては、主に入院収益、外来収益等による医業収益として139億4,698万5,000円、一般会計繰入金等による医業外収益として8億5,601万5,000円、合計148億300万円を計上しております。
 収益的支出につきましては、主に給与費、材料費、経費等の医業費用として143億8,404万4,000円、企業債支払い利息等の医業外費用として4億1,395万6,000円、予備費として500万円、合計148億300万円を計上しております。
 予算第4条の資本的収支予算につきましては、収入4億763万1,000円、支出17億6,139万4,000円を計上しております。
 内訳としまして、収入では、企業債3億円、一般会計からの出資金1億763万1,000円を計上し、支出では、医療機器の購入や基幹設備の更新など建設改良費に6億6,069万9,000円、企業債償還金に10億5,834万5,000円、修学資金貸付金としての投資に4,235万円を計上しております。
 なお、資本的収入が支出に対し不足する額13億5,376万3,000円につきましては、損益勘定留保資金で措置するものでございます。
 続きまして、条例の制定や一部改正等に関わります議案等につきまして説明をさせていただきます。
 議第22号近江八幡市国民保護協議会条例の一部を改正する条例の制定につきましては、本条例に定める協議会に関し、災害その他特別な理由により出席による会議の開催が困難となる場合において、書面等による出席によらない会議の開催を可能とするため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第23号近江八幡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国家公務員の非常勤職員の育児休業の取得要件の緩和に伴い、本市においても同様の措置を講ずるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第24号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定につきましては、全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律等の施行に伴い、国民健康保険法施行令の一部が改正され、世帯に未就学児である被保険者がある場合においては、当該世帯の世帯主に対して賦課する当該被保険者均等割額を減額することとし、減額する額は当該年度分の保険料に係る当該被保険者均等割額に10分の5を乗じて得た額とすることとなったことを受け、本市においても、国民健康保険料の算定について同様の措置を講ずるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第25号近江八幡市観光駐車場条例の一部を改正する条例の制定につきましては、観光駐車場に駐車することができる車両の区分を整理し、道路交通法の一部改正に対応した適正な運用を図るため、及び自動二輪車の駐車需要の増加に伴い、駐車スペースを設け、利便性を向上させるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第26号近江八幡市都市計画法に基づく開発許可等の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、都市再生特別措置法等の一部を改正する法律等の施行に伴い、防災の観点から災害の発生のおそれがある地域等における開発等行為が規制(厳格化)されることから、本市においても同様の措置を講ずるため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第27号近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、病院事業の診療科目を変更するため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第28号近江八幡市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、消防団員の出動、訓練その他の活動の実態に応じた適切な報酬及び費用弁償の支給がなされるよう必要な措置を講じ、消防団員の処遇の改善を図るため、所要の改正を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第29号近江八幡市農村ふるさと・水と土保全基金条例を廃止する条例の制定につきましては、近江八幡市農村ふるさと・水と土保全基金を積極的に活用するため、地域の共同活動の支援及び農業の有する多面的機能の維持、発揮を図ることを目的とした世代をつなぐ農村まるごと保全向上対策事業の予算へ充当することにより当該基金を処分し、当該基金の設置に係る条例を廃止したく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第30号旧桐原幼稚園他解体工事請負契約の変更につき議決を求めることにつきましては、解体着手後でなければ検査ができない天井裏にある空調配管等のアスベスト含有が判明したことに伴い撤去処分が必要になったこと、想定を超える軟弱地盤であったことに伴いくい抜き工事を安全に行うための地盤改良が必要となったこと及び外構計画の見直し等により、契約金額の変更を行いたく、提案させていただくものでございます。
 次に、議第31号市道路線の認定につき議決を求めることにつきましては、白王町地先の道路ほか10件の市道路線の認定を行いたく、道路法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 次に、議第32号市道路線の変更につき議決を求めることにつきましては、安土町桑実寺地先の道路の市道路線の変更を行いたく、道路法の定めるところにより提案させていただくものでございます。
 以上、32件につきましてご審議いただき、ご可決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。どうも長時間ありがとうございました。
○議長(平井せい治君) 以上で議案の上程を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了しました。
 明18日から3月1日までは議案熟読のため休会とし、3月2日の定刻に再開し、個人質問を行います。
 なお、発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、21日正午までに事務局へ提出をお願いします。
 本日はこれをもちまして散会します。
 ご苦労さまでした。
               午前10時35分 散会
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