録画中継

令和4年第1回(3月)近江八幡市議会定例会
3月17日(木) 最終日
第1 会議録署名議員の指名
第2 委員会審査報告
第3 討論・採決
第4 議案の上程(提案理由説明)
   議第39号~議第41号
   会第1号~会第2号
第5 質疑
第6 委員会付託
第7 委員会審査報告
第8 討論・採決
第9 委員会報告
               午前9時32分 開議
○議長(平井せい治君) 皆さんおはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(平井せい治君) それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 本日の会議録署名議員に、
 井上 芳夫君
 岡山かよ子君
の両名を指名します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第2 委員会審査報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第2、委員会審査報告に入ります。
 各常任委員会に審査を付託していました諸案件を一括議題とし、各常任委員長の報告を求めます。
 まず、予算常任委員会の報告を求めます。
 予算常任委員長岡山かよ子君。
             〔12番 岡山かよ子君 登壇〕
◆12番(岡山かよ子君) おはようございます。
 それでは、ただいまから予算常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託されました諸案件を審査するため、3月7日、8日、9日及び10日に委員会を開催し、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告をいたします。
議第1号 専決処分の承認を求めることについて令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)
は、全員賛成で原案を承認すべきものと決しました。
議第2号 令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)
議第33号 令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第10号)
以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
議第12号 令和4年度近江八幡市一般会計予算
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、議第12号令和4年度近江八幡市一般会計予算について、この当初予算には、感染症抑制の基本である検査により無症状の陽性者を把握し保護するという観点の施策が見当たらない。また、昨年7月に気候非常事態宣言を表明した本市が、昨今の記録的な集中豪雨による洪水が全国各地で発生している中、浸水区域へ安土小学校の移転を決定した。さらには、きめ細やかな子育てのために学童の設置を広げていく必要があるにもかかわらず、補助金は超過した分を削るという市民に対して冷たい予算になっている。また、令和4年度は市長選挙の年であり、市民福祉、市民生活を潤滑に行っていくために最低限必要な骨格予算とすべきであるが、市長の政策的予算である肉づけ予算が今回の予算に幾つか計上されていることが納得いかないので、反対するとの意見がございました。
 以上で予算常任委員会の審査報告を終わります。
○議長(平井せい治君) 次に、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長山本妙子君。
             〔3番 山本妙子君 登壇〕
◆3番(山本妙子君) 皆様おはようございます。
 続きまして、総務常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月11日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第7号 令和3年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)
議第11号 令和3年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)
議第17号 令和4年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算
議第21号 令和4年度近江八幡市病院事業会計予算
について、以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例議案につきまして、
議第23号 近江八幡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第25号 近江八幡市観光駐車場条例の一部を改正する条例の制定について
議第27号 近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第34号 近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第35号 近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について
議第36号 近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第37号 近江八幡市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
以上7件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第38号 令和4年度広報おうみはちまん等印刷業務の契約の締結につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、議第17号の令和4年度文化会館事業特別会計の予算編成に関し、自主事業の入場料収入がコロナ終息後の希望的予測で予算計上されており、収入不足となるおそれがある。こうした状況下においては、明確な算定基準を持って見積計上を行い、事業予算を立てるべきとの意見がありました。
 以上で総務常任委員会の審査報告を終わります。議員皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長沖茂樹君。
             〔6番 沖 茂樹君 登壇〕
◆6番(沖茂樹君) 皆さんおはようございます。
 続きまして、教育厚生常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月14日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたのでご報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第3号 令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議第13号 令和4年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算
議第15号 令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算
議第16号 令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算
議第18号 令和4年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算
以上5件は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
議第4号 令和3年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)
議第5号 令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)
議第6号 令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)
議第8号 令和3年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議第14号 令和4年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算
以上5件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第24号 近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
は、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、その他議案につきまして、
議第30号 旧桐原幼稚園他解体工事請負契約の変更につき議決を求めることについて
は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見として、議第3号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)及び議第13号令和4年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算については、国民健康保険特別会計から一般会計へ約1億円の繰り出しを行っているが、コロナ禍の受診控えが見られる中においては、一般会計へ繰り出すのではなく、被保険者へ保険料を返還すべきではないかとの反対意見がありました。
 議第15号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算については、東部包括支援センターが5月に安土町総合支所へ移転することについて、地域住民及び利用者への周知が不十分であり、移転までに十分な説明と理解を得られるよう努められたい。また、現状は市内3圏域に地域包括支援センターが設置されているが、本来、地域包括支援センターは各中学校区に1か所設置することが望ましく、次期の総合介護計画策定時には、現在東部包括が担当している八幡東中学校区と安土中学校区を分け、それぞれに1か所設置するよう検討願いたいとの意見がありました。
 また、議第18号令和4年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算については、令和4年10月から一定所得以上の被保険者の自己負担は2割となるが、自己負担が2割となれば受診控えにつながり、重症化リスクが高まると考えられるため反対。
 また、議第24号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、国民健康保険料のうち未就学児に係る均等割については、所得がない子どもに賦課することになるため、未就学の均等割は2分の1の減額でなく全額公費負担とすべきとの立場から反対との意見がありました。
 以上で教育厚生常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長大川恒彦君。
             〔7番 大川恒彦君 登壇〕
◆7番(大川恒彦君) 皆様おはようございます。
 続きまして、産業建設常任委員会の審査報告を行います。
 本定例会において当委員会に付託された諸案件を審査するため、3月15日に委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。
 まず、予算関連議案につきまして、
議第9号 令和3年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)
議第10号 令和3年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第1号)
議第19号 令和4年度近江八幡市水道事業会計予算
議第20号 令和4年度近江八幡市下水道事業会計予算
以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 次に、条例関連議案につきまして、
議第22号 近江八幡市国民保護協議会条例の一部を改正する条例の制定について
議第26号 近江八幡市都市計画法に基づく開発許可等の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第28号 近江八幡市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議第29号 近江八幡市農村ふるさと・水と土保全基金条例を廃止する条例の制定について
以上4件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、その他議案につきまして、
議第31号 市道路線の認定につき議決を求めることについて
議第32号 市道路線の変更につき議決を求めることについて
以上2件は、全員賛成で原案を可決すべきものと決しました。
 なお、審査過程における主な意見について、議第26号近江八幡市都市計画法に基づく開発許可等の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、本市では、地域によっては山間部の裾地に居住している方も多く、当該地域に居住されている方は本条例の改正により、今後開発等に関わる影響もあると想定される。このことから、当該地域に居住されている方、また関係する方々に対して、改正内容について丁寧な説明を求めるとの意見がありました。
 以上で産業建設常任委員会の審査報告を終わります。議員の皆様方のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) ただいまの審査報告に対して質疑はありませんか。
   (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) 質疑がないようでありますので、以上で委員会の審査報告を終わります。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第3 討論・採決
○議長(平井せい治君) 次に、日程第3、討論・採決に入ります。
 まず、市長提出議案のうち、発言通告がありました案件について、討論・採決を行います。
 それでは、予算関連議案について討論を行います。
 まず、玉木弘子君の発言を許します。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 皆さんおはようございます。日本共産党玉木弘子です。
 議員団を代表しまして、議第3号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に反対の立場から討論いたします。
 新型コロナウイルス感染症の拡大が、市民の生活、営業、命に大きな負の影響を及ぼしています。ご存じのように国民健康保険は、医療保険の中で加入者の所得が最も低い反面、1人当たりの保険料は、中小企業の労働者が加入する協会けんぽの1.3倍、大企業の労働者が加入する組合健保の1.7倍に当たります。また、保険料は、年間所得に占める割合が高く、さらに家族の人数に応じて負担が増える均等割があるため、収入がない子どもにも保険料がかかり、子どもが増えるほど保険料の負担が上がるなど、子育て支援の充実が言われる中で、時代に逆行するような制度になっています。高過ぎる国民健康保険料を引下げ、格差を解消することは、住民の暮らしと健康を守るためにも、国保の持続可能性と医療保険制度全体の安定を図るためにも、重要な課題です。
 当市の令和3年度の保険料は、県が示すモデル世帯、40歳代夫婦と子ども1人の世帯では39万6円と、19市町の中で4番目に高額です。県内の9市町が引下げをする中、据置きでした。また、他市との比較では、東近江市より2万7,826円高く、守山市より6万6,586円高い状況です。
 今議会に上程されました国保特別会計補正予算では、平成26年、28年に一般会計から繰入れされた6億円の性格は借入金であるとして、一般会計に1億12万6,000円の繰出金が計上されています。平成29年度、30年度と合わせて、この5年間に3億円以上の国保特別会計から一般会計に返されることになります。令和2年度の決算においては、新型コロナウイルス感染症の受診控えの影響により、医療費が減ったと説明がありました。実際、保険給付費は、その前年度に比べて3億7,401万円が減額されています。令和3年度では2億7,961万7,000円を減額補正されています。
 コロナ禍の受診控えの影響により医療費が減ったことが一つの要因で、国保財政に余裕ができたのなら、新型コロナウイルス感染症の影響で生活に苦しむ市民が安心して払える保険料になるよう、1世帯当たり1万円の保険料の引下げが可能になります。コロナ禍の今こそ、保険料引下げの判断をしてこそ、市民に寄り添うハートフル市政と言えます。しかし、今回補正にある一般会計への繰り出しは、市民の命、暮らしに寄り添う施策とはかけ離れています。よって、議第3号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に関する反対討論といたします。
 続きまして、議第13号令和4年度国民健康保険特別会計予算について反対の立場で討論いたします。
 国民皆保険制度の要である国民健康保険制度は、どこの自治体も構造的危機を抱えており、全国知事会や市町村会も国の抜本的な支援を求めています。危機打開のためにと2018年から始まった都道府県単位化ですが、課題解決どころか、今でも高過ぎる国民健康保険料を国保加入者に一層押しつけるものとなっています。
 国保加入世帯を所得階層別に見ますと、年間所得200万円以下の加入者が、令和3年度では77%を占めています。これらの低所得の世帯は年間所得の1.5割以上の国保料となり、負担が大きいことは明らかです。国保料が高過ぎて、払えない世帯が毎年生まれています。令和3年6月の県の調査によりますと、近江八幡市の滞納世帯数は736世帯で、国保加入世帯の7.3%であり、県平均の10.1%を下回っています。しかし、資格証明書の発行は県全体の41.5%を占め、県内で飛び抜けて多い状況です。
 市は、資格証明書の発行までにきめ細かな納付相談や対応を行っていると説明はしていますが、短期保険証や資格証明書の交付は、滞納者への制裁措置と言えます。特に資格証明書は、病院にかかると10割負担となり、実質無保険状態であり、医療を受ける権利を侵害するものです。自治体の努力で、短期保険証、資格証明書の発行を減らす、またはなくす取組をするべきです。
 今年4月から未就学児の子どもに係る均等割が、国の制度で2分の1減免が実施されます。国の制度の下でも自治体の裁量で全額減免に取り組むことが、子育て世代への支援になりますが、市は独自の軽減措置の拡大は考えていません。市民一人一人に寄り添うハートフルな市政とは程遠い状況です。国保の構造的危機を打開し、皆保険制度を守るためには国庫負担を大幅に増額し、保険料の引下げ、貧困層に対する保険料免除制度の確立、均等割の見直しなど、改革をする必要性があることを強調しまして、議第13号令和4年度国民健康保険特別会計予算について反対討論といたします。
○議長(平井せい治君) 次に、森原陽子君の発言を許します。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 皆さんおはようございます。日本共産党の森原陽子です。
 会派を代表いたしまして、議第12号令和4年度近江八幡市一般会計予算に対し、反対討論を行います。
 当局は、コロナ禍にあって、令和2年度と比べてさらなる大きな市税の減収はないと説明されました。財政課長に詳細を質問したところ、職をなくした方の多くは非正規労働者で、もともと納税額が小さいために、市税の増減には大きく影響しなかった。飲食店、観光業等は多少打撃を受けたけれども、逆に製造業などは需要が増えたため、全体として落ち込みが見えないと考えていると説明がありました。
 一方、コロナ禍のお籠もり需要で、本市のふるさと納税はますます好調で、令和3年度末の補正予算では47億7,000万円に上方修正されました。これは、格差がさらに広がっていること、一番弱い立場の方に一番大きな被害が出ているにもかかわらず、非常に貧困が見えづらくなっていることを示しています。しかし、今回の当初予算では、このことが認識されていないのではないでしょうか。
 1点目は、市民の命と暮らしを守る観点が薄く、切実な市民の要望に応えていないことです。
 コロナ対策はワクチン頼み、PCR検査を拡充し、より早く陽性者を保護し、周囲への感染を防いでほしいという切実な市民の願いに応えていません。自宅療養者に対しても県任せで、多くの療養者への配慮がありません。
 格差が広がる中、党議員団は、生理の貧困の対策として、小・中学校のトイレの各個室に生理用ナプキンの配備を求めました。大変残念なことに、思春期の女子生徒が生理用品を用意できないという、二重のつらさに寄り添った対策はなされませんでした。
 放課後等児童クラブについて、子どもたちがいない時間の消毒や事務の仕事に対して、今回新しく一定の対策がなされました。しかし、来年度は11のクラブで、45人の定員を上回って受け入れていただくことになっています。その原因は、市の利用希望者数の見込みが甘かったためです。その責任を取らずに、事業者には3密を避けるようにと指導しながら、子どもたちを詰め込む。しかも、国の補助金を基準額どおりに、超過した人数1人当たり6万3,000円分の補助金を減額にする、そのことに市は補填をしません。事業者が求めている、国の支援員の処遇等改善事業制度の167万円の満額利用をさせないで25万円程度とする等、子どもたち、保護者、事業者の全てに冷たい態度です。
 2点目は、予算の基本方針にうたわれている内容と施策に整合性がないことです。
 気候非常事態宣言を表明したにもかかわらず、浸水域に安土小学校やコミセン、学童を移転する。予算編成の中で、特にきめ細かな子ども・子育ての分野に配分するとしながらも、その主な施策は保護者のネットワークづくりと公園整備、22の都市公園に対して、予算はたったの1,500万円のみです。働き続けられるかどうかが、子育て世代の死活問題です。
 多子世帯への保育料の減免の拡充にも後ろ向きで、学童の対策も含め、周辺自治体よりも見劣りしています。家を建てるに当たり本市を選んでいただいた子育て世代を、今このコロナの下でいかに支えるかが問われています。これでは、きめ細かな子育て支援は、絵に描いた餅ではないでしょうか。
 3点目は、住民合意の姿勢が失われ、提案や決定の経緯が不透明な事象が目立つことです。
 安土コミュニティエリア整備は、12月議会の終了後、12月末の部長会でコミセンも移転一体化と決定されました。1月6日に議員に資料提供するも、議員には、部内資料なので公表しないようにと、担当課からくぎを刺すような電話がありました。住民は何も知らされていないと何度訴えても、まちづくり協議会には伝えていると繰り返すのみで、住民への周知について確認しないまま、3月10日の予算委員会最終日終了後の議員の全員協議会で、ようやく移転一体化の方向性が正式に提示されました。このような重要な市の方向は、当然、議会前の会派説明会で説明され、全ての議員の俎上にのせられるべきものです。
 ほかにも、個人質問の回答で初めて介護予防のもうひとはな、ぱわーあっぷ事業をそれぞれ1か所ずつ増やすこと、東部の包括支援センターを安土町総合支所内に移転すること、子どもの医療費無償化は18歳までの引上げを早急に検討することなどが明らかにされました。
 来年度の大きな変化と言えるこれらの施策は、当然、本会議の個人質問前に全ての議員に説明されるべきです。個人質問で、市長選挙での公約や具体策について問うておられたほかの議員に対して、これらの具体策を答えなかったことも、公平であるべき市や市長の態度としてゆゆしき問題です。
 これまでに述べたことは、基本方針の最初に上げられている市民一人一人に寄り添ったハートフルなまちづくりとはかけ離れたものであります。そして、この基本方針を、昨年に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2021のテーマに沿って実施することは、岸田自公政権言いなりの政治をすることであり、市民の命と暮らしを守るとりでにはなり得ないということが明らかになりました。よって、令和4年度近江八幡市一般会計予算案に対し反対いたします。
 続いて、議第15号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算、議第16号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算について反対意見を述べます。
 近江八幡市の介護保険事業はその目標を、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの進化、推進を図ることとしています。
 最近3年間の決算状況では、要支援1、2の方の人数は、平成30年度が430人、令和元年度が379人、令和2年度は324人と、3年間で100人以上も減少。平成28年度に国の方針を先取りして以来、要支援1、2の方の人数は激減しています。それに伴い、サービスの実利用者数も減少しています。逆に要介護認定では、要介護2、3、4の割合が増加し、重度の方が増加しています。
 介護認定者総数を調べてみると、平成28年度、要支援を含め3,250人でした。その4年後、令和2年度末では3,326人と、76人の増加でした。一方、介護給付費総額を見ますと、平成28年度の約48億5,000万円に対し、令和2年度決算では58億4,000万円となっています。4年間でおおよそ10億円、率にして実に20%も増加しています。私は我が目を疑い、何度も決算書を見直しました。介護予防費は半減しているにもかかわらず、介護給付費の総額は4年間で9億8,000万円も増加していました。
 このことは、支援が必要であった時期に支援がされず放置され、再び家族や本人が介護の必要性を感じたときには、重度化したことを示しているのではないでしょうか。本市は、要支援と認定されたけれども、サービス利用をされていない方へは、介護認定の更新のお知らせの封筒に申請書類を入れていません。日本共産党の再三の質問に対し、要支援の認定はお守り代わり、本当に必要なときに認定を受ければよいとの回答が繰り返されてきました。その結果が、この介護給付額の激増ではないですか。
 また、要支援1、2の段階では数%だった認知症が、要介護1と認定されたときには、7割を超える方が認知症と診断されていることも大きな問題です。このことは介護保険事業費を増大させると同時に、市民の幸せな高齢期を破壊するものです。
 来年度は、要支援1、2の方の利用者の増加が見込まれ、ミニデイサービス型の事業もうひとはな(利用期間6か月)と、体力維持のための事業ぱわーあっぷ(利用期間3か月)が、それぞれ1事業ずつ増加される見通しです。しかし、高齢者の皆さんの介護予防には全く足りていません。
 これまで日本共産党は、要支援の時期にこそ、手厚い対策で介護の重度化と認知症の発症を遅らせることが重要であること、そのために社会参加の機会を、保健事業の中で公的に保障することを訴えてまいりました。改めて市民の立場から、本市の介護事業の抜本的な見直しを強く求めます。よって、これまでと変わらぬ対策しか取られていない議第15号と議第16号に反対いたします。
 最後に、議第18号令和4年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算について反対意見を述べます。
 後期高齢者医療制度は、75歳に達したら、どんな保険に入っていようとも、そこから切り離して75歳以上の高齢者だけを対象とする医療保険制度に強制加入させるものです。誰でも高齢期なれば健康状態はよくなくなり、医療にかかる回数も増えるのが普通です。高齢者人口が増えれば増えるだけ、その増額分が直接保険料に跳ね返る仕組みです。その多くが年金からの天引きで、収納率はほぼ100%となっています。
 2008年の制度導入以来、6回にわたる保険料値上げが実施され、高齢者の生活を圧迫する重大要因となっています。この制度の発足当時から、日本共産党は差別医療を持ち込むものだと反対を主張し、一貫して廃止を求めてまいりました。しかも、安倍・菅自公政権は、2008年度にこの制度がスタートした際に、当時の自公政権が国民の批判を交わすために導入した保険料軽減措置まで打切り、低所得の高齢者に保険料の大幅な引上げを押しつけました。その上、令和4年10月から、75歳以上の窓口負担を1割から2割に引き上げる高齢者医療費2倍化法、対象は課税所得28万円から145万円の人、を可決するなど、高齢者いじめの制度改悪を繰り返しています。
 誰でも高齢期を元気で過ごしたいと願っています。高齢者の健康維持、病気の早期発見、早期治療の観点から、窓口負担の2倍化は許せません。よって、議第18号に反対いたします。
○議長(平井せい治君) 次に、西津善樹君の発言を許します。
             〔16番 西津善樹君 登壇〕
◆16番(西津善樹君) 皆さんおはようございます。志誠会の西津善樹でございます。私は、議第12号令和4年度近江八幡市一般会計予算について、反対の立場で討論させていただきます。
 もちろん、私も新年度当初予算は市民福祉のための市政運営を停滞させないために、反対するべきものではないことを十分に理解していますが、その上で、反対せざるを得ない予算であることを訴えさせていただきます。
 このたびの3月定例本会議における当初予算は、通常の当初予算とは異なり、4月に市長選挙が執行されることから、市長に係る新たな政策的経費、いわゆる公約、マニフェスト等の政策的経費や新規事業等を除いた骨格予算として編成し、6月補正予算におきまして、公約等の政策的経費、新規事業等を盛り込んだ肉づけ予算とするとして、議会に提案されるべきものでございます。つまり、今3月議会におきましては、市長選挙においてどなたが市長になられても、市民生活に支障を来さない必要最小限の予算を計上し、6月議会で新たな市長の政策に基づいた予算を計上するべきものでございます。
 しかし、今回提案された当初予算内容の説明資料で、市政を停滞させず、最大限市民への行政サービスの提供に対応する骨格予算としながらも、予算規模、予算内容ともに、多くの新規事業を含む本格予算、いわゆる通常予算を編成されたものと認識せざるを得ません。
 しかも、基金の取崩しを5億円もされ、予算編成されているにもかかわらず、いま一番重要課題である新型コロナ対策予算、いわゆる市民生活支援や事業者支援といった市単独施策が見受けられません。年明けから新型コロナ感染者が急拡大している状況から、感染防止に対する危機感を抱いている市民、学生、非正規労働者、商工業者、農業者など、多くの市民が大変な状況に陥っているのは明らかです。
 しかし、市長は市民のための政治と言われながら、その市民生活や疲弊している事業者関係について、何も施策、事業を考えられていないと言わざるを得ません。これは市民に対する裏切りです。このような小西市長の独善的思考により骨格予算と銘打った実質的肉づけ予算は、混乱を招きかねないと危惧するものです。
 よって、以上のことから、私は議第12号令和4年度近江八幡市一般会計予算についての反対をさせていただくものです。議員の皆様の良識ある判断を仰ぎつつご賛同をお願いし、反対討論とさせていただきます。
○議長(平井せい治君) 以上で予算関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第3号令和3年度近江八幡市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第3号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第12号令和4年度近江八幡市一般会計予算は、予算常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第12号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第13号令和4年度近江八幡市国民健康保険特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第13号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第15号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第15号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第16号令和4年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第16号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第18号令和4年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計予算は、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第18号は原案を可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について討論を行います。
 まず、玉木弘子君の発言を許します。
             〔9番 玉木弘子君 登壇〕
◆9番(玉木弘子君) 日本共産党玉木弘子です。
 議第24号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について反対の立場で討論いたします。
 健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、国民健康保険法施行令の一部改正に伴う市条例の改正の議案です。内容は、未就学児に係る子どもの均等割を5割軽減する内容です。
 会社員が加入する被用者保険においては、被保険者の報酬額により保険料が算定されるため、扶養する子どもの人数が増えても保険料は変わらないのに対して、国民健康保険は世帯内の全ての加入者数に均等割保険料が賦課されるため、子どもの人数に応じた保険料の負担が増加することになります。このため、医療保険制度間の公平を図るとともに、子育て世帯の経済的な負担の軽減に取り組むことが必要と言えます。
 昨年、厚労省社会保障審議会の医療保険部会では、子どもに係る均等割の軽減措置が必要であるとの報告が行われ、4月から実施されることになりました。
 対象となる子どもの範囲は未就学児に限定されていますが、子育て世帯の負担軽減を図るため、子どもに係る均等割保険料軽減措置の対象範囲拡大についての検討が求められています。
 市は、独自の軽減措置を拡大しない理由として、国や県に対してさらなる制度の拡充を要望するが、厚労省より、市独自の判断で上乗せは認められないという見解が示されたこと、また、都道府県単位化により県下の保険料統一を目指していく中で、各市町が行う独自事業の取扱いが課題となっているの2点を上げています。
 しかし、全国で幾つかの自治体が取り組んでいる子どもに係る均等割の軽減措置は、国の制度の下でも自治体の裁量でできる施策と言えます。近江八幡市の未就学児に係る均等割額は、総額でも約364万円であり、国保特別会計で実施可能な金額と言えます。
 以上のことから、市独自の子育て世帯の経済的な負担軽減、または拡大を図ろうとしないことに対して、議第24号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について反対討論といたします。
○議長(平井せい治君) 次に、森原陽子君の発言を許します。
             〔8番 森原陽子君 登壇〕
◆8番(森原陽子君) 日本共産党の森原陽子です。
 議第36号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について並びに議第37号近江八幡市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対討論いたします。
 内閣府は、働き盛りの年所得が、25年間で100万円以上減少したことを示す資料をまとめました。非正規雇用の若年単身世帯の割合が大きく上昇しているデータも、盛り込まれています。この資料は、3月3日の経済財政諮問会議に提出されました。自民党政権の下で、働く人の4割、女性や若者の5割以上が非正規となっています。人件費削減を目的とした労働法制の規制緩和による非正規化は、日本経済をもろく、弱くしてしまいました。この誤った政策を司令塔として推進してきたのが、経済財政諮問会議です。同会議に、貧困と格差の拡大を分析した資料が出されたことを、深刻に受け止めるべきです。
 この2年間のコロナ禍において、市の職員の皆さんは、文字どおり昼夜を分かたず市民のために奮闘されてきました。また、多くの非正規の職員も、重要な任務を正規職員とともに果たしてこられました。
 もともと、近江八幡市は地域手当がなく、給与そのものが低い状況にあります。しかも、本市の会計年度任用職員はフルタイムと同等の働き方であっても、パートタイム雇用でしかありません。コロナの収束がまだまだ見通せない中、職員の給与を維持することは急務であり、少しでも職員の皆さんのモチベーションにつなげていくべきと考えます。
 今回の条例改正では、人事院勧告及び滋賀県人事委員会勧告に基づき、令和4年6月以降の期末手当を減額するものですが、本市において、今国家公務員及び滋賀県の一般職員の給与の改正と同様の措置を講じる必要性はないものと考えます。
 よって、議第36号、議第37号に反対いたします。
○議長(平井せい治君) 以上で条例関連議案についての討論を終わり、これより採決します。
 お諮りします。
 議第24号近江八幡市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、教育厚生常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第24号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第36号近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第36号は原案を可決することに決しました。
 次に、お諮りします。
 議第37号近江八幡市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、総務常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立多数〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立多数と認めます。よって、議第37号は原案を可決することに決しました。
 次に、市長提出議案のうち、討論のない案件について、予算関連議案、条例関連議案、その他議案の順に一括採決します。
 まず、予算関連議案について、議第1号、議第2号、議第4号から議第11号まで、議第14号、議第17号、議第19号から議第21号まで及び議第33号の16件を一括採決します。
 お諮りします。
 議第1号専決処分の承認を求めることについて、令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第8号)、議第2号令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第9号)、議第4号令和3年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計補正予算(第1号)、議第5号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(保険事業勘定)補正予算(第3号)、議第6号令和3年度近江八幡市介護保険事業特別会計(サービス事業勘定)補正予算(第1号)、議第7号令和3年度近江八幡市文化会館事業特別会計補正予算(第1号)、議第8号令和3年度近江八幡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議第9号令和3年度近江八幡市水道事業会計補正予算(第1号)、議第10号令和3年度近江八幡市下水道事業会計補正予算(第1号)、議第11号令和3年度近江八幡市病院事業会計補正予算(第2号)、議第14号令和4年度近江八幡市介護認定審査会共同設置事業特別会計予算、議第17号令和4年度近江八幡市文化会館事業特別会計予算、議第19号令和4年度近江八幡市水道事業会計予算、議第20号令和4年度近江八幡市下水道事業会計予算、議第21号令和4年度近江八幡市病院事業会計予算、議第33号令和3年度近江八幡市一般会計補正予算(第10号)、以上16件は、予算、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を承認及び可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第1号、議第2号、議第4号から議第11号まで、議第14号、議第17号、議第19号から議第21号まで及び議第33号の16件は、原案を承認及び可決することに決しました。
 次に、条例関連議案について、議第22号、議第23号、議第25号から議第29号まで、議第34号及び議第35号の9件を一括採決します。
 お諮りします。
 議第22号近江八幡市国民保護協議会条例の一部を改正する条例の制定について、議第23号近江八幡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について、議第25号近江八幡市観光駐車場条例の一部を改正する条例の制定について、議第26号近江八幡市都市計画法に基づく開発許可等の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第27号近江八幡市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第28号近江八幡市消防団員の定員、任免、給与及び服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第29号近江八幡市農村ふるさと・水と土保全基金条例を廃止する条例の制定について、議第34号近江八幡市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第35号近江八幡市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、以上9件は、総務及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第22号、議第23号、議第25号から議第29号まで、議第34号及び議第35号の9件は原案を可決することに決しました。
 次に、その他議案について、議第30号から議第32号まで及び議第38号の4件を一括採決します。
 お諮りします。
 議第30号旧桐原幼稚園他解体工事請負契約の変更につき議決を求めることについて、議第31号市道路線の認定につき議決を求めることについて、議第32号市道路線の変更につき議決を求めることについて、議第38号令和4年度広報おうみはちまん等印刷業務の契約の締結につき議決を求めることについて、以上4件は、総務、教育厚生及び産業建設の各常任委員長の審査報告のとおり原案を可決することにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、議第30号から議第32号まで及び議第38号の4件は原案を可決することに決しました。
 ここで休憩します。
               午前10時37分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前10時51分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(提案理由説明)
     議第39号~議第41号
     会第1号・会第2号
○議長(平井せい治君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。
 議第39号から議第41号まで並びに会第1号及び会第2号の5件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
 益田議会事務局長。
◎事務局長(益田卓弥君) 朗読いたします。
 令和4年第1回(3月)近江八幡市議会定例会追加提出議案
市長提出議案
議第39号 竹財産区管理委員の選任につ
     き同意を求めることについて
ほか人事議案2件
議員提出議案
会第1号 原油価格高騰対策に対する意見書の提出について
会第2号 ロシア連邦によるウクライナ侵略を厳しく非難し、平和的解決を強く求める決議について
以上であります。
○議長(平井せい治君) 次に、市長提出議案の提案理由の説明を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) おはようございます。
 本日追加いたします議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
 議第39号竹財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、竹財産区の財産区管理委員の任期満了に伴いまして委員を選任することにつきまして、議会の同意を求めるものでございます。
 次に、議案第40号西宿財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、西宿財産区の財産区管理委員の任期満了に伴いまして委員を選任することにつきまして、議会の同意を求めるものでございます。
 次に、議第41号東財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、東財産区の財産区管理委員の任期満了に伴いまして委員を選任することにつきまして、議会の同意を求めるものでございます。
 以上、追加いたしました議案につきましてご審議いただき、ご可決賜りますようお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(平井せい治君) 次に、議員提出議案会第1号について、提案理由の説明を求めます。
 北川誠次君。
             〔19番 北川誠次君 登壇〕
◆19番(北川誠次君) 提出者を代表し、会第1号の意見書について、朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 原油価格高騰対策に対する意見書
 世界の原油市場では、新型コロナウイルス感染症からの経済活動再開に伴い需要が増える一方で、一部産油国の増産見送り等の影響もあり原油価格が高騰し、各種石油製品や原材料等価格の高騰と相まって、生活に関連した様々な価格の上昇を引起し、国民の生活や企業活動等に多大な影響を与えている。
 こうした中、国においては、昨年11月19日に閣議決定された「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」に、エネルギー価格高騰への対応を位置づけ、燃油の卸売価格の抑制のための手当てを行い小売価格の急騰を抑制する時限的措置が盛り込まれるとともに、引き続き、燃油価格高騰の影響を受けるトラック業界、施設園芸農家、地域公共交通、漁業者等の経営安定化に向けた施策を着実に実施することとされている。しかし、現時点では、産油国の早期の増産が見通せないことや、ウクライナ情勢の動きなどから今後も原油価格の高騰がさらに長期に及ぶことも懸念される。
 特に、経済産業省・資源エネルギー庁が本年3月9日に発表した3月7日時点でのレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は174.6円となり、9週連続の上昇となった。これは平成26年8月以来、約7年ぶりの高値水準となっており、灯油も114.4円と9週連続で上昇している。原油価格高騰は、食料品の値上がりなど生活に密着したあらゆる物価の上昇を招き、国民の生活や産業界に大きな影響を与えるものである。
 よって、国におかれては、我が国経済や国民生活に及ぼす影響を最小限にとどめるため、引き続き次の事項について迅速かつ的確に追加対策を講じられるよう強く要望する。
 1、原油価格高騰による食料品の値上がりなど生活に密着したあらゆる物価の上昇も懸念されることから、国民生活の安定に向けた施策を講ずるとともに、生活困窮者に対する支援についても拡充すること。
 2、原油価格高騰やコロナ禍の厳しい社会経済状況に鑑み、事業者に対しレギュラーガソリン1リットル当たり160円超相当分について緊急に支援を行うこと。また、ほかの油種についても同様の支援措置を講ずること。
 3、原油価格高騰がさらに長期に及ぶことが懸念されることから、国におかれては、迅速かつ効果的に原油価格高騰対策の充実強化を図るよう強く要望する。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(平井せい治君) 次に、議員提出議案会第2号について、提案理由の説明を求めます。
 小西励君。
             〔17番 小西 励君 登壇〕
◆17番(小西励君) 皆さんおはようございます。副議長の小西励でございます。
 提出者を代表いたしまして、会第2号につきまして、朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 ロシア連邦によるウクライナ侵略を厳しく非難し、平和的解決を強く求める決議
 2022年2月24日から開始されたロシア連邦によるウクライナへの侵略は、国際社会ひいては我が国の平和と秩序、安全を脅かし、明らかに国連憲章に違反する行為である。
 これらは、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害する行為であり、断じて許すことはできない。
 本市では、人類の恒久平和を実現するため、核兵器廃絶を目指し、平和を守ることを強く訴え、平和都市宣言を行っており、ウクライナへの侵略は市民の願いには反するものである。
 よって、本市議会は、ロシア連邦によるウクライナ侵略を強く非難するとともに、国際法を遵守し、ロシア軍の即時撤退と平和的解決を強く求める。
 以上、決議する。
 議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(平井せい治君) 以上で議案の上程を終わります。
 それでは、ただいま上程しました議第39号から議第41条まで並びに会第1号及び会第2号の5件について質疑のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前11時3分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時3分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(平井せい治君) それでは、日程第5、質疑に入ります。
 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第6 委員会付託
○議長(平井せい治君) 次に、日程第6、委員会付託に入ります。
 お諮りします。
 ただいま議題となっています議第39号から議第41号まで並びに会第1号及び会第2号の5件については、会議規則の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、ただいまの5件については委員会付託を省略することに決しました。
 それでは、議第39号から議第41号まで並びに会第1号及び会第2号の5件について、討論のある方は、後刻休憩中に事務局へ発言通告をお願いします。
 休憩します。
               午前11時5分 休憩
              ~~~~~~~~~~~
               午前11時5分 再開
○議長(平井せい治君) 再開します。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(平井せい治君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。
 発言通告がありませんので、討論なしと認め、これより採決します。
 まず、市長提出議案について、議第39号から議第41号までの3件を順次起立により採決します。
 まず、議第39号を採決します。
 お諮りします。
 議第39号竹財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第39号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第40号を採決します。
 お諮りします。
 議第40号西宿財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第40号は原案に同意することに決しました。
 次に、議第41号を採決します。
 お諮りします。
 議第41号東財産区管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、議第41号は原案に同意することに決しました。
 次に、議員提出議案について、会第1号及び会第2号の2件を順次起立により採決します。
 まず、会第1号を採決します。
 お諮りします。
 会第1号原油価格高騰対策に対する意見書の提出については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第1号は原案を可決することに決しました。
 次に、会第2号を採決します。
 お諮りします。
 会第2号ロシア連邦によるウクライナ侵略を厳しく非難し、平和的解決を強く求める決議については、原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔起立全員〕
○議長(平井せい治君) ご着席ください。起立全員と認めます。よって、会第2号は原案を可決することに決しました。
 ここでお諮りします。
 本日、意見書及び決議が可決されましたが、字句その他の整理を要するものにつきましては、その整理を議長に一任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(平井せい治君) ご異議なしと認めます。よって、字句その他の整理は議長に一任されることに決しました。
              ~~~~~~~~~~~
△日程第9 委員会報告
○議長(平井せい治君) 次に、日程第9、委員会報告に入ります。
 総務、教育厚生、産業建設の各常任委員会及び市庁舎整備等特別委員会から、報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許します。
 まず、総務常任委員会の報告を求めます。
 総務常任委員長山本妙子君。
             〔3番 山本妙子君 登壇〕
◆3番(山本妙子君) 令和3年度総務常任委員会報告。
 当常任委員会は、令和3年度における定例会及び臨時会で委員会に付託された議案を審査するため、計5回の委員会を開催し、当局提出議案27件、請願1件の合計28件を審査しました。
 また、所管事務調査は、テーマを地域コミュニティーの現状と問題についてと決定し、自治会組織がこの先も続く人口減少社会において、その役割を維持しつつ存続していくために、地域が抱えている諸課題を洗い出し、時代の変化に即した組織形態やどのような取組が必要なのかを調査することとしました。
 本市では、学区自治連合会及び学区まちづくり協議会を核として、市民に最も身近なコミュニティーとして地域の生活を支える自治会が中心となって、住民相互の支え合いにより、住民福祉や防犯・防災等の取組を行っています。しかしながら近年、核家族化や高齢化が進み、価値観や生活様式の変化により、地域活動への参加意識や重要性の認識等が希薄化しており、本市の自治会加入率は75.5%と年々低下傾向にあります。昨年度実施した市連合自治会との意見交換会においても、担い手不足や組織の維持継続など、地縁組織の在り方について問題視されております。
 こうした自治会問題に対し、当局より所管する、まちづくり協働課を招き、市内の実態や傾向、市の取組の報告を受け、共に情報共有を行いました。自治会加入促進では、転入者や未加入者への丁寧な説明や自治会の担うべき役割等の見直しなどを行うこと、また、組織の在り方では、暮らしに身近な自治会組織がどんな役割を果たし、何のために今後も存在していくのかを明確にすること、さらに自治会員や若者の意見が反映される組織づくりが必要であるとの意見がありました。
 今後も課題解決に向け、当局と連携しながら引き続き調査研究に努めてまいります。
 以上、当委員会の活動報告といたします。
 令和4年3月17日、総務常任委員長山本妙子。
○議長(平井せい治君) 次に、教育厚生常任委員会の報告を求めます。
 教育厚生常任委員長沖茂樹君。
             〔6番 沖 茂樹君 登壇〕
◆6番(沖茂樹君) 令和3年度教育厚生常任委員会報告。
 当委員会は、令和3年度に付託された議案審査のため、委員会を計4回開催し、当局提案議案30件、意見書1件、請願1件の審査を行いました。
 また、所管する事項について現下の動向を理解するため、閉会中に2回の委員会を開き、子育て支援について、当局を交えて調査研究及び関係団体との意見交換を行いました。
 第1回目の令和3年10月25日には、コロナ禍における市内の子育て世帯を取り巻く状況について、所管する市当局の担当者を招き、コロナ禍において子育て世帯に対して実施した施策、生活困窮者への支援制度、子育て世帯からの相談状況について説明を受け、長引くコロナ禍が失業や家計の急変、他者との関係性の希薄化、休校による生活リズムの乱れなど、子育て世帯や子どもの生活に大きな影響を与えていることを確認することができました。
 また、第2回目の令和4年2月8日には、障害児の子育てについて、市当局から支援施策の説明を受けた後、市内の障害児を持つ保護者代表の方々から障害児の子育ての実情をお聞きし、意見交換を行いました。インクルーシブ教育やライフステージごとの切れ目のないトータルサポートの推進、住み慣れた地域での施設整備の必要性など保護者のご意見を直接お聞きすることで、障害児を取り巻く現状と保護者のニーズについて、より理解を深めることができました。
 このように今年度は、コロナ禍での子育ての現状把握に努めてまいりましたが、将来的には、市当局への政策提言、あるいは国、県への陳情・要望を行えるよう今後も継続して調査研究を行ってまいります。
 以上、当委員会の報告といたします。
 令和4年3月17日、教育厚生常任委員長沖茂樹。
○議長(平井せい治君) 次に、産業建設常任委員会の報告を求めます。
 産業建設常任委員長大川恒彦君。
             〔7番 大川恒彦君 登壇〕
◆7番(大川恒彦君) 令和3年度産業建設常任委員会報告。
 当委員会は、令和3年度における定例会で委員会に付託された議案を審査するため、計6回の委員会を開催し、当局提出議案20件、請願1件の合計21件を審査しました。
 また、所管事務調査につきまして、気候変動対策の取組に係る調査として、一般廃棄物(ごみ)処理基本計画及び近江八幡市食品ロス削減推進計画について、現下の動向の理解及び当局と連携して課題解決につなげるため、令和3年12月17日に当局との意見交換を行いました。
 気候変動対策といっても、脱炭素化・大量消費の抑制・環境保全など幅広い対策が必要となりますが、両計画は、市民一人一人の意識や行動がその結果に結びつく重要な計画です。
 なお、当日の意見交換で、全国的にリサイクルの意識が高まり、生ごみ等の有機性廃棄物の堆肥化が推進されているが、その堆肥の供給先が飽和状態となっている現状があり、供給先の確保が目下の課題であるとの話がありました。このことは、消費者の段階からごみの減量化を意識することが重要であると、改めて認識したところです。
 この意見交換では、両計画について各委員から様々な意見が出され、当委員会として、当局の今後の取組に対し、次の事項について考慮されたい旨の提言を行いました。
 (1)両計画の排出削減目標値について、具体例を示す等、より市民がイメージしやすく可視化された計画となるよう工夫されたい。
 (2)次世代への環境保全の継承及び持続可能な社会を実現するため、幼少期における環境学習の機会を充実されたい。
 (3)市民に対する各種調査・意見照会等については、デジタル化の推進に伴い、ICT技術の活用による環境負荷の軽減に努められたい。
 このように今年度は気候変動対策の取組について調査を行いましたが、他の調査事項も含めて、今後も継続的に調査研究を行ってまいります。
 以上、当委員会の報告といたします。
 令和4年3月17日、産業建設常任委員長大川恒彦。
○議長(平井せい治君) 最後に、市庁舎整備等特別委員会の報告を求めます。
 市庁舎整備等特別委員長辻正隆君。
             〔13番 辻 正隆君 登壇〕
◆13番(辻正隆君) 続きまして、令和3年度市庁舎整備等特別委員会の報告をさせていただきます。
 令和3年度の市庁舎整備等特別委員会は、令和2年3月に策定された市庁舎整備基本計画や新庁舎整備基本設計の進捗状況を踏まえながら、2回の委員会を開催し、質疑、意見を述べるとともに、それらに対する回答や市民説明会及びパブリックコメントの内容等を聴取するなど、調査研究を重ねてまいりました。
 基本計画に関しましては、令和3年3月の定例会に当委員会の見解をまとめ、中間報告をいたしました。その後、これらの報告に対し当局より改めて、建物の構造・形態意匠・床面積、配棟計画及び敷地配置計画の優位性や妥当性の説明を受け、議員間協議を深めてきました。
 その中で、特に意見が集中しました床面積、配棟位置、建築物の形態や意匠及びライフサイクルコストに関して意見が分かれました。また、市民説明においても不足しているとの指摘もあり、委員会として意見の集約には至りませんでした。
 そうした中、令和3年7月末に基本設計業務が完了し、実施設計及び建設工事に係る予算化(債務負担行為)については、当局が総合的な判断により令和4年4月の市長選挙後に上程する方針が示され、今年度内の予算上程は見送りとなりました。
 今後、新庁舎の建設に当たりましては、どのような事情があっても、多様化する市民ニーズや行政需要の変化に柔軟に対応でき、現本庁舎を取り巻く課題を克服する、市民が利用しやすい、また、安全で安心を支える新庁舎となるよう、適切な事業推進に努められるよう要望いたします。
 以上、令和3年度の市庁舎整備等特別委員会の報告とさせていただきます。
 令和4年3月17日、市庁舎整備等特別委員会委員長辻正隆。
 以上です。
○議長(平井せい治君) 以上で委員会報告を終わります。
 以上をもって本日の日程は全て終了し、本定例会に付議されました案件は全て議了しました。
 ここで市長からご挨拶をいただきます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
 まずは、昨日午後11時36分頃に、宮城県と福島県におきまして、震度6強の地震が発生いたしました。被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。
 福島県南相馬市とは災害時の相互支援協定を結んでおることから、早朝より連絡を取り、私自身も門馬南相馬市長に、電話によって被害状況を確認させていただいたところでございます。今後、必要な物資等の支援要請に速やかに対応してまいりたいと考えております。
 本市におきましても、随時地域防災計画の改定を行っており、いつ起こるか分からない災害に対して、防災体制を整えてまいりたいと考えておるところでございます。
 さて、議員の皆様におかれましては、去る2月17日、令和4年第1回市議会定例会を招集させていただきましたところ、令和4年度一般会計予算案など提案いたしました全ての議案につきまして、慎重なるご審議をいただき、いずれも原案どおりにご可決を賜りましたことに対しまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。誠にありがとうございます。
 今議会の審議過程におきまして、議員の皆様方から賜りましたご意見やご提言につきましては、私以下全ての職員がこれを真摯に受け止め、今後の市政運営に当たり反映できますよう鋭意努力してまいります。
 さて、先週末の3月12日、13日には2年ぶりに左義長祭りが執り行われました。コロナ禍が続く中、感染拡大防止に留意しての開催を決断され、無事に運営いただいた関係の皆様には、厚く敬意を表し、心より御礼を申し上げます。
 一部奉納を取りやめられた町もあり、祭りを彩る露店の出店制限などはございましたが、お天気にも恵まれ、高らかなげたの音色やチョウヤレの掛け声が響き渡り、湖国に春を呼ぶ祭りの名にふさわしい2日間でありました。
 この左義長をはじめとする祭りには、いにしえより、五穀豊穣や疫病退散を願い、平和を願う人々の思いが込められております。
 今、私たちが置かれております状況を見れば、新型コロナウイルスの感染拡大は、いまだ第6波が収まり切っておりませんし、ウクライナの地ではまさに今、戦禍に見舞われておるところでございます。今議会において議員の皆様に決議いただいたとおり、ロシア連邦の侵略行為は、決して許されるものではありません。恒久平和の実現のため、私たちは行動を続ける必要があろうかと思います。
 こうした状況が及ぼす経済への不安や、少子・高齢化が進むことによる国力の低下など、簡単に明るい未来を想像することが難しい時代ではありますが、市民の皆様の命と財産を守り、次世代につなぐことが我々行政に与えられた大きな使命だと考えます。当たり前の平和な日常があることに感謝し、この使命を心に留めながら、職員一同引き続き精いっぱい取り組んでまいりたいと考えます。
 本格的な春は、すぐそこまで来ております。市内の各中学校の卒業式も終わり、明日は小学校の卒業式が行われ、未来のある子どもたちが巣立ちのときを迎えます。また、4月は新しい出会いの季節でもございます。次世代を担う子どもたちにとって、また、市民の皆様お一人お一人にとっての明日が、より輝かしいものとなりますよう心からお祈りを申し上げます。
 さて、私におきましても、来る4月をもちまして、4年の任期を務め上げさせていただくところとなります。この間、議員の皆さん方、また、市民の皆さんにお支えをいただきながら務めさせていただきました。心から感謝を申し上げる次第でございます。
 市民の皆様、民生委員、児童委員の方をはじめ各種委員や評議員の皆様、そして自治会におかれましては各自治会の役員の皆様、ボランティア団体におかれましては子どもたちの見守り、高齢者の方の見守り、環境の保全、文化芸術の振興など、あらゆる分野にお力いただき、また、活動されておりますボランティア団体、市民団体の皆様方にお支えいただいて、何とかこの4年間を務めさせていただいたところでございます。
 4年前を振り返りますと、95億大きな庁舎、これをやめることによって小さな庁舎、大きな福祉、暮らし、子育て、みんなの笑顔ということを掲げさせていただきまして、この市長選挙に臨ませていただいたところでございます。
 おかげをもちまして信を得、21項目の公約を掲げさせていただきまして、これまでも議会でもお答えさせていただいておりますように、手前みそではございますけども、21項目のうち17項目について、皆さんのお力も得ながら、完了もしくは多少スケジュールの前後はございますけども、予定にのらさせていただいたところでございます。3項目につきましては緒に就いたばかりということで、今後、この市の経済的発展であるとか観光の発展等につきまして鋭意取組を進めるべき礎を、まず立てさせていただいたように思えるものが3項目、事情によりまして実現することを断念した項目が1項目、こういう状況でございます。
 本当に、それぞれ市民の皆様方一人一人のお力において、この市政が運営できていますこと、改めて心から感謝を申し上げます。おやじ連さんをはじめとしまして、大臣表彰を受けられた方々、本当に心から敬意と感謝を表するところでございます。
 そのほか、それぞれの災害協定等におかれまして様々なご寄附いただいた皆様方、そして同じように協定として市の防災に参加していただく団体の皆様方にも、改めて感謝を申し上げる次第でございます。
 とりわけコロナウイルス感染症におきましては、赤十字奉仕団の皆様にも大変大きな協力をいただきまして、何とか無事回らさせていただくこともできました。この場をお借りしまして、全ての市政にご協力をいただいた皆様方に心から感謝を申し上げる次第でございます。
 さりとて、様々な施策を実行させていただいたわけでございますけれども、やはり他市とも比較しますと、私の感覚としては、まだ緒に就いたばかりと、近隣市町、また、他の自治体とはスタートラインですね、同じ肩を並べるべく場所に着いたばかりであるというような感覚も強く持つところでございます。
 今後は、ぜひここから先に向けて、強い決意を持ちまして、この市を、市民の方々に取りましては笑顔あふれる町でありますとともに、外におられる方には憧れを持って見ていただけるような町にしてまいりたいということを、強い決意を持って今ここに立たせていただいているところでございます。
 具体的には、ウイズコロナ社会の中におきまして、子育て分野、さらに皆様方の経済の負担は言うに及ばず、心の負担というものを取り払いつつ、子育てしやすい町にしなければならないと考えておりますし、また、高齢者の居場所づくり、そしてそれぞれの移動手段の確保、さらには医療や相談の窓口等、今後、団塊の世代が後期高齢者を迎えるに当たりまして、社会の仕組みとして構築していかなければならないというような課題もございます。
 また、未来を見据えまして3世代が、子どもたちからお年寄りに至るまで、この近江八幡市から出ていかずに働き続けられるような経済の基盤、また、職場の基盤というものを、近隣市町と力を合わせながら、しっかりとつくっていかなければならないというように思っております。
 私としましても、このような決意を今持たせていただきまして、引き続き市政を担わせていただくべく、皆さん方のご信任を受けるべく、また頑張ってまいりたいと思います。どうかご理解のほどよろしくお願いを申し上げたいというように思います。
 最後になりますけれども、議員の皆様方におかれましては、年度の切り替わりの時期、何かとご多忙の日々が続くとは存じますが、どうかくれぐれもご自愛いただきますとともに、新年度のなお一層のご活躍を祈念し、あわせまして市政発展のより一層のご協力をお願い申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
○議長(平井せい治君) 第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
 去る2月17日に開会しました本定例会も、議員各位並びに市長はじめ当局の皆様方の格別のご協力をいただき、本日ここに無事閉会の運びとなりました。このことに対し、厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
 当局の皆様方におかれましては、今定例会の中で、各議員から出されました意見や要望を十分に尊重され、市政の一層の発展に努められますようお願い申し上げるものであります。
 さて、今定例会は、新型コロナウイルス感染症オミクロン株の急速な感染拡大を受け、議場出席者数を制限するなど、感染対策を講じた中での議会運営となりました。当局及び議員の皆様にはご協力賜り、大変ありがとうございました。
 ようやく、まん延防止等重点措置が出されていた18都道府県全域が解除される見通しとなり、新規感染者数は減少傾向にありますが、年度替わりの時期を迎え、再拡大が懸念される状況にありますので、市民の皆様はじめ関係各位におかれましては、改めて感染防止の徹底をお願いするものであります。
 さて、今議会が2月17日に開会して直後に、2月24日にロシア連邦がウクライナへ侵略し、国際社会に、ひいては我が国の平和と安全を脅かすとともに、世界経済にも大きな支障を及ぼし、我々の市民生活にも様々な影響が生じる事態となっております。
 その中で、本日の決議は、人類の恒久平和の実現と核兵器廃絶を目指し、平和を守ることを強く訴えた平和都市宣言を行っている本市にとって大変意義のある決議となり、世界の恒久平和の実現に向け、ロシア軍の即時撤退と平和的解決を行うように強く求めています。
 このような中、令和4年度予算が可決成立されました。
 厳しい社会経済情勢が続いておりますが、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すとともに、コロナ後を見据えた新しいまちづくりと、市民が安心して暮らせる日常に向けた取組が期待されているところであります。
 議会といたしましても、一日も早く活力ある日常を取り戻すことができるよう努めてまいりたいと存じます。
 結びになりますが、朝夕は肌寒い日がございますが、日増しに暖かくなり、春の訪れを感じられる季節となりました。
 皆様方におかれましては、新年度にかけて公私ともに何かとお忙しい時期が続くと存じますが、時節柄ご自愛いただき、ますますご活躍いただきますよう、ご祈念申し上げます。
 それでは、これをもちまして令和4年第1回近江八幡市議会定例会を閉会といたします。
 ご苦労さまでした。
               午前11時39分 閉会
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