録画中継

令和4年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月11日(月) 一般質問
片岡 信博 議員
(1)近江鉄道踏切改良について
(2)道路行政について
(3)教育行政について
◆18番(片岡信博君) 皆さんおはようございます。
 議長のお許しをいただきましたので、ただいまから個人質問をさせていただきます。
 去る7月8日11時30分頃、参議院の街頭演説中に安倍晋三元首相が銃撃され、死亡しました。心よりご冥福をお祈りいたします。
 今後このような事件が起こらないことを願うものであります。
 また、コロナウイルス感染症が発生して、はや2年半が過ぎようとしています。国民の皆様にはマスク生活を余儀なくされ、いまだにマスクを外すことができません。早く以前の生活を取り戻したいものです。そのときがいつ来るか分かりませんが、我慢していきたいと思います。
 それでは、私の個人質問に入りたいと思います。
 私は、3点ほどお聞きします。
 第1問について、近江鉄道踏切改良についてお聞きします。
 令和3年度に、JR琵琶湖線と近江鉄道踏切間の西側で約20メートルの歩道が整備がされました。片側でありますが、近江鉄道踏切前後の歩道整備については、一部完了していただいております。
 昨年6月議会で質問をしたときの回答として、踏切改良については、踏切両サイドの歩道整備が必要で、令和4年度に東側部分の用地買収に関わる調査と、近江鉄道との協議を予定しているとの回答でありました。
 ここで質問ですが、今年度は東側の用地測量等を実施され、今後、用地買収、歩道整備となりますと、相当な日数を要すると考えます。今年度、近江鉄道との協議予定と聞いていることから、一部歩道が完成している西側の踏切内の歩道整備だけでも先行してできないか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 福本都市整備部長。
             〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) おはようございます。片岡議員ご質問の近江鉄道踏切についてお答えいたします。
 昨年9月議会でもお答えしましたように、当事業は国の個別補助金を活用し、踏切道改良事業として令和4年度より実施しています。議員ご提案の、先に歩道が完成した西側だけでも踏切道内の歩道整備を先行できないかということですが、昨年度に西側の歩道整備の見通しがついたことから、今後の踏切道改良について、鉄道事業者と事前協議を行い、東側の歩道整備を待たずに、先行し踏切道改良ができないか協議しましたが、踏切道片側だけの部分的な改良を行うことは、軌道敷内で車両や歩行者の滞留を引き起こすこととなり、鉄道を運行する上で非常に危険であることから、先行整備には同意いただけませんでした。
 しかしながら、歩道整備には時間を要することも考えられることから、片側歩道のみを先行し事業を進めるかどうかについては、費用対効果等も含め検討してまいります。
 改良事業にはしばらく時間を要することになりますが、早期整備に向け取り組んでまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 片岡信博君。
◆18番(片岡信博君) 今の踏切ですが、雨の日は傘を差したまま、歩道から車道に出て踏切を渡らなければなりませんので、非常に危険ですので、早期の踏切内歩道整備を要望といたします。
 続きまして、第2問目に入ります。
 道路行政についてお聞きします。
 創政会の代表質問で、岡山議員が国道、県道などの大きな道路の質問をされましたので、私は市道について質問させていただきます。
 近江八幡安土連絡道武佐老蘇線についてお伺いします。以前にも質問させていただきましたが、計画どおりに進んでいないので、質問させていただきます。
 武佐老蘇線は、既に暫定供用している長光寺武佐線と市道末広通学線との交差点から、県道小脇西生来線の間の約1,100メートルであります。現在の進捗状況についてお伺いします。
 また、金剛寺中屋線について、今後の計画があれば、お教え願いたいと思います。
 次に、御所内から県道安土西生来線までの農道ですが、かなり交通量が多いので、この道路でありますが、この道は上田から石寺まで続いている道でありますので、この道が現在の安土と八幡を結ぶ唯一の道であります。今後はどのようにお考えか、お尋ねします。よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 福本都市整備部長。
             〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 片岡議員ご質問の近江八幡安土連絡道路の武佐老蘇線についてお答えいたします。
 さきの3月議会の他の議員のご質問にもお答えしましたように、道路及び橋梁、農水管移設は、移設に係る詳細設計が完了しており、今年度は用地測量図の作成と用地交渉を予定しております。
 また、昨年度までは社会資本整備総合交付金により事業を進めておりましたが、内示率が悪く、事業進捗が図れないことから、令和5年度から個別補助事業である交通安全対策補助制度、地区内連携という事業でございますが、に移行するため、事業の採択要件である地元等関係機関と整備計画を作成するため、今年度交通安全対策協議会を立ち上げ、合意形成を図る予定です。
 なお、協議会の構成については、地域住民の代表者や学校関係者、警察、道路管理者等になります。
 次に、金剛寺中屋線につきましては、令和2年度に道路中心線を決定するために、関係自治会への説明を実施いたしました。説明会においては、道路の必要性には一定のご理解をいただきましたが、道路のルート上にある蛇砂川や山本川と道路橋梁の交差角関係上、直線的なルートが計画できず、耕作地が不整形に残るなど、事業協力への理解をいただくのに時間を要することが明らかになりました。
 このことから、事業の選択と集中により事業効果を少しでも早く発現するという考えの下、近江八幡安土連絡道路として計画している2路線のうち、既に事業着手している武佐老蘇線を優先し実施することとしております。
 今後の計画ですが、武佐老蘇線の事業が一定図れた段階で、地元協議に入っていく予定でございます。
○議長(小西励君) 小西産業経済部長。
             〔産業経済部長 小西勝己君 登壇〕
◎産業経済部長(小西勝己君) 皆さんおはようございます。
 片岡議員ご質問の御所内から県道安土西生来線までの農道についてお答えします。
 当該農道につきましては、びわこ揚水土地改良区の所管となっております。道路表面の状態がよくないことから、今年度において舗装面の修繕工事を8月から9月頃に発注予定というふうに伺っております。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 片岡信博君。
◆18番(片岡信博君) 早急に近江八幡安土連絡道の道路整備を要望し、次の質問に入ります。
 滋賀県教育委員会の発表によりますと、2020年度に県内の公立小・中学校で不登校になった生徒数は2,009人、2019年度より140人増え、過去最多となり、特に小学校では2016年度の398人が、2020年度は851人に増加しております。また、高校生も多く、文部科学省によりますと、2020年度の国公私立高校生1,000人当たりの不登校数は、県内は24.6人で全国最多だったそうです。
 そこで、お伺いいたします。
 コロナ禍の中、学校では学級閉鎖などいろいろと大変だったと思います。そのために児童や生徒の中で不登校になった児童や生徒がいるのか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
 大喜多教育長。
             〔教育長 大喜多悦子君 登壇〕
◎教育長(大喜多悦子君) 皆さんおはようございます。
 片岡議員のコロナを理由に不登校になった児童・生徒についてお答えします。
 コロナ禍での学校生活では、感染症対策による様々な制限や学級閉鎖などがあり、友達との関わりの中で無邪気に学校生活を過ごすことが難しい状況が続いているため、ストレスをためやすい状況にあります。
 しかし、子どもたちなりに、この感染症を予防することの大切さを感じ取っていましたし、学校も教育相談などを通じて子どもと話すことを大切にしてきました。また、行事なども安易に自粛するのではなく、達成感や充実感を味わえるように、子どもたちが主体的に取り組める活動を工夫を凝らして実施してきました。
 このようなこともあり、新型コロナウイルス感染症に感染することが不安で欠席する児童・生徒はいましたが、本感染症を理由に不登校になった児童・生徒はおりません。
 なお、学校では、感染不安で欠席する児童・生徒は出席停止扱いとしていますが、今年度に入ってからはほとんどいない状況です。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
 片岡信博君。
◆18番(片岡信博君) 再問させていただきます。
 不登校になった児童や生徒にはどのような教育指導をされているのか、お伺いいたします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 片岡議員の再問、不登校になった児童・生徒への指導についてお答えします。
 先ほど述べましたように、コロナ禍を理由に不登校になった児童・生徒はおりませんが、様々な要因で不登校になる児童・生徒への指導についてお答えします。
 学校では、学級担任や教育相談担当の教員だけでなく、養護教諭やスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどを交えて、不登校になった要因を考え、その子に応じた支援を考えて、保護者とも相談しながら対応しています。
 学校で支援できるようであれば、放課後登校や別室登校を行い、子どもに寄り添って少しずつ心のケアに努めます。学校で支援することが困難な場合は、教育相談室への相談を案内し、本人や保護者と面談を行い、適応指導教室や、家庭などに出向き支援を行うホームスタディー制度の利用へとつなぎ、課題の改善に取り組んでいきます。
 児童・生徒一人一人によって、抱えている課題は異なります。臨床心理士や社会福祉士、また多くの支援員とも連携を図り、学校復帰や社会的自立につなげていますので、議員のご理解よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 片岡信博君。
◆18番(片岡信博君) では、再問させていただきます。
 学校でのウイズコロナ、アフターコロナについてご意見があればお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 大喜多教育長。
◎教育長(大喜多悦子君) 片岡議員の学校でのウイズコロナ、アフターコロナについての考えをお答えします。
 現在、学校での行動基準を示す感染レベルは、6月16日からレベル1となっています。しかしながら、レベル1となってからも5校8学級でコロナにより学級閉鎖を行いました。現在、通常の教育活動を実施していますが、手洗いや換気、適切なマスクの着用など、学校でできる感染症対策を行い、感染拡大を防止していくことが大切と考えています。
 また、今年度は全ての学校で、プール実習や泊を伴う修学旅行を行います。教育委員会としましても、富士宮市との児童交歓会を3年ぶりに実施する方向で進めています。子どもたちによって実り多い学習や活動を、工夫を凝らして行っていきます。
 これからの学校教育では、予測困難な時代をたくましく生き抜く力をつけていくことが求められています。今回のコロナ禍は、まさしく予測困難なものです。アフターコロナにおいては、このコロナ禍で培った教育実践を生かしていくことが肝要です。例えば1人1台タブレット端末などICTを効果的に活用して、個に応じた学びや仲間と考えを深める集団での学びなど、多様な学びができるようになりました。あわせて、対面での対話による学びの重要性や、様々な感染症が今後も懸念される中、子どもの学びを保障することの重要性も再認識しました。
 このコロナ禍が収束しましても、得られた教育実践や教訓をこれからの学校教育に生かしていきたいと考えておりますので、議員のご理解よろしくお願いします。
○議長(小西励君) 片岡信博君。
◆18番(片岡信博君) ありがとうございました。先生方も大変ご苦労をおかけしますけど、頑張って安心・安全な学校づくりをお願いし、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(小西励君) 以上で片岡信博君の個人質問を終わります。
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