令和4年第2回(6月)近江八幡市議会定例会
7月12日(火) 一般質問
北川 誠次 議員
(1)健康ふれあい公園について
①アクセス道路について
②グランドゴルフ場について
③交通アクセスについて
④スケートパーク事業について
⑤夏季巡回ラジオ体操について
⑥施設周辺環境美化の取り組みについて
(2)桐原幼稚園、旧桐原コミュニティセンター跡地利用について
(3)国道8号の法線について
◆19番(北川誠次君) 創政会の北川でございます。議長のお許しをいただきましたので、ただいまから大きく3点につきまして個人質問を分割でさせていただきます。
その前に、さきの参議院選挙におきまして、街頭演説中に安倍晋三元首相が銃撃をされ、お亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈り申し上げますと同時に、このような事件が二度と起こらないことを強く願うものでございます。
それでは、質問に入らさせていただきます。
まず、大きく1番目ですが、健康ふれあい公園関連で6点についてお尋ねをいたします。
1点目ですが、ふれあい公園のアクセス道路でございます。
東横関町の裏通り、竹町地先から県道326号交差点までの道路整備ですが、用地買収は既に終えられ、工事着工を待つのみとなっています。春の農繁期も終わり、間もなく着工されるのかと思っておりましたが、いまだに手がつけられておりません。早くも9月の初めには秋の収穫期を迎えます。また、11月初めには麦の播種が始まります。今が工事施工をするのに適期かと思いますが、着工はいつ頃になるのか、また併せて県道326号の交差点改良は県施行と聞かされておりますが、同時進行されるのかどうかお尋ねをいたします。
次に、2点目ですが、児童遊園と同時オープンで計画されておりましたグラウンドゴルフ場でございますが、芝生の生育状況が悪いということで供用開始が相当遅れておりますが、いつ頃になるのか、多くの皆様が今か今かとお待ちかねでございます。
また、雨天時の後、相当の間、水たまりの場所が見受けられますが、排水処理の工事をされてると思いますが、使用には支障は来さないのかお尋ねをいたします。
次に、3点目の交通アクセスでございますが、あかこんバスの路線変更で平日には乗り入れができるようにしていただきました。しかしながら、土日、祝日は運休されます。児童公園なりサッカー場に限らずこのような施設は、土曜、日曜、祝日に利用者が急増いたします。毎週のように各種大会が開催され、多いときには300人から400人程度の利用者があります。
また、併せて児童遊園も多くの皆様でにぎわっております。利用者も児童、少年、中学、高校生のクラブ活動、シニアと全世代にわたって利用されております。交通手段も、保護者の送り迎えの自動車、自転車、施設に近い高校などはランニングで、市外の利用者は篠原駅から徒歩、また県道326号を走っております民間路線バス、若宮町竹町バス停からの徒歩、いずれも30分から35分程度の時間を要しますが、あらゆる手段で来訪されておられます。しかしながら、歩道の整備も十分とは言えません。施設をつくりました、勝手に行って利用してくださいでは市民が主役の町にはふさわしくないと考えます。
そこで、あかこんバスの土日、祝日の運行乗り入れなり、民間路線バスの乗り入れ、歩道の整備等が考えられないのか、一度調査検討し、総合的な対策を考えていただけないかお尋ねをいたします。
次に、4点目、創政会の代表質問で岡山議員からも質問があり、予算を計上されておられるスケートパーク整備事業でございますが、ふれあい公園の調整池を有効利用して施設整備をするということでございますが、この質問は昨日またさきの議員からもありました。さきの回答で了としますので、初問は取下げとさせていただきます。再問で要望のみを申し上げます。
次に、5点目、7月23日土曜日午前6時から「夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」、NHKラジオ第1で全国放送が健康ふれあい公園サッカー場を会場にして開催されると聞いております。既に参加申込みは締め切られておりますが、近江八幡市が会場になるのは何十年に一度のイベントであり、歴史ある大会であります。地元としてはおもてなしの気持ちが必要かと思いますが、規模なり内容についてお聞かせください。
次に、6点目でございますが、ふれあい公園周辺道路堤防の搬入道路、日野川堤防の除草対策なり環境美化への取組についてでございますが、夏に向かっては草木が茂ってまいります。今も道路と見切りブロックの隙間から、また施設の擁壁と歩道の隙間から雑草が伸びています。あまり見栄えのいいものではありません。施設の反対側は定期的な草刈り等を自治会なり自然を守る会で手入れをしていただいており、環境美化に努めていただいております。施設側の美化、施設管理者としての対応をお尋ねいたします。
以上をこの項目の初問といたします。
○議長(小西励君) 当局の回答を求めます。
田村市民部長。
〔市民部長 田村裕一君 登壇〕
◎市民部長(田村裕一君) 北川議員の健康ふれあい公園についてのご質問のうち、交通アクセスについてお答えいたします。
あかこんバスの土日、祝日の運行につきましては、昨今バス業界では全国的な運転手不足が問題になっており、新型コロナウイルスの影響によりさらに厳しい状況であることを確認していることから、現時点においては難しい状況にあると考えております。
民間路線バスの乗り入れにつきましては、現時点では具体的な検討はされておられませんが、収益が見込めるのであれば路線の新設や変更について検討をする余地があるとのことを確認いたしております。しかしながら、あかこんバスは、鉄道や路線バスが運行していない交通空白地域を解消することを目的に国の許可を得て運行していることから、民間路線バスが乗り入れをされる場合にはあかこんバスとの調整が必要になると考えております。
○議長(小西励君) 福本都市整備部長。
〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 北川議員ご質問の健康ふれあい公園についてのうち、アクセス道路についてお答えいたします。
健康ふれあい公園の公園施設の整備におきましては、地元住民のご協力、また議員各位のお力添えの下、令和3年度に無事完了することができましたことに大変感謝しております。
さて、残すところはアクセス道路整備でございます。議員ご承知のとおり、既に用地は協力いただいており、現地は今にも工事の着手が可能な状況であります。しかし、今年度予定の工事区間の主な内容は、圃場との境界に土留め式可変側溝を設置する工事であることから、圃場内を掘削させていただくため、水稲の収穫後の作業となります。このような状況でありますが、可能な限り早い工事の着手を目指して本工事は既に発注しており、6月30日に業者が決定し、工事請負契約を締結しております。今後受注者と十分な打合せを行い、可能な作業から少しでも早く現場を着手し、早期完了を目指してまいりたいと考えております。
また、県道大房東横関線、県道326号の交差点改良ですが、年度当初に東近江土木事務所の県担当者との協議において県道の歩道整備工事を一部着手される予定となっております。今後工事期間や現場の作業条件及び作業内容などを調整され、適時に発注されると思いますが、両工事とも今年度内に着手し、前に進むと考えております。工事期間中、利用者の皆様をはじめ周辺住民の方々には、通行規制など、ご迷惑をおかけしますが、ご理解、ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(小西励君) 西川教育部長。
〔教育部長 西川仁司君 登壇〕
◎教育部長(西川仁司君) 北川議員ご質問の健康ふれあい公園についてのうち、3つのご質問についてお答えいたします。
まず、議員ご質問の2点目のグラウンドゴルフ場については、本年4月に供用開始予定でありましたが、議員ご指摘のとおり芝生の生育状況が悪く、いまだ供用開始に至っておりません。利用を心待ちにされていました市民の皆様には、ご期待にお応えできておらず、おわび申し上げます。今後は、芝生の生育が整い次第、供用を開始してまいります。供用開始時期が決まりましたら市広報等でお知らせをさせていただきますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
また、雨天後に各所で水たまりが見受けられるとのことですが、昨年度の整備工事において暗渠排水管の布設及び排水ます等の設置を行い、排水機能の向上を図ったところです。ただし、このグラウンドゴルフ場は調整池機能を兼ね備えていることから、大雨で水が引くのに時間がかかるときには使用ができないことがございますので、あらかじめご了承願います。
次に、ご質問5点目の夏期巡回ラジオ体操については、来る7月23日土曜日午前6時から健康ふれあい公園サッカー場にて開催を予定しております。市広報5月号で参加募集をさせていただき、事前申込みがありました約400名の方がご参加いただく予定で、地元竹町の皆様にも多数申込みをいただいてるところでございます。
次に、ご質問6点目の施設周辺環境美化の取組については、健康ふれあい公園敷地内及び周辺については指定管理者による定期的な清掃により日々環境美化に努めていただいておりますが、特にこの時期は雑草が生い茂り、施設職員の皆様には大変ご苦労をいただいてるところでございます。また、市道の除草につきましては、現場の状況を見て対応してまいります。今後も引き続き施設周辺の環境美化を損なわないよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(小西励君) 回答漏れはありませんか。
北川誠次君。
◆19番(北川誠次君) ありがとうございました。項目ごとに要望させていただきます。
1点目の道路整備でございますが、施設整備が9割方完了し、供用開始がなされております。利用者も日ごとに増えております。また、国道8号への迂回路としても交通量が増大しております。現在の状況は、整備された区域と未整備の区域の境に東横関町と中小森町を結ぶ市道が走っております。この場所で道路が絞られておりますので、そのような関係で急に細くなっています。そのためか、交通事故も起きているのも事実です。補助金等の関係もあり、なかなか難しいのかも分かりませんが、一日も早い全線開通をよろしくお願いいたします。
2点目のグラウンドゴルフ場でございますが、4月オープンの予定と聞いておりましたが、いまだに供用がなされておりません。グラウンドゴルフは、運動量が少なく高齢者でも手軽に取り組めるスポーツで、多くの愛好者がおられ、待ち望まれております。少しでも早くの供用開始をお願いいたします。
3点目、交通アクセスでございますが、今はいずれも難しいようでございますが、先ほども回答がありましたように、間もなくグラウンドゴルフ場がオープンされます。オープンされますと交通弱者さんの利用も増大するかと思います。利用者の動向なり財政支出も伴います。難しい問題ではございますが、ぬくもりのある対応に向け、引き続きご検討いただきますことを強くお願い申し上げます。
4点目のスケートパーク整備事業ですけれども、施設内ではございませんが、7月に大津市で小学校5年生の子どもさんがスケートボードで遊んでいて亡くなるという痛ましい事故が身近で起こっております。さきの議員さんからもありましたが、安全対策には十分気配りをよろしくお願いいたします。
あわせて、近くには民家がありますので騒音対策も、また地元住民にも施工前には丁寧な説明をよろしくお願いいたします。
5点目ですが、ラジオ体操でございます。一度近江八幡市で津田の運動公園を会場に過去に開催されたことを記憶しております。誘致をした以上、成功裏に終わりますよう万全の態勢での対応をお願いいたします。
6点目でございますが、環境美化でございますが、それなりには対応されてるということでございますが、美化の考え方はそれぞれの尺度が違います。定期的な点検をお願いいたしまして、大きな1番目の質問は終わらさせていただきます。
次に、大きく2番目でございますが、桐原幼稚園、旧桐原コミュニティセンターの解体、除却がされ、今は土地の養生期間であると思っておりますが、今後跡地利用をどうするのか、何か公共事業に利用されるのか、小学校用地と同じように民間に売却されるのか、まだ決定されていないのかお尋ねをいたします。
この場所は、旧桐原村役場、小学校の跡地になり、熊沢蕃山師の勉学処の石碑が近くにあり、熊沢蕃山師はご承知のとおり陽明学派の儒学者で有名な中江藤樹師に師事、門下生で政治家、経世家でもあり、20歳から27歳までの間、旧桐原村で生活をされ、勉学に励まれたところでございます。また、近くには菅田神社や護国神社の石碑があり、桐原学区では数少ない文化と歴史を感じるエリアであります。民間売却されるにしろ公共利用されるにしろ、地元自治会、元地権者の菅田神社さん、桐原まちづくり協議会等に十分に協議をしていただき、よりよい方向での跡地利用を考えていただきたいと思っておりますが、小西市長の見解をお伺いさせていただきます。
初問とさせていただきます。
○議長(小西励君) 小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 北川議員の桐原幼稚園、旧桐原コミュニティセンター跡地利用についてのご質問にお答え申し上げます。
旧桐原幼稚園、旧桐原コミュニティセンター等の跡地につきましては、建物解体後、周辺土地との境界確定、不動産登記等の土地整理を行い、現在行政財産から普通財産への所管替え手続を行ってるところでございます。跡地利用につきましては、令和3年3月議会でお答えいたしましたとおり、他の公有財産と同様、売却による歳入確保に努めることを基本としておりますけれども、地元関係者の皆様のご意見もお聞きしつつ、本市としてのまちづくり、都市環境等も十分に検討を行い、有効な利活用が図られるよう取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(小西励君) 北川誠次君。
◆19番(北川誠次君) ありがとうございました。この場所は、何回も申し上げますが、桐原学区市民にとりましてはこのエリアは聖地であると考えております。多くの皆様もそのように思っております。このことを頭に置いて有効な土地活用をどうぞよろしくお願いいたします。
次に、大きく3番目、国道8号のバイパス問題についてでございますが、この質問については創政会の岡山議員の代表質問なり政翔会さんからもありました。回答を聞かさせていただきましたが、市民の皆様が一番に関心のある法線、特に近江八幡市区域の法線がまだ決まっていないのか回答がありませんでした。この法線は、近江八幡市では古くから、旧五個荘町から新幹線沿いを通り野洲市小堤町で現道と合流と言われておりました。その後、期成同盟会が発足され、バイパス案から現道拡幅の4車線化が持ち上がってまいりました。最近では、竜王インターチェンジに向かう法線、もう少し手前、近江八幡市に近い法線も議論されております。
何が言いたいのかでございますが、新幹線沿いでは竜王町は全く関係なくなります。竜王インター向きでは、近江八幡市はかすめる程度か全く関係がなくなります。期成同盟会で議論をされるとのことですが、難しい判断が必要と考えてます。期成同盟会には県議会議員、市議会の代表も参画されております。議会としても、法線決定には責任を持たなければと考えているとこです。この法線決定は100年、200年先まで影響を及ぼす決定になるかと思います。市長の思い、見解をお尋ねいたします。
初問とさせていただきます。
○議長(小西励君) 小西市長。
〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 北川議員ご質問の国道8号の法線についてのお答えを申し上げます。
さきの代表質問においてお答えいたしましたとおり、現在の国道8号の状況につきましては彦根-東近江区間はルート案が決定して都市計画決定の手続が進められる段階でございます。また、野洲栗東バイパスにつきましては令和7年に開通される予定となっております。これらをつなぐ近江八幡市から野洲市の区間、直線距離にして約16キロ間につきまして現在法線が決まっていない区間でございます。当然のことながら、ボトルネックとならないよう一体的で切れ目のない整備が望まれます。現在国道8号東近江区間整備促進期成同盟会を通じ、地理的条件を考慮しつつ、バイパスにかかわらず4車線化の整備も視野に入れ、東近江区間の調査区間への早期指定と整備に向け、国や県、関係機関に対して強く要望をしているところでございます。
議員もご指摘いただいてるとおり、環境や市民生活等に大きな影響を与えます国道8号の整備につきまして、早い段階からの合意形成が必要と考えております。期成同盟会での要望活動に加え、今後は沿道企業等に対して国道8号バイパス整備に係るアンケート調査の実施を予定しております。
また、ご指摘いただいたとおり、この法線決定は周辺地域のまちづくりに大きな影響を及ぼす問題、各種計画と道路計画との整合性は行政の責任であるとも考えております。このことから、当該法線につきましては道路単独での議論ではなく、道路整備に併せた沿道の一体的なまちづくりも踏まえ、環境、防災、交通、暮らしなど、あらゆる観点から総合的に検討を進めてまいりたいと考えております。
また、議員の皆様方におかれましても、市内全体にかかわる項目でございますのでどうか様々な考えまた議論等、共にさせていただきながら前に進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(小西励君) 北川誠次君。
◆19番(北川誠次君) ありがとうございました。国道8号は近江八幡市の物流の大動脈であります。法線の決定は、近江八幡市の経済活動なり、また防災用道路として、また市の活性化等々、いろんな観点からも通過するかしないかで大きな違いとなります。さきも申し上げましたように、向こう何百年と影響を受ける決定でございます。賢明な法線決定になりますようお願い申し上げまして、私の質問は終わります。ぬくもりのある回答ありがとうございました。
○議長(小西励君) 以上で北川誠次君の個人質問を終わります。