録画中継

令和4年第4回(12月)近江八幡市議会定例会
12月12日(月) 一般質問
西津 善樹 議員
(1)市役所庁舎建設について
(2)危機管理について
◆16番(西津善樹君) 皆さんこんにちは。私は、やる気と元気の志誠会の西津善樹です。
 今回いよいよ12月半ば、本日は12月12日、あさっては14日、忠臣蔵の日です。赤穂義士47人が主君の無念をあだ討ちすべく、討ち入りを行った日でございます。この時期になりますとよくテレビでドラマ化されるなど、日本人の忠義の心の代名詞的な、ある意味年末の風物詩のように語り継がれていました。この場におられる方は恐らく知らないという方はおられないだろうと、このように思うわけです。
 ただ、実は、先日20代の若い子に何げにもうすぐ忠臣蔵やなと、こんな話をしました。すると、忠臣蔵どころか赤穂浪士も大石内蔵助も浅野内匠頭、吉良上野介、どのワードに対しましてもはあというような、反応がございませんでした。ジェネレーションギャップとでもいいましょうか、私はショックを受けるとともに、日本の文化が忘れ去られていく、ある種寂しさのようなものを感じました。この近江八幡市、歴史と文化、伝統の近江八幡市がこのような形で風化するというか、こういった形で忘れ去られるようなことがないように、改めて活力あふれる、これから全国に近江八幡市を発信していけるようなまちづくりをしていかなければならないと感じました。
 さて、私は、今回大きく2項目について、分割方式により質問をさせていただきます。簡単明瞭かつ丁寧なご回答をよろしくお願いします。
 まず1項目め、市役所庁舎建設についての初問です。
 10月21日、市役所庁舎建設の入札中止が決まりました。本来一般競争入札において、入札参加の辞退は業者の自由であることから、1者しか入札参加業者がいなくても入札は成立しておりました。しかし、小西市長ご自身が1者しか入札参加業者がいないのに入札を成立させるのは競争性がなく、談合等の不正入札を生じさせる可能性が高いと申されまして1者入札を批判してこられた経緯から、今回のような1者しか入札参加業者がいなくなった場合、入札中止せざるを得なくなったのは言うまでもございません。つまり、小西市長ご自身でご自身の首を絞められるような形になってしまったわけです。
 入札参加業者が次々と辞退していく中で1者しか残らず入札そのものが中止になった要因検証をしていくとのことで、その要因検証事業予算を今議会初日、即決議決されました。物価の高騰、物資の調達困難あるいは会社の一身上の理由等、理由は様々あると予測されるわけですが、この要因分析の委託期間は来年3月31日までとなっております。このことからも、庁舎建設に大幅な遅れを及ぼすことは間違いないと思われるわけです。
 ところで、小西市長は、公約で9,000平米の庁舎を違約金を含めて45億円で建設して、浮いたお金を大きな福祉に回すと言われておられましたよね。既に市は、前計画庁舎着工から契約解除までの出来高約2億399万円と現場復旧工事などの実費約4,670万円を支払い済み、契約解除による違約金4億600万円、さらに本庁舎、安土町総合支所の耐震化にかかった約3億円を合わせると総額約9億5,600万円という不毛なお金を支払ってきました。
 さて、皆さんもご存じのとおり、新型コロナ感染症に次いでウクライナ情勢による価格の高騰や、そして円安そして物資調達困難、さらに今後は大阪万博、滋賀国体が相次ぐという今日の社会情勢からも、庁舎建設は仮に小西市長が掲げておられる面積9,000平米の庁舎であっても約70億円から80億円の建設費用がかかる可能性が生じております。そこへ先述の9億5,600万円を加算すれば、結局のところ総額で考えると前庁舎計画と価格的に変わらない80億円から90億円になり、小さな庁舎で大きな福祉どころか小さな庁舎で大きな負担、これを市民の皆さんにおかけすることになるのではないかと、このように危惧しております。
 6月定例会や9月定例議会にこの本会議場で物価高騰や物資の不足等もあることから現状での入札を危惧する個人質問がありましたが、当局におかれましては2者以上の応札業者が見込めるということから大丈夫であるというような答弁をされておられました。このように、市役所庁舎建設という重要案件で議員からの指摘を聞き入れなかった当局、また議決をしてしまった議会によって結果的に入札不調という結果を招いたことは大きな責任を問われるところではないでしょうか。
 私もいま一度立ち止まって考えるべきだと忠告を申し上げた一人でございます。この機会ですから、急がば回れという言葉のとおり、今こそ慎重になるべきだと考えます。このたびの要因分析のための委託事業即決にしてもしかりです。二元代表制の下、議会との議論や意見にもう少し耳を傾けるべきなのではないでしょうか。まず、庁舎建設に係る債務負担行為の上程時期や入札執行も含めて今後のスケジュールをお示しください。
 次に、今後積算見直しをされるということです。債務負担行為の予算が入札不調になった今回の50億4,896万円を下回るようなことはないと思いますが、どこまでの許容範囲で上積みされるのか、先ほど述べましたが、当初市長が言われていた違約金等を含めて45億円、これを既に超過している上にまさか総額が前庁舎計画とあまり変わらないような70億円や80億円にはなることがあってはいけない、このように危惧しております。想定されている最大上限金額をお示しください。
 以上、初問とさせていただきます。
○副議長(山本英夫君) 当局の回答を求めます。
 浪江総合政策部長。
             〔総合政策部長 浪江尚史君 登壇〕
◎総合政策部長(浪江尚史君) 皆さんこんにちは。
 西津議員お尋ねの市役所庁舎建設についてのご質問にお答えいたします。
 まず、今後のスケジュールといたしましては、債務負担行為の再設定に係る予算を遅くとも令和5年3月定例会にお諮りした上で速やかに再公告を行いたいと考えております。公告後は、前回と同様の公告期間とした場合、令和5年8月に事業者を決定する想定で検討を進めたいと考えてございます。
 次に、債務負担行為額の最大上限額についてお答えいたします。
 現時点において物価高騰の十分な検証をすることなく建設工事費をお示しすることは適当でないと考えております。債務負担行為の設定上限額は、物価の反映や見積り徴収等に基づく概算事業費を積算した後、最終的に確定するものであると考えております。
 なお、議員ご指摘いただいた議会との議論や意見にもう少し耳を傾けるべきではないかとのご指摘につきましては、これまでも本会議や特別委員会の場で都度ご説明し、協議を重ねながら進めさせていただいておりますので、そのようなご指摘には当たらないものというふうに考えてございます。再公告に向けた検討におきましても、引き続き要因分析結果等を議会の皆様にお示しした上でご意見を聞き、進めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(山本英夫君) 回答漏れはありませんか。
 再問はありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、再問させていただきます。
 初問でもお伺いさせていただきましたが、いま一つはっきりしたお答えをいただけておりませんので再度お伺いしますが、市役所庁舎建設という重要案件におきまして議員からの指摘を聞き入れなかった当局、また議決してしまった議会によって結果的に入札不調という結果を招いたことは大きな責任を問われるところではないかと考えます。当局は、議会からの質問や指摘に対して等に、聞き入れずに議会答弁であたかも大丈夫であるというような示唆した回答を行い、今回の入札不調に至った責任をどのように感じておられるのかお答えください。
○副議長(山本英夫君) 答弁を求めます。
 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 今回の入札が成立するに至らなかった責任はどのように感じているかということでございますが、6月議会の債務負担行為を上程までに物価上昇に伴う単価見直しを行って、公告時点において問題ないと判断をしておりましたが、結果として入札中止となったことについてはご心配をおかけしている議員や市民の皆様には大変申し訳なく思っているところでございます。しかしながら、昨今の社会情勢に伴う建設物価の変動というものは、なかなか誰しも読み切ることは難しいというのが現状でございます。市庁舎整備は市の重要施策の一つでございますので、停滞することなく事業を推進することが市の責務、我々の責務と思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、スケジュールに関して再問します。
 債務負担行為の再設定に係る補正予算を遅くとも令和5年3月定例会にお諮りしたいという初問回答でした。今議会初日に本会議による議員からの指摘や意見交換など議論をされることもなく、即決議案によって要因分析委託業務の予算が議決されてしまいました。この要求水準見直し業務委託の工期は令和5年3月下旬です。つまり、要因分析を行い、要求水準の見直しを行う委託業務の成果を見て、この成果についての議論を行われることなく予算上程されることになるというわけです。ウクライナ情勢や円安、物価高騰等、様々な要因によって入札不調が考えられるために要因分析をされるのであれば、より慎重な審議が必要となるはずです。であるにもかかわらず、幾ら早急な事業が必要であっても、同じように入札不調を繰り返してはさらなる大幅な遅れが生じるわけです。少なくとも要因分析の委託業務完了後の議会で議論を経てから債務負担行為等の予算上程をされるのが本筋なのではないでしょうか、当局のお考えをお示しください。
○副議長(山本英夫君) 回答を求めます。
 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 本会議開会日に関連予算、ご可決いただきました委託の業務の中で、幾つか項目があるんですけれども、市場調査ですとか、あと要因分析ですとか、あと概算事業費の積算というものは一定その工程の中で1月末までに終わるような予定でございまして、その1月をめどに一定材料がそろうものですから、議員の皆様にお示ししながら、また市庁舎整備等特別委員会などでの説明も、議会とご相談させていただきながら、そういったご説明をした上で、その中での議論を踏まえ、3月定例会において債務負担行為の上程を行いたいというふうに考えてございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) しかし、1月下旬から3月までの間に臨時議会等をされる予定はないっていうことで、ですよね。
○副議長(山本英夫君) 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 説明の場といたしましては、先ほど申しましたように特別委員会等、そういった場でのご説明ですとか、あるいは会派説明とか、そういった場で、これもどういうような説明がいいかと、どういった場で説明するのがいいのかっていうこともご相談させていただきながら説明をしていくということでございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) さらに、来年4月には統一地方選挙が施行されます。ということは、当然この近江八幡市議会議員の顔ぶれがこのままではなく、入れ替わる可能性というのも考えられるわけです。二元代表制の下、大きな事業を選挙前に予算だけ現状議会で議決をして事業実施だけは予算議決後に新しい議会で行うというのは、その責任はどこに問われるのかと考えます。これらのことも含んで、債務負担行為の議決については来年の新たな議会で行うべきと考えますが、この点を踏まえて当局のお考えをいま一度お聞かせください。
○副議長(山本英夫君) 回答を求めます。
 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 市庁舎整備事業につきましては、既に一定のご理解をいただいております基本計画等の整備方針に基づき進めているものでございますので、市議会議員選挙には関係なく、速やかに議会へお諮りしながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、現時点において建設物価等の十分な検証をすることなく建設工事費をお示しすることは適当でないと考えてる、こういった初問答弁でございましたが、その十分な検証はいつ終わるんでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 答弁を求めます。
 浪江総合政策部長。
◎総合政策部長(浪江尚史君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 建設物価等の十分な検証を踏まえた概算事業費の積算というものを、先ほど申しましたように、令和5年1月下旬までにはお示ししたいというふうに考えてございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) いま一度確認をさせていただきます。
 債務負担行為約50億5,000万円での入札は不調に終わったわけです。この50億5,000万円に出来高、現場復旧工事などの実費、契約解除による違約金、本庁舎、安土町総合支所の耐震化での総額約9億5,600万円を合算すると60億円を超えているわけなんですよね。しかし、この時点で小西市長が掲げられた違約金を含めて45億円で9,000平米の庁舎を建てるという市民に対するお約束は既に破られているっていうことです。小西市長ご自身が示された数字によって明らかにされているというわけでございますが、私は一体最大幾らまでの上限金額を設定なさるんですかと、このように聞いているわけですね。もちろん建設物価等の十分な検証をした上で建設工事費をお示しされることは十分理解しておりますが、まさか総合計が前庁舎建設費用とさほど変わりない金額になることはあり得ないですし、幾ら物価の上昇であるとか様々な要因があろうとも小西市長ご自身がそのことをどこまでお認めになるのかという確認です。最終的な確定金額をお聞きしているのではなく、小西市長ご自身が最大総額幾らまでならというふうにお考えられているのか再度お伺いします。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 西津議員の再問にお答えを申し上げます。
 これまでも申し上げてきたとおり、部長からお答えしたとおり、現状の状況を見て適切な価格を設定するということで今作業を行っておるところでございます。そういう中で確定するものでございます。これまでのところも、前回の入札、その後社会情勢等があろうかと思いますけれども、前回の入札についても1者につきましてはまだ入札辞退をされていない状況でございますので、そこらあたりをにらみながら金額っていうものが確定され、また実際のそのその他状況についても見直す中で決まってくるものだというふうに思っております。議員ご指摘のように想定外の大きな額、もしくはなろうということは現時点では考えてはおりません。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) もう一回確認させていただきますね。
 では、金額はお示しいただかなくても結構ですが、前とさほど変わりない金額になっても実行されるのかどうかお伺いします。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 西津議員の再問にお答えを申し上げます。
 その時点での金額が社会情勢において妥当かどうかというところで判断をしようとすることになるというように思います。現時点において、今作業しておりますので、今申し上げられるのはそこまでだと思います。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」と、こういった言葉がございます。市役所が大きかろうが小さかろうが、私は庁舎の大小で近江八幡市の発展につながるとは考えておりませんし、どうしても以前のような前庁舎計画で建設すべきであるとも一言も申し上げておりません。ただ、市民が活気づき、市のシンボルマークとも言うべき市役所本庁舎において、行政手続だけを淡々とこなせればいいという、こういった冷たい庁舎よりも人々がにぎわいをもたらしてくれるような温かみのある使いやすい庁舎のほうがいいのではないかとは思います。小さな庁舎で大きな福祉と言われていたにもかかわらず、庁舎の規模は前計画の半分で庁舎建設費用は前計画とほぼ変わらない、そして行政サービスはICT化されたもので淡々と行われ、温かみを感じ取ることができないような庁舎建設になっては本末転倒です。庁舎建設を早急に望むというのが多いことは十分に承知しておりますけれども、早かろう、安かろう、悪かろうにならないように私も一市民として、また市民代表の一人として心より要望して、次の質問に移ります。
 危機管理についてお伺いします。
 7月19日の豪雨により安土地域の地下道において高齢者女性が貴い命を奪われてしまいました。豪雨のときには毎回と言っていいほど冠水しているにもかかわらず、市長は通行止めの認識も死亡事故になる認識もなかったと言われ、連絡体制の不備も認められました。市長当局は重大な人的被害、死亡者1名としておきながら、当日も13時半に水防本部会議を行っただけで事故発生後の水防本部会議も災害対策本部会議も開かれませんでした。
 滋賀県は記録的短時間大雨情報が出された正午過ぎに地下道を通行止めにしたが、市道部分の通行を市が規制したのは遺体発見後の17時前、午前8時半頃から安土中学校から2度にわたって地下道が冠水していると市に連絡されたにもかかわらず、市は現場確認にさえ行かず、県よりも遅い対応です。本市では災害対策マニュアルがあると認識しておりますが、この運用や適用はされておられますか。また7月19日の大雨のときに災害対策マニュアルを的確に適用されましたか。市の危機管理意識の欠如と市民の生命、財産を守れなかったという責任が問われるところであり、二度とこのような事故が起こらないように取り組まなければなりませんし、しかし市が設置した事故検証委員会では肝腎要とも言うべき行政の危機管理意識の問題点については検証されていない、むしろその議論を遠ざけられた、このように仄聞しておりますが、なぜ最も大切な要因分析についての検証をされなかったのでしょうか。一体何を検証されたのか、その中身についてお伺いします。
 また、検証委員会でのまとめの結果報告はいつされるのでしょうか。それこそ今議会開会初日にでも報告されるべき案件だったのではないでしょうか。私は、今回の事故は行政の危機管理能力の低さとその対応の遅さが結果的に一市民の生命を奪ってしまったのではないかと考えております。行政として最も守らなければならない市民の生命、財産を守れなかった責任はどのようにお考えなのか、その後ご遺族に対しての対応はどのようにされたのかお伺いします。
 さて、このたび議第95号近江八幡市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定についてを上程されておられます。危機管理体制の強化並びにデジタルトランスフォーメーション及び行政経営改革の一体的な推進を図ることを目的に市長直轄組織の設置及び部の事務分掌の見直しを行うため所要の改正を行いたいということでございますが、この議案の本会議前の会派説明会ではさらに市長直轄部局として危機管理監を部長級職員として配置するということでございました。市長直轄部局として危機管理部局を配置するのであれば、有事の際には市長及び副市長がその指揮を執るべきです。わざわざ危機管理監を置くのであれば、実動としての職員を増員すべきであると考えます。なぜ市長直轄部局とされながら危機管理監を置く必要があるのかお示しください。
○副議長(山本英夫君) 当局の回答を求めます。
 小西市長。
             〔市長 小西 理君 登壇〕
◎市長(小西理君) 西津議員のご質問にお答えを申し上げます。
 まず、検証委員会についてでございますけれども、今回の事件、大変本当に申し訳なく、残念に思うところでございます。弔意もまたお悔やみ申し上げたとこでございますけど、私どもとして、将来にわたりましてこのような事故が起きないように我々として何をすべきかということで、できるだけ客観的な目を持って検証するということで検証委員会を立ち上げさせていただきまして、その今中で検討また情報の収集また検討をしていただいておるところでございます。これは議員にご指摘いただいたとおりでございます。また、検証委員会の報告については、またまとまりましたらご報告をさせていただきたいというふうに思っております。
 そして、それでは西津議員にご質問をいただきました近江八幡市事務分掌条例の一部、いわゆる危機管理監の設置につきましてお答えを申し上げたいと思います。
 今回の改正によりまして私、市長直轄組織とする危機管理部門の責任者として配置を予定する職につきましては、自然災害をはじめその他危機事案への対応に当たって、市長、副市長の命令、指揮監督の下、その統括、調整機能によりトップダウンによる迅速な対応、全庁を統括した組織横断的な取組、トップと事態に対処する各部署との情報の共有、一元化といったことがより円滑に推進されるよう組織体制の強化を目的に配置するものでございます。
 危機管理部門の責任者と役割としましては、危機事案に対し市長、副市長を直接補佐するとともに、事態に照らし緊急を要すると認められるときは市長及び副市長に代わって指揮し、また平常時においても危機管理部門の事務を掌理し、所管の職員を指揮監督することからも一定の権限を有する職責の職員配置が適当であると考えてるところでございます。
 市長直轄とすることにつきましては、組織階層を簡素化することによりトップと直結した迅速な意思決定や組織横断的な取組等を期待するものであり、実動としての職員も含め引き続き適正な人員を確保していくことを前提とし、非常時、平常時にかかわらず、組織運営上の観点からも一定の権限を有する管理監督職を置くことは必要と考えるところでございます。
 補足させていただきますと、非常に重要なのは、今回の事故でございますけども、平常時にどういうふうな対応っていいますか、状況を維持し、確認しておくかっちゅうことが非常に重要になろうかと思います。議員ご指摘いただきましたように、非常時また災害時につきましては私もしくは副市長が指揮を執っていくって、まさにそのとおりでございますけども、日頃からしっかりした目でいろんなことを気に留め、目を見ながら、専任の組織としてしっかりと見ていく人材っていうのは私は必要だというふうに思っております。そういう意味でこの人材を確保したいなと1つは思っております。
 もう一つは、今回も課題として指摘されておりました組織間の意思疎通っていうものでございます。組織間、行政ですとどうしてもやはりお互いの遠慮であるとか、なかなか組織系統で難しいところがございますけども、今回こういう形で組織を明確化させていただくことで指揮命令系統をはっきりし、この一元的な指示の下に組織が動かせるように、そんな形にしていきたいと思っております。ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。
○副議長(山本英夫君) 江南副市長。
             〔副市長 江南仁一郎君 登壇〕
◎副市長(江南仁一郎君) 西津議員ご質問の危機管理についてのうち、事故検証委員会についてお答えをさせていただきます。
 検証委員会でございますが、今回のような事故が繰り返されることのないよう、近江八幡市及び滋賀県の防災・減災の対策に資することを目的に今日まで2回の検証委員会が持たれたところでございます。この検証委員会の中で、検証の内容といたしましては、まず当該地下道、すなわち県道安土西生来線及び市道地下道北線、南線の沿革、事故当日の気象状況、事故概要また行政の水防対応、加えて雨水流入の状況、地下道及び周辺の状況等を検証をいただいております。
 これに加えまして、第1回目の委員会では現地調査による検証をお願いいたしまして、今日まで課題の整理及び再発防止に向けての多面的な議論を踏まえて取り組むべき対策を取りまとめいただいているところでございます。この結果報告につきましては、12月21日に第3回目の検証委員会の開催を予定しておりまして、中間報告としてまとめられる予定でございますので、検証委員会から報告書が提出されましたら議員の皆様にもお示しをさせていただきます。
 また、第2回委員会で滋賀県から説明がありましたように、現在県が地下道周辺の流域調査を実施されておりますので、その調査結果を踏まえた第4回の検証委員会を開催し、再発防止対策を改めて協議することが確認されました。この検証委員会が開催されました後に最終報告書が提出される予定でございます。
 3点目の行政の責任につきましては、今後同様の事故が起こることのないように対策を講じることが市や県の責務と考えております。そのために事故検証委員会を設置し、再発防止対策等につきましてもまとめていただいてるところでございます。
 なお、ご遺族に対しての対応につきましては、ご遺族宅を訪問させていただき、第1回と第2回の検証委員会の結果をご報告させていただいております。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
             〔都市整備部長 福本盛重君 登壇〕
◎都市整備部長(福本盛重君) 西津議員ご質問のJR安土駅付近地下道冠水の対応に災害対応マニュアルの的確な運用を行ったかについてお答えいたします。
 本市地域防災計画に基づき、市域における水害及び土砂災害に係る防御活動を実施する上で必要な事項を本市水防・土砂災害対応計画書で定めております。安土地下道の通行止めの措置が遅れたことにつきましては、9月議会においても回答しておりますが、従来はパトロールを実施し、職員が確認するか住民の方からの通報により対応を行っていましたが、それでは間に合わないことから機械的な対応に見直しを行っております。
 7月19日の水防対応につきましては、例えば8時20分頃から水防担当課において八幡川の水門を全開にするなど、水防の準備を始めました。9時過ぎに洪水注意報が発令され、大雨注意報と2つの注意報が発令されました。業務中であったため、管理調整課の職員で現場パトロールを実施しつつ、雲の状況を見ながら11時に水防前待機体制における班体制をしきました。管理調整課の職員に加え、昨年8月の豪雨と同じ1班体制で住民からの通報に対し現場対応を行った状況でございます。11時39分、大雨洪水警報が発令されており、状況を確認しながら水防前待機体制を継続しました。これも計画書により対応をしております。13時30分の本部会議から災害対策本部に移行しますが、それまで計画書に基づく水防前待機体制において対応を行っております。今回の事案を踏まえ、早い段階で適切な対応ができるよう、またこのような事故が発生しない対策を滋賀県と連携して進めてまいります。
○副議長(山本英夫君) 回答漏れはありませんか。
 再問ありませんか。
 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、初問答弁から再度確認します。
 JR安土駅付近地下道冠水の対応に災害対策マニュアルの的確な運用を行ったという回答でよかったでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 水防・土砂災害対応計画書に基づき対応させていただいたところでございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) では、なぜ安土中学校からの2度に及んだ通報に対応されなかったのでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 担当者は、安土地下道が冠水しているのは県管理の排水ポンプの調子が悪いとの認識で滋賀県に連絡をしております。市管理の箇所につきましては、速やかに通行止めを実施しなければいけない認識を持っておりませんでした。そのため、通行止めの措置が遅れた状況でございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 初問回答では、パトロールを実施して職員が確認するか住民の方からの通報により対応を行っていては間に合わないことから機械的な対応に見直しを行っていくと回答いただきました。住民からの通報を受けていては遅い、こういった認識を持たなければならない中で、この現場確認にも行かれなかったっていうのが非常に私の中で残念なんですけれども、この地下道、安土地域住民にとってJRを横断する大変重要な生活通路であるだけでなく、安土中学校生徒の通学路にもなっておりますし、子どもたちの安全を見守っていくためには決して見落としてはいけない場所です。さらに言えば、この地下道は今回が初めての冠水ではありません。なぜここまで遅い対応になったのかいま一度お示しください。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 7月19日の個々の対応につきましては、職員においてはその場その場の適切な対応をしていたとの認識をしております。先ほども答弁させていただいておりますが、この箇所の通行止めについては速やかに通行止めを実施しなければいけない認識を持っておりませんでしたので、この点については改善を行いました。また、対応については、県も間に合っていないことから、滋賀県と連携して機械的に対応できるよう対策を進めております。
 また、個別の案件につきましては、遺族の方が訴訟されると聞いておりますので、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 県も間に合っていないから市も間に合っていない、そんなんはおかしいですよね、市には何回も通報があったわけですから。
 では、検証委員会の中身について再問させていただきます。
 再発防止対策についてですが、まずなぜこのような残念な事故が起きてしまったのかについて原因究明が必要なのではないでしょうか。その原因究明について、様々な要因があろうかと思いますが、私は市の対応が大きく事故の発生に関わっていると考えています。市の対応についても検証されたのでしょうか、お伺いします。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 初問でも副市長からございましたように、当日の市の水防対応につきましても他の資料と同様に委員会の中でお示しをさせていただいた上でご議論いただいてるというところでございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) それでは、そのご議論いただいた内容をお示しください。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 例えば当日の対応を見ながら市と県の連携、対応、そういったところについてのご指摘等をいただいてるところだと認識をしております。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 事故検証委員会について、当初12月にまとめ上げるということでした。私は9月議会でも早急にまとめ上げることが求められると、このように申し上げたはずでございましたが、初問答弁で述べられたようにいまだに3回目の検証委員会も開催されておりません。12月21日ということでございました。事故発生後4か月半が経過し、その間に2回の検証委員会が開催されたのみです。検証委員会に対しても事業予算が組み込まれている以上、その計画どおり事業の遂行をしてもらわなければ困ります。検証委員会とはいえ、市民の血税を投じた事業の一つでございます。ましてや、市民の生命、財産を守ることに直接関わる事業です。しっかりとした事業成果を中間報告するなりした上で継続予算を上程されるのが本筋なのではないでしょうか。確かに検証の過程においてさらなる対策のために追加での議論が必要になることもあるかとは思います。しかし、一定の成果も示さず、その説明もなく継続予算上程されるのはいかがなものかと思いますが、ご所見をお伺いします。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 当検証委員会におきましては、当初は3回の委員会で報告書をまとめていただくという想定で予算確保をさせていただいたところでございますが、初問でもお答えさせていただきましたとおり、第2回の検証委員会におきまして県において地下道周辺の流域調査を行うということが示されましたので、この調査を踏まえた第4回の検証委員会を開催し、再発防止策を改めて協議をすることが検証委員会として決定をされました。この決定に基づきまして必要な経費を今12月議会にて補正予算計上させていただいているものでございます。また、12月をめどに中間報告としてまとめることや第3回の委員会開催日程につきましては、第2回検証委員会において確認、決定されているものでございますので、市の裁量で決定できるものではございませんので、ご理解賜りますようよろしくお願いをいたします。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 先ほど3回目は、3回目の検証委員会は12月21日ということですが、中間報告は12月中ということですが、いつ行われるんでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 委員長におかれましては、一定先般の第2回のときに12月中をめどにまとめると、こういうことで発言がございます。今度3回目の委員会を終えた形を見ながら、その提出時期は委員長でご判断いただけるものと認識しております。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 21日に行われ、閉庁、今年度の、今年の閉庁までのその1週間の間で行われるということでいいんですね。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 委員長としては12月中をめどにまとめるという形で、提出するとまでは明言はされてないというところでございますので、そこの日程、間に合えば当然年内には提出をいただけるかも分かりませんし、その辺、委員長との最後の、3回目の委員会の状況を見ながら委員長がご判断されるかなというふうに思っております。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ぜひそこのところ、ずるずるいかれないようにお願いします。
 12月7日や12月9日、新聞紙上では、市は現場が冠水した情報があったのに通行を止めず、県は過去に何度も冠水していながら十分な排水設備を整えなかったことを指摘し、市と県が適切に対応していれば事故を防げたはずである。本当に予期できない事故だったのか納得できない。検証委員会では行政が昨年の大雨以降、事故現場の対策を真剣に考え行動してきたのか議論が及んでおらず、母の死を無駄にしないためにということで事故に遭われた女性の遺族が提訴をされたという報道がなされました。突然、ご家族の不慮の死に遺族の心中をお察しするとともに、行政の対応に対する憤りが提訴に踏み込んでいくことになったのでは、つながったのではないかと、このように思います。
 さて、市として2回の検証委員会の経過報告には訪問に行かれたということで先ほど答弁いただきました。これは誰が訪問されたんでしょうか。市長ご自身は市行政トップとして、市民の生命を守れなかった責任としてご遺族の元へお見舞いなり謝罪なりの訪問をされたのでしょうか、お伺いします。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 西津議員の再問にお答えを申し上げます。
 これまでのところ、遺族の方とお会いしたことはございません。我々の責務としては、検証委員会を含めまして早急な対応と事故に向けてしっかりとした対応をすることがまず責務だと考えております。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 市長、市長ご自身、行政トップとしてまず一番に足を運ぶっていうのが大事なんじゃないでしょうかね、その辺についてもう一度認識をお伺いします。
○副議長(山本英夫君) 小西市長。
◎市長(小西理君) 先ほど申し上げましたとおり、市としての最大の責務は検証並びに事故の防止、そしてこのような事故をしっかりと教訓として認識を新たにして体制を整えることだと認識しております。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 市長のお気持ちがよく分かりました。
 では、このたびの事故で最大の手がかりになるはずであった防犯カメラについてですが、故障等によって映っていなかったと、このようにお伺いしております。この防犯カメラはもう修繕されましたでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 福本都市整備部長。
◎都市整備部長(福本盛重君) 西津議員の再問にお答えいたします。
 県が設置されています安土地下道の監視カメラは、7月19日に水没し、監視ができなくなり、7月29日から仮設の監視カメラを設置して対応をしてまいりました。その後、11月21日に修繕が完了し、現在はその映像はロードネット滋賀においてスマートフォンやパソコン等で確認する状況となっております。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 近年、市内での行方不明者の捜索事案が立て続けに起こっております。私も消防団員の一人として出動させていただきましたが、今後後期高齢者社会の中でますますこのような事案が増加するのではないかと危惧しております。大きな交差点等に防犯カメラを設置することで危機管理的な見守り、こういったことに活用できるんではないかとも思います。各所防犯カメラの設置について、お考えがあればお示しください。
○副議長(山本英夫君) 田村市民部長。
◎市民部長(田村裕一君) 西津議員の再問にお答えをいたします。
 今議員からございましたように行方不明の捜索、消防団の方には本当に昼夜問わず一生懸命捜索に当たっていただきましたこと、厚くこの場をお借りいたしましてお礼を申し上げます。
 防犯カメラの設置につきましては、警察との協議よりまして設置場所を選定しているところでございます。議員ご指摘のように、今後ますます高齢化が進む中におきまして市民の安心・安全をいかに守るかと、その在り方についても時代に沿ったものにしていく必要があろうかというふうに考えております。議員のご提案につきましては、また警察と連携しながら検討してまいりたいと考えております。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) よろしくお願いします。
 さて、初問でも述べましたが、危機管理監を置くよりも市長、副市長が危機管理意識をしっかりと持って対応すべきではないかと私は思っております。確かに危機管理部局を市長直轄部局とすることには、これは一定の理解を示すものの、危機管理監よりも実動職員や適正職員の確保に力を注ぐほうが効率的ではないかと考えます。いま一度当局のお考えをお示しください。
○副議長(山本英夫君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) 西津議員の再問にお答え申し上げます。
 災害など危機管理事案の対応に当たりましては、危機管理部門の責任者である危機管理監はあくまでも市長、副市長の命令、指揮監督の下、統括、調整機能を果たすことが基本となります。また、申されました実動職員や適正職員の確保でございますが、水防及び土砂災害などでは水防本部体制また災害本部体制に基づきまして水防前待機体制から第一、第二配備体制など、その状況や規模に応じまして全庁的な配備体制、人員により適切に対応しているところでございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 理解しました。
 ところで、先日12月8日です、14時頃、私も議員控室におりました。すると、避難訓練を示唆する庁内放送が流れ、間もなく避難訓練が実施されたわけですが、上から見させていただいて、実はびっくりしたわけです。私が階段を下りる途中についても、危機管理の職員さんと出会い、2階等も、市民部長もおられましたが、文化会館前では初期消火訓練を、十五、六人ほどでしたかね、受けておられました。この避難訓練、一体何人出てはんねやろうと、何人の職員が知ってはんねやろうって、こういった思いで見たわけなんですが、この避難訓練、一体誰が対象で何人参加されましたでしょうか。
○副議長(山本英夫君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) 西津議員の再問にお答え申し上げます。
 12月8日に実施をしました訓練は、本庁舎の消防訓練でございます。今お尋ねになりました本庁舎の所属職員の27名で実施をしたものでございます。本庁舎に勤務をしている職員につきましては、消火器による初期の消火訓練また消火器の実技の訓練を今言われましたように文化会館の前で対応したものでございます。
 ただ、訓練につきましては、窓口対応また電話対応等の通常業務に支障とならないように事前に庁内放送を流すとともに、市民の皆さんに混乱が生じないような形で実施をさせていただいたものでございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) 確かに通常業務があるんでそこの支障になってはいけないということは理解はするんですが、たしか3階から出火しましたと、こういった放送が流れたはずですよね。その中で、3階から出火となれば当然市長級の方々、市長、副市長もおられるわけなんですが、市長、副市長をはじめ幹部職員はどなたがこの訓練に参加され実際避難をされたのかお伺いします。
○副議長(山本英夫君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) お答え申し上げます。
 市役所の消防計画によりますと防火管理者が管財契約課長になっておりますので、管財契約課長の下でそれぞれの職場の職員に動員のお願いをしまして、その中で27名で対応したということでございます。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) ということは、実際に幹部職員はそこには参加をしていないということでいいんですか、市長、副市長をはじめ、そこには参加をされていないということでよろしいですか。
○副議長(山本英夫君) 岡田総務部長。
◎総務部長(岡田清久君) お答え申し上げます。
 特別職はじめ部長級職員については、その訓練については参加をしておりません。
○副議長(山本英夫君) 西津善樹君。
◆16番(西津善樹君) そういったとこなんですよ。私は、そういったところからの危機管理意識、これが低いと思うんです。そういうところをまず改めんことには、幾ら危機管理監をつくってそういう体制をつくったところで、意識が低かったら何にも前に進まない。庁舎にしてもそうですけど、危機管理意識、こういったことを改めていただくことが先決だと考えます。市民の財産、生命を守るためにも意識改革をしっかりしていただくことを強く要望させていただきまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長(山本英夫君) 以上で西津善樹君の個人質問を終わります。
ご利用について
  • この議会中継は近江八幡市議会の公式記録ではありません。
  • 映像配信を多数の方が同時にご覧になった際に、映像が正しく表示されない場合があります。
  • 「近江八幡市議会インターネット議会中継」に掲載されている個々の情報(文字、写真、映像等)は著作権の対象となります。近江八幡市議会の許可なく複製、転用等を行うことは法律で禁止されています。
  • 許可無く放送を中止させていただく場合がございます。